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狂乱

1モンチー:2009/08/17(月) 14:48:12
かなり前に、ピンキーさんの投稿を読ませてもらいました。
いつか自分も書いてみたいと思っていました。
なにぶん新人なのでお目汚しお許しください。
内容としては、ピンキーさんと同じように、司がつくしをレイプ
(未遂?)してしまう単行本3巻の続きから、その後について書かせて
頂きます!


お前が悪いんだ!!
やめてっ!道明寺!!
放課後の学園、その冷たい廊下で、怒りで我を忘れた司に
つくしは押し倒されていた。
司が力を入れたら折れてしまいそうなほど細い腕。
恐ろしさに震える小さな肩。
漆黒の無垢な瞳に溢れ出した大粒の涙。
つくしの必死の懇願は、怒りに満ちた司にとって
親友を想う、憎たらしく、そして
自分が愛する女の・・
『拒絶』でしかなかった。
お前は、俺の物だっ!!
類なんかに・・渡さねぇ!
そう言った司の声は震えていた。
道明寺、やめて!!
離してよ!
司の想いも、震えた声も、今のつくしには届きはしない。
何でだよっ!!何で類なんだよ!
何で、何で俺じゃないんだよ!
司はつくしの制服を引きちぎり、ブラをたくし上げ首筋に紅い花を咲かせた。
やああっ、助けてぇ。花沢類!!
あいつは来ない!お前を助けになんて来ねえよ!
司は乱暴につくしのショーツを引きずり下げ
歳のわりに幼く未熟な器官を、愛撫し始めた。
いやああああ。
今まで経験したことのない、おぞましい未知の感覚に
つくしは激しく抵抗した。
司はつくしの足の間に体を割り込み、クレバスを舐め上げた。
花芯を口に含んで、甘噛みした。
ああっ。やあ、やだ!!
感じてんの?もっとしてやるよ。
花唇を開き、乙女の証を見て小さく笑う司。
そして甘く刺激を続ける。
蜜壷からは、少しずつ甘い愛液が溢れ始めていた。
あぁっ、やめてっ!どうみょう、じ、あああっっ。
体は嫌がってないみたいだぜ。いやらしいヤツ。
違ううっ!あんたなんか・・
あんたなんか大嫌い!!
つくしが感じ始めて、司は内心安堵していた。
まだ完全に類のものになった訳じゃないんだと。
それなのに、つくしが朦朧とする意識の中で司に向けたものは
拒絶のみだった。
お前、そんなに類のことが・・
類が好きなのか?
そうよっ!!あんたなんか、大嫌いよ!!
切なそうな司の瞳は、つくしには感じ取れない。
司は、
そうか、そんなにあいつが・・・
と小さく呟いて、、、
牧野・・言ったはずだよな。俺は欲しいもんは手に入れるって。
どんな手を使ってでもな!!
と言うと、ベルトをはずし始めた。
その音を聞き、これから起こることを悟ったつくしは
泣きじゃくって抵抗した。
いやああああああ。やだっ、やめてよぉ。
泣きじゃくるつくしを横目に、司は
そそり立つ自身をつかみ、僅かに濡れたつくしの泉にあてがった。
きゃあぁ、やめてぇ!!
精一杯の力を込めて抵抗し、司の腕から逃れようとする。
それでも男の司の力に敵うはずもなく、押さえ込まれる。
逃げらんねえよ!!お前は一生、俺から逃げらんねえ!
司は再び、つくしの泉に自身をあてがった。
そして一気につくしの体を貫いた!
いやああああああああああああっ。痛いっ、道明寺ぃ。
やめてぇ!
つくしの処女膜が破れて、司自身に紅い鮮血が付いた。
はぁっ、良いぜ牧野。気持ちいいぜ。
司にとっても初めての経験だが、腰を使い、快感に溺れていた。
司自身が抜き差しされる度、つくしの鮮血が冷たい床にポタポタと
たれていた。
そして痛みで朦朧とするつくしの胎内で司は、今にも果てそうに
なっていた。強く脈を打ち限界を告げる。
牧野・・
中に出してやるからな!
司がいっそう、挿入を深くした。
そして、
お前は俺のものだ!!
と言って、つくしの胎内に熱く滾る精を注ぎ込んだ。
花沢る・・・い。
初恋の人の名前を小さく呟いて
つくしは気を失い司の腕に倒れこんだ。
司は満たされかけた心が、急速に冷めていくのを感じた。
そして、気を失ったつくしを抱き、学園を後にした。
向かった先は・・・

2モンチー:2009/08/28(金) 00:23:35
遅くなりましたが、続きです!

司が向かった先は・・・訪問客をここはヨーロッパなのではと、錯覚させる日本の道明寺邸。
司は、意識を失ったつくしを抱きかかえながら、屋敷の東の角部屋へと向かった。
キングサイズを超える程の大きさのベッドにつくしを寝かせ、使用人を呼びつけた。
こいつの世話は俺がやる。誰もこの部屋に入れるな!それから、こいつが目覚ましても
部屋から出すな!いいな!!
恭しく頭を下げながら、使用人は下がっていった。
2人きりになった部屋ではつくしの小さな寝息しか聞こえない。
司のワイシャツを着せたものの大きすぎて、寝返りをうつと服がはだけた隙間から
小ぶりの胸が見え隠れする。
しかしその胸には、夕方、司が咲かせた真紅の花が咲き乱れている。
自分がつけた所持の証。
それなのに痛々しく見えるのは、司にもまだ愛情のカケラが残っていると
いうことだろう。
・・・牧野。
小さく愛しい女の名前を呟くが、本人に届くことはない。

3名無しさん:2009/08/28(金) 23:18:17
最高です!!続きまってます

4名無しさん:2009/08/29(土) 21:53:37
いいですねえ。
続き読みたいです。

5モンチー:2009/09/01(火) 00:56:33
つくしが目を覚ましたのは、夜中の2時過ぎだった。
鈍痛が残る下腹部、それは司に犯されたという事実を明白にした。
つくしの頬には止め処なく涙が流れた。
何で?何でなの?何でアイツあんな酷いこと。
高校生の女の子が受け止めるにはあまりにも辛い出来事だったろう。
その時、ベッドの横に置いてあったつくしの鞄から着信音がした。
えっ!?携帯?電源着いてたんだ。
誰?今って夜中だよね?
・・・・・・ピッ。もしもし。
・・俺。
この声・・・花沢類?
起きてた?
・・・・・・・。
牧野?もしもーし?
・・・・。
牧野?何かあった?牧野?
ふっ、うっ。花沢る、い。
牧野?泣いてるの?
・・・・。
今何処にいるの?何があったの?牧野?
花沢類・・・。わたし、何で?何で・・私が?
牧野?
私、悪いことしてないのに。静かに3年間過ごして、卒業しようと思ってたのに。
何で?何でよぉ!
・・牧野。何があった?今何処にいるの?牧野。教えて。
花沢類、もう会えない。私・・・汚いよ。
牧野?どうしたんだよ?何か言って。
ねえ、牧野!
・・・花沢類。私・・・
ガチャッ。
牧野?起きたのか?
司?
いやっ。ガタンッ。
牧野?
いやああ。
牧野!!!プツッ。
・・・・・・・。
牧野、起きてたのかよ。誰と話してた?
突然、司が部屋に入ってきてつくしは学校での記憶を蘇らせ悲鳴を上げる。
そんなつくしの様子を見て、狂気に満ちた声で囁きかける。
なぁ、誰と話してたんだよ。貸せ!
携帯を取り上げようとする司につくしは精一杯抵抗する。
やめてっ、離して。
貸せって言ってんだろ!
いやっ、返してぇ。返してよぉ!!

6名無しさん:2009/09/12(土) 16:49:56
めっちゃ焦れます!!!
神小説続きお願いします!!

7名無しさん:2009/09/13(日) 17:45:06
マジ面白いです!!
続きお願いします!!

8モンチー:2009/09/14(月) 14:07:41
司に携帯を奪われたら、履歴から類と話していたことがバレてしまう。
それだけはダメ・・。
しかし、いくらつくしでも男の力にかなうはずもなく、取り上げられてしまった。
ダメぇ!!
・・・・・・。
うっ、ん。だめっ、返してぇ。
・・・・・類と話してたのか。あぁっ!!答えろよ!淫乱がよぉ!!
いやああああああ。
目が覚めたら着せられていたバスローブも引きちぎられ、昼間、司がつけた
キスマークが露になる。
お前は、俺から逃げられない!!永遠になっ!!
いやっっ!やめてっ、道明寺ぃ・・。
お前は、俺のものだ!
いやああああああ!
まだ痛みが残る体で、必死に抵抗する。
でもそれは、司の中の男を煽るだけだった。
その後、司は狂ったようにつくしを抱き続け、もうつくしには抵抗する
気力も体力も残ってはいなかった。
もう、どうなってもいい。花沢類にも会えない。・・・死にたい。
つくしの中に芽生えた死の選択。
つくしに残された、自己防衛の最終手段。
その日から、つくしは一切の食事を拒んだ。
つくしが食事を断ってから、司はつくしを抱かなくなった。
牧野っ!!食えよっ、ほらっ!!
司がいくら勧めても、つくしは窓の外をぼんやりと見つめているだけだった。
・・・・頼むから食ってくれよっ!!

つくしが食を断ってから、3日が過ぎた。
牧野、食えよ。
相変わらず、つくしは外を眺めて、ぼんやりとしていた。
司も、日に日に痩せていくつくしを見かねて、自分の主治医を呼んで診察もさせた。
『あまり思わしくはないですね。栄養失調で、軽い脱水症状を起こしています。
このままだと命にも関わります。まずは食べて頂かないと薬も効きません』
医師の言葉を聞いて、必死に食事を進める司だが、つくしは相変わらず。

そのころ栄徳では・・・・

9モンチー:2009/10/04(日) 23:31:57
お久しぶりです。
すっかり遅くなってしまってスミマセンでした。
初めて書いた作品を誉めていただいて嬉しかったです!
ありがとうございましたm(_ _)m


そのころ栄徳では・・・
えっっ!?マジかよ、類!
司が牧野を?
あの2人に限ってありえねーだろ。
実際牧野は、もう4日も学園に来てない。
牧野の親も司から電話が来て、牧野を暫く預かるっていわれたって。
でも・・・まさか司がか?
あれから、いくら掛けても牧野出ない。
嘘だろ・・・。司が・・
とにかく今日、司ん家行ってくる。司に会えば、すぐに分かるよ。
ああ、俺たちも行くよ。


牧野・・・頼むから食ってくれ。
つくしは相変わらずのまま。食事を断ってもう4日が経つ。
いくら体力のあるつくしでも、いい加減限界だった。
今は、わずかな水と、点滴で弱弱しい命を繋いでいた。
牧野・・・・。食えよ、食ってくれよ。
・・・・・・・・。
牧野・・。
 
コンコン。
司様、花沢様、西門様、美作様がお見えです。
坊ちゃまにお取次ぎをと仰っていらっしゃいますが、いかがいたしましょうか?

・・・・・帰らせろ・・。
は?しかし・・・
うるせぇ、この俺様に口答えか?!さっさと行け!!!
は、はい。失礼いたしました。
・・・・。

申し訳ございませんが、今日のところは、お引取り頂くようにと仰せです。
火急の事なんだ!どうしても会いたいと伝えて。
しかし・・
良いから!!!早くしろっ!!
・・・はい。

坊ちゃま、どうしてもお会いになりたいとの事でございます。
火急の用件なので、急いで欲しいと仰せですが、いかがなさいますか?
・・・・。うぜぇンだよ!!とっとと帰らせろと言ったはずだ!!
俺の命令に従えねえのか!!!殺すぞ!
申し訳ございません。

やはり、お帰り頂くようにと仰せです。
今日のところは、どうかお引取りくださいませ。
・・・・あんたじゃ話にならない。どいて。
類!!
困ります、花沢様!!
・・俺たちも。
西門様、美作様!!
・・・・じゃあ、あんたに聞くけど、今この家には牧野がいる?
えっ!?
いるんだな!
私は・・存じません。牧野様がいらっしゃるなんて知りません。
本当のこと話したほうが身のためだよ。
・・・・存じません。
じゃあ、会って確かめるまでだ!
きゃあ、花沢様、おやめ下さい。坊ちゃまに叱られます。おやめ下さい。
どけっ!!

ガタン。
司、いるんだろう。出て来いよ!!
(・・・・類、総ニ郎、あきら。)
司、牧野も一緒なのか?
司、馬鹿なことやめろよ!!

10KGH:2009/10/04(日) 23:37:25
ネ申!っしょ!!

11モンチー:2009/11/14(土) 23:34:04
西門さん、美作さん・・・
牧野、いるんだろ!!返事して!
花沢類・・・
司、いい加減にしろよっ!!こんなことしたって、牧野が傷つくだけだ!
・・・・・・・・。
司!!開けろよっ!!
・・・・・・。
司っ!!!
うるせぇっ!!帰れ、呼んだ覚えはねぇ!
・・・・・司。
帰れっ!!!!
・・・・・牧野、いるんだろう。返事して。このままで良いわけないよね。
花沢類・・・・。
ねえ牧野、返事して。
・・・・・・・。
・・うるせぇっ!!帰れっつってんだろ!!
司、こんなこと許されはしない。分かるだろ!牧野を解放しろ、今すぐ!

12モンチー:2009/11/15(日) 00:14:21
・・・・・!!帰れ!!
司、司が牧野を解放するまで、帰らない。
・・・・類。・・・・・おい、誰かいるか?
は、はい。おります。
警備員を呼べ!!
司っ!!
客じゃねえ奴らが、屋敷に侵入してっるってな!!
はい。ですが・・・・。
るっせぇ!!早くしろ!クビになりてえのか!
申し訳ございません。只今。
・・・・・・。司、牧野を解放しろ!!
・・・・。

13モンチー:2009/11/15(日) 00:28:56
牧野・・・。
・・・・・・。

相変わらず食事を拒み続けるつくしに、司は痺れを切らすことが多くなった。
無理やり口を開けさせて、お粥などを食べさせたりはしたが、
実際につくしの命を繋ぎとめているのは、栄養剤の点滴と、わずかなミネラルウォーターで
牧野・・・。
司の呼びかけにも、つくしは、ただぼんやりと窓の外を眺めているだけだった。

あの後、何度もF3が訪ねて来ることがあったが、司は門前払いで取り合うことも無く、
F3の来訪も、つくしは知るよしも無かった。

14モンチー:2009/11/15(日) 01:42:47
あの!!
ありがたいコメントまで頂いたのに、更新が遅くなってしまって申し訳ありませんでした。
今までの分、一生懸命、更新させて頂きます。
本当に申し訳ありませんでした。


つくしが道明寺邸に連れて来られてから、早くも1ヶ月半が経っていた。
つくしはどんどん痩せていったが、点滴などの処置によって、儚い命は繋ぎとめられていた。
司は、1ヶ月が経ったころから、つくしを部屋の外に出すようになり、使用人からは、つくし様と呼ばれるようになっていた。

15モンチー:2009/11/15(日) 01:54:10
ある日の晩、司は、つくしを、邸内のある場所へと連れて行った。
わあ・・・・・。
・・・・。綺麗だろ。今日は1年の中で一番多く流星が流れるんだ。
・・・・・・・。
司は、少しでもつくしの気が紛れるようにつくしを東の角部屋へ連れて行ったのだ。
満天の星空を眺めるつくしを、司が愛しそうに見つめていると、つくしは突然泣き出した。
牧野・・・。
私、道明寺が分からない。いきなり酷いことしたと思ったら、こんな綺麗な星空を見せてくれたり、
道明寺が何考えてるのか、全然・・・分かんないよ。
・・・・・・。
泣きながら話すつくしを見つめる司。
そんな2人の頭上では、絶え間なく流星が流れていた。

16モンチー:2009/11/15(日) 02:11:52
そんなこんなで2ヶ月が経った。
つくしの両親は、司の紹介で、新しい生活を始めていた。
つくしは、道明寺家が責任を持って庇護すると説得して、つくしは生ける死人になっていた。
司、もしくは使用人の目にしか触れず、何不自由なく生活していた。
食事も段々と食べるようになって、もとの健康的な体型に戻っていた。

しかし、つくしが何を考えて、食事を摂るようになったのか・・・・
司が知るよしも無い。

従順なつくしを信頼しきった司は、邸内なら、司が家を空けている時でも、
1人でも歩き回ることを許可した。

つくしは今度、大物代議士主催のパーティーに司が出かけているときを見計らって、
道明寺邸を抜け出そうとしていたのだ。

そして、そんなことを知るよしも無い司は、パーティーへと出かけていった。
つくしは、使用人とそこら中に設置された防犯カメラに気を掛けながら、
道明寺邸を抜け出した。

いくら司が邸内を自由に歩き回らせてくれたとしても、それは塀に囲まれた限られた範囲だ。
監禁状態の生活に、つくしもいい加減、限界を超えたというわけだ。
うまく道明寺邸を抜け出したつくしが向かった先は・・・・・。

17モンチー:2009/11/15(日) 02:15:42
ピンポーン。
はい。
あの牧野つくしと申します。あの、花沢類、いえ、あの・・・。
・・・・・・。
あの栄徳学園の牧野つくしと申します。花沢類に用があって来ました。

18モンチー:2009/11/15(日) 02:34:30
類坊っちゃまに?
はい。夜にすみません。
・・・・・・かしこまりました。お伝えしますので、少々お待ち下さい。
はい。
真冬の夜なのに、薄い部屋着姿の訪問者に、警戒したのか、疑るような取り合いだったが、
栄徳の名と、堂々とした態度で、どうにか来訪を伝えてもらえそうだ。
少し待つと、門の内側にある玄関のドアが勢い良く開いた。
うつむいていた顔を上げると、そこには非常階段の彼がいた。
少し驚いた顔をして、お互い見つめあった。
そして・・・・
牧野?牧野・・・・どうして?
花・・沢・・・類。
つくしの頬は、いつの間にか涙で濡れていた。
牧野・・・・。
類は、ゆっくり、まるで幽霊でも見ているような眼差しで、つくしのもとに歩み寄った。
そして、門を開けると、涙に濡れるつくしの頬をそっと両手で包み込んだ。
はな、、ざわ、る、、、ぃ。
消え入るような声で自分の名前を呼ぶつくしを、類は、強く抱きしめた。
・・・・・・。こんなに冷えてる。・・・・ばか、コートぐらい着てきなよ。
・・・・・ご、め、ん、、、なさ、、い。
白い息を吐いて謝罪するつくしを、もう1度強く抱きしめると、玄関の方へと連れて行った。

19モンチー:2009/11/15(日) 03:03:26
あの・・・・
今気がついたんですけど、3巻(単行本)の頃は、つくしと類が、
まだあまり親しくなかったんです。
だから、類が牧野に電話して、異変を感じたからといってF3に伝えたりしないはずだし、
F3が道明寺邸に行って、牧野を助けようとはしないはずだし、
間違っても強く抱きしめたりしないはずです。
原作本の類と違ってしまって、本当にすみません。

類は、つくしを自分の部屋へと連れて行った。
暖房が効いているとはいえ、体の芯から冷え切ってしまっているつくしは、小さく震えていた。
それを見た類は、つくしに、お風呂へ入るように言った。
つくしは頷き、使用人に連れられて、バスルームへ向かった。
類は使用人に、つくしがお風呂から出たら、暖かいミルクを持ってくるように言いつけ、
広いベッドに体を預けた。
目を瞑ると、門の外でうつむいて自分を待っているつくしを思い出し、
胸が締め付けられた。
司が選んだのであろう、ピンク色のシルクでできた、薄い部屋着。
一目で高価なものだと分かる、つくしの体に合わせて作られた雅なものだった。
しなやかな体つき。司が贅沢に贅沢を重ねて、豪邸と言う名の檻の中で守っている宝物。
でも、抱きしめた時思った。
俺が力いっぱい抱きしめたら折れてしまうのではないかと。
大きな漆黒の瞳に、溢れんばかりの涙を溜めて、俺の名を呼ぶ、切なく儚い存在。
震える肩があまりにも小さくて、なんだか哀れに思えたんだ。

20モンチー:2009/11/15(日) 03:40:59

ガチャッ。
お風呂から出たつくしは、頬を桜色に染めて、人間らしい血色を取り戻していた。

・・・・・・・。
温まった?あ、ミルク飲みなよ。
・・・・・(コクン)
小さく頷くと小さな白い手で、マグカップを持ち、コクコクと
ミルクを飲み始めた。
・・・・美味しい?
・・・うん。
そう、よかった。
・・・。

類は迷っていた。
司と何があったのか。2ヶ月もの長い間、司の家にいたのか。
他にも聞きたいことは沢山ある。
でも聞いたら、牧野が辛い思いをするんじゃないか。
辛いことを思い出さなくて良い。
司の家であったことは、決していいことではなかったはずだ。
牧野の傷をえぐるような真似はしたくないし、ましてや、泣かしたくない。

私、道明寺に抱かれたの。
えっ。
2ヶ月前、学校の廊下で。嫌だって言ったのに、アイツ、やめてくれなかった。
怖くて声がでなかったの。大きい声で助けてって言ってるはずなのに、
全然、声なんて出てなかった。
・・・・・・牧野。
それから、アイツん家連れてかれて、ずっと抱かれてた。
痛くて・・・怖くて・・・死にたかった。
だから、食事も断ってた。
・・・・・・・。
でもね、点滴と水で生かされてた。
死にたいのに、死ぬことさえ出来なくて。
・・・・・・・。
目にいっぱい涙を溜めて、涙まじりの声で、肩を震わせながら話すつくしに、
何も言えなかった。
ただ抱きしめることしかできなかったんだ。

つくしが経験したことは、あまりに壮絶なものだった。
温まって安心したせいか、類に抱きしめられながら、つくしは寝てしまった。
あどけない寝顔は、どこか苦しそうに見えて、頬を撫でた。
長い睫毛は涙で濡れて、悲しさを煽った。
つくしが静かな寝息を立てる横で、類は、幼馴染である司に、
激しい怒りを覚えていた。

21モンチー:2009/11/15(日) 03:51:52
その頃、道明寺邸では・・・・。

・・・・・・・。
も、申し訳ございません。
・・・・・どういうことだ。何で牧野がいなくなってる。
も、申し訳ございません。つくし様が、お1人になりたいと仰られて。
SPは何をしていた!!!!隠れて見張っていろと言ったはずだ!!!
も、申し訳
るっせぇっ!!さっさと見つけて引きずり戻せっ!!!
はっ、はい。全力を挙げてお探し致します。
消えろ!!!

牧野・・・・・。なぜ俺から逃げる?何も不自由なんてさせてない。
何の不満があったって言うんだ。
・・・チクショーッ!!!!!
ガッシャーン

22モンチー:2009/11/15(日) 04:05:28

・・・うっ・・んー。
目、覚めた?
きゃあっ!!花沢類・・なんで?
何でって、ここ俺の部屋だし。
あっ!!ごめん。そうだったね。
・・・・お腹空かない?
・・・・そういえば、昨日のお昼から何も食べてないかも。
じゃあ、食べたいもの言って。何でも作らせるよ。
えー。何でも?
うん。
えー、じゃあ。魚!!
さかな?
うん、魚が食べたいな。
何魚?
鮭!
さけ?
うん!!
分かった、すぐ出来るから、着替えて待ってて。
え?・・・私、着替え持って来てない。
ああ。適当に選んどいたから好きなの着て良いよ。
選んだって、花沢類が?
うん。
あははっ。
何で笑うの?
だって、花沢類が、女性服選んだなんて・・・・あはははは。
そこまで笑う?
だって・・・・・あはははっはははははは。
・・まあ、いっか。

いただきます。
あい。
・・・美味しい!!
そう、よかったね。
この厚焼き玉子も絶品!!!!
初めて食べる。
えっ?!
普通に美味しいね。
やっぱ、お坊ちゃまは違うね。
どうも。

23モンチー:2009/11/15(日) 04:23:30
花沢類・・・・。
んー。
私さ、ここにいていいの?
ん?
昨日、当たり前のように泊めてもらっちゃって、ご飯まで頂いちゃって、
何か、申し訳ないよ。
気にしなくて良いよ。
でも・・・
気にしなくて良いって言ってるでしょ。ここにいなよ。
・・・・花沢類。
あんたは気にし過ぎなんだよ。
・・・・・・・ありがとう。
あい。

まだ見つけられねえのか!!!
申し訳ございません。只今、人員を総動員させて、お探ししております。
もう暫くのご猶予を。
猶予?!猶予だとっ!!ふざけんなっ!何としても探し出せ!!
もし見つけられなかったら、てめえら全員クビだ!!
さっさと見つけろ!!!
は、はい。

アイツが行きそうな所、バイト先、友達ん家、あとは・・・・。
!!!!類のところ・・・・
まさか・・・そんなこと。

牧野、今頃司は、血眼になってあんたを探してる。
そのうちここにも来ると思う。いや、もう向かってきてるかも知れない。
・・・・・・・・。
そんなに怯えなくても良いよ。あんたは俺が守る。
・・・・え?

ピンポーン

!!!!!!

来たね。
・・・・・・花沢類・・・・。
大丈夫、信じて。
(コクッ)

類様、道明寺司様がお見えです。
類様にお会いしたいと仰せです。
・・・・・花沢類、私。
分かった。牧野、大丈夫だって言っただろ。

24モンチー:2009/11/15(日) 22:51:57

・・・・類。
牧野がいなくなった。思い当たる所は全部探したが、見つからなかった。
後は、お前の所しか考えらんねえ。
牧野を返せ。
・・・・・。
類!!!!
・・・・ハァ。何言ってるの、司。牧野がここに、いる訳無いだろう。
第一、牧野がいなくなったのは、司がそれ相応のことを牧野にしたって事だろう。
俺たちは何度も警告したよね、牧野を解放してやれって。
それを無視した結果がこれだよ。全部、司自身が招いたことだろう。
今更、牧野を返せなんて、人ん家押しかけてきて言うことじゃない。帰って。
・・・類!てめえ、ふざけんじゃねえ。
牧野!!いるんだろう、出て来い!!
今出てきたら、許してやる!!!!お前は、俺の側でしか生きられないんだよ!
出て来い!!!
司!!いい加減にしろよ!ここに牧野はいない。
いたとしても、お前なんかに渡さない。牧野をきづt

25モンチー:2009/11/15(日) 23:07:38
キャー。
ミスしました。
すみません。

いたとしても、お前なんかに渡さない!!
牧野を苦しめるだけの司に、返せなんて言う資格ないよ。
帰って、ここは俺の家だ。出て行かないなら警備員を呼ぶよ。
司が俺たちにしたことと同じ事を、司にするよ。
るい・・・・お前・・・・。
・・・・・・。
・・・・帰る。
・・・司、俺は牧野が好きだよ。
・・・・・・。

ガチャッ。
!!!花沢類・・・。
大丈夫だよ、帰った。
えっ!?ほんとに?何で?
言ったでしょ、守ってあげるって。何回目だよ。
・・・・・・・ありがとう。
あい。

26名無しさん:2009/11/20(金) 00:14:42
続き気になります〜

27モンチー:2009/11/22(日) 22:29:09

ねえ、花沢類。
んー。
何で私に、こんな親切にしてくれるの?
・・・・・・・。
ねえ、何で?
んー、牧野が好きだから。
え?!
・・・・・。
何言ってんの?!

28ななし:2009/11/25(水) 02:36:33
×栄徳
○英徳

29名無しさん:2009/12/07(月) 18:39:28
続き待ってます!!!

30名無しさん:2009/12/11(金) 20:38:40
素敵です!!

31モンチー:2009/12/20(日) 00:25:32

んー、牧野のことが好きだって言ってるの。
・・・・・。
驚いた?
・・・・・うん。
ははは。
ははは、じゃないし。冗談でしょ?
冗談なんかじゃないよ。
うそ。
うそじゃない。
・・・・・・・花沢類が私なんかのこと、好きなわけ無いじゃん。
牧野、俺は牧野のことマジだよ。あんたのためなら、何でも出来る気がするんだ。
・・・・。
俺は牧野を守るよ。
・・・・。
牧野・・・
ダメだよ、花沢類。私なんか好きになっちゃダメ。
・・・何で?
私、汚いから。
・・・・。牧野・・・
私は・・・恋とかしちゃいけないんだよ。それに・・・
もういい!
・・・・。
牧野、自分のことそんな風に言うのやめろよ!!
俺はあんたのこと汚いなんて思ってないし、恋しちゃいけないなんて誰が決めたんだよ!
勝手に決め付けるな!!
・・・花沢類・・・。
もっかい言うからよく聞いて!
あんたが好きだ、あんたは俺が守る。
・・・・花沢類。
だから自分のこと蔑んで言うのやめろ。
・・・・・。
分かった!?
・・・・うん、分かった。
よし。分かったら食べな。牧野少し痩せた。
うん。

32モンチー:2009/12/20(日) 00:47:49

花沢類の家に来てから、もう2週間が経った。
ここに来てから、ちゃんと食事も摂るようになって骨が浮き出ていた背中にも
良いんだか悪いんだかお肉が戻り始めていた。
毎日が、穏やかで静かに過ぎていくから、道明寺とのことも段々と薄れ始めていた。
でも、私の運命の歯車は、確実に、急速に狂い始めていることに、私も花沢類も気づかずにいたんだ。


今朝は何だか、気分が悪い。
体が重くて、熱っぽい。
風邪でも引いたのかと熱を測ると37,2度・・・いつもより少し高めだった。
だるい体を引きずって朝食を摂ろうとダイニングへ行くと、珍しく花沢類が英字新聞を読んでいた。
いつもは私より遅いのに・・・と思いながら。

おはよう。
ん、はよ。
珍しいね、早起き。
そー?

33モンチー:2009/12/20(日) 20:26:59
うん。
座れば?


今日のメニューは・・・オムレツに中華風スープ、サラダに・・・・

執事さんが、いつものようにメニューを読み上げる。

そして湯気が立つ、熱々の料理が目の前に運ばれた。

その途端、急な吐き気が込み上げて咄嗟にナフキンで口を押さえた。

うっ。

ガタンッ

牧野?!
うぅっ。

吐き気が治まらず、席を立ちトイレへ向かった。
 
牧野っ!?

花沢類が後を追ってくるのが分かった。

バンッ。

ゲホッ、うぅっ、ゴホッゴホッ。

ガチャッ。

牧野?!

うぅっ、ハァハァ、うぅっ。
牧野・・・・大丈夫?
ハァハァ、見ないでっ、うっ。
ばか、そんなこと言ってる場合じゃないだろ!
見ないでっ・・・うううっ、ゴホッ。
・・・・・・。

治まりそうになかった吐き気が、花沢類に背中を摩ってもらったことでか落ち着いてきた。

ハァハァ、嫌なトコ見られちゃった。
ばか・・・・・それにしてもいきなりどうしたの?
・・・分かんない。起きたときから気持ち悪くて、ご飯の匂いでいきなり・・・。
・・・・・・・・・(まさか・・・牧野。)
でも、もう大丈夫だよ。
・・・・・。
吐いたら何か、お腹空いたかも。戻ろっか。
・・・・・牧野。いきなり吐くなんて、あんたらしくない。
何かあったら大変だから、一応医者に診せてみよ。
えー、大丈夫だよ。心配しすぎ。
ダメだっ!!
え・・・・・?
・・・・ごめん。
ううん・・・・。
お願い、牧野。一応だから。
・・・・うん。

花沢類がどうしてもって言うから、お医者さんに診てもらうことになった。

牧野、こちらは俺の主治医の白川先生。
白川です、初めまして。
あ、牧野つくしです。宜しくお願いします。
先生、ちょっと良いですか?
はい。

私は、花沢類が声を荒げてまで私をお医者さんに診せたがったのか
まだ分かってなかった。

34モンチー:2009/12/20(日) 23:37:56

先生、診断結果は俺から伝えるから、直接牧野に言わないで欲しいんだ。
・・・類様、何か思い当たることでも?
・・・・・牧野、妊娠してるかも知れないんだ。
・・・・・分かりました、良いでしょう。ただし医師として説明しなくてはならないようなことがあれば、それは私にお委ね下さい。
・・・・・分かった。

牧野、お待たせ。
花沢類。どうかしたの?
ううん、何でもないよ。
早速、検査を始めてもよろしいでしょうか?
あ、お願いします。
まずは、いくつか質問をさせて頂きますので、深く考えずにお答え下さい。
はい。
最近、熱っぽいと感じられることがありますか?
はい。
平熱は、だいたい何度ですか?
36,5度くらいです。
気分が悪くなるのは、どんな時ですか?
えっとー、お風呂から出たときとか、食事のときとかです。
最近、食べ物に好き嫌いの変化が出たりしていませんか?
うーん・・・お米よりパンのほうが好きになったかも。
はい、分かりました。
次に脈をとらせて頂きます。
はい。



はい、お疲れ様でした。検査は、これで終わりです。
はい、ありがとうございました。
類様に結果を報告してきますので、ゆっくりしてらして下さい。
はい。


あ、先生。
検査は、終わりました。
・・・それで結果は?
・・・類様のご推察通りでした。脈の速さも、微熱も、吐き気も、妊娠初期に見られる
つわりの症状です。おそらくは、妊娠3ヶ月ぐらいかと。
・・・・・・・・・。
ご本人にお話なられたほうが・・・
・・・分かってる。でも、牧野が望んだ妊娠じゃない。
・・・ご事情は存じませんが、中絶を希望されるのでしたら、
少しでも早いほうが牧野様のお体への負担が減ります。
・・・・牧野はきっと、中絶なんてしない。
類様・・・
でも、産みたいとは言わないと思う。
・・・・。
牧野は、もう十分傷ついたんだ。牧野は、もう・・・・
類様、最終的なご判断は、牧野様ご本人がなさるのですから。
分かってる!!でも、それでも・・・・
花沢類?どうしたの、大きい声出して?
牧野・・・
先生、私どこか悪いんですか?
・・・・いえ、あの。
・・・・先生?
・・・・。
花沢類?
・・・牧野、落ち着いて聞いて。
・・・?
牧野は・・・妊娠してる。
・・・え?
妊娠3ヶ月くらいで、最近気分が悪かったのも、急な吐き気も、食べ物の好みの変化も
全部つわりの症状。
・・・・・。
牧野・・・。
・・・道明寺の子なの?
・・・・・牧野が1番よく分かってるよね。
・・・うそ。冗談?
うそでも、冗談でも無い。今日、先生を呼んだのも、最近の牧野を見てて、
もしかしてって思ったから。
・・・でも、私。
牧野様、ここ3ヶ月生理はありましたか?
・・・・。
生理がなかったのなら、診断に間違えはありません。
・・・・ない・・です。
牧野・・・。
・・・・・・。

私が妊娠?何で?
道明寺の子なの?
・・・うそ。信じないっ!!

牧野!!
うそよっ!信じないっ!!
牧野、走るなっ!!!
うそよっ!!
牧野!!!
いやぁ、離して!!
牧野、落ち着いて。
いやっ!!!やだっ!!信じない、私が妊娠だなんて、そんなの信じない!!
牧野、落ち着け!!流産でもしたら牧野の命だって、危険にさらされるんだよ!!
お願い、離してっ!!離してよぉ。
牧野!!!!
・・・・わああああああああああ。ねえ、何でぇ、何でこんな目に遭うのぉ!
私が何したって言うのよぉ!!ねえ、花沢類!どうしてぇ。
・・・・・ 牧野、守ってあげられなくてごめん。
わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん。

35モンチー:2009/12/21(月) 13:23:24

その後も牧野は泣き続けて、ようやく眠ったのは夜中の12時をまわったころだった。
俺は正直、これからどうして良いのか分からなかった。
もし子供を産めば牧野の人生は180度変わってしまう。しかも、大財閥道明寺家の御曹司の子供だ。
生まれてくる子供の人生が、どんなものになるのか、普通の人間とは全く違った人生になることは明らかだ。
かと言って、牧野が中絶を望むことは無いと思う。
いくら望まない妊娠だからとはいえ、半分は牧野の血が流れている、牧野の子だ。
それに子供に罪は無い。子供が傷つく必要は無い。
このことをうやむやにする事は出来ない。あと7ヶ月もすれば子供は生まれる。
でも、どうしたら・・・・

・・・・話があるんだ。
・・・・分かった、すぐ行く。

ごめん、総司郎、あきら、急に呼び出したりして。
いや、気にすんな。それでどうした?話って?
・・・・牧野が妊娠した。
!!!!?・・・マジかよ??!
ああ、今日医者に診せたら3ヶ月ぐらいだって。
・・・・司の子か?
ああ。間違いない。
・・・・どうすんだよ。司に話すのか?あいつ、まともに話せる状態じゃねえよ。
・・・・でも、黙ってるわけにはいかない。あいつの子供だ。
でも・・・司も牧野も学生だぞ。第一、牧野が産みたがってるのか?


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