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【東野圭吾】やる夫は隣の母娘を助けるようです 2 【容疑者xの献身】
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┃｜ やる夫は隣の母娘を助けるようです ｜┃
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原作：東野圭吾「容疑者xの献身」
☆このスレは原作有りのスレです
・もしこの話が少しでも面白いと感じられたのなら、それは原作のおかげです
・もしこの話が少しでもつまらないと感じられたのなら、それは私の拙い技術のせいです
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┃ ※ネタバレだけはホント勘弁して下さい※┃
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前スレ ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1373020337/
まとめサイト 「まったりやる夫」様 http://matariyaruo.doorblog.jp/
「やるやら書庫」様 http://yaruyalibrary.blog.fc2.com/
※まとめサイト様では誤字脱字その他の修正をしてくださっています
新規読者の方や、まとめ読みの際はそちらがオススメです
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乙。
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おつー
原作知っててもドキドキしてくるわ
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乙
いよいよラストか
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乙
自首……？
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乙でしたー
うわぁうわぁこの展開は予想外だったわ
なんという容疑者Xの献身
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原作どうりだな…
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乙でした
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乙でした。
自分は原作未読なので、続きが楽しみです
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容疑者Xは娘の存在が地味に効いてるんだよな
母親の方は女の部分だったり、打算や利己的な部分だったりがあって、それが人間で大人って事なんだけど
娘はまだ子供で、潔癖な部分な残ってて、それが読者側から見ると母親の外付け良心回路として機能している
映画じゃ殆どオミットされて残念だった部分だ
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>>618
個人的には、山登りなんか入れずにそこら辺とか、もっと掘り下げてほしかった
でも、演技は最高だった
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原作既読ではあるけど、こうやって改めて読んでくと台詞がちゃんと伏線になってるところに気付いてじんわりくる
あの回のあいつの台詞とか
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乙乙乙
ぐおおおおおおお
ぐおおおおおおおおおおお
ふぅ、ここからだな
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それではそろそろ第九話の投下を開始します
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{三三三}
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＿＿＿＿＿_[警]＿[察]＿[署]＿[だ]_|_[よ]＿＿＿＿＿
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ニリｺ＿＿|＿＿＿| |＿
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／ ─ ─ ＼ 夜神に会ったのは、3 月 10 日の午後 7 時頃ですお
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | やる夫が帰宅するとアパートのまわりをうろついていたんですお
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
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/:::!::::i:::!:::ヽ:::ヽ::::::ヽ::ヽ､::::::::::＼:::ヽ:::::::ヽヽ::::::',
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ﾊ:::ｌ:::::、::::ヽ::::＼:::::＼:::::::＼:::｀ヽ、:::ヽ::ヽ:::::!:::!:::::ｌ
.. /:::::::l::::::!ヽ:ヽ::::､:::::ヽ:::､:＼::::: ＼::::::＼::::!::::ヽ:!:::i:::l:l
!:/!:::::!::::::!::ヽ:ヽ{:::＼:::ヽ::::＼:::＼::ヽ:::::::ヽ!:::::::}!::::l::li|
.... j/:::ｌ:::::!:､:::!::ﾄ､:､:ヽ:::::｀ヽ{､::::::＼::::＼{､::::::::::::::::i::!::l:l !
. l:i:ｌ::::i::i:､:l::lﾃ=-､:ヽ､_､::＼_,≧ｪｭ､_､＼:::::::::i::li::!::ﾘ
!ﾊﾄ:{:!:ｉ:ﾄN{､ﾋ_ﾗﾍ､{ ＞､{ 'ｲ ﾋ_ﾗ 》＼::l::!:ﾄ!!:l::l!
ヽ i､ヽ:ﾄ{､ヾ￣"´ l!＼ ｀"￣"´ |::!:l::! j:ll:!
. !::､::::i ｌ u |:::/lj/l:!ﾘ
ヾﾄ､:!u ｊ!/ j|:::ﾘ
ヾ! ヽ ‐ ｕ /ｲ´ｌﾊ/
}ﾄ.、 -､ｰ-- ､__ /' !:://
ﾘl::l゛､ ｀二¨´ ／ |/:/
ｒｰ''"´ﾄ!::i{＼ ／ / !:/
/ ^ヽ ヾ! ヽ ＿,,、'´ / ｊ/
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声をかけてみるとその男は慌てた様子で
翠星石に用があるのだと答えましたお
自分は別居中の亭主だとも言いましたお
だけどやる夫にはそれがすぐに嘘だと分かりましたお
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.
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. /ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ￣｀´￣ ＼
| ,-） （-、.| 待ってください
| l ＿＿＿＿ l |
＼ ｀ ⌒´ ／ なぜ嘘だとわかったんですか
,､-='l ＼_,ﾝ g< ＼
/ ＼ └〆＼ i=i|＼' ＼
丿 i ＼ ＼=i| / i|
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ― ヽ 彼女があの男から逃げまわっていることを
／ （ ●） （ ●）'
| （__人__） | やる夫は以前から知っていたんですお
＼ ｀ ⌒´ ,／
／ ー‐ ヽ
.
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／ ＼
／ ＼
／ ＼ ／ ＼
| （●） （●） | …………
＼ ´ ／
／ ￣￣ ＼
ｶｷｶｷ
/ ﾆＹﾆヽ
/ （●)(●）ヽ
／ ⌒｀´⌒＼
／ ,-） （-、＼
| l ＿＿ l | ……そのまま続けてください
＼ ｀ ⌒´ ／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
..
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.. ＿＿＿_
／ ― -＼
. . ／ （●） （●） やる夫は夜神に言いましたお
／ （__人__） ＼
| ｀ ⌒´ | 翠星石はもうこのアパートには住んでいない
. ＼ ／
. ノ ＼ 篠崎の旧江戸川近くに引っ越したと
／´ ヽ
.
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＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （●） （●） ＼ そして嘘の住所を書いたメモを渡しましたお
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ,／ 人気のない場所に奴を誘い出すためですお
ノ ー‐ ＼
/ﾆＹﾆヽ ／｀i
. / （0)(0）ヽ / ﾘ ちょっと待ってください
. ／ ￣｀´￣ ヽ| /
| ,-） （-ﾘ ﾋ あなたは初対面で夜神さんを殺すことを決めていたんですか
| l ＿＿＿_／/ ,｀弋ヽ
＿ ＼ ｀ ⌒´.′.Ｙ´ , ｀ヽ｀.ｌ
／ : : :介〈 `ｰ〈::....ノ Ｖヽ
| : : : : ::〈 ｢｀ヽ_ｰ ､ ｀ヾ＿/ //:|
| : : : : : /: | {::::} ﾌ-､｀ｰ┴‐- │
| : : : 〈: :│ {::::l /. :`ー‐一′ ::|
.
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＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | もちろんですお
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
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／ ＼
／ u ⌒ ＼
／ u （●） ＼
| __´_ | …………
＼ u .｀`ー／
ノ ＼
. /ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ￣｀´￣ ＼
| ,-） （-、.|
| l ＿＿＿＿ l | …………
＼ ｀ ⌒´ ／
,､-='l ＼_,ﾝ g< ＼
/ ＼ └〆＼ i=i|＼' ＼
丿 i ＼ ＼=i| / i|
.
-
／￣￣￣＼ 奴は翠星石の勤め先も訊いてきましたお
／ ＼
/ ─ ─ ヽ 場所は知らないが仕事が終わるのは 11 時頃で、
| （●） （●） | それまでは娘も店で待っているらしいと教えてやりましたお
＼ ∩（__人/777／
／ （丶＿//// ＼ もちろん全部デタラメですが
/ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ￣｀´￣ ＼
| ,-） （-、.| なぜそんなデタラメを？
| l ＿＿＿＿ l |
＼ `ー'´ ／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
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＿＿＿_
／ ＼ 夜神の行動を制限するためですお
／ ― ‐
／ （ ●） ） あまり早い時間に予定の場所に行かれても困りますから
| （__ﾉ､_）
＼ ｀_⌒ 翠星石が 11 時まで家に帰らないと聞けば
／ ＼ 奴もそれまでにアパートを訪ねて行く訳にはいかないですお
/::｀´｀´ヽ
/:::.:.:. ヽ
／::::::.:. ＼
|::::::::::.:.:.:.:.:. |
ｌ::::::::::.:.:.:.:.:.:. |
｀r'ﾆﾆヽ_＿ ／ ……なるほど
r':ﾆニ:_`ｰ三`:く./
／: : : : : : :｀,ニ､: :_:_;l
. /: : : : : : : : / : : : ヽ＼
| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ.
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''"￣: : :l: : : :l
|:.:.:.:.::.:.:.:ｌ -─-: : /:_:_:_:_l
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__＿＿
／ ＼
／ ＼ 最後にやる夫の携帯電話の番号を教えましたお
／ ⌒ ー ＼
| （●） （●） | もしアパートが見つからなかったら連絡をくれ、と
＼ （__人__） ／
／ ｀⌒ ´ イ｀ヽ、
, ' ｀￣ ＼
.
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o _ _＿。 ｒ―−‐ ‐ ┐
: :: ::::｡i＿___≠。 i :: :::::::: :: o +＿_ _ _o
: :: ::::|-ｌiDｌｌｌｉｉｉ_| ｡ i ;; ;;;;;;; ｡＿＿。o＿_ _o. i::::: :: : 。 。
: :: ::::|=|iD|||ｉｉｉ_| o 。 +.「≡≡l| ::: ::｡ !:::。.:: :::: 「￣￣匸ｌ ＿＿_ _ _,, :
┌┐+.:ﾟ.|=|iDｌｌｌｉｉｉ_| li￣==ｌ‐‐ |:≡≡l|___｡ ::|￣三l 「⌒ｌ |ﾋ三三ミ| i ::: : _,,. : ''"＾
「 三|-┐ i_ 。i ｒ‐┐ ==| r──┐ｌ| ミr─┐ 三|:-|ヒ1!__ｌｌｉ三三 ＋。 _,. : ''"＾ ゛
｡｡ +..｡p 。+。..p「~ 。｡p|+..。 .p..｡+。 p。+..。.p.｡ | +p..｡. + p「。ﾟ。p 。 _,. : ''"＾ ゛ ~
ヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱ _,. : ''"＾ ゛ ~ _゛''
~￣￣|「7￣￣￣￣￣￣|「7￣￣￣￣￣￣|「7￣￣￣￣_,,. : ''"＾ ゛ _゛ "~" " .. 〟
_,,.. -‐||[ｌ.~´ _-.=.._... =‐._.||[l.__.-.＝-.._--=-_||[l .ー_,. : ''"＾ ゛ ... "" ゛゛ ゛ '''' 〟 ”
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そして夜神が去ったあと、部屋で着替えやその他の準備をしてから
時間を見計らってやる夫も旧江戸川に向かいましたお
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.ィ:芯:ヽ
ハ/ィﾘ:.:ﾊ
V:.:.:.ﾄ!:.:.:ﾘ
＞┴-:く
.∠ ------ ＼_
/´ ｀丶
.′zzz＝=zz=＝====/ ﾊ
′Ｙｱ / |
.′ Y |
′ | } { f´￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
〈 | i { | | そして――
} フ| l | 〈 ヽ＿＿＿＿＿＿＿乂_
ド彡{ l | .》
|:「/,| l | :|
ゞ!/l l |ミ= :|
|//| | :| | ＿＿＿_
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ノ ＼
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f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| 炬燵のコードで首を絞め、あいつを殺したんですお ,, -─-.､
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_ ／ ::::::::::::::::ヽ
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| ::::::::::::::::::::|
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／ .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ
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/ .:::,.ｲ .::::::::::::::::::::::::::::ﾄ､ ::::::::!
{ .:./ l ::::::::::::::::::::::::::::.| ! :::::.}
＿ ,/'￣''ヽ､ i ::{ ! :::::::::::::::::::::::::::::| } :::::.}
{ r ｀ー-＝´￣ ｀ヽ / ::ヽ{ :::::::::::::::::::::::::::::::} i :::::,'
__ __,,,==＝＝==' / ｀ヽ ゞ__:ﾉ{ ::::::::::::::::::::::::::::::::!/ ::::〈
{iiiii｀;;ー‐==＝ニ´ .r‐==〈 ｀ヽ .ゝ- | :::::::::::::.,､::::::::::::::::',ゞ_,丿
ゝ､iiiiiiiiiヽ_＿__,,,..==-‐''´￣￣￣｀Y / {λ}_} l ::::::::::::/ ヽ::::::::::::.!
ー‐ ' /==-v′ l ::::::::::,' .....',:::::::::::.l.
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〉iiiiiiiii/ l :::::::::::i !:::::::::::l
ゝ==ノ l :::::::::::! |:::::::::::l
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. /ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ￣｀´￣ ＼
| ,-） （-、.|
| l ＿＿＿＿ l | ……その後は？
＼ ｀ ⌒´ ／
,､-='l ＼_,ﾝ g< ＼
/ ＼ └〆＼ i=i|＼' ＼
丿 i ＼ ＼=i| / i|
.
-
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼ 身元がすぐにはわからないように顔に
| （__人__） | ビニールシートをかぶせて石で殴りつぶして
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼ 指紋はライターで焼きましたお
.. ＿＿＿_
／ ― -＼
. . ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼ 衣類もカッターナイフで切り裂いてから
| ｀ ⌒´ |
. ＼ ／ 近くに転がっていた一斗缶で焼却しましたお
. ノ ＼
／´ ヽ
.
-
＿＿＿＿
／ ＼
─ ─ ＼
（●） （ ●） ＼ すべてが終わってアパートに着いたのは 12 時過ぎですお
| （_人__） |
＼｀ ⌒´ ／ 使用した炬燵のコード、ライター、カッターはすべてやる夫の部屋にありますお
/ ー‐ ヽ
/ ｀
.
-
/ﾆＹニヽ
/（0)(0 ） ヽ
／⌒｀´⌒ ＼
| （- 、 |
ﾄ-―――-｀ l ! 翠星石さんはこのことを知っているんですか
ヽ ｀⌒´ / /、
｀ｺー /,ﾉ:::ゝ､
. , '´７::::|.７ 「i .}::::ヾー､
|ヽ:::::|∧|/| .| ! |∧|:::::::|ヽ
|:::i::::::::lﾆﾄ i | |.,|ﾆl:::::::::i:::::|
＿＿__
／ ＼
. ／ ＼ 彼女は何も知りませんお
. ／ ― ー ＼
| （―） （―） | 下手に喋られて警察に気づかれたら困りますお
. ＼ （__人__） ／
. ノ ｀ ⌒´ ＼ だから、彼女とは一切連絡をとってないですお
／´ ヽ
.
-
/ ﾆＹﾆヽ
/ （●)(●）ヽ
／ ⌒｀´⌒＼
／ ,-） （-、＼
| l ＿＿ l | それまでは彼女とどうやって連絡をとっていたんですか
＼ ｀ ⌒´ ／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
.
-
／ ￣￣￣￣￣ ＼
／ ＼
／ ＼
／ ＼
／. ―― 、 , 、―― ＼
| l アパートの壁の中に取り付けたマイクで
..|. （ ● ） ﾉヽ （ ● ） |
|. ´"''", "''"´ l 彼女の話し声を聞くんですお
. ＼. （ j ） ／
＼ ｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／
／ヽ イ＼
／ ｀`ｰ- -‐'"´ ＼
＼
.
-
＿＿＿
／ ＼
／ _ノ ~ー ＼
／ （〇） （〇） ヽ
| ' .u | ....…………え？
＼ ー- . u ／
/⌒ヽ ｨ ヽ
. /ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ￣｀´￣ ＼
| ,-） （-、.| …………マイク、ですか
| l ＿＿＿＿ l |
＼ ｀ ⌒´ ／
,､-='l ＼_,ﾝ g< ＼
/ ＼ └〆＼ i=i|＼' ＼
丿 i ＼ ＼=i| / i|
.
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＿＿＿
／ ＼
／ _ノ ~ー ＼
／ （〇） （〇） ヽ
| ' .u | ....…………え？
＼ ー- . u ／
/⌒ヽ ｨ ヽ
. /ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ￣｀´￣ ＼
| ,-） （-、.| …………マイク、ですか
| l ＿＿＿＿ l |
＼ ｀ ⌒´ ／
,､-='l ＼_,ﾝ g< ＼
/ ＼ └〆＼ i=i|＼' ＼
丿 i ＼ ＼=i| / i|
.
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＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ そうですお
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | 彼女は娘さんと会話してるように見せかけて
＼ ｀ ⌒´ ,／ 実はやる夫にメッセージを送っているんですお
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
-
＿＿＿_
／ ― -＼
／ （●） （●） 他の方法もありますお
／ （__人__） ＼
| ｀ ⌒´ | 毎晩、公衆電話から彼女の携帯電話にかけるんですお
. ＼ ／
. ノ ＼ もし彼女に緊急の用があるなら
／´ ヽ 呼び出し音が 5 回鳴るまでに出ると決めておいたんですお
.
-
＿＿＿
／ ＼
／ノ ＼ ＼ .ﾎﾞｿﾎﾞｿ
／（●） （●） u ＼
| u __´__ U | .でっていうさん、これは……
＼＿ `ー'´ ＿／
. /ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ￣｀´￣ ＼ .
| ,-） （-、.|
| l ＿＿＿＿ l | そういったことを.翠星石さんは了承しているのですか？
＼ ｀ ⌒´ ／
,､-='l ＼_,ﾝ g< ＼
/ ＼ └〆＼ i=i|＼' ＼
丿 i ＼ ＼=i| / i|
.
-
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ .直接伝えてはいませんお
／ （●） （●） ＼
| （__人__） | でも彼女がそういったことを望んでいるとやる夫には分かるんですお
＼ ｀⌒´ ,／ .
／ ー‐ ＼
.
-
/::｀´｀´ヽ
/:::.:.:. ヽ
／::::::.:. ＼
|::::::::::.:.:.:.:.:. | ………………
ｌ::::::::::.:.:.:.:.:.:. |
｀r'ﾆﾆヽ_＿ ／
r':ﾆニ:_`ｰ三`:く./
／: : : : : : :｀,ニ､: :_:_;l
. /: : : : : : : : / : : : ヽ＼
| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ.
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''"￣: : :l: : : :l
|:.:.:.:.::.:.:.:ｌ -─-: : /:_:_:_:_l
.
-
/ﾆＹﾆヽ ／｀i
. / （0)(0）ヽ / ﾘ
. ／ ￣｀´￣ ヽ| /
| ,-） （-ﾘ ﾋ .なぜ、出頭しようと思ったのですか
| l ＿＿＿_／/ ,｀弋ヽ
＿ ＼ ｀ ⌒´.′.Ｙ´ , ｀ヽ｀.ｌ
／ : : :介〈 `ｰ〈::....ノ Ｖヽ
| : : : : ::〈 ｢｀ヽ_ｰ ､ ｀ヾ＿/ //:|
| : : : : : /: | {::::} ﾌ-､｀ｰ┴‐- │
| : : : 〈: :│ {::::l /. :`ー‐一′ ::|
-
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／ ＼
／ ─ ─ ＼
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀⌒´ ,／
／ ー‐ ＼
.
-
|. ´"''", "''"´ l
. ＼. （ j ） ／
＼ ｀ｰ-‐'´｀ｰ-‐'′ ／ …………あの女が
／ヽ イ＼
／ ｀`ｰ- -‐'"´ ＼
＼
.
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／.:￣￣￣￣￣＼
／: : : ＼
／: : : : ＼
／: : : : : : ＼
/ : : : : : : : .. ＼
|: : : : : : ,,,,ノ⌒" '' ``⌒＼,,, l
|: : : ::;; （ (・) ） ﾉヽ （ (・) ）;;::: | f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
|: : : : : ´"''" "''"´ l | あの女がやる夫を裏切ったからですお
. ＼ : : : : . .（ j ） ／ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
＼: : :: : ＞ｰ-‐'=ｰ-ｰ＜ ／
／ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : イ＼
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└───────────────────────┘
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／ , イ
￣|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|￣ |
| ┌─┐ ┌─┐ ┌─┐ ┌─┐ | ２ |
| 目｜ ｜ 目｜ ｜ 目｜ ｜ 目｜ ｜ | ち .|
| |。 ｜ |。 ｜ |。 ｜ |。 ｜ | ゃ .|
| ｜ ｜ ｜ ｜ ｜ ｜ ｜ ｜ | ん .|
l|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||l＃| 荘 |
＼| | |
| ┌─┐ ┌─┐ ┌─┐ ┌─┐ | |
| 目｜ ｜ 目｜ ｜ 目｜ ｜ 目｜ ｜ | |
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| ｜ ｜ ｜ ｜ ｜ ｜ ｜ ｜ | ／
| ｜ ｜ ｜ ｜ ｜ ｜ ｜ ｜ |／
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／ （・∀・) ） .//￣,_√）|;|;| |ヽ,ヽ,
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ヽロ＝[ニ]＝ロヽ....,ii:: ０ i| ;;;;;;_|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |;;;;;;;;;;;;;;;ii:: ０ i|;;;;;;;;;; ／_,,''⌒'',,. ７/''⌒'',,_.i;|;i￣"''ヽ,ヽ,
￣ゞ;三ノ￣￣￣ゞ___ノ￣￣￣ゞ;三ノ￣￣￣￣ゞ___ノ ／ （・∀・) ） .//￣,_√）|;|;| |ヽ,ヽ,
[／＿_⊆⊇_ヽ__）_/[;;;]y＿つ_|;|;|.＿＿.|__ヽ, ''―-,,,
_,,,.-'￣'￣'￣'￣/;,,.-―''''"_ |＿＿警_=.|視＿庁__=_|＿＿_|]
_/二ゝo=*=o/二ソ;;/⌒ヽ ;;;;;; |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |;;;;;;;;;;;;;;;;/⌒ヽ;;;;;;;;;;;;〕
ヽロ＝[ニ]＝ロヽ....,ii:: ０ i| ;;;;;;_|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |;;;;;;;;;;;;;;;ii:: ０ i|;;;;;;;;;;ノ
￣ゞ;三ノ￣￣￣ゞ___ノ￣￣￣ゞ;三ノ￣￣￣￣ゞ___ノ
.
-
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ::＼:::／:: ＼ .よし、俺達はやる夫の部屋を捜索するぞ
／ .<●>::::::<●> ＼
| （__人__） | あいつの供述が正しければ、
＼ ｀ ⌒´ ／ .証拠品がいくつも残っているはずだ
/,,― -ー ､ , -‐ ､
（ , -‐ '" ）
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
＿＿＿＿＿
／.::::::::::::::::::::::::::.ヽ ＿＿＿＿
|.:::::::::γ⌒Ｙ⌒ヽ::.| ／ ＼
|::::::::/ ＼::::::::／i:::| / / ＼ ヽ
|:::::::〉（ ●）::（ ●）.| | /＼ | 了解です
.（@ ::::::⌒（__人__）⌒) ヽ /￣＼ /
| ｀ ⌒´ | ,,.....イ.＼ /
＼ ,／ : | '; ＼_____ ノ.| ヽ ､
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. | ＼/ﾞ（__)＼,| i |
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i ＞ ヽ. ハ | |｜
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
.
-
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿__
／ ＼ でっていう、できる夫
／ ::＼:::::::／::＼
／ <●>::::::<●> ＼ .お前たちは翠星石から話を聞いてくれ
| （__人__） |
＼ ` ⌒ ´ ,／ 娘のほうには別の人員を当てる
. /⌒〜"￣,￣￣〆⌒,ﾆつ
| ,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃
| ｀l￣
. | |
/ ﾆＹﾆヽ
/ （●)(●）ヽ
／ ⌒｀´⌒＼
／ ,-） （-、＼ ＿＿＿_
| l ＿＿ l | 了解だっていう ／ ＼
＼ ｀ ⌒´ ／ ／ ＼ ／ ＼
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､. ／ （●） （●） ＼
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i | __´___ | わかりました
| ＼/ﾞ（__)＼,| i | ＼ `ー'´ ／
＞ ヽ. ハ | |｜
.
-
ヽ
丶 (⌒)
＼ ／
|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
| iﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆi |
｡ | || ／ | ／ ||. |
''十,,_ | ||／／,_._ .. |／／,_._ .. ||. |
!. |＿＿_. || :::;: ;:; :／:;| :;:::: ::; ／:;||. |
( ヾﾞ.;;）| .,.-' _, -'| ||＿＿＿＿|＿＿＿＿||. |
∀｀6j！ .,.r''" ,.r''"// | |
(`z- |. |￣￣|/./..,.イ| ,,,__＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＿ ,....... ,,,_| ,..,.
_..-'" ! ... |,.イ´..／ ,ｨﾃ＿,.｀ヽ ＼ﾐl|
:''" | |...」／ （,,._.. _..:;）ｰ' ＼
／二二ｽ ＼
|_ﾚ' |_ﾚ' .／￣￣￣￣￣￣￣ .ｩ＼
／ ／: 区l圜! (,,::.;). ＼
／ ／::::::::............ ＼
.
-
／ rｸ , --＝===＝ﾐ ＼
／ ｨ7 ≠″ `¬＼
,. ' 〃 ／ ／ ＼
,. rｸ ／ / ハ ヽ
＼ ＼ jｊ / /／ ／ / / | ゛
＼｀ ､ヽ {{ .′ / ／ ／ ／ ′ ﾊ
＼/ V{{ | −/―--＜. ／ イ / / ｜
/ ∧{ | |子＝ﾐ＜￣ ／ / ｲ | ｜
/ ／ }} ｉ| |├び ﾊ｀ ／ ／／ﾄ ｜ | |.//
, ′ }}. ＼ |｀ ー ′ ／ ｧえﾒ､｀｜ | |'/ …………
／ {{ rｆ＼ ヽ lじﾝ〃ﾍ/ | |′
／ /バ {{＼ ′ ｀ / / / / それは本当ですか？
／ ／／ {{ }} | ＼ ‘｀ ー 二 イ//
／ ／／ 什ｊト′ ｀ ＿, r＜ |}} ／ }}
／ r―‐､i⌒ヽー ∨| ＿,ﾆヽ礀__ | |{{ ヾ!
／ |＿し-.＼〔_r┐ ∧∨＿／介ｰ､＼ r┐ヘ |{{ ＿_}}＿_
.
-
. /ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ￣｀´￣ ＼
| ,-） （-、.| 意外でしたか
| l ＿＿＿＿ l |
＼ ｀ ⌒´ ／ .彼が犯人だということは
,､-='l ＼_,ﾝ g< ＼
/ ＼ └〆＼ i=i|＼' ＼
丿 i ＼ ＼=i| / i|
, --=ﾆﾆ､ヽ､
. ∠ -―‐--- ､ ＼＼
／ / ／ , ｀ヽ ヽ＼
// , / / ／/ /,ｲ Vﾊ ヽ
// // / // / //｜｜l ｌ！ ＼
{ﾉl ｌ| ｢Ｚﾒ/l// /ム⊥｜| | | ／ 思ってもいませんでした
l l |l 〈f沁 {/ / ｨ汽く l| j ,ﾘ } rく
Ｎ八〉｀ﾞ′, ｛ﾞりﾉ//〃/ｲ | だって、どうしてあの人が夜神を殺す必要があるんですか
jﾍ、 _ " 彡'／/ |l |
/ / 丶、｀ , ィ7´ rク l |
厶ｲ __｣二兀／/-|-/厂ヽ、 ｜
/ / ｌ { ´´rｸ〈 ｜ /´ 〉 ｜
/ / /八 ｝| ∨ ﾉ! /! ､
/ /イ {几こﾌｌ｣__j ）｝ ハ ヽ
..
-
/ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ￣｀´￣ ＼ やる夫はあなたのためにやったと供述しています
| ,-） （-、.|
| l ＿＿＿＿ l | あなたのために殺したと
＼ `ー'´ ／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
-
__,､--‐-､＿
,.ｨ':´:l ※ l ｀ヽ､
/: : : : :l l!. ＼
./: : :i: : : l ※ l! ヽ
i!: : : l: : : l .l l! ヽ
. i!: :l: :.l!:l: : l ※ l‐-､_ 丶
. i!.l:.ﾄ､:.l:l:.l: :l l: : : :.￣｀ー―-､ゝ
. i! ヽ!ヽ!:l:.ll:.:l .※ l: : : : : : : : : :|
i! `l`ヽ!:l: l:l l: : : : : : : : :.:l ……そう、ですか
. ゝ i!l/:l .※. /: :l: : : : :.: : :l
＼i!i!l l: :l:.:l: : : : : : : l
｀/ ※ l: :.l: :l: : : : : : :.l
/ /､: :l: :l: : : : :l: : l
,ｨ./ ※ /ゝ‐､ヽ: : l: : : l: :.l
,ｨｸ／ ／::::｀~`ｰ､!: :.l: : : l: :.l
《!./ ※./::::::::::::::::::::::l: : :l: : : l: :.l!
/ ﾆＹﾆヽ
/ （●)(●）ヽ
／ ⌒｀´⌒＼
／ ,-） （-、＼ 心当たりがあるんですか
| l ＿＿ l |
＼ ｀ ⌒´ ／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
.
-
_, -――- ､_
_, -'_, -'´￣´`ｰ-､`ｰ､
／_r'´,r '´￣´'￣´ ヽ¨ヽ ＼
＼/／, / / ｌ｜ ヽ ＼}／
｣/ / / /´ ｣ l'、 ', lヽ! あの人が私に特別な感情を抱いていることは感じていました
/! / / /／／|l| ヽ l| ! |'、 弁当屋にもずっと通ってもらっていたので
//| l| j__{_. ィ 〃ﾄ､._､_|_｜l ', .
/ / ｌ l| Ｎl__,ヽ /' /＿_/ /ｌ | ﾍ でも、まさかこんなことをするなんて……
/ l ヽﾄ､ｌし￣:::::::;::::::￣ゝ)/ /}. ﾍ
/ | 丶ト _ ‐_‐ _ イ|/ | ﾍ
/ zヵ }:ー≧≦ー―｛. lz､ ﾍ
／ l: : ﾍ |／ .八. ＼ { ｜: ! ヽ
/ |: : : :ｌ |＿/!{ｉ}ﾄ ＿〉 l}| !: :| ＼
/ l: : : :l＼| /'{ｉ}| l} | ∨! ヽ
/ ﾄ､:_:_ゞzzzz!z{ｉ}|zzzzj}: {＿｣/ ',
! L:_:_:_;ｫｔ':＼､_{ｉ}_／/ｰｔｊ､_／ |
.
-
＿＿＿
／ ＼
／ - ヽ ＼
／ （● ） （● ） ＼
| _`___ | あなたとはずっと連絡を取り合っていたと彼は証言していますが
ヽ、 ／
／ ＼
,.ｨ'´: : : :l: : : : : :｀ヽ､
／: : : : : : :i!: :.l: : : :ヽ: :.ヽｰ､
/:/: : :/: : : /l:/:.l,ｨ-､‐:‐ヽ: :ヽﾍ
/:/: l:./＿／／// ｨｫｮｭヽ:.l: : :l l.ﾍ
/'l: : .l´ ,ｨﾊ､ /' 辷::ﾂ l:.l: : :.!.l ﾍ 私が？
l: : .lﾍ弋ツ , //: :./ lﾄ､ ﾍ
ヽ: :ﾍ ｀´ ＿ ／/／ l:ﾍ `>' そんなことはしていません
i`ｰ l __+〉 ／ l l: :ﾍ′
l ＼ ／:l.※l: : :ﾍ
l ※.＞ ､ , !: : l /ゝ-､:ﾍ
l l: : :｀' i´ ,ｨ'´￣l lr‐'´:::ヽﾍ
l !: : :,ｨﾄ／＿＿ ', !〉:::::::::::ヽﾍ
/ ※ lｰ二=又,´ー-､ヽ! l::::::::::::::::ﾍﾍ
,' l〃￣//ヽゝ､. 〉〉! l:::::::::::::::::ﾍ:ﾍ
.
-
. /ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ￣｀´￣ ＼ 電話はあったのではないですか？
| ,-） （-、.|
| l ＿＿＿＿ l | しかも毎晩
＼ ｀ ⌒´ ／
,､-='l ＼_,ﾝ g< ＼
/ ＼ └〆＼ i=i|＼' ＼
丿 i ＼ ＼=i| / i|
.
-
／: : /: : : : : : : : : : :l: : : |: : ＼: : :: : : :ヽ､. ※ .ヽ ヽ
. /.: : : /: : : : : : : : : : : :.|: :: :|!: : : :＼: : : : : :.:ヽ l ゝ
. /:/: : :/: :.:l: : : : : : : : : :.i!: : :.i!: : : : : :ヽ: : : : : : l ※ | ／
7:/: : :.7: : :|!: : :: : : |: : :.:/:/:./!: : : : : : : l!: : : : : :.|. | ,ｨ''´
. l:./: : : l!: : :|!: : :: : :.:|!: :./:./:./.:||: : : : : : :.:|!: : :: : : | ※ .| /´
. |:l: : : : |: : |!: : : : : /: ://:/:./ l:.|ヽ: : : :: : : |: : :: : : :| | /:.|
. |!.|: : : :.|: :|: ___/:/!:／//.//＿i!＿ヽ: : : : :.|: : : : : :| ※ |.ノ: :.l
. | |: : : :l!:.|:／/／ ／ // i ｀ヽ: : : :|: : : : :./ |: : : :.l
ﾍ: : :.:ﾄ､!ｬ'´ﾓ示, ／ ｲ ほ示 ヽ`: l: : : : / ※ /: : : : :l
ﾍ: :.:l! `､ゝ辷ﾉ ､弋::::::ﾉ ´ /: : :.:/ /: : : : :..:l
＼i! , ￣ , ￣ //: ::／ ※ /: : : : : : :l ……あの電話をかけていたのはあの人だったんですか
|`※ ',. ` ／/／ /: : : : : : :. :!
| ヽ ー ／／! ※ /.: : :: : : : : : :l
| ※ l:.ヽ､ ,／´|:.l l: : : : : : : : : : :l
| |: |: : :＞ .-‐ ＜´ ,ｨ´| ※ /: : :|: : : : : : : : :l
| ※ .|: :|: :: : :.ﾊ,__,,､ｨ'''"´ .| /: : : :|: : : : : : : : :.l
| |!:_: :._,ｨ'´ｨｹゞ､ | ※ |ゝ‐--r､: : : : : : : :.l
＿＿＿_
／ ＼
／ ― ― ＼
／ （●） （●） ＼
| ' | と、いいますと？
＼ ￣ ／
ノ ＼
.
-
, ､ -――――- ､_
, ｨ'´ ｀ｰ-､
,ｨ'´ ＿＿＿＿＿ ＼
／ ,､-‐'´ ｀ｰ-､ ヽ
／ ／ _,､-――――- ､,__ ＼ ヽ
/ ／, -‐'´: : : : : : : : : : : : : : : :｀ヽ､ ヽ ヽ
／ /／: : : :/: : :./: :: : : : : : : :/: : : : : :＼ヽ ＼
／ /: : : : : /: : : /: :/: :: : : /: /: : : : : : : : :.ヽ. >
＼ ,':l: : : : :/: : : :.l: :.l: : : : :/: / ∨: : : : : : : : :l ／ 少し前に電話がかかってきたんです
. ＼ l: l: : : : : : : : : l: /: : : :/:.:./ ∨: :ヽ: : : : : l,.ｨ'´
l＼l: l: : : : /: : ／l/l: : ／/:./-―‐弋: l:ヽ: : : :l: l 相手は自分の名前も名乗らずに
/!: :.l: l: : : /:イﾓ:ハ !／ /／_,イﾓ:ﾊ､ヽl: : ヽ: :.l: :', 私の生活に干渉するようなことをペラペラ喋ってきて……
/: : : :.l: l: l:./ノ弋:::::ソl ／ ´ 辷:::ソ."ヽ: : : ヽ:l: ∧
. /: l: : : :ll:.l: l/: ﾍ ￣ ￣ l: : :/: : :l: : ∧ 私のことを日頃から観察してないと
/: : l: : : :.lﾍ!､!: :ヽ＼ ' /:／: : : :ll: : : ∧ わからないような内容ばかりでした
. l: : : l: : : :ﾍ ` ヽ: : :＼ - - ／ : : : : :/ l.: : : :∧
. l: :.: :l: : : : :ﾍ l: : : : ＞ ､,_ ,. .＜: : : : : ／ /: : : : : :.',
l: : : :l: : : : : :.l .l: : : : l´､!. ｀´ l,ｨl: : : : :/ /: : : : : : : :l
. ﾉ: : : : :lヽ_/ヽl .l-‐'´ `ｰ､＿,.ｨ.'´ `ｰ-/ ./_r､,､＿_: : l
/: : : : l´ゝ く´l .l ,ｨ=＝仝＝=ﾐ､ / .l. （ ゝ‐､ヽ:',
./: : : : /:::〈 l´ l .l 〃 〃||||ﾐ､ ヾ､ l l 〉_ <'´:::::l:ヽ
.
-
. / ./ ／: : /: : : :/: : :/: : : : : : :l: :.:ヽ
. ／ / /: : : :/: : : :/: : :/: : : : /: :./: : :∧､
. ／ ,' ※ l: :.:l:.:.l: : : :/: : :/: :/: :/: : /!:l: : l: :l ＼
. ＼ l l: : :l: :.l:ﾑ斗孑/:／:／: ､/ l:.l: : l:.:.l ﾉ
＼_.l l: : :l: :l／:／／/／/: :／｀'十: :.l: :l-'´
/:.l ※ l: : :l: :lｲセ'示 '′/／ イ示'!l!:..:l: ,'
/: :l l: :ヽ:ヽ!弋: ソ ／ 辷::ﾘ l: : l:/
. /: : :l l: : :ヽ:l` ￣ ￣ /!:.:/ その後も何度かかかってきたんですが
/: : : :l ※ l:＼!＼! ' / l:/ 出ないようにしてたんです
. /: : : : :l l: : :`i＼ - ‐ ／ /l
/,､-‐-､.l l＿/l. .＞ ､ , .＜l .※. l だけど一回うっかり出てしまったことがあって、そのときに――
.／:::::::::::ゝl ※ l ＼ ﾉ＞＜､:/,､-‐-､.l
.
-
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
＿＿＿＿＿＿＿
/○ i三三三i ○ヽ
〃二二二二二二二 , |
|| || || | |
|| || || | |
|| || || | | 君が忙しくて電話に出られなかったのは分かった
. || || || | |
|| || || | | だったらこうしよう
|| || || | |
ゝ.二二二二二二..´__ﾉﾉ 私が毎晩電話をかけるから、もし用があるときには出てくれ
{ { { { i⌒ヽ
ゝ.ゝ---- ゝ-ゝ----.ゝ__| 呼び出し音を最低 5 回鳴らすからそれまでに出てくれればいい
/ (___), --;--､ (___) |lﾖ| __
/ (___) /‐（￣）-} (___) .l |(＿)__
. /(ニニ)ゝ 二. ノ(ニニ)./ /‐（ ）)
/ (__1__） (__2__） (__3__）./ /:::/ ￣
. / (__4__） (__5__） (__6__）./ /:::/
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
.
-
_＞ ￣ ｀ 丶 ＿__
／ ｢ ／ /
／ v / ／::＼ /
. ／、 /／::::::::::::::＼'__
/::::::::＼ ', /::::::::::::::::::::::::::::ヽ ⌒ー
′::::::::::::ヽ . /::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ＿_
|::::::::_,ｘ┼::{ Y:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
. ﾊ::::::ﾊ::ゝイ:ヽ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: こんなことを一方的に言ってきました
. ＼:小ヽⅥ::i {::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::
ﾉ''ﾉ:::} }::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::::::: それ以来本当に毎晩電話がかかってくるようになったんです
＼￣! /:::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::
｀ゝ .ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::
ノ , '-‐ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
／ ／ ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
／ ／:＼＼ ＼:::::::::::::::::::::::::::::::::
／ Y.:.:.:.:.:.:.:.ヽヽ ＼::::::::::::::::::::::::::::
{ ,{.:.:.:.:.:.:.:.:.:.} } ＼::::::::::::::::::::::
/ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ￣｀´￣ ＼
| ,-） （-、.| 声でやる夫だとはわからなかったのですか
| l ＿＿＿＿ l |
＼ `ー'´ ／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
.
-
,．'"´ ￣￣｀`ヽ､
／ ,． -‐ ｰｰ --‐- ､ ｀丶､
／ ／ `ヽ ＼
〈 ム． '"´ ⌒⌒ ｀`ヽ ＼ ＼
V/ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ＼ ヽ ＼
〃.::.::!.l::!.:..:.:.:.;.::/.://.::l:::::::::.`､ ヽ ﾍ
〃.:::l:::l::|:|::l:::::/:/:://:::ハ.:;.:.:::::.`, V.:l:l`
./:::;:::::l:::l::|:|::l::/:/ //::::/ l:|:l:::::!::!::{! !:::l:|
l::l::l:::::|:十ナl:＜ /::∠_ 」ﾄﾄ､:l::l:::{! !:::l:|
|::l::l:::::|:|:|yﾃ〒ミ/::/´,t＝=ﾐ､:ﾄ､::{! !::::l:! 喋ったことなんてほとんどないんです
|::ﾄ:ﾄ､:|:|:| f辷ソ _f辷ｼノl:l::l:::{! !::::l:| せいぜい挨拶を交わす程度でした
｀`Vハ1:ﾄ､, , , ､ , , , , l::://{! !:::l::!
i `ヽ小､ _ ﾉ//.::{! i .j!:::l::| それに高校の先生だと聞いていましたから
| ‐米 f{:.>.､ ｀ ,. イﾚﾊ.::::{! 米j!::::l::! こんなことをする人だとはとても思えなかったんです
,/| ,f{::l::l::＞==＜__ ノ⌒ヽ:::〉 !〈:::::l::|
/ .! ! ,fﾚ'/｀`V,ｨ介入 〈 〉:::l::|
/ ! ‐米,f{ｿ ／/ﾉハ `ヽ 〉米〈ﾌ⌒フ
/ ,.ｲ! ! .{′ 〈_,ｲﾉ} iﾄ､__」 〈 !〈ﾉr'.::::.｀ヽ
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼ ノ ＼
／ （●） （●） ＼
| ,-､ | 最近は教師といったって色々いるものですよ
＼ '⌒` ／
ノ ＼
.
-
/ﾆＹニヽ
/（0)(0 ） ヽ
／⌒｀´⌒ ＼
| （- 、 |
ﾄ-―――-｀ l ! 電話の他には何かありましたか
ヽ ｀⌒´ / /、
｀ｺー /,ﾉ:::ゝ､
. , '´７::::|.７ 「i .}::::ヾー､
|ヽ:::::|∧|/| .| ! |∧|:::::::|ヽ
|:::i::::::::lﾆﾄ i | |.,|ﾆl:::::::::i:::::|
, ィx-:‐:‐:- ､_｀ヽ ｀ヽ、
,.イ: : : :..l:.l: : : : : ヽ、ヽ ＼
,ｲ: : :/: : :.}: l: : : :､: : :ﾍ ﾍ ヽ
. /: :l: /: : :./i: ;ﾊ:ヽ: :'; : : ﾊ , __ﾍ
. !: :.l/_;ｨ／/:/ ｀≧ｪ-!: : : l !／ ｀
. ヽ: l; xｾｵ / ﾋ::ﾘ }:..: :,' /: :.
ヽ:ﾍ ゞ' ､ /:.／ /.: : :. ちょっと待ってください
｀i ゝ r ､ /イ} {: : : :∧
! へ、 ｀´ ,ｨ:':.l */:..: : :..∧
} *. }＞‐r ´,.ｲ｀l {ｰrt_: : :∧
ヽ l;ｨytﾚ'ｪｪｭ､! /r'/:∧: : : :.
} * l{ ,ｲ}ﾊﾄ､_,ﾘ{〈 ﾉ':::::::ﾊ: : : :.
l l" j} j({i / l ）::::i:::::::}: : : :.
/:} * l j} { j{i {.*lく::::::l:::::::l : : : :.
.
-
＿＿＿,,＿,_,,._...、 ､､､､､､ --- ―――┐
.| ｜ :. ::.
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:: | ＿＿,,＿,_,,._..､､､､ | :.
: :. | '''' ""ﾞ ´´￣￣ | ::.::. ..._,n＿00 _ｎ_ｎ__
:: : : | ＿＿,,＿,_,,._..、､､ | :.::. └l ｎ | └i_n┌' [][]「l
.::.: | '''' ""ﾞ ´´￣￣ .|´｀""''' ―- ､ .U Ｕ く丿 くノ
:. ::..| ＿,,＿,_,, _、､､ | _,. -''´ヽ
.: : | '''''_""ﾞ_´´ ＿￣_ ＿,.＿,.,, 、,､､ -z- =-'、,. -''´:::::::::::::::::::＼
: ﾞ、"`｀""´´￣￣ ￣＿＿,,＿,_,,._..､､､､ ﾞ、:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
:: ﾞ、 '''' ""ﾞ ´´￣￣ ﾞ、::::::::::::::::::::::::::::::::::: ＼
:: ﾞ、 ＿＿,,_,, _、､､､ ----- ――― ﾞ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
::.. . ﾞ、 ＿＿,,＿,_,、､､､ ﾞ､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
ﾞ、 '''' ""ﾞ´´￣￣ ﾞ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:: ﾞ、 ＿＿,,_,, _、､､､ ---- ――― . ﾞ、:::::::::::::::::::::::::::::::_,. -
:: . ﾞ、 ＿,,._,,. 、､､､､､ --――''`::::::::::::::::::_,. -''´
:::: `'''' ""､´´::￣￣:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_,. -''´
. /ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ￣｀´￣ ＼
| ,-） （-、.|
| l ＿＿＿＿ l | この手紙は？
＼ ｀ ⌒´ ／
,､-='l ＼_,ﾝ g< ＼
/ ＼ └〆＼ i=i|＼' ＼
丿 i ＼ ＼=i| / i|
.
-
, _.. -‐…‐- ＿
. （ , '´ , -― 、｀ヽ、
× _∠ﾆ -―‐ 、 ＼ ＼
く ／. : : : : :; : : : ; : : : :＼ ヽ、 ＼
／: : : :／／ : : :;ｲ: : : : : : :丶 ＼ ＼
. ,: : /: ::, '::;ｲ /: ／ /:::/ﾊ : : : : : ヽ { ＼
/: :/: ::/／／／ /: / !|: : : : : : :. ヽ ＼
{: /: : ,'´／／ ／ , ′ !| i: : : : : :} ┼ } ｊ _,ノ
ｊ/{: : :ｌ:/／ ￣ ／ ヽ､|ｌ ﾄ､ : : : ハ | 厂
八: : {/ ｘ‐‐ ､ ｣≧ｰｉ: ::,′{ レ{
〉. :ヽ/｛:::::ﾘ ´{::::::ｊヽｊ::/:} ｛十｛ : ! こういったものが何度も郵便受けに入れられていました
ハヽ: { ~´ . ー' ノｲ:/（ ｝ } : ｌ
. 从八 //: : ）{Ⅹﾉl : ｌ ストーカーの証拠品は捨てない方がいいとテレビで見たので
/ /{ヽ ＼ っ ／/: : /ｆ′ ｊ ｌ :‖ 気味が悪かったんですけど 3 通だけとっておいたんです
. / /ハ Ｘヽ ＞ .. __ イ: メ､: ｛{ ｊ×ﾉ l : l !
/ // ハ ／ ,ｨ个ｘ､ ＼｝ｊ ｛: l : l :!
. / //ノ ／ 〃 ∧ ＼ ヽ＋} ｌ : l :ｌ
/ ﾆＹﾆヽ
/ （●)(●）ヽ
／ ⌒｀´⌒＼
／ ,-） （-、＼ 拝見します
| l ＿＿ l |
＼ ｀ ⌒´ ／
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
.
-
/※／: : : : : : : : : : :.l: :.l: : : : ヽ、 ＼
,' /: : : : /: : : : : : /:./:..:l: : :.､: : :ﾍ ／
ｰ{／: : : :./: : : :/:／: /,':./: : : :.'; : : ﾊ´
. !:l: : : : :.l: :_:_:.／ ;／/:/_ヾ:_:_: :.l: : :lﾍ
..l:.l:l: : : : lィ-ｨｮｭ､ /; '´,.xｭtヾ: l: : :l }
.l: ﾄ'ヾ: : :ﾍ`弋 ﾉ ／ 弋:ﾘ' /,':..:/
.!: l ｀ﾄ､:ゝ ' ,.ｲ:／ 誠さんのところにも似たものが送られていたと
l: :l ※ l: :ヽ、 - ,ｨ- ' l:!
l: :ﾍ V: : :.i＞ , . ＜: l .※ l:l この前会ったときに話していました
!: : ﾍ 'ｨ'´ヽ、_ ly-､: :ﾍ l.:.
rt_, ｨﾍ ※ l ___Y´ ｀ヽ{ /∧
'::::(_ﾍ ヽ ヽｨ彡'"７ﾐヾ=ｭ､__ヽ lﾊ_:.:.
::::::::ゝゝヽ }´ ,〃}〈ﾊﾐ､ ,ﾘ ﾄ､! ﾉ: :.
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼
／ （＿） （＿） ＼ .なるほど、あの人のところにも……
| ' |
＼ ⌒ ／
ノ ＼
.
-
＿＿＿_
／ ＼
／ ＼
／ ＼ ／ ＼
| （●） （●） | 『最近化粧が濃いようだ そんなのは貴女らしくない』
＼ ´ ／
／ ￣￣ ＼ 『貴女を守れるのは私しかいない』――
ﾍﾟﾗｯ なんともわかりやすいですね
/::｀´｀´ヽ
/:::.:.:. ヽ
／::::::.:. ＼
|::::::::::.:.:.:.:.:. |
ｌ::::::::::.:.:.:.:.:.:. | …………
｀r'ﾆﾆヽ_＿ ／
r':ﾆニ:_`ｰ三`:く./
／: : : : : : :｀,ニ､: :_:_;l
. /: : : : : : : : / : : : ヽ＼
| : :.:.:.:.:.: . :/: : : : : : l : ヽ.
. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.,' ''"￣: : :l: : : :l
|:.:.:.:.::.:.:.:ｌ -─-: : /:_:_:_:_l
.
-
＿＿＿＿
／ ＼
/ / ＼ ヽ でっていうさん ちょっといいですか
| /＼ |
ヽ /￣＼ / 隣の部屋でオプーナさんが呼んでます
,,.....イ.＼ /
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ ､
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
. /ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ￣｀´￣ ＼
| ,-） （-、.| ん、わかったっていう
| l ＿＿＿＿ l |
＼ ｀ ⌒´ ／
,､-='l ＼_,ﾝ g< ＼
/ ＼ └〆＼ i=i|＼' ＼
丿 i ＼ ＼=i| / i|
.
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. ＿＿＿
＿＿＿ ／＿＿＿＼ ＿＿＿
| A 201 | |:::::::::::::::::::| | A 202 |
￣￣￣ ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣ ￣￣￣
|￣￣￣￣￣￣.| |||￣||￣||￣||￣||￣||￣||| |￣￣￣￣￣￣.|
| | ||| || || || || || ||| | |
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| |[i] ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ | |[i]
| | | |
| .◎ | ＿＿＿＿. | .◎ |
| | ||￣￣￣=| | |
| | ||] ||| | |
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
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i =======||==========||========＿＿=========||
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(三(三三l/l (三三l／ /|(三三l/l ＼| |
(三(三三l/l (三三l(三三l/l(三三l/l ＼. │
(三(三三l/l (三三l/(三三l/l(三三l/l ＼.|
(三三l/l (三三l(三三l/l(三三l/ ＼
(三三l/l (三三l/(三三l
.
-
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ::＼:::／:: ＼ でっていう
／ .<●>::::::<●> ＼
| （__人__） | これを見てみろ
＼ ｀ ⌒´ ／
/,,― -ー ､ , -‐ ､
（ , -‐ '" ）
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
│;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;│
│;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;│
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│＿＿＿＿＿ .|
│| .| ======== .|
│|;:◎===◎:;[] ======== .|
│|＿＿＿＿__| ======== .|
│◎│▽│□│[][]│台│|!i ..|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
-
/ﾆＹニヽ
/（0)(0 ） ヽ
／⌒｀´⌒ ＼
| （- 、 |
ﾄ-―――-｀ l ! やる夫が話していた壁の集音器か……
ヽ ｀⌒´ / /、
｀ｺー /,ﾉ:::ゝ､
. , '´７::::|.７ 「i .}::::ヾー､
|ヽ:::::|∧|/| .| ! |∧|:::::::|ヽ
|:::i::::::::lﾆﾄ i | |.,|ﾆl:::::::::i:::::|
／￣＼
| |
＼＿／
＿_|＿_
／ ＼ 壁の間に取り付けられていたよ
／ :::─:::::::─＼
／ <●>:::::<●> ＼ 後で翠星石のほうにもこれを見せてみよう
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／ やる夫は彼女も承知していたと言っていたが
( ＼ ／ ＿ノ | | まさかそんなことはないだろう
.＼ “ ／＿__| |
＼ ／＿＿＿ ／
..
-
／￣＼
| |
＼＿／
＿|＿
. ／´￣ ￣｀＼
.／ ､ , ヽ
/ ::::＼:::::::::／::::: ヽ
./ < ● > :::::::: < ● > .l
.| | だがこれではっきりした
..ヽ （＿人＿_） /
ヽ､ ｀ ー ' ／
／:::i:＼ﾞ_>介 √:::／::::::::＼
. /:::::::::ヽ:::ヽ };;{/::／:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,- ───´￣￣￣｀ヽ､ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ｀ヽ
／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ | 石神やる夫は典型的なストーカーだ
／ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ､ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 乂_
／ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀､
／ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀ヽ､
| ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ｀r───､-､＿
r´ ::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ :::::::::::::::::::::::::｀ヽ､
l ＿ ｀ﾞﾞﾞﾞ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::´:::::::::::::::::::::::::::::::::
lﾞ ,,,===＝=､λ ￣￣￣｀l;:::::::::::::::::.::::::::::::::::::::::::::::::::::
| 〃 _ l}ﾄ､,, l;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ﾞl l|| {◎ ,}| lイ ／/::::::::::: :::::::: f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ｀ヽ
ヽ､ 》､/i |＿,彡ｿ´ﾉ ,r-彡´_ノ::::::::´､ﾞﾞﾞ | 翠星石と気持ちが通じあっていると思い込んで
ヽ ｀二二三彡´ ﾞ ／／｀￣ ::::ﾞ彡ﾞ | 彼女に近づく男を全て排除しようとしたんだ
｀､ ｀￣´ |l ノ´/ Γ..::::::ﾞﾞﾞ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 乂_
〉 ｀‐--＝ﾆ_ノ ＿,::´ﾞ ..::::
｀､ ,-‐ ´ ..:::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
.
-
/ﾆＹﾆヽ ／｀i
. / （0)(0）ヽ / ﾘ
. ／ ￣｀´￣ ヽ| /
| ,-） （-ﾘ ﾋ
| l ＿＿＿_／/ ,｀弋ヽ ……この集音器の他にはなにか見つかったのかっていう
＿ ＼ ｀ ⌒´.′.Ｙ´ , ｀ヽ｀.ｌ
／ : : :介〈 `ｰ〈::....ノ Ｖヽ
| : : : : ::〈 ｢｀ヽ_ｰ ､ ｀ヾ＿/ //:|
| : : : : : /: | {::::} ﾌ-､｀ｰ┴‐- │
| : : : 〈: :│ {::::l /. :`ー‐一′ ::|
／￣＼
| |
＼＿／
|
／ ￣ ￣ ＼
／ ::＼:::／:: ＼
／ .<●>::::::<●> ＼ 押し入れから、凶器として使った炬燵コードも発見された
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ 被害者の皮膚の一部でも付着してれば決まりだ
/,,― -ー ､ , -‐ ､
（ , -‐ '" ）
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
.
-
／￣＼
| |
＼＿／
| /)
／ ￣ ￣ ＼ ( i )))
／ ::＼:::／:: ＼ / /
／ <●>::::::<●> ＼ﾉ / なんならそこのパソコンも見てみろ
| （__人__） | .,/
＼ ｀ ⌒´ ／ 翠星石に宛てた脅迫状のデータが残ってたぞ
／＿＿ /´
(＿＿＿） /
. /ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ￣｀´￣ ＼
| ,-） （-、.|
| l ＿＿＿＿ l | ……これか
＼ ｀ ⌒´ ／
,､-='l ＼_,ﾝ g< ＼
/ ＼ └〆＼ i=i|＼' ＼
丿 i ＼ ＼=i| / i|
.
-
＿＿＿＿＿＿＿
|＼ ＼
_______＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ＼ ＼
／＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__＼＼＿＿＿＿＿__.＼
|＼／ ￣ヽ| |
| | |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| || |
| | | | || [ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ] . |
| | | | || |
| | | | || [ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ] . |
| | | | || |
| | | | || |
| | | | || |
| | | | || ○ |
| | | | || |
| | | | || |
＼＼ ＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_／ ／| ◎ ｜
＼＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_..／ | |
￣ ｜｜ ｜ | |
.
-
|ファイル(F) 表示(S) 編集(E) ページ(P) データ(D) ツール(T) ウィンドウ(W) ヘルプ(H) |
|───────────────────────────────────┘
|
||
|| 貴女が頻繁に合っている男の素性を突き止めた
||
|| この写真を見ればそのことはおわかりいただけると思う
||
|| 貴女に聞きたい
||
|| この男とはどういう仲なのか
||
|| もし恋愛関係にあるというのなら、それは私に対する重大な裏切り行為である
||
|| 私が貴女のためにどれだけのことをしたと思っているのだ
||
|| 私には貴女に命令する権利がある
||
|| 即刻、その男とは別れなさい
||
|| さもなくば、私の怒りはこの男に向かうだろう
||
||
||
.
-
┌───────────────────────┐
└───────────────────────┘
┌───────────┐
└───────────┘
┌──────┐
└──────┘
┌───┐
└───┘
┌─┐
└─┘
.
-
,.ｨ=t.､ i! i! i!. ,.ｨ=t.､
| | | |_i!i=i!i=i!i_| | | |
| | | | |!l>=<l l | | | |
| | | | |<:○:>| | | | |
| | | | |!l:TT:l!| | | | |
| | | | |!| | | |i| | | | |
| | | | |!| | | |i| | | | |
ｉ‐┬┬┬┬┬┬┬┬:| | | | |!| | | |i| | | | |
|‐┼┼┼┼┼┼┼┼:| | | Eヱ夲オﾖ | | |
. ＿＿＿|‐┼┼┼┼┼┼┼┼:| | | | |_i_从ｉ_|_| | | |
|E| |ﾖ|‐┼┼┼┼lニニニ二:| | | | | |!| |i| | | | | |二ニニニl
|E| |ﾖ|‐┼┼┼┼｀△ | | | | |_|!|_|i|_| | | | | △´
|E| |ﾖ|‐┼┼┼┼‐| |_.il._.i!_.| | | | |_|!|_|i|_| | | | |_.i!_.il_.| |
|E| lニニニ二二二二| | |i| |i| i| | | | | |!| |i| | | | | | |i| |i| | |二二二二ニニニl
lニニニニニ二△ △. | |_|i|_|i|_i| | | | | |!| |i| | | | | |_|i|_|i|_| | .△ △二ニニニ
r┤.i! i! r=i | |_i!_i!_| |_i!_ｉ!_.i!_| |_|i|_|i|_i! | | | | |!| |i| | | | | |_|i|_|i|_| |_.i!_ｉ!_i!_| |_i!_i!_| | .r=i. !
| .|_|i|_l|_| |_i!_ .| | i! i! | | || || ||..| | |i| |i| |r=ffｌi==､r==t==jj=i|￣|| |i| | |..|| || || | | l| l| | |. _i!_| |_|
| .|_|i|_l|_| |_||_|.| |_l|_l|_| |_||_||_||..| |_|i|_|i|_|. |l l| |.l l.| |l ｌ| ||_|i|_| |..||_||_||_| |_l| l| | |. _l|_| |_|
| .| |i| l| | | || |.| | l| l| | | || || ||..| |_|i|_|i|_|. |l l| |.l.,.､l.| |l ｌ| ||_|i|_| |..||_||_||_| |_l| l| l木木木. |_|
| .|_|i|_l|_| |_||_|.| |_l|_l|_| |_||_||_||..| | |i| |i| |. |l l| ／.:: ＼ |l ｌ| || |i| | |..|| || || | | l| l.z木木木木.|
| .|_|i|_l| | |_||_|.| | l| l| | | || || ||..| |_|i|_|i|_|. |l l|〃.::::::::::::ﾊ.|l ｌ| ||_|i|_| |..||_||_||_| |_l|z木木木木木
| .| |i| l| | | || |.| |_l|_l|_| |_||_||_||..| | |i| |i| |. |l l|{{::::::::::::: : }}|l ｌ| || |i| | |..||_||_||_| |_林林林林林林
森森森森森森森森森二二二二二二二二Ｌ._|l_l|{{::::::::::::: : }}|l_ｌ|＿二二二l森森森森森森森|i|森森森
森森森森森森森森森森森森森森森森 .; ,,, .:':' ,:,:,:,:,:,:,:,:,:,.... ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ
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l!v´ ｌ ,､--､ | ｌ | l,lLl.| |.|================|.| .: .:.:.:.:.::|. :. :. . :.: . :. |＼: .: .:. :. .
く> |_l ￣ l＿ ＿＿_.|＿ ＿_ _＼| ￣ .|;| ... ..|;| :. :._:._.:.:_.:_|: .: .: .: .: : .: | l＼ :.. .:
<l <> / .! ,l￣￣ ￣￣￣￣ ￣ ￣￣ ￣ ￣.￣ ￣|.|￣￣￣￣￣￣￣￣|.|￣: .: : .:. : ..ﾞ､ :. :. :.: .: .. | l |
<> / ￣ /￣￣￣￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣￣￣￣ﾞ､ ◎ :.: . :.ﾞ､ :.: : :. :. .. | l |
. 〈> / / 〈〉 く<<> ＿＿ | 「￣」 ﾛ / .､,`; ﾞ : :.ﾞ､ .: .:. ..:.:: .: .. ＼l |
＜ｌ / /_､y'＿＿＿＿＿||l|l|i|l|||＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ､ :..ﾞ､ :. :. . :. :. :. :. .:＼|
l> . / / i､,l ﾟ､,`,. <>> ||l|i|l|l||| 「「「「 」 ,.;`, [o]~ ﾞ ､ ﾞ､ :. :. : .: .: .:. :. :. .
/ / /三三/ kl ,, _,,｡| l￣￣| / ､ ﾞ､ :. :. :.: . :. : .: . .: .:
. / / /三三/ ＼ ﾘ ,ｉHｉ.| l＿三l <> 「」 ﾞ､ ﾞ､ :. :.: . . .: .: .: .. .
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斤ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶､
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〈::::::::::::::;'::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ｲ:|::::::::::::::!
/::::::::::::::!/::::::::::::::::::::::::::＼:;'〈::':::::::::::::::',
-
. /ﾆＹﾆヽ
/ （0)(0）ヽ
／ ￣｀´￣ ＼
| ,-） （-、.| やらない夫
| l ＿＿＿＿ l |
＼ ｀ ⌒´ ／ もうニュースで見たとは思うが……
,､-='l ＼_,ﾝ g< ＼
/ ＼ └〆＼ i=i|＼' ＼
丿 i ＼ ＼=i| / i|
.
-
／ ￣ ￣＼
, ' ＼
| |
| . |
| |
| , …………俺が最初にやる夫に会いに行ったとき
', ,.
ヽ_,'________r
/:::::::::::::::::::ﾄ,
／ ￣￣￣￣ ヽ;,､_
__,,.／"" :::::::::::::: ' ,:::::::::::::ヽ,、
／ ..::＼ ..:::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::: !:::ヽ
/ .::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::: i::::::.`
l ;ノ:::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::: !::::::::::i
く :::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::: ｲ::::::: {
l ::::::::::::::::ヽ;;|:::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::: |:::::::::
l ::::::::::::::::::: 〉::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::: |:::::::: i
l| ::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::: |::::::::: |
ｌ ::::::::::::::::::: |::::::::::::::::::::::::::::i.:::::::::::: |:::::::::: i
.
-
, ｰ,r 、_r-､
／r-、人, ＼、＼
/ ヽ ヽ:`, V,} i
/ r´＼ Λ Vi ﾚ ﾄ、
:::::＼ ＼j, ┤ r } そのときはあいつと事件との関係なんて全く頭になかった
,' ( ﾉ ヽ, i i i { '
, ￣ ヽ___i ,' {′ 本当に、ただ会って話をしたかっただけだ
V { __L＿
_ﾊ 、 ﾍ、 ,.＜ :: :: :: ト- _
-＜ :: ::{ヽ、 ＿_, ＜∨ :: :: :: :: :: ::{ :: :: ::ヽ､
_ ｘ＜ :: :: :: :: :: :: ::{ /;;;;;＼ ／〈: :: :: :: :: :: :: ∨ :: :: ::
,ィ ,: 〃 :: :: :: :: :: :: :: ::レ´};;;;;∧ヽ/ :: ∧: :: :: :: :: :: :: ﾄ, :: :: :: :.､
／ 〃 / :: :: :: :: :: :: :: :: ::| /;;;;;;;;{ /:: :: :: ∧: :: :: :: :: :: ::∧ :: :: :: {､
, イ: :: :: :: ::/ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :ﾚ;;;;;;;;;;| / :: :: :: :: :i: :: :: :: :: :: :: ::ヽ==x ::Λ
／: :: :: :: :: :: :/ :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: |;;;;;;;;;;;| / :: :: :: :: :: ∨: :: :: :: :: :: :: ::＼: ヽ ∧
.
-
尾行したのもストーカーという設定を作る為だったのか…
-
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ｀ヽ
＿＿＿_ | あいつと夜中まで昔の話をして……
／ ＼ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
／ ― ―
／ （ ー） （ー）' ／￣￣＼
| （__ﾉ､_,x ,--､ ⌒ ｀ ⌒ ＼
＼. ｀ー< ヾ zヽ （●) (● ) ｜
＿＿__／ ー‐＼／| ｜ （__人___） ｜
| | / / ＿＿ﾉ (, |.
| | / / | | j
| | （ ￣￣￣⌒ヽ. | !､ , ,.ッ!､.._
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣| 7゛ッッ≦::::::::::::::"''ッッ;;¬r,
∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ﾞｉ
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ｀ヽ
,.＝＝＝、 | リーマン予想のレポートを解いてもらったりもした
| |, ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 乂_
| |_＼ l :::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ::::::::::::::::::
| （￣゛＜＼_ | ::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞｉ.::::::::::("
| ￣|イ l"l＼,_ッ::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::､'`＞ッ" :::
|.,_＿＿_,.| 丿 v'::::::″'''::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,' ／ ::::::::
＞ッ､ッ::::::::::::::::::::::〕::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l､'´ ::::::::::::
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
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-
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――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
／￣￣ ＼
⌒ ｀'⌒ ＼
|(⌒.) (⌒ ) |
|（__人___） | f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ｀ヽ
| | | 次の日の朝、あいつのアパートから出るときに俺は安心してたんだ
i | ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 乂_
ヽ 、 . {
-≦'ﾄ､ｰｰ- ´ ハ、
／: : : : √ヽ、∠´／／. :ゝ、
/i : : : : /「::::/＼ ／. : : : : : : :.＞、
iV: : : :/ /:::/ ／. : : : : : : : : : : : .＼
ｉ.| : : ,' /:::::,' .:´. : : : : : : : : : : : : : : : ヽ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ｀ヽ
ｉi: : : i/::::::::i /. : : : : : : : : : : : :／ : : : : :', | やる夫の才能は全く衰えていなかったってな
;.: : : r::::::::γ: : : : : : : : : : : :./ : : : : : : : : ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 乂_
i : : : i::::::::/: : : : : : : : : : : : : : : : :ﾉ : : : :i
i : : : i:::::/ : : : : : : : : : : : : :.l : : / : : : : :i
' : : : i:/: : : : : : : : : : : : : : :ﾊ :/. : : : : : :i
| : : :./ : : : : : : : : : : : : :／ :Y.. : : : : : : :i
| : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.|: : : : : : : : :i
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|: : : , :l
',: : . . （ j ） ./
i: : : : .｀ｰ-‐´｀ｰ-‐′ / . だけどやる夫は突然こんなことを言い出したんだ
',: : : : : : .. /
ｲ{ゝ: : : : : : :. イ ::}､
,.．/.:::::.. ｀`ｰ- -‐'"´ ..::::::::/| ＼
／ ∧::::::::::::::＞､r‐'".:::::::::::::::::/ l| ＼
イ | '::::::::::/￣￣ヽ:::::::::::::::::/ | }丶、
,. '" / | ヽ::∧ /＼::::::／ 丿 ! ｀ 、
.
-
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
.. ＿＿＿_
／ ― -＼ …………
. . ／ （●） （●）
／ （__人__） ＼ やらない夫はいつまでも若々しいお
| ｀ ⌒´ |
. ＼ ／ 昔から背が高くてスマートで……
. ノ ＼
／´ ヽ
.＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
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＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
／￣￣￣￣￣￣￣ ＼
／ ＼
/ ＼
/ ＼
/ . -── ─- i
| {{ ＿＿＿,jl {{＿＿}} .l
..|. ｀┴---┴´ '┴┴´ |
|. / ヽ l ,. γ´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
. ＼. { 八 } / ＜ ……やる夫とは大違いだお |
＼ ｀───´::::::｀──'／ ゝ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__,ノ
／ヽ イ＼
／ ｀`ｰ- -‐'"´ ＼
＼
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿――￣￣＿＿＿￣―＝＝
――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ―――― ＝＝ ￣――￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━
.
.
-
, ´ ￣￣ ｀ 、
/ ヽ
/ _,ノ_ ｀ヽ-、
/ (√丶丶´v 〉
ﾉ { ) j 俺はその発言に驚いたよ
,.ｲ ､ V /
,／(:::ヽ.ヽ { r
_, ､ -― ''":::::::::::::＼::::ヽヽ., __r ／⌒ヽﾆ‐-、
/::::::::ﾞ:':､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V／.....￣ '.,:::::
丿::::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::( :::::::::::::::... '.,::: |
r ::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::.. '.,::i
/ ::::::::::::::::::::::: !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::. '.,
/ ::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾊ ::::::::::::::::::::. '.,
.
-
￣ ､
´ ＼
／ ヽ
/ ノヾ
' ー ´ ヽ
l / .,.....､ヽ
. l l {::::::} l
. l 冫.ー く なぜなら俺の知るやる夫は
l l ﾉ!
l ｀ー‐ f ｒ' 容姿など絶対に気にする男ではなかったからだ
l ﾉ'
! /
,' /
￣ ｀ー - /
｀ ､ /
:.:.:.:.:.:... ､ ／
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. .:.:ヽ _ ´
ー- :.:.:.:.:.:.:.:.. ..:.:.:.:.:.:ヽ
｀ ､:.:.:.:.:.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼
..:.｀:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
..:.:.:.:.:.:.:.｀:.:､:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./
.
-
／￣￣ ＼
／ __,ノ 'ヽ､_ 人間の価値は姿形では計れないし
| ( ●) (●） そんなものを必要とする人生など選ばない
. | （___人__）
| └ー '´ﾉ それがあいつの主義だったはずだ
| ⌒ | , ｧァ┐
i ヽ | ┌､ ///./ ７
}､ `＞ ｰ-´-くヽ- 、___、 _ | l ／//./' /
_ﾉ >-ｰ＜￣／ :/ :: : : : : .７ ﾉ / ヽ_/' /
__／ :}Λ:::√ У: : :/ : : : : : : / /／ ／ 丿
,.-< : : : : :i /::::「 ／ :< : : : : : : : : / : | / ／
r´ : : : : :「: i/::::::i / .: : : 〉 : : : : : : : : : ﾍ { ｲ
} : :, : : : i :./:::::::i/ .: : :／ : : : : : : : : : :「ﾑ ＿_厶┐
f : :ｉ : : : :i ,':::::::/ : : ／ : : : : : : : : :i : : |｀ ー一一'|
/ : :ｉ : : : :ｉ i::::;::,' : :./ : : : : : : : : : : :V : :| : : : : : : : |
/: : : :ｉ : : : :i i:::::,' : :/ : : : : : : : : : : : : :r : :|.: : : : : : : |
.
-
_____
／ ￣ ￣＼
／ ＼
| _,.ノ '(ゞ､_| そんなやる夫が自分の外見を気にしている
.| （ ー）ヽ ヽ
ノ| （___人_＼＼__ 確かにあいつは年の割に老けて見えるし
____-‐./l l|、 ｀⌒（⌒_ ＼ .スマートといえる体つきでもないが
,,-=ﾆ_::::::､::l ::::! ヽ. し「、 ＼
/ ::::::::::: ヽ::::::)::::::| ｀ヽ. ___´ノ ヽ ヽ、..,,____i_ .そんな今更どうしようもないことを嘆いている
i :::::::::::::::::: ヽく::::::::ヽ / ￣ lヽl:::::〉::::Y________l_
l :::::::::::::::::::::: ヽ:::y:::::ヽ/､＿_l !:: /::::| ::::::::::::::: |
! :::::::::::::::::::::::: l::::＼::::ヽ l ヽ.l::: l::::: | ::::::::::::::: |
ヽ :::::::::::::::::::::::: ヽ:::＼::::ヽl l!::: l:::: | ::::::::::::::: |
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ｌ i
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_ ―ヘz7i |∧､ー ､
, ＜/////∧i i/,j////∧､_＿
／///////,ｲ/∧ﾍ､＿__ノ ﾍ､＿_.ノ∧/ﾍ/////////j丶
／/////////jZ/_∧. ( ● ) ( ● ) ∧//Z////////X/∧
//////////＞＜/∧､( ＿.人 ＿ )∧＞＜V////zZ///∧i ……だから俺は気づいたんだ
/////////,∧V///∧ﾍ､＿_＿_,.ｲ/////,∧///∧V/////,|
//////////∧V///∧ ／V//＼/////∧///,f/////////
///////////∧V///∧ /てゝ,ｊ////,∧///∧////////|
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／￣￣￣￣￣￣＼ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
／ . . .: . . : . .: . . : .＼ | やる夫が恋をしているということに
／; . : : : : : : : : : : : : : : : :.＼ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿乂_
／ ..... : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.＼
／ .: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :..＼
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＼ ... :.: : : : : : : : : : : : : : ::,,:: : : : : : : : : : :／
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