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【イベントA】疾走れ!猛る者たちよ【Take9】

873リイス:2017/03/17(金) 01:43:11 ID:94YFHjXs0
>>872

「次は此処の偉い人の部屋でも漁ろうかと思ってるんですよ、品物の一覧表は見付けたのはいいんですけれど、記号しか書かれてないので何が何だかさっぱりだったんです」
「だから、多少手荒になりますが、宿泊区画の何処かの部屋に押し入って偉い人の場所を吐いて貰うつもりです、この部屋の人を片付けた以上、遠くないうちにきっと侵入はバレるでしょうからね、善は急げ、ってヤツですよ」

異論か代案が無いかゼオラに確認。
彼女が何か良い情報を拾ってきてくれていたりしたのなら、わざわざこんなリスクの高い真似はせずに済む、確認は怠らないほうが良いだろう。

874ゼオラ=アドヴァルド:2017/03/21(火) 03:19:19 ID:jJ1k1Sfg0
>>873

「ふーん……。……場所は?」
相変わらずゆったりとした口調で、返答らしい呟きの後に質問。
緊張なんかは微塵も感じてないように見える。何を感じ取っているのかも曖昧だが。
地図から次の目的地を示してやれば、ぼーっと見つめて小さく頷けば、リイスを待つことなく去ろうとする。
「……わかった」
彼女から歩み寄る姿勢が無いのは確か。
それをどうコントロールするかはリイスの自由だ。或いは手を付けずにいるか。

ここからだと一番近い居住区はB区のようだ。
各々が離れて設置されていることから、役割によって完全に分けられているのだろうと推測はできる。
B区は港側に設けられたもので、二人が初めに立った入り口に最も近いものがA区。
あとは、区間全体の中心に近しい場所にC、さらに奥側にDと続く。

875りいす:2017/04/14(金) 21:21:42 ID:gIQ8rDC60
>>874

「入り口近くのABは私が、奥のCDはそちらに任せます、潜入技術ではそちらが上でしょうし」
「連絡は一時間後に行います……っと、これを」

ぽい、と無造作に放られたのは一枚の紙、通信用の魔術式が書き込まれたそれは使い捨ての通信機として機能するだろう。

「あれだけ式や使い魔を飛ばして無反応なんです、これでの連絡の方が良いでしょう……では、異論が無ければ互いに動きましょうか」

876ゼオラ=アドヴァルド:【ターゲット・ロックオン!】:2017/04/18(火) 00:01:17 ID:jJ1k1Sfg0
>>875

「ん……」
雑に渡された薄紙を拾い上げる。
1秒弱、見つめた後微かに眉を顰めるが、折りたたんでスーツのポケットに仕舞い込む頃には表情は立ち消えていた。
此処からでは二人の進行方向は別。今度は言葉なしに背を向けて、歩みだしていけばそれが了承の合図として伝わるだろう。

リィスの一先ずの目的地は最も近いBの居住区だろうか。
少しだけ奥に入り込んだ手前から二つ目の居住スペースは港から最も近く海の香りも感じられる。
余りいいつくりとも言えないワンルームが連なる2階建ての建物には、やはり港で従事する者達が住まうらしい。
外付けの階段の中腹には、港で見た男たちと同じ格好の、リィスの倍に届きそうな年齢の男が一人、缶コーヒーを煽りながら黄昏ていた。
彼の視線を避けながら建物に近づくことは可能だし、目標をもう一つの建物に絞ってもいい。または、彼の前に姿を見せてみるのもいいだろう。

877リイス:2017/05/11(木) 23:59:58 ID:gIQ8rDC60
>>876

「……お互いに一人の方が動き易いんでしょうね、不服そうな顔をされるのも致し方無い……そう今は思っておきますよ」

やれやれ、と小さく首を振ると気を取り直し自分の目標に向けて歩みを進める。
ゼオラも不満は口にしていない、なら、自分にそれが認められる筈もない。
今は、目的の事だけ考えて動くべきだ。

(……ふむ、男性が一人、殺すも脅すも簡単な状態ですけれど……そんな方法よりも今は“一瞬だけ”騒ぎを起こして貰いましょうかねー)

――小規模な術式を展開、術式は至って単純にして微力なもの、効果は『音の出所を変える』だけの、初歩的な弱々しい魔術だ。
本来は自分の口元から出る筈の声を、直接相手の背後に飛ばす……だけなのだが。

『ね……助け……寒いの』
『ねえ、……て、寒……』

この真夜中に、こんな現場には存在する筈の無い少女の声が誰もいない背後から聞こえてきたのなら、彼はどう思うのだろうか。

878ゼオラ=アドヴァルド:【ターゲット・ロックオン!】:2017/05/18(木) 02:33:51 ID:jMrRCTK60
>>877

闇夜に包まれた空は未だ肌を撫でる程の寒さを持つ。
この夜風こそ過ごしやすいといった理由で休憩に甘んじていた男の耳に、声が届く。
魔力感知の類を行使できるのなら、かの男に魔力らしきものは欠片ほども見当たらないことが解る。
だから、今時珍しいと言わざるを得ないような、港で人力に頼りきった運搬作業を熟しているのであるが。
彼らは力を持たぬものの集まりなのだ。幽霊の類が存在するのかもわからない。存在するように化かされていることにも気づかない。
寒空に響き渡る金属音。飲みかけの缶すら投げ出してしまった音だ。
怪異から逃げ出したからこそ、彼らはここに居る。群れを成すことで安息を得た人の生きざまが見えた。

程なくして彼が駆け込んだであろう部屋の明かりがともった。
少々見渡せば全ての窓の、半数ほどの明かりが灯っていることが確認できるだろう。


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