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【石川賢】ゲッター線が他作品に出張!! 避難所【クロスSS】
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ゲッターロボ+あずまんが大王 第8話
:2013/11/30(土) 23:07:34 ID:yW8O/g/E0
ごそごそと何かを漁る音。
そして、何かが引きずられる音が、体育館の中に不気味に木霊していた。
誰も、その場を動けなかった。
少なくとも、まともな奴は。
塵が収まる頃、聞きなれた女教師の冒涜的な怒号と、
聞きなれぬ女傑な声の主、そして流竜馬と名乗った少年の姿が消えていた。
「何だったんだ…今のは」
分かりきってはいた。
言わずにはいられなかった。
ある意味、自分の習性なんだと思った。
振り返った暦は眼を剥いた。
衝撃と爆音の影響か、馬鹿者を拘束していた女子生徒が全員床に伏せていた。
ぴくぴくと、涎を垂らして痙攣している。
どことなく、破廉恥な様子だった。
その姿を見ている男どもに、暦はキツい視線を飛ばした。
ぞっとするものを背に覚え、思春期な男子たちは沈黙した。
緊張と疲労で、混乱も大いにしている精神であっても、
あの少年への少なくない感謝と、嘆きに近い感情を抱かずにはいられなかった。
せめて、眼を閉じている間は、安らかにと。
とりあえず、周りの連中をまとめることに努めた。
どうやら自分は、男口調のせいか、そういうことに向いているらしい。
その過程で、2人ほど女子がいないことに気付いて、激しい頭痛がするのを覚えた。
「…なんで、あいつまで」
外を見ると、かつて翼竜であったものの残骸から白煙が昇っていた。
鉄の部分だけを残して、溶けているかのようだった。
つづく
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