やる夫の中世騎士物語
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スレ立てするのは初めてなので、とても緊張しています
初心者なので色々ダメダメなところも多いかと思いますが、フォローして頂けると助かります
宣言所のほうは規制中だったので、どこにも予告とかはしてません
勢いに任せて作った作品ですが、読んでもらえるとありがたいです
原作などは無いオリジナルです
本日20時頃から投下したいと思います
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|゚Д゚)<キタイ
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トリップは文字列の前に半角の#をつけると出ますよ
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って、いきなりトリップの前に#を付け忘れてるし…
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いきなりレス付けてくれた方がいて、びっくりしました
ありがとうございます
>>2
期待にこたえられか分かりませんが、がんばりますね
>>3
いきなりやらかしちゃいました
お恥ずかしい
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おもしろそう期待
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期待
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新スレが立てばとりあえずチェックする人は割といる
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期待しています
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期待してくれる人が多くて、驚きました
ド初心者なので、期待より怖いもの見たさくらいで、読んでくれれば十分です
新スレというだけでチェックしてくれる人がいるのは、とても助かります
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では、そろそろ時間になりましたので、始めたいと思います
ツッコミや合いの手等大歓迎でお待ちしております
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全裸待機完了
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\ ヽ:::::::::/~  ̄ ̄:::::::::......-ー::::::::::..................::::::::::::::::::ニ、ー'~
ミ、 \::::::........ _,,,;;;;:::::::...............:::::::;;;;;;;;;;ーー'''''~~~
ゝ ト、 λ-ーー< ノミ~~~ − ― ......___:::::::::::::
λ ヽ ~''ー λ.............:::::::::::::::::::::::/彡
__,,,∠彡 ===========三::::...... 時は中世…
__=-―'~ ̄ _ .............
ー、,,,_∠~ ̄~\__...... .......  ̄~−ー==ー、
_,,、=〜  ̄''=っ
ー=<~ ..............::::::::::::::ノミ
ーi、,,,,__wwjklwjklw ゝ:::::::::::...............
 ̄ / / ̄/ニlーiニトーi---i-=、,,,,____
 ̄  ̄ ̄ ∠/ ̄|ニi―-i==、__jkjlwjiwjjilwi
∧ ∧ ヽニヽー-、,,_
( ,,゚) ∧___ ∠ニiー-┬-
[= 弋つ ゚_)  ̄
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._____l、_〃ヽ /
/ ヽ、. |_,l )
//、 ゝし' |
Vl l. ノ--┬.| |
| | ノ || ||
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`ヽ, _," ' ' "_,,-,. " ; ,,、_,、
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--´ ,--、,,r‐´ヽ、 ヽ,::::\' , {´:::::::::::::`´::::~`'ヽ、,' ; , , `!、:::::ヽ、
_,,,}::::::::::::::::,(}::::ヽ,,、`‐'-、`ヽ ヽ,_,,,_,,r‐'''‐-、,,_ _ ゝ ' ' ; , ,ヽ、:::::ヽ, 舞台はヨーロッパ…
/´::::::::::::::::::::::}~}:::::::::::`ヽ、{`" ヽ, ヽ"~`{~‐' ~ ~´ }:::::::::{,
/::::::::::::::::::::::::::~´:::::::::、-‐= ´:::::::::ヽ, ~}:::::::{ {,:::::::::::
‐'´_,,r--―''‐'''~`''´`{,:::::`'‐´::::::::::::::::::`":::::::::::::"'‐-‐ヽ--‐'`{ ; `'‐-
`;´ r´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::~=::::::::::::::::::::=~ }
~`'―-、,:::::::::::::::r--、,,,_::::::::::::::::::::::::::::::::/
; `‐-、_ノ `'‐--、r‐''‐--´
ii ,,
ヽ´ヽ,
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_, _, _ _ _ _, _ _
|_|_| |_|_| |_|_| |_|_| |_|_| |_|_| |_|_| |_|_|
| ̄|_ | ̄|_ | ̄|_ | ̄|_ | ̄|_ | ̄|_ | ̄|_ | ̄|_
| _| | _| | _| | _| | _| | _| | _| | _|
|_| |_| |_| |_| |_| |_| |_| |_|
∧,,∧ ∧,,∧ ∧,,∧
∧,,∧(・ω・´) ∧,,∧(・ω・´) ∧,,∧(・ω・´) 歴史には存在しない架空の国
ε=━┓Oニ)< > ε=━┓Oニ)< > ε=━┓Oニ)< >
/ ノ lミl_, (ヾゝ ./ ノ lミl_, (ヾゝ ./ ノ lミl_, (ヾゝ シタラバ辺境伯国に…
(o_o,イ ヽ´|(__) ノ~⌒)(o_o,イ ヽ´|(__) ノ~⌒.(o_o,イ ヽ´|(__) ノ~⌒)彡
ノ ヽ| | ̄ノl ノ ノ ヽ| | ̄ノl ノ ノ ヽ| | ̄ノl ノ
/ /~ヽ ノ'''''''~ヽヽ\ヽ_ ./ /~ヽ ノ'''''''~ヽヽ\ヽ_ / /~ヽ ノ'''''''~ヽヽ\ヽ_
ヽニフ|_| (_/ ヽノ ヽニフ|_| (_/ ヽノヽニフ|_| (_/ ヽノ
(_ヽ (_ヽ (_ヽ
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___
/\ /\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::::\ n
____________,、ヘ,___ | |r┬-| |^l.| | /)
\>──────────〔ク )  ̄``"''''⌒\ /;:|`ー' 、 ノ;| | レ'//) やる夫という少年が居た
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'ー-''¨`"''''ー-、、,,,._ {;:;::乂_,,ッ、、_/.:;:;} /
`ヽ ゞ彡彡ニミミッ;;/ ノ
l _б 彡〃.:.:.:.:.:.:.:゙ヾミ_/
│ ''"/ : :.,;"´゙,;.:.:.ヾゝ
‖ノ ゙i .:ト'',.´;, ',;:.:"〈
ヾ :: 〈● :゙;, ,;"::;●夂
/八 `ヾ,|`: : : ;, ,;:.::::`";l 乂
! / /,!;;;ゝ,リ|; : : :; ;::.:.:;::i)! : .彡
,/ヽ//: :,ヾ〉,;.;、:'':::.:.;::;!:::| : . | ヘ
// : : //イ::,.:..; :.{、; ゙;:゙;;.:"';}:::!、_! ヘ
/: / : : //'゙::;'.:.::; :,::`i.;゙:.,,:''::`/::::::.:ヾ _____`)
/: : / =、/,.!::: ; :,' :' : :.:.:ヾ;∞;ソ::::::::.:,:.}!  ̄ ̄´
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∴∵:;:;:;: _
_ ::::::::: __ ∴∵∴∵;:;: /ノ :
__ !\ _____ _ ;:;:,∴∵:、 // : . _____
___ \..\ ./ (,. ノ \ 三三三 ̄‐- 、 ∴∵. // ___
__ .,、 \ \ \/(●) (●) `i三三--___,二''|'L__,/ .// 〈廴_______ ____
____, l \,-'、 \| (_人_) ,ィ´-‐─── l .! \ // !/ c || .ヽ __
/.|| c \,r ' \-,--/ ./ \ ̄三三 ̄ | ヽrl二lつ∨/ ____||____ノ
|__ || ゙ ∨ . /il.__\/ ./、__ | 三三 . ナ=|二-x‐'´ ./ ___
 ̄ ̄ ̄\ ∨ン, , _|_-二\/`/ _-‐rl丁 !-, -'゙ `'丁 / ___
__ .\ !.! 三三三∋テ .` |_-ニミ- 、__\ / ____
___ .\ ゙_二=' ! ̄丁 ノ  ̄´ / / ./ ____
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やる夫の中世騎士物語
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* ____
+ 。 / \ /\ キリッ
/ (ー) (ー)\+ 。 *
/ ⌒(__人__)⌒ .\
+ 。| |r┬-| | + 。 やる夫は、シタラバ国の騎士ワゴン家の次男である
\ `ー'´ /
\ ,,,, ,,, / + 。 騎士家の次男以下は、長男が健在なら家督は相続できない
/ \
/ ,、 .l> ,>
\ リ l <
<_/ ト-'
i l
. l l
l 、__. l 運が良ければ男子の居ない騎士家に婿入りできるが、
l ∧ l
. l / l. l 多くの場合、学問を学び聖職者になるか
,、-'"l /' ̄l l'-、
/ (__ノ ゙'-、,_) \ 修道院で清く貧しく修行暮らしが一般的であった
/ i
l 次 男 /
゙'-、, _______ ,、 - '"
-
/ ̄\
| |
\_/ しかし、ワゴン家は領内に河川を持ち、
|
/  ̄  ̄ \ 通行税と特産品の交易で比較的裕福であった
/ \ / \
/ ⌒ ⌒ \ (あくまで同格の騎士家と比べてである)
| (__人__) |
\ ` ⌒´ / ☆
/ヽ、--ー、__,-‐´ .\─/
/ > ヽ▼●▼<\ ||ー、. 領地は与えられないまでも、
/ ヽ、 \ i |。| |/ ヽ (ニ、`ヽ.
.l ヽ l |。| | r-、y `ニ ノ \ やる夫に生活費の仕送りはしてくれたのである
l | |ー─ |  ̄ l `~ヽ_ノ____
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|--' / オプーナ /|
.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/| ______
/ ̄オプーナ/|  ̄|__」/__ /オプーナ ./||__,」_____ ./|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/オプーナ ./| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ オプーナ /| / |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/|/
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
ワゴン家当主ワゴン・デ・オプーナ(やる夫の父)
-
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \/⌒) そのおかげで、やる夫は地中海世界各地を旅して回る
| |r┬-| | ノ
__\ `ー'´ // イタリア、ビザンツ帝国、中東の十字軍国家へも赴き…
(⌒ |_,,,ノ
""''''''ヽ_ |
| |
| |
i  ̄\ ./
\_ |/
_ノ \___)
( _/
|_ノ''
____
/ \ 各地の教会や修道院に保管されていた
/ ⌒ ⌒ \
_______/ (●) (●) \ _ 貴重な文献を学ぶことが出来たのである
/ | :::⌒`(__./ ̄ ̄⌒/⌒ /
/ ̄ヽ / \ / ゼロの / /
,r' ,r'´ ⌒ y ,(つ使い魔/ ⊂)
(_(,ソ___、,______/⌒\__  ̄ ̄(つ___/__⊆)
(座布団/ ̄ ̄ ̄
-
γ⌒ヽ
乂 ノ
Y
_(_`Y´_)
/ |r┬ 、l\
/ ` ― ´ \ (⌒ヽ、 しかし、やる夫がこうした生活を送れたのも、
/ ヽ と ,ィ_ \
| __/::.. ` ⌒  ̄ ̄` > シタラバ国がここ数年平和だったからである
と⌒ヾー―――― ⌒  ̄`´ ̄ イ - − ´
< ゝ /、_____ ヽ、 ヽ'
く/  ̄`ヽ ∨
l ∨ もし戦争があれば、
l ∨
l 丶 大手柄を立てて領地を授かる可能性や
/ 丶
/ ―――‐ 、 丶 戦争で後継者を失った家への婿入りや
/ / \ 丶
/ / \ ヽ ,.-、 養子入りの可能性もあったのである
_ / / \ ` ー ⌒ヾゝ
{ ` ̄ / ∧ Yラ
∧ l ゝ ノノ
` ー――‐'  ̄ ̄ ̄ ̄
-
修道院wwwゼロ魔保管してんじゃねえよwww
-
□
┌─┐
└─┘
┌───┐
└───┘
┌─────┐
┌┼─────┼──┐
│└─────┘ │
┌─┼─────────┼───┐
│ └─────────┘ │
│ │
└───────────────┘
-
.. ''';;';';;'';;;,.,
''';;';'';';''';;'';;;,.,
;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;; そして、ある時隣国による国境侵犯があった
vymyvwymyvymyvy、
ヽ(゚д゚)vヽ(゚д゚)yヽ(゚д゚)v(゚д゚)っ 国境の防衛であれば、勝利しても領土は増えない
⊂( ゚д゚ ) と( ゚д゚ ) 〃ミ ( ゚д゚ )っ ( ゚д゚ )つ
ゝ ミ ( ゚д゚ )っ ミ) ⊂( ゚д゚ ) .(彡 r 故に、集まった騎士達の士気は低かった
しu(彡 r⊂( ゚д゚ ) .ゝ. ミ) i_ノ┘
. i_ノ┘ ヽ ミ)しu
(⌒) .|
三`J
_____
/ '⌒ヽ ; '⌒゙\ || ||
/ ∪ \ || ||
/ /´ `ヽ/´ `ヽ \ o o
/ ( ●ll● ) \
/ ヽ_ _ノヽ_ _ノ ; \
| ; ''"⌒'( i )'⌒"' ∪ | しかし、やる夫にとっては絶好のアピールチャンスである
| ∪ `┬─'^ー┬'′ ∪ |
\ |/⌒i⌒、| / また、オプーナも息子の為に支援を惜しまなかった
\ ∪ !、__,! U /
/ 、____,, \
/ ヽ
| 、 , |
-
___
i` 、 / \
| ` 、_ / \ _ノ
. ! i / ( ●) (●)' 1人で中東まで旅するやる夫である
! ! | (__人__) |
、 ` \ ` ⌒´x−、 , 剣の腕も実戦経験も
、 ゙ r‐γ‐'´` 、 ー-../ x、≫ ||, ヽ
`、 ゙、 乂 乂 __}` ア .ィ/ /ニ二 ||∧ |ヽ けして人後に劣るものではなかった
、 、 Y__〉ィ三j/./ ◎'‐ァ‐-→ .|| .V !
\ \,.、 _Y {'´Xノ,/__/.ミ{ / .|| 〉-、!.__
\ .ゝ γ´ ,' .{X/ /| ̄ ̄| /\ j\/ || 〉 'T´
`¨i'⌒>'-‐Y´{ _, V /X|><_\_/ ` ∧ / _}=‐‐
|x〈レァ、‘、>ー'´ V X⊥_ _二7 {,'-V \ コ==-
X/X'、 {二||二|二==='''ヽ =V | ト=-
Y.\ \ / T T V´ ̄ヽ_ゝ V ヽ{ {
 ̄ ,.' 〈 〉 V´ ̄ヽ_ゝ V |\.!
/、\ ヽ Vノ ノV´ ̄ヽ_ゝ ` 、 ! `、
γ \\ =≫'´`( / ̄` 、 i \
{ 三≫《 `{` 、´ 〉、
`i_〈´ ヽ `ト、_ノ .∧
` 、` ヽ_ `トー‐' .ヽ
 ̄‐、 `、 \ ∧
_ノ __ノ `i .‐' V
Y___/ )二ニY
}_,,,,_ ゙i
Y ゙i
`‐===''’
-
___ ≡三/|
/ \ = / / 人
/ \ , , /\ / / ) て 激しい一騎打ちの末
/ (●) (●) \/ / `⌒
| (__人__) / / ___ 見事に敵将を捕らえ、手柄を立てたのである
\ ` ⌒ ´ / / / ::::::\ Π
/ <三三三三三三/ :::::::::::\(⌒)二⊃||
. / ヽ )))).// :::::::::::::::\ \
/ \ \___( ψ .| ::::::::::::::::| ,)||
\ / / \ ........::::::::::::::/ / ※当時の戦争では、敵の騎士は捕虜にして
`ー( ” ̄ ̄⌒ :::::::::::,ノ´
` ──−、 ノ :::::::ゝ::::::/ 身代金を要求するのが一般的でした
-
首おいてけしないんだ
-
┌──────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ │
└───────────────────┘
┌──────┐
└──────┘
-
そして、現在は戦勝の宴の真っ最中である
.,_- 、 ,_- 、
_ _ {, b!_ ,,-,,、 {, Yi} _ _
ィ久{;;;;;i! ,_- 、 ,γ^ハ7 ,久>、 ィ久{;;;;;i!' ,,-,、 tr^ハ7 ,久>、 ィ久{;;;;;i! , - 、
〈≦≧='-、{_ソ { .)ソ>'-'i-'//- '' 〈≦≧='-、{''''jli! >'-'rr'//- '' 〈≦≧='-、{~7 >
 ̄ヽ///iヾャニ∋ ,ンとや/´ (.  ̄ヽ///iヾャニj}_〉. とやノ´ (.  ̄ヽ///iヾャニ}⊃
}'//,| ゝ'y' { そ' ノしヘゞ,ヘ. }'//,| ゝ'y'i!. /~~Vi^iヘ }'//,| t,vy'
////|/~ヘル' .Y/リ| .|V>,、 ////|/~ヘlli! // ', \!V>,、 ////|/~~ヘ
//,ヘ//| ゚。,ヘ ノi ,イ| .ト'  ̄. //,ヘ//|Wヘ\. <.ノ^i /^ゝ_> ̄ //,ヘ//|んん@
<// | | |'イ /゚。,ヘ, _/ }' スi__!イ <// | | |'イノλ \}. / }' { \. <// | | |'イ イ 。゚ハ
.|/ レ'/ /@ .そ_ん^ふ'´ .|/ レ'ν ソv’. ,そんんんんんふ .|/ レ' ゚ 。 ゚ \
/ /! / / *ヘ, `’ / /! } ; ハ そんんんんんんふ / /!んんんん-’
./__(-,`^〜ー〜’ ./__(-,んんん-' ./__(-, ノス!`’
ー' ー' ー'
※AAはイメージです
実際は、バーベキューパーティーにフォークダンスがせいぜいです
-
____
/_,r' ' !、\
/(≡) (≡)\ 女の子とお手々繋いでフォークダンスとか
n/ ::::⌒(__人__)⌒::::::\
y | |r┬-| |⌒) 修道院暮らしじゃ考えられないお
l \_ `ー'ォ //
\ ・ ・  ̄ /
\ / そこのお嬢さん、やる夫と踊って下さいですお
> <
〃 (::)っ ヽ
ヽ < `‐' > )
と__) (__)
-
>>29
キリスト教の影響と、ヌッコロすとお金にならないのと、両方の理由だと思います
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教育を受けて経験を積んだ人材(しかも信頼できる)は大事にしたいもんだろうしね
-
, ィf二二≧: 、
/// , -―一ヾゝ、
/ , // l | l i l
l/ /' / .' l | l l | ごめんなさい、次男の人はちょっと…
| l | l l /レハ 厶ルノl
l l |、l /|斗ャ ヒソ | ト、
l l |:::Y イヒソ j! ! l ヽ 一緒に踊って、友達に噂とかされると恥ずかしいし…
l l |:: `ト、 , - / l l
| l l::| l:::::l` --イl:: l |
l l::ハ ヘ:::l トl:: l‐、|
/ /| V ヘl\ , ―ヽヽl |ヽ
| //-!、 \| \ | /__ ヘ
∨/ \____\j// } l
{/ }´ r――く_}_/l l
} \ l ヽ // l \l l
| ヽ| {_,/ l /l l
-
し! _ -── ‐- 、 , -─-、 -‐─_ノ
爵 次 // ̄> ´  ̄  ̄ `ヽ Y , ´ .) 次 え
位 男 L_ / / ヽ 男 |
持 が / ' ' i !? マ
ち 許 / / く ジ
ま さ l ,ィ/! / /l/!,l /厶,
で れ i ,.lrH‐|'| /‐!-Lハ_ l /-!'|/l /`'メ、_iヽ
だ る l | |_|_|_|/| / /__!__ |/!トi i/-- 、 レ!/ / ,-- レ、⌒Y⌒ヽ
よ の _ゝ|/'/⌒ヽ ヽト、|/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ ,イ ̄`ヾ,ノ!
ね は 「 l ′ 「1 /てヽ′| | | 「L! ' i'ひ} リ
! ヽ | ヽ__U, 、ヽ シノ ノ! ! |ヽ_、ソ, ヾシ _ノ _ノ
-┐ ,√ !  ̄ リ l !  ̄  ̄ 7/
レ'⌒ヽ/ ! | 〈 _人__人ノ_ i く //!
人_,、ノL_,iノ! /! ヽ r─‐- 、 「 L_ヽ r─‐- 、 u ノ/
/ / lト、 \ ヽ, -‐┤ ノ キ 了\ ヽ, -‐┤ //
ハ キ { / ヽ,ト、ヽ/!`hノ ) モ |/! 「ヽ, `ー /) _ ‐'
ハ ャ ヽ/ r-、‐' // / |-‐ く | > / / `'//-‐、 /
ハ ハ > /\\// / /ヽ_ ! イ ( / / // / `ァ-‐ '
ハ ハ / /! ヽ レ'/ ノ > ' ∠ -‐  ̄ノヽ /
{ i l ! / フ / -‐ / ̄/〉 〈 \ /!
-
/  ̄ ̄ ̄ \:
::/ ::::\:
;: | :::::::| : 活躍したのに…、敵将を捕らえたのに…
\.....::::::::: ::::, /
r " .r /゚。 国境の小競り合いじゃあ、手柄の内に入らんのかお
:|::| ::::| :::i
:|::|: .::::| :::|:
:`.|: .::::| :::|_:
:.,': .::( :::}:
:i `.-‐"
●
●
●
-
___
/ \
/ _ノ ヽ、_ \
/ /⌒) ‐=・=- \ …な〜んて、やってる場合じゃねーお
|::::::::/ /(__人__):::::::::::::|
\:/ /:::::トェェェイ`::::::::/
`―‐'
(ヽ三/) ))
__ ( i)))
/⌒ ⌒\ \ 落ち込んでても時間の無駄だお
/( ●) (●)\ )
./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\ 次男でもOKな女の子を探すんだお
| (⌒)|r┬-| |
,┌、-、!.~〈`ー´/ _/
| | | | __ヽ、 /
レレ'、ノ‐´  ̄〉 |
`ー---‐一' ̄
-
安定のラスボスかw
女性陣も自分を高く売る必要あるだろうし相続権無しはきつそうだな
-
n
l^l.| | /)
| U レ'//)
___ ノ /
/ ⌒ ⌒\ rニ |
/ (⌒) (⌒)\ ヽ / そこのお嬢さ〜ん
/ ///(__人__)///\ / ` /
| `Y⌒y'´ | /
\. ゙ー ′ ,/ /
/⌒ヽ ー‐ ィ /
/ rー'ゝ /
/,ノヾ ,> イ
| ヽ〆 |
●
●
●
/ ̄ ̄ ̄ \
/ :::::\:::/\
/ 。<一>:::::<ー>。
| .:::。゚~(__人__)~゚j
\、 ゜i⌒i.⌒´,;/゜
/ ⌒ヽ.ノ ノ'"´(;゚ 。
/ ,_ \ l||l 从\ \
と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.
ベシベシベシ
※以下ループ…
-
| | | ‖ | | トヽ
__ | |、 ト、 { || | | | |l
ヽ\| | \ | ヽ\ |.| 厶 /l | ||
__/;ハ ヽ 斗―\l- \\. /イ/ | //,イ|
ー'´ ヘ\\ヽ二 \ \/ >┬ ァ| 〃 |
ヽ 弋F千 卞、 ^ー'彡/ ∧ / 今日は随分元気のいいのがいるのねぇ
ト \ `ニ´ ̄" / / ' /.:/
| l\\ \ 〉 / イ ', /..:::/
| | \>ー一 __ __,,. イ |、 ′ / /.:::/ / まぁ、壁の花には関係ないわぁ
| | \ - /| |\ У /.:::厶イ
二丶 ト> / | | \// ̄_,. -‐ ニ
::::::.ヽ\ |::7r―- `=二´ | | /  ̄
::::::::::.ヽ \ |:| |::::::/r‐::共::ト\ | |一'二二二、、_,.. -―
:::::::::::::::..\ヽトl:::::|:|::::|:| |:|:.ヾV<| '::::::::::::::::::::::::.ヽ\::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::l |:l \|:|::::|:| |:|:::::}:}\:l / .:::::::::::::::::::::::::::.\\ー<二
::::::::::::::::::::::| |:| ゞニイ ゞニ仆、/ ∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::.\\::::::::
::::::::::::::::::::::| |:| |:l |//\\:::::::::::::::::::::::::::::::::::.\\::
水銀燈(ぼっち)
-
,ヘ
____ / /
/\ /\ / /
/( ⌒) (⌒)\/ / そこの銀髪のお姉さん
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\ /
| |r┬-| | やる夫と踊って下さいですお
\ ` ー'´ /
/ \
/ \
/ /\ ヽ
/ \ ノ
U ヽ ノ
-r=y=y=y、、
/z〆..::::::::::{f勾::::::..ヽ
/x<..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/.f7.:::::刈ー'^ー'^ー'^ー'ヘーマ}:::ヽ
. / xリ::xFノ l l .l .l. l マヘ
/ {{l::/ノ .i .| ll | l| |! | ! | l| ハ
. / {{:/ノ l .l l l l || |l | | | l| ! llハ
/ ィリ{ l| 十 t .⊥l l| ハ.} , ィ 千 l l| .|
. /, .//|:}トヽlヘlr=tzぅミヽリ リj 斗 T7/ハ l、
.、 .// 〈〈_}小ノハ ヾ弋ン` ゞ ' 〃イ リヘヽ え!?
l:ト:. // 〈.{ /ハ、}.〉\__ ' u イ / l .l::|//
、 ヘ!:V./ ゞイ 1トム‐イ \ 、-.. _, // / l.l:}.1 ._
i;\ヽ;i〉./ _〃∠ノ1 / }| ノ1 ヽ − イ / / /千1!|Yチi;i;i;i卞z,,_
i;i;i;i;Y// //⊥ー |||_ノ´ } ヘ.:::::´:y:::ム/ / /ム!|:!||;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i≪_
i;i;i;i;i;{/ 〈〃::::::ヽゝン⌒ ,、 Y`ーt:::/イ〃/::::\トi;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;≪,
i;i;i;i;i/ ノ:::::::::::::::≧ x _, -、く \ヽ }|´__ //:::::::::::::\i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
i;i;i;/ /::::::::::::::::::::::::〈 \ 「 ヽ _ く. l ||:::::::::::::::::::::::::l;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
i;i/_ 、|__::::::::::::::::::::::ヽ__,. -< ヽー"' ||:::::::::::::::::::::::/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
l:t- 水ー::l:}::::::::::::::::::::ヽ \ ` _>--ハ才1::::::::::::::/i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
|:|/ィ|トヽ:l:l::::::::::::::::::::::::\ へ__> ヽ |::::::::::::/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
-
____
/ \
. / _ノ ヽ、_\
/ (● ) (● ) \
| //////(__人__)/// | お願いしますお
\ /
/ \
| ,― 、,―、 |
\  ̄ ̄ (⌒⌒)  ̄ /
 ̄ ̄\\//
,. -ュ,ニニ弌垳ト、
/r'^ _rヘ-ヘ/^ヽr宀、
/!7ト、7′ 〃 l ヽ ヽ
、 / l//L」| ∧l | ! |l | ! ヽ
|:l / 〃 ||丁l トH、lV| |l /l } l |
ヾヽ / 〃 |l | l抔卞`ヽ{ /-ト/ //リ それは本気で言っているのかしらぁ
\ ヽ:∨ |」 /l| lトヽ ̄ レ'戎シ' / ′
⌒ヽ!ヽ._j\\ / 八 |ヽ __ ' ∠r1=彳 私はそういう冗談はあまり好きではないのだけど
::..::..::..::..::..`::..::ヽ/ ハ ヽ‐ >、 ,. イ| }::..`ヽ、
::..::..::..::. /⌒ヽ、ヽjノヽ.∨r 芥、/:./ /::..::..::.、\
::..::..::.::./:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ⌒Tlヽ}l,ハ/-/ 〈::..::..::.`ヾ\ヽ
::..::../:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨_ || ヽ:レ':.:ヽ::..::..::.くヽ.j
::.r'´.:.:.:..::.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ ||ーrヘ.:.:、:.:.\ヽヽ:〉
仆、 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_l〉 ri心:.:',:.:.:.:.:ヽ}
′ \_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∨_ ゞ=仆ヽ.:.:_ノ
, 〉个、:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ l }〉:.}'´
| く_/^ト、>:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_リ 〈|:.ハ
| //:.:.:||:.:./ ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨┐r':.:{ 、ヽ
!| //:.:.:.:||:./ }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨.:.:.:.| l |
-
___
/ ⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒)\ もちろん本気ですお
/ ///(__人__)///\
| u. `Y⌒y'´ | お姉さんみたいな綺麗な人は今まで見たことがないですお
\ ゙ー ′ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ rー'ゝ 〆ヽ 是非やる夫と踊って欲しいんですお
/,ノヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
,. -ー' 二二二 ー- 、
//: ̄__:::::::::::::::: ̄`:::ヽ
/〃'::::::/´ノ〉):_ノ_ノ::::::::::::::::::\
//´::::::__,ィ:ゝ-':__,:::-──- 、::::::::::ヽ
/゙::::::::::/ ̄ ̄\ ヽ\ ヽ \::::::::ハ__ その素直さに免じて、
!:::::::/ i ヽ ', ヽ \ ヽ>,仁》
_ |::::ハ ', i } ! ! ',<ノ||\ 1曲くらいなら付き合ってあげてもいいわよぉ
《ニハ_ゞ、 \ \ ! || | |__ || l | \>
ソ|| \\ \ \ | .从,ィ匕Lィ|| | | 〈´ でぇ〜も…
| '、 \\,>≧ゝ, |/ /,ィヌニミ、|i | l |
ハ \ `卞代ツミ ヾ′ ''' / // ト、 , --─.::´
.`ヽ、 〈/|:} ヽ,\ \`¨´ 、 / // / l ヽ /::::/::: ̄
/:::;:ィ:::::\ //| |\\, __> - ´ イ!// / ! ∨:::::::::':──-:::、
. .. ::/::::ハ::::∨ム'〉 「`:::ゝ,\_ ≧ュ,fヽ_ .ィ─ヘ,ィ l |l /::::__::::\::: ̄`ヽ
. .. .:. :::://__;/:::::| |::::::::::ヘ !:::::::l |::::ハ;:::::_:::::ヽl l| 〈::::::::::\:::::\::::ヽ
. ::/;::///::::::::::: ! / :::::::::::::} |::::::::l !/ ∨ }/::::/ / ハ`ゞ 、::::\\:::::ヾ
∨/!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::| |::::ノ| ト-ーく /_」:::/ / /::::ヽ:::ヽ\:::ヽ \
//|:::::::::::::::レ ::::::::::::::::::| |::_〉 } ─ー、ヾ才/} /:::::::::::\:\\〉\
,// /ヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::! /:::〉ヘ!  ̄\ヽ)=::、/ /::::::::::::::::::::::::::\ `
.// // 人::::::::::::::::::::::::::::::::|/::{ `入_ ゝ}_ソ/`´}/::::::::::::::::::::::::::::::::::}
/´// / /|::::::::::::::::::::::::::::::::::(\__  ̄Z_r、_「| ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、
// / // ヽ;__::::::::::/:::::::::::::::〔 ゝ,>、 _,ィ'7´}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ゝ、
.{′ / // / | |  ̄`斗、:::::::::::::::\r 、 Y 厶ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ )
-
/ /:::: |/ /ムナ-'゙´ / /::/ /::::.. :::|:::
// /::: ム- ニ/7゙/:::::... // //::::.. _ __:::|:::
///_,ィニ/ー '/メ./二´二´ ̄/:::: ̄ `:ヾ、/.:/::/
/─' / ./彡/'´::::/,::-、ヽ ::::::/.:/ /
// ゙´ 弋、;;ノノ ゙ .:/ /
,. -ーミ、`::ー-- 、ー'゙__ /ミ='..:/ /
ー-、 ::::::::::::::::::::::ー=彡'゙ .::/ //.:.
::::::::::::::::::: :/ //::: ::::
// /:::: ::::
/ :::/: ::::: 「お姉さん」じゃなくて「お嬢さん」よね!
..:/:::::::
.:/:::::: -ー' ´
....:::::::::/::: -ォ'´ :::::::::
_, '─ '゙...:´/:|::: :::::::::::::
ー─ー _, ァ' / ....:::::/:::::::|::: ::::::::::::
─ '゙ ...:::::::/ハ::::::::/:: :::::::::::::
ー ...:::; ィ':::::::::::ハ::::/:: ::::::::::::::
..: ィ:::::::|:::::::::::::::∨:: :::::::::::::::
..::-ー' |:::::::::::|::::::::::::::/:: :::::::::::::::::
, ィ' ´::::::::_/ー-i:::::!:::::::::::/:: ::::::::::::::::::
ー'  ̄::::::: ̄ ̄:::::::|. |::::|:::::::::/:: :::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|. |::::|:::::/:: :::::::::::::::::::
, 、、 ,,
, ' ____ " 、、
, ' /⌒三 ⌒\ ',
; /( @)三(@)\ ;
; /::::::⌒(__人__)⌒:::::\ ; sir,yes,sirですお
| u |r┬-| u | ;
\ u `,. -'"´´ ̄`ヽ ;
_ / (___ | ',
,、' / | ;
、 ( ̄ | ;
 ̄ ̄ ̄| | ;
-
/;;;;r' ̄´ ` ̄ゝ、;;;;;;;;;;ハヽ
/ソ´ (ヘ;;;;;;;ハ)ハ
//´ / (ヘ;;;;;;;|) ハ
レ' /| ヽヽ ヽ (ヘ;;;;|) ハ
/ / /│ |_\|__|__ (ヘ;|)) ハ よろしい
l / l | | r'| | ハ ` ((!!)) |
| | | 」-ト、ト、 | _x===| }((ト、ヽ | 次に間違えたらジャンクよぉ
| レ|´| | | ヽ | rテ´ | / ハヽ__」〉|
_| | | | |_==ヾ、 ∨ |/ / {{ ̄ ̄||
〈l ̄〉ハハ \\x゙ , /// / llヾ〉 |||
ヾ_'-'∧. ヽ \\ _ ノ jノ ,イ /| ll |ヾ_ | /
/||ゞ´∧ \_\ゝ /// | {{| | | /;;;
//´|| 〉〉、_ ヽ ̄ヽ、 /イ‐,,/ ゙| | |∧/;;;;;;
// ゙ |_| /\\_|` - -、- < ̄;;;;;/l } /`│_;;;;;;;;;;;
/\ー─-、 / / ̄/| || |;;;;;;;|;;;;;;;;;;;//| |_/;;;;;;;;| ;;;;;;;
____/___〉;;;;;;;;;;;;>' / /l l/ || |;;;;;∧;;;;;;;;;/_ | /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;
__ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// /| /-ト─--' ̄\/ |ヽ;;;/ | /レ';;;;;;;;';;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/イ /;;;|/;;;;;;;;;;;;;;;/》/ \ 《 レ'/;;|;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
>;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;| |;;;;;;;;;十、/ヽ-へへへ/ ̄《/;;;/;;;;;;;/;;;;;;;;;;<´| ;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;/|´ 《ミY≡》) 《/;;;/;;;;;∠;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈 ̄ ̄
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/|;;;;;;;;;;;;レ/;;/;;;/ ゞ===゙´ 《/;;;;;レ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
;;;;;;;/|/ |;;;;∧__{;;;;|;;;;;/) 《/;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
// / ヽ/く;;;;;ヽ |;;;;|》 |/ / 《/;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
| / / ヽ;;;;;;;;;;;;;|》ヽ | / 《/;;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈
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:/ \:
:/ _ノ iiiii \. \
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: | (__人__) |:
\ ` ⌒´ /
/ ⌒ /⌒Y⌒ヽ ヽ
:| \| .i イ |
|\ / 人 .\!
| \___/ \__/:
| /
| /
-
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ヽ l
, ソ/ l ハレ´イ{ { |{. | | ハ
//:/ ノj `´i |`ヽト 、 |:ヽ. } , リ |!
ハ:{/イ: { 小7テミト、 {ヽ!: / / / l l それじゃあ、名前を教えてくれるかしら?
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { '赳ハ\ }:/_オメリ イ/
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\` /ィ亙フ'´//′ 私は水銀燈よぉ
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! ,! 7´ | /
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 ` ー イ.: j| /{ ノ′
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::>ー<l!:..:.|:. リ‐//レ
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
___
/ \ やる夫はやる夫ですお
/ \
/ ⌒ ⌒ \ ワゴン家の次男ですお
| /// (__人__) /// |
. (⌒) (⌒) 次男でも構わないんですお?
./ i\ /i ヽ
-
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ヽ l
, ソ/ l ハレ´イ{ { |{. | | ハ
//:/ ノj `´i |`ヽト 、 |:ヽ. } , リ |!
ハ:{/イ: { 小7テミト、 {ヽ!: / / / l l そんなの気にしないわぁ
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { '赳ハ\ }:/_オメリ イ/
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\` /ィ亙フ'´//′ やる夫こそ本当に私で構わないの?
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! ,! 7´ | /
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 ` ー イ.: j| /{ ノ′
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::>ー<l!:..:.|:. リ‐//レ
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
____
/⌒ ⌒\ 次男が細かいこと言ってたら、
/( ―) (―)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 一生【自家発電】ですお
| |++++| 」_ キラッ |
\ `ー''´ l /
-
そういえば騎士の爵位は最高どこまでなの?
ていうか騎士より傭兵の方が強いイメージあるけど
-
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ', ヽ ',
, ソ/ l ハレ´イ{ { { | ', ハ ',
//:/ ノj `´i |ムト、ト、 | } リ i !
ハ:{/イ: { 乂yニミ、ヽ ノ メ ノ/ } !
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { ´ ̄¨` `}イ,ィミxイ / ノ/
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\`' ´ ¨// ./ じゃあ早速エスコートをお願いしようかしら
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! 、_ __′"/´ | / )
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 イ.: j| /{ ノ′
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::::>ー<l!:.:.|:. リ‐//レ
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/ (私の事を知らないのね、でも1曲くらいなら平気よね)
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
/´ /イj/イ'/.::.::_.::.::.::.::.::.::.::.::.`トi`j:|__ヽ\ノ人::.::.::∠´
/' イ/ // ノ/:.‐..´...::.......ー ::.::.::.::.::.::.:K/:ハ.「jフス::.:.`:くヽ
/// /イ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.{_j jァzく::.::..::..`ヽ、
-
___
/ \
| | こんなの初めてだから緊張するお
≦三\. r=´ ̄`ヽ\ __,∠
≪三У ,i}三≧´‐ ‐`-、
≦/ ',三≫ :::::::: i:::::::: f.',
,/〃/ i ハ≧ ::::::::::: !::::::: |:::| ほら、胸を張ってシャンとしなさぁい
{/i //! .} ,.ハ ヽ ::::::::::::: ::: |::::j
{!゙i N / /.〃i.}__ノ::::::::::::::::::::: j:ノ
/´ ̄, `´ソレ'/!/} | :::.:::::::__.-‐ r´
/ ./ i ヘ ヾ. { | :::::::::::::::::::: |
,/ ,' ,| ヘ ヾ!、|________|,______|
,' i ,∧ ヽ i |:::::: |::::::::|
! ,/l ,/ ,∧ 〉、 } |:::::: |::::::|
レ' { ,/、 / ', / ', !.|:::::: |::::|
', ト { __ ! / '. | |:ヽ_,|:::|
v / ..y |/| '.| |:::::: |::|
i ./.i .| .|:::::: |::|
,/ / '. | |:::::: |::|
/ ./ | | |::::::: |_|
( ト、 ! ト ,.ハ--,メ__i
i__i____j .'┴┘ `‐‐--'
-
これは思いのほか高位の家の息女か・・・?
-
(ぼっち)wwww
どんな地雷かね
-
>>48
騎士は、最下級の地方領主のことです
中世初期に、イスラム教騎兵と戦ったカール・マルテルが
これからの戦いは騎兵が中心になると考え、
馬を養うことの出来るだけの力のある家を騎士、
養う力の無い者を農民とし、
それまでの半農兵をなくし、軍事の専門階級を置いた事に始まります
なので、騎士は領主なのです
※馬は牛の約5倍の餌を必要とします
傭兵が盛んになるのは、もう少し後の時代です
傭兵はそもそも貨幣経済が根付かないと、なりたたない商売ですので、
商業が盛んなイタリア辺りから広がっていきます
-
_...-―――-、
__,rzャぅ才く薔}x: _ / \
,rfソイ:::::ィ,イ::::::::_:rzx:、:`:ヾ._ / \
/ァ´:/イrxァ'ー’´ ¨`ー=ぇ / ヽ
iム:::::::::::::/マ´ ヽ / ヘ
,'{:::::::::::::/マ´ ヽ i ',
i }:::::::::/マ! i i} / 从| { l
l. !ヾ:::レ' | .| ヽ∧ l ! ,イァt i! l ! \ ,′
ノ 〉〈 ! ,!-=tニk、リ!/ィ= ノ /!ノ >_ _ /
l ノハ_〉 弋 リ== 、,, ルイノ /´ `ヾ、
! ! > __, /!ツ ./ \
l i l >−、 __/ヽ / ヽ
l l l /::::::::::`‐、lゝー、 ::::\ / l.
l ! l /::,'::::,::::::::::',::`、 ヽ::::::::::! ,l il
.i l l /::,':::::::',::::::::::',:::::`、 :::::::::/ l ;'
l l l:::,':::::::::::',::::::::::',:::::::l :::::::::\/ /
l l lヽ::',::::::::::,':::::::::,:'',::::::ヽ::::::::: / / /
l l l l,::,',::=::'::-::,::'::-'':,::::::lヽ / / /
l l / i.l::::,':::::,::-::,::::,:::::::,':::: / / / /
l l ,' .l::−'::::::':::,:::::::':::,':::/ / / /;
l l j ,l ,ゝー─----‐'´ / / //
l ! l i |´ / / /
l l l l ! ./ ;' /
',l l l ',lヽ________/ i ノ
', l l ' , iii::::::::::::::::::::::`‐、:::::/ l
-
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: おいおいマジかよ、水銀燈様と踊ってるぜ
:::::::::: : : : : : : :::::::
:::: : : : : ::::: あいつ何者だよ
∧_/ ∧_/ ∧∧
(д´(д・ (д` (д゚,, ) くわばら、くわばら…
/ / / /
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 今回手柄を上げたワゴン家の次男坊らしいぜ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ハハ 多分何も知らないんだろうな、可哀想に…
(lコ゚=)
/ ハ ハ ∧∧ ∧,_∧ 誰か教えてやれよ、あの方に見つかる前に…
| (д゚=) (д゚ =) (д゚= )
| / ⌒ヽ / =ヽ / =ヽ
/ y / =ヽ | | Y | | = |
(ξ二ノ =/ .| | | ノ | | |
| | `iー- m/ / // | / ノ
-
______
-‐,コf7{{辷fリノヘ, / \
/ __{仏:'/:`¨:^三≧, /_ \
/:7://:::::::_:_彡'^¨⌒/,__ \ なんだか周りが騒がしいお
/ }:厶:/::∠}厂 / ≡≡≡ \
/ ____」水くフノ^´ ./ \
/ /::/ 7::/∧:} /, //! | ヽ ::::::::::: |
/ \V介{:し:ノ |十-Lゝ、_/ | 多分私のせいだわ
/ // |:トf |i_」土z,\ /
// // i |:| 丶 个i、 炒` '\ 〃 / ごめんなさいね
‐= _ / 〈/ l |:| `ト .\ :::::: 〉`ヾ/ \
 ̄≧=-く 、 八l」 l八 ` 、 _, イ/ \
___,≧ニニニ≧x )\ // ヘ 个ヘL_ // 冫
二ニニニニニニニニニニ≧x彡'ヘ 「¨::7了f千{ / / 水銀燈が気にすることじゃないお
_厶三ニニニニニ>=≦ヘ乙1 |:::/r介ハi| ト| ::y ノ:::.ヾ: :i
_ -=ニ=‐ァ=ニニニニ/::::::::::::::::::\) l⌒レfじヘ |i| :i " ゙ | 美男美女のカップルが目立つのは
ニ=-_厂/ニニニニ/ ::::::::::::::::::::::::::::ヽ, | 〈∧〉}八| :|: |
// _,厶イ/ニ>':::::::::::::::::::::::::::::::::::Vハ八/丁「/f刈 :|:. | 仕方の無い事なんだお
′_彡 7/八lト::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Vヘ, 〉/ /`辷 | :|:: |
〃 / j八::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉:::\ { .{ | :l:.: |
/ 介x:::::::::::::::::::::::::::::::;/:::::::::::::__,. - l :: |
: // 'ヘ:::__:::::::::::;厂:::::_,. - / | その顔でよく言うわぁ(笑
i/ / 八/ / ̄ ̄´`ヽ¨´ / ヾ.::.:;'
>あら、今日は随分と楽しそうにしているのね、水銀燈ちゃん
-
. -=彡: : : : : : : : : : : : : :/ ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : l
/: : : : : : : : : : : l: : :l :| |: :l: :ヽ : : ト: : : : : : :、: : : ∧: :|
. /: :イ : : : : : : :l: :l : l: : :l :| |: :| : : l: : :| ハ: : : : : :‘,: : : ,|
. /.://: : :/.: : : : :l: :l 从.: :l :| | 伝斗!T:7 |: : l: : : : :', : : :l: |
レ /: : :/ : : : : 八:ム===-!.:| |: j j/レ l/ |: : | : : : : ト : : !.:| テッサが亡くなって以来
l: : :/ : :l: : : : : lヾ \ヽ ∧ リ 彡=ミx|: : |: : : : ハ l : l: |
l: :/l : : |: : : : : ト x ==ミ 从/: / :∧j | :/: | ずっと塞ぎ込んでばかりだったから
l: {∧ 八 : : : : :∨ 厶/: / :/: l }ノ:': : :|
∨ \{\: : : : :\ j イ :/: /: : |.: : : : :.| 今日は元気そうで、お養母さんも嬉しいわぁ
. ヽ : : : : \ ` 厶イ.:.: :.|.: : : : :.|
トハー --` _ . -‐ /| : : : |.: : : : :.|
|: 圦 __, /. | : : : |.: : : : :.|
|: : : :`: . イ | : : : |.: : : : :.|
| : : : : l : > / | : : : |.: : : : :.|
| : : : : | : : : : : i` __ イ | : : : |.: : : : :.|
_ l : : : : | : : : : : | | : : : |_.:>ァ┴ 'フヽ
/ ` ̄、/: : : : : |_: : : : : | | : : : | /.:厶イ
. / {: l: : : : :|∧  ̄ | : : : |<
シタラバ辺境伯婦人 カナメ・チドリ(ハンガリー貴族出身)
r‐/ \
/⌒\/__ . - < ̄ ̄ ヽ.\
_ゝ/⌒\ ̄ `、<⌒ 、 ) }
/ / ヽ \ \ ) < _ヽ
/ , ´ } } ヽゝrー`
ノ ., | i / / } ,.} ヽ 丶爻 }
‐=彡 /{ |人 / / /i==ノ= } `爻 /
{从`. { =\! 人 /y=ミ、ノ }r 、人
丶\≧y=ミ( ノノ {..イハ } i |.ソ} }
乂 {.ゝ{ ,ハ ゞ- '/ , }リ. / /
{ 、ミ=_ ゞ ' ./ノ ./ `´ ノ
` ミ=‐ '、 ‐=彡ノ! ノ /
人 - ノ { ノ
> / _.У
( ソ ` ,ェ__,. - " /\
, ‐ヽ ノ/./ヽ / |ー ―--、
r ( ソ ノ/レ、_∧/ .|―‐ 、=彡\
/ }=ミ'´/ /.{ / \_____| \r―}
前シタラバ辺境伯婦人 テレサ・テスタロッサ(故人 オーストリア貴族出身)
水銀燈の母である
-
-r=y=y=y、、
/z〆..::::::::::{f勾::::::..ヽ
/x<..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/.f7.:::::刈ー'^ー'^ー'^ー'ヘーマ}:::ヽ
. / xリ::xFノ l l .l .l. l マヘ
/ {{l::/ノ .i .| ll | l| |! | ! | l| ハ
. / {{:/ノ l .l l l l || |l | | | l| ! llハ
/ ィリ{ l| 十 t .⊥l l| ハ.} , ィ 千 l l| .| お養母さま、楽しそうだなんて…
. /, .//|:}トヽlヘlr=tzぅミヽリ リj 斗 T7/ハ l、
.、 .// 〈〈_}小ノハ ヾ弋ン` ゞ ' 〃イ リヘヽ ダンスのお相手を務めていただけですわぁ
l:ト:. // 〈.{ /ハ、}.〉\__ ' u イ / l .l::|//
、 ヘ!:V./ ゞイ 1トム‐イ \ 、-.. _, // / l.l:}.1 ._
i;\ヽ;i〉./ _〃∠ノ1 / }| ノ1 ヽ − イ / / /千1!|Yチi;i;i;i卞z,,_
i;i;i;i;Y// //⊥ー |||_ノ´ } ヘ.:::::´:y:::ム/ / /ム!|:!||;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i≪_
i;i;i;i;i;{/ 〈〃::::::ヽゝン⌒ ,、 Y`ーt:::/イ〃/::::\トi;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;≪,
i;i;i;i;i/ ノ:::::::::::::::≧ x _, -、く \ヽ }|´__ //:::::::::::::\i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
i;i;i;/ /::::::::::::::::::::::::〈 \ 「 ヽ _ く. l ||:::::::::::::::::::::::::l;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
i;i/_ 、|__::::::::::::::::::::::ヽ__,. -< ヽー"' ||:::::::::::::::::::::::/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
l:t- 水ー::l:}::::::::::::::::::::ヽ \ ` _>--ハ才1::::::::::::::/i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
|:|/ィ|トヽ:l:l::::::::::::::::::::::::\ へ__> ヽ |::::::::::::/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
>'´ノノ―‐-、_r‐、 || _ノ
/ / _;;;;-''´;;;;;;;;;;;ヽ7 !彡'
-―-- 、 ___,∠ ノ'´;;;;;;;/;;;;;/;;;;_,;;レ'/ヽ;;;;ミヽ
/;;;;;;;;;;;;;/!;;;;イ;;/ヘヘ|;;;;;ヽ;;;;ヾヽ
___,ノ;;;;;;;;;;;,/!|」_/|/ / リ|;;;;;;;;;i;;;;;ハ
ヽ _ < /;;;;;イ;;;;;;;|;;/  ̄ 、/ |;;;;;;;;;|;;ヾ、ハ
. ヽー ´ /;;;;;.{ !;;;;;;;|;;| ´"'ー` _ ソノ;;;;;|;;;;;| `ヽ
|\ /;;;;;;;;;`ヽ;;;|ヾ、 !ヽ、/;;ノ;;;;;;l;;;;| 遠慮しなくていいのよ
/ |´\ ,/;;;;;;;;;;;|;;;;;;;l\ _ ´ 、i;;/;;,/;;リ;;リ
/ | ∨;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;|ヽ -` ノ_;;イ;;/ ノ 水銀燈ちゃん、とっても楽しそうだったわよ
、 / / i ̄ヽ_/|;;;;;;;;| \ <´| /
レ' /、 i i ハ |;;;;;;;;;| >- ´;;;;|;;;;;;;l| でもねぇ…
\_/ ! |ヘム;;;;;;;;;ト、 /;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;l|
| ヽ i i |〈 i|;;;;;;;|´ヽjヽ,;;;;_|;;;;;;;;|
ヽ、 ヽ | \!;;;;;;;ヽ 〉て´ ハ;;;;;;;;|
,ハ i |/´ |;;;;;;;;;;| i__ノヾ |;;;;;;;|
/;;;;;;;∨ ん、 ヾ;;;;;;;| | |、 !;;;;;;;|
. /;;;;;;;;;;;;;∨ い/ | |;;;;;;;| | | \__/ノ;;;;;;|
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 ∨ `ヽ |;;ノり | ∨ /|;;;;;;;リ
-
,_(,(ィ----------- 、.,,_ ノ/
,..イ _.....,.ィ-――――――--ミヽ、 //
./,イ"´ `ヽミヽ、 //
//. ,.イ/ .| ./<´
/ / ,.イ / ,/´ ̄ヾ、、
,..イ / /´ .ヽ`"ゝ‐-ャ
/ / ,イ / / ∠彡ム `i ヾ´、
i O。 / / /´ ヾ、彡| i | \
! / .// / .j | l .| ミ、ヽ、,__\
∧ X、_____,.ノト、/ /./ / / .| .| \
.i y. ~㍉、 ! /~`゙ク‐‐ノ / / / ∧ .ト、 ヘ
...ヘ |//l. ~゙㍉, 、/ / / | ト、 ヘ
..| ヘ .|. ~ /ヘ / r"ヘ j .| .\ヘ
y ヘl ∠\-".! .ヘ / .| ヽ! まだ、水銀燈ちゃんを
! ,、 、 У 〉、 .\_/ ヘ .|
ヘ | 丶、 ~㍉_ -"‐" / \ `゙‐-l、| ダンスに誘うような子がいたなんて
〈.ヘ ヽ、 `丶、 .~㍉_./ `ゝ- ヽ
l. ヘ. `丶 `丶 //l.__,/_ノ /´ ヘ お養母さん、びっくりだわ
.| .ヘ `丶. `丶_  ̄/ ( _ ,イ´ .ヘ
|. ヽ、 `丶_.|/ -‐彳-‐イ「 〈 ,.ィ ヘ
.| 丶、 / / ヘ ヘ ‐ ´ ,..ィ ヘ これじゃあ、今晩から枕を高くして眠れないわねぇ
ヘ ` ‐ー−−r -−<´ / ヘ ヘ、 ‐´ ヾ= ヘ
, '´,
/ / , ' ハ
, ' / / / l |
. // / / ,' ,′l l| l ! l |
/〃 // ' / / l| l| l l | |
. /// //、 / '/ /!|l l! ハ l| { |
// l |l| | 「トl| l !| l l|_厶⊥L!_|`l l
〃 |l |ll ,ィ永 l l |l |jム=ミ/〃ノ|| l
{ 川lV| {リ| ソ f℃ `X リ| |
|l| ゙フ {じ' イ/ /l| |
l||!ヽ `iiT′/' ィ ′|
ノハ 、__ _彡1/ ,′ l
lヽ `  ̄ /,' / l
! ∧ 〈〈 ,′ ハ
// /ンー┬=≦三N ,′|
. // ∧ /j三三三| /l l
// / ∨/l三三三/ , / l| |
// / /∠三三三l // l| |
-
イタリアは小国の乱立で兵力の確保が難しかったんだろうし、食い詰めた次男坊、三男坊なんかは武術は身に着けていただろうし納得。
馬は水も沢山飲みますよね・・・
プレートメイルもイスラム圏との戦いが始まりでしたっけ、吹奏楽も・・・
-
┌───────────────┐
│ │
│ ┌─────────┐ │
└──┼─────────┼──┘
│ ┌─────┐ │
└─┼─────┼─┘ ここで少し解説を交えます
└─────┘
┌───┐
└───┘
┌─┐
└─┘
□
-
_,. -- .
, ' ´ ‐ 、丶
/ 、 、丶 ヽ丶 , ' ´ ̄
/ ,' / i i 、 ヽ\ ヽ 、. , /
i i i i li. ト ヽ ヾ、ヽ,ヽ i 、 / 足 ま
| !. | | ト! i ヽ丶__rメ ‐i 、 ヽ /
| i. ト ヽムャ ヽ ィィテiア! ト iヽ l を. ず
| | { レ1>ュテ ` ¨´ム.||i ヽヽ |
‖ |! ヒi ヾ ー ´ __,.ィ' ,イ川 '´ ` =‐ ニヽ, ' ¬、_,.._. ,'⌒',. /⌒ヽ. な は
. - 、 i| |i ト、 ` ‐ 、 ` イう゛ r'><、>i ヾ ヽ. _{__ ! ,' }
, ´ 永 丶. l.| || ‖ フ 冫元 ´レ , , イ ´丶て } / ¬ _){ } .ノ .め
. / \ | || ‖/ ./'¨/i ト! | r 1 'ヘ \-イ ノ-=ti´ ` i' ,
/ 話 遠 我. ヽ. 1 .iレ ,' `´ ,'/ ヽi ヾ「´ ヾ コ'__丿 | 、. ろ
,′ ∨ / / , -l/ /ュく´ i ー" } ! \
,′ は の が ∨ ∧ / ウ ー ヽ 、 =-- ′ l `ー─
, ! ,'ァ/く´ i ' イ >、 { ノ、
. i そ 忠 下 | /〈.人_∨ 厂 丶 i ∧. }
│ |--、,._ 7'| { 丶 ', ,' ,ヘノ
│ れ 誠 僕 | ーァ、' ! |i , -、 \ ', i`
│ | / ! ヽ ! , イ _丶‐、、 ! ,
│ か を と | ∠_,∧ { ,ィ´ l / レ' iヾ、 ! } _ , .. - ─ ¬
. , | / 丶、 冫ム/ヾ つ´K-z'、 l
', ら 誓 し ! _, ..二ニ´-─ ¬' ´ ヽフ ! ト┬' ヽ ノ
ヽ ,'´ く.._i ├' 丶 _, '
\. だ え. て ,' | !
丶、 , ' l |
` ー ───一 ' l |
-
,、
/ i ,.-'''ン」'、--テフ三二‐-、
/ヾ l/'´,'ソ ,i'´ / /二 ヽ、丶丶、 ,r'i
/ , l彡‐''´-‐‐''''''‐‐ミミヽ、 ヽ、 ヽ、、 ,イi |
// i ヽ丶 ヽ ,>'´ .|!丿
/ 、 丶、 ノ ノ .il、 / /
/,'´ i i i 丶、 ヽ'ソ / /!,」/ .,イ
i'//./ ,イ .i .| ヽヽ ヽヽ ヒノノ .// ,∧ l
/.// / /l! | .|i ヽ 、 、 ヽ! l'´ ./ / l l l
/,イil i| i从 ト、 l、 ヽヽ.ヽ li l/ .__ /!.l l ヾ! マスター、もうカメラが回っています
,l!/l.l. l! l.ハ .lil .lヽ ヽヽ.ヽil |i/‐.| ,イ | |.|ヽi '
l ハl! ll i|.| l,lヽ、 l ヽ、ヽ、ヽ`l| |! ノ//‐'''"´ ̄`フンi
ソ !l、!l.lコ二`! ヽ>二_三_'l| |!/くソ__ /'´ l
|!` l.|ヾこ! ''"、二!'´,i |! ||'´ 丶,``‐ァ'´'´ l
.|!. |.| 丶.! ノ'´|! i| ノ /'´ / 丶、
|! .|.| >、 ̄ /il l、 //'´ / 丶、 __,,,-===二、
|! .|.| / ヽ. ``i‐'i 'il l'´/'´ / 丶‐‐‐--‐'''"´i
.|! .|i|'´ ヽ l l .il l'´'´ ./ i |
|! .|i| ヽ l l .il. l'´ / / ,,.-'''"´ 丶! |
〉! .||i l. l .il l! / イ ,.-'´ |! |
,/ .l! | |i /l. li.i l! ./ / l/ |l! ヽ
/ l! .| ヽ l ト、 ll l!. ( i i'´ |! l、 ヽ、
.l l! .| ` | l | ヽl .l!, ヽ. ∨ l|! 〉、 /
| l! | |. l!. | l l!、≡ュヽ___l , l.|!彡 l、.____/
.| l|i.! | /!. |. l.l! ヽ .|l / l|.|! / ヽ,
| ll.! .| /l! |. ソ ヽ二ニ,,/ / l| .|!./ / ヽ
.| l` | / .l! | ,/ ヽニ,,/_/ il.| .|! / ヽ
l l |./ l! | / ,>'´ ノ.l.| |!/ ヽ
.l l |' l! | /ヽ、| / /i.|. |! ヽ
/ _,,.-‐-、_」 | l! .|/ ,/ / /i.|. |!, i
!__/イr=ニミ,l!. | l! ./ / / /il|. |!. l!
``ー─女 l!イ ./ / / / il| |! /
/ l! / / __,,.-'" / i| .|! /
○○○○ソ / / l .|! /
ヽ l. l. l / 〈``‐-、._ / l .|! ,イ、
/ ``l! |l! 〉``‐-、_`-、._ / / |!'´ ヽ
ゝ-.⊥⊥-、 / /``‐-`‐-、_ / | 丶‐-、__
|  ̄ フ≡┴'''"´``ヽ / ``─‐-、_``‐/ | ソ
|,,.-'"_,. ○ l!_/ ヽ/ |ヽ_,-─'´
E‐''"´二○ ,,.-'' ゝ、 |'´
ヾ三二ニ_○,,.-‐'" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄``ー-、_ |
 ̄ ̄  ̄
-
prpr
-
_,. -- .
, ' ´ ‐ 、丶
. / 、 、丶 ヽ丶
/ ,' / i i 、 ヽ\ ヽ 、. ,
i i i i li. ト ヽ ヾ、ヽ,ヽ i 、 ● ● ●
| !. | | ト! i ヽ丶__rメ ‐i 、 ヽ
| i. ト ヽムャ ヽ ィィテiア! ト iヽ
| | { レ1>ュテ ` ¨´ム.||i ヽヽ
il |! ヒi ヾ ー ´ __,.ィ' ,イ川 '´ ` =‐ ニヽ, ' ¬、_,.._. ,'⌒',. /⌒ヽ.
i| |i ト、 ` ‐ 、 ` イう゛ r'><、>i ヾ ヽ. _{__ ! ,' }
. l.| || | フ 冫元 ´レ , , イ ´丶て } / ¬ _){ } .ノ
l | |l ll / ./'¨/i ト! | r 1 'ヘ \-イ ノ-=ti´ ` i'
| | || .|/ ,' `´ ,'/ ヽi ヾ「´ ヾ コ'__丿 |
. | | |l./ / , -l/ /ュく´ i ー" } !
. | | |/ ∧ / ウ ー ヽ 、 =-- ′ l
. | | ./ ,'ァ/く´ i ' イ >、 { ノ、
l | .{ ,/〈.人_∨ 厂 丶 i ∧. }
. l | ゝ--、,._ 7'| { 丶 ', ,' ,ヘノ
. | | |. `ーァ、' ! |i , -、 \ ', i`
| | | / ! ヽ ! , イ _丶‐、、 ! ,
| | | ∠_,∧ { ,ィ´ l / レ' iヾ、 ! } _ , ..
. l | | ./ 丶、 冫ム/ヾ つ´K-z'、 l
. | | | __, ..二ニ´-─ ¬' ´ ヽフ ! ト┬' ヽ ノ
. ⌒  ̄ く.._i ├' 丶 _, '
| !
l |
l |
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_____
,. ‐'"´ `` 、
, '´ ‐ 、 丶
/ , 、\ 丶、 \
// / !.i i i 、 `、 ヽ ト、 ヽ
/./ ' 1‖‖!.ヽ. ヽ `、 `、ヽ \ ヽ
i イ ! li |、 i ト ヽ ヽ. 、 、 丶 ヽ ヽ
','i イ! | i |ヽ ヽ丶ヽ丶ヽNト 、 \ 丶 丶ヽ
i!!| ‖i! ト」! 丶.ヽンと"ー= ミ、 、 丶_ヽ ヽ三二二ニ==
!! レ'| i.| テェミ `` ,ィ元j''ラ ヽト ト、 `ヾ、 ヽ、__ ュ うむ、では解説を始める(キリ
トi i.ヒ'」 └┴ i5、ヽ `、丶、 `` ‐-、._`丶 ``
i!ヽ丶 ' _, ,.イヘ ヽヽ ヽ 丶 `` ‐ 、二
! ヘ. `丶` ‐ ´,. ' iヘ ヽ. i ヽ トミュ二 、 ``
', ',ヽヽ `T´ ! ヽヽ\ヽ \ヽ`` ‐-三三ニュ-、_
ヽ.ヽ冫ルソ'´! , ,.ィ入ヽ.\! ヽト≡─‐- 二三三``ミ
冫7 ./`` ' フ´ ,/ `ヽ`ミミ 、 ヽ 丶二三三ヽ‐三ミ
/ ./ / / / } 、 丶ヽ、 ``丶二ミ 、 `` 三
_ / / ,/ __,/ /,ィ ,ヘ ヘ、 丶`丶、 `` 、ミ ヽ
,ィメ ヘ∠广  ̄___ ,y' / ヽ 丶 丶ミ‐-、 ``‐、
戊 ,㌧ ‐' ´ `ン ∧ 丶 ヽ ヽ ``丶
,レ'`'"´ ,.:ュ_ / ,ヘ 丶 `丶ヽ ヽ ヽ``
/ _,. '´`` ─/ イヾ 丶ヽ `丶、 ヽ ミ
. / , '丶、 ,イハヽ 丶 \丶 `` ‐-
丶 -‐'"1 `` ‐- 、__,,イ ヽト ヽヽ丶\丶、 ``
リ 〔 ト 丶i、ヽ! 丶丶-`丶、_
i| i ヽ ヽ ヽ `ト、 ``‐- `ニュ_
-
' '
`~ ,|
,-、 r‐'´ 神聖ローマ帝国
ヽ ~`‐'
,‐-‐'
ツ フランス オーストリア
ヘ ハンガリー
`-、 シタ
| ヴェネツィア ラバ
| {~ i~,、 ブルガリア
| { `´ ヘ,
|´ _,r'~´`ヽ !、 ヘ セルビア
‐-'´ _,r‐'‐-、 r'´ ヽ ヘ '‐-、
{ `'´~ _,ii 'ヽ !, "―、エピュロス
} { } ヽ, \_,,、 `\専制侯国
_, -‐ ´ ̄ ̄ ̄``丶
,. , '´, /, / i ,. 、 \丶
/, ' // 〃 / ,イ‖│ | l. ヽ \
/〃/ 〃 '/ ,/ / i i| | l |i ! iヘ
/´ / / // ∠.../! ,' | l| ト ! !! |! ! ', これがこのお話の大雑把な地図じゃ
′〈 /i / ヒル」' Li l」 ! 」」」_ || !! | i
'7,ir }, -rュミ、 \!ヾi`|ト.|| │ l シタラバはオーストリアとハンガリーに
,',' !! i| ` ヒツ テ‐、`ヽ,! l |i
,',' ‖ .|| , マ,._/ ヽ|| |! !! 囲まれた小国じゃな
r‐-、 ,',' ! l ! /|| |! ||
\ 丶 ,',' l | iト、 '、ヽ ∠_」! |! ||
ヽ ヽ , ┐ ',' ,i !‖!|丶 _, .ィi| i || |! || ヴェネツィアは海洋交易国家なので
,ム Y ! ',' i| !‖!| |!`ー‐ ' ´!. i l‖ | !! |! ||
/ 、 \j l ,',' :i! .|‖i !_」! { 」 | !! !l| |!i |i 内陸の領土には関心を持っておらん
ノ 、 \__」 ,. ',' ‖ !」 '´ i ア ヽ.|| i|! |!.| !i
ヾ、 丶__,〉 } ,',' ム │ | / \|l !!.| ||
ヾ _丿 ,' i ' r'´ ! i │ / /! || ! ||
丶 ヽ | ! / | ト ヽ/ / | || |! !!
-
__ __
,,.-‐'''"´ ´ `、丶、
,-'´, ィ ,i i .i ヽ ヾ、丶、ヽ、
./ / ,イ i! ||i ll ヽ ヽ丶.ヽ 丶
/ ノ ,/ /! ‖ |.l lヽ li. li ,i. l 現在の地名で言うとスロヴェニアとクロアチアに跨る地域じゃ
/ ,イ! l l .l ,ハ. lヽヽヽ li li l i l
| .l .i ll i. l l_ l、 l ゝヾヽ」‐、l! ! .! li ちなみに、歴史上ではベーラ3世の時代にハンガリー領となり
‐' l .l! l'´!_' ´` `ェ_ l l! l. l.l
l .K´,-ァテナ '"ヤ'ニソヽl .l l ヽ .i l.l その後自治権を認められておる
l l、!` `'''´ l lノ.i l l.l l
l l.lヾ、 _ 丿 ハ l. l .l.l.ト、 ⌒)
l l l l丶、 !、`丶 , イ!/ /l l. l l l.l.l 丶、 )
il! .l l l l ll丶--´ '´ .」フ' /l.l .l. 丶 l l.l.l 、_ノ まぁ、この作者は中世東欧史について
i|.l! l. l l,l ll ,iゝ、,-''"´ ./ / l.l .l 丶 l. l.l.l
,i.l.l! l l .l! .l lノ!,r'´\ ./ / \、. ヽ、 丶l. l.l.l KOEIのチンギス4程度の知識しか持っとらんから、
i.l l! l l .l /ィ´//l、ヽ〉ソ / / ヽ、丶 ヽ、.l.l
i.l l! l lィ、 くィ´/l ll、ヽ/ / ./ ヽ, ヽ、l.l 多分色々間違っておろう
-
,r、
,ィi i /`i
, -‐ ' ´ ̄ ̄ ̄ 丶、 /`i |
,. '´ , 、 ヽ 丶 / l ,!
/ / / i, i ヽ ヽ. ヽ/ .レ
/ / / / i i |i | ヘ i / /
. /イ / / '|│! ! i ! !| ! / , '
〃'./ ' ,' ! | ! | li i| |!/ , l
/ ,'/i ! | !| | jヒ弋¬¬ !! , -ィ ,. i i
! !|‖i ィ´二!  ̄弐¬ヤ | |! ' i , ' l | 時代は何時頃なのでしょうか?
` 「i ト ヤT ー' i| !i ,/l ! !
| ! |i! `丿 !| ||/l l i |!
|.l. ||ト __ 〃! |i i ! | | |!
|| || i 丶´ / i !! ! ! ! ! !!
|| || | |ト、 _, ' / |! !!i i i l | |!
|| ||i.! |i 冫ィァ -‐|| |! ll | i l !i
|| |||!! !i !7'´ ヽ. |! |ム!| ! ! ! !i
|| |||!| !∨ル、 / ヽ. i| | \! ! i |!
// // / '. '. '. '. '. .| l 13世紀前半じゃな
, ', ' ./ / / !ヘ '. '. '. '. '. | l
. / / ./ / /l !'. '. '. '. '. '. '. .| l エピュロス専制侯国が地図に載っておるから、
/ / ./ / l l l.l l. '. '. '. '. '. '. '. | l'.
,' /! /l l il l l l l. '. '. '. '. '. '. '. | l '. ラテン帝国成立以降になる
,'./ l. ,' il l_il l l l l. '. '. '._'._'. '. '. ! ! '.
,'/ l__ ,' il l`l 「ト、_.! '.」/ヘ!´ヽ!__l_! .l ト、
il⌒lヽ⌒ l .l lン }
il l iト.ヽ,_,,ン 'ミ;_ ,;ャ、! l. ! / エピュロス専制侯国は、
il l iL' `´ , `'''゙´ .l l .l/
il l il iト、 __ // ,. l.l .l '. 十字軍がビザンツ帝国を潰した後に
il l il il'. \. ヽ( ヽ . / !l l '.
il l il il '. ,-r==、 ´ ,ィ´ ll .l'. ビザンツの皇族が作った亡命政権の一つじゃ
il l il il // ヽヽヽ`¨´ヽ ! .l '.
il lT¨¨lトl,L.__ ヽヽヽヽ''"i .l l::7_
il l !三l.|ト,,マ トl ヽ/::::::/ .l l/
il/´>`l.|シュ-ス| /:::::::::/ /l l ちなみに、ここまでの話は本編にはほとんど関係ない
-
__ ,.、
,ヘ, '´ ̄ 丶 / !│
/´ ヽ 丶 ∨ ∨
/ / / ト | ヽ ! / /
. / /, ! ト ヾ l! ∨ /i
/ !1 |│l __,.ィ─┤ lヘ, / |
i |.|!r七ト´ rャ:ヤ ∨./| l
レ'´ || ヽヘ.フ `´ l lイ ! ! 何故わざわざ関係の無い話を…
. || ト ' !i l l l
!!i |! ト ヾ⌒ ィ'|| | l |
l|j l! || |i7t//!! ! | l
|| ! !‖ 」 /ヾ || l \」 !
|| l | !//イ ∧」| | >-、
||,」 レ /⌒! ‖ .! / // `ヽ
/ ヘ. ト、 j | |! l / / ! i
/ ∧! | | jレ' / / | /
ヽ \
/⌒¬┬、 \
/ //i| || Yヽィr、 ヽ
// / /!」!__|! | //ケi ヽ ヽ
. // / ,イ´LlL_|| │`イ !∨」\ i
 ̄``| T「 ̄| |L. ! |ヽ\ Yヽ. j
ハ 丿 U l |うiヽ\ \ヽヾi「`ー─' 無論我々の出番の為だ
ッ 「 _"" ! レ/ ヽヽ `ー'川
ハ 、` ノ | i j´ヽ ∨i i l !|
ッ ヽ _」 / l 、 l l ヾヽ
ハ ´ |/ l >¬ ヽ ヽ ヾヽ
,ノ / ム ヽ ヽ ヾ\
/' / >‐',、´r ヽ \\ \\
-
___
,.. -''"´ `丶、
,.-'"´ ` ヽ、
/ィ,ィ r , , 、 ヽ
/,'´/ , ' / ,/ l i 、 、 丶 i! 重要なことは、シタラバは小国で
, ',イ / /,' / イ l | i !. `、 i! i
/.//,.ク .// ,ク / ! ! i!l | li! i! l! オーストリアとハンガリーの顔色を窺わねばならんということじゃ
!/イ/ l //./ l / l i l! l | l! |! l
! ケ/イメ、i ,' | ,i! ハi! i! l! | l!
l l ト`i.、メ l ハ l l! |l l. ,'l! i l
! l lヽ!_;〉 `` 「`卞,ト| jl j ハ ヘ l! そして、前伯爵夫人(水銀燈の母)はオーストリア派で
| l! ! , ‐‐iテュ 、 `! ./ L.i! ヽ l!
li l! ヽ 、_ ヽニ' '´/./ ! ノト、 ヽ l! 現伯爵夫人(カナメ)はハンガリー派ということじゃ
l! ll l!丶 `ー- ,..j!/ ,'´l ヽ \ l!
! ll l! l.丶 --┬''"´ /'´ i! l. \ 丶 ト、
l! l! ハll \ヽ〕! / ノ.l i! \ 丶、ヽ
! i´ !| ‖ / //,,. ‐'"´ ! ヽ 丶、 ヽ \
l r〈 i!.!」L ,イ/フ /二三 | 丶 丶 ヽ ヽ
广、 ヽ`´ ィ'///// '´r‐ ヽ l 丶 丶、 丶、丶、
〈 丶 ヽ i /'´rヘ/ ,' // i! l ヽ `丶、 丶、丶、
/ヽ_ヽ.」'´ / i lハ. | lト l ヽ ヽ 丶、 丶、`丶、
/ `i / l ! l/ / j ヽヽ \ \ 丶ヽ、 丶、 `丶、
,.' | / ll l li! // l ヽヽ. \ ヽ、 ヽ 丶、 丶、 ヽ
i! ,j! ィ' l l ∨ /´ /`i 〉ヽ ヽ ヽ、 ヽ 丶、 ヽ ヽ
-
// // / '. '. '. '. '. .| l
, ', ' ./ / / !ヘ '. '. '. '. '. | l 更に、伯爵とカナメの再婚が決まった後、
. / / ./ / /l !'. '. '. '. '. '. '. .| l
/ / ./ / l l l.l l. '. '. '. '. '. '. '. | l'. 何故かオーストリア派の重臣が山賊に襲われる事件や
,' /! /l l il l l l l. '. '. '. '. '. '. '. | l '.
,'./ l. ,' il l_il l l l l. '. '. '._'._'. '. '. ! ! '. 反ハンガリーを強硬に唱えていたクルルギ家の当主が
,'/ l__ ,' il l`l 「ト、_.! '.」/ヘ!´ヽ!__l_! .l ト、
il⌒lヽ⌒ l .l lン } 急に自害してしまったり、といった事件があっての
il l iト.ヽ,_,,ン 'ミ;_ ,;ャ、! l. ! /
il l iL' `´ , `'''゙´ .l l .l/
il l il iト、 __ // ,. l.l .l '.
il l il il'. \. ヽ( ヽ . / !l l ' 今ではシタラバはすっかり親ハンガリー派一色という訳じゃ.
il l il il '. ,-r==、 ´ ,ィ´ ll .l'.
il l il il // ヽヽヽ`¨´ヽ ! .l '.
il lT¨¨lトl,L.__ ヽヽヽヽ''"i .l l::7_
il l !三l.|ト,,マ トl ヽ/::::::/ .l l/
il/´>`l.|シュ-ス| /:::::::::/ /l l
_,.-───‐- ,.、
/_,.,. ──.、_,. -─‐-、`'‐、
,,´‐'" `'‐ヽ
//, _,. ‐ ‐.、 、 i _,. 、.._ i、
/ フ _,.、._ \ ヽ /,.‐''" ヽ、i、
i ./‐'" ̄`'‐、 、_i、i | |/,. _,. -,,=.,、 i、|
,.‐'i / ‐'," ̄ヽ‐、ヽi //二ニ‐''"‐、 | i \ 何故ワシがこんな役なのじゃぁー
/ / i, /"(´9 > > | <∠ と9 > | i, \
,i´ i. | '‐二-‐''" / | i‐-、ニ二-‐ | 'v ヽ
,. ‐' i. | i、 _, ,. 、 ヽ | | ',
/ | | |、i、 _/`' '' \_ / | /, i``'‐、
/ i `、 i. l ' ____ ` / / i/ | ヽ
_, | '、i r _,. ‐''" ,----- 、``'‐.、ヽ, ' ./ / | i.
' l ヽ ‐'" ∧ ``'' / / | ',‐.、
,.‐' ``'‐、`iM ,.イ / ', i\ ト'V ,. ─.、 ' \
i. ' | \ / / ./ i ', \/ / `ヽ i \
', | `  ̄  ̄ / i / '、
山賊に襲われて亡くなった、オーストリア派のシャルルさん
-
_, -‐ ´ ̄ ̄ ̄``丶
,. , '´, /, / i ,. 、 \丶
/, ' // 〃 / ,イ‖│ | l. ヽ \
/〃/ 〃 '/ ,/ / i i| | l |i ! iヘ
/´ / / // ∠.../! ,' | l| ト ! !! |! ! ', カナメに子供が出来るまでは良かったんじゃが、
′〈 /i / ヒル」' Li l」 ! 」」」_ || !! | i
'7,ir }, -rュミ、 \!ヾi`|ト.|| │ l 男児が産まれてしまっての
,',' !! i| ` ヒツ テ‐、`ヽ,! l |i
,',' ‖ .|| , マ,._/ ヽ|| |! !! 水銀燈の立場はすっかり弱くなってしまったのじゃ
r‐-、 ,',' ! l ! /|| |! |||
\ 丶 ,',' l | iト、 '、ヽ ∠_」! |! |
ヽ ヽ , ┐ ',' ,i !‖!|丶 _, .ィi| i || |! ||
,ム Y ! ',' i| !‖!| |!`ー‐ ' ´!. i l‖ | !! |! || 乳幼児の死亡率の高かった時代なので、
/ 、 \j l ,',' :i! .|‖i !_」! { 」 | !! !l| |!i |i
ノ 、 \__」 ,. ',' ‖ !」 '´ i ア ヽ.|| i|! |!.| !i これまでは水銀燈にもかろうじて政治的価値が
ヾ、 丶__,〉 } ,',' ム │ | / \|l !!.| ||
ヾ _丿 ,' i ' r'´ ! i │ / /! || ! || あったのだが、嫡男が成長してしまえば…
丶 ヽ | ! / | ト ヽ/ / | || |! !!
_,,,.....,,,,__
,...:''´:::::::::::::::::::::::::`''::-..,,
/.: ....:::::::::..."'':::::::::::::::::::::::::`ヽ、
l::::::::::::::::::::::::::::....."''''::::::::::::::::::::::::\
ゝ::::::;:::::λ:::::::::::::::::::::............."''':::::::::ヽ.
/::::::::ノ゙'´ 乂::::::::::::::::::::::::::::::::::::......::.. ハ
/:::::::::::/ `"''ー-、::::;、::::::::::::::::::::::::::::::l
l:::::::::::;' ,.zュ、. }::ハ;}゙丶:;::::::::::::::::::!
l::::::::::lム''"~"_ミ;,、 、 ノ'' ノ',,.ィ'ニミ、、:::::::::;!
';:::::::;! ,r''´ 。ヽ、`'' _i,,ィ彡=-=,,_ ヾ,!:::::/
,ゝ、::l `ヽ-−'''' i´"- ゚..,,__, '" !;;/
,',.- 、',! ! f´,rヽ
λ `l l κ !
ゝ、 ', ,.〃 ,' ン゙ おめーの席ねーからwww
`'ーヘ. _,,..=-──ォ /_,/
ヘ ー<~ 、ン゙ ,/
ヽ `'‐'--゙‐'゙ /
!\ `''ー ,.イ
!. \ ,.イ .l
_,.!、 `¨´ l
-ァ'77777777777777ハ77´ハ > ., λ
/////////////////ハ///∧ `> .,, ,ハ、
'/////////////////,ハ'///∧ ,イミヽ∨> 、
//////////////////,ハ////∧ /ミミ彡ヘ∨///>、
カナメの長男 カツヒコ・ジンナイ
-
__ __
,,.-‐'''"´ ´ `、丶、
,-'´, ィ ,i i .i ヽ ヾ、丶、ヽ、
./ / ,イ i! ||i ll ヽ ヽ丶.ヽ 丶
/ ノ ,/ /! ‖ |.l lヽ li. li ,i. l そこで父である伯爵は一計を案じたのだが、
/ ,イ! l l .l ,ハ. lヽヽヽ li li l i l
| .l .i ll i. l l_ l、 l ゝヾヽ」‐、l! ! .! li 何分空気の読めない男での…
‐' l .l! l'´!_' ´` `ェ_ l l! l. l.l
l .K´,-ァテナ '"ヤ'ニソヽl .l l ヽ .i l.l
l l、!` `'''´ l lノ.i l l.l l
l l.lヾ、 _ 丿 ハ l. l .l.l.ト、 ⌒)
l l l l丶、 !、`丶 , イ!/ /l l. l l l.l.l 丶、 )
il! .l l l l ll丶--´ '´ .」フ' /l.l .l. 丶 l l.l.l 、_ノ
i|.l! l. l l,l ll ,iゝ、,-''"´ ./ / l.l .l 丶 l. l.l.l
,i.l.l! l l .l! .l lノ!,r'´\ ./ / \、. ヽ、 丶l. l.l.l
i.l l! l l .l /ィ´//l、ヽ〉ソ / / ヽ、丶 ヽ、.l.l
i.l l! l lィ、 くィ´/l ll、ヽ/ / ./ ヽ, ヽ、l.l
/:.:.:.:.:.:.:..:./:.:.:.:.:/::.:..:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;':.:.:.:.:.:ヽ:.:∧
/:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:/:.:.:.:.:〃:.:.:.:.:.:.:/:.:./: /:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.∧
〃:.:.:.:.:.:.: /_:.:/:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.;.:':.//从:.:.:.:.:.:.:.:.:..i:.:}、_\
/ イ:.:/:.:.:´ ̄¨=≧x、_:/:.:.:.:.:.://x≦イ下:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:ハ  ̄ 国内に居場所が無いのなら、国外に嫁に出すしかない
/ィ:.:.:.:.::.:://忙テY;:.:.:.:./≧イ忙テYテ ';.:|:.:.从ハ:.:.:.:i
|:.:./:.::/V∧ゞzンィ:.:.〃 /ゝ弋zンノ .}:.i:.:.:ハリ }ハ: | 新興国のセルビアとはこれまで血縁関係もないし
| /|:./ i  ̄ //.}:  ̄ j:∧/ / ハ!
|{ !' .ゝ.', / :! i' / ィ1 ちょうど良かろう
. , {:.. _ rvイ/
从 /:.:/
{}ト. ´ ̄ ̄` i/ ..イ://
|ヽ  ̄ // ,'/
/ ̄リ \ ., ィ ハ>.
/ {! `ー‐ '' {::i .∧
,.< \ У. ∧
色々と常識に欠ける、シタラバ辺境伯 ソウスケ・サガラ(水銀燈、ジンナイの父)
-
地雷ってレベルじゃなかったww
そして嫡男は確実に出来る男www
-
/::/:::::::::::::::::/::::::::|::\/::::::/::/ }:::::/:::|:::::::::|:::::::::::::::::::::::
//::/::::::::::::::::::::/l|::::::/|::::/|\/::/ /:::/::::::|:::::::::|:::::|:::::::::::::::::
//::/::::::::::::::::::::/|:|l::::/八:{-l:::/∨ , //|:::::/|:::::::;:゙:::::|::::::|::::::::::
. / /|:::::/:::::/:::::::::|八{ア" ̄``ヽゝ彡 { / ;:/ :|:::::/:l:::/|::::::|::::::::::
/" |:::|l:::::::|::::::{::| ミ/ }l ゞ--/-‐=/:::/ミ|/ :|::::::|:::::::::: シタラバとオーストリアとセルビアの
:|:::|l:::::::|::::::{::| 9 斗----ミ /\|::::::゙::::::::::
:|:::|l:::::::|::::::{::| 乂______ 9 \ :::::/::::::::::: 政略結婚………?
. 八八:::::|::::::{八/ ハ ⌒ ,ノ ‐- ..,,_ }ミ/:::/::::::::::::::
ハ:::|\:{ \ { ⌒"'ー ^//:::::::::::::::::
. }八(::\__ / ハ / /:::::::::::::::/:
|:::::∧ ______,,.. -‐-ミヽ /::::::::::::/:::: それなんてハンガリー孤立フラグ?
|:_;;斗-─t=ァ/7⌒"'' ‐--------ヘ /::::::::/}:::::::::
. / _,.. -‐'" |/ | ー‐=ァ≦::]:イ:::::::::
/ /::::::::::\ \_____. 丿 /:::::::::::|::!:::::::::
'"__,,,厶=ミ_::::::::\ .,_⌒"'ー― '′...イ:;:::::::::::::::|::!::::::::: っていうか、ケンカ売ってるの?
. , '" `丶、::|\ _..</:::::/::::::::::::::::|::!:::::::::
__,,.. '" `''< ̄´"ゝ..,__`> \__,,. ≦⌒ √∨::::::::::::::::::|::!:::::::::
. 、___ `'ーく:::::/ : :| |; : |::::::::::::::::::::|::!:::::::::
. `ヽ::::\ ∨::/: : :/ :. ..:: /: : :|::::::::::::::::::::|::!:::::::::
__...-‐- 、 \∧ ∨: : :{ /.: : : :.ノ:::::::::::::::::::」斗‐==
ヽ \
/⌒¬┬、 \ 余計に仲をこじらせただけじゃった
/ //i| || Yヽィr、 ヽ
// / /!」!__|! | //ケi ヽ ヽ
. // / ,イ´LlL_|| │`イ !∨」\ i ちなみに、セルビアとブルガリアはここ半世紀の間に
 ̄``| T「 ̄| |L. ! |ヽ\ Yヽ. j
ハ 丿 U l |うiヽ\ \ヽヾi「`ー─' ビザンツから独立した新興国じゃ
ッ 「 _"" ! レ/ ヽヽ `ー'川
ハ 、` ノ | i j´ヽ ∨i i l !|
ッ ヽ _」 / l 、 l l ヾヽ ブルガリアは特に強力で、トランシルヴァニア山脈を越えて
ハ ´ |/ l >¬ ヽ ヽ ヾヽ
,ノ / ム ヽ ヽ ヾ\ パンノニア平原まで勢力を広めたことで、ハンガリー・セルビアと対立中じゃ
/' / >‐',、´r ヽ \\ \\
-
\、
\、 _ ___,、_.......__,..、___ ヽ\ i
> 、::::/:::\:::::::::::/ヽ::\\::::ヽ |::} /
/;:::::::: :/:::::::::::ヽ::::/::::::::\`::::\::\}//
. 、 //!::::::::/:;::::::/:、:::∨:/\:::::::ヽ:::::::::、:::::::::\
X < __/_::/::/::::/:::::::、:|:/::::::、ヽ:::::::}::::i:::::\::::::::::ヽ
. /' `ー,-:;::::::::;::::::/:::::/ゞV\:::::|::|:i:;:::|::::|::::::::::\:::::::::::...
/:::/::::::/::::/:__:/ }::::!::|从ノ!:::|::::::::i::::::::、::::::::::i
. //|::i::::i::::::{::::/ ≧、 斗/|ノ  ̄ |`:!::::::::|:::::::::::i::::::::|
|::|::::{::::::ヽ《 7心 r' 7心!ノ:::::::::|:::::::::::}::::::::|
j人:::ヽ::::::{ {。rソ { rj }ヾ|:::::;:::!::::i::::ハ::::::::!
\::\ゝ, ̄ ノ ー゚- ,':::/::/:::/:/|::|:::::::|
. l⌒l、 ` ハi//:://|/´!ノ::::::::! 喪女と病死の好きな方を選ばせてあげるわ
r−、 | |ミ=- -----'⌒ヽ ´//::::::::::|::::::i:::i::::|
. \ \ | |:::|\ ` ‐ニニン ´ |:::::::::::::|::::::|:::|::、!
. \ \ /:| |:::i |\ __ ' , |:::::::::::::|::::::|:::|:::::\
>-、.\:::::! |:::| !::::::::::::∧ / !:::::::::::::!::::::!:::|:::::::::::\
{ 、 ヽ( `\. !::| |::::::::::/// __;:::::::;:::: |\____:::::ヽ:\
, ‐ 、 ヽ 、ヽ 、!::!,‐y― .、 |´/;;;;;;/::::/:::::::|;;;/ / ヽ:::::\:\
. / 、 \} } } i|/ Y;;;;;;;;;;;;}_!|;;;;;;;;;:/::::/:::::::::|/ < .:: \::::::、:::\
. { ー\ }、ノ/` } {;;;;r;;、/;;;;|;;フ;;/::::/::::::::i:::| / 、:::::::::::::
、 ` , ! |;;;;;;;;〈;;;;;/;;;;:/:::/:::::::::/i:::! / : i:::::::i::::::
\ {: | /;;;;;;;;;;;;∨;;;;;//ノ:::/ /:ハヽ .: |:::::::|::::
i }. ノ 人;;;;;;;;;;;;人ー=彡ィ´ // |::} |:::::::|:::::
,.-−¬,-‐¬‐-、
/ ´ ヽ
/ / ´⌒,⌒ 、 ヽ ゙,
./ / //l l ||. |、 ! i ヽ , ゙!
l |! i/ /.| l.l| | ! ! iヽ ヽ .! .i
.i| |! !/.l l i !| | | | .| |〉ヽ l ..:|.! …というのが、水銀燈の現在の状況という訳じゃ
i | | || .|'‐!‐リ- リ ! ,-l‐i|‐! .!::::!:::|
l | | || !t.tーァ ォーァ-! |::::||:::|
!.| | |.| .|',`''" , "'''´| |'|| 、 ヽ
,| | | |ノ| |ヾ、 _ /'! | | ! !
/ ノ // i! |!. `,; 、 _ ,.ィ, ,|| |. !||ヽヽ.ヾ
,/ / i l .| || / \ /゙iヽ| ハ | !. ヾ
/ /// |.| l/! >く | 〈 ! |/ |ヾ ヾ
/ .〈〈,/,./-,| |. !/L.」\l ,' | i`ヽ、ヽヽ〉 ヾ
/ r'´ ! | .| ! |::| ! 〈 〈! ヽ 〉ハ ヾ
-
_, ──‐- _
,ィ'/ ,イi 、 `ヽ. / 〉
/ 〃 / |‖ト li ト !>'´ /
i イ | |! |‖| ! || !/ / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∨土±==±土i レ'ヽ/ < 思いの他、解説が長くなってしまいましたね
川`ヤ」 ゞ ソ! j ,ィi \__________________
|!ハ ' / ' lィ || ,.、
i|クトiト  ̄`_/i ハ| ∨ /
|l |‖ r」H,=¬ ,'_」! / /_
i| |冫'´ l ! `7 r〃7‐、 , -──‐- 、
j| | !/ { ' r<彡) // , ,/ 丶
,ヘ! ! 〃 ゝ─┬‐' ,イ// / 〃 ! i l i 、i ト
/ ヾ| / l / 1 川 !l | !|! l| l‖| |! l i / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ ∧ ! l !| ヾ!|」トL」」_」Lj斗rj ! | < むしろ計画通りだ
ヽ/ l /il ハl !ヤシ ヤツi lハ ! _ \_______
/ i ∧ / !l !|| ト '__ (〃! l !i'l´.}
i | / ド | l /,1 l |ト- 、__, ィ7 / |ソ ム
l ! / j ! l //, ! Lッ'ヽ_/ソ l_(⌒〈_ノト
' / } ! ‖! // ィ ヽ ,イ / /ヾ ヽヾ彡'
/ / ヾ ! |i ! /〃'/ ト, l / レ / ゝ三(
/ / l l j !| /// / !i ,!' ' i ハl ハ ヽ
/ / ∨ / リ /,イ / ム-ァ/7 , ト!∧ / ト! i
/ / \ /// ヾ ! / / レ i l ヽ ! r‐'´ l
-
□
┌─┐
└─┘
┌───┐
└───┘
┌─────┐ …1回で色々説明してくれると、
┌┼─────┼──┐
│└─────┘ │ 解説の回数は少なくて済むですよね
┌─┼─────────┼───┐
│ └─────────┘ │
│ │ <なんじゃと〜
└───────────────┘
-
____
/ \
/ ⌒ ⌒\ このおばちゃん、誰ですお?
/ ( ●) ( ●)ヽ
l ⌒(__人__)⌒ | 水銀燈の知り合いかお?
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
_ -― ―- _
_ -‐:::::::: ̄::::::::¬― 、 ` 、
/.:::::::}>{包}く]:::::::::::::::::::::::::.\ \
/.::::: -宀冖冖宀ー- :::::::::::::.\ \
/.:::::/ \:::::::::.ヽ ヽ
. /:::/ 、 \::::::::' l お…お養母さま、やる夫は何も知らないのですわ
// ' / | l | ヽ::::| |l
〈/ | | i | | | l‖|| | l_|::::|_ l|
′| '| || | | l|| ! | '. l j」L⊥!| l {{⌒氷⌒ヾ|| (やる夫早く謝って〜)
| | |l l| |l | | l |l | l| >イ | l | || | ヾ、イハ、_ノl |!
| |l| |l |ヘT ト ハ ヽ ヘ´ ,,斗=ニ、寸| l /7⌒lT´l |l
| ||l l|ヽ|,,ゝ ;=ミ \\〃 | r、 }〝リ //.:::::::| |l| |
、トヾ ヽヘ〈 { tヘ 、ヾノィ //〈::::::::::ハ|| |l
\l\ヽ\ ヾ彡  ̄ , ∧::ヽ/ー┴ッ l|
| \ ヽ ‘ _,,. u// / 厂::::::::fア >'⌒ヽ、
| ` >、 ヽニ´'´ イ ' /.:::::::::::fア /.::::::::::::::::::l
∧ 〈 |||>,、 __ <__l l l::::::::::::fア /.:::::::::::::::::::::|
〔 ̄ヽ ヽl| l:::::|{ム::::::::仁ヽ_| |:l|:::::::::fア /.::::::::::::::::::::::::ト、
_〕ーt__,、 イl |:::::| {ム:::::::}_ ィト| |:l|::::::fア /.::::::::::::::::::::::::::::い、
八__ト、  ̄ヽ|l |:::::| `{ム::::::/::|‖ |::|:::fア /.::::::::::::::::::::::::::::::::.\ヽ
廴__人} ‖(|l:::ト、 `ヾイ::::|‖ |:::fア r':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉
\ `¬ l 八:::::廴  ̄ l |l [ |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::イlヘ
`ヽ、礀 | |':::::|::::L>―<_lハl⌒l⌒ヽ:::::::::::::::::::::::::::::/l | |
ー┘ ̄L | |::::::|::::`ー'ニ/ / ` <Y⌒く ̄ ̄`ー-、_/ | | |
}{ ` |:::::::|::::::::}〜ヘ { { r \ ヽ::::::::::::〈 ‖ | | |
`ー-、」_ハ| ̄|::::::::{`(こ`ーヘ、 ) ヽノ.:::::::::::::.ヽ| | l/
-
. -=彡: : : : : : : : : : : : : :/ ヽ: : : : : : : : : : : : ┛┗
/: : : : : : : : : : : l: : :l :| |: :l: :ヽ : : ト: : : : : ┓┏
. /: :イ : : : : : : :l: :l : l: : :l :| |: :| : : l: : :| ハ: : : : : :‘,: : : ,|
. /.://: : :/.: : : : :l: :l 从.: :l :| | 伝斗!T:7 |: : l: : : : :', : : :l: |
レ /: : :/ : : : : 八:ム===-!.:| |: j j/レ l/ |: : | : : : : ト : : !.:|
l: : :/ : :l: : : : : lヾ \ヽ ∧ リ 彡=ミx|: : |: : : : ハ l : l: | あら、これは挨拶が送れてしまって
l: :/l : : |: : : : : ト x ==ミ 从/: / :∧j | :/: |
l: {∧ 八 : : : : :∨ 厶/: / :/: l }ノ:': : :| 水銀燈の義母(はは)で、ここの主の妻の
∨ \{\: : : : :\ j イ :/: /: : |.: : : : :.|
. ヽ : : : : \ ` 厶イ.:.: :.|.: : : : :.| カナメ・チドリですわ
トハー --` _ . -‐ /| : : : |.: : : : :.|
|: 圦 __, /. | : : : |.: : : : :.|
|: : : :`: . イ | : : : |.: : : : :.|
| : : : : l : > / | : : : |.: : : : :.| 以後よろしくお見知りおきを
| : : : : | : : : : : i` __ イ | : : : |.: : : : :.|
_ l : : : : | : : : : : | | : : : |_.:>ァ┴ 'フヽ
/ ` ̄、/: : : : : |_: : : : : | | : : : | /.:厶イ
. / {: l: : : : :|∧  ̄ | : : : |<
____
/ ⌒ ^\ 水銀燈のお母さんでしたか、これは失礼しましたお
/ ( ●) (●)
/ ::::::⌒(_人__)⌒ヽ やる夫は、ワゴン家次男のやる夫ですお
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
-
_____ ━┓
/ ― \ ┏┛
/ノ ( ●) \ ・
. | ( ●) ⌒) |
. | (__ノ ̄ / ところで、「ここの主」というのは、どういうことですお?
. | /
\_ ⊂ヽ∩\
/´ (,_ \.\
. | / \_ノ
>カナメ、水銀燈、こんなところにいたのか
-
/
ィ/ _
/::/ ,...ィ  ̄
i::::レィ":::::/ニニ::=..-...._
__,,..ィ::ニ:ミY.}:::::::/:::::::,.x::^Y:ヽ::::::::::=ニ、
 ̄ ̄ >=-:::: ヽ/,..ィ":::::/::::/:ー..、:::::::::::::::`ー- _
,.イ:":::::::::::::::,...ィ::´::::: : /:::::: /:::::::::::i!:::::::::::::\ ̄ ̄
/:::::::::::/:::::::::: : /::::::::: /::::::::::::::|:::::::\:::::::ヽ
/::::::: : /:::::::::: : /::::::::::::::/:::::::::::::/:|:::::::::::ハ:::::ハ
,.イ::::::::::./:::::::::::::::〃::::::::::::::: /:::::::::::::/::::!::::::::::::::ハ::::ハ
_,イ-=イ::::/:::::::::::::::/:::::::::::::::::: /:::::::::::::/:::/}::::::::::::::::::::V:::::ト、
/:::/:::::::::::::::/:::::::::::::::::〃:::::::::::::/|: /',ィ!::::::::::::::::::::i:::: | ̄
. /イ::/::::::::: ̄≧ミ;、::::イ::::::::::::::≠≦_ |::::::::::::::: : |: : |
/:ィ::::::::::::/ 不示ミ=ー::::::::/ ̄Y:r尓ケ!:::::::::::i::::ハ::::| 君が妻と娘の相手をしてくれていたのか
. /ハ!::::::::://ゝ_辷ソ/::::/ / ゞニz斗|:::::::, イ/ iハ|
|::::: // ,,,,,, ̄ ./:.イ. /  ̄ ,,,,,,,レ/ // おや?君は確か今回の戦で活躍した…
レイ .{ハ ./ ./ , /ハ!
, ヽ;, i::::::/
ヽ ,.イ:::/
\ ´ ̄ ̄` ヽ/ .<:..|:/
\  ̄ / >´ |フ}、
ハ >、 ,.ィ /: :∧
/: : :} ー−" /: : : :∧
//: : : ハ /: : : : : :/7
}: :ィ: :| /: : : : :.::.:://
| ̄..^| | ̄}}: : : : :.//
|}ヽ ーイ ヾ: : :.//
____
/ ノ ヽ\
/ (○)}liil{(○) …ワゴン・デ・やる夫ですお
/ (__人__) ヽ
| |!!il|l| | (伯爵様だおぉ………どうなってるんだおぉぉぉ)
\ lェェェl /
/ ヽ
しヽ ト、ノ
| __ |
!___ノ´ ヽ__丿
-
___________________________________________
WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
l! {o :}
l! ': /
l!1!|!l 1! ヽ、___,.,/
l!1!|!l !1!| ┃
l!1!|!l |l!1!|!l|!l!┃
l!1!|!l |l!1! > 一 … ー <
l!1!|!l >´ :::::::: ` <
l!1!|!l. / ::::::::::::::::: \
l!1!|!l / \、 :::::::::::::::::::U::::::: ,;'/ \ ちょっと中座して用を足してきたら
l!1!|!l. / ヾミ,、 ::::::::::::::::::::::::::./;"==、、. ヽ.
l!1!|!l / ,,===、、ミ彡〉::::iヾ彡〃 ,-‐ 、ヾヽ 息子が領主様一家に囲まれていた
l!1!|!l 〃 ,-‐ 、ヾ ::::::::::::::::::: { ・ } }l} ',
l!1!|!l ,' {{ { ・ } :::::::::::::u ゝ - '
l!1!|!l ゞ ゝ - ' ::::::::::: ヽミ二≠"" l|l|l ',.
l!1!|!l. ,' . l|l =≠彡"´. \. l|l
l!1!|!l | . l|l. / \ l
l!1!|!l | l l|l| ./ } }.
l!1!|!l |... { J { i ノ し /
l!1!|!l |!. ヽ ゝ、__ノ ̄´` ̄ ̄〉'´ /
l!1!|!l |! .ゝ } / /
l!1!|!l |!, > 、 し ゝ-──-' ., < ,>
l!1!|!l |!i i. 〉 |!l! ." ̄ ゙̄ / 〈/゙} /.:::
l!1!|!l |!l l . // |!l! ./ /:::::〈_/::::::
l!1!|!l |!l /::::/ \ / /:::::::::::〃:::
※本編の途中ですが、オプーナの胃がマッハのようです
-
/ ̄\
| |
\_/
_|_
. /´ ̄  ̄`\
./ ::::\:::::::::/::::: ヽ しかも、「あの」水銀燈様と踊っていた上に
/ < ○ > :::::::: < ○ > ヽ
./ l カナメ様を「おばちゃん」呼ばわりしたとか…
.| (__人_) .|
..ヽ u. | -┬-| /
ヽ、 .` ⌒ ´ /
/:::::::::|::\゙_>介 √!;:::::::\
. /:::::::::::::::\:::ヽ };;{ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
/ ̄\
: | u |
\_/ :
__|___
:/ u \
/ノ:::::::::\:::: \ : さっきから、遠巻きな周囲の視線が痛い…
: /<●>::::::<●>. \ :
| (__人__) . u. | 中座する前に談笑していた人が、他人の振りしてるし…
:\u .` ⌒´ /
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ :
-
これはオプーナが悪いwww特大の地雷くらい教えとけwww
-
/ ̄\
| |
/≡) \_/ /ミ ヽ
. /_ノ ___|___ ヽ_ \ やる夫、手柄とか嫁探しとかは、もうどうでもいい
/ / /::\::::::/::\ \ \
( く ./< >>:::::<<>u\ .> ) ひたすら頭を下げるんだ
\ / u (__人__). \'./
ヽ| `⌒´ u |/ ワゴン家が【山賊】に襲われる前に…
\ /
-
/:.:.:.:.:.:.:..:./:.:.:.:.:/::.:..:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;':.:.:.:.:.:ヽ:.:∧
/:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:/:.:.:.:.:〃:.:.:.:.:.:.:/:.:./: /:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.∧
〃:.:.:.:.:.:.: /_:.:/:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.;.:':.//从:.:.:.:.:.:.:.:.:..i:.:}、_\
/ イ:.:/:.:.:´ ̄¨=≧x、_:/:.:.:.:.:.://x≦イ下:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:ハ  ̄
/ィ:.:.:.:.::.:://忙テY;:.:.:.:./≧イ忙テYテ ';.:|:.:.从ハ:.:.:.:i
|:.:./:.::/V∧ゞzンィ:.:.〃 /ゝ弋zンノ .}:.i:.:.:ハリ }ハ: | ワゴン・デ・やる夫君か
| /|:./ i  ̄ //.}:  ̄ j:∧/ / ハ!
|{ !' .ゝ.', / :! i' / ィ1 今回の戦では随分活躍していたようだね
. , {:.. _ rvイ/
从 /:.:/ おまけに、妻と娘の相手までしてもらっていたとは
{}ト. ´ ̄ ̄` i/ ..イ://
|ヽ  ̄ // ,'/
/ ̄リ \ ., ィ ハ>.
/ {! `ー‐ '' {::i .∧
,.< \ У. ∧
____
/ ノ \\
/ (●) (●)\ お相手してたなんて、とんでもないですお
/ ∪ (__人__) \
| ` ⌒´ | 次男坊でぼっちなやる夫の相手を、お二人がしてくれてたんですお
\ /⌒)⌒)⌒) //⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) ./ / /
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| l | ノ / ) /
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
/ ̄\
| |
/≡) \_/ /ミ ヽ
. /_ノ ___|___ ヽ_ \
/ / /::\::::::/::\ \ \ (いいぞ、やる夫、その調子だ)
( く ./< >>:::::<<>u\ .> )
\ / u (__人__). \'./
ヽ| `⌒´ u |/
\ /
-
,. -ー' 二二二 ー- 、
//: ̄__:::::::::::::::: ̄`:::ヽ
/〃'::::::/´ノ〉):_ノ_ノ::::::::::::::::::\
//´::::::__,ィ:ゝ-':__,:::-──- 、::::::::::ヽ
/゙::::::::::/ ̄ ̄\ ヽ\ ヽ \::::::::ハ__
!:::::::/ i ヽ ', ヽ \ ヽ>,仁》
_ |::::ハ ', i } ! ! ',<ノ||\
《ニハ_ゞ、 \ \ ! || | |__ || l | \> あら、やる夫のエスコートとっても素敵だったわよ
ソ|| \\ \ \ | .从,ィ匕Lィ|| | | 〈´
| '、 \\,>≧ゝ, |/ /,ィヌニミ、|i | l |
ハ \ `卞代ツミ ヾ′ ''' / // ト、 , --─.::´
.`ヽ、 〈/|:} ヽ,\ \`¨´ 、 / // / l ヽ /::::/::: ̄
/:::;:ィ:::::\ //| |\\, __> - ´ イ!// / ! ∨:::::::::':──-:::、
. .. ::/::::ハ::::∨ム'〉 「`:::ゝ,\_ ≧ュ,fヽ_ .ィ─ヘ,ィ l |l /::::__::::\::: ̄`ヽ
. .. .:. :::://__;/:::::| |::::::::::ヘ !:::::::l |::::ハ;:::::_:::::ヽl l| 〈::::::::::\:::::\::::ヽ
. ::/;::///::::::::::: ! / :::::::::::::} |::::::::l !/ ∨ }/::::/ / ハ`ゞ 、::::\\:::::ヾ
∨/!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::| |::::ノ| ト-ーく /_」:::/ / /::::ヽ:::ヽ\:::ヽ \
//|:::::::::::::::レ ::::::::::::::::::| |::_〉 } ─ー、ヾ才/} /:::::::::::\:\\〉\
,// /ヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::! /:::〉ヘ!  ̄\ヽ)=::、/ /::::::::::::::::::::::::::\ `
.// // 人::::::::::::::::::::::::::::::::|/::{ `入_ ゝ}_ソ/`´}/::::::::::::::::::::::::::::::::::}
/´// / /|::::::::::::::::::::::::::::::::::(\__  ̄Z_r、_「| ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、
// / // ヽ;__::::::::::/:::::::::::::::〔 ゝ,>、 _,ィ'7´}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ゝ、
.{′ / // / | |  ̄`斗、:::::::::::::::\r 、 Y 厶ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ )
/ ̄\
| |
\_/
_|_
. /´ ̄  ̄`\
./ ::::\:::::::::/::::: ヽ
/ < ○ > :::::::: < ○ > ヽ
./ l (…ちょ、余計な事を言わないでー…)
.| (__人_) .|
..ヽ u. | -┬-| /
ヽ、 .` ⌒ ´ /
/:::::::::|::\゙_>介 √!;:::::::\
. /:::::::::::::::\:::ヽ };;{ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
-
____
/⌒ ⌒\ 水銀燈のダンスが上手かっただけだお
/( >) (<)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ みんなの注目の的だったお
| /| | | | | |
\ (、`ー―'´, /
 ̄ ̄ ̄
/ ̄\
| |
\_/
__|__
/ \ ( ;;;;( (お前も、調子に乗るんじゃない)
/ _ノ ,、ヽ、_\) ;;;;)
/ ;;;(○)::::::(○/;;/ (注目浴びたって、絶対そういう意味じゃないだろう)
| :;:, (__人__) l;;,´|
\. ∩ |++++━・/
,,.....イ ヽ .|| `ー‐´ /-、.
: | 'f「| |^ト、__ ノ .| ヽ i
| |:. :: ! }__)\,| i |
>.ヽ ,イハ | ||
-
:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.::;':.:.:./ i:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.V:.:.:ヽ:.:.:∧
:..::.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i!:.:.:.:.:.{!:.:.;' |:.:.:|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:';:.:.:. ハ:.:.:.∧
:.:.:.:.:i:.:.:.::.:._:._:.:∧_:.__∧:.{ |:.:.从:.:.:.;':.:.:.:.: i:.:.:.:.:.:';:.:.:.:.ヘ
:.:.:.:.:|:.´ ̄从:.:i ̄:.:.:.:|下:!x ィ:/下:.:.メ:.:.:.i:.:.:|:.::.:.:.:.:ト;:.:.:.:.\
::.:.:.:.|ハ:.::.:|=ニニニ ヽハ:| ,,上ェュ:.:刈:. /!:.:.|:.:.::i\! ゝ ;:.:.\_
:.:.:.:.:|!ー>ん示 ヽ ̄`ミ ィん尓癶.イ:. /: |:.:;':.i:.:ト:.:.:\ `ー¨ ̄
:.:.:.:.:|!イ { t:::j Y:i { t_j:Y! ,':./ハ::|:/:. |: |:.:.>トー
:.:i:.:.:|! 从辷ソ:ノ 辷zソ , ,':./:.:.:}:/:.:.:;': 从:.:.!
:.:l:.:.从 ゞ─''¨¨ ¨ー−¨//:..:.//:.:.:/!:./:.:.: :|
:.:ゝ;.:.:.Vハ/ハ/ i ハ/ハjイ:.//:.: /// V:.:.i
:.:.:.:.\:.\ ノ ーテ":.:.:.: . // ヾ:| 2人とも、とってもアツアツだったわよ
:.:.:.:.:.:.:ミ≧=- ´ //:.:.:.:./
:::.:>---` -====- ァ ーフ-=イi" ちょっと「周り」が火傷しそうなくらいに
:.::ト、 ヽ _ ノ /:.:.:.:.:.:.:|
:.:.ハ \ `ー -. /:.:.:.:.:.:.:.: . |
:.:.:.:.ヽ. \, /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: :|
l! {o :}
l! ': /
l!1!|!l 1! ヽ、___,.,/
l!1!|!l !1!| ┃
l!1!|!l |l!1!|!l|!l!┃
l!1!|!l |l!1! > 一 … ー <
l!1!|!l >´ :::::::: ` <
l!1!|!l. / ::::::::::::::::: \
l!1!|!l / \、 :::::::::::::::::::U::::::: ,;'/ \
l!1!|!l. / ヾミ,、 ::::::::::::::::::::::::::./;"==、、. ヽ.
l!1!|!l / ,,===、、ミ彡〉::::iヾ彡〃 ,-‐ 、ヾヽ
l!1!|!l 〃 ,-‐ 、ヾ ::::::::::::::::::: { ・ } }l} ',
l!1!|!l ,' {{ { ・ } :::::::::::::u ゝ - '
l!1!|!l ゞ ゝ - ' ::::::::::: ヽミ二≠"" l|l|l ',.
l!1!|!l. ,' . l|l =≠彡"´. \. l|l
l!1!|!l | . l|l. / \ l
l!1!|!l | l l|l| ./ } }.
l!1!|!l |... { J { i ノ し /
l!1!|!l |!. ヽ ゝ、__ノ ̄´` ̄ ̄〉'´ /
l!1!|!l |! .ゝ } / /
l!1!|!l |!, > 、 し ゝ-──-' ., < ,>
l!1!|!l |!i i. 〉 |!l! ." ̄ ゙̄ / 〈/゙} /.:::
l!1!|!l |!l l . // |!l! ./ /:::::〈_/::::::
l!1!|!l |!l /::::/ \ / /:::::::::::〃:::
-
頑張れ、オプさんww
-
/| ,//
|ヽ、/:::::::::  ̄ ̄フ 、_
\-ゝ /::::::::::^~|::::::::::::::::<、
∠ ̄::/ 7::::::::::::::::<
/::/:::::::::::::::::::::::::::::/, ヽ、
フ::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽD_:::::::......::ヽ
〃/::::::::::::::::::/l〃::::/|斗< |::,、::::::::::::ミ そうか、それは良かったな
/ /::::::::::::::-テ=t| /γ⌒ヽ/l/ヽへ、::|
〃|::::::::::/イ⌒` レl 〃 ||> } |r 久しぶりに水銀燈に笑顔が戻ったようだし
/ /|:「|「l〃 ヽ _ / !|
l∧ い ´ | lイ/ やる夫、この武勲は大きいぞ
ヽ、 く / メr==-、
,- 、ヽ、丶 __ / 冫::::/ /i
/:::ヽ ̄ヽ、 , イ |:::< \
/:::::/:::::::::::|`─ ´/ ソ:::::::ヽ /────、
/:::::::ヽ::::, へ──<^\_∨ ̄ ̄/ ヽ、
,──//_ ̄イ /__ ヽ ヽ 、 l ヽ
/─、 イ r.....:::/ >< |
┌┘:: イ ::::|::::::::|ヽ、/....... |
空気の読めない伯爵様
/ ̄\
| |
\_/
_|_
. /´ ̄  ̄`\
./ ::::\:::::::::/::::: ヽ
/ < ○ > :::::::: < ○ > ヽ (…セーフ?セーフだったの?)
./ l
.| (__人_) .|
..ヽ u. | -┬-| /
ヽ、 .` ⌒ ´ /
/:::::::::|::\゙_>介 √!;:::::::\
. /:::::::::::::::\:::ヽ };;{ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
-
/ / / / | ヽ__ \
/ / / / / | \ ̄`
. /イ / ' / j __ \
/´ / / ./ / ハ \ ̄
/ / ./ / / / ,仏ム ト-\
; ′ / ∠ファ'zxイ_ 厶ィ/斗<i ト、 | とはいえ、ホストがやる夫とばかり話していたのでは
l ;| / /,不乃Y¨´ /^゛/ヘ必ソノ| ハレヘ|
レ1小 / | /へゞ=' 1 , /  ̄ 小lイ' ハ いささか気分を害する者もおろう
亅 | ;ト、!'レ′ハヽ jイ / | !イ
/Ⅵ弌ーヘ ゛゙ j/ ! ハ! カナメ、水銀燈、そろそろ他の者の相手も頼むぞ
__//〉 〉 〉 ヽ ヽ ` _, メ∧
/´ / ./←←'<./ i\ ヽニ二ニノ イ 丶
/ / / ', \ ー一 / / ∧
/ ; ′ / ∧ 丶 / / 厶__\
__/ | i ∠ニヽ ノ } `¨´ / / ⊆) ̄\
! | ! i| ∧ / ∧ _\
ヽ', ! | ! | / ', / / \ / _\\
ヽ \ ! | ! V`ー------/ / \| / r-\\
/ ̄\
| |
\_/
_|_
. /´ ̄  ̄`\
./ ::::\:::::::::/::::: ヽ
/ < ● > :::::::: < ● > ヽ (…逃げ切り?ハナ差で逃げ切ったの?)
./ l
.| (__人_) .|
..ヽ | -┬-| /
ヽ、 .` ⌒ ´ /
/:::::::::|::\゙_>介 √!;:::::::\
. /:::::::::::::::\:::ヽ };;{ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
-
この時代の女の本音というか、人生の目標って、
結婚して子を産むこと一択やったの、やっぱし?
-
/| ,//
|ヽ、/:::::::::  ̄ ̄フ 、_
\-ゝ /::::::::::^~|::::::::::::::::<、
∠ ̄::/ 7::::::::::::::::<
/::/:::::::::::::::::::::::::::::/, ヽ、
フ::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽD_:::::::......::ヽ そういう訳で水銀燈とカナメは借りていくぞ
〃/::::::::::::::::::/l〃::::/|斗< |::,、::::::::::::ミ
/ /::::::::::::::-テ=t| /γ⌒ヽ/l/ヽへ、::| この後、此度の戦の論功行賞があるが
〃|::::::::::/イ⌒` レl 〃 ||> } |r
/ /|:「|「l〃 ヽ _ / !| 楽しみにしておけよ、やる夫
l∧ い ´ | lイ/
ヽ、 く / メr==-、
,- 、ヽ、丶 __ / 冫::::/ /i
/:::ヽ ̄ヽ、 , イ |:::< \
/:::::/:::::::::::|`─ ´/ ソ:::::::ヽ /────、
/:::::::ヽ::::, へ──<^\_∨ ̄ ̄/ ヽ、
,──//_ ̄イ /__ ヽ ヽ 、 l ヽ
/─、 イ r.....:::/ >< |
┌┘:: イ ::::|::::::::|ヽ、/....... |
゚ | ・ i *゚・+゚ / ̄\ i o.+ *。 |
*o ゚ |+| 。*゚ | | *゚・+゚ } o |*
o○+ | ∨ \_/ + |!*l::j o ○。
・+ ,-i| o.+ _|__ 。*゚}‐ 、゚ + |
゚ |i | {r|! *l: /_ノ ' ヽ_\ ノヾ} | (KYな伯爵様サイコー)
o。! |! * .゚ /<≡>::::::<≡>\ レ ノ ゚|
。*゚ l ・ / /// (__人__) ///\o ゚。・ ゚
*o゚ | | |r┬-| | *|
。 | ・ o ゚ l\ ` ー'´ /*゚・+゚ ||
|o |・゚ ,.‐- .ハ イ | * ゚ |
* ゚ l| / 、` ニ ´ ノ ノ o.+ | ・
|l + ゚o i ` -、{! /_ \ ○・ |o゚
o○ | | ヽ. ヾ´  ̄ `ヽ *。
・| + ゚ o } } ヽ O。
O。 | | リ、 ..::: .. l 。
o+ |!*。| / `ー:::: , ヘ:::::.. | *
|・ | ゚・ |/ / :::... .. /:::/ | ::..... { |
|_|\∧∧∧MMMM∧∧∧/|_|
> <
┌─┐ ──┐| | \ ヽ| |ヽ ム ヒ | |
/ │ / │ ̄| ̄ 月 ヒ | |
/ ──┘ _/ / | ノ \ ノ L_い o o
> <
-
〜他の方々の反応〜
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::: : : : : : : :::::::
:::: : : : : ::::: (カナメ様と水銀燈様の相手しろとか、何その無茶ぶり…)
∧_/ ∧_/ ∧∧
(д´(д・ (д` (д゚,, )
/ / / /
-
>>95
結婚しかないじゃない?あるいは修道院に入るかの二択かな
娼婦とか中世ヨーロッパはキリスト教の影響で出来るとは思えない
やったら淫らとか言われて裁判にかけられて火あぶりされそう
-
>>95
どうなんでしょうね?
この時代の女性視点での、書物などは残っていないのではっきりとは分からないですね
もう少し後代のルネサンス期の女性になると、
カテリーナ・スフォルツァのように、周囲から恐れられる女性君主なども現れるのですが…
日本の場合は、平安時代から女流文学がありますので、そういったものも推測できるのでしょうが
-
,. -ュ,ニニ弌垳ト、
/r'^ _rヘ-ヘ/^ヽr宀、
/!7ト、7′ 〃 l ヽ ヽ
、 / l//L」| ∧l | ! |l | ! ヽ
|:l / 〃 ||丁l トH、lV| |l /l } l |
ヾヽ / 〃 |l | l抔卞`ヽ{ /-ト/ //リ
\ ヽ:∨ |」 /l| lトヽ ̄ レ'戎シ' / ′ (何とかやる夫に危害が及ばずに済んだみたいね)
⌒ヽ!ヽ._j\\ / 八 |ヽ __ ' ∠r1=彳
::..::..::..::..::..`::..::ヽ/ ハ ヽ‐ >、 ,. イ| }::..`ヽ、
::..::..::..::. /⌒ヽ、ヽjノヽ.∨r 芥、/:./ /::..::..::.、\
::..::..::.::./:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ⌒Tlヽ}l,ハ/-/ 〈::..::..::.`ヾ\ヽ
::..::../:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨_ || ヽ:レ':.:ヽ::..::..::.くヽ.j
::.r'´.:.:.:..::.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ ||ーrヘ.:.:、:.:.\ヽヽ:〉
仆、 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_l〉 ri心:.:',:.:.:.:.:ヽ}
′ \_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∨_ ゞ=仆ヽ.:.:_ノ
, 〉个、:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ l }〉:.}'´
| く_/^ト、>:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_リ 〈|:.ハ
| //:.:.:||:.:./ ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨┐r':.:{ 、ヽ
!| //:.:.:.:||:./ }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨.:.:.:.| l |
-
, ' ヤz:. :. :. :. l!:. :.
,.' / , ヤz:: :: :. :l!:. :
, ,' , , i ヤz:: :: ::l!::
i ! l : : :l ! ヤz: :: l!::
! : |: : : :l!. . . : : : : | . . : | : : : : . l ヤz:: l!::
. . l: : !: : : |'; : : : : : : : : : :l: : : : l; : : : : : :l . . .l : : . ヤz:l!::
. . . : : : :, : l:, : : l、; : : : : : : : l: i!: : : :l|: : : : : :/: : : l: : : . ヤツ厶 (でも、これでやる夫にも私の事がバレちゃったわ)
. . : : : : : ト: lヽ: :l ヘ. : : : : : : l:/| : : / l: : : : :/: : : /: : l: : : : . .|:: :K::
; : : : : : : :lヽ!ツヘ:lx、ヽ /|'´l: ./‐-!: : /l. . ./!: : /: : : : : :l:: ::!:ヽ (もうやる夫とは踊れないわね…)
ヘ. . :, : : : ', 弋:::;;i㍉.、 〃 j:./ z:ュl/二j.//. :/: : : : : :/|!:: {',::
ヽ. ト、: : ヘ 丶ー'、 ヽ' /' ´ i:::::;;;;;::_ト/./: : : : : /: l|:: ::!:';:
\\: : \ ,/ 丶 ::::ソ/! . : : : : ;.': :/}:: ::! :l
l: ーz ゝ 〈:. /. . : : / : /:〈:: ::l: :!
,. -i: : : :\ ' ,. '´. . . :,. :' : : : / : ト:: {: j:
_, -:. ':. :. !: : : : ; :\ 'ー-、 -=ニ´:__: ; -'. . : : : :/: : :l/::j:/::
:. :. :. :. :. l . : :l: : |:_、 ´ _ , -‐7: , . . : : :,':l : : {:: :!:i::
:. :. :. :. ::,' . .|!: :!:. :. ≧x:--‐_´≧´:: :/ ./ . . : : /: l : : l:: |:l}::
:. :. :: :: ::! . ll: :l:: :. :zヤ:,:-rx':: :: :: :: :/イ . : : /!: l!: : :ヘ::〉l::
:. :: :: :: :l |:'; |: zヤ l/::Lノヘ:: :: :/:: ::/ . . . . /: l: l|: : : : l :ト
:: :: :: :: :| !:ハ|zヤ /|::/ |:: l|:: :: :: : / . . . ./zャ‐- 、__,. --
:: :: :: :: :', !::fヤ z!:l/ j::/':. :. :/ . . ./´:: :: :: :: /:: :: :. :
:. :. :. :. :.ヘ. |fヤ zスソ/ /l:/:. :/ . . . : /:: :. :. :. :. :. ;':. :. :. :.
-
_rvクヘy之―- _
, ...::.::.::.::>ー一<―- 、::.::.::. 、
/.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:\::.::.::.\
/::.::. -―……───- 、::.::.::.\::.::.::.:ヽ
/ / \::.::.::.ヽ:.::.::.::ト
, ' / | | l ヽ::.::.::.l::.::.:ハ
/ ,′ / /| | >斗-く |
.′ i | | / / ,′ | / イ仆{ヽ\l
| | | | | l // , / /く::<_/:/ハ\_〉〉
| | | |、 | | // / / / | \_/|:| ト-' l
|/ヘヽ !ヽl⊥lヘ// /-‐/_¬ リ / |:| |::| l
| l\トーキ .ミ ∨/才弋_ツ/ ′ / :|:|| |::| l
| | ヽ _ゝ' 〝 ̄ '" / / / | 釗|::| l それじゃあね、やる夫…
|゙、 ヘ 〈 / / /ヽ| lヾ| l
| \丶 ,._ //′ /| l l
|l//| |\\ ー /,./ ,イ l l l
ト、 ヘ∨ | | ` \ _ </ /::| l l ノ|
.\ 、 ∠\\ \ l l フ爪\/ /l::.::.:| l イ /::/ /.::
__\::\ \::::.::\\ ヽ l二ニ イ/∧/ へ\l::.::.:ト、 /// :::厶/ /:::::
::::::::::::::::::::\ \::::::>''" ̄\ヽ_/////イヘ::.::.::)ノヾノ| へ ∠ -‐ _\:::/
二二>:::::::::> /.::.::.::.::.::.::.::.\ 彳V::| | |:|<二二 イ /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::\\
:::::::::::::::::::/ /::.::.::.::.::.::.::.::.:://:::|/レ ハ::ヽ=≠― /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::ヽヽ
:::::::::::::/ ∠::.::.::.::.::.::.::.::.::/;:イ|:::/ l::::| /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.
/::::/| __\::.::.::.::.::/.:./{ノ レ′ |::/ /::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.
::::: イ::| l::.::.::.::` \::/.:.:.:/{ノ __ /::.::./::.::.::.::.::.::.:/.::.::.::.::.::/ __
:::/ |:::| l::.::.::.::.::.::.Y:.:.:.:.::く Y⌒l´ 「厂 ̄〉/::.::./::.::.::.::.::./イ.::.::.::.::.::/ /.::.::.::.::
-
,ヘ
____ / /
/\ /\ / /
/( ⌒) (⌒)\/ /
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\ / 水銀燈様、後でまたやる夫と踊って下さいですお
| |r┬-| |
\ ` ー'´ /
/ \
/ \
/ /\ ヽ
/ \ ノ
U ヽ ノ
, '´,
/ / , ' ハ
, ' / / / l |
. // / / ,' ,′l l| l ! l |
/〃 // ' / / l| l| l l | |
. /// //、 / '/ /!|l l! ハ l| { |
// l |l| | 「トl| l !| l l|_厶⊥L!_|`l l
〃 |l |ll ,ィ永 l l |l |jム=ミ/〃ノ|| l
{ 川lV| {リ| ソ f℃ `X リ| |
|l| ゙フ {じ' イ/ /l| |
l||!ヽ `iiT′/' ィ ′| やる夫、あなた自分が何を言っているのか、分かっているの?
ノハ 、__ _彡1/ ,′ l
lヽ `  ̄ /,' / l
! ∧ 〈〈 ,′ ハ
// /ンー┬=≦三N ,′|
. // ∧ /j三三三| /l l
// / ∨/l三三三/ , / l| |
// / /∠三三三l // l| |
-
___
/ \ もちろんですお
/ \
/ ⌒ ⌒ \ やる夫なんかと踊ってくれるのは、水銀燈様だけなんですお
| /// (__人__) /// |
. (⌒) (⌒) さっきは、とっても楽しかったんですお
./ i\ /i ヽ
-‐,コf7{{辷fリノヘ,
/ __{仏:'/:`¨:^三≧,
/:7://:::::::_:_彡'^¨⌒丶
/ }:厶:/::∠}厂 \ \
/ ____」水くフノ^´ .′ 丶 . 、
/ /::/ 7::/∧:} /, //! . . } l i
/ \V介{:し:ノ |十-Li j/ } ハ| やる夫は本当におばかさぁんなのね
/ // |:トf′ |i_」土z,\ ァィ/ / }
// // i |:| 丶 个i、 炒` '仞/}}j/ じゃあ、ひとつだけ条件があるわぁ
‐= _ / 〈/ l |:| `ト . \ 〉i{ {{
 ̄≧=-く 、 八l」 l八 `¨⌒、_ ,イ八}}=-‐
___,≧ニニニ≧x )\ // ヘ 个ヘL,_ /厶'′
二ニニニニニニニニニニ≧x彡'ヘ 「¨::7了f千{≦=―-
_厶三ニニニニニ>=≦ヘ乙1 |:::/r介ハi| トく,⌒´
-
,. -ー' 二二二 ー- 、
//: ̄__:::::::::::::::: ̄`:::ヽ
/〃'::::::/´ノ〉):_ノ_ノ::::::::::::::::::\
//´::::::__,ィ:ゝ-':__,:::-──- 、::::::::::ヽ
/゙::::::::::/ ̄ ̄\ ヽ\ ヽ \::::::::ハ__
!:::::::/ i ヽ ', ヽ \ ヽ>,仁》 さっきみたいに「水銀燈」って呼び捨てにすること
_ |::::ハ ', i } ! ! ',<ノ||\
《ニハ_ゞ、 \ \ ! || | |__ || l | \> 水銀燈様なんて呼んだら、口きいてあげないわよぉ
ソ|| \\ \ \ | .从,ィ匕Lィ|| | | 〈´
| '、 \\,>≧ゝ, |/ /,ィヌニミ、|i | l |
ハ \ `卞代ツミ ヾ′ ''' / // ト、 , --─.::´
.`ヽ、 〈/|:} ヽ,\ \`¨´ 、 / // / l ヽ /::::/::: ̄
/:::;:ィ:::::\ //| |\\, __> - ´ イ!// / ! ∨:::::::::':──-:::、
. .. ::/::::ハ::::∨ム'〉 「`:::ゝ,\_ ≧ュ,fヽ_ .ィ─ヘ,ィ l |l /::::__::::\::: ̄`ヽ
. .. .:. :::://__;/:::::| |::::::::::ヘ !:::::::l |::::ハ;:::::_:::::ヽl l| 〈::::::::::\:::::\::::ヽ
. ::/;::///::::::::::: ! / :::::::::::::} |::::::::l !/ ∨ }/::::/ / ハ`ゞ 、::::\\:::::ヾ
∨/!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::| |::::ノ| ト-ーく /_」:::/ / /::::ヽ:::ヽ\:::ヽ \
//|:::::::::::::::レ ::::::::::::::::::| |::_〉 } ─ー、ヾ才/} /:::::::::::\:\\〉\
,// /ヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::! /:::〉ヘ!  ̄\ヽ)=::、/ /::::::::::::::::::::::::::\ `
.// // 人::::::::::::::::::::::::::::::::|/::{ `入_ ゝ}_ソ/`´}/::::::::::::::::::::::::::::::::::}
/´// / /|::::::::::::::::::::::::::::::::::(\__  ̄Z_r、_「| ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、
// / // ヽ;__::::::::::/:::::::::::::::〔 ゝ,>、 _,ィ'7´}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ゝ、
.{′ / // / | |  ̄`斗、:::::::::::::::\r 、 Y 厶ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ )
____
/ \
/ _ノ ヽへ\ さすがに、呼び捨ては拙くありませんかお?
/ ( ―) (―) ヽ
.l .u ⌒(__人__)⌒ |
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
-
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ヽ l
, ソ/ l ハレ´イ{ { |{. | | ハ
//:/ ノj `´i |`ヽト 、 |:ヽ. } , リ |! 気にすることは無いわぁ
ハ:{/イ: { 小7テミト、 {ヽ!: / / / l l
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { '赳ハ\ }:/_オメリ イ/ 細かいことを気にしてたら、
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\` /ィ亙フ'´//′
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! ,! 7´ | / 一生【自家発電】なんでしょう
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 ` ー イ.: j| /{ ノ′
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::>ー<l!:..:.|:. リ‐//レ
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/ それと敬語も禁止よぉ
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
____
/ \
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ 確かにその通りだお
| (__人__) |
./ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
-
_
, ィャj--、 ´ ' ,
,.'ーセリ- 、 丶 ゙ . _
/ / , , \ ヽ ' 、 , _'´ --´丶
,' ! ハヘ ! __', ヽ|_ ' ー - '´  ̄´ 丶ヽ
l ハ.j、_ ヘ.|ハトヘ {_/\'__, -――- 、 ´丶. _ , ' それじゃあ、やる夫また後でね
丶/ハ. , ー‐ l', \二 丶-- 、 , , ‐;-
i |l ト ー__ イl '、 ヽ_ ,>x-‐ '´- 、_ ;' , -―- 、 __ . '
/ '; '、, -::」 」::、 \:_: : : : : : :丶 ̄ , '´
丶 ゝ、_.ゝzzz/::::::::'::::i―:‐:'´: : : : : : :´`'ー- 、 __ (「また」なんて約束したの、いつ以来だったかしら?)
〈::/薔 /:::l::::::::::::::〉´'ー-、!: : : 丶-、: :、_: -‐ '´ ̄
/:l_/::::::::::ヽ:_:/_, -――丶、: :\´_
l::i:::::::::::::::::::/ ,l::::|::::::::::::; -―'´  ̄´___
l:X:::::::::::::イ::::::l::z:\:/_, -‐::'::´:::::::::::::::::::゙ー-、_
, --l::X::::::::::::::`ー:l:::|\::\::::::::::::::::::::::::::::; -‐ '¨´ ̄
,:'::::::::ハ::X::::::::::::::::::::::l:::|」j>、:: ̄´゙フ::::::/
/::::::::/::/l:::::::::::::::::::::::|:j_」__|_j>-イ:::/
___
/ ⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒) \ 楽しみにしてるお、水銀燈
/ ///(__人__)/// \
| `Y⌒y'´ |
\ ゙ー ′ ,/
/ヽ ー‐ ィ⌒ヽ
rー'ゝ 〆ヽ .)
ノヾ ,> ヾ_ノ,ヽ}
ヽ ヽ| ヽ_ノ
-
●
●
●
-
__ , -‐-、
/ \ ./ 8<. ,
/ ,,,,-‐'''''‐-、_/ ヽ_,,-‐'''''‐-、
| . シ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ il ,i、 ィヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ
\ シ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_/ ,' /ハヽ 、 ',、_;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ
/ 〃ミ-‐'''''"´}:{,,ソ,'丿iヽ\ヽ,j:j.`"`'''''‐-ミヾ
/ ヽ:ヽ></:::/ :::ノ
\ | | |::::ヽ/:::i ̄
`| _ゝ:::::::::::::く_
| /:::::::::::::::::::::::::::\
/ ./::::::/:::::::::::|:::::::::::::\:\
/ /| /:::::::::/:::::::::::/\::::::::::::::\:\
/ / |/:::::::::イ::::::::::/ \:::::::::::::〉:::ヽ
/ / |:::::::::::;|:::::::/,,ソヽ、,,え,\:::::/:::::::ヽ
\ ヽ,. |::::::/ |::::/、___ ノ、___ ノ|:::/ \:::::〉
\__/〈 .|/ |/ l::::::l~ l::::::l~|/ .ヽ/
`゙‐-‐'" . 亡',} 亡',}
/ ̄\
| |
\_/
_|_
. /´ ̄  ̄`\
./ ::::\:::::::::/::::: ヽ
/ < ○ > :::::::: < ○ > ヽ
./ l (…なんでまた踊ってるんだよ)
.| (__人_) .|
..ヽ u. | -┬-| /
ヽ、 .` ⌒ ´ /
/:::::::::|::\゙_>介 √!;:::::::\
. /:::::::::::::::\:::ヽ };;{ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
-
―く`亡7ア
/ / イ ̄ ̄ ̄`ー-、
/ // / / ハ \ 人人人人人人人人人人人人
′ ′\ /|/ | | ヽ\ < >
| l| |ー≧ミ、 | |l | ト、 l < 細けぇ事はいいんだよ!! >
| || | ┴ ' | l 八Nハ| < >
| |八/)\ |/ ∠| || YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
| ///) | | | /)
|/,.=゙''"/ n /l| | | ///)
/ i f ,.r='"-‐'つ イ/|| | | /,.=゙''"/
/ / _,.-‐'~____〔 / /|| || / i f ,r='"-‐'つ____
/ ,i ,二ニ⊃≪[}≫::L/ 厶l| |、| / / _,.-‐'~/⌒ ⌒\
/ ノ il゙ | ト-/∧ヽノ/ /::::: | |:::\ / ,i ,二ニ⊃( ●) (●) \
/,イ「ト、 ,!,!八 | 〈/ レ厶イ:::::::::| |::::::::: / ノ il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::::\
/ iトヾヽ_/ィ" | ̄>rf乞ミ-、|}〉:::: | |:::/::::::〉 ,イ「ト、 ,!,!| |r┬-| |
〉:::}::::rヘ_ト| | ):::ヾこン:::(|}〉:::: | |/:::::::::厶 / iトヾヽ_/ィ"\ `ー'´ /
|:::::| /レ':::::::/::::::::://:::::::/.:.',
|:::::|´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/イ.:.ト、
|:::::|:::::::::::::::/!::::,イ:::/::,:<イ.:.:.トj
_|:::::|::::::::::::::! 、レ' //レ' f外ソ/レ'
|\!:::::::::::::::〉、 乂/イ _ -− ´`ヽ
|:::::|:::::::::::::::l `i i _∠_ '´ ̄ `ヽ \_______
|:::::|:::::::,、∧! ! 〉 ,<|  ̄ ̄` 、_) ̄ |
|:::::|/レ' 丶 __ノ ./ | i |
_|:::::| ̄ ̄ ` 丶 / / ! | |
|\!-−- 、_ `ト- ' / | 日 日 日百 ナ ヽ / ヽ |
|:::::| `  ̄ `ヽ、 , ´ ,.イ | 口_| .疋ハ (メ、 レ ノ l
|:::::| ,`< / !  ̄ |
|:::::| / `ヽ / | ー−−- -−− |
_|:::::| / ハ' | |
|\! / ! ! ー- 、 ー- 、l l i _|_ ーァ !
|:::::| / l. | _ノ _ノ | ! /‐、 .l
|:::::| ,' l | ノ _ノ !
|:::::| l ! | ! |
_|:::::| { l |___, -‐ 二,ニ)、______|
|\! ', l / ` /
|:::::| ヽ _ -l ノ _ノ
|:::::| ト--− _ ̄-− ´| / ,r‐--‐'´
|:::::| |ー  ̄ _ -−ニl / /
|:::::| ∠二二二フ!_ -‐ ´イ / /
|\! | |:::!_ -‐ ´ }'´ /
|:::::|______!=======.!:::! /
-
●
●
●
-
/| ,//
|ヽ、/:::::::::  ̄ ̄フ 、_
\-ゝ /::::::::::^~|::::::::::::::::<、
∠ ̄::/ 7::::::::::::::::<
/::/:::::::::::::::::::::::::::::/, ヽ、
フ::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽD_:::::::......::ヽ
〃/::::::::::::::::::/l〃::::/|斗< |::,、::::::::::::ミ では、そろそろ此度の戦の論功行賞を行う
/ /::::::::::::::-テ=t| / (:;::)/l/ヽへ、::|
〃|::::::::::/、(::ツ レl 〃 ||> } |r とはいえ、新たな領土を得たわけでは無いので
/ /|:「|「l〃 ヽ / !|
l∧ ヽ、 _ _ メr==-、 褒賞は金品が中心になるぞ
,- 、ヽ ´ ー ` 冫::::/ /i
/:::ヽ ̄ヽ、 , イ |:::< \
/:::::/:::::::::::|`─ ´/ ソ:::::::ヽ /────
/:::::::ヽ::::, へ──<^\_∨ ̄ ̄/ ヽ、
,──//_ ̄イ /__ ヽ ヽ 、 l ヽ
/─、 イ r.....:::/ >< |
┌┘:: イ ::::|::::::::|ヽ、/.......
上位の騎士から行賞が進んでいったが、伯爵の宣言どおり
金銀や戦利品の武具・軍馬、家畜や食料・衣類など
現物の授与がほとんどであった
●
● そしてやる夫の番が回ってきた
●
-
>>98、99
thx
-
オプーナのぽんぽんが限界突破するまで後どれくらいかなwww
-
____
+ ./ \ /\ キリッ 領地と嫁さん下さいですお
/ (●) (●)\
/ ⌒ノ(、_, )ヽ⌒ \ (やる夫は褒美を貰えるだけで幸せですお)
| `-=ニ=- |
\ `ー'´ / +
/ ̄\
| |
\_/
_|_
. /´ ̄  ̄`\
./ ヽ
/ ::::─:::::::::::::::─:::::::: ヽ
./ < ● > :::::::: < ● > .l (お前は何を言っているんだ)
.| |
..ヽ (_人__) /
ヽ、 ` ⌒ ´ /
/:::i:\゙_>介 √:::/::::::::\
. /:::::::::ヽ:::ヽ };;{/::/:::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::ヽ::ヾ/〃::::::::::::::::::i:::::::i
-
/| ,//
|ヽ、/:::::::::  ̄ ̄フ 、_
\-ゝ /::::::::::^~|::::::::::::::::<、
∠ ̄::/ 7::::::::::::::::<
/::/:::::::::::::::::::::::::::::/, ヽ、 中々正直ではないか
フ::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽD_:::::::......::ヽ
〃/::::::::::::::::::/l〃::::/|斗< |::,、::::::::::::ミ まぁ、やる夫は今回その位の手柄は立てているしな
/ /::::::::::::::-テ=t| /γ⌒ヽ/l/ヽへ、::|
〃|::::::::::/イ⌒` レl 〃 ||> } |r 領地を与え、正式に騎士として叙勲しよう
/ /|:「|「l〃 ヽ _ / !|
l∧ い ´ | lイ/ 嫁さんも世話してやるぞ
ヽ、 く / メr==-、
,- 、ヽ、丶 __ / 冫::::/ /i
/:::ヽ ̄ヽ、 , イ |:::< \
/:::::/:::::::::::|`─ ´/ ソ:::::::ヽ /────、
/:::::::ヽ::::, へ──<^\_∨ ̄ ̄/ ヽ、
,──//_ ̄イ /__ ヽ ヽ 、 l ヽ
/─、 イ r.....:::/ >< |
┌┘:: イ ::::|::::::::|ヽ、/....... |
空気の読めない伯爵様
_|\∧∧∧MMMM∧∧∧/|_
> <
/\ ──┐| | \ ヽ| |ヽ ム ヒ | |
/ \ / / | ̄| ̄ 月 ヒ | |
\ _ノ _/ / | ノ \ ノ L_い o o
`――――――○――――――’
゚ | ・ | .+o ____* o。 |。| *。 | 何でも言ってみるものですお
゚ |i | + /_ノ ' ヽ_\ | |! |
o。! |! ゚o /(≡) (≡)\ | * ゚ |
。*゚ l ・/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ |o ゚。・ がんばった甲斐がありましたお
*o゚ |! | |r┬-| | + *|
| ・ o \ `ー'´ / *゚・ +||
|o |・゚ > | *。* |
* ゚ l| / | | +|
|l + ゚o / | *゚・ || ・ |o
o○ | | 丶 ヽ / | *o| *。
・| + ゚ o /| / | / | O *。|
O。 | ( ∪ / ̄\∪ ノ。* 。 |
o+ |!* \ / | ノ | *o|
|・ | ゚・ )ノ \ | o○ |!
-
/ ̄\
| |
\_/
_____
__人_ / \ __人_ (やる夫GJ、そしてナイスKY)
`Y´ / 仟磷ト f磷心 \ `Y´
| .弋cソ 弋cソレ. |
| (_人_) |
| \ / |
\ − /
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::: : : : : : : ::::::: (おいおい、そんなのありかよ…)
:::: : : : : :::::
∧_/ ∧_/ ∧∧ (俺もゴネときゃ良かったよ…)
(д´(д・ (д` (д゚,, )
/ / / /
-
/| ,//
|ヽ、/:::::::::  ̄ ̄フ 、_
\-ゝ /::::::::::^~|::::::::::::::::<、
∠ ̄::/ 7::::::::::::::::<
/::/:::::::::::::::::::::::::::::/, ヽ、 やる夫には、VIP村を与える
フ::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽD_:::::::......::ヽ
〃/::::::::::::::::::/l〃::::/|斗< |::,、::::::::::::ミ
/ /::::::::::::::-テ=t| /γ⌒ヽ/l/ヽへ、::|
〃|::::::::::/イ⌒` レl 〃 ||> } |r やる夫はこれよりワゴン家の次男ではなく、
/ /|:「|「l〃 ヽ _ / !|
l∧ い ´ | lイ/ 新たにニューソク・デ・やる夫と名乗るがよい
ヽ、 く / メr==-、
,- 、ヽ、丶 __ / 冫::::/ /i
/:::ヽ ̄ヽ、 , イ |:::< \
/:::::/:::::::::::|`─ ´/ ソ:::::::ヽ /────、
/:::::::ヽ::::, へ──<^\_∨ ̄ ̄/ ヽ、
,──//_ ̄イ /__ ヽ ヽ 、 l ヽ
/─、 イ r.....:::/ >< |
┌┘:: イ ::::|::::::::|ヽ、/....... |
____
/⌒ ⌒\
⊂。(゚>) (<゚)。つ VIP村…?
⊂ /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ つ
⊂ | /| | | | | | つ 聞いたことが無い村ですけど、がんばりますお
\ (、`ー―'´, /
( ヽ _____ ././
\ \| ., レ゛/
.\旨EX ξン┐
/ ̄\
| |
\_/
__|__
/ \
/ :::─:::::::─\ (…マジでどこ?)
/ <●>:::::<●> \
| (__人__) |
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /___| |
\ /___ /
-
/| ,//
|ヽ、/:::::::::  ̄ ̄フ 、_
\-ゝ /::::::::::^~|::::::::::::::::<、
∠ ̄::/ 7::::::::::::::::<
/::/:::::::::::::::::::::::::::::/, ヽ、 VIP村は、北の山脈の森林地帯の開拓の為に
フ::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽD_:::::::......::ヽ
〃/::::::::::::::::::/l〃::::/|斗< |::,、::::::::::::ミ 新たに作った村だ
/ /::::::::::::::-テ=t| / (:;::)/l/ヽへ、::|
〃|::::::::::/、(::ツ レl 〃 ||> } |r
/ /|:「|「l〃 < 、 / !| 水も空気も美味い、良いところだぞ
l∧ い ,-- 、 lイ/
ヽ、 l7 ̄ヽ メr==-、
,- 、ヽ、 ヽ- ´ 冫::::/ /i
/:::ヽ ̄ヽ、  ̄ , イ |:::< \
/:::::/:::::::::::|`─ ´/ ソ:::::::ヽ /────、
/:::::::ヽ::::, へ──<^\_∨ ̄ ̄/ ヽ、
,──//_ ̄イ /__ ヽ ヽ 、 l ヽ
/─、 イ r.....:::/ >< |
┌┘:: イ ::::|::::::::|ヽ、/....... |
/ ̄\
| |
\_/
_|_
. /´ ̄  ̄`\
./ ::::\:::::::::/::::: ヽ
/ < ○ > :::::::: < ○ > ヽ (…それって辺境に左遷ってことじゃ…)
./ l
.| (__人_) .|
..ヽ u. | -┬-| /
ヽ、 .` ⌒ ´ /
/:::::::::|::\゙_>介 √!;:::::::\
. /:::::::::::::::\:::ヽ };;{ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: (そこって、オーストリアとハンガリーの国境付近じゃない?)
:::::::::: : : : : : : :::::::
:::: : : : : ::::: (実質的に3カ国の緩衝地帯になってて、今まで放置してた場所だよね?)
∧_/ ∧_/ ∧∧
(д´(д・ (д` (д゚,, ) (そこにわざわざ手を出すって、宣戦布告フラグじゃね?)
/ / / /
(しかも、山と湿地ばかりで、ほとんど農地になりそうにないよね?)
-
/| ,//
|ヽ、/:::::::::  ̄ ̄フ 、_
\-ゝ /::::::::::^~|::::::::::::::::<、
∠ ̄::/ 7::::::::::::::::<
/::/:::::::::::::::::::::::::::::/, ヽ、
フ::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽD_:::::::......::ヽ せっかく土地が空いているんだ
〃/::::::::::::::::::/l〃::::/|斗< |::,、::::::::::::ミ
/ /::::::::::::::-テ=t| / (:;::)/l/ヽへ、::| 利用しない手はない
〃|::::::::::/、(::ツ レl 〃 ||> } |r
/ /|:「|「l〃 ヽ / !|
l∧ ヽ、 _ _ メr==-、
,- 、ヽ ´ ー ` 冫::::/ /i
/:::ヽ ̄ヽ、 , イ |:::< \
/:::::/:::::::::::|`─ ´/ ソ:::::::ヽ /────
/:::::::ヽ::::, へ──<^\_∨ ̄ ̄/ ヽ、
,──//_ ̄イ /__ ヽ ヽ 、 l ヽ
/─、 イ r.....:::/ >< |
┌┘:: イ ::::|::::::::|ヽ、/.......
空気の読めない伯爵様
l! {o :}
l! ': /
l!1!|!l 1! ヽ、___,.,/
l!1!|!l !1!| ┃
l!1!|!l |l!1!|!l|!l!┃
l!1!|!l |l!1! > 一 … ー <
l!1!|!l >´ :::::::: ` <
l!1!|!l. / ::::::::::::::::: \
l!1!|!l / \、 :::::::::::::::::::U::::::: ,;'/ \
l!1!|!l. / ヾミ,、 ::::::::::::::::::::::::::./;"==、、. ヽ. (空気読めないってレベルじゃねぇ)
l!1!|!l / ,,===、、ミ彡〉::::iヾ彡〃 ,-‐ 、ヾヽ
l!1!|!l 〃 ,-‐ 、ヾ ::::::::::::::::::: { ・ } }l} ',
l!1!|!l ,' {{ { ・ } :::::::::::::u ゝ - '
l!1!|!l ゞ ゝ - ' ::::::::::: ヽミ二≠"" l|l|l ',.
l!1!|!l. ,' . l|l =≠彡"´. \. l|l
l!1!|!l | . l|l. / \ l
l!1!|!l | l l|l| ./ } }.
l!1!|!l |... { J { i ノ し /
l!1!|!l |!. ヽ ゝ、__ノ ̄´` ̄ ̄〉'´ /
l!1!|!l |! .ゝ } / /
l!1!|!l |!, > 、 し ゝ-──-' ., < ,>
l!1!|!l |!i i. 〉 |!l! ." ̄ ゙̄ / 〈/゙} /.:::
l!1!|!l |!l l . // |!l! ./ /:::::〈_/::::::
l!1!|!l |!l /::::/ \ / /:::::::::::〃:::
-
/| ,//
|ヽ、/:::::::::  ̄ ̄フ 、_
\-ゝ /::::::::::^~|::::::::::::::::<、
∠ ̄::/ 7::::::::::::::::<
/::/:::::::::::::::::::::::::::::/, ヽ、
フ::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽD_:::::::......::ヽ
〃/::::::::::::::::::/l〃::::/|斗< |::,、::::::::::::ミ
/ /::::::::::::::-テ=t| /γ⌒ヽ/l/ヽへ、::| それから、やる夫には水銀燈を嫁がせよう
〃|::::::::::/イ⌒` レl 〃 ||> } |r
/ /|:「|「l〃 ヽ _ / !| 水銀燈、依存は無いな?
l∧ い ´ | lイ/
ヽ、 く / メr==-、
,- 、ヽ、丶 __ / 冫::::/ /i
/:::ヽ ̄ヽ、 , イ |:::< \
/:::::/:::::::::::|`─ ´/ ソ:::::::ヽ /────、
/:::::::ヽ::::, へ──<^\_∨ ̄ ̄/ ヽ、
,──//_ ̄イ /__ ヽ ヽ 、 l ヽ
/─、 イ r.....:::/ >< |
┌┘:: イ ::::|::::::::|ヽ、/....... |
もちろん空気なんか読めない伯爵様
,. -ー' 二二二 ー- 、
//: ̄__:::::::::::::::: ̄`:::ヽ
/〃'::::::/´ノ〉):_ノ_ノ::::::::::::::::::\
//´::::::__,ィ:ゝ-':__,:::-──- 、::::::::::ヽ
/゙::::::::::/ ̄ ̄\ ヽ\ ヽ \::::::::ハ__
!:::::::/ i ヽ ', ヽ \ ヽ>,仁》
_ |::::ハ ', i } ! ! ',<ノ||\
《ニハ_ゞ、 \ \ ! || | |__ || l | \> 私は、やる夫なら大歓迎よぉ
ソ|| \\ \ \ | .从,ィ匕Lィ|| | | 〈´
| '、 \\,>≧ゝ, |/ /,ィヌニミ、|i | l |
ハ \ `卞代ツミ ヾ′ ''' / // ト、 , --─.::´
.`ヽ、 〈/|:} ヽ,\ \`¨´ 、 / // / l ヽ /::::/::: ̄
/:::;:ィ:::::\ //| |\\, __> - ´ イ!// / ! ∨:::::::::':──-:::、
. .. ::/::::ハ::::∨ム'〉 「`:::ゝ,\_ ≧ュ,fヽ_ .ィ─ヘ,ィ l |l /::::__::::\::: ̄`ヽ
. .. .:. :::://__;/:::::| |::::::::::ヘ !:::::::l |::::ハ;:::::_:::::ヽl l| 〈::::::::::\:::::\::::ヽ
. ::/;::///::::::::::: ! / :::::::::::::} |::::::::l !/ ∨ }/::::/ / ハ`ゞ 、::::\\:::::ヾ
∨/!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::| |::::ノ| ト-ーく /_」:::/ / /::::ヽ:::ヽ\:::ヽ \
//|:::::::::::::::レ ::::::::::::::::::| |::_〉 } ─ー、ヾ才/} /:::::::::::\:\\〉\
,// /ヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::! /:::〉ヘ!  ̄\ヽ)=::、/ /::::::::::::::::::::::::::\ `
.// // 人::::::::::::::::::::::::::::::::|/::{ `入_ ゝ}_ソ/`´}/::::::::::::::::::::::::::::::::::}
/´// / /|::::::::::::::::::::::::::::::::::(\__  ̄Z_r、_「| ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、
// / // ヽ;__::::::::::/:::::::::::::::〔 ゝ,>、 _,ィ'7´}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ゝ、
.{′ / // / | |  ̄`斗、:::::::::::::::\r 、 Y 厶ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ )
-
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::: (仮想政敵フラグまで追加されたよ…)
ハハ
(lコ゚=) (伯爵様容赦ねー…)
/ ハ ハ ∧∧ ∧,_∧
| (д゚=) (д゚ =) (д゚= ) (これもう数え役満だよね…)
| / ⌒ヽ / =ヽ / =ヽ
/ y / =ヽ | | Y | | = |
(ξ二ノ =/ .| | | ノ | | |
| | `iー- m/ / // | / ノ
/ ̄\
! !
\_/
| ...┏┓ ┏━━┓┏━━┓ ...
\ / ̄ ̄ ̄\ / ┏━┛┗┓┃┏┓┃┃┏┓┃
\ / ::\:::::/:: \ / ..┗━┓┏┛┃┃┃┃┃┗┛┃..
\ / ∧:::::::::∧ \ / .. ┏┛┃ ┗┛┃┃┃┏┓┃ ....
\ | (__人__) | ./ ......┏┛ ┃ ┏┛┃┗┛┃┃ ....
\\ ` ⌒´ // ....┃┏┓┃ ┏┛┏┛ ┃┃ ....
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ....┗┛┗┛ ┗━┛ ┗┛
※以後、伯爵の論功行賞に対してゴネる者は一切現れなかったという
-
>>119
この立地、どう考えても詰んでます本当に(ry
相良さんマジおにちくwwww
-
/:.:.:.:.:.:.:..:./:.:.:.:.:/::.:..:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;':.:.:.:.:.:ヽ:.:∧
/:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:/:.:.:.:.:〃:.:.:.:.:.:.:/:.:./: /:.:.:.:.:.:.:.:ハ:.:.∧
〃:.:.:.:.:.:.: /_:.:/:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.;.:':.//从:.:.:.:.:.:.:.:.:..i:.:}、_\
/ イ:.:/:.:.:´ ̄¨=≧x、_:/:.:.:.:.:.://x≦イ下:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:ハ  ̄
/ィ:.:.:.:.::.:://忙テY;:.:.:.:./≧イ忙テYテ ';.:|:.:.从ハ:.:.:.:i カナメも依存ないな?
|:.:./:.::/V∧ゞzンィ:.:.〃 /ゝ弋zンノ .}:.i:.:.:ハリ }ハ: |
| /|:./ i  ̄ //.}:  ̄ j:∧/ / ハ!
|{ !' .ゝ.', / :! i' / ィ1
. , {:.. _ rvイ/
从 /:.:/
{}ト. ´ ̄ ̄` i/ ..イ://
|ヽ  ̄ // ,'/
/ ̄リ \ ., ィ ハ>.
/ {! `ー‐ '' {::i .∧
,.< \ У. ∧
/ ̄\
| |
/≡) \_/ /ミ ヽ
. /_ノ ___|___ ヽ_ \ (カナメ様お願いします、結婚だけでも反対して下さい)
/ / /::\::::::/::\ \ \
( く ./< >>:::::<<>u\ .> )
\ / u (__人__). \'./
ヽ| `⌒´ u |/
\ /
-
〜建て前〜
. -=彡: : : : : : : : : : : : : :/ ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : l
/: : : : : : : : : : : l: : :l :| |: :l: :ヽ : : ト: : : : : : :、: : : ∧: :|
. /: :イ : : : : : : :l: :l : l: : :l :| |: :| : : l: : :| ハ: : : : : :‘,: : : ,|
. /.://: : :/.: : : : :l: :l 从.: :l :| | 伝斗!T:7 |: : l: : : : :', : : :l: |
レ /: : :/ : : : : 八:ム===-!.:| |: j j/レ l/ |: : | : : : : ト : : !.:|
l: : :/ : :l: : : : : lヾ \ヽ ∧ リ 彡=ミx|: : |: : : : ハ l : l: | よかったわね、水銀燈ちゃん
l: :/l : : |: : : : : ト x ==ミ 从/: / :∧j | :/: |
l: {∧ 八 : : : : :∨ 厶/: / :/: l }ノ:': : :|
∨ \{\: : : : :\ j イ :/: /: : |.: : : : :.|
. ヽ : : : : \ ` 厶イ.:.: :.|.: : : : :.|
トハー --` _ . -‐ /| : : : |.: : : : :.|
|: 圦 __, /. | : : : |.: : : : :.|
|: : : :`: . イ | : : : |.: : : : :.|
| : : : : l : > / | : : : |.: : : : :.|
| : : : : | : : : : : i` __ イ | : : : |.: : : : :.|
_ l : : : : | : : : : : | | : : : |_.:>ァ┴ 'フヽ
/ ` ̄、/: : : : : |_: : : : : | | : : : | /.:厶イ
. / {: l: : : : :|∧  ̄ | : : : |<
/ ̄\
| |
\_/
_|_
. /´ ̄  ̄`\
./ ::::\:::::::::/::::: ヽ
/ < ○ > :::::::: < ○ > ヽ (カナメ様、いつもの黒さはどうしちゃったんですか?)
./ l
.| (__人_) .|
..ヽ u. | -┬-| /
ヽ、 .` ⌒ ´ /
/:::::::::|::\゙_>介 √!;:::::::\
. /:::::::::::::::\:::ヽ };;{ |::/::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::::::::::ヽ::ヾ::}〃:::::::::::i:::::::i
-
〜本音〜
>'´ノノ―‐-、_r‐、 || _ノ
/ / _;;;;-''´;;;;;;;;;;;ヽ7 !彡'
-―-- 、 ___,∠ ノ'´;;;;;;;/;;;;;/;;;;_,;;レ'/ヽ;;;;ミヽ (水銀燈をフラグ臭プンプンの辺境に飛ばすの悪くないわね)
/;;;;;;;;;;;;;/!;;;;イ;;/ヘヘ|;;;;;ヽ;;;;ヾヽ
___,ノ;;;;;;;;;;;,/!|」_/|/ / リ|;;;;;;;;;i;;;;;ハ (でも水銀燈が結婚して、子供を生むのは困るのよね…)
ヽ _ < /;;;;;イ;;;;;;;|;;/  ̄ 、/ |;;;;;;;;;|;;ヾ、ハ
. ヽー ´ /;;;;;.{ !;;;;;;;|;;| ´"'ー` _ ソノ;;;;;|;;;;;| `ヽ (まぁ、そこは水銀燈に継承権を放棄させる手はあるんだけど…)
|\ /;;;;;;;;;`ヽ;;;|ヾ、 !ヽ、/;;ノ;;;;;;l;;;;|
/ |´\ ,/;;;;;;;;;;;|;;;;;;;l\ _ ´ 、i;;/;;,/;;リ;;リ
/ | ∨;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;|ヽ -` ノ_;;イ;;/ ノ
、 / / i ̄ヽ_/|;;;;;;;;| \ <´| /
レ' /、 i i ハ |;;;;;;;;;| >- ´;;;;|;;;;;;;l
\_/ ! |ヘム;;;;;;;;;ト、 /;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;l| (オプーナ家は政治的には中立で、変な後ろ盾もないし…)
| ヽ i i |〈 i|;;;;;;;|´ヽjヽ,;;;;_|;;;;;;;;|
ヽ、 ヽ | \!;;;;;;;ヽ 〉て´ ハ;;;;;;;;|| (満座の中で旦那に恥を掻かせたくもないし…)
,ハ i |/´ |;;;;;;;;;;| i__ノヾ |;;;;;;;|
/;;;;;;;∨ ん、 ヾ;;;;;;;| | |、 !;;;;;;;| (ベストでは無いけど、ベターな落とし所かしらね)
. /;;;;;;;;;;;;;∨ い/ | |;;;;;;;| | | \__/ノ;;;;;;|
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 ∨ `ヽ |;;ノり | ∨ /|;;;;;;;リ
-
/ / / / i ∧ ! ヽ ヽ |l
, ' ./ ,' /{ww、yyー| | } }ノル}
/ / | i { | リ} リ| i く
} /' / /∨ | }-‐リ 、ノ | | ヽ ヽ
′/ イ ,' '  ̄゛ 'r=劣ミ、リ ノl丿 ',
}/ / ,i '{〃んぅ 爪刋 ヾ{´ ノ, i i
'′| /| }" {衫' _ 弋彡′ /^} | | でも、ちょっとだけ問題があるわね…
. |' l ,' ` ´{  ̄´ ,/ j、 .|
Ⅵ ヾ、 / /' | .|| 幾ら手柄を立てたといっても、
ヾ{ | ー=彡,. / { | |
\圦 `ヽ ∠ イ. |,リ | ちょっとした国境の小競り合いの褒美が
| iヽ ゛ /}! ,i| |′ │
|' ヽ / / /│ │ │ 伯爵家の継承権というのはおかしいわ
/ iヽ / ' ´ ' │ !
/ | ー‐r―:: ,' l ./ .| ',
/, |: | .,' .| ../ ,' ',
/イ, | __/⌒''ー 、 | ./ ., ',
ー=彡″| |ノ(,/⌒¨'' ー- `{/ /\_ |
,. ――-| | Y⌒¨'' ー- | / |`ー 、. |
/ / | │.|丶 _ / / .| ` ー 、
__,.ィ(rン
/7::::::メ⌒¬、、
/ / {:::イ /', ', ヽ
〃 / / 「rフ〉 ム、ト、 } } }
{ 、 // ノi」ヘΛ弋チト、}ムイ,' }
. ヽ` .,_ ,..-一 ´ / |:|:|ヘ._ゝ ィヌイ ノ そういうことでしたら、私は爵位継承権を返上しますわ
` ー- .,_ __ ミ圭圭ミュ、」:ト|、} ´< イ{
/一 ´ /ィ圭圭圭У::::::. 丶>ー<'i ハ \
{ ≦彡圭圭圭ミ/:::::::::::::::::.VfL j }/ } )
/ / 豸彡癶f::::::::::::::::::::::iイ77、 //
/ / , イ / 人:::::::へ::::::ィ~`{(ソ /´
_ / 彡圭{ i / ハ:::|::::::::|:::..ヽ、ノ〉
. ヽ、____/∠圭ミ八 {´ / }::|::::::::|:::::::::::ノ、
`一-´/ / )' i::|::::::::|::::::::/ヽ \
/ /| {:::>::|::::::::|:::::::{ \\
/ / \ /..::::/:::::::∧:::::::...、 )ノ
-
____
/ ノ \\
/ (●) (●)\ 水銀燈、それは駄目だお
/ ∪ (__人__) \
| ` ⌒´ | やる夫なんかの為に、捨てていいもんじゃねーお
\ /⌒)⌒)⌒) //⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) ./ / /
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| l | ノ / ) /
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ヽ l
, ソ/ l ハレ´イ{ { |{. | | ハ
//:/ ノj `´i |`ヽト 、 |:ヽ. } , リ |! 私は元々爵位なんて興味なかったし、
ハ:{/イ: { 小7テミト、 {ヽ!: / / / l l
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { '赳ハ\ }:/_オメリ イ/ やる夫と一緒になれるなら、安いものだわぁ
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\` /ィ亙フ'´//′
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! ,! 7´ | / それに…
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 ` ー イ.: j| /{ ノ′
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::>ー<l!:..:.|:. リ‐//レ
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
-
/;;;;r' ̄´ ` ̄ゝ、;;;;;;;;;;ハヽ
/ソ´ (ヘ;;;;;;;ハ)ハ
//´ / (ヘ;;;;;;;|) ハ
レ' /| ヽヽ ヽ (ヘ;;;;|) ハ
/ / /│ |_\|__|__ (ヘ;|)) ハ
l / l | | r'| | ハ ` ((!!)) | やる夫が爵位なんかより素敵なものを
| | | 」-ト、ト、 | _x===| }((ト、ヽ |
| レ|´| | | ヽ | rテ´ | / ハヽ__」〉| 私にくれればいいだけよぉ
_| | | | |_==ヾ、 ∨ |/ / {{ ̄ ̄||
〈l ̄〉ハハ \\x゙ , /// / llヾ〉 |||
ヾ_'-'∧. ヽ \\ _ ノ jノ ,イ /| ll |ヾ_ | /
/||ゞ´∧ \_\ゝ /// | {{| | | /;;;
//´|| 〉〉、_ ヽ ̄ヽ、 /イ‐,,/ ゙| | |∧/;;;;;;
// ゙ |_| /\\_|` - -、- < ̄;;;;;/l } /`│_;;;;;;;;;;;
/\ー─-、 / / ̄/| || |;;;;;;;|;;;;;;;;;;;//| |_/;;;;;;;;| ;;;;;;;
____/___〉;;;;;;;;;;;;>' / /l l/ || |;;;;;∧;;;;;;;;;/_ | /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;
__ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// /| /-ト─--' ̄\/ |ヽ;;;/ | /レ';;;;;;;;';;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/イ /;;;|/;;;;;;;;;;;;;;;/》/ \ 《 レ'/;;|;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
>;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;| |;;;;;;;;;十、/ヽ-へへへ/ ̄《/;;;/;;;;;;;/;;;;;;;;;;<´| ;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;/|´ 《ミY≡》) 《/;;;/;;;;;∠;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈 ̄ ̄
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/|;;;;;;;;;;;;レ/;;/;;;/ ゞ===゙´ 《/;;;;;レ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
;;;;;;;/|/ |;;;;∧__{;;;;|;;;;;/) 《/;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
// / ヽ/く;;;;;ヽ |;;;;|》 |/ / 《/;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
| / / ヽ;;;;;;;;;;;;;|》ヽ | / 《/;;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈
-
__,、
, __-,=====〔{〈穀ヘ
/_f〆::::::::::::::::::::::弋之ソ::::\
/ jf7::::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \:::::\ ____
/ {i7:::::/ i \::,. -'"´ `¨ー 、 これからよろしくね♪
;′ {|::::/ l i | :/ ヽ、
ト、 ,′ {|:/ l | || i | ,.' '⌒ ⌒ヽ ヽ、
|:::\ | {|| | ||l | | l / .;'⌒ヽ 、ィ=ミ、、 ヽ、 がんばりますお
\\:::\ | ゙| | | l/レ十メ.,|| / ii l:| 〃 ハ ヽ
::::::\\:::\. | | | | ===ミ リ| ../ .l:l ,リ. |:| ,リ ヽ
::::::::::::\〉 ::::\ | | | ヽ \"" / . ゙'‐‐'" ゞ、__彡' i
:::::::::::::::::::::::::::::::\| || .\//// / XX( j )XXX l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::| l |  ̄ ,' `ー-r'´`jー--‐'′ /
::::::::::::::::::::::::::/ 厂 ̄\ l l\ i `ー" /
:::::::::::::::::::::::/ /::.::.\ \ l l:::::::::r‐<', /
::::::::::::::::::::: | l::.::.::.::.::.\__ ヽ l l::::::::ト\::ヽ、 /
 ̄>::::::::::::| l::.::/::.::.::.::.::\|::l l:::::/ ̄ >ヘ ヽ、_ /
::::::/ ̄ ̄j j/::.::.::.::.〈 ̄ ̄}レヘ! ,,,r------.、 , -‐――- .,_ ヽ
/ 〔 L::.::.::.::.::.::.j___ノ:::::,r" i、 ,/' ゙ヽ、 ヽ
` ト /::.:: ヘ,r" V '、 ヽ
| i く::.:/::.:::i ┏━━┳┓┏┳┓┏┓ i
| i \ヽ .::i. ┃┏━┫┗┛┃┃┃┃ i
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'ー、,,、ー'
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┌───┐
└───┘
┌─┐
└─┘
□
こうしてやる夫はシタラバ国の騎士となったのである
-
コレ、銀ちゃんママが死んでもうたんは旦那によるストレスでやろ、絶対www
-
おめでとう、やる夫!
美人の嫁さんと死地が一遍に得られたよ!
-
□
┌─┐
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┌───┐
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│ │
└───────────────┘
-
,_(,(ィ----------- 、.,,_ ノ/
,..イ _.....,.ィ-――――――--ミヽ、 //
./,イ"´ `ヽミヽ、 //
//. ,.イ/ .| ./<´
/ / ,.イ / ,/´ ̄ヾ、、
,..イ / /´ .ヽ`"ゝ‐-ャ
/ / ,イ / / ∠彡ム `i ヾ´、
i O。 / / /´ ヾ、彡| i | \
! / .// / .j | l .| ミ、ヽ、,__\
∧ X、_____,.ノト、/ /./ / / .| .| \
.i y. ~㍉、 ! /~`゙ク‐‐ノ / / / ∧ .ト、 ヘ
...ヘ |//l. ~゙㍉, 、/ / / | ト、 ヘ …なんか私の扱いが非道くなかった?
..| ヘ .|. ~ /ヘ / r"ヘ j .| .\ヘ
y ヘl ∠\-".! .ヘ / .| ヽ!
! ,、 、 У 〉、 .\_/ ヘ .|
ヘ | 丶、 ~㍉_ -"‐" / \ `゙‐-l、|
〈.ヘ ヽ、 `丶、 .~㍉_./ `ゝ- ヽ
l. ヘ. `丶 `丶 //l.__,/_ノ /´ ヘ
.| .ヘ `丶. `丶_  ̄/ ( _ ,イ´ .ヘ
|. ヽ、 `丶_.|/ -‐彳-‐イ「 〈 ,.ィ ヘ
.| 丶、 / / ヘ ヘ ‐ ´ ,..ィ ヘ
ヘ ` ‐ー−−r -−<´ / ヘ ヘ、 ‐´ ヾ= ヘ
/ =ミ、 / 〃 / ヽ.
/ー=≧==ミ≧=≠≦=<´- - .\
〃,.</ .,ィ 〃 :::. \ー 、::ヘ
/イ / ..,:' / ::ハ .\ \ハ
/ ./ .:::/...::: / ::::';::. ヽ:. \
. / / .::/..:::: / ,' :::ハ:::. ヽ }ト .∧
,ィ彡 , ,.{ ..:::,' ::::::::i :: .: ::::::i:::. i!:. |:::..ハ
`ー=-イ,' ./ .| ..:::i : ::::|..::: / :::: |:::: |: : . |::从.ハ
! ..:! .::! ::::|! ::::::::i:::: / ..:::::;':::: ;::::: 从:小リ
| :::i 从 ::::ト :::::.キ:::..,,ィ ,,' .:::::/:イ:::: /:::: /:: ::}i!
|: ∧ :八 -キ===彡 / ミメx::/ !_/_:::. / リ :::i
j从 ト、:{ ::\:::i |ヽ! | |ハ::::::. .:::≠/≧テ7|:::/../ ..::リ
入! .ヾ 从 =====ヽ::::.::.イ||=====.イ ..; ./ いきなり死んでた、私よりマシですよぉ
〃 人:::. 人 | | i | || Vイ | | l | | | / ../く
{ Y::: \::.∧=- i! u _,..ィ彡 ..ィ/ .',
∧ ...: .:乂=.ヘ u ! ≧ , .ィ" ',
/ Y:::/ .ハ |\ r=====ァ U イ .ト
∧ ::/ :::} .|i! >.. .ー . ..ィ / ,':::\
./ ヽ...:{ ...:ノ .!i! イ::::`.ー ´ / !::::::::::ヽ
/ }ニニイ |i!V/ |!::::::::/∧ ,ィ/ .:. |:::::::::::::::
-
>'´ノノ―‐-、_r‐、 || _ノ
/ / _;;;;-''´;;;;;;;;;;;ヽ7 !彡'
-―-- 、 ___,∠ ノ'´;;;;;;;/;;;;;/;;;;_,;;レ'/ヽ;;;;ミヽ
/;;;;;;;;;;;;;/!;;;;イ;;/ヘヘ|;;;;;ヽ;;;;ヾヽ
___,ノ;;;;;;;;;;;,/!|」_/|/ / リ|;;;;;;;;;i;;;;;ハ
ヽ _ < /;;;;;イ;;;;;;;|;;/  ̄ 、/ |;;;;;;;;;|;;ヾ、ハ
. ヽー ´ /;;;;;.{ !;;;;;;;|;;| ´"'ー` _ ソノ;;;;;|;;;;;| `ヽ
|\ /;;;;;;;;;`ヽ;;;|ヾ、 !ヽ、/;;ノ;;;;;;l;;;;|
/ |´\ ,/;;;;;;;;;;;|;;;;;;;l\ _ ´ 、i;;/;;,/;;リ;;リ 一応弁解しておくと、
/ | ∨;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;|ヽ -` ノ_;;イ;;/ ノ
、 / / i ̄ヽ_/|;;;;;;;;| \ <´| / シャルルさんやクルルギの当主さんが亡くなった件は
レ' /、 i i ハ |;;;;;;;;;| >- ´;;;;|;;;;;;;l|
\_/ ! |ヘム;;;;;;;;;ト、 /;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;l| 私はノータッチよ
| ヽ i i |〈 i|;;;;;;;|´ヽjヽ,;;;;_|;;;;;;;;|
ヽ、 ヽ | \!;;;;;;;ヽ 〉て´ ハ;;;;;;;;|
,ハ i |/´ |;;;;;;;;;;| i__ノヾ |;;;;;;;| 嫁入りが決まった時点では、
/;;;;;;;∨ ん、 ヾ;;;;;;;| | |、 !;;;;;;;|
. /;;;;;;;;;;;;;∨ い/ | |;;;;;;;| | | \__/ノ;;;;;;| 私はまだハンガリーに居たんだから
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 ∨ `ヽ |;;ノり | ∨ /|;;;;;;;リ
, < y´ / :. :::::::::::... 、 ヽ
/ ≦=〃 / :.. ::ヽ:::::::::...:.. :: l::.ヽ\,)
,' ´ ´l! .,' :. :.ト、_ゝ‐ メ::::,::..::: /ヒハl lヽ
l ..:::::lヘ ,l :. :. :.l、_ゝ、,zてう` ヽノ゙んj l リ ソ
l .: ::::::::l:..`l ::. ::::..\,ゞ _乂ソ_ ー' )イノ
.l :::::.:::::::::',:::..l ::::. :::ミー` ' .Y `ヽ
ゝ、::::::::::::::.,:::::\:::、::..::::\ ,- l ) jソ その割にはノリノリだったじゃないですか
ト、::::::::::::\::::(\メ、ー-- ゝ { j / '
弋 ヽ:::::::::::::..、ー-≧_,、 rヽ/
\_>、::::::::', j ゝ _ l l
l `ヽ\:::ノ/ T ¨ { l
\___.::::/__ / _rl `¨`ヽ
弋 X `ヽ - ‐‐ ( ` )
/ ¨`ヽ ゝ /`ゝ_ /
-
,..イ/
,...=─────===≦彡< _
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,.ィ、: : : : _:_:_>、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : ト: :`>.、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : /:/: : : : : :i: :\: : :.\
. /: : : : : : : : : : : : : : : : :./: : : : : : : : : |: : : ::ヾト、: :ヽ
../: : : : : : : : : : : : : : :.:./: : : : : : : : : :.: :川: : :ハ ヽ: !
,: : : : : : : : : : : : : :.:./: : : : : : : : : : : : :/ .}: : : : :ハ ノ 悪評も評だからね、利用できるならするわ
: : : : : : : : : : :.:.:.:/:/: : : : : : : /!: :/: :/ |: : :}: : : !
: : : : : i: : : :/: ::/:.:./: : : : : |: :/|: :/イ:/ ,,i |:: ノ!: :ハ| 小国の派閥争いなんて、自滅フラグだもの
: : : : :.l!: : /: : /: :/: : : : : : |: { ハ:{-≠≦イ |/: 川
: : : : :,': :/: : /=}::{!: : : : :.:.:.レ::{ .__,, |:ソ 悪態ついて国が纏まるなら安いものよ
: : : :/: /: : :{ { .|: |: : : : : : :.ト: !  ̄ ̄ ヽ
: : :/: /: :.:从 i ハ: : : : : : :|ハi、 """ r'
: :/: ,.': : : : : ゝ、>ハ: : : : トハ |
: : ./: : : : : : : ∧>ー}: : : :| _ -―' r"⌒y
: : : : : : : : : :/ .l:.:.:.:.:ト、 {_ ,ソ 三 ( ノ )
: : : : : : : : :/ \ l: : : :ヽ:::::......  ̄ | ヽん_ ノ
: : : : : : :/\ \ l: : : : : Y―――="|
: : : : :/ \ \: : : : ::Vハ: :i: : :|:|
: :.:/ .\ \: : : :V \: : |:|
イ  ̄ `ミ、 \<.ヽ: : : V /!: :i |
\\ ハ /::::::::::::}: : : :V /:.:..!.|
ハ\\ .ハ \::::::::::::i: : : : !:::{:.:.:. |
ヾ } ', }:::::::::: l: : : :|::::!: 川
i! i 廴:::::: |: : : :!:/./: /
/ ゞ、;;;;;;;;;;/ / / /l ヽヽ \
/ /ノヽ/ l l | | ! ヽ ヾヽ
{ ハ,. ノ/ | | l | | | l ', ヽヽ、_,
ヽ / ト〈 〕,' ハ l|__ ', ', | l |! ', `,` ̄
ヽ / トY .l l ト´l~゙__゙'ヾヽ _,!_!_ /| | |
/.| |ハ._| | |/'ひ:;;::}`\ /ニ、`レ /| |
/ l/-| l | l、 {::ゞ:ノ ヽ ノ'{ピ;}〉 イ∨ヾ、 まぁ、政治家の発言なんて
| |`ハ l | l `'ー゙ ヾンイ/! |
゙、 ヽ、ヾ、 l`‐ヽ ソ |ソ / そんなものかもしれませんね
ヽ /\ィ\、 `ーァ 、ムィン
∧ヽ / ハ:|: .、 ̄ ‐ー /ノ
{ ヾ } |: . \ /
| レl、: :` ‐ .、 /
ヽ ヽ ! ヽ'ー、 : . : `T ´
`>、 ー-ヽ ヽ ` ‐ :、: |ト、
,. - " | ヽ. ゙、 ∧! |:\
-‐ "\\ ヽ : | / |:;}:| \
-
. -=彡: : : : : : : : : : : : : :/ ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : : l
/: : : : : : : : : : : l: : :l :| |: :l: :ヽ : : ト: : : : : : :、: : : ∧: :|
. /: :イ : : : : : : :l: :l : l: : :l :| |: :| : : l: : :| ハ: : : : : :‘,: : : ,|
. /.://: : :/.: : : : :l: :l 从.: :l :| | 伝斗!T:7 |: : l: : : : :', : : :l: |
レ /: : :/ : : : : 八:ム===-!.:| |: j j/レ l/ |: : | : : : : ト : : !.:|
l: : :/ : :l: : : : : lヾ \ヽ ∧ リ 彡=ミx|: : |: : : : ハ l : l: | まあ、ソウスケに政治は無理だから、
l: :/l : : |: : : : : ト x ==ミ 从/: / :∧j | :/: |
l: {∧ 八 : : : : :∨ 厶/: / :/: l }ノ:': : :| 妻の私がやるしかないのよね♪
∨ \{\: : : : :\ j イ :/: /: : |.: : : : :.|
. ヽ : : : : \ ` 厶イ.:.: :.|.: : : : :.|
トハー --` _ . -‐ /| : : : |.: : : : :.|
|: 圦 __, /. | : : : |.: : : : :.|
|: : : :`: . イ | : : : |.: : : : :.|
| : : : : l : > / | : : : |.: : : : :.|
| : : : : | : : : : : i` __ イ | : : : |.: : : : :.|
_ l : : : : | : : : : : | | : : : |_.:>ァ┴ 'フヽ
/ ` ̄、/: : : : : |_: : : : : | | : : : | /.:厶イ
. / {: l: : : : :|∧  ̄ | : : : |<
r‐/ \
/⌒\/__ . - < ̄ ̄ ヽ.\
_ゝ/⌒\ ̄ `、<⌒ 、 ) }
/ / ヽ \ \ ) < _ヽ
/ , ´ } } ヽゝrー`
ノ ., | i / / } ,.} ヽ 丶爻 }
‐=彡 /{ |人 / / ,/i=ノノ" } `爻 /
{从`. { =\! 人 "/y==、ノ }r 、人 むぅ…
丶\≧=ミ( ノノ {..イハ } i |.ソ} }
乂 {.ゝ{ ,ハ ゞ-´/ , }リ. / / サガラさんは私の旦那様でもあるんですよぉ
{ 、ミ=_ ゞ ' ./ノ ./ `´ ノ
` ミ=‐ '、 ‐=彡ノ! ノ /
人 ‐- ノ { ノ
> / _.У
( ソ ` ,ェ__,. - " /\
, ‐ヽ ノ/./ヽ / |ー ―--、
r ( ソ ノ/レ、_∧/ .|―‐ 、=彡\
/ }=ミ'´/ /.{ / \_____| \r―}
-
つっても、今までの話みてる限りじゃ黒いっちゃ黒いがそこまでヘイト集めるほどでもないような>カナメ
でもテッサを殺してたのだけは許さない。絶対ニダ
-
-、,...__ ヾ、|,、
,,.-‐‐'゙'-"',.'‐''"'i゙'/ `'、‐、
,.-;''",-,'‐''-‐'" , ;;':|i':;, :, .` 、ヽ
. '",゙''‐-,;:,‐'" ,ィ' l |;;:;|::;;l::i ::i ; ヽ`、
/,-,:'',:'", , ;'::| ..:l i' " |;l. :l ;|.::i:`:、
/' /.:;'";:' ; l.:l:::l、:::|i:| l;'./i.ノ.::;!:::、ヾ、
. i.::;'.;:';'.::;.l::|゙、l`、l゙'、 ,ノノ/''i.,ィ::;::;:i::.i゙:.、
|;:;!:l | ::l:::i;:l ;|;-‐- -‐-ノ',l,ノ::;l::i::|`''‐、
゙i| '!l l :::l::| '";, , ;.; ゙,i'|.::;l:::llノ
`i゙、::l、'、 ! ,ノ;/':;ノ:| もう死んでるんだから、諦めなさい
l::i:l`:;;'、 ー――‐ ,/;'lノィ'i::.|
i;:l::|.:.:|::`:,、 ''' ./:::i' :|:|:.|
l :l:::l ::'l:::::l::`i‐、 ., .ィ'::l:|:::l,'::|::|: l
;i.::l::::|.:;:l:;ノ|ノ、`,、`''",/,!ヾl;/;::;l:::|::.l
/.::;',,.-i::i゙i'" `''r-i''" ゙''ノi'::;j::::|:::.l
,'‐i'" ゙、iヽ''" ,:‐!-l' -‐;ヽ;';ノ、`゙' ‐i゙、
i i /ヾi'"''' /:i' l゙'、..::::;ノ'ヾ、゙、 ,'::::i
l .:`、 ‐';/ !,-‐;''":;l l `';:-、.;/゙、`' ! ::::i
| .::;''ヽ, / / /.::::l|o|l ::ヽ;;; i l , i'、. ::|
l .::/.: ';'' `'!,, ,.-‐''l,.l.|,,.-;、゙; ,,‐''" ヾ;:.`、::l
i/.: ;' `''ヽ、 ゙'、.,/ `'" i.゙:.ヾ|
/; ! ` 、 ヽ. }::. ノl
人, < ̄ / / >
Y彡イ / / i ハ
У. / / | .V
, ' / { i :| i
/ / / i .:| i i . | |
, ./ / ,' :| | | | | :|
. i ,イ , i ....::| |. 从 ;:..;' ,j
. |/i .::i..::| ..:::::从::::: : トハ }!: : : : :::: :i:/ }: : :/!:
| :| ::| :::::::ハ:ト、_ | ../, :i:.::.:.:.\/ i : / .|:
. 八 トハ .十==z≦ミ ヽ !:.:.:.::/≦z==z__
人 :ト、 ヽ.=イ: :人_ ノi! }リ: :.:/ .{: : 人_.ノト
∧V::\イ八o: t:j: :ノ 从っt:j: ノ うぅ…
{ ` ::从 ゞ○= ̄  ̄⊂⊃
人 \O """ i """ ○ やり直しを要求しますぅ
/ \::.... ≦_ ノ ' ー=三
! ヽ>ー≦= ̄ r------、 oイ
! Yi! 升x  ̄ ニ ̄ ,.イ
__>ミx__ V {人 > .. イ/ /
/ Y{ ミヽ{! } \ .> _ ..< /./
. / ヽ ヽ ijヽ `ー==┬彡 ./
/ 人 >={ \}! .○ | ./
,/ ::... ::V>=イ彡 ̄≧_ イ.、 ..:|/_____
{ r-−'''  ̄ ̄ ̄ ̄ ノ=、 } | 人____
i! / -=、_ _≦=-t-- ''¨ .ミメ、 ○ | ノ i>
| i _,、____Y ハ | ̄}} |_
| | _ ___ }!\ハ_人ノ:::. |=-{{ i
-
>それに、あんたに黒キャラは無理よ
>ずるいですぅ〜
●
●
●
こんな終わり方でよかったのか
-
という訳で、短いですがここまでです
読んでくれた皆さん、ありがとうございました
途中の書き込みもとても楽しかったです
-
お疲れ様です!
-
乙でした
水銀燈ヒロインはやっぱ安定感あるなあ
-
>>139
別に、カナメがテッサを殺した訳ではないですよ
テッサが死んだ隙を、逃がさなかっただけです
-
>それに、あんたに黒キャラは無理よ
それを言うんやたら、ひぐらしの魅音?やっけ をキャスティングすたら良かったんじゃね、
中のヒト繋がりとかで
-
>>144
水銀燈の為に話を作った筈が、オプーナの方が書いてて楽しくなってしまいましたw
-
>>145
ああ、↓はカナメ宛じゃないですw
なんでテッサたん死んでるの>>1さんひどいよー! 的なw
-
乙
-
>>146
ひぐらしは知らないので、残念ながらそのネタは思いつきませんでした
…でも、中の人ネタならコードギアスのC.C.とかでいけましたね
-
>>148
テッサはAAが少ないんですよね…
あと、黒キャラが好きなので、毒が無さ過ぎて使いどころが難しかったです
-
乙です
子のやる夫には素直に頑張れと送りたい
-
一応続編が書けるような終わり方にしてありますが、書ける時間が何時になるかは分からないので、
次回の予告はしないでおきます
実は今回の話も3日で書いた…
あと、過去に書いた話は、ヒロイン短編スレに投稿したドラクエ3の旅立ちの話だけです
現行スレの頭にあるので、もしよければそちらも読んでもらえれば幸いです
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乙津
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それでは、お付き合いいただいた皆様、改めてありがとうございました
良い年末年始をお過ごしください
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乙!
やる夫のこれからよりも、ソースケのこれまでの方が気になるはww
マジ、Doやって領地と血統、ナニよりも名声とか守ってこれたんかフシギでシャーないww
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乙でした!
ソースケの空気の読めなさっぷりは異常w
しかし、娘の恋を引き裂くより、一緒にして死地に送り込むのは、カナメ結構いい人なのか?w
何にしても銀ちゃんかわいい
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乙です
まずくっつくところから入るのが中世っぽくていいと思います
結婚は恋愛とか関係ねー
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乙!
他国との緩衝地帯にある新興の小さな開拓村なんて何か1つ騒動起きたら真っ先に攻め滅ぼされる場所だからなぁ。
何もしなくても消滅確定な捨石だし、問題の1つである継承権も破棄させる事が出来たし、結果的にカナメとしても良い厄介払いになったろうな。
これはもう絶妙な綱渡りを駆使して力を貯えつつ成長して見返すしかないな!w
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位置的にはイストリアのあたりかな
CK2でイストリア伯爵でプレイしたら詰みっぷりが半端無いが…
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アラビア数字も十字軍からで、イタリアでそれが活用されたんだよな。
そして簿記の発明に繋がった。
多分一番の影響力があった伝達だと、個人的には思う。
中世は激動期、楽しみです。
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乙
イイ黒さだ…つかKY伯爵様がアレだから、この黒さシタラバに必要だ。
なきゃ国が消える。
-
乙
なんだか学ぶ系スレを見てるような満足感
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, -‐ァ'ニ::^ヽ、 /\
/.::〃.::/:::\::::{>.、 /二._\
/-='".:::::j{::::::::::}⌒ヽ-\ / 投下した後も、読んでくれた方がたくさんいたようで
/ ̄ ,_ __ :::ノ{( /7〃:>┬‐'──- 、 /‐┬‐
. 〈 ::::j/  ̄´ Y :{// :|:. 〃 人ヽ_ r┼‐ 大変ありがとうございます
. |:::f{::l| l .:〉′ヽ ::::|:::::}}::::{∨/ }ハ\.  ̄丁 ̄
. 〈:rrトJ! | .:/∨(:::Vハ|:::/':ハノ ∧ く l \ 士 こちらも感想を楽しく読ませて頂きました
 ̄ ヽi|;}\::`しっとノ"/ } 1│ヽ、 : し
l ! \ヽ|ノ / / フ│ : _j_
∧ヽ、_ヽl∠,___,.イ'< ,′リ .: こ_|_こ
{ ヘレ〜 -火‐〜 '´ ̄´ /:::ノハ:.:. /|\ 私としては、
/ ̄/ ヽ \ :::::::l::::::::::::::: /{:::::.:.:.:.:.: ┼
/ ∧ :.:.ヽ、::::l:::::::::::::/:∧:::::.:.:.:.:.: / こ >>157
l | / ヾ ::.:.个┴一'7::.:/::.:\:::::.:.:.:. ┼-、ヽ しかし、娘の恋を引き裂くより
_ノ i :::::V/ :.:.\:.: /::.:, :.:.: .:.:.}_::.: / 亅
─ァ | :::ノ∧ :.::.:.':_∠::_/: __/::::::.:.: 「 } >>158
/\. l ::.::.:.:.: 、__八_>'´¨二\:: l_/ 結婚は恋愛とか関係ねー
ー‐‐ァ ヽ:_.::.:.:.:. Z孔 r彳¨ヾ: ̄\\ ロ
`く \>‐、/´ ̄|!::: \::: _\ この辺りの受け取り方の違いが
. ー‐ァ {! :::|! ::::|!::::ッ= }}" ̄ }}
/\ l! :::|! ___ :|!:::::....... {{::: ..〃 個人差が現れていて、面白かったです
「 } |!⌒:ル′ 》::::.、___ノノ`=彳:
l_/ 《_::::::::ヾ _〃/:::::ヘ::{::::::::::ハ:
ロ ヾ :::::::::::ヽ::{::::::::::j::|:::::::/:/: 尚、作者的には、今の自分に書ける物を書いているだけで
あんまり深く考えていませんw
※AAに深い意味はありません
-
もともとクリスマスとはキリストの誕生を祝う
キリスト教圏のおごそかなる宗教儀式である! ある程度予想していたけど、
その神聖なはずの日に
何か勘違いしたアベックどもが恋愛ゴッコを 伯爵夫妻についての書き込みが多いですねw
やらかす風習が蔓延しておる!!
与えねばなるまい!! ____
アベックどもに天罰を!! / | / ∧\
そう!!これは天に代わって /\しっと/ / | ヽ 第2話は、現在7割程度まで書いたので、
悪を討つ正義のわざ! / \ \/ / | ノ |
決して私怨からではない! |\_> <__// | 明日か明後日には投下できたらいいなぁ、
聖戦だ!! |\_ ∧ __ > |
アベックどもに | ∨ ∨ / と思っています
すみやかなる死を!! ∧ | /|
∧ | / |
∧ _|__ // \
しっと団総帥 / / ヽ
| ヽ、_.  ̄ ̄フ  ̄ ̄フ / ̄7
| / ヽノ /. /
ヽ_/ つ. (____. \ /\. /
※AAはイメージです、実在の人物・団体・行事などとは関係がありません
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_ ゝ、 ヽヘ /_ノ '´ ノ
\ー`ゞ ヽl、 ,、 ,ァ _ノ/ /
ゝ、 Y ,ゝ ,/iY´ ´ ∠..,,_ノl
`ァ、 ,ゞ、´l ン 、 >''´
_,,.Y"´` ,'‐- 、,i、, -‐`, _,,.ノ
 ̄`''ー--ァ ,、_ lゝ _ノ |乂 _ノ l _ ー=ニゝ..,,__
_,,. <´ _ノフ_/ ´⌒'ァl_ ,/゙个ゝ!ヽァ-ー⌒ `ヽl\(´ `ー ''´
´ ̄´ ', "|゙ ,' ヽ ` メ
〉、 | ,イi 土也
_,,./ ',ヽノヽ_ノ/.ヘ、 リ
,, < ,ノ ', `¨´ / ,} `ヽ 獄
/ ノ〈,/ ヽ ノ ヾ \_ l
,r==},..,,_ ⌒'、,,_ ヾ , ゞ _,,..,ハー- 、 {, こ
/ /´ ヽ  ̄`''ー、 , -―''"´ ´ `ヽ ヽ ク
,' '" ,, i ヾ .', +-+
{ , ,, /ソ ノ( l! } 冫名 リ
ノミ、 _,,..ノ,,./ Y゙ ⌒ 、_ゞ,,_,,.. ハ
{ "´ ゙<´ `ー个ー- '' フ´ `゙'' } ち ス
j;;,, l! ',,, ,i、 ,, i゙ ,.イ
{ `'';;{ ノ ノ゙" 人 ."゙ソ、,,. ノ / リ な マ
', l!i,, ノ_ノ;;`ー- ..,,__,,.-' i ゝ ..,,_,,.. <;; -ゞ、,,_ノ / /
〉 ゙Y´ `> .,,_ _,,,..ッ个ノ^>-<"´ ヾ j / || ス
{ ´ .` ー-''"´ ,〈) }''‐ッ..,,__,,.. ´ } ・ .・
', `ー-===''´ __,,... ツ`゙゙''´ _∠,,ノ
ゝ ..,,__ __,.. -‐t‐ァ====tー ''==ー-ー'''´
`丁o;;;;| YちゃんぴY |;;;;;;;;o;;}
}、;;;o;|_|乂おーんノ; |;;;;o;;;;;;j
j:::`¨´::乂` ー‐ ' ノ::` ̄´::{
ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,r‐{
/`ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ \
/ ',:::::::::::::::::::::::::::::::::/ \
/ ,,;;'' ヽ::::::::::::::::::::::::::/ '';;,, ヽ
/ ,,;;'' \:::::::::::::::/ '';;,, ',
※でも、毎年2月が29日までで、クリスマスが4年に1度でも、別に問題ないよね?
-
._
\ヽ, ,、
`''|/ノ
.|
_ | …以上、ネタAAで遊びたかっただけでしたw
\`ヽ、|
\, V
`L,,_
|ヽ、) ,、
/ ヽYノ
/ r''ヽ、.|
| `ー-ヽ|ヮ
| `|
|. |
ヽ、 |
\ ──── ノ
/| /∧\
|\\ し// | |
!_>∨<_//|
l⊃_∧__⊂⊃ │
\ | / ┼ヽ -|r‐、. レ |
> 、| __, イ d⌒) ./| _ノ __ノ
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把握!w
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>>167
問題なし!!
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第2話出来たので、21時頃から投下します
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へい
-
へい
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お、とりあえず服を着て正装しとこう
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日本の武家の次男坊も似たようなもんだったんじゃない?
仏門に入るか跡継ぎの無い家に婿入りするか金があれば分家作ってもらうかじゃない?
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作者的には深く考えてないのだからあれこれ突付くのは野暮
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>>175
作者はノリと勢いとインスピレーションとで物語を紡いでいる(キリッ)
と言い給へよ。率直さは美徳だが、正直さは…ね(したり顔)
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>作者的に深く考えていない
…は、ネタ遊びした時に、私が書いた事ですので、きにしなくていいですよ
あとエロは書けないので、全裸待機は脱ぎ損ですw
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それでは時間になったので始めます
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/ ̄ ̄ ̄ \ ホジホジ
/ ― ― \ 前回、KYな伯爵様に全部持っていかれた
/ (●) (●) \
| (__人__) | 主人公のやる夫ですお
\ mj |⌒´ /
〈__ノ
ノ ノ
,.:::''::´:: ̄::`:::.、
/:;: '´T 丁l `ヽ::}
/{:::/ l |l ト、 l Nトl iハ
ldb| l k_ィヽレ仁リl│ 同じくお養母さまに持っていかれた
| ∧l l| ― ―ノイ
,l (l ぃ|| ,-┐||从| 水銀燈よぉ
l ヽ トゝ、ニ イト、ト、
|/≪T ,バ、:文:`Yラ、ゝ
N≠{〈:::::::〉:;i:::}:::〉≧
ヾ≦ハZi::ヘ;:::〈l:::|j≧
/:::::::ハ:::KXl:_:ト、
∠::::::::::::{ミk::〉Xl,ソ::::>
|:::::::::::`^^KXヽノ
-
(ヽ三/) ))
__ ( i)))
/⌒ ⌒\ \
/( ●) (●)\ ) 今回は舞台が変わるから
./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\
| (⌒)|r┬-| | あの2人に持っていかれる心配はないんだお
,┌、-、!.~〈`ー´/ _/
| | | | __ヽ、 /
レレ'、ノ‐´  ̄〉 |
`ー---‐一' ̄
__
―く`亡7ア
/ / イ ̄ ̄ ̄`ー-、
/ // / / i \
′ ′\ / / | | \ヽ
| l| | / レハ| |l | ト、 l |
| || |x≧ミ、| /ナ+メ,| | | | 銀ちゃんも今度こそヒロインするわよ
| |八 | ヒソ " l/ ィ==x'|│| |
| | \\~ , / | | |
| | | | ̄ 、 __ ∠/ |ノ |
| | | |'ヽ . イノ|| | |
. || | |ノ___≧ー≦ i/ /|| ||
,―| | |::≪[=}≫L/ 厶l| |、|
. /:: | | ト-/∧ヽノ/ /::: | |:::\
/:::::: n:::| 八 | 〈/ レ厶イ::::: | |::: ::\
. ト、::: ::| |::| | ̄>rf乞ミ-、|}〉:::: | |:::/:: 〉
〉:::}::::rヘ_ト| | ):::ヾこン:::(|}〉:::: | |/:::: 厶
/:: 厂>'´ ̄广ー―ヘー―┴ァ-┴ヽ::: \
〈:: /:::::| { | |-r―<:::::: 〉
-
_____ ━┓
/ ― \ ┏┛
/ノ ( ●) \ ・
. | ( ●) ⌒) | でも、辺境の開拓村暮らしなんて
. | (__ノ ̄ /
. | / 汚い肉体労働がメインだお
\_ ⊂ヽ∩\
/´ (,_ \.\ 水銀燈は、その辺り大丈夫なのかお?
. | / \_ノ
,,,_
∠てYフ大>、_
//イ⌒⌒ `丶
rくL/∠. / ヽ 丶
ゝ..水、j} i | ヽ i 、 ヽ この時代のお城なんて、きちゃないものよぉ
}71|¨´| l、 i i i i, |l l ト
,j:| |:|丶. ト、|へト. l l 从リ,i i ! 防衛のことしか考えていないから、陽も当たらないし換気もほとんど出来ないわぁ
/|:| |:| . ヽ|弋j下ヽリ}ィテ}/.}ル
/ ` "ヘ\\ , 彡ル | ついでに、トイレもオマルよぉ
/ /∧ ト_、 ー__‐'/ .{ |
、_/{ { /ムハ l >z<ム} レ
_> ̄  ̄ ̄/: : : ヘ Vく/7水{ソ j l、: :ヽ
> /: : : : : : :ヽヘ ´ |:|Vヘ/// ∨: :ヽ いつ【山賊】に襲われるか分からなかったから、体も鍛えてあるわよ
<_/ .{: : : : : : : : : ヽY j」厂レハ {/!/: :ヽ
∠.. イ ィ/ゝ: : : : : :ノ: : : \ 〈Yフi}: }r//}: : /
レ1′ | | ヘ: : : :'、: : : : : :\、V ノノ: :'r':/
l | 、 トl、トヘ: : : :\:__: ィ-‐< ヘ__ノ´
'i ト ヽ ヽ: : : : :「 L ゝ フ {
゙ヽヽi 「 ̄ |  ̄{ ⌒ゝ コ ト 、
.イ: : : :> フ_ フ 、{┴く⌒ヽ
//: : : :/: : : : : :⌒<コエ>ェ、jェ7
/: :/: : : : :∧: : : : : : : : :厂 {ソ⌒ヽ:::::`ヽ
/: : : /: : : : /: :∧: : : : : : < 「ソ:::::::::::}:::::::::::}
/: : : :,: : : : /: : /: ヘ: : : : : : }jノ´::::::::::::/:::::::::::|
. /: : : : i: : :/: : イ: : : ヘ: : : : 〃::::::::::::::;イ:::::::::::::|
i: : : : : i:/: /ヘ|: : : : : \://:::::::::::::::/-l:::::::::::::|
※トイレは【ボットン】の場合も多いです
オマルの場合でも、溜まったら【ボットン】です
【ボットン】された穴の中では豚が飼われていて、そのまま豚の餌になります
豚の【ボットン】は川に捨てられます
-
__
―く`亡7ア
/ / イ ̄ ̄ ̄`ー-、
/ // / / i \
′ ′\ / / | | \ヽ
| l| | / レハ| |l | ト、 l |
| || |x≧ミ、| /ナ+メ,| | | |
| |八 | ヒソ " l/ ィ==x'|│| | …という訳で、つまらない気遣いは無用よ
| | \\~ , / | | |
| | | | ̄ 、 __ ∠/ |ノ |
| | | |'ヽ . イノ|| | |
. || | |ノ___≧ー≦ i/ /|| ||
,―| | |::≪[=}≫L/ 厶l| |、|
. /:: | | ト-/∧ヽノ/ /::: | |:::\
/:::::: n:::| 八 | 〈/ レ厶イ::::: | |::: ::\
. ト、::: ::| |::| | ̄>rf乞ミ-、|}〉:::: | |:::/:: 〉
〉:::}::::rヘ_ト| | ):::ヾこン:::(|}〉:::: | |/:::: 厶
/:: 厂>'´ ̄广ー―ヘー―┴ァ-┴ヽ::: \
〈:: /:::::| { | |-r―<:::::: 〉
____
/⌒ ⌒\
/( >) (<)\ そういう事なら、やる夫も遠慮しねーお
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| /| | | | | |
\ (、`ー―'´, /
 ̄ ̄ ̄
-
_ - ―― 、
イ.::::::: -――-\
/ /.::::/ ヽ \
/ __〈::::ノ { { ヽ. } | :lハ そうそう、遠慮なくイチャイチャしましょう
/<_ 小、> | \ーヽ \ ノlノィノ |
/ </|_」 | f=ミヽ ィ7| /
/ | ヽ 、 || || レ'ィカ ___
/ 人 \_> r‐ ¬ィ''〔 ノノ / ー ー\ ηノノ
/ ≧==≧\ \ | /{ 7 く__つ ( ●) ( ●) ノ, ∃
./ ∠三三三三>ー一'´:.:.:.:..\>┤ (__人__) ヽ ./ ./´ 今度こそ主人公するお
./ / ≧三三了.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,,、<\| || `i i´ | ./ /
/ / /三三三∧:.:.:.:.:.:.:>ヘ {薔}:l:.:.:.〉ノ.\ _ `⌒ / ./
; / 厶ィ⌒ヾ三ニ>=イ:.:.:.:.ヽ |:|:.:.{ / ⌒ /
| / / }彡ヘシ}:.:.:.:.:.:.:.:.∨.:ト、:.:.\' /
| l | / _,,.∠斗―/-―:.:.:.:.:.:.:.:〈 \:.:.:}\| |
ヽ |/..:.:.:.:.:.:.:_ -‐'´.:.:/..:.:.:.:.:.:.:.∧ヘ ト-'_rく.\ |
/..:.:.:.:.:.:.:./..:.:.:.:.:.:.:.〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/><l:.l ヽく_r勹 ヽ ノ
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やる夫の中世騎士物語
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-
/ ̄\
| | いいか、やる夫
\_/
| お前の任された地域は、政治的に非常にデリケートな土地だ
/  ̄  ̄ \
/ ::\:::/:: \ それに、どうせ大した発展性もない
/ .<●>::::::<●> \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ /
/,,― -ー 、 , -‐ 、 仕送りはしてやるから、
( , -‐ '" )
`;ー" ` ー-ー -ー' 極力目立たず、揉め事を起こさず過ごすんだ
l l
※息子がニート卒業したのに、何故かストレスの増えたお父さん
____
/ \ やる夫に政治のことは分かりませんお…
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \ でも、発展性の方は多分どうにかなりますお
| / .イ '(ー) (ー) u|
. /,'才.ミ). (__人__) /
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
-
/ ̄\
.| | _
\_.人 \
./:::::::::::: . \ 随分頼もしい事を言うようになったじゃないか
/:::::\:::::/::: . ヽ
|:::=・=::::: =・=:::: | 聞いてやるから、考えていることを話してみなさい
|:::::(__人__) /
\:::::::::::::::::::::: \
/ ⌒ )::::::::::::::::::::: |
し: ̄::::::::::::::::::::(⌒ )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____
/ \
/ ⌒ ⌒\ まずは、やる夫のニート時代のマブダチに
/ ( ●) ( ●)ヽ
l ⌒(__人__)⌒ | 頼りになる奴がいるから、そいつを呼ぶんだお
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
-
/ ̄\
| |
\_/
__|__
/ \
/ :::─:::::::─\ 自分の食い扶持が確保できるのか、怪しいのに、
/ <●>:::::<●> \
| (__人__) | いきなり人を雇うのか?
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /___| |
\ /___ / ※やる夫は騎士になったので、牛の5倍の餌を食べる馬も養わなければなりません
____
/ \
/ ─ ─ \ まぁ、話は最後まで聞くものだお
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
-
____
+ ./ \ /\ キリッ
/ (●) (●)\ そしたら、2人で汗水たらしいて開墾するんだお
/ ⌒ノ(、_, )ヽ⌒ \
| `-=ニ=- | 友情と努力は、勝利の方程式なんだお
\ `ー'´ / +
/ ̄\
| |
\_/
ノ L__|__
⌒:::\:::::/::\ ふざけるな!!
/ <●>::::<●>\
/ (__人__) \ お前は領地経営というものが全く分かっておらん
| |::::::| |
\ l;;;;;;l /l!|
/ `ー' \ |i
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE |
`ー、_ノ �堯�l、E ノ
レY^V^ヽ ワゴンッ!
-
____
/ \ まぁ、冗談はさておき、考えがあるのは本当ですお
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \ 上手く行かなかったら恥ずかしいから、まだ内緒にしておきたいだけですお
| / .イ '(ー) (ー) u|
. /,'才.ミ). (__人__) /
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ (友情と努力で腹が膨れたら、
主人公が賞金目当てに天下一武闘会に出る、魔人ブウ編はなかったお)
____
/ \ ただ、まともにやったら絶対回らない領地を回すには、
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ 同時に多数の政策を打つのが、絶対に必要になるんだお
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 | でも、その為には人も物も金も全く足りないんだお
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
-
/ ̄\
| |
\_/
|
/  ̄  ̄ \
/ ::\:::/:: \ 何のことは無い、結局は金の無心か…
/ .<●>::::::<●> \
| (__人__) | ワゴン家は、財政的にはそれなりに余裕がある
\ ` ⌒´ /
/,,― -ー 、 , -‐ 、 できる範囲では出してやるから、いくら欲しいのか言ってみなさい
( , -‐ '" )
`;ー" ` ー-ー -ー'
l l
____
/⌒ ⌒\
/( ―) (―)\ 【国家予算】くらいですお(キリ
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |++++| 」_ キラッ |
\ `ー''´ l /
-
, (⌒ ⌒)
(⌒ ( ) ⌒)
( ) )
(_ヽ_ハ从人_ノ_ノ
| || | |
ノ L,l ,|| |、l、
⌒:::\:::::/::\ そんな額出せるかぁ
/ <●>::::<●>\
/ (__人__) \ もういい、とっととVIP村に行っちまえ!
| |::::::| |
\ l;;;;;;l /l!|
/ `ー' \ |i
/ ヽ !l ヽi
( 丶- 、 しE | ドンッ!
`ー、_ノ �堯�l、E ノ >
レY^V^ヽ
____
/ \
/ ⌒ ⌒ \ 自力で領地と嫁さんをゲットした、
/ -=・=- -=・=- \
| (__人__) | やる夫の実力を信じて待ってて下さいお
\ |++++|」_キラッ/
`ー''´ l
/ ̄\
| |
\_/
__|__
/ \ ( ;;;;(
/ _ノ ,、ヽ、_\) ;;;;)
/ ;;;(○)::::::(○/;;/ (そこが一番不安なんだよ)
| :;:, (__人__) l;;,´|
\. ∩ |++++━・/
,,.....イ ヽ .|| `ー‐´ /-、.
: | 'f「| |^ト、__ ノ .| ヽ i
| |:. :: ! }__)\,| i |
>.ヽ ,イハ | ||
-
●
●
●
-
,. -ュ,ニニ弌垳ト、
/r'^ _rヘ-ヘ/^ヽr宀、
/!7ト、7′ 〃 l ヽ ヽ
、 / l//L」| ∧l | ! |l | ! ヽ
|:l / 〃 ||丁l トH、lV| |l /l } l |
ヾヽ / 〃 |l | l抔卞`ヽ{ /-ト/ //リ
\ ヽ:∨ |」 /l| lトヽ ̄ レ'戎シ' / ′ やる夫、お義父さまとのお話は終わったの?
⌒ヽ!ヽ._j\\ / 八 |ヽ __ ' ∠r1=彳
::..::..::..::..::..`::..::ヽ/ ハ ヽ‐ >、 ,. イ| }::..`ヽ、
::..::..::..::. /⌒ヽ、ヽjノヽ.∨r 芥、/:./ /::..::..::.、\
::..::..::.::./:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ⌒Tlヽ}l,ハ/-/ 〈::..::..::.`ヾ\ヽ
::..::../:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨_ || ヽ:レ':.:ヽ::..::..::.くヽ.j
::.r'´.:.:.:..::.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ ||ーrヘ.:.:、:.:.\ヽヽ:〉
仆、 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_l〉 ri心:.:',:.:.:.:.:ヽ}
′ \_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∨_ ゞ=仆ヽ.:.:_ノ
, 〉个、:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ l }〉:.}'´
| く_/^ト、>:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_リ 〈|:.ハ
| //:.:.:||:.:./ ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨┐r':.:{ 、ヽ
!| //:.:.:.:||:./ }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨.:.:.:.| l |
n
l^l.| | /)
| U レ'//)
___ ノ /
/ ⌒ ⌒\ rニ | 水銀燈、お待たせだお
/ (⌒) (⌒)\ ヽ /
/ ///(__人__)///\ / ` / 親子のコミュニケーションタイムは終わりだお
| `Y⌒y'´ | /
\. ゙ー ′ ,/ /
/⌒ヽ ー‐ ィ /
/ rー'ゝ /
/,ノヾ ,> イ
| ヽ〆 |
-
__,.ィ(rン
/7::::::メ⌒¬、、
/ / {:::イ /', ', ヽ
〃 / / 「rフ〉 ム、ト、 } } }
{ 、 // ノi」ヘΛ弋チト、}ムイ,' }
. ヽ` .,_ ,..-一 ´ / |:|:|ヘ._ゝ ィヌイ ノ 何だか揉めていたみたいだったけど、大丈夫だったの?
` ー- .,_ __ ミ圭圭ミュ、」:ト|、} ´< イ{
/一 ´ /ィ圭圭圭У::::::. 丶>ー<'i ハ \
{ ≦彡圭圭圭ミ/:::::::::::::::::.VfL j }/ } )
/ / 豸彡癶f::::::::::::::::::::::iイ77、 //
/ / , イ / 人:::::::へ::::::ィ~`{(ソ /´
_ / 彡圭{ i / ハ:::|::::::::|:::..ヽ、ノ〉
. ヽ、____/∠圭ミ八 {´ / }::|::::::::|:::::::::::ノ、
`一-´/ / )' i::|::::::::|::::::::/ヽ \
/ /| {:::>::|::::::::|:::::::{ \\
/ / \ /..::::/:::::::∧:::::::...、 )ノ
____
/ \ 今のやる夫の立場がヤバいのは、散々水銀燈に聞かされたから、
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \ 類が及ばないように、怒らせて縁切りさせようと思ったんだお
| / .イ '(ー) (ー) u|
. /,'才.ミ). (__人__) /
. | ≧シ' ` ⌒´ \ でも、さすがに父ちゃんも、そこまで甘くなかったお
/\ ヽ ヽ
-
____
/ \
/ _ノ ヽへ\ やる夫には、こういう腹芸はまだ無理だお
/ ( ―) (―) ヽ
.l .u ⌒(__人__)⌒ |
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
// /, ,
. // // // /, ,
// // // // /.:'
; // // // // // / ,
// // // // // / /' / ,
/;ト、:'/ // // // / /' / / , ; やる夫のバカ、何やってるのよ!
7/,/\;// // // / /' / / // 川
/ン_厶ィ\;// , イ{ / /' / / // /// ' 何でやる夫が、そんな事しなきゃいけないの!
「7::ヾ:、\/ |!ハ/' / / // / ' / イ ,
{う}::::\、\jl |{ / / // / / /' / .:
ヽ弋こツ ゞv/\}f/, .:′,〃 , / / / '
` - `Y{`ーク / ィ // / ' / ,′
//ィ/ ハ/ィ/ / / / / もし、やる夫に迷惑が掛かりそうなら、
r-:zL」_厶イ彡 ィ /
ィチう≧ァx // ' / / 私がお養母さま仕込みの腹黒さで
‘代こツ /く 爪// ,
` _」 `ー ,ィ/彡 / 何とかするわよ
`丶、 // イ } //
、 ` イ / / | / '
::\ ____ . . ´ハ{ 〃{ }/ |
≫x:ー:7_「 ̄} 川 爪{/ | l i l// ヾイ |
//フイ/ム、 j/ l !/ |i/ | l i l{ 川 |
才///「`ヾ:{′| ′L__ ;/| l i l | !{ '
//〈/:∧ }:} _」ァ7///7ァLi」_l_ |八 |
厶///小.///////////////ハ | ヾ;:. |
マ「{マ「{マVヽ//////////////∧i }} |
|:| |:| {'///////////////\イ |
{:{ ヾ:, }'/////////////////\ |
-
____
/ ノ \\ ごめんなさいだお
/ (●) (●)\
/ ∪ (__人__) \ ホントは、やる夫の為に爵位を諦めた水銀燈に
| ` ⌒´ |
\ /⌒)⌒)⌒) //⌒)⌒)⌒) ちょっとかっこつけてみたかっただけだお
ノ | / / / (⌒) ./ / /
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| l | ノ / ) /
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
__ _
_r:ァ┴┴┴:'<>v‐ァ、
(>''":::::::::::::::::::::::::::::::`::<L\
c/:::::::::::::__::_:::::_::::::::::::\:::::ヽL_ヽ
/'::::rァー^ー^ー^ヽへ、:::::::::::\::::::V┐、 尚更ダメじゃない
/{:/ | l! `ーヘ>、::::::::ヽ:::::V┐',
,' / /| || | | | | `L>、::::ヽ:::::V! ! もう夫婦になったんだから、
l l ! | ! | | | | || || | || (>、:::ヽ:::}). !
| l! | |l | |l| ! || ! | |_ | | `L_;::イ勹\! 下らない気なんか遣うんじゃないの!
|| |!| || | |!| | |lイ「 レ1 /| l| {>||<}\\
|| ', 、 l|ヽ. l! |lリ´」斗ヤ刋 /! | | 〈\\ ヽ \
ヽ ヽヘ {>ヽ{リ ´ `辷'ソ //l! ,'. / | 《. \\ ヽ `ヽ、
ヾ<ヽヘ';) ノ' ,'./ / || 》\ \\ ヽ `ヽ、 それにね…
|:! |lハ〈 _ // / , | l《 》 《 》 ヽ `ヽ、
|:! ! |l ヽ、 ´ー //'´| / | | 《 》 《 ヽ \
〃 | /! |/ ||`iヽ-//'⌒| / /⌒''⌒ヽ. 《 ヽ ヽ
/〈 ノ' | | || | |://:::::::::l'′/::::::::::::::::::::ヽ i ヽ ヽ
//l:| | |ヽ V /'´ハ、:::/ /::::::::::::::::::::::::::::ヽ l. ヽ )
{/ リ ! ト、_// / 〉//{::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ | ヽ
〈 L_,し'´./ // /:::::::::::::::/::::::::::::::::〈 | ヽ
/⌒_^_^ヽn_r7::::::::::::/::::::::::/::::::::::::〉 l |! ヽ
! 〔:::::::::::〕 〈::::::::/:::::::::::::/::::::::::::/ | | ! | ヽ
| 丁7´l! // (〉:::::::::::::::::::::/::::::::::::〈 | | | | ヽ
| / / |l | _r/::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ | || | | |ヽ ヽ
/:L,、n_rn_rァ'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::( | | | ! | | ヽ
{::::}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|!:::::::::::::} |l | | | |
-
,. -ー' 二二二 ー- 、
//: ̄__:::::::::::::::: ̄`:::ヽ
/〃'::::::/´ノ〉):_ノ_ノ::::::::::::::::::\
//´::::::__,ィ:ゝ-':__,:::-──- 、::::::::::ヽ そぉんなことしなくても、やる夫はかっこいいんだから
/゙::::::::::/ ̄ ̄\ ヽ\ ヽ \::::::::ハ__
!:::::::/ i ヽ ', ヽ \ ヽ>,仁》
_ |::::ハ ', i } ! ! ',<ノ||\ もっと自信を持ちなさぁい
《ニハ_ゞ、 \ \ ! || | |__ || l | \>
ソ|| \\ \ \ | .从,ィ匕Lィ|| | | 〈´
| '、 \\,>≧ゝ, |/ /,ィヌニミ、|i | l |
ハ \ `卞代ツミ ヾ′ ''' / // ト、 , --─.::´
.`ヽ、 〈/|:} ヽ,\ \`¨´ 、 / // / l ヽ /::::/::: ̄
/:::;:ィ:::::\ //| |\\, __> - ´ イ!// / ! ∨:::::::::':──-:::、
. .. ::/::::ハ::::∨ム'〉 「`:::ゝ,\_ ≧ュ,fヽ_ .ィ─ヘ,ィ l |l /::::__::::\::: ̄`ヽ
. .. .:. :::://__;/:::::| |::::::::::ヘ !:::::::l |::::ハ;:::::_:::::ヽl l| 〈::::::::::\:::::\::::ヽ
. ::/;::///::::::::::: ! / :::::::::::::} |::::::::l !/ ∨ }/::::/ / ハ`ゞ 、::::\\:::::ヾ
∨/!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::| |::::ノ| ト-ーく /_」:::/ / /::::ヽ:::ヽ\:::ヽ \
//|:::::::::::::::レ ::::::::::::::::::| |::_〉 } ─ー、ヾ才/} /:::::::::::\:\\〉\
,// /ヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::! /:::〉ヘ!  ̄\ヽ)=::、/ /::::::::::::::::::::::::::\ `
.// // 人::::::::::::::::::::::::::::::::|/::{ `入_ ゝ}_ソ/`´}/::::::::::::::::::::::::::::::::::}
/´// / /|::::::::::::::::::::::::::::::::::(\__  ̄Z_r、_「| ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、
// / // ヽ;__::::::::::/:::::::::::::::〔 ゝ,>、 _,ィ'7´}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ゝ、
.{′ / // / | |  ̄`斗、:::::::::::::::\r 、 Y 厶ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ )
/  ̄ ̄ ̄ \:
::/ j :::::\:::/\;゚: 面目ありませんお…
;: | 。<一>:::::<ー>| :
\...::::::。゚~(__人__)~゚j
r " ;゜.` ⌒´,;/゜
i::: |:::: |::|:
:|::: |::::. :|::|:
:_|::: |::::. :|.´:
:{::: )::. :',.:
゛‐-.` i:
-
/;;;;r' ̄´ ` ̄ゝ、;;;;;;;;;;ハヽ
/ソ´ (ヘ;;;;;;;ハ)ハ
//´ / (ヘ;;;;;;;|) ハ
レ' /| ヽヽ ヽ (ヘ;;;;|) ハ
/ / /│ |_\|__|__ (ヘ;|)) ハ
l / l | | r'| | ハ ` ((!!)) |
| | | 」-ト、ト、 | _x===| }((ト、ヽ | ほぉら、もう泣かないの
| レ|´| | | ヽ | rテ´ | / ハヽ__」〉|
_| | | | |_==ヾ、 ∨ |/ / {{ ̄ ̄||
〈l ̄〉ハハ \\x゙ , /// / llヾ〉 |||
ヾ_'-'∧. ヽ \\ _ ノ jノ ,イ /| ll |ヾ_ | /
/||ゞ´∧ \_\ゝ /// | {{| | | /;;;
//´|| 〉〉、_ ヽ ̄ヽ、 /イ‐,,/ ゙| | |∧/;;;;;;
// ゙ |_| /\\_|` - -、- < ̄;;;;;/l } /`│_;;;;;;;;;;;
/\ー─-、 / / ̄/| || |;;;;;;;|;;;;;;;;;;;//| |_/;;;;;;;;| ;;;;;;;
____/___〉;;;;;;;;;;;;>' / /l l/ || |;;;;;∧;;;;;;;;;/_ | /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;
__ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// /| /-ト─--' ̄\/ |ヽ;;;/ | /レ';;;;;;;;';;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/イ /;;;|/;;;;;;;;;;;;;;;/》/ \ 《 レ'/;;|;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
>;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;| |;;;;;;;;;十、/ヽ-へへへ/ ̄《/;;;/;;;;;;;/;;;;;;;;;;<´| ;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;/|´ 《ミY≡》) 《/;;;/;;;;;∠;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈 ̄ ̄
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/|;;;;;;;;;;;;レ/;;/;;;/ ゞ===゙´ 《/;;;;;レ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
;;;;;;;/|/ |;;;;∧__{;;;;|;;;;;/) 《/;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
// / ヽ/く;;;;;ヽ |;;;;|》 |/ / 《/;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
| / / ヽ;;;;;;;;;;;;;|》ヽ | / 《/;;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈
-
-‐,コf7{{辷fリノヘ,
/ __{仏:'/:`¨:^三≧,
/:7://:::::::_:_彡'^¨⌒丶
/ }:厶:/::∠}厂 \ \
/ ____」水くフノ^´ .′ 丶 . 、
/ /::/ 7::/∧:} /, //! . . } l i
/ \V介{:し:ノ |十-Li j/ } ハ|
/ // |:トf′ |i_」土z,\ ァィ/ / }
// // i |:| 丶 个i、 炒` '仞/}}j/
‐= _ / 〈/ l |:| `ト . \ 〉i{ {{
 ̄≧=-く 、 八l」 l八 `¨⌒、_ ,イ八}}=-‐ それで、早速VIP村に出発するのかしら?
___,≧ニニニ≧x )\ // ヘ 个ヘL,_ /厶'′
二ニニニニニニニニニニ≧x彡'ヘ 「¨::7了f千{≦=―-
_厶三ニニニニニ>=≦ヘ乙1 |:::/r介ハi| トく,⌒´
____
/ \ その前に、大量に手紙を出さないといけないんだお
/ ⌒ ⌒\
/ ( ●) ( ●)ヽ やる夫が旅をしていた頃の、友達を呼びたいんだけど、
l ⌒(__人__)⌒ |
\ ` ⌒´ / どこにいるか分からないから、心当たりに片っ端から手紙を出すんだお
/ ヽ
-
, -―- 、 , ― 、
// ̄`ヽヽ / ヽ 私も手伝うわぁ
i八iト、从}ハ:} / ⌒ ヽ
、 ノi ゝ _'_ ノイ{ _ .' (ー)
__-=ニ二.\ヘi_j>rく」ム>:  ̄: :`丶 (__ノ) お願いするお
__>: : ̄: : : /: : i/ハj{: : ヽ: : : : : : : Z¨ヽヽ___ ノ
 ̄ ̄フ: :_∠:〈 : : V@j: : : 〉:、: : : 、二ニ=ヘ|
 ̄ i イ「ヘY: i}: ヽ/ ,i: :「i下.`iT`/ VL、
ヽ{ V f}: 〃: {: {: :{ j/. ヽ! /、 , -‐ヘV
__ ..` - ┴': :∠へ:\l>、__ }. }´ 、: : i{
/: : : : /: /<>.i: : : : ̄ ̄\ ` ヽーv‐v-、
 ̄ ̄ ̄/: : : : :〈、: ∧ ̄´ヽi: : : 、: : : :\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__/: : : :、/: : へ/ くゝ..., 、レへ : _、_: :、_: \_____________
. /-‐‥ 7: :/`:/ムゝ∠土> ‐ムへ: :\: ヽ
/: :// ゙t‐vーf´ \: 、: ヽ
. /: /´ ヽ:|:::::| \: 、: i
/"´ ゙i:::::| \:i
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| そんなこんなで |
|_________|
, − - ||
■ □ ■ □ ■ □ ■ □ / (● ●| □ ■ □ ■ □ ■ □ ■
ゝ (__人)|
ハ ヽゆ
し |
し J
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
-
,ヘ
____ / /
/\ /\ / /
/( ⌒) (⌒)\/ /
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\ / ようやく、VIP村に着いたんだお
| |r┬-| |
\ ` ー'´ / 今日からやる夫は領主様だお
/ \
/ \
/ /\ ヽ
/ \ ノ
U ヽ ノ
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ', ヽ ',
, ソ/ l ハレ´イ{ { { | ', ハ ', おめでとう、やる夫
//:/ ノj `´i |ムト、ト、 | } リ i !
ハ:{/イ: { 乂yニミ、ヽ ノ メ ノ/ } ! 今日から2人でがんばりましょう
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { ´ ̄¨` `}イ,ィミxイ / ノ/
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\`' ´ ¨// ./
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! 、_ __′"/´ | / )
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 イ.: j| /{ ノ′
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::::>ー<l!:.:.|:. リ‐//レ
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
/´ /イj/イ'/.::.::_.::.::.::.::.::.::.::.::.`トi`j:|__ヽ\ノ人::.::.::∠´
/' イ/ // ノ/:.‐..´...::.......ー ::.::.::.::.::.::.:K/:ハ.「jフス::.:.`:くヽ
/// /イ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.{_j jァzく::.::..::..`ヽ、
>おぉっと、見せ付けてくれるじゃないか、そこのお2人さん
-
/ ̄ ̄\
/ ⌒ \
| ミィ赱、i .i_r赱 いやぁ、ここだけ随分おアツいですなぁ
. | ::::::⌒ (__人__)
. | トエエエイ
. ヽ `""´}
ヽ ノ
/ く
,,..、、_
, -‐r<ゞ乏彡>ー- 、
/..::::::::::::::::≧三彳:::::::::..\\
r―、 /.:: '´  ̄/  ̄ 、:.\\
、 | 「ヽヽ// / / ', ヽ \::.ヽ '
':,:..、 レ'¨ニ7′ / // l i ' ヽ ヽ:::.Yl , ,.:'´
、 ':.、 ':,:.;.:、;..、 / ´// ′ ' ,′ | | | l ヘ::| | ,.:,:' ,.;.:':,:.;.:'
:.;.:':,:.;.:':,:.;.:':,:.;.:':,:.くく./イ| i | l| | | | | l:k<ニニ 7:.;.:':,:
':,:.;.:':,:.;.:':,:.;.:':,:.;.:':,:.;`ー'_/| | l | !|‖ | | | |l ドiくヽ,://― 、 ちょっと、アンタ誰よ
:.;.:':,:.;.:':,:.;.:':,:.;.:':,:.;.:' /:/イ| | ! ⊥..| lハ | j| ハ |/ l| |l\〈/.:::::::::::..\
':,:.;.:':,:.;.:':,:.;.:':,:.;.:':,:./://| li | ヽ. |_」.二ミー |ヽ `7才7ー | / | |l::://.:::::::::::::::::
:.;.:':,:.;.:':,:.;.:':,:.;.:':,:./:〈/.::L|| l、 l〝弋_リメヽ|〃ィ斤テァ〟′ / 小∨/.::::::::::::::::::: ケンカなら買うわよ
',:.'::,:.;.':,:.;.:',-、,,:/.::::::::ヽ| ト ヽ  ̄"´ ''`¬′/ イ / |ヽイ!\、::::::::::::::
,;.:':,:'.;.:':,:li`|/.:::::::::::::::::| l \_\ j / / |/l |l::::||:::::.ヾ::::::::::::
. '"´,.:':,:.;.:lー'!:::::::::::::::::::::::| l \` 、__ ,.  ̄' | | ハ:::::||:::::::::}〉::::::::
. '"´,:':,:| |:::::::::::::::::::::::| l |`::..、 `ニ ´ イ | |/.:::|:::::::::::::::::::::::::::::: こっちは前回影が薄かった分を
. ,.:'.::' :_l L:::::_:::::::::::::::| l |::::.マ}>,, __ r介メ==| l/.:::::|:::::::::::::::::::::::::::::
´ / '| /ヽiヽ::::::::::::|| |::::::.マ} {{_// |:| |:|\、_;' /.::::::::|::::::::::::::::::::::::::::: 取り戻してる最中なの
r‐i | | | |:::::::::::::|| |:::::::::.マ}`´ |:| |:| ゙7 /.::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::
| ! ' ! ! l::::::::::::|‖ ト、::::::::.マ廴_´ ` / /.:::::::::::::人:::::::::::::::::::::::::::
! ,! |:::::::::::| ||、 !へ::::::::.ヾ込辷辷7 /.::::::::::/.:::::`ト--- '´:::::::
\ |::::::::::| l;:ト、 ヽ:::.\::::::::::>ーイ /ー― '::::::::::::::::.\_:::::::::::
;\ /:::::::::::|ノ::|:::.\ \::::: ̄/.::// ∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::}>、::
l::〈 ̄ト‐√| ト::::::::/.::::ヘ::::::::`:::....\:://.::// ∧ ヘヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::
l::「\l / Y |:::::/.:::::::::.ヽ:::::::::::::::::::/厶イ//|| ||:::〉〉、:::::::::::::::::::::::/.::::::::::::
-
___
/ ⌒ ⌒\
/ (⌒) (⌒) \ やらない夫、もう来てくれたのかお
/ ///(__人__)/// \
| `Y⌒y'´ |
\ ゙ー ′ ,/ 水銀燈、紹介するお
/ヽ ー‐ ィ⌒ヽ
rー'ゝ 〆ヽ .) やる夫が放浪してた頃の、マブダチのやらない夫だお
ノヾ ,> ヾ_ノ,ヽ}
ヽ ヽ| ヽ_ノ
/ ̄ ̄\
. / _ノ ヽ
| ( ⌒)(⌒) おう、来ちまっただろ
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ
ン } 次男のお前が領主になったなんて半信半疑だったが、
. /⌒ヽ、 _ノ
/ ノ \__ィ ´ どっちかが領地を貰ったら、一緒に頑張ろうって約束だったしな
/ / '|
( y |
. \ \ |
\ィン、__)、 今日から俺はお前の家臣1号だ、せいぜいコキ使ってくれ
| ij ,ノ
. | ,イ /
| | / お前の出世が、そのまま俺の出世にもなるんだから、遠慮はいらん
|, | ,/
| | |
. |__|,___|
. i,___),_`)
-
/ ̄ ̄\
. / \
|. / \l
|. ( へ)(へ)|
l U(_人__)| / ̄ ̄ ̄\ ありがとうだお、やらない夫
| ヽ、丿 | // \ \
| |/ (へ ) (へ ) .\
ヽ. /| (_人_)U | 俺の方こそ、就職先用意してくれて感謝だろ
> イ \ ヽ_/ /
/ |⌒ヽ-i i と・こ・ろ・で…
| ───┴―‐⌒ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ i
| ________ノ───―‐ |
___
/ \ ___
/ノし u; \ ;/(>)^ ヽ\; なんで、お前が女連れなんだ?
| ⌒ ) ;/ (_ (<) \;
| 、 );/ /rェヾ__)⌒::: ヾ; しかも、えらい別嬪さんじゃないか
| ^ | i `⌒´-'´ u; ノ;;
| | \ヽ 、 , /;
| ;j |/ \-^^n ∠ ヾ、
\ / ! 、 / ̄~ノ __/ i; やる夫の嫁さんだお、新婚ホヤホヤなんだお
/ ⌒ヽ ヽ二) /(⌒ ノ
/ r、 \ / ./  ̄ ̄ ̄/
-
__ _
_r:ァ┴┴┴:'<>v‐ァ、
(>''":::::::::::::::::::::::::::::::`::<L\
c/:::::::::::::__::_:::::_::::::::::::\:::::ヽL_ヽ
/'::::rァー^ー^ー^ヽへ、:::::::::::\::::::V┐、
/{:/ | l! `ーヘ>、::::::::ヽ:::::V┐', ちょっと、やる夫から手を離しなさい
,' / /| || | | | | `L>、::::ヽ:::::V! !
l l ! | ! | | | | || || | || (>、:::ヽ:::}). ! それ以上するなら、やる夫の友達でも
| l! | |l | |l| ! || ! | |_ | | `L_;::イ勹\!
|| |!| || | |!| | |lイ「 レ1 /| l| {>||<}\\ ジャンクにするわよ
|| ', 、 l|ヽ. l! |lリ´」斗ヤ刋 /! | | 〈\\ ヽ \
ヽ ヽヘ {>ヽ{リ ´ `辷'ソ //l! ,'. / | 《. \\ ヽ `ヽ、
ヾ<ヽヘ';) ノ' ,'./ / || 》\ \\ ヽ `ヽ、
|:! |lハ〈 _ // / , | l《 》 《 》 ヽ `ヽ、
|:! ! |l ヽ、 ´ー //'´| / | | 《 》 《 ヽ \
〃 | /! |/ ||`iヽ-//'⌒| / /⌒''⌒ヽ. 《 ヽ ヽ
/〈 ノ' | | || | |://:::::::::l'′/::::::::::::::::::::ヽ i ヽ ヽ
//l:| | |ヽ V /'´ハ、:::/ /::::::::::::::::::::::::::::ヽ l. ヽ )
{/ リ ! ト、_// / 〉//{::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ | ヽ
〈 L_,し'´./ // /:::::::::::::::/::::::::::::::::〈 | ヽ
/⌒_^_^ヽn_r7::::::::::::/::::::::::/::::::::::::〉 l |! ヽ
! 〔:::::::::::〕 〈::::::::/:::::::::::::/::::::::::::/ | | ! | ヽ
| 丁7´l! // (〉:::::::::::::::::::::/::::::::::::〈 | | | | ヽ
| / / |l | _r/::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ | || | | |ヽ ヽ
/:L,、n_rn_rァ'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::( | | | ! | | ヽ
{::::}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|!:::::::::::::} |l | | | |
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ○)(○)
. | U (__人__) (さっきのガン付けといい、物騒な女だろ)
| |r┬-|
. | ι `ー'´}
. ヽ u }
ヽ ノ
/ く
| \
| |ヽ、二⌒)
____
/ ノ \\ 水銀燈、落ち着くお
/ (●) (●)\
/ ∪ (__人__) \ やらない夫は別に本気でやってる訳じゃないお
| ` ⌒´ |
\ /⌒)⌒)⌒) //⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) ./ / /
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| l | ノ / ) /
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
-
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ', ヽ ',
, ソ/ l ハレ´イ{ { { | ', ハ ',
//:/ ノj `´i |ムト、ト、 | } リ i !
ハ:{/イ: { 乂yニミ、ヽ ノ メ ノ/ } !
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { ´ ̄¨` `}イ,ィミxイ / ノ/ そうよね、やる夫の友達が
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\`' ´ ¨// ./
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! 、_ __′"/´ | / ) そんなことする訳無いものねぇ
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 イ.: j| /{ ノ′
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::::>ー<l!:.:.|:. リ‐//レ
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_ そ・れ・に・ぃ…
/´ /イj/イ'/.::.::_.::.::.::.::.::.::.::.::.`トi`j:|__ヽ\ノ人::.::.::∠´
/' イ/ // ノ/:.‐..´...::.......ー ::.::.::.::.::.::.:K/:ハ.「jフス::.:.`:くヽ
/// /イ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.{_j jァzく::.::..::..`ヽ、
-
/ /:::: |/ /ムナ-'゙´ / /::/ /::::.. :::|:::
// /::: ム- ニ/7゙/:::::... // //::::.. _ __:::|:::
///_,ィニ/ー '/メ./二´二´ ̄/:::: ̄ `:ヾ、/.:/::/
/─' / ./彡/'´::::/,::-、ヽ ::::::/.:/ /
// ゙´ 弋、;;ノノ ゙ .:/ /
,. -ーミ、`::ー-- 、ー'゙__ /ミ='..:/ /
ー-、 ::::::::::::::::::::::ー=彡'゙ .::/ //.:.
::::::::::::::::::: :/ //::: :::: もし本気だったら、とっくに3枚に卸してるわぁ
// /:::: ::::
/ :::/: :::::
..:/:::::::
.:/:::::: -ー' ´
....:::::::::/::: -ォ'´ :::::::::
_, '─ '゙...:´/:|::: :::::::::::::
ー─ー _, ァ' / ....:::::/:::::::|::: ::::::::::::
─ '゙ ...:::::::/ハ::::::::/:: :::::::::::::
ー ...:::; ィ':::::::::::ハ::::/:: ::::::::::::::
..: ィ:::::::|:::::::::::::::∨:: :::::::::::::::
..::-ー' |:::::::::::|::::::::::::::/:: :::::::::::::::::
, ィ' ´::::::::_/ー-i:::::!:::::::::::/:: ::::::::::::::::::
ー'  ̄::::::: ̄ ̄:::::::|. |::::|:::::::::/:: :::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|. |::::|:::::/:: :::::::::::::::::::
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ○)(○) (やる夫、嫁さんはもうちょい選べよ)
. | U (__人__)
| U |r┬-| 彡
. | ` ⌒} 彡
. ヽ }
ヽ ノ
/ \
/ /\ / ̄\____l⌒l
| | \ / ヽ \_____|
Σ(⌒ノ ゝ \__)
-
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ヽ l
, ソ/ l ハレ´イ{ { |{. | | ハ それで、やる夫はこれからどうするつもりなの?
//:/ ノj `´i |`ヽト 、 |:ヽ. } , リ |!
ハ:{/イ: { 小7テミト、 {ヽ!: / / / l l
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { '赳ハ\ }:/_オメリ イ/ 幾ら約束でも、何も考えが無いなら、
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\` /ィ亙フ'´//′
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! ,! 7´ | / 採算が取れるまでは
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 ` ー イ.: j| /{ ノ′
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::>ー<l!:..:.|:. リ‐//レ やらない夫を呼んだりしないでしょう?
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
-
____
/⌒ ⌒\ 山と湿地ばかりの村でも、儲ける方法は考えてあるんだお
/( ―) (―)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ でも政治的なことはやる夫には無理だから、やらない夫に一緒に考えて欲しいんだお
| |++++| 」_ キラッ |
\ `ー''´ l / あと、とにかく資金が無いことには始まらないから、金策も頼りにしてるんだお
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ 俺とやる夫は、
| ( 一)(●)
| (__人__) 放浪時代に各地の教会やら修道院やらで、貴重な古い文献を学んだんだ
| `⌒´ノ
| ,.<))/´二⊃
ヽ / / '‐、ニ⊃
ヽ、l ´ヽ〉 特に、キリスト教が栄える以前のローマ帝国というのは、
,-/ __人〉
/ ./. / \ 色々な分野で今よりも遥かに発展していたんだ
| / / i \
|" / | > )
ヽ/ とヽ /
| そ ノ 言わば、ロスト・テクノロジーの宝庫だな
-
●
●
●
-
/' // / .〃 '! ,ハ ll !. i !i i 、ヽ,
〃/,/ ,' ,′,7 ,' i l .i |i l |:|| | l i .,i '´
. ,'〃7 ,' .i」_i_| ! |│:! i', ! |:!! ト リ "
/.,' / i i|. ´!.|」 |``|│| 弋'¬‐i-、!|| :!'´
`' ヽ」:!iH,r=ュミ' `! >二 !_「i| | _, ュ /
‐- |i l` l: ト '"T ¬:、.|| |´ j! /!
─ || l ` '′ ゝニリ' !! ! 人イ |i マスター、解説の時間のようです
-‐ || .|! ノ || レ' ,.イi ! ||
|l .ト、 || |ィ | ! i ||
|| !.|\  ̄' , 」|i ‖! | ! |. ||
|| | ! \ _, '7 .川. ‖| │! |: ||
|| | |  ̄ヾ,_/ :i |.! lヘ!i .! | |: ||
|| |│ , '7 i ,」.,!| │:ヘ│| |: ||
!_//' j! | ||| l | 7 | / || | l | i. i | ||:| j Y
く/ / イ| | |||─ ト┼ュ| !j !! ! l.| |! ! | l|:! '-= 彡i う〜む、ダルいのぅ…
/ ム- 、. | l!' ̄´  ̄´  ̄`'v ヾ | /,、!| |i | j !lj /// ‖
. / /´ ヾ, |ヾ、¬─-ニ.三_ ´`' `ドニ二!‐|- 」 jリ ,/ _/ .|!
/ / ・ i | rっ `ー‐′ 二._=‐-ヾ==ミ7 /イ ! :|l 基本引き篭もりニートが
ニ7 / ! ・ | |! ` ===‐ ゝ.  ̄,>‐、_j′ / ! ! :||
/ / l ・ > !、///// ‐= _ ̄__ ,-、'7 / ヽj j || 吸血鬼のスタンダードじゃ
ノ / .ゝ. ・ ィ |ト!  ̄`¨´' /! 1| | |
/ //i`ー‐1'|| l ト ///// ,′/_ノ ノ|| l | 人使いが荒くないか?
. /// / || | | i 、 //´ /i .|| ! |
/// / j.! | | || \ <⌒丶、  ̄´/'t ┬イ .| ‖ | |
. /// / /|:| | l l| |iヽ ` , イ | | j. | | ‖ | |
-
/,/ 〃 1ト|! iム--|!、| || / /
/〃 ! i |! ィ1´ | ヽ_」L ! lトミ/ / ヽ
. '/ i 1.l ト、ヾツrテ─ャ、 | ||'´,.ィi / 丶、
ヽ |! | !|└┤ヽ ! / | ||'´ | / \ \
` ミ、l、´ ̄ ! i `′ | || | /ヽ 丶 ここでゴネると、降板される怖れがありますが…
> - 、 丶. |. ノ | || イ .ィヾ 、 \ ヽ
三 二 | く. | || ´ ノ' 丶 \ヽ 丶
== ' 弐 |! ヽ _ │ || ィ \ 丶ヽ
彡/〃 || |.ト. | || | /丶、ヽ.\
//ツ || | ! ヽ ,.! !| ! / , ヘ ゝ
_ ,, .. .. ,, _
,. ',´ -‐-ミ' 、
/ "´ _ `゙' 、' 、
/ ´ , 、 、 `ヽ、 ヾ' 、
. // / ,/ , ! i. i!. ヽ ヽ、 `i i
/,' ,i|/ ! l! l! ! l'、 '、 ヾ! ! i!
! ! l| ! l i'| |、 .l! i ':、 ヽ、 'l!. ! i
. | | ,l!| |l ! i ! i .!i i. ヽ ヒ、 l! | i
. | | ,''l!| !」 l i i .i !ヽl/∟∟┤ il l!
. | ! ,' .! 凵∟∟ー、┘' ̄〃r'´ 'l!! ,'l!i 'l!
.. ヾ' l! ,' l!ィ'´ `i! '、_ __ノ'| ' i! i ヾ、 それを早く言わんか!
< | ,' !i''、_ __ノ′  ̄ | ' l! ! ヽ、
ム | ' l!,.',  ̄ /// |,/ |'、 ゙、 ヽ 、
. l ,' i|_ヾ', /// . - . リ/ |. ゙、 ゙、. ヽ 、
l / !|l`'ー'i、 U / リ /' i、 '、 ヽ ヽ 、
. l!/ i!l '、、ヽ`ヽ、 ( ノ /,/ /!、、 、 ヽ ヽ、 、
l! i| | ヽ、、ヽ、`'- .,,_ _/ ,/ ,.ィ''⌒ヽ、 、 ヽ ヽ、 、
/ ,',' l ヾ、、ヾ、ヽr‐!ッ'^~/ ,/′ ゙i ヽ ヽ ヾ、 ヽ
. / ,:'/ i ヽヽ、ヽ、`ヾ'';/ ,/′ .゙!ヽ ヽ 、 ヽヽ ヽ
/ // / ゙ヽ_ヽ-i"/ /i ゙! ヽ ヽ、ヽ ヽヽ、
/ // / /´ ,i,/ / ! ゙i ヽヽ ヽ、ヽ、 ヽ、
-
// // / '. '. '. '. '. .| l
, ', ' ./ / / !ヘ '. '. '. '. '. | l ローマというのは、元々田舎の都市国家から出発し、
. / / ./ / /l !'. '. '. '. '. '. '. .| l
/ / ./ / l l l.l l. '. '. '. '. '. '. '. | l'. 最終的には地中海世界全域を統一した古代国家じゃ
,' /! /l l il l l l l. '. '. '. '. '. '. '. | l '.
,'./ l. ,' il l_il l l l l. '. '. '._'._'. '. '. ! ! '.
,'/ l__ ,' il l`l 「ト、_.! '.」/ヘ!´ヽ!__l_! .l ト、 そして、広大な支配地域を治めるには、
il⌒lヽ⌒ l .l lン }
il l iト.ヽ,_,,ン 'ミ;_ ,;ャ、! l. ! / 都市国家時代の共和制では無理があり、帝政へと移行する
il l iL' `´ , `'''゙´ .l l .l/
il l il iト、 __ // ,. l.l .l '.
il l il il'. \. ヽ( ヽ . / !l l '. 地中海世界統一の締めと共和制勢力の打倒を
il l il il '. ,-r==、 ´ ,ィ´ ll .l'.
il l il il // ヽヽヽ`¨´ヽ ! .l '. ユリウス・カエサルという1人の天才が行い…
il lT¨¨lトl,L.__ ヽヽヽヽ''"i .l l::7_
il l !三l.|ト,,マ トl ヽ/::::::/ .l l/
il/´>`l.|シュ-ス| /:::::::::/ /l l 帝政の確立を、その後継者である
オクタヴィアヌス(アウグストゥス)が成し遂げた
,,″,′ ,7 i i ! l l i| i! ! i ヽ ヽ i 、 ‖
,″〃 i| |! !i ! | l ! ! ト ト、 マ‖! ‖ アウグストゥスの作ったシステムが
,' ,'|! l ! ‖ ||! l l ! l ' ヽヽ ヾヽ iリ | ‖ i
,' ,'‖ ||i i|! |!i| !|i l. ヽ '、 ヾ 、 '、ヽ |!.!, |ト ! 有効であった時代をパクス・ロマーナと呼ぶ
| ! ‖ i ! |‖ !|| lト ! ヽ ヽ. ム、ヽ‐-、 '!| ‖|! l
ヽi | l l | || ト|!、 llヽ i ヾ 、ヾ´ 丶\ヽ ヽ」| ‖i|! !
ヽ、! !、||!、」ャキ-ミ、 ! ヾヽ '´ ヽ> ュ─r= ッ'||! ‖||!ト,l
i`! | ヽ ∨ヾ / し′ j} / !i. ‖||!i !i 地中海世界全域に及ぶ
| ,ィ! i、ム_」 - ゝ にノ'´ ,′ .‖||!川
|レ‐ヤ |!ト / 、─────'───'─‐- 中央集権と地方分権を併用した統治機構を作り、
_, -─ 7 } ||!ヒ‐、 ` \
丶、 l ! ||! ! 丶、ヽ ¬ニヲ \ 帝国全域を経済共同体として結びつけた
丶、,′ ,'| ||! |i ヽ ′ \
_ / .,' | ||! |L > 、_, ´ ヘ
/ `丶 / ! !!'´ ) / ∧∨ヽ まさに夢の国家じゃ
-
__ __
,,.-‐'''"´ ´ `、丶、
,-'´, ィ ,i i .i ヽ ヾ、丶、ヽ、
./ / ,イ i! ||i ll ヽ ヽ丶.ヽ 丶
/ ノ ,/ /! ‖ |.l lヽ li. li ,i. l まぁ、最終的には制度疲労と内部抗争でグダグダになったところに、
/ ,イ! l l .l ,ハ. lヽヽヽ li li l i l
| .l .i ll i. l l_ l、 l ゝヾヽ」‐、l! ! .! li ゲルマン人の大移動で崩壊するんだがの…
‐' l .l! l'´!_' ´` `ェ_ l l! l. l.l
l .K´,-ァテナ '"ヤ'ニソヽl .l l ヽ .i l.l
l l、!` `'''´ l lノ.i l l.l l
l l.lヾ、 _ 丿 ハ l. l .l.l.ト、 ⌒) ローマの軍隊は、平原での歩兵同士の会戦では
l l l l丶、 !、`丶 , イ!/ /l l. l l l.l.l 丶、 )
il! .l l l l ll丶--´ '´ .」フ' /l.l .l. 丶 l l.l.l 、_ノ 数百年に亘り無敵に近い強さを誇ったのだが、
i|.l! l. l l,l ll ,iゝ、,-''"´ ./ / l.l .l 丶 l. l.l.l
,i.l.l! l l .l! .l lノ!,r'´\ ./ / \、. ヽ、 丶l. l.l.l 重装騎兵を持ったゴート族の前に
i.l l! l l .l /ィ´//l、ヽ〉ソ / / ヽ、丶 ヽ、.l.l
i.l l! l lィ、 くィ´/l ll、ヽ/ / ./ ヽ, ヽ、l.l 従来の戦法がボロ負けしたのも大きかった
___
,.. -''"´ `丶、
,.-'"´ ` ヽ、
/ィ,ィ r , , 、 ヽ
/,'´/ , ' / ,/ l i 、 、 丶 i!
, ',イ / /,' / イ l | i !. `、 i! i こうして西ヨーロッパはゲルマン人の物となったのだが、
/.//,.ク .// ,ク / ! ! i!l | li! i! l!
!/イ/ l //./ l / l i l! l | l! |! l 当時のゲルマン人がどんな生活をしていたかというと、
! ケ/イメ、i ,' | ,i! ハi! i! l! | l!
l l ト`i.、メ l ハ l l! |l l. ,'l! i l 狩猟・遊牧、それに簡単な農業を営む程度だったらしい
! l lヽ!_;〉 `` 「`卞,ト| jl j ハ ヘ l!
| l! ! , ‐‐iテュ 、 `! ./ L.i! ヽ l!
li l! ヽ 、_ ヽニ' '´/./ ! ノト、 ヽ l!
l! ll l!丶 `ー- ,..j!/ ,'´l ヽ \ l! 当然ローマ人の作った、高度に発展したシステムを
! ll l! l.丶 --┬''"´ /'´ i! l. \ 丶 ト、
l! l! ハll \ヽ〕! / ノ.l i! \ 丶、ヽ 運用することは出来ず、多くの技術が忘れられた
! i´ !| ‖ / //,,. ‐'"´ ! ヽ 丶、 ヽ \
l r〈 i!.!」L ,イ/フ /二三 | 丶 丶 ヽ ヽ
广、 ヽ`´ ィ'///// '´r‐ ヽ l 丶 丶、 丶、丶、
〈 丶 ヽ i /'´rヘ/ ,' // i! l ヽ `丶、 丶、丶、
/ヽ_ヽ.」'´ / i lハ. | lト l ヽ ヽ 丶、 丶、`丶、
/ `i / l ! l/ / j ヽヽ \ \ 丶ヽ、 丶、 `丶、
,.' | / ll l li! // l ヽヽ. \ ヽ、 ヽ 丶、 丶、 ヽ
i! ,j! ィ' l l ∨ /´ /`i 〉ヽ ヽ ヽ、 ヽ 丶、 ヽ ヽ
-
. -─────- .
, ',´ 丶、
/"/ , , , 、 \
/' / / // , ヽ ヽ ヽ
/ ' ,/ /〃 /イ .i| i ! |i i i 生き残った東ローマでもすっかり国力は衰退し、
/ ,イ 〃 //,' '"| || | ‖ i. || | i |
〃7 /' //..L ! ! !| ! |.! | || | | | やはり多くの技術が失われた
/ L./ !.._/ |! | `ト. !. |ヽ」」ム__」 || | | !
`' 爪 ト¬=ミ、 `ヾ ,.三 └.ル.」| | | |
二 i | ! |! ゝ_ソ ¬ ;¬ァ、|i ‖ | |
ィ i | ! || ' ゞ'ノ ' !! !) ! ! ただし、書物としては残っている物も多く、
r:、 i│! fヽ. 、____ ,. || |! | |
', '、 | | | | ! |丶 ` ' ´ ,.ィi├|| |! | i ! 中東やエジプト、スペイン等を奪ったイスラム世界では、
,ム `n /.│l | ! ! i 〉:ー‐ '"i|│|│|| ||i ! !. l
/ ヽ、ヽ!. |! ! | !.| | | リ l|‖|│|| ||| | | | そういった学問が研究され、発展していく
(⌒ヽ / ノ .|‖ ! ! ィ'´ 丶 |│|| ||| | | |
ヽ \
/⌒¬┬、 \
/ //i| || Yヽィr、 ヽ こうして中世の西欧は、すっかり世界の後進地域になってしまった
// / /!」!__|! | //ケi ヽ ヽ
. // / ,イ´LlL_|| │`イ !∨」\ i
 ̄``| T「 ̄| |L. ! |ヽ\ Yヽ. j
ハ 丿 U l |うiヽ\ \ヽヾi「`ー─' 「ロスト・テクノロジー(笑)」とか厨二臭い事を言っておったが、
ッ 「 _"" ! レ/ ヽヽ `ー'川
ハ 、` ノ | i j´ヽ ∨i i l !| 何のことは無い、当時のヨーロッパが遅れていただけじゃ
ッ ヽ _」 / l 、 l l ヾヽ
ハ ´ |/ l >¬ ヽ ヽ ヾヽ
,ノ / ム ヽ ヽ ヾ\
/' / >‐',、´r ヽ \\ \\
-
●
●
●
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(● やる夫は、どうやってこの土地を開拓するつもりなんだ?
| (__人__)
. | ノ
| ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │
\ “ /___| |
. \/ ___ /
____
/⌒ ⌒\ まずは羊を飼うんだお、羊は百匹飼うのも千匹飼うのも、
/( >) (<)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 大して手間は変わらないから、人口の少ない開拓村でもいけるんだお
| /| | | | | |
\ (、`ー―'´, / 羊は斜面でも平気で歩ける動物だから、山ばっかでも大丈夫なんだお
 ̄ ̄ ̄
そして、羊は「黄金の蹄」を持つから、羊を放牧した土地は豊かな牧草地に変わるんだお
※「羊は黄金の蹄を持つ」とは
羊は群れで固まって行動する習性があります
その為牧草地を端から端まで、残さず綺麗に食べ、
同時に自分達の出した糞を、牧草地全体に満遍なく撒き散らし、
それを蹄で踏んで地面にめり込ませていきます
いっしょに牧草の種を撒いていけば、蹄で地面に種を埋めてくれます
この「群れで固まって動く」という習性がある為、世話をする人間があまり必要ないのです
ただし、羊は人間を怖がりませんが、人間の指示に従ってもくれません
そこで、牧羊犬で脅かしたり、人の指示を聴く山羊を群れの中に入れたりしてコントロールします
-
. -─────- .
, ',´ 丶、
/"/ , , , 、 \
/' / / // , ヽ ヽ ヽ
/ ' ,/ /〃 /イ .i| i ! |i i i
/ ,イ 〃 //,' '"| || | ‖ i. || | i | ただし、これはローマ時代の知識とは無関係じゃ
〃7 /' //..L ! ! !| ! |.! | || | | |
/ L./ !.._/ |! | `ト. !. |ヽ」」ム__」 || | | !
`' 爪 ト¬=ミ、 `ヾ ,.三 └.ル.」| | | | 牧羊が行われている地域では、大体知られておることじゃ
二 i | ! |! ゝ_ソ ¬ ;¬ァ、|i ‖ | |
ィ i | ! || ' ゞ'ノ ' !! !) ! !
r:、 i│! fヽ. 、____ ,. || |! | |
', '、 | | | | ! |丶 ` ' ´ ,.ィi├|| |! | i !
,ム `n /.│l | ! ! i 〉:ー‐ '"i|│|│|| ||i ! !. l
/ ヽ、ヽ!. |! ! | !.| | | リ l|‖|│|| ||| | | |
(⌒ヽ / ノ .|‖ ! ! ィ'´ 丶 |│|| ||| | | |
-
____
/⌒ ⌒\ そして羊毛を売って、そのお金で小麦を輸入するんだお
/( ―) (―)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 出来れば、自領で毛織物まで加工して、中間搾取を避けたいんだお
| |++++| 」_ キラッ |
\ `ー''´ l /
_/:/l:.| /l | l l| l ヽ \
'´ ̄イ:ニ:イ l/_ヽト、l_ lヘ | l | ヽ
// j:| l l ヽ-ヽ`ヽ卜、 l j| ト l 凄いじゃない、やる夫
/:l /:l l | 、_.二 _ 「 \l /イ/l l| l
.:/ /:/ l |  ̄ ̄ヾミ レ_⌒ヽ} l || 確かに、その方法なら上手く行きそうだわ
,' l:::l ヽ l /// { =ミ //| | l
「´ l\ ', r - ._ / ,,,, /イ /レ'
/ | l \ ! ` 7 l/ // さすが、私の旦那様よ♪
ノ| l ! '、 / / イ:|
l ! ! \ ヽ. _/ 7¨´ | ハ::l
,l ! |_, - ≧ 、 _ _, イ l | L! /|
/ ! l | 〃 ̄ フ水ヘ\ | l l / }
ヽ l | ヽ\// l ヽ_〉:〉 l /! | / / __ - '´
 ̄\ハ l |、  ̄l:| l:ト-イl ! / l l/ /// ∠
Vヘ l \_ |:l l:|\_/ /_/ ̄\
} \! |:l l:| ∨ / \
(ヽ三/) ))
__ ( i)))
/⌒ ⌒\ \ ワゴン家は商売で儲けている家だお
/( ●) (●)\ )
./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\ 畑ばかりが財産じゃねーお
| (⌒)|r┬-| |
,┌、-、!.~〈`ー´/ _/
| | | | __ヽ、 /
レレ'、ノ‐´  ̄〉 |
`ー---‐一' ̄
-
____
/ \ 他にもアイデアはあるけど、まだ資金も全然ないし、
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \ そっちは実際に領地を見て回って、この土地に合うように修正してからだお
| / .イ '(●) (●) |
. /,'才.ミ). (__人__) /
. | ≧シ' ` ⌒´ \ ただ、湿地は最終的に干拓して、農地にしたいお
/\ ヽ ヽ
最前線で食料が他所頼みなのは、やっぱり良くないお
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
. ( (● ) | 資金があれば、干拓は出来るのか?
. (人__) |
r-ヽ |
(三) | |
> ノ /
/ / ヽ /
/ / へ> <
|___ヽ \/ )
|\ /|
| \_/ |
____
/ \ やり方は知ってるお
/ ⌒ ⌒\
/ ( ●) ( ●)ヽ でも資金だけじゃなく、人手も物資もたくさんいるお
l ⌒(__人__)⌒ |
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
-
__
/ 〜\
/ ノ (●)\ そうなると、やはり後回しになるな
. | (./) ⌒)\
. | (__ノ ̄ \
\ | じゃあ、次は俺の番だな
\ /
. \ ⊂ヽ∩
/´ (,_ \.
/ \. \
./ / |. \ソ
( y' .|
/ ̄ ̄ ̄ \ ホジホジ
/ ― ― \
/ (●) (●) \ やらない夫は何を考えてきたんだお?
| (__人__) |
\ mj |⌒´ /
〈__ノ
ノ ノ
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( 一)(●) 資金と人材を集める方法だな
| (__人__)
| `⌒´ノ ついでに周辺領主にも攻められなくなる
| ,.<))/´二⊃
ヽ / / '‐、ニ⊃
ヽ、l ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / \
| / / i \
|" / | > )
ヽ/ とヽ /
| そ ノ
-
... .. ,.:::''::´:: ̄::`:::.、
... .. /:;: '´T 丁l `ヽ::}
... .. /{:::/ l |l ト、 l Nトl iハ
.. ____ ldb| l k_ィヽレ仁リl│
/⌒ ⌒\ ... .| ∧l lK◯ ○ソイ ━━┓┃┃
/(  ̄) (_)\ ... ,l (l ぃ ,-┐,从| ┃ ━━━━━━━━
/::::::⌒(__人__)⌒:::: \ . l ヽ トゝ<._.,,' ≦ 三 ┃ ┃┃┃
| ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 .゚ .|/≪T ,バ>、ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ ┛
\ 。≧ 三 ==- . .N≠{〈:::::::〉:;i:≧ 三 ==-
-ァ, ≧=- 。 . ヾ≦ハZi::ヘ;:::〈ァ, ≧=- 。
イレ,、 >三 。゚ ・ ゚ /:::::::ハ:::KXl:_イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
≦`Vヾ ヾ ≧ . .∠::::::::::::{ミk::〉Xl,ソ::::≦`Vヾ ヾ ≧
。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・. .|:::::::::::`^^KXヽノ。゚ /。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
___
/ \
,---、 \, 三_ノ \―、
.l l (●) (●) \ | そんな夢みたいな方法があるなら、
| | (__人__) | |
.| | |!!il|!|!l| / / とっくに誰かがやってるお
ゝ |ェェェェ| ノ
\ /
/ |
/ |
-
------ ミ _____ ------
/ l | ィi〔:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:〕iト. | l \
./ | /i:i:i:i:i:i:i:i:i{l@l}:i:i:i:i:i:i:i:i:i:\ :| \ やる夫
| l | イ:i:i:i才´⌒⌒⌒⌒⌒⌒ヽi:i:iハ | l |
厶 ===ミ :l | 「:i:i:/ 、i:i∧ | l ===ミ そろそろジャンクにしていい?
/ } :l | !i:i/ ┼‐┼‐ /┼┼─.ィ Vi:i} :| l { \
ヽ 从 l |/{i:i{ ! ,∧ \/ i| /l ,/ | V | l 八 / __
、77\_ .イ | V ャ云=== ===云ぅ }| :! ≧==イ///
\_| l | | ヽ| |ど刈 |ど刈 }' /i! | l |///厶
-=三| l |__| \「.乂_リ 乂_リ / イ | | l |/////
| l |i:i| ト _,、 7 |_ | l |//才
ぐ| |八 父ト . { | イi:i| /i:i:| |<
`| _ |i:iハ 」i:i:i:i:≧=====≦i:i:i:i:i:i|.イi:i:i:| ==ミ |///≧
才´ ヽ | 7∧{:i:i:i/:i:iゝ〜〜ッi:iヽ:i:i:i/777 | / \! ̄
く } |///ヽ7弋:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ノ77/////| l 从 >
\ ノ l |⌒V´ /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iV⌒`⌒`| ゝ _ .イ
|≧==彡 !__ :j イi:i:i:i:i:i:/∧:i:i:i:i:i:/\ i | / 、 |
! / /| /才:i:i:\:i:i/===ヽi/i:i:i:i:i\ /\ \ |
、 / / ィi〔:i:i:i:i:i:i:i:i:¨|l><l|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i〕iト. \ \ ,/
<__/ イi:i:i/〉:i:i:i:∧:i:i:|l><l|i:i:i:i:i:i:i:i:i:〈\/∧ \__>
|i:i:Χく:i:i:i:/ \! |i:/ ヽi::i:iΧ.>i:i|
|i:i:V:i:i:i:i:/⌒⌒Y⌒⌒⌒Y⌒⌒≧====ミ
 ̄ ̄匸廴___/⌒⌒⌒ 廴_/i:i:{
∨/∧ /////⌒
 ̄ ̄  ̄ ̄
-
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
(―)(― ) | 実際過去にあったアイデアの応用と組み合わせだろ
(__人__) |
(`⌒ ´ |
.l^l^ln |
.ヽ L ノ 農地に頼らず商売をするというやる夫の案も、上手い具合にマッチしてくれた
ゝ ノ ノ
/ / ヽ
/ / |
/ ̄ ̄ ̄ \
ノし ゙\, .,、,/"u\
/ ⌒ (◎)ヾ'(◎)u \ …とりあえず、話を聞くお
| u ⌒゙(__人__)"⌒ u |
\ u `ヾ,┬、/` ,/
. /⌒/^ヽ、 )__( ,ィヽ、
/ ,ゞ ,ノ ゙⌒" , ゝ、
l / / ト/.\\
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | (__人__) この村の農地は、本当にわずかだ
| ` ⌒´ノ
. | } 村人は、そのわずかな農地で日々の糧を得ている
. ヽ }
ヽ ノ 正直将来の蓄えとか、そんな余裕はない
.> <
| |
| | そこでだ…
/ ̄ ̄\
/ ⌒ \
| ミィ赱、i .i_r赱
. | ::::::⌒ (__人__) その農地を取り上げるw
. | トエエエイ
. ヽ `""´}
ヽ ノ
/ く
-
___
/:::::::::::::\
/:::─三三─\
/:::::::(○)三(○):\
/::::::.:::::::::: (__人__) ::::::::\ /l やらない夫、いつからそんなに腐っちまったんだお…
|::::::::::::::::::::::::::`::⌒´:::::::::::::::| //
\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/// せめてやる夫の手で、地獄に落としてやるお
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://
/:::::::::::;:::::::::::::::::::::::::::::::://
|:::::::::::::|:::::::::::::::::::::::://
\::::::::: ̄ ̄ ̄( ̄/
|`ー―‐、;_;_;_;/:::::::::
_r:ァ┴┴┴:'<>v‐ァ、
(>''":::::::::::::::::::::::::::::::`::<L\
c/:::::::::::::__::_:::::_::::::::::::\:::::ヽL_ヽ
/'::::rァー^ー^ー^ヽへ、:::::::::::\::::::V┐、
/{:/ | l! `ーヘ>、::::::::ヽ:::::V┐',
,' / /| || | | | | `L>、::::ヽ:::::V! ! 私も手伝うわぁ
l l ! | ! | | | | || || | || (>、:::ヽ:::}). !
| l! | |l | |l| ! || ! | |_ | | `L_;::イ勹\!
|| |!| || | |!| | |lイ「 レ1 /| l| {>||<}\\
|| ', 、 l|ヽ. l! |lリ´」斗ヤ刋 /! | | 〈\\ ヽ \
__ ヽ ヽヘ {>ヽ{リ ´ `辷'ソ //l! ,'. / | 《. \\ ヽ `ヽ、
| 、\ ヾ<ヽヘ';) ノ' ,'./ / || 》\ \\ ヽ `ヽ、
. \ \\ |:! |lハ〈 _ // / , | l《 》 《 》 ヽ `ヽ、
. \ \\ |:! ! |l ヽ、 ´ー //'´| / | | 《 》 《ヽ ヽ \
\ \\ 〃 | /! |/ ||`iヽ-//'⌒| / /⌒ヽ、 》 《 ヽ ヽ ヽ
\ \\ /〈 ノ' | | || | |://:::::::::l'′/::::::::::::::ヽ i ヽ ヽ ヽ
\ \\ //l| | |ヽ V /'´ハ、:::/ /::::::::::::::::::::ヽ l. ヽ 丶 、
\ \\ {/ リ ! ト、_// / 〉//{:::::::::::::::::::::::::〉 | ヽ ヽ
. \ \\ 〈 L_,し'´./ // /:::::::::::::::::::::::::〈 | ヽ
. \ \\ /⌒_^_^ヽn_r7::::::::::::::::/:::::::::::::::〉 l |! l ヽ
\ \\ ! 〔:::::::::::〕 〈:::::::::::::/::::::::::::::/ | | ! l ヽ
\ \\ | 丁7´l! // (〉:::::::/::::::::::::::/ | | | l ヽ
\ \\ | / / |l | _r/::::::::/::::::::::::::/| | | | | |ヽ ヽ
\ \\ /.:L.n_rn_rァ'´:::::::::/::::::::::::::/:/ | | | ! | | 、
\ \\ {::::}::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::/:/ | | | | |
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ○)(○)
. | (__人__) 待て、ちゃんと最後まで話を聞け
| ` ⌒´ノ
. | u } 山で羊を育てるなら、別に農地は無くてもどうにかなるだろ
. ヽ }
ヽ ノ mm
/  ̄ ̄ ̄ つノ
| | ̄ ̄ ̄
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ○)(○)
. | U (__人__) 空いた農地を利用して、別な事に使うんだ
| |r┬-|
. | ι `ー'´}
. ヽ u }
ヽ ノ
/ く
| \
| |ヽ、二⌒)
-
,. -‐ / | 弋>、:.::..`ヽ、
´ / ' | 弋>、::.::.:..\
// / / / j ; 弋>、::.::.:..\
// / / / / / / / / / 弋>、::.::.::.ヽ、
// ' / / / // / / イ / / 弋>;:.::.::.〈ヘ
./ イ / | |l | // // / 厶L / / ≫=≪ハ
// / / / /| || | 〃 //斗≦ ノ //| /;イ /::||::、 ヾ\
'/ | || _厶L.ハ| | /ー=彡ィて下¨ゲ | ヾ::∨:::ハ::ヽ 〉::〉
| || | ,,.≧ミヘ. | 弋_'シ 〝 ' / ト-イ| ト、::ヽイ どういう事かしら?
| 小|l |ヾ{ じ} ヽ  ̄`=' // / |::| |:::「 |
ヽ { | |ヽ. | _ゝ'´ ノ /' / |::| |:::| l
\ヘ \ ヽ / イ |:::| |:::| !
/:::ハ { ∠ ´ | |:::| .|:::|
/::/ /\ ヽ rー-、 | |:::| |:::| '.
/::/ ' ` \  ̄´ | |:::| |:::| '
〈:::{ l \ | 厂 ヾ ヽ
: .\ ヾ | / \ ' /| /
:: : : .\. | / /ヽ / / l /. :
: : : : : . \ | / , ` ー―┬¬' / / | /{/. : : : :
: : : : : : : : .\ | ′ l | _/ / l /. : : : : : : : : :
: ミ::..、: : : : : .\ | ‖ | />r‐く二、ヽ::/ ∧ | /. : : : : : : : : : : :
\_〉:..\ : : : : : :| l| l| / イ/:/:「ト,::ヽ::.〉:/ /.::ヘ. /. : : : : : : : : _ -―
:::::::::::::::::..\: : : : : l |ト、 || /:/ /:/.::/|:|ヘ::V:/ '.::.::.::.:〉∠ -‐ _ 二 ̄ -―.::
:::::::::::::::::::::::::>'"二l l|―--''、 |::| /:/.: / :|:|::.ヘ:/ /..::ィ<]{f7-―::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.
::::::::::::::::::://..::.::.:..ヽ | ̄::.::―-い-:/.:::/ |:| .::/ ∠::ィ<フ _{f7.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::
::::::::::::://..::.::.::.::.::.::..\:.::.::.::.::/}}7:厶イヽ |:| /<二フ _{f7.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:
::::::://..::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::. /}}/:/ ノ:| {f7.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(● やる夫達が気が付いているかどうか知らないが、
| (__人__)
. | ノ この村にはまだ教会が無い
| ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │
\ “ /___| |
. \/ ___ /
, - ―- 、
> ´::::〔薔〕ミ 、 ` < ____
ノ)_ ´  ̄ ̄`ヽ:::::::::\ `ヽ , ィ´/////7 ええ、そうみたいね
f"),´ \:::::::::', ∨//////,'
|rっ 丶:::::::} ∨///// さすがに出来たての開拓村よね
| i´ ヘ,-、 ∨///!
/{ ! ,'|/ /ノ リ ,| /∧', ∨/,|
,, ィ´:::::', ヽ. 八リヘ,'、___'_ },/ ヽ ^ノ ∨| 私はやる夫がいれば構わないけど、
_, ニィ:::::::::::::::::::|ー' .!゙ , 弋ナ イ ,.イ \
/:::::::::::::::::::::::::::::::::l∨,∧ `_ ノ´ 彡,ィ \ 村の人は随分大変なんじゃないかしら
,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::_ー' ーヽ._`_ . ィ / / { ', ト、 \
.{:::::::::::::::, ィ::::"´ ̄::::::::::::::_,ィ´::|、_ ノ/ ,'___ヽ ヽ. | ヽ. `ゝ ,イヾ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::リ:::::r'ソi ,' l::::::}`ヽ . ハ ヽ \ ////,` 、
 ̄ ̄ フ ー= > ´ __,レ'{リ レ| |::::/ \ \ ヽ! ',,, ヽ ,,, イ////////,\
/////r'/ . '´ i! l |;;/::::, ´::`:::ヽー -― "く __, ィ´/////////////,\
//////(´! / {! ハリノ::::::./::::::::::::::::|ヽ//////////////////////////ハ
ー― "7/////´ー、 ' i ´ヽ、::/::::::::::::::::::{ `ー 、//////////////////////,ハ
///////77ト、"-’てr´乙ノ`|:::::::::::`7::::::::::::::::,ゝ ,' ` 、///////////////////,ハ
/,////////ヽ`^、iノ,イ ´ ̄ {:::::::::::::ノ ヽ.:::::::::::::{ / \////////,//////////}
////////////,`/iヽ` ー ==ヘ:::::::く:::::::::}:::::::::::::∨ ∧ '.\,////////////////
{///,///'i//,i,"∨ ゙'^´::::ミ::::::::::::::::`゙メ、.:::::::',:::::::::::::::', / ) ヽ_ゝ \////////////,
|/// !,/ .|,イ } li:::::::::::::::::::::::::::.{ > 、}:::::::::::::::i.ル′./ノ`ソ .//////////////
|// レ′ /'l:::::::::::::::::::::::::::::_r'´ ー ,. {:::::::::::::::l /,/////////////,'
レ′ ,./ |:::::::::::::::::::::::{´ 广ヽ ´ |l::::::::::::::l Y´//////////////.´
// ,|:::::::::::::::::::::::l 、`Y ) '´ ',:::::::::::::::} |///////////,∧/{
,:∧/ |!::::::::::::::::::::::', )弋 `Y´ .!:::::::::ミ、| |///////////,' V|
,.'/ <´|:::::::::::::::::::::::ヽ Y 〕 人 |::::::::::::::::ヽ |/////////// ',!
/:/, ^ 、 `|:::::::::::::::::::::::::::ヘ ) てヽ_人::::::::::::::::::\ !//////// レ′
/:/く. > .|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`乙.' `ヽ::::::::::::::::::\ i///////,
-
____
/ \
/ ─ ─\ やる夫は、むしろそこは圧倒的なアドバンテージだと思ってるお
/ (●) (●) \
| (__人__) |
./ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
. ( (● ) |
. (人__) | お、やる夫も気付いていたか
r-ヽ |
(三) | |
> ノ /
/ / ヽ /
/ / へ> <
|___ヽ \/ )
|\ /|
| \_/ |
-
///ィ ヽ@、
{{x}}// | /`、::.',
i人r ● iイ/∧::i どういう事かしらぁ?
i l ゝ'''' ●//i
| vヘ - ノゝ i 銀ちゃんにも分かるように説明してぇ
ミミi〉-+〕{{x}}〔¨」V i彡
゛ミr:::::::r⌒⌒j::::Y i i
l:::::::r⌒⌒j::::::l i ハ
|::::::::ト,@イ:::::| iノ
ヽ:::::::::::::::::::√ノ
l:::::::::::::::::::l
/ ̄ ̄\ ( ;;;;(
/ ._ノ ヽ、\) ;;;;)
| (●)(●)/;;/
| (__人__)l;;,´| そこは解説の人にお願いするだろ
| ./´ニト━・' .l
| .l _ニソ } 俺ややる夫が説明するよりいいだろ、絵面的に考えて
/ヽ、_ノ /
__/ / ノ__
/ / / `ヽ.
/´ ./ ,. ヽ.
ト、_,/. |、 ヽ
| |/ /
-
●
●
●
-
__
´ ̄ `ヽ ` 、
\/ ,. '´ \ \ ヽ \ r 、 「ヽ
/\ ///, / / | \ | | 、ヽ. | | | | /´〉
_|_ / / // ! | ト、 {\__」ヽ_」 | i ヽ | | | | / /,.-、
| 〃/ // | :N ヽゝ'〃⌒ヾO! :! ∧ ! l_j |_/ // /
///| ! レ'x=ミ、 ////// ト、 ハ 「 ヽ ! 〈/ / 美しい私に解説して欲しいとは、
レ' `「 V////∠∠./// | } '. | {_ ノ 、_ /
| ℃/ r'´,. -― 、∧ | V '. ヽ ヽ i 中々話が分かる男ではないか
| 八 V } /! | 、 \ !
| ヽ. ヽ / , ' | :! ヽ ヽ. /
| ! !个 、 ,イ | '. \ '. {
! :| | :| | >. 、 ´ ! ∧ V \ '. '.
,' | | :| | | :! '. _、 、--、 \ '. '. 任せておけ、ばっちり解説してやるぞ
/ | | | :| | | ハ `7:.:∧ \ ヽ'. '.
/ ! ! | :| | レ'ノ ,. !:.:.! 、 \ ! '.
/ | / 厂 ̄ /:.:.:/-、 // !:.:.| 、 、 ヽ、 | 、
. / | / / 〃:.:.:| /:.:.:.! 、 、 ` 、| 、
/ j/ / |:|:.:.:.:| /:.:.:.:∧ 、 、 | 、` 、
. / / / 、 //:.:.:.:.\__/:.:.:.:.:.:.:.:∧ `ヽ 、 ! '.ヽ \
/ / / V/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧ ∧ 、 ! '. \ \
/ / / {{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ { :∧ \ ヽ } ヽ ヽ
__ ,.、
,ヘ, '´ ̄ 丶 / !│
/´ ヽ 丶 ∨ ∨
/ / / ト | ヽ ! / /
. / /, ! ト ヾ l! ∨ /i マスター
/ !1 |│l __,.ィ─┤ lヘ, / |
i |.|!r七ト´ rャ:ヤ ∨./| l 世間一般では、それをチョロいと呼びます
レ'´ || ヽヘ.フ `´ l lイ ! !
. || ト ' !i l l l
!!i |! ト ヾ⌒ ィ'|| | l |
l|j l! || |i7t//!! ! | l
|| ! !‖ 」 /ヾ || l \」 !
|| l | !//イ ∧」| | >-、
||,」 レ /⌒! ‖ .! / // `ヽ
/ ヘ. ト、 j | |! l / / ! i
/ ∧! | | jレ' / / | /
-
,.-−¬,-‐¬‐-、
/ ´ ヽ
/ / ´⌒,⌒ 、 ヽ ゙,
./ / //l l ||. |、 ! i ヽ , ゙!
l |! i/ /.| l.l| | ! ! iヽ ヽ .! .i
.i| |! !/.l l i !| | | | .| |〉ヽ l ..:|.! お前はまだ人間の心の機微というものが、分かっておらんようじゃの
i | | || .|'‐!‐リ- リ ! ,-l‐i|‐! .!::::!:::|
l | | || !t.tーァ ォーァ-! |::::||:::| 後でじっくり語り合う必要がありそうじゃ
!.| | |.| .|',`''" , "'''´| |'|| 、 ヽ
,| | | |ノ| |ヾ、 _ /'! | | ! !
/ ノ // i! |!. `,; 、 _ ,.ィ, ,|| |. !||ヽヽ.ヾ
,/ / i l .| || / \ /゙iヽ| ハ | !. ヾ
/ /// |.| l/! >く | 〈 ! |/ |ヾ ヾ
/ .〈〈,/,./-,| |. !/L.」\l ,' | i`ヽ、ヽヽ〉 ヾ
/ r'´ ! | .| ! |::| ! 〈 〈! ヽ 〉ハ ヾ
-
_____
,. ‐'"´ `` 、
, '´ ‐ 、 丶
/ , 、\ 丶、 \ さっきの解説で述べたように、
// / !.i i i 、 `、 ヽ ト、 ヽ
/./ ' 1‖‖!.ヽ. ヽ `、 `、ヽ \ ヽ ゲルマン人は西欧を支配下に置いたものの
i イ ! li |、 i ト ヽ ヽ. 、 、 丶 ヽ ヽ
','i イ! | i |ヽ ヽ丶ヽ丶ヽNト 、 \ 丶 丶ヽ ローマ人のような優れた統治機構など
i!!| ‖i! ト」! 丶.ヽンと"ー= ミ、 、 丶_ヽ ヽ三二二ニ==
!! レ'| i.| テェミ `` ,ィ元j''ラ ヽト ト、 `ヾ、 ヽ、__ ュ 持っておらんかった
トi i.ヒ'」 └┴ i5、ヽ `、丶、 `` ‐-、._`丶 ``
i!ヽ丶 ' _, ,.イヘ ヽヽ ヽ 丶 `` ‐ 、二
! ヘ. `丶` ‐ ´,. ' iヘ ヽ. i ヽ トミュ二 、 ``
', ',ヽヽ `T´ ! ヽヽ\ヽ \ヽ`` ‐-三三ニュ-、_ そこで手を組んだのが、
ヽ.ヽ冫ルソ'´! , ,.ィ入ヽ.\! ヽト≡─‐- 二三三``ミ
冫7 ./`` ' フ´ ,/ `ヽ`ミミ 、 ヽ 丶二三三ヽ‐三ミ 優れた教会組織を持っていた
/ ./ / / / } 、 丶ヽ、 ``丶二ミ 、 `` 三
_ / / ,/ __,/ /,ィ ,ヘ ヘ、 丶`丶、 `` 、ミ ヽ ローマ・カトリックじゃった
,ィメ ヘ∠广  ̄___ ,y' / ヽ 丶 丶ミ‐-、 ``‐、
戊 ,㌧ ‐' ´ `ン ∧ 丶 ヽ ヽ ``丶
,レ'`'"´ ,.:ュ_ / ,ヘ 丶 `丶ヽ ヽ ヽ``
/ _,. '´`` ─/ イヾ 丶ヽ `丶、 ヽ ミ こうしてカトリック教会は
. / , '丶、 ,イハヽ 丶 \丶 `` ‐-
丶 -‐'"1 `` ‐- 、__,,イ ヽト ヽヽ丶\丶、 `` 西欧各国で行政機構に食い込んでいったのじゃ
リ 〔 ト 丶i、ヽ! 丶丶-`丶、_
i| i ヽ ヽ ヽ `ト、 ``‐- `ニュ_
-
_, -‐ ´ ̄ ̄ ̄``丶
,. , '´, /, / i ,. 、 \丶
/, ' // 〃 / ,イ‖│ | l. ヽ \
/〃/ 〃 '/ ,/ / i i| | l |i ! iヘ 具体的に言うと、
/´ / / // ∠.../! ,' | l| ト ! !! |! ! ',
′〈 /i / ヒル」' Li l」 ! 」」」_ || !! | i 戸籍の管理などは 教会の管轄じゃった
'7,ir }, -rュミ、 \!ヾi`|ト.|| │ l
,',' !! i| ` ヒツ テ‐、`ヽ,! l |i 子供が生まれたら洗礼を与え、
,',' ‖ .|| , マ,._/ ヽ|| |! !!
r‐-、 ,',' ! l ! /|| |! || 結婚式も葬式も教会で行われるからの
\ 丶 ,',' l | iト、 '、ヽ ∠_」! |! ||
ヽ ヽ , ┐ ',' ,i !‖!|丶 _, .ィi| i || |! ||
,ム Y ! ',' i| !‖!| |!`ー‐ ' ´!. i l‖ | !! |! ||
/ 、 \j l ,',' :i! .|‖i !_」! { 」 | !! !l| |!i |i 他にも聖書の読んで聞かせるなどの形で、
ノ 、 \__」 ,. ',' ‖ !」 '´ i ア ヽ.|| i|! |!.| !i
ヾ、 丶__,〉 } ,',' ム │ | / \|l !!.| || 初等教育にも携わっておる
ヾ _丿 ,' i ' r'´ ! i │ / /! || ! ||
丶 ヽ | ! / | ト ヽ/ / | || |! !!
-
__ __
,,.-‐'''"´ ´ `、丶、
,-'´, ィ ,i i .i ヽ ヾ、丶、ヽ、 同時に徴税権も持っておった
./ / ,イ i! ||i ll ヽ ヽ丶.ヽ 丶
/ ノ ,/ /! ‖ |.l lヽ li. li ,i. l 農民は収入の10分の1を教会に納めねばならず、
/ ,イ! l l .l ,ハ. lヽヽヽ li li l i l
| .l .i ll i. l l_ l、 l ゝヾヽ」‐、l! ! .! li それ以外にも賦役、まぁ無償の労働奉仕じゃな
‐' l .l! l'´!_' ´` `ェ_ l l! l. l.l
l .K´,-ァテナ '"ヤ'ニソヽl .l l ヽ .i l.l 教会の土地を耕したりの肉体労働が決められておった
l l、!` `'''´ l lノ.i l l.l l
l l.lヾ、 _ 丿 ハ l. l .l.l.ト、 ⌒)
l l l l丶、 !、`丶 , イ!/ /l l. l l l.l.l 丶、 )
il! .l l l l ll丶--´ '´ .」フ' /l.l .l. 丶 l l.l.l 、_ノ
i|.l! l. l l,l ll ,iゝ、,-''"´ ./ / l.l .l 丶 l. l.l.l 国王が一元的に政治を行う時代ではなかったのじゃ
,i.l.l! l l .l! .l lノ!,r'´\ ./ / \、. ヽ、 丶l. l.l.l
i.l l! l l .l /ィ´//l、ヽ〉ソ / / ヽ、丶 ヽ、.l.l
i.l l! l lィ、 くィ´/l ll、ヽ/ / ./ ヽ, ヽ、l.l
// // / '. '. '. '. '. .| l
, ', ' ./ / / !ヘ '. '. '. '. '. | l じゃが、古代ローマ人にとっては
. / / ./ / /l !'. '. '. '. '. '. '. .| l
/ / ./ / l l l.l l. '. '. '. '. '. '. '. | l'. 政教分離は当たり前すぎる基本原則じゃ
,' /! /l l il l l l l. '. '. '. '. '. '. '. | l '.
,'./ l. ,' il l_il l l l l. '. '. '._'._'. '. '. ! ! '.
,'/ l__ ,' il l`l 「ト、_.! '.」/ヘ!´ヽ!__l_! .l ト、
il⌒lヽ⌒ l .l lン } それでいて、ユダヤなど宗教の強い地域では
il l iト.ヽ,_,,ン 'ミ;_ ,;ャ、! l. ! /
il l iL' `´ , `'''゙´ .l l .l/ 制限は付けながらも、ある程度の自治を認めておる
il l il iト、 __ // ,. l.l .l '.
il l il il'. \. ヽ( ヽ . / !l l '.
il l il il '. ,-r==、 ´ ,ィ´ ll .l'. 中央集権と地方分権を上手くミックスさせておった
il l il il // ヽヽヽ`¨´ヽ ! .l '.
il lT¨¨lトl,L.__ ヽヽヽヽ''"i .l l::7_
il l !三l.|ト,,マ トl ヽ/::::::/ .l l/
il/´>`l.|シュ-ス| /:::::::::/ /l l やる夫とやらない夫にはこの辺りの知識があるのじゃ
-
. -─────- .
, ',´ 丶、
/"/ , , , 、 \
/' / / // , ヽ ヽ ヽ
/ ' ,/ /〃 /イ .i| i ! |i i i ちなみに、王権強化や教会権力の排除を
/ ,イ 〃 //,' '"| || | ‖ i. || | i |
〃7 /' //..L ! ! !| ! |.! | || | | | 目指していた君主は中世にもいる
/ L./ !.._/ |! | `ト. !. |ヽ」」ム__」 || | | !
`' 爪 ト¬=ミ、 `ヾ ,.三 └.ル.」| | | |
二 i | ! |! ゝ_ソ ¬ ;¬ァ、|i ‖ | | 政教分離というより、教会を支配下に置こうとしたのが、
ィ i | ! || ' ゞ'ノ ' !! !) ! !
r:、 i│! fヽ. 、____ ,. || |! | | 歴代神聖ローマ皇帝の叙任権闘争やイタリア政策などじゃな
', '、 | | | | ! |丶 ` ' ´ ,.ィi├|| |! | i !
,ム `n /.│l | ! ! i 〉:ー‐ '"i|│|│|| ||i ! !. l まぁ、結果は芳しくなかったがの
/ ヽ、ヽ!. |! ! | !.| | | リ l|‖|│|| ||| | | |
(⌒ヽ / ノ .|‖ ! ! ィ'´ 丶 |│|| ||| | | |
,,″,′ ,7 i i ! l l i| i! ! i ヽ ヽ i 、 ‖ そして、王権の強化と多くの内政改革に成功したのが
,″〃 i| |! !i ! | l ! ! ト ト、 マ‖! ‖、
,' ,'|! l ! ‖ ||! l l ! l ' ヽヽ ヾヽ iリ | ‖ i ちょうどこの時代のフランス王フィリップ2世じゃ
,' ,'‖ ||i i|! |!i| !|i l. ヽ '、 ヾ 、 '、ヽ |!.!, |ト !
| ! ‖ i ! |‖ !|| lト ! ヽ ヽ. ム、ヽ‐-、 '!| ‖|! l
ヽi | l l | || ト|!、 llヽ i ヾ 、ヾ´ 丶\ヽ ヽ」| ‖i|! !
ヽ、! !、||!、」ャキ-ミ、 ! ヾヽ '´ ヽ> ュ─r= ッ'||! ‖||!ト,l 本編に関係ないから細かい話は省くが、
i`! | ヽ ∨ヾ / し′ j} / !i. ‖||!i !i
| ,ィ! i、ム_」 - ゝ にノ'´ ,′ .‖||!川 なにせ付いた綽名がアウグストゥスの
|レ‐ヤ |!ト / 、─────'───'─‐-
_, -─ 7 } ||!ヒ‐、 ` \ フランス語読みのオーギュストじゃ
丶、 l ! ||! ! 丶、ヽ ¬ニヲ \
丶、,′ ,'| ||! |i ヽ ′ \
_ / .,' | ||! |L > 、_, ´ ヘ
/ `丶 / ! !!'´ ) / ∧∨ヽ やる夫達にとっては目標であり手本じゃ
-
●
●
●
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \
.| ( ●)(● ) | あんな化物が目標とか、そんな野心ないない
.| (__人__) │
| `⌒ ´ | 手本にはしてるけどな
.| |
r、 r、ヽ /
ヽヾ 三 |:l1.ヽ / チンギス4だと能力値オール90台で、特技もほぼ全部持ってる奴だぞ
\>ヽ |` } > <
ヘ lノ `'ソ ヽ
/´ /,1 | |
\ ノ .| | |
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) 要するに、ただでさえ生活の苦しい開拓村の住民から
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ 更に税金を取り立てて、無償の肉体労働まで強いた上に、
. | }
. ヽ } 俺達のしようとすることに、口を挟んでくる
ヽ ノ
.> <
| | 只の【893】だろ、常識的に考えて
| |
こんな小さな村の戸籍なんか、俺でも管理できるっての
-
-r=y=y=y、、
/z〆..::::::::::{f勾::::::..ヽ
/x<..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/.f7.:::::刈ー'^ー'^ー'^ー'ヘーマ}:::ヽ
. / xリ::xFノ l l .l .l. l マヘ やらない夫って、やっぱり頭大丈夫?
/ {{l::/ノ .i .| ll | l| |! | ! | l| ハ
. / {{:/ノ l .l l l l || |l | | | l| ! llハ 私も信心深いほうじゃないけど、
/ ィリ{ l| 十 t .⊥l l| ハ.} , ィ 千 l l| .|
. /, .//|:}トヽlヘlr=tzぅミヽリ リj 斗 T7/ハ l、 大っぴらに公言したりはしないわよぅ
.、 .// 〈〈_}小ノハ ヾ弋ン` ゞ ' 〃イ リヘヽ
l:ト:. // 〈.{ /ハ、}.〉\__ ' u イ / l .l::|//
、 ヘ!:V./ ゞイ 1トム‐イ \ 、-.. _, // / l.l:}.1 ._
i;\ヽ;i〉./ _〃∠ノ1 / }| ノ1 ヽ − イ / / /千1!|Yチi;i;i;i卞z,,_
i;i;i;i;Y// //⊥ー |||_ノ´ } ヘ.:::::´:y:::ム/ / /ム!|:!||;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i≪_
i;i;i;i;i;{/ 〈〃::::::ヽゝン⌒ ,、 Y`ーt:::/イ〃/::::\トi;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;≪,
i;i;i;i;i/ ノ:::::::::::::::≧ x _, -、く \ヽ }|´__ //:::::::::::::\i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
i;i;i;/ /::::::::::::::::::::::::〈 \ 「 ヽ _ く. l ||:::::::::::::::::::::::::l;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
i;i/_ 、|__::::::::::::::::::::::ヽ__,. -< ヽー"' ||:::::::::::::::::::::::/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
l:t- 水ー::l:}::::::::::::::::::::ヽ \ ` _>--ハ才1::::::::::::::/i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
|:|/ィ|トヽ:l:l::::::::::::::::::::::::\ へ__> ヽ |::::::::::::/;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;i;
/ ̄ ̄\
/ ⌒ \ 神様は祈るものじゃなくて、利用するものだろう
| ミィ赱、i .i_r赱
. | ::::::⌒ (__人__) 神様を信じて得するときは、誰よりも信心深いぞ、俺は
. | トエエエイ
. ヽ `""´}
ヽ ノ
/ く
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ それで、さっきの話の続きになるわけだが、
| ( 一)(●)
| (__人__) 村が発展すれば、その内教会の方から勝手にやってくる
| `⌒´ノ
| ,.<))/´二⊃
ヽ / / '‐、ニ⊃ 俺としてはそれは避けたいから、先手を取って修道院を誘致しようと思っている
ヽ、l ´ヽ〉
,-/ __人〉 ウチはもう修道院があるから、教会はいりませんよ、ってスタンスを取りたい
/ ./. / \
| / / i \
|" / | > ) 修道院は、カトリックから認可は受けているし協調関係にはあるが、
ヽ/ とヽ /
| そ ノ 組織としては独立しているし、運営方針も会派ごとに異なっている
, | 修道院は土地を所有し、そこの収入で運営される
,,..イ |
l _,,,...イ´ | | 原則として農民から税金は取らない
ヽ、ヽ __,,..-t''"´:::::::::::| l |
| ヽ:::::::::::::ノ / .|
ヽ、  ̄ / | ここから先は会派で異なるが
` |
|
.:::::...`` ‐┴----_以ヘ‐-、 | 修道院の土地を自分で耕し、農民に教育を施すことを
:::::::::::::::::::::::::::::::::;/イ ´..:::::::::.ヽ、 .|
::::i;_;:_:::;_:::;, ィ'¨´::::::i:::;ソ :::::::..\ | 使命にする会派もあれば、
,r'-‐‐::'::::::::::::::::::::::::;y' .::::... `¨`' 、. |
:::::::::::::::::::::::;:/ ..:::::::::::::: ̄`ヾ、_ `'ー- .|
. ..:::::::::::::::::::;ィ'´ ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::...`丶、 .\_`マ 教会政治や貴族達に強いコネを持つ会派もある
.::::::: ;:__;斗>'´ ..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヾ
≧´ .....::::::::::::::::::::::::_;;;、ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
i:::::::::::::::::::::;ィ¨´:_:_:i'::::::`ゝ‐---ュ、;:::::::::::::::::::::::::::::::: 前者がシトー会で、後者はクリュニー会だな
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ 修道院を誘致するには、土地を寄進しなきゃならん
| ( ●)(●
| (__人__) それで、さっきの農地取り上げの話になる訳だ
. | ノ
| ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ 俺としては、猫の額程の農地を大事にするより、
(. \ / ./_ノ │
\ “ /___| | シトー会を呼んで、 村の労働人口と教育レベルを増加させたいだろ
. \/ ___ /
-
____
/ \
. / \ さっきはゴメンだお
. / /) ノ ' ヽ、 \
| / .イ '(ー) (ー) u| やらない夫の考えは、すごく理に適ってるお
. /,'才.ミ). (__人__) /
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
-‐,コf7{{辷fリノヘ,
/ __{仏:'/:`¨:^三≧,
/:7://:::::::_:_彡'^¨⌒丶
/ }:厶:/::∠}厂 \ \
/ ____」水くフノ^´ .′ 丶 . 、
/ /::/ 7::/∧:} /, //! . . } l i
/ \V介{:し:ノ |十-Li j/ } ハ|
/ // |:トf′ |i_」土z,\ ァィ/ / } 私も謝るわぁ
// // i |:| 丶 个i、 炒` '仞/}}j/
‐= _ / 〈/ l |:| `ト . \ 〉i{ {{ やる夫の言った通り、頼りになるわぁ
 ̄≧=-く 、 八l」 l八 `¨⌒、_ ,イ八}}=-‐
___,≧ニニニ≧x )\ // ヘ 个ヘL,_ /厶'′
二ニニニニニニニニニニ≧x彡'ヘ 「¨::7了f千{≦=―-
_厶三ニニニニニ>=≦ヘ乙1 |:::/r介ハi| トく,⌒´
_ -=ニ=‐ァ=ニニニニ/::::::::::::::::::\) l⌒レfじヘ |i:::::マ⌒ー ァ
ニ=-_厂/ニニニニ/ ::::::::::::::::::::::::::::ヽ, | 〈∧〉}八:::::\^´
// _,厶イ/ニ>'::::::::::::::::::::::::::::::::::::Vハ八/丁「/f刈〉::::::::〉
′_彡 7/八lト::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Vヘ, 〉/ /`辷八::::::/
〃 / j八::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉:::\ { { }}:::{
/ 介x:::::::::::::::::::::::::::::::;/:::::::::::::マハ_ } {じく\
: // 'ヘ:::__:::::::::::;厂:::::::::::::::::::::::\廴} ノ乂)) :.
i/ / 八//〃介tx:/^、:::::::::::::::::::::::::::::::::⌒iリ:::「´ li
| : { }/ ,:::{乂_)リハハx::::::::::::::::::::::::::::/仆i:ト 八,
|\ ト . { / /::////:/ }ハ〉:::::::::::::::::::::く乂ノリ八ハ/ \
| 丶 | \! /::〈/〈/:/ ,ノ::::::::::::::::::::::::::::::::{:{:::::::〉、 }
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ 待て待て、俺の話はまだ終りじゃない
| ( ●)(●)
. | (__人__) 修道院を建てるには、資金と資材がいる
| ` ⌒´ノ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ mm その辺の確保と周辺領主の友好化、人材の募集を同時に行う
/  ̄ ̄ ̄ つノ
| | ̄ ̄ ̄
/ ̄ ̄\ 資金や資材は、周辺領主から借金する
/ _ノ \
| ( 一)(●) 何でもいいから理由を付けて、借りれる以上に借りまくる
| (__人__)
| `⌒´ノ
| ,.<))/´二⊃
ヽ / / '‐、ニ⊃ 借金の返済には、やる夫の考えた羊毛や毛織物を
ヽ、l ´ヽ〉
,-/ __人〉 借金した領地に売って、その儲けを当てる
/ ./. / \
| / / i \
|" / | > )
ヽ/ とヽ / 貸した側からすれば、ウチを攻めれば借金が回収できなくなり、物も入って来なくなる
| そ ノ
少し頭の回る領主なら、まず攻めて来る事は無い
…というか、その余力があれば、他を攻めるだろうなw
-
/ ̄ ̄\
. / _ノ ヽ 別に、俺のオリジナルのアイデアじゃないぞ
| ( ⌒)(⌒)
. | (__人__) ローマの英雄ユリウス・カエサルが使った手だ
| ` ⌒´ノ
ン }
. /⌒ヽ、 _ノ
/ ノ \__ィ ´ 金無し、コネ無し、功績無しだったカエサルは、
/ / '|
( y | 当時ローマ1の金持ちだったクラッススから借金しまくって、
. \ \ |
\ィン、__)、 クラッススを、カエサルと心中するしかない状態に追い込んで味方に付け、
| ij ,ノ
. | ,イ / 三頭政治で元老院を黙らせた
| | /
|, | ,/
| | |
. |__|,___| このエピソードに倣っただけだ
. i,___),_`)
,, / (_ ,. -一,==− __,
〝 __,.... -一ゝ-__ミー<二二ニ -‐< ミ、
,,″  ̄¨¨ニ≠ イ⌒゙丶` ー-- 二ニニ==-一 ゛ \
ii / ,' _,..´__/, { `丶ー-` ー-ニ==‐-一ヽ \ 借金王に、俺はなる!!
ll ー=-一 フ/ ,ハ! \ヾミ ‐- `丶、 ヽハヽ \
ll V ハ ハ/礀 / ヽヽ \ `ミトミ_ー`丶、 `
゛、ヽ.ハ / ,! ! ヽ 、 \ ミヽ\`¨ニ `ー 、 ぃ
゛ヽハ / Xハ | 、 ヾ _,.-‐ ヽ ミヘ、丶、 ヽハ ヽ ハ ハ
゙ 、Xくミヘj| ,> 、__ \ミ-r',ニ、ヽ }ハゝ`乙TIニ ハ ヽハ ハ
゙ 、ヽヽ}ヘ! ′(.)`ヽ ′ー′ 冫 lレケ,ニヽハハハ ハ ! }!
ゞミ7^ヽ 、_,. } ー-‐く,, ,ルin〝ム ,.イ ノ ,,″
{ 「ヽ 〈 _ ー十1 〃、ツ_ノ フ彡 ノ 〟
`ヽ.〉 ,小ィ´___彡-〜ー一''
`ヽ ぐ¨_,.二  ̄` / ト!「
\ ,. |
`ーr一" |
_」i |i__
〃7ワ} ヾへ、
,、ィ彳/グ ノノハゞ>、
ユリウス・カエサル
-
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \ ポエニ戦争に勝った後、賠償金を分割払いにすることで、
(―)(― ) |
(__人__) | 支払期間の間の平和を確保していたの政策や、
(`⌒ ´ |
.l^l^ln |
.ヽ L ノ 国境付近の都市で行われる市や祭りをゲルマン人にも開放することで、
ゝ ノ ノ
/ / ヽ 国境を穏健化させていた帝政期の政策も、組み合わせているだろ
/ / |
, '´,
/ / , ' ハ
, ' / / / l |
. // / / ,' ,′l l| l ! l |
/〃 // ' / / l| l| l l | |
. /// //、 / '/ /!|l l! ハ l| { | まさに、愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ、ね
// l |l| | 「トl| l !| l l|_厶⊥L!_|`l l
〃 |l |ll ,ィ永 l l |l |jム=ミ/〃ノ|| l
{ 川lV| {リ| ソ f℃ `X リ| |
|l| ゙フ {じ' イ/ /l| |
l||!ヽ `iiT′/' ィ ′|
ノハ 、__ _彡1/ ,′ l
lヽ `  ̄ /,' / l
! ∧ 〈〈 ,′ ハ
// /ンー┬=≦三N ,′|
. // ∧ /j三三三| /l l
// / ∨/l三三三/ , / l| |
// / /∠三三三l // l| |
-
/ ̄ ̄\ ( ;;;;(
/ ._ノ ヽ、\) ;;;;) 次に、人材募集の方だが、
| (●)(●)/;;/
| (__人__)l;;,´| 修道院には、政治犯や政敵を閉じ込めておく為の、
| ./´ニト━・' .l
| .l _ニソ } 刑務所としての側面もある
/ヽ、_ノ /
__/ / ノ__
/ / / `ヽ.
/´ ./ ,. ヽ.
ト、_,/. |、 ヽ
| |/ /
,.:::''::´:: ̄::`:::.、
/:;: '´T 丁l `ヽ::}
/{:::/ l |l ト、 l Nトl iハ
ldb| l k_ィヽレ仁リl│ 銀ちゃんも何度も入れられそうになったわぁ
| ∧l l| ― ―ノイ
,l (l ぃ|| ,-┐||从| お父さまがKYだから、何とかなっていたようなものよぅ
l ヽ トゝ、ニ イト、ト、
|/≪T ,バ、:文:`Yラ、ゝ
N≠{〈:::::::〉:;i:::}:::〉≧
ヾ≦ハZi::ヘ;:::〈l:::|j≧
/:::::::ハ:::KXl:_:ト、
∠::::::::::::{ミk::〉Xl,ソ::::>
|:::::::::::`^^KXヽノ
-
__ ━┓
/ 〜\ ┏┛
/ ノ (●)\ ・
. | (./) ⌒)\
. | (__ノ ̄ \ ん?
\ |
\ / 水銀燈は良いところのお嬢さんなのか?
. \ ⊂ヽ∩
/´ (,_ \.
/ \. \
./ / |. \ソ
( y' .|
(ヽ三/) ))
__ ( i)))
/⌒ ⌒\ \
/( ●) (●)\ )
./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\ 伯爵令嬢様だお
| (⌒)|r┬-| |
,┌、-、!.~〈`ー´/ _/
| | | | __ヽ、 /
レレ'、ノ‐´  ̄〉 |
`ー---‐一' ̄
_
, ィャj--、 ´ ' ,
,.'ーセリ- 、 丶 ゙ . _
/ / , , \ ヽ ' 、 , _'´ --´丶 継承権は捨てたんだから、
,' ! ハヘ ! __', ヽ|_ ' ー - '´  ̄´ 丶ヽ
l ハ.j、_ ヘ.|ハトヘ {_/\'__, -――- 、 ´丶. _ , ' 今はもう、ただのやる夫の奥さんよぉ
丶/ハ. , ー‐ l', \二 丶-- 、 , , ‐;-
i |l ト ー__ イl '、 ヽ_ ,>x-‐ '´- 、_ ;' , -―- 、 __ . '
/ '; '、, -::」 」::、 \:_: : : : : : :丶 ̄ , '´
丶 ゝ、_.ゝzzz/::::::::'::::i―:‐:'´: : : : : : :´`'ー- 、 __
〈::/薔 /:::l::::::::::::::〉´'ー-、!: : : 丶-、: :、_: -‐ '´ ̄
/:l_/::::::::::ヽ:_:/_, -――丶、: :\´_
l::i:::::::::::::::::::/ ,l::::|::::::::::::; -―'´  ̄´___
l:X:::::::::::::イ::::::l::z:\:/_, -‐::'::´:::::::::::::::::::゙ー-、_
, --l::X::::::::::::::`ー:l:::|\::\::::::::::::::::::::::::::::; -‐ '¨´ ̄
,:'::::::::ハ::X::::::::::::::::::::::l:::|」j>、:: ̄´゙フ::::::/
/::::::::/::/l:::::::::::::::::::::::|:j_」__|_j>-イ:::/
-
, n / ̄ ̄\ .n
. / / j.´_ノ ヽ、u'l lヽ、
/,イ / (○)(○) .l i i i ちょっと待て
〈 .r {u (__人__) .i. } } 〉
', i. ', ` ⌒´ / /
.i l. ,' ./ 伯爵令嬢って、もしかしてシタラバのか?
. ヽ、_.イ、. 人 ノ
ヽ 〈_ノ ノ 水銀燈って、「あの」水銀燈なのか?
| ./
| . |
-
____
/⌒ ⌒\ お、やらない夫も知っていたのかお?
/( >) (<)\
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 美人で気立てのいい、やる夫の自慢の嫁さんだお
| /| | | | | |
\ (、`ー―'´, /
 ̄ ̄ ̄
, -―‐z=x=、- 、_
,__'´-‐: :'´: 乂三ツ:`−、ヽ、
/: :_; :-―――‐- : _: : : :ヽ.\
___/-‐'´ / ,r' l `ヽ: : : ヽヽ
|_/ / / / /! i\: : :iハ
_ 〈_/ / / l /l / /l | l ヽ: |i l やる夫にそんな事言われたら、
_, -'´/ ///| /l_i__l_|_ /! ,:' l l l lヽ「\
/ -‐'´ / l/:.l / ヽト、| ヽ / |l. / /lト、_ /! / /|l l〉 銀ちゃん、照れちゃうわぁ
/ /:.:.|:.:.:l' ト!ーt::i:ァ イ //_l, /メ. / | l:|/ヽ
, ' \-、 /:.:.:.:/ :, -- 、_ト、`  ̄` lイ' /イt::i:x./ {_」jヽ ヽ/
/___ ヽ: : :ヽ;:./_;'_ _ rxiヽ /  ̄´/ /i | ヽ/_, 今晩がんばっちゃうわよぅ♪
 ̄ `>: : :`ヽ: : :i/ f /:::i ヾ \ ヽー- , __/ ./ l| |_/´: : :<__ _
´: : ̄: : : : : : : : / i l…| ゞ!_テヽ、ニ´ _ .ィ:.:.下´ //____: : : : : : : :/´ ̄
 ̄´フ: : : : : : : / /! ー' └イ__」/l」‐ : ´: : :l:.:./ / ̄: : : : : i: : : : : :└:、_
, :'´_: : : : : : / l 、 .r‐'フ:.,ィ_」_ノz、: : : : :/j l /: : : : : : : : ヽ: : : : : : __ 丶
/´ /: : : : :_l i |: :、_/ /‐'_r/ト、_ ヽヽ: / / ,/: : : : : : : : : : :i: : : : : :ヽ  ̄
/: : : /: :L. ノ:ヽ|: // '´// l|! ヽl' //': : : : : -:-、 : : : : ヽ: : : :ト、\
/'´l7: :l : : : : : : : : : /| j| ! l |,「| il /'l: : : : : : : : : : : : 丶: : i/N:|  ̄',
/' lヘ|、: : : : : : : / i l ! lーi_r‐i」イ: : : : : : : : : : : : : : : / |丶 l
i | '、 ト、_: :_/ /ト、_/ヘ. | にソ|、|: : :_: :_:_: : : : : : : / ! | l !
丶 | ヽ! /イ_/ {_f┘_,ヘ__ r¬ノ1 |、l:、f: : : : : :`:ォ升r '´lリ| ,' .l | |
`| / /rし' r 〈 iツ┘ f 」_!} __'_ソ: /: : : : ://ト、!// j / l ! |
ー/ /!_「l__ツ込_入l 〔┐ |: /: : : : :L.l_| |l_| / / ! /
〔_ん ヽ l う ヽ 丶r1_ノ! l1: : : : : :/ | ! /'´ j /
/_カハヽ__r「 f九r┐ソl rしシ'|: : : : :/ || / '´
/ゝ、 し’ l l\ノヽ ヽ ヽ Ll |:、: : /-、 / l /
/〔_」ヽl l |と ー、 r イ__/l |: :ヽ!:_!:ー-、,______
ヽノ__カて r「了_r乙ソ´ヽ l i: :l : 〕-、: : : :l: :、: : : : : . . . `丶
_,. -‐ '´: / ーL.冖_ト 、 丶 l: :l : :ヽ:l|ヽ: : i: : 丶: : : : : : : : . `丶、
_, - '. : : : : /」/: : : : : : : : : :|: : ̄`下ヽ、_ノ: : : |」!: :ヽ: : : : : ヽ: : : : : : : : : `丶、
-
___
`"''-..,,
ヽ、
. '.,
|. '.,
| |l 、___ ', やる夫、今の自分の立場が
| || `',
| ||| .', どれだけヤバいか、分かってるのか?
| ||||7-――-、/
| ||||l {l|l} ){
| |||||≡≡='' |
.|.||||||||| | |.|| |
||、|||| | ||| .|
ヽ|| | ||| .|
,.、 } .||| .|
-‐''"´ `''‐┬''" .|
‐-u-――‐┘ |
ー―― l
ノ
_,,..-<
____
/ \ 水銀燈に、散々聞かされたお
/ ⌒ ⌒ \
/ -=・=- -=・=- \ だから、真っ先にやらない夫を呼んだんだお
| (__人__) |
\ |++++|」_キラッ/
`ー''´ l やる夫達は、苦労も困難も分かち合える「マブダチ」だお
-
_________
/ 'r r.r.r.i
/ | | | | |
/ u .ノ.ノ.ノノノ (ブラックだろ、ブラックに就職しちまっただろ…)
ハ_ノ ヽ、__ / /ノ
/ (●)(● ) .( l ヽー―ー-、
/ .(__人___) ム イ r ヽ
./ / ヽ`⌒´ | .l / 、 l
/ / 八_ 、__ /l | ,' l l
. / ,' ヽ| | ノ ハ l
/ .l ∧ | レ' ノ l
/ l ノ ヽ | | ノ }
∧ / ,〆 ヘ l , ' l
ヽ、_,ノ'´ ヘ .l / ノ
', | / ,'
ト、 ノ ノ
/;;;;r' ̄´ ` ̄ゝ、;;;;;;;;;;ハヽ
/ソ´ (ヘ;;;;;;;ハ)ハ
//´ / (ヘ;;;;;;;|) ハ ,, -''
レ' /| ヽヽ ヽ (ヘ;;;;|) ハ .,, - ´
/ / /│ |_\|__|__ (ヘ;|)) ハ ._ ,,-'' ´ _..:.-.:'' ちなみに、やらない夫に
l / l | | r'| | ハ ` ((!!)) | _ ,,, - ''' _ ..-:.:.'':.:..:.:..:.:.:
| | | 」-ト、ト、 | _x===| }.,,,,,, . - '''' _ ..-:.'':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.: もう退路は無いわよぅ
| レ|´| | | ヽ | rテ´ | / ...i ._ ..-.:'':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:
_| | | | |_==ヾ、 ∨ |/ / .i_,,..-:.'':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..::.:.:
〈l ̄〉ハハ \\x゙ , /// .l:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
ヾ_'-'∧. ヽ \\ _ ノ jノ ,イ /|.|:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.::.:.:
/||ゞ´∧ \_\ゝ /// |.,|:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:
//´|| 〉〉、_ ヽ ̄ヽ、 ._ _. /l_\_ ._|;」:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_:.:;;:.:.- '''
// ゙ |_| /\.<´-i'' 丶\ ∠ー^i `i ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_:.,,:.:.-丶''
/\ー─-、...,r-/ ̄ i l. ヾ ̄-−´ l l |:.:.:.:._:. - ''..| ;;;;;;;
____/___〉;;;;;;;;;;;;.l-=|,,-=ト-==|===| |,,」,,- '''.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;
__ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/.|,;,;,t,;,;,;,ト、;,;,;ト、;,;,;,;ネ ,,,, - ''' | /レ';;;;;;;;';;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ./ ! ! l \ 《 レ'/;;|;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
-
/ ̄ ̄\
/ _,.ノ ヽ、_
| ( ○) (○) (こいつは、俺も腹を括るしかないか…)
| U (___人__)
.| __ノ__
| _/ ___\ヽ_ (確かに、ここは現在の条件は悪いが、将来性はけして捨てたもんじゃない)
、 '-/____ヽ |
ノ 、 ._'-〈 、ヽ | (ドイツとイタリアを繋ぐルート上にあるから、商売で稼ぐというやる夫の考えにも合っている)
,´ ヽノ} |
/ { /
./ / / { (失敗したところで、元の放浪暮らしに戻るだけだ)
___
/ \
/ \
/ ノ ヽ、_ \ …やらない夫、さすがに怒ったかお?
| (● ) (● ). |
\ l^l^ln__人__) /
/ヽ L⌒ ´
ゝ ノ
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | u. (__人__) いや、腹を括っていただけだ
| ` ⌒´ノ
. | } 気にするな
. ヽ }
ヽ ノ お互い選べる立場じゃなかったし、一発逆転の賭けも悪くないだろ
i⌒\ ,__(‐- 、
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_) ただ、こういうだまし討ちは、今後無しにしてくれよ
. | l
-
, ' ヤz:. :. :. :. l!:. :.
,.' / , ヤz:: :: :. :l!:. :
, ,' , , i ヤz:: :: ::l!::
i ! l : : :l ! ヤz: :: l!::
! : |: : : :l!. . . : : : : | . . : | : : : : . l ヤz:: l!:: ごめんなさいね
. . l: : !: : : |'; : : : : : : : : : :l: : : : l; : : : : : :l . . .l : : . ヤz:l!::
. . . : : : :, : l:, : : l、; : : : : : : : l: i!: : : :l|: : : : : :/: : : l: : : . ヤツ厶 私のせいで…
. . : : : : : ト: lヽ: :l ヘ. : : : : : : l:/| : : / l: : : : :/: : : /: : l: : : : . .|:: :K::
; : : : : : : :lヽ!ツヘ:lx、ヽ /|'´l: ./‐-!: : /l. . ./!: : /: : : : : :l:: ::!:ヽ
ヘ. . :, : : : ', 弋:::;;i㍉.、 〃 j:./ z:ュl/二j.//. :/: : : : : :/|!:: {',::
ヽ. ト、: : ヘ 丶ー'、 ヽ' /' ´ i:::::;;;;;::_ト/./: : : : : /: l|:: ::!:';:
\\: : \ ,/ 丶 ::::ソ/! . : : : : ;.': :/}:: ::! :l
l: ーz ゝ 〈:. /. . : : / : /:〈:: ::l: :!
,. -i: : : :\ ' ,. '´. . . :,. :' : : : / : ト:: {: j:
_, -:. ':. :. !: : : : ; :\ 'ー-、 -=ニ´:__: ; -'. . : : : :/: : :l/::j:/::
:. :. :. :. :. l . : :l: : |:_、 ´ _ , -‐7: , . . : : :,':l : : {:: :!:i::
:. :. :. :. ::,' . .|!: :!:. :. ≧x:--‐_´≧´:: :/ ./ . . : : /: l : : l:: |:l}::
:. :. :: :: ::! . ll: :l:: :. :zヤ:,:-rx':: :: :: :: :/イ . : : /!: l!: : :ヘ::〉l::
:. :: :: :: :l |:'; |: zヤ l/::Lノヘ:: :: :/:: ::/ . . . . /: l: l|: : : : l :ト
:: :: :: :: :| !:ハ|zヤ /|::/ |:: l|:: :: :: : / . . . ./zャ‐- 、__,. --
:: :: :: :: :', !::fヤ z!:l/ j::/':. :. :/ . . ./´:: :: :: :: /:: :: :. :
:. :. :. :. :.ヘ. |fヤ zスソ/ /l:/:. :/ . . . : /:: :. :. :. :. :. ;':. :. :. :.
____
/ \
. / \ 水銀燈が謝る事じゃないお
. / /) ノ ' ヽ、 \
| / .イ '(ー) (ー) u| 黙ってたやる夫が悪いんだお
. /,'才.ミ). (__人__) /
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ 別にもう謝らなくていいし、気にしなくていいぞ
| ( ●)(●)
. | (__人__) 責任追及したところで、現状が変わる訳じゃないしな
| ` ⌒´ノ
. | } ぶっちゃけ時間の無駄だ
. ヽ }
ヽ ノ mm
/  ̄ ̄ ̄ つノ
| | ̄ ̄ ̄
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ⌒)(⌒) どうしても気になるっていうなら、嫁さんを世話してくれ
| (__人__)
| ` ⌒´ノ さっきから当てられっぱなしで、独り身には辛いだろ
,| }
/ ヽ }
く く ヽ ノ
\ `' く
ヽ、 |
| |
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ それで、さっきの話のに戻るが、修道院は政治犯や政敵を閉じ込めておく場所でもある
| ( ●)(●)
. | (__人__) しかも、ここは辺境で最前線だ
| ` ⌒´ノ
. | } そんなところに修道院があれば、自領の厄介者を押し込めたがる貴族はたくさんいる
. ヽ }
ヽ ノ
.> < そこで、修道院を作るから寄付をして貰えないかと、そこら中の貴族に打診する
| |
| | これが資金集めの方法だ、寄付だから借金じゃないのもポイントだ
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( 一)(●) そして俺達は、まんまと高等教育を受けた人材をゲットする、という寸法だ
| (__人__)
| `⌒´ノ まぁ、実際は性格に問題があったり、どうにもならない乱暴者だったりする場合も多いから、
| ,.<))/´二⊃
ヽ / / '‐、ニ⊃ 当てにし過ぎると痛い目に遭うかもしれんが…
ヽ、l ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / \
| / / i \
|" / | > ) 俺の考えは、こんなところだな
ヽ/ とヽ /
| そ ノ
-
率直に言うなあ、だがそれがいいw
-
/;;;;r' ̄´ ` ̄ゝ、;;;;;;;;;;ハヽ
/ソ´ (ヘ;;;;;;;ハ)ハ
//´ / (ヘ;;;;;;;|) ハ
レ' /| ヽヽ ヽ (ヘ;;;;|) ハ
/ / /│ |_\|__|__ (ヘ;|)) ハ
l / l | | r'| | ハ ` ((!!)) | 2人とも凄いじゃない
| | | 」-ト、ト、 | _x===| }((ト、ヽ |
| レ|´| | | ヽ | rテ´ | / ハヽ__」〉| 本当にどうにかなりそうだわ
_| | | | |_==ヾ、 ∨ |/ / {{ ̄ ̄||
〈l ̄〉ハハ \\x゙ , /// / llヾ〉 |||
ヾ_'-'∧. ヽ \\ _ ノ jノ ,イ /| ll |ヾ_ | /
/||ゞ´∧ \_\ゝ /// | {{| | | /;;;
//´|| 〉〉、_ ヽ ̄ヽ、 /イ‐,,/ ゙| | |∧/;;;;;;
// ゙ |_| /\\_|` - -、- < ̄;;;;;/l } /`│_;;;;;;;;;;;
/\ー─-、 / / ̄/| || |;;;;;;;|;;;;;;;;;;;//| |_/;;;;;;;;| ;;;;;;;
____/___〉;;;;;;;;;;;;>' / /l l/ || |;;;;;∧;;;;;;;;;/_ | /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;
__ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// /| /-ト─--' ̄\/ |ヽ;;;/ | /レ';;;;;;;;';;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/イ /;;;|/;;;;;;;;;;;;;;;/》/ \ 《 レ'/;;|;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
>;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;| |;;;;;;;;;十、/ヽ-へへへ/ ̄《/;;;/;;;;;;;/;;;;;;;;;;<´| ;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;/|´ 《ミY≡》) 《/;;;/;;;;;∠;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈 ̄ ̄
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/|;;;;;;;;;;;;レ/;;/;;;/ ゞ===゙´ 《/;;;;;レ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
;;;;;;;/|/ |;;;;∧__{;;;;|;;;;;/) 《/;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
// / ヽ/く;;;;;ヽ |;;;;|》 |/ / 《/;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
| / / ヽ;;;;;;;;;;;;;|》ヽ | / 《/;;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈
-
____
/⌒ ⌒\
/( ―) (―)\ 取らぬ狸の皮算用だお
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |++++| 」_ キラッ |
\ `ー''´ l /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ⌒)(⌒) やる夫の言うとおりだろ
| (__人__)
| ` ⌒´ノ それに、まだまだ塞いでいない穴もあるしな
,| }
/ ヽ }
く く ヽ ノ
\ `' く
ヽ、 |
| |
-
__,.ィ(rン
/7::::::メ⌒¬、、
/ / {:::イ /', ', ヽ
〃 / / 「rフ〉 ム、ト、 } } }
{ 、 // ノi」ヘΛ弋チト、}ムイ,' } まだ何か問題があるのかしら?
. ヽ` .,_ ,..-一 ´ / |:|:|ヘ._ゝ ィヌイ ノ
` ー- .,_ __ ミ圭圭ミュ、」:ト|、} ´< イ{
/一 ´ /ィ圭圭圭У::::::. 丶>ー<'i ハ \
{ ≦彡圭圭圭ミ/:::::::::::::::::.VfL j }/ } )
/ / 豸彡癶f::::::::::::::::::::::iイ77、 //
/ / , イ / 人:::::::へ::::::ィ~`{(ソ /´
_ / 彡圭{ i / ハ:::|::::::::|:::..ヽ、ノ〉
. ヽ、____/∠圭ミ八 {´ / }::|::::::::|:::::::::::ノ、
`一-´/ / )' i::|::::::::|::::::::/ヽ \
/ /| {:::>::|::::::::|:::::::{ \\
/ / \ /..::::/:::::::∧:::::::...、 )ノ
____
/ \ もちろん山積みだお
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ やる夫は最初に、人・物・金全てが足りないと言ったお
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/ 物は金である程度調達できるけど、人はそうはいかないんだお
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 | やらない夫が集めてくれる人は知識人階級、軍隊で言えば指揮官だお
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. | 兵士に当たる、労働者階級つまりは農民を集めないといけないんだお
-
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
. ( (● ) | 今の時代の農民は法で土地に縛られて、自由に移住できないからな
. (人__) |
r-ヽ | そこら辺は何か考えないと、いけないよな
(三) | |
> ノ /
/ / ヽ /
/ / へ> < 俺の案の方も、問題が残っている
|___ヽ \/ )
|\ /|
| \_/ |
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ 幾ら周辺の地方領主と友好関係を気付いても、
| ( ●)(●)
. | (__人__) オーストリア公やハンガリー王が国を挙げて攻めてきたら、どうにもならん
| ` ⌒´ノ
. | } 俺もやる夫も宮廷陰謀劇という名の外交の経験は無いから、予防も出来ないしな
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
-
_/:/l:.| /l | l l| l ヽ \
'´ ̄イ:ニ:イ l/_ヽト、l_ lヘ | l | ヽ
// j:| l l ヽ-ヽ`ヽ卜、 l j| ト l
/:l /:l l | 、_.二 _ 「 \l /イ/l l| l
.:/ /:/ l |  ̄ ̄ヾミ レ_⌒ヽ} l || はい、は〜い
,' l:::l ヽ l /// { =ミ //| | l
「´ l\ ', r - ._ / ,,,, /イ /レ' 銀ちゃん、そういうのなら分かるわぁ
/ | l \ ! ` 7 l/ //
ノ| l ! '、 / / イ:|
l ! ! \ ヽ. _/ 7¨´ | ハ::l
,l ! |_, - ≧ 、 _ _, イ l | L! /|
/ ! l | 〃 ̄ フ水ヘ\ | l l / }
ヽ l | ヽ\// l ヽ_〉:〉 l /! | / / __ - '´
 ̄\ハ l |、  ̄l:| l:ト-イl ! / l l/ /// ∠
Vヘ l \_ |:l l:|\_/ /_/ ̄\
} \! |:l l:| ∨ / \
/ ̄ ̄\
/ _ノ ヽ、_ \ 悪いが水銀燈には任せられん
.| ( ●)(● ) |
.| (__人__) │ 任せると、もっとヤバい人が出て来るフラグが立つ
| `⌒ ´ |
.| |
r、 r、ヽ /
ヽヾ 三 |:l1.ヽ / 水銀燈が政治的に活躍したら、伯爵夫人様が大人しくしてる訳が無い
\>ヽ |` } > <
ヘ lノ `'ソ ヽ
/´ /,1 | |
\ ノ .| | |
-
VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV
: : : : : : : l: : :ハ: :l |: : : l: : | |: l |: : : : ハ: : : : : }: :l: : : : : : :
: :l _ : : | : l |.:.l |: : : l: : | |: l | : : : l ! : : : /! ム斗:-: : :
: :|: : :.:≧ド.:|.、 |.:.l |: : 八: :| |: l |: : : リ | : ィ<}/ |: : : : : :
: :|: : : :/ | : j _ミト、∨:{ ヾ:. j:/ |: : :/ /: :/ / i|: : : : : : あんたが目立ってオーストリア派が
: :|: : : { γ´ `ヾヽヘ ヽ / ,':ル/x7:フ ̄ `ヾ:!: : : : : :
: :|: : : l./ ` <_ッ < ( _/イ イ レ マ i: : : : 息を吹き返したらどうするのよ
: :l: : : |{ ○ ○ l: :i: : : :
.:∧: :.:l /: :,: : : :
: : ∧: :', /: :/ : : : :
: : : ∧ ‘,`ー---‐=彡´ ゝミ=‐---‐/: :/ : : : : : 折角、喪女も病死も回避したんだから、
: : : : ∧ : . /: :/: : : : : /
: : : : : l \\ j 厶:イ: : : : /: : 空気呼んで辺境で大人しくしてなさい
: \: 八 ヾ:\ ` __ /: : :/.:/ : :
l: : : \: \ マー ------- 一  ̄ /: : :// :/ : : :
|: : : : : :ト : :\ ∨ヽ __ _ __,、 イ:_:彡 / :/ : : : :
|: : : : : :| \`ヾ └- ___ ニ=-‐ 彳 . イ : { : : : : : KYは旦那だけでいいのよ、旦那だけで
|: : : : : :| i: : \ -- ─一 イ:/ |: : l : : : : :
VVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVVV
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) …という訳で、助言はしてもらうけど、
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ 表に出るのは勘弁だろ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ mm
/  ̄ ̄ ̄ つノ
| | ̄ ̄ ̄
-
_____ ━┓
/ ― \ ┏┛
/ノ ( ●) \ ・ そうなると、外交の分かる人間が必要になるお?
. | ( ●) ⌒) |
. | (__ノ ̄ /
. | /
\_ ⊂ヽ∩\
/´ (,_ \.\
. | / \_ノ
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ そういう事だ
| ( 一)(●)
| (__人__)
| `⌒´ノ ついでに、軍事に詳しい人間も必要だ
| ,.<))/´二⊃
ヽ / / '‐、ニ⊃ 俺もやる夫も戦いの経験はあるが、軍隊を指揮した経験は無い
ヽ、l ´ヽ〉
,-/ __人〉 こっちから撃って出るのは論外だが、
/ ./. / \
| / / i \ 守るにしても、山と湿地ばかりの地形でどう戦えばいいのかも、よく分からん
|" / | > )
ヽ/ とヽ /
| そ ノ
-
, - ―- 、
> ´::::〔薔〕ミ 、 ` < ____
ノ)_ ´  ̄ ̄`ヽ:::::::::\ `ヽ , ィ´/////7
f"),´ \:::::::::', ∨//////,'
|rっ 丶:::::::} ∨/////
| i´ ヘ,-、 ∨///! 確かに、まだまだ問題が山積みね…
/{ ! ,'|/ /ノ リ ,| /∧', ∨/,|
,, ィ´:::::', ヽ. 八リヘ,'、___'_ },/ ヽ ^ノ ∨|
_, ニィ:::::::::::::::::::|ー' .!゙ , 弋ナ イ ,.イ \
/:::::::::::::::::::::::::::::::::l∨,∧ `_ ノ´ 彡,ィ \
,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::_ー' ーヽ._`_ . ィ / / { ', ト、 \
.{:::::::::::::::, ィ::::"´ ̄::::::::::::::_,ィ´::|、_ ノ/ ,'___ヽ ヽ. | ヽ. `ゝ ,イヾ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::リ:::::r'ソi ,' l::::::}`ヽ . ハ ヽ \ ////,` 、
 ̄ ̄ フ ー= > ´ __,レ'{リ レ| |::::/ \ \ ヽ! ',,, ヽ ,,, イ////////,\
/////r'/ . '´ i! l |;;/::::, ´::`:::ヽー -― "く __, ィ´/////////////,\
//////(´! / {! ハリノ::::::./::::::::::::::::|ヽ//////////////////////////ハ
ー― "7/////´ー、 ' i ´ヽ、::/::::::::::::::::::{ `ー 、//////////////////////,ハ
///////77ト、"-’てr´乙ノ`|:::::::::::`7::::::::::::::::,ゝ ,' ` 、///////////////////,ハ
/,////////ヽ`^、iノ,イ ´ ̄ {:::::::::::::ノ ヽ.:::::::::::::{ / \////////,//////////}
////////////,`/iヽ` ー ==ヘ:::::::く:::::::::}:::::::::::::∨ ∧ '.\,////////////////
{///,///'i//,i,"∨ ゙'^´::::ミ::::::::::::::::`゙メ、.:::::::',:::::::::::::::', / ) ヽ_ゝ \////////////,
|/// !,/ .|,イ } li:::::::::::::::::::::::::::.{ > 、}:::::::::::::::i.ル′./ノ`ソ .//////////////
|// レ′ /'l:::::::::::::::::::::::::::::_r'´ ー ,. {:::::::::::::::l /,/////////////,'
レ′ ,./ |:::::::::::::::::::::::{´ 广ヽ ´ |l::::::::::::::l Y´//////////////.´
// ,|:::::::::::::::::::::::l 、`Y ) '´ ',:::::::::::::::} |///////////,∧/{
,:∧/ |!::::::::::::::::::::::', )弋 `Y´ .!:::::::::ミ、| |///////////,' V|
,.'/ <´|:::::::::::::::::::::::ヽ Y 〕 人 |::::::::::::::::ヽ |/////////// ',!
/:/, ^ 、 `|:::::::::::::::::::::::::::ヘ ) てヽ_人::::::::::::::::::\ !//////// レ′
/:/く. > .|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`乙.' `ヽ::::::::::::::::::\ i///////,
-
____
/⌒ ⌒\
/( >) (<)\ そんなの当たり前だお
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| /| | | | | | 何にも無いところを1から開拓するんだお
\ (、`ー―'´, /
 ̄ ̄ ̄
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ―)(―) , 、 やる夫の言う通りだろ
.| (__人__) ふぅーッ ,´ ( ⌒ヽ )
| `-=━・ --==≡三三 ( ( ) ) ) それに、いきなり攻めて来る事もないだろ
.| ノ ヽ `ー ノノ
ヽ .,ノ )/´二⊃ ヽ_- ノ 常識的に考えて
> /"/ '‐、ニ⊃ キンッ
./⌒ヽ l ´ヽ〉〆ヽ
( ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ 怖いのは、修道院に政治犯を送って来て、その後すぐに消しに来る事だろ
.\ / / { /
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(● だから、複数の国から政治犯を受け入れて、
| (__人__)
. | ノ 下手に攻めて死人を出すとと、外交関係が滅茶苦茶になるようにしてやるだろ
| ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │
\ “ /___| | とりあえず、これでこの問題は後回しに出来る
. \/ ___ /
,,,_
∠てYフ大>、_
//イ⌒⌒ `丶
rくL/∠. / ヽ 丶
ゝ..水、j} i | ヽ i 、 ヽ
}71|¨´| l、 i i i i, |l l ト やっぱり、あなた達すごいわぁ
,j:| |:|丶. ト、|へト. l l 从リ,i i !
/|:| |:| . ヽ|弋j下ヽリ}ィテ}/.}ル 頭も切れるし、何より全然落ち込まないんだもの
/ ` "ヘ\\ , 彡ル |
/ /∧ ト_、 ー__‐'/ .{ |
、_/{ { /ムハ l >z<ム} レ
_> ̄  ̄ ̄/: : : ヘ Vく/7水{ソ j l、: :ヽ
> /: : : : : : :ヽヘ ´ |:|Vヘ/// ∨: :ヽ
<_/ .{: : : : : : : : : ヽY j」厂レハ {/!/: :ヽ
∠.. イ ィ/ゝ: : : : : :ノ: : : \ 〈Yフi}: }r//}: : /
レ1′ | | ヘ: : : :'、: : : : : :\、V ノノ: :'r':/
l | 、 トl、トヘ: : : :\:__: ィ-‐< ヘ__ノ´
'i ト ヽ ヽ: : : : :「 L ゝ フ {
゙ヽヽi 「 ̄ |  ̄{ ⌒ゝ コ ト 、
.イ: : : :> フ_ フ 、{┴く⌒ヽ
//: : : :/: : : : : :⌒<コエ>ェ、jェ7
/: :/: : : : :∧: : : : : : : : :厂 {ソ⌒ヽ:::::`ヽ
/: : : /: : : : /: :∧: : : : : : < 「ソ:::::::::::}:::::::::::}
/: : : :,: : : : /: : /: ヘ: : : : : : }jノ´::::::::::::/:::::::::::|
. /: : : : i: : :/: : イ: : : ヘ: : : : 〃::::::::::::::;イ:::::::::::::|
i: : : : : i:/: /ヘ|: : : : : \://:::::::::::::::/-l:::::::::::::|
-
____
/⌒ ⌒\
/( ―) (―)\ 落ち込んでても時間の無駄ですお
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |++++| 」_ キラッ |
\ `ー''´ l /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ⌒)(⌒)
| (__人__)
| ` ⌒´ノ 無駄なことはしない主義なだけだろ
,| }
/ ヽ }
く く ヽ ノ
\ `' く
ヽ、 |
| |
-
____
/\ /\
/( ●) (●)\ という訳で、これから3人で
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\
| |r┬-| | VIP村を発展させていくんだお
\ ` ー'´ /
_ - ―― 、
イ.::::::: -――-\
/ /.::::/ ヽ \
/ __〈::::ノ { { ヽ. } | :lハ 私も、がんばるから
/<_ 小、> | \ーヽ \ ノlノィノ |
/ </|_」 | f=ミヽ ィ7| / 何でも言いつけてね
./ | ヽ 、 || || レ'ィカ
./ 人 \_> r‐ ¬ィ''〔 ノノ
/ ≧==≧\ \ | /{ 7 く__つ
/ ∠三三三三>ー一'´:.:.:.:..\>┤
./ / ≧三三了.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,,、<\| |
/ / /三三三∧:.:.:.:.:.:.:>ヘ {磷}:l:.:.:.〉ノ
; / 厶ィ⌒ヾ三ニ>=イ:.:.:.:.ヽ |:|:.:.{
| / / }彡ヘシ}:.:.:.:.:.:.:.:.∨.:ト、:.:.\
| l | / _,,.∠斗―/-―:.:.:.:.:.:.:.:〈 \:.:.:}ヽ、
ヽ |/..:.:.:.:.:.:.:_ -‐'´.:.:/..:.:.:.:.:.:.:.∧ヘ ト-'_rく
/..:.:.:.:.:.:.:./..:.:.:.:.:.:.:.〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/><l:.l ヽく_r勹
ー――/..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧:.:.:.:.:.:.:/>く|:.:l ヽ礀
/..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ヽ:.:.:.:./\/|:.:.l | |
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) 俺は、この後すぐに周辺国を回ってくるだろ
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ 借金の申し込みやら、寄付のお願いやらしてくる
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
.> <
| |
| |
____
/ \ 了解だお、後で資金を渡すお
/ ⌒ ⌒ \
/ (⌒) (⌒) \
| :::::⌒(__人__)⌒::::: | 後、やらない夫は今日からVIP・デ・やらない夫だお
\ ` ⌒´ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ やる夫もニューソク・デ・やる夫になったんだお
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
-
/ ̄ ̄\
. / _ノ ヽ お、どっちもありがたいだろ
| ( ⌒)(⌒)
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ 外交はナメられたら終わりだから、
ン }
. /⌒ヽ、 _ノ 見た目ももそれなりの格好にしないといけないし、
/ ノ \__ィ ´
/ / '| 家名無しは正直きつかった
( y |
. \ \ |
\ィン、__)、
| ij ,ノ
. | ,イ /
| | /
|, | ,/
| | |
. |__|,___|
. i,___),_`)
(ヽ三/) ))
__ ( i)))
/⌒ ⌒\ \
/( ●) (●)\ ) ケチケチしてたら、人は付いて来ないんだお
./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\
| (⌒)|r┬-| |
,┌、-、!.~〈`ー´/ _/
| | | | __ヽ、 /
レレ'、ノ‐´  ̄〉 |
`ー---‐一' ̄
-
r_‐、_
_, -ー::L._.」‐-、` 、
/‐ '´ ̄ ̄ ̄`¨ヽ:::丶ヽ
/ , , \:::ヽヽ
r./ /|/', /l/ | i::::|| (財政管理は私がした方が良さそうね…)
L| / ',/ l/| !:厶l
/∨ ○ ○ / l下、_〕_
/ / i !__ト、
! ┌┐ 'イ / l
丶、._  ̄ ___/ / l
l/!  ̄r::t水ァ::j/ ',
/r――――i::::K ト、 ヽ
ムf」 「ヽ::i、 |\! \ |
__j」 家計簿 ヽ、|」_ヽ_ ヽ
r┐≧:|_____!::::::::::::::::/
l___!L.-i_i⌒!-」、|\::::::::ヽ _
└‐ '´  ̄ ̄
-
,ヘ
____ / / じゃあ、この辺で旗揚げの儀式をするんだお
/\ /\ / /
/( ⌒) (⌒)\/ /
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\ /
| |r┬-| | 遥か東方の昔の英雄は、義兄弟2人と一緒に
\ ` ー'´ /
/ \ 生まれた日は違っても、死ぬ時は一緒と誓って、
/ \
/ /\ ヽ ムシロ織りから皇帝まで出世したんだお
/ \ ノ
U ヽ ノ
__
―く`亡7ア
/ / イ ̄ ̄ ̄`ー-、
/ // / / i \
′ ′\ / / | | \ヽ
| l| | / レハ| |l | ト、 l |
| || |x≧ミ、| /ナ+メ,| | | | 面白そうなお話ね
| |八 | ヒソ " l/ ィ==x'|│| |
| | \\~ , / | | | 私達もやってみましょうか
| | | | ̄ 、 __ ∠/ |ノ |
| | | |'ヽ . イノ|| | |
. || | |ノ___≧ー≦ i/ /|| ||
,―| | |::≪[=}≫L/ 厶l| |、|
. /:: | | ト-/∧ヽノ/ /::: | |:::\
/:::::: n:::| 八 | 〈/ レ厶イ::::: | |::: ::\
. ト、::: ::| |::| | ̄>rf乞ミ-、|}〉:::: | |:::/:: 〉
〉:::}::::rヘ_ト| | ):::ヾこン:::(|}〉:::: | |/:::: 厶
/:: 厂>'´ ̄广ー―ヘー―┴ァ-┴ヽ::: \
〈:: /:::::| { | |-r―<:::::: 〉
-
____
/\ /\
/( ●) (●)\ 我ら3人…
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\
| |r┬-| |
\ ` ー'´ /
, -‐'ー - 、 「`'^〉
/::::《@》:::::::::f^Y⌒7⌒ヽ
/^⌒^⌒^⌒^ヽト〜7⌒)イ
∠ | /{ 〃ハ トヘんイ_ノ 生まれた時は違えども…
{| l| ム_ハ、 ∠\}メ∨{ / ∧
∧ |lイ fj` ´f厂ノ「`ーヘ ヽ
イ三≧|:lヽゝ'´ _ ´´∠ノ|:::::::|::|≦三二
/|:| /::ゝ、 {r-) / r‐く:::: /|::| \
イ |:|ハ:::::::/l:><:::| |:::::::::::: 〉|::| ト
l ノ八`フ:::ヒ@入|::r ┬′|::| ヽノ
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ー)(ー) 童貞を捨てる時は、同じと誓わん
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ
. | nl^l^l
. ヽ | ノ
ヽ ヽ く
/ ヽ \
-
___
/ \
,---、 \, 三_ノ \―、
.l l (●) (●) \ | 台無し過ぎるおー
| | (__人__) | |
.| | |!!il|!|!l| / /
ゝ |ェェェェ| ノ
\ /
/ |
/ |
! ! / / ! l l l ! ! l い
! .! /! ハ ! ! l ! l ! | l
!l|ヽ、 !i l l l l l l .! l、 l! l l l
!l ヽ `トl、l l l i:、 l ./! /! .,ム!カ l ! l l 女の私に向かって童貞って何よ
トL_\{| ヾト 、ヽい l / l/-!7´_lム! / /! l/
l. ヽ`卞. 〒‐k l/|/ ッr‐ヤ´!,/! ,.ィ' / l ,!ヽ
ヽ O、ゞ-‐'′ ゞ匕o/ //l/ ,l/ l
ヽ.〉 zz ̄ /ィ´/l l
\. ヽ、 ' , -=チ'´ l /| ,l/::ヽ.
l\_..> ,.く二ニ=ア / レ:::´::レ:´::::::;::l
.l: :ヾ、、 ( /,.. く:l !::-‐::´::::::/::::|/:/
l: : : : :`、‐-===.´:´lYl: : l l !:::::::::::::::::::::::/|::: ̄::>
l: : : : : : :,.フく_: : : ;K>!: :l l l:ヽ::::::::::_:::::::-‐<
.l-i、: : :///l7lヽV/'´>l: : l | ll l: : l: ̄::::::: ̄:::_:::::::::`ヽ
l l_ーヽ{::l:l/∧l:lヽl {r!: : l ! !l l: :.l::_:_::_;:-<`ヽ.ヽ:::::::::::ヽ
:ヽ ヽヽ,.=l〈,-T「´r/V: : : : ! ! !l /:::::::/`ヽ._ ` ` }< ̄
: : ヽ ヽレ=-l/@l:l7=y´: : : : :l !: ;イ ` ‐L_y l::::::ヽ
: : : :\ ヽ:::::'::==-.:´: : : : : : :! /:´/-、 / /  ̄
-
._ _ _
..(ヽl_l_ll_l,l
ヽ r
│ |
|/ ̄ ̄\
/ \ ノ
| ( ●)(●) だから、さっきからこっちは当てられっぱなしなんだろ
.| ノ( (__人__)
| ⌒ ` ⌒´ノ
.| }
.ヽ }
ヽ ノ
l/ く
| |
| |
+ ____ +
+ /⌒ ⌒\ + 新婚ホヤホヤのカップルと一緒に働くだけの
//・\ ./・\\
+ /::::::⌒(__人__)⌒:::::\ + 簡単なお仕事ですおw
| トェェェイ |
+ \ `ー'´ / +
_|\∧∧∧MMMM∧∧∧/|_
> <
/ ─ / /_ ──┐ヽ| |ヽ ム ヒ | |
\/ ─ / / ̄ / / | ̄| ̄ 月 ヒ | |
ノ\ __ノ _ノ \. / | ノ \ ノ L_い o o
/ ̄ ̄\
/ \ さっさと旅支度するだろ、精神衛生的に考えて
|:::::: |
. |::::::::::: |
|:::::::::::::: | ....,:::´, .
. |:::::::::::::: } ....:::,, ..
. ヽ:::::::::::::: } ,):::::::ノ .
ヽ:::::::::: ノ (:::::ソ: .
/:::::::::::: く ,ふ´..
-―――――|:::::::::::::::: \ -―,――ノ::ノ――
|:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´
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┌───────────────┐
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└─────┘
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└───┘
┌─┐
└─┘
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こうしてやる夫の領主生活が始まったのであった…
-
□
┌─┐
└─┘
┌───┐
└───┘
┌─────┐
┌─┼─────┼─┐
│ └─────┘ │
┌──┼─────────┼──┐
│ └─────────┘ │
│ │
└───────────────┘
-
/ ̄ ̄ ̄ \ ホジホジ
/ ― ― \
/ (●) (●) \ 内政回にしたら、説明台詞で
| (__人__) |
\ mj |⌒´ / 文章量が洒落にならなかったですお
〈__ノ
ノ ノ
,.:::''::´:: ̄::`:::.、
/:;: '´T 丁l `ヽ::}
/{:::/ l |l ト、 l Nトl iハ
ldb| l k_ィヽレ仁リl│ 銀ちゃん、「すごーい、すごーい」ばっかりだったわぁ
| ∧l l| ― ―ノイ
,l (l ぃ|| ,-┐||从|
l ヽ トゝ、ニ イト、ト、 やる夫が凄いのは嬉しいけど、
|/≪T ,バ、:文:`Yラ、ゝ
N≠{〈:::::::〉:;i:::}:::〉≧ もっとイチャイチャしたかったのに…
ヾ≦ハZi::ヘ;:::〈l:::|j≧
/:::::::ハ:::KXl:_:ト、
∠::::::::::::{ミk::〉Xl,ソ::::>
|:::::::::::`^^KXヽノ …というか、結婚式のシーンを全面カットされたわぁ
-
____
/ \
. / _ノ ヽ、_\ そこで、水銀燈の為にちょっと作ってみたんですお
/ (● ) (● ) \
| //////(__人__)/// | 初めて作ったから、上手く出来たか分からないけど
\ /
/ \ 食べてみて欲しいんですお
| ,― 、,―、 |
\  ̄ ̄ (⌒⌒)  ̄ /
 ̄ ̄\\//
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ヽ l
, ソ/ l ハレ´イ{ { |{. | | ハ
//:/ ノj `´i |`ヽト 、 |:ヽ. } , リ |!
ハ:{/イ: { 小7テミト、 {ヽ!: / / / l l 何かしらぁ?
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { '赳ハ\ }:/_オメリ イ/
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\` /ィ亙フ'´//′ 白くてふわふわして雪みたいだわぁ
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! ,! 7´ | /
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 ` ー イ.: j| /{ ノ′ 何だか良い香りもするわぁ
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::>ー<l!:..:.|:. リ‐//レ
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
-
____
/ ⌒ ^\
/ ( ●) (●) 蜂蜜をかけて食べるんですお
/ ::::::⌒(_人__)⌒ヽ
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ', ヽ ',
, ソ/ l ハレ´イ{ { { | ', ハ ',
//:/ ノj `´i |ムト、ト、 | } リ i !
ハ:{/イ: { 乂yニミ、ヽ ノ メ ノ/ } !
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { ´ ̄¨` `}イ,ィミxイ / ノ/
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\`' ´ ¨// ./ どれどれ………(パクッ
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! 、_ __′"/´ | / )
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 イ.: j| /{ ノ′
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::::>ー<l!:.:.|:. リ‐//レ
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
/´ /イj/イ'/.::.::_.::.::.::.::.::.::.::.::.`トi`j:|__ヽ\ノ人::.::.::∠´
/' イ/ // ノ/:.‐..´...::.......ー ::.::.::.::.::.::.:K/:ハ.「jフス::.:.`:くヽ
/// /イ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.{_j jァzく::.::..::..`ヽ、
-
゚ | ・ | .+o | ・+ ,zタイ i ´`ー、_ヽ o。 | *。 |i |o + *
*o ゚ |+ | ・゚ .|+ , -,r'´ / / l i l ド l_ , -、 o |* | ・ + o
o○+ │. |i O 水// i /l ,/ _/_/l / ヽ‐z‐'- 、_ ゚| o ○。 *o
・+ ・. | + / /イ l lヘハ,_ /l/レ'イ__レ,i トイ .・|*゚ + | ゚ +
゚ |i | + | l ! l lj '´ゝ '゙ ―…' / , li \ ・゚ |! + .│ ・+
o○ |! ゚o *゚ Vヘ ! __,. -' , ∠. イ l '、 + | * , ゚.| | | ・゚ あっま〜〜〜い!!!
。*゚ l ・ ゚ | * ・. | ヽト, _, - ァ l l 丶 , * |o ゚。・ ゚ | *゚
*o゚ |! + | 。 /ヽ ト、  ̄‐ /| l ヽ + + ゚ *+| │
。 | ・ o ゚l ゚+ / \l ゝ 、 ./ ,l l ヽ *゚ +゚ ||
|o |・゚ │゚ / , / / >‐-z::ニシヘ./ // ;:-‐'´:. :ヽ. o.+ | ・ 甘くて酸っぱくて
* ゚ l| +.*│+ // / /:\ / l 〈二f:.ハ:. :. / , / /:. :. :. :. :. :. :.\ ○ |o゚
|l + ゚o *゚|。 lイ l /, -‐-ス、,' /:. :/ ',:./'´>xャ‐:.':. :. :. :. :. :. :. :. : . :.>、:_ ふわふわが口の中で解けて
o○ | o+.│. |:l l/:. :. :. :. :. :.ヤく:. :./- ‐|:./´〈l:. :. :. :. :. :. :. :. :, -:. ´:. :. :. :./
....... ,,,, , _, -‐'ヽ !:. :. :. :. :. :.kj ´__ _ /ト、:. :. :. :. :. :./:. :. :. :. :. :. :/ 香りもとってもいいわぁ
, -,:.'´‐ァ'´: : : l:. :. :. :.、ヾ:. :., -、:. :. ソ イ´_,_.j iー、/ _l 丶、:.,、:. :. :. :. :. :. :. :/ +゚
≦:.-‐: : : ',:. :. :. :. /,父.__ Y´ i fヘハソ , -‐ '´ {, -,、_ ソ丶、:. :. :. / O。
* ゝ-‐/-‐'´ゝ:. :. /ーイ ´`'ー 、 ゞ='"/, ノ‐- ん-、_ ` ーャヘ丶_ *
│ / r‐-,z:/ ,ノ 、 \// {___ ノ __` L.´`ー-、\
/ r‐_-/´,/ ノ{, -‐ 、 、 \.と.// .ィ , -‐'´ /_ }__ r'ー- ヽ:.
, ' __/j -' ノ う ヽ. ヾ'i 、 ヽ(/// /_ l | '-t‐ |:.
-':.´:. :. ,-' f ', イ'、 \ヾャx'ー'¨´ f/ノ:.r' /---- f―-- /-‐ /:.
:. :. :. :./ -{ ーソ | /:ト':.:.:.ヽ,f:.´:. :. :.! f´'ー- }ー- / ´ /:. :.
_|\∧∧∧MMMMMMMMMMM∧∧∧/|_
> <
> -‐ | TT 厶 土土 ヽ| |ヽ ム ヒ | | <
> ツ .! 四 .儿 | ,イ .! | ̄| ̄ 月 ヒ | | <
> 子 |_」 !_」 夂 l__丕__l / | ノ \ ノ L_い o o <
-
___
/ \
/ \ 山羊の乳で作ったヨーグルトですお
/ ⌒ ⌒ \
| /// (__人__) /// | 山羊の乳は独特の香りがあるんですお
. (⌒) (⌒)
./ i\ /i ヽ
_/:/l:.| /l | l l| l ヽ \
'´ ̄イ:ニ:イ l/_ヽト、l_ lヘ | l | ヽ
// j:| l l ヽ-ヽ`ヽ卜、 l j| ト l
/:l /:l l | 、_.二 _ 「 \l /イ/l l| l
.:/ /:/ l |  ̄ ̄ヾミ レ_⌒ヽ} l ||
,' l:::l ヽ l /// { =ミ //| | l やる夫、大手柄よぉ
「´ l\ ', r - ._ / ,,,, /イ /レ'
/ | l \ ! ` 7 l/ // 爵位なんかより全然素敵よぉ
ノ| l ! '、 / / イ:|
l ! ! \ ヽ. _/ 7¨´ | ハ::l
,l ! |_, - ≧ 、 _ _, イ l | L! /|
/ ! l | 〃 ̄ フ水ヘ\ | l l / }
ヽ l | ヽ\// l ヽ_〉:〉 l /! | / / __ - '´
 ̄\ハ l |、  ̄l:| l:ト-イl ! / l l/ /// ∠
Vヘ l \_ |:l l:|\_/ /_/ ̄\
} \! |:l l:| ∨ / \
-
____
/⌒ ⌒\
/( >) (<)\ ブルガリアの特産品ですお
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| /| | | | | |
\ (、`ー―'´, /
 ̄ ̄ ̄
-
、 , -─‐ 、 よろしい、ならば戦争だ
\、 ト、 / / ヽ\ \
-====─=z、 ヾ\ |liハ _,/ / lハ } ハ } ヽ 速やかにブルガリアを征服せよ
 ̄ ヾ三≧、 \ヘ ハl!|| 《ハl {_」L从、/レrォァ} l
x==≦三三圭三=- __\三ミ、 ヾミミハ Yハ 代芝 ,  ̄/ 人
_ ∠三三三三三三三三三三三三≠=-三Z\ハミミヘく 人 ヽ_, ー _‐ ノイl |l ヽ ___, ___,ノ
ィ≦彡 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄_____,\ミミミゝ、l `ト、 .ィ´ 八 `、 ノィ ィ≦三ラ´ ̄_ ィ≦三> ´__
, ´ ィ≦三三三三三三三三三三三三三、三ヲ/:::::::ヾ '、エニ丁| l / i ゝ彡彳三三≠宀  ̄ -=≠= 二二 __
,ィ≦三三三三三三三三三三三三三三三三\/:::::::::::::::\{:::∧::::j//-彡三三三≧===───≦三三三三三三三
ィ≦三三三三三三三三三三三三三三__三三三fゝ\:::::::::::、:::トY┬'ト{、 ̄`ヽ三三三三三三三三三三三三三三三三三
三三三|\、三三三三/三三三三≠´三三三三三三\ ハ:::::::::::Y::::ヾ、㍊{::、:::::::\三三三三三三三圭≠==,三三三三三
三三三| ヽ` ー <三三三三/三三三三三≠三三三ヘヽ乙㍉ヽ::::::Y }j::::ヽ::::::::::〉三三三三三二\`丶、三二 `ヾ三
≧ヲ"´′: : ヘ : : : : : : .`. <ZL三三三三/フ´三三ィ三γfヘト、ヽ夂:::::::::∨::::::j::::、/三三\三三三三ニ\ \三三三≧ \
,′: : : :.ヘ : : : : : : : : : : : :`: .ー──≠==-── '´二辷{lー'}ノハ、:::::::::::ノ:::::::lミミト、三}ゝ、三二ト、 三≧ \三三三三
l . : : : : :ヘ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :, :<//:ハヘノ匕(::j::::::::::|ヽ::::::'、ハ ハヽト、 ハ\\ `丶、三ヘ\三三三
」 : : : : : : :ヘ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :./: : >´ /::::::::ト、厂:Y:::::::::::::{ ',:::::::ヽ/ } X} ` \  ̄ ̄\\三三
1. : : : : : : : : ヘ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/-‐ ´::::. :/::ヽ、:::レト、:,l:::::__::::::\l:::::::::::l、 レ' レ \ `丶三
| . : : : : : : : : :.ヘ: : : : : : : : : : : : : : : :,<::::::::::::::::: : :/::::::::::}:::::::|lリ:/ト、ヽ:::::::ヽ::::::/ ヽ
l : : : : : : : : : : : :ヘ : : : : : : : : : : :<::::::::::::::::::::::: /:::::::::::::ヽ/ヾ:::::::|ヽVヽ::::∧:::l Y`ヽ
.' .: : : : : : : : : : : : : ヽ、 : : :, <::::::::::::::::::::::::::::::: :, ′::::::::::/:::::::::::::::::|/ヽ`'.::::::ヽ|/ 、〉、
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! . : : : : : : : : : : : : , < 、 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : /:::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::}>く〈 j:::::::::::::ヽ、_Lノ:二ー-.._
: : : : : : : : : : : :<::::::::::::ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::: :/:::::::::〈::::::::::::::::、:::::::::::::::|/ 〉 V/!:::::::::::::::::〉ヽ:::::::`丶、:: ̄`ヽ
| : : : : : : , <::::::::::::::::::::::::::ヘ:::::::::::::::::::::::::::::: :/:::::::::::::::ヽ:::::::::::/ヽ、::::::::!>ー ノヽl:::::::::::/レ l}}l:::::::::::::::::::\::::::::::\
| : : ,. <::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ:::::::::::::::::::::::::: :/::::::::::::::::::::::\::/ } \__」´ ̄ヽ、」::::,.ィ´:::::::::ヾj:::::::::::::::::::::::::\:::::::::\
レ :´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ヘ:::::::::::::::::::::: :/::\::::::::::::::::::::::::l / ヽ、 レ }:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::\
-
>…ちょ、水銀燈待つお、それはマズいおぉぉぉ
>ヨーグルト、もっともっとぉ〜
>やる夫が作るから、待っててくださいだお〜
●
●
●
おしまい
-
おつかれ〜
-
乙津
-
乙でした
本編の間に解説が入ると正直ストーリーに集中できないから改善していただけると嬉しいです
具体的にはエヴァさまをやらない夫の妻にしてレギュラーに昇格して解説キャラにするとか(提案)
-
以上になります
尚、ヨーグルトは紀元前にブルガリアで発明され、ヨーロッパ中に広まったので、
水銀燈が食べたことが無いというのは、どう考えてもおかしいですが、
そこは深くツッコまない方向でお願いします
-
乙でした。やらない夫がいい奴で、出張っていても嫌味が無くてイイ!!
最初にやる夫と銀ちゃんを夫婦にして、それからやらない夫を出す構成はナイスでした
願わくば、やらない夫に銀ちゃんに勝るとも劣らぬ嫁さんをw
-
>本編の間に解説が入ると正直ストーリーに集中できないから改善していただけると嬉しいです
>具体的にはエヴァさまをやらない夫の妻にしてレギュラーに昇格して解説キャラにするとか(提案)
なるほど
やらない夫自体が相当に解説担当なので、エヴァと両方はクドいですしね
なにか考えてみますね
-
ちなみに、ネタバレ的なことを書くと
先には2話のアイデアがあって、そのための舞台装置を作る為に1話を考えたのだったりします
…何が言いたいかというと、3話のネタが全く未定ということです
よって次回予告とか無理w
-
それでは、読んでくれた皆様ありがとうございました
-
乙!
-
>194
「類」が及ばない→累
>225
起伏の激しい銀ちゃんにジャンクマンAAはムリがある過ぐるだろう、ダブルフェイス的に考えてww
乙乙
-
おつ
-
おつかれ〜
ローマの技術の衰退は、慣例期に入ったことから食料の生産率が激減したこと。
民族大移動&同化による治安の悪化、生産率の激減から余剰生産物がなくなり交易網が遮断されてしまったこと。
ゲルマン民族が当時の言語であるラテン語や国際語であるギリシャ語の読み書きが出来なかったため、本や技術書が散逸とか色々と複合したものだね
-
起伏の激しい銀ちゃんにジャンクマンAAはムリがある過ぐる>だがそれが良い!
-
ない夫の歴史から学んで生かす姿勢は好感が持てると同時に頼りになる男と思わせるものがありますね。
なんというか、危うさが少ないというか心強いというか。
やる銀のコンビにはぴったりの仲間だと思いました。
欧州の全盛期はローマ、異存は認めないww
-
てっきりCrusader Kings2のやる夫かと思た
-
乙
面白かったよ
-
乙
まとめから来ました
途中で解説が入ることについては自分はとくにクドいと思ったりはしませんでした
まあこれは人それぞれだしな
-
銀ちゃんわっふる 乙
-
同じく、くどくは感じませんでした。テキストの量と内容が多くていきなり話が多方面だけど、
たまには趣味で脳味噌使うのも悪くないかなって思います。しかし三人ともおつむの出来がいいなぁ。
次回楽しみにしてます。
-
あけおめことよろ
-
あけおめー
中世の新年ってどんな感じなんやろ
-
続きはまだか・・・
-
生存報告があるなら、それはとってもうれCなって
-
ご無沙汰しております、作者です
去年の年末から体調を崩して、寝込んでおりました
一時は自力では歩けない状態でしたが、現在はある程度回復しております
ただ、ずっと寝たきりだったので、栄養失調で視力が多少おかしく、まだ通院中です
第3話は、体調を崩す前に書いた3割程しか、出来ておりません
読んでくれていた方、まとめサイト様にはご迷惑をおかけ致しましたこと、
お詫び申し上げます
一応4話までは荒筋を考えてありますが、書き始めるのはもう少し掛かりそうです
重ねてお詫び申し上げます
-
了解
お大事に〜
-
お大事にー
-
お大事に
-
おk、まづは身体を直して〜
-
うおお〜そいつは大変だ〜。
お大事に。元気になるのを楽しみに待ってるぜー。
-
生存報告キター
お大事にー
-
リハビリに3話の前に番外編を1本書いたので、
週末にでもアップします
-
わーい
-
わっほーい
-
わっしょーい
-
wktk
-
WooWahhoi!
-
では、そろそろアップしますね
前もって書いたように今回は番外編です
-
____
/⌒ ⌒\
/( ●) (●)\ 今回は第3話ではなく、番外編なんだお
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
,. -ー' 二二二 ー- 、
//: ̄__:::::::::::::::: ̄`:::ヽ 番外編というよりは、作者のリハビリね
/〃'::::::/´ノ〉):_ノ_ノ::::::::::::::::::\
//´::::::__,ィ:ゝ-':__,:::-──- 、::::::::::ヽ
/゙::::::::::/ ̄ ̄\ ヽ\ ヽ \::::::::ハ__
!:::::::/ i ヽ ', ヽ \ ヽ>,仁》 しばらく、お話を作ってなかったから
_ |::::ハ ', i } ! ! ',<ノ||\
《ニハ_ゞ、 \ \ ! || | |__ || l | \> すっかり勘が鈍っているみたいなの
ソ|| \\ \ \ | .从,ィ匕Lィ|| | | 〈´
| '、 \\,>≧ゝ, |/ /,ィヌニミ、|i | l |
ハ \ `卞代ツミ ヾ′ ''' / // ト、 , --─.::´
.`ヽ、 〈/|:} ヽ,\ \`¨´ 、 / // / l ヽ /::::/::: ̄
/:::;:ィ:::::\ //| |\\, __> - ´ イ!// / ! ∨:::::::::':──-:::、
. .. ::/::::ハ::::∨ム'〉 「`:::ゝ,\_ ≧ュ,fヽ_ .ィ─ヘ,ィ l |l /::::__::::\::: ̄`ヽ
. .. .:. :::://__;/:::::| |::::::::::ヘ !:::::::l |::::ハ;:::::_:::::ヽl l| 〈::::::::::\:::::\::::ヽ
. ::/;::///::::::::::: ! / :::::::::::::} |::::::::l !/ ∨ }/::::/ / ハ`ゞ 、::::\\:::::ヾ
∨/!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::| |::::ノ| ト-ーく /_」:::/ / /::::ヽ:::ヽ\:::ヽ \
//|:::::::::::::::レ ::::::::::::::::::| |::_〉 } ─ー、ヾ才/} /:::::::::::\:\\〉\
,// /ヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::! /:::〉ヘ!  ̄\ヽ)=::、/ /::::::::::::::::::::::::::\ `
.// // 人::::::::::::::::::::::::::::::::|/::{ `入_ ゝ}_ソ/`´}/::::::::::::::::::::::::::::::::::}
/´// / /|::::::::::::::::::::::::::::::::::(\__  ̄Z_r、_「| ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、
// / // ヽ;__::::::::::/:::::::::::::::〔 ゝ,>、 _,ィ'7´}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ゝ、
.{′ / // / | |  ̄`斗、:::::::::::::::\r 、 Y 厶ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ )
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ⌒)(⌒) タイトルは是非とも
| (__人__)
| ` ⌒´ノ 「やらない夫の嫁取り道中記」で頼むだろ
,| }
/ ヽ }
く く ヽ ノ
\ `' く
ヽ、 |
| |
_
, ィャj--、 ´ ' ,
,.'ーセリ- 、 丶 ゙ . _
/ / , , \ ヽ ' 、 , _'´ --´丶 あら、それは残念ね
,' ! ハヘ ! __', ヽ|_ ' ー - '´  ̄´ 丶ヽ
l ハ.j、_ ヘ.|ハトヘ {_/\'__, -――- 、 ´丶. _ , ' 今回は解説の人の無双回の予定よ
丶/ハ. , ー‐ l', \二 丶-- 、 , , ‐;-
i |l ト ー__ イl '、 ヽ_ ,>x-‐ '´- 、_ ;' , -―- 、 __ . '
/ '; '、, -::」 」::、 \:_: : : : : : :丶 ̄ , '´
丶 ゝ、_.ゝzzz/::::::::'::::i―:‐:'´: : : : : : :´`'ー- 、 __
〈::/薔 /:::l::::::::::::::〉´'ー-、!: : : 丶-、: :、_: -‐ '´ ̄ VIP村や周辺の国の紹介で
/:l_/::::::::::ヽ:_:/_, -――丶、: :\´_
l::i:::::::::::::::::::/ ,l::::|::::::::::::; -―'´  ̄´___ お茶を濁すつもりみたいだから
l:X:::::::::::::イ::::::l::z:\:/_, -‐::'::´:::::::::::::::::::゙ー-、_
, --l::X::::::::::::::`ー:l:::|\::\::::::::::::::::::::::::::::; -‐ '¨´ ̄
,:'::::::::ハ::X::::::::::::::::::::::l:::|」j>、:: ̄´゙フ::::::/
/::::::::/::/l:::::::::::::::::::::::|:j_」__|_j>-イ:::/
-
____
/ \ ちなみに、作者的には
/ ⌒ ⌒ \
/ -=・=- -=・=- \ やらない夫の嫁は、ガンダム史上最凶悪女とか考えていたみたいだお
| (__人__) |
\ |++++|」_キラッ/ あの人なら、絶対ノシ付けて修道院送りにされて来るおw
`ー''´ l
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ ;':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'; \
/ ;'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'; \
/ ;:::::\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::; \ 作者ちょっと待て!
│ ;::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::; |
│ /=≡==、、\::::::::::::::,,/ ,,==≡=ヽ、 l とういうか、俺の縁談なのに
│ // ヾ、 :;:;:;:;:; ツ 〃 ヾ,|
│ :;:;:;: │ 何で俺が蚊帳の外なんだよ!
│ ``―==''" ":;:;:;:;:;:;:;:;゛ ゛ー=====彳│
│ ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::; │
│ ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::; │
│ ;:::::::::::(___人___)::::::::::; U |
│ ;::::::::::::::::::::| |:::::::::::::::; l
│ .;:::::::::::::::::::| |:::::::::::::::; |
-
____
/⌒ ⌒\
/( ―) (―)\ あくまでも、一つの案に過ぎないんだおw
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |++++| 」_ キラッ |
\ `ー''´ l /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ○)(○) 頼むから、別の案でお願いするだろ
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ
. | u }
. ヽ }
ヽ ノ mm
/  ̄ ̄ ̄ つノ
| | ̄ ̄ ̄
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やる夫の中世騎士物語 番外編
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_ - ―― 、
イ.::::::: -――-\
/ /.::::/ ヽ \
/ __〈::::ノ { { ヽ. } | :lハ という訳で、やって来ましたVIP村よぉ
/<_ 小、> | \ーヽ \ ノlノィノ |
/ </|_」 | f=ミヽ ィ7| /
./ | ヽ 、 || || レ'ィカ
./ 人 \_> r‐ ¬ィ''〔 ノノ
/ ≧==≧\ \ | /{ 7 く__つ
/ ∠三三三三>ー一'´:.:.:.:..\>┤
./ / ≧三三了.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,,、<\| |
/ / /三三三∧:.:.:.:.:.:.:>ヘ {磷}:l:.:.:.〉ノ
; / 厶ィ⌒ヾ三ニ>=イ:.:.:.:.ヽ |:|:.:.{
| / / }彡ヘシ}:.:.:.:.:.:.:.:.∨.:ト、:.:.\
| l | / _,,.∠斗―/-―:.:.:.:.:.:.:.:〈 \:.:.:}ヽ、
ヽ |/..:.:.:.:.:.:.:_ -‐'´.:.:/..:.:.:.:.:.:.:.∧ヘ ト-'_rく
/..:.:.:.:.:.:.:./..:.:.:.:.:.:.:.〈:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/><l:.l ヽく_r勹
ー――/..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧:.:.:.:.:.:.:/>く|:.:l ヽ礀
/..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ヽ:.:.:.:./\/|:.:.l | |
____
/ ⌒ ^\ 今日から此処がやる夫と水銀燈の
/ ( ●) (●)
/ ::::::⌒(_人__)⌒ヽ スウィートホームになるんだお
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ はい、はい
| ( ー)(ー)
. | (__人__) すうぃーとほーむ、すうぃーとほーむw
| ` ⌒´ノ
. | nl^l^l
. ヽ | ノ
ヽ ヽ く
/ ヽ \
-
ィ‐r=;、
, -‐いゞソメー -、
/::, - ‐ ― ー - 、::ヽ
/::/ ヾ::` あら、まだ居たのぉ
i::/ / /
i | | l | | | | |__| もうすっかりハネムーン気分だったのにぃ
l | |__| | | |  ̄ | |
l ! _!__ ヽハ ノ┬―ゥ
|`、ヽ.__ノ ヽ-‐' / l
r" | | iぃ _ / |
( =‐' | | l ゝ、___ヽノ_ ,ィ ´| l i
ゝ-'゙ ≪T|ヽi | l_ }:/兀ヾ:{、__| !T≧
r、 .≦≠〈::ヽ!::{{〜〜〜}}:レヽ≧
__ゝ 〔[`ヽ三/:: :: :::{{ 薔 }}:: :: ::
ヽ ノ〔 [ j:: :: :: :: :: :: ゙ 〜 ″:: :: ::i
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ―)(―) , 、 俺もさっさと出発する予定だったんだが、
.| (__人__) ふぅーッ ,´ ( ⌒ヽ )
| `-=━・ --==≡三三 ( ( ) ) ) このまま出掛けると、色々と嫌な予感がしてきたんでな
.| ノ ヽ `ー ノノ
ヽ .,ノ )/´二⊃ ヽ_- ノ 人生の伴侶的に考えて
> /"/ '‐、ニ⊃ キンッ
./⌒ヽ l ´ヽ〉〆ヽ
( ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ
.\ / / { /
-
__,.ィ(rン
/7::::::メ⌒¬、、
/ / {:::イ /', ', ヽ
〃 / / 「rフ〉 ム、ト、 } } } まぁ、それは大事よねぇ
{ 、 // ノi」ヘΛ弋チト、}ムイ,' }
. ヽ` .,_ ,..-一 ´ / |:|:|ヘ._ゝ ィヌイ ノ 私もやる夫と出会わなければ、どうなっていたことか…
` ー- .,_ __ ミ圭圭ミュ、」:ト|、} ´< イ{
/一 ´ /ィ圭圭圭У::::::. 丶>ー<'i ハ \
{ ≦彡圭圭圭ミ/:::::::::::::::::.VfL j }/ } )
/ / 豸彡癶f::::::::::::::::::::::iイ77、 //
/ / , イ / 人:::::::へ::::::ィ~`{(ソ /´
_ / 彡圭{ i / ハ:::|::::::::|:::..ヽ、ノ〉
. ヽ、____/∠圭ミ八 {´ / }::|::::::::|:::::::::::ノ、
`一-´/ / )' i::|::::::::|::::::::/ヽ \
/ /| {:::>::|::::::::|:::::::{ \\
/ / \ /..::::/:::::::∧:::::::...、 )ノ
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( 一)(●) 俺が言うのも何だが、
| (__人__)
| `⌒´ノ やる夫は良い奴だから、これからもよろしくしてやってくれ
| ,.<))/´二⊃
ヽ / / '‐、ニ⊃
ヽ、l ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / \
| / / i \
|" / | > )
ヽ/ とヽ /
| そ ノ
-
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ', ヽ ', 言われるまでもないわ
, ソ/ l ハレ´イ{ { { | ', ハ ',
//:/ ノj `´i |ムト、ト、 | } リ i ! やる夫が嫌って言っても、絶対離れてあげないんだから
ハ:{/イ: { 乂yニミ、ヽ ノ メ ノ/ } !
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { ´ ̄¨` `}イ,ィミxイ / ノ/
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\`' ´ ¨// ./
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! 、_ __′"/´ | / )
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 イ.: j| /{ ノ′
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::::>ー<l!:.:.|:. リ‐//レ
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
/´ /イj/イ'/.::.::_.::.::.::.::.::.::.::.::.`トi`j:|__ヽ\ノ人::.::.::∠´
/' イ/ // ノ/:.‐..´...::.......ー ::.::.::.::.::.::.:K/:ハ.「jフス::.:.`:くヽ
/// /イ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.{_j jァzく::.::..::..`ヽ、
-
(ヽ三/) ))
__ ( i)))
/⌒ ⌒\ \
/( ●) (●)\ ) 2人とも何してるんだお
./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\
| (⌒)|r┬-| | VIP村が見えてきたお〜
,┌、-、!.~〈`ー´/ _/
| | | | __ヽ、 /
レレ'、ノ‐´  ̄〉 |
`ー---‐一' ̄
「`'^〉,- ー ‐ - 、 「`'^〉
_r‐f⌒/::::《@》:::::::::f^Y⌒7⌒ヽ
〈_ヽl/^⌒^⌒^⌒^ヽト〜7⌒)イ
く∠ | /{ 〃ハ トヘんイ_ノ あぁん、やる夫待ってぇ〜
くY| l| /ハ 、 /\}メ∨{ / ∧
〈∧ |lイ◯ ◯ ノ「`ーヘ. ヽ
イ三≧|:lヽゝ 、_ .∠ノ|:::::::|::|≦三二
/|:| /::ゝ、ヽ ノ._/ r‐く:::: /|::| \
イ |:|ハ:::::::/l:><:::| |:::::::::::: 〉|::| ト
l ノ八`フ:::ヒ@入|::r ┬′|::| ヽノ
〈/_ 厶>::::::::::::::<_ノlノ}人::.、
/:::::::/〈/X|::〉::::\::::`ー- 、\〉 ⌒;;从;;ノ;;⌒゙./
/:::::::/::/::/ 凶ヘ:::\:::\::::::::::\ ;(´∴;ノ;⌒`);
ー┬|:::X::/ { \:::X::/ーr―┘ ";:(´⌒`);;⌒`)
. ◯ ヽー┬〜r〜r〜rへ厶イ ◯) ;ノ;;;;ノ;`)".;⌒`)
◯ 彡 彡 彡 ミ ミ ミ ◯ ;人;;;⌒`; ;";⌒`)`)
◯ 彡 彡 ミ ミ ◯ ;;人;;;⌒`; ;";⌒`)`
◯ ミ彡 ◯ ;:(´⌒`))
/ ̄ ̄\
. / _ノ ヽ
| ( ⌒)(⌒) あの様子なら、余計なお世話だっただろ
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ 俺も他人の心配してる場合じゃないだろ
ン }
. /⌒ヽ、 _ノ
/ ノ \__ィ ´
/ / '|
( y |
. \ \ |
\ィン、__)、
| ij ,ノ
. | ,イ /
| | /
|, | ,/
| | |
. |__|,___|
. i,___),_`)
-
,,;=‐=,,
|∩;:;:;|
,|:! i ':;:;|_
i'''" ̄~`'i
|':;'[];:;[]' ;|
!':;'';:': ;'';:|
_,,,,--,,-'''''~~~\_,,--,,,__,,,,--'''''-'~~'~/ ヽ,,_
/;;;;;;;;::::;;:;;;;;;;;;;::::::;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::ヽ-,,_
_,,,-(~~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::::::::;:::::::::;;;;;;;:::::::::::::::::.....ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::\
_/;;;;;;;;;;::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;(::::::::::;;;;:::::::::::::::;;;;;;;;;;::::::::::::::::;;;;;;::::::ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
l;;;;;;;;;;;;:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;丶___:::::::;;;;;;;;:::::::::;;;;;;;;;;::::::::;;;;;;:::::::::::'---;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::;;;;;;;;;:::::;;;;;;;;;~::::::::::/::::::::::;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
... ........ .......... / /ヽ .ヘニヽ ヘヘニヽ、....ヘニヽ / /ヽi..〃、............. ;;;;illll;;;lll;;lllllii llllllliillllll
!-!-! Ll_l LLl_l-! Ll_l Ll_l !-! ;;;;;ゞ;;;;;;;lllll;;liilll lllii;;lllll
' '' ' ' '' ' ;' ;; '' ' ' ' ' '' '
'' ''' '' ''' '' '''' ''' ;' '; '' '' '' '' '' '' '' '' '' '
'' ''' '' ''' '' '''' ,;' ';, '' ''' '' ''' '' '''' ''' '' ''' '
,;' ';,
"" """ "" "" ,;' ';, "" """ "" "" ""
-
,. -‐ / | 弋>、:.::..`ヽ、
´ / ' | 弋>、::.::.:..\
// / / / j ; 弋>、::.::.:..\
// / / / / / / / / / 弋>、::.::.::.ヽ、 簡易式だけどモットアンドベイリーじゃないの
// ' / / / // / / イ / / 弋>;:.::.::.〈ヘ
./ イ / | |l | // // / 厶L / / ≫=≪ハ 何でこんな場所に…?
// / / / /| || | 〃 //斗≦ ノ //| /;イ /::||::、 ヾ\
'/ | || _厶L.ハ| | /ー=彡ィて下¨ゲ | ヾ::∨:::ハ::ヽ 〉::〉
| || | ,,.≧ミヘ. | 弋_'シ 〝 ' / ト-イ| ト、::ヽイ
| 小|l |ヾ{ じ} ヽ  ̄`=' // / |::| |:::「 |
ヽ { | |ヽ. | _ゝ'´ ノ /' / |::| |:::| l
\ヘ \ ヽ / イ |:::| |:::| !
/:::ハ { ∠ ´ | |:::| .|:::|
/::/ /\ ヽ rー-、 | |:::| |:::| '.
/::/ ' ` \  ̄´ | |:::| |:::| '
〈:::{ l \ | 厂 ヾ ヽ
: .\ ヾ | / \ ' /| /
:: : : .\. | / /ヽ / / l /. :
: : : : : . \ | / , ` ー―┬¬' / / | /{/. : : : :
: : : : : : : : .\ | ′ l | _/ / l /. : : : : : : : : :
: ミ::..、: : : : : .\ | ‖ | />r‐く二、ヽ::/ ∧ | /. : : : : : : : : : : :
\_〉:..\ : : : : : :| l| l| / イ/:/:「ト,::ヽ::.〉:/ /.::ヘ. /. : : : : : : : : _ -―
:::::::::::::::::..\: : : : : l |ト、 || /:/ /:/.::/|:|ヘ::V:/ '.::.::.::.:〉∠ -‐ _ 二 ̄ -―.::
:::::::::::::::::::::::::>'"二l l|―--''、 |::| /:/.: / :|:|::.ヘ:/ /..::ィ<]{f7-―::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.
::::::::::::::::::://..::.::.:..ヽ | ̄::.::―-い-:/.:::/ |:| .::/ ∠::ィ<フ _{f7.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::
::::::::::::://..::.::.::.::.::.::..\:.::.::.::.::/}}7:厶イヽ |:| /<二フ _{f7.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:
::::::://..::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::. /}}/:/ ノ:| {f7.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::
-
_____ ━┓
/ ― \ ┏┛
/ノ ( ●) \ ・ モットアンドベイリーって何だお?
. | ( ●) ⌒) |
. | (__ノ ̄ /
. | /
\_ ⊂ヽ∩\
/´ (,_ \.\
. | / \_ノ
,. -ュ,ニニ弌垳ト、
/r'^ _rヘ-ヘ/^ヽr宀、
/!7ト、7′ 〃 l ヽ ヽ 簡単なお城というか砦ね
、 / l//L」| ∧l | ! |l | ! ヽ
|:l / 〃 ||丁l トH、lV| |l /l } l | モットは丘で、ベイリーは柵や城壁に囲まれた村のことよ
ヾヽ / 〃 |l | l抔卞`ヽ{ /-ト/ //リ
\ ヽ:∨ |」 /l| lトヽ ̄ レ'戎シ' / ′ ここはまだ柵はないみたいだけど…
⌒ヽ!ヽ._j\\ / 八 |ヽ __ ' ∠r1=彳
::..::..::..::..::..`::..::ヽ/ ハ ヽ‐ >、 ,. イ| }::..`ヽ、
::..::..::..::. /⌒ヽ、ヽjノヽ.∨r 芥、/:./ /::..::..::.、\
::..::..::.::./:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ⌒Tlヽ}l,ハ/-/ 〈::..::..::.`ヾ\ヽ
::..::../:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨_ || ヽ:レ':.:ヽ::..::..::.くヽ.j
::.r'´.:.:.:..::.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ ||ーrヘ.:.:、:.:.\ヽヽ:〉 普段は丘の下の村で暮らしているけれど、
仆、 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_l〉 ri心:.:',:.:.:.:.:ヽ}
′ \_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∨_ ゞ=仆ヽ.:.:_ノ 敵に攻められたら、丘の上の塔に篭って防衛するの
, 〉个、:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ l }〉:.}'´
| く_/^ト、>:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_リ 〈|:.ハ
| //:.:.:||:.:./ ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨┐r':.:{ 、ヽ
!| //:.:.:.:||:./ }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨.:.:.:.| l |
-
///ィ ヽ@、
{{x}}// | /`、::.', でも、モットアンドベイリーはバイキングの建築様式だから、
i人r ● iイ/∧::i
i l ゝ'''' ●//i バイキングの活動が盛んだったイングランドや北フランスではよく見られるけど、
| vヘ - ノゝ i
ミミi〉-+〕{{x}}〔¨」V i彡 この辺りではまず見ることはないわぁ
゛ミr:::::::r⌒⌒j::::Y i i
l:::::::r⌒⌒j::::::l i ハ
|::::::::ト,@イ:::::| iノ
ヽ:::::::::::::::::::√ノ
l:::::::::::::::::::l
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ 複雑な工具も必要としないし、短期間で作ることが出来るから、
| ( ●)(●
| (__人__) 知識のある奴なら作ること自体は難しくないだろう
. | ノ
| ∩ ノ ⊃ むしろ開拓村にはぴったりだな
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │
\ “ /___| | こんなものを作る奴がいるとは、これは村長に会うのが楽しみになってきたな
. \/ ___ /
∩_
〈〈〈 ヽ
____ 〈⊃ }
/⌒ ⌒\ | | じゃあ、早速「突撃・隣の晩御飯in村長さん家」だお
/( ●) (●)\ ! !
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\| l
| |r┬-| | /
\ ` ー'´ //
/ __ /
(___) /
-
●
●
●
-
__ __
,,.-‐'''"´ ´ `、丶、
,-'´, ィ ,i i .i ヽ ヾ、丶、ヽ、
./ / ,イ i! ||i ll ヽ ヽ丶.ヽ 丶 そこまで解説されてしまっては
/ ノ ,/ /! ‖ |.l lヽ li. li ,i. l
/ ,イ! l l .l ,ハ. lヽヽヽ li li l i l 私の出番が無いではないか
| .l .i ll i. l l_ l、 l ゝヾヽ」‐、l! ! .! li
‐' l .l! l'´!_' ´` `ェ_ l l! l. l.l
l .K´,-ァテナ '"ヤ'ニソヽl .l l ヽ .i l.l
l l、!` `'''´ l lノ.i l l.l l
l l.lヾ、 _ 丿 ハ l. l .l.l.ト、 ⌒)
l l l l丶、 !、`丶 , イ!/ /l l. l l l.l.l 丶、 )
il! .l l l l ll丶--´ '´ .」フ' /l.l .l. 丶 l l.l.l 、_ノ
i|.l! l. l l,l ll ,iゝ、,-''"´ ./ / l.l .l 丶 l. l.l.l
,i.l.l! l l .l! .l lノ!,r'´\ ./ / \、. ヽ、 丶l. l.l.l
i.l l! l l .l /ィ´//l、ヽ〉ソ / / ヽ、丶 ヽ、.l.l
i.l l! l lィ、 くィ´/l ll、ヽ/ / ./ ヽ, ヽ、l.l
/,/ 〃 1ト|! iム--|!、| || / /
/〃 ! i |! ィ1´ | ヽ_」L ! lトミ/ / ヽ では、続きの解説は私が…
. '/ i 1.l ト、ヾツrテ─ャ、 | ||'´,.ィi / 丶、
ヽ |! | !|└┤ヽ ! / | ||'´ | / \ \
` ミ、l、´ ̄ ! i `′ | || | /ヽ 丶
> - 、 丶. |. ノ | || イ .ィヾ 、 \ ヽ
三 二 | く. | || ´ ノ' 丶 \ヽ 丶
== ' 弐 |! ヽ _ │ || ィ \ 丶ヽ
彡/〃 || |.ト. | || | /丶、ヽ.\
//ツ || | ! ヽ ,.! !| ! / , ヘ ゝ
-
____ l ┃ ━┳┓ ヽ
, 、_ , '´_  ̄ ``ヽ、 ヽ ┃ ┣┛ ,/
, ─-'´ ヽ /- '´ 〉ゝ' \ l ┃ ━┛ /
_/ 、 \ / / // , ⌒ ヽ ヽノ ┃ /
/ ! ヽ / l i // 〃 1 !i ヽ ヽ ヽ ヽ、 ┃ ━╋━ ヽ
r¬ i l、__, -|L. i ! |i.ヘ /i /!| l.ト, ヘ |l | i ┃ ┃┃┓ 〉
l i ヽ ヾ、 / ヽ ! │ :!__,∧|/ |! |!l l ト || | l !. ┃ ┛ /
! ! ヽ __,ノ フ‐'´ } || ,1 | `ヽヽ l ‖! l !_ 」! ト ヾ! ┃ /
l ヽ、_/ヾ、 〃⌒7 _,/ヽ || !j ト、 ヾ└‐レ 弋|ヘ || |ヾ、 i ╋┓┓ /
、 > ‐ァ--Z___, -< / ヾ|」| │ `ー‐_ ´ ̄ ̄`7! !\ヽj ┃┃┃ ┃┃┃ !
丶ニ二∠__, ベ、 / || │、 ル' ̄ヽ `ー‐ '/ || |ヽ ∨ ━┛ ┛ ト
丶、 / || | ヽ/ リ _,.ィ示l! |ヽ∨ ___ ____,|
`¬-.、_ || | ! /‐ ´ ヽ! || ハ ムイ´ヽ丶 ヽ \ /
`T丶」l ! ! ̄ ̄7 //!! | 〉{_`丶ヽミ三丶 ∨
| || ‖ ト、 l / _,// || | Uヽ、 ∧ \ヽ 丶ヽ
| || i|! lヾヽ|/- ニ=' iヘ || | f' ヽ ハヾ、 ヽ \`ヽ、
| || ||| |i Y=イ !イ ヘ || | `┬‐ ' ヽ ヾ、 \ヽヽ \
// // / '. '. '. '. '. .| ┛ ┗
, ', ' ./ / / !ヘ '. '. '. '. '. | ┓ ┏
. / / ./ / /l !'. '. '. '. '. '. '. .| l
/ / ./ / l l l.l l. '. '. '. '. '. '. '. | l'. まったく油断も隙もないわ
,' /! /l l il l l l l. '. '. '. '. '. '. '. | l '.
,'./ l. ,' il l_il l l l l. '. '. '._'._'. '. '. ! ! '.
,'/ l__ ,' il l`l 「ト、_.! '.」/ヘ!´ヽ!__l_! .l ト、
il⌒lヽ⌒ l .l lン }
il l iト.ヽ,_,,ン 'ミ;_ ,;ャ、! l. ! /
il l iL' `´ , `'''゙´ .l l .l/
il l il iト、 __ // ,. l.l .l '.
il l il il'. \. ヽ( ヽ . / !l l '.
il l il il '. ,-r==、 ´ ,ィ´ ll .l'.
il l il il // ヽヽヽ`¨´ヽ ! .l '.
il lT¨¨lトl,L.__ ヽヽヽヽ''"i .l l::7_
il l !三l.|ト,,マ トl ヽ/::::::/ .l l/
il/´>`l.|シュ-ス| /:::::::::/ /l l
-
__ __ 水銀燈達が説明した通り
,,.-‐'''"´ ´ `、丶、
,-'´, ィ ,i i .i ヽ ヾ、丶、ヽ、 モットアンドベイリーはバイキングが作ったものが始まりじゃ
./ / ,イ i! ||i ll ヽ ヽ丶.ヽ 丶
/ ノ ,/ /! ‖ |.l lヽ li. li ,i. l
/ ,イ! l l .l ,ハ. lヽヽヽ li li l i l なぜバイキング達がそんなものを作ったかというと、
| .l .i ll i. l l_ l、 l ゝヾヽ」‐、l! ! .! li
‐' l .l! l'´!_' ´` `ェ_ l l! l. l.l バイキング達が、襲撃した土地にそのまま住み着き始めたからじゃ
l .K´,-ァテナ '"ヤ'ニソヽl .l l ヽ .i l.l
l l、!` `'''´ l lノ.i l l.l l
l l.lヾ、 _ 丿 ハ l. l .l.l.ト、 ⌒) 元々バイキング活動というのは、
l l l l丶、 !、`丶 , イ!/ /l l. l l l.l.l 丶、 )
il! .l l l l ll丶--´ '´ .」フ' /l.l .l. 丶 l l.l.l 、_ノ 北方ゲルマン人の出稼ぎのようなものじゃった
i|.l! l. l l,l ll ,iゝ、,-''"´ ./ / l.l .l 丶 l. l.l.l
,i.l.l! l l .l! .l lノ!,r'´\ ./ / \、. ヽ、 丶l. l.l.l 春に西欧の町や村を襲い、冬には北欧へと戻り、
i.l l! l l .l /ィ´//l、ヽ〉ソ / / ヽ、丶 ヽ、.l.l
i.l l! l lィ、 くィ´/l ll、ヽ/ / ./ ヽ, ヽ、l.l 手に入れた金品や奴隷を「琥珀の道」で売りさばいておった
_, -‐ ´ ̄ ̄ ̄``丶
/, ' // 〃 / ,イ‖│ | l. ヽ \ バイキングは商人でもある、と言われる所以じゃな
,. , '´, /, / i ,. 、 \丶
/〃/ 〃 '/ ,/ / i i| | l |i ! iヘ ハンザ同盟の元となる商業ネットワークの一端も担っておった
/´ / / // ∠.../! ,' | l| ト ! !! |! ! ',
′〈 /i / ヒル」' Li l」 ! 」」」_ || !! | i
'7,ir }, -rュミ、 \!ヾi`|ト.|| │ l
,',' !! i| ` ヒツ テ‐、`ヽ,! l |i
,',' ‖ .|| , マ,._/ ヽ|| |! !! 当時の北欧は、フィヨルドの谷間毎に村があり、
r‐-、 ,',' ! l ! /|| |! ||
\ 丶 ,',' l | iト、 '、ヽ ∠_」! |! || それぞれが自治権を持った村落社会で、
ヽ ヽ , ┐ ',' ,i !‖!|丶 _, .ィi| i || |! ||
,ム Y ! ',' i| !‖!| |!`ー‐ ' ´!. i l‖ | !! |! || 国としての結び付きはなかった
/ 、 \j l ,',' :i! .|‖i !_」! { 」 | !! !l| |!i |i
ノ 、 \__」 ,. ',' ‖ !」 '´ i ア ヽ.|| i|! |!.| !i
ヾ、 丶__,〉 } ,',' ム │ | / \|l !!.| ||
ヾ _丿 ,' i ' r'´ ! i │ / /! || ! || 大きな問題が起これば、近所の村で手を組むくらいじゃな
丶 ヽ | ! / | ト ヽ/ / | || |! !!
-
,,″,′ ,7 i i ! l l i| i! ! i ヽ ヽ i 、 ‖ ところが、8〜9世紀に掛けて北欧でも国による統一が始まる
,″〃 i| |! !i ! | l ! ! ト ト、 マ‖! ‖
,' ,'|! l ! ‖ ||! l l ! l ' ヽヽ ヾヽ iリ | ‖ i 勢力の強い村が近所の村を支配下に置いた、という感じかの?
,' ,'‖ ||i i|! |!i| !|i l. ヽ '、 ヾ 、 '、ヽ |!.!, |ト !
| ! ‖ i ! |‖ !|| lト ! ヽ ヽ. ム、ヽ‐-、 '!| ‖|! l
ヽi | l l | || ト|!、 llヽ i ヾ 、ヾ´ 丶\ヽ ヽ」| ‖i|! ! やがて北欧全体で主導権争いが始まり、
ヽ、! !、||!、」ャキ-ミ、 ! ヾヽ '´ ヽ> ュ─r= ッ'||! ‖||!ト,l
i`! | ヽ ∨ヾ / し′ j} / !i. ‖||!i !i それに敗れた一族は国外に新天地を求めることになる
| ,ィ! i、ム_」 - ゝ にノ'´ ,′ .‖||!川
|レ‐ヤ |!ト / 、─────'───'─‐- 俗に言う、第2次ゲルマン民族大移動じゃ
_, -─ 7 } ||!ヒ‐、 ` \
丶、 l ! ||! ! 丶、ヽ ¬ニヲ \
丶、,′ ,'| ||! |i ヽ ′ \ デンマーク人はイングランドと北フランスに向かい、
_ / .,' | ||! |L > 、_, ´ ヘ
/ `丶 / ! !!'´ ) / ∧∨ヽ ノルウェー人はアイスランドやグリーンランドへ
スウェーデン人はロシア方面へと向かうことが多かったようじゃ
// // / '. '. '. '. '. .| l
, ', ' ./ / / !ヘ '. '. '. '. '. | l 現代のサッカー・イングランド代表のウェイン・ルーニーなどは
. / / ./ / /l !'. '. '. '. '. '. '. .| l
/ / ./ / l l l.l l. '. '. '. '. '. '. '. | l'. 丸顔で凹凸が少なく、目鼻が顔の中心に集まった
,' /! /l l il l l l l. '. '. '. '. '. '. '. | l '.
,'./ l. ,' il l_il l l l l. '. '. '._'._'. '. '. ! ! '. 典型的な北方ゲルマン人の顔立ちをしておる
,'/ l__ ,' il l`l 「ト、_.! '.」/ヘ!´ヽ!__l_! .l ト、
il⌒lヽ⌒ l .l lン }
il l iト.ヽ,_,,ン 'ミ;_ ,;ャ、! l. ! /
il l iL' `´ , `'''゙´ .l l .l/ イングランドがデーン人やノルマン人の支配を受けた証じゃな
il l il iト、 __ // ,. l.l .l '.
il l il il'. \. ヽ( ヽ . / !l l '.
il l il il '. ,-r==、 ´ ,ィ´ ll .l'.
il l il il // ヽヽヽ`¨´ヽ ! .l '. 日本でも青森県出身の元力士・舞ノ海も、やはり同じような顔立ちをしておる
il lT¨¨lトl,L.__ ヽヽヽヽ''"i .l l::7_
il l !三l.|ト,,マ トl ヽ/::::::/ .l l/ スラヴ人等にもよく見られる特徴で、寒冷地でも体温を奪われにくい顔じゃ
il/´>`l.|シュ-ス| /:::::::::/ /l l
-
,.-−¬,-‐¬‐-、
/ ´ ヽ 当時の西欧は、名目上はカロリング朝フランク王国の支配下にあったが、
/ / ´⌒,⌒ 、 ヽ ゙,
./ / //l l ||. |、 ! i ヽ , ゙! 800年に西ローマ皇帝に戴冠したカール大帝の下、
l |! i/ /.| l.l| | ! ! iヽ ヽ .! .i
.i| |! !/.l l i !| | | | .| |〉ヽ l ..:|.! カロリング・ルネサンスと呼ばれるローマ時代の文明の復興と神学の体系化が行われた
i | | || .|'‐!‐リ- リ ! ,-l‐i|‐! .!::::!:::|
l | | || !t.tーァ ォーァ-! |::::||:::|
!.| | |.| .|',`''" , "'''´| |'|| 、 ヽ
,| | | |ノ| |ヾ、 _ /'! | | ! !
/ ノ // i! |!. `,; 、 _ ,.ィ, ,|| |. !||ヽヽ.ヾ しかし、ゲルマン人の分割相続の習慣を律儀に守った結果、
,/ / i l .| || / \ /゙iヽ| ハ | !. ヾ
/ /// |.| l/! >く | 〈 ! |/ |ヾ ヾ 100年後には、各地に小領主が乱立する状態となっており、
/ .〈〈,/,./-,| |. !/L.」\l ,' | i`ヽ、ヽヽ〉 ヾ
/ r'´ ! | .| ! |::| ! 〈 〈! ヽ 〉ハ ヾ バイキングに対して国を挙げた防衛体制などは夢であった
-
ヽ \
/⌒¬┬、 \
/ //i| || Yヽィr、 ヽ
// / /!」!__|! | //ケi ヽ ヽ 話をモットアンドベイリーに戻すと、
. // / ,イ´LlL_|| │`イ !∨」\ i
 ̄``| T「 ̄| |L. ! |ヽ\ Yヽ. j 今までは海や川から突然現れ、襲撃した後はまた船で逃げていく
ハ 丿 U l |うiヽ\ \ヽヾi「`ー─'
ッ 「 _"" ! レ/ ヽヽ `ー'川 防衛を考える必要はなかったが、定住するとなれば話は別じゃ
ハ 、` ノ | i j´ヽ ∨i i l !|
ッ ヽ _」 / l 、 l l ヾヽ 自分達の村が他のバイキングに襲われたのでは、笑い話にもならん
ハ ´ |/ l >¬ ヽ ヽ ヾヽ
,ノ / ム ヽ ヽ ヾ\
/' / >‐',、´r ヽ \\ \\
. -─────- .
, ',´ 丶、
/"/ , , , 、 \
/' / / // , ヽ ヽ ヽ
/ ' ,/ /〃 /イ .i| i ! |i i i
/ ,イ 〃 //,' '"| || | ‖ i. || | i | とはいえ、ローマ人のような優れた石造建築技術など
〃7 /' //..L ! ! !| ! |.! | || | | |
/ L./ !.._/ |! | `ト. !. |ヽ」」ム__」 || | | ! バイキング達は持っておらんかった
`' 爪 ト¬=ミ、 `ヾ ,.三 └.ル.」| | | |
二 i | ! |! ゝ_ソ ¬ ;¬ァ、|i ‖ | | そこで彼らが作ったのがモットアンドベイリーじゃ
ィ i | ! || ' ゞ'ノ ' !! !) ! !
r:、 i│! fヽ. 、____ ,. || |! | |
', '、 | | | | ! |丶 ` ' ´ ,.ィi├|| |! | i !
,ム `n /.│l | ! ! i 〉:ー‐ '"i|│|│|| ||i ! !. l
/ ヽ、ヽ!. |! ! | !.| | | リ l|‖|│|| ||| | | |
(⌒ヽ / ノ .|‖ ! ! ィ'´ 丶 |│|| ||| | | |
-
,.. -―‐--――- 、
/ ,.. - -- 、\ やらない夫が説明したように
/ / ,. - - 、 \\
/ / / ヽ ヽ :. モットアンドベイリーを作るのに、特別な技術や工具は必要ない
/ / / / , :. ':, ',
' ' / / | | | | :. ! ! !
| l| |/ ' :l | | | l |l| | | |
| i| |--|、 i| | | | _ム斗| | | | まずは、地面を掘って村と丘を囲む塹壕を掘り、
| :| {_!ィ芹ミ、 リl从 ,ィチ=、l_」| | |
| :| |:|、 ヒ::i:ソ ヒ:i::ソ ' }/} | ! 彫った土を丘にする場所に積み上げていくだけじゃ
| :| jム , 从' 八
, 八 l| l 、 ー 一 イ / / |
/ :l :::. }:| > ィ / / l|
, | , Ⅵ Yー 、`´,-‐、 , , :. 丘のふもとに村を、頂上に防衛塔を作り、
/ / } |イ:| /r=、 /, { ,
/ / ,ィ| |:::::::、/ィ介、∨::{ |::ヽ| :. 村と防衛塔を囲む木柵を巡らせ、
/ /,イ Ⅵ !::::::::/ / }! ヽ::::| |::/ `ヽ、 ',
/ // \ | |::::::/ /} Ⅵ }:::| |:, / } :. 村と塔の間に防衛用の門を作れば完成じゃ
/ , , ` | |:::〈_/::||、 /}=':: \ l|:{ / | ,
,' /r-- 、 , !::::::::::/'::∨||::::::::::::ヽ| ' . ヽ
/ ,' 7≧-`ヽ、}/:::::::::::{::::::::、l」::::::::::::::::Y! } ,
/ / と_,. -ァ `丶、::::::::::::::}:> ´ ̄`ヽ} ヽ :. 塔は食料や武器の貯蔵庫でもある
, / / ィ´イ' ,.--、 `> ´ _ / } ,
/ / ーr-/ノ ̄>  ̄ , ´ `'ー-- 、___| : |
-
. -─────- .
, ',´ 丶、 しかし、モットアンドベイリーは木製なので火攻めには弱かった
/"/ , , , 、 \
/' / / // , ヽ ヽ ヽ その為、この時期の西欧の大きな戦いは野戦が中心となる
/ ' ,/ /〃 /イ .i| i ! |i i i
/ ,イ 〃 //,' '"| || | ‖ i. || | i | 騎士達にとっては我が世の春という時代じゃった
〃7 /' //..L ! ! !| ! |.! | || | | |
/ L./ !.._/ |! | `ト. !. |ヽ」」ム__」 || | | !
`' 爪 ト¬=ミ、 `ヾ ,.三 └.ル.」| | | | 無論、力のある諸侯は木柵や防衛塔を石造化していったが、
二 i | ! |! ゝ_ソ ¬ ;¬ァ、|i ‖ | |
ィ i | ! || ' ゞ'ノ ' !! !) ! ! ゴシック建築では巨大化・高層化すると、支えに補助柱が必要となり、
r:、 i│! fヽ. 、____ ,. || |! | |
', '、 | | | | ! |丶 ` ' ´ ,.ィi├|| |! | i ! 堅牢さとの両立が難しく、この時期の城は小型の物が主流だった
,ム `n /.│l | ! ! i 〉:ー‐ '"i|│|│|| ||i ! !. l
/ ヽ、ヽ!. |! ! | !.| | | リ l|‖|│|| ||| | | |
(⌒ヽ / ノ .|‖ ! ! ィ'´ 丶 |│|| ||| | | | この状況が変わっていくのが、13〜14世紀に掛けてじゃ
___
,.. -''"´ `丶、 この時期になると、十字軍の主導権は教皇から国王へと移る
,.-'"´ ` ヽ、
/ィ,ィ r , , 、 ヽ 十字軍の遠征で、ビザンツやイスラム世界に残る
/,'´/ , ' / ,/ l i 、 、 丶 i!
, ',イ / /,' / イ l | i !. `、 i! i ローマ時代の優れた石造建築技術に触れた国王達は、それを自国に移入した
/.//,.ク .// ,ク / ! ! i!l | li! i! l!
!/イ/ l //./ l / l i l! l | l! |! l
! ケ/イメ、i ,' | ,i! ハi! i! l! | l!
l l ト`i.、メ l ハ l l! |l l. ,'l! i l こうして所謂「中世ヨーロッパの城」が作られるようになる
! l lヽ!_;〉 `` 「`卞,ト| jl j ハ ヘ l!
| l! ! , ‐‐iテュ 、 `! ./ L.i! ヽ l!
li l! ヽ 、_ ヽニ' '´/./ ! ノト、 ヽ l!
l! ll l!丶 `ー- ,..j!/ ,'´l ヽ \ l! こうした築城家達の中で、特に有名なのがエドワード1世じゃ
! ll l! l.丶 --┬''"´ /'´ i! l. \ 丶 ト、
l! l! ハll \ヽ〕! / ノ.l i! \ 丶、ヽ イングランド歴代王の悲願であるスコットランド征服を成功させ、
! i´ !| ‖ / //,,. ‐'"´ ! ヽ 丶、 ヽ \
l r〈 i!.!」L ,イ/フ /二三 | 丶 丶 ヽ ヽ 内政面でもまずまずの成果を残した名君じゃ
广、 ヽ`´ ィ'///// '´r‐ ヽ l 丶 丶、 丶、丶、
〈 丶 ヽ i /'´rヘ/ ,' // i! l ヽ `丶、 丶、丶、
/ヽ_ヽ.」'´ / i lハ. | lト l ヽ ヽ 丶、 丶、`丶、
/ `i / l ! l/ / j ヽヽ \ \ 丶ヽ、 丶、 `丶、 ただし、やはり武勇に秀でた獅子心王と同じく、
,.' | / ll l li! // l ヽヽ. \ ヽ、 ヽ 丶、 丶、 ヽ
i! ,j! ィ' l l ∨ /´ /`i 〉ヽ ヽ ヽ、 ヽ 丶、 ヽ ヽ 後継者には恵まれなかったがの…
-
__ __
,,.-‐'''"´ ´ `、丶、 そして、こうした城の登場は「騎士の時代」の終焉でもあった
,-'´, ィ ,i i .i ヽ ヾ、丶、ヽ、
./ / ,イ i! ||i ll ヽ ヽ丶.ヽ 丶 何しろ無為無策に突撃するだけの騎士に
/ ノ ,/ /! ‖ |.l lヽ li. li ,i. l
/ ,イ! l l .l ,ハ. lヽヽヽ li li l i l 城壁の上から弓を射掛けるだけで良いのじゃからの…
| .l .i ll i. l l_ l、 l ゝヾヽ」‐、l! ! .! li
‐' l .l! l'´!_' ´` `ェ_ l l! l. l.l
l .K´,-ァテナ '"ヤ'ニソヽl .l l ヽ .i l.l また、14世紀になると騎士の鎧はプレートメイルが用いられ、
l l、!` `'''´ l lノ.i l l.l l
l l.lヾ、 _ 丿 ハ l. l .l.l.ト、 ⌒) 騎士の鈍足化に拍車が掛かる
l l l l丶、 !、`丶 , イ!/ /l l. l l l.l.l 丶、 )
il! .l l l l ll丶--´ '´ .」フ' /l.l .l. 丶 l l.l.l 、_ノ こうして火器の登場を待たずして、騎士は戦場の主役の座を降りた
i|.l! l. l l,l ll ,iゝ、,-''"´ ./ / l.l .l 丶 l. l.l.l
,i.l.l! l l .l! .l lノ!,r'´\ ./ / \、. ヽ、 丶l. l.l.l
i.l l! l l .l /ィ´//l、ヽ〉ソ / / ヽ、丶 ヽ、.l.l まぁ、このお話は13世紀前半が舞台なので、完全に蛇足じゃな
i.l l! l lィ、 くィ´/l ll、ヽ/ / ./ ヽ, ヽ、l.l
-
●
●
●
__ ,.、
,ヘ, '´ ̄ 丶 / !│
/´ ヽ 丶 ∨ ∨
/ / / ト | ヽ ! / /
. / /, ! ト ヾ l! ∨ /i
/ !1 |│l __,.ィ─┤ lヘ, / | 13世紀前半というのは、前にも言っていましたが、
i |.|!r七ト´ rャ:ヤ ∨./| l
レ'´ || ヽヘ.フ `´ l lイ ! ! 具体的な年代は何年頃なのでしょう?
. || ト ' !i l l l
!!i |! ト ヾ⌒ ィ'|| | l |
l|j l! || |i7t//!! ! | l
|| ! !‖ 」 /ヾ || l \」 !
|| l | !//イ ∧」| | >-、
||,」 レ /⌒! ‖ .! / // `ヽ
/ ヘ. ト、 j | |! l / / ! i
/ ∧! | | jレ' / / | /
-
. -─────- .
, ',´ 丶、
/"/ , , , 、 \
/' / / // , ヽ ヽ ヽ
/ ' ,/ /〃 /イ .i| i ! |i i i 現在の作中の時間軸は1208〜1216年の間という設定じゃ
/ ,イ 〃 //,' '"| || | ‖ i. || | i |
〃7 /' //..L ! ! !| ! |.! | || | | |
/ L./ !.._/ |! | `ト. !. |ヽ」」ム__」 || | | !
`' 爪 ト¬=ミ、 `ヾ ,.三 └.ル.」| | | | 第2次ブルガリア帝国初代皇帝カロヤン・アセンの暗殺が1207年
二 i | ! |! ゝ_ソ ¬ ;¬ァ、|i ‖ | |
ィ i | ! || ' ゞ'ノ ' !! !) ! ! ローマ・カトリックの権勢の絶頂期の教皇インノケンティウス3世と、
r:、 i│! fヽ. 、____ ,. || |! | |
', '、 | | | | ! |丶 ` ' ´ ,.ィi├|| |! | i ! 第2代ラテン帝国皇帝アンリ・ド・エノーの没年が1216年じゃ
,ム `n /.│l | ! ! i 〉:ー‐ '"i|│|│|| ||i ! !. l
/ ヽ、ヽ!. |! ! | !.| | | リ l|‖|│|| ||| | | |
(⌒ヽ / ノ .|‖ ! ! ィ'´ 丶 |│|| ||| | | |
// // / '. '. '. '. '. .| l
, ', ' ./ / / !ヘ '. '. '. '. '. | l 外交・軍事面で成功を収めたカロヤン・アセンの死と、その後の混乱
. / / ./ / /l !'. '. '. '. '. '. '. .| l
/ / ./ / l l l.l l. '. '. '. '. '. '. '. | l'. 統治者としてまずまず優秀であったアンリ・ド・エノーの登局
,' /! /l l il l l l l. '. '. '. '. '. '. '. | l '.
,'./ l. ,' il l_il l l l l. '. '. '._'._'. '. '. ! ! '. 各国の王に口出ししまくったインノケンティウス3世の存在などで
,'/ l__ ,' il l`l 「ト、_.! '.」/ヘ!´ヽ!__l_! .l ト、
il⌒lヽ⌒ l .l lン } 東欧に一時的に訪れた休戦期間といったところじゃ
il l iト.ヽ,_,,ン 'ミ;_ ,;ャ、! l. ! /
il l iL' `´ , `'''゙´ .l l .l/
il l il iト、 __ // ,. l.l .l '.
il l il il'. \. ヽ( ヽ . / !l l '. 逆を言うと、ブルガリアの軍事的な脅威が後退した事で
il l il il '. ,-r==、 ´ ,ィ´ ll .l'.
il l il il // ヽヽヽ`¨´ヽ ! .l '. ブルガリアと国境を接していた領主達に悪さをする余裕が生まれたのじゃ
il lT¨¨lトl,L.__ ヽヽヽヽ''"i .l l::7_
il l !三l.|ト,,マ トl ヽ/::::::/ .l l/
il/´>`l.|シュ-ス| /:::::::::/ /l l
-
●
●
●
-
,ヘ
____ / /
/\ /\ / / ピンポーン、ピンポン、ピンポン〜♪
/( ⌒) (⌒)\/ /
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\ /
| |r┬-| | 新しく領主になったニューソク・デ・やる夫だお
\ ` ー'´ /
/ \ 突然だけど晩御飯食わせてくれだお
/ \
/ /\ ヽ
/ \ ノ
U ヽ ノ
, '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
. }: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : `}
/: : : : :, _ - ‐ -`、::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::: : : :く
lー ´ `ー ''- ‐- '´ー 、:::::::::::::::: : : ソ
l_ _ ヽ、 , /´: : :,'
l: : : /,, ̄  ̄ ー -、- ー 、_ /: : : , '
/,: : ´/,-‐=== = 、ゞ: : : :, '二 `ーV、: : ´ はじめまして
{ ',ゝ::/ ,= = ヾ ゙-- ´r - 、㍉/) `´
`、i: :ヽ, 、f´ヒソ` i f心 ソ /,'ケ 俺がVIP村の村長をしている
ヾi: : ゞ. ´ l `゙ ´ ./} /
ヽ:', ,,. |: /ン カナメ・オウギです
,一´、:', 、 /:: /
, ' / l::ヽ 、 ,.' 、
, '. / ,!, ,' ヽ `ー ――――' , ' 、 \
/. イ// '. ヽ ゙゙゙゙ , 'ト l ' ,
l ! ヽ , ' l \ l ',
. |. ', ヽ _ _, ' / | ',`‐
| l | l ' , \
| | l \. \
-
// /, ,
. // // // /, ,
// // // // /.:'
; // // // // // / ,
// // // // // / /' / ,
/;ト、:'/ // // // / /' / / , ;
7/,/\;// // // / /' / / // 川
/ン_厶ィ\;// , イ{ / /' / / // /// '
「7::ヾ:、\/ |!ハ/' / / // / ' / イ ,
{う}::::\、\jl |{ / / // / / /' / .: カナメ…随分悪知恵の回りそうな名前ね
ヽ弋こツ ゞv/\}f/, .:′,〃 , / / / '
` - `Y{`ーク / ィ // / ' / ,′
//ィ/ ハ/ィ/ / / / / この村のモットアンドベイリーは、あなたが考えたのかしら?
r-:zL」_厶イ彡 ィ /
ィチう≧ァx // ' / /
‘代こツ /く 爪// ,
` _」 `ー ,ィ/彡 /
`丶、 // イ } //
、 ` イ / / | / '
::\ ____ . . ´ハ{ 〃{ }/ |
≫x:ー:7_「 ̄} 川 爪{/ | l i l// ヾイ |
//フイ/ム、 j/ l !/ |i/ | l i l{ 川 |
才///「`ヾ:{′| ′L__ ;/| l i l | !{ '
//〈/:∧ }:} _」ァ7///7ァLi」_l_ |八 |
厶///小.///////////////ハ | ヾ;:. |
マ「{マ「{マVヽ//////////////∧i }} |
|:| |:| {'///////////////\イ |
{:{ ヾ:, }'/////////////////\ |
-
, '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
. }: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : `}
/: : : : :, _ - ‐ -`、::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::: : : :く
lー ´ `ー ''- ‐- '´ー 、:::::::::::::::: : : ソ
l_ _ ヽ、 , /´: : :,'
l: : : /,, ̄  ̄ ー -、- ー 、_ /: : : , '
/,: : ´/,-‐=== = 、ゞ: : : :, '二 `ーV、: : ´ …あの?
{ ',ゝ::/ ,= = ヾ ゙-- ´r - 、㍉/) `´
`、i: :ヽ, 、f´ヒソ` i f心 ソ /,'ケ モットアンドなんとかというのは?
ヾi: : ゞ. ´ l `゙ ´ ./} /
ヽ:',. u ,,. |: /ン
,一´、:', 、 /:: /
, ' / l::ヽ 、 ,.' 、
, '. / ,!, ,' ヽ , -――一 , ' 、 \
/. イ// '. ヽ ゙゙゙゙ , 'ト l ' ,
l ! ヽ , ' l \ l ',
. |. ', ヽ _ _, ' / | ',`‐
| l | l ' , \
| | l \. \
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ヽ l
, ソ/ l ハレ´イ{ { |{. | | ハ
//:/ ノj `´i |`ヽト 、 |:ヽ. } , リ |! この村の防衛設備…
ハ:{/イ: { 小7テミト、 {ヽ!: / / / l l
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { '赳ハ\ }:/_オメリ イ/ 平たく言えば、村の裏の人工的な丘と防衛塔のことよ
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\` /ィ亙フ'´//′
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! ,! 7´ | /
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 ` ー イ.: j| /{ ノ′
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::>ー<l!:..:.|:. リ‐//レ
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
-
, '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
. }: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : `}
/: : : : :, _ - ‐ -`、::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::: : : :く
lー ´ `ー ''- ‐- '´ー 、:::::::::::::::: : : ソ あぁ、あれを作ったのは俺の親友ですよ
l_ _ ヽ、 , /´: : :,'
l: : : /,, ̄  ̄ ー -、- ー 、_ /: : : ,' 元々の村長はそいつで、俺は2代目なんですよ
/,: : ´/,-‐=== = 、ゞ: : : :, '二 `ーV、: : ´
{ ',ゝ::/ ,= = ヾ ゙-- ´r - 、㍉/) `´
`、i: :ヽ, 、f´ヒソ` i f心 ソ /,'ケ
ヾi: : ゞ. ´ l `゙ ´ ./} / あいつは俺なんかと違って、ちゃんと学識もリーダーシップもあった
ヽ:', ,,. |: /ン
,一´、:', 、 /:: / でも、襲ってきた山賊との戦いで…
, ' / l::ヽ 、 ,.' 、
, '. / ,!, ,' ヽ `ー ――――' , ' 、 \
/. イ// '. ヽ ゙゙゙゙ , 'ト l ' ,
l ! ヽ , ' l \ l ', あいつの夢を終わらせたくなくて、今は俺が村長を務めていますが、
. |. ', ヽ _ _, ' / | ',`‐
| l | l ' , \ 正直ガラじゃなくて、領主様が決まったのは有難いですよ
| | l \. \
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ (なるほど、それでまだ柵が無いのか…今の村長は前の村長ほど危機意識を持っていない訳だな)
| ( ●)(●
| (__人__) (前村長は優秀な人物だったようだし、生きている内に会いたかったな…)
. | ノ
| ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │ (それにしてもこんな辺鄙な村をわざわざ襲いに来るとは、どこから来た【山賊】なのやら…)
\ “ /___| |
. \/ ___ /
-
, '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
. }: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : `}
/: : : : :, _ - ‐ -`、::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::: : : :く
lー ´ `ー ''- ‐- '´ー 、:::::::::::::::: : : ソ
l_ _ ヽ、 , /´: : :,'
l: : : /,, ̄  ̄ ー -、- ー 、_ /: : : , '
/,: : ´/,-‐=== = 、ゞ: : : :, '二 `ーV、: : ´
{ ',ゝ::/ ,= = ヾ ゙-- ´r - 、㍉/) `´
`、i: :ヽ, 、f´ヒソ` i f心 ソ /,'ケ
ヾi: : ゞ. ´ l `゙ ´ ./} / あの、それがどうかしたのですか?
ヽ:',. u ,,. |: /ン
,一´、:', 、 /:: /
, ' / l::ヽ 、 ,.' 、
, '. / ,!, ,' ヽ , -――一 , ' 、 \
/. イ// '. ヽ ゙゙゙゙ , 'ト l ' ,
l ! ヽ , ' l \ l ',
. |. ', ヽ _ _, ' / | ',`‐
| l | l ' , \
| | l \. \
___
/ \ 農作業の合間を縫って、すぐに村と防衛塔の周辺に防柵を作るお
/ \ , , /\
/ (●) (●) \
| (__人__) | 山賊に襲われて、犠牲者が出ているような状態は放置はできないお
\ |r┬-| ,/
, -‐ (_).ヽ`ー'´ ィヽ
l_j_j_j と) i
 ̄`ヽ | l
-
, '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
. }: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : `}
/: : : : :, _ - ‐ -`、::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::: : : :く
lー ´ `ー ''- ‐- '´ー 、:::::::::::::::: : : ソ
l_ _ ヽ、 , /´: : :,'
l: : : /,, ̄  ̄ ー -、- ー 、_ /: : : , '
/,: : ´/,-‐=== = 、ゞ: : : :, '二 `ーV、: : ´
{ ',ゝ::/ ,= = ヾ ゙-- ´r - 、㍉/) `´
`、i: :ヽ, 、f´ヒソ` i f心 ソ /,'ケ
ヾi: : ゞ. ´ l `゙ ´ ./} /
ヽ:', ,,. |: /ン あぁ、それなら心配ありませんよ
,一´、:', 、 /:: /
, ' / l::ヽ 、 ,.' 、 山賊が現れたのは一度だけで、その後は全く襲われていませんし、
, '. / ,!, ,' ヽ `ー ――――' , ' 、 \
/. イ// '. ヽ ゙゙゙゙ , 'ト l ' , あの時も途中で山賊の方が逃げ出してしまいましたから
l ! ヽ , ' l \ l ',
. |. ', ヽ _ _, ' / | ',`‐
| l | l ' , \
| | l \. \
,. -ュ,ニニ弌垳ト、
/r'^ _rヘ-ヘ/^ヽr宀、
/!7ト、7′ 〃 l ヽ ヽ
、 / l//L」| ∧l | ! |l | ! ヽ これは単なる好奇心だけど…
|:l / 〃 ||丁l トH、lV| |l /l } l |
ヾヽ / 〃 |l | l抔卞`ヽ{ /-ト/ //リ 前の村長ってオーストリア派の貴族じゃないのかしら?
\ ヽ:∨ |」 /l| lトヽ ̄ レ'戎シ' / ′
⌒ヽ!ヽ._j\\ / 八 |ヽ __ ' ∠r1=彳
::..::..::..::..::..`::..::ヽ/ ハ ヽ‐ >、 ,. イ| }::..`ヽ、
::..::..::..::. /⌒ヽ、ヽjノヽ.∨r 芥、/:./ /::..::..::.、\
::..::..::.::./:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ⌒Tlヽ}l,ハ/-/ 〈::..::..::.`ヾ\ヽ
::..::../:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨_ || ヽ:レ':.:ヽ::..::..::.くヽ.j
::.r'´.:.:.:..::.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ ||ーrヘ.:.:、:.:.\ヽヽ:〉
仆、 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_l〉 ri心:.:',:.:.:.:.:ヽ}
′ \_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∨_ ゞ=仆ヽ.:.:_ノ
, 〉个、:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ l }〉:.}'´
| く_/^ト、>:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_リ 〈|:.ハ
| //:.:.:||:.:./ ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨┐r':.:{ 、ヽ
!| //:.:.:.:||:./ }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨.:.:.:.| l |
-
, '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
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lー ´ `ー ''- ‐- '´ー 、:::::::::::::::: : : ソ
l_ _ ヽ、 , /´: : :,'
l: : : /,, ̄  ̄ ー -、- ー 、_ /: : : , '
/,: : ´/,-‐=== = 、ゞ: : : :, '二 `ーV、: : ´
{ ',ゝ::/ ,= = ヾ ゙-- ´r - 、㍉/) `´
`、i: :ヽ, 、f´ヒソ` i f心 ソ /,'ケ
ヾi: : ゞ. ´ l `゙ ´ ./} / オーストリア派とかは、よく分からないですけど、
ヽ:',. u ,,. |: /ン
,一´、:', 、 /:: / 確かにあいつは貴族の家の出身ですよ
, ' / l::ヽ 、 ,.' 、
, '. / ,!, ,' ヽ , -――一 , ' 、 \
/. イ// '. ヽ ゙゙゙゙ , 'ト l ' ,
l ! ヽ , ' l \ l ',
. |. ', ヽ _ _, ' / | ',`‐
| l | l ' , \
| | l \. \
| | | ‖ | | トヽ
__ | |、 ト、 { || | | | |l (大体裏は読めたわね…)
ヽ\| | \ | ヽ\ |.| 厶 /l | ||
__/;ハ ヽ 斗―\l- \\. /イ/ | //,イ| (前の村長さん…どうやら私の【お友達】だったみたいね)
ー'´ ヘ\\ヽ二 \ \/ >┬ ァ| 〃 |
ヽ 弋F千 卞、 ^ー'彡/ ∧ / (お養母様かしら…、それともカツヒコの取り巻きが暴走した…?)
ト \ `ニ´ ̄" / / ' /.:/
| l\\ \ 〉 / イ ', /..:::/
| | \>ー一 __ __,,. イ |、 ′ / /.:::/ /
| | \ - /| |\ У /.:::厶イ
二丶 ト> / | | \// ̄_,. -‐ ニ
::::::.ヽ\ |::7r―- `=二´ | | /  ̄
::::::::::.ヽ \ |:| |::::::/r‐::共::ト\ | |一'二二二、、_,.. -― (やる夫達のアイデアが上手くいけば、自然と目立つでしょうし…)
:::::::::::::::..\ヽトl:::::|:|::::|:| |:|:.ヾV<| '::::::::::::::::::::::::.ヽ\::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::l |:l \|:|::::|:| |:|:::::}:}\:l / .:::::::::::::::::::::::::::.\\ー<二 (私も気を付けた方が良さそうね…)
::::::::::::::::::::::| |:| ゞニイ ゞニ仆、/ ∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::.\\::::::::
::::::::::::::::::::::| |:| |:l |//\\:::::::::::::::::::::::::::::::::::.\\::
-
____
/\ /\ これからは、やる夫がこの村をじゃんじゃん発展させるから、
/( ●) (●)\
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\ 攻めてくるのは、山賊とは限らないんだお
| |r┬-| |
\ ` ー'´ / 村を発展させて、嫁さんが怪我でもしたら何にもならんお
/;;;;r' ̄´ ` ̄ゝ、;;;;;;;;;;ハヽ
/ソ´ (ヘ;;;;;;;ハ)ハ
//´ / (ヘ;;;;;;;|) ハ ,, -''
レ' /| ヽヽ ヽ (ヘ;;;;|) ハ .,, - ´
/ / /│ |_\|__|__ (ヘ;|)) ハ ._ ,,-'' ´ _..:.-.:'' もしやる夫に何かあれば
l / l | | r'| | ハ ` ((!!)) | _ ,,, - ''' _ ..-:.:.'':.:..:.:..:.:.:
| | | 」-ト、ト、 | _x===| }.,,,,,, . - '''' _ ..-:.'':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.: こんな村くらい
| レ|´| | | ヽ | rテ´ | / ...i ._ ..-.:'':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:
_| | | | |_==ヾ、 ∨ |/ / .i_,,..-:.'':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..::.:.: 私が燃やし尽くしてあげるわ
〈l ̄〉ハハ \\x゙ , /// .l:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
ヾ_'-'∧. ヽ \\ _ ノ jノ ,イ /|.|:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.::.:.:
/||ゞ´∧ \_\ゝ /// |.,|:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:
//´|| 〉〉、_ ヽ ̄ヽ、 ._ _. /l_\_ ._|;」:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_:.:;;:.:.- '''
// ゙ |_| /\.<´-i'' 丶\ ∠ー^i `i ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_:.,,:.:.-丶''
/\ー─-、...,r-/ ̄ i l. ヾ ̄-−´ l l |:.:.:.:._:. - ''..| ;;;;;;;
____/___〉;;;;;;;;;;;;.l-=|,,-=ト-==|===| |,,」,,- '''.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;
__ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/.|,;,;,t,;,;,;,ト、;,;,;ト、;,;,;,;ネ ,,,, - ''' | /レ';;;;;;;;';;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ./ ! ! l \ 《 レ'/;;|;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
-
, '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
. }: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : `}
/: : : : :, _ - ‐ -`、::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::: : : :く
lー ´ `ー ''- ‐- '´ー 、:::::::::::::::: : : ソ
l_ _ ヽ、 , /´: : :,'
l: : : /,, ̄  ̄ ー -、- ー 、_ /: : : , '
/,: : ´/,-‐=== = 、ゞ: : : :, '二 `ーV、: : ´
{ ',ゝ::/ ,= = ヾ ゙-- ´r - 、㍉/) `´
`、i: :ヽ, 、f´ヒソ` i f心 ソ /,'ケ
ヾi: : ゞ. ´ l `゙ ´ ./} /
ヽ:',. u ,,. |: /ン いや、流石に心配しすぎですよ
,一´、:', 、 /:: /
, ' / l::ヽ 、 ,.' 、 それに、こんな土地を発展させるといっても…
, '. / ,!, ,' ヽ , -――一 , ' 、 \
/. イ// '. ヽ ゙゙゙゙ , 'ト l ' ,
l ! ヽ , ' l \ l ',
. |. ', ヽ _ _, ' / | ',`‐
| l | l ' , \
| | l \. \
____ 発展性の方は心配ないお
/ ⌒ ⌒ \
./( ―) ( ●) \ やる夫の実家は、農業じゃなく商業で儲けている家だお
/::⌒(_人_)⌒::::: | チラッ
| ー .|
\ /
-
,. -─────────‐- .、
// ̄ ̄\ / ̄ ̄\\ そして、国境の最善線の碌な防衛設備も無い村が
/ \
/ :::::::::::::::::::::::::::::::: \ ボロ儲けしているのを、みすみす見逃す程、
/ / / ̄\\::::;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::// ̄\\ \
/ | |. ┃ .| | ::::;;;;;;;;;;;;;::::| |. ┃ .| | \ この時代の領主は甘くないお
/ \ \_// :::::::::::::::::: \\_// \
/ ../ ̄ ̄\ / ::|:: \ / ̄ ̄\.. \
/ ::::: | | | ::::: ヽ
| | | | |
| \__/\__/ |
| | | |
| |r─‐┬──、| | 大体この村は存在自体が
ヽ |/ | | /
\ \ / / オーストリアとハンガリーに喧嘩売ってるんだお
\  ̄ ̄ ̄ ̄ /
, '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
. }: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : `}
/: : : : :, _ - ‐ -`、::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::: : : :く
lー ´ `ー ''- ‐- '´ー 、:::::::::::::::: : : ソ
l_ _ ヽ、 , /´: : :,'
l: : : /,, ̄  ̄ ー -、- ー 、_ /: : : , '
/,: : ´/,-‐=== = 、ゞ: : : :, '二 `ーV、: : ´
{ ',ゝ::/ ,= = ヾ ゙-- ´r - 、㍉/) `´
`、i: :ヽ, 、f´ヒソ` i f心 ソ /,'ケ
ヾi: : ゞ. ´ l `゙ ´ ./} /
ヽ:',. u ,,. |: /ン えっと、それは一体どういう意味で…?
,一´、:', 、 /:: /
, ' / l::ヽ 、 ,.' 、
, '. / ,!, ,' ヽ , -――一 , ' 、 \
/. イ// '. ヽ ゙゙゙゙ , 'ト l ' ,
l ! ヽ , ' l \ l ',
. |. ', ヽ _ _, ' / | ',`‐
| l | l ' , \
| | l \. \
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ この土地は確かに名目上はシタラバ領だが、
| ( 一)(●)
| (__人__) 実態はオーストリア、ハンガリー、シタラバの3カ国が
| `⌒´ノ
| ,.<))/´二⊃ お互いに牽制しながら、手を出さないようにしていた所謂緩衝地帯だっただろ
ヽ / / '‐、ニ⊃
ヽ、l ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / \ その土地に、一番の小国のシタラバが開拓村を作り一方的に領有を宣言した
| / / i \
|" / | > ) オーストリアやハンガリーからすれば、さぞ頭に来ている事だろうよ
ヽ/ とヽ /
| そ ノ その上、その村が碌な防衛もせずボロ儲けしていた日にゃあな…
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`` ‐ 、
,. '"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/::::::::::::::::::_ -−" ̄_ \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ
/:::::::::::::::/ _,.−' ''ゞ:::::;::::'ミ,、:::::::::::::::::::::::::::::l´
,.':::::::::::::/ / ,,イ゙\゚- '入、ヾ,::::::::::::::::::::::::::l
/::::::::/ // -‐''"_ヽ'、 l l′/`_''l::::::::,──''"´
':::::::/ ,.イ::/ /∠´ `ヾ' l lレ'´ 'ヾ''''
i::::/ ,.':::::/u i{,_,, ゚ }! l li{,_,. ゚ }
l::/ /:::::/u uヾく,_,ノ′ l lゞi-rイ
,' /-、::::ヽu ' ' ` ,__〉〉 |
. /l 「ヾ::::ゞ ,.r‐ `'U'U__,.ィ}|
/::::| ー}::::ゞ/,r 'T"丁 ̄| ̄ | l|'| ● ● ●
}i::::iト、}::/ ,イ |__,∟ ⊥ _|__,l|.|
`i::iiiハ/ `| i l_/ _,ノノ||
. }ii.j l |Y/ ‐┴''" ||
゙l.! |. 仁 _,__ ||
/. l lニレ'´ `ヾ'、 ||
/ ヽ 「]、 ヾ>、||
/ . ヽ`「ヽ }H|\
ヽ`「ヽ、、,__,,ノj‐|| ` ー─
u \`'〔`'T''''''T´ ,ノ|
\ ` ̄ ̄ ̄ /
`−──‐′
-
/ ̄ ̄\
/ ⌒ \
| ミィ赱、i .i_r赱 俺の名は、VIP・デ・やらない夫
. | ::::::⌒ (__人__)
. | トエエエイ VIP村は狙われているw
. ヽ `""´}
ヽ ノ
/ く
/ ̄ ̄ ̄ \ ホジホジ そういう事態が起こらないようにする為に、やる夫が領主に任命されたんだお
/ ― ― \
/ (●) (●) \ …とはいえ、備えを怠って良い理由は何もないお
| (__人__) |
\ mj |⌒´ /
〈__ノ 多分、前村長はその辺を理解していたから、モットアンドベイリーなんかを作ったんだお
ノ ノ
-
>-テ=---:{ニ{@}ト,
, : ´ r辷::::::::::::::::::ゞz==彳
/ 辷:::::::::::::::::::厶イ',.\\ヽ
/ 辷::::::::::::::::テ//| l .|| i ヽ、ヽ.\
/ .,:辷:::::::::::::テ 7/j | i .|| | ',∨.Y.ハ
.′.//t_:::::::::ri:} |.| | ! i .|| | | ! | |.|
i //{:r_フx::=x' |.| i | | .|| | } ! | jリ
/ //r彡.'7八::| !| |z=ミ|j_i. // .///
/ // / / i |j, |ハ弋:::リ j_//j_/// まずは、山賊を撃退できるようにして、
/ // / / /! | ヽ ハヾ、`′ { ヽ´彳
/ // / / /| ハ ヘ、 ヘ 冫 ', 村の収益を上げて、
,イ // / / / ! ', ハ``ヽ - ノ i | ハ
//./ / / / /i ハ ∧ イ',〃j / この村に安心してお嫁さんを迎えられるようにしましょう
/// / / / / / .|∨ !ヽ-:<ニ x_ヽ i./
//.イ / / / / / j ∧ .|':: :: :: :: :: ::.>xヽ、
,. イ 〃7 ./ / / / / //:::::∨ i:: :: :: :: :: :: :: :: :: Y ヽ、
`ー─ ' ´ {{ / / / / / //:::::::::::V !:: :: :: :: :: :: :: :: ::7ヽ `ヽ、 『ドキッ!男だらけの開拓村』なんて
ヾ .| ! { | .| //__:::>.ィ∨i:: :: :: :: :: :: :: :: ::ト、 ∨ \
| .'| | | /:.| {イ>,.:::--==ヽ:: :: :: :: :: :: :: :: r≦ .V \ 一部の特殊な趣味の方にしか需要無いわよ
V |りレ':: : |/イ<:::::::::::://::|:: :: :: :: :: :: :: :: ト=' |/| jⅥ
_}ヾ:: :: :: :: :: ヽ::::>x-:' <::::j:: :: :: :: :: :: :: ::.∧ミ==x j/|/
ヽ:: :: :: :: :: :: :: \://:::::7:: :: :: :: :: :: :: :: ::∧ミ=、 }}
V:: :: :: ::_r--、::>-:.<:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::\}〃
.':: :: :: :/ ヽ:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ヽrt __
7:: :: :: :.i \ :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::ハ:: :: {::(>=≦:::)
7:: :: :: : t r':: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::∧:: :: ーiYiヾ=x
r-、 /:: :: :: :: / \:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :∧::::::/:|:ヘ',: \ヾ
{:t-::/:: :: :: :: / _, 〉:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::i:: 〈::::!::', ヽ ∧}}
___,>'´/:: :: :: :: / /:: ヽ':: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ∧:: i:::| : ',:ハ ∧
_,. イ:: :: :: :: : { /:: :: :: :: > 、:: :: :: ::....:::::::/::./: :} : i-': : :i:: ::| .∧
-
, '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
. }: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : `}
/: : : : :, _ - ‐ -`、::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::: : : :く
lー ´ `ー ''- ‐- '´ー 、:::::::::::::::: : : ソ
l_ _ ヽ、 , /´: : :,'
l: : : /,, ̄  ̄ ー -、- ー 、_ /: : : , '
/,: : ´/,-‐=== = 、ゞ: : : :, '二 `ーV、: : ´
{ ',ゝ::/ ,= = ヾ ゙-- ´r - 、㍉/) `´
`、i: :ヽ, 、f´ヒソ` i f心 ソ /,'ケ 俺達はどうすれば良いんですか?
ヾi: : ゞ. ´ l `゙ ´ ./} /
ヽ:',. u ,,. |: /ン
,一´、:', 、 /:: /
, ' / l::ヽ 、 ,.' 、
, '. / ,!, ,' ヽ , -――一 , ' 、 \
/. イ// '. ヽ ゙゙゙゙ , 'ト l ' ,
l ! ヽ , ' l \ l ',
. |. ', ヽ _ _, ' / | ',`‐
| l | l ' , \
| | l \. \
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ 村の収益が上がるまでは、山賊も今迄通り無視してるだろうから、
| ( ●)(●
| (__人__) その間に、村の防衛設備を充実させることだな
. | ノ
| ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │ それと本格的な戦争になれば、俺達みたいな若造ではやはり経験不足だ
\ “ /___| |
. \/ ___ / そっち方面に詳しい人間に心当たりはないか?
-
, '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
. }: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : `}
/: : : : :, _ - ‐ -`、::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::: : : :く
lー ´ `ー ''- ‐- '´ー 、:::::::::::::::: : : ソ
l_ _ ヽ、 , /´: : :,'
l: : : /,, ̄  ̄ ー -、- ー 、_ /: : : , '
/,: : ´/,-‐=== = 、ゞ: : : :, '二 `ーV、: : ´
{ ',ゝ::/ ,= = ヾ ゙-- ´r - 、㍉/) `´
`、i: :ヽ, 、f´ヒソ` i f心 ソ /,'ケ
ヾi: : ゞ. ´ l `゙ ´ ./} / 前村長の知り合いに
ヽ:', ,,. |: /ン
,一´、:', 、 /:: / 「奇跡のトウドウ」と呼ばれた有名な騎士がいますよ
, ' / l::ヽ 、 ,.' 、
, '. / ,!, ,' ヽ `ー ――――' , ' 、 \
/. イ// '. ヽ ゙゙゙゙ , 'ト l ' , でも、今どこで何をしているかまでは…
l ! ヽ , ' l \ l ',
. |. ', ヽ _ _, ' / | ',`‐
| l | l ' , \
| | l \. \
| | | ‖ | | トヽ
__ | |、 ト、 { || | | | |l
ヽ\| | \ | ヽ\ |.| 厶 /l | ||
__/;ハ ヽ 斗―\l- \\. /イ/ | //,イ| お母様が生きてらした頃のシタラバを支えていた騎士ね
ー'´ ヘ\\ヽ二 \ \/ >┬ ァ| 〃 |
ヽ 弋F千 卞、 ^ー'彡/ ∧ / お母様が亡くなられた後、私も何度も助けてもらったわ…
ト \ `ニ´ ̄" / / ' /.:/
| l\\ \ 〉 / イ ', /..:::/
| | \>ー一 __ __,,. イ |、 ′ / /.:::/ / 無事でいてくれれば、良いのだけど…
| | \ - /| |\ У /.:::厶イ
二丶 ト> / | | \// ̄_,. -‐ ニ
::::::.ヽ\ |::7r―- `=二´ | | /  ̄
::::::::::.ヽ \ |:| |::::::/r‐::共::ト\ | |一'二二二、、_,.. -―
:::::::::::::::..\ヽトl:::::|:|::::|:| |:|:.ヾV<| '::::::::::::::::::::::::.ヽ\::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::l |:l \|:|::::|:| |:|:::::}:}\:l / .:::::::::::::::::::::::::::.\\ー<二
::::::::::::::::::::::| |:| ゞニイ ゞニ仆、/ ∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::.\\::::::::
::::::::::::::::::::::| |:| |:l |//\\:::::::::::::::::::::::::::::::::::.\\::
-
●
●
●
-
_____
,. ‐'"´ `` 、
, '´ ‐ 、 丶 ここまで意図的に説明することを避けてきた
/ , 、\ 丶、 \
// / !.i i i 、 `、 ヽ ト、 ヽ 各国の思惑を、この辺りで解説したいと思う
/./ ' 1‖‖!.ヽ. ヽ `、 `、ヽ \ ヽ
i イ ! li |、 i ト ヽ ヽ. 、 、 丶 ヽ ヽ
','i イ! | i |ヽ ヽ丶ヽ丶ヽNト 、 \ 丶 丶ヽ
i!!| ‖i! ト」! 丶.ヽンと"ー= ミ、 、 丶_ヽ ヽ三二二ニ==
!! レ'| i.| テェミ `` ,ィ元j''ラ ヽト ト、 `ヾ、 ヽ、__ ュ
トi i.ヒ'」 └┴ i5、ヽ `、丶、 `` ‐-、._`丶 ``
i!ヽ丶 ' _, ,.イヘ ヽヽ ヽ 丶 `` ‐ 、二
! ヘ. `丶` ‐ ´,. ' iヘ ヽ. i ヽ トミュ二 、 ``
', ',ヽヽ `T´ ! ヽヽ\ヽ \ヽ`` ‐-三三ニュ-、_
ヽ.ヽ冫ルソ'´! , ,.ィ入ヽ.\! ヽト≡─‐- 二三三``ミ
冫7 ./`` ' フ´ ,/ `ヽ`ミミ 、 ヽ 丶二三三ヽ‐三ミ
/ ./ / / / } 、 丶ヽ、 ``丶二ミ 、 `` 三
_ / / ,/ __,/ /,ィ ,ヘ ヘ、 丶`丶、 `` 、ミ ヽ
,ィメ ヘ∠广  ̄___ ,y' / ヽ 丶 丶ミ‐-、 ``‐、
戊 ,㌧ ‐' ´ `ン ∧ 丶 ヽ ヽ ``丶
,レ'`'"´ ,.:ュ_ / ,ヘ 丶 `丶ヽ ヽ ヽ``
/ _,. '´`` ─/ イヾ 丶ヽ `丶、 ヽ ミ
. / , '丶、 ,イハヽ 丶 \丶 `` ‐-
丶 -‐'"1 `` ‐- 、__,,イ ヽト ヽヽ丶\丶、 ``
リ 〔 ト 丶i、ヽ! 丶丶-`丶、_
i| i ヽ ヽ ヽ `ト、 ``‐- `ニュ_
-
ヽ \ まずは、カナメの故郷のハンガリーからじゃ
/⌒¬┬、 \
/ //i| || Yヽィr、 ヽ
// / /!」!__|! | //ケi ヽ ヽ
. // / ,イ´LlL_|| │`イ !∨」\ i カナメがブイブイ言わせているのを見ると、
 ̄``| T「 ̄| |L. ! |ヽ\ Yヽ. j
ハ 丿 U l |うiヽ\ \ヽヾi「`ー─' さぞ国力があるのかと思ってしまうが、全く逆じゃ
ッ 「 _"" ! レ/ ヽヽ `ー'川
ハ 、` ノ | i j´ヽ ∨i i l !|
ッ ヽ _」 / l 、 l l ヾヽ
ハ ´ |/ l >¬ ヽ ヽ ヾヽ 強力な国王ベーラ3世の死後、後継者争いが勃発
,ノ / ム ヽ ヽ ヾ\
/' / >‐',、´r ヽ \\ \\ それに乗った貴族達が勢力を強め、見事に小領主乱立状態じゃ
_, -‐ ´ ̄ ̄ ̄``丶
,. , '´, /, / i ,. 、 \丶
/, ' // 〃 / ,イ‖│ | l. ヽ \
/〃/ 〃 '/ ,/ / i i| | l |i ! iヘ
/´ / / // ∠.../! ,' | l| ト ! !! |! ! ', その隙に、ブルガリアのカロヤン・アセイが
′〈 /i / ヒル」' Li l」 ! 」」」_ || !! | i
'7,ir }, -rュミ、 \!ヾi`|ト.|| │ l ハンガリーからベオグラード、ブラニチェヴォを奪ったことで
,',' !! i| ` ヒツ テ‐、`ヽ,! l |i
,',' ‖ .|| , マ,._/ ヽ|| |! !! ドナウ川を使った流通をすっかり抑えられてしまった
r‐-、 ,',' ! l ! /|| |! ||
\ 丶 ,',' l | iト、 '、ヽ ∠_」! |! ||
ヽ ヽ , ┐ ',' ,i !‖!|丶 _, .ィi| i || |! ||
,ム Y ! ',' i| !‖!| |!`ー‐ ' ´!. i l‖ | !! |! || 現在の国王はアンドラーシュ2世じゃが、
/ 、 \j l ,',' :i! .|‖i !_」! { 」 | !! !l| |!i |i
ノ 、 \__」 ,. ',' ‖ !」 '´ i ア ヽ.|| i|! |!.| !i 王位に付くやロシア遠征を繰り返したが全敗…
ヾ、 丶__,〉 } ,',' ム │ | / \|l !!.| ||
ヾ _丿 ,' i ' r'´ ! i │ / /! || ! || その戦費を調達する為に重税を課すという悪循環に陥っておる
丶 ヽ | ! / | ト ヽ/ / | || |! !!
-
__ __
,,.-‐'''"´ ´ `、丶、
,-'´, ィ ,i i .i ヽ ヾ、丶、ヽ、
./ / ,イ i! ||i ll ヽ ヽ丶.ヽ 丶 ハンガリーには国を挙げてシタラバを攻めるような余裕は無い
/ ノ ,/ /! ‖ |.l lヽ li. li ,i. l
/ ,イ! l l .l ,ハ. lヽヽヽ li li l i l せいぜい隣接する領主が攻めて来る位じゃな
| .l .i ll i. l l_ l、 l ゝヾヽ」‐、l! ! .! li
‐' l .l! l'´!_' ´` `ェ_ l l! l. l.l
l .K´,-ァテナ '"ヤ'ニソヽl .l l ヽ .i l.l
l l、!` `'''´ l lノ.i l l.l l
l l.lヾ、 _ 丿 ハ l. l .l.l.ト、 ⌒) カナメも別に生国の軍隊を呼び込む気は無い
l l l l丶、 !、`丶 , イ!/ /l l. l l l.l.l 丶、 )
il! .l l l l ll丶--´ '´ .」フ' /l.l .l. 丶 l l.l.l 、_ノ むしろ余計な口出しが無い分、やりやすいというのが本音じゃ
i|.l! l. l l,l ll ,iゝ、,-''"´ ./ / l.l .l 丶 l. l.l.l
,i.l.l! l l .l! .l lノ!,r'´\ ./ / \、. ヽ、 丶l. l.l.l
i.l l! l l .l /ィ´//l、ヽ〉ソ / / ヽ、丶 ヽ、.l.l
i.l l! l lィ、 くィ´/l ll、ヽ/ / ./ ヽ, ヽ、l.l
-
// // / '. '. '. '. '. .| l
, ', ' ./ / / !ヘ '. '. '. '. '. | l 逆に、現在絶好調なのがテッサの故郷のオーストリアじゃ
. / / ./ / /l !'. '. '. '. '. '. '. .| l
/ / ./ / l l l.l l. '. '. '. '. '. '. '. | l'.
,' /! /l l il l l l l. '. '. '. '. '. '. '. | l '. バーベンベルク家の全盛期を築いたレオポルト6世の元、
,'./ l. ,' il l_il l l l l. '. '. '._'._'. '. '. ! ! '.
,'/ l__ ,' il l`l 「ト、_.! '.」/ヘ!´ヽ!__l_! .l ト、 まず集権化を行い、その後に外交に乗り出しておる
il⌒lヽ⌒ l .l lン }
il l iト.ヽ,_,,ン 'ミ;_ ,;ャ、! l. ! /
il l iL' `´ , `'''゙´ .l l .l/ 正直こんなお隣さんは小国にとっては御免被りたいのぅ
il l il iト、 __ // ,. l.l .l '.
il l il il'. \. ヽ( ヽ . / !l l '. ライバルはハンガリーとバイエルンじゃが、片方は自滅中じゃ
il l il il '. ,-r==、 ´ ,ィ´ ll .l'.
il l il il // ヽヽヽ`¨´ヽ ! .l '.
il lT¨¨lトl,L.__ ヽヽヽヽ''"i .l l::7_ 不幸中の幸いは、オーストリア公は内政の充実を優先し、
il l !三l.|ト,,マ トl ヽ/::::::/ .l l/
il/´>`l.|シュ-ス| /:::::::::/ /l l バイエルン公は領土的野心が強い点かの
. -─────- .
, ',´ 丶、 オーストリア公自らVIP村に攻め込んだ挙句、水銀燈を担いで
/"/ , , , 、 \
/' / / // , ヽ ヽ ヽ そのままシタラバを蹂躙する可能性もありうる
/ ' ,/ /〃 /イ .i| i ! |i i i
/ ,イ 〃 //,' '"| || | ‖ i. || | i |
〃7 /' //..L ! ! !| ! |.! | || | | |
/ L./ !.._/ |! | `ト. !. |ヽ」」ム__」 || | | ! シタラバにとっては、最悪のシナリオじゃな
`' 爪 ト¬=ミ、 `ヾ ,.三 └.ル.」| | | |
二 i | ! |! ゝ_ソ ¬ ;¬ァ、|i ‖ | | 無論その場合、カナメは水銀燈を暗殺するじゃろうが…
ィ i | ! || ' ゞ'ノ ' !! !) ! !
r:、 i│! fヽ. 、____ ,. || |! | |
', '、 | | | | ! |丶 ` ' ´ ,.ィi├|| |! | i !
,ム `n /.│l | ! ! i 〉:ー‐ '"i|│|│|| ||i ! !. l これを回避できるかどうか、やる夫はカナメに試されておるのじゃ
/ ヽ、ヽ!. |! ! | !.| | | リ l|‖|│|| ||| | | |
(⌒ヽ / ノ .|‖ ! ! ィ'´ 丶 |│|| ||| | | |
-
/.:.:.:/.:.::/.:∧ヘ:ヽ:::\ヽ
/.:.:.:/.:.::.::/::/ {`'' ',::ヽ::;.:.ヽ:',
/.::.:/::/.:.:l.:.{:i::! l レ弋::!::!::!:l オーストリア派が結束して、ハンガリー派と争ったり、
/.:.:/:/.:.:.:.l:::Tl十‐! 徐ヽ::}::!::l::l
/.:.::l/i::.::l:.:lヽl:!_ ヒリ_,:/::j:::}リ オーストリアに介入されたりはしたくないのよ
/.:!:.::.:!::.:.:l::.l`'´ ヽ`イ::/:/
/.::!:.::.:iヘ::.:i.:'、_ ┌―ァ 从/!
/.:.:l.::.::∧ ',:::ト-' '、_/ /| l:.::l
/.:.:::!:_::::_:::〉、マ::',` r-- '::.:.::! l::.::l でも、小国の内輪揉めを避けるのが目的だから、
/.:.::::,( `ヽ ';::ヘ !:::::::/.::/ !:.:.::!
/.:.:.:./ `)`ー―`-'、::.ヘ`ヽ=-〈 l::.:.::} ハンガリー派に敵対的でない人間がオーストリア派を纏めた上で、
. /.:.:.:.:;{ /ハ ――〈::.::.:', `' ヽ !:.:.:リ
/.:.:.:::/.:! !: | ――fl::!::.:}_/´ _リ::.:/ ソウスケか私に忠誠を誓ってくれるのが理想なのよ
. /.:.:.::.:/.:.:! ヽ:ヽ、 ―' |::!:::l、l  ̄` <
/.::/.:.:/.::.::\ マ:ヘ/ !リ:::! ! i ト、 ヽ
. /.::/.:.::,'.::.:.:::.:::ヘヽ、`´ //ノ、_ .>个!_トミ.、_〉
i.:.:i.:.:.::i:.:.:.:.:.::.:::∧ ,>- '´ ノ `}> やる夫は一応その条件を満たしているから、
l:.::!:.:.::l.:.:.:.:.:.:.::/.:::ヽ / / /
l.:::l.:.::.:!.:.:.:.:.:::/.:::::::::| / \j´O 、 / どこまでやれるか、とりあえず試してみたって訳
l::::!.::.::l.:.:.:::.::i.:::::::::::l∨ | ̄ f
l::::!:.::.:!:.::.::.:l::::::::::::l::::} j | 駄目なら水銀燈に【病死】してもらえば、いいんだし
';::l::.::.:!.:::.::l:::::::::::l::/ / /
'、:::::::l::::::l::::::::::lム .._ / 、O, /|
\:::l::::::l::::::::l`メ, _`ヽ/ /! |
-
___
,.. -''"´ `丶、
,.-'"´ ` ヽ、
/ィ,ィ r , , 、 ヽ
/,'´/ , ' / ,/ l i 、 、 丶 i! 次は、ブルガリア、セルビア、ラテン帝国、ビザンツ亡命政権じゃな
, ',イ / /,' / イ l | i !. `、 i! i
/.//,.ク .// ,ク / ! ! i!l | li! i! l! これらの国は、数十年前までは東ローマ帝国という一つの国じゃった
!/イ/ l //./ l / l i l! l | l! |! l
! ケ/イメ、i ,' | ,i! ハi! i! l! | l!
l l ト`i.、メ l ハ l l! |l l. ,'l! i l 東ローマ帝国(ビザンツ帝国)とは、
! l lヽ!_;〉 `` 「`卞,ト| jl j ハ ヘ l!
| l! ! , ‐‐iテュ 、 `! ./ L.i! ヽ l! 系譜上は古代ローマ帝国の正当な後継者に当たる
li l! ヽ 、_ ヽニ' '´/./ ! ノト、 ヽ l!
l! ll l!丶 `ー- ,..j!/ ,'´l ヽ \ l!
! ll l! l.丶 --┬''"´ /'´ i! l. \ 丶 ト、 しかし、実態はキリスト教化したギリシア人の国であり、
l! l! ハll \ヽ〕! / ノ.l i! \ 丶、ヽ
! i´ !| ‖ / //,,. ‐'"´ ! ヽ 丶、 ヽ \ どこを探してもローマ人もローマ帝国の理念も残っておらん
l r〈 i!.!」L ,イ/フ /二三 | 丶 丶 ヽ ヽ
广、 ヽ`´ ィ'///// '´r‐ ヽ l 丶 丶、 丶、丶、
〈 丶 ヽ i /'´rヘ/ ,' // i! l ヽ `丶、 丶、丶、
/ヽ_ヽ.」'´ / i lハ. | lト l ヽ ヽ 丶、 丶、`丶、
/ `i / l ! l/ / j ヽヽ \ \ 丶ヽ、 丶、 `丶、
,.' | / ll l li! // l ヽヽ. \ ヽ、 ヽ 丶、 丶、 ヽ
i! ,j! ィ' l l ∨ /´ /`i 〉ヽ ヽ ヽ、 ヽ 丶、 ヽ ヽ
-
_, -‐ ´ ̄ ̄ ̄``丶
,. , '´, /, / i ,. 、 \丶
/, ' // 〃 / ,イ‖│ | l. ヽ \
/〃/ 〃 '/ ,/ / i i| | l |i ! iヘ この中で、真っ先にビザンツから独立したのが、
/´ / / // ∠.../! ,' | l| ト ! !! |! ! ',
′〈 /i / ヒル」' Li l」 ! 」」」_ || !! | i セルビアじゃ
'7,ir }, -rュミ、 \!ヾi`|ト.|| │ l
,',' !! i| ` ヒツ テ‐、`ヽ,! l |i
,',' ‖ .|| , マ,._/ ヽ|| |! !! セルビアは独立後、ブルガリアの独立を支援する
r‐-、 ,',' ! l ! /|| |! ||
\ 丶 ,',' l | iト、 '、ヽ ∠_」! |! || ビザンツがセルビアを全力で攻められないようにする為じゃな
ヽ ヽ , ┐ ',' ,i !‖!|丶 _, .ィi| i || |! ||
,ム Y ! ',' i| !‖!| |!`ー‐ ' ´!. i l‖ | !! |! ||
/ 、 \j l ,',' :i! .|‖i !_」! { 」 | !! !l| |!i |i その間に地盤固めをするという戦略じゃった
ノ 、 \__」 ,. ',' ‖ !」 '´ i ア ヽ.|| i|! |!.| !i
ヾ、 丶__,〉 } ,',' ム │ | / \|l !!.| ||
ヾ _丿 ,' i ' r'´ ! i │ / /! || ! ||
丶 ヽ | ! / | ト ヽ/ / | || |! !!
. -─────- .
, ',´ 丶、
/"/ , , , 、 \
/' / / // , ヽ ヽ ヽ
/ ' ,/ /〃 /イ .i| i ! |i i i しかし、この後セルビアに計算違いが起こる
/ ,イ 〃 //,' '"| || | ‖ i. || | i |
〃7 /' //..L ! ! !| ! |.! | || | | | ブルガリアがあっさり独立を勝ち取った上で、
/ L./ !.._/ |! | `ト. !. |ヽ」」ム__」 || | | !
`' 爪 ト¬=ミ、 `ヾ ,.三 └.ル.」| | | | ベオグラード、ブラニチェヴォ、ニシュ、プリズレンまで奪取してしまう
二 i | ! |! ゝ_ソ ¬ ;¬ァ、|i ‖ | |
ィ i | ! || ' ゞ'ノ ' !! !) ! !
r:、 i│! fヽ. 、____ ,. || |! | |
', '、 | | | | ! |丶 ` ' ´ ,.ィi├|| |! | i ! これらは、全てセルビアが国境線にしようと狙っていた都市じゃ
,ム `n /.│l | ! ! i 〉:ー‐ '"i|│|│|| ||i ! !. l
/ ヽ、ヽ!. |! ! | !.| | | リ l|‖|│|| ||| | | |
(⌒ヽ / ノ .|‖ ! ! ィ'´ 丶 |│|| ||| | | |
※ベオグラード、ブラニチェヴォ、ニシュ、プリズレンの位置については、この辺参照のこと
Wikipedia 「カロヤン・アセン」の項より〜
ttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/62/Bulgaria_under_Kaloyan.png
-
// // / '. '. '. '. '. .| l ベオグラードは、ハンガリー(北)に向かうドナウ川本流と
, ', ' ./ / / !ヘ '. '. '. '. '. | l
. / / ./ / /l !'. '. '. '. '. '. '. .| l クロアチア(西)へ向かうサヴァ川との分岐点にあり、
/ / ./ / l l l.l l. '. '. '. '. '. '. '. | l'.
,' /! /l l il l l l l. '. '. '. '. '. '. '. | l '. 古代ローマ時代に国境防衛用に作られたこの地域の防衛拠点都市じゃ
,'./ l. ,' il l_il l l l l. '. '. '._'._'. '. '. ! ! '.
,'/ l__ ,' il l`l 「ト、_.! '.」/ヘ!´ヽ!__l_! .l ト、
il⌒lヽ⌒ l .l lン }
il l iト.ヽ,_,,ン 'ミ;_ ,;ャ、! l. ! / ブラニチェヴォは、セルビア方面(南)に向かうモラヴァ川の分岐点にあたり、
il l iL' `´ , `'''゙´ .l l .l/
il l il iト、 __ // ,. l.l .l '. ベオグラードにも近い事から防衛を連携することが可能になる
il l il il'. \. ヽ( ヽ . / !l l '.
il l il il '. ,-r==、 ´ ,ィ´ ll .l'.
il l il il // ヽヽヽ`¨´ヽ ! .l '.
il lT¨¨lトl,L.__ ヽヽヽヽ''"i .l l::7_ 東に向かい黒海に注ぐドナウ本流はブルガリア領を横断しておるから、
il l !三l.|ト,,マ トl ヽ/::::::/ .l l/
il/´>`l.|シュ-ス| /:::::::::/ /l l この2都市を抑えたことで、ドナウ水運はほぼブルガリアの物となった
___
,.. -''"´ `丶、
,.-'"´ ` ヽ、 ニシュはモラヴァ川中流の都市で
/ィ,ィ r , , 、 ヽ
/,'´/ , ' / ,/ l i 、 、 丶 i! プリズレンはモラヴァ川から更に西に進んだ所にある
, ',イ / /,' / イ l | i !. `、 i! i
/.//,.ク .// ,ク / ! ! i!l | li! i! l!
!/イ/ l //./ l / l i l! l | l! |! l
! ケ/イメ、i ,' | ,i! ハi! i! l! | l! これによって、セルビアの東北国境は完全にブルガリアに押さえられた
l l ト`i.、メ l ハ l l! |l l. ,'l! i l
! l lヽ!_;〉 `` 「`卞,ト| jl j ハ ヘ l! 西側はエーゲ海で制海権はヴェネツィアに握られている
| l! ! , ‐‐iテュ 、 `! ./ L.i! ヽ l!
li l! ヽ 、_ ヽニ' '´/./ ! ノト、 ヽ l! 南のアルバノン公国はヴェネツィアの属国じゃ
l! ll l!丶 `ー- ,..j!/ ,'´l ヽ \ l!
! ll l! l.丶 --┬''"´ /'´ i! l. \ 丶 ト、
l! l! ハll \ヽ〕! / ノ.l i! \ 丶、ヽ
! i´ !| ‖ / //,,. ‐'"´ ! ヽ 丶、 ヽ \ セルビアとしては、ブルガリアと事を構えない限り
l r〈 i!.!」L ,イ/フ /二三 | 丶 丶 ヽ ヽ
广、 ヽ`´ ィ'///// '´r‐ ヽ l 丶 丶、 丶、丶、 ジリ貧という構図じゃな
〈 丶 ヽ i /'´rヘ/ ,' // i! l ヽ `丶、 丶、丶、
/ヽ_ヽ.」'´ / i lハ. | lト l ヽ ヽ 丶、 丶、`丶、
/ `i / l ! l/ / j ヽヽ \ \ 丶ヽ、 丶、 `丶、 とはいえ、正面からぶつかるには、
,.' | / ll l li! // l ヽヽ. \ ヽ、 ヽ 丶、 丶、 ヽ
i! ,j! ィ' l l ∨ /´ /`i 〉ヽ ヽ ヽ、 ヽ 丶、 ヽ ヽ 軍事力に差がある、という頭の痛い状態じゃ
-
-、,...__ ヾ、|,、
,,.-‐‐'゙'-"',.'‐''"'i゙'/ `'、‐、
,.-;''",-,'‐''-‐'" , ;;':|i':;, :, .` 、ヽ ここは同じ小国同士、
. '",゙''‐-,;:,‐'" ,ィ' l |;;:;|::;;l::i ::i ; ヽ`、
/,-,:'',:'", , ;'::| ..:l i' " |;l. :l ;|.::i:`:、 シタラバとセルビアはお互い仲良くやっていきましょう
/' /.:;'";:' ; l.:l:::l、:::|i:| l;'./i.ノ.::;!:::、ヾ、
. i.::;'.;:';'.::;.l::|゙、l`、l゙'、 ,ノノ/''i.,ィ::;::;:i::.i゙:.、 …という暗黙の了解ができあっがたのよ
|;:;!:l | ::l:::i;:l ;|;-‐- -‐-ノ',l,ノ::;l::i::|`''‐、
゙i| '!l l :::l::| '";, , ;.; ゙,i'|.::;l:::llノ
`i゙、::l、'、 ! ,ノ;/':;ノ:|
l::i:l`:;;'、 ー――‐ ,/;'lノィ'i::.| こういう判断が出来るあたり
i;:l::|.:.:|::`:,、 ''' ./:::i' :|:|:.|
l :l:::l ::'l:::::l::`i‐、 ., .ィ'::l:|:::l,'::|::|: l セルビア王ステファン・ネマニッチは
;i.::l::::|.:;:l:;ノ|ノ、`,、`''",/,!ヾl;/;::;l:::|::.l
/.::;',,.-i::i゙i'" `''r-i''" ゙''ノi'::;j::::|:::.l 優秀な人物よね
,'‐i'" ゙、iヽ''" ,:‐!-l' -‐;ヽ;';ノ、`゙' ‐i゙、
i i /ヾi'"''' /:i' l゙'、..::::;ノ'ヾ、゙、 ,'::::i
l .:`、 ‐';/ !,-‐;''":;l l `';:-、.;/゙、`' ! ::::i
| .::;''ヽ, / / /.::::l|o|l ::ヽ;;; i l , i'、. ::| 同じ条件で、無茶な遠征をしまくったハンガリー王とは別物ね
l .::/.: ';'' `'!,, ,.-‐''l,.l.|,,.-;、゙; ,,‐''" ヾ;:.`、::l
i/.: ;' `''ヽ、 ゙'、.,/ `'" i.゙:.ヾ| 人格はともかく、能力は信用しているわ
/; ! ` 、 ヽ. }::. ノl
-
,,″,′ ,7 i i ! l l i| i! ! i ヽ ヽ i 、 ‖
,″〃 i| |! !i ! | l ! ! ト ト、 マ‖! ‖ 更に、ブルガリア皇帝カロヤン・アセンは
,' ,'|! l ! ‖ ||! l l ! l ' ヽヽ ヾヽ iリ | ‖ i
,' ,'‖ ||i i|! |!i| !|i l. ヽ '、 ヾ 、 '、ヽ |!.!, |ト ! ニケーア帝国のテオドロス1世と同盟し
| ! ‖ i ! |‖ !|| lト ! ヽ ヽ. ム、ヽ‐-、 '!| ‖|! l
ヽi | l l | || ト|!、 llヽ i ヾ 、ヾ´ 丶\ヽ ヽ」| ‖i|! ! ビザンツ帝国を滅ぼしたラテン帝国を大いに破る
ヽ、! !、||!、」ャキ-ミ、 ! ヾヽ '´ ヽ> ュ─r= ッ'||! ‖||!ト,l
i`! | ヽ ∨ヾ / し′ j} / !i. ‖||!i !i
| ,ィ! i、ム_」 - ゝ にノ'´ ,′ .‖||!川
|レ‐ヤ |!ト / 、─────'───'─‐- しかし、この後カロヤン・アセンが暗殺されたことで
_, -─ 7 } ||!ヒ‐、 ` \
丶、 l ! ||! ! 丶、ヽ ¬ニヲ \ 事態は大きく変わる
丶、,′ ,'| ||! |i ヽ ′ \
_ / .,' | ||! |L > 、_, ´ ヘ 先程も述べたが、東欧に束の間の休戦期間が訪れたのじゃ
/ `丶 / ! !!'´ ) / ∧∨ヽ
_, -‐ ´ ̄ ̄ ̄``丶
,. , '´, /, / i ,. 、 \丶
/, ' // 〃 / ,イ‖│ | l. ヽ \
/〃/ 〃 '/ ,/ / i i| | l |i ! iヘ
/´ / / // ∠.../! ,' | l| ト ! !! |! ! ', その束の間の平和を利用して
′〈 /i / ヒル」' Li l」 ! 」」」_ || !! | i
'7,ir }, -rュミ、 \!ヾi`|ト.|| │ l やる夫はあちこち旅して回り
,',' !! i| ` ヒツ テ‐、`ヽ,! l |i
,',' ‖ .|| , マ,._/ ヽ|| |! !!
r‐-、 ,',' ! l ! /|| |! ||
\ 丶 ,',' l | iト、 '、ヽ ∠_」! |! || 束の間の平和に悪さをしようとした
ヽ ヽ , ┐ ',' ,i !‖!|丶 _, .ィi| i || |! ||
,ム Y ! ',' i| !‖!| |!`ー‐ ' ´!. i l‖ | !! |! || 隣国領主を懲らしめたところから
/ 、 \j l ,',' :i! .|‖i !_」! { 」 | !! !l| |!i |i
ノ 、 \__」 ,. ',' ‖ !」 '´ i ア ヽ.|| i|! |!.| !i 第1話が始まる訳じゃ
ヾ、 丶__,〉 } ,',' ム │ | / \|l !!.| ||
ヾ _丿 ,' i ' r'´ ! i │ / /! || ! ||
丶 ヽ | ! / | ト ヽ/ / | || |! !!
-
ヽ \
/⌒¬┬、 \ 一方、ここでハンガリー王アンドラーシュ2世が、また悪手を打つ
/ //i| || Yヽィr、 ヽ
// / /!」!__|! | //ケi ヽ ヽ 混乱の隙にブルガリア王位を簒奪したボリルと同盟を結んだのじゃ
. // / ,イ´LlL_|| │`イ !∨」\ i
 ̄``| T「 ̄| |L. ! |ヽ\ Yヽ. j
ハ 丿 U l |うiヽ\ \ヽヾi「`ー─'
ッ 「 _"" ! レ/ ヽヽ `ー'川 結果としてベオグラードの割譲は認めさせたものの、
ハ 、` ノ | i j´ヽ ∨i i l !|
ッ ヽ _」 / l 、 l l ヾヽ 強国ブルガリアの力を削ぐチャンスをみすみす逃がすこととなる
ハ ´ |/ l >¬ ヽ ヽ ヾヽ
,ノ / ム ヽ ヽ ヾ\
/' / >‐',、´r ヽ \\ \\
,_(,(ィ----------- 、.,,_ ノ/
,..イ _.....,.ィ-――――――--ミヽ、 //
./,イ"´ `ヽミヽ、 //
//. ,.イ/ .| ./<´
/ / ,.イ / ,/´ ̄ヾ、、
,..イ / /´ .ヽ`"ゝ‐-ャ
/ / ,イ / / ∠彡ム `i ヾ´、
i O。 / / /´ ヾ、彡| i | \
! / .// / .j | l .| ミ、ヽ、,__\ 何でそう中途半端な事をしますかね…
∧ X、_____,.ノト、/ /./ / / .| .| \
.i y. ~㍉、 ! /~`゙ク‐‐ノ / / / ∧ .ト、 ヘ 男なら腹を括りなさい
...ヘ |//l. ~゙㍉, 、/ / / | ト、 ヘ
..| ヘ .|. ~ /ヘ / r"ヘ j .| .\ヘ
y ヘl ∠\-".! .ヘ / .| ヽ!
! ,、 、 У 〉、 .\_/ ヘ .| カロヤンの後継者を匿って脅しを掛けた、
ヘ | 丶、 ~㍉_ -"‐" / \ `゙‐-l、|
〈.ヘ ヽ、 `丶、 .~㍉_./ `ゝ- ヽ セルビアを見習いなさいよ
l. ヘ. `丶 `丶 //l.__,/_ノ /´ ヘ
.| .ヘ `丶. `丶_  ̄/ ( _ ,イ´ .ヘ
|. ヽ、 `丶_.|/ -‐彳-‐イ「 〈 ,.ィ ヘ
.| 丶、 / / ヘ ヘ ‐ ´ ,..ィ ヘ
ヘ ` ‐ー−−r -−<´ / ヘ ヘ、 ‐´ ヾ= ヘ
-
,..イ/
,...=─────===≦彡< _
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,.ィ、: : : : _:_:_>、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : ト: :`>.、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : /:/: : : : : :i: :\: : :.\
. /: : : : : : : : : : : : : : : : :./: : : : : : : : : |: : : ::ヾト、: :ヽ
../: : : : : : : : : : : : : : :.:./: : : : : : : : : :.: :川: : :ハ ヽ: !
,: : : : : : : : : : : : : :.:./: : : : : : : : : : : : :/ .}: : : : :ハ ノ
: : : : : : : : : : :.:.:.:/:/: : : : : : : /!: :/: :/ |: : :}: : : !
: : : : : i: : : :/: ::/:.:./: : : : : |: :/|: :/イ:/ ,,i |:: ノ!: :ハ| おかげで、こっちは油断できなくなっちゃったのよね
: : : : :.l!: : /: : /: :/: : : : : : |: { ハ:{-≠≦イ |/: 川
: : : : :,': :/: : /=}::{!: : : : :.:.:.レ::{ .__,, |:ソ シタラバはブルガリアとは直接国境を接してないから、
: : : :/: /: : :{ { .|: |: : : : : : :.ト: !  ̄ ̄ ヽ
: : :/: /: :.:从 i ハ: : : : : : :|ハi、 """ r' ブルガリアが大人しくなると、周りの国が元気になるだけなのよ
: :/: ,.': : : : : ゝ、>ハ: : : : トハ |
: : ./: : : : : : : ∧>ー}: : : :| _ -―' r"⌒y
: : : : : : : : : :/ .l:.:.:.:.:ト、 {_ ,ソ 三 ( ノ )
: : : : : : : : :/ \ l: : : :ヽ:::::......  ̄ | ヽん_ ノ
: : : : : : :/\ \ l: : : : : Y―――="|
: : : : :/ \ \: : : : ::Vハ: :i: : :|:|
: :.:/ .\ \: : : :V \: : |:| 今迄はオーストリア派を遠ざけて、国内を纏めてきたけど、
イ  ̄ `ミ、 \<.ヽ: : : V /!: :i |
\\ ハ /::::::::::::}: : : :V /:.:..!.| こうなるとオーストリア派でも優秀な人間は懐柔していかないと…
ハ\\ .ハ \::::::::::::i: : : : !:::{:.:.:. |
ヾ } ', }:::::::::: l: : : :|::::!: 川
i! i 廴:::::: |: : : :!:/./: /
-
::::::,イヘ´1::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::| l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::: 冗談ではない!
::::| へ !::::::::::::::::::::::::::::::::::x" ,_`ヾ ヾ:
::::://へ、.ヽ、iヽ、:.;. ,,,.;;;´,イ  ̄ゞソ ヾ: 何故わざわざ将来の政敵を、厚遇せねばならんのだ
ヘ,ヾl<´ ̄℡ッ、 ハヾ´ー  ̄´´ ヾ
ト メ  ̄ ̄ノヘ
`ヽ∨ ∧ _
`∧ ! ┐ j 「
ヽ、 k _ / |
\ -‐=ニ ¨-´ / ト、
\ / ∨∧
ヽ . < / j
`ー―´ / .ノj
>'´ノノ―‐-、_r‐、 || _ノ
/ / _;;;;-''´;;;;;;;;;;;ヽ7 !彡'
-―-- 、 ___,∠ ノ'´;;;;;;;/;;;;;/;;;;_,;;レ'/ヽ;;;;ミヽ …という問題もあるのよねぇ
/;;;;;;;;;;;;;/!;;;;イ;;/ヘヘ|;;;;;ヽ;;;;ヾヽ
___,ノ;;;;;;;;;;;,/!|」_/|/ / リ|;;;;;;;;;i;;;;;ハ 実際これ迄忠誠を誓ってくれたハンガリー派を差し置いて、
ヽ _ < /;;;;;イ;;;;;;;|;;/  ̄ 、/ |;;;;;;;;;|;;ヾ、ハ
. ヽー ´ /;;;;;.{ !;;;;;;;|;;| ´"'ー` _ ソノ;;;;;|;;;;;| `ヽ 急にオーストリア派を優遇したら、
|\ /;;;;;;;;;`ヽ;;;|ヾ、 !ヽ、/;;ノ;;;;;;l;;;;|
/ |´\ ,/;;;;;;;;;;;|;;;;;;;l\ _ ´ 、i;;/;;,/;;リ;;リ 組織が立ち行かなくなるのよ
/ | ∨;;;;;;;;;;;;;;!;;;;;;;|ヽ -` ノ_;;イ;;/ ノ
、 / / i ̄ヽ_/|;;;;;;;;| \ <´| /
レ' /、 i i ハ |;;;;;;;;;| >- ´;;;;|;;;;;;;l|
\_/ ! |ヘム;;;;;;;;;ト、 /;;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;l| だから、元々中立派で敵が少ない上に、
| ヽ i i |〈 i|;;;;;;;|´ヽjヽ,;;;;_|;;;;;;;;|
ヽ、 ヽ | \!;;;;;;;ヽ 〉て´ ハ;;;;;;;;| 目に見える手柄があって、左遷同然で辺境に飛ばされた
,ハ i |/´ |;;;;;;;;;;| i__ノヾ |;;;;;;;|
/;;;;;;;∨ ん、 ヾ;;;;;;;| | |、 !;;;;;;;| やる夫は何かと都合が良いのよ
. /;;;;;;;;;;;;;∨ い/ | |;;;;;;;| | | \__/ノ;;;;;;|
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、 ∨ `ヽ |;;ノり | ∨ /|;;;;;;;リ
-
,<´`>、 ______ゝ\ ,〃
/ ___ ヽ `゙゙ー--、,;;;;;;;;;;;;; ̄`;;;;`>'/、 λ
l /´ , -、ヽ ヘ ン."´;;;;;;;;;;;;;;;/:::::ヘ ///ミヽ、 | l〃 そういう訳だから
.| .| / } } l /;;;;;ィ;;;;;;;,:..::::´::::::::::::::::|.l/:::::::::ヽ.ヽ''〃
.| .| l .、丿 j |´´/;;;;/:::::::::::/::::/::::,-,レ:::::::ヽ:::::ヽ;;;;ヽ ここは一つ男を見せなさい!
| | ヽ、 ./ .|∠_::/:::::/:::::ノ::::イ::::イ/ミハ`l:::::::|:::::::ヘ;;;;;ヽ
l ヽ ` ´ | //::/::::/-、' |::/|::/.|/ .|::|l:::::|l:::::|:::::ヽ:;;;l
/ ̄´丶 \ |Y:::|:::l:::::l::::/,__lメ、|l ソ .|/l::/ l_l:l:::::::ヘ;;|
| l 、 ::ノ|.|イ::::l:::::l::l".γ`cヽ- _,,∠´i,_/И::::l::::.lヽ
___ イ ::ヽ|ヘヽ :::::./ |l |::ヘ:::Ν、 l .し.l γ´ci `メ´|::::.|::::|Ν
i´ :::::ヽヽ`::::::::::::::: '::::/ |l:::::ヘ:! , , ̄` lι.ノ /::::ノ|:::l|
| | :::`l:::::::::::::/:::::/:::: |:::::::::l` _ l  ̄´、 /::::イン|ノ|
ィ´ | ::::::.}-‐::´:::://_」;;;;;;λ. /‐ ̄.二二l ∠,イ:|´;;;;;;;|
| .l ::::::|_:::-‐ y /:::::::::::::.. `\/ .| /::::::::|;;;;;;;;;;|
.| .| .:l :::::|ヽ、::/::::::::::::::::::::::::::::::::: ヽ―- __ ノ /|:::::::::|;;;;;;;;;;;|
| .l | ::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l、. "" , イ;;;;;;;|:::::::::|;;;;;;;;;;;|
| .ヘ l ::::::::::::::::::::} .、::::::::::::::::::::::::::::: _ ノ、 ` ´ /`l;;;;;;;;|:::::::::|;;;;;;;;;;|
ヘ ヘ ゝ‐----、::::::::::::l:::::`.ー-―‐z、―彡ヘ:.:.:ヘ /l:.:.::|`ヽ|:::::::::|;;;;;;;;;;|
ヘ ..ゝ---┬-、:::::::∧___丿::::::::::::::::::/ 丶.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ '!.|.:.:.:| |:::::::::|\;;;;|
.`ー―‐´`\::`゙::´::::::::>ー--- ´| ヘ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ /.:.:.:! |:::::::::| λ;|
__
_..-''''゙゙゙´ ゙゙゙゙'''ー,,、
./ U \
, ' ___ __ .ヽ
./ ( ● .) ( ● ) '.,
/ u .  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ '.,
. .,' .l
l U. ( 人 .) .l
.'., `.┬‐ ´ ` ┬ ´ .,' …がんばりますお
. ' ,  ̄ ̄ ̄ ̄ /
ゝ、 /
/` ー――――― ‐=''' く
/ \
/ ヽ
. /. ',
/ / i l
. / | | |
| | | |
-
__ __
,,.-‐'''"´ ´ `、丶、
,-'´, ィ ,i i .i ヽ ヾ、丶、ヽ、
./ / ,イ i! ||i ll ヽ ヽ丶.ヽ 丶
/ ノ ,/ /! ‖ |.l lヽ li. li ,i. l …内緒話は終わったかの?
/ ,イ! l l .l ,ハ. lヽヽヽ li li l i l
| .l .i ll i. l l_ l、 l ゝヾヽ」‐、l! ! .! li
‐' l .l! l'´!_' ´` `ェ_ l l! l. l.l 次は、ラテン帝国とそれを作ったヴェネツィアじゃ
l .K´,-ァテナ '"ヤ'ニソヽl .l l ヽ .i l.l
l l、!` `'''´ l lノ.i l l.l l
l l.lヾ、 _ 丿 ハ l. l .l.l.ト、 ⌒)
l l l l丶、 !、`丶 , イ!/ /l l. l l l.l.l 丶、 )
il! .l l l l ll丶--´ '´ .」フ' /l.l .l. 丶 l l.l.l 、_ノ
i|.l! l. l l,l ll ,iゝ、,-''"´ ./ / l.l .l 丶 l. l.l.l
,i.l.l! l l .l! .l lノ!,r'´\ ./ / \、. ヽ、 丶l. l.l.l
i.l l! l l .l /ィ´//l、ヽ〉ソ / / ヽ、丶 ヽ、.l.l
i.l l! l lィ、 くィ´/l ll、ヽ/ / ./ ヽ, ヽ、l.l
_, -‐ ´ ̄ ̄ ̄``丶
,. , '´, /, / i ,. 、 \丶 元を辿れば、第4回十字軍へ遡る
/, ' // 〃 / ,イ‖│ | l. ヽ \
/〃/ 〃 '/ ,/ / i i| | l |i ! iヘ
/´ / / // ∠.../! ,' | l| ト ! !! |! ! ',
′〈 /i / ヒル」' Li l」 ! 」」」_ || !! | i 英独仏の王が集まった前回の十字軍が
'7,ir }, -rュミ、 \!ヾi`|ト.|| │ l
,',' !! i| ` ヒツ テ‐、`ヽ,! l |i 連携を欠き碌な成果を挙げられなかった事を受けて、
,',' ‖ .|| , マ,._/ ヽ|| |! !!
r‐-、 ,',' ! l ! /|| |! || ほれ見たことか、と教皇インノケンティウス3世の
\ 丶 ,',' l | iト、 '、ヽ ∠_」! |! ||
ヽ ヽ , ┐ ',' ,i !‖!|丶 _, .ィi| i || |! || 呼び掛けで集まった十字軍じゃ
,ム Y ! ',' i| !‖!| |!`ー‐ ' ´!. i l‖ | !! |! ||
/ 、 \j l ,',' :i! .|‖i !_」! { 」 | !! !l| |!i |i
ノ 、 \__」 ,. ',' ‖ !」 '´ i ア ヽ.|| i|! |!.| !i
ヾ、 丶__,〉 } ,',' ム │ | / \|l !!.| || 結果としては、予定の3分の1しか集まらなかった挙句に
ヾ _丿 ,' i ' r'´ ! i │ / /! || ! ||
丶 ヽ | ! / | ト ヽ/ / | || |! !! ビザンツ帝国を征服する、と教皇の面目丸潰れじゃった
-
,_(,(ィ----------- 、.,,_ ノ/
,..イ _.....,.ィ-――――――--ミヽ、 //
./,イ"´ `ヽミヽ、 //
//. ,.イ/ .| ./<´
/ / ,.イ / ,/´ ̄ヾ、、
,..イ / /´ .ヽ`"ゝ‐-ャ ウチも襲われたのよねぇ…
/ / ,イ / / ∠彡ム `i ヾ´、
i O。 / / /´ ヾ、彡| i | \ 船賃が払えないなら、あそこの港を襲え
! / .// / .j | l .| ミ、ヽ、,__\
∧ X、_____,.ノト、/ /./ / / .| .| \ …とか唆されて、ザラの港町を奪われたのよ
.i y. ~㍉、 ! /~`゙ク‐‐ノ / / / ∧ .ト、 ヘ
...ヘ |//l. ~゙㍉, 、/ / / | ト、 ヘ
..| ヘ .|. ~ /ヘ / r"ヘ j .| .\ヘ
y ヘl ∠\-".! .ヘ / .| ヽ!
! ,、 、 У 〉、 .\_/ ヘ .|
ヘ | 丶、 ~㍉_ -"‐" / \ `゙‐-l、|
〈.ヘ ヽ、 `丶、 .~㍉_./ `ゝ- ヽ
l. ヘ. `丶 `丶 //l.__,/_ノ /´ ヘ
.| .ヘ `丶. `丶_  ̄/ ( _ ,イ´ .ヘ
|. ヽ、 `丶_.|/ -‐彳-‐イ「 〈 ,.ィ ヘ
.| 丶、 / / ヘ ヘ ‐ ´ ,..ィ ヘ
ヘ ` ‐ー−−r -−<´ / ヘ ヘ、 ‐´ ヾ= ヘ
ヽ \
/⌒¬┬、 \
/ //i| || Yヽィr、 ヽ
// / /!」!__|! | //ケi ヽ ヽ
. // / ,イ´LlL_|| │`イ !∨」\ i ザラはシタラバの持つアドリア海の良港じゃ
 ̄``| T「 ̄| |L. ! |ヽ\ Yヽ. j
ハ 丿 U l |うiヽ\ \ヽヾi「`ー─' ヴェネツィアは以前から狙っておった
ッ 「 _"" ! レ/ ヽヽ `ー'川
ハ 、` ノ | i j´ヽ ∨i i l !|
ッ ヽ _」 / l 、 l l ヾヽ
ハ ´ |/ l >¬ ヽ ヽ ヾヽ シタラバからすると、地中海交易を行える唯一の港町じゃ
,ノ / ム ヽ ヽ ヾ\
/' / >‐',、´r ヽ \\ \\ ヴェネツィアは良港を奪いつつ、シタラバを蹴落としたのじゃ
-
,,″,′ ,7 i i ! l l i| i! ! i ヽ ヽ i 、 ‖
,″〃 i| |! !i ! | l ! ! ト ト、 マ‖! ‖ ヴェネツィアのこの十字軍に掛ける思いは特別じゃった
,' ,'|! l ! ‖ ||! l l ! l ' ヽヽ ヾヽ iリ | ‖ i
,' ,'‖ ||i i|! |!i| !|i l. ヽ '、 ヾ 、 '、ヽ |!.!, |ト !
| ! ‖ i ! |‖ !|| lト ! ヽ ヽ. ム、ヽ‐-、 '!| ‖|! l
ヽi | l l | || ト|!、 llヽ i ヾ 、ヾ´ 丶\ヽ ヽ」| ‖i|! ! ヴェネツィアは長い事地中海の東西交易を独占してきたが、
ヽ、! !、||!、」ャキ-ミ、 ! ヾヽ '´ ヽ> ュ─r= ッ'||! ‖||!ト,l
i`! | ヽ ∨ヾ / し′ j} / !i. ‖||!i !i この時期ジェノヴァやピサが東地中海に進出している
| ,ィ! i、ム_」 - ゝ にノ'´ ,′ .‖||!川
|レ‐ヤ |!ト / 、─────'───'─‐-
_, -─ 7 } ||!ヒ‐、 ` \
丶、 l ! ||! ! 丶、ヽ ¬ニヲ \ ヴェネツィアはビザンツの海上防衛に力を貸す代わりに
丶、,′ ,'| ||! |i ヽ ′ \
_ / .,' | ||! |L > 、_, ´ ヘ ビザンツ領内で特権的な地位を得ておった
/ `丶 / ! !!'´ ) / ∧∨ヽ
__ __、 ビザンツは傭兵の伝統のある国じゃ
,,.-‐'''"´ ´ `、丶
,-'´, ィ ,i i .i ヽ ヾ、丶、ヽ、 ゲルマン民族大移動時にも進入してきたゴート族を傭兵にしておる
./ / ,イ i! ||i ll ヽ ヽ丶.ヽ 丶
/ ノ ,/ /! ‖ |.l lヽ li. li ,i. l ビザンツの主力はアナトリアの騎兵、つまり国内の少数民族じゃ
/ ,イ! l l .l ,ハ. lヽヽヽ li li l i l
| .l .i ll i. l l_ l、 l ゝヾヽ」‐、l! ! .! li
‐' l .l! l'´!_' ´` `ェ_ l l! l. l.l
l .K´,-ァテナ '"ヤ'ニソヽl .l l ヽ .i l.l ビザンツのお偉いさんや首都の民には
l l、!` `'''´ l lノ.i l l.l l
l l.lヾ、 _ 丿 ハ l. l .l.l.ト、 ⌒) 自分達の血を流して領土を守るという意識が弱いのじゃ
l l l l丶、 !、`丶 , イ!/ /l l. l l l.l.l 丶、 )
il! .l l l l ll丶--´ '´ .」フ' /l.l .l. 丶 l l.l.l 、_ノ 古代ローマ帝国末期の悪しき伝統じゃな
i|.l! l. l l,l ll ,iゝ、,-''"´ ./ / l.l .l 丶 l. l.l.l
,i.l.l! l l .l! .l lノ!,r'´\ ./ / \、. ヽ、 丶l. l.l.l
i.l l! l l .l /ィ´//l、ヽ〉ソ / / ヽ、丶 ヽ、.l.l
i.l l! l lィ、 くィ´/l ll、ヽ/ / ./ ヽ, ヽ、l.l 傭兵のヴェネツィア人が国内でデカイ顔をしていては、面白くない
-
// // / '. '. '. '. '. .| l
, ', ' ./ / / !ヘ '. '. '. '. '. | l 一方、ヴェネツィアも自分達の血を流すのが嫌いな国じゃ
. / / ./ / /l !'. '. '. '. '. '. '. .| l
/ / ./ / l l l.l l. '. '. '. '. '. '. '. | l'. 内陸への領土拡張を捨て、海外領土は良港ばかり…
,' /! /l l il l l l l. '. '. '. '. '. '. '. | l '.
,'./ l. ,' il l_il l l l l. '. '. '._'._'. '. '. ! ! '. 移民でも受け入れん限り、人口は頭打ちじゃからの
,'/ l__ ,' il l`l 「ト、_.! '.」/ヘ!´ヽ!__l_! .l ト、
il⌒lヽ⌒ l .l lン }
il l iト.ヽ,_,,ン 'ミ;_ ,;ャ、! l. ! /
il l iL' `´ , `'''゙´ .l l .l/
il l il iト、 __ // ,. l.l .l '. そして、市民が政治参加する共和国が
il l il il'. \. ヽ( ヽ . / !l l '.
il l il il '. ,-r==、 ´ ,ィ´ ll .l'. 徒に移民を受け入れ、市民を増やすはずも無い
il l il il // ヽヽヽ`¨´ヽ ! .l '.
il lT¨¨lトl,L.__ ヽヽヽヽ''"i .l l::7_ 「オセロウ」の黒人船長なぞ、現実にはおらんかった
il l !三l.|ト,,マ トl ヽ/::::::/ .l l/
il/´>`l.|シュ-ス| /:::::::::/ /l l
ヽ \
/⌒¬┬、 \ ヴェネツィアとしては自国の船の安全保障の為に、
/ //i| || Yヽィr、 ヽ
// / /!」!__|! | //ケi ヽ ヽ ビザンツ海軍に協力しているのに、
. // / ,イ´LlL_|| │`イ !∨」\ i
 ̄``| T「 ̄| |L. ! |ヽ\ Yヽ. j それをジェノヴァ辺りに利用されたのでは文句も出よう
ハ 丿 U l |うiヽ\ \ヽヾi「`ー─'
ッ 「 _"" ! レ/ ヽヽ `ー'川
ハ 、` ノ | i j´ヽ ∨i i l !|
ッ ヽ _」 / l 、 l l ヾヽ こうしてヴェネツィアとビザンツの仲は険悪になり、
ハ ´ |/ l >¬ ヽ ヽ ヾヽ
,ノ / ム ヽ ヽ ヾ\ ますますジェノヴァやピサが手を伸ばしてくる…
/' / >‐',、´r ヽ \\ \\
-
,.. -―‐--――- 、
/ ,.. - -- 、\
/ / ,. - - 、 \\ この状況の打開を考えていたヴェネツィアにとって、
/ / / ヽ ヽ :.
/ / / / , :. ':, ', 今回の十字軍は、正に渡りに船という訳じゃ
' ' / / | | | | :. ! ! !
| l| |/ ' :l | | | l |l| | | |
| i| |--|、 i| | | | _ム斗| | | |
| :| {_!ィ芹ミ、 リl从 ,ィチ=、l_」| | | 90歳を越える元首エンリコ・ダンドロ自らが
| :| |:|、 ヒ::i:ソ ヒ:i::ソ ' }/} | !
| :| jム , 从' 八 参加する力の入れようじゃった
, 八 l| l 、 ー 一 イ / / |
/ :l :::. }:| > ィ / / l|
, | , Ⅵ Yー 、`´,-‐、 , , :.
/ / } |イ:| /r=、 /, { , 結果は、イスラム教徒何それ?
/ / ,ィ| |:::::::、/ィ介、∨::{ |::ヽ| :.
/ /,イ Ⅵ !::::::::/ / }! ヽ::::| |::/ `ヽ、 ', …と言わんばかりに、ビザンツ帝国を征服してしまう
/ // \ | |::::::/ /} Ⅵ }:::| |:, / } :.
/ , , ` | |:::〈_/::||、 /}=':: \ l|:{ / | ,
,' /r-- 、 , !::::::::::/'::∨||::::::::::::ヽ| ' . ヽ
/ ,' 7≧-`ヽ、}/:::::::::::{::::::::、l」::::::::::::::::Y! } , 自分の呼びかけた十字軍を破門するハメになった、
/ / と_,. -ァ `丶、::::::::::::::}:> ´ ̄`ヽ} ヽ :.
, / / ィ´イ' ,.--、 `> ´ _ / } , 教皇インノケンティウス3世こそ良い迷惑じゃ
/ / ーr-/ノ ̄>  ̄ , ´ `'ー-- 、___| : |
-
___
,.. -''"´ `丶、 実は、ビザンツ征服までなら、悪い話ではなかったのじゃ
,.-'"´ ` ヽ、
/ィ,ィ r , , 、 ヽ なにしろ当時のビザンツ帝国アンゲロス朝は、
/,'´/ , ' / ,/ l i 、 、 丶 i!
, ',イ / /,' / イ l | i !. `、 i! i 歴代皇帝が全員内乱を起こして、わずか19年で滅亡する
/.//,.ク .// ,ク / ! ! i!l | li! i! l!
!/イ/ l //./ l / l i l! l | l! |! l
! ケ/イメ、i ,' | ,i! ハi! i! l! | l!
l l ト`i.、メ l ハ l l! |l l. ,'l! i l 「小国の内輪揉めは自滅フラグ」を証明してしまった訳じゃ
! l lヽ!_;〉 `` 「`卞,ト| jl j ハ ヘ l!
| l! ! , ‐‐iテュ 、 `! ./ L.i! ヽ l!
li l! ヽ 、_ ヽニ' '´/./ ! ノト、 ヽ l!
l! ll l!丶 `ー- ,..j!/ ,'´l ヽ \ l!
! ll l! l.丶 --┬''"´ /'´ i! l. \ 丶 ト、
l! l! ハll \ヽ〕! / ノ.l i! \ 丶、ヽ
! i´ !| ‖ / //,,. ‐'"´ ! ヽ 丶、 ヽ \
l r〈 i!.!」L ,イ/フ /二三 | 丶 丶 ヽ ヽ
广、 ヽ`´ ィ'///// '´r‐ ヽ l 丶 丶、 丶、丶、
〈 丶 ヽ i /'´rヘ/ ,' // i! l ヽ `丶、 丶、丶、
/ヽ_ヽ.」'´ / i lハ. | lト l ヽ ヽ 丶、 丶、`丶、
/ `i / l ! l/ / j ヽヽ \ \ 丶ヽ、 丶、 `丶、
,.' | / ll l li! // l ヽヽ. \ ヽ、 ヽ 丶、 丶、 ヽ
i! ,j! ィ' l l ∨ /´ /`i 〉ヽ ヽ ヽ、 ヽ 丶、 ヽ ヽ
__ __
,,.-‐'''"´ ´ `、丶、 しかし、その後が良くなかった
,-'´, ィ ,i i .i ヽ ヾ、丶、ヽ、
./ / ,イ i! ||i ll ヽ ヽ丶.ヽ 丶 元首ダンドロが指揮を執りヴェネツィア主導であったにも拘らず、
/ ノ ,/ /! ‖ |.l lヽ li. li ,i. l
/ ,イ! l l .l ,ハ. lヽヽヽ li li l i l 征服後のラテン帝国の防衛から、ヴェネツィアは手を引いてしまう
| .l .i ll i. l l_ l、 l ゝヾヽ」‐、l! ! .! li
‐' l .l! l'´!_' ´` `ェ_ l l! l. l.l 更に強力な皇帝が出ることを嫌い、干渉も行っておる
l .K´,-ァテナ '"ヤ'ニソヽl .l l ヽ .i l.l
l l、!` `'''´ l lノ.i l l.l l
l l.lヾ、 _ 丿 ハ l. l .l.l.ト、 ⌒)
l l l l丶、 !、`丶 , イ!/ /l l. l l l.l.l 丶、 ) こんな状態で、周辺勢力に対抗できる筈も無く、
il! .l l l l ll丶--´ '´ .」フ' /l.l .l. 丶 l l.l.l 、_ノ
i|.l! l. l l,l ll ,iゝ、,-''"´ ./ / l.l .l 丶 l. l.l.l 地中海の制海権は徐々にイスラムへと奪われていき、
,i.l.l! l l .l! .l lノ!,r'´\ ./ / \、. ヽ、 丶l. l.l.l
i.l l! l l .l /ィ´//l、ヽ〉ソ / / ヽ、丶 ヽ、.l.l ヴェネツィアは幾許かの繁栄の後、緩やかな衰退を迎えていく
i.l l! l lィ、 くィ´/l ll、ヽ/ / ./ ヽ, ヽ、l.l
-
/ ./ /./ i、 / /| / / ヘ ヘ
/ / / _!/_,,,;ノ ヾメ、 .j /j / .| | ヘ
// / / /| / / ...,´ / `メ‐-// | /| | .i まぁ、ただの自業自得よね
´ ./ i /| ./=|!彡ミ :: ,. ノ `、/ /´/ `jヽx、.j | | |
/| .| | ! /〃ij ゙゙ ,,,ノ ,,, /´""㌦/ / メ、 j i .|
/i .| ii | |ヘ/ .j |::.. "" /゛㌦,,/ ./ | .|
..| ,| .|ヘ .| | i ゙ ´ / / /| | 制海権は確保して欲しいけど、
..|i ソ ヘ l `l丶--------, ./ / / | .|
..l ソ!. |  ̄`゜""丶-ノ ./ // / .| そのためのコストは払いたくない
/ ヘ .| / ./ /..イ´ / / / .|
/ .∧ | / /--=´イ´ ./ / .|
/ ∧ /´j´ / / / ./ .|
_,,,,,,_,,/,,/ ./`‐‐‐ "´ ,,.ノ / ./ | そんな甘い事を考えてる時点で
r-、| i ! / ゛" -==二___,,,...イ/ / |
.,イ'\|| .| .l .l ゝ、__ ._,,,,, イ .|/ / | 現実が見えてないわよね
|| | ./ 〈 `丶‐ ̄| ̄ ̄ / / |
ソ / ( ヘ ,.l / / |
l( ヽ、 ヽ ヽ / .l / j゙゙゙゙゙`゙\ .|
./ ヽヽ ヽ ` ヽ' // .| `\ |
/ `ヽ | / i i `\ .|
ヽ \
/⌒¬┬、 \ このカナメの反応を見ても分かるように、
/ //i| || Yヽィr、 ヽ
// / /!」!__|! | //ケi ヽ ヽ 西欧の領主達からはヴェネツィア人は嫌われておった
. // / ,イ´LlL_|| │`イ !∨」\ i
 ̄``| T「 ̄| |L. ! |ヽ\ Yヽ. j
ハ 丿 U l |うiヽ\ \ヽヾi「`ー─'
ッ 「 _"" ! レ/ ヽヽ `ー'川 体育会系の部員がイケメンの文化部に、
ハ 、` ノ | i j´ヽ ∨i i l !|
ッ ヽ _」 / l 、 l l ヾヽ 「何、調子こいてるんだよ」と絡むのと大差ないレベルじゃなw
ハ ´ |/ l >¬ ヽ ヽ ヾヽ
,ノ / ム ヽ ヽ ヾ\
/' / >‐',、´r ヽ \\ \\
-
,,″,′ ,7 i i ! l l i| i! ! i ヽ ヽ i 、 ‖
,″〃 i| |! !i ! | l ! ! ト ト、 マ‖! ‖
,' ,'|! l ! ‖ ||! l l ! l ' ヽヽ ヾヽ iリ | ‖ i 後は、ビザンツ皇族の作った亡命政権じゃが、
,' ,'‖ ||i i|! |!i| !|i l. ヽ '、 ヾ 、 '、ヽ |!.!, |ト !
| ! ‖ i ! |‖ !|| lト ! ヽ ヽ. ム、ヽ‐-、 '!| ‖|! l シタラバにはほとんど関係が無いので、
ヽi | l l | || ト|!、 llヽ i ヾ 、ヾ´ 丶\ヽ ヽ」| ‖i|! !
ヽ、! !、||!、」ャキ-ミ、 ! ヾヽ '´ ヽ> ュ─r= ッ'||! ‖||!ト,l ここでは割愛するぞ
i`! | ヽ ∨ヾ / し′ j} / !i. ‖||!i !i
| ,ィ! i、ム_」 - ゝ にノ'´ ,′ .‖||!川
|レ‐ヤ |!ト / 、─────'───'─‐-
_, -─ 7 } ||!ヒ‐、 ` \
丶、 l ! ||! ! 丶、ヽ ¬ニヲ \
丶、,′ ,'| ||! |i ヽ ′ \
_ / .,' | ||! |L > 、_, ´ ヘ
/ `丶 / ! !!'´ ) / ∧∨ヽ
_____
,. ‐'"´ `` 、 英仏はそれぞれ、フィリップ2世尊厳王と失地王ジョンの治世じゃ
, '´ ‐ 、 丶
/ , 、\ 丶、 \ 歴代フランス王でも屈指の名君と
// / !.i i i 、 `、 ヽ ト、 ヽ
/./ ' 1‖‖!.ヽ. ヽ `、 `、ヽ \ ヽ イングランド史上でも稀に見る凡君じゃ
i イ ! li |、 i ト ヽ ヽ. 、 、 丶 ヽ ヽ
','i イ! | i |ヽ ヽ丶ヽ丶ヽNト 、 \ 丶 丶ヽ 結果は言うまでもあるまい
i!!| ‖i! ト」! 丶.ヽンと"ー= ミ、 、 丶_ヽ ヽ三二二ニ==
!! レ'| i.| テェミ `` ,ィ元j''ラ ヽト ト、 `ヾ、 ヽ、__ ュ
トi i.ヒ'」 └┴ i5、ヽ `、丶、 `` ‐-、._`丶 ``
i!ヽ丶 ' _, ,.イヘ ヽヽ ヽ 丶 `` ‐ 、二 ただし、ジョンについては同情の余地はあるがの
! ヘ. `丶` ‐ ´,. ' iヘ ヽ. i ヽ トミュ二 、 ``
', ',ヽヽ `T´ ! ヽヽ\ヽ \ヽ`` ‐-三三ニュ-、_ 兄の遠征費用を捻出しながら国内を纏めていた手腕や、
ヽ.ヽ冫ルソ'´! , ,.ィ入ヽ.\! ヽト≡─‐- 二三三``ミ
冫7 ./`` ' フ´ ,/ `ヽ`ミミ 、 ヽ 丶二三三ヽ‐三ミ 結果としてじゃが、後の市民革命につながる
/ ./ / / / } 、 丶ヽ、 ``丶二ミ 、 `` 三
_ / / ,/ __,/ /,ィ ,ヘ ヘ、 丶`丶、 `` 、ミ ヽ マグナ・カルタを残した点は評価されるべきじゃろう
,ィメ ヘ∠广  ̄___ ,y' / ヽ 丶 丶ミ‐-、 ``‐、
戊 ,㌧ ‐' ´ `ン ∧ 丶 ヽ ヽ ``丶
,レ'`'"´ ,.:ュ_ / ,ヘ 丶 `丶ヽ ヽ ヽ``
/ _,. '´`` ─/ イヾ 丶ヽ `丶、 ヽ ミ 神聖ローマ帝国(ドイツ)は帝位争いの真っ最中じゃ
. / , '丶、 ,イハヽ 丶 \丶 `` ‐-
丶 -‐'"1 `` ‐- 、__,,イ ヽト ヽヽ丶\丶、 `` 北イタリアとシチリアにも領土を持っておるから、
リ 〔 ト 丶i、ヽ! 丶丶-`丶、_
i| i ヽ ヽ ヽ `ト、 ``‐- `ニュ_ 教皇も絶賛介入中じゃぞ
-
●
●
●
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ―)(―) , 、 婆さんは、話が長くて困るだろ
.| (__人__) ふぅーッ ,´ ( ⌒ヽ )
| `-=━・ --==≡三三 ( ( ) ) )
.| ノ ヽ `ー ノノ まぁ、シタラバに絡むところは、
ヽ .,ノ )/´二⊃ ヽ_- ノ
> /"/ '‐、ニ⊃ キンッ カナメ様が纏めてくれてるだろ
./⌒ヽ l ´ヽ〉〆ヽ
( ヽ/ __人〉ヾ_ノ,ゞ
.\ / / { /
_____ ━┓
/ ― \ ┏┛
/ノ ( ●) \ ・
. | ( ●) ⌒) | やる夫が期待されているのは、意外だったお
. | (__ノ ̄ /
. | / 水銀燈の話だと、もっと警戒されているかと思っていたお
\_ ⊂ヽ∩\
/´ (,_ \.\
. | / \_ノ
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( 一)(●) やる夫を警戒しているのは、カナメ様というより、
| (__人__)
| `⌒´ノ カツヒコ様とその取り巻き、つまりはハンガリー派の重鎮だな
| ,.<))/´二⊃
ヽ / / '‐、ニ⊃
ヽ、l ´ヽ〉 「奇跡のトウドウ」とやらを手懐ければ、カナメ様は喜んでくれるだろうが、
,-/ __人〉
/ ./. / \ カツヒコ様は闇討ちして来かねない
| / / i \
|" / | > )
ヽ/ とヽ /
| そ ノ
-
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ ;'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'; \
/ ;:::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::; \
/ ;::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::; \
│ /=≡==、、\::::::::::::::::,,/ ,,==≡=ヽ、 │
│ // ヾ、 :;:;:;:;:;:;: ツ 〃 ヾ, |
│ :;:;:;:;:;:;:;:; │ どっちらにしろ【山賊】フラグかお?
│ ``―==''" ":;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:゛ ゛ー=====彳 |
│ ;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::; │ どこの【山賊】だろうと、【山賊】に変わりはないお…
\ ;::::::::::::::(___人___)::::::::::::::; U /
\ ;::::::::::::::::::::| |::::::::::::::::::::; /
\:::::::::::::::::::| |::::::::::::::::::; /
/ ̄ ̄\
/ ⌒ \
| ミィ赱、i .i_r赱 そして、期待に応えられなければ、
. | ::::::⌒ (__人__)
. | トエエエイ 水銀燈に【山賊】フラグだ
. ヽ `""´}
ヽ ノ
/ く 自分の立場が、どんだけヤバイか理解できただろ
-
/;;;;r' ̄´ ` ̄ゝ、;;;;;;;;;;ハヽ
/ソ´ (ヘ;;;;;;;ハ)ハ
//´ / (ヘ;;;;;;;|) ハ
レ' /| ヽヽ ヽ (ヘ;;;;|) ハ
/ / /│ |_\|__|__ (ヘ;|)) ハ 頼りにしているわよ、旦那様♪
l / l | | r'| | ハ ` ((!!)) |
| | | 」-ト、ト、 | _x===| }((ト、ヽ |
| レ|´| | | ヽ | rテ´ | / ハヽ__」〉|
_| | | | |_==ヾ、 ∨ |/ / {{ ̄ ̄||
〈l ̄〉ハハ \\x゙ , /// / llヾ〉 |||
ヾ_'-'∧. ヽ \\ _ ノ jノ ,イ /| ll |ヾ_ | /
/||ゞ´∧ \_\ゝ /// | {{| | | /;;;
//´|| 〉〉、_ ヽ ̄ヽ、 /イ‐,,/ ゙| | |∧/;;;;;;
// ゙ |_| /\\_|` - -、- < ̄;;;;;/l } /`│_;;;;;;;;;;;
/\ー─-、 / / ̄/| || |;;;;;;;|;;;;;;;;;;;//| |_/;;;;;;;;| ;;;;;;;
____/___〉;;;;;;;;;;;;>' / /l l/ || |;;;;;∧;;;;;;;;;/_ | /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;
__ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// /| /-ト─--' ̄\/ |ヽ;;;/ | /レ';;;;;;;;';;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/イ /;;;|/;;;;;;;;;;;;;;;/》/ \ 《 レ'/;;|;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
>;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;| |;;;;;;;;;十、/ヽ-へへへ/ ̄《/;;;/;;;;;;;/;;;;;;;;;;<´| ;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;/|´ 《ミY≡》) 《/;;;/;;;;;∠;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈 ̄ ̄
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/|;;;;;;;;;;;;レ/;;/;;;/ ゞ===゙´ 《/;;;;;レ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
;;;;;;;/|/ |;;;;∧__{;;;;|;;;;;/) 《/;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
// / ヽ/く;;;;;ヽ |;;;;|》 |/ / 《/;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
| / / ヽ;;;;;;;;;;;;;|》ヽ | / 《/;;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈
____
/ \
/ \
/ \
| \ ,_ | 防柵はマジ大至急だお…
/ u ∩ノ ⊃―)/
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
-
●
●
●
-
, '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
. }: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : `}
/: : : : :, _ - ‐ -`、::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::: : : :く
lー ´ `ー ''- ‐- '´ー 、:::::::::::::::: : : ソ
l_ _ ヽ、 , /´: : :,'
l: : : /,, ̄  ̄ ー -、- ー 、_ /: : : , '
/,: : ´/,-‐=== = 、ゞ: : : :, '二 `ーV、: : ´
{ ',ゝ::/ ,= = ヾ ゙-- ´r - 、㍉/) `´
`、i: :ヽ, 、f´ヒソ` i f心 ソ /,'ケ
ヾi: : ゞ. ´ l `゙ ´ ./} /
ヽ:',. u ,,. |: /ン …あの、お話は終わりましたか?
,一´、:', 、 /:: /
, ' / l::ヽ 、 ,.' 、
, '. / ,!, ,' ヽ , -――一 , ' 、 \
/. イ// '. ヽ ゙゙゙゙ , 'ト l ' ,
l ! ヽ , ' l \ l ',
. |. ', ヽ _ _, ' / | ',`‐
| l | l ' , \
| | l \. \
/ ̄ ̄\ ( ;;;;(
/ ._ノ ヽ、\) ;;;;)
| (●)(●)/;;/
| (__人__)l;;,´|
| ./´ニト━・' .l あぁ、待たせて済まなかっただろ
| .l _ニソ }
/ヽ、_ノ / 新米領主様に、ちょっと気合を入れてたんだ
__/ / ノ__
/ / / `ヽ.
/´ ./ ,. ヽ.
ト、_,/. |、 ヽ
| |/ /
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(● VIP村のこれからの方針としては、
| (__人__)
. | ノ まずは農業よりは商業で金稼ぎだな
| ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │ 幸いここはドイツとイタリアを繋ぐルート上にあるからな
\ “ /___| |
. \/ ___ /
____
/ \
/ ⌒ ⌒\ 具体的なことは、村人を集めて説明するお
/ ( ●) ( ●)ヽ
l ⌒(__人__)⌒ | 上から命令するだけでは、人は動かないお
\ ` ⌒´ /
/ ヽ ましてや、これまでの生き方をガラっと変えるような事なら
-
, '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
. }: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : `}
/: : : : :, _ - ‐ -`、::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::: : : :く
lー ´ `ー ''- ‐- '´ー 、:::::::::::::::: : : ソ
l_ _ ヽ、 , /´: : :,'
l: : : /,, ̄  ̄ ー -、- ー 、_ /: : : , '
/,: : ´/,-‐=== = 、ゞ: : : :, '二 `ーV、: : ´
{ ',ゝ::/ ,= = ヾ ゙-- ´r - 、㍉/) `´ わかりました
`、i: :ヽ, 、f´ヒソ` i f心 ソ /,'ケ
ヾi: : ゞ. ´ l `゙ ´ ./} /
ヽ:', ,,. |: /ン
,一´、:', 、 /:: / (随分若い領主様だから心配だったけど、
, ' / l::ヽ 、 ,.' 、
, '. / ,!, ,' ヽ `ー ――――' , ' 、 \ 意外としっかりしているじゃないか)
/. イ// '. ヽ ゙゙゙゙ , 'ト l ' ,
l ! ヽ , ' l \ l ',
. |. ', ヽ _ _, ' / | ',`‐
| l | l ' , \
| | l \. \
-
___
/ \
/ \ , , /\
/ (●) (●) \ ただし、反論は認めないお
| (__人__) |
\ |r┬-| ,/
, -‐ (_).ヽ`ー'´ ィヽ
l_j_j_j と) i
 ̄`ヽ | l
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`` ‐ 、
,. '"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
: /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/::::::::::::::::::_ -−" ̄_ \::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ
/:::::::::::::::/ _,.−' ''ゞ:::::;::::'ミ,、:::::::::::::::::::::::::::::l´
,.':::::::::::::/ / ,,イ゙\゚- '入、ヾ,::::::::::::::::::::::::::l
/::::::::/ // -‐''"_ヽ'、 l l′/`_''l::::::::,──''"´
':::::::/ ,.イ::/ /∠´ `ヾ' l lレ'´ 'ヾ''''
i::::/ ,.':::::/u i{,_,, ゚ }! l li{,_,. ゚ }
l::/ /:::::/u uヾく,_,ノ′ l lゞi-rイ
,' /-、::::ヽu ' ' ` ,__〉〉 |
. /l 「ヾ::::ゞ ,.r‐ `'U'U__,.ィ}|
/::::| ー}::::ゞ/,r 'T"丁 ̄| ̄ | l|'|
}i::::iト、}::/ ,イ |__,∟ ⊥ _|__,l|.|
`i::iiiハ/ `| i l_/ _,ノノ||
. }ii.j l |Y/ ‐┴''" ||
゙l.! |. 仁 _,__ ||
/. l lニレ'´ `ヾ'、 ||
/ ヽ 「]、 ヾ>、||
/ . ヽ`「ヽ }H|\
ヽ`「ヽ、、,__,,ノj‐|| ` ー─
u \`'〔`'T''''''T´ ,ノ|
\ ` ̄ ̄ ̄ /
`−──‐′
-
/ ̄ ̄\
/ ヽ、_ \
(―)(― ) | …というか、そんな事をしている余裕はない
(__人__) |
(`⌒ ´ |
.l^l^ln | 実際、今のVIP村の農業生産量では、食っていくだけで精一杯だろ
.ヽ L ノ
ゝ ノ ノ
/ / ヽ 早いとこ結果を見せないと、こっちの首も危ないしな
/ / |
____
/ \ とはいえ、先立つ物がないと話にならないんだお
/ ⌒ ⌒\
/ ( ●) ( ●)ヽ
l ⌒(__人__)⌒ | それと、外交や軍事に詳しい人間は絶対に必要になるお
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( 一)(●)
| (__人__) …という訳で、俺は周辺国を回って借金の相談に出掛けてくる
| `⌒´ノ
| ,.<))/´二⊃ ついでに、使えそうな人材がいればスカウトしてくるし、
ヽ / / '‐、ニ⊃
ヽ、l ´ヽ〉 「奇跡のトウドウ」の噂も集めてくるだろ
,-/ __人〉
/ ./. / \
| / / i \
|" / | > )
ヽ/ とヽ /
| そ ノ
____
/ ⌒ ^\ やる夫は、村のみんなにこれからの方針を話して、
/ ( ●) (●)
/ ::::::⌒(_人__)⌒ヽ 農作業の合間に防柵作りだお
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
-
〃///ヾ i ll i ! l i l | l ヽ ヽ
. i:|//i::i 》 /| li !メ l l ! i | ', ',
〆i !:L〃 i ', | ! | l ト, ! / l ! i } !
// / |:|'" i 斗弋T、‐- ', | ヽ ! /i /! /! ! l. } |
/ i |:l ', i弋ゝ‐-Y=、丶` ',.| /_.!ム、/_l / / ハ !
. | !:l ∧. ! ヒ_q )_ヽ レ' レ' 7 メ .イ / l !
. l |:|. ,ヘヘ ,r‐‐tァ/ /| ,/ レ
. l l」 i ヽゝ:::::::::::.. ゞ゚ノ//ノ |,イ
! ト、 ! .:::::..´ソ" l:」 ,-'´ 銀ちゃんは、やる夫と【わっふる】ね♪
i |. 丶 、_ ,、_ ´ /', , //
. ', ト、 ゝ . ‐/ フ_,, ィ ´ !,〃 ,..-'´:∠_ 将来の労働人口を増やすのも、大事なお仕事よぉ〜
. ', |::::`:‐-.、`> . _ / /l´ ゙!i lイ/:::::::::::::-= 二、_
、___ヘ !::::::;ィ;==,‐、 ;_/ / ! !| |::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::ff《ヘ i::≪::::::〃!,ィ´`‐-ヾ、l_/_il l、::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::ゞ》 ヘ. ト、::::゙彳/ゞ/r‐---、i/´::::| /:::\:::::::::::::::::::::::::::
._ _ _
..(ヽl_l_ll_l,l
ヽ r
│ |
|/ ̄ ̄\
/ \ ノ
| ( ●)(●) 【男だらけの開拓村】を代表して、強く抗議するだろ
.| ノ( (__人__)
| ⌒ ` ⌒´ノ 富の偏在は、内輪揉めの元だろ
.| }
.ヽ }
ヽ ノ
l/ く
| |
| |
-
_/:/l:.| /l | l l| l ヽ \
'´ ̄イ:ニ:イ l/_ヽト、l_ lヘ | l | ヽ
// j:| l l ヽ-ヽ`ヽ卜、 l j| ト l
/:l /:l l | 、_.二 _ 「 \l /イ/l l| l
.:/ /:/ l |  ̄ ̄ヾミ レ_⌒ヽ} l ||
,' l:::l ヽ l /// { =ミ //| | l
「´ l\ ', r - ._ / ,,,, /イ /レ' 目に見える目標を村人に提示するのも大事なのよぉ
/ | l \ ! ` 7 l/ //
ノ| l ! '、 / / イ:| 奥さんが欲しい人は、やる夫に付いて来なさい…ってね
l ! ! \ ヽ. _/ 7¨´ | ハ::l
,l ! |_, - ≧ 、 _ _, イ l | L! /|
/ ! l | 〃 ̄ フ水ヘ\ | l l / }
ヽ l | ヽ\// l ヽ_〉:〉 l /! | / / __ - '´
 ̄\ハ l |、  ̄l:| l:ト-イl ! / l l/ /// ∠
Vヘ l \_ |:l l:|\_/ /_/ ̄\
} \! |:l l:| ∨ / \
(ヽ三/) ))
__ ( i)))
/⌒ ⌒\ \
/( ●) (●)\ )
./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\ やる夫に任せておけ、だお
| (⌒)|r┬-| |
,┌、-、!.~〈`ー´/ _/
| | | | __ヽ、 /
レレ'、ノ‐´  ̄〉 |
`ー---‐一' ̄
,,-''' ̄ ̄ ̄\
,,-'' \ マジでお願いしますだろ
/ ̄ ̄ ̄ |
/ |
| .i /
ヽ `-一''''''"~~``'ー--、 -´´-一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
-
┌───────────────┐
│ │
│ ┌─────────┐ │
└──┼─────────┼──┘
│ ┌─────┐ │
└─┼─────┼─┘
└─────┘
┌───┐
└───┘
┌─┐
└─┘
□
やる夫がVIP村の領主になったことによって、
VIP村に嵐が訪れようとしていたのであった…
-
_____
,. ‐'"´ `` 、
, '´ ‐ 、 丶
/ , 、\ 丶、 \ ところで、私が本編に登場という話はどうなったのじゃ?
// / !.i i i 、 `、 ヽ ト、 ヽ
/./ ' 1‖‖!.ヽ. ヽ `、 `、ヽ \ ヽ やらない夫の嫁というのは、ちと気に入らんが
i イ ! li |、 i ト ヽ ヽ. 、 、 丶 ヽ ヽ
','i イ! | i |ヽ ヽ丶ヽ丶ヽNト 、 \ 丶 丶ヽ
i!!| ‖i! ト」! 丶.ヽンと"ー= ミ、 、 丶_ヽ ヽ三二二ニ==
!! レ'| i.| テェミ `` ,ィ元j''ラ ヽト ト、 `ヾ、 ヽ、__ ュ
トi i.ヒ'」 └┴ i5、ヽ `、丶、 `` ‐-、._`丶 ``
i!ヽ丶 ' _, ,.イヘ ヽヽ ヽ 丶 `` ‐ 、二
! ヘ. `丶` ‐ ´,. ' iヘ ヽ. i ヽ トミュ二 、 ``
', ',ヽヽ `T´ ! ヽヽ\ヽ \ヽ`` ‐-三三ニュ-、_
ヽ.ヽ冫ルソ'´! , ,.ィ入ヽ.\! ヽト≡─‐- 二三三``ミ
冫7 ./`` ' フ´ ,/ `ヽ`ミミ 、 ヽ 丶二三三ヽ‐三ミ
/ ./ / / / } 、 丶ヽ、 ``丶二ミ 、 `` 三
_ / / ,/ __,/ /,ィ ,ヘ ヘ、 丶`丶、 `` 、ミ ヽ
,ィメ ヘ∠广  ̄___ ,y' / ヽ 丶 丶ミ‐-、 ``‐、
戊 ,㌧ ‐' ´ `ン ∧ 丶 ヽ ヽ ``丶
,レ'`'"´ ,.:ュ_ / ,ヘ 丶 `丶ヽ ヽ ヽ``
/ _,. '´`` ─/ イヾ 丶ヽ `丶、 ヽ ミ
. / , '丶、 ,イハヽ 丶 \丶 `` ‐-
丶 -‐'"1 `` ‐- 、__,,イ ヽト ヽヽ丶\丶、 ``
リ 〔 ト 丶i、ヽ! 丶丶-`丶、_
i| i ヽ ヽ ヽ `ト、 ``‐- `ニュ_
-
/' // / .〃 '! ,ハ ll !. i !i i 、ヽ,
〃/,/ ,' ,′,7 ,' i l .i |i l |:|| | l i .,i '´
. ,'〃7 ,' .i」_i_| ! |│:! i', ! |:!! ト リ " その件ですが、作者的にどうしても都合が悪いので、
/.,' / i i|. ´!.|」 |``|│| 弋'¬‐i-、!|| :!'´
`' ヽ」:!iH,r=ュミ' `! >二 !_「i| | _, ュ / 代わりに出番減という方向で落ち着いたようです
‐- |i l` l: ト '"T ¬:、.|| |´ j! /!
─ || l ` '′ ゝニリ' !! ! 人イ |i
-‐ || .|! ノ || レ' ,.イi ! ||
|l .ト、 || |ィ | ! i ||
|| !.|\  ̄' , 」|i ‖! | ! |. ||
|| | ! \ _, '7 .川. ‖| │! |: ||
|| | |  ̄ヾ,_/ :i |.! lヘ!i .! | |: ||
|| |│ , '7 i ,」.,!| │:ヘ│| |: ||
____ l ┃ ━┳┓ ヽ
, 、_ , '´_  ̄ ``ヽ、 ヽ ┃ ┣┛ ,/
, ─-'´ ヽ /- '´ 〉ゝ' \ l ┃ ━┛ /
_/ 、 \ / / // , ⌒ ヽ ヽノ ┃ /
/ ! ヽ / l i // 〃 1 !i ヽ ヽ ヽ ヽ、 ┃ ━╋━ ヽ
r¬ i l、__, -|L. i ! |i.ヘ /i /!| l.ト, ヘ |l | i ┃ ┃┃┓ 〉
l i ヽ ヾ、 / ヽ ! │ :!__,∧|/ |! |!l l ト || | l !. ┃ ┛ /
! ! ヽ __,ノ フ‐'´ } || ,1 | `ヽヽ l ‖! l !_ 」! ト ヾ! ┃ /
l ヽ、_/ヾ、 〃⌒7 _,/ヽ || !j ト、 ヾ└‐レ 弋|ヘ || |ヾ、 i ╋┓┓ /
、 > ‐ァ--Z___, -< / ヾ|」| │ `ー‐_ ´ ̄ ̄`7! !\ヽj ┃┃┃ ┃┃┃ !
丶ニ二∠__, ベ、 / || │、 ル' ̄ヽ `ー‐ '/ || |ヽ ∨ ━┛ ┛ ト
丶、 / || | ヽ/ リ _,.ィ示l! |ヽ∨ ___ ____,|
`¬-.、_ || | ! /‐ ´ ヽ! || ハ ムイ´ヽ丶 ヽ \ /
`T丶」l ! ! ̄ ̄7 //!! | 〉{_`丶ヽミ三丶 ∨
| || ‖ ト、 l / _,// || | Uヽ、 ∧ \ヽ 丶ヽ
| || i|! lヾヽ|/- ニ=' iヘ || | f' ヽ ハヾ、 ヽ \`ヽ、
| || ||| |i Y=イ !イ ヘ || | `┬‐ ' ヽ ヾ、 \ヽヽ \
-
,r、
,ィi i /`i
, -‐ ' ´ ̄ ̄ ̄ 丶、 /`i |
,. '´ , 、 ヽ 丶 / l ,!
/ / / i, i ヽ ヽ. ヽ/ .レ
/ / / / i i |i | ヘ i / / 作者としては、本編キャラには任せられない、
. /イ / / '|│! ! i ! !| ! / , '
〃'./ ' ,' ! | ! | li i| |!/ , l 現代知識を交えた解説をマスターに任せていく方針なので、
/ ,'/i ! | !| | jヒ弋¬¬ !! , -ィ ,. i i
! !|‖i ィ´二!  ̄弐¬ヤ | |! ' i , ' l | 本編に登場されるのは果てしなく都合が悪いそうです
` 「i ト ヤT ー' i| !i ,/l ! !
| ! |i! `丿 !| ||/l l i |!
|.l. ||ト __ 〃! |i i ! | | |!
|| || i 丶´ / i !! ! ! ! ! !!
|| || | |ト、 _, ' / |! !!i i i l | |!
|| ||i.! |i 冫ィァ -‐|| |! ll | i l !i
|| |||!! !i !7'´ ヽ. |! |ム!| ! ! ! !i
|| |||!| !∨ル、 / ヽ. i| | \! ! i |!
-
,. ーイ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`"' _
/ イ \ `丶
/// / イ /| | ヾ .∧
/ / / 〃 / | / .| | ト ヽ ', .∧
/ / /| | | | | | | | | | | | .∧ 理由は納得出来ても、
/_/|_| |_H_|- |__| _.ト|_|__|__.! ! ∧
| ヽ _ _ | | .∧ 気持ちは納得せんわ…
| ┯━┯ ┯━┯ァ | | .∧
l ハ_ノ ヽ_ノ ! ! .∧
,. - 、.,__! /V/ /VV/ .' A ∧
`⌒'ー-`ニ_ー-、,_ _ ,. / /ヘ )、 .∧
! ヽ\ __( { ̄ `Y´ ̄ ̄ ̄ ヽ. ∧
_,. - '"| ト ._ __,,...丶-─< | ∨ ∧
__ _,. -'"´ |_, ┴''"´ > | ∨ ∧
/ `´ _, - ''"´ _,, > レノ ∨ ∧
〈//./  ̄ ̄ ̄ __ ,,.. -─ ''" ̄  ̄ア-''二_ -、__ノ./ ∨ ∧
`ヾ</へ _ ノ ̄ ̄ `' - 、 ア ! ∧
`'-、 ∨ ∧
`'-、 ∨. ∧
`'、 ∨ 丶
;
__ ,.、
,ヘ, '´ ̄ 丶 / !│
/´ ヽ 丶 ∨ ∨
/ / / ト | ヽ ! / / お気持ちは分かりますが、
. / /, ! ト ヾ l! ∨ /i
/ !1 |│l __,.ィ─┤ lヘ, / | 既に決定したことです
i |.|!r七ト´ rャ:ヤ ∨./| l
レ'´ || ヽヘ.フ `´ l lイ ! !
. || ト ' !i l l l
!!i |! ト ヾ⌒ ィ'|| | l |
l|j l! || |i7t//!! ! | l
|| ! !‖ 」 /ヾ || l \」 !
|| l | !//イ ∧」| | >-、
||,」 レ /⌒! ‖ .! / // `ヽ
/ ヘ. ト、 j | |! l / / ! i
/ ∧! | | jレ' / / | /
-
>…おのれ、かくなる上は…
>マスター、落ち着いてください
>出番減の前に無双回を戴いたんですから…
●
●
●
おしまい
-
乙乙
-
…という訳で、番外編です
しばらくお話を作っていなかったのでリハビリに作ってみた話です
番外編なので本編のお話は進めず、
解説の人に現在の状況を纏めてもらいました
本編を楽しみにしていた方には、申し訳ない内容でしたね
体の方は、寝たきりだった影響で、貧血と筋力が低下していますが、
お話を作るには支障の無い状態まで回復しました
ご心配をおかけしました
-
乙
やらない夫に早く嫁が見つかりますようにw
-
乙津
-
3話は、1週間くらいで書き上げられたらいいなぁ…
当初の予定をちょっと変更して、今まで空気だった方にスポットを当てております
それでは、読んでくれた皆様、ありがとうございました
では、この辺で失礼します
-
乙ー
扇さんドヤ顔が冴えてるなw
-
乙
再開オメ
-
乙
扇さんというのがちょっと心配だな
-
乙 ない夫の嫁はガンダム史上最凶悪女か
カテジナさんかニナかなww期待w
-
乙
十三世紀前半……中世温暖期が終わってもう少しすると東から蛮族がやってきますねw
-
おつおつ
-
乙。続きが楽しみだ
-
>>330
いいんじゃないか!?
比較的綺麗な「あの人」も一回見てみたかったからぜひお願いしたい。
-
おつおつ
なんか解説のエヴァさんの口調に違和感がw
-
おつかれさま
ちょうど中世の歴史の見直しになって俺得でござった
-
乙
-
初めて読んだけど面白かった
続き楽しみにしてます
-
>>421
山賊「ちょろい村だと思ったら怖い女が2人居る件について」
-
乙ーん
なんという綱渡り人生w
-
えぇ、大変残念なお知らせです
ウチのPCがご臨終になってしまったので、今週末のアップは無理になってしまいました
現在amazonに注文中ですが、到着予定が3日〜11日なので、3話をアップするのは来週以降になります
3話は昨日の時点で7割ほどまで書いてあります
2か月近く放置していたにもかかわらず多くの方に読んで戴き、作者冥利に尽きます
また、「ガンダム史上最強悪女」さんが、意外に受けが良くてびっくりです
>>425
ただし、綺麗に書くとは限りませんw
>>426
しばらく書いてなかったから、口調変わってたかな?
でも、どこがおかしいのか、作者が自覚していないので、多分治りませんw
>>424、>>429
こういうストレートな感想は、何よりのモチベーションです
>>431
何時の時代も、出る杭は綱渡りですw
再開したばかりのトラブルで恐縮ですが、のんびりお待ちください
それでは、皆様よい週末を
-
了解しました待ってます
-
把握
-
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12766/1311176589/808
ヒロイン板停止らしいです。
-
やる夫スレヒロイン板が3月末までに閉鎖されるようです詳しくは該当スレへ
管理人連絡スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12766/1311176589/808
-
PCがやっと復活して、現在3話の締めを書いてる最中の作者です
こちらが復活したと思ったら、板の方が停止になってしまうとは…
まだまだ新参者ですが、お世話になっている板がなくなってしまうのは寂しいものです
作者としては新米ですが、多くの楽しい作品に巡り会うことの出来た素晴らしい板でした
管理人様、長い間ご苦労様でした
このスレを今後どうするかについては、3話を書いてから考えたいと思います
管理人連絡スレの方でも、方向性がはっきりしていないようですし、
新米作者としては、まだ判断が付きかねます
また、連絡してくれた>>435さん、>>436さん、ありがとうございました
3話については、多分明日にはアップできると思います
-
おk
全裸待機開始する
-
脱いで待つ
-
今日は21時頃から投下予定です
-
では、そろそろ時間になったので3話の投下を開始します
-
,ヘ
____ / /
/\ /\ / / …という訳で、長い事お待たせしてた3話ですお
/( ⌒) (⌒)\/ /
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\ /
| |r┬-| |
\ ` ー'´ /
/ \
/ \
/ /\ ヽ
/ \ ノ
U ヽ ノ
, - ―- 、
> ´::::〔薔〕ミ 、 ` < ____
ノ)_ ´  ̄ ̄`ヽ:::::::::\ `ヽ , ィ´/////7 何が「…という訳」よ
f"),´ \:::::::::', ∨//////,'
|rっ 丶:::::::} ∨///// 新婚早々待たせすぎよ
| i´ ヘ,-、 ∨///!
/{ ! ,'|/ /ノ リ ,| /∧', ∨/,|
,, ィ´:::::', ヽ. 八リヘ,'、___'_ },/ ヽ ^ノ ∨|
_, ニィ:::::::::::::::::::|ー' .!゙ , 弋ナ イ ,.イ \
/:::::::::::::::::::::::::::::::::l∨,∧ `_ ノ´ 彡,ィ \
,'::::::::::::::::::::::::::::::::::::_ー' ーヽ._`_ . ィ / / { ', ト、 \
.{:::::::::::::::, ィ::::"´ ̄::::::::::::::_,ィ´::|、_ ノ/ ,'___ヽ ヽ. | ヽ. `ゝ ,イヾ
ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::リ:::::r'ソi ,' l::::::}`ヽ . ハ ヽ \ ////,` 、
 ̄ ̄ フ ー= > ´ __,レ'{リ レ| |::::/ \ \ ヽ! ',,, ヽ ,,, イ////////,\
/////r'/ . '´ i! l |;;/::::, ´::`:::ヽー -― "く __, ィ´/////////////,\
//////(´! / {! ハリノ::::::./::::::::::::::::|ヽ//////////////////////////ハ
ー― "7/////´ー、 ' i ´ヽ、::/::::::::::::::::::{ `ー 、//////////////////////,ハ
///////77ト、"-’てr´乙ノ`|:::::::::::`7::::::::::::::::,ゝ ,' ` 、///////////////////,ハ
/,////////ヽ`^、iノ,イ ´ ̄ {:::::::::::::ノ ヽ.:::::::::::::{ / \////////,//////////}
////////////,`/iヽ` ー ==ヘ:::::::く:::::::::}:::::::::::::∨ ∧ '.\,////////////////
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, -―‐z=x=、- 、_
,__'´-‐: :'´: 乂三ツ:`−、ヽ、
/: :_; :-―――‐- : _: : : :ヽ.\
___/-‐'´ / ,r' l `ヽ: : : ヽヽ
|_/ / / / /! i\: : :iハ
_ 〈_/ / / l /l / /l | l ヽ: |i l
_, -'´/ ///| /l_i__l_|_ /! ,:' l l l lヽ「\
/ -‐'´ / l/:.l / ヽト、| ヽ / |l. / /lト、_ /! / /|l l〉 おかげで、放置プレイに目覚めちゃうところだったわ
/ /:.:.|:.:.:l' ト!ーt::i:ァ イ //_l, /メ. / | l:|/ヽ
, ' \-、 /:.:.:.:/ :, -- 、_ト、`  ̄` lイ' /イt::i:x./ {_」jヽ ヽ/
/___ ヽ: : :ヽ;:./_;'_ _ rxiヽ /  ̄´/ /i | ヽ/_,
 ̄ `>: : :`ヽ: : :i/ f /:::i ヾ \ ヽー- , __/ ./ l| |_/´: : :<__ _
´: : ̄: : : : : : : : / i l…| ゞ!_テヽ、ニ´ _ .ィ:.:.下´ //____: : : : : : : :/´ ̄
 ̄´フ: : : : : : : / /! ー' └イ__」/l」‐ : ´: : :l:.:./ / ̄: : : : : i: : : : : :└:、_
, :'´_: : : : : : / l 、 .r‐'フ:.,ィ_」_ノz、: : : : :/j l /: : : : : : : : ヽ: : : : : : __ 丶
/´ /: : : : :_l i |: :、_/ /‐'_r/ト、_ ヽヽ: / / ,/: : : : : : : : : : :i: : : : : :ヽ  ̄
/: : : /: :L. ノ:ヽ|: // '´// l|! ヽl' //': : : : : -:-、 : : : : ヽ: : : :ト、\
/'´l7: :l : : : : : : : : : /| j| ! l |,「| il /'l: : : : : : : : : : : : 丶: : i/N:|  ̄',
/' lヘ|、: : : : : : : / i l ! lーi_r‐i」イ: : : : : : : : : : : : : : : / |丶 l
i | '、 ト、_: :_/ /ト、_/ヘ. | にソ|、|: : :_: :_:_: : : : : : : / ! | l !
丶 | ヽ! /イ_/ {_f┘_,ヘ__ r¬ノ1 |、l:、f: : : : : :`:ォ升r '´lリ| ,' .l | |
`| / /rし' r 〈 iツ┘ f 」_!} __'_ソ: /: : : : ://ト、!// j / l ! |
ー/ /!_「l__ツ込_入l 〔┐ |: /: : : : :L.l_| |l_| / / ! /
〔_ん ヽ l う ヽ 丶r1_ノ! l1: : : : : :/ | ! /'´ j /
/_カハヽ__r「 f九r┐ソl rしシ'|: : : : :/ || / '´
/ゝ、 し’ l l\ノヽ ヽ ヽ Ll |:、: : /-、 / l /
/〔_」ヽl l |と ー、 r イ__/l |: :ヽ!:_!:ー-、,______
ヽノ__カて r「了_r乙ソ´ヽ l i: :l : 〕-、: : : :l: :、: : : : : . . . `丶
_,. -‐ '´: / ーL.冖_ト 、 丶 l: :l : :ヽ:l|ヽ: : i: : 丶: : : : : : : : . `丶、
_, - '. : : : : /」/: : : : : : : : : :|: : ̄`下ヽ、_ノ: : : |」!: :ヽ: : : : : ヽ: : : : : : : : : `丶、
-
____
/ ノ \\
/ (●) (●)\ そんなものに目覚めないで下さいですお
/ ∪ (__人__) \
| ` ⌒´ | やる夫は、まだまだ【やりたい盛り】なんですお
\ /⌒)⌒)⌒) //⌒)⌒)⌒)
ノ | / / / (⌒) ./ / /
/´ | :::::::::::(⌒) ゝ ::::::::::/
| l | ノ / ) /
ヽ ヽ_ヽ /' / /
ヽ __ / / /
,. -ー' 二二二 ー- 、
//: ̄__:::::::::::::::: ̄`:::ヽ
/〃'::::::/´ノ〉):_ノ_ノ::::::::::::::::::\
//´::::::__,ィ:ゝ-':__,:::-──- 、::::::::::ヽ
/゙::::::::::/ ̄ ̄\ ヽ\ ヽ \::::::::ハ__ あまり新妻さんを放ったらかしにしちゃダメよぉ
!:::::::/ i ヽ ', ヽ \ ヽ>,仁》
_ |::::ハ ', i } ! ! ',<ノ||\
《ニハ_ゞ、 \ \ ! || | |__ || l | \>
ソ|| \\ \ \ | .从,ィ匕Lィ|| | | 〈´
| '、 \\,>≧ゝ, |/ /,ィヌニミ、|i | l |
ハ \ `卞代ツミ ヾ′ ''' / // ト、 , --─.::´
.`ヽ、 〈/|:} ヽ,\ \`¨´ 、 / // / l ヽ /::::/::: ̄
/:::;:ィ:::::\ //| |\\, __> - ´ イ!// / ! ∨:::::::::':──-:::、
. .. ::/::::ハ::::∨ム'〉 「`:::ゝ,\_ ≧ュ,fヽ_ .ィ─ヘ,ィ l |l /::::__::::\::: ̄`ヽ
. .. .:. :::://__;/:::::| |::::::::::ヘ !:::::::l |::::ハ;:::::_:::::ヽl l| 〈::::::::::\:::::\::::ヽ
. ::/;::///::::::::::: ! / :::::::::::::} |::::::::l !/ ∨ }/::::/ / ハ`ゞ 、::::\\:::::ヾ
∨/!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::| |::::ノ| ト-ーく /_」:::/ / /::::ヽ:::ヽ\:::ヽ \
//|:::::::::::::::レ ::::::::::::::::::| |::_〉 } ─ー、ヾ才/} /:::::::::::\:\\〉\
,// /ヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::! /:::〉ヘ!  ̄\ヽ)=::、/ /::::::::::::::::::::::::::\ `
.// // 人::::::::::::::::::::::::::::::::|/::{ `入_ ゝ}_ソ/`´}/::::::::::::::::::::::::::::::::::}
/´// / /|::::::::::::::::::::::::::::::::::(\__  ̄Z_r、_「| ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、
// / // ヽ;__::::::::::/:::::::::::::::〔 ゝ,>、 _,ィ'7´}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ゝ、
.{′ / // / | |  ̄`斗、:::::::::::::::\r 、 Y 厶ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ )
-
\ ´ ̄ ̄ /
| / //| | :| | ト、. \ |
誰 | / /||-廾' | トHL|:i: ハ | >>1
も :| | :|V≦・≧ ≦・≧|/ ! | の
聞 | | 从 ,, リ | :| 言
い :| Vヽ| 〃ーニニ=ヽ |ノ/ | い
て :| Vト、 / / ヽ 訳
ね | V|ミ=z,,_ イ// | な
ぇ ソ __リ_`ミ/'´ l!/ :| ん
よ :| _/ ト、 フ'/^Y ^Yヾ|\ | か
|  ̄ | ∧ :| :| | :l :|∧ト、 \
/ レ ト! :| | l / | \ \__
/ __|!`ヾ | |/.|__ ヽ
 ̄ ̄ ̄ !ニニコ|! \! // |L ニ! ト、
__|! Y/ |__ :! 丶
!ニニコ| | |L ニ! | |
-
____
/ ノ ヽ\
/ (○)}liil{(○) 突然、アンタ誰だお?
/ (__人__) ヽ
| |!!il|l| |
\ lェェェl /
/ ヽ
しヽ ト、ノ
| __ |
!___ノ´ ヽ__丿
-――‐- _
/::::::::>  ̄ ̄ ̄ ̄`ー-、
f7::::ノ/ \
f7::::ノ/ -l、 | l / | l l ヽ
{|:::{::| | l| l| | l |\| | イ l | | | l | |ト
{|:::::}| | l| |ly=ミメ/ l| | l⊥斗| |l __ __ __ 折角の2人の時間に
l\ _{|:::{厶、| |八_リ ` ≠ミメ.| リ | | | 「ヽ
l\ |三\__ 〈匸>l< ̄}〉 \  ̄ 、〈リ l ノ /l /^}ノしし{ いきなり割り込んでくるんじゃないわよ
|三廴ノ三三三三≧、 `ニ小ニイ ト-- ___ `∠ イl |〈 ノ / |
Ⅵ三三三三三三三 く/ノ〉ヘ 、 | / ― -`ヽ u/ //l | | 丿 { ノ
`¬=三三三三三/く/::.:: \\  ̄ ̄ ̄` /ノイ 乂| ̄`ーr'⌒7
__}三三/::.::.::.::.::.::.::.::::::\\ ‐ _ イ:::::::.:.:.:|::::「| | | |
弐三三三 { ::.:.:.:... :.::.:...\V⌒ー'⌒ーヘ:.:.:|::::|^ー'⌒ヽ_廴
 ̄>― ヘ ::.:.:.:\ \ 〈{包〉 |:.:.ヽ| | | /
|:.:.:.:.:.:.::.:::\ ..:..:.::.::::\:.:.:.. \  ̄ / く\_厂`ー勹
-――- _丿:.:.:.:.:.:.::.:::::::>-―‐-、:::::::::::.::.:... \_/ |ヘ /
/ .:.:.::.::.::.::.::.::.::::::::::/ ̄ヽ/}/| j/| | l∧:::::::::.::.:.:.:.:..:... ..:.:.::|:::| | ∧
/ .:.:.::.:::::::_, -― フ ̄ /| l 乂 ヽ:::::::::.::.:.:.:.:.:.:.:.:::::::..:..:..:.:|:: | | /:::::.
.:.:.::: -‐'´::::::/ ̄ ′ | ヽ:::::::.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|::::\_ノ_/|:::::::|
|.:.::.:::/::::::::::┌{ 〉 〉:::::.:.:.:., ―−、:.:.:.:.:|\:::\_ノ::::::ノ
|::::::/:::::::::::::: 人  ̄`ーヘ _ノ丁 / .:.::.::/ ト、::.ヽ \::::::::::/
|:::/  ̄\:::::{ ヽ_ | く .:.::.:::/ | |::.::.〉、  ̄
∨ \\_  ̄`ー'⌒T′ / :::\_/ |/:.:.:\
|::::|  ̄`ー┬〜′ /. : ::// |:::::.::.:.:.: \
j/ヽl | |_/ _ -‐'´. : ::/.::/ ヘ::::::::.::.:.:.:.:.\
ーヘノ -‐'´. : : .:.::.:::/.:.:::/ /⌒ヽ_厂 ̄ヽ ト、:::::::.::.:.:.:.:.ヽ
/. : : .:.::.::.:::.::/.:.:::::/ / \ \::::::.::.:.:.:.:.
/. : : .:.::.::.:::.::/.:.:.::::::/ 〈 `ーく:::::::.::.:.:.:.:.l
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____/. : : .:.::.::.:::.::/.:.:.:.::::::::::/ /⌒ヽ丿 |::::::::::::::.:.: | \::::::::::::.::.:.:|
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/. : : .:.::.::.:::.::/.:.:.:.:.:::::::::::::::::/ |::::::::::::::.:.: | \ \::::|
-
_ .. -‐ ‐- .. _
, ´ `ヽ、
/ \
, / ヽ あぁ、気にしないで下せえ
// .::' / , / , ゙,
/ィ .:.: / .:ィ / :/ l . ! >>1がネタAAを使いたかっただけなんで
':.:/ .:: .:/ l / :/.::// l .:l :. l
l/|: l .:://_゙ヽ!:./! /:.:/: ィ: !.:ハ : ::. : |
レ:l:.//fンミ、l/:.l/:.:メl/、!:|l/ !:. :.l::.:.: :. !
/小l/´‐='゙ i:./!:./ィァミl:. ||.: !: :.:!::|::. :i::l まぁ、その内本編でお会いするかもしれませんが…
/-‐1 _ノl/ l/´_!ソハ::.|:.l .::.:.!: ::.l::.!::./l/
' / へj、_ __{ _ `"ーV:/:/:/l::.l::.:.::.!:' ′
/: 〈: :ゝrf´f `iヽ /´lルf゙)j::.|::.:|:.l:|
. ': : : ヽ:/! ソーr‐ヘ 〉 _〃ノl:ハ:.l小、_
l: : : ヘゝY 廴∧ 「} ///イ/:i八ハl:》 : : `丶、
|: : :|「`\¬三ラ_ンz― // /'}/: : : 〃:\: : : : : 丶、
|: : : ぃ: : :ぃ〃: { 〃 l\ //: : : : : : :// : 、: \__: : : : :\
': : : : }} : : 〉{{: :||/ ̄∨アj {: : : : : : ://、: : :\, -、\: : : : \
\ : {{ /^}}、: :V / /〈〈j {ミ、: : : :// : \ : 弋_ソ: : >――ヽ
ト:  ̄: : :{{ぃ:| l l 〉l l: :い: 。:l l : : : : \: : : / : : : : : : :l
{: ヽ∧: :}}:||: ハ j l 7/: : `、、 l l : : : : : : : y: : : : : : : : : :!
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}: : 〃い 丶 ! !j |[ ̄ ̄] : : : : : : :': : : : : : : : : : : : : :
r─―…==ヘ: 〃: :\\ `丶|j 「二二ン: : : : : : : :{: : : : : : : : : : : : : :
|^ヽ 〈__Ⅳ: : : : : \\__ノノ{: : : : : : : : : : : : :! : : : : : : : : : : : : :
{ {^、ヽ }ハ: : : : : : :` 幵、} L___: : : : : : : : : :、 : : : : : : : : : : : :
. いム V /: : : :、: : : \: :l l(V/ ̄ ̄]: : : : : : : : : :\ : : : : : : : : : :
. vヘム∨ ‘: : : : : \: : : ヽ!{ ,.ニニニン: : : : : : : : : : : : : - 、: : : : : : :
. VヘムV l: : : : : : : : >、: : !{{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\: : : : :
. }_八ムl |: : : : : : : :>、: 〃!l___: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :〉、: : :
 ̄ ̄「 ̄! : : : : : : : { : `{{: |「 ̄ ̄|: : : : : : : : : : : : : : : : : : ∧ 「 ̄
ヒ.ム: : : : : : :∧ : jj: j == ': : : : : : : : : : : : : : : : : :!:ハl: : :
-
,. -ュ,ニニ弌垳ト、
/r'^ _rヘ-ヘ/^ヽr宀、
/!7ト、7′ 〃 l ヽ ヽ
、 / l//L」| ∧l | ! |l | ! ヽ 要するに、嫉妬マスクのお仲間さんってことね
|:l / 〃 ||丁l トH、lV| |l /l } l |
ヾヽ / 〃 |l | l抔卞`ヽ{ /-ト/ //リ あなたも大変ねぇ…
\ ヽ:∨ |」 /l| lトヽ ̄ レ'戎シ' / ′
⌒ヽ!ヽ._j\\ / 八 |ヽ __ ' ∠r1=彳
::..::..::..::..::..`::..::ヽ/ ハ ヽ‐ >、 ,. イ| }::..`ヽ、
::..::..::..::. /⌒ヽ、ヽjノヽ.∨r 芥、/:./ /::..::..::.、\
::..::..::.::./:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ⌒Tlヽ}l,ハ/-/ 〈::..::..::.`ヾ\ヽ
::..::../:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨_ || ヽ:レ':.:ヽ::..::..::.くヽ.j
::.r'´.:.:.:..::.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ ||ーrヘ.:.:、:.:.\ヽヽ:〉
仆、 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_l〉 ri心:.:',:.:.:.:.:ヽ}
′ \_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∨_ ゞ=仆ヽ.:.:_ノ
, 〉个、:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ l }〉:.}'´
| く_/^ト、>:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_リ 〈|:.ハ
| //:.:.:||:.:./ ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨┐r':.:{ 、ヽ
!| //:.:.:.:||:./ }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨.:.:.:.| l |
-‐==‐-
/ `ヽ
, ' ヘ
-‐/ 从‐- _ …あ、あれと同じ枠は勘弁してくだせぇ
. , ´ ̄ / / l `ヽ
/ { /ソ l , \
/ l| レ' Y l | / ハ
. / l| l l | ,' / / / / __ ト、
. ,〈 \ l| .! l l / / | j ィ´ ヽ
/ >ー──、__ ヽ! l l l __, ='=ニニ二 ̄`ー、_ \
/  ̄ゝ‐-- 、 ̄7──┴‐-く  ̄ ヘ
/ ノ ///  ̄`ー─ 一'  ̄ \_
二 -一' 〈 ( ( / \_ _ 、_ ___
. ‐─────と_>、(__,イ`ヽ_, -────────  ̄ ̄ ──────
-
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ', ┛┗
, ソ/ l ハレ´イ{ { { | ', ┓┏
//:/ ノj `´i |ムト、ト、 | } リ i ! じゃあ、私とやる夫の時間は邪魔しないように
ハ:{/イ: { 乂yニミ、ヽ ノ メ ノ/ } !
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { ´ ̄¨` `}イ,ィミxイ / ノ/
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\`' ´ ¨// ./
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! 、_ __′"/´ | / )
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 イ.: j| /{ ノ′
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::::>ー<l!:.:.|:. リ‐//レ
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
/´ /イj/イ'/.::.::_.::.::.::.::.::.::.::.::.`トi`j:|__ヽ\ノ人::.::.::∠´
/' イ/ // ノ/:.‐..´...::.......ー ::.::.::.::.::.::.:K/:ハ.「jフス::.:.`:くヽ
/// /イ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.{_j jァzく::.::..::..`ヽ、
‐'´ ̄ ̄ ̄`ヽ、
/ ヽ \
//, '/ハ ハ ハ 、 ヽ
〃 {_{ VV V リ| l │ …以後、気を付けやす
レ!小l ノ `ヽ 小 リ
レl ● ● 从 ノ
ヘ⊃、_,、_, ⊂⊃W
/⌒l,、 __, イ レ
. /ヽ、/ヽヽ / ヽ
| l) ヾ∨ / ヽ,
-
, .-──‐‐- 、
,r'フ´ ,.-─‐‐-ミヾ、
/ ,r' / , 、-ーー- 、ヽ\
_「7ネィイ/ 7 ,イ `ト V1
〈二カ_」コ , / , //, l ヾ!
f7j^ヾY ,l!-|仁l/l// / j | , ト、 では、改めて第3話のスタートよぉ
/ l| l1、 ,ィf孑7 从/ィ/_/ ,イ l |/
,! 」! |t、 ´ ̄ ゞtンイ //,イ!′
/ j /l」 ! 、_ _ `//,イ/ ,, -‐ ─-/!
/ lj j ハ Lヽ _, イ i´ l |"´ /´ ̄//-─────-,、_
-‐-=ニ二/ ,' / _/ ト、ヾ>カ{ニコ71├‐' ゙ー-、 _/ ,.-‐''"´ ̄ ̄
/ /,r'⌒ヽ\ Y^V^V,ハト、l /¨`ー-ハ二ニヽ-、 ̄\
,. '"´ ̄/ // j ヽ」! リ l/ | / ,ィィィイlリ l \ \
/ , イ,r'"/ /イ / \r'^^krk^^リト、 ,ィイハイイイl|{ / \´
/ / / ,/ ,/ レ′, j、 j! _ ノ^ス Yノイイ〉! | ヽ、 \
/ / / ,// /j/、 ,' _ _/ \___ノと´ィ r ,r‐厂イイイイ/ /l \ ̄
/´ / / /イ^/ ト\,イ_k〉、 イハ、 /´ししl_/ ̄`l/ソ ´\/`\ \
/ /l/ l/ | |_」ト、 \ イハ〉 ト、 ヽ / \ \
,/ /´ | ト、 / \|\ l/ ト、 \〈j/ j/ | ,/ `ヽ、 \
/ / ! ト、\/ \ / \ ,ィ巛<ト、_ | / `ヽ!
|/ | / \\ / i /ハ /_/\ l/
l/ \l |>、 \/\ _j ヽ _/¨`ーュ、
/厂 `ヽ / `ト \_ソヽ_/厂\
/ \/ リハ_ソ ,r‐{ハ´ ヽ
/ / ,´ |/^ト、ゞ、/_//^ヽ ! , k 〉
,/ / / /><」厂VY´ !j_ノイ{´``ー-、
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やる夫の中世騎士物語
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〜VIP村広場〜
,> ̄`ヽr'´ ̄< ,._- 、r'''Z.._ __、─ v─z..__
ィ ゝ / \ ,._-─ v'''Z.._ ,> ` <
. l l'´`^ヽ ヽ ./ , j'^^ヽ \ < > イ ィ'`^'^'^'^'^'^'ィ ゝ
| ,イノ u l ト、 N l ル'uニニヽトゝ、 .} ∠´ , ,.、 \ l.1 u 1.!
| ノ‐'-、_, 、_,リ‐W. │ .ノ∠ニニフバニニぅレ' イ ,イ/ l/ ヽ}ヽl、 !` | |'⌒'ー' ー'⌒ | |
|r=i| ⊆ニ・, .・ニ⊇|. |r=Tモ=。TニF。=;T! | /-─-' '-ー-‐| | r=i| ⊂ニ・ ・ニ⊃ |i=、
||{^|| | | v | ||L|lヽ.三./ vヽ.三.ィ′ r=T¨モ。fニf。テ¨T=、 {ft|| v |.| u |f リ
ノ 'ー|! `! u L_」 r1 |`7|!rー'‘‐〜‐' ‐-| |h||`ー-イ .ト-‐'||ヲj `7l. '-U-' :|く
,ノ/| l、 -‐-ー- ,'_/|./ | -ー〜〜′ ! ゙ー|! u ‘ー-‐' u ll‐' -‐''7 | -──- |. ヾ''ー-
-'‐1| | |ヽ. -- ∧ l |' l u ー‐ ,l rー:l -一ー- l-、 l ヽ._  ̄ ,ノ |
. |.! ! l. ヽ / l||ー- ⊥_ ` ー 、__,. イ `f⌒\l` 、 一 , イ /´ヽl |、 ̄ ̄ ̄ ,| |
. !| Wト、 `ー-‐1V || ヽ、_ .| l/⌒ヽ ト、 ` ー ' _,| / ̄\.__ ド.エエエエエ.イ |
|| | ` ー--‐イ || ハ、゙エエエ'ヌ'´ヽ、_ K.エエエエエン! _,ノ ∧ レ‐- 」
. |L ==、、| | || .l l |│| / |  ̄\l十十十十レ'´ ̄ l ヽ |
´ |ヽ| |.r;='」 | ||│/ | ソl‐十十十| | ,ヘ |
新領主やる夫の就任挨拶の為に、集まった村人達
>俺達は今まで自分達だけでやってきたのに、何で今更領主様なんか…
>貧しいながらも何とか生きていけるだけの作物を作り、わずかな農地を切り開いてきたのに…
>生きていくだけで手一杯なのに、税を収めなきゃいけないなんて…
-
____
/\ /\
/( ●) (●)\ 村の皆、はじめましてだお
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\
| |r┬-| | やる夫が、この村の領主になったニューソク・デ・やる夫だお
\ ` ー'´ /
____
/⌒ ⌒\ 今日は、やる夫がこれからどういう方針で村を治めていくのか、
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ それを皆に知って欲しくて、集まってもらったんだお
| |r┬-| |
\ `ー'´ /
(ヽ、00 ∩
⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
,, -‐- \ | |/⌒ヽ
( ⊂ニニ / /⌒) ) (ヽ、00 ∩
`ー――'′ し∪ (ノ ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
/ ̄ー―‐ 、 ,, -‐- \ | |/⌒ヽ 〇 〇
:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ( ⊂ニニ / /⌒) )
:::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ `ー――'′ し∪ (ノ
:::::::::::::::::::::::::::::::::ハ::::i ., -―- 、 ___
:::::::::::::::::::___ノ、/〉' /::::::::::::::::::て/::_:::ヽ
:::::::::::::::/ u て;/7 /::::::::::::::::::;ァ、、:::「ェ ヽ::〉 __
::::::::::::/ /〈 i::::::::r、::/=ミ `く.u J/:::::::::\
:::::::::::j u 、 ´_}ヽ.|::::::iオ/u ニi < iヽァ/:::::r----J .r:´二ニヽ
::::::::::i (二7´_.L., 、ハ 〉 _ _マ/ン::::r ' ;tr /;j i::/r-、r-| r一ー、
::::::::::|、 .r ' c /、:.:.:ヽ ヽ ー」: : : : ii ヽu.___、/ _ん' `´ム.' |:::r―┤
:::::::::/ ̄ ´」ー/:.:.:.:.\:.:.\\__j: : : : : ヽ ヽフ`ヽ´ | | ヽ'ーン、 _/ハu.'_' |
i:i i:::i:iヽi ´ !':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.',:.:i: : : : : : : :「=| : : : |: ! 7!`:´|< 7マ.ヽー'
-
____
/ \
/ ─ ─ \ やる夫は今日みんなに酷いことを言わなければならないんだお
/ (●) (●) \
| (__人__) | でも、それはこの村がこれから発展する上で、絶対に必要なことなんだお
\ ` ⌒´ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ なので、最後まで話を聞いて欲しいんだお
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
____
/ \ その酷い事というのは、皆に農地を捨てろという事だお
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \ 勿論ちゃんとした考えがあっての事で、
| / .イ '(●) (●) |
. /,'才.ミ). (__人__) / 皆が生きていく為の代わりの方法も考えてあるお
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ やる夫が言いたいことは、皆に農業とは違う生き方をして欲しい、ということだお
,. - ─- 、
/ ノノノノハヽ シ〜ン
i ,-、_{___ l' ,. -─- 、
} | r} ` / -' | |`i / ,ヘr^、 | ,! -‐- 、
{ 'ァ' `ー'/,_ )!/リノ二二jノ / _i
,-ソ 、 ノ_ i// - r { |__∠__,へ / ̄ ̄ヽ
/#\ 、 `='ノ iニij ,ニ゙ | | r、/__,| ̄/ ノノノij
\#i\  ̄,ノ`i ヽ 、 ノi' {_ (__ハ_ ! | _ノ^i'_フ'i,!
\i#|\==|/`|\\`ー 、ヽ | i ` ,.-i{ }、|- 'i |
\|ヽ } ノ i \ | 〉ノ`ーヽ ,<j 二ノ /ソ ヽ.、, ノ
O|/ |l/ i ノ´| _ノ\\ "{ヽ /\ ヽ、|
| リ / | i/ ヽ_|\ノヽ \_|ヽ
|0` | | |\ 、 `| | | | ヽ
| | | | \ リ | | ri | |
-
____
/ \ この土地の農地は狭くて、養える人数も限られているお
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ 皆の中で結婚している人は、どれだけいるお?子供のいる人は?
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ 今は良くても、皆が年齢を取ったら仲良く野垂れ死にだお
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ / r─--⊃、 | そうでなくても伝染病にでも襲われたら、ひとたまりもないお
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
____
/⌒ ⌒\ だから、やる夫はみんなに羊を育てて欲しいんだお
/( ●) (●)\
/::::::⌒(__人__)⌒:::::\ 羊は山でも飼える動物で、毛を刈ることも肉を食べることもできるお
| |r┬-| |
\ `ー'´ / そして、刈った毛を織物に加工して、商売をするんだお
※この時代のヨーロッパにはまだ木綿が無いので、衣類は麻か毛織物がほとんどです
-
____
/ \ 農家であるみんなに農地を捨てろというのは、
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \ やる夫が騎士を辞めろと言われるのと、同じことだお
| / .イ '(ー) (ー) u|
. /,'才.ミ). (__人__) / やる夫が酷いことを言っているのは、十分承知しているお
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
____
/ \ それでも、やる夫はみんなに結婚して子供を生む、当たり前の生活をして欲しいんだお
/ _ノ ヽへ\
/ ( ―) (―) ヽ もっと良い方法があるのかもしれないけど、
.l .u ⌒(__人__)⌒ |
\ ` ⌒´ / やる夫にはこれしか思いつかなかったんだお
/ ヽ
,. - ─- 、
/ ノノノノハヽ シ〜ン
i ,-、_{___ l' ,. -─- 、
} | r} ` / -' | |`i / ,ヘr^、 | ,! -‐- 、 村人達はけして納得した訳ではなかったが、
{ 'ァ' `ー'/,_ )!/リノ二二jノ / _i
,-ソ 、 ノ_ i// - r { |__∠__,へ / ̄ ̄ヽ| やる夫の指摘したことには反論できなかった
/#\ 、 `='ノ iニij ,ニ゙ | | r、/__,| ̄/ ノノノij
\#i\  ̄,ノ`i ヽ 、 ノi' {_ (__ハ_ ! | _ノ^i'_フ'i,!
\i#|\==|/`|\\`ー 、ヽ | i ` ,.-i{ }、|- 'i |
\|ヽ } ノ i \ | 〉ノ`ーヽ ,<j 二ノ /ソ ヽ.、, ノ やる夫の言う新しい生き方への踏ん切り、
O|/ |l/ i ノ´| _ノ\\ "{ヽ /\ ヽ、|
| リ / | i/ ヽ_|\ノヽ \_|ヽ 言い換えれば、やる夫への信頼が欠けていたのだった
|0` | | |\ 、 `| | | | ヽ
| | | | \ リ | | ri | |
-
/  ̄ ̄ ̄ \:
::/ j :::::\:::/\;゚: そして。やる夫は皆を更に怒らせること、言わなければいけないお
;: | 。<一>:::::<ー>| :
\...::::::。゚~(__人__)~゚j 皆がこれまで命懸けで耕してきた農地、
r " ;゜.` ⌒´,;/゜
i::: |:::: |::|: やる夫はそれを寄進して、修道院を作りたいんだお
:|::: |::::. :|::|:
:_|::: |::::. :|.´:
:{::: )::. :',.: 自分達が切り開いた農地が突然取り上げられ、他所から来た人間の物になる
゛‐-.` i:
こんな酷い話はないお
r―==二 ̄`ヽ
>‐-_'´ u V:::::|
r―-―== 、 , ' r-- 、 }:::::|
アー-'^⌒}:::::! ( ' } 「r、:::|
/ u 〉:::| > i} リ |ヒ}}: |
ヽ ==ヘ /-、::! _ __ / ー-u' |ン::: |
_ rァ__ / i }} |ヒ}!::| > ^´ ヽ ∠__r=_`-イ丁ヽ.|ヽ:::::|
>::::^':::::::::'. / =u彡 |ン::::| イ/⌒く | 、---ヾエヱ二」 ! \|r
そ:/ヽ:::::_::! `1工エエハ ./\:: 「`ヽ .> i う ヒ}l <r 、V^ー ´`ー '_| //
ハ。=Y{.)| _}-r‐:// ヽ\リ <_r-┬!ト、|_ ∠≦リ::} , イ //.....
<.`_^、/く:| Lー-イ/ //:.:.:.\ f=' j | ヽー-<j /イ \//..........
〉-- / /\ (_,イ /:.:./:.: |`Y´|\イ-、 l | /`ヽ#\ /...................
ヽ__// \ ( \:.:.:.| | |:.::__| | K´ l \#Y=―- 、.........
\ }-― 、 \r── `'┴┴r!(___ _ア´ ̄`ヽ{ }/.................ヽ....
:.:.:.\/ } }`ー―― 、 、‐':.:.:.:.:.} , <`ヽ '._/ /............................
:.:.:.:.:.:V __/ :.Y´ ̄ ̄ ̄ >:.:/:./ /\ } } ◯./..◯...................../
:.:.:.:.:.:.:Vノ.  ̄`Y:.:.| ( ̄ ̄ ̄ ̄:.:/:.:/ .|:.:.:.:.> / / .}............................/
:.:.:.:.:.:.:.:.', \. ヽ_人.人  ̄ ̄ ̄ ̄):.:(__,.ィ__j:.:/(__/ ,イ.............../....../
:.:.:.:.:.:.:.:.:.'. ヽ_VL イ:.:.:.:.: ̄「 ̄「 ̄:.:.:.ヽ:.:.:.:.:./ |:.\/ j--―..´........../
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.V"´ ヽー--}ヽ \:.:.:.:.:.:.\/ j:.:.:.:\/........................./
-
/  ̄ ̄ ̄ \: でも、それはVIP村の将来の為に、必要なことなんだお
::/ j :::::\:::/\;゚:
;: | 。<一>:::::<ー>| : 修道院の人達は、皆に色々なことを教えてくれるお
\...::::::。゚~(__人__)~゚j
r " ;゜.` ⌒´,;/゜
i::: |:::: |::|: 羊の飼い方や毛の刈り方、お金の数え方…
:|::: |::::. :|::|:
:_|::: |::::. :|.´: 全部これからの村に必要なことなんだお
:{::: )::. :',.:
゛‐-.` i: そして何より…
_____
/ \
/ \ 商売で稼いで、そのお金を使って
/ \, ,/ \
/ /´ `ヽ /´ `ヽ \ やる夫はそこら中の湿地を農地に変えたいんだお
/ ( ● l l ● ) \
| ヽ_ _ノ ヽ_ _ノ |
| ''"⌒'( i )'⌒"' |
\ `┌,─'^ー,,-┤ / 今この村にあるような、わずかな農地じゃない
\ `ー -- -一' /
/ \ 一面に広がる小麦畑を、皆には耕して欲しいんだお
/ ̄ ̄ヽ; ヽ
(「 `rノ |
ヽ ノ i |
i´ ̄ ̄`i l |
-
, '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
{: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : }
. }: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : : : : : : : : `}
/: : : : :, _ - ‐ -`、::::::::::::::::::::::::,:::::::::::::::::::::::: : : :く
lー ´ `ー ''- ‐- '´ー 、:::::::::::::::: : : ソ
l_ _ ヽ、 , /´: : :,'
l: : : /,, ̄  ̄ ー -、- ー 、_ /: : : , '
/,: : ´/,-‐=== = 、ゞ: : : :, '二 `ーV、: : ´
{ ',ゝ::/ ,= = ヾ ゙-- ´r - 、㍉/) `´
`、i: :ヽ, 、f´ヒソ` i f心 ソ /,'ケ (…話は分かる、確かに今の農地では狭すぎる)
ヾi: : ゞ. ´ l `゙ ´ ./} /
ヽ:',. u ,,. |: /ン (だからといって、すぐに生き方を変えろと言われても…)
,一´、:', 、 /:: /
, ' / l::ヽ 、 ,.' 、 (まして突然現れた領主、しかも何の実績も無い若者では…)
, '. / ,!, ,' ヽ , -――一 , ' 、 \
/. イ// '. ヽ ゙゙゙゙ , 'ト l ' ,
l ! ヽ , ' l \ l ',
. |. ', ヽ _ _, ' / | ',`‐
| l | l ' , \
| | l \. \
-
,. -ー' 二二二 ー- 、
//: ̄__:::::::::::::::: ̄`:::ヽ
/〃'::::::/´ノ〉):_ノ_ノ::::::::::::::::::\ そんなに難しい話じゃないわぁ
//´::::::__,ィ:ゝ-':__,:::-──- 、::::::::::ヽ
/゙::::::::::/ ̄ ̄\ ヽ\ ヽ \::::::::ハ__ やる夫は腕1本で、私を勝ち取ってみせたわよ
!:::::::/ i ヽ ', ヽ \ ヽ>,仁》
_ |::::ハ ', i } ! ! ',<ノ||\
《ニハ_ゞ、 \ \ ! || | |__ || l | \>
ソ|| \\ \ \ | .从,ィ匕Lィ|| | | 〈´
| '、 \\,>≧ゝ, |/ /,ィヌニミ、|i | l |
ハ \ `卞代ツミ ヾ′ ''' / // ト、 , --─.::´ 私はやる夫と結婚する為に
.`ヽ、 〈/|:} ヽ,\ \`¨´ 、 / // / l ヽ /::::/::: ̄
/:::;:ィ:::::\ //| |\\, __> - ´ イ!// / ! ∨:::::::::':──-:::、 伯爵家の継承権を捨てたのよぉ
. .. ::/::::ハ::::∨ム'〉 「`:::ゝ,\_ ≧ュ,fヽ_ .ィ─ヘ,ィ l |l /::::__::::\::: ̄`ヽ
. .. .:. :::://__;/:::::| |::::::::::ヘ !:::::::l |::::ハ;:::::_:::::ヽl l| 〈::::::::::\:::::\::::ヽ
. ::/;::///::::::::::: ! / :::::::::::::} |::::::::l !/ ∨ }/::::/ / ハ`ゞ 、::::\\:::::ヾ
∨/!:::::::::::::::| /:::::::::::::::::| |::::ノ| ト-ーく /_」:::/ / /::::ヽ:::ヽ\:::ヽ \ でも、全然後悔してないわぁ
//|:::::::::::::::レ ::::::::::::::::::| |::_〉 } ─ー、ヾ才/} /:::::::::::\:\\〉\
,// /ヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::! /:::〉ヘ!  ̄\ヽ)=::、/ /::::::::::::::::::::::::::\ ` だってやる夫と一緒ですもの
.// // 人::::::::::::::::::::::::::::::::|/::{ `入_ ゝ}_ソ/`´}/::::::::::::::::::::::::::::::::::}
/´// / /|::::::::::::::::::::::::::::::::::(\__  ̄Z_r、_「| ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト、
// / // ヽ;__::::::::::/:::::::::::::::〔 ゝ,>、 _,ィ'7´}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ゝ、
.{′ / // / | |  ̄`斗、:::::::::::::::\r 、 Y 厶ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ ) あなた達も、お嫁さん欲しくなぁい?
-
\ヽ | l // \ヽ | l //
. こ . な : ス
二ニ : の : ん -‐ 二ニ : ゴ -‐
-‐ ! 人 ? だ ニ二 -‐ : イ ニ二
は !
// | l ヽ\ // l | ヽ\
_,r〜〜〜〜.、
r' _,r〜〜〜〜、ヽ _--、, -z._
{ ノ u `ニニ´ ヽ.) _,-ーvーz_ >::::::::::::::::::<
. { L_ r=== u.==、l′ イ ,、,、,、,、,、 ヽ /::::::::;:::ハ:::、:::::ヾ
{r=i| r 。= 。=、 | | l--、 v,.-ヽ| イ:::ィ/K u >ヘト:::|
{|L||ij `ニ7 lニ´v| 1|⊂・ ・⊃|,l .h:「こ・j=「・う]:n
{`ァ| r─' L_」 ー、| {f|L ∪ v」|f) |f||: ̄,」 L ̄:||j.|
_/{/ :| |(二二ニ二)|. `|.⊂ニつ l´ ヽl ‘‐u‐’v:レ'
-‐'''"´::|:::::ト、 ヽ_ , , , ,一, , _人 ,ゝ、.二. イヽ_ _/l.ヾ二二フ∧
:::::::::::::::|::::::| \  ̄`¨フ丁 |:::: \-‐''"´|: :|、.__,.|: :|: `>ー''"´|: :|\.二./|: :「`'''ー- .、
::::::::::::: |:::::│ \__/ |:::::|::::::::::: \ : |,.へ. /へ|:/| : : : : :│: |.\ /| :│: : : : : l:ヽ.
::::::::::::::|::::::::| ,.イ:ヽ. ,|::::::|::::::::::::::::::〉、 : : ヽ/: : : /: :|: : : : : :|: : l X. |: : |: : : : : :|: ハ
:::::::::::: |::::::: |ヽ/ 〉:〈.∨|:::::::|:::::::::::::::/::::| : : : :|゚: : :;ハ : :|: : : : : ;>:|/〉〈\|:<; : : : : :|/: : l
※その時、村人達のやる夫を見る目が変わったのだった
-
____
, ヘー‐- 、 /ヽ / \
-‐ノ .ヘー‐-ィ /(●.) (● )ヽ やる夫を信じて、付いてきて欲しいんだお
''"//ヽー、 ノ ./:::⌒(__人__)⌒::::::ヽ
//^\ ヾ-、.| |r┬-| | みんなで、ビッグになるお
,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)\ `ー'´ /
/ <^_,.イ `r‐'゙ ::::ヽー‐-..、 ,..-‐|、
\___,/| ! ::::::l、:.:.:.:.:.ヽ /:.:.:.:.| \
※目の前にいる分かりやすい成功者
/
〃__
,, ///ノ!wv、,,≧ハv,,w、
/ ゙"''′ '.
__二ニ=─┴────=ニ二___i さすが、やる夫の兄貴だぜ
 ̄  ̄ ̄二ニ=- ___
──--=ニ二_,r──────=ニ二_ ノ
| _\ 、 ∠_ |= |─────=ニ二
| 、 ・` | `´ ・ `, 彡、 フ r'⌒´/ニ三三ニ:Y⌒ヽ
|  ̄ ノ  ̄ r' | 彡: : : : :,i三三三三|: : : :`ヽ_
| ∵ ヽ丶 ∵, ノ /: : : : : :`ー───´: : : : : : :) 俺達に出来ないことを、
! / ̄ ̄ フ7 i /(: : : : : : : : ;(⌒V⌒ヽ; ; : : : : : :ミ、
', /_/L/// ,'/ r': : : : : :r、ノ_ヽ /__゙て: : : : : : ノ 平然とやってのける
, ヘー‐- 、∧ V⌒⌒/ // ノ: : : : : ノ く・` ー‐ ´・ `> ヾ : : : ヽ
-‐ノ .ヘー‐-ィヽ. ',___/ // (: : : :.イ ∵ 〈 、 , ) ∵ ノ: : : :ノ
''"//ヽー、 ノヽ∧__,.イ /\ て__,,∧ ´、__,、__,` 人: : ζ
//^\ ヾ-、 :|\ ∧ ' ,___フ_>、 ゝ ノ /| | ̄ ̄ノ
,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)ノ \__ / ∨ ト、_| | ( >、 ___ ,.イ_) | | ○ )\
/ <^_,.イ `r‐'゙ \ \_゙ / / ノヽi○ て \/ ノ / / ノ ',
\___,/| !\____`ー、/ / | ∨ ○  ̄ ̄○ / / ○ノ i
※すかさずゴマをするお調子者達
-
|| |! / /
|| | / /
,-‐-、 / /
,. - ─- 、 |_!_!ュ } /
/ ノノノノハヽ `'}‐┴、
i ,-、_{___ l' ,. -─- 、 { ̄`{ /
} | r} ` / -' | |`i / ,ヘr^、 | }_, ,! -‐- 、 / /
{ 'ァ' `ー'/,_ )!/リノ二二jノノ`i, / _i /
,-ソ 、 ノ/ニ| `i// - r {⌒ / |__∠__,へ / ̄ ̄ヽ ,-rrr、
/#\ 、 `='ノ iニij ,ニ゙ | `i /| r、/__,| ̄/ ノノノij iっ,!,!,!
\#i\  ̄,ノ`i ヽ |r┼-、 i' v{_ (__ハ_! | _ノ^i'_フ'i,! `i {
\i#|\==|/`|\\`ー| ´|ニ、ヽ | i ` ,.-i{ }、|- ,-'i |\_|>
\|ヽ } ノ i \ | 〉' `ー'/ ,<.j 二ノ /ソ ヽ._`ファ-ァr{`ー-1
O|/ |l/ i ノ´| / /_ノ\\ "{ヽ /i「|i、rr、/|ヘ! /ノ |
| リ /∧ V_i/ ヽ_|\ノ|ヘ !| !|.| | |/ |-── '
|0` | / ヽ_/|\ 、 `| {| |゛゛| |
| | /ノ | \ リ | ノ ri ノ |
※こうしてVIP村は新領主やる夫の元に纏まったのである
/ ///
/ ト、{\ _ /´/{ イ
「 ̄ ̄ ̄` ー- < ̄-‐≦二 / /
├―-- __ ` <二≦ 7 /
', _,,〟 ,,.≧xー- _ `ヽ、ー‐'´ /
| ┬ァミ} '"⌒゛\ `ヽ 、 〇下 、/
イ ゞソ ≧ュ.,,,_ヽ / }>く 〉 あの村長じゃあ、綺麗な嫁さんとか無理ゲーだしな
| / 、 弋ゾ" / /⌒〉 ヽ/
| 〈 イ/イ´ / ∧ まぁ、いざとなったら俺がどうにかするって
-―ヘ ″'´ノ / ',
, ´ -― ヽ L 、____ _、 rイ「 ハ |
′/ ', `ー==ニ彡´ ノ´ ノ | | |
| ′ ! ` ´ /イ | l |
|| イ州」厶ィ´ ノイ}ハレ/ ′
┤|  ̄「 / // /
 ̄  ̄\ ヘ / / ' / |
\ / 〉 .′ / // |
. \ / / / / /∠ -‐ ニ>ー- _
\ / / -‐' /-‐  ̄ -‐ 二 ---\
-
●
●
●
、 /
〉, /
/ノ , ′
/
/ / 中々良い仕事だったわよぉ
`"'ー- ...__ _,,.. - _/ _彡イ
`´  ̄ ̄ イ |
ー=' / |
, '´| |
` 、 , '´ | |
` ., イ | ;
_____>_、 _, < l | | /
::::::::::::::: /.::::::::::|:::::::|二::.\ l | / /
:::::::::::/.:::::/ ̄|:::::::ト、::|\:.\ | / / /
/
〃__
,, ///ノ!wv、,,≧ハv,,w、
/ ゙"''′ '.
__二ニ=─┴────=ニ二___i
 ̄  ̄ ̄二ニ=- ___ お安い御用ですよ、姉さん
──--=ニ二_,r──────=ニ二_ ノ
| _\ 、 ∠_ |= |─────=ニ二
| 、 ・` | `´ ・ `, 彡、 フ r'⌒´/ニ三三ニ:Y⌒ヽ
|  ̄ ノ  ̄ r' | 彡: : : : :,i三三三三|: : : :`ヽ_
| ∵ ヽ丶 ∵, ノ /: : : : : :`ー───´: : : : : : :)
! / ̄ ̄ フ7 i /(: : : : : : : : ;(⌒V⌒ヽ; ; : : : : : :ミ、 次からも是非ご贔屓にお願いします
', /_/L/// ,'/ r': : : : : :r、ノ_ヽ /__゙て: : : : : : ノ
, ヘー‐- 、∧ V⌒⌒/ // ノ: : : : : ノ く・` ー‐ ´・ `> ヾ : : : ヽ
-‐ノ .ヘー‐-ィヽ. ',___/ // (: : : :.イ ∵ 〈 、 , ) ∵ ノ: : : :ノ
''"//ヽー、 ノヽ∧__,.イ /\ て__,,∧ ´、__,、__,` 人: : ζ
//^\ ヾ-、 :|\ ∧ ' ,___フ_>、 ゝ ノ /| | ̄ ̄ノ
,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)ノ \__ / ∨ ト、_| | ( >、 ___ ,.イ_) | | ○ )\
/ <^_,.イ `r‐'゙ \ \_゙ / / ノヽi○ て \/ ノ / / ノ ',
\___,/| !\____`ー、/ / | ∨ ○  ̄ ̄○ / / ○ノ i
-
、 /
〉, /
/ノ , ′ これも内助の功(物理)というものよねぇ
/
/ /
`"'ー- ...__ _,,.. - _/ _彡イ
`´  ̄ ̄ イ | 勿論強硬に反対しそうな人には、
ー=' / |
, '´| | 予め当日に【お使い】を頼んでおいたわぁw
` 、 , '´ | |
` ., イ | ;
_____>_、 _, < l | | /
::::::::::::::: /.::::::::::|:::::::|二::.\ l | / /
:::::::::::/.:::::/ ̄|:::::::ト、::|\:.\ | / / /
-
┌───────────────┐
│ │
│ ┌─────────┐ │
└──┼─────────┼──┘
│ ┌─────┐ │
└─┼─────┼─┘
└─────┘
┌───┐
└───┘
┌─┐
└─┘
□
※その頃別の場所でも、これからの方針を決めるべく秘密会議が開かれていた
-
::::::,イヘ´1::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::| l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::
::::| へ !::::::::::::::::::::::::::::::::::x" ,_`ヾ ヾ: 諸君に集まってもらったのは、他でもない
::::://へ、.ヽ、iヽ、:.;. ,,,.;;;´,イ  ̄ゞソ ヾ:
ヘ,ヾl<´ ̄℡ッ、 ハヾ´ー  ̄´´ ヾ 義姉上の件についてだ
ト メ  ̄ ̄ノヘ
`ヽ∨ ∧ _
`∧ ! ┐ j 「
ヽ、 k _ / |
\ -‐=ニ ¨-´ / ト、
\ / ∨∧
ヽ . < / j
`ー―´ / .ノj
カツヒコ・ジンナイ
カナメの長男であり、現在シタラバ伯爵家唯一の継承権保持者である
,,. -−''''''''''−- .,,_
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>,,
,イ::::::::::::::::::::: :: '''':::::::::::::::::::::::::::\
, -':::::::::::::;ィヘ:::::.. ::.. .. "'''::::::::::::::::::::::::ヽ
/''..:,.''-'、:;イ;;ィλ::::::::::::::::::::....."'''".. "'''::::::ヘ
/.;イ::;: '"`"''"´`乂:::、::ヘ::::::::::::::::::::::::::... '::ハ
l:/::::::7,. " >ヽ::ト、::;;;__::::::::::::::::::::. l
l:/::::::'/ `l:トハ ≧_=、、:::::::.. l 伯爵夫妻が公の場でGOサインを出してしまった以上、
!:::::::i゙ ,ィ彡ミェ.、,_ i リ ソ,ィ彡ニ....ニヾト、::リ
>‐、l '´ ャ‐_‐セテラ=' ィk''ひ ,ン゙ l::;;ソ 私の方でどうこう出来る話ではなかった訳だが、
!'"ヽli  ̄  ̄ ~~ ,i'゙.-ハ
ヘ 〈 i | l! } リ 今後の方針ははっきりさせておきたいと思う
ゝ、ハ | ,r'゙ ン゙
'ー、 -、 〉 /イ
ヘ. ___,,,.. -'` /
ヽ `""~ ̄,. ‐ ,.'
`i.、 ン゙
|. \ /|
,.-| . >..,,_,,.イ .|_
l゙ヘ.| ヘ | ;`!
ノ ヽ ', ン .l
/ > ,_ _,..< ヽ
-
ー…―― 、
/ /<ハ/⌒> `>、
/ 斗 → l ← l ヽ 爵位継承権は放棄してカツヒコ様の立場は磐石になったんだし、
, / ゝγ⌒ヽ_ノ ヽハ `
, , ー― 、ゝr イ __.U ヽ ヽ 殊更藪を突付く必要はないのでは…
, , ー―- ! ___ ', ,
lY / ! 、 `ヽ , .|
', /⌒ ! > 、 l ,:
ヽ乂__ ー┴一 、_ ヽ , /
\ > 、 ル
にニニニニニニニニニう
/ γ∠ニム――<――{
, / ゝΩノ V ヽ
ドラえもん
シタラバ伯爵家・家宰、御家大事の立場である
_,,,.....,,,,__
,...:''´:::::::::::::::::::::::::`''::-..,,
/.: ....:::::::::..."'':::::::::::::::::::::::::`ヽ、 甘いな、ドラ
l::::::::::::::::::::::::::::....."''''::::::::::::::::::::::::\
ゝ::::::;:::::λ:::::::::::::::::::::............."''':::::::::ヽ. 今回の件を見ても判る様に、
/::::::::ノ゙'´ 乂::::::::::::::::::::::::::::::::::::......::.. ハ
/:::::::::::/ `"''ー-、::::;、::::::::::::::::::::::::::::::l シタラバは基本トップダウンで、しかもそのトップはKYだ
l:::::::::::;' ,.zュ、. }::ハ;}゙丶:;::::::::::::::::::!
l::::::::::lム''"~"_ミ;,、 、 ノ'' ノ',,.ィ'ニミ、、:::::::::;!
';:::::::;! ,r''´ 。ヽ、`'' _i,,ィ彡=-=,,_ ヾ,!:::::/
,ゝ、::l `ヽ-−'''' i´"- ゚..,,__, '" !;;/ 水銀燈に子供でも生まれれば、
,',.- 、',! ! f´,rヽ
λ `l l κ ! 孫可愛さで継承権を下賜するくらいはやりかねん
ゝ、 ', ,.〃 ,' ン゙
`'ーヘ. _,,..=-──ォ /_,/
ヘ ー<~ 、ン゙ ,/
ヽ `'‐'--゙‐'゙ /
!\ `''ー ,.イ
!. \ ,.イ .l
_,.!、 `¨´ l
-ァ'77777777777777ハ77´ハ > ., λ
/////////////////ハ///∧ `> .,, ,ハ、
'/////////////////,ハ'///∧ ,イミヽ∨> 、
//////////////////,ハ////∧ /ミミ彡ヘ∨///>、
-
, ─── 、
/ \ っ (御家大事の立場からすれば、そっちの方が都合が良いんだけどなぁ…)
/ ヽ ヽ っ
l’\|─‐ U 、 ヽ (後継者が一人だけじゃあ危なくて仕方が無いよ)
l ノ \ l
●´ ── ヽ | (外交手段に政略結婚が使えないのもなぁ…)
ノ ── ヽ l
. ( ── l /
` ー、── 、 | /
` ー,-、━━━━━━ヽ (カツヒコ様が早く結婚してくれれば良いんだけど、この人、喪男臭が半端ないし…)
.ヽフ `ヽ
,,.. -rー-- .,
/ / ,r ''ー _`ヽ
/ _,.. 」 --- ..,_´ `ヽ.\
/ /,. -―‐ ''' ー-``_- 、 ヽ
l // ,. - `ヽヽ. ', 家宰というドラ殿の立場からすれば、
i l/ /r= 、 ヽ_j
/ r'"7/´ー'´ \ ', どちらにも良い顔をしたいというお気持ちは判りますが、
! ィ ! l ヽ、 ',
l /l `ヽ _,__-‐ !' ! 伯爵家の安泰を考えカツヒコ様の下に集った意義を忘れられては困りますなぁ
l l l‐┬--、 , ィ--‐' l'´l. l
| ゝ',´  ̄ |リi |
| !ヽ ヘ _ ,. /.7i | l
',l l l`ーヽ 、`__,. /|´ 〃 i l
ヽヽヽ |ヽ '' / !ィ' / ノ
__,,ゝヽ_ー'r、 `,ー-‐_,. -,'- 1ノ- '´ヽ
ヽ `|`ヽl r,ニ ‐'" l .ノ /
ヽ r.| l || / /!
r 7ー―‐ ヽ__ |ィl、 | !! _,. -.7 // `' - .,_
レ' - ..,,_ !レ' l r、`ニ_'_'ニ,- ,.イー' / `` ー-、, -、
` ヽ lヽ .!.ト ヽ=‐ '´/ ノ / , -------―‐/ /i
パプティマス・シロッコ
カプトル(現ザグレブ)司教、シタラバの教会組織に強い影響力を持つ野心家である
司教といっても、政教分離の行われていない時代なので、
領地を持つ領主でもあり、聖俗両面での発言力を持っている
-
, -────- 、
. / /⌒ヽ⌒ヽヽ
/ , -| / (|)\ | \ いや、そういう事じゃなくてね
/ /U ヽ、 .l、__ ノ\ヽ
. / /  ̄ ● ヽl カツヒコ様に御子様が生まれるまでは、
i /  ̄ ̄ | ── |
|. l  ̄ ̄ | ── ! 水銀燈様に死なれると困るって事
|. !  ̄ ̄ | ⌒ヽ
|. | __|___ノ
ヽ | / ̄ ̄ /
>━━━━━━,-、━━く カツヒコ様も戦場に立たねばならないお立場、早く我々を安心させて下さいよ
/ / '、フ ヽ ヽ
_,,.. - ‐−- .,,_
,. <::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`> 、
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
,,.ィ:::''':::::::::::::::::: :::. ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
,.'´:::::',',;:`'i:::::::::::::::::.. ':::..""......... "''::::::::::::::::::::ヽ.
l::::/´;;:川λ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..."'''''::::'':::::::ハ え〜い、またそれか…
∨:::l 乂::::::::、丶、:::::::::::::::::::::::::::::::..... ...''' l
λ::l `ゝ=ム:ハヤ''ー- ,,__..,,_::::::::::::::::::::.::.l 小国とはいえ、嫡男の結婚だぞ
゙l.‐、 ヘ:iリ _,ン,.-ミヽ ミ::...... ;;;;::::リ
V`ヾゝ;,,,,i ゝ_,,.-リ≦z,'-‐-ッ ` ミ:::/ ヽ' そう簡単に話が進むか
i゙i下、ゞ'入 `"≦.゙ニ゙....ィ ミ/ ,r'"´゙i
ゞ!  ̄ '"! "'' ミ ' } リ
', l U ' ,.イ
', リ u ,.ォイ 外交的に高く売りつけようにも、
ヘ ゝ '' / l
\ _,,.__ ,イ .l ビザンツは既に無く、ブルガリアとは国境を接していない
ヽ.'"¨ニ二 ,.イ l
ヽ / ト、 計算高いセルビアにウチの継承権に口出しされたくはないし、
ヘ. ,.イ Уヘ
ゝ==ャ''"''" ,.イ λ 現在絶好調の国と友好を築こうにも、よりにもよってオーストリアだ
ィ! ,. < ゝ-,、
,f (,_l_,. -‐''´ ,ィ7,ヘ
,,.イ/l / ヽ /////,'ヘ
-
______
/ / ⌒ヽ ⌒ヽヽ
/ , ┤ /・|・\ |、 \ そうなると、やっぱり水銀燈様の方は様子見になるでしょう
/ / ` ー ● ー ′\ヽ
l / ── | ── ヽ
| / ── | ── |
l | ── | ー─ l 継承権放棄で辺境に飛ばされて、
l | | /
ヽ ヽ / ̄ ̄ ̄\ / まだ産まれてもいない赤ん坊に怯えても仕方ないですよ
>━━━━━O━━━く
/ / ヽ ヽ
,.-―-、,r ‐-、
r'⌒ ⌒ ヾr ⌒^ヽ
/` ,.〜vへ ⌒) なぁに、御曹子さえその気なら
,.-' ( ソ 〉,, ) ヽ
r' ノ,ニ、_ ヾ ソ _,ノヘ ) 【山賊】はいつどこにでも姿を見せよう
r' ゝ 〉 `''’'`,i l '‐・'ゝ 〉ー⌒く
_i⌒" y ( (^ヽ ' ' - :レ、 、) )_
,.-メ _ r ゞi r<ニ三ミ:、 / ノ ヽ ヽ_ 心配する程のことはあるまい
,.-( ( ; :ハ ヾ-=-.ソ /-' ∠ 、 ヽ
rf ,.-{ ( _ :::i ヽ ~ / |::: _ノ ) ’、
,.-ゝ ゝ' ,.- ' " ,:| `ニニ´ .: |'´ 、 ` ヽ、 ) )
( r / ..::::/ 丶 ,:' ヾ:、ヽ ヽ ミヽ、
_(~ ( ,./ .::/ ヾ ヾ; ト、 く
/ r '" | : ::i" ゙ ' ,! | `ヾ、:::}
ギム・ギンガナム
シタラバの騎士を纏める立場であり、【山賊】の親玉でもある
-
,,.. -rー-- .,
/ / ,r ''ー _`ヽ
/ _,.. 」 --- ..,_´ `ヽ.\ (どういう形であれ水銀燈様の国内への輿入れに許可が出た)
/ /,. -―‐ ''' ー-``_- 、 ヽ
l // ,. - `ヽヽ. ', (…ならば、水銀燈様の【再婚相手】が国内諸侯であっても問題は無い)
i l/ /r= 、 ヽ_j
/ r'"7/´ー'´ \ ', (まったく【山賊】に誰を襲わせるつもりやら…、とんだ狸め))
! ィ ! l ヽ、 ',
l /l `ヽ _,__-‐ !' !
l l l‐┬--、 , ィ--‐' l'´l. l
| ゝ',´  ̄ |リi | (だが、それをされては困るのだよ)
| !ヽ ヘ _ ,. /.7i | l
',l l l`ーヽ 、`__,. /|´ 〃 i l
ヽヽヽ |ヽ '' / !ィ' / ノ
__,,ゝヽ_ー'r、 `,ー-‐_,. -,'- 1ノ- '´ヽ
ヽ `|`ヽl r,ニ ‐'" l .ノ /
ヽ r.| l || / /!
r 7ー―‐ ヽ__ |ィl、 | !! _,. -.7 // `' - .,_
レ' - ..,,_ !レ' l r、`ニ_'_'ニ,- ,.イー' / `` ー-、, -、
` ヽ lヽ .!.ト ヽ=‐ '´/ ノ / , -------―‐/ /i
, --──‐ 、
/\ ヽ jj 川 `ヽ、
/ __ ヽ」」从ノノ_ \
/ / , --────ニニヽ }
/ // `ヽV
( l/ ヽ
/ r'⌒ヾ川/"⌒ヽ ! 先程から発言が無いようだが、
/ / 〃{{ ヽ |
| i / ! ヽ | シュナイゼル殿はどうお考えで?
| | | r┤ニニ。、、! / _,,。ニニ レ1 |
| | | {ヽ! ` ̄ | ´  ̄ lJj }
| | | ヾ」 j rイ j
ヽ! l ヽ _`.. ィ / // /
\l ト、 `ニ´ /ト、///
`ー-イ} \ //ノ〒´
ト、ヽ__ ` ̄´ , '´ |
_____.. --一1| `ー、`ヽ / n |⌒` ー--------く`ヾト、_
, イ〈7厶__ 小 { ヽ、| | レイ /|} ___>⊥L}\
/ / /--- 、`丶、 ヽ \コ | |フノ // , '"´_ --一ヘ ヽ ヽ
/ / / `丶、\ \___〕 | |___/ /, '"´ ヽ | !
-
/ / / `V \
, , / /i ,fV ハ ヽ. ヽ
,′/ / / l {ハ/ ', , ',, ここで元オーストリア派の私に話を振りますか
/ / / / // } f`'ヘ } ', }
{ i / / // ,' /八{ l! i ,'、 パプティマス殿はお人が悪い
」 !i′ // /i/}ムイ/ ___j/! }/ミ、ヽ、
/ 乂j { i リ云ミく` 'ーァ云ミv , /{ ヽヘ、
/ 仆、 Ⅳ`^~` ´~^ア / / ,′ vハ
{{ 从 ヽ {__, { 彡'/イ / } }
vヘ ヘ、 iト、 ′ {/// /〃
ヽヘ. ノi iト、 -‐一‐- ,イ { /,イ
lヽヘ、 rヘjト、\ ´ ̄ /ノイハ. //!
l vハ r‐┤ ヽ、_ヽ.__∠ __/ ト、 // l
ノ ∧ }j '、 / / ', ', ノ V'/ 「i {
_.. -‐¬ 〈/vハ ヽ/ { } }/ // L! 〉‐- .._
二二 _ .. -‐¬、 vハ. l ', j l // /‐- .._ 二二二
f!  ̄ l } } l '. ハ ! i ト、 ,′  ̄ ̄ ̄f!
|! l 辷」 l l\ l , ,′ ! ,{ {\> ′ ||
|! } } } f! V⌒{ f!/ l l { ||
シュナイゼル・エル・ブリタニア
父・シャルルがオーストリア派の重鎮であったにも係わらず、
ここまで返り咲いた苦労人である
/ / / / / ムV/} ヽヽ ヽ. ヽ
/ / / / {斗‐宀イ i ', ', ', '.
{/ / / / / / } } | i i i i ここで強攻策をとっても国内に残るオーストリア派に
i / /, / / /jノ _」 } l l } }i
{/ / / / /-‐. ニ = 、} ,′ } } i | {l 無用な混乱を与えるだけでしょう
/ , / ′/l/‐ ´_」.斗込}」 , / / ,ハ l | |{
i // /トfム { ´ -‐┴ ¬ / / / /⌒ } ! ! !} ここはドラ殿の申した通りでよろしいのではないでしょうか?
{/ ハ 小l ト7 ノ // ノ ム / } { l 〉
{ l iトl V ー=彡'"´ァ‐‐イ/ ,イ ハ } //
`l {、 V j`ト ` ノ⌒´  ̄´ f゙7イレi/ トイi//-‐ ──‐ ‐‐- 、
\トメ/レハ ーrー__、__ / , l l | {,」/」-‐ ¬ 二 -‐ ァ′
ー=彡ハ ー‐一 ノ / 」/」斗 二 -‐ ,二 /7 ′
} ∠/.斗 -‐ ´ / / / //
l、__ -‐ 二 ニ ´,ニ / / / / ′
, .二 -─ァ」斗‐ ´ .|| ./ / / 〃
. // . -‐ァ´/ .|| / / / 〃
// / //ヘ || ,' ′ / 〃
/ /. ィ´ // vハ || l { / 〃
// , ' , ' vハ L」 L/ { ,/′
.:/ / / vハ 厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ` 'ー- 、_
-
_,,,.....,,,,__
,...:''´:::::::::::::::::::::::::`''::-..,,
/.: ....:::::::::..."'':::::::::::::::::::::::::`ヽ、
l::::::::::::::::::::::::::::....."''''::::::::::::::::::::::::\
ゝ::::::;:::::λ:::::::::::::::::::::............."''':::::::::ヽ.
/::::::::ノ゙'´ 乂::::::::::::::::::::::::::::::::::::......::.. ハ
/:::::::::::/ `"''ー-、::::;、::::::::::::::::::::::::::::::l
l:::::::::::;' ,.zュ、. }::ハ;}゙丶:;::::::::::::::::::!
l::::::::::lム''"~"_ミ;,、 、 ノ'' ノ',,.ィ'ニミ、、:::::::::;!
';:::::::;! ,r''´ 。ヽ、`'' _i,,ィ彡=-=,,_ ヾ,!:::::/
,ゝ、::l `ヽ-−'''' i´"- ゚..,,__, '" !;;/
,',.- 、',! ! f´,rヽ
λ `l l κ !
ゝ、 ', ,.〃 ,' ン゙
`'ーヘ. _,,..=-──ォ /_,/ 元オーストリア派としては、
ヘ ー<~ 、ン゙ ,/
ヽ `'‐'--゙‐'゙ / やはり水銀燈は大事か?
!\ `''ー ,.イ
!. \ ,.イ .l
_,.!、 `¨´ l
-ァ'77777777777777ハ77´ハ > ., λ
/////////////////ハ///∧ `> .,, ,ハ、
'/////////////////,ハ'///∧ ,イミヽ∨> 、
//////////////////,ハ////∧ /ミミ彡ヘ∨///>、
. / ′ / / ,{ ト≠イ い
,」 / / ,i //,j } } } l i }
/ V i,′,イ」 /// } ,′ /ム | lく
{! { {frkl/メく ノ' ィナ云__}i } ト、ヽ いえ、むしろそこまでされては、私の首元が冷えて参ります
以 ' !{ ̄{く / ' `ー气7 / ,′ヽヽ
} ! ! トト| { /イ // vハ 私自身の跡継ぎもまだおりませんし、末の妹の婚姻もこれから、
リ ハ } } / イ' い
( ( 从小、 ー──‐ .イi { } } まだまだ【病死】はしたくありませんからな
/ 小{ 'く \ ` ̄ ̄´ /从rく / ,′
`く {! ヽ、__ ヽ、 / / } } \ / /
丶丶 vハ / 7'⌒¨´{Tヽ. // ' / / ̄
ヽ ヽ. Vハ/ / }} V/ V /
-
, ─── 、
/ /⌒ ⌒ヽ\
/ , ┤ ・|・ |-、ヽ 妹さんの件だけど、ウチの息子なんかどうかな?
l / ー ●ー ヽ
. | / 三 | 三 | _
| | /⌒\ __|_/^ヽ l(__)
ヽヽ ( ______ / / /
>━━━━,-、━━イ /
/ / ヽフ ヽ l/
( _) | ____ | |
l ヽ ヽ _____ ノ ノ l
. / ′ / / ,{ ト≠イ い
,」 / / ,i //,j } u } } l i }
/ V i,′,イ」 /// } ,′ /ム | lく
{! { {frkl/メく ノ' ィナ云__}i } ト、ヽ いや、あれはもう婚約は済ませておりますので…
以 ' !{ ̄{く / ' `ー气7 / ,′ヽヽ
} ! ! トト| u { /イ // vハ
リ ハ } } u / イ' い
( ( 从小、 ー──‐ .イi { } }
/ 小{ 'く \ ` ̄ ̄´ /从rく / ,′
`く {! ヽ、__ ヽ、 / / } } \ / /
丶丶 vハ / 7'⌒¨´{Tヽ. // ' / / ̄
ヽ ヽ. Vハ/ / }} V/ V /
-
0
// ヽヽ
___
/ /-、 0 0 ちょっと年増だけど、おっぱいはでかいし、
/ /( ヽ _
/ /⌒ヽ− ノ´ ) 0 僕が貰ってあげてもいいよ
ゝl /| l ヽ ヘ / 0
l \ \ ノ / _ 0
l \/`ー ´ /ヽ/ / ,-、、
\ _( \ ̄ // (ヽ/ //)
`┬ 、二´/ ( _ ⊃
/ \ /\|\ / /
| \ ⊂二二⊃ ′
ヽ / \ | |
ドラの長男・のび太
シタラバの上流階級でも有名な放蕩息子である
_
_ , ≦: : :_ヽ
. :‘: : /: :/: / }:.!
/: : /: /: : :/: /、:ヽ!:`ヽ _
/: : : : : ,:-' : : :ヽ: ゝ、-'-、: :Y: ヽ
': : :_:/: : ヽ: : ヽノ /:ノ _ヽ/ : :i
, ┴v´:/: ,: :/:/ : !(: : ! {- '´ i: : : :ヽ
i´: : /: :/ : i / イ: :!:ト.!/-−ヽ ィ芹!: : : :イ
r': : : : : ハ: : ヽ!: :i: :ヽ| ',ィ苡` ヽ!ヽ : :/
i:ヽ: : : : : :ヽ: :`ー`-、!イt':::::! ' !_ノ お断り致しますわw
|: : : : : : : :∧:`ー-=-、:i_`_´' ' ' , ィ /ヽ
!: : : : : : : : : :`ーァ'、or`ー-ヽ ヽ’,': i: |、
 ̄ヽ: : : : : : : 、/:ヽ:!Y´Y`rァ-,―′!: ト.\
iヽ:__:,- ´: ̄ `Y´ ̄ ̄ ̄ ヽ / /! ヽ i
/: : : :/: :/: /:!: : : i !-' .i! / :!
/:/: : /: :/: /: :!: i : | |.ニ='/ :/
/:/: : /: :/: :/、: |:/: / ,'_//
/:/: : :.i: : i: : :!: !/´:,イ /ー-'
/: :/ , : ! :! : !: : |/ /`} / ` 、
/ : /: :!: :|: :i : |: :/:./ _/_ - , '´ `ヽr{ヽ
_ . イ´ : /: : :/: :i: : !: :|: : Y: |/ / r-`ヾ、
/: : /: /: : : :/ : : | : | : !: : ヽ〈 ,r、_ / ,-'` ,.'
, ': : :/: / : : : : / : : : :!: :| : |: ヽ/{rtr'-}-、' ヽ / /
/: : :/ :/: : : : : : /: :/: : :|: :i: : |: :/ ゞ-='ァ' /、 /
/: : :/: : ' : : : : : : : /: :/: : : :i!: :! : |:/ /ヽ / //r- ´
ユーフェミア・リ・ブリタニア
少々脳味噌がお花畑な、シュナイゼルの妹である
-
,.イ::: ̄:::`>..,,_
,ィ''''´::::::::::::::::::::::::::::::::>.,,
,イ::::::::::::::::::::::::::::::::::...''''''''' .'\
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..ヽ
∧:::::::::::::r--''ヘ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!
l::::::::::::::::ノ 乂:::::::ト:;;;__;:::::::::::::::ソ
V::::::::r彡ヾュ、,,_ `"ソ ,,イ''`ヾ::/
уヾ;! .、- ‐tォ''ッ k=tァ''‐ァ !゙} えぇ〜い、全員揃って様子見とは!
ヽ 〈 `"¨´ l `¨´ .!'
ヽ`! : ! リ
`'ヘ. 、.〉 /
lV ,.-‐..ニヽ. ,.'
_,..、,ィゝ\. 厶..==-‐'/ ,r=''ヽ.
_,,. -‐ ''" ‐-'=ヘ. ゝ._\., ''"´,.ィ'ー-=‐''"ソ l-、 _,,,.. -‐、
.< ,.',.´-‐'''"´ `>‐''" ヘ ノ r==''"´ ハ
∧ ,. '´ >''" . ヘ ゝ.,_,/'"ハ l
! /' ヘ ヘ ゙i l l
. l / ∧', ヘ ヘ l l _,,. -‐''"´
. ! ,, '=‐''"ヽ. '; l ! _,,.. -‐ァ'-‐ ''"´、
. l! ,. - ''" ゙i ! ,' ,'~ _,,. - ' ォ
!ゝ.,, i _! _; ,ヽ=-‐i'´ ̄ ! ,.' ゝ
l `>.ハ _,,. ,t ''"´ `"´-‐`"!´ l l l ,.' \
. V ヾ''"´ l ! !"''ーァフ´l ! l l ! ,' \
. V `ヽ、∧ヘゝ''´/ ! ! l l ! \
. V `ヽ.ゝイ ! l. l l ! \
/..:::::::::::::;:::::::::::::::::::::::⌒ヾノ::::::::..
/.::::::::::::::/.::::::::::::::〃´ ̄ ̄`Y::::::::i
:::::::::::::::〃ヽ::::::::::/{{ i:::::::::|
i:::::::::::::::{ リ ̄`\_\ |:::::::::| カツヒコ様がお世継ぎを設けられ、
___.... -‐…=|/:::::::::::∧_ ' `弋ぅゞ=' _ノ.:::::::::|
"" ̄| ♀| ∨:::::::::{ { / /.::::::::::::| お立場を磐石とされる方が肝要でありますれば
| ♀| \:::::::ゝ ∧ 、/ /.:::::::::::::::|
| ♀| `《 ト=今\ ー-- /::::_,ノ}::::::ノ__
└i ┘ 夊亞==《\___ / ̄ ムィ´ o'}
|:|\ ─-=={:{=-‐ / ♂/| もしよろしければ、私の方でカツヒコ様に相応しい方を…
|:| `= ─-==}:} ''" /♂ / j
i:i i:i 二≧==‐‐--┘{-----‐‐‐=====≧= ' }
リリ |:| ‐--‐  ̄ ̄ ̄/厂 ̄ / |
// |:| / ′ / i|
ィ_/《 jr‐=ミ r‐っ / ノノ ノ}
ノ \ ( \\\ { ( /" /作≡=ー =今}
\ j\\\\__j ∨/ { i二
`ーァノ \\ }} | i=
` ` ノ'\
-
: :ゝ'ニヽ: : 'ィ: : /ィ: : : : : : : : /`゙´ '--- 、ニィヽ,、: : : : : : : : ij.V'w':
: : : : : : : : : :.ィr'゙´: : : : : : ヽ、; ; ; ; ; ;, へ__,、: ヽj: : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : )': :,ヽ-'ヽ: : : : :)ノ; ;;/>二ヽヽ: : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : ,ィ,_,{´` f゙´`´: : : : (' ' ', ,>'∠.ゞ'>';.(: : : : : : : : : : : : : : : : シロッコなどに任せたのでは、
: : : : lVV,、 ヽ-ゝtヽノ,,,=ニ/.i ヘ; ; ; ; ; , , ' ;ゝノ_: : : : : : : : : : : :
: : : : l jヽjヾ` ヽ: : :.l /_/ニ '¨ ' .l _j; ; ; ; ; ; ヽ ;゙ヘてヽjヽlレ._ノノ: : : : どんな女狐が来るか、分かった物ではないわ
: : : : ヽ: : : : : : : : : ハ / ,l n ; ; ; ; ; ; ; ; ; lソゝ--,/゙/,,//: :
j: : : :ヾ: : : : : : : : : : ヘ / , -===.、ヽ ; ; l<´: : : : : ' ヽl: : : :
,ii ,、: : : : : : : : : : : : ∧ 、 ..f.'´;; ;; ;; ;;.ヘ ; ;.lハ: : : : ___: : : :
ヽ f: : : : : : : : ,、‐'ィ / 丶 丶l;;f ̄ .__.ゝ┘ ; ;j ハ´ ̄; ; ; ; ; ;\; ;
: : : : : : : : :.l'' ,, f´: : ;ヽ- ヽ ヽ‐ニ´─.' ;/; ; ハヽ; ; ; ; ; ; ; ; ;ヽ
: : : : : : : :ヽ.f .l l: : : : : : : ヘヽ .' ./; ; ; ;lハ .); ; ; ; ; ; ; ; ;
: : : : : : : : 、 : : : : : ,-- ' .ヘ > .、 _.>'; ; /; ; ; ;ゝ ' ' ' ' ' ' ' ; ;
: : : : : : : : `: : : : /' ' ' ' ' ; ; ;ト.、 、`¨; ; ; ; ; /; ; ; ;/ /; ;
: : : : : : : : : : : :/ ; ; ;l; ; ヽ ヽ ; ; ;/; ; ; / /; ; ; ;
: : : : : : : : : : / , ; ; ;l; ; ; ;ヽ .ヽ ノ; ; ;./ /; ; ;/
/ / / / / ムV/} ヽヽ ヽ. ヽ
/ / / / {斗‐宀イ i ', ', ', '.
{/ / / / / / } } | i i i i カツヒコ様がどなたを迎えるか、はひとまず置きましょう
i / /, / / /jノ _」 } l l } }i
{/ / / / /-‐. ニ = 、} ,′ } } i | {l
/ , / ′/l/‐ ´_」.斗込}」 , / / ,ハ l | |{
i // /トfム { ´ -‐┴ ¬ / / / /⌒ } ! ! !}
{/ ハ 小l ト7 ノ // ノ ム / } { l 〉
{ l iトl V ー=彡'"´ァ‐‐イ/ ,イ ハ } //
`l {、 V j`ト ` ノ⌒´  ̄´ f゙7イレi/ トイi//-‐ ──‐ ‐‐- 、
\トメ/レハ ーrー__、__ / , l l | {,」/」-‐ ¬ 二 -‐ ァ′
ー=彡ハ ー‐一 ノ / 」/」斗 二 -‐ ,二 /7 ′
} ∠/.斗 -‐ ´ / / / //
l、__ -‐ 二 ニ ´,ニ / / / / ′
, .二 -─ァ」斗‐ ´ .|| ./ / / 〃
. // . -‐ァ´/ .|| / / / 〃
// / //ヘ || ,' ′ / 〃
/ /. ィ´ // vハ || l { / 〃
// , ' , ' vハ L」 L/ { ,/′
.:/ / / vハ 厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ` 'ー- 、_
-
,,. -−''''''''''−- .,,_
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>,,
,イ::::::::::::::::::::: :: '''':::::::::::::::::::::::::::\
, -':::::::::::::;ィヘ:::::.. ::.. .. "'''::::::::::::::::::::::::ヽ
/''..:,.''-'、:;イ;;ィλ::::::::::::::::::::....."'''".. "'''::::::ヘ
/.;イ::;: '"`"''"´`乂:::、::ヘ::::::::::::::::::::::::::... '::ハ
l:/::::::7,. " >ヽ::ト、::;;;__::::::::::::::::::::. l
l:/::::::'/ `l:トハ ≧_=、、:::::::.. l
!:::::::i゙ ,ィ彡ミェ.、,_ i リ ソ,ィ彡ニ....ニヾト、::リ
>‐、l '´ ャ‐_‐セテラ=' ィk''ひ ,ン゙ l::;;ソ
!'"ヽli  ̄  ̄ ~~ ,i'゙.-ハ
ヘ 〈 i | l! } リ
ゝ、ハ | ,r'゙ ン゙ (ナイスだ、シュナイゼル)
'ー、 -、 〉 /イ
ヘ. ___,,,.. -'` /
ヽ `""~ ̄,. ‐ ,.'
`i.、 ン゙
|. \ /|
,.-| . >..,,_,,.イ .|_
l゙ヘ.| ヘ | ;`!
ノ ヽ ', ン .l
/ > ,_ _,..< ヽ
. / ′ / / ,{ ト≠イ い
,」 / / ,i //,j } } } l i }
/ V i,′,イ」 /// } ,′ /ム | lく
{! { {frkl/メく ノ' ィナ云__}i } ト、ヽ VIP村へは、こちらの手の者を忍び込ませ、
以 ' !{ ̄{く / ' `ー气7 / ,′ヽヽ
} ! ! トト| { /イ // vハ 様子を探らせる、という事でよろしいでしょうか?
リ ハ } } / イ' い
( ( 从小、 ー──‐ .イi { } }
/ 小{ 'く \ ` ̄ ̄´ /从rく / ,′
`く {! ヽ、__ ヽ、 / / } } \ / /
丶丶 vハ / 7'⌒¨´{Tヽ. // ' / / ̄
ヽ ヽ. Vハ/ / }} V/ V /
-
::::::,イヘ´1::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::| l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::
::::| へ !::::::::::::::::::::::::::::::::::x" ,_`ヾ ヾ:
::::://へ、.ヽ、iヽ、:.;. ,,,.;;;´,イ  ̄ゞソ ヾ: うむ、当面は他にあるまい
ヘ,ヾl<´ ̄℡ッ、 ハヾ´ー  ̄´´ ヾ
ト メ  ̄ ̄ノヘ
`ヽ∨ ∧ _
`∧ ! ┐ j 「 人選はシュナイゼルに任せる
ヽ、 k _ / |
\ -‐=ニ ¨-´ / ト、
\ / ∨∧
ヽ . < / j
`ー―´ / .ノj
. / ′ / / ,{ ト≠イ い
,」 / / ,i //,j } } } l i }
/ V i,′,イ」 /// } ,′ /ム | lく
{! { {frkl/メく ノ' ィナ云__}i } ト、ヽ では、すぐにでも選りすぐりの者を派遣致します
以 ' !{ ̄{く / ' `ー气7 / ,′ヽヽ
} ! ! トト| { /イ // vハ
リ ハ } } / イ' い
( ( 从小、 ー──‐ .イi { } }
/ 小{ 'く \ ` ̄ ̄´ /从rく / ,′
`く {! ヽ、__ ヽ、 / / } } \ / /
丶丶 vハ / 7'⌒¨´{Tヽ. // ' / / ̄
ヽ ヽ. Vハ/ / }} V/ V /
-
::::::::::\: : : : : :/:::::::乂::::::::::::ノ `ー=彡' \): : : : : : : : : : :
:::::::::::::::`⌒ー'::::::::/ )ノ ̄ / /: : : : : : : : : : : :
::::::::::::::::::::::::::::::::/マニヽ / {: : : : : : : : : : : : :
:::::::::::::::::::::::::::::/ `く::V  ̄): : : : : : : : : :
::::::::::::::::::::::::: / -─ /ー=く____ (: : : : : : : : : : : (…シュナイゼルめ、目端の利く事だ)
___:::::::::: / / / \三三\ `ヽ:_:_:_:_ノ⌒
\:::::' / \ \\__ノ::::::::::::::::::::
V i _ / く::::>∧::::::::::::::::::::::::::::
. / } 丶  ̄ ̄ \:::::::::::::::::::::: (日和見と太鼓持ちしか能の無いドラはともかく、)
′ ヽ ヽ ノ::::::::::::::::::::::
.' マ\ ー‐ {::::::::::::::::::::::::::: (我ら騎士がシロッコの坊主どもに牛耳られるなど、)
/ \\\ ,J::::::::::::::::::::::::::
/ \`"ヽ ─ 人;;;;;;;:::::::::::::::::::: (断じてあってはならぬ!)
. ∧ ー┘/:::::::::::::::::::::
/ \ <⌒ー=彡::::::::::::::::::::::
-
__...,,,,,,,,,..._
_.,、:<.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`>..、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ
,.:'.:.:.:.:.:.:.:.:> "_´二二二ニ <:.:.:ヽ
/:.:.:.:.:.:.:/ ,.:<.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.>...ヽ:}
/:.:.:.:.:.//:.:.:.:.:/´  ̄/7"´ ̄ヽ:.:<
,:.:.:.:/.:.´:.:.:.:.:.:./ / / V:ヘ.
{.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:. / 釗 { ∨:}
ゝ:.:.:.:.:.:.:.:.:.::ノ______ ヽ、_ Ⅵ
,:':.:.:.:.:.:.:.:.:_.;イ ー‐ェュ`>、 _,,,、-ーソ (「教皇は太陽、皇帝は月」だよw)
,:':.:.:.:.:.:.:.:./γl:| ` ̄ {`゚' ̄/
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{ { .|:l ヽ、 i (ギンガナム、お前のやり方では奪うことしか出来ん)
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、_リ < / ト,
/:.:.:/:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ ___ _ ∧:.',
,:.:.:.:.i:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧ ´ _,, ,':.:.:.:.:i
i:.|:.:.:|:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.{ ヽ ∧:.:.:.:,′
l:.i:.:. !:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>、 `> 、 ,':.:.:.:.:/
∨:.:.|!:.:.:.ヽ>:."´: ̄:.:.:|| ` iー..′/:./
ヾ;.:j:.:.:!´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:||ニニニニヽ,,ム:.:.:.://____
`ヾ;|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ||:::::::::::::::::::`i:|:l::::|/:.:.:.:.:.:.:.||
|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ||:::::::::::::::::::: l:|:l::::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!l
_____ _________ゝ:.:.:>:、:.:.:.:.:.:ム、;;::::::::::::::::l:|:l::::|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!l
/に三こく.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨:::::::::::l:|:l::::j:.:.:.:.:.:.:. ノノ
/´ ̄ ̄`ヾ<´"¬ー:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨:::`>::::く:::`ヽ:.:.:くく`:.ー-:...、、__
. /:::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::` ̄:::::::ー--:.:.、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨::::::::::::::::::::::∧:.:. l:l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾヽ、
l:::::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ;.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨:::::::::::::::::::::∧:.:.|:|:.:. /::::::::::::::::::::::ト,
|::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:.:.:.:.:.:.:.:ヽ::::::::::::::::::::::ヘ:..l:|:.:/::::::::::::::::::::::::j::ヘ
-
●
●
●
/ / / / / ムV/} ヽヽ ヽ. ヽ
/ / / / {斗‐宀イ i ', ', ', '.
{/ / / / / / } } | i i i i
i / /, / / /jノ _」 } l l } }i
{/ / / / /-‐. ニ = 、} ,′ } } i | {l
/ , / ′/l/‐ ´_」.斗込}」 , / / ,ハ l | |{ ヴィレッタはいるかな?
i // /トfム { ´ -‐┴ ¬ / / / /⌒ } ! ! !}
{/ ハ 小l ト7 ノ // ノ ム / } { l 〉
{ l iトl V ー=彡'"´ァ‐‐イ/ ,イ ハ } //
`l {、 V j`ト ` ノ⌒´  ̄´ f゙7イレi/ トイi//-‐ ──‐ ‐‐- 、
\トメ/レハ ーrー__、__ / , l l | {,」/」-‐ ¬ 二 -‐ ァ′
ー=彡ハ ー‐一 ノ / 」/」斗 二 -‐ ,二 /7 ′
} ∠/.斗 -‐ ´ / / / //
l、__ -‐ 二 ニ ´,ニ / / / / ′
, .二 -─ァ」斗‐ ´ .|| ./ / / 〃
. // . -‐ァ´/ .|| / / / 〃
// / //ヘ || ,' ′ / 〃
/ /. ィ´ // vハ || l { / 〃
// , ' , ' vハ L」 L/ { ,/′
.:/ / / vハ 厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ` 'ー- 、_
-
/ ヽ l l
. / // / i ', l l
,' ト、. / ,' l li l l
. i l ,'/ `ヽ、_.⊥ノ____ l l___ はい、ここに…
i. l ,' 、イ l! ! ゙i ゚i.l. l /‐、゙丶、
ト、 i. ゙i` ,...___ノ.ロl .ll ll ヽ ',
l ヽ.└ 、. / l ! l\. l j.l lヽ. ', ',
. ! | | ` | ` ! l l ヽ::i`//l lヽ\ ', ',
. l从! .l ', ヽ l::l "´ l l `',.. ', 。ヘ
l l. ', ヽ l::l ,l l ∨`ヽヘ
l l. i-i ';::i / l l. ノ∨
. l. l l '、 ヾ、/ .l l_/ ∨
. l. l l. ヽ、_`¨'''',. ',=‐、. ∨
. l. l l i ヽ¨` .', ', 〈. ∨
. l l i l ',ヽ、 ',_..', ヽ-、
l l l. i ', ト.',,.ヘ <
l. ',. i ', << ヽ \ ゙ヘ
i. ', ! i / /丿 ヽ \
'、、ゝ i ,' ,.ノ__ノ \
/ / / / / ムV/} ヽヽ ヽ. ヽ
/ / / / {斗‐宀イ i ', ', ', '.
{/ / / / / / } } | i i i i 直ちに、VIP村に潜入し内情を知らせてくれ
i / /, / / /jノ _」 } l l } }i
{/ / / / /-‐. ニ = 、} ,′ } } i | {l
/ , / ′/l/‐ ´_」.斗込}」 , / / ,ハ l | |{
i // /トfム { ´ -‐┴ ¬ / / / /⌒ } ! ! !}
{/ ハ 小l ト7 ノ // ノ ム / } { l 〉
{ l iトl V ー=彡'"´ァ‐‐イ/ ,イ ハ } //
`l {、 V j`ト ` ノ⌒´  ̄´ f゙7イレi/ トイi//-‐ ──‐ ‐‐- 、
\トメ/レハ ーrー__、__ / , l l | {,」/」-‐ ¬ 二 -‐ ァ′
ー=彡ハ ー‐一 ノ / 」/」斗 二 -‐ ,二 /7 ′
} ∠/.斗 -‐ ´ / / / //
l、__ -‐ 二 ニ ´,ニ / / / / ′
, .二 -─ァ」斗‐ ´ .|| ./ / / 〃
. // . -‐ァ´/ .|| / / / 〃
// / //ヘ || ,' ′ / 〃
/ /. ィ´ // vハ || l { / 〃
// , ' , ' vハ L」 L/ { ,/′
.:/ / / vハ 厂 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ` 'ー- 、_
-
/ ヽ l l
. / // / i ', l l
,' ト、. / ,' l li l l
. i l ,'/ `ヽ、_.⊥ノ____ l l___ どういった【報告】をすれば、良いのでしょうか?
i. l ,' 、イ l! ! ゙i ゚i.l. l /‐、゙丶、
ト、 i. ゙i` ,...___ノ.ロl .ll ll ヽ ',
l ヽ.└ 、. / l ! l\. l j.l lヽ. ', ',
. ! | | ` | ` ! l l ヽ::i`//l lヽ\ ', ',
. l从! .l ', ヽ l::l "´ l l `',.. ', 。ヘ
l l. ', ヽ l::l ,l l ∨`ヽヘ
l l. i-i ';::i / l l. ノ∨
. l. l l '、 ヾ、/ .l l_/ ∨
. l. l l. ヽ、_`¨'''',. ',=‐、. ∨
. l. l l i ヽ¨` .', ', 〈. ∨
. l l i l ',ヽ、 ',_..', ヽ-、
l l l. i ', ト.',,.ヘ <
l. ',. i ', << ヽ \ ゙ヘ
i. ', ! i / /丿 ヽ \
'、、ゝ i ,' ,.ノ__ノ \
. / ′ / / ,{ ト≠イ い
,」 / / ,i //,j } } } l i } 可能な限り正確にだ、変な脚色は必要ないよ
/ V i,′,イ」 /// } ,′ /ム | lく
{! { {frkl/メく ノ' ィナ云__}i } ト、ヽ
以 ' !{ ̄{く / ' `ー气7 / ,′ヽヽ
} ! ! トト| { /イ // vハ 今のところ、水銀燈様をこれ以上追い落とそうという動きは無いし、
リ ハ } } / イ' い
( ( 从小、 ー──‐ .イi { } } それはこちらの首を絞めることにもなる
/ 小{ 'く \ ` ̄ ̄´ /从rく / ,′
`く {! ヽ、__ ヽ、 / / } } \ / /
丶丶 vハ / 7'⌒¨´{Tヽ. // ' / / ̄
ヽ ヽ. Vハ/ / }} V/ V / …だが、いざという時の為に、【手足】の確保はしておいて欲しいかな
-
/ ヽ l l
. / // / i ', l l
,' ト、. / ,' l li l l
. i l ,'/ `ヽ、_.⊥ノ____ l l___ …了解しました
i. l ,' 、イ l! ! ゙i ゚i.l. l /‐、゙丶、
ト、 i. ゙i` ,...___ノ.ロl .ll ll ヽ ', それでは、直ちにVIP村へ向かいます
l ヽ.└ 、. / l ! l\. l j.l lヽ. ', ',
. ! | | ` | ` ! l l ヽ::i`//l lヽ\ ', ',
. l从! .l ', ヽ l::l "´ l l `',.. ', 。ヘ
l l. ', ヽ l::l ,l l ∨`ヽヘ
l l. i-i ';::i / l l. ノ∨
. l. l l '、 ヾ、/ .l l_/ ∨
. l. l l. ヽ、_`¨'''',. ',=‐、. ∨
. l. l l i ヽ¨` .', ', 〈. ∨
. l l i l ',ヽ、 ',_..', ヽ-、
l l l. i ', ト.',,.ヘ <
l. ',. i ', << ヽ \ ゙ヘ
i. ', ! i / /丿 ヽ \
'、、ゝ i ,' ,.ノ__ノ \
/ / / / }へ、 ヽ
/ / / / '⌒{へ ヽ '
// / / , / / i iレ1 } ', ',
i/ / / // / ,′{ 「!| | ハ
} {′ .′ // ,′ / ハ{ } ! ! i i }
{ i l | //_/i // ノィ | { i |
以 ! ! { i/厶」 {メ'、 ,ィf'二__j } i 抖
i | }i ! 比{斗` { 弌f灯} , /,〈′ よろしく頼んだよ
,.イ |从 以 | / ///\\
/ ヘj i i '. } ノ //イ ヽ.ヽ、
// }」i i ', ____ }イ! ! { ヽ ヽ
{ { }∧! ト、 ー一 .イノノl/ } }
ト ヘ f⌒{ \ / }'⌒i / ,1
l V∧ 「1 ヽ、_ >−< _/ } / ,ィ l
| v∧ __jハ、 / ,′ ヽ ヽ. ハ、_, / ムl |
| ∧.v∧ ト、 / / } ', / } V / {|
___,}′/ } } ヽ.ヽ/ / V / .′ハ ! {ヽ、
──‐… "´ // / v∧ v ′ _, } / / i { \}` …──‐‐
────‐‐イ / / v }\ { { (__,) i .i .イ / '、ヽ、 {‐─────‐
二二二二二ム ヽ,/ .ィイ ト、 `| | い | .|/ .イ !、 \__}!二二二二二二
i i i l } / }」 l ヽ.! ! | | .|/ | |{ \ } | i i
| | | | l / / .| | .| | | .{ | | \ } | | l |
-
●
●
●
ヽ.(
`ヽー-ゞー- 、___
`>へ゛ヽ、
/´/ ノ l `ヽ、
/// /il | lヽ ヽ
´ / .l´フ」メ| .| ヽ
lル|.ハ イ"ャメk| || .|-、
ソ ソ ソ, lノ| ||ソ.l
r'´ ´〃 ノ | ノ|ノノ …それで、そっちはどういうことになったの?
.`l__ .ノ/l/ |´
) .ノ ´ | |
`l _, | .l
`「゙´「ヽ | .|
___ l .|ナ | | .|
./´ 〃 ソ |/ .!/
/ //〔 ̄゛y .|"´
i´ // ,ゝ´`イ| |
/ / i .( /.| !`
l i |.r´`"´ l|.| .|`ヽ´
ヽ .! !`´ヽ/ | | |,r"`
-
, ─── 、
/ /⌒ ⌒ヽ \
/ , -| ・|・ |‐、ヽ 特別な事は、何もありませんよ
/ / `ー ●ー ヽ
l | 三 | 三 | VIP村に関してはスパイを忍び込ませて様子見、
| l \ | / l
ヽヽ ヽ、 ____|___/ /_ あとはカツヒコ様にそろそろお相手を、というくらいです
>━━━,-、━━━ ( _ )
/ / ヽフ ヽ /
_____
/.− 、 −、 \
/ | ・|・ | -、 \ もっとも、ギンガナムは不満そうな顔をしていたから、
// `−● − ′ \ ヽ
| 三 | 三 ヽ ヽ 何か企むかもしれませんね
| (____|____ | |
| \. / | |
ヽ \/ ̄ ̄ ̄ヽ/ / /
_ ヽ `───-′ / / _
( )ヽ━━( t )━━━ /( )
\ / \ /
-
,..イ/
,...=─────===≦彡< _
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,.ィ、: : : : _:_:_>、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/: : : ト: :`>.、
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : /:/: : : : : :i: :\: : :.\
. /: : : : : : : : : : : : : : : : :./: : : : : : : : : |: : : ::ヾト、: :ヽ
../: : : : : : : : : : : : : : :.:./: : : : : : : : : :.: :川: : :ハ ヽ: !
,: : : : : : : : : : : : : :.:./: : : : : : : : : : : : :/ .}: : : : :ハ ノ
: : : : : : : : : : :.:.:.:/:/: : : : : : : /!: :/: :/ |: : :}: : : !
: : : : : i: : : :/: ::/:.:./: : : : : |: :/|: :/イ:/ ,,i |:: ノ!: :ハ|
: : : : :.l!: : /: : /: :/: : : : : : |: { ハ:{-≠≦イ |/: 川 また【山賊】?
: : : : :,': :/: : /=}::{!: : : : :.:.:.レ::{ .__,, |:ソ
: : : :/: /: : :{ { .|: |: : : : : : :.ト: !  ̄ ̄ ヽ いい加減、ワンパターンって言葉を覚えて欲しいわ…
: : :/: /: :.:从 i ハ: : : : : : :|ハi、 """ r'
: :/: ,.': : : : : ゝ、>ハ: : : : トハ |
: : ./: : : : : : : ∧>ー}: : : :| _ -―' r"⌒y
: : : : : : : : : :/ .l:.:.:.:.:ト、 {_ ,ソ 三 ( ノ )
: : : : : : : : :/ \ l: : : :ヽ:::::......  ̄ | ヽん_ ノ
: : : : : : :/\ \ l: : : : : Y―――="|
: : : : :/ \ \: : : : ::Vハ: :i: : :|:| あんまり職権の濫用が過ぎるようだと、
: :.:/ .\ \: : : :V \: : |:|
イ  ̄ `ミ、 \<.ヽ: : : V /!: :i | いくらギンガナムでも、釘を刺さなきゃいけなくなるわよ
\\ ハ /::::::::::::}: : : :V /:.:..!.|
ハ\\ .ハ \::::::::::::i: : : : !:::{:.:.:. |
ヾ } ', }:::::::::: l: : : :|::::!: 川
i! i 廴:::::: |: : : :!:/./: /
, ──── 、
/ / ⌒ヽ ⌒ヽ \
/ , -| ・|・ |- 、 ヽ う〜ん、そう単純な話で済めば良いのですが…
/ / `ー ●ー ´ \ ヽ
l / ─ | ─ ヽ l
. | l ─ | ─ l |
, ─ 、l ─ | ─ | !
l l , ─┴─ 、 l /
ヽ、__ ノヽ / \ l/
ヽ ヽ━━━,−、━━━━く
\ / ヽフ \ ヽ
-
,,ィ
/
ヽ ..__{廴ィ..ー─....、
,....≧>::/:: ミ:>:.._: : : ヽ .._
,ィ彡: :/:/:ヾ:/:ハ: : : : : `: : : : : :\
ー=彡イ:.:ノ:/: :/:{:ハ: :}: : :i:ヽ: : : : : : :.:.ハ
,.イ: 彡:./!: :{: { }: |ハ: :l: : :l: : : : :ミ=-ハ
/: :/: : /: !: 从i |: 升: :!: : |: : :i: :.ヾ: : : :.
. /: :/: : /{: :ト⊥ _ |/ _ix≦下ハ: l: : : :!: : :::.
ノ イ: : /!: !: :{ >tミ、 ,ィ"不ミァ!: !: : : ヒ、: :.
|/{/: !: !从《 jt::} 乂::ソ.升|: : : iイ }: :', …どういうことかしら?
|:.人: :八、ゞシ ¨ ̄ /:,イ: :/:.:レ": :.::.
| 八: :.Ⅵ { 彡,.イ/:/: : : : :.',
"ィ彡ゞ八 _ イ: : : /: : :i: : : ::.
ー=≦: : : :::/ /\ ー` ,': : :./!: : : l: : : :ハ
/: : : : .,." ./: : : :\ , .イ {: : i:.{ト!: : :.l: : : :.∧
イ /: : : 〃 /イ: :/: : : .ー..i |: : : :|イ\: l: : : :.:.∧
ハ: : ::/,...イ: : : :/:_: : /: :.ハ, イ |: : : : :{./\:ヾ: : :.∧
{: : : : |: :, ィ: : :イ: r":::::ヽ: /イ ̄ ¨.{: : : : :.\ \: : : :∧
/ヾハ: : i: : :./: : :./::::::::::::У:::::::::::::::::.>:ト、: : : : ヽ >、:.:∧
: : : : :.ゝ: V: : : : : /:::::::::::{/::::::::::::::::::::/ \ `ー ミ: \ ハ: :ハ
: 〃: :/ \: : : :人::::::::イ人=ミx:::::::/ / `ヾ:} i: : ::.
:/: : /: : : : : :./:::::::フ /::{:::::::::ヾ:ノ .,' l: : : i
: : :,.': : : : : :/:::::::::::/ Y7:::::!:::::::::::::レ} i |: : :.l
: :/: : : : : : :Y=ミイ i {::::::ト==ミ! l! |: : ノ
______
/ / ⌒ヽ ⌒ヽヽ ギンガナムの性格からして、
/ , ┤ /・|・\ |、 \
/ / ` ー ● ー ′\ヽ 本来なら【山賊】みたいな搦め手は、好みではない筈なんですよ
l / ── | ── ヽ
| / ── | ── | むしろ軍を率いて堂々と攻め込みたい、というのが本心でしょう
l | ── | ー─ l
l | | /
ヽ ヽ / ̄ ̄ ̄\ /
>━━━━━O━━━く
/ / ヽ ヽ
-
-、,...__ ヾ、|,、
,,.-‐‐'゙'-"',.'‐''"'i゙'/ `'、‐、
,.-;''",-,'‐''-‐'" , ;;':|i':;, :, .` 、ヽ
. '",゙''‐-,;:,‐'" ,ィ' l |;;:;|::;;l::i ::i ; ヽ`、
/,-,:'',:'", , ;'::| ..:l i' " |;l. :l ;|.::i:`:、
/' /.:;'";:' ; l.:l:::l、:::|i:| l;'./i.ノ.::;!:::、ヾ、
. i.::;'.;:';'.::;.l::|゙、l`、l゙'、 ,ノノ/''i.,ィ::;::;:i::.i゙:.、
|;:;!:l | ::l:::i;:l ;|;-‐- -‐-ノ',l,ノ::;l::i::|`''‐、
゙i| '!l l :::l::| '";, , ;.; ゙,i'|.::;l:::llノ
`i゙、::l、'、 ! ,ノ;/':;ノ:| ギンガナムなら、そうでしょうね
l::i:l`:;;'、 ー――‐ ,/;'lノィ'i::.|
i;:l::|.:.:|::`:,、 ''' ./:::i' :|:|:.| でも、いくら何でも理由もなく自国領に武力侵攻したりはしないわ
l :l:::l ::'l:::::l::`i‐、 ., .ィ'::l:|:::l,'::|::|: l
;i.::l::::|.:;:l:;ノ|ノ、`,、`''",/,!ヾl;/;::;l:::|::.l そんな馬鹿なら、今の地位には置いておかないわよ
/.::;',,.-i::i゙i'" `''r-i''" ゙''ノi'::;j::::|:::.l
,'‐i'" ゙、iヽ''" ,:‐!-l' -‐;ヽ;';ノ、`゙' ‐i゙、
i i /ヾi'"''' /:i' l゙'、..::::;ノ'ヾ、゙、 ,'::::i
l .:`、 ‐';/ !,-‐;''":;l l `';:-、.;/゙、`' ! ::::i
| .::;''ヽ, / / /.::::l|o|l ::ヽ;;; i l , i'、. ::|
l .::/.: ';'' `'!,, ,.-‐''l,.l.|,,.-;、゙; ,,‐''" ヾ;:.`、::l
i/.: ;' `''ヽ、 ゙'、.,/ `'" i.゙:.ヾ|
/; ! ` 、 ヽ. }::. ノl
______
/ / ⌒ヽ ⌒ヽヽ
/ , ┤ /・|・\ |、 \ …VIP村がシタラバ領である限りは、ギンガナムも指を咥えているしかないでしょうね
/ / ` ー ● ー ′\ヽ
l / ── | ── ヽ 逆を言えば、VIP村がどこかの国に攻め落とされれば、
| / ── | ── |
l | ── | ー─ l ギンガナムが大人しくしている理由はなくなります
l | | /
ヽ ヽ / ̄ ̄ ̄\ /
>━━━━━O━━━く
/ / ヽ ヽ
-
-=三ンヘ,.||/ヘヽ、》ノ
/,../:::::::::Mヘ::l::::::\
/イイ,::i::i::i:/l“““'l:!::!:::i::::ヘ
!イ::::|::|::i⊥!.. ムA::l:::::::|
|,|::!::l 。 。 ,l|:::::::|
λヘ , ソ!::ノ:.|
|〉ヘ. ` /:::::::::| …ギンガナムが、どこかの軍隊を呼び込むってこと?
.l:::::.丶 ~ ̄ ̄~ /lllll::::::::|
|::|:::llll/}丶、 イλll||:::::::|
|::|.l/ ヘ / ノ::|,,_ |
,r-イ |::λ ___ヘ / __/.i::| l゙゙゙'ヘ、
./ ヘ !::.!";;;;;;;`i"i´;;;;/;;l::l | .i
i .}.ヘ.!;;;;;;;;;;;!-!;;;;;;;;;//.ヘ/ |
/ i ヽ、/"|.||丶-メ、 ! !、
/ .l .く;;;;;;;;;;;;;|.|!;;;;,.ィi;;;;ヽ .l .〉
! ヘ 丶'"`゛ |`´ ` ./ . ./
.ヘェェェェェェ.〉 | イ、ェェェェイ
.lニニニニl | o| i.lニニニニl
| | 〉 | 〔 | |
, ─── 、
/ \ っ
/ ヽ ヽ っ …あくまでも仮定の話ですが、そういう可能性も…
l’\|─‐ U 、 ヽ
l ノ \ l
●´ ── ヽ |
ノ ── ヽ l どちらかと言えば、誰かがそういう話をギンガナムに吹き込む可能性の方が高いかと…
. ( ── l /
` ー、── 、 | /
` ー,-、━━━━━━ヽ
.ヽフ `ヽ
-
∠//彡ィ/ / / /! / | | i .| i λ
メ /, | i i | | | ! .| ! | | i
./ /´ / i |`N._| | | | ノ | i .|.j |
/ / / .| /| !,j ム !i ソ .j / j,! __レ- すぐに、ギンガナムの周辺を探りなさい
/ /! ./i | | ,メ´ ソ ヽ、 ( 、 j/_,,,〆"゛|ヽ、
j,/ | /| | ! |' 。 |` ` ` ゙ / / /i 特に国外からの来客は要チェックよ
| | | | |、. .´ .°´
.! |.| l !i 、 ___
ヘ ヘ ヘ 〃""`` __
\!\ヘ. 「 ´ ̄ `゜ ,/ それと、VIP村の防衛設備はどうなってるの?
! `` t-------‐‐"` i ヾ ∠ イ
.ヘ .|.>、_________,,,...イi /
.\ , /′ .| /
У/ .| `7 ̄
.(ι,,,,,,,,,,,,_ i /
`ー― 、‐―‐ ̄、~.'"/´/
|ゝ--‐ /´,「/ /
| ,j / ,,,...--´‐
.j /, イ´  ̄ ̄
l / イ
(\ _____ /
/´ // ヽ⌒ヽヽ /
/ , -| (・|∠ |-ヽ _
/ / ` ー ●ー′ |_
l / 二二 | 二 / すぐに手配します
. | l /⌒\─ | ー /
| | /  ̄ ̄ ̄/ ̄
| | | /
/⌒ヽ | | /⌒ヽ⌒ヽ |
ヽ_ノ\ ヽ` ー────┴ フ
//\ `━━━━6━━ ´─/⌒ヽ
/⌒ヽ ̄ / ヽ ヽ_ノ
ヽ__ノ ┐ / ┌───┐| | ̄ //
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□
┌─┐
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└───────────────┘
こっちはこっちで、色々忙しいようである…
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___
/ \
/ \ , , /\ 羊がいない事には、牧羊は始められんお
/ (●) (●) \
| (__人__) | まずは今ある畑を耕して、この冬を乗り切れるだけの収穫を確保するんだお
\ |r┬-| ,/
, -‐ (_).ヽ`ー'´ ィヽ
l_j_j_j と) i
 ̄`ヽ | l そして手が空いたら、村の防柵作りだお
/ ///
/ ト、{\ _ /´/{ イ
「 ̄ ̄ ̄` ー- < ̄-‐≦二 / /
├―-- __ ` <二≦ 7 /
', _,,〟 ,,.≧xー- _ `ヽ、ー‐'´ /
| ┬ァミ} '"⌒゛\ `ヽ 、 〇下 、/ 人使いの荒い領主様だぜ、ったくよぉ…
イ ゞソ ≧ュ.,,,_ヽ / }>く 〉
| / 、 弋ゾ" / /⌒〉 ヽ/
| 〈 イ/イ´ / ∧
-―ヘ ″'´ノ / ',
, ´ -― ヽ L 、____ _、 rイ「 ハ |
′/ ', `ー==ニ彡´ ノ´ ノ | | |
| ′ ! ` ´ /イ | l |
|| イ州」厶ィ´ ノイ}ハレ/ ′
┤|  ̄「 / // /
 ̄  ̄\ ヘ / / ' / |
\ / 〉 .′ / // |
. \ / / / / /∠ -‐ ニ>ー- _
\ / / -‐' /-‐  ̄ -‐ 二 ---\
※当時のヨーロッパは、多くの森林が残っており木材に苦労することはなかったが、
多くはブナやナラの木であった
ブナは水分が非常に多く、乾燥させると曲がったり割れたりする為、建築資材には不向きであった
やる夫は防柵作りにクリの木を用いた
クリは非常に硬く頑丈な木材であり、現代でも線路の枕木などに使われてきた
-
義母さんなんだかんだでお人好しやw
-
_/:/l:.| /l | l l| l ヽ \
'´ ̄イ:ニ:イ l/_ヽト、l_ lヘ | l | ヽ
// j:| l l ヽ-ヽ`ヽ卜、 l j| ト l
/:l /:l l | 、_.二 _ 「 \l /イ/l l| l
.:/ /:/ l |  ̄ ̄ヾミ レ_⌒ヽ} l ||
,' l:::l ヽ l /// { =ミ //| | l
「´ l\ ', r - ._ / ,,,, /イ /レ' みんな〜、そろそろ一息入れましょう♪
/ | l \ ! ` 7 l/ //
ノ| l ! '、 / / イ:|
l ! ! \ ヽ. _/ 7¨´ | ハ::l
,l ! |_, - ≧ 、 _ _, イ l | L! /|
/ ! l | 〃 ̄ フ水ヘ\ | l l / }
ヽ l | ヽ\// l ヽ_〉:〉 l /! | / / __ - '´
 ̄\ハ l |、  ̄l:| l:ト-イl ! / l l/ /// ∠
Vヘ l \_ |:l l:|\_/ /_/ ̄\
} \! |:l l:| ∨ / \
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::: : : : : : : :::::::
:::: : : : : ::::: 普段の農作業+αではあっても、
∧_/ ∧_/ ∧∧
(д´(д・ (д` (д゚,, ) この一言の違いは大きかった
/ / / /
-
_r=ァ=、ィfZァ、,、
, ´fフ:´-=_:三ー_ー^ヘ
/ _r//'_ァ'='^ー'`´` ^ー\
/r=、ソィー'7´ ヽ
ハ L/イ| ヽヽ ', ヽ ',
, ソ/ l ハレ´イ{ { { | ', ハ ',
//:/ ノj `´i |ムト、ト、 | } リ i !
ハ:{/イ: { 乂yニミ、ヽ ノ メ ノ/ } !
ヽ._ヽー 、 / // |:. ヽ. { ´ ̄¨` `}イ,ィミxイ / ノ/ 今日もご苦労様、夫をよろしくね
 ̄二ニヽヽ/ -ヘ、:.. l:... lト\`' ´ ¨// ./
ヽ、_ _-ァ.:´__::.::.::.:ヽ::\ j:〉..:.l:... l! 、_ __′"/´ | / )
_,._-ニ-ァ‐´ィ二;:-- 、::.::..`ヽ、..:∧:.. lト_、 イ.: j| /{ ノ′
‐ ´/´ /´ ̄´/::.::.::.::.::..‐.-_、::\:.ヽ:.. l::.::::>ー<l!:.:.|:. リ‐//レ
/′ /-‐ァ::´::, ァ::/.::.: ̄:.`ヽト、.V/::}:ハ:{トヽ/!:. !:/‐'::/
/´ /::.:/ノ/..::..::.::.::.::.::.:..:ヽヽヽ=l:| ト='イ-!: /::;∠ イ_
/´ /イj/イ'/.::.::_.::.::.::.::.::.::.::.::.`トi`j:|__ヽ\ノ人::.::.::∠´
/' イ/ // ノ/:.‐..´...::.......ー ::.::.::.::.::.::.:K/:ハ.「jフス::.:.`:くヽ
/// /イ.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.{_j jァzく::.::..::..`ヽ、
\ ヽ / / /
(Д´) ∧_∧ ∧_∧
ノノ⊂(∀・ )、(∀`∧ ∧ 水銀燈は、村人達に飲み物を配って回った
┌ < (^ニ /l .(Д゚,, )
(_┌ (_ ○ニ ○v どう考えても伯爵令嬢のすることではないが、水銀燈はそんな事は気にしなかった
し l l l \
-
/;;;;r' ̄´ ` ̄ゝ、;;;;;;;;;;ハヽ
/ソ´ (ヘ;;;;;;;ハ)ハ
//´ / (ヘ;;;;;;;|) ハ
レ' /| ヽヽ ヽ (ヘ;;;;|) ハ
/ / /│ |_\|__|__ (ヘ;|)) ハ
l / l | | r'| | ハ ` ((!!)) |
| | | 」-ト、ト、 | _x===| }((ト、ヽ | やる夫には銀ちゃんの愛妻弁当よぉ
| レ|´| | | ヽ | rテ´ | / ハヽ__」〉|
_| | | | |_==ヾ、 ∨ |/ / {{ ̄ ̄|| はい、あ〜ん♪
〈l ̄〉ハハ \\x゙ , /// / llヾ〉 |||
ヾ_'-'∧. ヽ \\ _ ノ jノ ,イ /| ll |ヾ_ | /
/||ゞ´∧ \_\ゝ /// | {{| | | /;;;
//´|| 〉〉、_ ヽ ̄ヽ、 /イ‐,,/ ゙| | |∧/;;;;;;
// ゙ |_| /\\_|` - -、- < ̄;;;;;/l } /`│_;;;;;;;;;;;
/\ー─-、 / / ̄/| || |;;;;;;;|;;;;;;;;;;;//| |_/;;;;;;;;| ;;;;;;;
____/___〉;;;;;;;;;;;;>' / /l l/ || |;;;;;∧;;;;;;;;;/_ | /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;;
__ゝ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;// /| /-ト─--' ̄\/ |ヽ;;;/ | /レ';;;;;;;;';;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/イ /;;;|/;;;;;;;;;;;;;;;/》/ \ 《 レ'/;;|;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;| ;;;;;;
>;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;| |;;;;;;;;;十、/ヽ-へへへ/ ̄《/;;;/;;;;;;;/;;;;;;;;;;<´| ;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;/|´ 《ミY≡》) 《/;;;/;;;;;∠;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈 ̄ ̄
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/|;;;;;;;;;;;;レ/;;/;;;/ ゞ===゙´ 《/;;;;;レ'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\
;;;;;;;/|/ |;;;;∧__{;;;;|;;;;;/) 《/;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
// / ヽ/く;;;;;ヽ |;;;;|》 |/ / 《/;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/
| / / ヽ;;;;;;;;;;;;;|》ヽ | / 《/;;;;;;;;;;/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;〈
(⌒⌒) (⌒⌒)
川 川
(Д´) ∧_∧ ∧_∧
─ノ⊂(Д・ #)、(Д`∧ ∧ まさに飴と鞭であった
┌ < (^ニ /l .(Д゚# )
(_┌ (_ 凸ニ ○v 誰もが自分も早く結婚したい、と心を一つにしたのであった
し l l l \
-
●
●
●
そして、季節は巡り周辺国を回っていたやらない夫が戻ってきたのである
-
/ ̄ ̄\
. / _ノ ヽ
| ( ⌒)(⌒)
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ ただいま戻っただろ
ン }
. /⌒ヽ、 _ノ
/ ノ \__ィ ´
/ / '|
( y |
. \ \ |
\ィン、__)、
| ij ,ノ
. | ,イ /
| | /
|, | ,/
| | |
. |__|,___|
. i,___),_`)
___
/ \
/ \ おかえりだお
/ ⌒ ⌒ \
| /// (__人__) /// | 首尾はどうだったお?
. (⌒) (⌒)
./ i\ /i ヽ
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( 一)(●)
| (__人__) 報告の前に、人を紹介するだろ
| `⌒´ノ
| ,.<))/´二⊃ 入ってきてくれ
ヽ / / '‐、ニ⊃
ヽ、l ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / \
| / / i \
|" / | > )
ヽ/ とヽ /
| そ ノ
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::: :::::: ::::::::::: :::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::: ::::: :::::: :::: : ::::: ::::::: :: :::',
|:::::l:::::::|:: : :/:: /::/: :: :: ./::ハ:. :::::: :: :::ヽ
}:|:::l :::::|::: ::/::::/::/イ : :::/::/ ∨: ::: ::::::トヽ
|:|:::| :::::l: ::/ ::/::/|::|: :::/∠..--ヽ.::::::|::::|
. |:l:::l: ::::|::/7:/7/十| ::/ 7 ,ィ≦ミ、V:::|::::| お初にお目にかかる
. |:|:::ト.::::レ斤弌fz、リ|::/ /〃トzチタ }:: ,: ::l
. リ}/|::r、ヽ弋ユメ┘ レ {  ̄ /:./::|::| ルルーシュ・ランペルージだ
j/{ ヽ:ヽ. ', /::.ハ :|::|
|`‐ヽ\ _'__ ∠::イ::∧ト:{
|/l:|、::トヽ ¨ ニニ ´ イ::::|:/ リ `
' リ jノ::/:}>、 /,┴┤
V}:'::`ー:≧'-:´:::::::::|
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(● 修道院を作るなら、是非引き取ってくれ、と頼まれただろ
| (__人__)
. | ノ まだ出来ていないし、気が早すぎると言ったんだが、どうしてもと言われてな
| ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ まぁ、たっぷり寄付は頂いたし、話してみたが軍事に通じているようなんで連れて来たんだ
(. \ / ./_ノ │
\ “ /___| |
. \/ ___ /
/::;;;;;;;,´::::: :::::::: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: : :::: ::: :: ::|
/::/:: ::::::::| :::: :::::::::;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;:::: : :: :: :|
//|:/;;:: :: ;;|:: :: :::::: :::|;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;:: :: :::::::| 【山賊】に襲われて死んだ
/ハソ;;;;;:::::;;.|:: :: :: :: :::|;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;;.::: ::|:: ::.|
i/ハ::;;;, 、.|:: :: :: :: ::|;;;;;;;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;:::: :|:: :::| シャルル・ジ・ブリタニアの息子
ノ;;;;/ V |::::i::::::::|;;;;;;;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ハ;; ;; ;;:::;;;|i:::|::|
/::::;:ヽ i::|::::|:: ;;;:|;;;;;;;; ;; ;; ;; ;; _,/;; ;/;; ;; ;; ;;/;; ;; ;; ;; ;/;; ./ |;; ;; ;; ;;||;;:|ヾ、
ノ/;;;;;;;i. .|::|::::|::::;;;ヾ;;;;;.;;_x -''´////;; ;; //;;/;; ;; ;/;; ;/''´ |;; ;; ;; ;;|ヾ|ハゝ
´/::;;;;ハ::;;ヽヽi::;;;:::;;;;;`、/_><<_//;;;;;/ /;;://;;;;;;//;/ ィt /;;;;;;;;;;;;;;| レ´ …そう名乗れば、お分かりいただけますか?
/;;;;;/ /;::;;;;;;;li;;i;;;i:::;;;;;;;;|;;|弋及-、|`//;;;/=、/;;//;;;;;///,xィ勿ト /;;;;;;;;;;i;;;;|
/|;;;/ |;;i;;;;;;;;|ヽ`ヾ;;;;;;;;|、;i廴::...::ン`''x、 /;//;;;;;//ィ冬z刻/;;;;;;;;;;ハ;; /
|/ |;;|i;;;;;i、 ヽ`、ヾ;;;;ヽ`、` ̄ ´ / / |;;/ /;;;;;;;;;/ |;;;|
ヾ ヽ;|\ \ \;;;;ヽ、. / | /;;;;;;;;;/、_|/_
i l\.\ 、\;;;;\ ´ i /;;;;;;;;;/ / `i
v \.\ .\`''-、 / //i;;;;;;/ |
ゝ`''- 、\ _ _ _ , /ハ;;//;;/ .|
/ /ヽ_``\  ̄ ̄ー.´// イ、
./ /  ̄ `> 、 / ノi
/ / // ` -´ / /-、_
`'',/ ( ( ヽ
-
i:/ i:ィ::ヽ | l i ! | i i i ! l 、 ヽ
l:l_/!:レ'::〉 / | .li l ! | | l | ! | | ハ
./:/i トr‐i´ .!‐トl、! l ! | | / | ! | | | |
::/ .l |:| ! .l≡>≧l\ l .// レ// ./ .ハ.!
| |:| ヽ | ゙{ lj } ヾミ ∨/ム一〈/ / / l| 旧オーストリア派の重鎮じゃない
| |:| |ヾ、  ̄ 代リ }//,}/ " ィ
| ヾ | `¨ / /ィ| .// 今まで苦労したでしょうに
.! i\ _ ' ムイ l」 /.::/
! .ト、._\ ` < l///.::.::/ーァ
.l l:::::::二≧r -、.イ .| .!: : : : -- ―<_
ニニiハ |:://7只ト、\ /:l .ト、: : : : : : : : :‐-
:::::::::ヾ∧ |::\`´,イ |:L/厶ー:| .!:::\ : : : : : : : :
:::::::::::::\ヘ/ ¨ i:!  ̄ .}:::::::::| .!:::::::::ヽ : : : : : :
/. : /. : :/. : . / . : : : : . : : : : : : : : : : : : : : !
i.:::::. /.: : /. : .:: ,.′.: : :/. . : : i: : : : : : : : : i: l
l:::: /.::: : .::: .:: ./ :/. : :/. : . ://:}: : : :::. i: : : :| :l: |
l:::::}:::::: ::::..:: / :/. /}. : : //}::ハ: :i: ::. :}: : : | :|: {
|:::::|::::i::. !:::::/.:イ: / /: : イ:/ l::l l: ト、::. |: : : | :|: l
}i::::|::::i:::.{:::イ:/_i:/ /:::./// j::{ .」斗ヘ:::}:/ : }. ト、!
イ:::ハ::|::::V十rfリミ」:::/// , //ィf≧=ヘ小/. :イ: :ハ:ト、
}/ lハ:::::ヽ、近Zソ|/メV/7/ーヘ北シメ/. :/ }/ }{ これは、水銀燈様…
ノ′ |ヽト、:::ヽ i{ ノ′ /. :/.ィ:! `
|:::ハ:::ヽト\⌒´ ノ! /: :イ: .イ:l 水銀燈様こそ、さぞやご苦労なさったことでしょう
|/ }::|::::\ 、____.ノ イ: /i |/ リ
}! |ハ::::::i\ `二二´ /イ:!: ハ::{
}从Li」 ヽ、 ∠_.」」:::{ }:l
ト--T r‐`´─┐|‐‐イV .リ
}_ハ_」 |: : : : : : :| L「!」
__ノf7/,イ |: : : : : : :| ト斗ト、‐-、__
-
|: : : : : : l: :: ./. / / ./ |: : l | l
.|: : : : : : /: . : / ./ /: //:∧; : :l, | |
.|: : : : : : l: : : : / / ,.イ:: イ,イ: ,l l,: : : : | | |
|: : : : : : : |: : : ,イ //.,,/ /: /'/ |: | l; l,、 : : :.| .| | | l,
,|: : : : : : : |: : ://:././ / ./: /.// ,l ,l ハ.lヘ, : : : | | ‖ |. l, (…水銀燈、貴様さえ…)
}イ: : |: : : : : |: :/ l:./ /./ ,l: : //./ ,l:.l ヘヤ、: :.| ,} ‖| ト、l,
,/ l:: / |: : : : : |:/~|/=t:,ト,,,..,,l:: ,/ // l:,|__,,.-='''~ヘ,__\::|/: / | |ハ,l, (貴様さえしっかりしていれば、)
/ l::/ .l,: ;l,: : {ィ=テアト=-こ|::入,// ,/ソト^゛_,,==テ〒ヘ~》y': ,∧: ハl, ヘl
´ ,l/ .l; { l,: : : 'l,`,,.'ヒTフc;》|::{,/ハ} / '/l'=='ヒtイフc),.X'./ /} |/ {, (オーストリア派が落ちぶれる事はなかったものを)
,/ |: ヽ{: : :...'l, `~~ ̄~`'l:|イ゛ | //´ ´ ̄ ̄ ̄~` ./ /ノノ| ヽ
/ |: : :'|: :.\'l, | | /´ / ,//|::|
|: : ∧: :ヘ\,,.ミゞ- ノ| // イ: :/ |:|
|: :/ l; : :.\\ 丶 __ ,///| : ,l ‖ (シャーリーとのラブコメも、カレンのおっぱいも、)
}:/ l,|: : : :\`ヾ `-=―――_,.=-'´/イイ: :,ハ:. ,l |
/ | l; : : : :> 、  ̄ ̄´ /イ: : : :| |: | (全て無かったことにされた!)
l; イ|: : : |::`ゝ、 _,.イ´ |: : :|:.| .l,:|
|/|/( ̄ー-r->、__,. イーyーー`)/|| l,l
l }|ー-―| r―――--l .ト-―.イ l ヽ
| ∧. |│ │ | イl | (水銀燈、貴様だけは許さん!)
イ,ヘ|/,-,.|│ | |,-,|.|,n|
._/ (^)//)'| | | .||-ヽ||`> ― 、__
__,--――'´ ̄ ̄ ̄ ,/ | | | | | |,ハ´  ̄`'ー―--
-
_____ ━┓
/ ― \ ┏┛
/ノ ( ●) \ ・
. | ( ●) ⌒) |
. | (__ノ ̄ / どうかしたのかお?
. | /
\_ ⊂ヽ∩\
/´ (,_ \.\
. | / \_ノ
. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.'.
,'.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:!..:.:.:.:.:l
} .:.:.:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:/.:. :.//.:./.:.:.:.:./i :.:.:. |:.:.:.:.l:.:.:.l:.|.|
.':.l.:.:.:.| :.:.l:.:.:.:./:. :. :./:./:.:/ : :.: .:./.:.|:. .:. .|:.:.:.:.l:.:.:|:.l.:!
. /:./'..:.:.| :.:.|.:.:./l:.: .:/:./:./ .: .:.: :.:./.:.:.:l:.'、: .l.:.:.:.:|.:.:.|:.|:l いえ、水銀燈様のご無事な姿に
/:./ l.:.:.| :.:.l.:./ l.: .:./:./:./:.: .:.:.: /:.:./l:.l:.:.\.|:.:.:.:l.:.:.l:.|:.l
}/ l'..:.l :.:.|/ヽ|: ./|:/:./.: .:. :.:/.':./ |:.!ヽ:.:.} .:.:/:.:/|:|'.:{ 感極まってしまい…
/ |ヽヽ :.', ミ|:/‐|{:./l:.:.:.:/ /:.∠-‐´ヽ_',ノ .:/ }.{.',{ ヽ
l .:.ハ:ヽ:.{f㍉,爻イ、|:/ //,rz=伐升フ .:/ /:.:l ヽ
| ノ ',ヽヽ',¨冖┴-/´', 彡`ゝー┴‐7 ../ /:.:,'
|/ ヽ:.\ヽ、 } /:.:./_/ |/
ノ´ ヽ:.:.ヽ ̄ i} /:.ノ:.:.l /
l:.|:.:. ヽ、 -‐- -、.. ,イ、/.:./リ
リ!|.:.((`丶 ``__イ_/厶.:{
__ -‐ゝ‐|: ミr >、_才‐‐‐‐イ´: : : \
_ - ‐‐‐=´ : : : : : : : l艸 | F ̄ ̄ ̄`l | 圸巛: : : `丶_____
,── : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 卅 | | : : : : : : : | |: :丱: : : : : : : : : : : : : : : : : :  ̄ ̄`ヽ
|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | | : : : : : : : | |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
', : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : | | : : : : : : : :| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,'
.ヽ: : : : ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : | |: : : : : : : : | |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/
} : : : : : ',: : : : : : : : : : : : : : : : : : | |: : : : : : : : :| |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /: : : :/
ヽ: : : : : ヽ: : : ,________,l |: : : : : : : : :| !_______: : : : : : /: : : :./
|: : : : : : ',: : | r────── ´: : : : : : : : :`──────‐、 l : : : : /: : : :./
-
____
/⌒ ⌒\
/( >) (<)\ これからよろしく頼むお
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| /| | | | | | 一緒にVIP村を発展させていくんだお
\ (、`ー―'´, /
 ̄ ̄ ̄
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::: :::::: ::::::::::: :::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::: ::::: :::::: :::: : ::::: ::::::: :: :::',
|:::::l:::::::|:: : :/:: /::/: :: :: ./::ハ:. :::::: :: :::ヽ
}:|:::l :::::|::: ::/::::/::/イ : :::/::/ ∨: ::: ::::::トヽ| はい、こちらこそよろしく
|:|:::| :::::l: ::/ ::/::/|::|: :::/∠..--ヽ.::::::|::::
. |:l:::l: ::::|::/7:/7/十| ::/ 7 ,ィ≦ミ、V:::|::::|
. |:|:::ト.::::レ斤弌fz、リ|::/ /〃トzチタ }:: ,: ::l
. リ}/|::r、ヽ弋ユメ┘ レ {  ̄ /:./::|::| (こちらとしても、そこは依存は無い)
j/{ ヽ:ヽ. ', /::.ハ :|::|
|`‐ヽ\ _'__ ∠::イ::∧ト:{ (何をするにしても根拠地や後背地は必要になるからな)
|/l:|、::トヽ ¨ ニニ ´ イ::::|:/ リ `
' リ jノ::/:}>、 /,┴┤
V}:'::`ー:≧'-:´:::::::::|
-
____
/ ⌒ ⌒ \
./( ―) ( ●) \ じゃあ、早速質問だお
/::⌒(_人_)⌒::::: | チラッ
| ー .| VIP村の防衛方針を、どう考えているお?
\ /
. -‐:.:.´ ̄:.:.:`:.丶 、
-:.:.:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
_ -‐ ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
/:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.':.,
//:.:./: .:./:.:.:. /:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
/:.:/:.:./: .:./ :.:./ .:.:.!ヽ:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|::..:.:.:.|:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',
// :/:.:./ :.:.:/ .:./ :.:..l|ヽヽ:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
/ / :.//:/ :.:./ :.:/ .:.:../:| \\:.:.|:.:.:.:..:l:.:.:.:.:.l:.:.|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
,/ / :.//:/ :.:./l :./ .:.:../|:.| __-‐弋ヽ!:.:.:.:.l.:.:.:.:.:.!:.:.l‐、.:.:.:.:.:.:.:l:.:.l ゲリラ戦しかない
´ / :.//./ .:.:./:.! .,' :.:..∠//´l_.=≠才l:.:.:.:.!:.:.:.:.:/:./^、l.:.:.:.:.:.:.:|:.:|
,' :./ ,'/ .:.:./.:.:.| .l:.:.:./l //ノ¨|フ:}///.:./:.:.:.:./:./〉//:.:!.:.:.:.:.:l:.:l この村は、まず戦力が少ない上に
|:,' / l :.:./__,|:.l/,イ/´ /´ //:./:.:.:.:./:./_ イ:.:./.:.:.:.:.:|:.:!
|{ l |:./l r-|{ /ノ //:./:.:.:././ / /.イ:.:.:.:.:.:.||.:| 山と湿地に囲まれ、騎兵の運用が難しい
ヽ、 ヽ | | r:.:./\ //:./:.:./:.:イ ,. /:/||:.:.:.:.:.:lト、{
/゙ } | |∠__\__ //イ://// // ||:.:|:.:,'|| `ー
/ / {-------ヽ /´ ´‐ ´ /´ |l:.:|l:' l|
/ く ̄ ̄ ̄/ ̄))_.. イ |ヽ|| ` これを生かすならば、間道を用いて陽動を仕掛け、
/ `イ ̄ / ^¨,─┴┬─────‐‐`lヽ
/ / { ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 敵が分散して少数になったところを、各個撃破
/ / l : : : | |,-、 〈〉 ,- 、: : : : : : :l
/ _ ' ´ |: : : :| |⌒))||((⌒: : : : : : : :| 同時に、敵軍の補給部隊を狙い撃つ
| | ̄ ____/|: : : | |: : :》||《: : : -─= ̄ ヽ
| |、 r´/: : : : : : : : {{: : : {{-‐≫-‐ ̄: : : : : : : : : ヘ
/|__-‐ ̄ ̄l>: :/ : : : : : : : : //: : : // : : /: : : : : : : : : : : : : : : ',
| //:|: :| : : : : : : : : //: : : // : : / : : : : : : : : : : : : : : : : l また、敵の主力の騎兵の機動力を更に削ぐ意味で、
/| //: : : |: :| : : : : : : : //: : : // : : /: : : : / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ |
/ _ イ /: : : : : |: l: :r──‐´/: : : // : : /: : : /: : : : : : : : : : : : : :l | 罠を仕掛けるのも有効だろう
ヽ ̄ , ': : : : : : : : |: |:.//  ̄ ̄: : : : //_ / : /: : : : : : : : : : : : : : : : l|
', ̄: : : : : : : : : : : | }//: : : : : : : : : .'──// : : : : : : : : : : : : : : : : : : |
ヽ: : : : : : : : : : : : :|//: : : : : : : : : : : (_)//: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |
\: : : : : : : : : : :|: : : : : : : : : : : : : : : //: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : |
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | u. (__人__) 確かに、理に適っている…
| ` ⌒´ノ
. | } (こいつは、とんだ拾い物だったな…)
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒\ ,__(‐- 、
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
(ヽ三/) ))
__ ( i)))
/⌒ ⌒\ \
/( ●) (●)\ ) 素晴らしい、答えだお
./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\
| (⌒)|r┬-| | 村の防衛の責任者を任せるから、ドンドン意見を出して欲しいお
,┌、-、!.~〈`ー´/ _/
| | | | __ヽ、 /
レレ'、ノ‐´  ̄〉 |
`ー---‐一' ̄
-
l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:./:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:/l:/:.:.:.:./.:/l.:l.:.:.:l.:.:.:.:l.:.:.:.l:.:.:.l
. j:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l.:.:.:/:.:.:.//.:/l.:.:/ .メ //:.:.:/:./ |:l.:.:.:|.:.:.:.:|.:.:.:.|.:.:.:l
ノ.:.:.:.:.:.:.:.: .l.:./.:.:../ ./ノ /.:/.///.//.:.:/.:./ ヽ.:.:l.:.:.:.:.|.:.:.:.|.:.:.:l
イ.:.:.:.:.:.:.:.:.:l/.:.:.:./ーメ,,_//__ノ.:.://.:./.:.//,,-‐'''ヽ:l:.:.:.:.:l:.:.:.:l:.:.:.l
l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|/.:/y=‐‐-/、 // l:.l.:./ l.:l ,r‐''"ヽ`ヽ/:.::.:/リ.:`j
.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:l l/{ ,.-c、ヽ l/ l// lノ/ r‐c、 .リ /.:.:.:/./ l/ヽ
l.:.:.:.:.:..:.:.:ヾヘ`、 ゝ゚-' , ./ / .i ´イ 、 ゝ゚-'ノ ノ./.:.:/ l
. lヽヽ.:.\ヽヽ ` ̄´ ノ . li ` ̄´ ///.:./ /
ヘ.:.:ヘ.:ヘヽ\ |i /.:/.::./
ヘ.:.:.ヘ.:.:.:ヽヾ lリ //.:.:.:/
ヘ.:.:.ヘ.:.:.:.:\_ ___ イ.リ l/ 初対面の自分が、いきなり責任者…?
ヘ.:.:.ヽ.:.:.:. \ -'――‐‐`- /.:l.:.l .リ
ヽ:.:\.__ \ ー‐‐ / l.:.i./ リ
\ノ `ヽ_ `ヽ / ,=-'`i入
i´`ー---ヽ_ ` イ_ノ_,,-‐'ヽ从
ノ´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;;;|}入
____
/⌒ ⌒\
/( >) (<)\ VIP村は人手不足だお
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| /| | | | | | 優秀な人間を遊ばせておく余裕はないお
\ (、`ー―'´, /
 ̄ ̄ ̄
-
____
/⌒ ⌒\
/( ―) (―)\ それと、まだ先の話になるけど、嫁さんも世話するお
/::::::⌒(__人__)⌒::::: \
| |++++| 」_ キラッ |
\ `ー''´ l /
/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::: :::::: ::::::::::: :::::::::::::::::::::ヽ
/::::::::::::::::::: ::::: :::::: :::: : ::::: ::::::: :: :::',
|:::::l:::::::|:: : :/:: /::/: :: :: ./::ハ:. :::::: :: :::ヽ
}:|:::l :::::|::: ::/::::/::/イ : :::/::/ ∨: ::: ::::::トヽ
|:|:::| :::::l: ::/ ::/::/|::|: :::/∠..--ヽ.::::::|::::|
. |:l:::l: ::::|::/7:/7/十| ::/ 7 ,ィ≦ミ、V:::|::::| ポチとお呼びください
. |:|:::ト.::::レ斤弌fz、リ|::/ /〃トzチタ }:: ,: ::l
. リ}/|::r、ヽ弋ユメ┘ レ {  ̄ /:./::|::| (復讐とか誰得!)
j/{ ヽ:ヽ. ', /::.ハ :|::|
|`‐ヽ\ _'__ ∠::イ::∧ト:{
|/l:|、::トヽ ¨ ニニ ´ イ::::|:/ リ `
' リ jノ::/:}>、 /,┴┤
V}:'::`ー:≧'-:´:::::::::|
-
__,.ィ(rン
/7::::::メ⌒¬、、
/ / {:::イ /', ', ヽ
〃 / / 「rフ〉 ム、ト、 } } } でも、私の周囲にオーストリア派が集まるのは、
{ 、 // ノi」ヘΛ弋チト、}ムイ,' }
. ヽ` .,_ ,..-一 ´ / |:|:|ヘ._ゝ ィヌイ ノ お養母様にいらない警戒を抱かせることになるわぁ
` ー- .,_ __ ミ圭圭ミュ、」:ト|、} ´< イ{
/一 ´ /ィ圭圭圭У::::::. 丶>ー<'i ハ \
{ ≦彡圭圭圭ミ/:::::::::::::::::.VfL j }/ } )
/ / 豸彡癶f::::::::::::::::::::::iイ77、 //
/ / , イ / 人:::::::へ::::::ィ~`{(ソ /´
_ / 彡圭{ i / ハ:::|::::::::|:::..ヽ、ノ〉
. ヽ、____/∠圭ミ八 {´ / }::|::::::::|:::::::::::ノ、
`一-´/ / )' i::|::::::::|::::::::/ヽ \
/ /| {:::>::|::::::::|:::::::{ \\
/ / \ /..::::/:::::::∧:::::::...、 )ノ
, --────--- , _ /|
/: : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ /||\| ̄ ̄\/ !
/: : : : : : : : : : : : : :./: : : : : : :.\. /ニ!!三| | ̄\/∧ |/
/: :./: : : : : : : : : : : : :/: : : : : : : : : : : \ |三!!三| |三ニ//ニ∨/
/: :./: : : : : : : : : : : : :/: :./: : : : : : : : : : :.:\=||ニ.//三.//三//= そういう事なら、
///: : : : : : : : : : : __/: :./:. :. :. : : : : : : : : : : : ||_//三.//三//三
/ /: : : : : : : : : : :f´‐|: :/!: : : : :/|:.:.|: : : : : : /.//三.//三//三= 私は普段は仮面を被って正体を隠そう
/: : : /: : :./ : /| |. |:.:| |:.:. : :/、 |:.:.|: : : : : : !//三.//三//三三
//: /: : :./: :./ ヽ`l:. ! !: : :/ |心\!: : : : /|/三./三//三三=
//: :/: :/|: :./ /.|:.:| |: :/ .レ' .| |: : /.| !、/三.//三三三
_ノ_// .|:./ | ヽ| |:.:| ヽ //|三| !  ̄ ̄ /三三三ニ
 ̄ / .レ '. |:.:| /{ |三| ヽ_/三三三ニ=-
(二二二二/\ '. ヽ| __ _ゝ /三ヽ_/三三=.f´ |: : : :
/三三三ニ// `ヽ\/ ヽ >‐' //三三=//三三/:.:|. i: : : :
. /三三三ニ//三三=〉〉 \ / //三三=//三=/: : :. ! .!: : : :
/三三三=//三三=// ` //三三三//三/: : : : : :| .|: : :./
/三三三三//三三ニ//\___<´二二二二._/_/: : : : : : : / !: :./
. /三三三三ニ//三三ニ//三三三三三三`ニ‐- . _ /: : : : : : : : :/ |/
. /三三三三三.//三三三| |三三三三三三三三三| ` ー─r─一'´ /
/三三三三三三.| |.三三三.| |三三三三三三三三三| | / /
-
チョロインきたwwwww
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●)
. | u. (__人__) さて、じゃあ俺の報告になるわけだが…
| ` ⌒´ノ
. | }
. ヽ } すまん、やる夫
ヽ ノ
i⌒\ ,__(‐- 、
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
_____ ━┓
/ ― \ ┏┛
/ノ ( ●) \ ・
. | ( ●) ⌒) |
. | (__ノ ̄ / いきなり、どうしたんだお?
. | /
\_ ⊂ヽ∩\
/´ (,_ \.\
. | / \_ノ
-
/ ̄ ̄ ヽ
/ ヽ ドジっちまった…
/ ヽ
| _,.ノ '(ゞ、_| 大見得切ったのに、借金の申し込みはほとんど断られちまった
.| ( ー)ヽ ヽ
.ノ| U (___人_\\__
/ | `⌒(⌒_ \
{ .ヽ. し「、 \
{ ト `ヽ. ___´ノ ヽ、 i
.| | | / /
____
/ \ それだけかお?
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ 寄付集めや修道院の誘致の方はどうなったお?
| (__人__) |
./ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(● そっちは上手くいったぞ
| (__人__)
. | ノ フィレンツェからは、寄付だけじゃなく毛織物の職人も寄越してくれたぞ
| ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │
\ “ /___| | 勿論政治犯の身請けと、あっちの縄張りを荒らさないことが条件だけどな
. \/ ___ /
∩_
〈〈〈 ヽ
____ 〈⊃ }
/⌒ ⌒\ | |
/( ●) (●)\ ! ! 目的の3分の2を達して、プラスアルファまであるなら上出来だお
/ :::::⌒(__人__)⌒:::::\| l
| |r┬-| | / 満点を取れないからって怒鳴りつけてたら、誰も付いてこないお
\ ` ー'´ //
/ __ /
(___) /
-
●
●
●
,,″,′ ,7 i i ! l l i| i! ! i ヽ ヽ i 、 ‖ この当時、毛織物といえば
,″〃 i| |! !i ! | l ! ! ト ト、 マ‖! ‖
,' ,'|! l ! ‖ ||! l l ! l ' ヽヽ ヾヽ iリ | ‖ i イングランドで生産した羊毛を
,' ,'‖ ||i i|! |!i| !|i l. ヽ '、 ヾ 、 '、ヽ |!.!, |ト !
| ! ‖ i ! |‖ !|| lト ! ヽ ヽ. ム、ヽ‐-、 '!| ‖|! l フランスのフランドル地方に運んで加工したものが、
ヽi | l l | || ト|!、 llヽ i ヾ 、ヾ´ 丶\ヽ ヽ」| ‖i|! !
ヽ、! !、||!、」ャキ-ミ、 ! ヾヽ '´ ヽ> ュ─r= ッ'||! ‖||!ト,l 一大ブランドじゃった
i`! | ヽ ∨ヾ / し′ j} / !i. ‖||!i !i
| ,ィ! i、ム_」 - ゝ にノ'´ ,′ .‖||!川
|レ‐ヤ |!ト / 、─────'───'─‐-
_, -─ 7 } ||!ヒ‐、 ` \ しかしこの後、仏王フィリップ2世がフランス領内の
丶、 l ! ||! ! 丶、ヽ ¬ニヲ \
丶、,′ ,'| ||! |i ヽ ′ \ 英王領を奪い取ることで、この流れが変わり
_ / .,' | ||! |L > 、_, ´ ヘ
/ `丶 / ! !!'´ ) / ∧∨ヽ 代わりにフィレンツェが台頭してくるのじゃ
_, -‐ ´ ̄ ̄ ̄``丶 更に、大航海時代の頃には
,. , '´, /, / i ,. 、 \丶
/, ' // 〃 / ,イ‖│ | l. ヽ \ 羊毛の産地もイングランドからスペインへと移る
/〃/ 〃 '/ ,/ / i i| | l |i ! iヘ
/´ / / // ∠.../! ,' | l| ト ! !! |! ! ',
′〈 /i / ヒル」' Li l」 ! 」」」_ || !! | i 羊毛は細く長い程、高い値段が付く
'7,ir }, -rュミ、 \!ヾi`|ト.|| │ l
,',' !! i| ` ヒツ テ‐、`ヽ,! l |i スペインはメリノー種という羊で、それを実現する
,',' ‖ .|| , マ,._/ ヽ|| |! !!
r‐-、 ,',' ! l ! /|| |! ||
\ 丶 ,',' l | iト、 '、ヽ ∠_」! |! || メリノー種は、フェニキアの羊とイタリアの羊を組み合わせ、
ヽ ヽ , ┐ ',' ,i !‖!|丶 _, .ィi| i || |! ||
,ム Y ! ',' i| !‖!| |!`ー‐ ' ´!. i l‖ | !! |! || 更にスペインや北アフリカの羊を掛け合わせて産み出された
/ 、 \j l ,',' :i! .|‖i !_」! { 」 | !! !l| |!i |i
ノ 、 \__」 ,. ',' ‖ !」 '´ i ア ヽ.|| i|! |!.| !i
ヾ、 丶__,〉 } ,',' ム │ | / \|l !!.| || その歴史はローマのクラウディウス帝の時代にまで遡るらしい
ヾ _丿 ,' i ' r'´ ! i │ / /! || ! ||
丶 ヽ | ! / | ト ヽ/ / | || |! !! 地中海を横断する経済圏を築いた、
ローマやイスラムの歴史の結晶じゃの
-
●
●
●
/ ̄ ̄ ヽ
/ ヽ
/ ヽ だがおかげで、ここに開拓村がありますよ、
| _,.ノ '(ゞ、_|
.| ( ー)ヽ ヽ と喧伝して回っちまっただろ
.ノ| U (___人_\\__
/ | `⌒(⌒_ \
{ .ヽ. し「、 \
{ ト `ヽ. ___´ノ ヽ、 i 黙っていれば、しばらく気付かれずに済んだかもしれなかったのに…
.| | | / /
/::;;;;;;;,´::::: :::::::: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: : :::: ::: :: ::|
/::/:: ::::::::| :::: :::::::::;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;:::: : :: :: :| ユリウス・カエサルは借金の天才だ
//|:/;;:: :: ;;|:: :: :::::: :::|;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;:: :: :::::::|
/ハソ;;;;;:::::;;.|:: :: :: :: :::|;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;;.::: ::|:: ::.| 天才と同じことが出来ないからといって、
i/ハ::;;;, 、.|:: :: :: :: ::|;;;;;;;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;:::: :|:: :::|
ノ;;;;/ V |::::i::::::::|;;;;;;;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ;; ハ;; ;; ;;:::;;;|i:::|::| 自分を卑下する必要はない
/::::;:ヽ i::|::::|:: ;;;:|;;;;;;;; ;; ;; ;; ;; _,/;; ;/;; ;; ;; ;;/;; ;; ;; ;; ;/;; ./ |;; ;; ;; ;;||;;:|ヾ、
ノ/;;;;;;;i. .|::|::::|::::;;;ヾ;;;;;.;;_x -''´////;; ;; //;;/;; ;; ;/;; ;/''´ |;; ;; ;; ;;|ヾ|ハゝ
´/::;;;;ハ::;;ヽヽi::;;;:::;;;;;`、/_><<_//;;;;;/ /;;://;;;;;;//;/ ィt /;;;;;;;;;;;;;;| レ´
/;;;;;/ /;::;;;;;;;li;;i;;;i:::;;;;;;;;|;;|弋及-、|`//;;;/=、/;;//;;;;;///,xィ勿ト /;;;;;;;;;;i;;;;| それに、カエサルは借金相手をクラッススに絞っている
/|;;;/ |;;i;;;;;;;;|ヽ`ヾ;;;;;;;;|、;i廴::...::ン`''x、 /;//;;;;;//ィ冬z刻/;;;;;;;;;;ハ;; /
|/ |;;|i;;;;;i、 ヽ`、ヾ;;;;ヽ`、` ̄ ´ / / |;;/ /;;;;;;;;;/ |;;;| 周辺領主を手当たり次第に、というのとは訳が違う
ヾ ヽ;|\ \ \;;;;ヽ、. / | /;;;;;;;;;/、_|/_
i l\.\ 、\;;;;\ ´ i /;;;;;;;;;/ / `i まして、こちらは何の信用も無い新米領主だ
v \.\ .\`''-、 / //i;;;;;;/ |
ゝ`''- 、\ _ _ _ , /ハ;;//;;/ .|
/ /ヽ_``\  ̄ ̄ー.´// イ、
./ /  ̄ `> 、 / ノi
/ / // ` -´ / /-、_
`'',/ ( ( ヽ
-
(ヽ三/) ))
__ ( i))) 寄付は集まったんだし、気にする事はないお
/⌒ ⌒\ \
/( ●) (●)\ ) 遅かれ早かれ、攻められるのは織り込んでるし、
./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\
| (⌒)|r┬-| | こっちの商売が軌道に乗って信用が産まれたら、また借金しにいけばいいお
,┌、-、!.~〈`ー´/ _/
| | | | __ヽ、 /
レレ'、ノ‐´  ̄〉 | 鶏が先か、卵が先か、でしかないお
`ー---‐一' ̄
/ ̄ ̄ ヽ
/ ヽ
/ ヽ 寄付は予想以上に集まってるだろ
| _,.ノ '(ゞ、_|
.| ( ー)ヽ ヽ まぁ、それだけ押し付けたい人間があふれてた訳だが…
.ノ| U (___人_\\__
/ | `⌒(⌒_ \
{ .ヽ. し「、 \
{ ト `ヽ. ___´ノ ヽ、 i
.| | | / /
-
,. -ュ,ニニ弌垳ト、
/r'^ _rヘ-ヘ/^ヽr宀、
/!7ト、7′ 〃 l ヽ ヽ 要するに3行で纏めると…
、 / l//L」| ∧l | ! |l | ! ヽ
|:l / 〃 ||丁l トH、lV| |l /l } l |
ヾヽ / 〃 |l | l抔卞`ヽ{ /-ト/ //リ
\ ヽ:∨ |」 /l| lトヽ ̄ レ'戎シ' / ′ 金は貸さん
⌒ヽ!ヽ._j\\ / 八 |ヽ __ ' ∠r1=彳
::..::..::..::..::..`::..::ヽ/ ハ ヽ‐ >、 ,. イ| }::..`ヽ、 だが無料でやる
::..::..::..::. /⌒ヽ、ヽjノヽ.∨r 芥、/:./ /::..::..::.、\
::..::..::.::./:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ⌒Tlヽ}l,ハ/-/ 〈::..::..::.`ヾ\ヽ 別にお前の為じゃないんだからね
::..::../:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨_ || ヽ:レ':.:ヽ::..::..::.くヽ.j
::.r'´.:.:.:..::.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ ||ーrヘ.:.:、:.:.\ヽヽ:〉
仆、 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_l〉 ri心:.:',:.:.:.:.:ヽ}
′ \_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∨_ ゞ=仆ヽ.:.:_ノ …ってことでおk?
, 〉个、:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ l }〉:.}'´
| く_/^ト、>:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_リ 〈|:.ハ
| //:.:.:||:.:./ ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨┐r':.:{ 、ヽ
!| //:.:.:.:||:./ }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨.:.:.:.| l |
____
/ \
/ ─ ─ \ それ、絶対この後デレるフラグだお
/ -=・=- -=・=- \
| (__人__) U |
\ ` ⌒´ /
-
____
/ \
/ ⌒ ⌒\ じゃあ、報告の終わったところで、今後の方針だお
/ ( ●) ( ●)ヽ
l ⌒(__人__)⌒ | 意見があれば、ドンドン出して欲しいんだお
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
____
/ \ まず、やらない夫には、また出掛けてもらうお
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \ 来春から羊の飼育を始める為に、羊の買い付けを頼むお
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
/⌒ヽ ー‐ ィヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 | 出来るだけ扱いが簡単で、繁殖力旺盛な羊を探してきて欲しいんだお
/ / r─--⊃、 |
| ヽ,.イ `二ニニうヽ. |
-
__ ━┓
/ 〜\ ┏┛
/ ノ (●)\ ・
. | (./) ⌒)\ 扱いが簡単なのは、分かるが、
. | (__ノ ̄ \
\ | 繁殖力旺盛ってのは、なんでだ?
\ /
. \ ⊂ヽ∩
/´ (,_ \.
/ \. \
./ / |. \ソ
( y' .|
____
/ \ 羊は大量に飼わなければ、メリットは薄いお
/ ─ ─\
/ (●) (●) \ 少数飼いなら豚の方がいいお
| (__人__) |
./ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | | でも、大量の親羊を仕入れる余裕は無いから、繁殖力旺盛なのは絶対条件だお
.\ “ /__| |
\ /___ / 数が増えたら、そこから雑種を作っていくから、羊毛の質とか後回しだお
-
●
●
●
,,″,′ ,7 i i ! l l i| i! ! i ヽ ヽ i 、 ‖
,″〃 i| |! !i ! | l ! ! ト ト、 マ‖! ‖
,' ,'|! l ! ‖ ||! l l ! l ' ヽヽ ヾヽ iリ | ‖ i 中世ヨーロッパで家畜と言えば、まずは豚じゃ
,' ,'‖ ||i i|! |!i| !|i l. ヽ '、 ヾ 、 '、ヽ |!.!, |ト !
| ! ‖ i ! |‖ !|| lト ! ヽ ヽ. ム、ヽ‐-、 '!| ‖|! l その理由じゃが、まず何でも食べる
ヽi | l l | || ト|!、 llヽ i ヾ 、ヾ´ 丶\ヽ ヽ」| ‖i|! !
ヽ、! !、||!、」ャキ-ミ、 ! ヾヽ '´ ヽ> ュ─r= ッ'||! ‖||!ト,l 一年で性成熟、つまり子供が産めるようになる
i`! | ヽ ∨ヾ / し′ j} / !i. ‖||!i !i
| ,ィ! i、ム_」 - ゝ にノ'´ ,′ .‖||!川 そして、多産じゃ
|レ‐ヤ |!ト / 、─────'───'─‐-
_, -─ 7 } ||!ヒ‐、 ` \
丶、 l ! ||! ! 丶、ヽ ¬ニヲ \
丶、,′ ,'| ||! |i ヽ ′ \
_ / .,' | ||! |L > 、_, ´ ヘ
/ `丶 / ! !!'´ ) / ∧∨ヽ
_, -‐ ´ ̄ ̄ ̄``丶
,. , '´, /, / i ,. 、 \丶
/, ' // 〃 / ,イ‖│ | l. ヽ \
/〃/ 〃 '/ ,/ / i i| | l |i ! iヘ 農業生産力が低いうちは
/´ / / // ∠.../! ,' | l| ト ! !! |! ! ',
′〈 /i / ヒル」' Li l」 ! 」」」_ || !! | i 冬の間の飼料の確保が常にネックになる
'7,ir }, -rュミ、 \!ヾi`|ト.|| │ l
,',' !! i| ` ヒツ テ‐、`ヽ,! l |i
,',' ‖ .|| , マ,._/ ヽ|| |! !! そこで、一年で大人になり春に沢山の子供を産む豚は
r‐-、 ,',' ! l ! /|| |! ||
\ 丶 ,',' l | iト、 '、ヽ ∠_」! |! || 実に都合がいいのじゃ
ヽ ヽ , ┐ ',' ,i !‖!|丶 _, .ィi| i || |! ||
,ム Y ! ',' i| !‖!| |!`ー‐ ' ´!. i l‖ | !! |! ||
/ 、 \j l ,',' :i! .|‖i !_」! { 」 | !! !l| |!i |i 秋には森に連れて行き、ドングリを食べさせて太らせた後、
ノ 、 \__」 ,. ',' ‖ !」 '´ i ア ヽ.|| i|! |!.| !i
ヾ、 丶__,〉 } ,',' ム │ | / \|l !!.| || 冬を迎える前に、最小限の頭数を残して屠殺してしまい
ヾ _丿 ,' i ' r'´ ! i │ / /! || ! ||
丶 ヽ | ! / | ト ヽ/ / | || |! !! ハムやベーコンなどの保存食に加工してしまうのじゃ
-
/ ̄ ̄\
. / _ノ ヽ
| ( ⌒)(⌒) 了解だろ
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ 水銀燈みたいな、一年中【真っ盛り】の羊を探し出してみせるだろ
ン }
. /⌒ヽ、 _ノ
/ ノ \__ィ ´
/ / '|
( y |
. \ \ |
\ィン、__)、
| ij ,ノ
. | ,イ /
| | /
|, | ,/
| | |
. |__|,___|
. i,___),_`)
. / )).::::::::孑厂 弌之r:::::rく ∧
/ _厶.:::::r匕}} . : i i :i 辷ハ{ ∧
((_厂f乂厂 i : i i i :| i !: :|: ハ((_人}. '
' }fハ{ | :| :|:.| | :i | ;:| ;: :| {_リイ ハ
/⌒ヽ}} }i}: i ! :! :! |:: ::| :| , / ; { ! :| {i⌒ヾ〈 }i
{i{ 人..}i}z乂 ! :! | i:..| ハ 、__.厶斗ヒ升=ミ示}ハ:{
ゞ=く{i{イ }i} 芹ミー-'ハ:|: !{ }//イ| }リ|/ }=彡'}i}∨{
}i}_/イ气 }i} x≧=ミ 八从 厶斗云=ミ :,{i{ .ハ ∨
}i}__/}i} 廴:i} fイ ィ=ミ. ´ifぅr:::ハ. 》:. ゞ=イi:∨i\
7// }i}ハ ∧杙 {::t::jハ 乂:::::::リ.イ/ / i |!{i{ \ハ) 失礼ね!
イ:{ : }i} .∧ ∧ ゞ '"´  ̄`./ / , :! }i} | ヾ
}i{ :刈 \:乂 /WハV/ ;i W/ハ///イ :| 抃: : }i 私はやる夫の前でだけよぉ
| /イ i ハ __ J 刈 .′.:| :!: :| リ
|'( :| :! i: :. 辷 ‐-_} イ / , ::| : | : !
| |::ハ :|: :.\ イ. ' / / イi:| : | : !
,: 八∧ !: i : :i > . <|:::|/ ./ /イi: !: ! l
. / .ィ´ニニミ:. : :| : :!rー==云==ーv ,: /. ::|:|::l: __:! :
/ /ニニニニニ_\ V!: ::|,{i{ニニ./ハマニニ}:イ /.イ::: ::|:レ'ニニニ\
. / /ニニニニニニニニ\.∨::;ニゞ=イ{ }i}三/ ,ハ::jr==ニニニニニニ\
/ /ニニニニニニニニニ.ハ∨∨.ニ.{i{ }i}ニ } 从{ 弋ニニニニニニニニ-∧
. / /ニニニニニニニニニニニ.ハ∨汽ニ}i} .{i{ニ刈(ヌ (_}.ニニニニニニニニ.∧
乂 仁二ニニニニニニニニニニニ}乂 癶}リ 圦{匕 弋ニニニニニニニニ-∧
./イ {ニニニニニニニニハニ{ヌ._ 厂}ニハニニニニニハ
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八 {ニニニニニニニニ:{ニニ}-! f三二f三ハニ二ハ 癶ニニ_:V_ニニニニ:}
. { ∨ニニニニニニニリニニ乂 气ニ八三リニニリ 辷}ニニニ}ニニニニ/
. 乂 ∨ニニニニニニニ≧ニニハ ゞ゙  ̄ }りニニニ{ニニニ-/
-
____
/ \
. / \
. / /) ノ ' ヽ、 \ そこは嘘でも否定しておくところだお
| / .イ '=・= =・= u|
/,'才.ミ) (__人__) /
. | ≧シ' ` ⌒´ \
/\ ヽ ヽ
__
―く`亡7ア
/ / イ ̄ ̄ ̄`ー-、
/ // / / i \
′ ′\ / / | | \ヽ
| l| | / レハ| |l | ト、 l |
| || |x≧ミ、| /ナ+メ,| | | |
| |八 | ヒソ " l/ ィ==x'|│| | だって、やる夫の赤ちゃん、早く欲しいもの
| | \\~ , / | | |
| | | | ̄ 、 __ ∠/ |ノ |
| | | |'ヽ . イノ|| | |
. || | |ノ___≧ー≦ i/ /|| ||
,―| | |::≪[=}≫L/ 厶l| |、|
. /:: | | ト-/∧ヽノ/ /::: | |:::\
/:::::: n:::| 八 | 〈/ レ厶イ::::: | |::: ::\
. ト、::: ::| |::| | ̄>rf乞ミ-、|}〉:::: | |:::/:: 〉
〉:::}::::rヘ_ト| | ):::ヾこン:::(|}〉:::: | |/:::: 厶
/:: 厂>'´ ̄广ー―ヘー―┴ァ-┴ヽ::: \
〈:: /:::::| { | |-r―<:::::: 〉
-
___
/ \
/ \ やらない夫も、帰ってきたばかりなのに、
/ ノ ヽ、_ \
| ( ●) (● ). | 申し訳ないお
\ l^l^ln__人__) /
/ヽ L⌒ ´
ゝ ノ
/ ̄ ̄\
/ _ノ \ まぁ、仕方ないだろ
| ( ●)(●
| (__人__) 今のところ渉外担当(営業マン)は、俺しかいないしな
. | ノ
| ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ そこら辺も含めて、使えそうな人材がいたら即スカウトだな
(. \ / ./_ノ │
\ “ /___| |
. \/ ___ /
-
____
/ \
/ ⌒ ⌒\ それから、やらない夫の連れて来てくれた毛織物職人を遊ばせておく訳にもいかないから、
/ ( ●) ( ●)ヽ
l ⌒(__人__)⌒ | 羊毛の買い付けも頼むお
\ ` ⌒´ /
/ ヽ やらない夫が戻るまでは、織機の製作や扱い方を村人に教えて貰うお
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( 一)(●) 羊毛の方は、何か注文はないのか?
| (__人__)
| `⌒´ノ
| ,.<))/´二⊃
ヽ / / '‐、ニ⊃
ヽ、l ´ヽ〉
,-/ __人〉
/ ./. / \
| / / i \
|" / | > )
ヽ/ とヽ /
| そ ノ
-
____
/ \
/ ─ ─\ そこら辺は専門家の職人さんたちと相談してくれお
/ (●) (●) \
| (__人__) | ただ、後から雑種の羊を育てることを考えると、
./ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | | 極端に太かったり細かったりする羊毛は、避けて欲しいお
.\ “ /__| |
\ /___ /
/ ̄ ̄\
. / _ノ ヽ
| ( ⌒)(⌒) 了解しただろ
. | (__人__)
| ` ⌒´ノ 羊毛は帰り道に、隣のハンガリーで仕入れてくれば問題ないだろ
ン }
. /⌒ヽ、 _ノ
/ ノ \__ィ ´
/ / '|
( y |
. \ \ |
\ィン、__)、
| ij ,ノ
. | ,イ /
| | /
|, | ,/
| | |
. |__|,___|
. i,___),_`)
____
/ \
/ ⌒ ⌒\
/ ( ●) ( ●)ヽ 細かいところは任せるお
l ⌒(__人__)⌒ |
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
-
●
●
●
/,/ 〃 1ト|! iム--|!、| || / /
/〃 ! i |! ィ1´ | ヽ_」L ! lトミ/ / ヽ なぜ「帰り道」に「隣のハンガリーで」なのでしょう?
. '/ i 1.l ト、ヾツrテ─ャ、 | ||'´,.ィi / 丶、
ヽ |! | !|└┤ヽ ! / | ||'´ | / \ \
` ミ、l、´ ̄ ! i `′ | || | /ヽ 丶
> - 、 丶. |. ノ | || イ .ィヾ 、 \ ヽ
三 二 | く. | || ´ ノ' 丶 \ヽ 丶
== ' 弐 |! ヽ _ │ || ィ \ 丶ヽ
彡/〃 || |.ト. | || | /丶、ヽ.\
//ツ || | ! ヽ ,.! !| ! / , ヘ ゝ
// // / '. '. '. '. '. .| l
, ', ' ./ / / !ヘ '. '. '. '. '. | l これは中世ヨーロッパの経済システムの問題じゃな
. / / ./ / /l !'. '. '. '. '. '. '. .| l
/ / ./ / l l l.l l. '. '. '. '. '. '. '. | l'.
,' /! /l l il l l l l. '. '. '. '. '. '. '. | l '. ローマ帝国時代であれば、帝国内はどこでも関税は掛からなかった
,'./ l. ,' il l_il l l l l. '. '. '._'._'. '. '. ! ! '.
,'/ l__ ,' il l`l 「ト、_.! '.」/ヘ!´ヽ!__l_! .l ト、 しかし中世になると領土を跨ぐ度に、その土地の領主に関税を取られる
il⌒lヽ⌒ l .l lン }
il l iト.ヽ,_,,ン 'ミ;_ ,;ャ、! l. ! / その為、中世は陸上(河川含む)の遠距離交易が衰退していく事になる
il l iL' `´ , `'''゙´ .l l .l/
il l il iト、 __ // ,. l.l .l '. そして海洋交易は益々栄えた訳じゃ、海の上には関所はないからの
il l il il'. \. ヽ( ヽ . / !l l '.
il l il il '. ,-r==、 ´ ,ィ´ ll .l'.
il l il il // ヽヽヽ`¨´ヽ ! .l '. ハンガリーは元々遊牧民のマジャール人が作った国家じゃ
il lT¨¨lトl,L.__ ヽヽヽヽ''"i .l l::7_
il l !三l.|ト,,マ トl ヽ/::::::/ .l l/ 定住生活を送るようになっても、牧畜を続ける者も多かったのじゃ
il/´>`l.|シュ-ス| /:::::::::/ /l l
-
____
/ \
/ ⌒ ⌒\ ルルーシュには、村の防衛を任せるけど、
/ ( ●) ( ●)ヽ
l ⌒(__人__)⌒ | 今の時点で考えている事はあるかお?
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/:.:.:.:.:.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
/:.:.:.:.:.: :.:.:. :.:.:./:. :.:. .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
/:.:.:.:.:.: :.:. :.:.:./: .:. :.:.:.:.: :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.:.:..', まずは、村の戸籍管理だな
/:.:.:.|:.:. .: .:.:.:./ :.:. :.:.:/ .:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:../ .:.:.:.:.:.:. :.:.:.:.:.:|
/:/.:.:.|:.:. :.:.:.:.:/. .:.:.:./: :.:.:.:.:./:.:.:. .:.:.: ::.:.:.:./ :./:.: .|:.: .:.:.|:.:.| やる夫とやらない夫だけで戦いができる訳ではない
ノ/l.:.:.:.|:.: :.:.:.:/:. :.:.://: :.:.:.:.:./:.:.:. .:.:. .: ..:.:.:/ :/: |.: .|:.: .:.:.:.|:.:.|
/´ |.:.:.:.|:.: .:./: :.://:.:/:.//:.:.:. : : .:.:./ :./|:. |:.: |.: .:.:.:..|:.:.| 当然村人にも戦いに参加してもらうことになる
|:.:.:r|.: .:.l//:.:./://:./:.:.:.::. .:.: .:/ :./:.:.|:. |:. |:. :.:.:.:.|:.:.|
l:.:.:{ |:.:.:.|/:.:/‐ ´ /:./:.:.:.:.: .:.:.イ: .:./:./|:. |:. |: .:.:..|:.|:.:{
}:.:.:| |:.:.:.|:/ム\\/:./:.:.:.: .:./,/ :./イ彡|:./ ./:.:.|:.:.|リ`‐`-
/:.:/ヽ|:.:.:|\ゝz.イヽ,'、/:.:.:.:./彡/∠イ孑フ/:.:/:.:./:.:/| ならば、村人の人数・年齢の把握は絶対に必要だ
/:.,イ:.:.,:|ヽ:.ヽ ` ̄´///:.:./(\/ゝ匕ンイ:.::./:/ヘ./|:l
/´/:./ }:.:.lヽ、\ /' // { `./\  ̄/-/^i:/_〉 〉_|l 次に、村人達への訓練も必要になる
/´ //|/\`丶/ ! \ \ /:{ |: / /` :l ̄ ̄/ ヽ
//{ `: { {\ __ 冫 `ヽ ヽ : l / /: : : : : : :/: : : : \
. /: : : | : : ヽヽ \ ´¨ _ ̄` ∠: ヽ `∨ { : : : : : :/: : : : : : : l
/: : : : : :,-、ヶ :\rヽ`r‐ー─‐<´-----ヤ 〉 : : : : ,' : : : : : : ∨ 牧羊を行うのであれば、
/ : : : : : : : :r‐、),-、 | |: :r`──-── 、__ 〉 / : : : : : |: : : : : : ∨
/ : : : : : : : : : く卅>⌒: | |: : `>─┬ 、 / / : : : : : : |: : : : : ∨ その傍らで馬や弓の扱いは練習させられるだろう
: : : : : : : : : : : : :簠ゝ: : : | | : : : : : : : |l: :i / /: : : : : : : :l: : : : ∨
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(● 戸籍管理は俺の方でやるつもりだったんだが、
| (__人__)
. | ノ そっちまで手が回らなくてな…
| ∩ ノ ⊃
/ ./ _ノ
(. \ / ./_ノ │ この際、ルルーシュに任せてしまってもいいか?
\ “ /___| |
. \/ ___ /
____
/ \
/ ─ ─\ ルルーシュは大丈夫かお?
/ (●) (●) \
| (__人__) |
./ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
\ /___ /
-
l. :.:.:.:./:.:.:./: :.// :/:.:. :.:.:./:.///l:.:.:.:.| :.:.: .:.:.:.l
': .:.:.:/:.:.:./ .:.// :/|:.:. :.:./:.////|:.:.:.:.| :.: .|:.:.:.|
ノ:l:.l:./ :.:.:/: // :/| l:. :.:./:.//// |i:.:.:.| : .:.|:.:|:l
//|.|:.| :.:.l:./A|:./l:| |: .:/:.////_..-|l:.:.:l :.:.:.l:.:.|:| 問題ない
. ノ´ l:|:.| :.:.:.|r=rz|l、リ、| ./:.////_,r==ミ} .:.:.ノ:.:.|:|
|l|:.lri.:.:.',仆-´ィ ミ.l:,':///_,イシ-イ フ:.:./.l:..:.:lヽ 元々自分でやるつもりだった
i!|:.|',|.:.:.ヽ`¬ '´ リ i}/´ ` =‐7:.:.//:|:.:.l|
ヽl|{ヽヽヽ i! //l´|:.lヽl
ヽ l:.l\ _`_ /イ:|:.l:l|:.l `
}/|:.:.|\ ─- ` ,イ:.|:./l:.||l `ー
/ l /_| `丶、 , ' |/|l| |:{ `
/´ {ニニrニニニニ}ニニ} `ー
|∧: :| |: : : : | |: ∧:|
__ノ))(,-.| |: : : : | |,-)( |
_ -─= ̄. : : 孑秞.| |: : : : | |(卅)\
_-─´: : : : : : : : : : : : : : :卞: : :| |: : : : | |: 干: : :  ̄: :`:丶 、
_/:/l:.| /l | l l| l ヽ \
'´ ̄イ:ニ:イ l/_ヽト、l_ lヘ | l | ヽ
// j:| l l ヽ-ヽ`ヽ卜、 l j| ト l
/:l /:l l | 、_.二 _ 「 \l /イ/l l| l
.:/ /:/ l |  ̄ ̄ヾミ レ_⌒ヽ} l ||
,' l:::l ヽ l /// { =ミ //| | l
「´ l\ ', r - ._ / ,,,, /イ /レ' 私も手伝うわぁ
/ | l \ ! ` 7 l/ //
ノ| l ! '、 / / イ:|
l ! ! \ ヽ. _/ 7¨´ | ハ::l
,l ! |_, - ≧ 、 _ _, イ l | L! /|
/ ! l | 〃 ̄ フ水ヘ\ | l l / }
ヽ l | ヽ\// l ヽ_〉:〉 l /! | / / __ - '´
 ̄\ハ l |、  ̄l:| l:ト-イl ! / l l/ /// ∠
Vヘ l \_ |:l l:|\_/ /_/ ̄\
} \! |:l l:| ∨ / \
-
____
/ \
/ ⌒ ⌒\ じゃあ、次はどうやって村の人口を増やすかだお
/ ( ●) ( ●)ヽ
l ⌒(__人__)⌒ | 特に、嫁さん募集は【選挙公約】だから、放置はできないお
\ ` ⌒´ /
/ ヽ
-‐,コf7{{辷fリノヘ,
/ __{仏:'/:`¨:^三≧,
/:7://:::::::_:_彡'^¨⌒丶
/ }:厶:/::∠}厂 \ \
/ ____」水くフノ^´ .′ 丶 . 、
/ /::/ 7::/∧:} /, //! . . } l i
/ \V介{:し:ノ |十-Li j/ } ハ|
/ // |:トf′ |i_」土z,\ ァィ/ / }
// // i |:| 丶 个i、 炒` '仞/}}j/ 村に外部から移住者を集めたいのね
‐= _ / 〈/ l |:| `ト . \ 〉i{ {{
 ̄≧=-く 、 八l」 l八 `¨⌒、_ ,イ八}}=-‐
___,≧ニニニ≧x )\ // ヘ 个ヘL,_ /厶'′
二ニニニニニニニニニニ≧x彡'ヘ 「¨::7了f千{≦=―-
_厶三ニニニニニ>=≦ヘ乙1 |:::/r介ハi| トく,⌒´
_ -=ニ=‐ァ=ニニニニ/::::::::::::::::::\) l⌒レfじヘ |i:::::マ⌒ー ァ
ニ=-_厂/ニニニニ/ ::::::::::::::::::::::::::::ヽ, | 〈∧〉}八:::::\^´
// _,厶イ/ニ>'::::::::::::::::::::::::::::::::::::Vハ八/丁「/f刈〉::::::::〉
′_彡 7/八lト::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Vヘ, 〉/ /`辷八::::::/
〃 / j八::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉:::\ { { }}:::{
/ 介x:::::::::::::::::::::::::::::::;/:::::::::::::マハ_ } {じく\
: // 'ヘ:::__:::::::::::;厂:::::::::::::::::::::::\廴} ノ乂)) :.
i/ / 八//〃介tx:/^、:::::::::::::::::::::::::::::::::⌒iリ:::「´ li
| : { }/ ,:::{乂_)リハハx::::::::::::::::::::::::::::/仆i:ト 八,
|\ ト . { / /::////:/ }ハ〉:::::::::::::::::::::く乂ノリ八ハ/ \
| 丶 | \! /::〈/〈/:/ ,ノ::::::::::::::::::::::::::::::::{:{:::::::〉、 }
-
/ ̄ ̄\
/ _ノ \
| ( ●)(●) ちょっと気が早いんじゃないか
. | u. (__人__)
| ` ⌒´ノ まだ、村の生産性が上がった訳でもないしな
. | }
. ヽ } 今の時点では、まず修道院を誘致して政治犯を預かれば十分だと思うが…
ヽ ノ
i⌒\ ,__(‐- 、
l \ 巛ー─;\
| `ヽ-‐ーく_)
. | l
,. -ュ,ニニ弌垳ト、
/r'^ _rヘ-ヘ/^ヽr宀、
/!7ト、7′ 〃 l ヽ ヽ
、 / l//L」| ∧l | ! |l | ! ヽ 私は賛成かな
|:l / 〃 ||丁l トH、lV| |l /l } l |
ヾヽ / 〃 |l | l抔卞`ヽ{ /-ト/ //リ 募集を掛けたからって、すぐに人が押し掛けるような村じゃないもの
\ ヽ:∨ |」 /l| lトヽ ̄ レ'戎シ' / ′
⌒ヽ!ヽ._j\\ / 八 |ヽ __ ' ∠r1=彳 それなら早めに動くべきよ
::..::..::..::..::..`::..::ヽ/ ハ ヽ‐ >、 ,. イ| }::..`ヽ、
::..::..::..::. /⌒ヽ、ヽjノヽ.∨r 芥、/:./ /::..::..::.、\
::..::..::.::./:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ⌒Tlヽ}l,ハ/-/ 〈::..::..::.`ヾ\ヽ
::..::../:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨_ || ヽ:レ':.:ヽ::..::..::.くヽ.j
::.r'´.:.:.:..::.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ ||ーrヘ.:.:、:.:.\ヽヽ:〉
仆、 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_l〉 ri心:.:',:.:.:.:.:ヽ}
′ \_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ∨_ ゞ=仆ヽ.:.:_ノ
, 〉个、:.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.∨_ l }〉:.}'´
| く_/^ト、>:.∧:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨_リ 〈|:.ハ
| //:.:.:||:.:./ ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨┐r':.:{ 、ヽ
!| //:.:.:.:||:./ }:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∨.:.:.:.| l |
-
___
/ \
/ \ どっちの意見ももっともだけど、何の条件も付けずに募集すると、
/ ノ ヽ、_ \
| ( ●) (● ). | 今、村にいるのと同じ層の人しか集まらないお
\ l^l^ln__人__) /
/ヽ L⌒ ´ つまり農家の次男・三男が増えるだけで、お嫁さん候補なんか絶対来てくれないお
ゝ ノ
____
/ ⌒ ⌒ \ やる夫としては、辺境の開拓村に適齢期の女性を呼び込む
./( ―) ( ●) \
/::⌒(_人_)⌒::::: | チラッ 一発逆転の企画が欲しいんだお
| ー .|
\ /