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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第117話☆
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魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所です。
『ローカル ルール』
1.他所のサイトの話題は控えましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)
『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
読み手側には読む自由・読まない自由があります。
読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。
前スレ ☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第116話☆
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12448/1369996845/
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んでは投下すっかにい
リンディさんの 今回でいちお終わり
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リンディ・ハラオウン調教録 10
「これはこれは、まさか私のうちにおいでになるとは。さ、どうぞ遠慮なさらずおかけになってください」
突然の来訪に、中将はにこやかな笑顔と共に出迎えた。
あまりに悪意のないその物言いは、まるで二人の間には何事もなかったかのような態度だった。
そう、何事も……彼はもうリンディに手を出さないという前言に、あくまで従うつもりなのだろうか。
リンディはそれを考えると、体の芯が疼き、どこか切ないような気分になった。
豊か過ぎる胸の前で握った手が、か細く震えて、それを隠そうとするように、より強い力で握り締める。
そんな彼女の様子を内心まで見透かすように、中将の目がじっと見据える、それは獲物の動きを子細に観察する蛇にも似た眼差しだった。
「で、何の御用ですかな。リンディ提督」
開口一番、ずばり斬りこんだ問いかけだった。リンディ自身、何をどう言えば良いか分からず、一瞬息に詰まる。
「それは、その……」
要領を得ない歯切れの悪い言葉を零したきり、口ごもり、それ以上先を言えない。
それは、当たり前だろう。
あれだけきっぱり拒絶した後で、猛る欲望を抑えきれなくなった、などとどの口で言えるのか。
それでもリンディにはもう、自分で自分の体を制御できなかった、自慰なんてものでは到底満足できない、そこいらの粗末な男など問題外だった。
今リンディの熟しに熟した雌の肢体を満たせるのは……この目の前に居る、肥えた中年男だけだった。
羞恥心と理性、亡夫への貞操を捨てきれない部分と、肉体的な、そして性的な欲求とは、今完全に彼女の中で等分だった。
後者に押されるまま、ここへ足を運んでしまったが、それでもはっきり懇願するのは憚られた。
「他の男じゃ、満足できなかったんですかね」
「〜ッ!」
瞬間、抜身の刀身が如く鋭く容赦のない言葉がリンディの心臓を射抜いた。
驚きのあまり声さえ出せず、目を見開いて硬直する。
もしかして、見られていたのか? そんな疑念が脳裏を掠めた。
だがそんなリンディの様子を面白そうに見つめる中将は、自分のカップに注いだコーヒーをゆっくりと啜り、それからもったいつけるように、ゆっくりと告げた。
「おやおや、どうやらその様子じゃ、本当に男漁りに勤しんだようですな」
「なッ」
かまをかけられた、そう察した時にはもう遅かった。
晒してしまった動揺が、もう全てを物語っているからだ。
リンディは自身の体に手を回して掻き抱き、赤く染まった顔を俯けた。
恥ずかしさのあまり死んでしまいそうだったが、それでも中将の言葉責めは止まない、むしろよりいやらしく、彼女の心を揺さぶった。
「そこいらの男じゃ、普通の男じゃあ、まあ、あなたのドスケベな体は満足させられないでしょうなあ。で? 他の男で試して無理だったから、また私とヤりたいって事ですかね」
「そ、それは……その」
不安と屈辱、そして紛れも無い……期待にリンディの心が揺れる。
体だけ、そう、体だけと割りきって差し出して、犯してもらえれば、この火照りは収まる。
もし気まぐれに中将にまた犯してもらえるなら、それでリンディは良かった。
そんな彼女の希望を、中将は返す刀で両断した。
「もし頼まれても、お断りしますよ」
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「え? な、なんで」
予想を裏切る言葉に、リンディは思わずそう零した。
あれだけ自分の体に執心していた中将が、こんなにもあっさり断るなど、考えもしていなかった。
不安に揺れるリンディの眼差し。
正面から見据える中将の眼光が、肉食獣さながらに鋭く輝いた。
「お前は言った筈だ。俺より死んだ旦那の方が良い、ってな。それはつまり、今でも心は旦那のもの、なんだろう?」
口調が変わる、取り繕った外面ではない、威圧的で凶暴な雄のそれだ。
さらに中将はまくしたてた。
「心は旦那に捧げながら、体だけは俺に慰めてもらいたいってか? ふざけるんじゃねえ。何か? 俺はお前の都合良く動くバイブか? どこまでも人を舐めた考え方だぜ」
「……ッ」
何か反論しようと思って、口を開けて、しかし何一つまともな言葉が浮かばず、そのままリンディは口を閉ざした。
まったくその通りだった、リンディは心の操は死んだ夫に捧げたまま、体だけは中将に嬲り抜いて欲しかった。
包み隠さぬ本音を代弁され、彼女にもう述べ立てるべき誇りも信念もない。
ただ胸の前で組んだ指に力を込め、俯いて震える事しかできない。
そんな風に震えるリンディに、中将はいつの間にか立ち上がって、二人の間にあったテーブルをぐるりと跨ぎ歩いて、距離を詰めていた。
ソファの背もたれに手をかけ、リンディに身を乗り出す。
そして彼女の耳元に囁きかけた。
「だが、条件によっちゃ抱いてやらん事もない」
その言葉に、はっと顔を上げるリンディ。
だが掛けられた言葉は、残酷に彼女の心を穿った。
「今度は体だけじゃない、心も何もかも俺のものになれば、な」
と、彼ははっきり告げた。
それは、それだけはリンディにとって承諾できない要求。
「そんな……そんな事、無理よ!」
反射的に拒絶の言葉が零れ出る。
もしリンディが恥を知らぬ女なら、口先だけで承諾して体を差し出して、済ませたかもしれない。
しかしそれは無理だった。
例え口先だけの言葉だったとしても、クライドへの愛情を少しでも裏切った瞬間、彼女の中の貞操の誓いは死に絶える。
今までのように体だけ穢されるのなら、まだ許せた、夫へ奉じた愛を捨て去る事だけは……絶対にできない。
魂の尊厳を守る、最後の一線。
あと僅かに後ろへ下がった瞬間、それが崩れる。
ソファに上で豊か過ぎる肢体をよじり、震えるリンディの様子から、中将は彼女を完全に追い詰めた事を悟った。
ぐいと体を寄せて、震える肩を掴み、押し倒す。
「きゃあ!」
テーブルとソファを押しのけ、二人の体は音を立てて床の上に落ちた。
制服に包まれたリンディの肉体を手の内に収めるのは初めてではないが、今度こそ彼女を完全に自分のものにできるか否か、全てがここに掛かっていた。
中将は期待と情熱、不安と焦燥を十二分に噛み締めながら、息を荒げる。
「無理? 何が無理なんだ、え? 疼く体を抑えきれずに俺のところにノコノコやってきておいてか?」
「いや……やめ、ひゃぅッ♡」
太く毛深い指が大胆に胸に触れ、服の上から揉みしだく。
何度も何度も、狂ったように揉み続けた中将の指は、服の上からだろうと関係なく、すぐさま乳首を探り当て、摘んだ。
敏感なリンディの体の中でも、特に快楽に弱い乳頭が生む痺れが、彼女の脳髄を甘く蕩かせた。
腰から脚まで震え、目尻に涙まで溜めて戦慄くその様は、どこまでも妖艶で美しい。
快感に震えるリンディに、さらに中将は言葉を重ねて畳み掛ける。
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「抱いて欲しいだろう? 慰めて欲しいだろう? 一人じゃ辛いだろう? なら全てよこせ、お前の何もかもを」
「いや……いやぁッ! そんな……そんな事、だめ……んぅッ!」
瞬間、リンディの唇を中将が塞いだ。
強引で、そして淫靡なキスだった。
容赦なく舌をねじ込み、くまなく中を蹂躙して舐め回す、徹底的に舐り尽くすキスだ。
身も心も嬲るような口付けに、あっという間にリンディの目は潤み、とろんと陶酔の色を見せる。
のしかかる重み、分厚い体が、豊かな胸を押し潰して、ひしゃげさせて、余計に快感を煽った。
ゾクゾクする……ジンジンする……体中が気持よくて痺れてしまう。
何度も執拗に舌を絡め合わせた後、ようやく顔が離れて、二人の間に濃厚な唾液の橋が架かった。
はぁはぁと荒く息をするリンディの様子は、完全に発情した雌の様相だった。
そんな彼女に、中将はそれまでの激しい言葉が嘘のように、優しく告げた。
「俺のものになれ、俺の女になれ、そうすれば何時でも抱いて慰めて、愛してやる。死んだ旦那じゃ、無理な事だ」
「そんな……そんなのッ」
「お前が本気で好きなんだ、愛してる。だから俺のものになってくれ」
覗きこむ眼差しは、本気だった。
今まで好き放題自分を陵辱してきて、彼は本気で自分を愛していたのか。
リンディは当惑と同時に、どこか嬉しいという気分が込み上げてきた。
羞恥心を煽り、どこまでも心身を嬲り辱めてきた調教の数々……それが単なる戯れを越えた、本気の愛情だとしたら、一体どれだけ歪んだものなのか。
しかし、そんな陵辱の果てに普通の快楽で満足できなくなったリンディに、相手を笑う事などできない。
彼は真性のサディストだった、そんな男を求めるようになったリンディは、真性のマゾヒストに他ならない。
所詮、愛情など正体の知れないものだ、定まった形や方法など存在しない。
ならば、世界にはこんな愛の形が在るのかもしれない。
陵辱と調教を繰り返し、徹底的に相手を陵辱する愛情だ。
それを認識した瞬間、リンディはどうしようもなく……ゾクゾクした。
子宮が疼く、愛液が止めどなく溢れる、体中が火照る。
なんと甘美な心地だろうか。
「あぁ……」
自分を床の上に押し付ける、毛深く分厚い手、重み。
この世に居ない亡夫には、逆立ちしてもできない満足感。
何時しか、リンディの中から抵抗の力が霧散していった。
弛緩していくのを柔肌を通して感じ取った中将は、そのまま彼女の服を少しずつ剥いていく。
ボタンを一つずつ、ぷつりぷつりと外し、生地をめくり、汗に濡れた肌を晒す。
「良いな? 抱くぞ? 俺のものに、俺の女にするぞ? これから、お前は何もかも俺の所有物だ」
「……」
念を押す用に繰り返される疑問符。
どこか焦るような口ぶりは、取り繕った言葉責めとは違う何かを感じ取らせた。
中将も、本気なのだ。戯れに遊ぶのではなく、本当に心からリンディを欲して求めていた。
それをしっかりと、リンディは感じ取る。
この世に、こんなにも自分を求めてくれる男が居るのか……そう思うとリンディは心が震えた。
ペットでもおもちゃでも構わない、この男の所有物に、女になりたい。
それを考えた瞬間、もう、クライド・ハラオウンの妻としてのリンディは、永遠に死に果てた。
「――はい」
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こくんと頷いた時、何もかもが終わった。
その一言を告げるまでに要した長い長い時間、今日まで繰り返された陵辱の終着点が、これだった。
妻でも母でもない、今の彼女はどうしようもなく、女だった。
全てを投げ出す言葉を受け、まず中将の手が、リンディの左手を捉えた。
指先が掴んだのは、薬指に嵌めていた永遠の愛の証。
彼はそれをゆっくりと、外していく、そして呆気無く外された指輪が、床の上に落ちて微かな金音を響かせた。
後はもう、されるがままに肉体を差し出した。
あっという間に服を全て引き毟られ、リンディの剥き出しの女体が、生白い肌の全てが晒される。
「あぁ……」
背中と尻に感じるフローリングの床の冷たさはもちろん、部屋の空気が触れるだけでも冷たい。
それは大気の冷たさというよりも、リンディの体が熱くなり過ぎているのだろう。
体の芯で子宮が燃えて、体中に血管を通してその熱が行き渡るのだ。
本当ならベッドまで行って交わるべきだろう、距離だってそう遠いわけでもない。
だがしかし、今の二人にはそんな時間さえ惜しかった。
待つ事などできず、中将も慌てるように服を脱ぎ捨てた。
あっという間に露わになる、毛深く肥った雄の肉体、さながら猪か熊を思わせるその体を……リンディは心から愛おしいと思った。
前はあれほど毛嫌いしていたのに、だ。
所詮、人がどれだけ自分達を高尚なものと思い込んでも、その性根は動物的欲求や本能から逃れる事はできない。
リンディ・ハラオウンの魂は、豊満な肉体からまず先に堕ちて、隷属し、爛れ歪んだ倒錯と愛に溺れた。
濡れた眼差しで見つめる彼の大きな……本当に大きな、赤黒い肉棒に、吐息は蕩けんばかりに熱くなる。
太く、長く、そしてエラの張った凄まじいペニス。
死んだ夫と比べるだけでも涙が出てくる、極上の剛直だ。
秘所は早くも期待に濡れてグチョグチョになっていた。
むちむちとした肉感的太腿が、左右に割れて、大きく開かれた。
はしたなく脚を広げたリンディは、さらに指で膣口を割って彼を誘った。
「ね、ねぇ……来て。お願い……そのぶっといチンポ、いれてぇ♡」
はしたない猫撫で声、堕落した雌の声で、リンディは哀願する。
恥も外聞もない、誇りも羞恥心もない、あるのは剥き出しの欲望と劣情だけ。
それで良い……もう自分には、貫くべき貞操の誓いなどない……そんな想いでは、この体を満たしてはくれない。
ならば堕ちて何の問題があるのか? たとえ狂った倒錯的性欲の果てだろうと、満たしてくれるのなら……愛してくれるのなら……それで。
確かに実体を伴う質量として、中将の手がリンディの指を絡めとる。
リンディもまた、正面からしっかり受け止めて、彼と指を絡め合い、握り合った。
そして、熱く硬くなった肉棒の先端が、ぴたりと膣口に押し付けられた。
「よぉし、挿れるぞ。犯す、犯してやる! 俺の女に、してやるぅう!」
叫び、獣のように、狂った熱情の声を上げ、中将が腰を突き下ろした。
濡れた媚肉の中へ押し込まれる、硬い、熱い、肉の塊。
重々しい水音を立てて摩擦する粘膜と粘膜が、意識の飛びそうな快感を生んだ。
「ひゃぉおおおおおおおッッ♡♡」
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瞬間、リンディは今までにないほど甲高い声を張り上げて、たった一突きで絶頂した。
待ちに待った快感、それは先日抱かれた男の肉棒など、比べ物にならない素晴らしいものだった。
長い肉棒が最奥まで押し込まれ、子宮口をこじ開けるようにねじ込んで、捏ね回して、掻き回す。
エラの張ったカリ首は膣壁を徹底的にこすり上げる。
気付けばリンディは重ねた指で精一杯中将の手を握り、脚を腰へ絡み付かせた。
顔は……目尻を下げて、とろんと潤んだ眼差しで、半開きの口からだらしなく舌先を覗かせた様は……発情した雌そのものだった。
リンディは今、何もかもをかなぐり捨てて中将を求めていた。
彼もそれに応えて、渾身の力で腰を振る、振りたくる。
「おらぁ! どうだ!? 気持ち良いか!? 待望んだ俺のチンポだぞ! さあ、好きなだけ犯してやる! たっぷり味わえぇ!」
「ひゃひぃッ♡ あッ♡ おぉぉッ♡ そこ……そこぉ♡ あ♡ ついてぇ! もっと……もっと突いて! めちゃくちゃにしてへぇえ!」
二人はびちゃびちゃ音を立てて舌と舌とを舐め合うような、獣のキスを、浅ましい貪る口付けを交わしながら、必死に腰をぶつけ合う。
のしかかる質量全てが粘膜の摩擦を通して、快楽に変換するようだった。
汗に濡れた肉同士がぶつかる水音、愛液が泡立つ淫靡な音色まで混ざり、そこへさらに嬌声が甘く彩る。
居間のフローリングの上だろうと関係ない、犯す肉と犯される肉、互いの体が在れば、それだけでもう全てが満たされた。
「ふはッ! ふう、ふぅう! 最高だ……最高だぞ、リンディ! ずっとお前をこうしたかったんだ、お前を俺の女に、俺だけのものに……おぉ! 出すぞ! 受け取れ! 子宮にザーメンぶっかけるぞぉ! 俺の……俺の女に、してやるぅ!」
獣染みた叫びと共に、凄まじいピストン運動で腰をぶつけ、奥の奥まで亀頭をねじ込んで、中将が叫ぶ。
彼もしばらくリンディの肉体を味わっていなかっただけに、我慢も限界が近かったのだろうか、いつもよりずいぶんと早い。
だがリンディにそれを冷静に考えるゆとりなどなかった、彼女もとっくに昂ぶりきって、二度目の絶頂を迎える。
「きて……きて! いっぱいだして! 孕み汁、チンポ汁ちょうだい! あぁ……は、ひぃいいッ♡」
声を裏返し、あられもなく唾液を垂らした雌の顔で戦慄き、豊満な肉体が震え上がる。
二人はまったく同時に絶頂した。
怒涛のごとく流れこみ、打ち込まれる精液が、勢い良く子宮へと注がれる。
熱と衝撃、その全てが絶頂の陶酔へと変わり、リンディの脳髄を焼き尽くす。
今まで感じた事もない快楽と満足感の中、リンディは必死に相手の体を、手と脚とで抱き寄せた。
「あぁ……はぁッ……くぅ、ああッ♡」
涙と涎で顔をぐしゃぐしゃにして、何度も痙攣し、過ぎ去っていく絶頂の余韻さえ惜しんでか細い鳴き声を上げるリンディ。
思えば、クライドが死んでからこんなにも満ち足りた気分になるのは、初めてだった。
ずっと胸の中に空いていた空虚な孤独感が、新しいもので埋められていくのを、感じ取る。
中将の毛深い太い指が、しっかりとリンディの手を握り返し、強く繋ぎ止めた。
「ふう、はああ……これで、お前は俺の女だ。俺のものだ。良いな? もう、絶対に手放さねえ」
高圧的で攻撃的、そして……獣性にまみれた声音。
サディストとして縛り上げ、犯し抜く雄としての、愛情だ。
なんと歪んだ好意だろう、それを心から嬉しいと感じてしまうリンディの気持ちも、また等しく歪んでいた。
リンディは言葉もなく、にっこりと笑って、頷いた。
それ以上奴隷の愛人に言葉など必要ない、理性など無意味だ。
隷属する雌は、ただその肉体も魂も主人に差し出せば良い。
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「くは、ははははッ!」
中将は愉快そうに笑うと、リンディの体を抱き上げ、繋がったまま立ち上がる。
「ふぁあああッ♡」
抱き上げられ、抉られ、体の奥で亀頭がゴリゴリと擦れる。
胸板に押し付けられた乳房がひしゃげ、乳首が擦れるのもまた気持ち良かった。
駅弁の格好のまま、中将はリンディを抱えて歩く。
一歩一歩の衝撃、全てが膣を摩擦して、リンディは歩く中でまた一度イッた。
アクメの連続で朦朧とする意識の中、気付けば、柔らかい感触が背中に当たる。
場所は寝室へと変わっていた。
リンディをベッドに投げ出すと、中将は一度彼女の中から肉棒を抜き、離れる。
「あッ……」
離れてしまうのがほんの一瞬でも、リンディは寂しくて切ない声を上げてしまった。
だが案ずる事はない、すぐにリンディの体は引っ張られ、また立たされて、彼女の生白い肌を硬く確かな感触が締めあげた。
それは中将の手にした荒縄だった。
「あ……ああッ♡」
声を裏返し、あられもない雌の吐息を上げ、リンディは恍惚に包まれた。
巧みな腕前で中将はリンディのむちむちした女体を締め上げ、拘束し、天井に備え付けたフックから吊るしあげた。
その腕前は絶妙と言うしかない。
つま先立ちになった体は、微かな身じろぎ一つで肉に縄が食い込み、痛みと、そして快感を与えてくれる。
爆乳に食い込む縄、両腕を体の後ろで拘束する縄、くびれたウエストを締め上げる縄。
その一つ一つが、愛おしい……嬉しい。
ぎしぎしと縄を軋ませながら、リンディは歓喜の喘ぎをか細く漏らし、汗でぬめる肢体を震わせる。
期待に瞳を濡らす彼女をさらに悦ばせたのは、中将の手にした数々の玩具だった。
「さて、身も心も俺のものになった記念だ。今夜はたっぷり、愉しませてやる」
「あッ……く、ぅあああッ!」
ばちん、と、音を立てて乳首に走る痛み。
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まず付けられたのは、金属製の洗濯バサミだった。
ぎゅうぎゅうとバネの張力で挟み込んで、痛みを与える、さらに紐で何かが繋げられた。
それは電動式のピンクローターだった。
スイッチを入れられた瞬間、ローターの質量全てが紐を通して、振動を乳首に伝える。
ぶらぶら揺れるその刺激に、リンディは腰が砕けそうになった。
とうとうダムが決壊するように、乳首の先から歓喜の涙とばかり、母乳が滴った。
「どうだ、お前は特に乳首が敏感だからなあ。嬉しくてしょうがないだろう。こんな母乳垂らしやがって、淫乱のメス牛みてえだぞ」
「は、はひぃッ……うれ、しい……嬉しいです……あぁッ♡ も、もっと……もっと苛めて……犯してへぇえ!」
震え、戦慄き、爆乳をたぷたぷと波打たせ、ミルクの甘い香りをまき散らしながら、リンディは媚態を込めた声で鳴く。
膣口からは先ほど注がれた精液と、それを倍するほど溢れた愛液で濡れに濡れていた。
だがだらしない奴隷にすぐに応えてやるほど、中将は甘くない。
いや、むしろまずは焦らす方が相手が悦ぶと知っているのであれば、それはいたわりだったのかもしれない。
乾いた音に続き、張り裂けるような激しい音色が響いた。
「きゃぁああ!!!」
掛け値なしの悲鳴を上げ、リンディが鳴く。
鋭い痛みと衝撃、生白い背中に痛々しい紅い線が走る。
中将が手にしていたのは、黒い革製の鞭だった。
断じて玩具の類ではない、武器にさえ使えそうなごつい代物だ。
「甘えるな、この雌が」
だらしない動物を躾けるように、彼は息を荒らげて鞭を振るう。
容赦無い打擲にたちまちリンディの白い背中が赤くなっていった。
真っ白な、一点のくすみもシミもない背中が、幾筋もの紅色に彩られる。
それは痛々しくもあり、同時に、倒錯的な美でもあった。
彼に隷属し、支配される心地に、リンディは昂ぶり、さらに愛液を垂らして震える。
「あぁ……くぅう! ひゃぉおッ♡」
鞭責めが終わった時、痛みが快感へと変わる被虐の愉悦で、リンディは甘い声まで上げていた。
自分の中に、これほど変態的な欲望が在ったと、昔の自分ならとうてい容認できなかっただろう。
思えば、かつてクライドに抱かれた時も、優しすぎる愛撫にどこか不満を抱いたかもしれない。
それを抑えてきた理性と羞恥心は、もう根こそぎ中将の手で破壊されていた。
剥き出しになった真の欲望は、既に抑えきれないほど肥大化している。
鞭の刻んだ紅い傷跡を、中将の手が軽く撫でた。
自分の女を完全に支配した事を、改めて確認するかのように。
「く、ふぅッ♡」
応えるように、リンディは蕩けた声で震える。
肩越しに振り返る瞳は、うっとりと涙で濡れていた。
中将は笑った、獰猛で、いやらしく、そして優しい顔だった。
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攻撃性と慈しみ、一見して相反するようなその二つの感情は、同居しえるものなのだ。
サドとマゾとの間でなら。
次に、彼はたっぷりとローションを垂らしたバイブを取り出した。
見ただけで身震いするような、太く、それでいていやらしいイボを全面に備えた代物だった。
期待にリンディの体は芯からゾクゾクする。
その期待に応えて、彼はすかさず豊かな尻たぶを押し開き、すぼまった不浄の穴へ、一気にねじ込んだ。
「ふひゃああああ!!!」
ごりごりとアナルを広げ、すっかり性器さながらに開発された粘膜をこそげる感触でリンディはだらしないアヘ声を上げて悦んだ。
体を震わせれば、乳首から吊るしたローターが揺れて、余計に快感を高める。
汗に濡れた体が、快楽に応じて震え、いやらしくくねる。
半開きの唇から舌をだらしなく突き出した様は、これ以上ないほど淫靡で……盛った雌そのものだった。
息を荒げる雌に、雄もまた肩で息をするほど興奮し、硬く大きくなった肉棒を突きつけた。
たっぷり蜜で濡れた膣口に、再び亀頭がぴたりと添えられて……そして、挿入される。
「おぉおお!」
「ぅああああッ♡」
猛々しい中将の雄叫び、それに負けじとばかり、リンディの野太い嬌声が溢れる。
バイブでアナルを押し広げられ、さらに前に中将の巨根が打ち込まれて、粘膜はぎちぎちと裂けそうなくらい広がった。
一擦りされるだけでも、意識を霧散する快感。
縛られるのが気持ち良い、痛いのが気持ち良い……隷属するのも、嬲られるのも……何もかも。
それは、マゾとして至上の幸福だった。
リンディは必死に甘い声を上げ、鳴いて、震えた。
「あぁ、はひぃいッ♡ すご……あぁッ♡ ケツマンコも、オマンコも、お乳もぉ……ふぁあああッ♡ ぜんぶ……ぜんぶきもちぃい! ひゃぉおお! そう……突いて! もっと突いてへぇえ! 子宮こじあけて! 犯してえええ!!」
長いエメラルド色の髪を振り乱し、たわわな爆乳を波打たせ、恍惚に鳴き叫ぶ。
中将はそれに応じてケダモノと化して腰を振った、振りたくった。
腰を突き出せば、腸壁越しにアナルバイブと肉棒が擦れ、体の中でゴリゴリと刺激が増す。
亀頭は子宮口を抉り、散々に突き回した。
リンディの垂れ流す母乳も愛液も止まる事なく、幾らでも溢れて甘い香りを撒き散らし、肌を床をいやらしく濡らした。
湿った尻肉に腰がぶつかるたび、弾けるような肉と肉の織りなす音が響く。
さらにそこへ、雄と雌の荒々しい声まで交じり合う。
「よおし……出すぞ! 受け取れえ!」
やがて中将が、一段と声を張り上げて叫んだ。
強烈な腰の一突きが、膣奥を抉り抜いて、そして白濁が注がれた。
今までにないほど濃厚な精液が流し込まれて、子宮を満たし、それでも飽き足りないと逆流して零れ落ちる。
泡を立てて膣口から溢れる精液が、青臭い芳香を満たしていく。
リンディもまた、子宮に叩きつける熱と衝撃で、アクメの波にさらわれた。
「あ、ひぃいッ♡ あへぁあああッ♡ おッ♡ おぉぉッ♡」
裏返った野太い声、なんと無様で、理性なく、淫靡なのだろうか。
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あまりに激しい快楽に翻弄され、目の焦点さえ合わせる事ができず、虚空に視線を泳がせる姿は……とても管理局の高官を務める女性提督と思えない。
吹き出す愛液と母乳が、飛沫を上げるほど溢れ、床をベトベトに濡らす。
生白い肌が絶頂の波に応じて小刻みに震える様は、形容しがたいほど淫靡だった。
「あぁ……はぁ……ぁ」
引いていく絶頂の感覚、その名残さえ惜しいように、リンディはぶるぶると震えながら切ない吐息を上げた。
とろんと潤んだ眼差しが、肩越しに彼を振り返る。
濡れた碧眼は、堪らぬほど愛おしい想いを秘めていた……リンディは今、心から彼を愛していた。
かつて嫌悪感と憎しみ満ちていた双眸が、よくもまあ、ここまで変わったものだ。
体から堕ちて、心まで堕ちて、リンディ・ハラオウンという女を構成していた要素の全てが……今や中将の所有物だった。
彼もまた、獰猛な笑みに愛を込め、笑う。
そして体を抱き寄せて、顔を近づけ……唇を重ねた。
「ん、んぅ……ふぅ」
触れ合う唇を拒まず、リンディはうっとりと目を細め、幸せそうに心身を彼に委ねた。
かつてこんなキスは……夫のクライド以外とした事はない。
愛しあう男と女のキスだった。
舌を絡める事もなく、ただ触れ合って、お互いの愛情を確かめ合う。
クライドと違う点と言えば、体を締め上げる縄、その拘束の痛みだろうか。
それも今では、愛おしい。
そっと中将が口を離すと、彼はリンディの豊かな女体を後ろから抱き締めながら、耳元に囁きかけた。
「愛してるぞ、リンディ」
優しい、心の芯まで溶かしていく、優しい声だった。
リンディは一も二もなく、頷いた。
自分もまた同じ想いだったから。
「私も……愛してます」
リンディ・ハラオウンはその時こそ、完全に彼に堕ちたのだろう。
それは未来永劫変わる事のない、誓いの言葉だった。
□
-
少年、クロノ・ハラオウンの表情は硬かった。
まあたった一人の母親が再婚するとなれば、仕方ないかもしれない。
それでも彼に取って母が新しい幸せを手に入れる事は、嬉しい事でもあった。
義妹となったフェイトにも、父親が居た方が良いに決まっている。
彼について、良からぬ噂を聞いた事も在るが、そこは敢えて目を瞑った。
リンディが選んだ男なら、きっと間違いはないと信じていた。
式場にはクロノを始め、なのはや高町家の面々、それにはやてたち八神家の人々や、レティといった管理局の人々も大勢居た。
さすがは管理局の高官同士の結婚式である、そうそうたる顔ぶれが揃っていた。
二人の知人の長ったらしい口上の後、もったいぶるように新郎新婦の登場。
現れたリンディの姿に、会場に居た多くの男が、いや、男のみならず女までもが、ため息を漏らした。
豊かな肢体を真っ白なウエディングドレスに包んだ姿は、麗しく美しく、見惚れるほど艷やかだった。
対する中将が、お世辞にも美男と呼べない事に、多くの男は嫉妬の思いを抱いた事だろう。
あれほどの美女が、あんな中年男のものになるとは。
だが彼女自身それを望んで選んだのなら、反駁の余地などない。
会場は万雷の拍手で二人の門出を喝采した。
クロノとの縁もあってか、聖王教会のカリム・グラシアが立ち会って、神前で二人に永遠の愛を誓わせる。
厳粛なる宣誓、指輪の交換、リンディは頬を赤くして全てを受け入れた。
その場に居た全ての人間の視線が、美しい熟女の横顔に魅入った。
嬉しそうに微笑んで、白い頬を朱色に染め、涙で目を潤ませたその美貌を。
泣くほど幸せで嬉しいのであれば、きっとこの結婚は祝福されるべきだろうと、誰もが思った。
ざわめきと、拍手の中、二人は顔を近づけてキスをする……気づく者は居ない、ウエディングドレスの下から響く、微かな振動音など。
『どうだ、嬉しいか』
重ねた唇の合間、念話で脳裏に語りかける、嗜虐の鋭い声音。
中将は彼女の豊かな体を抱き締め、胸板で乳房を押し潰しながら、腰に回した手で撫でる。
それだけでもリンディは快感を抑えきれず、ぶるぶると震えた。
『誰も想像できねえだろうな、花嫁がバイブとローター仕込んで、イッてるなんてよ。何回イッた? 答えろ』
もしもキスで口が塞がれていなかったら、きっとリンディはだらしない声を上げてのたうち回っただろう。
ウエディングドレスの下には、体を締め上げる革製ボンテージと、乳首と膣、クリトリスとアナルを抉るバイブとローターが仕込まれていた。
こんな姿で……皆に姿を晒す……永遠の愛を誓う。
考えれば考えるほど羞恥心をくすぐられ、マゾとしての悦びにリンディは震えた。
『五回……五回、イキました……』
ご主人様の質問には、素直にそう白状する。
彼はその答えに満足そうに微笑み、そっと顔を離した。
見つめ合う二人の眼差しは、熱い。
一見すれば、会場の人間には感極まった新郎新婦の、微笑ましい姿に映るだろう。
しかしその真実は、爛れたサディストとマゾヒストの、剥き出しになった変態性欲。
羞恥プレイの一貫だった。
『帰ったら初夜だ。今夜は寝かさねえぞ。期待してろ』
『はい……』
念話でそう言葉を交わし、リンディは期待に芯から震え上がる。
ゾクゾクして、体は隅から隅まで火照って、熱くなった。
これからドレスの下に淫らな姿を隠したまま……披露宴も二次会も過ごすのだ、考えただけで興奮は止まらなかった。
-
会場に集った家族や知人に向けて挨拶する為、リンディにマイクが手渡される。
「み、みんな……」
震える声は、一瞬でも気を許すとだらしないアヘ声になりそうだった。
もし皆にそれを聞かれたらと思うと……ドキドキするのが止まらない。
必死に喘ぎそうになるのを堪えながら、リンディは笑う。
「わたし今……今とっても幸せ……し、しあわせ、です!」
びくッ、びくッ、と震え、つっかえながら言葉を紡ぐリンディ。
誰も知らない、気づかない、彼女が注がれる視線に快感を高めて、今正に絶頂している事など。
スカートの下にぽたぽた滴る愛液の事など。
息子であるクロノに見られている、娘になったフェイトに見られている、親友のレティに見られている……皆に見られている、イッている姿を見られている。
考えるほど気持ち良くなった。
アクメの恍惚に震える雌は、幸せを噛み締めた。
恥ずかしいのが気持ち良かった、痛いのが気持ち良かった、嬲られるのが気持ち良かった、支配されるのが気持ち良かった。
この幸福感は、きっと死ぬまで続くだろう。
この先ずっと、彼に支配されて、飼われるのだ……奴隷妻として、永遠に。
リンディは期待に胸を高鳴らせ、股ぐらをはしたなく濡らした。
終幕
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投下終了
まあ大体書きたい事は書き終えました
気が向いたら後日譚書くかも
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5007035
http://www.mai-net.net/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate=18&all=40939&n=0&count=1
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>>875
乙です。
いやあ〜堕ちましたねえw
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投下します
フェイトちゃん編
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番外編 フェイトちゃん調教録
フェイトには新しい家族ができた。母と父と、そして兄、アルフも入れれば全部で五人だ。
実母であるプレシアが亡くなり、天涯孤独となったフェイトだったが、そんな彼女を養子に迎えたいと言ってくれたのは、ジュエルシード事件で出会ったリンディ・ハラオウン。
新しい母親を受け入れる事にほんの少し迷いはしたが、断る理由はなかったので、フェイトは喜んでその申し出に頷いた。
ハラオウン家での生活には、まだ慣れない。リンディやクロノとは多少面識があったが、新しい父とはほとんど初対面と言ってよかった。
リンディの結婚式には顔を出したので顔は知っている、再婚相手の男性は管理局の高官で、階級は中将だった。
容姿は……お世辞にもあまり良くはなかった、アルフは「リンディさん、あんなオッサンのどこが良くて結婚したんだろうねえ。あいつなんか目つきがやらしいよ」などと言う、フェイトはそんな事を言ってはいけないときつく諌めた。
リンディの事はとても信頼し、尊敬している、そのリンディが生涯の伴侶に選んだのだ、きっと素晴らしい人なのだと想う。
「それじゃ、行ってきます」
「ああ、いってらっしゃいフェイト」
「はい。お、お父さん」
朝、学校へ出かけるフェイトを見送る新しい父。お父さん、と呼ぶのもどこか気恥ずかしいところがあり、緊張してしまう。
肉親といえばプレシアの記憶しかないフェイトにとって、父というのはとても新鮮な存在だった。
父親というと、どこか厳しい人という印象があったけれど、彼はとても優しかった。
美しい母が実父以外の男性と結婚した事にクロノは少し複雑そうだったが、フェイトは義兄にも早く打ち解けて欲しいと思っていた。
新しい家族皆、早く本当の家族のように仲良くなりたい、そう心から望んでいるからだ。
そんな無垢な祈りが、極めて歪んだ形で叶う事になるとは――考えもしなかったが。
□
-
「ただいまぁ」
学校から帰ったフェイトが玄関をくぐる、しかし返事はない。
ドアに鍵がかかっていた事から容易く想像はできたが、どうやら家人の誰もが出かけているようだった。
居間のテーブルに目をやると、皆仕事で出かけている旨を書いたメモが置かれていた。アルフもどこかへ出かけているらしい。
私室にカバンを置いたフェイトは、そのままベッドの小さな尻を乗せて座り、ぼんやりと深呼吸して窓外を見る。
思えば、こんな風に家で一人きりになるのは珍しい事だった、もしかすると初めてかもしれない。
いつも家族の誰かが家に居たからだ。
なのはたちクラスメイトの級友に電話でもして、会いに出かけようか、フェイトは長いブロンドを指で弄りながら、漫然と物思いに耽る。
そしてふと脳裏を掠めたのが、義父のコレクションの映画だった。
新しいお父さんは映画好きらしく、ミッドチルダ製はもちろん地球製のものまで、DVDからミッドで普及しているメモリディスクまで、様々な媒体のものを所有しているらしかった。
見たければ好きなものを貸す、と、以前言ってくれた事がある。
たまには映画を見るのも悪くないかもしれない、そう思うが早いか、フェイトは早速父の部屋へ足を向けた。
本人が居ない時に無断で入るのは気が引けたが、少しだけなら……そう思い、おそるおそる、少女はドアを開ける。
「失礼、します」
誰に言うでもなく、小さな声で呟き、そっと一歩踏み入れる。
なんだか悪いことをしているようで、ドキドキした。元来、悪さをする子ではないので、たまにこういうスリルを味わうのはちょっぴり楽しいらしい。
微笑を浮かべ、フェイトは目を走らせる。
少女の私室よりもやや広い部屋には、大きな書棚が壁を埋めていた。
紙媒体の本は仕事用だろうか、映画などの趣味の棚とは、きっちり中身を分けられていた。
ずらりと並ぶ背表紙には、実に多種多様なタイトルが揃っていた。義父はそれらを名前順でなく、ジャンル毎に分けているらしかった。
アクションの列、サスペンスの列、ホラーの列……さて、どれを見ようかと、フェイトは一つずつタイトルを見て吟味する。
その時だった。
「あれ」
ふと気づく、それは棚の一番下の列に在った。最初は棚の一部分かと思ったのだが、そうではない……棚と同じ色で、背表紙に一切文字の書かれていないケースが並んでいた。
よく見なければ気づかないだろう、まるでカモフラージュするような配置だった。
なぜこんな風に仕舞うのだろうか、タイトルを何も記載しないのでは、中身が何か分からないではないか。
フェイトは、無言でその列を見据えた。
手を伸ばし、止まる、言いようのない不安のようなものが心の中に生まれた。
もしかすると、これは見てはいけないものなのではないだろうか、そんな考えが浮かぶ。
だがしかし、そう考えるほどに見たくなってしまうのが人間というものだ、迷いの末、フェイトは無作為に一つのケースを抜き取る。
どうという事はない、一般的なケースだった、左右に開くと中にはミッドチルダの光学デバイス用のメモリーディスクが一枚収まっていた。
表面には無造作に、5、と書かれている、つまりこれはこのシリーズの五枚目という事だろうか。
よく見れば、フェイトが抜き取ったのは列の左から五番目だった。
早速、フェイトは義父のデスクの専用読み取りデバイスにディスクを挿入し、投影ディスプレイを展開した。
何の心の準備もなく、禁断のドアを、少女は開けた。
□
-
ホテルの部屋は広い、とても、とても、広い。
その部屋の中央で彼女は吊るされていた、天井から一直線に伸びる一本の鎖でだ。
手首に巻かれた革製バンドと、金具でしっかりと連結させている、どれだけもがいても外れる事はあるまい。
宙を何かが乾いた音を立てて跳ねる、それは勢い良く振られた鞭の一振りだった。
「きゃぁああ!」
悲鳴が上がった、豊かな肢体がぶるりと震える。凄まじいサイズの乳房など、千切れんばかりに波打った。
鞭は幾度も振るわれ、美女は幾度も鳴く、悲鳴はしかし、どこか官能の甘い響きを帯びていた。
生白い綺麗な肌に赤い線が刻まれる、その背徳的な美はどうだろうか。
痛々しくもあり、同時に淫らな美しさがある。汗に濡れた女の肌を赤く彩り、苦悶にのたうつ様の生み出す倒錯的な芸術品。
女性が身に纏っている服はあろうことか、ウエディングドレスだった。
ただのウエディングドレスではない、それはまるで淫事の為にこしらえたかのように、艶かしい背中を、豊かな乳房を、肉感的な脚を、露出していた。
むちむちとした二本の太腿が、見ているだけで人の劣情を煽るように、もどかしげにくねる。
「どうだリンディ、初夜の鞭の味は。堪らんだろう」
鞭を振るっていた男が、問いかけた。
名前が出た瞬間、ただの見間違いなどではなく、彼女がリンディだと知れた。
良く似た別人ではないかとずっと考えて……考えようとしていたが、目の前の光景は真実だったらしい。
鞭で打たれる花嫁衣装の淫婦はリンディであり、彼女をいたぶっているのは、義父だった。
ウエディングドレス、つまりこれは、結婚式当日の事なのだろうか? 脳裏に浮かぶ、あの日の光景、幸せそうに涙ぐんで白いドレスを纏ったリンディの姿、そこに重なる……被虐の悦に耽る姿。
少女の知らなかった淫事の世界は、さらに続く。
カメラの前で彼は鞭を捨てると、リンディへ近づき、ドレスの裾をめくりあげる。
心臓の鼓動が高鳴った。
女性の秘所……こんなにも明るい画面でくっきりと見るのは、初めてだった、それも他人の、義母のものをだ。
髪と同じ色の茂みの割れ目、その下の膣口に、ずっぽりと入り込む太い玩具。
そんなものが存在する事自体、今初めて知った、微振動で膣を攻められるリンディの表情は……淫靡を極めていた。
鞭で打たれていたというのに、いや、むしろ鞭で打たれていたからこそ、だろうか。
とろんと涙の膜を張った瞳は発情した雌のケダモノとしか形容できない、いやらしく、そして妖しい。
その艶やかさは幼い同性のフェイトでさえ体の芯がゾクゾクしてくる程だった。
微細な振動で己を苛むバイブに喜悦の涙とばかりに愛液を滴らせ、膝が笑うほど震えるリンディ。
背中の赤い痣の跡から全身へ火照りが巡りゆくかのように、白い肌は見る間に淡く紅潮していく。
「お、おねがい……あなた、もう……こんなオモチャじゃだめ……太いの、もっと太いの……ちょうだぁい♡」
腰をくねらせ、豊かな張りと艶のある尻たぶを左右へ揺らし、リンディが懇願する。
聞くだけで背筋が震えるような蕩けた声だった、あまりの艶っぽさにフェイトでさえぶるりと身震いする。
だが映像の中で、岐阜はそんなリンディの哀願を一蹴する。
今までにないほど激しい打擲で鞭が背中に振るわれた。
「ひぃいいッ!」
苦痛に叫び、涙まで流すリンディ、だが心なしかその目は前にも増してうっとりと涙を湿らせる。
父は手にした鞭の先で赤くなった背中をつつきながら、嗜虐心たっぷりに言葉責めする。
「奴隷として夜はどういう言葉使いをするか、もう忘れたのか?」
「は、はいッ! すいません、ご主人様ぁ……」
「よぉし、わかったなら、どうおねだりするかもわかるな?」
耳元に囁きかけられた言葉に、リンディはこくこくと何度も首を振って頷き、開いた口から真っ赤な舌先を覗かせ、飢えた雌犬さながらの泣訴をする。
「へ、変態雌犬奴隷のリンディに、ご、ご主人様のぶっといチンポめぐんで……めぐんでください」
「もっとでかい声で言え」
「変態雌犬奴隷のリンディに、ご主人様のぶっといチンポめぐんでください!」
「声が小せえ!」
「変態雌犬奴隷のリンディにッ! ご主人様のぶっといチンポめぐんでください! お、お願いします! はやくチンポください! チンポ……チンポぉ!!」
尻を揺らし、なんと無様ではしたなく、淫乱な言葉だろう。
羞恥心も人としての尊厳も何もかもかなぐり捨てたその様は、フェイトの想像をあまりにも超えていた。
自分もプレシアに鞭打たれた事はあったが、あれとは根本から、何かが違った。
-
プレシアは鬱憤を晴らす為だけにフェイトを打ったが、義父と義母の行為は……その本質に両者の合意を感じられた。
リンディは、明らかに責められる事に興奮し、悦んでいた。
かつての自分と義母の姿を重ねて、フェイトは想像してしまう、あの行為はそんなに気持ちが良いのか、と。
考えるほどに、小さく未成熟な体が熱くなった。
じっと、少女は集中して映像に魅入る。
リンディのあられもない懇願にようやく満足したのか、義父は鞭を捨てて着衣を脱ぎ捨てた。
ぶるん、と現れる、凄まじいサイズの男性器、もちろんフェイトは初めて見るものだ。
想像していたよりも、ずっとずっと大きい、血管を浮かべたいびつなシルエット。
彼はリンディの膣に埋まっていたバイブを無造作に抜くと、肉感的な太腿を掴み、狙いを定め、一気に貫いた。
「あぁああああっぁぁぁああッ♡♡」
凄まじい声だった。甲高く、甘い、女の出す最高の艶声。。
フェイトには分からなかったが、リンディは子宮口まで貫かれ、たった一突きで絶頂に至っていた。
無論、そんな事を気にする彼ではない、奴隷がイこうがイクまいが、主人には関係のない事だ。
アクメを迎えたばかりの敏感な体を、さらに暴力的に何度も突き回す、太腿や尻を手で掴み、体を持ち上げて揺さぶって。
ドレスから剥き出しになった乳房は彼の胸板に押し付けられていやらしくひしゃげ、脚は必死に快楽を貪って腰に絡みつく。
「ひゃぉおッ♡ あッ♡ はひぃッ♡ イク! あぁ……イク、イクぅううッ♡ また……まらイグのッ、イクのとまらなひッ、ぃいいッ♡」
「どうだ! 良いか? ご主人様のチンポ良いか? もっともっとイケ! アクメ晒せ! この雌犬があ!」
「は、はぃぃ! 良い! すてきぃッ♡ すき! だいすきなの……ごしゅじんさまのおちんぽらいしゅきィイっ♡♡」
花嫁衣装を纏った女体を責め犯すその様の、なんと淫らな事か。
舌を伸ばし息を荒げ、乳房も尻も剥き出しにしたドレスを着崩れさせて、互いの体を貪り狂う。
フェイトの中にあった無垢なセックスや性愛へのイメージが、極めて歪んだ形で、目に焼き付いていく。
知らずの内に、少女はもじもじと太腿を擦り合わせていた。
体の奥、下腹部がジンジン熱くなって、汗とはまた違った湿り気が滲んでいく。
やがて映像は最初のクライマックスを迎える。
強烈な駅弁ファックの果てに、義父が腰をしたたかに震わせたかと思えば、二人の結合部から白濁が溢れでた。
泡を立てるほどすさまじい量の精液が、愛液と混ざり合って飛沫を散らす。
「おら、出すぞ! 孕め! 俺の子産めぇえ!」
「あひッ♡ イク……孕みアクメくるぅうッ♡ いひぃいッ♡」
よほど気持ちが良いのか、リンディは余韻に浸って肩で呼吸を繰り返し、全身を痙攣させた。
波打つ白い柔らかな肢体が、汗にぬめっていやらしくテカリを帯びて、目尻を下げたその恍惚の表情にフェイトは息を呑んだ。
一度の射精くらいでは満足しないのか、義父はまだ硬く大きなままの肉棒を引き抜くと、今度はリンディを後ろ向きにして、豊かな尻たぶを左右に押し開く。
ぱっくりと開いた菊座に亀頭を押し付けたかと思えば、一気に腰を押し込んで挿入した。
少女は目を見張った、アナルを性交に使うなど、想像もできなかったのだろう。
「ふぁああッ♡」
「さあ、今度は大好きなケツマンコで犯してやるぞ! まだまだ始まったばっかりだからな、せっかくの結婚初夜だ、朝まで寝かさないぞ」
「は、はいッ……して……もっとしてぇえッ♡ 犯して……めちゃくちゃにして、私で遊んで……ご主人様ぁッ♡」
□
-
そのままフェイトは、二人の初夜をたっぷり一時間見た。
男女の営みについて何も知らなかった少女にとって、あまりに鮮烈で衝撃的な体験だった。
ようやく映像を止め、大きく深呼吸し、背もたれに体を預ける。
「はぁ……」
まだ心臓がドキドキしていて、そっと手を小さな胸に当てる。
体中が熱くて、甘い痺れが肌を震わせた。
視線をディスクのオプション画面に向けて、フェイトはそこに記された数字の意味を、頭の中で反芻した。
ディスクに記録された映像の総量はたっぷり数時間分はあった、つまり……自分が見たのは、まだほんの一部にすぎないのだ。
しかもこれはディスク一枚分の映像に過ぎない、棚にはまだ何枚ものディスクが鎮座していた。
義母と義父の倒錯的な行為は、もっともっと、大量に記録されているのだ。
ごくりと生唾を飲む。
これは見てはいけないものなのかもしれない、けれど、少女の好奇心は叢雲のように広がり始めていた。
見てみたい……二人の愛しあう姿を、禁断の行為を……もっと。
フェイトは椅子から立ち上がると、ディスクケースを空のまま棚に戻した。
中身のディスクは手に持って、じっくりと見る為に、自室へと足を向ける。
白く細い乙女の脚の間には、しっとりと蜜が一筋垂れていた。
初めて目にした性の生々しい姿に、フェイトの中に火が灯されてしまった、甘美にして歪んだ、小さな火が。
続く
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投下終了
いつものだよぉ
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5041128
http://www.mai-net.net/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate=18&all=40939&n=0&count=1
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投下するっす
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番外編 フェイトちゃん調教録2
その日の遊戯は屋外だったらしい。
映像に記録されているのは、まず晴天の白い雲を映し、それから彼女の姿を捉える。
フェイトはまずその格好を見た瞬間に体の芯がジンジン疼いた。
同性のフェイトから見ても、リンディの服装は破廉恥を極めていた。
薄いタンクトップに、むちむちした肉感の太腿を丸ごと露出するデニムのホットパンツ、もちろん下着の類は一切身に付けていないので、白いタンクトップを押し上げる乳房の先は汗でうっすら桃色を滲ませる。
ただでさえ豊満な肢体を、より淫らに彩る事だけを考えた衣装だった。
「どうだ、恥ずかしいか?」
如何にも意地悪そうに、楽しそうに、義父が問う。
リンディは身をよじり、隠そうにも隠し切れない爆乳に手を当て、頬を真っ赤に染め上げた。
「ええ、すごく……は、はずかしいです」
「ああ。でも、それが良いんだろ?」
「ひゃぅ!」
彼は無遠慮にホットパンツの股の中へ指を突っ込んだ、生地をずらして指を挿入すると、中からしとどに蜜が溢れでた。
羞恥心を刺激され、マゾとしての性根を疼かせ、リンディはとっくに出来上がっていた。
誰かに見られているかもしれない屋外で、こんな格好をさせられ、興奮している。
「とんでもねえドスケベ女だな、この変態が」
「ぁぁ……ッ」
口汚い罵りに、しかし、リンディはゾクゾクと背筋を震わせて瞳をうっとりと喜悦に潤ませる。
そのあまりの艶っぽさは、幼い少女でさえ火照りを覚えるほどだった。
フェイトは自分自身のスカートの中にも手を入れる、熱い湿り気が指先を濡らした。
視線の先では、なおも痴態と陵辱の愛が育まれていた。
たっぷり衣装を確認してから、父はおもむろにズボンからペニスを取り出す、硬く、大きく、血管を浮かばせた剛直。
リンディはそれを見てとるや、壁に手を突いて尻を差し出した。
服は脱がさず、生地をずらしただけで膣口を晒し、挿入する。
「くぁああッッ♡」
髪を振り乱し、蕩けるような雌の嬌声が弾ける。
最初から彼の腰使いは容赦なかった、まるで物を扱うような激しさ、相手への気遣いなど一切ないセックスだ。
むしろリンディはそんな扱いが嬉しいのか、自分からも腰をくねらせて快楽を貪った。
タンクトップにつめ込まれた爆乳が揺れるのが、後ろから撮影していても手に取るように分かった。
凄まじい重量物が上下左右に跳ねる様は、圧巻と言うしかない。
「相変わらず、良いマンコしてやがる。へへ、美味そうにチンポしゃぶって締め付けて。そんなに良いか? 外でヤルのがそんなに良いか!」
「いぃい!」
バチンッ、と甲高い音が鳴る、父は目の前で揺れるリンディの巨大な尻を平手で打ち据えた。
何度も尻を叩き、同時に腰も突き出して膣を抉り抜く。
愛液が飛沫を上げて滴り、膝まで濡らしていた。
リンディは肩越しに細めた眼差しで振り返る、嬉しくて仕方ないといった、媚態の表情で。
「は、はい……良い……良いです! お外でセックス……最高ッ! もっと……もっと犯して! チンポ汁子宮にかけてぇへぇええ!」
「けッ! この淫売が! じゃあくれてやる! 受け取れ!」
「ふぁあああッ♡」
タンクトップの合間から手を突っ込み、揺れる爆乳を鷲掴みにして、彼は思い切り腰を突き出した。
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瞬間、カメラでは見通せはしないが、リンディの子宮口が亀頭で抉られ、そして大量の精液が流し込まれた。
白いマグマの如き熱く滾った精液を受け、彼女は呆気無く絶頂に達する。
官能の荒波に揉まれ、顔は唾液と涙でぐしゃぐしゃになっていた、汗に濡れた頬に長い髪が張り付き、得も言われぬ色気を醸し出している。
「あッ……あぁ♡ でてる……おちんちん汁、でてるぅッ♡ は、ひぃッ……イクぅ♡」
破廉恥な言葉を口にして、絶頂に身を任せて、これ以上幸せで満ち足りた事などない、そう言わんばかりに、リンディの表情は恍惚に沈んでいた。
浅く開いた唇から舌先を覗かせた様など、まるきり発情期の雌犬の有り様だ。
一層と汗に濡れた生白い肌はぬらぬらと輝き、見るものを興奮させる。
ひとしきり射精が終わると、義父は肉棒を引きぬいた。
そして、義母の耳元に囁きかける。
「よし、じゃあ行くぞ」
「……は、はい」
何をするつもりなのか、フェイトは一瞬分からなかった。
しかし次に起こった事態に、少女は瞠目する。
なんと二人はそのままの状態で、人通りの多い道の方へ足を向けたのだ。
前述の通りリンディの格好は破廉恥を極めた淫猥なものである。
おまけに、今しがた膣内射精された精液が、僅かに股から太腿へと伝っていた。
案の定、通りへ出ると衆目の視線がちらちらとこちらに向けられ始めた。
リンディの麗しい美貌、汗に濡れ紅潮した柔肌、そして豊満な乳房と尻、肉感的な太腿に。
その日は実に天気のいい陽気で、大通りを行くとギラギラした太陽の光を満身に浴びた。
リンディの肌はすぐに汗の雫を浮かべ始め、タンクトップは湿りだす。
汗に濡れた白い生地が、ピンク色の乳首を透かし始める。
周囲の男が横目にそれを見て生唾を飲むのがフェイトにも分かった。
義父の指示なのか、リンディはしゃなりしゃなりとしなを作って歩き、その度に、膣口からも汁気が滴る。
たっぷり出された精液が、愛液と混ざって、もう膝の下まで濡れていた。
「どうだ。皆お前を見てるぜ?」
リンディの肩を抱いた父が、嗜虐心も露わに小声で問いただす。
ぶるりと、その白い肩が震えた。
恥ずかしくて死にそうな目に遭いながら、しかし、義母の瞳は恍惚に燃えている。
嬲り辱められるのが、好きで好きで仕方ないのだろう。
「きもち、いい……とっても良いです……」
消え入りそうなか細い声だが、甘く蕩けるような声音だった。
フェイトでさえ、ごくりと唾を飲んでしまうほどの色気だった。
少女はそのまま映像を見つめ続け、父母の痴態を目に焼き付けた。
□
くちゅくちゅと音がする、指先が紡ぐ音色だった。
「はぁ……ん、ふぁッ」
押し殺そうにも、堪え切れない吐息を零し、フェイトはベッドの上で身をよじる。
未成熟もいいところの肢体だが、それでも女を匂わせる微かな起伏を持ち、太腿をもどかしそうに擦り寄せる様など実に色っぽい。
フェイトは宙に浮かべた投影ディスプレイの映像を見つめながら、必死に自分自身の体を愛撫した。
まだたどたどしい手付きで、スカートの中を弄り、乳首をコリコリと摘む。
最近では、これが日課になっていた。
新しいお父さんとお母さんが撮影し、記録した痴態、それを見つめながら、自分もまた火照って疼いて、慰める。
最初はただの好奇心から見ていたのだが、見ているうちに体が熱くなって、次第に見ているだけでは満足できなくなって、気付けば……自慰を覚えていた。
映像を見るうちに、そこが気持ちの良いところだとわかったからだ。
義父はよく、様々な淫猥な玩具で義母の性感帯を弄りまわしていた、それを倣ったのだ。
クリトリスと膣口をくすぐりながら、乳首を柔らかく撫でる。
ぴりぴりと走るむず痒い感覚が、すぐに癖になってしまった。
「あぁ……おかあさん……きれい」
うっとりと瞳を濡らしながら、フェイトは映像を見つめ、魅入る。
今リンディは映像の中で、たっぷり衆目の視姦地獄で焦らされてから、再度路地裏で中出しされているところだった。
フェイトにもマゾの才能があるのか、そういう状況を見て想像しながら弄ると、余計感度が増す気がした。
しかし経験の浅い少女の指先は、なかなか大胆な動きができず、もどかしい。
フェイトは息を荒げ、映像にのみ集中しながら、か細い自分の体を掻き抱く。
そして、想う……あの父の、毛深く太い指で責められたら……どんなに気持ちいいだろうか、と。
-
「あららぁ。フェイトちゃん、何してるのかなあ」
「きゃぁあ!」
いきなり耳元に囁きかけられた声に、フェイトは跳ね上がって驚いた。
身を起こし、目を丸くして傍らの父を見た、彼は確かに、そこに居た。
一体何時からそこに居たのか、ドアを開ける気配さえフェイトは気付かなかった。
自分の部屋でベッドの上に横たわって、二人の痴態を収めたディスクを再生しながら……自慰に耽る姿を、しっかりと見られた。
そう認識した瞬間、少女の白い肌は一瞬で真っ赤に染まった。
「あ、あの……これは、ちが」
肌蹴た服を手で掻き合わせながら、必死にフェイトは言葉を繕おうとする。
だがそんな姿を冷淡な視線で見つめる義父は、首を傾げて問いかけた。
「違う、何がどう違うのかな?」
「あの、それは……」
かぁ、と、余計顔を赤くして、フェイトは口ごもった。
彼はそんなフェイトを前にため息をつき、少女の傍らに腰を落とす。
「しかし驚いたなあ。まさかフェイトちゃんが、お父さんの秘密を勝手に見てたなんて。まあ、管理がずさんだったのは認めるけどね」
「すいません……」
「いやいや、それはまあ、良いんだけどね」
すまなそうに謝るフェイトに、彼はその細い肩に手を回し、優しく撫でながら微笑む。
「クロノ君ならともかく、まさかフェイトちゃんがこういう事に興味あるなんて、思ってもみなかったよ」
そっと顔を寄せた彼は、囁いた。
その響きは映像の中にあった、母に対するものに、どこか似ていた。
「お父さんとお母さんのコレ、どうだった?」
「ど、どうって……」
「思わずオナニーするくらい興奮したんでしょ? てえ事は【好み】だったわけだ」
「あぅ……」
羞恥心を煽られ、フェイトは身をよじった。
だが彼の言葉責めは続く、むしろもっと煽るように、囁くのだ。
「フェイトちゃんはする方を想像して興奮したのかな? それとも、される方かな」
「えと……」
口ごもる、それを言ってしまうのは、死ぬほど恥ずかしかった。
だが有無をいわさぬという強い眼差しに見つめられ、屈して白状する。
「さ、される方……リンディ母さんを見てたら……か、体が熱くなって、それで……」
「なるほどね」
ふむ、と彼は顎に手を当て、考える。
「やっぱりフェイトちゃんはマゾだったかあ。まあ、そういう感じはしてたけど」
改めてマゾと断言されると、フェイトは体の奥がぞくりとした。
マゾ、罵られたり、苛められて感じる人の事だ。
自分は……そう、なのだろうか。
「もう二度とお父さんの秘密を覗かないなら、怒ったりしないよ。どうするフェイトちゃん?」
「え!? それは、そんな……」
「はぁ、フェイトちゃん。もしかして、もっと見たいの? お父さんの秘密」
「……」
無言で、しばらく硬直し、やがて少女はこくりと頷いた。
二人の秘密を覗きながらする自慰の快感に、無垢な少女はもうすっかり虜になっていた。
天性の、淫乱の気質だった。
嬲られるリンディの姿に自分自身を重ねてする自慰は、蕩けるような甘い陶酔感で満たしてくれる。
これを失うのは、もう想像できなかった。
「弱ったなあ、お父さん、フェイトちゃんにはきちんと良いお父さんでいようと思ってたのに。これじゃあ、抑えが効かなくなりそうだよ」
「あ、あの……お父さん? ひゃぁあ!」
瞬間、フェイトは体を走った痺れに戦慄いた。
太く逞しい指が、服の上からフェイトの乳首を摘んでいたのだ。
自慰でする愛撫とは一線を画した、女を責め嬲る、男の指使い。
-
強く乳頭を摘んだかと思えば、千切るように力を込めて捏ね回す。
痛いくらいの刺激だが、同時に堪らなく気持ち良かった。
「フェイトちゃんは淫乱だね。こんなエッチな子には、おしおきが必要だと想うなあ」
「お、おしおき……」
その言葉を反芻すると、フェイトは下腹の奥でジンジン甘い熱が疼くのを感じた。
ドキドキする、もっとして欲しいと想う。
体は弛緩し、細い肩を父に預けて、何もかも差し出す心地になっていた。
薄い胸を弄りながら、さらに彼は少女の細い太腿の上にも指を這わせ、撫で始める。
「もっと気持ち良くなりたいかい? お母さんみたいに」
「……は、はい……」
「本当に淫乱だね。今からこれじゃあ、将来どうなっちゃうのかな。まったく心配だよ」
「すいません……」
「謝る事じゃないさ。人間ってのはね、大なり小なりエッチで変態なんだよ。まあ、お父さんもお母さんも、少し度が過ぎるけどね」
「あッ……ふぁぁあ!」
優しい言葉遣い、それとは裏腹に、父は執拗に乳首を抓り、フェイトを苛める。
やがてフェイトを自分の腰の上に乗せると、後ろから抱き締め、好き放題に手で触れ始めた。
太腿や膝をまさぐり、胸を揉んで、乳首を捏ねる。
髪を撫でられるのもゾクゾクして、フェイトはうっとりと目を細めた。
彼の愛撫は、熟練のそれだった。
そして目の前には、激しく犯されるリンディの映像が、再生され続けていた。
「どうだいフェイトちゃん、お母さんの姿は。普段からは想像もできないだろう?」
「はい……」
「いつもは澄ましてるけどね、お母さんはフェイトちゃんよりもっともっとマゾなんだ。恥ずかしい事や痛い事がとっても大好きなんだよ」
「……」
無言で、ごくりと唾を飲むフェイト。
今映像の中では、リンディは両手を後ろで縛られたまま、めちゃくちゃに膣を犯され、射精されながら、ロウソクや洗濯バサミで執拗に爆乳を嬲られていた。
フェイトはその姿をそのまま自分に重ねて想像し、小さな身を火照らせる。
「フェイトちゃんは、誰かにこういう事されたいと思ってるのかい? 好きな相手とかいる?」
「好きって、まだよく分からないです……けど、なのはにされるの想像すると……凄いドキドキします」
「なのはちゃんって……あー、あー……フェイトちゃんそっちか、そっちの気あるんだ。いや、なんとなくは知ってたけど、あー、そうか。なるほど」
フェイトの言葉に、義父は驚きとも呆れるともつかない声で、何度も頷いた。
なのはが好きなのがそんなに不思議だろうか? と、フェイトは首を傾げる。
少女はまだ友愛と恋愛の境目がつかない年頃だった。
あるいは、本格的に咲き誇る百合の花の蕾とでも言うべきか。
「なのはちゃんも将来大変そうだね。まあ、ミッドでは恋愛の形も結構自由だし。良いんじゃないかな。うん」
それじゃあ、と呟き、彼は動く。
腰の上に乗せたフェイトをベッドに投げ出したかと思えば、シャツの襟元からネクタイを緩めて。
そのネクタイで少女の手首を縛り、ベッドの支柱に巻きつけた。
「あ……」
両手を頭上で拘束されて、フェイトは無防備な肢体を彼の前に曝け出す格好になる。
恥ずかしさでもじもじと脚を擦り合わせるが、むしろその恥ずかしさが、余計にドキドキさせた。
義父は舌なめずりし、細い体に張り付いた衣服に手を掛ける。
-
「おしおき、兼、将来の為の性教育。という事で。じゃ、始めようか」
「あ、あの……ひゃぅう!」
ぴりりと電気が走った、それは官能という名の、甘い痺れだ。
太く毛深い指が股の間に割って入り、蕾に触れる。
まだ包皮を半ば被っていたクリトリスを、彼は一瞬で探り当てた。
下着の上から触られて、フェイトはあっという間に愛液を滲ませた。
刺激でびくびく痙攣する少女に、父は優しい言葉で囁きかける。
「クリトリス、女の体で一番敏感なところだ。男と同じように皮を被っているんだよ。男のペニスと似たようなものだね」
事細かな解説、快楽に責められるフェイトには聞こえているかどうかしれないが。
父は軽く撫でて刺激してから、次にゆっくりと服を剥き始めた。
ベッドの上で、ショーツが消え、服を脱がされ、フェイトは乳房も秘所も曝け出す。
思わず息を呑むような美しさだった。
リンディの熟しに熟しきった雌の肢体とは違う、未成熟もいいところの肉体。
生白い肌にピンクの乳首、恥毛も生えていない秘所はぴったりと閉じて、愛液を滴らせている。
香る汗の匂いと肌の香りは甘い、極上の媚香だった。
乳香を混じらせたリンディとは趣の違った雌の香り、これはこれで、悪くない。
「しかしフェイトちゃん。前々から思ってたけど、おっぱいちょっとあるよね。これは将来有望だなあ」
「あ、だめ……ふぁあッ♡」
薄い膨らみをまさぐられ、フェイトは甘い声を張り上げて震えた。
確かにまだ大きくはないが、それでも同世代の娘と比べるとやや起伏があり、大人になればさぞや豊かな乳房になるのを想像させた。
だめ、と言われたところで、これはおしおきでもある、彼は構わず愛撫を続けた。
手探りだったフェイトの愛撫とはまるで違う、熟練の妙技で。
柔らかく膨らみを揉みながら、同時に指先は乳輪のふちをなぞり、やがて焦らすように乳首に触れる。
摘んで、引っ張って、扱く。
その一連の動作は頭の中が真っ白になるような快感を生んだ。
フェイトの小さな尻と細い腰が、ベッドの上で何度も跳ねる。
「ち、ちくび……それ、くぁあッ! や、だめ……あぁぁッ♡」
「ふふ、良いだろう? さすがオナニーしてただけあって感度良いね。性感帯の開発は重要だよ。将来に備えて体中開発しとこうね」
「ふぁ……は、はい……あッ♡」
「よしよし、いい子だ」
彼はフェイトの従順さに喜悦を深め、頷きながらなお乳房を弄う。
きめ細かい白い肌はただ触れているだけも心地良いが、汗に湿り、熱く火照った状態だと、なお良かった。
つんと硬くなった乳首をくすぐり、遊ぶ。
やがて片方の手が離れると、今度は狙いを下半身に向けた。
折れてしまいそうなくらい細い太腿を掴んで、持ち上げる。
「あ……」
フェイトの顔が、さらなる羞恥に赤くなった。
まさか義理の父に、秘所を晒すとは、しかもそこは……ぐっしょりと愛液で濡れている。
彼は指先で軽く陰唇を広げ、中を見つめた。
閉じた膣口は、言うまでもなく純潔の処女膜を備えているだろう。
確かめるように、人差し指が挿入される。
「ひゃぅう!」
痛みと快感にフェイトが鳴き声を上げた。
自分の細い指で恐る恐る弄るのとは比較にならなかった。
太く硬い義父の指先は、遠慮なく奥へと進み、何かに触れた。
「分かるかい? これ、当たってるのは処女膜だ。人によって色々形状があったり膜の強度も違うけど。さすがにフェイトちゃんのここは弄りにくいね。処女は好きな人と散らそうね」
「は、はい……ふぁあ! や、あぁぁあッ♡」
言葉の意味も半ば遠のくほど、快感が与えられた。
彼は人差し指の第一関節まで挿入し、くちゅくちゅと焦らすように動かし、中の粘膜を掻く。
絶妙な力加減の愛撫でフェイトの意識は真っ白に染まった。
人差し指での膣責めに次いで、同時に親指がクリトリスにまで触れるのだ。
なんという器用さだろう、包皮越しに陰核を押しつぶされ、フェイトの腰が浮く。
「クリトリスは包皮を剥いても気持ち良いけど、あんまり刺激が強いと痛い時があるからね。まずは皮越しに弄るのもオススメだ」
「あぁッ♡ おぉッ♡ だめ、そんな……あぁぁあ! 乳首も、あそこも……ぜ、全部良い……だめ、くる……ぁああッ♡ いぃいッ♡」
涙を滲ませた顔を何度も横に振り、フェイトの体が一段と強く痙攣して、びくびくと震え上がった。
-
やがて少女の肢体はぐったりと弛緩して、ベッドに沈む。
どうやら間断なき彼の責めを受け続け、達したらしい。
愛液は洪水のように垂れてベッドを濡らしていた。
蜜と汗の混じったかぐわしい芳香を存分に嗅いで肺を満たし、義父は満足気に頷く。
「本当に感度抜群だ。こんなに簡単にイクなんて、処女とは思えないな。やっぱり才能あるよフェイトちゃん」
「あ、ありがとう……ございましゅ……」
はぁはぁと息を切らしながら、朦朧とした意識のままフェイトは礼を述べた。
人に愛撫されるのは、こんなにも気持ちが良いのか、それは少女にとって新鮮な驚きだった。
こんな父に責められる母もまた、きっと気持ちが良いに違いない……そう確信する。
アクメの余韻に震えるフェイトをよそに、父は自分の指を軽く舐めて唾液をまぶす。
そして狙いを定め、膣の後ろに指先を這わせた。
「え、うそ……や! そ、そこは……だめ、あああああッ!!」
絹を裂くような悲鳴が上がる。
無理もない、何の心の準備もなく、フェイトはアナルに異物が入り込む感触に戦慄いた。
信じられない行為だった、もちろん、リンディがそういう行為をしているのは知ってはいたが……実際に体験するなど考えもしなかった。
アナル、肛門、不浄の穴、本来は排泄の為の器官である。
そこにあえて異物を挿入する行為もまた、倒錯した性の快楽を味わう、趣である。
「痛いかい」
「は……はい」
「大丈夫。力を抜いて、受け入れるんだ」
「はい……」
言われるまま、フェイトは一度深呼吸すると、脱力した。
そうすると、意外にもきつい痛みが引いていく。
代わりに、今まで異物を受け入れた事のないアナルの粘膜が、もどかしい痒さを憶えた。
快感ではない……けれど、決して不快でもなかった。
「性感帯の開発は、焦っちゃだめだよ。じっくり優しく広げていくんだ。良いね? きっとすごく気持ち良くなれるよ」
「……」
こくこくと小さく頷く。
リンディをあんなにも掻き乱した彼のことを思えば、信頼できた。
「さすがに娘の処女を奪ったりできないしねえ。だから他の部分でいっぱい気持ち良くなれるようになろうね、フェイトちゃん。こういう事、きっと将来の役に立つよ」
「はい。がんばります……あッ!」
ゆっくり焦らしてアナルをほじくられるむず痒さに身をよじり、さらに父は胸やクリまで弄りだす。
フェイトはその快感に震えて甘い声を上げた。
無垢なる乙女の肉体が、徐々に、徐々に、淫靡の業に磨かれていく。
汗ばんだ白い体がベッドの上で跳ね、長いブロンドの髪を振り乱す様は、言葉にできないほど美しくエロティックだった。
いきなりアナルを広げすぎないよう、彼は指先だけで直腸を掻きながら、他の部分の快感でフェイトを導く。
とうとう伸ばされた舌が、ぺろりと娘の秘所を舐める。
「や! そ、そこ……汚いです!」
「オーラルセックスは基本技だよ。その抵抗感を消す事が最初の一歩だ」
「あ……あぁぁッ♡」
左手は乳首を抓り、右手はアナルをほじり、そして舌と唇がクリと陰唇をしゃぶりあげる。
あまりの恍惚感に一瞬でフェイトの意識が真っ白になった。
リンディを蕩かし尽くすほどの愛撫の業は、凄まじかった、少女の無垢なる肢体には過ぎたものだ。
あっという間に太腿の間は愛液でびしょびしょになり、膣口に舌先が入るたび腰が浮いて震える。
まるで全身が性器に変わったように敏感になっていく。
先ほど味わった絶頂感さえ上回る官能の荒波が、フェイトをさらった。
「だめ……ぁぁッ♡ いく……いくぅ! イキますッッ♡」
映像で見たリンディを倣うように、フェイトは甲高い甘い声を張り上げ、戦慄きながら達した。
点々と汗の雫を浮かせた体を震わせて達する様は、実に淫靡だ。
「はぁ……あ、ぁぁ……」
うっとりと瞳を涙で濡らし、フェイトはぜいぜい肩で息をする。
連続して味わった快楽と絶頂が、意識を深く沈ませているのか、瞳は焦点を結べず、朦朧としている有り様だった。
だがむしろ、それが余計に淫らさを掻き立てている。
本当に、才能に溢れていると、彼は思った。
このまま成長すれば、きっと将来はリンディに負けず劣らずのドスケベでマゾの美女に成るだろう。
-
「まあ、さすがに娘を手篭めにするのは問題あるか」
と、独りごちる、彼は意外にも紳士だった。
娘まで犯して孕ませると世間的に問題があるというか、やばい。
「クロノ君にばれるとまずいからなあ。いやほんと、下手したら殺されかねないし。あ、フェイトちゃん? 良い? これ内緒だからね? そう、特にクロノ君には、お父さんまじで殺されかねないから? って、聞こえてないか」
深くアクメの陶酔に耽っている今のフェイトに声は届いていないようだった。
後で良く言い含めておかないといけない。
「でも他の部分を弄るならアリだよな、うん」
くちゅくちゅと膣口を弄り、広げて中を見る。
処女を奪うのはさすがにいけないだろう、つまり――【それ以外なら良いのだ】と、彼は納得する。
もともとマゾで変態の気があるなら、別にもっと変態でマゾに育てても問題ないではないか? そうとも、その筈だ。
これは可愛い娘の将来を思っての英才教育である。
きっとなのはちゃんも悦ぶだろう(あの子Sっぽいし)、と彼は自分に言い聞かせる。
「よし、じゃあ今日はこの辺にしておこうか。明日また、いっぱい開発してあげるからねフェイトちゃん」
今日これ以上するのはまずかった。
もうすぐ他の家族が帰ってくるだろうし、夜になれば夜になったで、今度はリンディを思う存分犯して嬲りまくらなければいけない。
まったく忙しい事だった。
まだ朦朧としたままのフェイトは、聞こえているのかいないのか、曖昧に頷くばかりだったが、彼はその場を後にして去って行った。
続く
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投下終了
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5057928
http://www.mai-net.net/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate=18&all=40939&n=0&count=1
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つづきいくよー
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番外編 フェイトちゃん調教録3
「あぁ……ふぅ、ぁああッ♡ そこ……そこ、良いッ……もっとぉ!」
甲高い、甘い、涼やかな少女の声音が響き、水音に重なる。
それは素晴らしい、ある種の美の極地だった。
贅肉をほとんど纏っていない細い裸身は、しなやかで若さと瑞々しさに満ちている。
真っ白なきめ細かい肌の上を幾筋もの汗が伝い落ちる様など、垂涎の色気を醸し出していた。
幼い少女の華奢な肉体は、ベッドの上で四つん這いになっていた。
身に纏う衣服は一切ない、丸裸だ。
獣のように手と膝を突いた姿勢で、肩からツインテールに結ったブロンドの髪がシーツに垂れている。
無防備な肢体を、義父は丹念に、愛でるように、舐め回した。
「美味しいなあ」
素直な感想だ、本心からの言葉だった。
皮脂と汗の混じった味わいは、ほのかな肌のかぐわしい香りと相まって、形容しがたい味だった。
不快とは程遠い、心地良い感触。
まるで男の五感を愉しませる為に生み出されたような肉体と言えた。
後れ毛の色香も匂う敏感な首筋から始まり、肩、背中、まだ薄い尻たぶ、そして太腿へと舌先は這いまわる。
下半身に責めの手が伸びたところで、彼は目の前の尻を広げた。
「ひゃあ!」
少女が鳴く。
快楽の悦びと、驚き、羞恥の声だ。
小さな尻穴には、みっちりと何かが詰まっていた。
性的玩具、シリコン製のアナルビーズだった。
徹底的に洗浄された肛門は拡張され、さらなる遊戯ができるように開発中だった。
「この大きさもそろそろ慣れてきたね。フェイトちゃんはアナルの才能あるなあ」
「は、はずかしいです……」
少女――フェイトは悶た。
義父に痴態を見られてから既に幾日と過ぎて、時間があれば彼女の肉体は彼の手で新しい悦びを刻まれ、どんどんその色に染まっていた。
唇へのキスや膣への挿入は道義的にNGらしく、一切犯す事はないが、その分他の場所への責めは徹底されていた。
特にアナルの開発は凄まじく、フェイトはほとんど日常的にビーズやプラグを挿入され、拡張と性感開発を行われていた。
最初はむず痒かっただけの刺激も、今やそのむず痒さが、堪らない甘美さを秘めて脳髄を焼き尽くす。
どんどん太いものへ変えられていくビーズ、尻の穴は今や、軽々と太い義父の指を飲み込むまでになっていた。
「ひぃいッ♡ やッ! ぬ、ぬける……あぁぁあッ♡ はひいッ♡」
だらしなく理性の突き崩された声を上げ、四つん這いのフェイトは四肢を震わせ、シーツを強く握りしめる。
ちゅぽん、ちゅぽん、と、湿った音が聞こえる。
アナルにうずまっていたビーズが、少しずつ抜かれているのだ、球は最大限まで肛門を広げてから抜けて、細い連結部から、また次の球へと移って穴を広げる。
それが連続する快感は、フェイトの背筋を駆け上って頭のてっぺんまで貫いた。
やがてビーズも最後の数個に至るとやや細めになっていき、残りは一気に抜かれた。
「〜〜ッ!!」
その解放感は凄まじく、声にならない叫びを喉から零してフェイトは震え上がる。
絶頂、だった。
フェイトは処女のまま、アナルでアクメを覚えるほどに開発されていた。
もう膣口は微かに唇を広げ、愛液をしとどに垂らしてひくついている。
「い、イっちゃった……また……お、おしりでぇ……イっちゃった……ふぁぁッ♡」
びくびくと痙攣しながら、愛くるしい顔を涙と涎でぐしゃぐしゃに濡らし、いやらしく蕩かせて、フェイトは余韻に浸る。
まだ乳首もクリトリスも触れられていないのに、尻だけでイケるほど開発される自分、そんな風に自覚するほど、被虐の悦が身を焦がす。
フェイトは筋金入りのマゾだった、そんな義娘の姿に、彼も満悦の表情を浮かべる。
-
「ほんと、ケツマンコ好きだね。こんな年から尻の良さを知っちゃって、将来どうなるかお父さん心配だよ」
「ひぅ!」
心配などとは口先ばかりだろう、一流のサディストとして、女の肉体が色に染まる様を彼は愉しんでいた。
アナルビーズを失った後も、まだぽっかりと微かに開いて、物欲しそうにひくひくと蠢く粘膜の様を、軽く指先で弄って堪能する。
つぅ、と撫でられただけで、フェイトは甘い声を上げて戦慄いた。
まるで広がったゴムリングのように柔軟に拡張されたアナルは、もはや性器も同然だった。
だがそうして菊座の快楽に流される一方で、涙に潤む瞳は、父の股間を凝視する。
パンパンにいきり立った義父の股ぐらは膨らんでいるが、彼は服を脱ぐ事もない。
当然、フェイトで性処理をする事もなかった。
二人の関係は一方的で、フェイトはただただ柔肌を弄ばれ、乳首は陰核、菊座の性感を開発されるばかり。
何度もイッて、溺れて、果てて、それで終わる。
倒錯的嗜好を持つこの義父にも、ある種の美学というか、一線を引いた良識のラインでもあるのだろうか、まるで自分の精液は全て義母リンディの為にあるかのように、彼はフェイトを犯す事はない。
だからこそ、だろうか、フェイトは気になって仕方がなかった。
あの映像ディスクで見た父母の行為、その中でリンディは……とても美味しそうにペニスをしゃぶり、精液を飲んで表情を蕩けさせていた。
一体、どんな味がするのか、匂いがするのか……知りたい、味わいたい。
「……」
じっと見つめるうち、自ずと少女の白い指先が求めて伸びる。
「うお、ちょっ」
義父がこんなにも慌てふためく姿を見るのは初めてで、フェイトは思わず微笑した。
それは少女らしからぬ、妖しく艶やかな笑みだ。
焦らすように服の上から硬いものを撫でまわし、細い手足と腰をくねらせて、四つん這いのまましゃなりしゃなりと近づく。
「お父さんも、しないんですか? ここ、苦しそう」
「いやあ、でもさすがに、義理とはいえ娘とはねえ」
リンディをマゾ奴隷妻の雌犬にまで落としておきながら、一体どの口でそんな事を言うのか知れないが、彼にも一種の常識があるようだった。
単に幼い少女の肢体そのものには興味がないのかもしれない。
極上の素材であるフェイトを磨き抜くのが愉しいだけなのだろうか。
どちらでも構わない事だが、フェイトは妖しく指を蠢かせ、ズボンのファスナーを下ろした。
すると中でパンパンに膨らんでいた肉棒が、弾けるように現れた。
ブルンっ、と飛び出たその威容に、少女は目を剥く。
「わあ……す、すごい……おっきい」
信じられない、大きさだった。
太さなど完全にフェイトの腕ほどあるではないか。
おまけに、長く、反り返っていて、カリ首はエラが張って凶器さながらの有り様だ。
浅黒い色合いもまた、凶悪と呼ぶしかなかった。
先走りの汁の匂わせる青臭い香りを、フェイトは鼻を鳴らして吸い込んだ。
決して良い匂いではないかもしれないが、とてもいやらしく、ドキドキした。
こんなものを、義母はいつもしゃぶりあげて、挟んで、扱いて、受け入れているのか。
想像すると余計に興奮した。
四つん這いのまま父のペニスをうっとりと見上げながら、フェイトは彼の顔を上目遣いに見つめる。
「お父さん、私……お父さんにも気持ち良くなって欲しいです……私ばっかり気持ち良くなったら、不公平ですよ。ね?」
「うーん、どうしようかなあ」
幼くつたないが、フェイトの魅せる媚態は天性の淫らさを秘めていた。
実母譲りか、それとも義母の素養を知らずのうちに真似たのか、それは定かではないが。
あまりの淫靡さに、さすがの彼も生唾を飲んで震える。
-
やがて欲望に屈したのか、父はその場でフェイトを押し倒した。
「きゃッ♡」
毛深く太く大きな手で組み伏せられ、体の中心からゾクゾクと広がる歓喜に甘い声を零す。
ぴたりと、股の間に肉棒が触れた。
その期待だけでフェイトはさらに膣を愛液でビショビショに濡らした。
ごくりと生唾を飲み、興奮に火照る。
親子での行為への忌避感より、皆で気持ち良くなる、という事に悦んでいる。
元々世間と隔絶されて育ったフェイトには、常識による理性よりも、他者と繋がる事の喜悦の方が強いのだろうか。
それは実母に虐待された経験を元にしている人恋しさかもしれない。
ともあれ、少女の股間に肉棒を押し付けた義父は、にっこりと優しく笑った。
「挿れる、のはまずいよねえ。でも、これなら良いかな」
「ひゃぁうああッ♡」
ちゅるん、と、膣口の上、陰核を擦るように幹が滑った。
硬くゴツゴツした肉棒が敏感な粘膜を擦る感触に、フェイトは掠れた語尾を張り上げて喘いだ。
愛液のぬめりと先走りに濡れた亀頭、それは触れるだけで気持ちが良い。
さらに父は、膝を掴んだかと思えば、細い太腿をぎゅっと寄せて挟ませる。
ペニスはちょうど、二本の脚と恥丘、陰核でぴったりと挟まれ包まれる形になる。
そのぬめりけとぬくもりは……凄まじいものだった。
ただでさえすべすべとしていて、そちらから吸い付いてくるような潤いに満ちた乙女の肌にぴったりと触れるのだ。
強く脚を寄せ合って腰を振れば、義父は恍惚に息を荒げる。
フェイトも同様に敏感なクリトリスを硬い幹で擦られて、シーツを掴んで仰け反った。
「しゅ、しゅごぃい! あぁ……ッ♡ お、おとうさんのおちんちん、硬い! ふぁああッ♡ く、クリこすれる……いっぱいこすれてるぅうッ♡」
長いブロンドの髪を振り乱し、フェイトは触れ合う悦びに嬌声を上げる。
自分から腰をくねらせてより淫らに快感を高め合う様は、とうてい処女のものとは思えない。
やはり、彼女は天性の淫婦だった、性愛の色を知ればたちまち昇華する。
細い肢体がベッドの上で揺れる様は、さながら若鮎が水面で跳ねるようだった。
自分から脚を寄せあって肉棒を扱いてくるフェイトに、彼は手を膝から離す、そして胴の上に触れたかと思えば、乳首にまで伸ばす。
「ひゃぅうッ♡ あぁ……ち、乳首! 乳首、きもちいぃッ♡ それ好き……だいすきぃッ♡」
唾液の筋を垂らしただらしない表情で、フェイトは舌まで唇から伸ばして鳴いた。
今日まで散々弄り倒した小さな乳輪と乳頭は、もう一つの性器のようなものだ。
乳輪のふちを爪でひっかくように焦らしてから、ぷっくり勃起した乳首を摘んで、捏ねて、引っ張る。
反応は劇的で、ただでさえ多かった愛液の量が増し、洪水のように股の間を濡らす。
腰を振る水音はなお淫靡に高鳴る。
バチンッ、バチンッ、と二人の体がぶつかり合い、その音はどんどん小刻みになっていった。
その瞬間が近いのか、彼の腰使いは荒々しく早くなっていく。
そしてついに――
「ぅう、出るぞ!」
叫ぶように口走った時、フェイトの体の上に白濁の飛沫が散った。
さながらゼリーのような濃さを持つ精液が、べったりと下腹から薄い乳房までまぶされる。
瞬間、強く陰核を擦られ、フェイトもまた絶頂へ導かれる。
「はぅううッ♡ あ……あぁッ♡ イクぅ……あッ♡」
恍惚に浸った、理性の飛んだ声を零し、表情をうっとりと蕩かす乙女。
精液の匂いに酔うように、フェイトはすっかり弛緩していた。
ぐったりと脱力してベッドに身を投げ出し、びくびくと何度も震え、長々続く余韻に浸る。
肉体的快感はもちろんのこと、父を射精させた満足感も大きい。
他者を幸せにする事や、人と触れ合うという事そのものが嬉しいのだろうか。
肌の触れ合いに淋しさを満たし、フェイトは心底幸福だった。
そっと指で乳房に付いたミルクを拭い、口に運ぶ。
ねっとりと粘った青臭い精液、それは苦く、塩辛く……美味しかった。
-
「おいしぃ……とうさんのミルク……」
涙に潤んだ瞳を細め、想う。
なぜ義母があんなに夢中になってこれを口にして、子宮で味わっていたか分かる。
こんなものを味わったら、やみつきになってしまう。
娘の凄まじい淫らさに、父は息を呑んでいた。
「いやはや、凄いなフェイトちゃん。ほんと才能あるね……」
さしもの中将も、フェイトのあまりの淫奔ぶりには呆れるような感嘆を覚えていた。
将来はもしかすると、リンディに匹敵するマゾ雌奴隷に成長するのではないか、という考えがよぎる。
悦ぶべきか悲しむべきか、それは定かではなかった。
しかも現時点でフェイトが好きなのは高町なのはという事なので、それはそれは淫らなレズカップルになるのだろうか。
成長した二人のセックスとか撮影したいな、と、一変態として彼はそんな事を考えた。
そんな風に感慨に耽っていた時だろうか。
きぃ、と掠れたドアの蝶番の軋む音が背後で聞こえ、次いで……聞き覚えのある声が響く。
「おい、おっさん……何してんだ」
振り返ると、そこには鬼面の相を浮かべたアルフが立っていた。
瞬間、中将ははっきりと、死の危険を感じた。
続く
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投下終了
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ほい
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乙。しかしむしろ危ないのはアルフの側か
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投下するでー
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番外編 フェイトちゃん調教録4
初めて会った時から気に食わなかった。
どこが? と聞かれれば、全て、としか答えようがない。
まず無遠慮に自分の胸や脚をじろじろ値踏みするような眼差しが気に入らないし、太った体型やハゲた頭も不愉快だ。
一緒に生活するようになってリンディとベタベタいちゃつくところを見せられるのも最悪だった、朝二人がキスしている場面を見た時など顔が引きつったものだ。
この男のどこか良くて結婚したのか、とうてい自分には理解できそうにない。
それでもリンディが自分で選んだ末に決めた事なら尊重したかった、フェイトにも父親が居たほうが良いとも感じた。
だから今日まで文句を言う事もなかったが、それもかつての話だ……
今、目の前にある光景に、アルフの中の怒りが抑制を失う。
それは見るもおぞましい有り様だった。
ベッドの上で絡み合う二つの肉体、一糸纏わぬ裸身、フェイトの無垢な白い柔肌と、毛深く肥えた中年男の体。
フェイトの体の上に点々と付着した白濁液の意味を想像しただけでアルフは臓腑が煮え返るような心地だった。
「おい、おっさん……何してんだ」
震える声音が低い小さなものだったのは、怒りのあまり声が震えたからだ。
アルフの姿を認めるなり、彼はぎょっとして目を見開いた。
状況を一瞬で理解したのだろう。
「あ、アルフ、いや、ちょっと待て」
あたふたとよろめいて必死に言葉を探す彼だったが、言い繕う暇などなかった。
次の瞬間、視界を何か異物が占める、それは突っ込んできたアルフの拳だった。
衝撃を受け、彼の体はそのままベッドの外に転げ出る。
「ぎゃうう!」
遅れて痛みと驚愕に間抜けな声を上げ、鼻血の流れる顔を手で覆ってもんどりうつ。
アルフはベッドを跨ぐと即座に追撃に打って出た、次は長い脚が蹴りを繰り出し腹を撃つ。
巨大な腹が波打ってその衝撃を物語った。
それだけやっても怒りは収まらず、体重をかけた膝の一撃を見舞おうと、アルフは跳躍の姿勢を取って。
直前、彼女の肢体を魔力の縛鎖が封じた。
「アルフ、だめぇ!」
「なッ、フェイト!?」
アルフには信じられない事だったろう、彼女からすれば、フェイトはこの男に無理やり手篭めにされているようにしか映らなかったからだ。
その実フェイトには義父への嫌悪感などまるでなかった。
むしろ無知にして無垢な少女は、彼の与えてくれる快楽を諸手を上げて受け入れて、甘美な味に酔っている。
アルフの抱く怒りも憎しみも理解の埒外だった。
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元々、愛に飢えた子だったから、歪んだ形で結実していようと、受け入れられるたちなのだろう。
困惑に身をよじるアルフを前に、鼻血を流して悶えていた彼が立ち上がる。
その顔にはありありと形勢逆転した事への優位から、嘲笑が浮かんでいた。
「よしよしフェイト、良い子だね。そのまま抑えていてくれよ、また殴られたらかなわん」
「てめ……ッ! この! フェイト、バインド解いて! こんなやつ」
「口の聞き方を知らん雌犬だな、え?」
叫ぶアルフをよそに、悠々と距離を詰めた彼は、手を伸ばした。
伸びた指先が、アルフの額に触れる。
そして小さな魔法陣の輪がささやかに展開された。
瞬間、想像を絶する痛みがアルフの脳髄と四肢を引き裂いた。
「ぎゃああああああああああ!!!!!!!!!」
あまりに予期せぬ激痛に、アルフは泡まで吹いて悶絶した。
白目を剥いて床の上を転がり、ばたばたと痙攣する。
だが気絶する事も出来ず、神経は狂ったように痛みのパルスを発し続けた。
気づかぬうちに股間は失禁して尿まで漏らしていた。
物理的な攻撃によるものではない、彼の使ったものは、生体の脳神経系へ干渉する魔法だった。
「痛覚100倍だ、効くだろう? フェイト経由でかけてやったんだ、防ぐ手はねえよ」
そんな声も、とうにアルフの耳には聞こえていなかった。
使い魔とその主の精神リンク、フェイトを心身共に従えているから出来た芸当だ、もし万全ならさすがにこうまで容易く成功はしなかったろう。
魔力の供給をフェイトに頼っているアルフは、主人からの干渉に抗する手段がない、そもそもそんな事を警戒する必要もないのだ。
「飛んだり跳ねたりのドンパチは不得手だが、こういう神経系に作用する魔法は得意中の得意でな。さて、この雌犬、どうしてやるかな」
「あ、あの……お父さん、あんまり酷いことは」
「ああ、分かってるよ。フェイトは良い子だね」
捉えた獲物を値踏みする獰猛な父の眼差しに、不安そうに縋りつくフェイト。
そんな少女に彼は一転して優しい声と笑顔を向ける。
よしよし、と頭を撫でつつ、一方で床の上でバインド拘束されて悶えるアルフの体は乱暴に蹴り転がした。
たったそれだけの痛みでも痛覚100倍に設定されたアルフには堪ったものではない。
脳髄を根こそぎひっくり返され煮えた油を流し込まれたような激痛に、顔を涙と唾液と鼻水で溢れ返させた。
「ぎゃぐぉおおおひぎぃいいいいいい!!!」
のけぞり、ビクビク痙攣して波打っては無様な鳴き声を上げる。
いっそ死んだほうがマシな痛みだった。
精神、心というものを形作る外郭が、ヒビ割れていくような心地。
その有り様を悠然と見下ろしながら、彼はぱちりと指を鳴らした。
ようやく痛覚操作の魔法が解除されて、アルフはぐたりと脱力する。
抵抗する力を完全に失った彼女を、義父の粘ついた劣情の眼差しが視姦した。
リンディには負けるものの、そのボリュームはなかなかのものだった、豊かな乳房と尻、引き締まった太腿と下腹。
べろりと舌なめずりしつつ彼は膝をついて、アルフの脚の間に割り込む。
そして邪魔な着衣を一枚ずつ嬉々として剥がしていった。
「へへ、小便臭えなあ、だらしねえ雌犬だぜ」
フェイトに対するものとは打って変わった伝法な口調で蔑みながら、あっという間にアルフを全裸に剥き尽くす。
豊満な肢体を前に、いよいよ顔は嗜虐と征服の喜悦に歪んだ。
「てめッ……こ、の……やめろ、変態ッ」
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「おやぁ? まだそんな口がきけるのか、大したもんだな。まあ、俺もその方が面白いから良いけどな」
震えるアルフが涙目できっと睨みつけるが、手足には上手く力が入らず、押しのける事もできない。
もし出来たとしても、どうせまた魔法で屈服させられるから無意味だろうが。
先ほどフェイトで射精してもまだ硬く大きくそそり立った彼の肉棒が、ピタリとアルフの膣に押し付けられる。
その熱さに、むしろ背筋が凍るような悪寒を憶え、アルフは顔を歪ませた。
「や、やめろ! こんな……糞野郎ッ」
「やれやれ、まったく、ご主人様に対する口の聞き方がなってねえな」
「誰が、ご主人様だ」
「フェイトがお前の飼い主で、俺はその父親だぞ? ならご主人様だろう、きちんと序列をわきまえろよ、この――雌犬がぁ!!!」
「ひぃいい!!!」
ズンッ、と、一気に腰を前へ突き出して、肉棒が媚肉を掻き分けた。
案の定、アルフは処女だった。
処女膜を引き裂かれ、破瓜の鮮血を流しながら、苦痛と屈辱に涙する。
床の上で悶える様を痛ましそうに見つめながら、フェイトは心配そうに語りかけた。
「アルフ、ごめんね……でも、お父さんに乱暴するのは良くないから……」
「ふふ、フェイトは優しい子だね。安心して良いよ、これは躾みたいなもんだからね。ほら、狼も犬みたいなもんだろ? きちんと群の中の順位は把握しておかないといけないんだよ」
「は、はい……」
ケダモノみたいに腰を振るのとは真逆に優しく語る父に、フェイトは納得して頷く。
育ちが特殊なだけに純粋すぎるというか、無知すぎるのか、そこにつけ込む彼も大概だった。
それにしても良く締まる膣肉に、突き挿れるにも力が入った。
初物なだけあって、リンディの絡みつくような膣とは違う、強烈な締りだ。
もちろん、アルフにとっては屈辱を極める初体験に、悔しそうに顔を怒りに染めているが。
「やだ、このぉ……やめろ! いや……いやぁ!」
首を左右に振って、身をよじり、逃れようともがくが、無意味だ。
そんな事をしたところで豊かな乳房を弾ませ、余計に彼の興奮を煽る事しかできない。
やがて、義父の顔に邪悪な遊び心を秘めた笑みが浮かんだ。
-
「そんな嫌がるなよ。じゃあ、今度はさっきとは逆にしてやる」
「ひゃぅおおおおおおぉ、あへぁああッッ♡♡」
アルフの声が、だらしなく甘く、語尾を裏返した雌声になった。
逆とはまさにその通りで、今度は痛みでなく快楽を倍増されたのだ。
破瓜したばかりの乙女のくせに、アルフは潮まで吹いて絶頂した。
それも一度のみならず、連続してアクメの波が意識を押し流し、愛液が飛沫を上げて飛び散るではないか。
彼の毛深く太い指が乳房に埋まり、乳首を強くつねる。
痛いくらいの愛撫だが、アルフはあらぬ方向を向いたアヘ顔まで晒してイキ狂った。
「おぉ、おぉ、良く締まる。連続アクメ良いか? 強姦されてイクとかどんな気分だよ! はは! おらぁ! 出すぞ! 俺のザーメン受け取れ! 孕めぇえ!!」
「や、やめ……やめりょ……はひぃうううああッッ♡ イグ! イグ! い、イキたくないのひぃいいッ♡ いや……いやだ……糞ッ♡ イグぅうううううううッ♡」
髪を振り乱し、鼻水まで垂らしたドスケベな雌犬面でひいひいよがり鳴くアルフ。
普段の気丈な様など微塵もない、どこに出しても恥ずかしくない立派な雌犬奴隷の有り様だった。
流れこむマグマのような精液が子宮に入り、余計に快楽を深め、イってもイっても引かない絶頂の余韻で精神を苛んだ。
イキ狂うアルフを尻目に、彼は一度腰を止め、フェイトに視線を向けた。
「よし、フェイト。そこでちょっとオナニーしてもらって良いかな」
「え……あ、はい」
一瞬恥ずかしそうに頬を染めたフェイトだが、父の申し付けには従順に従って、股間と乳首に指を添える。
やはりどこか抜けた少女だった。
特に不思議がる事もなく、もう既に父にはあらゆる痴態を見せたので抵抗も感じず、乳首を抓り陰核を擦るフェイト。
するとどうだろうか、何度もイッていたアルフが、さらに反応して背筋を仰け反らせた。
「ひゅぅあああッ♡ おぉぉッ♡ おほぉおッ♡」
「良いだろう? フェイトからの感覚リンクも繋げてやったぞ。こっちも感覚100倍だ、こりゃ下手すると頭イカれるかもしれんがな」
単純な肉体への快楽にプラスして、フェイトの感覚も倍増して流れこむ。
常人なら発狂して廃人になりかねないレベルの快楽に、アルフは白目を剥いてイキまくった。
何度イッてもイっても波が引かない、いつまでも脳髄をアクメの洪水が押し流し、思考や自我が崩れていく。
あまりに過剰な刺激の果てに、悩ましい脚線美を描く太腿は目の前の太い胴を挟んで捉えていた。
「そろそろ体もほぐれてきたな。物欲しそうにチンポ咥え込みやがって。そおら! ご主人様のザーメンだ、受け取れ!」
「はひぃい! うぐぅあ、ふひゃあああッッ♡」
グリグリ子宮口をこじられ、ドクドクと流し込まれる精液の勢いと熱を感じ、アルフはだらしない弛緩しきった声を張り上げて無様にイク。
過剰供給の快楽刺激で、体は従順に雄を迎え入れて、彼の背中や腰を手足で抱いていた。
恥ずかしくて悔しくて憎いのに……その意識を肉体の快感が裏切る。
せめて痛みで紛らわせようと唇に牙を立てて噛みしめるが、それさえもどこか甘美に感じてしまう。
「この……くそッ……くそやろう……ころす、ぜったいころすぅ」
語尾を甘く染めながらも、アクメの波にさらわれながらも、アルフは潤んだ瞳で睨む。
睨むといっても、とろんと目尻を下げた表情では、まるで迫力などなかったが。
彼はそんな使い魔の少女に、憐憫とも嘲笑とも取れる笑顔を浮かべた。
「まだそんな口がきけるか、大したやつだな。これは、もうちょい念入りにオシオキが必要だな」
□
翌日からの調教メニューは、基本的に中将は関わらなかった。
なにせ日々の仕事の合間にリンディとセックスしなければいけないし、家ではフェイトにも教えこむ必要がある。
正直なところアルフは確かに良い体をしているが、原則としてザーメンは全てリンディのものと考えていた。
リンディの口、乳房、手、膣、アナル、太腿に髪、全身のなめらかな柔肌、彼の精液はそれらを染めて犯す為に存在する。
たまにフェイトにも出してあげるがそれは例外だった。
-
なので、アルフは別の人間の汚らしく不潔なザーメンを味わう事になる。
「ひゃぐうう! やめろ……やめりょ、おぉぉぉッッ♡」
裏返った声で鳴き叫ぶアルフ。
だが遠慮会釈する連中ではなかった、その場に居る無数の男たちはいきり立ったペニスを隠す事もなく、目の前の雌に代わる代わる突き立てた。
場所は公園だった。
うらぶれた郊外の、立ち入る人間もほとんどなく、市当局の管理もずさんで寂れるがままに放置された類の公園だった。
集まったのは近所の浮浪者に、管理局の一般職員、中将のプライベートな付き合いで呼ばれたSM嗜好の変態たち、様々な男たちだ。
優に数十人は居る男たちは、入れ替わり立ち代り、かれこれ十数時間たっぷりアルフを犯しまくっていた。
アルフは公園の木々の茂った草むらの奥に連れ込まれ、全裸に首輪だけという雌犬にぴったりの格好をさせられていた。
今彼女は、如何にも汚らしい、洗った事など一度もなさそうな浮浪者の特大ペニスを膣にこれでもかとぶち込まれている真っ最中だった。
相手を殴り飛ばそうにも、案の定中将の魔法で暴力的な抵抗は一切できないように細工されていた。
正常位で、まるで愛のあるセックスのようにレイプされる屈辱、そのくせ快楽は凄まじい。
「くぅう、姉ちゃん、よく締まるなあ。嫌とか言って、さっきからイキっぱなしじゃねえか? 好きなんだろ、こういうの。中将(あの人)のオススメの女だもんな、マゾに決まってらあ」
「ふぁああ! イク……や、あぁぁ、またイグぅううッ♡ あぁ……いや……いやぁああッッ♡」
甘い声を張り上げ、潮を吹きながらイキ狂うアルフ。
ぶるんぶるんと揺れる胸が汗の雫を散らしてなんとも淫らだ。
したくもないのに体は勝手に相手の腰に脚を絡め、しっかりホールドして、奥の奥までペニスを誘導してしまう。
子宮口と亀頭がキスをし、中に大量の精液が流し込まれる。
見ず知らずの汚い男のペニスで犯され、射精されて……アクメを晒す。
恥ずかしくて死にそうだった……なのに、体が熱い……疼く。
弄られた精神と肉体の魔力的リンクのせいだろうか、まるでフェイトのマゾヒズムが感染していくかのように、アルフは屈辱的な状況に火照り始めていた。
じゅぽん、と、汚らしい音と共に、湯気まで立てたペニスが濃厚な精液の糸を引いて抜かれる。
だが、もちろん、終わる筈などない。
後ろに使えていた男たちがすぐさま入れ替わり、硬く大きく反り返った肉棒をアルフの中に突っ込む。
先に犯していたものの精液など気にしない、女に飢えたケダモノからすれば、アルフほど極上の美少女を犯せるなら細かい事などどうでも良かった。
余談であるがこの後も体を綺麗に洗ったらお持ち帰りでレンタルも可能なので好きなプレイが可能であり、他の野郎のザーメンやチンポが気になるというシャイボーイにも配慮がされていた。
さすがの中将である、変態の鏡だった。
「ひぎ! ひぎぃいいいいい!! さける! おしり、さける……痛ぃッ……いたい、のに……あぁ……イクぅうううううッッ♡」
たぷたぷ胸を弾ませたアルフは持ち上げられ、前から後ろからぶっとい肉棒を飲み込んでいた。
とっくにアナルも拡張されているが、元々引き締まった細い体に、二本挿しのサンドイッチファックはかなりきつい。
相当痛いが、神経操作された肉体はそれでもアクメを晒し続けた。
ごりごりと太い幹で広げられたケツ穴は、限界まで伸ばされたゴムリングのように広がり、きつくペニスを飲み込む。
男たちからすればその締りが最高だった。
-
前も後ろも、それぞれ勝手気ままに腰を振りまくってアルフを犯しまくる。
特に前から犯す男は、顔を嬉しそうに躁的な恍惚を滲ませて堪能していた。
胸に押し当てられるたわわな乳房の量感、弾力が心地良いのだろう。
「この女、犯しても犯しても、良く締まるな……全然飽きねえ」
「ケツの締りも最高だ。なあ、今度他のやつも誘ってみようぜ」
「おう、連続で何人で犯せるかチャレンジして見るのも良いな。撮影とかもする?」
「良いねえ」
自分を挟んで交わされている会話、その言葉をしっかり聞き届けている筈なのに、アルフの脳は意味を理解する事もできなかった。
連続して、何時間もかけてイキ続け、精神が快楽に飲み込まれている。
ただ気持ち良いという感覚だけが、心身を満たす。
「あぁ……ふぁ、おぉ……チンポぉッ♡」
だらしない声が漏れる。
雌の、はしたない奴隷の犬の声だった。
「いや……いやなのに……くそぉ、ぁぁ……イク、イクぅううッ♡」
怒りも憎しみもないまぜになった蕩けたアヘ声を張り上げ、また絶頂するアルフ。
無様で雌に、男たちは容赦なく精液を出せるだけぶち撒けた。
前も後ろもザーメンが溢れ、泡を立てて逆流する。
そしてまたペニスが抜かれると、背後に並んでいた男が代わってぶち込むのだ。
終わりない陵辱と恥辱の調教はまだまだ続いた。
□
「アルフ楽しそうだねぇ」
感慨深そうに、中将は宙に投影した魔力のディスプレイでその様を見ていた。
録画した長時間の映像はやがて編集加工され、彼と繋がりのある趣味人たちに共有されるだろう。
まあそれはそれとして、彼は目の前のプリプリした小さな張りのある尻に集中した。
「ひゃぅ……ふぁぁッ♡ あふぅッ♡」
蕩けるような甘い声を上げ、フェイトは快楽に打ち震えた。
ぐちゅぐちゅ音を立てて、彼女の尻穴は今拡張され、ぱっくりと口を開けている。
-
毎日ディルドやバイブ、ローターで丹念な開発をされたアナルは、もう指の一本二本くらいなら軽く飲み込めるようになっていた。
浣腸とローションによる清掃も済んでおり、綺麗なピンクの粘膜が腸液を垂らしてひくひくと蠢いていた。
唇へのキスと処女膜には手を出さない彼だが、他の部分への開発はぬかりなかった。
今や立派な性器と化したアナルを指で掻き混ぜ、さながら極上の原石を磨きぬいた宝石職人の感慨で、微笑を浮かべる。
「よしよし、良く開発できたな。やっぱりフェイトちゃんはお尻の才能あるよ。さて、じゃあそろそろ、オモチャでなく熱いもので愛してあげようかな」
「は、はい……きて、ください……」
甘い声を零し、小さな尻を左右に振っていやらしくねだるフェイト。
年端もいかぬ少女の癖に、その淫靡さは天性の才能を思わせるものがあった。
舌なめずりし、中将は自慢の肉棒を取り出す。
身持ちの硬かったリンディさえ堕ちた太く長い剛直が、先走りを垂らして反り返る。
「アナルは子作りしないから親子でもセーフだからね」
めちゃくちゃな理屈を言いながら、彼はフェイトの小尻を掴むと、腰を前へ突き出した。
ぴたりと穴に亀頭が押し付けられ、ゆっくりゆっくり粘膜を広げ、侵入する。
拡張してはいても、さすがに初めての結合はきつかった。
「ひぃ……ぅあああ」
「息を吐いて、力を抜くんだ」
「はぃ……」
ずぶずぶと剛直が埋まっていき、きつく痛く、同時に快感を生む。
フェイトは脳天まで走り抜ける快感に総身を震わせた。
彼女のアナルの粘膜は、度重なる調教ですっかり性感を得るに至っていた。
ついに腰が尻にぴたりと押し付けられ、根本まで太く長いペニスが埋まる。
瞬間、フェイトは全身を痙攣させ、絶頂に戦慄いた。
「あぁ……ふぁああああッッ♡」
びくびくと震える義娘を、彼は腰を掴んで持ち上げる。
小さく細い肢体は、リンディの豊満な肉ほどの扇情を持ちあわせてはいないが、決して触れてはいけない禁忌を犯す背徳感が、なんとも言えない甘美さを秘めていた。
あぐらを掻いた自分の腰の上にフェイトの尻を乗せ、彼女自身の体重で挿入を深め、奥まで貫く。
気付けば、フェイトは自ずと腰をくねらせて貪欲に求めていた。
「すごッ……お、おしり……お尻でイクの……良いです……気持ち、良い……お父さんのおちんちん、最高ッッ♡」
目尻に涙を溜め、うっとりと顔を蕩けさせたフェイトは、実に気持ち良さそうに下半身をいやらしく振って肉棒をしゃぶる。
もし中将が手を出さずとも、彼女はいずれ極上の淫婦になったのではあるまいか。
それほどに乱れぶりは、淫蕩を極めるものだった。
彼は太い指を少女の細い体に這わせ、乳首を捏ね、クリトリスをつねる。
フェイトは嬉々として声を張り上げ、腰を跳ねさせた。
「ひゃぅうう!」
「ほぉら、乳首とクリも忘れないで弄ろうね。この気持ち良いのも全部アルフに伝わってるから、一緒に気持ち良くなるんだよ」
「は、はい……もっと……もっと二人でイキます!!!」
ブロンドの髪を振り乱し、フェイトは小さな体に精一杯の力を込めて尻を上下に動かした。
感覚リンクは相互に流れるようになっていて、アルフが陵辱される快感もフェイトを昂ぶらせ、もちろん今まで通りフェイトの快感もアルフを嬲り抜いていた。
主従は今一体となり、性愛を貪り、アクメに溺れている。
それはある種の幸福の極地なのかもしれなかった。
論理的な問題はさておき、二人は一緒に多幸感に心身を任せている。
ディスプレイの向こう側で、アルフが二穴責めに加えて嬌声パイズリ、手コキ、髪コキ、フェラチオのチンポ地獄に合いながら、全身をザーメン漬けにしてイキ狂っている。
『あふ、ぐぁ、あぶぅうううッッ♡ お、ぉぉッ♡ おぼぉおおおッッッ♡』
過剰供給の快楽と喉の奥まで流し込まれる精液の匂いと味に、だらしなくアクメする狼の美少女。
肌から孕ませる気かと思うほどその身は精液漬けにされている。
映像越しに青臭い香りが伝わってきそうだ。
-
一方でその快感に当てられ、フェイトも身をくねらせ、イッた。
「あぁぁ……イク! おとうさんのチンポで、イキます!!! 出して! お父さんも……チンポ汁出してえぇぇえッッ♡」
涙の雫を散らし、潮を吹きながら痙攣するフェイト。
戦慄く娘のアナルに扱かれ、やや遅れて中将も射精した。
きつく締まる少女の直腸の奥へ、白濁の粘りがドロドロと流し込まれる。
ぴったりと腰に小尻を重ね、彼はフェイトの体重の軽さと、肌の熱さを共に満喫した。
吸い付くような潤いを持つ乙女の柔肌は、ただ触れているだけでも心地が良い。
「ふう、気持ち良いね。フェイトのアナルは最高だよ」
「あ、ありがとう……ごじゃいましゅッ……♡」
もうろれつも上手く回らないのか、ぐったりと脱力する娘を、彼は優しく撫でた。
フェイトが気づかぬうちに、アルフに繋がる精神リンクは双方向から一方通行に変えておいた。
さすがに幼い少女に過剰なアクメを流しすぎると、日常生活にも支障が出るだろう。
ほどほどに、同時に優しく、丹念に、フェイトには性愛を教えこむ。
それをよそに、アルフには一切の憐憫なく、責めの手を緩める気はさらさらなかった。
犬には、きっちりと調教を施さなければいけない。
さて、それはそうとそろそろ体を洗っておこう、彼は立ち上がり、風呂場へ向かった。
フェイトに出す射精は週に2回と決めているのでこれ以上は出さない、自分ルール。
リンディが帰宅したら愛する彼女を夜通し犯しまくり陵辱しまくり、愛しまくるからだ。
豊満な熟女奴隷妻の甘く柔らかい肢体と、そのマゾぶりを想像しながら、彼はそそくさと風呂へ向かい、自分とフェイトの体を丹念に洗った。
その時にはもう既に、脳裏からアルフの事はすっかり忘れ去っていた。
もちろん、思い出せばまたさらなる陵辱と恥辱で、使い魔の美少女を嬲り抜くのだろうが。
こうして……義父への忠誠を誓うまでの月日、アルフはその日から一日と休む事無く、壮絶な調教を受け続けるのであった。
終幕
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投下終了
http://www.mai-net.net/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate=18&all=40939&n=0&count=1
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5100128
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>>910
続けての投下、お美事です
アルフは首輪をつけて露出の方向を期待してかまいませんね!?
久しぶりですが投下させていただきます。以下注意書き
・エロ
・ふたなり注意
・スバルとリンディさんで
では次から投下させていただきます
-
◆
エレベータの扉が開いた。
その先に続くのは、温かみのある調度で統一された廊下だ。
繁華街の一角にある目立たない外見からは想像できないほどに、建物の内部は品格のある静寂に満たされていた。
乗っているのは、年頃の娘が1人だけ。
ふわりとしたブラウスに、おそろいの色合いの帽子とロングスカート。
丸みを帯びた健康的なプロポーションと相まって、まだ未成熟ではあるものの幼さよりも女性らしさを感じさせた。
乗客が1人である以上、少女の目的はエレベータが止まったこのフロア以外にはありえない。
けれど娘はすぐに廊下へと歩みださずに、逡巡するように立ちすくんだままだ。
間接照明で淡く照らされた廊下の先を、意味も無く見据える。
ちらりと階層を表示するパネルを見て、指定された部屋のあるフロアであることを確認する。
踏み出さない言い訳を、進まなくていい理由を、探しているかのようだった。
まるでその先が薄氷であり、踏み出せばすべて崩れてしまうかもしれないと怖れているように。
そしてそんな葛藤の綱引きは、娘にとっては全く不意に、けれど当然の常識によって破られた。
時間の経過で、エレベータの扉が自動で閉じはじめたのだ。
「!!」
ボタンを押して閉じるのを防ぐことも、閉じたあとで再び開くことも出来たはずだ。
あるいは―――この『アクシデント』を理由として、そのまま引き返すことも。
けれど少女は、思わず帽子を押さえスカートを翻して、急ぎ閉まる扉の間を抜けた。
「……」
背後で静かに扉が閉まる。
廊下に、進み出てしまった。
◆
建物の外装は、周囲のビル郡に埋もれる雑居ビルのひとつであり、あくまでも人目を惹かず。
けれど内装のつくりは非常に良質で、従業員の教育も、機械的・魔法的なセキュリティも隅々まで行き届いている。
駅からも近いため利便性が高く、人ごみにまぎれるために人目にも付かず、中に入れば外部の喧騒からは隔絶される。
ことさら隠されているわけではない。けれど、あえて宣伝もされない。
そんな隠れ家的なホテルの廊下を、『踏み出してしまった』少女は歩く。
具体的にどことは指摘しにくいが―――どこか、不自然な足取りで。
例えば、着慣れない服を着たときの、ぎこちなさ。
例えば、馴染みの無い場所での、居心地の悪さ。
そんなたぐいの、何かを気にして自然に振舞えない収まりの悪さが、少女の動きの端々から感じられた。
不意に、ふらりと頼りなく揺れたあとで少女は足を止めた。
手にはカードキー。
目の前には、そこに記されたルームナンバーが刻まれたドア。
我知らず、頬を伝う汗を手の甲でぬぐう。
空調は効いている。暑さゆえの汗ではなく、じわりとぬめる油汗だ。
さんざんな葛藤の末にたどり着いた―――行き着いてしまった、少女の目的地だ。
◆
-
◆
「ふふ、いらっしゃい。随分早かったのね。なのはさんの教育の賜物かしら」
「は、はい……待ち合わせに、その、遅れるわけには……」
出迎えたのは、この部屋を借りて少女を招いた主。
肩書きは、時空管理局の総務統括官。
かっちりと管理局の制服を着込み、室内の上質な調度と相まって、ここが執務室であるような錯覚さえ覚えさせる威厳を放つ美女。
それでいて、制服の布地を押し上げて主張する胸や豊かな腰の曲線がこの上ない大人の色香を醸し出す、蠱惑的な熟女。
名は―――リンディ・ハラオウン。
ふわりとした服装の少女とは、外見も雰囲気も見事に対照的な女性だ。
「ふ〜ん?」
室内に招き入れられてから何をするわけでもなく、もじもじと下を向いて立ったままの娘を、リンディは面白げな視線で観察する。
そして少女の耳元に唇を寄せて、悪戯っぽく囁いた。
「それとも……そんなに待ちきれなかったのかしら。ねえ、スバル?」
「―――ッ!!」
反応は劇的だった。
もともと恥ずかしそうに上気させていた少女の顔色が、一気に耳まで紅潮する。
少女の名は、スバル・ナカジマ。
機動六課スターズ小隊に所属する、元気と溌剌さに満ちたボーイッシュな戦闘魔導師。
けれど今はとびきりに少女らしい服に身を包み、そして妖しげな感覚に翻弄される、いろいろな意味で無防備な娘だ。
「正直に言ってみなさい。気持ちいいことしたくて、急いできましたって。
そうすればこの前みたいに、泣いて悦ばせてあげるから……ね?」
「あふぅ……んっ……」
顔を赤らめてうつむいたままのスバルのあごに手を当てて上向かせると、リンディは唇を少女の唇に寄せる。
スバルは抗うでもなく身を硬くしたまま、リンディにされるがままに唇を重ねられた。
最初にリンディが言った『随分早かった』は、言葉通りの意味だ。
到着までの道々で相当にもたついていたスバルだったが、それでも待ち合わせの時間まではまだかなりの間があったのだ。
内に秘めた葛藤がどうであれ、スバルの答えはすでに決まっていた。
非常識なほどに早い時間に、自宅を後にしていたのだから。
「また、してほしいの?」
「……はい。気持ちいいこと、いっぱい……してほしくて。
その、スカート……ひっかかって歩きにくかったですけれど、いそいで来ました。
だから……」
唾液に濡れた唇をそのままに、スバルは再びうつむいて、消え入りそうな声で答えた。
快楽に抗えずに自ら獣の巣を訪れた少女の告白に、リンディは女豹の笑みを浮かべて、なお爪と牙とで弄ぶ。
「どうして、ひっかかっちゃうの?
慣れてるでしょ、いつもスカート穿いているじゃない」
「そ……それは、その……」
ボーイッシュなイメージが先行するスバルだが、別に『女』であることを意識していないわけではない。
仕事でもプライベートでもブラウスやスカートは着用するし、女性らしい自分に恥じ入ることもない。
つまりこの手のフェミニンな装いは、少女にとって決して着慣れぬものではない。
歩きにくいと答えた理由は―――移動の途中でその動きがぎこちなく不慣れな様子であった原因は、別の所にあった。
「―――スバル」
「ふ、ふぇっ!?」
リンディの声の質が変わった。
柔らかな物言いはそのままに、芯に怜悧な刃物を含んだ声で、囁く。
身がすくむ。
けれど背筋を走るその冷たさは、火照った今のスバルにはむしろ刺激的で心地良くもあり―――どうしようもなく、心を掴まれた。
「ちょっと、スカートをめくってみせてくれないかしら?」
「うっ、それは……は、い……」
予想された言葉。
そして、スバルが望んでいた命令であったのかもしれない。
息が、荒くなる。
心臓がばくばくと高鳴り、興奮のあまり視界すら霞んだ。
ロングスカートの端を自らつまむと、ゆっくりとめくり上げる。
足首から順に、布で隠されていた素足が露わになっていく。
膝が見え、さらにスカートの裾が持ち上げられて、ぱっつりと張りつめた太ももが現れる。
そしてそのさらに上、股間の部分には―――
小さな女性用のショーツから完全にはみ出してそそり立つ、立派なペニスがあった。
◆
-
◆
きっかけは、些細な戯れだった。
JS事件解決の区切りとして行われた、ホテルの広間を借りきっての機動六課のパーティに、後見人のクロノと共に招かれた際の出来事だ。
実子や義理の娘よりさらに年下のフォワードの娘達と話すならば、共通の話題は少ない。
まして酒が入り、そしてフェイトが長年追い続けていた次元犯罪者逮捕の祝いとなれば、理性のタガも緩む。
時が進むにつれて話は自然と猥談になり、『経験者』であるリンディが、未経験の娘達の質問に答える場となっていた。
「ふう……じゃ、ちょっと休憩ね。
あんまり、私からこういうこと聞いたって言っちゃダメよ?」
ひとしきり甘酸っぱくも生々しい話を終えて一息つき、リンディは呑み直すために席を離れた。
そしてその後をこそこそとついて来た人影が、ひとつ。
(急にすみません。ちょっと、お聞きしたいというか……
そ、その……男の人のアレって……ホントに、えと、濡れたりとか……あんな、形なんですか?)
皆には聞こえないように―――それでいて抑え難い好奇心をあらわにして、顔を真っ赤にしたスバルがリンディに耳打ちした。
『場』の雰囲気はすっかり出来上がっていたのに、それでも皆の前で堂々と質問できないあたりが、元気だが純情なこの娘らしい。
知ってるふうを装って話すティアナや、爛々とした目でリンディがたじろぐほどにがっつり話に食いついてきたキャロとは、全く逆の反応だ。
そんなスバルの初々しい姿を見て、リンディにちょっとした悪戯心が芽生えた。
「そうね、実際に試してみたほうがいいかしら?
触ってみてどんなふうに感じるのか知っておけば、将来殿方にご奉仕するときもきっと役に立つわよ」
「え……!?
なにを、ひゃっ!!」
リンディは回りに人目がないことを確認すると、そっとスバルの下腹部に触れる。
スバルは最初、触れられた部位に驚いて素っ頓狂な声を上げ―――続けて生じた下半身の『違和感』に驚愕の悲鳴を上げた。
「え、これ―――何ですっ!?
え、え、え、でも、ひょっとして……!!」
「んふっ、たぶんあなたの思ってる通りのモノよ。
ちょっと『生やして』あげたの。
なかなか無い経験だと思うから、今のうちに見るなり触るなりしてみる?」
変身魔法の応用で、他人の一部だけを強制的に変化させる魔法。
極めて高度な魔法理論から成る技術を、このうえなく下世話な目的に用いるという『隠し芸』。
純情な生娘の股間に『それ』を生やし、自分の身に何が起きたかを知って驚いたら、すぐに魔法を解いて終わらせる。
それだけの、冗談で済むはずだった。
けれど―――
「―――ッ!!」
「あ……スバル!? ちょっと待って!」
リンディの予想に反してスバルは困惑と羞恥と泣き顔とが入り混じった表情を浮べると、一目散にリンディの前から走り去ってしまったのだ。
◆
-
◆
「……う〜ん、これは失敗したわね」
調子に乗りすぎた。
その手の『冗談』を許容できる相手を選ぶ眼はあったつもりだったが、今夜ばかりは祝い酒でうわついていたらしい。
自戒しつつ、場合によっては精神のケアをしなければならないと覚悟して、リンディは走り去ったスバルを探す。
フロアの奥側に走り去った少女がいたとの従業員の証言もあって、1人で廊下を歩いていたときだ。
「はっ……ううっ、う、う……はぁ……」
泣き声が聞こえた。
間違いなく、スバルの声だ。
廊下を見渡すと、フロアに備え付けの女子トイレがあった。
このフロアは機動六課が借り切っている多目的ホールがあるだけで、奥まったこの辺りには人の気配がない。
誰も居ないトイレに篭って泣く程のショックを与えてしまったかと改めて反省し、自らも女子トイレに入る。
並ぶ個室は5個。
一番奥の扉だけが閉まっており―――今も、そこから嗚咽が続いていた。
「ねえ……スバル。いるんでしょ?」
「……っ!!」
静かに、閉じられたドア越しに声をかける。
返事はなかったが、自分の言葉で、相手が息を飲むのはわかった。
リンディはその息遣いと気配から、中にいるのがスバルだと確信する。
「ごめんなさいね、悪ノリしちゃったわ。
貴女の心に、要らない傷をつけちゃったみたいね」
「い、いえ……そんな」
案の定、返ってきた答えはスバルのものだった。
嗚咽していたようだがしゃくりあげるような気配はなく、上擦っているが思いのほかしっかりとした話し方だ。
「『それ』……だけど。
すぐにでも跡形もなく消すことができるから、私のところに来てくれるかしら。
あ、別にすぐじゃなくてもいいわ。落ち着いて、そこから出てきたらでいいから」
「え……これ、消えちゃう……んですか?」
「え!?」
「あっ―――いえ、なんでも……!」
急な体の変化に驚いてショックを受けて泣いていた―――という前提では、会話が噛み合わない。
違和感を素早く察したリンディは、即座に思考回路を切り替える。
スバルの息が荒い。
嗚咽だと思ったが、よく聞けば違う。
運動した後のような呼吸の乱れだ。
それに―――わずかに立ち込める、公共の場にはあるはずのない匂い。
スバル自身に気を取られていたことと、トイレに常備されている消臭剤にまぎれて気付かなかったが、この匂いは嗅ぎ覚えがある。
「……開けるわよ」
「はっ!?」
スバルの返答を待たず、リンディは目の前のトイレの個室のドアを押した。
当然鍵はかかっていたが、捜査で扱う開錠魔法の前には、単純な鍵など無きに等しい。
リンディが手をかけると同時にカチャリと鍵が内側から解けて、ドアは抵抗もなく開いた。
「―――ッ!!」
個室中には、むせ返るほどの場違いな『雄』の匂い。
正面には、下半身を裸にして便座に腰掛け―――そそり立つ己の肉棒を握り締めた、スバルの姿。
匂いの源は、スバルが自らペニスをしごいて撒き散らした、白濁した精液だ。
その量から1度だけでなく複数回、かなりの回数を放っていることは間違いない。
時間的に言えば、それこそリンディと別れてすぐにここに篭り、ひたすらに自慰に耽っていたとしか思えないほどだ。
「スバル……」
「ご、ごめんなさいリンディ提督……ごめんなさい……」
リンディに見下ろされ、固まったようにペニスを握り締めたまま、スバルはどう対処していいか判らない混乱の極みで涙を流す。
同時にその表情は、ペニスのもたらす快楽に酔い痴れ、少女でありながら肉棒をしごいて快楽を得るという極限の背徳感に溺れていた。
それでもスバルがその行為を嫌悪し、忌避していたならば、リンディは年長者の責任で止めさせていただろう。
けれど女の勘で、リンディはスバルがここに至るまでの心理を看破した。
混乱のあまりで走り去った後、好奇心は捨てられずにここでペニスを弄ぶうちに、射精まで至った道筋が、手に取るように解ったのだ。
そう。スバルはただここで、肉棒によってもたらされる快楽を知った上で受け入れ、ひたすらに貪っていた。
だから―――
「もっと―――気持ちイイこと、知りたくない?」
「ふえっ……!?」
それに気付いた瞬間、心の中に眠っていた獣欲に火が灯った。
かくしてリンディは、模範である年長者としてではなく、堕落を誘う魔物として、その手を差し伸べたのだった。
◆
-
◆
「いつ見ても立派なチンポね。
男でも、ここまでいやらしいチンポはそうそう無いわ」
「そんな、こと……んんっ……」
リンディはベッドに腰かけると、スバルが自らたくし上げるスカートの前に陣取り、じっくりと勃起したペニスを観賞する。
肉感的な体を健全なエネルギーで動かすスバルに、大人の女性らしさを強調した衣装を着させ、自らスカートをたくしあげさせて、ペニスを露出させる。
言葉に反応してびくびくと動く股間の男根と、それを責められて少女が羞恥で茹る表情の対比は、とても魅力的だ。
そのためにあえて淫語を選び、スバルではなくペニスに向かってリンディは語りかける。
「それにすごく蒸れたニオイ。
こんなに汗臭いモノを見られて喜ぶなんて、スバルって本当にヘンタイなのね」
「汗は、歩いてきたから仕方なく……
き、きたないですから……お願いです、先にシャワーを浴びさせて……」
「ウソ言っちゃダメよ、大好きでしょ。
言葉だけでもうこんなにしているじゃない、ほら」
ペニスを観賞されても耐えていたスバルが、匂いを指摘されるとたじろいて、リンディの鼻から逃れるように腰を引きがちになる。
それを追うようにリンディがベッドに座ったまま足を伸ばし、ストッキングに包まれたつま先でペニスの裏筋を、触れるか触れないかの絶妙な力加減でなぞり上げた。
「ひ、いぃっ、だめ、イク、イくッッ!!」
途端に弾けるように陰茎が跳ね、スバルは射精した。
腰が抜けるほどの快楽に負け、膝が崩れてぺたりと床に尻もちをつく。
射精の一部始終を観察していたリンディは、射精の瞬間になぞり上げた足でペニスの先端を押さえて、迸る白濁液を足の裏で受け止めていた。
「あら、ちょっと触られただけでこんなにいっぱい出しちゃうの?
まだ男の人との経験も無いのにおちんちんに夢中なんて、いやらしい子」
ストッキングの足裏から指にまでべっとりと精液が絡む足で、リンディは床にへたり込んだスバルを押す。
快感と射精後の脱力感で放心状態のスバルは、勢いに逆らうことなく後ろに倒れこんだ。
「くぅん、ああっ……」
仰向けに床に寝て腹を見せる、仔犬のような従順さ。
ブラウス越しでも存在感を主張する大振りの乳房や、めくれ上がったスカートから覗く健康的な脚。
快楽と背徳感で淫蕩に溶ける、年端もゆかぬ少女の顔。
そして脱力しきった体の中で唯一硬く、射精後も萎えずにスカートを持ち上げている、股間の剛直。
部屋の床で仰向けになったスバルは、女性的な色気とはまた別の、えもいわれぬ妖しげな媚態を匂わせる。
性的経験の豊富さを自負するリンディすら理性を飛ばされかねないほどに、蠱惑的な眺めだ。
リンディはベッドから立ち上がると、スバルの傍らに歩み寄って、特等席からその絶景を見下ろした。
「んっ……リンディさん……」
「あらあら、出させてもらってお礼も無しかしら、躾のなってない仔犬ね。
いいわ、躾けてあげる。寝転がったままでいいから上着を脱いで、犬らしくお腹を見せてみなさい」
「は……い」
飼い主からの更なる命令に逆らわず、スバルはブラウスのボタンを外し始める。
余りの興奮のためか射精後の虚脱感のためか、手が震えて指がうまくボタンをつかめず、もどかしい。
そのもどかしさは、リンディも同じだったようだ。
下からボタンを外し終えてブラに包まれた胸が露出すると、待ちきれないとばかりに足で荒々しくブラを上へとずらし、強引に乳房を露出させた。
熟女の視線に晒される、瑞々しい大振りの乳房と、滑らかな下腹部。
スバルは恥ずかしげに、それでいて従順に―――露わになった胸と腹を隠そうとして隠せず、両手はブラウスの裾をつかんだまま体の脇を彷徨う。
そんな少女の痴態に、ぞくぞくと背中を駆ける衝動を呼び起こされたリンディは、たわわな胸を柔らかく踏みつけた。
「あぁんっ……あふっ……」
寝ていても形崩れせず見事な張りを留める美乳の弾力を、リンディは足の裏で存分に味わう。
-
まだ足にへばりついていたスバルの精液が、乳房と乳首を汚す。
精液はローション代わりにもなり、ざらつくストッキングの足の滑りをわずかに助けた。
床に寝転がったスバルの乳房を足で踏みつけてこねるたびに、強欲なペニスだけが、屹立していて揺れている。
行為そのものは、荒々しい。
ストッキングで擦られる乳首も、踏みしめられて揉まれる双丘も、痛いほどに快楽を掻き立てる。
けれど―――足りない。
責められ、床で妖しげに体をくねらせながらも、少女の心には焦燥が募っていく。
今スバルが求めるのは、鋭く鮮烈な、一瞬の射精の快感。
それに比べれば乳首や乳房への愛撫は、いかに強くても場違いでもどかしい刺激なのだ。
もう一度、射精がしたい。
胸ではなく、肉棒への刺激が欲しい。
胸を踏まれながらスバルの手は無意識に自らのペニスに伸び、しごき立てようとその根元を握り締めた。
「その右の手―――ナニをしようとしているの?」
「これは、ああ……その、んんっ!」
しかしその行為は、当然ながらリンディに見咎められた。
あるいはスバルが耐えられず自慰を始めることをを見越しての、執拗な胸の愛撫だったのかもしれない。
びくり、とスバルの手が止まる。
そんな中でも、剛直はそそり立ったままだ。
「言いなさい。おっぱい踏まれるだけじゃ物足りないの?」
それまで乳房を揉み擦っていたリンディの足が移動し、ぐにゅりとペニスを甘踏みする。
のみならず、ストッキングの足指で裏筋をズリズリと刺激された。
「ひっ―――ご、ごめんなさい、自分で、しようとしていましたっ!
あ、ああ、そこ、踏まれたら―――いいッ!」
摩擦の強いストッキングで擦られるという苛烈なペニスへの責めに、待ち望んでいたスバルは身をのけぞらせる。
リンディは足で陰茎を責めたまま興奮を隠さない眼差しでスバルを見下ろし、語りかけた。
「本当にだらしないチンポね。躾ても躾けても、すぐいやらしいことを始めるんだから。
昨日の夕方にチンポつけてあげてから、家でどのくらいオナニーしたの?」
「えっ……!?
あぁん……その、さ、3回……くらい、あ、あっ……ですっ!」
わずかに目をそらせたスバルの嘘を、熟練の執務官は見逃さない。
罰を与えるようにペニスを踏みつけながら竿に沿って根元から先端までを往復して擦り、肉棒を足の裏を使ってしごきあげる。
「本当に、それだけ?」
「―――くうぅっ!!
ごめんなさい、5回―――からは、覚えてないんですっ!
ごめんなさい、ひとりでたくさんしちゃって……女の子なのにおちんちん気持ちよくて!
いやらしくて、ごめんなさいっ!!」
今までは最初から最後まで室内での密事であり、ベッドの上でリンディがペニスを与え、行為を終えれば元に戻していた。
しかし今回は前日に管理局内で陰茎を与えた後、何もせずに帰宅させたのだ。
男性器を生やしたまま1人で夜を明かすのも、外を移動することも、今日が初めてなのだ。
そしてリンディは、スバルが自らそれを弄ばぬはずがないと見越していた。
そのために、夜の自由を与えたのだから。
「ふふっ、1度出したからかしら、さっきと比べて随分と保つじゃない?
それともこの程度の刺激じゃあ、もう足りないのかしら?」
「んんーッ! ダメ、出ちゃうッ!!
ひゃ、うあぁっ―――出るッ、あああーッ!!」
明らかに『男』のツボを知り抜いたペニスへの責めの前には、経験の浅い少女に抗うすべはない。
その気になれば、リンディは即座に何度でもスバルを射精させる事ができるのだ。
股間を踏むリンディの足から逃げるように身をくねらせ、むき出しの胸を震わせながら、涙を流して2度目の射精へと追い立てられた。
◆
-
◆
「ふふっ。足だけで2回も出しちゃうのね、ストッキングもこんなに汚しちゃって。
そんなに踏まれるのが好きなの?」
「んっ……うぁ……」
リンディの手馴れた責めと2連続の射精でペニスも萎えたスバルは、さすがに放心しきった様子で気だるげに視線を彷徨わせていた。
そんなスバルの傍らでリンディは自身の制服に手をかけ、上着とシャツのボタンを外して前をはだける。
ブラジャーは無くたゆんとまろび出た柔らかな乳房をそのままに、今度は腰を屈めてタイトスカートをめくり、精液で汚れたストッキングを脱ぎ捨てた。
胸のふくらみを揺らし、しなを作りながら腰の曲線を強調するように脱ぐさまは、明らかに『見せる』ことを念頭に置いた動きだ。
事実―――まどろむように果てた表情のスバルが、いつのまにか食い入るようにリンディの体を見つめていた。
その視線に気付くとリンディは、両腕を胸の下で組んで乳房を下から持ち上げ、たわわな胸をいっそう強調させてスバルを誘う。
「どうしたの、スバル。おっぱいが気になるの?
それとも……悪いチンポをこっちに挿れることしか、もう頭にないのかしら」
「はぁ……んっ。リンディさん、穿いて……!?」
両腕で胸を支えなら、リンディは寝ているスバルの顔を跨ぐように立っていた。
見上げるスバルの視界には、スカートの奥―――何も穿いていない陰毛と淫裂が丸見えだ。
リンディは厳格な制服を着込みながら、一切下着をつけずにスバルを出迎えたのだ。
そしてその制服も今は着崩されて、女体を淫らに彩るアクセサリに成り果てている。
はだけた胸とノーパンのスカートから覗くむき出しの股間が、ひときわ淫靡に際立っていた。
「どうなの、スバル。
そのままでいいのかしら?」
「い、挿れたいですっ……!」
「……ちゃんと教えたでしょ。
ナニを、ドコに挿れたくて我慢できないのかはっきり言いなさい。
それとももう1回外で出せさてもらうためのオネダリなのかしら?」
スバルの頭を跨いだ姿勢から、あろうことかそのままガニ股で屈み込むリンディ。
触れてもいないのにどろどろに溶けて熟した淫裂が、スバルの目の前にまで迫った。
同性から見ても生唾を飲むほどに魅力的な光景―――という同性相手に劣情を催す嗜好は、実はスバルは全く持ち合わせていない。
リンディは同性であっても許容する鷹揚な性癖の持ち主だが、スバル自身のの性癖はいたってノーマルなのだ。
例えばティアナの胸を揉むようなスキンシップは取ったとしても、その行為自体で欲情などしない。
宿舎の浴場で高町なのはの裸身を見て綺麗だとは思ったが、性的な関係を結びたいなどとは露ほどにも感じなかった。
その性癖に変わりはない。
女性の体に欲情することはない。
けれど―――スバルの意に反して股間のペニスは隆々とそそり立ち、先走りの涎すら垂らす。
今のスバルは、熟れたぬかるみがもたらす骨の髄まで蕩ける熱さと気持ち良さもまた、知ってしまっている。
肉壷に挿れる想像をしただけで、2度の射精で萎えていた肉棒が、脈を打って痛いほどに反り返ってしまう。
我知らずリンディの胸に魅入ってしまったのも、その柔らかな質感で肉棒をしごかれる事を妄想してのことだ。
リンディの淫裂を凝視する。
もはや、それ以外は考えられない。
-
「ふふっ、急に元気になっちゃって。
ほぉらぁ、早く言わないとまた出ちゃうわよ?」
「あぁ、ん……」
リンディはスバルの頭の両脇に膝を置いて体を前のめりに倒すと、そのままスバルの体に覆いかぶさりながらペニスへと手を伸ばした
俗に言うシックスナインの形だ。
スバルのジリジリした視線と息を股間そのもので感じながら、リンディはそそり立つペニスを両の乳房で挟み込む。
そして両側から押しつぶされた胸の谷間から顔を出した亀頭にべろりと舌を這わせ、手慣れた様子でぱっくりと咥え込んだ。
「くっ!
あっ、あっ、そこ……溶けるっ、溶けちゃう!」
「スバル大好きよね、パイズリフェラ。
このまま出しちゃうの?
こっちに挿れたいならはやくしないと間に合わないわよぉ」
「ん……!」
足による刺激とは比べ物にならない強烈な快楽に翻弄されながらもなにかを言おうと開きかけたスバルの口が、唐突にふさがれた。
目の前にあったリンディの濡れそぼる股間が、そのままスバルの顔の上に押し付けられたのだ。
「む、んん―――ッ!」
「はぁ、ほらぁ……んっ、言いなさい、スバル。
それとも、あぁっ、言えないのかしらっ!」
口が、汁気に満ちた媚肉でふさがれる。
膝で支えられているとはいえ、成人女性の体重が顔にかけられ、あまつさえ濡れた陰毛と淫裂をぐちょぐちゅとこすり付けられるのだ。
スバルの顔は瞬く間に愛液にまみれ、そして豊かで柔らかな靡肉に口と鼻とをふさがれて、重みで圧迫され続ける。
それでいてペニスは巨乳に挟まれて舐められ、快楽と淫靡な苦痛の板ばさみに晒されて、少女はリンディの下で身をくねらせた。
この上なく甘美な苦痛。
わずかに残っていた理性と羞恥心が、肉棒にこすり付けられる柔らかな肉と濡れた舌によって、ヤスリのように削り落とされていく。
「―――ぷはっ!
わ、わたしのだらしないおちんちんを……リンディさんの、お……まん、こに……挿れさせて、ください!」
スバルはリンディの腰を下から支えあげて押し付けられていた淫肉から口を放し、愛液と涎にまみれた唇で、ただ欲望のままを叫ぶ。
股間にそそり立つ肉棒がもたらす快感に、体が抗えない。
『女』として育った15年間の常識がわずか数ヶ月ですべて覆るほどの気持ち良さを、こうしてひとつひとつリンディに教え込まれてきたのだ。
「んんっ、ダメ―――また出る、でちゃう、イくっ―――ッッ!!」
◆
-
◆
パイズリフェラを終えたリンディは出された精液を舐め取ると、身を起こしてベッドに両手を置き、タイトスカートをめくって尻を突き出す。
露になった淫裂は完全に煮え立ち、一目で前戯の必要なしと分かるほどの出来上がりようだった。
ただスバルに向けて前後にゆるく腰を振り、その尻越しに小悪魔の微笑で、スバルを背徳の快楽へといざなう。
湯気を上げんばかりに茹った淫裂と、その真上でばくばくと淫猥に誘う尻穴。
以前に味わった、開発し尽くされたリンディのアナルの快感もひときわだったが、今の『乾き』を満たすのは、そこではない。
スバルは片手でリンディのくびれた腰をつかみ、もう片方の手で剛直を握ると、迷うことなく淫裂へとペニスを突き込んだ。
「はあああんっ、チンポいいっ!」
「あぁんっ、ぐ、うぅ―――ッ!!」
リンディの肉壷に誘導されるように咥え込まれ、膣内の媚肉に炙られ、肉棒がどろどろに溶かされるような喜悦。
背筋を駆け上がり脳髄を灼く刺激を求めて、前後する腰が止まらない。
熟成された極上の果実酒を、ただ喉の渇きを満たすために一気に飲み下すような、ひたすらに暴力的な衝動だ。
「ふうっ! ぐっ! ああっ、あ、ん、んん゛―――ッ!」
まるで陵辱されているかのように呻き、涎を流し、歯を食いしばって、スバルは拙くもがむしゃらに腰を突き込む。
目がくらみ、リンディが満足しているのか、どうすれば上手く快楽を得られるのかすら、考える余裕がない。
無論、経験が今回を含めても片手で数えるほどしかないことが原因でもある。
しかし同時に、獣じみた性交を好むリンディの誘導で心理的余裕を剥ぎ取られた結果でもあるのだ。
「もっと、もっとよ、スバルッ! あ、そこ、んっ……イイっ!」
リンディの嬌声のボルテージも高まっていく。
バックから激しく肉棒で貫かれながら巧みに腰をくねらせて、肉壁をより強く、荒く擦らせる。
スバルの動きと呼吸を合わせてより深く腰を突き出し、さらなる膣奥までペニスを導いた。
「くっ―――う、でるッ! でちゃうっ……!」
「まだよ、スバルっ!3回も出させたんだからまだ我慢しなさい、んん、あ、あっ!」
「でも……あ、あ、あああっ―――!!」
スバルがひときわ感極まった悲鳴をあげ、リンディの膣内に射精した。
どくりと流れ込み、受け止めきれずにあふれる精液。
「あ、ああ……」
「……」
射精の快楽と虚脱感で、思わず腰が抜けて膝が折れる。
淫裂に漬かっていたペニスが、ずるりと抜け落ちた。
「イったらダメって、行ったでしょ。スバル!」
けれどリンディは、満たされていない。
絶頂へと手を伸ばしつつも、スバルが途中で果ててしまったからだ。
だから―――リンディは股間から滴る精液もそのままに唐突にくるりと向き直って、スバルへと抱きついた。
「わ、ぷっ……リンディ、さんっ! あ、あっ!」
向かい合わせに強く抱かれて互いの巨乳が押し潰し合う感覚に驚く間もあればこそ、スバルはベッドの上へと押し上げられ、押し倒される。
そのままリンディは射精直後で呆けたスバルの了解も取らず、愛液と精液にまみれ泡立つ肉棒を口で咥え込んだ。
「―――ッ!」
先ほどまでのようなスバルの反応を確かめつつの愛撫ではなく、『男』の急所を容赦なく刺激する、ぐぼぐぼとしたディープスロート。
いかに絶倫状態とはいえ、すでに4度の射精を終えたスバルにとっては、激しい快楽と共に裏返しの苦痛すら与える行為だ。
そして萎えかけたペニスを暴力的な喉淫で勃ち上げたリンディは、自らもベッドへ這い上がり、仰向けのスバルに跨った。
「くっ―――アアッ!!」
「ん、今度こそ……我慢するのよ?」
勃たせた肉棒を淫裂で一気に根元まで咥え込み、スバルの腰使いなど比較にならない激しさでもって腰のひねりを加えた上下運動を始めるリンディ。
スバルへ快楽を与えるために動きを合わせていた今までとは違い、ただただ自分の欲求を満足させるため、まさに『独りよがり』。
逢瀬の最後は、いつもこうだ。
スバルにはリンディの熟れた体を満足させるテクニックがない。
スバルを満足させた後は、リンディは自分自身で昂りを静める必要があった。
◆
-
◆
部屋を満たすのは、結合部からの水音。
質感のある尻が、若くしなやかな腰に打ち付けられる生々しい肉の音。
そして熟女の嬌声と、快楽と苦痛の入り混じる少女の声。
たぷたぷと上下に投げ出され波打つ、脂の乗った乳房。
しっとりとしたキメの細かい肌は汗で濡れ、スバルが放った精液の青臭さを覆いつくすように、濃厚な雌の匂いが放たれる。
騎乗位で跨るリンディの両手は、体を支えるためにスバルの胸に置かれている。
その手のひらが意識してか偶然かスバルの張りのある乳房を鷲づかみ、腰のスライドと共にぐにゅぐにゅと、形を崩すほどに揉みしだかれる。
「ぐ、う、ううっ!」
ペニスから与えられる異形の快楽と、やはり本来ならば感じることがないはずの男性器の酷使による苦痛。
胸への愛撫で感じるある意味では正常な快楽と、同時にを道具のように乱暴に揉まれる痛み。
精液の匂いと、女の匂い。
普段は厳格な淑女の乱れる姿と、図らずも自分が上げる喘ぎとも呻きともつかない声。
「―――ア、あ……」
あまりにも未経験で非日常な感覚が重なり、限界を超えて―――スバルは初めて、性行為の最中にある意味で客観的で冷静になった。
『冷めた』わけではない。心も体も、抑制できずに燃え続けている。
『冴えた』といえばいいだろうか。
リンディに翻弄されるだけではこれ以上の快楽は得られないが、より快楽を得るために自分が出来る動作があるという閃き。
どうすれば気持ち良くなれるのかがわからない、から―――『自分が』気持ち良くなるために出来る事があると気付いた、経験から汲み上げた知識の蓄積。
つまりは今のリンディと同じ状態だ。
状況に流されるだけではなく、自分の本能に従って動くことを―――理性を手放すことを『思い付いた』のだ。
「あぁんっ……ちょっと、ス、スバル!?」
突然のスバルの逆襲に、独りよがりだったリンディが意識を戻す。
相変わらずテクニックは出鱈目だが、より強く、より激しく、スバルが下から腰を突き上げてきた。
乱暴な腰使いはそれゆえに思いがけない角度で膣壁をえぐり、時折ではあったがリンディがたじろぐほどの快感を生んだ。
「あ―――あ、あ、そんな……ウウッ!!」
「リンディさん、リンディ、さん……」
主導権を取られまいとリンディが腰を回す。
スバルはそれにかまわず本能のままに暴走し、リンディの腰の側を両手で掴んで固定すると、抜き差しを繰り返した。
イかされる。
義理の娘よりも若い年下の少女の『雄』に、屈服する。
直前まで圧倒的優位に立っていた状況から、一気に堕とされる。
その嗜虐からの被虐の落差はリンディの倒錯した性癖をいたく刺激し、肉欲を、精神を昂らせた。
「だめ、ひっ―――イクッ……いかされちゃう!!」
「ああ出る、また気持ちいいの、出るっ!!」
膣内ではなくまるで仔犬がマーキングするかのように、スバルは引き抜いたペニスをリンディの顔に向けて5度目の精を放つ。
同時に、初めてリンディがスバルの主導で絶頂を迎えた。
「すごい、スバル……上手になったわね……」
実際、荒削りであれ彼女がここまで圧倒された経験は、手練に長けた他の人間との間でも久しくないものだった。
他人の手による不合理ともいえる絶頂は、彼女好みの結末のひとつだ。
けれども、そんな久々の満足いく余韻に浸りぐったりと脱力する体に―――這いよる気配があった。
「でも、んんっ、まだ……もっと、いいですよね?」
「え、ちょっと……そんな!」
「おさまらない! まだぜんぜんおさまらないんですっ!」
「―――ッ!!」
股間の強張りを自分の右手で握り締めながら、スバルはリンディへと迫る。
許可を求める口調ではあったが、その行動は衝動に任せた無理強いそのものだ。
今度はスバルがリンディに覆いかぶさり、上になって、リンディの返事を待たずにペニスを突き入れた。
◆
-
◆
「ご……御免なさい、リンディさん。いろいろ、その、えっと……御免なさい……」
スバルが理性を取り戻したのは、それからさらに射精を繰り返してのことだった。
謝り倒すスバルをなだめてシャワーを浴びせ、2人とも身支度を整えたころには、すっかり日が暮れていた。
建物がいかに目立たない場所にあるとはいえ、2人そろって街中に出るわけにもいかない。
この部屋での別れが、次の逢瀬までの別れになる。
「いいのよ。それよりもちゃんと外出許可の時間内に帰りなさい。
普段からずっといい子で過ごすのが、悪いことをするときのコツなのよ」
「はい……今日も、わたしの我侭に付き合っていていただいて……ありがとう、ございました」
この件に関して、リンディは、スバルに無理強いはしていない。
リンディからスバルを誘うこともない。
最初に選択肢を与えたのは他ならぬリンディだが、それ自体を強制したことは1度もないのだ。
今まで体を重ねたのはすべて、スバルから望んでのこと。
つまり『次』をスバルが望まなければ、2人の関係はそこで何事もなく終わりということになる。
リンディはスバルを手元にとどめて置くつもりは毛頭なく、したがって少女の『女』の部分は手付かずのままなのだ。
「あの、リンディさん……いつもいつも……」
「……ちゃんと恋をしなさい。そうすればこんなことはどうでもよくなって、自然と忘れるわ。
ハシカみたいなものだから、気にしちゃダメよ。
ま、最初に教えちゃった私が言うのも何だけどね」
さらに言葉を続けそうなスバルの頭に手を置き、くしゃりと手荒に撫でると、リンディはスバルを部屋の外へと押し出した。
昼間はスバルがいろいろな想いを乗せて自ら開いた扉が、今は送り出したリンディの手で閉められる。
スバルが建物を出るまでの少しの間をこの部屋で過ごすことは、リンディにとっても自分を日常に引き戻すための、悪くない時間った。
◆
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以上でした。
では失礼します。
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書き漏らしです
シガー氏など他の方々と同じく、pixivにて「なのはエロパロスレ」タグでもまとめさせていただいております
http://www.pixiv.net/member.php?id=9771094
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スバルとリンディの絡みとは珍しい
濃厚な女同士の絡み良いねえ
ありがたく頂きましたぞGJ
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以前「男女の性欲貞操観念が逆な異世界」っていうネタのエロ漫画があって、コンビニとかには女性のための男の裸のエロ本が並び
風俗店も援助交際も女性が金払って男とやるのばっかで、処女がこっちの世界の童貞並みにがっついてるってのだったんだけど、
実はむしろ次元世界の人たちから見ると地球のほうが変で、次元世界では女がスケベな世界のほうが普通とかどうだろうか。
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悪く無いと思う
ドスケベ管理世界 女達はみんなチンポやザーメンが大好きってわけだ
あとようやく始まったVivid ティアナの乳が凄くでかくて良い
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vividで多少は職人さん帰ってくるかと思ってたがそんな事はなかったぜ
まぁ劇場版三期に期待しとくかね
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まあずいぶん時間空いちゃったしねえ
映画も早く公開して欲しいもんだ
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書こうにもVは男キャラがいなさすぎてノマカプの話が作りにくいねん
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もうリリなのには百合書く人しかいないと思ってたわ
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ViVidでノマカプならヴィクトーリアとエドガーの話を書いていただけるんですね?
ViVidモノなら何でも歓迎したいのう…
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たしかにVは男キャラ少ないなあ
エリオとザフィーラは多少あったよね
それ以外となると厳しい
せめてユーノの出番もっと増やしてくれればなあ
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ヴィクとエドガ読みたいな
なんか会場の通路とかでも、
見られるかもしれない興奮しながらラブラブセックスしてる感じがする。
もちろん危険日でもかまわずゴム無し中出し!
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元ネタの映画は見たことないがよく
気に入った 家に来て妹をファックしていいぞ
って台詞を見るのだが、なのはさんの場合
気に入った 実家に来て姉をファックしていいぞ
だろうか
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気に入ったの!ウチに来てお姉ちゃんをファックしていいの!
ってのたまってるなのはさんならどっかで見たな
渋か同人だろうか
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なんか「おなかに赤ちゃんがいますキーホルダー」なるものの存在を知り
優しそうなお姉さんとかカッコイイキャリアウーマンとかの色々な女性が
それつけてるイラスト見て何か妙な興奮をおぼえたんだが
リリなのキャラだと誰につけてほしい?
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ヴィータとツヴァイ
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俺はキャロとトーレ
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アインハルトとルーテシア(ストライカーズ時代)
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キリエ
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キリエは経験豊富なビッチっぽく振る舞ってるけど実際はアミタ以上に純情乙女っぽいのが良い
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一期のカプセルの中にいるアリシア
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レイジングハート
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>>942
アミタは一度スイッチが入ったら止まらなそう
三つ編み解いてガンガン搾り取られそうな
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アミタとキリエは貴重なJK枠だから痴漢プレイとかも妄想がはかどる。あの姉妹体つきエロすぎだよ
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アミタは押したらアッサリ受け入れてくれそう
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むしろアミタは想いが暴走して勢い余って自分から意中の相手を押し倒しちゃうんじゃなかろうか
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押し倒したはいいけどテンパりすぎてわたわたしそう
で、ナニを出したら真っ赤になってなにもできなくなりそう
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純情そうに見えて気持ちが先行して意外と大胆な行動に出そうな気がするのがアミタだけど
キリエの方は挑発的な行動する割に相手が鼻息荒くガッついた行動に出たら割とマジ泣きしそうな感じがする
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キリエはギュッと抱きしめて耳元に愛の言葉を囁き続けると発情とろ顔になりそうで可愛い
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Vの合宿中、深夜の館内に響き渡るエリオとキャロのセックスサウンド!
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久しぶりに投下すんよー
キャロちゃんのパイズリんぐ
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でかくなったおっぱいでキャロちゃんがエリオのチンポをパイズリする話
むず痒いような心地、快感、甘い電気がぴりぴりと頭まで走り抜ける。
夢うつつの意識に生まれる恍惚にエリオは目覚めを覚える。
「ん……うぁ」
ぼんやりとした頭で上手く考えられない、寝覚めの視界は意識同様霞んでいる。
だがエリオは下半身から感じるその甘い痺れだけははっきり意識できた。
濡れた心地。
何かぬめるものが包んでくる。
ようやく彼はしっかり目を開けて、
「あれ……え、あ……ちょ! キャロ!?」
驚きの声を上げる。
ベッドの上に横たわる彼の下半身に、覆い被さる柔らかくも肉厚の塊。
二つの豊かな肉を挟み込むのは、桃色の髪をさらさらと揺らした少女だった。
キャロ・ル・ルシエ。
その乳房は実に大きくなっていた。
「あ、おはようエリオくん♡」
優しく、それでいて淫らな笑顔。
ちろりと伸びた舌先が、挟み込んだものの先端を舐める。
「うわ、くぅ!」
エリオは思わず呻き声を上げた。
ローションをまぶしたのか、てらてらと濡れた白い乳房がその量感でたっぷりと押し潰し、これでもかと上下に弾んで摩擦する。
絶望的なまでに甘美な快楽。
以前はまな板だった乳房とは思えないほど、ボリューム感満点の愛撫だった。
というのも、エリオによる丹念で執拗な手揉みのお陰であった。
今では足元を見るのも上手くできないのではと心配になるほど大きい。
その巨乳で、彼女は愛情たっぷりのパイズリフェラを行っていた。
「キャロ、何を……」
「エリオ君、朝勃ち凄かったから、抜いてあげようとおもって」
言うが早いか、実に積極的かつ献身的な奉仕精神で以って、キャロは愛撫を再開した。
露出した乳房が少女の動きに従い、上に、下に、たぷんたぷんと柔軟に跳ねる。
粘るローションが摩擦を軽減し、ただでさえ白くきめ細かい肌が絡むように吸い付いた。
エリオはその快楽にただただ打ちのめされ、身を任せてしまう。
「うわ、うぅ……キャロ、上手になったね……」
「そうかな、えへへ♪」
-
褒めると一層パイズリは熱を帯びた。
ぎゅうう、と左右から柔肉を強く押し付け、押し潰し、捏ねるように扱かれる。
さらにキャロはつんと勃った乳首まで使う。
乳房と段差を作る、粟立つ乳輪のふちが、くすぐるように幹を撫で上げる。
さらに、ぷっくり勃起した乳頭が、カリの端を引っ掛けるように擦った。
コリコリ硬い乳首と亀頭との触れ合い。
もちろん胸全体の肉厚な抱擁も一緒に行われる。
あっという間にエリオの快感は昂って、カウパー液が鈴口からとろとろ溢れた。
ローションと混ざり合う体液、そしてキャロも火照って汗を流し、それまで溶け合う。
波打つ白い肉の迫力、淫蕩さ。
少年は自然に息を荒げ、快感に歯を噛みしめる。
キャロもキャロで、熱く硬い摩擦が心地良いのか、呼吸が激しくなっていた。
すんすんと鼻を鳴らしてエリオの濃い香りを嗅ぎ、舌先で念入りに亀頭をしゃぶる。
乳房、乳首、そして舌。
熱く湿った弾力と柔軟さの歓迎に、見る間に限界は近づいた。
「あ、エリオ君そろそろ出るかな? わかるよ、おっぱいの間で、ビクビクって震えてる」
言葉と共に、キャロはさらに力を込めて左右から乳を挟み込む。
乳房に詰まった乳腺と脂肪、その質量全てを快楽に変換するような、重々しい摩擦感。
ぬめりはいよいよ淫靡な水音を奏で、張り詰めた剛直が、びくんと痙攣する。
キャロはその瞬間、乳首でカリをこそげ、亀頭の先を口に含んで啜る、エリオが射精したのはまったくの同時だった。
「――ッ」
「ん、ふぅ……ッ♡」
身も溶ける如き快楽に、エリオは声もなく戦慄く、目を潤ませたキャロは溢れ出る白濁を美味しそうに喉を鳴らして飲み干した。
長々続く射精、唇の端から溢れたザーメンが少女の顎まで滴る。
ようやくエリオの絶頂が収まると、キャロはそっと口を離した。
唾液と精液の混ざった液が、赤黒い肉棒と桃色の唇とにアーチをかける。
だがキャロはその筋までも舌を伸ばして舐めとり、垂れた汁まで飲み込んだ。
「こく、んッ……濃くておいしぃ♡」
「……」
もう精飲も慣れたもので、喉越しから青臭い風味まで、キャロは満面の笑みで悦んでいた。
まだ幼ささえ残るあどけない風貌とは裏腹なその淫靡さに、エリオはただただ圧倒される。
そんな少年を尻目に、キャロは体を起こし、豊かな乳房を服に仕舞いこむ。
「さ、それじゃあ一緒にお風呂で体洗ったら、朝ごはんにしよ」
長いウェーブを描く桃色の髪を揺らし、キャロは踵を返し風呂場へと向かった。
快感の余韻に耽るエリオは、ぼんやりとその後姿を見送った。
服に包まれた、乳房に負けぬほどのボリュームを誇る安産型の肉厚な尻たぶ。
一緒に風呂……果たしてその間に誘惑に勝てるだろうか。
(たぶん無理だな……)
覚悟を決めて、少年は気だるい体に鞭打って起き上がった。
終幕
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http://www.mai-net.net/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate=18&all=37175&n=0&count=1
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5394288
投下終わり
そろそろ新スレ立てんといかんかな
あと俺はアミタとキリエならどっちかというとキリエ派です
余裕ぶってるのを押し倒してめちゃくちゃにしてひいひい喘がせたいんぐ
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もいっちょ投稿しちゃう
ヴィクターおかんのエロとか
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名執事エドガー ヴィクトーリアお嬢様にご奉仕せん
どうも皆さん初めまして、私はエドガーと申します。
まったくとりたてて褒めるところなどなき、ただのしがない奉公人にございます。
そんな私がお仕えするヴィクトーリアお嬢様へのご奉仕は一も二にもまず朝のお目覚めを促す事に始まります。
「お嬢様失礼いたします」
ノックの後、一礼を以って入室、お嬢様の高貴な血筋と美貌に似つかわしい豪奢な調度のお部屋に、不詳の身なれど足を踏み入れます。
まずこの時点で私は軽く打ちのめされるのです。
部屋に満ちる香り、かぐわしき甘く、仄かな酸味の残る極上の匂い、お嬢様の体臭です。
汗と髪の匂いの混ざったそれはこの世のどんな香水よりも私の鼻孔と肺腑を溶かしていくのです。
一呼吸ごとに思考を掻き乱されつつも、肉体と精神的高揚を切り離してお嬢様の眠るベッドへと向かいます、執事たるものの務めですね。
そしてとうとうベッドのお傍へ着くと、一層と濃く甘い香りを堪能しつつ、お嬢様の肉体を包み込んで膨らむシーツに向かって恭しく頭を垂れます。
「お嬢様、朝ですよ」
「ん……んぅ」
「お嬢様」
呼びかけますが、お嬢様はもどかしげに身をよじるばかり。
美しく高貴で凛々しいお嬢様ですが、睡魔の誘惑には抗い難いようです。
ごろりと転がると、シーツに隠れていた身体が露わになります。
その衝撃に網膜が焼き切れ脳髄が沸騰するかと思いました。
寝間着のネグリジェ姿のお嬢様、千々と輝くブロンドヘアをシーツの上に乱し、そのなんと……素晴らしい肉付きの身体に寝汗を纏わせた、神々しいまでのお嬢様のお姿。
軽くイキました。
そんな私のはしたなく汚らしい劣情をよそにお嬢様はむにゃむにゃと半分眠ったご様子。
私はもう一度起こそうとしますが、しかし――
「お嬢様、おや……これは」
私は鼻を鳴らします。
お嬢様の寝汗と髪と肌の天上の匂いの中から嗅ぎ分けるその芳香、間違えるわけもございません、お嬢様の身体から分泌される一番甘酸っぱい、良い匂いがある部分から匂うのです。
「失礼いたしますよ」
と、まだ半分眠っているお嬢様の手を取ります、きめ細かい白い肌と少女特有の細い腕、しなやかな指先。
お嬢様の人差し指に顔を寄せ、私は深く深呼吸しました。
一瞬意識が恍惚の空漠に飲み込まれて閃光に沈みます。
全てを理解したのです。
「お嬢様……」
クラクラと震える私の様子に、ようやくお嬢様が目覚めます。
自分の手を取られ、指の匂いを嗅がれ、察したようです。
「あ、ちょ……エドガー、何してるの」
-
「お嬢様、昨夜はご自分でお慰めになられたのですね」
「〜〜〜ッッ!!」
瞬間、お嬢様が見る間に真っ赤にそまり、目を見張りました。
わなわなと羞恥心に震えるお嬢様のお姿に私も全身の血が沸騰する思いで興奮を覚えました。
いやはやお嬢様は本当にいやらしく美しい、我慢なりません。
私はお嬢様をお喜びさせる為に、お嬢様の白く美しい指に口づけし、舐めました。
「お嬢様、昨晩はオナニーをしてお眠りになったのですね。夜更かしは美容に良くありませんよ」
「な、何を言って! なんて事を言うのですかエドガー!」
恥ずかしさのあまり目尻に涙まで溜めて声を上げるお嬢様。
しかしそんな恥じらいがただの形骸的な反応である事は先刻承知なのです。
執事たるもの仕える主の欲するところを全て知っておかねばなりません。
お嬢様のようないぢめられるのが大好きなマゾドスケベともなれば、念入りに羞恥心を煽り立てて辱めてさしあげねばなりません。
私はぴちゃぴちゃと指を舐め続けます、唾液で溶かされた、お嬢様の天上の甘露の如き愛液が口の中に含まれ、恍惚感に満たされるのです。
「何を、と申されましても、ただありのまま真実を述べたまでですお嬢様。この、なんと甘酸っぱい香り、独特の素晴らしい風味、お嬢様の味がありありと私の舌の上に……いつ味わっても堪りませんお嬢様」
「な……なっ!」
お嬢様の白い肌がさらに赤く染まります、お可愛い事極まりありません。
「へ、変な事を言わないで! い、今すぐおやめなさい! 今すぐに!」
おや、昨夜オナニーに耽り狂った事を否定しないところを見ると、暗に否定しきれないご様子。
ただ止めろとばかり言われるお嬢様ですがこちらとて容易く引けるわけがございません。
お嬢様の潤んだ瞳を見ればその身が果たしてどのような状態かなど、執事たる者決して見逃しません。
主の求めるものをひたすらにご奉公申し上げ、満足していただくのが私ども従者の本分なのです。
「お嬢様がどうしても、本心から嫌がっているならもちろんお止めしますが」
「ならすぐ離して、やめなさい! いいこと? 本気で怒りますよ」
「ですがお嬢様」
「何?」
「つまりお嬢様はまったく感じてもおらず、期待もなさっていないと申されるのですね」
「な、何を言って……」
「本当に嫌がっておられるなら、私が今お嬢様の身を検め、そのお美しい脚の間に指を這わせたところで汗以外の水分が付着する事などありませんね」
「え……や、ちょ……やめ」
見る間に涙目になって、まったく男心を掻き乱す事にかけては天下随一の麗しさを発揮するお嬢様を前にいよいよもって私も手袋を外した剥き身の指先をネグリジェの間に差し入れるのです。
期待しているのか怖がっているのかお嬢様は小刻みに震えておりますが、私はすかさずその引き締まった腹の上を撫でるように滑りこませ、お嬢様の下着を目指します。
お嬢様の美しさと淫らさと清楚さをそれのみで表現したかのような白いレースの豪奢なショーツのずらし、髪と同じ輝く金の恥毛と、その下で花開く陰唇の中へ滑り込みます。
するとどうでしょう、お嬢様の中の熱さから、どろどろと粘るほど濃く滴る蜜が指に絡みついたのです。
私はお嬢様のはしたないドM性根をお喜ばせする為に、薄く笑いながら優しい声で言葉責め申し上げました。
「おやおや、お嬢様。止めろと申されるわりに、こちらは随分と濡れておりますよ。本心から嫌がっておいでなら、まさかこのような言葉責めで淫らな汁気を垂らすわけないのではありませんか?」
「あ……いや、ちが……これは」
「大丈夫、きちんと分かっております。お嬢様は私のようないやしい従者に責め嬲られてお喜びになる、ヘンタイマゾドスケベ女である事は痛いほど承知しております。僭越ながら寝覚めのお嬢様をさらなる深いアクメでご奉仕する準備、この不詳エドガー、何時何時であろうとお応えいたします」
「だめ……ぁ、そんな……こんな、朝からなんて……ひゃぅ、ぁあッ♡」
-
ふるふると首を横に振って必死になけなしの理性に縋り付こうとするお嬢様ですが、私がぺろりとネグリジェをめくって、その爆乳の先に咲き誇った薄桃色のパフィーニップルを口に含んで吸い上げますと、お嬢様は途端に語尾を裏返してお鳴きになります。
まったく雌としてのお嬢様の完成具合は次元世界においても間違いなく最上のものでしょう、人としての恥じらいを残しつつ体はあくまで成熟した雌のケダモノとしての本能に従順です。
その上いぢめられるのが大好きなマゾですので本当にどうしようもありません、お麗しい。
私めは手に余るほど巨大なお嬢様の両乳を丹念に捏ね回します。
今日までの経験上、お嬢様の乳房は、乳肉全体はソフトタッチに揉まれ、つんと膨らんだ乳輪と乳頭は強めに、痛いくらい責められるのを好まれます。
ですので既に勃起して大きくなった乳首を横から挟み、シコシコと扱いてさしあげます。
言葉責めの手も抜いてはいけません、これはあくまで奉仕なのですから。
「お嬢様、もうこんなに乳首を勃起させておいでなのですか? 相変わらずいやらしいマゾ爆乳ですね」
「ちが、ちがうの……そんな、ふぁッ♡ あッ♡ 乳首、しこしこしないで……ん、くぅう!」
「ではお止めしてもよろしいのですか?」
「え!? だ、だめ! やめちゃいやぁ……」
口先で形ばかりの理性と理屈を捏ねて自分がマゾの淫乱だと認めたがらないお嬢様にはこの手に限ります。
もし本当に止めてしまえば泣いて縋り付いてもっとしてくれとおねだりしてくるのですから困ったものです。
と言うのもこの不詳エドガーが一から十まで男に犯される味を教えこんでしまったせいかもしれませんが、今やその責任がどうのと問う段階ではございません。
私はとにかくお嬢様をお喜ばせする為、乳首責めに励みます。
吸い付くような潤いに満ちた白い肌を揉んで擦って持ち上げて指を埋め、乳頭を口に含んでは吸い上げ、甘咬みし、舌と歯で転がし、指で摘んでシコります。
おや? お嬢様の人を狂わせる極上乳房にばかり目を向けていて気づきませんでしたが、よく観察いたしますと、お嬢様のムチムチとした、乳房に負けず劣らず男の股間を刺激して止まない太腿が、ぬらぬらと愛液で濡れているではありませんか。
かぐわしい雌の香りに早くも私の股間が炸裂寸前の爆弾の如く憤ります。
一方の手を、名残惜しくもありながら、私は下半身へと移動させます。
入り口に指を宛がうと、お嬢様の欲求不満を主張するように、蜜壺はぬるりと指先を飲み込んで締め付けました。
「ん、ぅうう!!」
瞬間、びくびくと痙攣して背筋を仰け反らせるお嬢様。
声の調子、細めた眼差し、全身に伝う汗、溢れる愛液の量。
見間違うわけもございません、お嬢様は乳責めと軽い指の挿入だけで果てられたご様子。
辛抱堪りません。
私とて如何にお嬢様に献身的のお仕えする犬の如き従順な使用人といえど一個の人間であり男なのです。
そろそろお嬢様からご褒美を頂かない事には狂い死ぬ事請け合い。
とあれば、ファスナーを下ろして取り出すより他に選択肢などないでしょう。
ぶるんと弾けるようにズボンと下着の中から、我慢汁滴る私めのものが飛び出し、その勢いでお嬢様の瑞々しい最上の芸術品の如き太腿へとぶつかります。
おお……このまま太腿コキで果てたい衝動が雷鳴轟く叢雲の如く湧き上がります。
お嬢様は乳房も下腹も太腿も腋も尻も全て名器のようです。
ですがお嬢様が今一番欲しているのは、あくまで女陰、愛液を洪水のように垂れ流し、涙で潤んだ眼差しでじっと私のものを見つめるのです。
「あ……あぁッ」
か細く悩ましい吐息を上げ、恥ずかしそうに手で顔を覆って期待に戦慄くお嬢様。
どうやら脳裏に、今日まで私と交わした行為の数々を思い返しているようです。
魅力の塊を人型に鋳造したかのようなお嬢様が、将来下賎の男性に籠絡などされぬよう、私は念入りにお嬢様への性教育を行ってまいりました。
今ではすっかり膣と子宮の口で私めの、どう考えても平均より長く太く反り返った男性器の形を覚えこんでしまったお嬢様は、見ただけで期待に胸踊らせて涎まで垂らす有り様です。
狂おしく愛おしい。
掻き乱されたネグリジェの隙間から溺れる爆乳と肉付きの良い太腿の白さに目が焼きつく思いでございます。
私もまた悦びのあまり先走りで濡れた肉棒を、お嬢様の高貴な肉割れ目に擦り付けます。
いきなり挿れても良かったのですがマゾのお嬢様に焦らしプレイは欠かせません。
くちゅくちゅと我慢汁でマーキングするように亀頭を擦り付け、お嬢様のお美しい顔の口を寄せます。
「よろしいですか、お嬢様。お嬢様の中に挿れてしまいますよ?」
-
すっかり涙に濡れてとろんと目尻を下げた雌の顔を晒し、哀願なさるお嬢様。
私はしっかりとお嬢様の太腿を左右に開かせ、狙いを定めまして、お望みのままに腰を沈めるのです。
くちゅりと触れた入り口から、粘膜を粘膜で押し広げ、摩擦していきます。
カリがすぽんと埋まった時には、お嬢様はすっかり声を張り上げて歓喜しておりました。
「あぁぁッ♡ くる……きてる、入ってる……エドガーのチンポ、中に……お、奥まで……あぁぁぁあああッッ♡♡」
チンポなどと、そんな言葉をどこで知ったのでしょう……あ、すいません、それは私が教えたんでした。
最初は男性器なんて堅苦しい言い方をしていたので、より淫らで破廉恥でお嬢様のようなドスケベ女に似つかわしい呼び方を、この不詳エドガーがお教え申し上げたのです。
お嬢様の高貴な口が舌が、よがり鳴く甘い声と共にチンポなどろ口走る様に一層興奮が呼び起こされます。
その上、ぬめる粘膜の締め付けと絡みつき具合の果てしなさ、お嬢様は天性の淫婦でございましょう。
無限の思える数瞬の挿入の果て、とうとう亀頭が最奥に至ります。
子宮口と接触する時、お嬢様の瑞々しくしなやかな体が、大きく仰け反ります。
「だめ、あぁ! だめ……イク……イッちゃう、ぅううッ♡」
長いブロンドを振り乱し、乳房を揺らし、あっという間にアクメあそばれるお嬢様。
汗みずくの肌が波打つ様についつい見惚れてしまいます。
が、しかし……まだ挿れたばかりで少しも前後しておりません私は、ちっとも満足できないのです。
こんな生殺しが許される筈もなく、腰のスライド運動を以ってお嬢様への追撃敢行。
じゅぶじゅぶ愛液を泡立たせて膣壁を掻き回し、ごつんごつんと子宮口へ肉打撃の乱打。
アクメしたばかりの体に重ねて快感を刻みつけられ、お嬢様は唾液まで垂らしてよがり鳴きます。
「まって! えどがぁ……らめ……は、ひぃッ♡ いま、イッてる……イッてる最中だから! イッてるのに……またイッヒャう……イカされちゃうからぁあッ♡」
とまあ、お嬢様は過剰な快楽刺激に屈してひんひん可愛くお鳴きになり、ぶるんぶるんと爆乳を上下に波打たせます。
そんな姿を晒して男が引くと思っておいでならまったく思い違いも甚だしく、むしろ逆効果である事をしっかりお教えするのが従者の責務と言うもの。
私は逆により一層と苛烈な腰使いでお嬢様の子宮口を肉棒でこじ開けにかかります。
イきまくっているお嬢様の体は大変締りが良くなり、膣壁は独自に進化した生命の如くペニスをしゃぶりあげました。
こみ上げてくる射精の欲求、そろそろ私も限界が近いようです。
なので、私はお嬢様の全身を、優しく優しくフェザータッチで撫で回し、耳元に口を寄せます。
「お嬢様、とても可愛らしいですよ」
「〜〜〜ッッ♡」
お嬢様はこういう直截な愛の言葉がお好きなので、囁くと目を見開いて戦慄きます。
痛いくらい締め付ける膣の感触、どうやらかなり激しくおイキになられたようで、このエドガー嬉しい限りです。
そしてとうとう、私も自身の精を解き放ちました。
「あッ! でてる……でてる、せぇし……あッ♡ エドガーの……いっぱいぃッ♡」
涙と唾液で顔とトロトロにしたお嬢様は、長々続く射精で小刻みに熱を注がれるたび、なんとも耳の溶けんばかりの声を上げて痙攣なさいます。
締め付ける膣壁の粘膜は、最後に一滴まで精液を貪りました。
朝から激しいまぐわいに溺れる恍惚感、私はしばしの間執事職を忘れてお嬢様の余韻に浸かります。
いやはやお恥ずかしい、私も執事としてまだまだ修行が足りませんね。
ようやく私は腰を上げ、お嬢様の中より抜き出します。
お嬢様はまだひくひくと震えておりますが、そろそろお体を綺麗になさいませんといけません。
「さあお嬢様、ではもうお風呂に参りましょう」
「あ、や……まって、あぁッ……」
トロ顔を晒しているお嬢様を抱き上げ、目指すのはもちろん浴室です。
お嬢様の朝のお目覚めを促した後は、念入りにお体をお拭きするのが執事たる者の務め、次は浴場にて欲情あそばされたお嬢様のお相手に励むのです。
とまあ、これが私エドガーのごくごく普通の日常的な、一日の始まりなのでございます。
終幕
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投下終了
今の書き込み頻度なら新スレ立てるのはもうちょい余裕持ってもいいかな
http://www.mai-net.net/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate=18&all=37175&n=0&count=1
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