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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第115話☆

890ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2013/05/10(金) 00:26:23 ID:zW/gCesY
 だが当人にしてみれば迷惑な話だった。

「どうしてこんな事に……私たちの体はプログラムなんだから、変化はない筈だろう?」

 救いを求めるようにシャマルに問いかけるシグナム。
 ノーブラで外を歩かざるをえない状況に陥り、よほど恥ずかしいらしい、ほとんど半泣きの様だった。
 普段はそうそう見られないシグナムの慌てぶりを見ながら、シャマルは、ふむ、と顎先に手を当てた。

「そうねぇ。でも私たちの体は今ではかなり人間に近づいてるから」

 言いつつ、シャマルはさっと手で宙を払い、魔力で構築した投影ディスプレイを起こす。
 映されているのはシグナムのバイタルデータだった。 

「これを見る限り、特に内部プログラムや組織に変化があったようには見えないけど……何か外的な要因があったとか」

「外的要因?」

「心当たりはない?」

「いや、特に……ハッ!」

 思い当たる節があったのか、シグナムが顔色を変えた。

「どう?」

 とシャマルが問いかける。
 だがしかし、シグナムは慌ててかぶりを振った。

「い、いや、何でもない……邪魔したな」

 そう言い残し、シグナムはそそくさとその場を後にした。



「ちょ、ちょっと待った!」

 キスで塞がれた口の合間からそう叫び、シグナムは体に伸ばされた手を振り払った。
 対するヴァイスはというと、いつもの愛撫をいきなり拒絶されて驚き、唖然とした。

「どうしたんすか姐さん、急に」

 とっぷり暮れた夜、ベッドの上で、仕事や日々の責務を忘れて恋人同士の時間である。
 服も脱ぎかけたまま柔らかいシーツの上に雪崩れ込み、キスをしながら体を撫でて……そのままヴァイスは彼女の豊満な果実を掴もうとしたのだが。
 彼の手をシグナムは厳しく打ち据えた。
 赤くなった手の甲を押さえ、ヴァイスは困惑の顔をする。
 そんな彼に、シグナムはというと、鋭くきっと睨み付けた。

「む、胸はだめだ」

「ええ!? なんでっすか」

「……」

 今まで愛し合う時は普通に愛撫してきたのを、いきなりダメだと言われて困惑するヴァイス。
 だがシグナムは顔を赤くして、恥ずかしそうに俯く。
 
「最近……胸が、お、大きくなってるんだ」

 ぽつりと、消え入りそうな声で告げる。




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