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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第115話☆

390夜刀浦奇譚:2013/02/08(金) 09:56:37 ID:nRUsxkEI
「私達だって似たような物よ。私が7冊、ロッテが4冊で限界だったんだから。そもそも検索魔法自体、スクライア一族発祥なのよ」
リーゼアリアの言葉にザフィーラは低く唸った。
確かにユーノの次に検索できる本の数が多かったのは、スクライア一族出身の司書で彼が確か40冊前後だった筈。
「身のこなしもかなりの物だったな。カートリッジを未使用だったとはいえ、ヴィータの一撃を防ぎ、その動きについていき、『闇の雷』にすら耐えて見せた」
「はっきり言ってユーノに決定的に足りないのは、攻撃力だけよ。支援の的確さと護りの堅さは今更言うまでもないし、あれで攻撃力も加われば、クロノでも返り討ちに出来るわよ」
「随分と高評価だな。確かにジュエルシードの一件でも、魔力不適合を起こしていなければ、事件の過程は変わっていただろう」
「攻撃力不足も応用でどうとでもなりそうだしね」

バインドで相手の首を絞めて窒息させる。
バリアを纏ったまま、相手に突進する。
結界の中に相手を閉じ込め、内部の気圧を変化させ、高山病に追い込む。
リーゼアリアが思いつく限りでも、これだけあるのだ。
他にも色々とやり方はだろう。ちなみに彼女の思考実験の中で、ユーノの“仮想敵”が某執務官だったのはご愛嬌だ。
というよりユーノは、ザフィーラとリーゼアリアが審判を務めた模擬戦で最後の方法を模擬戦で躊躇い無く実行に移し、某執務官を呼吸困難に追い込み、その後、バインドで縛り上げ、地面に叩きつけている。

「ふむ、あの戦いは心肺機能の差が勝負の決め手だったな。歴戦の執務官とて標高数千mの高所で戦った経験は無かっただろう」
「ユーノの場合、色々な場所にある遺跡に赴くから、空気が薄い場所でも平然としていられるんでしょう。それにしても、あの時のクロノの顔は見物だったわよね。顔面がもう蒼白を通り越して、土気色だったもの」
「私はそれ以上にあの後、容赦なく追い討ちをかけるスクライアが恐ろしかったが」
歴戦の猛者たるザフィーラとしても、あの時のユーノは恐ろしかった。
具体的には、呼吸困難で苦しむ某執務官ことクロノの鳩尾と脇腹に貫手。
何れも人体急所の1つであり、ここを攻撃されると息が止まる。
呼吸困難に拍車がかかったクロノの手から氷結の杖デュランダルを叩き落し、無手になった彼の右腕を集中攻撃して使用不能にさせる。
更に死角となった右脇腹に執拗に拳――ご丁寧に強固な障壁を纏わせーーを連続で叩き込み、体力をジワジワと奪う。
「・・・あれを卑怯とは言うまい。スクライアのとった戦術は実に理に適っていた。あれは寧ろ私としては賞賛したいくらいだな」




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