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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第114話☆
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ユーノはベッドに眠るなのはと、その傍らで目の下にくまを作っているフェイトを交互に見て、問い掛ける。
「この状態が、何時間続いているんですか?」
「かれこれもう24時間以上ね。フェイトちゃん、そろそろ休まないと」
シャマルがそう促したが、フェイトは首を横に振った。
おそらくなのはが運ばれてからというもの、一睡もしていないのだろう。
何故、こんな事になってしまったのか。
原因は分かっていた。
先日、なのははある古代遺跡の探索チームの護衛に当たっていた。
大して危険性はないと思われていた場所だったが、あにはからんや、なのはの同行したチームは異形の襲撃を受けた。
それは物理的肉体を持つ魔法プログラムだった。
幾つもの術式を基礎に魔力でボディを生成し、侵入者を攻撃する古代プログラム。ヴォルケンリッターの守護騎士たちと同系と言えるだろう。
ただし、人間や使い魔と同じような外見をした守護騎士と違い、なのはと対峙した怪物は見るもおぞましい容貌であったが。
熾烈を極めた戦いの末、なのははその怪物を撃破した。
強力な砲撃で跡形もなく消滅させた。
そして、完全な勝利かと思えたその瞬間、消え行く怪物の放った攻撃を受け、なのはは気絶したという。
「一体、どんな攻撃だったんですか?」
「詳しい事はまだ分かっていないんだけど、解析班の話によると、何か精神系の魔法みたいなの。幻覚を見せるような……実際、脳波パターンを見ると、なのはちゃんは夢を見ているようなの。もしかすると、このままずっと……」
「夢……そんな、事が」
「ねえユーノくん」
シャマルが顔を上げ、ユーノをまっすぐ見つめた。
すみれ色の瞳の置くには意味深なものがあった。
「もし、危険を承知でも、なのはちゃんを助けられる方法があるって言ったら……どうする?」
「……え?」
「あ、あの! それ、私にも出来ないですか!?」
「フェイトちゃんは休息が必要よ、これには少し体力と精神力が必要なの。もし可能なら、なのはちゃんのご家族に頼みたいんだけど、ここに来るにはもう少し時間がかかるから」
「それは、一体どんな方法なんですか?」
ユーノの言葉に、シャマルは目を眇めて答えた。
「なのはちゃんの夢に精神をリンクさせるの。言うなれば、夢に入るって事かしらね。対策スタッフが考案した方法の一つなんだけど、幻覚魔法で夢を見続けてるなのはちゃんに起きるよう働きかけるのよ。精神力がもたないと、もしかすると入った人間も戻れなくなるわ」
「やります」
危険性を示唆するシャマルに、ユーノは即答した。
一片の迷いもない言葉に、シャマルもフェイトも一瞬沈黙した。
そして、頷いた。
彼に全てを託す決心をして。
□
「おいスクライア、起きろ! なに寝てんだ!」
「ぁ……えッ?」
「え、じゃない!」
突然怒鳴り声が響き、ユーノははっと目を覚ました。
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