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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第114話☆

630 涵養 :2012/10/03(水) 21:58:21 ID:nhLumrFc

隊長であるリインフォースⅡから皆に通達される前に、ディエチはシャマルからその作戦を説明されていた。

「できる、かな……今の私に……」

出力を絞ってガジェットを撃ち抜く事は出来た。
だが、狭い通路が主戦場であった今回は、イノーメスンカノンの出力を全開にして撃つ機会に遭遇していない。
それはとりもなおさず、ゆりかごでの戦闘以降、一度も全力で撃っていないことを意味している。

迷い、そして未熟を思い知った今の自分に、高町なのはと同じ事が出来るのか。

「あら、出来るわよ」

「え?」

と。
ディエチの無意識のつぶやきに、目の前の緑の医師は、あっけにとられるほど事も無げに答えた。

「なにせ高町なのは隊長とレイジングハートに、遠隔目視観測からの狙撃をレクチャーしたのは、この私なんですから。
 そのシャマル先生が保証します―――大丈夫、ですよ」

▼▼▼

ディエチの口から了解の意が伝えられたことで、ノーヴェもしぶしぶ怒りの矛先を納めた。
それに、ここからが正念場でもある。

中枢部への砲撃を行うディエチと観測手を務めるシャマルは、その準備とチャージ時間の間、無防備になる。
殲滅ではなく維持が目的であるとはいえ、今まで7人で留めていたガジェットの波を、5人で支えることになるのだ。

「サーチャー、目標地点に先行完了……始めますよ、ディエチ」

「はい」

ディエチの足元にテンプレートが展開され、イノーメスカノンのチャージが始まる。

―――高町なのは。

その名前を聞くと少しだけ、狙撃手としての自分の誇りに火が灯る。

ヴィヴィオにした仕打ちと異なり、高町なのはに砲口を向けたことや、撃ち負かされたことに対しては、不思議と後悔がない。
むしろ、あれほどの相手と真っ向から砲撃の撃ち合いを演じたことは、誇らしくさえ思うのだ。

あの人にのように、なれるだろうか。
あの人のように強く―――優しく。

戦闘機人としてのデータリンク機能に、クラールヴィントからの情報が流れ込んできた。
直接の口頭指示ではなく、頭の中で狙撃に必要なデータが積み上がり、組み上げられていく。

その過程があまりにも理路整然としていて、心地良い。

中枢までの立体構造が、データとして『視える』。
方角と距離、その間の内部構造と対衝撃性能、ガジェットの配置―――そこから導かれる、詳細な砲撃シミュレート。

ああそうか、とディエチは1人で納得した。
高町なのはがゆりかごの壁越しにクアットロを砲撃したと聞いたときは、とんでもない無茶な力技だと思ったものだ。

けれど、今ならわかる。
あれは複数のカートリッジや砲撃出力に頼っただけの力技ではない。
『壁を抜く』という発想自体は別として、あの砲撃自体は極めて綿密に計算された上での、理に叶った選択肢だったのだ。

だから―――自分にも、出来る。

『出来る』と言葉で言われても、やはり迷いはあった。
けれどシャマルは、極めてわかりやすい端的なデータで『可能』であることをディエチに理解させたのだ。

だから、迷いはもう無かった。

「ISヘヴィバレル―――」




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