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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第114話☆
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魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所です。
『ローカル ルール』
1.他所のサイトの話題は控えましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)
『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
読み手側には読む自由・読まない自由があります。
読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。
前スレ ☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第113話☆
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熟れた唇がなめらかに艶めき、熱い声を奏でる。
「あぁ、ハラオウン執務官──すばらしいですわ、素敵な男です──嬉しいです、貴方と触れ合うことができて。
私も、妹も、どうか貴方に、この貞操を捧げます──さあディエチ、貴女もこっちへ来て。ハラオウン執務官へご挨拶を」
「ふふっ、いいぞドゥーエ、それでいい……アルフ起きろ、クロノをそっちから押さえろ。
彼女たちの純潔をクロノにご馳走してやる。クロノ、彼女らは処女だぞ。わかるな、一度も男を受け入れたことのない膣だ」
処女を喰う。
言葉でこそ、聞きかじったことはあるしアインスからも教えられたが、それが何を意味するのかまだクロノは実感していなかった。
アインス、カリム、二人とも経験豊富な大人の女性で、クロノは、自分より年下の生娘を相手にしたことはまだない。
ドゥーエは年齢自体はクロノよりは上だろうが、修道女として、貞操を守り続けてきたはずだ。
「く、クロノ……執務官……」
上ずった声でディエチがクロノを見上げる。
無造作に乱れたブラジャーとスカートが、少年の性欲をそそる。
さらにエイミィよりもよく発育した身体は、きれいな丸をかたちづくっている乳房が、程よく肉付いた腕からこぼれ、はみ出ている。
腰から太もものあたりも、骨が浮き出ていなく、やわらかな脂肪がふっくらと肢体を覆っている。
美しく、それゆえに美味しい。
女体に対し、美味さを感じる。クロノにとって初めての感覚だった。
「ディエチさん」
這うようにディエチに向かい、脚を開かせる。
シャッハを離したヴェロッサも立ち上がり、ディエチの頭をつかむ。突っ伏したシャッハには、アインスが絡みついた。
「あっ」
「舐めるんだよ、僕のを。やりかたは……わかるだろう?」
身体をひねるようにして、上半身をヴェロッサが、下半身をクロノが押さえる。
ドゥーエは、クロノに背中から抱きついている。
腕をほどかれ、クロノの指がディエチの胸に沈む。絶対的なサイズこそ小さいが、発育途中の健やかな乳房が、クロノの手指に新鮮な感触を与えた。
「ディエチさん、僕、精一杯優しくしますから──っ!」
「ひ……やっ、クロノ、さん」
盛り上がり、頂上にほのかな茂みを載せているディエチの股間。
きつく閉じられた女陰の入り口は、しかし内部から激しく蜜を吹いている。
ここを、こじ開ける。それが処女を喰うということだ。
ディエチの初めてを奪う。彼女の膣に、初めて挿入されるペニスが自分のものだ。
クロノの亀頭は、勃起からさらにカリ首をもたげるように膨れ、張り、尖る。
「クロノさっ……んぐ、むう!ん……」
ヴェロッサのペニスが口腔に押し込まれ、ディエチは目をつぶって堪える。
視線が自分の股間からそれたことで、破瓜の痛みが紛れるのは幸いだった。
力強く跳ね上がろうとするペニスを手で下へ押し下げて向きを合わせ、クロノはディエチの陰門を貫いた。
「んっ!──っくぁ、あ」
今までに感じたことの無い抵抗。
入る場所があるのはわかるが、そこが信じられないほどにきつく締め付けられている。
ここに入り込むには、閉じようとしている力を押しのけ、拡げなくてはならない。そうすれば、粘膜の伸展が限界を超えるだろう。
それがすなわち処女膜の構造なのだ。
「っぷはっ!あ、ぎぃ、いやああああ!!!」
口からペニスを放したディエチの絶叫が、部屋に響き渡った。
思わずフェイトが飛び上がり、カリムに抱きとめられる。カリムは変わらず微笑んだままで、結界があるから大丈夫です、とフェイトにささやいた。
シャッハももはや女の悲鳴を淫靡な環境音としか認識できず、絨毯に身体を弛緩させてアインスに胸を揉まれていた。
躾に厳しい普段のシスターとしてのように、二人の少年を止めることはもうできない。
ぷつっ、と何かが切れるような感触を亀頭に感じたクロノは、ディエチの処女を奪ったことを改めて実感していた。
愛液ではない、別の生温い液体がペニスに絡み付いてくるのがわかる。
少し前までの自分だったら、こんな場面に直面したらうろたえて萎えてしまっていたかもしれない。
しかし、今は逆に興奮してくる。この自分より少し年上の少女を、犯し、陵辱したいという欲望が生まれてくる。
涙をあふれさせ、それでもなおディエチの唇は再びペニスをを探して、咥えようとする。
男の肉体と結びつきたいという感情が、痛みをも欲望へと変える。
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再びヴェロッサがディエチの頭を両手で掴み、短く刈りそろえた前髪に亀頭をこすりながら、ディエチの顔を先端で撫でていく。
カウパー液と精液の残り汁がディエチの眉間と鼻筋を濡らし、臭いが彼女の嗅覚から侵入し脳を狂わせていく。
クロノはディエチに腰を密着させ、さらに体重をかけてペニスを奥まで押し込んでいく。まずまっすぐに奥まで突き抜け、ひととおりを触れる。
ペニスを挿入しきってから、ゆっくりと戻し、膣壁の感触と、処女膜の傷の具合を確かめながら、堅く青い淫肉をほぐしていく。
初めて受ける刺激に反応して、ディエチの膣にあるいくつもの腺から、分泌液が激しく噴出されているのがわかる。
これらのさまざまな腺から分泌されたものが混ざって、愛液と呼ばれる。
大きく太く勃起したペニスで押すように刺激すると、それに応えて搾り出されるように、ディエチの膣が愛液であふれていくように感じられた。
「んぎっ、ぐ、ああっ、あっ、はぁ、はぁっ……くううっ!」
「はぁはぁっ、でぃっ、ディエチさぁん、いいんですよ、こらえないで、もっと声だしていいんですよぉ!あたしもてつだいますからぁ」
クロノとディエチの間に割り込むようにして、斜め下からディエチの下乳をアルフが舐め上げていく。
左の乳房をクロノの手で揉まれ、右の乳房をアルフの舌で舐められ、それぞれ種類の違う刺激を同時に浴びる。さらに膣にはクロノのペニスが挿入され、口にはヴェロッサのモノを咥えている。
ひっきりなしに襲ってくるあらゆる性的刺激に、ディエチの感覚はほとんど麻痺し、痛みは薄れ、目くるめく性感が生まれつつあった。
涙や、唾液や、汗が飛び散り、さらに愛液もそこらじゅうに塗り広げられ、乳房の表面と乳首の先端は蝋燭の灯りを反射してテラテラと光っていた。
それらをやや離れたところからカリムに抱かれて見つめるフェイト。
自分の股間も、もはや肉が溶けてしまったようにカリムに揉みほぐされ、あふれる蜜をカリムの騎士服のスカートにたっぷりと染みこませていた。
「ディエチ……さん……?クロノ、さんも、ああやって、セックス──を」
「そうです。初めては、少し、痛みがありますが、それは初めての証です。セックスを経験するということは人間の心と身体を大きく作り変えるのですよ」
「ひゃっ」
語りかけながら、カリムはフェイトの耳たぶをそっと甘噛みする。歯を立てないように、唇ではさむように耳たぶを揉み、かすかな吐息が触れ、くすぐったさにフェイトは可愛らしい嬌声をあげる。
幼い主人の声にアルフも振り向き、汁まみれの顔で微笑んだ。
性感によってどろどろに崩れた表情は平静時なら異常と思えただろうが、今はアルフがとても愉しそうにしているように見える。
フェイトを支えるために、何かと思いつめがちだったアルフがあんなに楽しそうに遊んでいるなんて。
フェイトは、自分も早くみんなの仲間に入りたい、と思っていた。
「うう、あぁぁ、らめですぅアインスさん……わたし、だめんなっちゃいます……」
既にシャッハは表情が蕩けており、だらしなく尻をついたまま、絨毯に染みを作っていた。
普段、禁欲に努めていた彼女は、ヴェロッサに犯されたことで茫然自失になっていた。アインスはそんなシャッハに活を入れるように、股間を掴み、クリトリスを指でぐっと押し込む。
「駄目じゃあない。自分の肉体なんだ、自分の感覚の全てを受け入れるんだ。そうしてこそ真に意識は高まる」
「ひっ、いひぃっ、そ、そんなっ……どうして、こんなあ、はしたないっ」
「素直に見つめるんだ。目をふさいで見えない振りをしていてはいけない……」
指で膣口を押し広げ、先ほど射精されたヴェロッサの精液がどろりと流れ落ちてくる。
14歳の少年としては普通の量、しかし、今のクロノはもっともっと大量に放てるだろう。
シャッハにも、クロノの精力を注いでやろう──しかし、今夜のメイン・イベントの主演はフェイトである。フェイトに、クロノへの想いを遂げさせる。
シャッハとは、後でいくらでもやる機会はある。
クロノは床に膝をついてディエチの腰を掴み、持ち上げて、動きを速めて膣を抉っている。
生まれてから今まで、ずっと閉じられ続けていた膣の内部を、よくもみほぐすようにペニスでかきわけ、慣らしていく。カウパー液と愛液を、すりこむように肉襞に撫でつけていく。
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ピストンのたびに、ディエチのふっくらとした土手にペニスの付け根が当たる感触をクロノは味わっていた。
よく発育し肉付いた少女のからだ。エイミィより、おそらく2つか3つは年上であろう。
若い肉体、ただ若いだけではない、若さを保っているうちに熟れることが重要だ。ただ未熟なのは若いのとは違う。いくら年齢が低くても、からだが出来上がっていなければ味わいも何も無い。
ディエチのからだは、とても、美味しい。
「はぁはぁはぁっ、ディエチさんっ、ディエチ、だすっ、だすよっ!!」
腰に、股間に、腹に、胸に、ディエチのからだの柔らかさを味わう。そして、ペニスの先端から根元までたっぷり、ディエチの肉襞を味わう。
「あああーっ!!あ、あ、あぃぃっ、あっ、い、いゃぁぁーっ!!」
「ぐ……くっ!っ……っぱぁっ、はぁ、あぁっ……あぁぁ!」
息を噛むように、身体を張り詰めさせてクロノは射精した。
自分の中の命、精力が、初めて自分の意思で搾り出されたような気がする。
アインスとはまた違う、若く初々しい娘の女体。汗でしなったディエチの栗毛が、ひたいに張り付いている。リボンでまとめられた後ろ髪が、浮き上がってうなじをあらわにしている。
頬を合わせ、耳たぶと首筋にキスをした。
「ああ……いいっ」
熱く息を吐きながら、ペニスを抜く。
破瓜の血と混じって薄紅色になった白濁が、亀頭に絡みついてどろりとこぼれ、余韻を味わうまもなくクロノの後に割り込むように今度はヴェロッサがディエチに挿入した。
身体を引いたクロノを、ドゥーエが後ろからいやらしく抱きすくめ、手のひらと指先をいっぱいに使ってクロノの胸板と下腹を撫でる。
ドゥーエの指がペニスに触れ、クロノは思わず肩を上げて振り返った。
「ドゥーエさん……っ」
「私も……してほしいです、ハラオウン執務官」
「今の僕は……管理局の公僕じゃあ、ないです。僕は……みんな、みんなに、あぁ……んっ」
最後まで言い切らないうちに、クロノの口はドゥーエに塞がれた。
ややほろ苦いキスの味。目を閉じ、今度は胸が誰かに舐められている。
ざらついた舌の感触で、アルフだとわかった。獣耳が惚けたように弛緩し、彼女の性感がピークにあることがわかる。
「ん……んうぅ、クロノぉ、あたしにもしてよぉ」
アルフのねだりに、クロノは両手をそれぞれドゥーエとアルフの股間に伸ばした。
身体をひねり、手を二人に向かって広げ、頭をひねってドゥーエにキスを続ける。
クロノの肩に胸を当て、右手を回してクロノの乳首をこね回し、左手はペニスをしごく。アルフは、もう片方のクロノの胸に吸い付いている。
さすがに二人に同時に責められて、クロノも時折身体を跳ね上がらせる。そのたびにドゥーエは艶かしく微笑み、深く舌を差し入れてきた。
ぐったりとしたシャッハを放し、アインスはカリムに抱かれているフェイトに向き直った。
小足を開かせられ、フェイトは桃色のほのかな陰部をみなの前にさらしている。
このような場だからこそ、フェイトの幼く犯罪的な裸体を、いやらしさとは違う、みずみずしい多幸感とともに眺めることができていた。
「フェイト……気持ちいいな」
「はっ……はい、アインスさん」
カリムごと抱き上げ、ベッドまで運び、寝かせる。
かがんだアインスの尻と太ももの張りが、ドゥーエとアルフに組み付かれたままのクロノを激しく昂ぶらせる。
自然と手の動きが速くなり、もはやかきむしるようにアルフとドゥーエの秘部を揉みしだく。
姉のほうはいくらかの経験があるのか、ドゥーエの肉襞はすっかり緊張が緩み、あふれるように出てくる愛液が飛び散り、垂れ落ち、クロノの手を濡らしていく。
早く、フェイトに。
早く彼女の元へ。両側の耳からドゥーエとアルフのそれぞれの矯正を聞き、クロノは全身を使って彼女たちを高めていく。
そしてあっという間にディエチの中で達したヴェロッサが、組み付かれて動けないクロノを後目にアインスに向かった。
「うあっ、ロッサ!?」
「はぁはぁはぁっ、あ、アインスさん……すごい、っす」
「ふふ……青いな、その向こう見ずなところが可愛いぞ」
聖王教会で厳しい教育を受けているとはいえ、ヴェロッサ・アコースは根が軽いおちゃらけた性格である。
普段はシャッハに厳しく躾けられているが、この部屋に充満した催淫香で高揚し、その言動は荒くれ少年のようになっていた。
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しかしクロノにとってはそれどころではない。
初めて生まれた感情、アインスが、彼女が他の男に抱かれるところなど見たくない。想像ならまだしも、実際に目の前で見せ付けられるなど耐えられない。
彼女を、独占したい。一人の女を自分だけのものにしたい。
その障害を取り除くために行動したい。それは彼女に近づこうとする男を排除することのみならず、彼女の身体的、精神的、社会的すべての危機を排除することである。
クロノは、アインスに対してそのような感情を抱いた。
アインスはそんなクロノの思いをよそに、フェイトの前に肘をついてかがんだまま、ヴェロッサを誘うように尻を付き出して振った。
「お、おいロッサっ」
「ふぅっ、はぁ、はぁ、アインスさん」
「後ろからハメるのが好きなのか。いいな、顔に似合わず野性的だ」
「アインスさん!」
クロノは思わず身を乗り出し、力の入った左手の指がドゥーエの媚肉に食い込む。
法悦の声を上げてドゥーエがくずおれ、クロノにしなだれかかる。
「すごっ、すごい、すごいです、おっ、おおぼく、けつすきなんですよお、でっかいけつ、ああぁ……」
ふらふらと誘われるようにアインスの豊満な尻にかじりつくヴェロッサ。中腰で、猿のようにだらしなく腰を振り、アインスの太ももの間からこぼれる媚肉の花弁へ、いきり立ったペニスを沈めていく。
入り口を緩めて誘い込んだ隙に、いっきに締め上げ、急速に高まる性感からヴェロッサが少女のような悲鳴を上げる。
「ふあああっ!ああっ、アインスさぁん!ああすげっ、だめ、ぼっ、ぼくあぁぁ!」
強がりながらも所詮は子供、というふうに、アインスはヴェロッサのはしゃぎぶりを振り返って笑った。
「くふふっ……たまらないな、まだ10秒も持ってないぞ。そんなことではクロノには勝てない」
「ああ……あ?クロノ、が?」
「お前の後ろで見ているぞ。お前の友人が悔しがっているぞ、ふふふ」
さらに締め付ける力を強め、ヴェロッサを後ろに引っ付けたままアインスは身体を方向転換させてクロノに向かった。
想像を絶するアインスの膣の力に、思わず振り回されてしまう。それでも抜けず、アインスの下の口にくわえ込まれたままヴェロッサはベッドに腰を落とす。
どうにかドゥーエを絨毯に寝かせたクロノは、アルフを背中にぶら下げたままアインスに向かい合った。
後ろでは、シャッハとディエチが身体じゅうの穴から白く濁った粘液を垂れ流して気絶している。
「クロノ……私はまだ、これでしてやったことはなかったな」
「アインスさん」
クロノに向かったアインスは、上半身をかがめた体勢で下に垂れた乳房を両手で持ち上げ、クロノのペニスをぴったりと挟み込んだ。
カリムには何度もしてもらったパイズリだ。それを、アインスがやるのは初めてだった。
カリムの、マシュマロのようにやわらかな乳房とは違う、密度の大きい、重い質量を持つ張りのある乳房。
凄まじい張りと弾力に挟まれて、カウパー液がいっきに噴出するように搾り出される。透明で潮臭い粘液が、アインスの乳房に降りかかり、胸の谷間に垂れ落ちて、さらに挟まれたペニスと乳房の表面に塗り広げられる。
アインスの胸、乳房を、触れたい。ペニスで触れている。
視線を上にやれば、アインスの大きな背中と尻の向こうに、ヴェロッサが腰を振っている。
目は瞑れない。目を背けたら、アインスに心から向き合えない。
紅潮した頬は、彼女の愛の証。
言葉でいくら平静を保っていても、身体は正直だ。
ヴェロッサには負けたくない。本当に彼女を愛するのは自分だ。そう思いながら、クロノはアインスの乳房を押すように、ペニスをこすりつけ始める。
アインスもそれを受け止め、左右あわせてキログラム級の巨大な乳房で、クロノの自身をすっぽりと包み込む。
「アイン……ス……さん……っ」
こんなことをするなんて。
アインスに、愛する女性に、二人がかりで同時にするなんて。上の口と下の口、それぞれに違う男のペニスを突っ込まれている。そのような行為をアインスにする。
可憐な、凛とした、美しい女性を、汗と脂まみれの男が犯す。クロノやヴェロッサの年齢では大人の男に比べればまだきれいな少年だが、クロノの認識では自分たちは汚い男だ。
アインスを犯す。彼女を、汚す。その罪悪感がなおさらに性感を強調する。
クロノはあっという間に達し、睾丸が再び上昇し射精にむけて動き出す。
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愛する男の身体の変化を見逃さない。アインスは乳房をさらに寄せてクロノのペニスを扱き、硬く勃起した大きな乳首がクロノの内股をこする。
もはや触り慣れた乳首の独特の触感が股間に生まれていることを感じ取り、クロノは、アインスの奉仕に脳奥が溶けるような感覚を味わった。
どこで達する。カリムには、尻にかけた。アインスにはどうする。
クロノが声に出さないうちに、乳房の間からペニスを引っ張り上げるようにしてアインスはクロノの亀頭を咥えた。
肉厚で力強いアインスの唇が、敏感なカリの先端を刺激する。
ペニスの先端と周囲の境界が分からない。アインスの麗しい瞼が、睫で彩られ、クロノの股間の上で動いている。
肉が溶ける、愛欲の泥沼。
アインスに咥えられたまま、クロノは今夜何度目か分からないほどの射精をした。
精液を口の中に溜め込まず、アインスはクロノが精を放つごとにすぐに飲み下していく。それはあたかもクロノは自分のものだと主張しているかのようだった。
やや遅れてヴェロッサも限界を迎え、アインスの大きな尻にしがみついたまま全身を震わせて射精し、やがて崩れ落ちた。
まさに精力を搾り取られた。
「はぁ、はぁ……アインス、さん」
「凄いな……。嬉しいよ、お前はよく成長した──さあ、これで最後だ。彼女がお前を待っている」
アインスはゆっくりと身体をどかし、クロノの目の前に、ベッドに横たえられたフェイトがいる。
クロノは黙って、ベッドに上がり、フェイトの前に跪いた。
聖なる王女に傅くように。フェイトは、カリムとアインスに愛撫されてすっかり股間を溶かしていた。
「クロノさん。私、クロノさんのことが……好きです」
「私たちも手伝うわ。いっぱいいっぱい感じさせて、フェイトさんの初めてを助けるの。
フェイトさん、自分のからだのことは、自分がいちばんわかっているのですから──クロノさんにどうしてほしいか、言葉に出して、伝えてくださいね」
カリムがフェイトの横につき、左手でフェイトの胸を撫でさすりながら、右手を回してフェイトのすじを撫でる。
幼い少女ならではのぴっちりと閉じられた割れ目は、興奮によって肉が膨張し、ふっくらとした女陰の形をあらわにしている。いわゆるモリマンのように、大陰唇が淫肉となって盛り上がったアーチを描いている。
もはや9歳の少女の性器とは思えないほどに高められていた。
クロノは、改めてカリムの性技の底知れなさを思う。フェイトをここまで愛撫し準備してくれて、フェイトに尽くそうという気持ちが生まれる。
彼女を貫き、処女を奪うことがその証だ。フェイトに、自分より年下の幼い少女に、クロノは自らの肉棒を捧げる。
「フェイトさん……僕をいっぱい感じてください……」
腰を進める。まるで果てしない粘液の固まりに突っ込んだように、絶妙な圧力とスムーズさを感じる。
処女膜がもはや抵抗にならないほどにほぐされている。
ゆっくりと膣の粘膜が開き、拡げられ、フェイトの性器はクロノによって、みるみるうちに拡張されていく。
狭く閉じられた膣から、新た生命を産み落とすための産道へと変化していく。その様子が、下半身から感じ取れるようだ。
「フェイトさん、ああ、ああ──!」
「すご、あっ、あぁぁ、おっき、おっきなのがはい、はいってぇ……きます……!もっと、もっとほしいです、わたしのなかにはいってきてほしいです……!」
身体をのけぞらせ、求愛の言葉を紡ぐフェイト。性行為という概念さえ知らなかったはずの少女が、自分を求めている。
それは淫らで、それでいて純真だ。
フェイトは真に純粋な感情からクロノを求めている。性行為がやましいものだという先入観がない。
だからこそ、クロノを、恥ずかしがらずに求めることができる。
「クロノさんのおちんちんが、すごい、こんなに、あぁもう、すごい、あぁあぁぁ……!」
言葉にできずに声を上げ、フェイトは悶える。目くるめく快感を与えてくれるクロノ、そして、自分の肉体はいつでも、クロノにこの行為を求めることができる。
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カリムは後ろからフェイトを抱きしめ、フェイトはクロノとカリムにかわるがわる唇を差し出し、キスをする。
クロノの胸板に押し当てられたフェイトの胸を、アルフがついばんでいる。
「泣かないで、フェイトさん──」
「ひぃあぁ──きもちい、いいっ、いいんです……あ、あ、あっ──いい、おねがい、もっとおねがい──」
ベッドに倒れたフェイトの頭をカリムは太ももで膝枕にして支え、つられて身体を上げたクロノの尻にはアインスとドゥーエが吸い付く。
アナル舐めは、これもクロノには初めてだった。アインスがクロノの尻たぶを引っ張って肛門周辺を広げ、そこにドゥーエが舌を差し入れる。
ぞわつくような感触に、思わず前に飛び出して、さらにフェイトに深く挿入される。
「はぁ、はぁ、あ、ハラオウン執務官、ああぁ……こんないけない修道女に、どうか罰を……」
クロノの後ろに並んで這い蹲りアナルを舐めながら、アインスはドゥーエの尻へさらに手を伸ばした。
中指と人差し指を巧みに使い、膣とアナルを同時に責める。ドゥーエは身体を崩すようにしてベッドに落ち、舌がクロノの陰嚢に当たった。
唇に、ぱんぱんに張ってまさに今精子をつくりだしているクロノの睾丸の硬さが伝わる。
さらに、そこから伸びた濃赤色の肉棒が、熟れた桃色の肉襞に突き立っている。
フェイトもクロノも若く、その性器はまだ色素が沈着していないきれいなものだ。美しく、そして淫ら。
横目にドゥーエは、クロノの尻筋を思い切り舐め上げるアインスを見た。
眉間を寄せて、舌をいっぱいに長く伸ばしクロノの味を舐め取ろうとしているアインスは、やはり心の底ではこの男に心を囚われているのだと、麻黄で酔った意識の中でドゥーエは思った。
もし彼女が本気で彼に心を奪われたのなら、闇の書の運命は変わるかもしれない──ドゥーエの意識は途切れがちになり、クロノの腰の動きにつれて跳ねる陰嚢を見た。
毛の生えていない袋に、収まっている玉の動きがよく見える。男の身体は愛しく、可愛い。
だからこそ、自分はアインスに、カリムに、負けたのかもしれない。
「ふむぅぅっくろの、クロノ──!くう、ううっ、はぁだせっ!フェイトに、思い切り、植えつけろ!虜にしてやるんだ──!」
「ひぃぃ、いぁっ、あぁ、ああ、あっ──!あ、あ、ああぁぁーっ!!」
クロノはもはや、14歳の少年としては考えられないほどに強烈な精力を得ていた。
激しい射精の量はミッドチルダ人男性の平均をはるかに超え、注ぎ込まれる精液はフェイトの下腹を、はっきり目で見てわかるほどに隆起させた。
異物が体内の臓器に侵入してくる感触にフェイトは絶叫して悶え、口から涎を垂らし、涙と鼻水をこぼしてがくがくと身体を震わせる。
さらにオーガズムが過ぎてもぎゅっとペニスを押し込んだままにし、膣口から精液が漏れてこないようにする。
頭の中のイメージで、フェイトの子宮口へ精液を押し込む想像をする。
こうやって、自分の精子で染め上げる。フェイトを、虜にする。
欲望を、解き放て。
フェイトの悲鳴に混じって、アインスのどこか哀しげな吼え声を耳に残しながら、ドゥーエの意識はついに闇に沈んだ。
to the next page...
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投下終了です
みんなでえっちしまくり!
クロノくん、アインスさん、カリムさん、ヴェロッサくん、フェイトちゃん、アルフ、ドゥーエさん、ディエチちゃん、シャッハさん…
ひいふうみい・・・なんと9人!9Pですわよ奥さん(・Д・)
嫉妬するクロノくんはかわいいですねー
そして着実にアインスさんに侵食されつつある…人外ちんぽ(・∀・)イイ!!
ではー
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なんという濃厚なエロ・・・・堪らん
9Pとか多すぎんだろう
クロノもヴェロッサももげろwww
ディエチちゃんの処女奪えるとか羨ましすぎるぜ
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クロノそこまで好きじゃないなぁ…
ところで、触手はヌルヌルビチャビチャした物と思われがちだけど
カサカサカリカリガザガザゴキベキした感じの触手とかどうだろう
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そもそも何で触手=ぬめってるイメージなのかというと、現実で触手(っぽい器官)を持ってる生き物の殆どが海の生き物だからなんだよな(タコとかイソギンチャクとか)
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触手の始祖(?)もタコだしな
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剛毛タイプなら植物の蔦だろうか、朝顔のツルとか
性的刺激よりも痛みのが先に来るだろうけど
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ヌメってるのは触手さんが相手を傷付けないための配慮
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>>295
ディエチちゃんハァハァ
ものすごい大乱交ごちそうさまでした!
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>>148が落ちたな
きちんと前スレが落ちたの確認せずに建てたから残念だが当然
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大分今更ですが>>141のAcht氏GJ!
いいですね、なのはさんの鬱物大好物です。
あえて欲を言うならフェイトさんの反応等をもっと詳しく見たかったですが……。
これからも鬱物や鬱からのトゥルーエンド?モノ期待してます。
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Sandy氏のリインエロは濃ゆくてよい、映画の勢いでリインのエロもっと増えるといいよな。
ザッフィーとのほろ苦い純愛とか誰か書いてくれんだろうか。
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どーもこんにちは
前スレでティアナの凌辱物を書いた者ですが続きが書けたので投下します
凌辱物ですので苦手な方は注意してください
タイトルは続・淫獄に堕ちたティアナ
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捕らわれの身となったティアナが嵐のような凌辱を受け処女を散らされたあの日から数か月が経過していた
その間ティアナはほぼ毎日のようにあの男の性欲処理の道具としてその身を汚されていた
そして今日もまた……
「んん…ちゅぱっ……んぅ」
「うむぅ!?…んぅっ……んんぅ…」
組み伏せるようにティアナに覆い被さり男はティアナの唇を貪るように熱い口付けを交わしていた
口内に侵入した男の舌はじゅるじゅると音を立てティアナの舌に絡みつき交わり始めると口付けが生み出す水音もその激しさを増していた
「んぶぅ…ちゅぱ……んぁ……」
激しい口付けを交わしながら男はティアナの様子を覗き込む
初めのうちは敵意の籠っていた彼女の瞳だったがこうして彼女を犯し始めてから数か月が経つうちに彼女は徐々に快楽に飲まれていき
その目からは段々と光が消えていき今はもうどうにもならいのだという諦めの色が濃く出るようになっていた
それでもわずかに残った彼女のプライドや希望が彼女を繋ぎ止めており完全に堕ちずにいたが彼女の様子からそれも限界に近いのがよくわかる
そんなティアナに残った僅かなプライドや希望を砕いていくのが彼にとって最近の愉しみの一つとなっていた
今度は彼女の胸のたわわな乳肉を揉み始めると彼女は仰け反りながらその身をくねらせる
「んはぁっ!や、やぁん…」
「気持ち良いかね?まぁ君はこうしておっぱいを揉まれるのが好きだからそれだけ感じても無理はないか…」
「ち、違う、そんなんじゃないのにぃ……」
そうやって否定しても次々に齎される快楽に徐々に流され始めその身を男に委ねてしまいそうになる
しかしそれに流されまいと意識を保とうと必死なティアナに追い打ちをかけるように男は右手をティアナの股座へと伸ばすと人差し指が秘部への侵入を開始する
「ふぁあ!?あぅっ…や、やめてぇ…」
予期せぬ快楽に頭がスパークしそうになる
更に侵入した指が膣内をかき回し出し入れしティアナを快楽の絶頂へ高めていく
そして左手で胸を捏ね繰り廻しその感触を楽しみながら今度は耳を甘噛みし、舐め回し始めた
「やだぁ……ひゃん!」
そうやって舐め回す度にこうして一々反応するのだから止められないとばかりにティアナの様子にほくそ笑むと顔へ…首筋へ……胸元へと這いずらせていく
そのまま右手で弄んでいる方の胸とは反対側の胸に舌を這わせるとその頂で既に硬くなっていた乳首に吸い付く
「いやぁあぁぁぁぁあ!?」
その瞬間ティアナの体が大きく跳ね上がり顔は更に赤みを増し息も絶え絶えになる
口の中で乳首を転がし始めるとティアナは更に甘い声を上げながらよがるのだった
ティアナの顔は上気し目の端には涙が湛え口端からはだらしなく涎が垂れており限界が近いのは明白だった
男はティアナに追撃とばかりに秘部に指をもう一本挿し入れると今度は2本の指でかき回し更なる快楽を与えていた
「あァぁッ!?に、2本もなんて……やぁ!ゆ、ゆび…動かさないでぇぇえっ!!」
こちらを弄びその反応を愉しむような男の行為一つ一つが確実にティアナの理性を破壊していく
限界を迎えていたティアナがその刺激に長く耐えられるはずもなく
絶頂を迎え自分の膣内をかき回していた男の腕を染めるように激しく潮を吹きティアナはイかされたのだった
-
「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ……あぁ……こんな……」
自分がイかされた事への恥辱からか焦点は定まらず意識も虚ろで心此処に在らずといった様子だった
「次はそのたわわな胸とお口を使ってご奉仕してくれるかね?淫乱な執務官のティアナ君♪」
挑発的でこちらを嘲笑うような男の態度にティアナの心に再び強い怒りが宿る
この男への強い怒りとこの卑劣な男に屈せねばならない自分…その両方への怒りだ
しかし人質となった仲間を守る為にはこの男に屈せねばならない……
その事実を嫌々ながら受け入れるとティアナは怒りを抑え眼前にそびえる男の肉棒におずおずと近づくと躊躇いがちにたわわな胸の間に挟み込み
先端から既に溢れだした先走りを躊躇いがちにチロチロと舐めながら胸を上下に動かし始め男への奉仕を開始した
「ん、ちゅぱ、ちゅる…れろ…」
(胸の中が熱い……それにこの匂い……頭がくらくらする……)
噎せ返るような雄の匂いと羞恥と屈辱に顔を真っ赤にしながらも懸命に奉仕するティアナの姿が男の性欲と歪んだ欲望を満たしていた
「んっ……んぷっ……はぁ…どんどん硬くなってきてる…」
男への奉仕をしているうちに段々と朦朧としていく意識と共にティアナの表情も弛緩していく
やがて彼女は無意識のうちに男の肉棒を根元まで咥えこむと舌を絡めて男のソレを味わい吸い立てながら顔を激しく動かしていた
その様子から彼女が悦楽に飲まれていっているのは誰の目にも明らかだった
そうしたティアナの淫らな奉仕が与える快楽を愉しんでいた男はティアナの口内から己の肉棒を引き抜くとティアナに向けて精液を吐き出した
勢いよく吐き出された男の精液が凄まじい勢いでティアナに降りかかる
「あぁ…んぁ………はぁん…」
ティアナのその顔が…美しい髪が…豊満な胸が…その肢体が…みるみるうちに男の精液で白くデコレーションされていく
「はぁ……あぁ…凄い匂い……」
精液塗れた肢体と抵抗の意思が消えた瞳のままティアナは力なくベッドに倒れこんだ
そんなティアナの痴態とこの女を思うがままに嬲っているという優越感が男に愉悦を与え再び男の性欲を高めていき男の肉棒は先程以上にいきり立っていた
男はティアナの足を掴み股を開かせると秘部から愛液がとめどなく溢れ太ももまで垂れ落ちていたのがよくわかった
「あっ……んぅ……」
「もう準備は万端だな……それじゃあ本番といこうか…」
そう言うと男はティアナの奉仕で滑りを増した肉棒をティアナの膣口に挿し込んでいく
「ひぃっ!?いやぁああぁぁぁっ!」
「先端が入っただけなのにすごい反応だな…まぁそこが淫らで良いんだが」
「はあぁぁぁあ………!」
めりめりと何の遠慮もなく入り込んでくる肉棒の感触にティアナの身体が跳ね上がる
「ふぅ…ぷりぷりでしっかりと咥えこむ様なこの感触……何度味わっても飽きない良いものだ……本当に君は素晴らしい名器を持っているな」
「あ、あがっ!あっふぅぅうぅん…」
(あぁどうして……どうしてこんなに感じちゃうの……私…こんなの嫌な筈なのに…)
頭でそう思っていても身体の反応は止められない……それはこの数か月でティアナの身体が完全にこの男によって堕とされた事の何よりの証だった
「あっあぁん……うぅ……やぁっ……はぁん!」
エラの張った男の肉棒が膣壁を容赦なくこすり上げる度にティアナの口からは甘美な声が発せられていく
「フフフ、君も随分気持ち良くなってるみたいで私も嬉しいよ」
「ち、違うのぉ!……気持ち良くなんて…ないのにぃ…」
「嘘を言っちゃいけないなぁ…その証拠にほら、可愛い乳首がこんなに硬く勃起しているじゃないか」
「あっ!……やだ、だめぇ!…いやぁ!」
男が乳首を摘み指先で抓るようにこね回すとティアナの嬌声は更に大きくなる
「うぁ……ああぁぁ……あんっ……はぁぁっ…」
「いやいや、なかなかの乱れっぷりだ。私も俄然やる気が出てきたよ」
「嫌ぁ!う、動かさないでぇえ!」
男の腰の動きが加速しティアナを襲う快楽の波は更に激しさを増していきパンパンと男が腰を打ち付ける音が室内に鳴り響く
その音が否応なしに自分が犯されているのだという事をティアナに認識させていた
-
すると男はティアナの身体を掴み起き上がらせると体勢を入れ替え始める
「こ、今度は……何なの?」
「なぁに、同じ姿勢のままじゃつまらないだろう?今度は君にも動いてもらおうと思ってね」
そう言うと男はティアナを寝転ぶ自分に跨らせ騎上位の体勢にさせると再び腰を動かし始める
「あぅぅ、こんな……あっ、んんっ…」
男が腰を動かす度に身体が浮き上がり、自分の重さで再び男の腰に沈むという動きの繰り返しがティアナに更なる刺激と快楽を与る
それが更にティアナの理性を破壊していき、彼女はいつしかその快楽を自ら貪るように腰を動かし始めていた
「うっ、はぁぁ……やぁん……」
(ああ、どうしよう……このままじゃ私…おかしくなっちゃう...)
ティアナはこの快楽に飲まれて自分がおかしくなっていってもう元の自分には戻れなくなってしまうのではないかという想いがティアナにはたまらなく恐ろしかった
「しかしまぁこの姿勢だと激しく揺れる君のおっぱいを存分に眺める事が出来るな。これはいい」
男はそんなティアナの想いなどどこ吹く風と言わんばかりに下卑た笑みを浮かべティアナを嘲笑うように挑発する
だが今のティアナにはそれに反論する余裕など無く今は迫りくる快楽の波に飲み込まれてしまわぬように耐えるのが精一杯だった
そんなティアナに追撃とばかりに男は右手で胸を鷲掴みにし揉み始め左手で尻を撫で回し始める
「あァ!…ふぁぁぁん……やだぁ…あんっ!」
「どうだい、気持ち良いかね?……まぁこれだけ激しく腰を振っているのが気持ち良いと感じている何よりの証拠なのだろうがね」
「ち、……ちがぅの……ひもちよくなんかぁ……」
なんとか否定しようと発した言葉も呂律が回っていないせいでなんの説得力も無い今の自分がティアナには心底情け無く思えた
すると男はティアナの耳元に顔を近付け言った
「いい事を教えてあげようか......私はね、さっきから腰を動かしていないんだよ」
「………え?」
「つまり君は自分の意思で腰を動かして、盛りのついた雌犬みたいに必死に腰を振っていたという訳さ。……それが君が気持ちいいと感じていたという何よりの証拠だろう?」
その言葉通り確かに彼の腰は動いておらず自分がリズミカルに……必死になって腰を動かしていたのだという事をティアナは漸く理解した
「あ……あぁ……あっ…」
これまで心の中にあった無理矢理犯されておりそれに自分は必死に耐えていたというティアナの唯一の心の拠り所が、無残に崩れていく…
心のどこかでこの男が自分に与える快楽を望んでいたのだという認識とその誘惑に負けて犯されている事への羞恥によっていつの間にかティアナの目の端から涙が溢れだしていた
「これでわかっただろう、君が犯される事に喜びを感じていた淫乱な雌犬だったという事が」
「そ、そんな……あ、あたしは……雌…犬……なんかじゃ…」
激しい動揺を隠しきれず言葉を失っていたティアナの姿を満足そうに眺めていた男がティアナに更なる追い打ちをかける
「雌犬は雌犬らしく腰を振ってイッてしまったらどうだい?淫乱な雌犬のティアナ君」
「やぁぁん、いや……あたしは……あたしはぁ…」
「ほら、そんな雌犬のティアナ君にはたっぷりと精液を注いであげるからありがたく受け取ってくれたまえ」
「ッ!?……やだ…な、膣内には…膣内には出さないでぇぇぇっ!!」
精液という言葉に一瞬正気に戻り必死に哀願する
「そんな事を言っても君のいやらしいココは私を咥えこんで離そうとしないじゃないか。何よりあんな事を言われてなお君は腰を動かすのを止めようとしない」
男の言う通りティアナは激しく腰を動かし男の肉棒を更に奥へ奥へと誘おうとしており言葉で否定はしていてもティアナの肉体は更なる淫らな快楽を求めていた
「あぁ……どうして…わたし……こんな…」
「さっきも言っただろう、そうやってオトコを求め精を貪る淫乱な姿こそが君の本性だったという訳さ。では……そろそろ出すとしようか!」
男はそう言うと肉棒を根元までねじ込みティアナの一番深いところまで届かせると己の熱く滾る精液を大量にティアナの膣内に注ぎ込み始めた
「いやあぁぁあんっ! んんっ…んはぁ!はぁ…あん、やぁ……ああぁぁぁぁぁあっ! 」
(あぁ……もうだめ…気持ち良すぎて……頭の中…真っ白に……なっちゃう……)
男の射精が終わるのと同時に絶頂を迎え完全に果てたティアナは自分の膣内を満たした精液の熱さと
未だ自分を貫いたままの肉棒の感触に身震いしながら「はぁぅん……」と悩ましげな甘い吐息と共にゆっくりと男の上に倒れこんだ
「はぁ…はぁ……膣内に…いっぱぃ…」
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(あぁ……また……汚されてしまった)
味わわされた屈辱と精を求める淫らな自分の姿にティアナはより深い絶望の中へ堕ちていくのを感じていた
そしてその精と淫らな悦楽の味を知りそれに酔いしれている自分を思い知らされた
それはこの数か月の間自分の尊厳を踏み躙られながらも必死に耐え抜いてきた最後のプライドを粉々に粉砕するには充分であった
それから更に数日の後……
「はぁ……あぁん!……うぅ…ぁん」
男に右手で胸を揉まれ捏ね繰り廻され左手で秘部を弄られ淫らに喘ぐティアナ
それはこの数か月繰り返し行われてきた二人の情事…だがその様子はこれまでとは異なるものだった
これまでは男が一方的に嬲られ犯されてティアナはそれに耐えるように堪えていた
だが今のティアナはそれを素直に受け入れ、自ら彼に口付け積極的に舌を絡め送られてきた唾液を飲み込んでいき男から齎される性の悦びを貪るように求めていた
男もそれに応えるようにティアナへの愛撫を強めていき『ぐちゃっ!ぐちゃっ!』と秘部から響く淫らな水音は更に激しさを増していった
「ひゃあっ!!…イイ…あぁぁぁぁんっ!……い…くぅ…うぅん…」
やがて限界を迎えたティアナは男の愛撫で果てたが彼女の肉壁は秘部に挿し込まれた彼の指を離すまいと未だに締め付けてくる
そんなティアナの秘部から指を引き抜き口内から男の舌が離れていくがティアナはそれが名残惜しいのか切なげに甘し声を出し手を伸ばし彼を求めた
「ふぅ……さてと、どうだいティアナ今の気分は?」
「は…ぃ……とっても…きもち…よかったです……」
「ほう、そうかね……ならばもっと気持ちよくなりたいとは思わないかい?」
そう言うと男はティアナに雄々しくいきり立った自らの肉棒を見せつける
するとティアナは恍惚とした表情を浮かべそれに顔を近付ける
「もしももっとしてほしいのならそれをはっきりと言ってくれるとありがたいのだがね」
そう言われるとティアナは四つん這いの姿勢になるとお尻を男の方に向けると淫らな言葉でねだり始めた
「お願いします……いやらしいあたしをもっと……気持ち良くしてください。………あたしのここに…あなたのおちんちんを……入れて下さい…」
それはこれまでに男に言わされていた屈辱的な台詞の筈だが今のティアナは何の抵抗も無く自然にこの言葉を口にしていた
男もその様子に満足気に笑みを浮かべるとティアナの秘部へ勢いよく肉棒を挿し込んだ
「あっ……ああ…あぁん…」
男に貫かれた瞬間ティアナの口からは甘美な悦びの声が発せられた
「あぁ…き、気持ち良い……」
積極的に腰を動かし狂ったように男の肉棒を求め締め付ける彼女の肉壁が男を更に刺激し射精に導こうとする
「すごい……締りだな…そんなにコレが欲しいのかね?」
「はぃ……そうです……だから…もっと…もっとぉ…」
ティアナの懇願に応えるように男は激しく揺れる乳肉を背後から鷲掴みにし指先で乳首を弄りながらより激しく腰を動かす
「はっ…はぁ!あんっ…ああ……ひゃあぁぁぁんっ!!」
絶頂を迎えたティアナの膣壁は精液を求めて男の肉棒をより強く締め付けていく
それに応えるように男の精液がティアナの膣内へと注ぎ込まれていく
「あぁっ!!……はぁぁぁぁぁぁん!」
(気持ち良い……気持ち良すぎて…もう…何も考えられない……)
絶頂の余韻に酔いしれて焦点の定まらない瞳とだらしなく開かれた口から涎を垂らし雌としての悦びに身を委ねるティアナの姿は紛れもなく快楽の虜となった淫乱な雌犬そのものだった…
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投下終了です
おかしいな先に書いてた筈の和姦物よりこっちの方がずっと早く筆が進むなんて…
まぁそれもティアナがエロくて魅力的なんだから仕方ないよね(^w^)
後は前に言ったトマリリ物を早く書き上げるように頑張ります
ではまた
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乙っすー
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>>311
続き、ありますか?
GJ
だれか医療少女シャマルの悪戯治療室かかないかな
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>>311
うp乙&GJです。本当にティアナはこういうシチュがよく似合うのは何故だろうか・・・
>>313
医療「少女」・・・・・・?
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あああっ、>>314の腹から腕が!?
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腹から生えた手は下へと進んでゆき、
妖しい動きをし始める
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疲れて帰ってすぐ寝ちゃって今起きた
女性陣の胸から母乳の代わりに触手がニュルニュル湧き出てくる夢を見た
女性型クリーチャー、もしくはクリーチャー化ネタってあった?
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感想ありがとうございます
>>313
続きは特に考えて無いですね
まぁ最初はもっと回数分けて徐々に堕としていこうかと思ってたんですがダラダラ引き延ばすより
まずは終わらせる方が大事かなと思って途中にやろうと思ってたのを削って一気に堕とす方向にシフトしたので・・・
でももう堕ちたティアナはともかくティアナを捜索、救助に来た人間を題材にすればまだ続けられるのかな?
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>>317
なのはさんがスライム化してフェイトさんを捕食してるのはあったような気がする。
あとキャロが竜化するのとかもあったかな。
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>>318
テンポ良かったです
救出チームを堕とすとこ読みたい
「ごめんなさい。でも私もうあの人なしじゃいられなくて」みたいな?
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>>320
そんな感じの台詞+救助に来たキャラも捕まって犯される的な作品にしようかなと考えてます
しかし純愛物には苦労するのにこういう凌辱物のネタはホイホイ浮かぶってのはエロ同人の読み過ぎなのかな?
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>>321
そこはしょうがない。
後者の方が前者よりは多分簡単だと思う。
それでも週・月単位でシリーズ化出来るエロ作家はすごい。
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純愛も凌辱もあって当たり前の欲なんで2次元の創作で解消するのは健全なんじゃないかな?
大々的に表明は違った意味で恥ずかしいしw
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リオちゃんペロペロ(^ω^)
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つまり
なのはさん「萌えが足らんのだ!萌えが!」
という事か
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>>325
ダメだしされたユーノが「さあ・・・カモォン、カァモン・・・」とか「いけません、事務所の人に怒られます」とかいうのか
ミズハスはそっち系にも多数出演しているから問題ないから、なのはの方がNGか
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>>326
フェイトさん「ち、ちょりーす…」
フェイトさん「何をする!やめ…アーッ!?」
あれ?フェイトさん刹那役にぴったり?
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>>325
ぶっちゃけ今までがありすぎたからもういいかも…
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なのは「愛(萌え)もある…悲しみ(鬱)もある…でも凌辱がないでしょ!」
ということだな
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>>329
普通の魔法少女系エロゲー要素入れるのか・・・一応、フェイトは触手プレイ経験済みだっけか?
というかこの手の定番が他に思ういつかない。スライムでヌルヌルとか?
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魔法少女系のエロゲーネタかどうかは分からないが全裸で磔にされたってのはリリィが経験したな
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非殺傷設定の魔法でバリアジャケットだけ破けるのも充分にソレ的だと思うが
魔法少女モノのアレとするなら、触手分と苗床分が欲しいよなぁ、やっぱり。
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一般的じゃないかもしれんけど、変身や変身解除するのにエロい行為(またはそれに準ずるもの)が必要ってのもあるよね
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>>334
その手のネタでふとトーマとリリィが性的に交わる事でリアクト時のシンクロ率が上昇するってネタが浮かんだわ
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>>334
ただし、寸止めは効果が乗数化
イクと元に戻る
ってのはどうでしょう
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>>335
訂正
×乗数化
ねずみ算化
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>>335
寸止めばっかで散々溜め込み欲求不満に耐えられなくなった二人が
理性の一切合切捨てて激しく求め合うっていうオチまでつけばもう言う事ないな
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>>338
その結果リリィが妊娠して騒動になっちゃうとこを忘れてるぞ
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誰だ、なのは達が細胞分裂みたいに分裂しつつ増えて乱交
って電波送って来たの。ここの連中以外に誰がいるって言うんだ?
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送ったかもしれないけど、記憶が曖昧だからちょっと形にして出してくれないか?
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色々な意味で時代の最先端な此処でトマリリィとかユノシュテとかが
ないことにちょっと驚愕した。
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>>341
リリカル自体が時代から下がり気味だからしょうがないのかも。
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>>341
Youがそれらの先陣を切っちゃってもいいのよ?
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150キロのストレートくらいの陵辱モノきぼん
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なのは「スガスガしいほどの凌辱を希望なの。もちろん私がする側で」
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フェイト「覚悟は出来てるよ」ワクワク
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ユーノ「はぁ、また僕のお尻の穴にレイジングハートを突っ込むのかい?」
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>>347
ただし使用魔法はスターダストフォール
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ユーノとクロノがトーマをSM調教したりとか、逆にトーマとエリオがユーノをSM調教したりとか
エリオがトーマを調教するようなSSを書く猛者はおらんもんかね。
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はやてちゃんのアソコとか頭とか
くちゅくちゅしてアヘらせる尋問書きてぇ
でも時間が無ぇ
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>>350
さあ、睡眠を削って貰おうか
なーに、死なない死なない
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>>351
換えたばっかりのエコタイヤ「死ぬかと思った」
来月になったら書く
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>>347-348
ユーノの尻穴が真面目にヤバイ
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忍者が暗殺するときに狙った場所だったくらい尻穴は急所だからな
括約筋は一度切れると現代医学では再生できなくて人工肛門しか無いんだっけか
だから大事にしろよ!?
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それでも…それでもシャマル先生なら…!
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シャマル「旅の扉で本来ありえない四次元方向から縫合することはできるわよ? ちょっとうっかりしちゃうかもだけど」
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「うっかりヨスガノソラを見ちゃったフェイトさん」というネタが突然降りてきた
あれだね。今日暑かったもんね。しかも二番煎じ臭いよね。
こんなものは二秒で忘れてトーマ×ヴィヴィオで頑張ろうと思います、まる
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申し訳無いが誰かキャラスレにスレ立てしてくれんか?規制中で書けんのだ
【なのはsts】エリオの可愛さはプレシャス30
エリオ・モンディアル cv:井上麻里奈
使用デバイス:アームドデバイス「ストラーダ」(道の意)
ショタで赤くて短パンなエリオ君にきゅんきゅんしましょう
Mっぽいからってあんまりいぢめないこと!いいか、絶対いぢめるなよ! いぢめたら金髪やピンクが来々すっぞ!
もはや過去の人であるドリルのご使用は計画的に。テンプレは>>2-5のあたり。
新スレは>>980踏んだ人にストラーダ!
Q.5分エリオに成功しました
A.それは入り口に過ぎない。さあオーバーSランクに挑んで勝ち取るがいい!
Q.エリオきゅんは誰のもの?
A.皆のもの。
Q.エリオ君は総受け?
A.ええ、その通りです。
前スレ
【なのはsts】エリオの可愛さはプレシャス29
http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1332947326/
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そういうのは、向こうのスレ立て代行とかレス代行つかったらどうだ? レス代行とかしてる板では一応書けるんじゃないのか
いくらなんでも、別サイトでの行動をこっちで頼むってのは、常識にもとる行為だろう
したらばと2chは別物で、ついでにここは2chとは違うBBSPINKのエロパロ派生二重にお門違い
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そうだな、同じベッドで無防備に眠っているエリキャロを目撃したフェイトそんの精神的葛藤を、
紳士的に妄想すればいいだけだ
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向こうは代行スレ無いんだよ。お門違いってのは分かってるがいつまでたっても立たんのだ。誰か協力してくれ
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たたないエリオきゅんか
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>>361
代行スレが無い?
2chのラウンジクラシックって規制中でも書ける板に、普通に板にこだわらないスレ立て代行スレがあるだろう
ちょっとググったらすぐ出てくるんだから、ちょっとは自分で探したらどうなんだ
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>>362
「大変です! エリオくんが勃たなくなっちゃったんです!」
と、シャマルの元に駆け込んでくるキャロか
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シャマ「前に前立腺マッサージ教えてあげたじゃない、あれでも勃たないの?」
キャロ「それも五回くらいまでが限界なんです!」
シャマ「いやその回数はおかしい」
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フェイト「ユーノなら30回は堅いのに」
なのは「しょうがないよ、エリオはまだお子様だから」
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ユーノ「なのはやフェイトはいつも最低でも10回は相手させられるから大変だけど、一度火がついたすずかのおねだりの回数と比べたら少ないほうかな。
アリサやはやては入れてる時間より手や口でしてあげる時間のほうが長いから回数は少ないし、あんまり動かさなくても満足してくれるから
疲れてるときでも相手してあげられるってこともあって気楽に出来るんだよね」
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>>367
まさか全員を一度に相手にした上での発言なのか!?
ユーノ恐るべし・・・
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数と量のユーノ、テクのクロノ、大きさのザフィーラ。
そして彼らから指導を受け、それらを兼ね備えたV3的なエリオ。
あれ、このエリオとセクロスした場合、キャロ壊れんじゃね?
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「え、フリードとヴォルテールはもっとすごいですよ?」
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ああ、竜の巫女ってそういう……
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>>369
トーマの場合ナカジマ家のお姉ちゃんズに鍛えられていたのか?
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ゲンヤさん直々に「手解き」してもらったに決まっておろう
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>>369
ユーノ達の相手がヴィヴィオやリインⅡやヴィータみたいなロリ体型の場合
前の穴なら何度も溢れて、後ろの穴だと精液が体内貫通とかそんなレベルだね
-
どうもー
やっと書きあがりました
闇と本と時の旅人 第11話です
いよいよ物語は大きく動き始め!?
-
■ 11
石畳が敷かれた浴室に、粘つく水音と荒い息遣いが規則的に響く。
一組の男女が絡み合っている。
天然の岩石を生かしたつくりの浴室で、岩に手をついて身体を伏せた格好で女は尻を突き出し、男が後ろから挿入してピストンしている。
女は聖王教会のシスター・シャッハ、男は管理局執務官クロノ・ハラオウンだ。
昨夜の宴の酔いも冷めやらぬうち、シャッハは疼く身体をどうにもできず、こうして教会の浴場でクロノに慰めてもらっていた。
カリムに盛られたかもしれない、と頭の片隅で思いながら、クロノの若い肉棒を味わう。
教会の中ではカリムに続いて最古参で、修道女たちの指導役を務める彼女は、普段から何事にも厳しい人間であると見られている。
若いシスターたちは、年かさのシャッハにこのような顔があるなど思いもよらないだろう。
カリムをはじめとした大勢の女たちに群がられながらクロノとの初体験を果たしたフェイトは、身体を洗って自室に戻り、使い魔アルフと共に眠りについている。
竿役としてはクロノはこれで解放されたので、あとは他の女たちの要求にそれぞれこたえている、というところだ。
扉一枚を隔てた脱衣場では、アインスが見張りに立ち、クロノの若い肉体に群がろうとする他の女たちの順番争いを仕切っている。
ドゥーエもディエチも、クロノにすっかり懇ろになったようだ。
特にディエチは、初めてのセックスが二人の男に同時に責められる過激なものであったので、もう一度普通にやって、怖さを取り除いてほしい、と、今にも泣きそうな顔で訴えていた。
カリム、アインス──彼女たちは恐ろしい女だ。
聖王教会筆頭騎士として住民からの信頼篤いカリム・グラシアは、教会の深部を知っている魔人である。皆、あえて口に出しはしないが、彼女の持つレアスキルは預言だけではない。
ヒトの枠をはみ出た、禁断の力を持つ。
アインスも、きっとその同類なのだろう──
荒い息が湯の熱で曇り、魔力竈で沸かされた熱い蒸気を喉に吸い込みながら、シャッハは喘いでいる。
硬い肉棒で、腰の奥をかき回されたい。
膣の奥をほぐして、浚わなければ、ずっと使わずにいれば腐ってしまいそうだ。闇雲に禁欲するだけではよくない──公序良俗だと思っていたそれは、恥じらいの正当化だった。
健康に暮らすためには、無理な我慢を重ねてはよくない。
当たり前のことなんだ。
「はぁっ、はぁっ、クロノ、さんっ、ハラオウン、執務官──あぁ、あぁぁっ!」
クロノの激しい射精を受け、内臓の奥をドスンと重く突かれるような感覚を味わってシャッハは達した。
身体の質量が瞬間的に増えたようにさえ感じる。
よろよろと崩れ落ち、股間から白濁を垂らしながら、性感の余韻に浸る。
一発やったら、次の番に回さなければならない。
惜しむようにシャッハはゆっくりと立ち上がり、風呂の湯で股間を流し、うなだれ、クロノの目を避けるように俯いて浴室を後にした。
クラナガンに戻ってきたクロノは、フェイトの転入届を区役所へ提出した後、仮住まいとして用意した家へフェイトとアルフを送り届けていた。
このあたりは都心部からは離れた、比較的裕福な中流層住民たちが住む一戸建てが多く立ち並ぶ住宅街で、治安もよく安全である。
ハラオウン家邸宅とは、さすがに同じ通りではないが近くにあり、すぐに行き来できる距離だ。
とはいえ、クロノは今更ながらに、自宅に戻るのが気後れしてしまっていた。
あたかも竜宮城で過ごしたかのように、聖王教会での数日間は、クロノに日常生活の現実感を失わせるにじゅうぶんであった。
「また……会いに来てくれますか?」
宅内の案内を終えて帰ろうとしたとき、そう言ってフェイトはクロノの背中に抱きついてきた。
それが悦楽を覚えた少女の、恋焦がれる胸の鼓動だとクロノにはすぐにわかった。
フェイトは、恋を覚えた。それは真っ当な人間として幸せなことであるはずだ。特殊な生まれと身の上で、世間からずれてしまっていた感覚が、少しずつ戻り、芽生えつつある。
祝福すべきこと、確かにそうだが、クロノはそれでも踏みとどまってしまっていた。
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ここは聖王教会本部の奥の部屋でもない、普通の住宅街で、ごく普通の一般市民が暮らしている土地である。
そんな場所で、こんな背徳的なことを。
執務官のスキャンダルともなればクラナガンのマスコミはいっせいに食いついてくるだろう。
社会生活を送る上では自制しなければならないことはたくさんある。
そっとフェイトの頭を撫で、宥めるように胸に身体を預けさせる。
社会の中で生きていくにはそれぞれの身分があり、それは節度を求められる。今のフェイトは、慎むことが必要である。
あの聖王教会での夜は、ひとときの夢だった。夢は、いつか覚めて、現実に戻らなくてはいけない。
今、クロノとフェイトは現実に戻ってきた。
今は、それぞれのやるべきことをやろう。
「会いにくる。僕も、提督も──母さんも、君のことはとても大切に思っている」
「──ありがとうございます」
フェイトの、華奢でしかし確かな芯の強さを感じさせる吐息の熱さを胸に受ける。
一夜の経験をしたことで、目くるめくセックスを経験したことで、彼女の中の何かは、確かに成長できたのかもしれない。
それは世間一般的にはふしだらかもしれなくても、迷いや心の闇を取り除いてくれるのなら、それはそれでよしとすべきである──カリムがあの催しを持ちかけたのは、そこまで考えてのことだったのだろうか。
せめてリンディを、自分の母親を、フェイトの起こした事件を検挙した管理局員としてではなく、少女を助けようとする大人の女性として呼んであげよう。
それが自分にできる、フェイトへの想いの表現だ。
ささやかな感謝の気持ちを抱き、クロノは笑顔でフェイトと別れ、本局に戻る便に乗ることができた。
時空管理局本局に戻ったクロノは、コロニー内部の居住区画にあるカフェで待ち合わせをしていた。
次元航行艦隊提督、ギル・グレアムとの再会である。
先日の機動一課隊舎内での事故の処理がひと段落し、グレアムは正式に、闇の書追跡作戦にクロノを招聘することを決めた。
新暦65年、6月21日。
先んじて第97管理外世界に赴いていた、グレアムの使い魔であるリーゼアリア・リーゼロッテの二人により、闇の書が間違いなく起動したことが確かめられた。
今のところ、闇の書の放つ魔力はなりを潜めているが、いずれ遠からず何らかの動きを見せるはずである。
そのために、グレアム率いる機動一課では、過去の事件の資料を集め、闇の書が今後起こすであろう行動の予測を立てていた。
「リンカーコア蒐集……ですか?」
テーブルに4人で相席になり、クロノは向かい合ったグレアムに聞き返した。
グレアムの隣にはアリアが、クロノの隣にはロッテが座っている。
ロッテはクロノに身体を寄せて座り、テーブルの下で太ももが触れ合っている。
さすがに若干の意識はしてしまうが、冷静に考えれば、アインスの肉感に比べればロッテなら今のクロノには十分落ち着いて対処できる。
ロッテの手を握ってやりながら、話を続ける。
「闇の書──“夜天の魔導書”と、かつては呼ばれていたこのロストロギアは、もともとは古代ベルカ時代の、本型デバイスのひとつに過ぎなったのだ。
それが、魔導師から魔導師へと受け継がれていく中で、次第にいくつもの機能を追加され、やがて人間の手に負えないほど肥大化していった。
過去の文献などから、旧暦の時代、少なくとも1500年以上前には、既に闇の書が存在していたと考えられている」
「デバイス、なんですか……しかし、その能力は、従来のミッドチルダ式やベルカ式の魔法では考えられないものが数多くあります。
それに1500年以上もの昔では、その当時に使われていたデバイスの構造や性能も現代のものとは比較にならないはずですが」
「うむ。闇の書がロストロギアと呼ばれるのは、古代ベルカ当事の技術では到底なしえないような異様な能力、すなわち蒐集能力を持っていることにその理由の一つがある。
われわれが使うストレージデバイスは、魔法を記録するには術式プログラムを専用のエディタを使って書き起こし、人間の手作業、もしくは思考スキャンによって入力するのが一般的だ。
しかし闇の書は、われわれが魔法を使うための器官、リンカーコアから、直接、それも強制的に、魔力と術式を吸い取ることができるのだ。
これは対象となった人間に強い負荷をかける。当然、これをやられる人間は抵抗するだろうから、そのために闇の書はあらかじめ蒐集対象を攻撃し、弱らせてから蒐集を行う」
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「そうすると……闇の書が蒐集を始めるということは、リンカーコアを持つ人間……それも多くの魔法を習得している人間、つまり魔導師が襲われる……ということに、つながると」
白い口髭に表情を隠し、グレアムは肯定の頷きをする。
「ハーヴェイ司書長からいくらかの説明を聞いたそうだが」
「ええ……。複数の魔導書端末を持ち、分散ネットワークを構築することができると……そのために、無限の転生能力を持っている。
つまり現時点で、無人世界に移送し封印した魔導書と、第97管理外世界で活動中の魔導書、2つの端末の所在を確認できているということですね」
アインスの名前をグレアムが口にしたとき、ロッテはかすかに表情を曇らせた。
クロノはグレアムの話に意識を集中していたため、ロッテの表情は見えなかった。
自分の推理を、この場で口に出すべきか。
グレアムは、アインスを以前と──11年前の闇の書事件以前と──同じように扱い、少なくともそのように接しているように見える。
機動一課へも、何か情報を検索するときは彼女へ頼め、と、無限書庫司書長アインス・ハーヴェイの名を紹介した。
自分の思い過ごしか。それとも、何か別の腹があるのか。
あるいは本当に、彼女を信じているのか。
もしアインスが本当に闇の書の意志であるのなら、クライドは彼女に殺されたも同然である。
友人を、大切な部下を殺した女を、自分の身の回りに置いたままであるということになる。
父親を殺した女を、その息子に無防備に接させているということになる。
不安。それとも、嫉妬か。
クロノは、グレアムとの会話の端々からでも、アインスを信頼しているという感情がロッテには読み取れた。
あの女の正体をクロノは知らない。
今ここで自分の推理を述べれば、クロノは迷うだろう。
アインスにどう接していいか、混乱するだろう。それは今後の状況にとってプラスに働くか。
いかにクロノが優れた執務官であっても、まだ14歳である。
確かに士官学校での成績はトップだったし、短期間ながら、実績も上げている。しかし、絶対的な経験値はどうしても不足を否めない。
執務官という仕事は、昨日の友人をも、自分の家族でさえも、任務とあらば容赦なく逮捕しなくてはならない仕事である。
クロノにそれを求めるのは酷というものだ。
よしんば真実を知らせたところで、これまでどおりにアインスと付き合い、彼女を堕とし手篭めにする──など、クロノにはとてもではないが無理な相談だろう。
ロッテは、感情をぐっと堪えた。
可愛い、自分の子供のようにさえ思っていた。
夫を喪ったリンディのことを思うと、胸が締め付けられる。
クロノは、どうだろうか。
彼が弱音を吐くところを、ロッテは見たことがない。
どんな厳しい修行にも、訓練にも耐えた。毎日、幼い身体が擦り傷切り傷だらけになるまで魔法の練習をし、夜も、決められた就寝時間になるまでずっと黙々と、勉強していた。
その意欲を発揮するにあたり、父の仇、とか、父のあとを継ぐ、などというような青臭い台詞も吐かなかった。
ただそれが当たり前であるかのように、膨大な法務知識を覚え、戦闘魔法を習得し、執務官になるための勉強をしていた。
士官学校では同期だったエイミィ・リミエッタは、次元航行艦に乗るための海軍士官コースを受講していた。
執務官は、通常の艦隊編成では各艦ごとに一人が割り当てられ、艦が派遣される世界での事件捜査を指揮することになる。
もし将来、クロノとエイミィがそれぞれの道で順調に出世を重ねていけば、執務官として前線に立つクロノと、それを後方から援護するエイミィ、という構図になるだろう。
歳も近く、互いによく知り合った仲である。
魔法という兵器を用いても、強力な次元航行艦に乗っていても、最終的な力となるのは人間、マンパワーである。
現代魔法戦闘は、おおぜいの人間がそれぞれの役割をこなして連携することが重要である。
人と人との結びつきは、それだけ連携を強め、ひとりひとりが持っている力を何倍にも高めることができるのだ。
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クロノとエイミィなら、まさにそんな関係に、なれるだろうし、またなっていくだろうと思う。
ロッテもアリアも、使い魔としては特に直接戦闘能力を高めて作られ、後方で指揮を執るグレアムがより強い戦力を運用できるようになっている。
絆で結ばれた人間は強くなる。ハラオウン家、グレアム家という家族。
提督としてのリンディ、グレアム、艦船オペレータとしてのエイミィ、執務官としてのクロノ、そして戦闘魔導師としてのロッテ、アリア。
自分なら、クロノをさらによく現場でサポートできるという自負がロッテにはあった。
闇の書に立ち向かうために、クロノの迷いを完全に取り去らなければならない。
クロノがまだ、父クライドのことを心の中で整理しきれていないとしたら、それは弱点となる。
強靭に思えるクロノの意志に、わずかなほころびが生じる可能性がある。
それを取り除き、支え、助けてやらなければならないとロッテは思っていた。
クロノの手をぎゅっと握り返し、指を絡ませる。やや驚いたように手を動かしたクロノだが、やがて落ち着き、ロッテに応じた。
胸が、切なくなる感覚をロッテは味わった。
「これは私の、あくまでも推測でしか今はないんだが──“転生”という、闇の書の能力そのものが、これまで管理局が考えていたものとは異なっている可能性があるんだ」
グレアムは温厚な紳士の顔を持ち、穏やかに、しかしその年老いた瞳の奥に血気盛んな船乗りの輝きを残しながら言葉を紡ぐ。
「分散ネットワーク。すなわち、デバイスとしての機能を特定の端末に依存しないということだ。
これは夜天の魔導書の本来の機能である、魔法の智恵知識を蒐集し後世に伝えていくという目的からすれば非常に理にかなった仕組みだ。
もし特定のデバイス、つまり魔導書そのものにデータを保存していたのでは、その魔導書が万が一破損してしまったら、データはそれだけで失われてしまうことになる。
重要な情報は常に複数の離れた場所に複製をとり、何らかの事故や災害でも一度に失われないよう、特にデータベースシステムなら冗長性を持っておくことが重要だ」
「そのために複数の端末が同時に稼動している」
「そのとおりだ。今、この時点で出現している端末は2つだけだが、次元空間には、おそらくもっとたくさんの端末が、いつでも実体化できるよう準備を整えているだろう。
闇の書が転生を行うとは、すなわちこの準備しておいた予備の端末が起動するということなのだ」
管理局で最先端魔法科学を学んでいるクロノには、グレアムの提唱している推理、闇の書の活動の理論がとてもよく、わかりやすく理解できる。
一般的に、転生という単語が表現することがらとは生まれ変わりである。
何某が転生した、といった場合、いったん死んだ者が、違う場所で再び誕生するということである。記憶は全てではないが引き継がれ、それほど時間がかからずに活動を再開することが出来る。
しかし、グレアムが仮説を立てた“闇の書の転生”は、見た目としては似ているが、その実態は全く異なる概念である。
闇の書は常に、複数のデバイス、魔導書端末へ、蒐集した魔法のデータと活動記録を書き込んでいる。
実体化して活動を行う端末は1つだけだが、実際にはバックグラウンドで、リアルタイムバックアップが行われている。
万が一、現在活動している端末が破壊される、もしくは致命的な損傷を負った場合、他の端末が直ちに起動し活動を継続することが出来る。
11年前の闇の書事件で、グレアム率いる管理局艦隊は次元破壊波動砲アルカンシェルを発射し、闇の書を運搬していた次元航行艦エスティアごと、闇の書を破壊することを試みた。
クロノの父クライドは、エスティアの制御を乗っ取った闇の書を押さえ込み、確実に破壊するために、他の生き残った乗組員を脱出させてひとり艦に残り、アルカンシェルを浴びて死んだ。
このときエスティアに積まれていた闇の書は間違いなく完全に破壊された。
いかに闇の書でも、デバイスとしての魔導書端末そのものは、一般的な本型デバイスとそれほど変わらず、特に強度が高いわけでもない。
破壊された闇の書そのものが生まれ変わったわけではない。
あらかじめあちこちに用意しておいた、いわば予備が起動したのだ。
これはたとえば、地下茎を広く張り巡らせる牧草が、地面から上に出ている葉や茎を刈るだけでは除草しきれず、埋まっている根の部分から次々と生えてきてしまうことに例えられる。
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アインスが無限書庫を捜索した結果、過去にいくつか行われていた闇の書を用いた実験で、この分散ネットワーク機能の制御を試みた主がいたことが判明していた。
その主も結局は暴走事故を引き起こし死んでしまったが、記録は無限書庫に残されていた。
現代ミッドチルダの魔法技術ならば、闇の書を形作っているそのものの力、魔法プログラムに対して直接にクラッキングを行い、これを破壊することが可能である。
かつては神秘の力、限られた人間が持つ不思議な力とされていた魔法だが、現代ではその原理が次々と解明され、人々の暮らしや、科学技術に、広く用いられている。
いかなる魔法でも、それはプログラムとして──すなわちコンピュータたるデバイスが解釈できる機械語として記述が可能である。
闇の書とて例外ではない。
幾重もの強固な防壁を突破することは容易ではないが、それでも不可能なことではない。
もし闇の書が本当に人間の手によって作られたものなら、どんなものでも、人間の手によって破壊が可能である。
人間の作るものに完璧はない。
この世界に、永遠はない。どんなものでも必ずいつかは朽ち果てるときが来る。
そしてそれは、人間の力で求めることが可能である。
一杯のコーヒーを飲み干し、クロノはミルクと砂糖は入れなかったのでそのままにして、カフェを出る。
グレアムはこれから帰宅すると言った。
家まで送っていくとロッテが誘ったが、クロノは断り、また無限書庫へ行く、と言った。
「どーしたのよクロスケ、フェイトさんの裁判は、もうほとんど結果は出てるようなもんだろ?資料もそろってるし、もう大丈夫だよ」
「いや……。予習、というか。提督の言うとおり、闇の書が動き出しているんなら、いずれまた、第97管理外世界へ行くことになる。
そしたらきっと僕が呼ばれますよ。取り掛かるなら早いほうがいいですしね」
クロノはやや言葉を遅らせた。
本当なら今はもう、フェイトの身の振りも手続きが済んだので、しばらく暇になるはずである。
裁判も、少なくともフェイト個人に関しては管理局における案件の重要度はそれほど高くないため、判決が出る次の開廷はずっと先である。
普通の執務官なら、このスケジュールの空きを使って他の案件を進めたりするところだが、今のところクロノは管理局から正式に闇の書対策の任務を割り当てられたわけではないので、手が空いている状態である。
管理外世界での任務から戻ってきたので、規定の休暇が支給されている。
ゆっくり、自宅で羽を伸ばすことができる。
実のところ、クロノは自宅へ戻る気分になれなくなってしまっていた。
聖王教会本部へ行く直前の、エイミィとの出来事。
ずっと小さいころから暮らしてきた幼馴染との、初めての性的行為。
エイミィと顔を合わせるのが気まずい、とはっきり思ってしまっていた。
幼馴染が、初めて、フェラチオ──をした。
恋人、夫婦でなければしてはいけない行為、というわけではない。法律はそこまで、人間の感情には入り込んではいない。
それでもクロノは、何か踏み込んではいけない領域まで、自分とエイミィが落ちてしまっているような気がした。
今家に戻って、もしリンディが留守にしていたら、きっと間違いを犯してしまう。
自分が本当に描きたい未来、過ごしたい人生、添い遂げたい伴侶。
それはいったい何なのだろうと、今更のようにクロノは考えてしまっていた。
そんなことを思い悩むほど年はとっていない、まだこれからいくらでも未来を選ぶことができる。
とはいっても、根が堅物なクロノである。今まで進んできた道を、曲げるということがなかなかできない。
こんなとき、気持ちのやり場に困ったとき。
あの部屋に行けば、落ち着くような気がした。
無限書庫にいる、彼女のもとへ。
彼女はいつ自宅に帰っているのだろう、とクロノは思った。
あらかじめ連絡を取っていれば、訪ねたけれど留守だった、ということは今までになかった。
まさか毎日無限書庫で寝泊りしているわけでもあるまい。
そう口にすると、アインスは悪戯っぽく、二人で暮らしたいのか、と聞いてきた。
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大きく真ん丸な乳房に顔を埋めながら、クロノは頬を赤くした。
家を出る、ということを、考えたことがなかったわけではない。
管理局で仕事をするのに自宅から通うのもいいが、たとえばある次元世界へ出向とかそういう辞令で何年にも渡って滞在することもありうるだろうし、そうすればその世界での住まいが必要になる。
ただそれでも、ミッドチルダでは比較的、家族は何世代にもわたってひとつの自宅を継いでいくのが一般的ではある。
アインスを、改めてちゃんとした形でリンディに紹介しなくてはならないだろうか、と、その様子を想像する。
将来を考えた交際をしています。
母は、息子の成長を喜ぶだろうか。
「特定の本拠はない、と、初めて会った日に言っただろう。私は根無し草のようなものだ……この部屋も、本局艦艇の深い場所にあって比較的安全だからというだけだ。
幸い今は、外回りをしなければならないような仕事もない──」
帰るべき場所。
アインスにだって、親兄弟、家族はいるはず。ずっと独りきりで暮らすことなどクロノには想像もつかない。
この部屋が、彼女が心を落ち着けて休息をとることのできる場所なのだろうか。
愛情を混ぜた切なさは、どんな辛い出来事にも泣かなかったクロノの目じりに、かすかな一粒の涙を浮かべさせた。
「ずっと独りだったなんて……僕には、母さんや、ロッテたちや、エイミィや、いろんな人がまわりにいました──
どうしてなんでしょう、想像、できないんです──僕は、アインスさんが孤独だなんて──思いたくない──」
「いろんな身の上の人間が世の中にはいる。私だって自分が特殊だとは思っていない。それに提督は今の仕事を世話してくれたしな……」
「フェイトは、家族を失って、でも、アルフがいて──、僕は、父さんはいないけど、母さんがいて──いつでも、会えるんです。
でもどうして、僕は、家族に会うより、こうしてここにいることを選んでしまったのか」
ベッドの上で、アインスは寝巻きの上から抱きしめたクロノの背中を撫でる。
換えの布団を一枚出してきて丸め、背もたれのように使って、二人で並んでいる。
部屋の隅からは、旧式のエアコンが、ハスキーボイスのようなくたびれたコンプレッサーの音を広げている。
雑然とした、こみごみとした狭い部屋。
でも、そんな小さな部屋に、腰を落ち着ける心地よさがある。
「──クロノ。私と一緒に暮らしたいか?」
一緒に暮らす。その言葉が意味するものを、クロノも理解している。
「私はグレアム提督のチームに、今も籍を置いている。機動一課と、元エスティア幹部の一部が参加している。
提督と会ってきたのなら、いずれお前にも正式に話が来るだろう──私は、ここの暮らしが気に入っている。
本を扱い、情報を扱い、静かに毎日を過ごすことができている──それだけでじゅうぶん、満足だ。ずっとこうしていられればいいと思う、定年になったら、そうだな、アルトセイム辺りに隠居して……。
今の一課の作戦が終われば、私は管理局にも、無限書庫にも、未練はない──な」
グレアムと機動一課が立ち向かう、闇の書事件。
数年おきにその活動が観測されてきた闇の書は、前回の最後の事件が11年前。そして現代、新暦65年、再びその活動の兆候を、第97管理外世界において見せつつある。
今のアインスにとって、心残りとはなんだろうか。
闇の書を倒し、クライドの仇をとれれば、もう心残りはないということだろうか。
家族は。地方の出身で、クラナガンに上京したので独り暮らし、というだけだろうか。それとも、家族はもういないのか。
ある程度の大人だから、割り切れているのか。寂しさを感じることはないのだろうか。
まだ若いクロノには想像できない。
もし、アインスもまた天涯孤独であったのなら、彼女の心の中で、クライドはどれだけを占めていただろうか。
失った心の隙間を、埋めることはできるのだろうか。そのためにここにいるのだろうか。
「泣きたいなら泣け、感情を吐き出せ──。考えるのは、それからでも遅くない」
毛布をかけなおし、嗚咽の声を隠すように、アインスは再びクロノを抱きしめた。
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L級は、管理局では単に艦船と呼ばれるがミッドチルダをはじめとした近代次元世界では巡洋艦に類別される軍艦である。
管理局の任務の性質上、多数の戦闘魔導師と執務官をはじめとした法務要員を乗せて長期航海を行うため、居住性を重視した艦が使用される。
エスティアは、どちらかといえば旧式艦であるL級巡洋艦のなかでもごく初期に建造された艦で、機器や設備のあちこちに年季の古さを見ることができる。
それでも、ハラオウン家に婿入りしたクライドにとっては初めて持つことができた自分の艦であり、この老艦とそれを動かす乗組員たちをよく気に入っていた。
アインス・ハーヴェイもまた、そんな若き提督を慕う少女局員のひとりだった。
艦長室の机の上には、クライドの妻と息子が一緒に写った写真がいつも飾られていた。
生まれたばかりの赤ん坊を抱く、豊かな女性。
リンディという名前は、クライドから聞いた。
彼女もまた優れた魔導師であり、今は産休中だが、夫婦揃っての提督というのは局内でも珍しいとそれなりに有名だった。
赤ん坊の目を写真で見るだけで、彼はクライドの性格と性質をよく受け継いでいる、とアインスは感じ取っていた。
自分とクライドが出逢ったのは運命だ。そして、クライドに男の子が生まれたのも。
自分が何者かを、生まれたときからわかっていた。
いや、ずっと、それをわかって、人里離れて、静かに生きていた。
「今度の任務が終わったら、艦長の家に遊びに行っていいですか?」
元気のいい管制官、というキャラクターだった。
いつも、可愛らしくそれでいて威勢のいい、愛らしい声でクライドの指示にこたえ、エスティアの兵装管制を担当していた。
トレードマークである、跳ねさせた一束の前髪に着けたX字型の髪留めをきらめかせ、笑顔を振りまいていた。
「艦長のお子さん、私も見てみたいです」
「そうだな、この作戦が終わればしばらく定期整備に入るし……皆も、久しぶりの休暇だな」
あと2日で本局に戻れる。
辺境世界での、ロストロギア違法使用事件の検挙に向かい、確保したロストロギアを本局へ移送するためにエスティアに積んでいた。
健気で無垢な子供のように、自分を慕ってくる蒼い目の少女を、クライドもまんざらではなかった。
若い男である。
もちろん妻は愛しているが、艦隊勤務という性質上、常に一緒にいられるわけでもない。
それでも多くの女性乗組員が互いの家庭を考慮して一線を引いている中、アインスは、まるで臆することなくクライドに触れていた。
時折、嘘のような悲しげな目をすることがあったような気がする。
いつも明るい彼女に何があったのだろうと心配して、しかし、深入りすることをためらっていた。
「艦長なら、きっとあの人も助けられると思うです。
悪いことをしちゃった人を、きちんと更正できるようにするのも、管理局の大切なお仕事ですから」
エスティアでは、闇の書とあわせて、当代の闇の書の主を護送していた。彼はある辺境世界において、地元魔導師の戦技競技会に乱入しようとしていたところを逮捕されていた。
「そうだな……。主は、自分の意志でなるんじゃないんだもんな。闇の書の目に留まる資質があったから、選ばれて、それで──誘惑、されるんだ」
「誘惑に負けるのは、弱いことだって思うですか?」
自分はどうだろう。仮眠室のベッドの上で、クライドは思案する。
管理局設立以前より、古代ベルカ地方では噂が語り継がれていた。
管理局が次元世界の警察を自任するなら、闇の書との戦いは避けては通れない道だ。闇の書を倒さずして、次元世界最強を名乗ることはできない。
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「もし、闇の書が悪意をもって人を唆しているならそれはよくないことだ。しかし、真実を教えた上で人がその力に惹かれるなら──それは、人間らしい心だと思うよ」
「艦長は、とっても男らしくて素敵です」
闇の書の主は、歴代の中でも真実を知っていた者はどれだけいただろう。
闇の書とてデバイスの一種であり、それ自体を責めるのは筋違いというものかもしれない。
自分がこうしてエスティアに乗り、自分の意志を持っていること。それがどのような因果か、闇の書自身が救済を求めた結果なのか、アインス自身にもわからない。
しかし、今の闇の書はもはや、永遠の無限ループの罠にはまった、ひたすらに積み上げた石を崩し続ける賽の河原の罪人である。
それが徒労に終わることに気づけないまま、もはや当初の目的さえも失われたまま蒐集を続ける。
それを制御している中枢が失われ、自我をなくした状態であることはせめてもの慈悲かもしれない。
闇の書を救えるのは自分だけだ。そしてそのために、闇の書の真実を突き止める。
よく鍛えられたクライドの胸板の上で、アインスはそっと頬ずりした。
力を求めることそれ自体は悪ではない。
真に不幸なことは、事実を正確に知ることができないことである。
知ること、知ろうとすることが、この世のありのままの姿を知ることができることが、人間にとっての至上の幸福である。
灯りを落とした、薄暗い部屋のベッドの上で、かすかに開いた少女の双眸は、普段の蒼い瞳から、血のような赤色へと変化していた。
泣き疲れて眠ってしまったクロノをそっとベッドに寝かせ、毛布をかけてやってから、アインスはベッドを降りた。
第97管理外世界にある闇の書の活動状況は、こちらでもある程度わかる。
アインスに残された能力として、闇の書のいわばモニタリングツールのような機能があった。
これは手持ちのデバイスにインストールして使うことができる。それによれば、守護騎士システムは起動しているが、彼らヴォルケンリッターはいまだ主の周辺にとどまったまま、蒐集を開始していない。
今の自分は、闇の書の主、そして守護騎士たちにとって何者なのだろうか。
闇の書の管制人格、融合騎。
そう呼ばれていたかつての自分を覚えている。
だが、今はなんだ。自分の意識の中に、自我とも表現される意志とは別の、啓示の声のようなものがある。それはおそらく闇の書の本来のプログラムが、自分の中で機能し続けていることを意味する。
自分は少なくともただの人間ではない、と、冷蔵庫からトマトと卵を取り出しながらアインスは思案する。
空気を呼吸し、水を飲み、食事をしてエネルギーを補給する。守護騎士たちは、魔力供給さえじゅうぶんに行えるならば飲まず食わずで活動できる。
グレアムの計らいで、アインスは管理局の全職員が受ける定期健康診断を、数値を誤魔化すことができている。
その処置は、いずれクロノにも必要になるだろう。
いかに見た目が普通の人間であっても、生物として異常な生理活性数値をはじき出してしまうことは隠せない。
闇の書の力を持った人間。
おそらくクロノ自身もおぼろげながら気づき、自分の肉体に起きた変化に混乱している。
これから先、ますます変化はやってくるだろう。
そのとき、彼が自分を見失わないよう、自分が守ってやらなければならない。
そして、彼に真実を教えなければならない。
コンロのスイッチを入れ、フライパンに油をひいて発熱プレートに置く。
油があたたまるまでの間に、卵を小皿に割り、胡椒とパセリをふっておく。トマトはへたを取って切り分ける。
やがて、卵が焼ける音と匂いに、クロノが目を覚まして起きてきた。
フライパンをコンロからおろし、へらで目玉焼きを皿に移す。
「あ……すみません、寝過ごしてしまって」
「いいよ。元々私の部屋だ、ゆっくりしていていい」
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台所に立つアインスの後ろ姿を、しばらく呆けながら見つめる。
普段は自炊をしているのだろう、しかし今朝はちゃんと二人分の朝食を用意してくれていた。バスケットにはカットされたバゲットが香ばしい風味を放っている。
コンロの上を片付け、フライパンとまな板と包丁を流しにつけて調理器具棚に戻すまでの間、クロノはずっと立ち尽くしていた。
アインスはやや苦笑するようにして、そっとクロノの両肩を押してテーブルに着くよう促す。
「い、いただきます」
妙にかしこまってしまい、クロノはおずおずとマーガリンのビンに手を伸ばした。
アインスが作ってくれた料理。仕事ばかりの人間ではない、家事もなんでもそつなくこなせる。
気を張ることなく、ゆったりすごせる。
寝起きで少し頭がぼうっとしているが、それゆえに純粋な幸福感が味わえた。
ひとときの、幸せな時間。
今日はこれからどうしよう。今日は、特にやらなければならない用事もない。フェイトの件については、事務手続きは済ませたし必要な資料はもう作ってある。
アインスは今日も無限書庫で仕事だろうか。彼女の仕事を見に行くことは大丈夫だろうか。
「クロノ」
「は、はいっ?」
唐突に呼びかけられ、クロノは思わず上ずった声で返事をしてしまった。
アインスは穏やかに微笑み、しかしどこかその笑顔は憂いを含んでいるように見えた。
「なんだか今朝は夢見がよくなくてな……。もしお前の都合が大丈夫なら、このあと──少し慰めてくれないか」
口の中の食べ物を飲み込んでから、クロノはさらに唾を飲んだ。
アインスが弱さを見せる。それもクロノにとっては初めてだったし、このように誘われ、甘えてくる彼女を見るのは驚きだった。
常に大人の女の余裕を見せ、クロノをリードしていたアインスのイメージ。
そんな彼女でも、男に甘えたいと思うときはある。
朝食を済ませ、起き抜けだったので顔を洗ってから、クロノはベッドに戻った。
少し横になって胃を落ち着けてから、事に及ぶ。
この部屋にいると、いろんなことを思い出せるような気がする。
無限書庫という、次元世界のさまざまな情報を集めた場所だからだろうか。アインスは、クロノの知らないクライドを知っている。
聞けば、教えてくれるだろうか。
ベッドに仰向けになり、腕を持ち上げて蛍光灯の光にかざす。
自分の筋肉。アインスにはかなわないが、それでもこの年代の男子としてはかなり鍛えているほうだ。リーゼ姉妹の修行の成果である。
魔法を使いこなすには、その基礎となる体力がなければならない。いくら魔力があってもひ弱な肉体では、強力な魔法の使用に耐えられない。
執務官になってから久しぶりに会ったりしたとき、ロッテはよくクロノの力こぶを触らせてとはしゃいでいた。
この腕で、アインスを抱きたい。アインスに抱かれるだけでなく、男として彼女を満足させたい。
いつまでも、彼女に頼ってばかりではいられない──クロノの男心である。
にわかに腰の疼きが高まり、栄養分を補給された肉体がその活動レベルを上げてきたことが感じ取れる。
特に強壮効果のあるものを食べたわけではない──普通の食事だが、それでも今のクロノの肉体は、普通の少年と比べて精力が桁外れに高まっている。
無限書庫に泊り込むようになってから、聖王教会に滞在していた間。何度も何度もセックスし、射精し、その精液の量も増えていた。
アースラに乗っていて自慰を抑えていた後のときよりも、今は連続で大量に射精できる。
アインスなら、この射精を全部受け止めてくれる。そして、彼女もきっとそれを欲している。
果てしないクロノの精液を、その胎に受け止めたい。それが彼女の性欲だ。
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「クロノ──」
潤んだ声。彼女もまた、交わりを待ち望み、気持ちを高めている。
今日はそういう気分だ。
「うああっ、クロノ、あぁぁん……離れたくない、会いたい、お前と一緒にいたい……あぁぁ」
「アインスさん、あぁ、アインスさん──」
感極まり、声を上げて泣きながらアインスはクロノに覆いかぶさった。
キスを交わし、頬をすりあい、胸を合わせて抱きしめあう。アインスの大きな背中を腕いっぱいに撫でながら、クロノは精一杯の優しさでアインスを抱いた。
自分にはまだわからない、アインスには、きっと誰にも話せない悲しみがある。
今の自分は、まだ彼女の気持ちを受け止めきれないかもしれない、でも、心から彼女に向き合いたい。
おびえる子供のように、その大きな体格とは裏腹にアインスはクロノにしがみつくように抱きついている。
「私なんかが、お前と付き合う資格なんてないかもしれない、でも好きなんだ、どうしようもない──」
「そんな、母さんはわかってくれますよ、母さんはそんな……」
もしかしたら既にリーゼ姉妹は気づき、それをリンディに伝えているかもしれない。
今クロノが付き合っている無限書庫の司書長は、その正体は闇の書の意志である。
管理局員に身をやつして潜入し、クロノを手にかけるつもりなんだ。リーゼロッテは、アインスがクロノを騙しているとリンディに話すだろう。
ロッテの主張をアインスは否定などできない。
追及されたら言い訳はできない。逃げるしか、遠い世界へ隠れるしかない。
「クロノ──、せめてお前に捨てられるなら、私はまだそのほうが救われる、このままじゃ、私はお前を傷つけてしまう、奪ってしまう、苦しめてしまう」
頭の中に、黒く響く声が聞こえる。
この男を奪え。何もかもを奪取しわがものにしろ。
クロノが執務官だろうが、ハラオウン家の人間が他にいくらいようが、彼らは切り捨てろ、一顧だにする価値はない。
アインスの中に、声が響く。
未だ蒐集が開始されず、闇の書がアラートを発している。
警告である。
周辺に観測される魔力が極めて弱いことを検出し、リンカーコア蒐集タスクをいったん保留して、闇の書の主の魔力を消費するモードに切り替わる。
必要最低限の機能を残して拡張モジュールを停止し、主が動けるうちに他の次元世界へ探索の手を伸ばす。
このとき、魔導書端末は現代の魔力センサーでは非常に探知しにくくなる。
歯がゆい。
今度の主は、自分の置かれた状況を理解していない。
今の闇の書は、自身がその役目をはっきりとわからないまま動き続けているのだ。守護騎士たちさえ、守るべき主を正しく導けない。
そして自分もまた、愛する男に真実を教えることができないでいる。
ギル・グレアムとて、アインスにとっては利用できる駒のひとつでしかなかったはずだ。
それなのに、クロノに心を奪われた自分がここまで堕落してしまったことが悔しい。
「くっ、うう、うぅあぁぁっ、く、クロノぉ!もっと、突っ込んで、きつくぅ、あぁ、私をめちゃくちゃにしてくれ!犯してくれ、私を犯してくれ!
頭を真っ白にしたい、私を、ああ、もう、わたし、クロノ、たすけて……」
言葉の脈絡が崩れるほどにアインスは嘆願する。アインスの重い身体を抱き上げ、クロノは腰を突き上げる。
彼女を、狂わせたい。自分の力は彼女によってもたらされた。
アインスと溶け合いたい、セックスをしてつながりたい。
その欲望が、本能として自分の中に加わりつつある。
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体位を変えて仰向けになり、脚を広げて股を開き、アインスはクロノに突かれ続ける。
揺れる身体が、涙をとめどなく零していく。
「クロノぉっ、あぁ、だめだあ、わたしはだめだ、もう私を、クロノ、奥までぶち込んで、壊してくれぇ!
ひっ、ひぃっ、うあひっ、いいんだぁ、おまえのものになりたいっ、お前に滅茶苦茶に壊されて、いかれて、そのままトびたい──」
自棄になっている?確かにそうかもしれない。
このまま死ねたら幸せだろうが、アインスの生命力はそれを許さない。
どうやっても死ねない肉体は──殺しても死なない──何百年何千年と、人の業を呑み込み続けてきた。
だから、楽になりたい。
クロノを取り込んで、クロノを自分と同じにして、共に生きていきたい。
仲間を増やしたい。
それは一般的な意味のグループではなく、闇の書という存在としてだ。
拡大する闇の書の力は、次元世界を着実に侵蝕し、取り込まれた人間はその糧となる。
まさしく人の命を喰らって成長してきた魔導書。
それは単なる書物ではない。ただ見た目が書物なだけで、その実態は、人智を超えた精神生命体とも呼べる。
人間の姿をもち、人間の中に溶け込んで生活していても、その本能と存在の根本から違う。互いに相容れない生命体。
人間を喰らい続けることが、生きる命そのものだ。
アインスにとってはそうだ。そしてクロノもいずれそうなる。
世界じゅうの、人類の敵となる。
クロノにとって辛い運命になることは間違いない。
それでも、自分の欲望に勝てなかった。
それはいけないことだっただろうか。
11年前、エスティアの艦長室のベッドの上で聞いたクライドの言葉が、いまさらのように反響する。
力を求める、すなわちどんな分野においても高みを目指すのはとても人間らしい心のあらわれ。
そうやって人類は進化し、道具をつくり、魔法の技術をみがき、文明を築いてきた。
その過程で、衝突や争いも起きるだろう。それは人間の自然な姿だ。
迸るような射精を受け止め、アインスの膣口から、激しく白濁液が噴き出してシーツに飛び散った。
もはやクロノの射精量はヒトのそれをはるかに超えてしまっている。
化け物のような精力の男になった。荒ぶる性に溺れることが快感だ。アインスもクロノも、互いを求める意味がある。
机の上に置いていたクロノの携帯端末が、メールの受信をインジケータの点滅で知らせてきた。
機動一課での観測により、第97管理外世界、海鳴市において闇の書がその活動モードを変更したことが判明した。
グレアムの予測では、この時点でもはや、闇の書の主──八神はやてという名の9歳の少女は、もって半年少々の寿命になると見積もられた。
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投下終了です
提督とぬこさま登場!ロッテはやっぱりクロノにアレコレ…
そしてアインスさんの手料理!
まるで新婚さんですのー
次第に明らかになる闇の書のシステム
私のSSでは、謎の多いロストロギアに
ユニークな解釈をつけていきたいとおもうですよー
そしてアインスさんも11年前はですです言ってたのですねー
ではー
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いつも通り気合の入った作品GJです
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