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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第114話☆

130 遺書 ◆bcRa4HtgDU :2012/07/13(金) 21:04:16 ID:DDpQm4gY




「なのはちゃんが殉職て……冗談やろ」

『残念ながら。あたしだって……あたしだって信じられませんよ、目の、前で……』


高町なのは一等空尉殉職。エースオブエース、墜つ。その報をはやては思わず聞き返した。
場違いにも箒を握ったままだったが、ティアナもそれを気にしていられる精神状態ではなかった。
「またまた冗談を、ドッキリやろ?」と尚も往生際悪く問いかけたかったはやてではあったが、
ぐっと握りこまれ、震えているティアナの拳を見てはよく回る口を閉ざさざるを得なかった。

死んでしまったのだ。

高町なのはは、自分ともう一人の親友を救ってくれた心優しく芯の強い友達は、もう二度と微笑むことはないのだ。

そもそもJS事件での無理がたたって療養中であり、更には戦技教導隊に籍を置く以上、基本的に現場に出ることのないはずのなのはが何故殉職したのか。
現実を受け入れるのにたっぷり十分以上かけてからその疑問を口にして、ティアナから事情を聞いたはやては
「ああ、やはり最期までなのはちゃんはなのはちゃんだったんやな」と呟くしかなかった。




広告塔としての高町なのは一等空尉、エースオブエースという称号の持つ力は第一線を退いて尚、大きなものであった。
むしろ戦技教導隊士官として多数の魔導師の教育に関わるようになった以後の方がその名前は局内部に広がったと言えるかもしれない。
一握りしか知ることのない一前線魔導師としての活躍よりも、より多くの人間の目に触れることになる仕事であるからだ。
彼女の殉職の報は前線で中核戦力となりつつあった若手局員たち、中でも低年齢層を中心とした精神的土台が比較的弱い者達に激震をもたらした。

ようやく治安安定の兆しが見えた矢先の出来事であり、時空管理局上層部はこの事態を重要視、
士気の低下という危機においてこうした時、組織がすることはいつも決まっている。つまるところ、死んだ英雄は使いやすい。
そういうことであった。おあつらえ向きに彼女の盟友にして戦友であるもう一人の英雄が丁度良い役職についているではないか。
こうして仕事のない部署に就いたはずの八神はやては望むと望まざるを得ず、再び職務を全うすることとなった。




「おひさやなぁ、ヴァイス君」

「部隊長もお変わりないようで」


軽妙な語り口は相変わらずのヘリパイロットを見て、はやてはほんの少しだけ気が軽くなるのを感じていた。既に経緯はティアナから聞いてはいる。
しかしはやての今の仕事は、高町なのは一等空尉がどのように殉職し、その最期がいかに英雄的であったかを調査することである。
元から表彰されることは決まっている。授与式の段取りも、出席者も、勲章の代理受取人も、全て決まっている出来レースだ。
戦友であったはやてが直々に監査した。その事実が求められているに過ぎない。

現地への救出ヘリを飛ばしていたのは奇しくも六課でなのはとはやての双方に縁のあったヴァイス・グランゼニック陸准尉であった。
彼がこうして事情聴取を受けているのは、調査をしたという事実を作るための儀式に等しいでのはあるが。
はやてからすれば見知った人間を相手にすればいいというのは精神衛生上やりやすい。ヴァイスにとっても同様であろう。


「まぁ、典型的なテロでしてね。時間差攻撃ですよ。救出部隊まで狙った外道な手です。それだけに有効なのは認めますがね」


そう吐き捨てつつ、ヴァイスは表面上いつもと変わりない態度で語り出した。
はやても回されてきた書類とティアナの説明を思い返しながら彼の説明に耳を傾けた。


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