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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第113話☆
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魔法少女、続いてます。
ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所です。
『ローカル ルール』
1.他所のサイトの話題は控えましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
・オリキャラ
・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)
『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。
【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
読み手側には読む自由・読まない自由があります。
読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。
前スレ
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唇を合わせるたびに、切なさが身体全体に広がる。
彼を、クロノを、愛したい。どんな手を使っても。自分と関係を持ったことでもしクロノが責められることがあったなら、その相手を絶対に許さない。クロノは、自分のものだ。
アインスの腕の中で、クロノはまだときおり身体を震わせながらも、どうにか、次第に落ち着いてきていた。
童貞喪失の最初のセックスがこれほどまでに激しかったことは、クロノにとって、肉体的にだけでなく精神的にも大きな衝撃だろう。
これからのクロノの人生の中で、忘れられない記憶のひとつになるはずだ。
「クロノ……すまない、キツすぎたかもしれないな……もっと、お前をいたわってやればよかった……」
「泣いてるん……ですか?アインスさん……」
「バカなことをいうな、お前のことが……愛しいからだよ、わかるか……?好きで好きでたまらなくて、切なくなるんだ」
アインスの胸にもたれかかり、左の乳房に頬をすり、右の乳房に手のひらを当ててそっと揉みながら、クロノはささやくように言った。
「僕も今……、アインスさんのことがとっても、好きです。凄く、胸が満たされた気がします」
クロノの頭に手を置き、そっと撫でる。やわらかな少年の黒髪は、汗に蒸れてしっとりと艶めいている。
「そうか……。よかったよ、お前が満足してくれて。私はお前に尽くしたい、この気持ちは本当だ」
クライドを救えなかったことの罪滅ぼし?そんなわけはない、と思う。
確かに、彼が死んだのは自分の責任かもしれない。それを今になってどうこうしたところで何のためにもならない、という事実はアインスの心に鈍く重石を残す。
どれだけ償っても償いきれるものではない、特にクロノに対しては。
しかし同時に、それを些事と切り捨てるべきだという黒い感情が心の底に澱んでいることを否定できない。
今頃、第97管理外世界では新たな主に選ばれた人間が、闇の書に対峙しているはずだ。
そこから伝わってきていると思われる、黒い闇のような精神の波動が、アインスの心に波紋を広げる。
闇の書の主。自分にとって、守るべきものであると同時に、生きていくために喰らうべき糧でもある。
これまでの、歴代の主もそうだった。すべては、闇の書が生き永らえるために。
そして、生存圏を拡大していくために。
自分の本能の奥底に刻み込まれた、原初の意志の声が、アインスの心の基底を支配していた。
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「アインスさん……」
「どうした?」
「もう少し、こうしてていいですか」
やや元気が戻り、はにかみながらクロノが見上げてくる。
もちろん、と答えてアインスはクロノを抱きしめる。アインスの大きな乳房に、クロノは甘えるように寝そべり、頬ずりし、揉み触っている。
そんなクロノがたまらなく可愛い。可愛くて、愛しくて、抱きしめたくて、離したくない。
今夜、夜が明けるまでまだ何時間もある。
そして、明日の昼間になってから、素知らぬ顔でクロノは帰宅できるだろう。そのとき、あるいはリンディならば、息子がある特別な経験をしたと勘付くかもしれない。
そう思うと、アインスも笑みがこぼれる。
可愛いクロノ。若い少年の、艶にあふれた肌を味わい、抱く。
早いもので、もうクロノの股間は再び元気を取り戻していた。今度は、クロノも無理のないペース配分を考えられるだろう。
どちらからともなく、自然に求め合うようにキスを交わし、アインスとクロノは再びベッドに沈んでいった。
第1世界ミッドチルダ、首都クラナガン、シダーミル区地方裁判所を管轄として、PT事件の裁判初公判が執り行われた。
原告は時空管理局遺失物管理部機動一課、被告はプレシア・テスタロッサ。重要参考人としてフェイト・テスタロッサ、および使い魔アルフ。被疑者死亡のため、被告人席は空けたままである。
形式上、ロストロギアを扱う部署である遺失物管理部が書類送検を行った形になる。
次元航行艦隊アースラによる捜査で、第97管理外世界にて漏洩したロストロギア・ジュエルシードはすべて回収され、フェイトに対する容疑はロストロギアの違法使用である。
ただし、これについてもクロノの調べで、故意性は低いと判断されていた。
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いかにロストロギアが関わった事件といえども、規模の小さいものでは、他の多くの事件に埋もれてしまう。
公開裁判ではあったが、たとえばテレビの報道番組をにぎわす事件のように法廷の入り口に記者やカメラマンが詰め掛けたりといったこともなく、あっけないほど静かに、たんたんと手順が進められた。
証言台で弁論を行うクロノは、傍聴席に見知った顔を認めていた。
髪をアップにしてまとめ、ウィッグを被って髪型と髪色を変えた上で眼鏡をかけて変装しているが、その顔立ちを見ればクロノにはわかった。
他の人間にはわからないだろうが、クロノは彼女が誰か、見てわかる。
およそ30分間の開廷を終え、クロノはフェイト、アルフを連れて裁判所のロビーに下りた。
奥のほうでは、次の開廷に備えて関係者や裁判官、弁護士たちが慌しく出入りしている。
傍聴席に来ていた女が、さりげなく装い、クロノのもとにやってきた。
「あの……クロノさん、この方は……?」
おずおずとフェイトが質問する。フェイトは彼女を知らず、警戒してしまう。
「失礼しました。ハラオウン執務官の秘書です、フェイトさんに、次元航行艦隊司令部からの重要なお話をお持ちしました」
「私に……?」
「ギル・グレアム提督からです」
クロノもこの場で初めて聞かされたことだ。
それは、フェイトを嘱託魔導師として迎えることにより保護観察期間の短縮をはかる、というものである。
首輪つきにする、ということではあるが、それにしても、フェイトにとっては悪い話ではない。
クロノはフェイトとアルフに、今日一日休息をとった後、ミッドチルダ北部の聖王教会へ向かうと告げた。
管理局理事である、聖王教会騎士カリム・グラシア少将に面会し、PT事件に対する聖王教会の見解を受け取るためである。
裁判は1回の開廷では終わらない。判決が下るまでにいくつかの手順を踏む。
それでも、遅くとも今年中には決着するだろうとクロノはみていた。
さらにグレアムがこの事件に手を入れてくるとなると、おそらく、フェイトを自陣営に取り込む狙いがあると考えられる。そのためにも、できるだけフェイトの無罪を確定させ行動の自由を確保しなければならない。
そう、クロノはアイコンタクトで彼女を見上げた。
「驚きましたよ。アインスさん……まさかあなたが直接来るなんて」
新暦65年6月中旬、ギル・グレアム率いる時空管理局機動一課は、既に闇の書対策に向けその作戦を発動させていた。
そして海鳴市は、未だ沈黙を守り続けている。
to the next page...
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投下終了です
ついに闇の書起動・・・そしてクロノきゅんのチェリー喪失!奥さん事件です
しかしクロノは彼女が・・・であることをまだ知りません
ここから先、どうなっていくのでしょうか!?
ではー
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>>777
乙です
うひークロノきゅんかわいー。姉ショタは良いものだ!
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>>777
乙です
しかし、これだけの体験したらエイミィは最早勝ち目無いんじゃ……
まだアインスはその胸どころか口や手を使ってないんだぜ……
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ちきしょうクロノ爆発しろぉぉぉ!
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相変わらず更新頻度高くておもしれえ
アインスエロすぎだろ・・・・
しかしこのアインスが相手ではエイミィに勝ち目がなさすぎてやばい
どうなる公式の嫁
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このまま本編どおりにアインスが消滅してもエイミィがそのあとに入り込めるのか
へたすると一生独身を貫き通しかねないな
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むしろそういうのも良い、けど、このSSはエイミィも可愛いから困る
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しかしまだアインスには弱みがある
闇の書の意思であることがクロノにばれたらすごい修羅場になるぞ
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やばい、それ忘れてたわ・・・初恋の相手になるが同時に実父の仇でもあるんだったな
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つまり「クロノにばらされたくなければ…わかるな、アインス君?」というわけか
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まだエイミィは尻を使っていない、勝ち目があるとすればそこだな
先を越されることになるかもしれんが…
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前の処女よりも先に後ろの処女を捧げることになるのか
クロノの性癖がピンチだw
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いつだってどんなときだってそうだよ!<クロノの性癖がピンチ
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対抗して尻を出しアナルセックス勝負に持ち込むアインスまで見た
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アインスがエイミィにもいろいろと手ほどきするというのはどうだ?
後々の夫婦性活も考えて
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その流れで行くと3Pになりそうだな・・・・胸熱!
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お前ら続きが気になるのはわかるが職人さんのネタを潰すなw
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わかった・・・少し頭を冷やそう
代わりにSTS再放送見ててスバルのへそや太股見てるとムラムラしてくる現象について話して冷静にならないか?
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prprしたい
膝枕されたい
挟まれたい
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スバルは健康的な感じのエロ可愛さがあるよね
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>>795 >>796
`¨ − 、 __ _,. -‐' ¨´
| `Tーて_,_` `ー<^ヽ
| ! `ヽ ヽ ヽ
r / ヽ ヽ _Lj
、 /´ \ \ \_j/ヽ
` ー ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´ `¨´
 ̄ー┴'^´
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アインスはあはあアインスアインスぺろぺろちゅっちゅアインスアインスもみもみもみもみ
アインスのおっぱいもみもみもみもみ乳首ぺろぺろぺろぺろちゅうちゅうちゅうちゅう
アインスのおしりさわさわもみもみもみもみ太ももさわさわもみもみもみもみ
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話はちょいとズレるが俺は太ももを最高に際立たせくれるのはホットパンツだと思うのよ
そんなわけで制服でもないのにForceでそれが四人も同じ戦場に揃った時は胸が躍ったね
皆の衆は
①鍛えぬかれていて女性らしさを失っていない健全な太もも
②貧乳だがその代わりに謎が詰まっている太もも
③ちょいスレてるかもしれないがワイルドな環境で揉まれた天然の太もも
④酸いも甘いも経験したであろうBB…おねーさんの太もも
さぁどれ!?
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>>799
母性溢れるお姉さんの太ももが良いなぁ
何が言いたいかというとディエチちゃんに膝枕して貰いたいです
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ディエチママ・・・gkr
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悩みどころだが熟女、人妻、未亡人をこよなく愛しリンディさんを愛しまくる身としては④を選ばざるをえない。
むちむちした未亡人や母親は最高だね!?
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ちなみに前半の話と繋がってるから
①スバル
②アイシス
③アル
④カレン
だぞ
それはそうとプレシアママンもあの歳でアレとか最高だよな!
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>>796
同意はするが、見てて連想するのは青いレプリロイドだった…
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>>802-803
ということはつまりカレン姐さんが未亡人で子持ちである可能性が微粒子レベルで存在する・・・?
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劇場版の前売り券でアニメイト・ゲーマーズで売ってる第二弾のブックレットの中ってどんな内容?
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>>804
エックスコスか…
勿論タイツ部分も素肌だよな?
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スバルの場合イチャイチャくっつきながらエロいことしたい
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ホットパンツネタを引っ張るようだが、あれってロリっ子が履くとすげーギャップがあって良いよな
個人的にホットパンツのステラはヤバイ可愛いと思う。
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わたしにいい考えがある。
ユーノくんにホットパンツを穿かせろ! 黒パンストも一緒にな!!
というわけで(どういうわけだ)ユーノくんは俺の嫁の新しいの投下するわ。
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ユーノくんは俺の嫁 ぱーとふぁいぶ!
「ふむ」
青年は眉根を寄せて、手に持った紙片を見遣った。
それは今しがた、帰り際にポストから抜いてきたチラシ類である。
見ているのは一枚の紙、町内便り、だ。
今月の見出しは、じき行われる町内の祭について書いてあった。
ずばり――海鳴商店街仮装大会。
参考写真にはきぐるみを来た市職員と流行アニメのヒロインの格好をした町内会の子供が映っていた。
「ふむ」
もう一度、青年はそんな呟きを出して眉根を寄せた。
彼の脳裏で今、何事か思案が巡りに巡って、アイディアを捻出しているのだろう。
ふと、そんな時だった、誰かがドアをノックし、顔を覗かせる。
「おにいさん、お邪魔します」
「ああ、ユーノくんか。どうぞ」
さらりと揺れる短いブロンドヘアに、女の子と見紛うほど線が細く綺麗な顔立ちをした小柄な少年。
ユーノ・スクライア、男女や異世界間という垣根を越えて結ばれた、青年の恋人である。
彼はユーノの顔と町内便りを交互に見遣り、何か納得したかのように頷いた。
「よし、決めた」
「え? どうかしたんですか?」
「今度やる商店街の仮装大会に出よう、ユーノくん」
「ぼ、僕がですか!?」
突然の事に驚き、目を白黒させるユーノ。
いや、唐突である以上に、青年の目が異様にギラついている事が少年の不安感を煽った。
彼がこんな目をした時、それは……
「大丈夫、衣装はもう決めてるから。いいね?」
有無を言わさぬ問い掛けをして、彼は愛する少年の肩を掴んだ。
□
「あ、おにいさん。こんにちは」
「おにいさんも来てたんですか?」
仮装大会当日、人で賑わう商店街で、青年に愛らしい少女たちが声を掛けた。
片や犬っぽい飾りの耳を頭に付けた犬少女の仮装の栗毛の少女、高町なのは。
片やなのはと同じく、猫っぽい格好をした仮装の少女、フェイト・T・ハラオウン。
フェイトはユーノと同じ魔法世界の出身者で、なのははその友達であり魔法少女である。
「やあ、なのはちゃん、フェイトちゃん。二人とも今日の仮装大会に出るのかい?」
「はい」
「おにいさんは出ないんですか?」
「ああ、俺は付き添いだから」
「?」
彼の言葉に首を傾げるなのは、だが答えを聞くより先に、五つの影が近づいて来た。
「なのはちゃんらにおにいさん、こんにちはー」
「あ、はやてちゃん。それに八神家のみんなも」
セミロングヘアの少女、八神はやて。
そして彼女と共に訪れたのは、シグナム、ヴィータ、シャマル、ザフィーラといったヴォルケンリッターの面々だ。
五人ともそれぞれに仮装をしている。
題材は西遊記といったところか。
孫悟空がシグナム、猪八戒がヴィータで沙悟浄のシャマル、三蔵法師のはやて。
ザフィーラは馬役と言えば良いのか、はやてを背中に乗せている。
なかなかに皆かわいらしく、衣装も凝っていた。
「はやてちゃんたちも参加するのかい?」
「もちろん! 優勝ねらっとるよ。おにいさんは出ぇへんの?」
「ああ、まあね」
はやての言葉に、青年はどこか含みのある笑みを浮かべた。
□
それからしばらくして、商店街の大通りで仮装大会の審査が始まった。
-
なのはとフェイト、そして八神家の面々はやはり元が美人揃いなだけあって高得点である。
優勝は間違いなく彼女たちの中から選ばれるだろう、という雰囲気が出来上がっていた。
だがそこへ、一人の青年が現れる。
「すいません、参加希望なんですが」
あの青年だった。
なのはたちの視線が集まる。
だが、彼はやはり仮装などしていない。
その場に居た全員が訝る。
が、答えは彼の後ろにあった。
「ほら、ユーノくん。早く出ないと、締め切られちゃうよ」
「で、でも……」
「いいからいいから。ほら!」
自分の後ろに隠れていた小さな影を、青年は前へと押し出す。
会場がどよめく。
よろけつつ躍り出たのは、ブロンドヘアの子ウサギだった。
そう、ウサギだ。
頭から伸びる白いミミ、お尻に同じく白い毛で出来た丸い尻尾。
なだらかな胸板を包む黒い衣装、細い脚は網タイツで覆われている。
バニーガール姿の美少女だ。
繊細な美貌と相まって、それは凄まじくコケティッシュな魅力をかもし出していた。
青年に後押しされ、おどおどとしながら愛くるしい子ウサギが会場に歩み出る。
司会担当の町内会の人間が、マイクを向けた。
「いやぁー、これは可愛いですねぇ。お嬢さん、名前は?」
「ゆ、ユーノ・スクライアです……」
「ユーノちゃんかぁ、いいお名前ですねぇ」
「あ、あの……」
「ん?」
「ぼ、ぼく……男の子です」
「……………え?」
沈黙、静寂、凍結。
その場の誰もが固まった。
意味を理解できなかったものが大半であり、事情を知っていたのは青年となのはたちだけだ。
集まる視線。
無数の人間に注視され、羞恥心のあまりユーノの白い肌がぱっと桜色に紅潮する。
恥ずかしそうに身をよじり、あられもない姿を隠そうと白魚のような指で細い身体を掻き抱く。
若干涙目なのが堪らない。
その様の、なんと倒錯的な事か。
少女でなく少年であると知ればなおの事であった。
結果、優勝はぶっちぎりでバニーガール姿のユーノになった。
□
「もう! ほ、本当にはずかしかったんですからね!」
家に着くなりほとんど半泣きになりながら、ユーノは青年に言った。
大会優勝商品のトロフィーと温泉旅行の優待券を手に、彼は悪びれた風もなく微笑している。
「いやいや、でもみんな喜んでたじゃないか、大人気だったよユーノくん。なのはちゃんたちも驚いてたし」
「あ、あうぅ……」
わざとらしく知人の名前を出され、ユーノはその場でへたり込んで顔を伏せた。
耳どころか白いうなじまで赤く染まっている。
思い出すのはなのはやフェイト、はやてたちの顔。
まさかユーノが女装してくるなど想像していなかったのだろう、彼女たちはユーノの愛らしくエロティックな格好に度肝を抜かれていた。
きっとこの先、ずっと忘れる事はないだろう。
それを思えば羞恥心が極まり、ユーノは穴にでも入りたい気持ちになる。
もちろん、彼はそんな風に恥らうユーノの姿を愛でているのだろうが。
「まあ、良いじゃないかユーノ君」
「え、ちょ! お、おにいさん?」
いつの間にか背後に回っていた彼の逞しい腕が、ユーノを後ろから優しく抱き締めた。
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バニーコスに包まれた細い腰に指と腕が絡みつく。
耳元で囁かれる吐息は、粘つくように耳朶にしみこんできた。
「皆に見られて恥ずかしくて、でも……そういうの嫌いじゃないだろ?」
「ひゃぅ!」
突然の刺激に、ユーノの口から甘い声が零れた。
青年の指先が突如として下へと流れたかと思えば、少年の股間に触れたのだ。
後ろから抱きつくという格好ゆえに目で見る事ができない、にしては、あまりにも的確に彼の手はユーノの愛らしい性器を掴んだ。
今まで何度も少年に性愛の悦びを刻み込んできた手練手管の力加減で以って、彼は薄い生地越しに愛撫する。
ほんの少し撫でただけで、小さな膨らみは隆起し始めた。
布越しに上下にこすり上げ、特に敏感なカリのところは念入りに爪を立てる。
うなじや耳に舌を這わせれば、さらに効果的だった。
「お、おにいさん、こんないきなり……ふにゃぁ! だ、め……やぁ」
「言葉ではそう言うけどさぁ、こっちはもうすっかり“その気”だよ? まったく、ユーノ君は嘘が下手だなぁ」
「ひう!」
言葉と共に、ぎゅぅ、と乳首を抓られる。
途端に体がびくりと痙攣し、顔は早くも蕩けだした。
とろん、と潤んだ瞳、だらしなく開いて唾液を垂らす口元。
バニーガールコスチュームと相まって、なんとも淫らでいやらしい。
青年はそこで、コスチュームの股間部分、網タイツの付け根のところを破いて、ユーノのペニスを曝け出してやった。
散々調教されて敏感になった少年の性器は、すでに痛いくらい勃起している。
このまま一気に扱き上げて絶頂させ、青臭い精液の匂いを嗅ぐ事を想像すれば、青年もまた興奮を覚えずにはいられない。
だが、せっかくフェティッシュな衣装を着せているのだから、少しは普段と違うプレイも楽しみたかった。
愛撫を一度止めた手がするりと動き、ユーノの細い腕を掴む。
そして次の瞬間、後ろに捻り上げたかと思えば、魔力で形成されたバインドが少年の腕を拘束した。
「え、ちょ……お、おにいさん? ひゃぁ!」
腕を拘束されたまま、前へと倒されるユーノ。
その先にあったのはベッドだった。
柔らかいシーツに沈み、スプリングを軋ませる細い肢体。
胸と顎をベッドに埋めて、膝をつき、尻を突き出したような姿勢を取らされる。
青年は迷わず小ぶりな尻を撫で回して瑞々しい弾力を味わうと、今度はそちらのタイツも破いた。
黒いタイツの網から、白い肌が露になる。
もちろん、すぼまった菊座もだ。
ペニス以上に愛し続けたそこは、早くも性愛の悦びにひくひくと蠢いて、彼の荒々しい侵入を待ち望んでいた。
口に含んで唾液をまぶした指で青年はさっそくユーノのそこに触れた。
ぬちょり、と湿った音を立てて、僅かな抵抗のみを残して易々と挿入される人差し指。
簡単に挿入されるくせに、一度入れたものに吸い付いてくる締め付けは、今まで重ねた情交のたまものか良く開発されていた。
穴を広げるように指先を曲げて中から抉りこむ。
淫靡な水音を立てて、柔軟に指に馴染む菊穴。
ユーノの唇から、聞くもそそる甘い声が響く。
「ふぅ……ぁぁ……いい、いいよぉ……おにい、さん……あ!」
優しく竿も扱いてやると、一段と声が高くなった。
甘く蕩けるような美しいソプラノの、淫らな調べ。
小さなペニスからはカウパー液が滴り、アナルでは腸液が潤滑されてぬめりけを生んでいた。
高まっていく性感、射精のボルテージ。
あともう一押しでユーノは白いミルクをたっぷりと出す。
少年の肉体を愛で続けた青年は、そのタイミングを把握し尽くしていた。
だからこそ……そこで、やめた。
-
ペニスからも尻穴からも、さっと指を離す。
「……あ」
もう少しで迎えられた絶頂を止められて、ユーノが寂しげな顔をした。
物欲しそうな眼差しで、背後の青年を見つめる。
その瞳が堪らない。
青年は、背筋をぞくぞくと嗜虐の恍惚が駆け抜けるのを感じた。
だが、まだお楽しみは始まったばかりだ。
数拍の間をおいて、再びユーノへの責めを始める。
的確に竿を扱き上げ、アナルに指をねじ込む。
にちゃにちゃと響くいやらしい粘着音とユーノの喘ぎ声が、甘美な音色を響かせた。
「あ、あぁぁ……くるぅ……こんど、こそ……ああ!」
とろとろと垂れるカウパーの量が増して、股間の性器が震える。
少年のペニスがようやく絶頂を迎えようとしていた。
そこで、青年は再び手を離した。
「あ……え……どう、して……」
「ん? 何が?」
困惑するユーノに、青年はにっこりと笑いかけた。
どす黒い欲望を内に燃やす、邪悪な笑みだ。
青年はユーノの汗に濡れた肌を舐め、舌先で白いうなじと耳をくすぐる。
まるで蛇のように妖しい愛撫だった。
「どうかしたのかな? ゆ・う・の・く・ん」
「ひゃぁあああ!!」
一気に菊座へ、指が二本まとめて挿入された。
突然の事に苦痛と快楽が混ぜこぜになって背筋を貫き、悲鳴が漏れる。
滴るカウパーの量が増えて絶頂が近づいたが、やはり彼は指をそそくさと引き抜いた。
やはり、徹底的に焦らすつもりらしい。
それが分かると、ユーノは絶望のあまり目の前が真っ暗になったような気がした。
「や、やだぁ……いぢわる、しないで……ください」
息も絶え絶えの声で、哀願する。
お預けを喰らったペニスはすっかりいきり立っていて、射精を求めていた。
既に溢れた先走りと腸液は白い肌を伝ってベッドのシーツに落ち、幾つものシミを作っている。
だが青年の顔には、やはり黒い笑みがあり、その光景を眺めるばかり。
「へえ、じゃあ、どうして欲しいのかな。どうしたらいいのかな。教えてくれる?」
「あ、ぅぅ……」
「ほら、言ってごらん」
羞恥心で真っ赤に染まったユーノは言葉に詰まり、泣きそうな顔になる。
だが、彼が何を欲しているかは分かっていた。
自分にたっぷりと恥ずかしい思いをさせて、口からあられもない言葉を吐き出させたいのだ。
想像する。
それだけで……ぞくぞくした。
たっぷりと仕込まれた調教で、体の芯まで染み付いたマゾヒズムの甘い熱。
欲望。
苛めて欲しい、辱めて欲しい。
浅ましい被虐の悦び。
もうこの快楽からは、逃れる術などない。
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ゆえに、ユーノは彼の求めるものを、自分の求めるものを曝け出す。
「く、ください……ぼくの、おしり……ケツマンコに、おにいさんのぶっといおちんぽ入れてぇ……せーしピュッピュってさせてぇ」
小ぶりな尻をフリフリと振って、可愛い子ウサギが白い尻尾を揺らして淫らなおねだりをした。
なんともいやらしく、欲情をそそる甘い声と、淫靡な仕草。
その様に、彼も満足し、同時に我慢の限界を向かえた。
取り出した怒張をぴたりと濡れた菊座に添える。
お互いに火傷してしまいそうなくらい、熱かった。
「良く言えました。じゃあ、ウサギさんにご褒美をあげなきゃ――ね!」
「ひぃああああ!!」
ズンッ、と、一気に貫かれる太い肉棒の衝撃。
アナルを無理矢理押し広げられる痛みと、それを上回る快楽。
ユーノは拘束された腕をよじり、だらしなく唾液を垂らして蕩けた顔をベッドに押し付けて、悶えた。
「あ、あぁ! しゅごい! おにいさんのチンポおっきいぃ……ぅああ、イく! もうイっちゃうう!! ところてんしゃせー、するぅ!!」
パンッ! パンッ! と小さな尻に腰を強く叩きつけられ、恐ろしく太い剛直で蹂躙されて、ユーノはあっという間に高まった。
拘束されて無理矢理犯されるというシチュエーションへの興奮、そしてお預けされていたというのも大きい。
開発された菊座から駆け巡る快感に、絶頂はあまりにもあっけなく訪れた。
ぱっと白い粘液が宙に飛沫を散らして、シーツの上に吐き出される。
量こそ少ないが、濃厚な青臭い香りが場を満たす。
射精した恍惚感に身震いするユーノ。
だが、それでも青年の攻めは止まる事をしらなかった。
「ひゃぅう!! ま、まって……おにいさん……いま、いまイったばっかり、らからぁ……やす、ませ……ふぁぅん!!」
その哀願虚しく、彼は一向に衰えぬ勢いで手を添えた子ウサギの尻に腰を叩きつけ、力の限り肉棒で締め付けの良い菊門を味わう。
細い肢体が挿入を繰り返される度に震えて痙攣する様、涙と涎でぐしゃぐしゃになった蕩けた横顔の、なんと形容し難く淫靡な事か。
元より太く逞しかった剛直が、興奮で一層太さを増す。
荒々しい欲望と共に、愛しさも高鳴ってきた。
彼はユーノの折れそうなくらい細い腰を掴むと、そのままぐるりと反転させた。
「ぃうう! チンポ、ねじれるう!」
挿入した結合部を百八十度回転させられる快感に、ユーノが切ない声で喘ぐ。
だが、その唇を柔らかいものが塞いで、声を封じた。
「んッ……」
口付けされた。
舌を軽く絡めながら、たっぷりと唾液を交換する愛欲のキス。
すっと顔を離すと、二人の唇の間に銀の橋がかかる。
間近から見詰め合う瞳には、燃えるような思慕の火が燃えていた。
「かわいいよ、ユーノくん。大好きだよ」
「あ、ぅ……おにいさん……おにいさぁん!」
ラストスパートをかけて、一気に情交が加速する。
ベッドにユーノを寝かせた正常位で、規則的に叩き付けられる腰の突き上げは、さらに強力にユーノの菊座を貪った。
青年の手がなだらかな胸板にすべり、勃起した乳首をコリコリと刺激する。
もう一方の手は精液でねっとりと濡れたユーノのペニスを扱いた。
幾重もの快楽に苛まれて、少年の意識は奈落の底まで落ちそうになる。
「だ、だめぇええ! また、キちゃう……せーしでちゃうう、ちくびもおちんちんもおしりも、きもちよ、くってぇ……ひあああ! でる! イくうう!!」
「く! 俺も、そろそろ……ユーノくん、一緒にイこう。出すぞ!」
「ふあああああああ!!」
渾身の突き上げで腰を叩きつけられた直後、体の奥に熱い脈動が放たれた。
どくどくと注ぎ込まれる、白いマグマ。
その熱と衝撃と快楽に、ユーノもまた達する。
少年の幼いペニスから、二度目の射精でたっぷりと白濁がぶち撒けられる。
正常位で横たわっているユーノの腹の上に、彼自身の精液でバニーコスの黒いボディ部分が染められた。
つんと香る青臭い精の臭気。
荒い吐息で喘ぎながら、二人は恍惚の余韻に沈む。
後ろ手に拘束された子ウサギが行きも絶え絶えに蕩けている姿に、青年は目を細めて微笑した。
この痴態も、愛らしさも、全て自分のものだと思えば、なんともいえない充足感が心を満たす。
汗で濡れた金髪をそっと撫でながら、彼はもう一度優しく口付けて、
「ユーノくん、愛してるよ」
耳元で囁いた。
終幕
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はい投下終了。
バニーコスのユーノきゅんというのもなかなか乙だと思うんです、はい。
うん、そんだけ!
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乙!
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けしからんな!
コンテスト中、尻尾にバイブが仕組まれてるかと思ったがそんなことはなかったぜ
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シガーさんGJです!!
喘ぎ悶えるユーノくんは最高ですね(*^o^*)
これからも「ユーノくんは俺の嫁」を書き続けてほしいですね(^O^)
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温泉の優待券が当たってましたね。
次はもしかして温泉でイチャラブですか(^w^)
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今さらながら>>801のディエチママに凄いひかれる
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>>820 まだ考えてませんwww もしかしたら書くかも。 でも他のを書くかもしれない。 未定ですな。
そんでまあ、なんだ、投下します。
ファミレスでメシ喰いながらノーパソでメモ帳打ってたらなんか出来た。
>>350 で投下したのの続き的な内容(カリムさんが汚いオッサン共に調教されて雌奴隷化)、今回はディードとカリムさんがぬっちょぬっちょ、いちおう連載……かな。
タイトル『堕落性女』
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堕落性女 ディード恥辱(前編)
「んッ……ちゅ、ぷ……はむ、んぅ、じゅる……ぴちゃ」
粘着質で、ねっとりと聴覚に絡み付くような水音が響く。
聞いているだけで情欲をそそるような音色が、それほど広くない室内で静かに反響していた。
紅潮した白い肌にかかる金髪を扇情的に掻き上げながら、女は熱心にソレにむしゃぶりつく。
口の中に広がる塩辛いカウパー液の味わいも、生臭い臭気も、もはや彼女にとっては至高の美酒も同じだった。
舐められ、しゃぶられ、啜られ、でっぷりと肥えた男はその快感に恍惚の顔をする。
「いやはや、騎士カリムも随分とお上手になったものだ。とてもこの前まで処女だったとは思えません」
「もう……その私を無理矢理犯して、こんな風になさったのは、どこのどなたかしら?」
「くく、そうですなぁ」
男の言葉に、カリムは剛直に軽く舌を這わせて手で扱きながら、うらめしげな眼差しを向けた。
聖王教会の騎士カリム。
名だたる教会の予言の騎士、名家の令嬢として高名な彼女は、今その限りではない。
ベッドに横たわるこの男を始めとした、教会や管理局の高官たちに犯され、調教し尽くされ、今や従順な雌奴隷として日々を淫蕩な色欲の底へ自ら沈んでいるほどの淫婦である。
いつもは黒い法衣に包んで隠している肉感的な女体を、色気たっぷりの黒いボンテージで包み。
金の繁みからは自身の淫蜜と青臭い白濁液をたっぷり滴らせている。
平素の彼女を知る者が見れば目を疑うだろう。
先ほどまで自分の中をメチャクチャに掻き回していた男の象徴へ、カリムは念入りに舌を絡ませて掃除を兼ねた奉仕を行う。
今までの調教で仕込まれたフェラチオの技巧に身震いしながら、ふと思い出したかのように、男が口を開いた。
「そういえば騎士カリム」
「ん、はい何ですか? また下のお口でいたします?」
「いや、それも大変魅力的なのですがね。少々ご相談が」
「相談、ですが?」
「ええ。教会で預かっている、あの機械人形について」
機械人形。
その例えの示すところは一つ、聖王教会が保護している戦闘機人、ナンバーズに他ならない。
スカリエッティの事件を契機に捕縛され、管理局に恭順した彼女らの何人かは、教会がその身を預かって更正を行っている。
そして元はと言えば、カリムがこうして男たちに辱められる理由とは、彼女たちを陵辱の手から守る為の人身御供だった。
それを男は、
「そろそろあの娘たちもですね、食べたい、という者たちがおりまして。かくいう私も興味があるのですよ。あなたの手でどうにかなりませんかね」
軽々しくも、差し出せと述べた。
にたりと顔に浮かべる下卑た、死体漁りのハイエナの笑み。
そこには人としての尊厳やプライドなど欠片もない。
以前のカリムならば、こんな事を言われたら火が出るような勢いで激怒した事だろう。
そう……以前のカリムなら、だ。
男の言葉に、カリムは微笑んだ。
「ええ。ご主人様がおっしゃるなら、幾らでも……」
淫蕩な、発情した雌の顔だった。
期待している。
もし主人たちの望み通りにすれば“ご褒美”をたっぷりもらえると分かっているからだ。
犯されて、犯されて、犯されて。
幾人もの男たちの手で嬲り尽くされる。
カリムの中でその、本来ならばおぞましい事象は、今や至上の法悦となっていた。
彼らに犯されるためならば、神への信仰も人としての尊厳も自分からどぶへ捨て去る。
「まず私が慣らして、ご主人様たちの食べやすいようにしてさしあげますわ」
くすくすと笑いながら、カリムは手元の肉棒に軽く口付けして、そう言った。
□
「失礼します、騎士カリム」
事務的な平坦な声でそう告げて、カリムの執務室の扉を一人の少女が開けた。
さらりと流れる、濃いブラウンのストレートロングヘア。
シスターの法衣に包まれた肢体は、服の上からもはっきり分かるほど肉感的で、乳房と尻に付いた量感が目を引いて止まない。
-
感情の乏しい無機質な表情であるが、しかし美貌のほどは確かだった。
「どうぞディード。良く来てくれたわね」
艶然とさえ言える微笑を浮かべて、カリムは少女に笑いかけた。
ディード、ナンバーズの末妹にして、教会で保護している戦闘機人の一人である。
カリムは自分の机の前まで来るように手で示すと、同時に立ち上がった。
自然に机上のコンソールに触れてドアの鍵を閉めた事は知られずに。
警戒されず、それでいてできるだけ近い距離に少女を捉えつつ、カリムは漫然と室内を歩む。
「それで、本日のご用件はなんでしょうか」
いつになくもったいぶって何も言わないカリムに、ディードは少しだけ違和感を覚えていた。
わざわざ呼ばれたからには、もちろん理由があるだろう。
それが事務の手伝いか、それとも自分の戦闘力を見込んでの任務か、はたまたただの掃除か。
想像できる事などたかが知れている。
だがカリムはあえて何も言わず、笑みを深めた。
それは同性の、それも感情の起伏の乏しいディードでさえぞくりとするような、妖艶な微笑みだった。
「ええ、実はねディード、あなたにお願いがあるの。とてもとても、大事なお願いよ」
「な、なんでしょう……」
「ふふ、それはね――」
言いながら、カリムはついと手を伸ばした。
しなやかな繊手の先が、滑らかに、自然に、ディードの体に触れた。
下腹の半ばから、一気に胸の先まで撫で上げる。
服と下着に覆われていたというのに、カリムの爪の先は、ピンッ、とディードの乳首を引っかいた。
「ひゃッ!」
ピリッ、と走った甘い電気に、ディードが可愛い悲鳴を上げて身体を竦めた。
ただでさえ敏感な部分を、まったく予期していないタイミングで刺激された事に、彼女も即座に反応できなかった。
その隙をカリムは逃さない。
いつの間にか二人の間の距離は零になっていた。
ディードの細い腰にカリムの腕が絡みつき、豊満な胸と胸が正面から押し付けられる。
「ちょ! き、騎士カリム、何を……んぅぅ!!」
驚いてカリムを突き放そうとしたディードだが、その声は無理矢理ふさがれた。
唇が塞がれたのだ。
初めてのキスはあまりにも唐突で、そして強引だった。
「ん……んぅ! ん、んぅぅ……」
必死に振りほどこうとするディードだったが、抵抗の力は即座に奪われていく。
尻から太股までを撫でられ、豊かな乳房を優しく念入りに揉みしだかれる。
何より口内に滑り込んできた舌が、凄まじい技巧で愛撫を繰り返す。
舌同士を絡め合うのはもちろん、歯の裏側まで舌の届く範囲をことごとく舐めまわすのだ。
雌奴隷として仕込まれた性の技巧の手管は、無垢な少女の耐えられるものではない。
尻から背筋、長く艶やかな髪を撫でられてぞくぞくしてしまう。
力が抜けて押し返す事ができなくなるのを察し、カリムはさらに強引に攻めた。
今まで立ち位置を計算していた場所、自分の執務机の上にディードの半身を押し倒す。
体重を掛けて机の上に倒され、ディードはいよいよカリムの拘束を逃れる術がなくなっていった。
必死に脚をばたつかせるが、あまり意味はない。
そこでようやく、カリムは今まで舌を絡め続けていた口付けを離した。
「はぁ……はぁ……な、何をするのですか、騎士カリム! や、やめてください!」
荒く息を吐きながら、ディードがきっと睨んで抗議する。
だがその瞳は、熟練の愛撫をたっぷり受けて既に、とろん、と蕩けていた。
唾液の筋が唇の端を伝っているのも、たまらなく色気がある。
その姿に、カリムは背筋がぞくぞくするのを感じた。
今まで男たちに蹂躙されて悦んでいる自分は、すっかりMだと思っていたが。
想像以上にSの気も強いらしい。
同性を犯すというのがまた堪らなく背徳感を刺激する。
ディードの細腰を抑えながら、カリムは唇を舌なめずりした。
「オットー」
「ッッ!!」
さりげなく、ただ名前を呼ぶだけ。
ディードにとって、おそらく一番大事な存在である双子の少女の、だ。
オットーが何なのか、オットーをどうするのか。
名前を言うだけでは何も分からないが、同時に幾らでも想像できてしまう。
それが決定的に、ディードから抵抗という行為を奪い去った。
カリムは指先を、少女の纏っている法衣の胸元に移した。
-
服と服の合わせ目に手を掛けるや、一気に力を込めて左右へ開く。
「きゃぁ!」
かわいらしい悲鳴。
音を立ててボタンが弾け飛び、ぶるん、とブラに覆われた乳房が露になった。
白い純白のブラジャーに包まれた、形の良い釣鐘型の乳房が、身じろぎするたびに揺れていやらしい。
カリムはそれを、獲物を捕らえた雌猫の目で見下ろした。
「ふふ、ほんと大きいわね。それにいやらしい胸。それに……」
「ふひゃぁう!」
「感度も抜群ね」
言葉と共に、指先で乳首を捏ねられる。
今までと比較にならない甘美な刺激に、ディードの唇から、普段では想像もできない声が漏れた。
身体を震わせる少女から、カリムは巧みな手つきでブラを剥ぎ取った。
とうとう最後の砦を失って、露になる巨大な乳房。
薄いピンク色の乳首、乳輪は大きな胸にあわせてやや大きく、だが乳頭は思いのほか小さくて、それがいやらしい。
「いただきまぁす♪」
「え……ふぁあああ!!」
カリムが口を開いたかと思えば、彼女は目の前の愛らしい蕾を口に含んだ。
左の乳房の先端に吸い付き、口の中で舌と歯を使って乳首をころころと転がす。
時折、カリッ、と甘噛みしてやれば、ディードはさらに悲鳴のような喘ぎ声を上げて身震いした。
強すぎる。
今まで色を知らなかった少女が知るには、強すぎるほどの快感。
戦闘機人としての能力など、もはや微塵とて発揮できない。
四肢からすっかり力が抜けるのが分かり、カリムは手を回してディードの身体をもう少し机に乗せる。
豊満な尻を机の上にやり、むっちりと良い肉付きをした太股を左右に開く。
スカートの生地をまくってやれば、むん、と甘酸っぱい雌の匂いがした。
二本の脚の間で、白い下着の中央部分は既にじっとりと濡れてしみを作っていた。
「あらあら、もうすっかりここはその気ね。本当にいやらしい子だこと」
「ちょ、騎士カリム、何を……ひいぃう! や、やめ……やめ、て……ふあぁあああ!!」
ディードの制止などまるで無視し、カリムは指先でこりこりと秘所を弄ってやった。
湿り気のある膣口をなぞったかと思えば、そのまま上に指先が流れて、つんと自己主張している陰核を弾いてやる。
背筋から脳髄の芯まで奔り炸裂する快楽の電撃に、ディードは視界が白く染まるような錯覚さえ覚えた。
机の上でロングヘアを千々と乱し、悶え喘ぐ豊満な女体の少女。
そのなんと淫靡な事か。
カリムの心も、同性の美しい少女を辱める嗜虐に、興奮を覚えて止まない。
下着の上から秘所に吸い付いて、ディードの蜜を啜る。
下の上に広がる味わいは、堪らなく美味だった。
「ディードのここ、おいしい。ねえ、もっと気持ちよくなりたいでしょ?」
「そ、そんな……こと……やめ、ふにゃぁあ! や、やめ……やぁ……あああああ!!!」
カリッ、と陰核を、下着越しに甘噛みする。
絶妙な力加減で女の一番敏感なところを噛まれ、ディードの頭の中で桃色の電気が飛び跳ねる。
汗で湿った太股を撫でてやると一層反応が増した。
カリムは微笑みを深めながら、力の抜けた少女からするすると下着を剥ぎ取る。
髪と同じ色の繁みの生えた、少女の秘所。
ぱっくりと指で割れ目を開くと、男に汚された事のない綺麗なサーモンピンクが見えた。
とろとろと蜜を垂らし、さらなる快楽を欲する乙女の秘裂。
カリムはぺろりと一舐めした人差し指を、そこにそっと挿し入れた。
「ひぃうう!!」
「暴れないで。処女膜が破れちゃうわ」
言いながら、ゆっくりと指を挿し込んでいくカリム。
処女膜に開いた孔から差し込んで、破かないように慎重に中を刺激する。
今まで散々刺激した甲斐あって、天井側にこりこりとした硬いしこりを感じた。
そこを優しく撫で、カリムは嗜虐的に笑う。
「ねえ、Gスポットって知ってる? ディード」
「ふぁ……じー、すぽ……と?」
「ここね、凄く気持ち良くなれるの。クリと一緒に、弄ってあげるわね」
次の瞬間、カリムは膣内のしこりと、陰核を同時に指でこすり上げた。
「ひぃいいッッッ!!!!」
ディードがあまりの刺激に、目を白黒させて机の上で跳ねた。
-
膣の中の弱点と、クリトリスの同時刺激。
脊髄を貫いた快楽の甘い雷撃が、脳の奥底まで蕩かせていく。
少女に出来るのは、巨乳をたぷたぷと揺らして喘ぎ声を上げる事だけだった。
「や、やめ……きし、かりむ、やめれぇ! やだ、やだぁ……ナニか、くる、きちゃう!!」
「良いのよディード。我慢しないで、受け入れて。それ、すっごくステキな事なのよ。さあ、遠慮しないで、イっちゃいなさい♪」
慈母のような微笑を浮かべながら、しかし指先の愛撫は強烈で容赦なく、乙女を登り詰めさせる。
Gスポットを指の腹で強く擦りながら、最後の一押しとばかりにぷっくりと充血した陰核に、カリムは吸い付き……歯を立てた。
軽く甘噛みした瞬間、ディードの中でとうとう、特大の快楽刺激が弾け跳んだ。
膣口から潮が吹き、意識を全て持って行ってしまいそうな、桃色の電気が思考をショートさせる。
「あああああああああああ!!!」
甲高い絶叫を迸らせ、びくびくと痙攣するディード。
蕩けた目は既に視界に何も映さず、震えた四肢には微塵とて力が入らない。
荒く息をつくたびに小刻みに揺れる胸が、なんとも扇情的だった。
その姿を見下ろして、カリムはくすくすと笑う。
「あらあら、気絶してしまったのかしら。だらしないわねぇ」
そう言いながら、愛液でしとどに濡れた指先をぺろりと舐め上げる。
湿り気を帯びた指先を、そっと空中に滑らせた。
すると、宙に映像が現れる、
魔力で形成されたビジョンに映るのは、今しがた演じた二人の痴態だった。
記録映像、彼女たちの姿は余さず録画されていた。
「ふふ……これがあれば、私の言う事には逆らえないわよね、ディード?」
ぐったりとした機人の少女に向けて、カリムは妖艶な、人を快楽に惑わすサキュバスのような笑みを見せた。
続く
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投下終了。
レズ強姦って素晴らしいですねぇ、もっと増えろ。
次回あたりはこう、なんつうんですか、アナル攻めとか書きたいね。
あと汚いオッサン(マテ
オットーも出す……予定。
セインとシャッハさんは完全に未定でごんす。
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( ゚∀゚)o彡°悪堕ち聖女!甘美な響きだ・・・
ディードちゃんを力じゃなくて姦計ではめるのもカリムさんらしくていい
オットーと、もちろんセインシャッハにも期待します
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(*・∀・)レズ!責め!鬼畜!たまりませぬ!
さてそんな私も投下です
闇と時と本の旅人 第6話
ところでこれからふぇいとちゃんたちは聖王教会へ行くんですが、カリムさん・・・大丈夫ですよね?(・∀・)ウヒッ
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■ 6
出張の準備をするためにクロノがいったん自宅へ戻り、その間フェイトとアルフはひとまずの自由時間ということで、アインスに連れられて裁判所近くの公園で待っていた。
フェイトにとっては、次元世界の中心地、ミッドチルダの首都となるクラナガンの街並みは初めて知ることばかりである。
聖王教会はミッドチルダのみならず次元世界で広く信仰され、人々の生活に根付いている。各地の有力な教会は、特に恩赦を行うこともある。
そして管理局の運営にも深く関わっており、現在、聖王教会中央教会騎士団筆頭を務めるカリム・グラシアは、管理局理事として強い発言力を持っている。
アルフは、使い魔としてフェイトを助けてやらなければならないという意識を強く持っていた。
フェイトはまだ子供であり、またただでさえ時の庭園で長く暮らし、社会常識にどうしても疎い。海鳴市に行ったときも、フェイトが現地で活動するための身の回りの世話や、生活基盤の手配を行っていた。
そこで、裁判のためにクラナガンに来てからも、行動の打ち合わせをクロノと行っていた。
時の庭園で見せたクロノの勇ましい姿は、アルフの心に強く残っていた。
プレシア・テスタロッサに対し、圧倒的な彼女の魔力を前に戦いボロボロになりながらも啖呵を切った、クロノの姿はアルフやフェイトの心を強く打った。
クラナガンに来てからも、まだ10代の少年とは思えないほど、的確に仕事をこなし、フェイトたちを世話してくれていた。
それだけに、今目の前にいる、クロノの秘書だというこの謎の女に、アルフは警戒心をあらわにしてしまう。
アインス・ハーヴェイという名前すらも、本名かどうか疑わしい。
この女は何者だ。
危険な香りがする。危険なだけでなく、淫靡な香りさえする。
単なる、物理的な臭いではない。精神的な予感だ。
狼ならではの嗅覚に優れるアルフは、言葉や表情に現れない人間の本心を鋭く見抜く。
あの少年執務官には、危険な裏の顔があるのか?アルフはフェイトの身を案じる。
もしフェイトが、何か卑劣な仕打ちをされたら。聖王教会へ行くということだが、聖職者だからといって清い人間とは限らない。
権力を盾に、罪を見逃す代償としてフェイトの肉体を食い物にしようとするかもしれない。
そのような人種がいるということもアルフは知識として知っている。
アインスは一見して、ぴちっと整えた純黒の高級なビジネススーツを着こなしているように見えるが、その実、凄まじく隠し切れない淫らな臭いを漂わせている。
それは単に、スーツのジャケットの下に着たブラウスが薄手だったり、胸元を大胆にカットしていたりとかいった視覚的表面的なものだけではない。
彼女の顔立ち、身のこなし、しぐさのわずかな違い、そういった一連の立ち居振る舞いに、ごく微妙な違和感を感じ取る。
クロノが席を外している間の監視、ということもあるのだろうが、アインスは公園の木のベンチに座ってアルフとフェイトを見守っている。
フェイトは水路を横断している流れ橋を見に行き、アルフは橋のたもとのところで立ちフェイトを見ている。
そこから広めの遊歩道をはさみ、数メートルごとにレンガで仕切られた花壇を背にしてベンチが並び、アインスはそこに座っている。
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座っているアインスと立っているアルフの位置関係では、あまり見たくないものも見えてしまう。
自分も、わりと露出の多い服を好むファッションではあるが、アルフはアインスの出で立ちを見やり、かすかに眉を顰めた。
それはスーツという本来仕事着であるはずの服装で、男を誘う演出をしているというギャップからかもしれない。
アインスは、──クロノはここ数週間の付き合いで知っているが──基本的にストッキングを穿かず、膝上丈が長めの黒色のオーバーニーソックスを好んで着用する。
それとタイトスカートを組み合わせる事で、太ももの中ほどには素肌が露出する部分が生まれる。
これがたまらなく煽情的である。
ストッキングは、着用する女性からすれば肌のシミや処理し切れなかった産毛などを隠し見た目を整える役割が重要だが、アインスの太ももを見る限りでは、彼女の肌はまるで澄みきりそういった装いをまったく必要なくしている。
これほどの完璧な肉体を持つ人間が、本当にいるのか。もしエステや美容整形などで実現しようとすればどれだけの金と手間がかかるのか。
人種によって、体毛の濃さなどは違うとはいえ、おそらく名前からしてベルカ系民族であるはずのアインスは、果たしてどうだろうか。
ミッド人は背が高く薄めの顔、ベルカ人は幅広で彫りの深い造形という人種的特長があるとされている。
確かにアインスはベルカ系民族の顔立ちをし、すらりと筋の通った細く高い鼻、骨格の起伏が比較的はっきりした眉と顎のラインを見て取れる。
しかしそういった人類学の数少ない知識をアルフが幾ら考えても、彼女の美貌を説明できない。
瞳は、よく見るとフェイトと同じ濃赤色で、色素はフェイトよりも若干薄く、瞳の紅さが強調されている。それでいながら、この晴れの屋外で太陽の日差しを受けても、目にキャッチライトが入らない、闇のような瞳をしている。
怖ろしさを感じさせる顔の押し出し感はこれが原因だろうか?
アルフの目線の高さからだと、ベンチに座って足を組むアインスの、ちょうど太ももの付け根が見える。年頃の娘なら、スカートの中が見えてしまわないように気を使わないといけない。
アルフとて、いかに女同士とはいえスカートの中をまじまじと見つめるのは気が引ける。それを察したようにアインスはわざとらしく足を組みかえ、その瞬間、タイトスカートの中に、スーツと同じ純黒色の、カットのきわどいパンティが見えた。
フェイトが普段穿いていたような小児用の、ごく短い足丈がついたものではなく、腰部を覆う布をぎりぎりまで切り詰め、太ももの付け根よりもさらに布地をカットして、性器だけを隠すタイプの下着。
なんて大胆な、とアルフは思った。
確かに下着という衣類は、一般には他人の目には触れない場所である。スーツのようにフォーマルな服を着ているのならなおさらだ。
見えないから、とはいえ、これほど大胆な下着を着けて昼間の外に出てきてしまうということを、アルフは頭がくらりとしそうになる感覚を味わっていた。
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アルフの目線の高さからだと、ベンチに座って足を組むアインスの、ちょうど太ももの付け根が見える。年頃の娘なら、スカートの中が見えてしまわないように気を使わないといけない。
アルフとて、いかに女同士とはいえスカートの中をまじまじと見つめるのは気が引ける。それを察したようにアインスはわざとらしく足を組みかえ、その瞬間、タイトスカートの中に、スーツと同じ純黒色の、カットのきわどいパンティが見えた。
フェイトが普段穿いていたような小児用の、ごく短い足丈がついたものではなく、腰部を覆う布をぎりぎりまで切り詰め、太ももの付け根よりもさらに布地をカットして、性器だけを隠すタイプの下着。
なんて大胆な、とアルフは思った。
確かに下着という衣類は、一般には他人の目には触れない場所である。スーツのようにフォーマルな服を着ているのならなおさらだ。
見えないから、とはいえ、これほど大胆な下着を着けて昼間の外に出てきてしまうということを、アルフは頭がくらりとしそうになる感覚を味わっていた。
この女は危険だ。彼女をフェイトに近づけてはいけない。
いったい、何を吹き込まれるかわからない。
フェイトは水気を吸って苔むした木の橋の上でしゃがみ、流れる水を見下ろしている。
彼女の性格なら、ここから脱走を試みるという事もないだろう。アルフは立ち位置を、橋のたもとからベンチのそばへ移す。アインスもそれに従い、見上げるようにアルフに視線をくれる。
「あんた……、失礼かもしんないけど、何モンだい?堅気の局員じゃあ、なさそうな気がするよ」
ぶっきらぼうなアルフの問いかけに、アインスはにこりと笑って返す。
クロノの前で見せた二つの顔、穏やかな司書の顔と、冷徹な捜査官の顔。アインスには二つの──もしかしたらもっとたくさんの──人格と顔がある。それは遺失物管理部所属の特別捜査官として、人に紛れて身を隠すための技能だ。
「ご心配なさらなくて大丈夫です。私たちは、フェイトさんが未来ある世界を生きてゆけるよう尽力します」
「その条件が、管理局のナニカに協力するって事なのかい」
「嘱託魔導師にもいろいろとあります。フェイトさんは、とても優れた力を持っています。なかなか、一朝一夕で身につけられるものではありません。
大変な鍛錬を積まれたことでしょう、その力を、世の中に正しく役立てる事が出来ればそれはとても幸せなことだと思います」
それはたしかにその通りだが、とアルフは言葉を飲み込む。
確かに、社会奉仕の一環とみなせる。やむにやまれぬ事情で犯罪者になってしまい、そういった仕事を斡旋され社会復帰プログラムを受けている人間もいる。
自分の思い過ごしならいいが、とアルフはアインスの姿を見て思った。
遠目に見ていたときは、クールな知的美人のように見え、やや近づくとそれは危険な香りのする雌淫獣のような女に見え、さらにそばに立つと、やはり穏やかな娘のようにも見える。
いったいどれが彼女の本性なのだろう、アルフの嗅覚でもとらえきれない。
近づいたアルフを見上げてかすかにアインスが頭を振り、つれて大きく揺らめいた銀髪が太陽の光を反射し、それが光のない闇のような瞳とのコントラストでアルフの視覚を激しく打ち据える。
怖い、と思った。
怖い女だ。
しかし、何か不思議な魅力がある。それは悪魔のいざないか。
フェイトを守るためなら──。忠誠を誓った主人を守るため、自らの肉体を差し出す女従者。そんな自分を想像してしまい、アルフは胸の中で身震いした。
自分にそのような性癖があるなど。
アインスは、変わらず優しい眼差しでフェイトを見守っている。
-
着替えを取りにいったん自宅へ戻ったクロノは、玄関を開けたところでばったりエイミィと出くわした。
ハラオウン家のある住宅街と、聖王教会本部のあるノースミッドチルダ方面ゆきのレールウェイが発着するターミナルはやや距離が離れているため、あらかじめフェイトたちとアインスには2、3時間程度かかるとは伝えてある。
夕食の支度をしていたのか、エイミィは普段着の上に黄色いエプロンを着けていた。
新婚の若妻のようだ、とクロノは思わず連想してしまった。
本人の前ではとてもではないが言えないことではあるが、アースラ艦内でも、エイミィはくせ毛などでややいもっぽい見た目で、それが逆に大人っぽさを醸し出しているなどとクルーたちから聞いた事があった。
まだ10代なのに、熟れた身体、をしているような気がする。成長期は無理なダイエットをしないようにとのリンディの指導があるので、エイミィも同年代の女子に比べれば割合ふっくらした身体をしている。
体重を気にする年頃ではあるが、しかし、リンディの助言もあってクロノに気に入られようと思っている。
「あらクロノ、戻ってきてたの?フェイトさんの初公判は無事に終わったかしら」
奥の私室から、バッグを抱えたリンディがあわただしく出てきた。こちらもこれからまた本局に出勤する。
玄関で向かい合っているクロノとエイミィを見て、リンディもまた二人の間の空気の変化に気がついた。
「エイミィ、お留守番をお願いね。クロノも、気をつけて行ってらっしゃい」
「は、はい」
「ああ、母さん……」
靴を履きながら、エイミィの顔を舐め回すように見上げるリンディ。
その視線には、手練の女将が生娘を値踏みするような淫な光が見え隠れしていた。リンディも、息子たちの仲は気になるところである。
そしてある意味では、リンディはクロノやエイミィ以上に、リアルに考えている。
「それじゃ、クロノ、行ってくるから」
言い残してリンディは玄関を出て行き、暖かい、熟した女の香りを残していった。
いつもどおりの化粧と身だしなみのはずなのだが、いつもつけているはずのリンディの香水の香りが、今日はなぜか鼻を刺激する。
甘みのあるフローラル系のトップノートに、しかし隠しきれず、明らかに人体の分泌物に由来する匂いが混じっている。
自分たちが敏感になっているのか、それともバイオリズムやらなにやらの関係でリンディ自身の体臭が変化しているのかわからないが、ともかく、今のクロノたちは、リンディの放つ淫靡な香りにあてられた状態になっていた。
母親が、まさか。
確かに同級生たちの母親と比べてもリンディは美人な方であるが、管理局で長年提督を務めている事からも、クロノやエイミィにとっては真面目なキャリアウーマン、という印象が強い。
そんなリンディでも、このような野生的な匂いを漂わせる事がある。
フェイトの裁判を控え、クロノが本局無限書庫で泊り込みの仕事をしていた頃、ふとリンディがエイミィに話したりしたこともあった。
子供はクロノだけだから、子供が増えたら嬉しい。
フェイトを養子に迎えて引きとってもいいし、そうすれば彼女も天涯孤独ではなくなる、と。いかにミッドチルダでも、幼い少女が一人暮らしで自活していくのは大変である。
その場では、単に家族が増えたらにぎやかで楽しくなる、ということなんだとなんとなく思っていた。
しかし今は、もうひとつのある意味恐ろしい想像をしてしまう。
リンディは、エイミィとクロノを結婚させるつもりなのだ。
クライドとリンディの間に生まれた実子はクロノただ一人で、今後、ハラオウン家の血筋を守っていくにはクロノが結婚して妻を娶り、子を産ませる必要がある。
たとえばフェイトやエイミィを養子にしてハラオウン姓を名乗らせたとしても、肝心のクロノに子供が生まれなければ、ハラオウン家の血筋が絶えてしまう事になる。
家柄、血統を重視するミッドチルダ文化圏では、特に何代も続いている名家などでは政略結婚は当たり前のように行われる。正妻以外にも、公然と妾をとらなくてもたとえば侍女やメイド、などを嫡男にあてがい、使える子宮の数をふやす。
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そこで、公序良俗とのせめぎあいが生まれる。
クロノの子を残すためなら、クロノの子を生ませるためなら、多少黒い事でもやってやる。
お見合い、という形をとっても、また、今でこそ一夫一婦が人々に一般化してはいても、クロノに、女をあてがって子を作らせる。
そのためにエイミィやフェイトが集められた。
まさか母さんがそんな事を、とクロノは考える。
立派な管理局員になる事が目標だった。正義と法を何よりも守り、次元世界の人々のために働くことが父の遺志を継ぐ事だと思っていた。
そこへきて、いくら家を守るためとはいえ、女を、ただの腹として扱ってしまう──クロノの倫理観には耐え難い思考である。
強制。孕む事を強制する。エイミィを、強引に孕ませる。
ハラオウンの血筋を残すために、リンディの命令によってクロノはエイミィに種付けを行う。
蝋燭の灯りだけが揺らめく部屋の中で、催淫効果のある香を焚き、ベッドに縛り付けたエイミィに、己の剛直を突きたて、精を注ぎ込む。
確実に妊娠するよう、排卵日を狙って何度も何度も膣内射精する。
エイミィを孕ませる。涙を浮かべ、舌を噛まないよう嵌められた猿轡を噛み締め、もがくエイミィに中出しをする。
そんな光景を想像してしまい、クロノは思わず腰を引っ込めた。
エイミィに、家族同然に接してきた幼馴染にそのような卑劣な行為など、できるものか。そんなことをしたら、自分も罪悪感にさいなまれるし、エイミィも、身体も心も傷つけてしまう。
「あ、わ、わたし着替えとってくるね!」
我に返ったエイミィは慌ててクロノの部屋へ階段を上がっていく。
玄関に一人取り残され、クロノはどうにかほっとした、とため息をついた。
あのまま妄想に没入したら、危ないことになっていた。やはりエイミィとは、穏やかな幼馴染としての関係を続けていくのがいいだろう。
そのエイミィもエイミィで、クロノの部屋まで駆け込んできてから、柄になく胸がはずんでいるのに気づいていた。
今まで、クロノにあれほど男を意識したことはなかった。
クラナガンに帰ってきて、久しぶりに二人で出かけたあの雨の日。クロノに思わず抱きついて、腰を動かしてしまった。
おそらくクロノも完全に気づいていただろう。自分が、クロノに性的興奮を覚えていたこと。クロノに抱きついて、性器の触れ合いを求めたこと。
若い女の子でもそのような感情があり、性欲がある。クロノは生真面目だから、堅物だから、きっと混乱しているだろう。
もしかしたら、はしたない女だと思われたかもしれない。
それでも、がまんできない。
フェイトのため、執務官として大事な仕事だから。わかってはいても、クロノを心配すると同時に、クロノに会えないことで身体が疼いてしまう。
クロゼットを開け、クロノの仕事用のシャツと替えの下着を取り出し、袋に詰める。玄関ではクロノが自分のスーツケースを持って待っている。
服をつかみながらふと、空いているクロノのベッドに目がいく。
-
いつも、クロノが寝ているベッド。今朝もいつものように布団を上げ、乾かす作業をした。
クロノが寝ているベッド、クロノの身体を包んでいた布団。体温は、もう残ってはいなくても、布団の中綿には、クロノの匂いが残っている。
「だめ……っ、だよ……こんな、こと……」
自分が何をしているのか、おかしくなってしまったのか、そう思いながらも、エイミィはクロノのシャツを抱きしめ、クロノのベッドの角に跨り、股間を擦っていた。
片足を布団に乗せ、もう片足で身体を支えながら、股間をベッドの角にあてて、腰を前後させる。
エイミィがいつも部屋着に使っているホットパンツは生地が堅めで、よくこすれ、適度な圧力と触感で股間の肌を刺激する。
間に挟まる下着がさらに前後にこすれ、秘所の敏感な粘膜を刺激する。尿意にも似た、むずがゆく、切ない感覚が股間から腰の奥へ、そして胸を締め付けるようにこみ上げてくる。
「はあ、ああ、あああんっ……クロノくん、クロノくんっ……こんなぁ、わたし、わたしっ、おかしいよお……
へんたいだよ、わたし、クロノくうん、ああん……んっ!」
抱きしめたシャツから、クロノの匂いがする。
洗濯したてで、そのままクロゼットに入れていたので、普通に考えれば洗剤の匂いか、木の匂いがするはずだ。それでも、それらの匂いに混じって、クロノの匂いを感じ取れる。
ベッドならなおさらだ。膝やふくらはぎでベッドの敷布団を押すたびに、吹き上がる空気に、クロノの香りがみっちりとつめこまれている気がする。
吸い込みたくて、逃がしたくなくて、そのままベッドにうつぶせに倒れこむ。
胸いっぱいに息をしながら、ベッドの角に股間を擦り付ける。乾いた布が擦れる感触が、しだいに湿った粘液が加わってくる。
「だめっ……だよお、クロノくんに、はやく、もっていってあげないといけないのにっ」
いやらしいことをしている。クロノのベッドでオナニーをしている。
クロノを求めてしまう。これは愛情なのか、性欲なのか。愛と性は別のもので、相容れないものなのか?それとも、好きな相手に求めるのは自然な事なのか?
クロノの顔を思い浮かべ、表情を思い浮かべ、そして、目を閉じている自分の口にある感触が想像されるのをエイミィは感じ取った。
思い切って立ち上がり、クロノの着替えを詰めた袋を持ち、部屋を飛び出して、階段を駆け下りる。
もう数メートル。もう数歩、走れば、クロノがいる。
クロノに、早く。クロノに、触れたい。自分はいったい、何をしている。
目の前がもう、クロノしか見えない。リンディは出かけたので、今度こそ、家の中には自分とクロノしかいない。来客の予定もないし、二人きりのはずだ。
「エイミィ、──?」
クロノのかけた声も、もう聞けない。クロノが声をかけても止まれない。
玄関のクロノの前に駆け戻ってきたエイミィは、衣類袋を放り投げ、走ってきたそのままの勢いでクロノに抱きついた。
背の低いクロノにあわせてしゃがみこみ、すがりつくように、胸から腰へと手を回してひっつく。
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「え、エイミィ!?」
「クロノくんっ、わたし、わたし」
どうすればいい?何と言い訳すればいい。ムラムラしてしかたない、などとストレートに口には出せない。
「さびしかったぁ、ずっと、クロノくん帰ってこなくて」
「うあっ、と、あ、エイミィ、やめ──」
ほんの数日。それだけの間、家に帰らなかっただけで、どうしようもなく胸が焦がれてしまった。
なぜ。今までこんなことなんて無かった。寂しいだけならともかく、なぜ、腰が疼いてしまうのか。
クロノのベルトのバックルを外し、ファスナーを下げ、いっきにズボンをずり下げる。
いきなりのことでクロノも反応できなかった。まさかエイミィがこのような行動に出るなど、行為に及ぶなど、思いもしなかった。
思わず後ずさろうとしたクロノを、エイミィは腰に手を回して引き戻す。抱え込む勢いでクロノの股間に顔を埋める格好になり、クロノを目の前に捕まえてから、ついにパンツを掴み引きずり下ろす。
あらわになるクロノのもの。初めて、見た。一緒に暮らしていて、お互いのプライベートは尊重し、いわゆるそういったイベントは避けてきた。
しかし、今はもう違う。もう我慢できない。クロノを、求めたい。
わずかの躊躇いも無く、エイミィは目の前に跳ね起ったクロノのペニスを口に含んだ。
汗か、尿か、潮臭い味が唾液に溶け、口の中に広がる。
クロノのペニス。おちんちん、ちんぽ。エイミィの口の中で、びくびくと痙攣するように震えながら大きくなっていく。
勃起が、エイミィの舌や唇を押しのけるように硬くなっていく。
クロノはなんとか逃れようとしているが、エイミィに股間を押し付けるのを避けようとしてうまく腰を引けない。
その間に、エイミィは息継ぎをしながらクロノのペニスをくわえ続けた。
「んっ、んっ、クロノくん、ふロノくん、ふじゅっ」
漏れる吐息と一緒にエイミィの唾液がこぼれ、垂れ落ちる。
フェラチオ。ペニスをくわえ、口で愛撫する行為。
クロノは名前しか知らなかった。実際にフェラチオをされるのは初めてだった。
アインスとは、正常位でのセックスしかやっていなかった。フェラチオはおろか、手で揉んだり扱いたりなどもなかった。純粋に膣へのインサートのみを繰り返した。
クロノも、アインスのヴァギナには手では触れず、ペニスを挿入し射精したのみだった。
唇を、陰部に触れさせる。クロノにとっては信じがたい行為だった。
男でも女でも、性器は泌尿器を兼ね、なにかと不潔になりやすい場所である。トイレで用を足したら必ず手を洗うし、入浴時も石鹸でよく洗うし、手入れを怠るとすぐに臭う場所である。
そんなところに、口をつけるなんて。不潔?汚いこと?違う、愛撫?口ですることが愛撫?クロノは思考を混乱させる。
エイミィがおかしくなってしまったのか、それとも、これは大人の男女なら当たり前の行為なのか。ペニスを咥えるということは、それなりの年齢の女になれば覚えることなのか。
「くぅ、うあ、だめ、ダメだエイミィ、こんなこと──」
腰が浮き上がるような感覚に、思わずエイミィの頭を押さえてしまう。
手のひらを経て、エイミィの口の動きがさらに生々しく感じ取れる。エイミィの口腔内で、自分のペニスが激しくうごめき、彼女の中を犯していく。
のどの深さなどとっさに判断できない、しかし、自分のペニスを見下ろしたときの長さと、今その場所に見えているエイミィの頭と、照らし合わせると、彼女は、クロノには信じられないほど深くペニスを飲み込んでいる。
息が詰まらないのか、嘔吐してしまわないのか、信じられない。
歯を当てないようにあごを大きく開け、唇の力だけでペニスをしっかりと咥える。
エイミィも、初めてのことだ。慣れないのでうまく唇の形を作れず、唇に隙間が出来て息が漏れ、唾液がこぼれる。
それでも、クロノのペニスの先端からにじみ出るカウパー液の味をしっかり舌に感じ取る。
先走り、我慢汁。これが出るということは、性感が高まっているということである。
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咥えた口をエイミィが前後させるたびに、粘つく吸気音がハラオウン家の玄関に響く。
こんな、こんな場所で、こんなことを。クロノもエイミィも、初めての行為だ。
「んちゅ、っ、ちゅぷ……はぁ、クロノくん……クロノくんのおちんちん、きれい……おいしい……」
唇を離し、上目遣いで見上げてくるエイミィ。目じりには涙が浮かび、頬が紅潮している。
エイミィの言葉の一つ一つにクロノは激しく反応した。
エイミィの口から、淫語が出るなど思いもよらなかった。おちんちん、と言った。エイミィの声が、おちんちん、という言葉を、男性器の名称をつむいだ。
きれいなおちんちん。おいしいおちんちん。
ペニスに味がある、という概念をクロノは持っていなかった。フェラチオのやり方そのものは知っていても、それを、味わうということまで考えが及ばなかった。
女性にとって、男性の性器を舐めるのは美味しいものなのか。
それとも、好きな相手だからこそ、なのか。
「だめ……や、あっ」
「クロノくん、わたし、……すき、だよっ」
好き。その言葉の解釈をする暇もなく、再びエイミィはクロノのペニスに吸い付いた。
「んぷっ、ちゅう、んちゅ、っ、ちゅううっ、んぱあっ、はむぅ」
ほんの数十秒でもう、感覚をものにした。口に含んで唇でしごき、さらに舐め、亀頭の周囲に唇と舌をめぐらせ、舐め上げる。
クロノのペニス。クロノのおちんちん。
へたりこみそうになるのを堪えるクロノは、靴棚に手をついて身体を支えた格好になり、それが逆に腰を押し上げ、エイミィの口内を責める形になる。
ペニスを口の中に押し込まれる。その感覚をクロノに与えられることでエイミィはさらに興奮していた。
脛を横に折ったいわゆる女の子座りで、股間を床に押し付け、フェラチオをしながら自慰をする。
きれいなおちんちん。そう言葉に出た。口をついて、思わず出た。
子供のペニスは、包皮が亀頭全体を覆っていて、いわゆる皮かむりであり、恥垢がたまっている、ということはレディースコミック雑誌などで読んだことがあった。
しかし実際に目にしたクロノのものは、驚くほどあざやかな、きれいな赤みを帯びた肌色で、恥垢もなかった。
14歳なら、早い子ならもうムケはじめているのかもしれない。あるいはクロノも、将来きっと訪れるはずのそのときのために備えて、よくペニスを手入れしていたのか。毎日の入浴でも、皮をめくって、ていねいに洗っていたのか。
実際のところ、ここ十数日間のクロノはほぼ毎日アインスと過ごし、帰宅前にも無限書庫に寄って、そして泊り込んだ夜はそれこそ、夜通しセックスをしていた。
そのために、アインスの愛液と肉襞で根元から先端まであまさず扱かれ、ほとんどこそぎ落とされていた。
今のクロノは非勃起時はまだ包皮がゆるんでかぶってくるが、挿入時には剥けるため、セックスのために濡れている時間が長いということは、それだけペニスがよく洗われ、恥垢ができにくくなるということである。
もちろん、そんな事情はエイミィは知る由もないし、クロノもまさかそれが関連性をもってくるとは思いもつかなかった。
「あっ、う、うああっ……エイミィ、だめだ、エイミィだめっ、が、あ、ああ──!」
中腰のまま絶頂感を堪え、うなり声のような息を漏らしてクロノは射精に達した。
射ち出された精液の勢いで、エイミィの口内の空気が震える感触が伝わる。熱い精液が、エイミィの口の中、舌や上あごの裏に当たり、舌を震わせ、跳ね返っているのがわかる。
エイミィは目に大粒の涙を浮かべ、頬をすぼめた状態で震えている。
それでも咥えたペニスを離さず、クロノにすがりつくようにしている。
やがて、ひと息むせて、その口端からたらりと、白い粘りがこぼれ落ちた。
自由落下の速度よりずっと遅いように見えた。粘つく白濁が、エイミィの顔を汚し犯す。自分自身の放った精液が、幼馴染の少女の唇から漏れ出るのを、クロノは見た。
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口の中に。精液は、精子を含み、本来は子宮の中に注がれるべきもの。それを口の中に出すというのはどういうことだ?クロノは混乱する。なんのために?口の中に出すことにどういう意味がある?
クロノには、知識はともかくとしてオーラルセックスという考え自体が無かった。アインスとは、膣でしかしていなかった。アインスもあえてそれ以外のことはしなかったクロノも求めなかった。
涙を浮かべているのは、苦しかったからなのか?本当は嫌なのに、クロノを喜ばせようとして無理をしたのか?男は、自らの快感のためにペニスを女に舐めさせるものなのか?
「はぁっ、はぁっ、……、え、エイミィ……?」
「……だっ、……だい、じょうぶ……だいじょうぶだよ、クロノくん……」
「エイミィ……」
「ごめんね、こんな……の、クロノくん、びっくり、したよね……」
そんなこと、と言おうとして言葉を飲み込む。エイミィが泣いているのは、フェラチオが辛かったからではない。
クロノに嫌われたくないという想いからだ。
クロノの生真面目な性格を知っているから、なおさら、必要以上に我慢してしまっていた。普通の男女の恋人の仲に踏み出せなかった。
二人きりで、なんでもできるのに、気遣ってしまってできなかった。親しいはずなのに、親しいからこそ遠慮してしまった。
それが、悔しかった。
クロノはポケットからハンカチを取り出して、エイミィの口を拭わせた。精液は吐き出させ、白濁が絡みついた唇をていねいにふき取る。
少し喉に落ちてしまったが、エイミィはそれを黙った。飲み込んだと知れば、クロノはさらに思い詰めてしまうだろう。
幼馴染の少年の、秘めた肉棒。それは恥じらいの対象であり、恋人同士にだけ許された交わり。
クロノとそうなることを夢見ていて、そしてそれは歪んだ形で実現した。
淫らな行為をしたい。それは欲望だ。管理局員という、純潔さ、清廉さが、特にそういったイメージが重要視される職業に就いていても、それ以前に一人の人間である。
人間の素直な感情のひとつである。
性に目覚める時期。思春期、という言葉の春、とは性愛のことである。性を思案し始める時期ということである。
自分もクロノも、互いに、隠しながら、恥じらいながら、それでも触れたいと願う。
だから、もっと、欲しい。
もはやエイミィの座っていた床は、パンティとホットパンツを乗り越えて染み出した愛液がフローリングにまで及び、股間を擦り付けたエイミィの動きで塗り広げられていた。
股間がひくつく感触があり、そこにもうひとつの口が開いたように、陰唇が粘液を垂らし啜っている。
クロノとしたい。しかし、時間がない。クロノはこれから出かけなくてはならない。聖王教会へ行くので、また数日、家を空けることになる。その間、我慢など──できるはずもない。
せめて、クロノを想って自分を慰めることは許して欲しい。
「エイミィ……もう、少しだけなら」
射精して若干意識が落ち着いたクロノは、頭の中ですばやくレールウェイの時刻表を確かめた。まだ、数本程度は余裕がある。
喉を鳴らし、エイミィはクロノを見上げた。
咥えようとする唇と、つぶらな上目遣いが、小動物のように愛くるしさを強調する。クロノのペニスは、まだ、硬さを保っている。
クロノはそっと目を閉じ、エイミィの頭に手を置いた。ゆっくり、近づく動きを感じ取る。
純真な少年の心を慮るように、優しく、エイミィはクロノの亀頭に舌を触れさせた。
舌先でつつき、そこから、広く、味わうように舌を広げ、亀頭全体を舐めまわす。唇で尿道口を吸い、中に残った精液を吸い出す。
射精直後で敏感になっている感覚をクロノはずっと堪え、エイミィのつたないながらも懸命な愛撫をしばし、味わった。
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レールウェイに乗り、クラナガンを離れてノースミッドチルダエリアに入る頃には空は薄暗くなっていた。
日の長い季節、夕焼けは静まり、空は淡い藍色を放って仄かに残光が広がっている。
列車の中で、フェイトは疲れたのか駅に着く頃には隣の席のアルフに寄りかかって寝息を立てていた。
停車アナウンスが流れたところで、アルフがそっとフェイトの肩を揺すって起こす。年相応の幼女のように、フェイトは瞼をこすりながら目を覚ました。
クロノとアインスは列車の通路を挟んだ反対側の席をとっていた。クロノが通路側の席、アインスが窓側である。
フェイトたちに見えないところで、アインスはずっとクロノの手を握っていた。
まだ外が明るいうち、窓から差し込む西日に、アインスの横顔がシルエットになって見えた。
聖王教会本部がある近くの市は、比較的市街地が発達しており町並みは近代的だ。
古くからの伝統的な建築物も多いが、新しいビルでも躯体はSRC造ながら大理石や石灰を模したボードを外装パネルにとりいれることで、中世的な雰囲気を残している。
レールウェイの駅から教会本部までは若干歩くので、この日はいったん市内のホテルに宿をとり、翌朝教会へ向かう。
あらかじめ予約している旨をフロントに告げ、鍵を2本受け取る。
部屋はアルフとフェイト、クロノとアインスがそれぞれ同室になる。
フロント係から鍵を渡されるとき、フェイトは後ろでおとなしくしていたが、アルフはあからさまに訝しげな仕草でアインスを見やった。
自分たちはともかくとして、クロノとアインスが、男女が同じ部屋に泊まる。確かにクロノは、年齢だけなら子供かもしれないが、執務官である。いわば成人と同じ振る舞いが求められる。
道徳的にいかがなものか、と。
アインスの、しぐさの端々に見える性的な香り。それはクロノだけでなく、周囲のあらゆる人間を狂わせるように思われる。
ホテルの従業員も、仕事なので普段と変わらないよう、淡々と案内をしているが、見目麗しい美女の宿泊客に、胸をはずませているであろうことは想像に難くない。
幼いフェイトはまだ想像できないだろう。
自分を救うために戦ってくれた勇敢な執務官が、今夜、女と淫らな情事に耽るかもしれないことを。
フェイトはクロノの、清廉潔白な顔しか知らない。
もし、この男に、執務官としてではなく、男としての顔があったら。いや、あるはずだ。普段は隠していても、誰でも素顔は持っている。
その素顔がフェイトに向けられたら。
胸騒ぎがして仕方ない。
「──アルフ」
フェイトに呼びかけられ、アルフははっと我に返る。表情がフェイトに気取られたか。使い魔として、自分の感情は使役者であるフェイトにも伝わる。
自分の感情で、フェイトに良くない影響を与えてはならない、と、アルフは思い直す。
「んっ、どうしたい?」
「明日は7時半の起床だ。朝食はここでとり、9時にチェックアウトする。今夜はゆっくり休んでおいて」
クロノは明日の予定を伝える。
慎ましく姿勢を保ち、フェイトは頷いた。アルフを促し、部屋に向かおうとする。
今の自分たちには、ただ裁判を受けること以外に特段しなくてはならないこともないので、指示に従い、粛々と過ごす。
フェイトは、そういう生活には慣れていた。時の庭園で暮らしていたときも、同じようなものだった。プレシアはずっと研究に没頭し、体力の衰えもありそれ以外の時間はずっと床に臥していた。
フェイトの前に出てくることも、ほとんどなく、ずっと隠遁の生活だった。フェイトもそれが当たり前だと思っていた。
そんなフェイトに、いかがわしい知識を与えないでほしい。
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とは思うも、このままフェイトを温室育ちにしてしまうのもそれはそれで問題である。何も知らないまま年を取りすぎてしまっても、それはそれで大人になってから苦労する。
将来、恋人が出来たり、結婚を考えたりなどということもあると思うと、悩ましいところである。
「アルフ、行こう」
「あっ、う、うん……」
フェイトに促され、アルフは部屋に入った。クロノたちはそれを見届けた上で、携帯用のサーチスフィアを廊下に設置してから部屋に入る。
一応、どの保護観察処分者にもとられる措置である。
部屋は廊下の突き当たりを指定しておいたので、フェイトたちが外出するには、クロノたちの部屋の前を通らなければならない。もちろん飛行魔法で窓から外に出ようとすればすぐに魔力センサーに引っかかる。
灯りのスイッチをつけ、部屋のドアを閉めたところで、背後からアインスがクロノを抱きしめてきた。
アインスの乳房がクロノの肩に載り、あごを両側から押しながらベッドへ向かわせようとする。
「あっ、す、すみません先に荷物を」
どうにかスーツケースを通路脇に置き、アインスに背中を押されてクロノはベッドに手をついた。
ていねいにベッドメイクされた羽毛布団が、手のひらを深く沈み込ませる。無限書庫仮眠室の使い古されて縮みきった布団とは違い、ゆったりとやわらかい。
膝をベッドの角に当てて身体を支えながら、クロノはアインスに後ろから抱きしめられた形になった。
男女が逆なら、後背位、いわゆるバックの体勢である。無論このままやるわけではなく、アインスとしてはただクロノが背中を向けていたからそのまま抱きついただけだ。
乳房が背中に、顔がうなじに当たり、アインスの息遣いが首筋を撫でるくすぐったさにクロノは思わず震え上がった。
「うっく、あ、アインスさん、そんな、いきなり……」
「つれないな、折角二人きりなんだぞ?このホテルは築年数も新しいから防音は問題ない。それとも今日は気分が乗らないか?」
「あ、そ、そういうわけじゃ」
言われて、クロノは思い出して顔を赤くした。
あの夜、初めてアインスと関係を結んでからの、性交渉の回数は明らかに多い。多情な夫婦や恋人でもあれほど一晩に何回もやったりしないだろう。
クロノも、自分から求めたこともあった。アインスはそれらを──といっても今のクロノでは挿入以外には乳房や尻を揉む程度しかなかったが──全て受け入れた。クロノの体力が続く限り一晩に何回でも、挿れさせてくれた。
一晩中、ずっと挿入し続けたこともあった。射精しつくし、勃起が収まっても、ペニスを膣から抜かなかった。ずっと性器を合わせ続けていた。
面と向かって指摘されると、自分がいかに変態的なことをしていたんだと今さらのように恥ずかしくなる。
そしてアインスも気づいているだろう、クロノには、自分の他にも気になる人間がいて、彼女のことを考えると、自分とだけ、親しくしすぎてしまうことを躊躇ってしまう。
「優しく……してほしいです」
「ふふ、本当に可愛い……クロノ、私はお前にもっとされたいぞ。お前の好きなように、お前にされるがままに」
「で……、でも、僕はまだあまり深いことは……どういうので勉強すればいいのかも、本とか、ビデオとか」
書店や、ソフト店などでも、そういうコーナーはある。クロノはそれら、アダルトコンテンツを視聴したことはなかった。
だが、それを見たところで、何か役に立つとも思えなかった。性的興奮を高めるのが目的で、技術的なことは、あまり詳しく触れていないだろうし、そういう目的で作られてもいないだろう。
-
「アインスさん……」
「いいのか?私で」
「……はい」
短く確かめ合い、クロノは身体をひねってベッドに仰向けになり、のしかかってくるアインスを迎えた。
果てがなさそうな、無限の広がりさえ感じさせるほどのアインスの胸と、その重さを身体全体に受ける。
部屋の照明を逆光に浴び、アインスの黒いスーツがさらに煽情的に艶めく。
クロノの視点で、アインスの着ていたブラウスがジャケットに隠れた。素肌に直接ジャケットだけを着ているように見えた。
スーツの上着の下は全裸。それを想像するとクロノの勃起はいっきに高まった。盛り上がった股間がアインスの太ももを押し、ぴっちりとした張りにあふれる肌の感触が伝わる。
自分よりもずっと大きな女に、抱かれる。クロノにとって、もはや卒業したと思っていた、甘える感情。
もちろんアインスに対するそれはただの甘えとは違う。強い女性に対する、本能的な魅力とでもいうのか、理由なく惹かれるように思えるほどの強烈な魅力。アインスにはそういう類稀なセックスアピールがあり、それが彼女の強さの一端であるように感じられる。
そんな女に身をゆだねることが、たまらない快感だ。
その魅力に自分が取り付かれつつあることを心の片隅に覚えつつ、クロノの視界はアインスの肉体で満たされた。
壁一枚を隔てた隣の部屋にいるアルフも、どうにも所在のなくなった身体を持て余していた。
アインスを見て、あらぬ想像をかきたてられた。彼女とクロノの関係を邪推した。それは、まともな思考だったか?それとも、卑屈に過ぎた考えだったか?
執務官とはいえ人間である。しかも、民間や他の公務員と違って拘束時間も長く、人間関係も特殊だ。
職場恋愛、と考えれば、別段おかしいことなど何もないのかもしれない。年齢差のあるカップルなどいくらでもいるし、いてもおかしくない。
そんなことを考えながら、ベッドに胡坐をかいて座り込んだまましばらく黙り込んだアルフに、フェイトが隣のベッドの枕を抱えながら話しかけた。
「ねえ、アルフ──いっしょに、寝ていいかな」
「んっ!?あ、ああ……?」
思わず素っ頓狂な声を出し、肯定とも否定ともつかないあいまいな調子の返事になってしまった。
フェイトはおずおずと、アルフの隣に腰掛ける。
小さな少女。アルフもけして体格は大きいほうではなく人間形態では一般的な10代半ば程度の外見をしているが、それでもずっとフェイトが小さく見えた。
第97管理外世界で、高町なのはと激闘を繰り広げ、そして自分を造ったプレシアと訣別した。
それほどの過酷な経験をしてきたとはとても思えないほど、フェイトの姿かたちはか弱く見える。
守ってやらなければ。それが使い魔の使命だ。
それなのに、心が乱れる。雑念で、思考が邪魔される。
フェイトに、どうして──
「──アルフ」
「ひゃあ!?っちょ、ふぇ、フェイト!?」
「なんだか、今日のアルフ変だよ……どこか具合悪いの?何か、考え事?」
かがみこんで下から顔を見上げてきたフェイトの、垂れ落ちた髪が太ももに触れ、アルフは思わず嬌声を上げた。
しまった、と思ったときにはもう遅い。もっともフェイトは性のことなどわからないだろうが、それだけに、そのしぐさのひとつひとつに、抗い難い背徳感を見出してしまう。
-
「いっしょに、だっこして、寝よ……さみしく、ないよ」
どうした。
フェイトは、誘っているのか?自分の言葉の意味をわかっているのか?
それとも、気づいているのか?
まさかフェイトまでも、アインスの妖艶な色気にあてられてしまったのか?
もしかしたら自分は、すでに彼女の魔法にかかって頭がおかしくなってしまったのかもしれない。アインスの姿と表情を思い出しながら、アルフはなし崩しにベッドに横たわった。
黙って、何も言えず、布団をめくりフェイトを迎え入れる。
アルフの胸にかじりつくように身体を寄せてくるフェイト。フェイトの小さな手指や、小さなあご、頬、やわらかな髪、それらが肌に触れるたび、強烈な刺激が頭の中を駆け回る。
このまま抱きしめたい。抱きしめれば、フェイトは何を感じ取る?
ただ大事にされていると思うか、それとも欲情を感じ取るか。
わからないはず、それなのに、自分の主人に、翻弄されてしまう。
「ふぇ、フェイト……わ、私、あのっ」
フェイトはそっと、赤子のように、アルフの胸に顔を埋める。それだけでもう、アルフは股間がじゅんと濡れてしまいそうだ。もしかしたらもうパンツは湿りはじめているかもしれない。
使い魔として、主人に欲情するというようなことがありえるのか。
いるかもしれない。最初から性行為目的でメスの動物を捕まえ使い魔にし、刷り込みをかけた上で性奴隷とする、もちろん違法行為ではあるがそれで捕まる人間はたびたび報道される。
自分もそうなのか?それとも、使い魔に義務付けられる思考抑制を、フェイトはあえて施さなかったのか?
このまま、欲望に負けてしまったら。主人を、それも幼い、初潮すらまだきていない少女を、従者であり獣である自分が犯す。
そんなことなど、してはならない。許されない。
使い魔の葛藤をよそに、フェイトは惜しむようにアルフの乳房にしがみつき、唇でアルフの肌を撫でている。
乳房の感覚は、懐かしい。赤ん坊の頃のアリシアの記憶に残る、優しい母の胸。抱かれる心地よさは、覚えている。今になってそれをするのは違うだろうけど、でも、抱くという行為はとてもとても気持ちのいいもの。
好き、なんだ。アルフのことが、好き。フェイトはまどろむ意識で想う。
アルフ、フェイト。クロノ、アインス。数奇な運命で出会った四人は、それぞれの想いからそれぞれの夜を、長い長い情欲の夜を過ごしている。
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投下終了です
ふぇふぇふぇふぇいとちゃん(9)!
まさかのフェイアルくる!?
エイミィとアインスですでに二股なクロノくん
股はどれだけふえますかのうウヒヒ
ではー
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乙です!アインスもえろいがアルフの葛藤もえろい!
フェイアル!フェイアル!
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乙です!!
遂に本妻動いたぁ!意外と部屋着はラフなのね
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エイミィさんのフェラ…
やべ、勃起した
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エイミィさん、遂に動く。クロノ、ナイスボートな結果になったりして。
アインス「最後は一緒に死んでくれ」とか。
というか、ユーノ君とか、すずかさんとかどうなってるんだろう。
それはさておき、我輩も一本投稿するでありんす。
先に投稿した「とあるバカップルの日常」の続きです。
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土地の大半が活火山という第91管理世界バルジアル。
そこで活発な活動を続ける火山地帯その物を養鶏場代わりにして、雄大な大自然の中で育った巨大軍鶏グルノバドーンの肉は引き締まっていて、実に美味い。
とにかく惑星の彼方此方に活火山があるので、暑くて仕方が無い。
身体に纏わりついてくる熱気。活火山の熱によって地面が熱せられ、熱が靴の裏からでも伝わってくる。
立っているだけで汗だくになりそうだった。
とはいっても、悪い事ばかりではない。
そう、例えばーーー
「ヴァイス、何をしている!! とっと走らんか」
「は、はい、姐さん」
現在、シグナムが着ている衣服は、地球の一部の地域で愛用されていたという運動着――ブルマである。それが汗で半透明に透け、身体のラインを浮き彫りにするだけではなく、彼女が着ている下着――ちなみに赤紫のレース、まで見えるのだ。
これはたまらない、下手すると全裸よりもエロいかもしれない。
折角の休日。この世界の四分の一を占める、砂漠を利用した聖王教会所有の鍛錬場を使っての自主トレに、シグナムは黙々と勤しんでいる。
『夜天の書』の守護騎士であり、魔法生命体である彼女は、身体能力は殆ど衰えたりしないが、ある程度は運動しておかないと、新陳代謝が正常に機能しなくなるらしい。まあ、彼女の場合、身体を動かすのが好きというのも理由の1つだろう。
恋人であるヴァイスは惚れた弱みか、それに無理矢理つき合わされている訳なのだが、こんな嬉しい役得があるとは予想外だった。
某時給255円男の如く、湧き上がる煩悩を原動力に変換してヴァイスは、桃色の長髪のポニーテールと挑発的に揺れる尻を追いかけ、砂漠の中にある、殆ど砂に埋没しかけている道を暴走列車よろしくひた走る。
ちなみに一周、約2キロ。これで三周目である。
食料や着替えなどが詰まった鞄を背負っている為、結構、体力的にキツイ物があるが、それはシグナムも同じ。男の意地を見せねばならぬ。
「・・・くぅ、姐さんの赤ブルマに包まれた尻のラインがいい、凄くいい・・・はぁ、シャマル先生、貴女に感謝します。姐さんに運動着としてブルマを勧めてくれて」
一応、申し訳程度に舗装された凸凹道の上を、シグナムの後ろについて走りながら、ヴァイスは本局で医務官の職務を果たしている湖の騎士に感謝の祈りを捧げた。
今度、会ったら、原稿料幾らか寄付しよう。
「ヴァイス、どうした。走るペースが遅くなって来たぞ」
「・・・ちょ、ま、待って・・・姐さん、す、少し休ませ・・・」
砂漠の中にポツンと佇む、出発地点であるオアシスまで辿りつき、ヴァイスは宿泊用の施設として作られた小屋の前に座り込み、背負っていた鞄を床に下ろした。
丁度、小屋の周りには樹が植えられ、木陰になっている。
溜息をつくシグナムだったが、彼女自身もこの辺にしておこうと思ったのか、背負っていた鞄を地面に置き、湖の水を手で掬って、口に含む。
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「・・・ほう、美味いな、ここの水は」
「そ、そう・・・っすか・・・はひぃ!?・・・ごくっ・・・」
感嘆の声を上げるシグナムを横目で見遣りながら、ヴァイスは生唾を飲み込んだ。
服の上からでも解る豊かな乳房。薄っすらと透けた下着。白くスラリとした太腿。
何というかーーーこれは反則だろう。男の理性を無くさせる色香の塊だ。
眼を逸らすと、いつからそこに置かれているのか解らない、木彫りのバケツが目に入ってくる。水汲みにでも使っていたのだろう。それを眺めていると悪巧みを思いつき、ヴァイスはバケツが一杯になるまで湖の水を汲みーーー
「姐さん」
「何だ、って・・・な、何をするかっ!?」
振り向き様に、バケツの水をシグナムの身体にぶっ掛けていた。
不意を突かれたシグナムは避ける間もなく、水を被ってしまい、見事にびしょ濡れになってしまっている。余りに突然の出来事に、一瞬、放心状態になっている彼女の手を引っ張り、ヴァイスは小屋の壁に手をつかせた。
「んぁ・・・な、何を・・・」
混乱し続けるシグナムのブルマを下に下ろすと、濡れて尻に張り付いたショーツが露になった。薄い赤紫の布は水で透け、尻肉の大事な部分まで映し出している。
布越しに浮かび上がる淫肉の形を少しもったいないと思いながら、ヴァイスは下着を横にずらし、濡れ光る粘膜の中心に既に臨戦態勢の肉棒を取り出す。
「あ、ま、まさか・・・や、止めろ、馬鹿者っ!!」
シグナムの怒声を無視して、ヴァイスは一気に腰を突き出した。
当然の如く、内部は潤いが足りないが、ヴァイスは肉棒の硬さを頼りに更に奥へ奥へ押し込んだ。掘削され、押し広げられる痛みに、シグナムの唇から喘ぎが漏れる。
「・・・こ、こんな場所で、な、何を考えている・・・お、お前は・・・は、速く抜かんか・・・」
「心配しなくても、この辺り一帯に居るのは、俺達だけっすよ」
逃げようと揺れる美尻をがっしりと掴んで、ヴァイスは挿入を続行した。
腰を微妙に回転させながら、柔肉を解していくと、シグナムも堪らず、何とも悩ましい甘い声を艶やかな唇から漏らす。
「んひあぁ・・・か、かき回すなぁ・・・ふぁん・・・こ、この盛りのついた犬か、お前は・・・」
「だって、姐さんの身体が魅力的過ぎるんすよ」
濡れた衣服の感触を楽しむ様に抱きしめると、シグナムは背中を仰け反らせた。
更に透けてくっきりと見えるブラジャーの上から乳房を持ち上げ、染み込んだ水分を搾り出す様に、豊かな膨らみを揉み解す。
刺激に反応してか、スイッチが入ったかの様に、肉壁が蠢き、洪水の様に淫らな蜜が溢れ出すのが肉棒に伝わってきた。潤滑油を手に入れた肉棒は、すんなりと最深部にまで届き、シグナムの敏感な部分を小突いた。
「んあぁっ・・・お、奥までぇ・・・ひぁ、んひあぁん・・・」
感じやすい箇所を一気に支配され、シグナムは切ない喘ぎ声が漏れ出るのを止められない。ヴァイスはここぞとばかりに、肉付きのいい尻を執拗に撫で回し、たっぷりと水を吸い込み、ずぶ濡れのショーツを引っ張ってみた。
-
「ひゃぅ・・・や、止めてくれ、し、下着が食い込んで・・・んん、あ、んあぁん・・・」
ショーツが吸収し切れなかった淫蜜も汗が地面に垂れ堕ち、地面に染みを作る。
ゴリゴリと内部を掘削される内、濡れた衣服にラッピングされた豊満な肢体は、女の快楽に酔い痴れている。全身から力が抜け、肉棒を締め付ける淫肉だけが男から精を搾り取ろうと、溶岩の様に熱く煮え滾り、締め付けている。
「足が震えているっすよ、しっかり立ってください」
「も、もう・・・駄目ぇ・・・ち、力が入らない・・・は、はぁ、ひあ・・・」
弓なりに反ったシグナムの背筋がビクビクと震え、極みに達する事が近いと知らせてくる。肉襞が強烈な吸い付きを見せ、一緒に果てようと誘ってくる。
「・・・それじゃ、最後に激しいのいくっすよ」
下半身にありったけの気合を込め、ヴァイスは腰の動きを加速させた。
パシパシと濡れ下着を叩く水音を卑猥に響かせ、ドロドロに溶けた淫肉をかき回す。
「ほら、姐さん、我慢せずにイっていいっすよっ!!」
「・・・んあぁ・・・そ、そんなにしたら、が、我慢出来なく・・・んあ、ん、あぁーーー!!」
シグナムの最後の嬌声が、抜ける様な青空に溶けていった。
同時に秘筒が噛み千切らんばかりの勢いで肉棒を食い締め、ヴァイスの精神を容赦なく高みに押し上げていく。ヴァイスはむしゃぶりついてくる淫肉を振り切って、肉棒を淫壷から引き抜きーーーーー
「んくあぁ・・・ぁ、熱くて、ベタベタしたのが、背中にぃ・・・ひあ、んあ・・・」
煮え滾った白濁の塊が断続的に吹き出し、シグナムに降りかかった。
絶頂に震える女体は痙攣を続け、やがて糸が切れた操り人形の様に崩れ落ちた。
「どうですか、姐さん、気持ちよかったっすか?」
暫くグッタリとしていたシグナムだったが、ゆっくりと立ち上がり、憮然とした表情で鞄から取り出したハンカチを水で搾り、男の汁で濡れた身体を拭いていく。
「・・・全く、服がびしょ濡れだ、どうしてくれるんだ」
「大丈夫っすよ、これだけ暑ければ、すぐに乾くっすよ」
ヘラヘラと笑うヴァイスを、シグナムは鋭い刃の様な視線で睨みつける。
だが、彼女の瞳の奥に揺らめく、淫靡な光をヴァイスは見逃さなかった。
「・・・それにしても、本当は中に出して欲しかったんじゃないっすか?」
「こ、この、ば、馬鹿者、何を言っている・・・わ、私は別に・・・」
凛々しい美貌を真っ赤に染め、シグナムは眼を逸らし、太腿を切なそうにモジモジと擦り合わせている。
その態度から図星を突かれたのは、バレバレだったが、ヴァイスはそれに敢えて気付かぬ振りをして、シグナムを抱き寄せ、唇を重ね合わせた。
-
「・・・あ、こ、こら・・・ん、んん・・・んむぅ・・・ちゅ、んはぁん・・・」
「ほら、姐さん・・・意地っ張りな所も可愛いっすよ・・・」
シグナムの舌を絡め取りながら、ヴァイスは彼女の美尻に手を回し、充実した尻肉をこね回し、乳房の先端を指で擦り上げた。その刺激から逃れようと、シグナムは身体を悶えさせるが、白い太腿に絡みついたブルマが足枷となって、それを阻む。
「・・・ヴァイス、んあぁ・・・も、もう、駄目・・・」
「それじゃ、姐さん、小屋の中でシャワーを浴びてサッパリしますかね」
ヴァイスによって、尻肉を捏ね回され、乳房の先端を弄られ、最早、立って居られなくなったシグナムは、目元を蕩けさせ、頷いた。
シャワー室は水がまるで土砂降りの様に降り注いでいる。
そんな中、ボクサーパンツ一丁の姿になったヴァイスは、彼の欲望塗れのリクエストに答え、紅いビキニの水着――胸元に薔薇の飾りがあしらわれている――に着替えたシグナムの両足を抱え上げ、外に向けて強引に開かせた。
驚きながらも、シグナムは前方にあった窓枠を咄嗟に掴んだ。
「・・・こ、こんなはしたない格好・・・」
「どうしてっすか、姐さん、気持ちいいんじゃないっすか?」
「そ、それは・・・あ、ふあっ・・・」
意地悪そうに笑うヴァイスの問いかけに、シグナムは言葉を濁した。
水着姿で足を開かされ、抱え上げられ、シグナムは確かに感じている。
頬を染めているのは、羞恥ではなく、快楽だろう。
それを証明する様に、手を動かすと、微かな喘ぎを漏らす。
ヴァイスは壁に備え付けてあったシャワーのスイッチを入れると、シャワーのノズルの先から勢い良く、お湯――オアシスの水を地熱で温めたものーーが降り注ぐ。
熱い水滴がヴァイスとシグナムを満遍なく濡らし、水滴は水着や肌を伝って、下へと落ちていく。肌に当たるお湯にさえ、シグナムは感じているらしい。
「姐さん、素直になった方がいいっすよ」
「・・・あ、わ、私は別に・・・」
物欲しそうに身体をくねらすシグナムを、ヴァイスは強く抱きしめる。
シグナムの身体は柔らかく、抱きしめているだけでもたまらない気分になる。
「・・・あ、腕を揉まないで・・・くれ・・・」
「どうしてっすか?」
「・・・筋肉が付いているから、恥ずかしい・・・」
「そこまで気にする事も無いと思うんすけどね」
凄腕の剣士であるシグナムの二の腕は、筋肉と脂肪の配分が絶妙で、無駄が無い。
超一流のスポーツ選手に近い身体つきをしている。
腕から肩へ指を滑らせ、鎖骨を軽くなぞる。
「んふっ・・・んあぁ・・・」
鎖骨からそのまま、胸の上の辺りをグニグニと揉んでみる。
シグナム級の巨乳だと、この辺りまで柔らかいから実に面白い。
「あふっ・・・あ、んあ、ふぅぅ・・・」
そうしている内に、シグナムが足をモジモジさせ始めた。
まだ触っていない股間がジンジンと疼くのだろう。
-
「もう・・・入れて欲しいんすかね、姐さん」
「だ、誰がそ、そんなこと・・・ほ、欲しいなど・・・」
言葉こそ否定に近かったが、表情から図星なのは明らかだった。
シグナムはチラチラと、ヴァイスの股間に眼をやっている。
もう、脚の付け根辺りが疼いて仕方が無いのだろう。
何度と無くヴァイスに抱かれ、女の悦びを知ってしまった、豊満な身体は、快楽からは逃れられない。それは彼女自身、解っている筈だ。
「これでも、欲しくないと意地を張ってられますかね?」
身体を揺さぶり、既に準備万端の肉槍を擦りつけてやる。
「んふぁ・・・だ、駄目、こ、擦れて・・・んうぅ・・・ひぅん・・・」
水着越しの感触がもどかしいらしく、シグナムはいっそう官能の炎に炙られる身体を捩り、欲しがる様な素振りを見せている。
「・・・んあ、んふぅ・・・あ、当たってる・・・当たってるぅ・・・はぁ・・・」
もう、シグナムの胸の中は期待感ではちきれそうになっている。
尖った薄桃色の先端はしこり、水着を上から押し上げている。
「ほら、速く言ったらどうなんすか?」
未だに躊躇しているシグナムの股間に、肉棒で水着を深く食い込ませる。
それに反応して、シグナムは甲高い嬌声をあげ、シャワー室全体に反響する。
尚もヴァイスは、焦らす様に、シグナムの身体の性感帯を弄り回す。
そして、ついにーーーー
「そ、そうだ、ほ、欲しい・・・お、お前の太くて固い、そ、その・・・オチンチンを入れて、滅茶苦茶に掻き回して、私の中に、白いミルクを注ぎこんで欲しい、お、お願いだ・・・意地悪しないでくれ・・・は、速く、もう我慢できない・・・」
凛々しい美貌と、凄烈な剣技の遣い手である、『夜天の書』の守護騎士、烈火の騎士は、愛しい男のもたらす快楽の前に屈した。
「そんなに欲しいんすね・・・どうせなら、俺の提案に従ってもらうっすよ」
「わ、解った・・・な、何でもするからぁ・・・は、速く、入れて、ぶち込んでぇ・・・」
恋人のはしたなくおねだりしてくる姿に、嗜虐心を刺激されたヴァイスは、実に凶悪な要求を口にする。だが、快感の虜になった女騎士は、従順に、それを受け入れ、実に甘ったるい声を漏らし、身体を揺すった。
普段の凛々しさなど、かなぐり捨てた彼女の淫らな姿に満足しながら、ヴァイスは自らの破廉恥きわまる提案を口にした。
「どうしたんすか、姐さん、そんなに恥ずかしがって・・・」
「あ、当たり前だろう・・・わ、私は何も着てないんだぞ」
「着てるじゃないすか。ペイントされた水着を。大体、この辺には、俺達以外、居ないんだから堂々としてればいいのに」
「そ、そうは言っても、は、恥ずかしいんだぞ、これは・・・」
風景画を描こうと思って持ってきた、絵の具でペイントされた真紅のワンピースタイプの水着姿のシグナムを、小屋の外に強引に連れ出す。
普段からは想像もつかないほど、恥ずかしそうに震えて歩くシグナムの姿に、思わずヴァイスは生唾を飲み込む。そしてシグナムの方は、羞恥心が興奮に変換されてしまうらしく、歩く度に太腿を擦り合わせている。
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やがて、オアシスの外れの方にまでやって来た。もう、この辺でいいだろう。
そう思っていたら、シグナムが石に躓いて転んでしまう。
いつもの彼女からは考えられない失態だった。
「手間が省けたっすね・・・」
「ま、まさか・・・こ、ここで・・・あ、んぁ・・・」
怪我が無い事を確認し、ヴァイスはがっしりとシグナムの細い腰を掴む。
太陽が照りつける中、淫蜜を滴らせる秘所を剥き出しの女騎士の痴態に見入る。
「や、やるなら・・・速くやれ」
「では、お言葉に甘えて・・・」
いざ、淫蜜が溢れ出ている淫穴に肉棒を突きこまんとした、その時―――
「ん? 姐さん、雨が降ってきたっすよ・・・」
「な、何ッ!?」
突如、雲行きが怪しくなり、強い雨が降り始める。
ペイント以外、何も身につけていない、烈火の将が震えている。
降り注ぐ雨粒が絵の具を少しずつ、だが確実に落としているのだ。
絵の具自体は落ちにくい種類のものを使っているが、雨粒を受け続ければ、たいした時間もたたず、流れ落ちてしまう。
「・・・あ、は、速く騎士甲冑を編まなければーーー」
とうとう羞恥心が臨界点を超えたらしく、慌てて騎士甲冑を構築しようとするシグナムだったがーーーー
「あひぃっ!?・・・あ、そ、そんな、ぃ、いやぁ・・・」
ヴァイスは容赦なく、猛り狂う肉棒を、淫穴に突きこんでいた。
そのまま激しく掘削してやると、構築途中だった騎士甲冑は魔力の塵となって、虚空に霧散していった。その間も雨粒がシグナムの身体に降り注ぎ、ペイント水着を確実に溶かし、洗い流していく。
「・・・あ、雨が背中に当たって、絵の具が・・・溶けてきてるぅ・・・」
水着の絵は輪郭を失い、白い柔肌が露になる。
ペイントが流され、より悩ましい裸体に姿を変えていく過程がたまらない。
「どうすか、外で真っ裸でまぐわう気分は?」
「い、いい訳がないだろうが、この馬鹿者・・・くう、ひう・・・」
「そうですかねぇ・・・体の方は、随分気持ちよさそうなんすけどねえ・・・」
淫蜜が満ちて、滑りが良くなった淫筒内部を肉棒が細かく往復する。
雨が降り注ぐ、外とは違って、シグナムの内部はまるで溶岩の様に熱く、熱い肉棒を更に熱くしようと煮やしてくる。肉棒で何度も突くと、その度にきつく締め上げてくるのが何ともいえない心地にさせてくれる。
「・・・ほ、本当は・・・き、気持ちいい、だ、だけど・・・これ、癖になってしまいそう・・・」
「いいっすよ、姐さんとのこういうプレイなら、いつでも大歓迎っすよ」
「い、言ったな・・・そ、その言葉、忘れるなよ、はぁぁん・・・」
雨でびしょ濡れの‘水着’を着た、豊麗な肢体に興奮する。
裸体ともまた違う、異質な魅力を備えたその姿に陶酔していく。
「こ、こんな事・・・へ、変態がする事だぞ、で、でも・・・身体が火照って、気持ちいい・・・わ、私、変態の仲間入りをしてるぅ・・・も、もっと激しく突いてくれ・・・」
「グイグイ締め付けてくる・・・姐さんが変態でも、俺は別に構わないっすよ、く・・・も、もう出そうだ、ヤバイ・・・・」
激しく腰を振り、射精への階段を駆け足で昇っていく。
既に半分裸体に近い状態になった烈火の将が、何度も甲高い嬌声を張り上げ、肉棒を締め付ける。肉棒が歓喜に打ち震え、射精の時が近い事を知らせてくる。
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「・・・わ、私も・・・も、もう、イってしまう・・・ふぁん、外でイってしまう・・・」
お互いの腰を隙間無く押し付け、快感を提供しあう。
シグナムの淫壷が戦慄き、ヴァイスの熱い精を懇願している。
その懇願に答え、ヴァイスは腰を前に突き出し、肉の砲身に充填された白濁の液を発射した。シグナムの唇から、感極まった悦びの声が漏れだした。
「あふっ・・・あ、んあぁ、で、出てるぅ・・・熱い精液出されながらイってるぅ・・・はぁん」
「姐さんの身体は俺のものっすよ」
「そうだ・・・私の身体はお前のものだ・・・あぁん、キスしてぇ・・・んむ、ちゅぱ・・・」
射精しながら、ヴァイスは濃厚な口付けを交わす。
ネットリと舌を絡ませ、シグナムがうっとりと眼を潤ませた。
甘ったるい雰囲気が流れ、次のラウンドに突入しようと思った矢先―――
「ギシャアァァーーーーーーー!!!」
辺り一帯を激震させる、凄まじい咆哮が轟いた。
せっかくの無限書庫の仕事が無い休日だというのに、目が覚めてしまったユーノは、自らの横に顔を向けた。一糸纏わぬ姿で、その麗しい肢体をさらし、恋人は安らかな寝息を立てている。彼女を起こさぬ様に、足音を殺して、ユーノはTシャツとズボンを身につけ、寝台を抜け出した。
リインフォースは不意に眼を覚ました。
数秒後、身体機能が通常に稼動し始めたのを確認して、ふと側に愛しい彼の温もりを感じない事に気付く。それに一抹の寂しさを感じながらも、下着を付け、衣服――グレー系のジャケットとパンツで身なりを整え、一階に下りていく。
何やら、台所の方からいい匂いがする。
「突然、嵐が巻き起こりーー」
エプロンを身につけ、リインフォースに背を向け、ユーノは鼻唄交じりにフライパンを慣れた手付きで操り、卵を焼いている。
「・・・あ、起きたんだね。リインフォース、朝ご飯がもうすぐ出来るからね」
頷きながら冷蔵庫から牛乳のパックと、オレンジジュースのペットボトルを取り出し、テーブルの上に置いた。椅子に座りながら、リインフォースが食卓に並んだ恋人謹製の朝食に視線を向ける。
「オムレツに、サラダ・・・トースト、コーンスープか」
「余り手の込んだ物は作れなかったよ」
気にするな、と言いたげにリインフォースは微笑み、自らのグラスに牛乳を注ぐ。
ユーノの方もペットボトルを手に取り、オレンジジュースをグラスに注ぐ。
ザフィーラとアルフは八神道場の門下生を引き連れて、天瞳流道場に泊まり込みの出稽古。激務で疲労困憊のはやてとツヴァイは先程帰宅して、速攻でシャワーを浴び、その後は有給休暇を取り、アギトを伴ってカルナージのアルピーノ家へ旅行。
シグナムはヴァイスを連れて自主鍛錬。ヴィータは教導隊の強化合宿。
シャマルは本局医務官の研修。
要するに、今の八神家に二人っきりなのだ。
お互いの間に、会話は無いが、この沈黙が心地いい。
だが、いつまでも無音というのも少し寂しい。
ユーノはリモコンを操作して、テレビのチャンネルを合わせた。
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『ギシャアァーーーーーー!!』
『チイッ、鶏の化物の分際で、火を噴くとは!! だがな、そんな程度の火炎弾、楽にかわせるぞ、烈火の将を舐めるなーーー!!』
酷く聞き覚えのある声、物凄く見覚えのある、紅いビキニ姿の女性が剣型デバイスを片手に、テレビ画面の中で鶏に似た怪物と死闘を演じている。
「あ、グルノバドーンだ。あれ程、大型の個体は珍しいな」
「ああ、数十メートルはある・・・以前倒したダゴンと同じくらいだな」
オムレツを突付き、トーストを齧りながらユーノとリインフォースが呑気な感想を口にする。ニュースキャスターの話によると、火山地帯に設けられた養鶏場から脱走したグルノバドーン捕獲を、偶然、近くに居合わせたシグナムが引き受けたらしい。
グルノバドーンが口から火炎弾を連続発射するが、シグナムは高速の戦闘機を連想させる機動で、軽やかにかわし、ヒット&アウェイの戦法でダメージを与えていく。
『姐さん、援護するっすよ!!』
『ギシャーー、グル、ギル・・・ギイイーーーー!!』
『良くやったぞ、ヴァイス!!』
ヴァイスの放った銃弾がグルノバドーンの脚に命中し、その動きが鈍る。
その好機を見逃さず、シグナムはレヴァンティンを連結刃状態にして、グルノバドーンの脚を絡めとる。更に養鶏場のスタッフ達が、麻酔弾を次々と打ち込む。
やがてグルノバドーンが轟音を立てて、地面に崩れ落ちた。
『今回の騒動ですが、時空管理局首都航空隊のシグナム一尉の協力によって事なきを得ました。シグナム一尉には、いくら感謝しても足りません』
ピクリとも動かないグルノバドーンの身体を拘束し、養鶏場に運ぶ準備をするスタッフ達を背景に、シグナム、ヴァイス、養鶏場のオーナーがテレビのインタビューに応じている。スタイル、容姿共に抜群のシグナムの紅いビキニ姿は、見栄えがいい。
ユーノも見惚れていると、突き刺さる様な視線。
「・・・ごめん、リインフォース、シグナムさんの水着姿に見惚れちゃった」
「別にいい・・・何なら、私も水着を着てみるか?」
「うん、じゃあ・・・是非、お願いするね」
可愛い焼き餅を焼く恋人にお願いすると、彼女は頷くと、席を立ち、二階にある自分の部室に駆け上がっていく。何だか、たんすを引っ掻き回す様な音が聞こえる。
あと、衣擦れの音も。
やがてリインフォースが自室から降りてくる。
「・・・待たせたな」
「今、着なくてもよかったんだけど・・・」
「何だか将に負けた気がして、嫌だった」
雪の様に白い肌を微かに染め、黒のビキニーー胸元に薔薇の飾りがつけられているーー姿のリインフォースは、ユーノの前に立った。
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「相変わらず、凄く綺麗・・・」
「わ、態々言うな・・・恥ずかしい」
ユーノの視線を恥ずかしそうに身体を揺するリインフォースだったが、それでも何処か嬉しそうだった。彼女の動きに合わせて、豊かな胸と、流麗な銀髪が揺れた。
「ついでにこういうのはどうだ・・・?」
悪戯っぽく笑った、リインフォースがシンプルなデザインの黒いエプロンを身につけ、ユーノの横に座る。正面から見れば、男の夢、裸エプロンだった。
これは某黒提督から譲り受けた秘蔵の逸品、『もし彼女が裸エプロンに着替えたら』を見つけられたかもしれない。
「・・・よいしょっと」
小さな掛け声と共に、リインフォースがユーノの膝の上に腰掛け、意味ありげに笑う。
その紅い瞳は愉快そうに揺らめき、ユーノを見つめている。間違いなくバレテル。
「・・・ん、ほら、食べろ」
「うん、いただきます」
リインフォースが咥えてきたトーストを食べる。更にリインフォースの唇も奪う。
積極的に彼女の方も舌を絡め、舐りまわしてくる。
「んん・・・ちゅ、れろ、はむ・・・」
「れろ、んちゅ・・・もっと、キスして・・・ユーノ、ん、ちゅぅ・・・」
その後もお互いに“食べさせあいっこ”を敢行。
朝食が無くなった後も、二人は口付けを止めない。
濃厚な水音が響き、子供の教育上、よろしくない雰囲気になりつつある。
「こ、この空気の中、私は入っていけないわ・・・それにしても、リインフォースを骨抜きにしちゃうなんて、ユーノ君、恐ろしい子!!」
医務官研修が予定よりも速く終わり、八神家に帰還したシャマルだったが、リビングの入口で立ち往生している。
「あ、い、いよいよ始めるのね。というか、リ、リインフォースの方から、ユーノ君を床に押し倒して・・・随分と積極的なのね、あの娘」
制服に白衣を羽織り、シャマルは興味津々といった顔つきで凝視する。
二人はシャマルの存在に気付いていない様だが、どうすべきだろうか。
このまま、この家に留まるのも何だか気まずい。
よし、ここは戦略的撤退を選択すべき。
脳内シャマル会議で満場一致で可決されました。
「・・・リインフォースも彼氏を家に連れ込む程に成長したのね」
抜き足差し足で八神家を後にして、シャマルは思いっきり背を伸ばす。
とりあえず、これから何処に行こうか。折角だから、天瞳流の道場に顔を出してもいいかもしれない。医務官研修が入らなければ、自分も参加する予定だった訳だし。
格闘技の練習で怪我をした子供達のケアをする人手は多い方がいい筈だ。
「よし、行き先は天瞳流道場に決定。ついでに私特製の料理を披露するいい機会だわ。今度こそ失敗しないんだから」
物凄く危険なフラグを匂わせる台詞を呟きながら、シャマルは周辺のスーパーで食材を購入し、天瞳流道場方面行きの、バスに飛び乗った。
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これにて終了でござる。
透け透け体操着にペイント水着の美女をズコズコ。
あとシガー氏がシグナム姐さんに「馬鹿者」と呼ばれてみたいと何処かで仰っていた気がするので何回か
言わせて見ました。
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GJです。
所で、インタビュー中のシグナムさんはやっぱりペイント水着なんですか?
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GJ。
天瞳流根絶のお知らせ
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>>843
クロノとアインス、もうすっかりラブラブですね
しかしエイミィも負けてはいられない!
それはそうとはやてのほうも気になりますね
続きが楽しみです!
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>>843
うおォン エイミィが健気すぎる…ここまでやってもアインスにはかなわないんだね
クロノ…某ナイスボートみたいなことにはなってくれるなよ〜
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作中でセックルしたことが公式に確認される唯一の組み合わせ、それがクロノとエイミィ
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>>862
っ リンディとクライド
つか、夫婦って意味なら他にも高町夫妻とか
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いや、流石に最初から子持ちだった人は除いて考えるべきでしょうよ…
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いやまて子持ちってだけでは確定できない
人工授精もありうるからな
つまりレティ提督やプレシアママンが処女の可能性もあるということだよ!
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ゲンヤさんェ……
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ゲンヤ「申し訳ないが狸はNG」
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ゲンヤさんは色んな組み合わせが出来るな
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>>843
ほんと、なんという更新頻度だ・・・
アインスがエロくてリンディさんがエロくてエイミィとアルフとフェイトちゃんがかわいい。
つうかもう四方八方エロいね!?
圧倒的ボディと積極性でがんがん関係を進めるアインスに、果たしてエイミィは勝てるのか。
あとフェイアルもステキです・・・
>>857
いやぁ! あなたはとても分かってらっしゃる!
何が分かってるってあーた、普段は凛々しくてきりっとした爆乳美女のシグナム姐さんが根はMッ気たっぷりで、最初は理性で抗おうとするんだけど最終的に快楽堕ちして自分からはしたないおねだりをする、というのがだ!!
あと「馬鹿者!」と叱られて満足、大満足。
もっと叱られるべき。
さて、言うべき事も言ったところでわしも投下じゃー。
>>822のレズ強姦の続き。
いちおう続きもの、陵辱、タイトル『堕落性女』、おっぱいおっぱい。
今回はみんな大好き毛深いオッサンとかもでるよー♪ o(^∀^o)
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堕落性女 ディード恥辱(後編)
「はぁ……んッ」
か細く、噛み殺された甘い声が、少女の桜色の唇から漏れた。
聞く者が聞けば、その響の中に潜む艶、女としての悦びを知る淫靡さを察しただろう。
だが中庭のそこかしこに溢れる、木々の梢が触れ合う音や、風鳴りに紛れて、幸運にもそれを聞きとがめる者はいなかった。
「ディード、どうかしたんですか?」
一緒に中庭を掃除していたシスター、シャッハ・ヌエラは、艶やかな声ではなく、火照った顔を見て心配そうに聞いた。
法衣姿の少女、ディードは、その年不相応に肉付いた肢体をかすかに震わせながら、首を横に振って答える。
「い、いえ……なんでもありません。ただ、少し熱っぽいだけで」
ぎこちない微笑が強がりと見抜かれなかったのは、普段からディードが表情に乏しかったからだろう。
シャッハは特に気に留めた風もなく、苦笑を浮かべた。
「あまり無理はしないでくださいね」
「はい……」
優しく嗜めると、シャッハはちり取りで集めたゴミを捨てに、その場を離れた。
彼女の姿が視界から消えた時、ようやくディードは外面を取り繕う必要性から解放される。
「ふぁ……くっ、ああぁあ……」
聞いただけで切なくなるような声を零し、少女の腰と膝が崩れそうになった。
倒れる事を免れたのは、かろうじて手にしていた箒に縋りついたからだ。
黒い法衣の下で、年不相応に肉付いた肢体をよじり、ディードは目尻に涙を溜めて痙攣する。
体の芯を貫く快楽刺激を前に、経験浅い乙女の出切る抵抗などいかほどのものか。
押し寄せる甘い電気のさざなみは、容赦なくディードを絶頂に押し上げた。
「んぅ! ん、あぁ……あぁぁ」
ぶるりと身を震わせ、虚ろに淀んだ瞳があらぬ方向を見遣る。
スカートの中に秘された艶かしい太股の間を、透明な蜜が伝うのを、ディードは漫然と感じた。
全身から力が抜けて、その場で崩れそうになった。
だが地面に倒れる直前、誰かの手が支える。
細い腕、しなやかな指を持つ繊手、押し付けられる豊満で柔らかい乳房、発情した女の甘酸っぱい匂い。
もはや慣れ親しんだそれらの特徴に、顔を見合わせる事なく相手が誰か分かる。
「騎士……カリム」
震える声で呼べば、彼女は唇が触れ合いそうな間近から、にっこりと笑みを見せ付けた。
ただ笑っているだけなのに、どこか凄まじい色気を感じさせるような、淫魔の微笑。
決して教会で神に仕える女がしていい顔ではなかった。
カリムはディードの身体に手を回し、蛇が獲物を締めるように絡める。
二人の乳房が重なって、柔らかく淫猥に歪んだ。
「辛そうねディード。どこかで休んだほうが良いかしら」
甘く蕩けそうな声音、それは猛毒の甘美さだ。
きっとイブを惑わした蛇の声は、こんな風だったのだろう。
-
ちろりと伸ばされた舌が、軽くディードのうなじと耳を舐める。
震える少女の耳元に、直接その声が囁いた。
「じゃあ、私の部屋に行きましょうか」
□
「ひゃぁ!」
部屋に着くなり、ディードは突然押されてベッドに倒れた。
腕を突き、尻を突き出すような格好をさせられる。
法衣のスカートに包まれているが、その大きさと柔らかさが良く分かる、張りの在るライン。
カリムは先ほどの乱暴な手つきが嘘のように、壊れ物を扱うような優しい手つきでそのヒップを撫で回した。
「ふふ、ねえディード? どうだったかしら、アレはもう慣れた?」
「……」
きゅっと下唇を噛み締めて、ディードは無言で答える。
去勢を張って強がりを言うのも虚しく、素直に言うのは論外だった。
だがその微かな抵抗までも、カリムにとっては至高の甘露に等しい。
それを快楽で突き崩すのが面白いのだから。
おもむろに、カリムの手がディードのスカートの端を掴む。
そして一気に捲り上げた。
「あらあら、もうこんなにして。いやらしいわねぇ」
わざとらしく驚いたように言う、言葉の攻めがディードの頬を真っ赤にさせた。
露になった、淫猥な大きい尻。
二つの白い肉の丘、その間に、黒い異物があった。
剥き出しのアナルに何かが挿入されている、アナルビーズの付け根だった。
そして下着ではなく性玩具の一種である皮パンティを穿かされ、丸見えの秘所はとろとろと蜜を垂れ流している。
「ねえディード」
言いながら、カリムの手が何かを取り出した。
小さなリモコンだ。
ダイヤルスイッチに指先を這わせると、彼女は一気に回す。
「ひううう!!!」
途端、ディードが甘い嬌声を叫んで身をよじる。
小刻みに震える少女の体を見下ろしながら、カリムの目に恍惚と嗜虐の輝きが増した。
「どう? これ、やっぱり良いでしょ?」
答えることなどできないディードに、くすくすと笑いを零しながらカリムは言った。
ディードの菊座に挿入されたアナルビーズには、遠隔操作のバイブ機能が付いている。
連続して刺激を与え続けるよりも、強弱と緩急を付けた刺激のほうが効果的に快楽を与えると、知り尽くしての攻めだった。
全てカリムの気まぐれで与えられる振動は、ほとんど予測不能のタイミングで、今日一日ディードを攻め立てた。
一体それで何度達したのか、もう数えるのも馬鹿馬鹿しい。
脳髄の奥底まで沁みこんで来る快楽に、ディードはもう思考をまともに保てなくなりつつあった。
あの日カリムに犯されてからというもの、ほとんど毎日、こうやって調教され続けてきた。
ディードの肉付きの良い、豊満な体は、もう快楽の味をすっかり覚えこんでいる。
あとほんの少しで、心までも……
その一押しの頃合を、カリムは雌の感性で熟知していた。
「ディード、かわいいわ。アナルにオモチャ突っ込まれて、おまんこグショグショにしてイっちゃうなんて」
「や、やぁ……いわ、ないで、ください……」
快楽に蕩けて目を、とろん、と潤ませたディードの哀願。
嗜虐心を刺激されて、カリムは背筋がぞくぞくするのを感じる。
自分もまた興奮しスカートの下でショーツが濡れていくのが分かった。
-
陵辱される悦びに何度も乱れた時、自分はMかと思ったが、Sの気もかなり強いらしい。
新しい自分が……いや、自分の知らなかった本当の自分の顔が露になっていく、その素晴らしさ。
カリムは艶然と微笑み、ディードを後ろから掻き抱いた。
「ディード、あなたはこうやってはしたない事をするのが、罪だと思っている?」
「そんな……なにを……」
馬鹿な、と言いたかったのだろう。
言うまでもなく、世間一般では性に奔放過ぎる事は恥とされる、教会ではなおの事だ。
戦闘機人としてやや一般の感性に疎かったディードでさえそのくらい分かる。
だがカリムは、そんな少女の答えに妖艶な微笑を深めた。
法衣の上から撫で回す手で、いきなりディードの胸を揉みしだき、先端の乳首をぎゅっと抓る。
「ひい!」
突然胸の先から、ビリッ、と走った桃色の電気に甘い声を零すディード。
だがカリムは震える少女の反応を楽しみながら、さらに強く乳首を抓り上げる。
ぎゅぅ、と指先がしこりを攻める度に、ディードの頭の中を快楽が駆け巡った。
「でもねディード、あなたはもっと愚かしい罪を犯しているのよ?」
「つ、つみ……?」
「そう。姦淫よりずっと重い、それは――虚偽よ」
ねっとりと絡み付くような甘い声を耳元で囁きながら、カリムはその白い指をさらにディードの体に這い回す。
豊満な胸を揉みながら乳首を捏ね回し、もう片方の手でびしょびしょに濡れた秘裂も弄る。
陰核を転がせば、ディードの体はもう感極まったように震えた。
絶頂間近の少女に、悪魔の声が深遠へいざなう。
「気持ち良いでしょ? 苛められて、責められて、イかされて。凄く気持ち良くて堪らないでしょ? どうしてそれを偽るの? 自分に嘘を言って他人を騙すなんて、最も下劣な罪だわ」
「そ、そんな……でも……あぁああ! ひぅ! んぅ!」
「ほぅら、あなたの体、こんなに悦んでるじゃない」
コリッ、と爪の先でクリトリスを転がし、ディードを絶頂寸前まで押し上げるカリム。
最後の仕上げとばかりに、すっと伸びた指先が、アナルに埋まったビーズの端を掴む。
そして、力を込めて抜き始めた。
「ああぁああ! ぬ、ぬいちゃ……ひぅう!! らめぇ……らめぇ……」
今まで以上に甘く蕩けた声を上げて身をよじるディード。
カリムはそんな少女の声を無視して、抜き続ける。
チュポン、チュポン、と一個ずつビーズが菊門に引っかかりながら、広げては戻すというのを何度も何度も繰り返す。
今まで散々開発されてきたアナルを責め続けられる快感に、ディードの快楽も極まった。
怜悧な思考のすべてが、甘い桃色に包まれる。
「さあ、素直になって。自分を認めて。今ある快楽に身を任せなさい。どう? 気持ち良いでしょ?」
ビーズを抜きながらも胸とクリトリスを弄り、囁くカリムの声音。
打ち砕かれたディードの心を、その快楽が染め上げて、性女のいざないに身を任せる。
「は、はい……きも、ち……いい……いいですぅ」
「ようやく素直になってくれたわね。じゃあ、いっぱいイきましょう!」
「はああああああ!!!」
ビーズの最後の数個を一気に引き抜きながら、カリムが指先で陰核を弾く。
その瞬間、ディードの中で絶頂の雷撃が爆ぜた。
体の端から頭の芯までを貫く法悦の衝撃、真っ白に染まる視界。
今まで感じたことのない、最高の絶頂。
-
体から一気に力が抜けてぐったりとベッドに倒れこむ。
荒く呼吸を繰り返し、ディードは体を上下させる。
強固な理性を快楽で破壊したという確信に、カリムは満足げな笑みを浮かべた。
これくらい仕込めば、もう問題ないだろう。
「さて、じゃあ、そろそろ頃合かしらね」
「ぁ……え?」
潤んだ瞳でカリムを見上げ、疑問符を零すディード。
そんな少女を尻目に、淫らな性女は、パチン、と指を鳴らした。
その瞬間、カリムの部屋の奥から、幾重もの足音を立てて人影が雪崩れ込んできた。
ある者は毛深く、ある者は痩身で、ある者は肥えて。
誰もが年嵩の行った風情の、男たち。
中にはディードが見た顔もあった、教会の有力者たちだ。
少女は知るまいが、他の見知らぬ男たちも管理局の高官である。
男たちは皆全裸で、いきり立つ股ぐらのものを隠しもせず、乱れた法衣のディードに絡み付くような熱視線を送っていた。
思わず身が竦む思いの少女をよそに、カリムは嬉しげに微笑した。
「ご主人様がた、準備はすっかりできていますわ。もう、いつでも頂いて結構です」
「ぐふふ、ええ、そのようで、さすがですよ騎士カリム」
カリムの言葉に、一番前に立っていた男が満足げに笑った。
それは飢えた蝦蟇蛙か、きっと豚が鳴いた時に響くような声だった。
のっそりと、その太った男がベッドの上に身を乗り出す。
「ひ!」
か細い声を漏らして逃げようとするディードだが、抗い難い快楽に責め続けられた少女の体は、もう自分の意思で満足に動く事などできなかった。
くびれた柳腰を、豊満な乳房を、背後から伸びる太い指が無遠慮に掴む。
まくられたスカートから剥き出しになった臀部と、びっしょり濡れた膣口に男の笑みが深まる。
が、
「あ、ご主人様? 前にはまだ入れていけませんからね」
カリムが優しく嗜めるように、そう諫言する。
前とは言うまでもなく、膣の事であろう。
男はその言葉に訝った。
「なんと? それはどうしてまた」
「今までたっぷりお尻を調教してきましたから、そちらを堪能なさってください。前を奪うのは、もっと先。私がステキな舞台を整えますわ」
クスッ、と妖艶に微笑むカリムの様に、男は得心する。
処女のまま菊座だけで徹底的に開発する、そういう趣向なのだろう。
ただ力に任せて犯すのも良いが、それはそれでそそるものがあった。
「ああ、なるほど。それではそうしましょうかな」
下卑た汚らしい笑みを浮かべて、男はべろりとディードの尻を舐めた。
パンッ、と張り詰めたような少女の双丘、滑らかで潤いのある肌。
先ほどまで太いアナルビーズを咥え込んでいた尻穴が、ひくひくと腸液混じりのローションを垂らして、なんともいやらしい。
「や、やぁ! やめて……やめてください!」
男の下品な愛撫を前に、必死に声を上げるディード。
普段の彼女の膂力、戦闘機人の力なら簡単に振りほどけるのだろうが、今はまるで敵わない。
それは力の抜けた体のせいでもあるし、砕けた心のためでもあった。
「だめよディード。怖がらないで、受け入れなさい」
「騎士、カリム……」
いつの間にか寄り添って、柔らかい乳房を押し付けながら、ディードの耳元にカリムが囁く。
それは人を淫らな地獄に落とすサキュバスの甘言だった。
「私も最初は怖かったわ、でも、それはほんの一瞬の事。後には、もっともっと気持ち良いことが待っているのよ」
「もっと……きもち、いい?」
「そうよ、もっともっと、ね。だからディード」
「あッ!」
軽く耳に歯を立てて甘噛みし、告げる。
「あなたも一緒に堕ちましょ」
サキュバスの声音と共に、タイミングを計ったように男が剛直をディードのアナルに突き入れた。
熱く硬く大きい異物が、ごりごりと拡張された直腸をさらに広げる。
その苦しみ、その快楽。
脊髄から脳の奥まで轟く衝撃に、ディードが震えた。
「ひぃ、う! あぁぁあああああ!!!」
迸る法悦の叫び。
あまりの快感に目の前がピンク色に染まって、僅かに残っていた理性の欠片が砕けれていく。
バックからずっぽりと根本まで沈んでいくペニスの感触が、残らず肉悦の信号になって神経に伝わる感覚に、ディードは唇の端から唾液まで垂らして身震いした。
背にびっしり毛を生やした男の指が、後ろからディードの豊満な肢体をまさぐる。
法衣の胸元に伸びたかと思えば、内ボタンを破く勢いで左右に服を開き、量感たっぷりの巨乳をむき出しにする。
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