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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第113話☆

1名無しさん@魔法少女:2012/02/19(日) 18:59:06 ID:zg55/4wg
魔法少女、続いてます。

 ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所です。


『ローカル ルール』
1.他所のサイトの話題は控えましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
  あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
  ・オリキャラ
  ・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
  ・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)

『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
  投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
  SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
   「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。

【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
  読み手側には読む自由・読まない自由があります。
  読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
  書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
  頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
  読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。

前スレ

259サンポール:2012/03/20(火) 13:19:03 ID:kDRUDgxs
この前のユノはやの続きを投下します。
エロはまだなし。
なんだかユーノの登場が唐突すぎて書き手もしょんぼり……。

260サンポール:2012/03/20(火) 13:20:20 ID:kDRUDgxs

ユーノくんとはやてさん2

惰性にはやては包まれた。朝めざてもやる気がおきなかった。だらだらと着替え、のんびりと朝食の支度をして紅茶を飲みながら
ゆっくりと食事を摂る。紅茶を飲みながら、ゆっくりと吐息が吐かれた。すでに時刻は9:30を回り、小学校では授業が始まってるだろう。
社会人は仕事を始めているに違いない。なんともいえぬ優越感に浸りながらの朝食だった。未だ朝特有の日差しも暖かくて心地よかった。

ゆるりゆるりと食べ終えて、風呂の残り湯で洗濯機を回しのろのろと掃除を始める。でもすぐに飽きた。

「…………」

はやて本人はわかっていた。施設に連絡をいれたりとこれからの為に色々と行動しなければならない事も。
気持ちの整理をつけたかったのかもしれない。無駄な時間と解りながらも、これまでの生活と区切りをつける為に。
掃除もそこそこにpcに電源を入れる。かれこれ数ヶ月の起動だ。

ちゃんと立ち上がるか不安だったが、問題はなさそうだった。良かった。
お気に入りのサイト、というのもあまりないが適当なニュースサイトを眺めながらぼんやりしていると
ヅイッターの事を思い出す。すぐにアクセスしてみると五ヶ月前と変わらない画面がでてきた。少し悲しくなる。

「ええんよ、解っとったもん。ええんよ……」

一人自虐に浸りながらAlt+F4を押す。ウィンドウが消えうせ、もう一度同じボタンを押し画面押しエンターキーを叩いて画面を消した。
空しさが広がる。
静けさが佇む。

「寝よ」

自堕落もいい所だが、寝て気持ちを入れ替えたかった。
片手で自動の車椅子を操作して部屋に戻る。ベッドに入ると、寝間着にも着替えずに目を閉じた。
全てが嘘であればいいと願った。はやてはこれから、長生きができるかもしれないというのに。
何もかもがアベコベだった。すぐに静かな吐息が立ち始める。次にはやてが目覚めるのは夕刻になるが、その間。
彼女は夢を見た。

子供は誰でも憧れを抱く。
女の子であれば、白馬の王子様かもしれない。スチュワーデスやびしばし働くOLかもしれない。
でも、はやてが夢の中で見た憧れは違っていた。

ただ平凡な生活を送る事だ。

自分を愛してくれる旦那様と。
ただただ普通に暮らすのみ。

「それでええねんな」

「多くを望んだりせえへん」

「私は車椅子の障害者やし」

「もうこの先どうなるか和から解らへんけど」

「普通にいきたいねん」

「普通に」

「普通にな」

それも自分で掴み取らねばならない。
これからはきっと今までと違う生活が待っているに違いない。
もしかしたら、同情するなら金をくれと叫びたくなるほど過酷かもしれない。
それも仕方が無いと思った。

一抹の優しさが、自分の中でこぼれる。

しゃあないねん。
みんな自分が大切やねん。
保護者もおらん車椅子少女に構ってる暇なんてあらへんあがな。

一抹の寂しさも、自分の中でこぼれる。

でも、だからこそ強く生きていかなあかん。
ぐずぐずしたっても何も始まらん。
自分の運命なんてもんがあるなら、自分で掴まなあかん。
捕まえられるもんならな。

そう思いながら、優しさと寂しさを掻き抱いて夢の中で泣いた。
大丈夫。
きっとうまくいく。
大丈夫。
なんとかなる。
波乱万丈でもええねん。
私頑張るんや。

だから

「結婚、したいなぁ」

笑顔を浮かべた。
大丈夫、きっとドラム缶に沈められる事なんてない。
なんとかなる。なんとかなるさ。泣き顔を払拭しようとした時。誰かの声が聞こえた。

「変わりたい?」

「……?」

中性的な声だった。

「君が変わりたいなら、グレアムがどうして君の援助を絶ったか教えてあげる」

「………………………………誰…………?」

掠れるほど小さな声で尋ねてみた。

「海の見える公園で待ってる」

「ちょ、ちょっと、待ってや!」

そこで夢は途絶えてしまう。目覚める。寝る前と変わらず、ベッドの上にいた。
ただし、目元がぬれていた。泣いていたらしい。

「……………………」

夢でも現実でも泣いていたことになる。鼻を啜りながら、夢の事を思い出す。
公園で待っている、といっていた。思わず鼻で笑ってしまう。

「夢の中のこと信じてどないすんねんな……」

一笑に付しながらも、

「……………」

261サンポール:2012/03/20(火) 13:22:20 ID:kDRUDgxs
声の主が「公園で待っているかもしれない」という気持ちがあった。
まさか、とも思う。事実八神はやての夢は八神はやてのみが覚えているものだ。
他人どうこうではない。しかし、最後に夢でもみようと思った。

「行ってみよか。夕日も綺麗やし散歩がてら」

そう決めた。ベッドを降りて車椅子に乗り移ると家を出て一路公園へと向かった。

「(ああ)」

途中、美しい夕日の黄昏に目を細める。八神はやての死のように思えた。
車椅子の少女よさようなら。
これまでの生活よ。……車椅子が駆動する際の音を静かに聴きながら、公園の中へと入る。
途中、子供たちの楽しそうな声や老人達が出て行く姿が見受けられた。
太陽を直視したおかげで目の前が暗くてよく見えなかった。それでも、鳴海の海公園の中は潮の香りに満たされ程よい風が吹いていた。
もう涙はない。

誰かが来る事を期待するでもない。公園の中をゆっくりと車椅子で巡った。
最後に一番海に近い道を行く。

「(またいつか来よ)」

美しい景色を目に焼きつけておく。
潮の香りも、みちひきの音も。何もかも。

「明日から頑張らんとなぁ……」

そう思いながら、あるベンチに差し掛かった時。誰かが腰を下ろしているのに気が付いた。
あまり大きくはない。子供のようだった。同年代だろうか。
ウミネコの鳴く声も静かに聞こえた。

「見た夢は覚えてる?」

「は?」

手は電動車椅子を停止させていた。
ベンチに座る子から声をかけられた。
でも、太陽を見つめ続けたせいで顔がよく見えない。
あと少し、あと少しと目を細めども相手の顔が見えない。

「平気?」

「あ……すみません。さっき太陽を見続けたせいで、目の前がぼけてるんです」

「そっか」

納得してくれた。
それでもはやては目を細めるのを止めない。
少しずつ、見えてきたような気がした。

「えっと……」

「折角来てくれたんだから、話を聞いてくれるかな」

「は、はぁ……」

「実はね。僕魔法使いなんだ」

「(きちがいか!)」

しかし、ようやく太陽の暗がりが瞳の中から抜け落ちて少年の顔が見えた時。
はやては思わず肯定してしまった。少年の髪は日本人ではありえぬ金。風貌は優しそうだった。

――騙されてもいいと思ったのは、内証である。
そして関西人らしく阿呆ちゃうんかと自分自身に突っ込むのだった。
心の中で。

「数百年前にある一冊の本が生まれた。その本は夜天の書と呼ばれ後の世に古い魔法を知らせる
素晴らしいものになる筈だった」

少年はベンチから立ち上がると海を望める手すりへと歩み寄る。

「でも人間の傲慢さで、いつしか夜天の書は闇の書と名前を変えて呼ばれるようになってしまった。
自己防衛。無限転生プログラムを兼ね備えた最悪のロストロギアにね」

波打ち際の飛沫が聞こえる。
ただ、黙って聞いていた。

「闇の書は無限転生プログラムで倒しても倒してキリが無い。10年に一度、現われては倒され現われては倒されを繰り返した。
被害総数は不明だけど、多くの死者と二つの惑星を死の星に変えてる。10年前、魔法の世界で悪い人達を取り締まる時空管理局は
被害を出しながらも闇の書を転生させた。でね。今回の主は君だったんだ」

口をあけて黙って聞く。頭の中では信じきれずにいる。馬鹿かこいつとも考えている。
話している内容がなんとなくは解っても、はいそうですかと納得はできなかった。
少年は話を続ける。

「10年に一度。闇の書の主が選出される。その度に多くの人が死ぬ。主となった人も含めて」

納得はできないがなんとなくは解るはやては、口元に嘲笑いの笑みを浮かべた。

「私。死ぬんか」

「いいや死なない。例外もある。闇の書の主が自ら闇の書を破棄した場合は助かる」

「私、そんな本見た事もないで」

「ううん。あったんだよ。君の家の本棚の中に」

それを言われると何故かゾッとした。気がした。読んでいない本や触っていない本は大量にある。
その中に混ざっているとしたら……?唇をきゅっとかみ締めて、拳を固めて抗った。半分つくり話と思いながらも乗ってみた。
本当と信じる心も芽生えていた。

「で、でも捨てればええんやろ?」

262サンポール:2012/03/20(火) 13:23:11 ID:kDRUDgxs
「ああ、ごめんね。闇の書はもう君の家の本棚にはない」

二転三転する。苛立ちが少し浮かんだ。

「無いん?」

「うん。僕が処分しちゃった」

うん。僕が処分しちゃったんだうん。僕が処分しちゃったんだうん。僕が処分しちゃったんだと頭の中で反芻させてから
ある言葉が浮上した。闇の書は家の本棚にあったらしい。でも処分したらしい。

「不法侵入かいな」

「ああ、ごめん。君の家には入ってないよ。
君の家の前から座標を指定してね。闇の書を太陽にまで転送したんだ」

「………………」

口をぽかんと開けて呆然とする。
太陽?
転送?
闇の書?

そんな事を言われても信じられるわけが無い。
鼻で笑う。

「自分、頭大丈夫か? 医者行ったほうがええんちゃう?」

地球から太陽まで時速100kmで行くとどれほど時間がかかるかお解かりだろうか。
170年だ。少年も苦笑した。

「酷いな。頭は大丈夫だよ。話を最初に戻そう。グレアムだけど、あの人はね。
さっき出た時空管理局のお偉いさんなんだ。実はね」

また、はやては黙って聞いた。

「この星の英吉利出身らしいけど……10年前の闇の書事件に遺恨があったらしくてね。
ずっと追ってたんだって。それで、何年前か知らないけど君が主になる事を突き止めた。
だから資金援助してたんだと思うよ」

顔が、卑屈に歪んだ。

「……何なん?」

「この国だと子供が一人暮らしなんてなんてありえないよね。不思議に思わなかった?」

そんな事言われるまでも無い。

「何なんよ」

腹の中で屈辱が歪んだ。

「言い方が悪いと、君はグレアムに飼い殺しにされてたんだ。きっと、闇の書が発動したら君は」

「さっきから黙って聞いてれば一体何なんやお前はッ!!!!!」

怒声が周囲に広がった。両手は車椅子のフレームを握り締めていた。
いつの間にか太陽に焼かれた視界は明瞭となり、目の前ははっきりと見える。
少年は表情を崩さなかった。

「さっきも言ったけど、僕は魔法の世界の住人だよ。名前は、ユーノ・スクライア」

「何なのあんた……」

「僕がしたい事は二つ。一つははやてに全部知ってほしかった。
もう一つは、後で言う」

「……ええやろ戯言にもう少し乗ったるわ。
今の話が全部本当ならグレアムおじさんは今何してんねん」

「管理局に拘束されてるんじゃないかな。言い方を変えると犯罪者になったわけだし。
もう二度と、君が接触する事はないと思うよ」

「……グレアムおじさんは私を殺そうとしてたっていうんかい」

「少し違う。あの人は闇の書が覚醒した状態の君を永久凍結させるつもりだったんじゃないかって。
局の人は言ってたよ」

「凍結……?」

「そう。闇の書も、主である君も活動を停止してしまえば転生されずに済む。
君一人の被害で万事解決になるっていう寸法。だと思う」

「………………」

嘘だと叫びたかったが、グレアムからの手紙を思い出すと何も言えなかった。
しかしはやてはすがった。

「あんた……グレアムおじさんに何かしたとちゃうやろな」

「……ん?」

「私やあの人の今を壊そうとしたとか」

「足」

ユーノの一言にはやては言葉を止めた。

「病気の進行止まったよね?」

「……………」

YESだ。
はやては胸の中で肯定した。ユーノも続ける。

「きっと五ヶ月ぐらい前だよね。
君の病気だけど、あれは闇の書が君の身体を蝕んだ結果だ。
僕が、闇の書を処分したのも、丁度五ヶ月ぐらい前」

「………………」

それもYESだった。

263サンポール:2012/03/20(火) 13:23:51 ID:kDRUDgxs
なんと言えばいいのだろう。何を言えばいいのだろう。はやては何も信じられずに沈黙した。
よく考えれば、手紙のやりとりはあっても、グレアムとは一度も会ったことがなかった。
言い返せない。やや俯く。一気に暗い気持ちに覆われた。嘘だと思いながらも何がなんなのか解らなくなった。

「嘘やろ?」

「……………」

「全部嘘やろ?」

「……………」

「なぁ」

「…………」

「なぁッ!!!!」

嘘だといってほしかったのかもしれない。何がよくて何が悪くて……ファンタジーの世界が目の前に現われても、
素直に喜べなかった。はやては知っている。海は砂浜の一粒の砂がなくなっても困らない事を。

「僕が君に提案したい事がある」

俯いて足元を見る視界に、掌が差し出された。
顔を上げる。

「僕と一緒に魔法の世界に来てほしい」

「…………」

「もちろん、拒むこともできる。でも、できれば、僕は一緒に来てほしい」

はやては今の生活を続けられない。いずれ途切れる。そして児童施設にでも入って、
学校行かせてもらって、頑張って就職して、運がよければ結婚して、できれば子供生んで、おばあちゃんになって、死ぬ。
そんな人生。長い沈黙が二人によりそった。

「…………答えは保留にさせてほしい。……ちゃんと答える。
でも、教えて欲しいことがあるんよ」

「ん?」

「一つはな、魔法の世界行く前に見せてほしいんよ。ええと……君、名前、何だったっけ」

「ユーノ」

「………せやった。ユーノくん。
ちょっと突飛すぎる話やから、私は君が魔法世界の住人言うんが信じられなくてな。今どかーんと魔法言うのを見せて欲しい」

「それでいいの?」

はやては軽く、鼻で笑った。

「君もいっこ言ってへんし後で言うわ」

ユーノも笑った。

「うん。解った」

ユーノははやてに手を伸ばす。はやても、それを掴んだ。
互いの手が握手のように交わされると、ユーノははやてを引っ張った。

「!?」

当然、身体は車椅子から離れ体はユーノに寄りかかる形になる。

「な、何するん!?」

「見てて」

驚きと困惑に浸りながらも、車椅子を指差される。そのまま、3、2、1のカウントと共に。
目の前にあった筈の車椅子は目の前から消えうせてしまう。目が点になるはやてだった。

「……何、なんの手品や!?」

「いや、今の魔法だけど」

「ほんまかいな……っていうか私の車椅子何処行ってもーたん?」

「あ、君の家の玄関に送ったから大丈夫」

「あ、そ……」

少し心配するはやてだった。

「さ」

「?」

「次は何処に行く? 場所を行ってくれれば、この惑星の中ならどこへでも行けるよ」

「……車椅子みたいに?」

「そう。飛んでいく事もできるけどね」

少し目を丸くする。

「飛べるん?」

「飛べるよ」

「じゃー富士山のてっぺんいこか」

「フジサン、フジサン……」

ユーノは片手ではやてを抱えながら、片手で光学端末をいじくる。
明らかに地球にないものを目の当たりにし、はやても覗き込む。

「何これ? すんごいパソコン?」

「そんな所。じゃあ行こうか」

「あ、ごめん」

「?」

「飛んで行ってや」

264サンポール:2012/03/20(火) 13:24:33 ID:kDRUDgxs


悪戯小僧の笑みで、はやては笑う。
ユーノも思わずふきだした。

「了解」

そのまま、二人の身体は浮き上がる。

「うぉー! すごー! ほんまや! ほんまに飛んだーーー!! 飛びよったーー!!」

叫びまくるはやてに苦笑いをしつつ、はやての身体と自分の身体をバリアジャケットでくるむと一気に移動を開始する。
飛んでるがなーと絶叫するはやてを脇に抱えたまま、ユーノは鳴海から太平洋沿いを飛びそのまま富士山に直行した。
頂上についた時。吹きすさぶ風と共に周囲は薄暗くなっていた。

「到着、っと」

一面凍っている。しかしはやては黙ったままだ。感無量、と言わんばかりに満足げな顔をしていたが
しばらくすると周囲を見渡す。

「なぁ?」

「ん?」

「私、今私服やねん。でもなんで寒くないん? おかしいやろ。もう春も終わるけど富士山はいつでも寒いって……」

「魔法で調節してるだけだよ。右手の掌だけ温度さげようか」

「んん?」

言われるがまま、手のひらを見つめると、暖かさが消えうせ冷たさが一気に広がる。

「寒ッ! ちょー寒!
わわわ解ったもうええもうええわ戻したって!」

手をこすりあわせながらてんぱるはやてに苦笑する。

「すんごいなー魔法っちゅうのも……あ、ユーノくんも魔法使ってんのやな」

「僕だって魔法がなかったら凍え死んじゃうし」

そう言いながらユーノは苦笑し、次のリクエストを尋ねると世界遺産を次々とあげられ、いくつも巡る羽目になった。
中国、アフリカ、ヨーロッパ、アジアと転送魔法で次々と移動し誰の目線からも見た事無い絶景にはやては大はしゃぎ。
でも、最後の最後で希望した場所で、はやては吐息を落とした。

「?」

「夢みたいやー。こうやって世界遺産をガーーッと巡れるなんて夢みたいや。
ほんまに。あああかん、もしかしたら私夢見てるのかもしれへんな」

両手で顔を覆う。

「夢じゃない」

そこだけ、ユーノはきっぱりと否定した。真面目な顔で。
そして真面目な声だったので覆っていた手を離す。

「夢じゃないよ。僕も、魔法も、本物だ。
ねえ、僕がしたい事後で言うって言ったよね」

「あーそういえばそんな事も言ったなぁ」

世界遺産めぐりで欝モードが半ば払拭しかけたおかげで忘れていたともいう。
でもユーノは真面目な顔だった。

「僕はね」

「ん?」

顔を真っ赤にしてちょっと、頑張ってる男の子の顔だった。

「はやてが欲しい」

「…………」

まさかの告白に、はやては固まった。
顔も悪くない。
性格もよさそう。
魔法の世界も面白そう。
現状打破にはよさそうだ。

などと思っていると、ユーノの顔が迫った。何かを言う前に、はやてはユーノの腕の中で逃げる事もできず
唇を奪われた。大胆な少年である。

265サンポール:2012/03/20(火) 13:25:49 ID:kDRUDgxs
以上です。

266名無しさん@魔法少女:2012/03/20(火) 15:22:33 ID:umbe0R5I
>>265
投下乙。
何かグレアム呼び捨てな所とか、口調が某ヒーローの初期の右側みたく感じましたが、
最後が唐突且つ直球だった!(笑

267名無しさん@魔法少女:2012/03/20(火) 20:12:08 ID:.3oeOaRE
>>265
いったいユーノは何処ではやてのことを知ったんだろう?
でも続きが気になる引きでした。GJ。

268名無しさん@魔法少女:2012/03/20(火) 20:20:25 ID:YAUid6Dw
>>265
ユーノ君に何があったー!?
何はともあれGJ。続き気になるわ、すごく気になるわ……!

269名無しさん@魔法少女:2012/03/20(火) 21:22:08 ID:whFIKa5s
続きが気になってたが、やっとキター
この後の展開の予想がつかん

270名無しさん@魔法少女:2012/03/21(水) 08:25:24 ID:zgrB.SrI
このユーノは現地少女の手を借りずにジュエルシードを集めてそう

271名無しさん@魔法少女:2012/03/21(水) 22:11:57 ID:kf/RjFCM
使い古されたネタかも知れないが
本編終了後のクアットロが体重が増えているネタで
凌辱物書いてくれないかな〜

272名無しさん@魔法少女:2012/03/21(水) 22:40:00 ID:26YNGTRg
女性に対して積極的なユーノか…
というか、遠慮が無いんだな。スクライアが一夫多妻OKとかそんなだったりして

273名無しさん@魔法少女:2012/03/21(水) 23:21:25 ID:RuNNJI0Y
>>271

ど、どうやって体重と陵辱が絡むんだ?

274名無しさん@魔法少女:2012/03/21(水) 23:23:55 ID:/yLdUFTI
陵辱の結果、約十ヵ月後に体重がおよそ10キロ増えるとか?

275名無しさん@魔法少女:2012/03/22(木) 00:18:33 ID:O4Sc0JjQ
>>274
いやその体重の増え方はおかしい

276名無しさん@魔法少女:2012/03/22(木) 01:14:48 ID:TmZVF0mc
クアットロの能力って幻術だっけ?
クアットロとティアナの化かし合い合戦凌辱編とかないかな

277名無しさん@魔法少女:2012/03/22(木) 01:30:48 ID:xiHrfAgA
>>276
クアットロがティアナを幻術で騙して陵辱するのなら読んだことある
つ EPの640氏の「魔法少女リリカルなのはstrikersパートナー」

互角の化かし合いは見たことないな、あったら面白そうw

278名無しさん@魔法少女:2012/03/22(木) 07:08:18 ID:fxKcyLIA
出産のころの女性はおよそ10キロ体重が増えると聞いた覚えが。

279名無しさん@魔法少女:2012/03/22(木) 09:45:21 ID:aoVwnfjw
ややこに加えて脂肪と乳房の増量があるしそれぐらいはいってもおかしくないわな

280名無しさん@魔法少女:2012/03/22(木) 14:54:47 ID:mCGO0.Og
つまりクアットロは
陵辱→調教→妊娠→妊婦プレイ→出産プレイ
……管理局の闇は、今もなお我々の想像よりはるかに深く暗いのか。

281名無しさん@魔法少女:2012/03/22(木) 15:43:29 ID:O4Sc0JjQ
クアットロは子供が生まれても虐待(特に精神的な)する未来しか見えない
妹達への思いを見てると、あれに母性があるとはとても思えんよ……

282名無しさん@魔法少女:2012/03/22(木) 20:23:56 ID:1/e//eJE
ヴィヴィオを助けられなかったなのはさんが病んでクアットロ凌辱とか誰か書かないかな・・・
いやそもそもクアットロの凌辱に本当に需要はあるのか

283名無しさん@魔法少女:2012/03/22(木) 20:48:14 ID:byrbt2ck
供給が需要を生むんだってどっかのエロい人が言ってた

284名無しさん@魔法少女:2012/03/22(木) 23:46:56 ID:x6ripkhY
いいんだよ、おっぱいおっぱいおしりふともも言っておけば
アナル調教されるフェイトとレヴィなんて最高だろ?
あとディアーチェの出番はもっとあって然るべきと思うんだ

285名無しさん@魔法少女:2012/03/23(金) 02:35:40 ID:rR/vTYMo
貧乳っ子が乳首だけでイケるように処女調教されるのが好きだ
特にアリサとかディアーチェみたいな気が強い娘をやだやだ泣かせながら絶頂させるシチュがたまらない

286名無しさん@魔法少女:2012/03/23(金) 12:18:43 ID:wXvnSW8w
統べ子がユーリにおっぱいちゅうちゅうされるとか
ユーリのはただくすぐったいだけだが、途中参加のシュテルんはわざと歯を立ててアンアン言わせたり

287名無しさん@魔法少女:2012/03/23(金) 12:36:31 ID:rtz0c5v.
>>285
「わ、我は絶頂など……ひぐっ!」
「や、やめろ、動いてなどおらぬ」
「こ、これは……我の意思では……ふぁっ……」

 こうですか?

288名無しさん@魔法少女:2012/03/23(金) 17:15:07 ID:igAQ3v0M
シュテルはマテリアルの中で性的にも優位なイメージがあるのはなぜだろう
ゲームで仕切っていたからか
しかし普段はレヴィのアナルを開発しながら、惚れた相手の前ではもじもじするギャップがあればご飯おかわりできる

289名無しさん@魔法少女:2012/03/23(金) 22:15:09 ID:w2bzhpwQ
「……その………よろしければ使ってください」
と、惚れた相手の前でもじもじしながら
レヴィのアナルをクパァするシュテルんですね。
解りますん。

290名無しさん@魔法少女:2012/03/23(金) 23:06:07 ID:QtpyIF5g
シュテル「前は処女ですが・・・後ろでは何度でもイケる淫乱なんです・・・」
(レヴィのアナルからアナルビーズを抜き出しながら)

291名無しさん@魔法少女:2012/03/24(土) 01:12:01 ID:YySyiehY
お前らほんと尻が好きだな

292名無しさん@魔法少女:2012/03/24(土) 02:04:04 ID:N3R8v.Lo
ダークナイト・シュテるん

293名無しさん@魔法少女:2012/03/24(土) 12:16:50 ID:7KG3P3lU
>>291

失敬な! ちゃんとおっぱいも好きだぞ!

294名無しさん@魔法少女:2012/03/24(土) 22:10:53 ID:CHvAIQ4Y
明日開催のリリカルマジカルに初参加仕様かと思ってるんだけどトップページに書いてあるように当日カタログ買えるよね?

295名無しさん@魔法少女:2012/03/24(土) 23:42:24 ID:fUZ7ffck
>>294
買える。
初参加なら開場時刻丁度位に行くのがお勧め。

スレ違いなんでこれ以上の質問は同人板へ

296名無しさん@魔法少女:2012/03/25(日) 00:41:22 ID:gPqZvdhw
>>295
有り難うそれだけ教えてもらえれば大丈夫
初参加だし取り敢えず適当にブラブラします

297名無しさん@魔法少女:2012/03/25(日) 04:37:59 ID:L2klzgzs
素朴な疑問、使い魔って制作後に生殖行為で子供できるのだろうか?
動物の姿じゃなくて人間の姿で

298名無しさん@魔法少女:2012/03/25(日) 05:03:43 ID:kJpdhA4c
>>297
性行為可能かどうかはわからないが妊娠したりさせたりはできない

299名無しさん@魔法少女:2012/03/25(日) 05:41:40 ID:L2klzgzs
そうか、妊娠リーゼ姉妹はできぬか……

300名無しさん@魔法少女:2012/03/25(日) 09:16:39 ID:C896XRSs
>>298
公式がそういった情報を発信するのはどうにも違和感があるんだけど…
Nanohawikiで調べてもそれっぽい情報はヒットしなかったし…よければわかるのならソース教えてくだしあ

301名無しさん@魔法少女:2012/03/25(日) 09:46:16 ID:v3POptvk
都築氏が昔にWEB拍手回答で通常繁殖はしなさそうとは言ってたな
WebArchiveで2005年末あたりをあさると見られるけど

■>> 純粋な質問ですが、ホムンクルスのフェイトや一度死んでいるアルフには生殖能力(繁殖能力)はあるのでしょうか?
 大魔導師であるプレさんが、自分の娘の復活のために作った素体、
 機能的には「普通の人間と違うところなどなに一つない」というのが、なんだかいろいろと収まりが良くないかしら。
 使い魔は基本的に通常繁殖はしなそうな気配ですが。由来や製造時の構築法によるのかも。

302名無しさん@魔法少女:2012/03/25(日) 09:53:50 ID:Eb6fTiMM
よかった。妊娠しないフェイトそんはいなかったんや・・・

303名無しさん@魔法少女:2012/03/25(日) 10:08:51 ID:S3DneQd.
>>281
そもそもナンバーズで子育てがちゃんと出来そうな子はいるのか?

それはそうと日々夫と子供からDVをふるわれて衰弱し他の男と肉欲に溺れるクアットロマダー

304名無しさん@魔法少女:2012/03/25(日) 10:24:38 ID:k8FPjh3o
>>297
ゾンビとHして子作り出来ますか、というようなもん

渋見てたら18禁大人アルフ×ショタユーノ本が出るらしい…でも行けない…
通販されないかなー…ギンエリとかフェイエリとかでも良い作品あったから…

305名無しさん@魔法少女:2012/03/25(日) 11:13:19 ID:dUzGeY2E
>>303
パッと見ひとりでもできそうなのが1番2番?
誰かに手伝ってもらってもあやしそうなのが347番
後はとりあえず手伝ってもらえばなんとかなるんじゃね的な判断をしてみる。

306名無しさん@魔法少女:2012/03/25(日) 14:44:56 ID:rgfYvS6c
>>102
超遅レスだが返さずにはいられなかったw
パトレイバーネタとか何という俺得……。

307名無しさん@魔法少女:2012/03/26(月) 13:23:11 ID:c91k2PHM
>>281
チンク姉は苦労するけどなんやかんやで出来てディエチは普通にこなせそう

308名無しさん@魔法少女:2012/03/26(月) 16:49:19 ID:.WQzo20M
>>307
弟子四人組への対応とか見てると、ノーヴェもなんだかんだ言って良い母親になりそうな気がするな

309名無しさん@魔法少女:2012/03/26(月) 18:49:01 ID:14mToSs.
親になるのに資格はいらない。だが覚悟は必要って何かのラノベであったな…。
今でこそなのはママフェイトママだけど…
えっと……親って、どんなもんだっけ…?

310名無しさん@魔法少女:2012/03/26(月) 19:07:16 ID:0mtIvhW.
「自分にもこんな感情があったのか」
と当惑しながらも子育てに勤しむクアットロとかいいなー

311名無しさん@魔法少女:2012/03/26(月) 19:08:02 ID:QV36PyFI
>>233
大変遅まきながら202です
なんちゅう……なんちゅうモンを書いてくれはったんや……そりゃあもう経験豊富なヴァイスもワオーンだろうさ……!!
堪能させていただきましたGJ!

312名無しさん@魔法少女:2012/03/26(月) 19:56:10 ID:c91k2PHM
クアットロとか親になったら丸くなっていい人になるかもよwww

313名無しさん@魔法少女:2012/03/26(月) 20:15:25 ID:kSQUOAEo
>>312
理由は不明だけど檻の中で丸くなっている
理由は不明だけどね

314名無しさん@魔法少女:2012/03/26(月) 22:27:21 ID:M.bshLPs
モンペのクアットロくるな

315名無しさん@魔法少女:2012/03/26(月) 22:33:34 ID:0mtIvhW.
クアットロが農家の嫁…その発想はなかった

316名無しさん@魔法少女:2012/03/26(月) 23:09:38 ID:.WQzo20M
>>313
クアットロって公式設定で獄中で一時期激太りしてたらしいな。Xの時期にはダイエットに成功してたみたいだけど。

317名無しさん@魔法少女:2012/03/26(月) 23:43:39 ID:L47euSuM
そんなにクアットロの話題で盛り上がらないでくれ……
またクアットロSSを書きたくなってしまう……

318名無しさん@魔法少女:2012/03/26(月) 23:51:01 ID:Qq16KwEY
なのはの砲撃を受けつつもなんとか逃れてスカリエッティ・クローンを出産
しかしいつまでたっても記憶も発言せず成長も通常、砲撃の影響で正常なクローンとしてはならない
その中でだんだん子育てによって感化されていき・・・って夢を昔みた

319名無しさん@魔法少女:2012/03/27(火) 06:33:16 ID:l3YoSRNc
>>316
ちょっとkwsk
スカに面会に来たユーノに一目惚れしてダイエットを決意するクア、という話を誰かに書いてもらうかもしれん

320名無しさん@魔法少女:2012/03/27(火) 08:24:34 ID:vcsMOHlk
激ってほど太ったとは言われてないが
あと監獄組は全員バラバラだから他者に会いに来た人間に会うことはまずありえん

321名無しさん@魔法少女:2012/03/27(火) 11:29:29 ID:VtlFE6Qg
>>319
まずユーノは何が目的でスカに面会を求めるんだよw
公式では接点ない……よな?

322名無しさん@魔法少女:2012/03/27(火) 11:53:52 ID:NMhF9uqM
>>321
んな事言ったら保管庫にあるなのは×スカとかユーノ×スバギンも、公式では直接会ったりとかないけどな。
2次SSだとヴィヴィオ絡みで会うのはあるが、なのフェが面会するのは見た事ないな。
二人が保護者の筈なのに、何故かその場が想像つかないが…。
あ、主要メンバーが最早脳筋状態だからかw

323名無しさん@魔法少女:2012/03/28(水) 01:06:13 ID:kdZcT5FU
>>321
そんなもんは妄想で補うんだよっ
クアットロの情報処理能力を見込んで更生プログラム受けるよう勧めにきたとか
そんでクアットロに一目惚れするユーノ

324名無しさん@魔法少女:2012/03/28(水) 01:22:26 ID:0IFSdHxU
え、俺この話題になってからヴィヴィオとなのはの事に関して一応の謝罪を要求するために
「物理的に10kg」転送魔法で腹の中にブチ込んで拷問するユーノ妄想してたんだけど

325名無しさん@魔法少女:2012/03/28(水) 09:14:15 ID:KYSBOtgI
>>324
よいおとなのためのえほんしりーず
「あかずきんちゃん」
配役
赤頭巾:ユーノ
母親:フェイト
おb…母親の母親:リンディ
狼:クアットロ
猟師:なのは

結論:どう足掻こうが喰われます

326名無しさん@魔法少女:2012/03/28(水) 10:14:44 ID:92ZFgDeE
よいおとなのためのリリカルえほんしりーず
「シンデレラ」


「フェイト、遊ぼうよー」

年上の義理の姉だけどフェイトちゃんよりもロリなアリシアさんとレヴィさんは、掃除中のフェイトちゃんのお股をいぢって邪魔をします

「フェイト、言いつけた掃除が済んでいないわよ」

継母のプレシアはムチでフェイトちゃんを叱ります

今日はお城で舞踏会。みんなはきれいなドレスで着飾ってお出かけですが、フェイトちゃんはお留守番です

「ではお留守番をお願いフェイト。寂しくないように縄で縛っていってあげるわ」

「たのしめるように、お股にろーたーを入れていってあげるね」

「それだけではだめよ。フェイトはおしりも一緒じゃないと満足しない淫乱なんだから」

猿轡までつけられて縄で縛り上げられたフェイトちゃんは、前後でうねるおもちゃを咥えながら家を出ていく母と姉を見送ります

「やあ。魔導師じゃない魔法使いのクロノだ。舞踏会に出れるようコーディネイトしてあげよう。報酬は尻でいい」

そんなフェイトちゃんのまえに黒い魔法使いが現れて、ボンテージっぽいドレスを仕立ててくれました
けれど、それはとてもシュミがよいということで、前後に入れられたおもちゃは取ってくれませんでした

「十二時になると魔法が解けて全裸になるから注意だ。さあ尻を出せ」

お城の舞踏会に参加したフェイトちゃんは、そのエロいオーラを嗅ぎつけたなのは王子様の目に留まり、ダンスに誘われます
突き抜けたドレスとお股におもちゃ咥えながらみんなの前で踊るというのは完全に羞恥プレイです

夢のような時間でしたが、十二時が来れば魔法が解けてしまいます
フェイトちゃんは王子様の漢度に惚れながらも、お城をあとにしなければいけません

走り出すフェイトちゃん
追いかけるなのは王子様
途中、フェイトちゃんはわずかにつまずいて靴が片方、脱げてしまいます

なのは王子様は靴には目もくれませんでした

「な……バインド!?」

「知らなかった? 王子様からは逃げられないの」

隙を見せたフェイトちゃんを亀甲に縛り上げたなのは王子様に、フェイトちゃんは捕まってしまい、ずっとお城で幸せに過ごしましたとさ

おしまい

勢いで書いた。反省はしている

327名無しさん@魔法少女:2012/03/28(水) 10:16:01 ID:LyVL4.ww
銀頭巾(シルバーケープ)被ったロリットロが巨大フェレットに喰われるとな

328名無しさん@魔法少女:2012/03/28(水) 10:58:55 ID:0fsXTAX.
>>326
すごい……シンデレラ、王子、魔法使いの乱交フラグ…です



「…ぁ…ぐっ、ふぅぅ……!」
「王子のお嫁さんに手を出そうだなんて良い度胸なの」

 わざとらしく語尾に「なの」とつけ、いつも通りの可愛らしい王子のふりをして、王子は彼をなぶり続ける。
 彼女の白い指が、魔法使いの尻から突き出る無骨な張り型をまるでレバーを握るかのように動かしていく。

「お尻が気持ち良いだなんて、フェイトちゃんみたいにへんたいさんなんだね」
「っ、あっ……ちがぅ……」
「違わないよね? フェイトちゃんのお尻を犯そうとしていた時よりここ、気持ち良さそう」

 そう言って、なのはの手のひらが、もう何度達したかわからないモノを扱きあげた。彼女の手のひらがはしたなく溢れた精液にまみれ、自分で触れたにも関わらず、なのはは顔をしかめた。

「きたない」

 塵でも見るような目で蔑む。可愛い「少女」の口から発せられた言葉に、背筋に衝撃が走る。
 今まで知らなかった快楽に、クロノは男のモノを模したモノを加え込んだ場所が強く収縮していくのを感じた。

「ふっ…ん、ん、んっ……」

 快楽が止まらない。今まで、散々他人を弄んできたモノがビクビクと震え続ける。出した精液を尻に塗りつけられ、ひんやりとした感触に、そんな無様な姿を見られることに、からだは快楽を覚えた。

「ん゛ん゛ん゛っ、ぅーっ、ん゛ーっ!!」
「待ってて、フェイトちゃん。今日は淫乱さんが二人もいて大変だから、少しオモチャで我慢してて」


 自分とは違い、自動で震え続けるバイブやローターを膣と尻に入れられよがり狂うフェイトの姿を横目に、クロノは自然と腰を動かしていた。
彼は止まらぬ快楽の先に、更なる快楽があることを知っている。
ずっと犯し続け、そこを犯されればどうなるかを彼は知っている。
経験上、そして目の前のフェイトがそれを証明している。


「ん、んっ、んぅっ、んぁああっ……はゃ、く…」


 羞恥と屈辱の先に―――犯され、揺さぶられ、貫かれることに本当の快楽があること。

「ぉか、っふあぁああ!!」
「どうしたの? 聞こえないよ?」
「おか、ひっ…おかっ…してくれ…っ」
「もう一回」
「犯し……てく、れ…んぁああっ」


――――こうして魔法使いはシンデレラ同様、王子様に捕まってしまいましたとさ。めでたしめでたし。





こうですかわかりません><

329名無しさん@魔法少女:2012/03/28(水) 11:31:57 ID:bP3/6gZQ
一方その頃、御者役になるはずだったネズミ(フェレット)さんは、アドリブで乱交が始まったとも知らずに畑でシンデレラを待ち続けているのでした。

330名無しさん@魔法少女:2012/03/29(木) 00:55:35 ID:wHosyqW6
待っていたら、猫姉妹に性的な意味で餌食にされるのか

331名無しさん@魔法少女:2012/03/29(木) 02:32:29 ID:97Yc4kg2
>>330
だめ、御者さんもわたしのものなの

332名無しさん@魔法少女:2012/03/29(木) 02:43:15 ID:p7/jpapA
>>331
美由希姫(○十五歳)「そういうワガママはいけないぞー、なのは。大丈夫、私がおいしく頂いとくから」

333名無しさん@魔法少女:2012/03/29(木) 07:48:24 ID:16.tBC02
原典通りに童話を演(ry
でもさ、お菓子の家の話ってどっちにしてもお婆さん殺s(ry

なのはさんに似合うのは桃太郎かな、原典の

334名無しさん@魔法少女:2012/03/29(木) 18:32:02 ID:bYvwtC1U
童話をここまで上手に改変できるとは……もしやあなたは天才か!

それはそれとして久しぶりに投稿です。
相変わらずの非エロなので、苦手な方は読み飛ばしてください。
プリシアママン主役です。

335幸せの在り処:2012/03/29(木) 18:32:47 ID:bYvwtC1U
 始まりは、一冊の週刊誌からだったのだ。



ママンのペット奮闘記



「ペットはお子様の情操教育に最適!一家に一匹、ペットを飼いましょう」

 何気なく読んでいた週刊誌の一文を目にしたとき、私は天啓を受けたとすら感じた。

(そうだ、アリシアのためにペットを飼ってあげよう)

 研究者という仕事上、どうしても家を空けてしまう日がある。今まで、最愛の娘を、一人家に残してしまうことを非常に悔やんでいたが、もしペットがいれば、あの子も寂しくないだろう。
 しかも、情操教育もかねることができるのだ。

(そうだ、そうしよう!)

 とりあえず、まずはアリシアがどんな動物が好きなのか聞いてみよう。
 明日は、折りよく休みの日だ。早速ペットショップへ連れて行こう。久々の娘とのお出かけになるし、一石二鳥とはまさにこのことだ。
 私は、自分の思いつきにすっかり満足し、鼻歌を歌いながら研究に戻っていった。



 そう、私はこの考えが最高だと考えていた。

「山猫がいい!」

 娘が、そんなおおよそ不可能なことを言い出すまでは。
 どうやら、今、テレビに写っている番組に影響されてしまったらしい。

「…猫じゃ…駄目なの?」

 実現可能な方に誘導しようと、おそるおそる提案をしてみる。

「いや!山猫なの!!山猫ってすごいんだよ。とってもおりこうで………」

 目を輝かせながら、テレビからの受け売りを話す娘を見て、明日は大変な一日になるであろうことを覚悟した。

(それにしたって、山猫なんてペットショップに売ってるのかしら)

336幸せの在り処:2012/03/29(木) 18:33:33 ID:bYvwtC1U
「すいません、普通の猫ならいろいろな種類を置いているのですが…」

 案の定だった。
 山猫を飼うことができないと知り、アリシアはずいぶんとおかんむりだ。他のペットなんていらないと言う。
 泣いている娘を、なんとかペットショップから連れ出し、テラスで外食をすることで機嫌をとることにした。

(どうしたものかしら)

 自分としても、できる限り娘の望みを叶えてやりたい。しかし、山猫を手に入れるつてなど自分が持っているわけではない。
 なるたけ山猫に似ている種類の猫で妥協してもらうしかないだろう。
 そんなことを考え、隣で涙目のままハンバーガーを食べている娘に目を移すと、いつの間にか姿が消えていた。
 顔から血の気が引き、慌てて辺りを見回すと、少し離れた場所で、何かをあやしている娘の姿が見えた。

「どうしたの、アリシア?母さん心配しちゃったじゃない」

 遠くへ行ってはいなかったことに安堵しながら、そう小言をもらすと、アリシアはあやしていたそれを手の中に抱き、わたしに見せてきた。

「見て、山猫!!」

「へっ?」

 われながら間抜けな声を漏らしたものだと思う。
 それもしょうがないだろう。ここは都会のど真ん中である。どう考えても山猫が住んでいるような場所ではない。
 しかも、娘が手に抱えている動物は、間違いなく山猫だった。
 首輪もついていない。山猫が、一人で街中にこれるはずも無い。心無い人間に捕獲され、そして捨てられたのだろう。
 ぼろぼろになっているその姿は、痛ましさと捨てた人間への怒りを思い起こさせた。

「ねえ、ママ、この子飼ってもいい?」

 不安げに、自分を見上げてくる娘に、私は笑顔で了承した。

 後悔は無かった。

 その夜、私の寝顔の上を駆け回るまでは。



 それからは、後悔の連続だった。
 お尻から、自分の二の腕ほどの長さもある虫を取り出した日は、食事をする気がしなかった。
 毎日のように、糞とゲロの後始末をしていると、自然と涙があふれてくる。
 貴重な本が、何冊か、つめを立てられてビリビリに破かれた。
 夜、顔の上で暴れられ、たたき起こされるなど日常茶飯事だ。
 風邪を引いたときいて、薬を手に入れるため走り回り、怪我をしたと聞いては、獣医に頭を下げた。

 リニスと名付けられたその山猫を飼ってから、私の怒鳴る機会が千倍に増えたと思う。
 研究の疲れに、ペットの世話が増えるというのは、正直耐え難い。

 それでも、捨ててしまおうとは思わなかった。

 それは、その子と一緒にいるときの娘の、アリシアの本当に心からの笑顔と―――

 ―――幸せそうに擦り寄ってくるリニスの姿のおかげだったのだろう。

 そんな時は、いつも怒鳴りつけていることも忘れ、頭をなでてしまう。
 どれだけ暴れられると分かっていても、一緒に寝るときに、同じ布団に入れてあげていた。胸に顔をうずめ、私のあごをペロペロとなめてくるリニスを見ると、それまでの疲れが無くなってしまったように感じられた。

(お休み、私のもう一人の……)

337幸せの在り処:2012/03/29(木) 18:34:13 ID:bYvwtC1U
「ねえ、プレシア……私はやっぱり……幸せでしたよ……?」

 「リニス」が、いつものように愚かなことを言っている。
 幸せであったはずが無い。私はこの子を捨てたのだから。

 以前のリニスの飼い主がそうしたように。

 あの時は、ボロボロになっていたあの子を見て、怒りすら覚えていたのに―――
 ―――今は自ら傷つけている。

(私は、どこから道を間違えたのだろう)

 やってきたことを悔やんでいるわけではない。
 ただ、あの頃の、アリシアとリニスがいた頃の幸せが遠ざかってしまっていることが悲しかった。

(フェイトや「リニス」を認めていればよかったのかしら)

 それは、それだけはできなかった。
 フェイトの性格はともかく、顔立ちは、アリシアに瓜二つといっていい。「リニス」も、リニスを元にしているのだ。似ているのが当然である。
 だからこそ、あの子達を認めることはできなかった。
 もし、認めてしまったら、あの頃の幸せを、否定してしまうのだと思っていたから。代替品でも補えるのだと、そんなことを言われているようだったから。
 だから、幸せになることを全力で否定した。フェイトを、「リニス」を無視し続けた。アリシアが、リニスが、あの子達でなければ、私の幸せは訪れないのだと、そう信じ続けた。

 でも、間違っていたのかもしれない。
 認めることはできなくても、割り切ることはできたのかもしれない。
 ……自分の幸せはもう手に入らないのだと。
 
 結局、私の幸せは過去にしかありえないのだから。

 フェイトと「リニス」の二人を、あの子達の形見として幸せにしてあげることもできたのだろうか。

(まあ、もう叶うことは無いけれど)

 最後の一息だけ、まだ言葉をつむぐことができそうだった。
 フェイトには叶えてあげることはできない。でも、「リニス」には、この最後まで自分を主として尽くし続けた使い魔には、報いてあげることはできるかもしれない。

「私は……」

 でも、何を言えばよいのか分からなかった。
 言葉に詰まっている内に、その一息すら尽きてしまった。

(私らしい最期ね)

 結局、してあげたかったことなど一つも叶わなかった私らしい。
 ただ、それでも私の顔を、泣きながら、笑いながら見つめてくる使い魔を見ることができたことは救いであったのかもしれない。

 言葉として残すことはできない。
 だから、ただ心の中で労った。

(あなたがいて本当に良かった、ありがとう)

 精神リンクで通じたのだろうか。それともそんな力はもう残っていなかっただろうか。
 それを確認することもできないまま、私の意識は風に吹かれて消えていった。





「アリシア、この子の名前はどうする?」

「う〜ん、それじゃあ、リンクス!」

「男の子っぽい名前じゃない?この子は女の子よ」

「え〜、じゃあ、ママはどんな名前がいいの」

「それじゃあねー、リンクスを少し変えて―――



 ―――リニスっていうのはどうかしら」

338名無しさん@魔法少女:2012/03/29(木) 18:38:08 ID:bYvwtC1U
 以上です。
 投稿した後に気がついたこと、最初の投稿でプリシアって書いちゃった。ママンに磔にされてきます。
 それにしてもプレシアさん、基本ボケキャラが揃っているなのポで唯一のガチシリアスでした。
 不覚にも泣いてしまったんだぜ。

339名無しさん@魔法少女:2012/03/29(木) 18:42:52 ID:F5BzitMg
乙でしたー

340名無しさん@魔法少女:2012/03/29(木) 19:34:55 ID:KsOJUyrI
プレシアとリニス、いいよね



341名無しさん@魔法少女:2012/03/29(木) 22:22:50 ID:1wuv4CH6
「ねえ、ママ」
「どうしたの、アリシア?」
「リニスがねー変な声で鳴くのー」
「あ…ええっと、どうしたのかしらね///」
「ヴヴヴナァァーヴゥゥー」

342名無しさん@魔法少女:2012/03/29(木) 22:41:49 ID:lypsM.1o
>>338
最後の余韻がええのう
実にGJ

343ヤギ使い ◆p2QA1mcDKM:2012/03/29(木) 23:04:32 ID:jU93NFcc
なんか本編でティアナの新兵器がバイクと聞き、昨年の秋にあったリリマジ
で出したティアナ本の中で出したネタを今のうちに投下。
エロなし
NGはコテハンで

344ヤギ使い ◆p2QA1mcDKM:2012/03/29(木) 23:07:08 ID:jU93NFcc
『ライディング・スカイ』

 ウィィィィィィィン……
『ハァ…ハァ…』

ウィィィィィィィン……

『ンッ…ンッ…』

 ヒィィィィィイュン……

 カチッ
「…二分二三秒」
「おおっ」
 アルトの速報タイムに、メカニックたちは低く唸るような声を上げる。
『よしっ』
 無線の向こうからライダーも喜びの声を上げる。
「軽く流したら、ピットに戻ってきてね」
『了解です。アルトさん』

 トリコロールカラーに、蛍光イエローのラインが配色されたレーサー型のマシンが、管理局の車両テストコースのピットに戻ってきて、ライダーが下りる。
「もぉ、最高ですよ。アクセル回せばすぐに反応して加速するし、旋回性も凄く良いです」
 そう言いながら、ライダーはヘルメットを脱ぐ。
「そりゃ、ティアナ専用マシンだからね」
 ヘルメットを受け取りながら、アルトはマシンを見る。
「レース用マシンをベースに、ジュエルシードやレリックとかの、ロストロギアを分析した成果から研究された、新しいエネルギー変換技術を応用したエンジンと、マリエル技官が開発した新しいデバイスコアによる、操縦者サポート機能。本当に凄いマシンだよね」
「それだけじゃないですよ。『スカイライダー』はスバルのウィングロードとかを研究して、自分の前後20メートルに足場を生み出し、空中を走ることも可能ですから」
やってきたマリエルは、いつもののほほんとした顔で、自分が開発したデバイス搭載マシンを解説する。
「にしても、その名前を付けてなんでボディカラーが緑とオレンジじゃないんですか」
「それはネタすぎるからと却下されたし、ティアナのバリアジャケットと同じ、白地に赤と青のカラーに、特捜隊員の証のシルバーを入れたカラーリングにして欲しいって、局の上の方から言われてね」
マリエルの言葉に、アルトは自分もネタに考えが向いていることに気づかされる。
「ところでクロスミラージュ。マシンとのリンクはどう?」
『OKです。まるで、自分の体のような感じです』
「じゃあ、次はいよいよ『スカイライダー』を使ってみようか」
そういうと、マリエルはウィンドを開いてティアナにレクチャーする。
「使い方はウィングロードとかと同じで、簡易詠唱で発動して、あとはハンドリングとリンクするようになってるから」
「はい。じゃあ、行きます」
アクセルを吹かせ、ティアナはコースへ出て行き、メインストレートを逆走して最終コーナーまで行く。
『メインストレートの、スタートのところで発動させます』
「了解」
 アルトの返答を合図に、マシンのエグノーストが高らかに響き渡り、最終コーナーからティアナの姿が現れる。
『スカァァイ…ライダァァァッ』
 ティアナの詠唱とともに、マシンが閃光を放つ。
 そして、その光がマシンの前の方に向けて伸びていくと、その上をマシンが走っていく。
「うん。成功だね」
「ですね。じゃあ、軽く回してきたら下りてきてね、ティアナ」
『はい、了解です』

オレンジの光る道を走りながら、ティアナはコースに沿って中空でバイクを走らせる。
「ミラージュ。大丈夫?」
『大丈夫ですが、魔力の消費量が少し大きいですね』
 相棒の言葉に、ティアナも頷く。
 慣れないのもあるだろうが、スカイライダーを発動させてから、魔力消費が大きくなっている。
『う〜ん。発動前に一回はカートリッジをリロードしないといけないかもしれないわね』
無線でやり取りを聞いていたマリエルが、ティアナに運用案を提案する。
『ですね。正直、もうちょっとで魔力切れしそうです』
そう言うと、ティアナはクロスミラージュのカートリッジをリロードしようとする。

 カチッ

「えっ?」
『『えっ??』』
『……マスター、今日はロード出来るカートリッジがセットされていません』
 申し訳なさそうな声色で、クロスミラージュが報告した直後、スカイライダーの光が途切れる。
「し、しまったぁぁぁぁぁぁぁぁっ」

345ヤギ使い ◆p2QA1mcDKM:2012/03/29(木) 23:08:43 ID:jU93NFcc
 足場が無くなったことで、重力に引かれて落下していくティアナとマシン。
『ティアナァァッ』
アルトの叫びが無線機から響くのとほぼ同時に、ティアナはクロスミラージュを起動させて咄嗟に落下予想地点へ銃口を向ける。
 そして、あと5メートルで地面に激突というところで、ティアナは魔力残量が少ない状態から根性で魔法を発動させる。
「クロスファイアァァァッ」
 通常の三分の一の出力のクロスファイアが、コース横のサンドエリアに突き刺さり、地面を爆発させる。
 その衝撃波と爆風によって、ティアナの落下速度が一気に低下し、後輪か着地したマシンは地面にバウンドするように跳ね、その衝撃でティアナはサンドエリアに投げ出さる。
「ティアナッ」
 ピットから走って来たアルトが、真っ先にティアナのもとへ駆けつける。
「痛たたたた…。お尻をぶつけただけなんで、大丈夫です、アルトさん」
 お尻を擦りながらティアナは起き上がると、ヘルメットを外し、ライダースーツについた砂を払う。
「良かった〜〜〜」
 その様子を見て、アルトは胸を撫で下ろす。
「失敗しちゃいましたね」
 そう言って歩き出そうとして、ティアナはよろめく。
「っと」
 慌ててアルトが受け止めたことで、ティアナはこけずに済む。
「魔力貧血ね」
そこに救護隊員とともにマリエルが現れて、ティアナの状態を分析する。
「魔力が少なくなった状態で無理をしたので、貧血状態になってるようですね」
そう言うと、マリエルはスタッフに指示してティアナをストレッチャーに乗せる。
「すみません、私がカートリッジを準備し忘れてたせいで、マシンも……」
「大丈夫よ。ボディに傷がついたぐらいだろうし、ティアナが無事な事の方が大きいから」
 マリエルはそう言って、ティアナを落ち着かせる。
「それに、今回のとこであの子自身にも補助用カートリッジシステムを載せたり、他にも改良点が色々判ったから、今回のテストは大収穫です」
そう言って握りこぶしを作り、目を輝かせるマリエルに、ティアナはちょっぴり引き気味になるのであった。

 その後、更なる改良や素材の改良などにより、パワーアップしたスカイライダーは、ティアナ専用のマシンとして納車され、ティアナの捜査の足として活躍するとともに、そのオーバーキルな火力によって『管理局の銀の死兆星』と呼ばれるのであった。

346ヤギ使い ◆p2QA1mcDKM:2012/03/29(木) 23:09:27 ID:jU93NFcc
以上です

いや、まさか公式でバイクネタが来るとは……

347名無しさん@魔法少女:2012/03/29(木) 23:09:31 ID:Tm51OREk
>>338

モニターが

よく
見えな



GJ

348名無しさん@魔法少女:2012/03/29(木) 23:27:52 ID:ZQQf9gdE
>>338

面白い、超面白い。
GJ、超GJ!!


これだよこれ・・・こういうのを待ってたんだよ・・・・ほんといいもん読ませてくれてありがとう。
プレシアさんは正義。

349名無しさん@魔法少女:2012/03/30(金) 00:04:28 ID:DIBX8lvo
GJGJ
カラーリングはこんな感じなのかな
ttp://moto.webike.net/md/226/tab/spec/
自分的にはこっちが好みだ
ttp://www.honda.co.jp/HRC/repsolhondateam/machine/

350ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2012/03/30(金) 19:06:50 ID:8vfdYS4.
>>338
GJ
これは良いですね、プレシアさんの哀切がやばい・・・

>>346
もうちょっと分量や話に起伏があったほうが良いのではないか、とは私見。



よし、俺も投下するわ。
エロ分補給しる。

カリム、短編、タイトル『カリム恥辱! 淫蕩に乱れ舞う教会騎士!』、陵辱。

351カリム恥辱! 淫蕩に乱れ舞う教会騎士!:2012/03/30(金) 19:07:34 ID:8vfdYS4.
カリム恥辱! 淫蕩に乱れ舞う教会騎士!


 革靴の底が石階段をコツコツと叩く音が、壁に、天井に、幾重にも反響する。
 聖王教会本部の地下へと続く薄暗い螺旋階段を下りるのは、一人の女だった。
 黒を基調とした法衣の下に豊熟と実った女体を秘めた、輝くブロンドの美女。
 名をカリム・グラシアという。
 教会騎士として聖王教会の有力者であり、またその固有能力から管理局の高官として官位も有している。
 その彼女が、星月も眠るような夜半に、一体どこへ向かおうというのか。
 法衣の女はただ静かに歩み行く。
 教会の廊下は荘厳な彫刻が施されており美しい風情を湛えているが、暗闇の中でそれらを見ればむしろ、孤独と心細さを見る者に与える。
 カリムもまた内心で怯えを隠しているのか、小刻みに震える手で袖をギュッと握っている。
 だが、彼女が怯えを宿しているのはただ暗所だからという理由だけでない。
 それはカリムがこの場所へと来た理由そのものに掛かっているのだ。
 やがて、麗しい騎士は大きな戸の前へと来た。
 暗がりの中、白くしなやかな指が金色の取っ手を掴み、軋む金属音を微かに立てながらゆっくりとドアを開ける。
 ドアを放った先、そこには薄明かりに灯された空間があり。
 そして、

「やあ、よくいらっしゃいましたね、騎士カリム」

 穏やかな、低い男の声が出迎えた。
 白髪交じりの壮年の男性。
 それも一人ではない、部屋には彼を始めとして何人もの男たちがいた。
 全員が全員とも、カリムの知らない顔ではなかった。
 ある者は絢爛な法衣、またある者は上等な仕立てのスーツを、高官用制服を纏っている。
 その装いから分かる通り、教会の司祭や管理局高官を始めとする彼らは皆社会的地位の高い人間ばかりだ。
 果たしてそのようなお歴々がこんな時間に何故集まっているのか。
 理由は明白にして、すぐさま明らかになる。

「さて、では早速」

「見せていただきましょうかね」

「……」

 くつくつと笑いながら、何事かをカリムに促す男たち。
 その顔に浮かぶ表情のなんと汚らしく卑しい事か。
 さながら餌にありつく前のハイエナが如き笑みと邪悪な視線。
 粘つくようにまとわりつく視線の群に震えながら、カリムは指先を己が法衣へと掛けた。
 ボタンをゆっくりと外し、はらりと露になる白磁の肌。
 目に焼きつくような眩い白い肌はしかし――そこかしこに歪な線が走る。

「おお、これはこれは」

「きちんと言いつけどおりにしておるようですなぁ」

「いやすばらしい! やはり女体には縄が似合う」

 次々と感嘆の世辞、否、言葉によるささやかな責めを浴びせる男たち。
 その言の通り、法衣の狭間から垣間見えたカリムの柔肌には……ぎっちりと荒縄が食い込んでいた。
 いわゆるSMの責めの一種である、縛り、というものだ。
 もちろん下着は身に着けていない。
 法衣の下の裸身には、胸を強調するように、あるいは細くくびれたウエストに絡みつくように、幾重にも麻製の縄が結ばれて淫猥な芸術を作り上げている。
 
「で、ちゃんと今日一日この格好をしていましたか?」

「は……はい」

「誰も想像できないでしょうなぁ、まさかあの騎士カリムが、下着も付けずに縄を食い込ませて執務をしている変態女だなどと」

「……」

 あからさまに羞恥心を辱める言葉責めに、唇を噛みながら顔を紅色に染めて恥らうカリム。
 美女を責める恍惚に下卑た笑いを浮かべて男たちは悦びを隠す事もない。
 果たしてこの行いは何なのか。
 何故カリムは淫猥な責め苦に遭っているのか。
 理由は教会は伝統的暗部。
 巨大な組織、歴史あるコミュニティとはいつどんな世界であっても必ずどこかしらに腐敗が根付いているものだ。
 彼らはそんなありふれた常識の一端。
 地位と権力と富をほしいままにする限られた者たちが組織を支配し、贄を求める。
 カリムの場合、彼らに純潔を差し出す理由は教会が保護したナンバーズの身体だった。

352カリム恥辱! 淫蕩に乱れ舞う教会騎士!:2012/03/30(金) 19:08:16 ID:8vfdYS4.
 高官らの権力を用いれば教会が保護したナンバーズの処遇を好きなようにするなど、容易い事である。
 自分たちの管轄で名目上保護し、肉奴隷にするなど造作もなかろう。
 ゆえに、心清い彼女の艶めく女体は、飢えた獣の餌食と成り果てた。

「おっと、まだ全部は脱がないでくださいね」

「そうそう、こういうのも事の醍醐味ですからな」

 服を半脱ぎにしたカリムに、汚らしい中年男たちの手が忍び寄る。
 震える彼女の肢体に、鳥肌が立った。
 柔肌を撫でる指の感触は、色事に慣れているのか、心地良い。
 それが逆に生理的嫌悪感を逆なでするのだ。
 
「ひ、う……ふぁッ」

 下乳を焦らすように撫でられ、太股の内側を擦られ、我慢しきれずに溢れ出た喘ぎ。
 こんな汚らわしい者たちに愛撫されて感じてしまうのが、堪らなく情けなかった。
 幾度となく下種の生贄に奉じられてきた女体は、既にすっかり快楽の味を覚えてしまっている。
 
「ひぁう!」

「おお、おお、相変わらず敏感ですなぁ」

「騎士カリムの身体もすっかり私たちの調教がお気に召しているようで、嬉しい限りですよ」

 軽く乳首に爪を立てられただけで、甘く甲高い声が弾けて膝が笑う。
 頬を紅潮させ息を荒げる美女の、嗜虐に耐え忍ぼうとする顔に、男たちはどす黒い愉悦を隠しもしない。
 喰うものと喰われるもの、獣とそれに捧げられた供物。
 関係性は既にそうして完結している以上、瑣末な体面を保つ必要など存在しなかった。
 普段は理性と世間体という仮面の奥底に秘めている邪悪な獣欲を、彼らは惜しげもなく曝け出して舌なめずりする。
 白い柔肌の上に毛深い中年男の浅黒い指が這い、あるいは肉付きの良い乳房や尻に埋まり、その度にカリムの肢体は小刻みに震えた。
 神に仕える神聖な法衣の下で、荒縄を食い込ませた美女の豊熟とした女体が徐々に汗ばんでいく。
 如何に精神で彼らを嫌悪しようと、女として成熟したカリムの身体は従順に愛撫を受け入れていた。
 
「ぐふふ、おやおや、これはナンですかなぁ?」

「んぅ!」

 実に不快感を煽る声と共に、一人の男がその太い指を太股の間に滑り込ませる。
 白く艶かしい彼女の両脚の間、髪と同じく金色の茂みの生えた秘所には、既に触れただけで淫らな水音を立てるほどの湿り気があった。
 心でどれだけ陵辱を拒もうとも女の身体というのは素直なものだ。

「もうこんなにぐっしょり濡らして、本当に騎士カリムは淫乱な方だ」

「い、淫乱、だなんて……わたしは、ふぁああ!!」

 必死に紡ごうとした反駁の言葉も、一瞬で絶叫に近い嬌声に変わる。
 ぐちゅり、と音を立てて男の太い指が秘裂にうずまって、女体の中に官能の火花を生んだ。
 背筋を駆け抜け脳髄の深部で弾ける甘い電撃の炸裂。
 ただ指を挿入された、特に技巧も何もないそれだけの事で、カリムの中の女はどうしようもなく疼く。
 息は餌を前にした獣のように荒くなり、眼は麻薬中毒者が如く茫洋と虚ろに霞んでいる。
 いや、実際彼女は既に中毒者なのかもしれない。
 薬物ではなく、男に辱められる被虐の快楽の、だ。
 色っぽい、白くすらりと伸びた太股の間には、まるで壊れた蛇口のようにとろとろと蜜が垂れている。
 身体を締め付ける荒縄の感触、愛撫と指の挿入、肌に突き刺さる汚らわしい卑しい男共の眼差し。
 その全てがカリムをどうしようもなく昂ぶらせていた。
 己の身体に染み付いたマゾヒズムの炎、淫らな性に悔しさが滲む。
 きゅっと下唇を噛み締め、それ以上甘い声を上げないように意思を固めるカリム。
 だが涙目で唇を噛むその姿こそ、加虐者からすれば欲望をそそられる燃料になるのだ。
 
「ああ、ああ、そんな顔をして」

「幾ら我慢したって無駄だって分かっているでしょうにねえ」

「いッ!」

 欲望に歪む醜い顔で笑いながら、男の手がカリムの手を捻り上げた。

353カリム恥辱! 淫蕩に乱れ舞う教会騎士!:2012/03/30(金) 19:08:49 ID:8vfdYS4.
 腕を無理矢理に捻られて痛みを覚えるが、しかし抵抗する間もなく、手首に新たな拘束の感触。
 一体いつ準備していたのか、天井に一つのフックが掛けられており、そこから太い縄が下がっている。
 縄の先に結われた二つの輪は、最初からそのように意図されていたのだろう、カリムの手首をぎゅっと締め上げて拘束した。
 両腕を高く吊るされ、まるで肉食獣に与えられる生餌のような有様になる聖職者の美女。
 飢えた獣のどす黒い欲望をそそるには、これ以上ない景観である。
 唇の端に涎まで垂らし、鼻息を荒くする飢えた獣の群。
 腕から来る苦痛に悩ましい吐息を漏らすカリムに、下賎の者共の手が殺到した。

「い、いやぁ……やめ、ひぁ!! ん、乳首噛んじゃ……腋、舐めないで!」

 乳房を揉み、乳首のむしゃぶりついては甘噛みし、腋からへそまで舐め上げ、太股と秘所をまさぐる。
 正に捕食。
 雌に飢えた獣の蹂躙。
 媚肉を掻き分ける指、乳肉に吸い付く口、肌の上を嬲る舌。
 今までにも散々女を食い物にしてきた手練手管がカリムの官能を、どうしようもないくらいに甘く蕩かせる。
 限界はあっという間に訪れた。

「だめ、い、あぁぁぁ……イく、イ……ッ、ぁ、え……?」

 きたる絶頂の瞬間、身体を戦慄かせて一呼吸後の快楽の炸裂に備えた彼女の心は、それが虚しくすかを喰らった事に呆然とした。
 一体いつ離れたのか、男たちの愛撫は惜しげもなく淡く紅潮したカリムの柔肌から退いていた。
 後に残されたのは、火照った身体を汗と愛蜜で濡らし、寂しそうな瞳を蕩かせた雌だけ。
 
「な、なんで……」

「ん? なんで、とは? 何の事ですかな?」

「……ッ」

 思わず零れたカリムに言葉に、嗜虐に満ちた問いが返って来る。
 下卑た笑みを浮かべた男たちの顔に、察しが付いた。
 彼らは遭えて途中で愛撫を止めたのだ、遭えてカリムを生殺しにしたのだ。
 彼女の肉体でなく、心を屈服させたくて。

「あなたが嫌だと言うから止めただけの事ですよ、ねえ?」

「そんなにして欲しいのなら、またしてあげますが」

「え、何を……ひぁああ!」

 再び、荒縄を食い込ませた白い肌に無骨な指の諸々が遠慮ない愛撫を始める。
 先ほど寸止めにされた汗だくの肢体は、早々に昂ぶりを取り戻す。
 子宮が炎を宿したように熱くなり、全身にその熱を伝えた。
 ただでさえ濡れていた身体が、さらに汗みずくになるのはあっと言う間だ。
 そして絶頂へと近づくのも、そこでぴたりと愛撫が止まるのも。

「あ、あぁ……なん、でぇ……」

 ぴりぴりと脳髄が甘く痺れて、精神は陶酔に蕩けて。
 だけれど、イく事ができない。
 あと少し、ほんの一押しがない生殺しの地獄に、潤んだ瞳でカリムは抗議する。
 視姦する視線の群は、醜悪な愉悦でそれに応えた。

「そろそろ素直になって、良いんじゃないですか、ねえ?」

「そうしないと、気持ちよくなれませんぞ騎士カリム」

「そん、なぁ……」

 虚ろになった目が泳ぐ。
 理性の半壊しかかった脳髄に生まれる逡巡。
 もぞもぞと腰を動かし、荒い息を必死に落ち着けようとした。
 身体は堕ちても、心だけは……それだけがカリムにとっての救いだったからだ。
 しかし、そんな彼女を嘲笑うかのように、男の一人がそっと手を伸ばした。
 一本の指が、ぐっちょりと濡れそぼる膣口を、なぞった。

「ひぁあ!」

 一撫で、ほんの一撫でで腰が砕けそうになり、甘い嬌声が零れる。

354カリム恥辱! 淫蕩に乱れ舞う教会騎士!:2012/03/30(金) 19:09:27 ID:8vfdYS4.
 背筋を走るむず痒い快楽の電撃、しかし絶頂には遠く、その狂おしさが遂にカリムの心に致命的なひびを入れた。
 亀裂が入ってしまえば、ダムが決壊するのにそう時間はかからない。
 がくがくと膝を震わせながら、身体の芯から脳天まで官能に漬かった彼女が完全に奈落の底に到達するまで、かかった時間は一分とてなかっただろう。

「し、て……」

「ん?」

「して……くだ、さい」

「よく聞こえませんなぁ、もう一度」

「して、わたしとしてぇ……」

「はっきりお言いなさい」

 意地の悪い質問に、今度こそカリムは叫んだ。
 煮え滾る欲望を、理性の決壊を。

「して! わたしの事を犯して! メチャクチャにしてぇ!! おちんぽでおまんこかき回してぇええ!!!」

 黄金の髪を振り乱し、あられもない言葉を叫ぶ。
 蕩けきった瞳には、既に常の彼女が持つ怜悧さは欠片もない。
 あるのはただ、発情した雌の性だけだった。
 男たちの行動は早かった。
 彼女が堕ちた時、既に邪魔な衣服などかなぐり捨てて、いきり立つ男自身を取り出していた。
 カリムの背後、彼女に一番近かった者がその太い指を白い尻肉に食い込ませる。
 
「あぁ……」

 くちゅり、と火傷してしまいそうな熱い何かが濡れた膣口に触れて、切ない吐息が漏れる。
 期待に満ちる心はしかし、次の瞬間、灼熱と共に空白になった。

「〜〜ッッ!!!」

 声にならない声を叫び、カリムの身体を下腹の中心から頭のてっぺんまで衝撃が突き抜ける。
 待ちわびた肉竿の挿入に、たったの一突きで彼女は絶頂した。

「いい、締め付けだぁ……どうやらもうイってしまったようですな、いやはや、相変わらずの淫乱ぶりだ。それ! これが欲しかったんだろう? だったらもっとくれてやる!」

「ひぃいぎうあああ! だ、だめぇ……いま、イったばっかり、なの……ひぁううう!! ら、めぇ……ゆる、してぇ、イく! またイっちゃうう!!」

 言葉とは裏腹に、秘裂を掻き分けるペニスを媚肉はきゅうきゅうと締め付けて歓迎していた。
 口から出るのは所詮、喘ぎと合い半ばするまでに堕ちた形骸化した理性の欠片に過ぎない。
 事実、カリムの腰は、もっともっと、とねだるように自分から動いている。
 口元に醜悪な蔑みの笑みを浮かべ、男は強烈な力で突き上げた。

「さっき欲しがったのはお前だろうが? ほうら! 遠慮せずにたっぷり喰らえ!!」

「ひぃううああああ!!!」

 汗で濡れた白い大きな尻に、思い切り腰がぶつかる。

355カリム恥辱! 淫蕩に乱れ舞う教会騎士!:2012/03/30(金) 19:10:12 ID:8vfdYS4.
 ぱんッ、ぱんッ、とリズミカルに響く水音。
 淫らな女の甘い声と交じり合い、卑猥なる音楽が奏でられる。
 ごりごりと亀頭で子宮口をこじ開けられる度に迸る桃色の電撃。
 脳髄の芯まで快楽で染め上げられて、カリムは輝く金髪を振り乱して、喘ぎに喘いだ。
 
「だめ、イく、イくイく、イっくうううう!!!」

 清楚な教会騎士から色欲に乱れ咲く雌と成り果てた女が、甲高い絶叫を吐き出した。
 きゅぅ、と一段と強く締め付ける媚肉の感触に、男もまたカリムの中に盛大に白濁液をぶち撒ける。
 結合部から愛液が精液と交じり合ったミックスジュースが滴り、凄まじい性臭を空気に溶かす。
 息が詰まりそうな饐えた臭いはしかし、同時に堪らなく肉欲をそそらせた。
 ずちゅ、と音を立てて射精した男が肉竿を抜く。
 支えを失った身体を手首の縄だけが受け止めて、脱力した身体の重量に痛みが奔る。
 だがそれさえも今のカリムには快楽の一種だった。

「くぅ、あぁ、あぁぁ……」

 肌に食い込む縄の感触。
 苦痛が被虐心を呼び起こし、マゾヒズムに火を点けていた。
 汗に濡れた身体の奥で燃え上がる欲情の炎。
 むっちりといやらしい肉付きをした太股に、尻に、熱い何かが触れた。
 それはいきり立つ男たちの得物だった。

「ほら、何を休んでるのかね」

「まだ一人が出しただけだろう?」

「くへへ、まだこの全員が満足するまで終わらないよ」

 欲望の赴くまま、目を血走らせる男たち。
 いよいよ邪魔になったのか、申し訳程度に身体に張り付いていた法衣が剥ぎ取られた。
 露になるのは、あちこちに縄を食い込ませた、肉付きの良い淫らな肢体。
 汗みずくになり火照って柔肌を紅潮させた美女の緊縛の絵図の、なんと淫猥な事か。
 誘蛾灯に誘われる蟲の如く、穢れた欲望の徒が群がった。

「ほうれ!」

「んひぃおおあああ!!」

 絶叫に近い声が弾けた。
 ほとんど野獣さながらの勢いで、股を開かされて正面から膣に挿入されたのだ。
 男は凄まじい巨根の持ち主だった。
 むちむちとした太股を抱えながら、対面立位で挿入されたペニスは一突きで子宮口までこじ開け、それでもまだ根本を残しているほどの代物。
 男の腰が跳ねる度、カリムは意識が白熱するほどの快楽に責め苛まれる。
 しかも、陵辱はそれだけでは終わらない。
 
「こっちがお留守だな」

 言葉と共に、豊かな尻たぶを他の男が屈強な指で押し開いた。
 きゅ、っとすぼまった尻穴が晒され、ぴたりと熱く硬いものが触れる。

356カリム恥辱! 淫蕩に乱れ舞う教会騎士!:2012/03/30(金) 19:11:38 ID:8vfdYS4.
 その後何が起こるのか、予想するよりも衝撃が来るほうが早かった。

「ひぃぎあああ!! お、おしり! おしりに、は……だめぇ、あああ! すごい! ごりごりきてるぅ! にほんざししゅごぉおおいいい!!!」

 ごつい肉棒に前後から責められ、抉られ、理性の消し飛んだ雌の叫びは凄まじかった。
 息を吸って吐き出す度に甲高い嬌声が吐き出されて、身体を貫く快楽の赴くままに歌うのだ。
 後ろから尻穴を犯す男が柔らかく豊かな乳房を揉みしだき、腰をこれでもかと突き上げる。
 前から膣穴を犯す男は極上の質感の太股をしっかりと脇に抱えて、カリムに強引に口付けしながら腰を震わせた。

「ん、んぅう……キスぅ……もっと、キス、してぇ……だいすき、だいしゅきなのぉ……おちんぽ、せっくしゅぅ……いぢめて、もっといぢめてぇ」

「ずじゅ……う、む……ふはは、美味い唇だ。ん? そんなに好きか? わしらに犯されてチンポねじこまれるのがそんなに、好きか!?」

「んほぉおああああああ!!!」

 言葉と共に一際強烈な挿入で子宮口を抉られ、目を白黒させてカリムが絶頂する。
 アナルにねじ込まれていたペニスがその拍子に絶頂を迎え、どくどく直腸に精液を注ぎこむ。
 深い深い快楽をより爛れた色彩に彩られながら、半ば白痴とさせていく。
 正常な思考は既に形骸化した形さえ留めていなかった。

「しゅき……しゅきぃ……だい、しゅき……おちんぽ、せっくしゅぅ……もっろ、もっろしれぇ……」

 唾液を垂らし、あらぬ方向を見つめた虚ろな眼差しで、飢えた獣共に請い願うカリム。
 囲む諸々は下卑た笑みを浮かべ、嬉しげに答えてやった。

「ああ、言われるまでもない」

「まだまだたっぷり、可愛がってやるさ」

 言葉と共に、さらに今までに倍する腕が、男の象徴が、カリムへと殺到する。
 その次の瞬間には、これまで以上に凄まじい女の喘ぎ声が、高らかに迸るのだった。

 
 聖王教会の夜は、まだ長く、熱い。



終幕

357ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2012/03/30(金) 19:15:16 ID:8vfdYS4.
投下終了。

以前エロパロ保管庫のコメ欄でカリム・ギンガSSについてコメをもらったので書いてみたずら。
被虐被虐、女を陵辱調教!


あと全然関係ねえけどナンバーズ書きてえ、ノーヴェとかディエチでエロ。
まったくネタ考えてないんだけど。

358名無しさん@魔法少女:2012/03/31(土) 07:09:11 ID:IQ5dM.Yg
GJ!!!!
いいねエロイねカリム凌辱
荒縄食い込ませてミサする姿も熱望だ




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