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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第111話☆
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「(……やれやれ)」
キャロが眠ったのを確認してから、ユーノは隣の部屋に腰を下ろした。
少し強めの酒に口づけて気つけ変わりにすると光学端末を立ち上げる。
ここで、お財布係チャックの顔が映った。
「やあユーノ、結婚おめでとう!」
「やあチャック。僕の結婚式に関わった人の名前を全員リストアップしてもらえるかな」
「お安い御用さ。大変だったみたいだね?」
「僕じゃなくて、僕の奥さんの方がね。頼むよチャック
本当に頼めるのが君しかいないんだ。それと、この話は内密にね」
「任せてよ、僕のジッパーは有能だよ?」
「うん。チャックだけが頼りかな」
「嬉しいねぇ〜」
口にチャックをできない男チャック。そんなピザデブの馬鹿さ加減に呆れ果て口許を隠しながら、ため息を落とし目を反らす。
適当に雑談をしながらチャックは、例にも漏れずベラベラと話始めた。
「ユーノの奥さんになった女の子、キャロチャンだっけ?
あの子はなんでも、ルシエの一族を追放になるちょっと前に、うちの誰かが追放するぐらいならうちで引き受けるって声かけて、
それでユーノが当て馬になったみたいだねぇ〜」
「それだけ?」
「今のところはね。ああ、それとキャロチャンはなんでも、すっごい巫女らしいんだけど
力が不安定だから、結界師として優秀なユーノに任せれば大丈夫〜って誰かが言ってたみたいだなぁ」
少し、眉根に皺が寄った。
「そうなんだ」
「うん。そうなんだよぉ」
「ありがとうチャック。また何かあったら教えて欲しい」
「任せてよユーノ。あ、それから今度キャロチャンに会わせてほし」
指先は光学端末のウィンドウを強制終了させていた。
ふん、とユーノは鼻先で笑っていた。
「(やれやれ)」
もっともっと、根深い事情があるとユーノは踏んでいたが、今はこの程度でいいと考えていた。
きっとチャックに事情を尋ねた事はチャック自身が周囲に漏らすだろう。それはそれで構わない。
ユーノもユーノでチャックとキャロを会わせる気はなかった。妻、というよりも保護者、という気持ちの方が強くなっていた。
「(まあ10年後には……)」
ちゃんと女性になっているだろう。その頃になれば、キャロを抱いても問題はない。
今、然したる性欲もなかった。それもそうだろう。妹ともとれる幼女に対して普通の人間は欲情しない。
席を立ち照明を落とすと、キャロのいる寝室へと向かった。
眼鏡を外し束ねていた髪解くとベッドにもぐりこむと、キャロが寝言か何かを言っているようだった。
もごもごと口が動いている。横になりながら何を言っているのか耳を澄ましていると体は固まってしまう。
ますます、少女に欲情するという気はなくなった。
手をキャロの背に回し、抱くようにして瞼を落とした。
ただ一言。
お母さんと言った少女の気持ちは、ユーノにはあまり解らなかった。
眠りに落ちる。
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