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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第105話☆
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かつて手を繋いだだけで恥らった乙女の名残は、もはやない。
それはユーノとて同じだ。
なのはの女体を愛でる彼の手つきは、決して女を知らない少年のものではない。
彼女がいなくなってからの数年、フェイトと育んだ愛の中でユーノもまた男になっていた。
なのはが今受けている愛撫は、彼がいつもフェイトにしているのと同じ快感なのだろうか。
なんとはなしにそう思い、なのははいたたまれない気持ちになった。
だが、それも一瞬で霧散する。
「……なのは」
愛撫を続ける彼の唇が、そう言葉を紡いだ。
たった一言の言葉、されどその内に万感の思いを込められた言葉。
なのははただ自分の名を囁かれたというだけで胸が張り裂けそうになった。
想いを込めて名を呼ばれる、捕らわれの日々にそれを幾度夢想した事か……
多くのものを失ってなおまだ自分が得られる幸せがある。
その喜びに、なのはの頬は幾筋もの喜悦の涙で濡れていった。
そして、今まで彼女の裸身を慈しんでいた愛撫が唐突に終わった。
同時にユーノの下半身で硬く屹立していた彼自身が、濡れそぼる入り口にそっと触れる。
「なのは」
名を呼び、熱き眼差しが彼女を見つめる。
もはや問うまでもなく、言葉にするまでもなく、なのははその意を察した。
故に答えた。
「うん、いいよ……きて、ユーノくん」
一度ゆっくりと頷き、青年は腰を沈めて彼女の中へと押し進む。
蜜で濡れ、陵辱の過去に破瓜を済ませた入り口は何の抵抗もなくユーノを受け入れていく。
それは待ち望んだ時、待ち望んだ瞬間。
大好きな彼と身も心も一つになって、愛し合う。
何よりも望んだ契りの時だった。
「ふぁ、ああぁ……ユーノくん……ユーノくんユーノくん、ユーノくぅん!」
快楽と喜びと愛が混ざり合い、喘ぎの甘い響きの中で叫び、なのはは彼に抱きついた。
ユーノもまた彼女を放すまいと掻き抱き、愛と欲望を叩きつける。
「なのは、なのは……なのはぁ」
「ユーノくぅん、ユーノくんユーノくん! すき、だいすきだよぉ」
「ぼくもッ! ぼくだって、なのはのこと好きだよ!」
叫び、契り、求め、抱き、愛す。
二人は心と身体の全てを以って互いを求めた。
ずっとこうなりたかった。
なのははユーノを、ユーノはなのはを、愛していた。
だがもはや、過ぎ去った月日がそれを許さない。
故に今、二人はこの一時に全霊をかけて睦み合う。
濡れそぼり進入した彼自身を締め付ける肉壷を、ユーノは全力で掻き分け、抉り、貫き、犯す。
荒い二人の息遣いと濡れた肉がぶつかり合う音が静かな部屋に爛れた愛の交響曲を奏で、クライマックスが徐々に近づいてきた。
シーツの上に泳いだなのはの手にユーノが己の手を重ね、しっかりと握り締める。
絡み合う指と指、絡み合う視線と視線、契り合う身体と身体、重ね合う心と心。
そして、
「なのは、なのはなのは……なのはぁ!」
どくん、と、音が聞こえそうな程の勢いで白く濁った愛がなのはの中で爆ぜた。
脈動する絶頂の白い滾り、その熱と迸りはなのはの快楽をも最高潮まで昂ぶらせた。
子宮から走った甘い快楽の電撃は背筋をつんざき、脳髄を焼き尽くす。
「ユー、ノ、くぅん……」
絶頂の甘き余韻の中、恍惚に溺れながらなのはは彼の名を呼び、身を掻き抱いた。
「……なのは」
ユーノもまた彼女を抱き寄せ、名を囁いて愛を求める。
全てはこの日限りの関係だった。
全てはこの時限りの愛欲だった。
そして全てが、あまりに退廃的だった。
でも今はそれが全てだった。
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