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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第102話☆

480復讐鬼・はやて陵辱編②:2010/02/18(木) 01:22:22 ID:VPtLFpGw
1度アルカンシェルで焼き払われていたことが、今だけはこの島にとっては幸いだったかもしれない。

「く! さすがに簡単にあたらへんか!」

全力全開のはやての繰り出す魔法は、完全に島を平らにしてした後、その地面に無数のクレーターを産み出していた。
もしも景観と呼べるものが残っていたのであれば、その全てははやてによって壊されていたことだろう。

「なんという出鱈目な力だ……」

その出鱈目な魔力による攻撃を、男は際どいところで避け続ける。
フェイトと戦ったときと同じく、受けに回ることを強いられていた。

「この暴れ馬が……」

暴れ馬のような、はやて自身も制御しきれていない力だったことが男の対応を困難にさせていた。
フェイトのように洗練された動きならば先読みでもしやすく反撃の機会を伺うこともできる。
だが、圧倒的な魔力と攻撃力を際限なく繰り出し続ける『だけ』であるがゆえに法則も何もあったものではない。

「うおぉ!」
「外したか……! くよくよしてる暇なんかあらへん! 次や次!」

まるで予測ができない方面からの攻撃は、男の理解を超えている。
熟練した魔法使いであれば、決して選択しない攻撃の数々。
だが、その一つ一つは食らえば致命となる威力を秘めている。
まるで、近代兵器を振り回す子供を相手にしているようなものだった。

「魔力は底なしに等しいか……。ならば反撃せねばやられるな」

攻撃は最大の防御を地で行くはやてだが、その圧倒的な魔力ゆえにスタミナ切れを待つ戦術は困難。
そう判断した男は、鞭状のデバイスを改めて構えなおす。

「いくぞ! お前の力をみせつけてやるがいい!」

「む? 来るか?」

男のデバイスが形状を変える気配にはやてが気がつく。
爆煙で視界が悪い中でも……はやてはその気配を見逃さない。
はやての集中力はかつて無いほど高まっていた。

「煙に紛れてくる気やな?」

周囲に展開している障壁に魔力を供給し強度を増す。
堅固な盾は、男の攻撃をしのぐには十分なもの。
だが、それはわずかではあるが男への攻撃を鈍らせ、余裕ある形で男がはやてに攻撃を仕掛けることを可能にしてしまう。

「な!」

爆煙を切り裂いて、鞭状のデバイスが飛んでくるのもはやての予想の範疇だった。
だが……弧を描きながら飛んでくるその鞭の形状は、今まではやてが見ていた男の手にあったものとはものとは違うものだった。

「レヴァンティン……やて?」

はやてが見間違うはずもない。
彼女を守護する騎士の一人、シグナムの誇りの象徴であるデバイスと同じ姿だった。




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