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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第101話☆

987 ちいさなまほう 2/2 :2010/01/28(木) 06:47:28 ID:cFEMACEs
「わたし、ドンくさいから……足とか全然追い付けないし、ボールを投げたら変な方に飛んでいくし……
わたしより運動いっぱいできるじゃない?」
自分の弱さを認めて、相手の強さを認めている。なのはは、そんな女の子だ。
少女は手を後ろに組むと、フェイトに向かって囁いた。
「それに」
「それに?」
フェイトが聞き返すと、なのははぽっと頬を染めた。
ちょっと言いにくそうに一度言葉を切り、また続ける。
「フェイトちゃん、格好いいもん」

フェイトは息を呑んだ。
鼓動が高鳴って、力が溢れてくる。
今まで言われたことのない言葉だった。なんで? どうして?
そしてなのはは目を開くと、ぺろっと舌を出した。
いたずらっぽい、無邪気な子供そのものの顔。
「わたしだって、まだまだフェイトちゃんには敵わないんだよ」
言い終るか終らないかのうちに、フェイトはなのはのてをしっかりと握り締めていた。
口を突いて出てきた叫びが、心を吹き抜けていく。それは、覚えたことのない感情だった。
「な、なのはだって格好いいよ! 私の憧れだよ!!」
瞬間、見つめあう二人。
気恥ずかしくなって手を離すと、今度はなのはが目を逸らした。
「わ、わたしが憧れなんて……買い被りすぎだよ」
今度はフェイトがなのはの顔を引き戻す番になった。
そして、目を見てはっきりと言う。
「なのは……私は、なのはが誇りだよ。なのはを友達に持てたことが、すごく幸せだよ」
頑なに拒んでも、打ち負かしても、立ち上がってきた不屈の精神力。
最初は警戒だった感情は、受容の心に変わっていった。
尖り鋭かった、痛みにも似たものを、いとも簡単に溶かしてくれた。
最後まで諦めず人に訴え、そして理解するまで向き合う。
その強さ、その勇気を、格好いいと呼ばずに何と呼べばいいのか。

きょとん。フェイトが言い切った直後、なのはの目はまさにそう謳っていた。
でも、やがて満面の笑みになって頷いた。
「うん、うんっ! わたしも、フェイトちゃんが友達で、すっごく幸せだよ! ありがとう、フェイトちゃん!」

少女の手が、フェイトの手を掴んだ。
そうかと思えば、なのはらしいスピードで走り出して、振り向いた。
「遊ぼうよ、校庭で! わたし、フェイトちゃんのこと、もっともっと知りたい!」
――私もだよ、なのは。
小さな呟きは、快活に跳ねる栗色の髪を揺らす少女には、届いていないみたいだった。
でも、何度でも言おう。
初めて友達と呼んでくれた、高町なのはに、沢山伝えよう。

真っすぐな気持ちを、何度も、何度でも。




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