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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第101話☆

818野狗 ◆NOC.S1z/i2:2010/01/20(水) 21:01:14 ID:owFMmpEQ

     2

 なのはとフェイト、ユーノ。そしてエリオとキャロがルーテシアの自宅を訪れる。
 ルーテシアは通信一回であっさりと協力を申し出た。

 ……ガリューとお話できる!

 もちろん、他ならぬエリオとキャロからの依頼なのだから、よほどの無理でない限りはほぼ協力を申し出ていただろう。
 だというのに今回はさらに自分の望みまで叶うのだ。これで協力しないわけがない。むしろ、協力させて欲しいと言いたいくらいだ。
 だからルーテシアは二つ返事で協力することにした。

「久しぶりだね、ルーテシア」
「……ハラオウン執務官」
「今日は執務官じゃなくて、エリオたちの保護者として来てるの。だから、フェイトで良いよ」
「あ、フェイトちゃんだけずるい」
「なのはは、無限書庫長のユーノの護衛でしょう? お仕事お仕事。ね、高町一等空尉」
「ぶぅ」

 頬を膨らませてみせるなのはに、思わずルーテシアは笑ってしまう。
 それが緊張を解く手段だとわかっても、騙されたという想いはない。それだけ、フェイトとなのは、そしてエリオ、キャロ、ユーノを含めだ一行の関係は自然だった。
 エリオとキャロがこれだけ信頼している相手なら、ルーテシアが信頼できないわけはないのだ。

「じゃあ、バグリンガルをセットするよ」

 ルーテシアの指示でガリューはおとなしくしているというものの、それでもユーノはややおっかなびっくりの様子で首輪をセットする。

「ルーテシア。これで、ガリューの話す言葉がこの画面に出てくるんだ」

 首輪に繋がったディスプレイをユーノは示す。
 ルーテシアは、緊張した面持ちで一歩ガリューに近づいた。
 最初は何を話すべきか。これが、最初の第一声なのだ。ガリューとの初めてのお話の。

「あの……」

 どうしよう。何を話せば良いんだろう。

「……ガリュー」

 そうだ。緊張なんていらない。今までだって話しかけてきたはずなのに。
 だから、一番聞きたいことを素直に聞けばいい。
 ルーテシアは自分に言い聞かせていた。
 そのとき、首輪に繋がったディスプレイに文字が浮き上がる。

『主……?』

 瞬間、ルーテシアは反射的に尋ねていた。

「ガリュー……ずっと……一緒?」
『主が望む限り、我は主と共に』
「……ありがとう……ガリュー」

 フェイトとなのはは顔を見合わせ、どちらからともなく頷く。
 ユーノはうんうんと何度も頷く。
 エリオとキャロは、まるでわがことのように喜んでいた。


 ガリューは、ルーテシアと共にいたいと言う。
 そしてルーテシアは、これまでの空白を取り返そうとでも言うように、ガリューにたくさん話しかけていた。
 これまでも話しかけたことはあるのだろうが、ちゃんとした返事が返ってくるのは初めてなのだ。

「ねえガリュー」

 なのはは、エリオとキャロがルーテシアを祝福する隙に、ガリューに話しかけていた。 
 ガリューとルーテシア。
 ただの主従ではない、それくらいは見ていてわかる。ガリューの献身は、ただの主従を越えている。
 その関係は、フェイトとエリオやキャロ、はやてとヴォルケンリッター、それとも、自分とヴィヴィオのような?

「ガリューは、ルーテシアと一緒にいたいんだよね」
『そうだ』
「何のために?」

 主だから? それとも友情? 娘のように思っているとか?

『我の望みは……』
「うん」

 ガリューの視線が、ルーテシアに向けられる。




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