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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説第100話
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「ヴィータ副隊長!!」
「黙っていろ!」
スバルを一喝し、ヴィータは怒りに揺れる三白眼でこちらを睨んでくる。
「ティアナ、この馬鹿!! 無茶やった上に味方撃ってどうすんだ!!」
「あの…………ヴィータ副隊長、今のもその…………コンビネーションのうちで……………」
「スバルちゃん!」
「ふざけろタコ!! 直撃コースだよ、今のは!!」
「ヴィータちゃん、今は言い合いしている場合じゃ……………」
「お前が撃たれていたのかもしれないんだぞ! 良いから2人とも下がらせろ! 後はあたし達でやるぞ!!」
『なのは、もう空は私1人で大丈夫だから、ヴィータの言う通りに。子ども達をお願い』
「……………了解。スターズ03、04はバックへ後退。以後はライトニング03と合流し、ライトニング04の護衛をするように」
隊長達の言葉が、空っぽになった頭の中を通り抜けていく。
ちゃんと復唱できたのかも定かではない。けれど、気付くと体は勝手に命令を実行していた。
ただ、1つだけ確かなことがある。
自分は、覆しようのない致命的な失敗を犯してしまったということだ。
□
「そう、見つけたのね」
単身で出撃させた召喚蟲からの念話を聞き、ルーテシアは無感情な声音で呟く。
インゼクト達が警備の注意を引きつけてくれたことで、彼は何の障害に遭遇することもなく目的の物を回収することができた。
スカリエッティから強奪を依頼された物が何かはわからないが、彼の言葉を借りると魔法と物理の両方で施錠された厳重なケースらしい。
「ガリュー、ミッションクリアー。良い子だよ。じゃ、そのままドクターのところまで届けてあげて」
これで自分の役目は終わった。
後は適当な頃合いを見計らってこの場を去り、管理局の追跡を逃れるだけだ。
一時は覆った戦況も、再び押し返され始めている。余り、長居はできそうにない。
「品物は、何だったんだ?」
「わかんない。オークションに出す品物じゃなくて、密輸品みたい」
「そうか。では、そろそろお前の探しものに戻ろう」
「うん……………あれ?」
周囲の警戒をさせていたインゼクトから連絡が入り、ルーテシアは首を傾げる。
何かが近づいてきている。とても小さいけれど、確かな魔力反応。
恐らくは、Aランク魔導師。
ホテルを警備している連中の仲間だろうか?
「ゼスト、変なのを倒してからにするね」
「あまり時間はかけるなよ。今、連中と事を構えるのはまずい」
「うん、わかっている」
小さく頷き、意識を集中させる。
極細の魔力の糸で繋がったインゼクト達は、主の命に従って謎の魔導師を迎え撃つ。
戦いはすぐに終わる。
その時、2人は何の疑いの余地もなく、そう信じ切っていた。
□
突如として飛来した小型の蟲達に腹部を切りつけられ、鋭い痛みにリインは険しい表情を浮かべる。
飛散した騎士甲冑の破片が溶けるように無色の魔力へと帰していき、傷口からは一筋の赤い鮮血が走っていた。
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