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魔法少女リリカルなのは総合エロ小説第99話

626熱き彗星の魔導師たち FINAL-01/13 ◆kd.2f.1cKc:2009/07/10(金) 01:03:20 ID:/aUkkgL6
『アンタがレジアス・ゲイズ?』
 それはアリサのぶっきらぼうな言葉からはじまった。
『はやてを犯罪者扱いするのは、やめてくんない?』
『確かに間違いじゃないかも知んないけど……でもね、彼女はそんなもの望んでなかった
のよ! 蒐集も指示していなかった、記録として残ってる』
『それでも筋が通らないこと言い続けるなら……あたしにも我慢の限度ってモノがあるか
ら!』

熱き彗星の魔導師たち〜Lyrical Violence + StrikerS〜
 FINAL PHASE:God's in his heaven, all's right with the world.

“この地にとって偉大なりし彼は、彼の愛したこの地に永遠に眠る。レジアス・ゲイズ
新暦23-75”
 ミッドチルダ語でそう掘られた新しい墓碑の前には、年中献花が絶えない。
 レジアス・ゲイズ幕僚長(死後2階級特進)が、管理局葬に付されたのはもう数ヶ月も前
のことだった。
 今は、クラナガン郊外の海岸地帯、青い空と海岸の見える小高い丘の墓地に、彼の亡骸
は収められていた。
「レジアス中将、いや、幕僚長やったか、……今更こんな階級貰っても、意味あらへんや
ろけどな」
 制服姿のはやては、墓碑の前に訪れると、どこか照れくさそうに苦笑しながらそう言っ
た。
「今回の事件の元凶みたいなあたしが墓参りに来ても……嬉しくないかも知れへんけどな、
……うん、多分迷惑やと思ってるんやろけど、区切りやし」
 言いながら、はやては手に持っていた花束を、墓碑の前に捧げる。
「彼の愛したこの地、か。……アナタの信ずるものは力やった。けどそれはすべてこの地
の……ミッドチルダの為やったんや。大変やったろうな、誰にも理解させず、正義を貫く
言うんは。スカリエッティと一時期つながりがあったんも、無理あらへんことや」
 言いながら、はやての目頭に熱いものが滲んでくる。
「安らかには……眠れへんやろな……多分、アナタはいつまでも、この世界と、2人の娘
のことを心配しつづけるんやろな、あたしには到底、両方背負うのは無理や。多分、あた
しがアナタと同じくらいの歳になったとしても……や」
 そう言ってから、はやては涙を拭う。
「おかしいな、はは……涙は葬式の時に全部流しきったつもりやったのに。今更みっとも
ないこと……ははは……」
 乾いた笑い声交じりの言葉。
「まだ本題に入ってもおらん言うのになぁ……」




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