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魔法少女リリカルなのは総合エロ小説第99話

448痕跡:2009/06/29(月) 18:01:33 ID:yTa23fOo
「クロノ提督……もういいですから……早く、してください」
「……まだ早すぎませんか」

 カリムを気遣う眼をしながら問うてくるクロノに、カリムは首だけ振って答えた。
 たしかに、準備はまだ足りていない。秘裂はぬかるんでいるが、奥まで染み渡ってはいなかった。
 それでも、もう待てない。一刻も早く繋がりたい。
 まだためらっているクロノの唇を、むしゃぶりつくように吸う。そのまま強引に、腰を押しつけた。

「ふあああ……」

 やはり湿り気が足りておらず、肉を掻き分けられると痛みに思わず声を上げる。それでも強引に、カリムは最後まで
腰を落としきった。
 傷ついて血が出てもかまわない。むしろそれをどこかで望みながら、カリムは腰を揺らし続けた。

「やぁっ……あ、ああ……!!」

 律動のテンポに合わせて嬌声が漏れた。誰かが部屋の近くを通れば聞こえるかもしれない。なんとか口だけは閉じた
が、その分だけ腰が激しさを増した。
 締めたり捻ったりすることもなく、ただ勢いだけの単調な前後運動。快楽はひどく薄いくせに、身体も心も欲してい
る。

(ああ、そうか)

 ぼやけた頭で悟る。
 繋がっている時間だけ、クロノの女であるのは、この世で自分一人になれるからだ。
 理解した瞬間から、なんとなく痛みが薄れてきた。ますます遠慮が消え、男の上で浅ましく腰を振る。
 ようやく間に合った水気が、ぐちゅぐちゅと音を立てた。
 それ見計らっていたかのように、クロノも腰を動かしだす。

「ああっ、あっああっ!!」

 突き上げられた瞬間、涙が目尻から流れた。
 悲しみではない悦楽の涙は、とめどなく落ちていく。
 同時に、頭から色々なことも抜け落ちていく。
 立場も、不倫の背徳も、いつか来る終わりも何もかも忘れて、ただの女になる時間。今だけは、素直に幸福になれる。

「あふっん!! クロノ、提督……もっと強く、抱いて……!!」

 声を出してはいけないという思いはどこかに消え去り、カリムは望むことをそのまま口に出す。
 すぐに腰に回された手が、ぐっと押さえ込んできた。
 それでも挿入運動は止めないから、子宮の入り口が連続で突き回される。
 もはや声も出ない。仰け反り天井を仰いで、カリムはひくひくと身体を震わせた。
 視界に閃光が走る。一度始まった絶頂は、連続で襲ってきてはカリムの肉体を打ちのめしていく。
 飛びそうな意識の中、一言だけはっきりと聞こえる言葉があった。

「くっ……! だし、ます……!!」
「くださいっ! ていとくのもの、いっぱいっ!!」

 次の瞬間、子壺の中で灼熱の液体が爆ぜた。

「ああああああぁぁぁぁ!!!!」

 一人では行けない高みで、カリムは至福の瞬間を味わった。




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