ﾄ､}VW{_.ィ ト､| ＼| |" / イ
. . ｬ┘:しゅく::く ＼` /＿__
ﾝ:::::rｧ::r〜┐:L一 ∠＿
Z:::‘ｧ }l_ゞ'.」:::< ／
∠:::`L」.ﾉLﾉ::「 連載七回突破記念 ∠ _
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‘.＞ キャラクター人気投票 ＞
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結果発表！！！ ＼￣
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／ ＼ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ ／ ＼ f´￣￣￣￣￣｀ヽ
│ ━┓ │ | みんな ありがとう。 | ━┓ | フン
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. ｜ ・ │ ( ・ |
＼＿ ＜´ . { |
/´ ｀＼ { ..:/
| | ` ー ＼
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/ ￣｀Ｙ´ ヾ;/ |
┌──────────┐ ,| | |´ ハ
│ 第一位 X .│ | | |-‐'ｉ′l
│ ３８０２票 ....│ |＿＿ | ＿| ７'′
└──────────┘ （ （ ￣ノ ｀ｰ-'′
┌──────────┐
│ 第二位 X .│
│ 1500票 .│
└──────────┘
＿＿＿
／ ＼
| ━┓ |
| ┏┛ | f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| ・ | | 神に感謝
＼ ／ ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_乂
／ 丶' ヽ:::::
/ ヽ / /::::
/ /へ ヘ/ /:::::
/ ＼ ヾミ /|:::
（__／| ＼___ノ/:::::::
/ /::::::::
/ ｙ ）:::
┌──────────┐
│ 第三位 X .│
│ 560票 │
└──────────┘
このスレは
やらない夫でタイムリープ＋犯人当て （２スレ目）
時間を巻き戻しできる能力を手に入れた「X」の目論見を
阻止しようとするやらない夫たちの物語です。
前スレ
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/
_人__人__人__人__人__人__人__人__
__,ﾉ
＿＿＿＿＿＿ ）. くっ
＿ ／ ＿＿＿＿＿_＼ ｿ.
/＿ヽ／￣￣ 犯人 .￣＼ _人__人__人__人__人__人__人__人__
／/￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ __,ﾉ
＼l::::::::: ━┓ ﾉ. ） Xに負けた……
|:::::::::: ┏┛ ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ｿ.
|::::::::::::::::: ・ | ,）
ヽ:::::::::::::::::::. ノ ﾉ.
/ ＼ ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒
| | | |
＼ ＼ .| |
(￣￣（ ヽ _） ヽ (___ﾉ＼
＼ (´｀ゝ ） ｀） ＼
＼~ ￣￣￣￣￣￣.￣￣￣￣ ）
.. ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
┌────────┐
│ 第四位 X .....│
│ 443票 │
└────────┘
／￣￣＼
／ ＼ f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| ━┓ } | 順当な順位ですね
. | ┏┛ } ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_乂
| ・ }
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
| ＼
| |ヽ、二⌒)､
┌────────┐
│ 第五位 X .....│
│ 412票 │
└────────┘
┏┷━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃第 ６位 X 301票. ┃
┃第 ７位 X 258票. ┃
┃第 ８位 X 199票. ┃
┃第 ９位 X 76票 . ... ┃
┃第10位 X 89票. ... ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛
本 た キ キ
当 ..く ャ .ミ.
に さ ラ の
あ .ん は お ､
り の 何 .気
が .投 位 に
と .票 だ 入
う っ .り
! ! ! た .の
か
な
本日、二十二時より八話を投下します。
昨日みたいに投下時に板が落ちるかもしれないので、
念のため連絡用のツイッターアカウントを用意しました。
「やらない夫でタイムリープ+犯人当て投下人」で検索したらヒットするはずです。
このスレに書き込めない場合のみ、上記ツイッターで投下をやめるかどうかを報告します。
それでは、投下します。
やらない夫でタイムリープ＋犯人当て
第８話 「スペシャルゲスト」
時間巻き戻しのルールまとめ
・巻き戻し可能な時間は最大二十四時間
・巻き戻し直後、再度巻き戻しを使用するには三時間のチャージが必要
・巻き戻しを認識できるのは、巻き戻しを行った犯人（X)と、最初に設定された七名（認識者）のみ
前回までのあらすじ：今回はまじめ風
┌────────────────────────────────────────┐
│ 正体不明の魔性、「鵺」によって時間を巻き戻す力を手に入れたＸ。 ..│
│ しかし巻き戻しにはＸ以外の七名にも認識できてしまうという制限が伴っていた。 .│
│ .│
│ これまでは六月一日の六時から十五時を単純に繰り返していたかに思われた .│
│ 巻き戻しだったが、 ..│
│ 今回は十五時を過ぎても時間は戻らなかった。 .│
│ 初回の六月一日のみ、Ｘのみが記憶しており、他の七名は覚えていないことが判明する。 ..│
│ .│
│ 十五時以降に何が起こるのか.？ ....│
└────────────────────────────────────────┘
┌─────────┐
│ したらば高校 ....│
│ 三時五分 .│
└─────────┘
ｚ-へ へ へー-
ノ￣i┴ ／- // ＼
＜ ／ i V／l ＼＼l
/ / / / l l ＼ゝ
/ /〈〉 l/ / ∧ l ＼ l ＼＼
/ l / l l 彳＼V／丨丿( ヽ＼ ＼
l ／ .l l トiｲ l ＼／ヽ＼ ) l ト
/ / l ｌ ｌ∧ i ｌi ﾚﾊ. /人 ｌ 丿 〉
l ﾊ r ー-ii-､＼ ,,-ーll-､l/l l／
l l l i L-〒Tァ= , ｯtTｩ､/ｌ ） / （さて）
＼ヽ ヾ丶=~" . ｌ "~.／レｲ l （これなら何が起こる？）
/ l､≡三ｲ l ７ ｲ l l （Ｘは何をするつもりだ？）
/ l ヾ ミ》 .- ・ /l l l
/l l l ﾇ ﾐゞ ｬ-＝ュ〟. / l l l l
l l l l l ＼ .ゞ≡＼＼/＼ l l l l＼
/ l l l l＼l ＼ ゾ＼㍉ { l lヽ ＼
／. l l l＼ .ヽ. . ゝ- < lヘヽ_l＼ｌ ｌヽヾ ＼
r .l l /. l .l ＼ ＼, ＼ l l l l . l ｌ＼＼ l＼
|┃
|┃
|┃三
|┃ __Ω＿__
|┃ ／|;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
ｶﾞﾗｯ. |┃ |__|;;;;;;;;;;;;;;;;;|__|_＿＿ こ、こうちょうせんせえええええ！
|┃ ﾉ// ／（ ◎）}liil{（◎）＼
|┃三. . ／：： ⌒Y__人__Y⌒ ：：＼
|┃ | ヽ |!!il|!|!l| / |
|┃ ＼ |ｪｪｪｪ| ／
|┃三
|┃三
ﾊ /, |ヾ｀ヾ'｀＜三 三／ / , / |
ゞ| ﾊ !三 ハ ｀ヽzk / ／ ' j }. /
/从ﾊ ﾊ ﾄﾊ 三 三>x/ｼヾ-＝彡 ,ｲ彡'
./ j＼ {＼ ﾊ从 三 三ﾊ ,:' ,: ／´
. , ヾ; ＼ 八三 三 三} i=＝彡'´
. ,' iｿ | {ﾐーﾞ 三 三りヾ' : '´
i i. | iﾊ ﾏ三__三／ ﾏ どうした、落ち着いて話しなさい。
| | i i |ﾊ ﾏ ヾﾉ ﾏ
| | | | |ii{＼ﾏ ヽ
| | | |､ヽ三ゞ. _ =- .ノ
| | | | ＞｀ヽ 人。:､｀::.､ ,'´￣
| | | |彡' ｀ヾ :､::.＼__Yj
| | | | _. シ
ﾊ! | | , '´
__Ω＿__
／|;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
|__|;;;;;;;;;;;;;;;;;|__|_＿＿
／（ ◎）三（◎）＼
／：：⌒Y__人__Y⌒：：＼ それが、校門前に、校門前に……！
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
モブ男子生徒Ａ（童貞）
三 ガラッ
|┃
|┃ ------
|┃／⌒ ⌒＼
|┃（●） （●） ＼ イエーイ！
───|┃:⌒（__人__）⌒:::::＼
|┃ |r┬-| |⌒)
|┃ `ー'ｫ ／/
（⌒ヽ・ ・￣ ／
|┃ノ /
|┃ つ <
|┃ (::)(::) ヽ
|┃／ > ）
|┃ (＿＿)
__ ___
///〃//Vヾヽ
} !ｉ!iミ{｛{{｀´}}｝}
ﾉﾉﾘ弋i {ﾞﾟﾞ-ﾟﾉ!{ えっ
'(（'(（'ﾞ ﾉiｿゞy)》'､
｀ﾞ くノ /f __ｊ/'i
ん'､ じ'ﾌ ゝ
＿＿＿_
／_ノ ヽ､_＼
(（ ・ ）) (（ ・ ）)＼
／:::::⌒（__人__）⌒:::: ＼
| |`ー'´ | みんなのアイドル！
,.--――＼ `ー'´ ／――--､ ニューソクデ・ヤル夫
（ ) (￣ ￣） ( ） 降・臨
ヽ ￣| |￣ /
ヽ | э | /
ヽ、＿( ,,,, ,ﾉ ＿_ノ
／ ､(Ｕ)ﾉ ＼￣
／ ／´ ｀＼ ＼
／ ／ ＼ ＼
⊂⌒＿＿） （＿＿⌒⊃
〃〃 ヾ ヽ
,ﾚ''¨¨爪|¨¨｀ヽｰﾄ|
ﾄｧｰ⌒ヽ__ﾙ | ﾊ ﾊ
rｰZ ⌒ ´∧/ヽへへ}､__ ……市長。
ｿ'〃／ 从/ｨ ヽ
/从（ /从（ｿ | |. | | ､./ 一体どうされました、連絡もなしに訪問されるなんて。
／ | ,ｲ.xtｯ≧ ﾒﾑ_ﾉ ﾉ .ﾉ|
__z-ｰ=彡.| |ﾐミミ ｲ .tｫｲ___／lﾊ
rzｲ// ノ ｲ| ﾚ' 〉ﾐ. ｣ 彡'iii, l | ヽ､
（〃{/ ,,彡ｲ /／ .ﾑ＜二二ﾆｱ |＼ ,| ﾊー-､
ﾙ ＜ |// -ｰヾz:::::. | ＞- ､ ヽ ヽ
r＜ ,ﾉ./ イ´ / .| ｀＞ ､.|
| ＼ ,ﾘ| ／ / l |ヽ ＞､
| ＼ ､. ノ/ rｰｲヽ ´￣j | | 〉 /
ﾑ ﾐｿ （ ∧ /ミゝ （{ | ヽ /
{∧ 人 ｀￣￣ヽ , 人 l l 〉 /ヽ
| ∧ / ＼＿ []/|＼i| ／ 川 ﾘ / 〉
ごめんサプライズ ゆるしてみょーん
∩∩∩ . ∩∩∩ ∩∩∩ . ∩∩∩
.∩_:||_:|_:| |_:||_:|_:∩ .∩_:||_:|_:| |_:||_:|_:∩
│ ___ つ ⊂ ___ │ │ ___ つ ⊂ ___ │
ヽ ノ ＿＿＿ ヽ ノ ヽ ノ ＿＿＿ ヽ ノ
／ ／ ／_ノ ヽ､_＼ ヽ ＼ ――――――／ ／ ／_ノ ヽ､_＼ ヽ ＼
( く oﾟ(（ ・ ）) (（ ・ ）)ﾟo > ） ―――― ( く oﾟ(（ ・ ）) (（ ・ ）)ﾟo > ）
＼ ｀／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼' ／――――――＼ ｀／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼' ／
ヽ| |r┬-| |/ ――――――――ヽ| |r┬-| |/
＼ | | | ／ ――――――― ＼ | | | ／
| | | | | |
／／ |彡へ
/ , y ／ヽ|/∧ヽ＼ｰ-､
ｲ ｲ ﾊ ｲ｀''''''y/爪. | ヽ ﾍ
.|ﾊ | |=| | } | | | 〉
ﾙﾊミヽﾄﾐ{ミﾁ==ｲ ﾑｲ / j {
彡<ﾆ二tﾃﾐミ､ /==ｰﾑｲ / /} （何だ？市長の様子がおかしいな）
彡辷三三ﾂ´ （ﾐ､ 〉彡ｲ j
彡彡≦ｲ <_tﾃ /／ /' （元からおかしい人ではあるが……
彡炎ミrﾁ. r 〉 ｨ彡ﾉﾉ 今日は殊更にテンションが高い）
三ミﾂ ｲ z彡ｿ'
彡ｲ ､＿＿＿_ j
彡ﾐi ｀ ＜ｨｨｨﾇｲｲﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇ(:::(::)
彡ﾐﾑ ｰ- ､_つ￣￣Z ﾃ￣￣￣
ｲ彡f ／| |
炎彡{ ／| | |
ヽ､ｷ}. /| | | |
＞ ､ ＿＿/| | | | |
ｲ...川川川 | | | |
/:::::::::::::::::| | | | | |ー-- ､＿
/:::::::::::::::::::| | | | | |::::::::::::::::::::
γ⌒) ))
/⊃ﾉ ＿＿_
〃/ ／⌒ ⌒＼
/ /（ ⌒） （⌒） ＼ ∩⌒)
| |:::⌒（__人__）⌒ 〃/ ﾉ
| |r┬-| / /
(( ＼ ヽ＿ `ー-´ ／ ／ ））
（Ｘが待っていたのは、市長の訪問か？
まさかこの人に危害を加えることが目的か）
ｍ ｎ _∩ ＿＿＿_ ∩_ ｎ ｍ
⊂二⌒ __） ／⌒ ⌒＼ （ _⌒二⊃
＼ ＼ ／ （＞） （＜） ＼ ／ ／
＼ ＼ ／ ::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ ／ ／
＼ ＼| |r┬-| |／ ／
＼ ＼ `ー'´ ／ ／
丶 /
（しかしなにも、学校に来るのを
待ち望む必要なんてないはずだ。
小都市の首長に対する警備体制など
大したものではないはず……）
＿＿＿_
／_ノ ' ヽ_＼
／（○） （○）＼
／ /// （__人__） ///＼
| |r┬-| |
＼ ｀ ー'´ ／
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／（ ＞） （＜）＼
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ ∩ バラライカ校長！
| |r┬-/ |/⌒l 今日はやる夫のお友達を連れてきたんだお！
＼ `￣'´ ／ | `|
, rr-―- 、
{_,-―- 、 ＼
／/ 、 ' ､ ヽ
/ .へ ＼ }
,ィ´ ゝ .、 i ｀ ＼
{ / n,ﾍ}从 | i. |介__} }
ヽ { (( jﾉﾉ,斗- | |.c) i はあ、ご友人、ですか
ヽ从ｨtｊ f=ﾂ，| |ｿi !
|ミｿ_ .j| i || ＼ ＼
| ヽ － ﾉ.| i |ﾄ 、.＼ ＼
__| | i.｀_- < .| |/ ｀ー--┴- 、
/ . | | } / ﾉ ./ / |
ｊ ﾉ /./ .{ ( {. |
ノ { .' / |ミ;. /＼ヽ、 |
( ｀、.} |;／. ＼ヽ |
ノ / (/ ｿ |
/ ｛ | |
┌───────────────────┐
│ 紹介するお！ .│
│ ......│
│ アメリカと、 │
│ ......│
│ ロシアのいっちゃん偉い人たちだお！ ...│
└───────────────────┘
ヽ､,jﾄttツf( ノ
＼､,,)rﾞ''"''ｰ弋辷_,,.
=､..,,,ﾆ;ヲ_ ヾ彡r''"^ ,,,,,,,,,,,,,,,,__
｀`ミミ, ﾐミ＝- :__ ,彡彡彡ミミミミﾐx.､
= -三t /~ヽ ,三``''ヾ::, ,彡彡彡彡ミミミミミミﾐｭ､
,シ彡､ / / ,:ﾐ'' ,彡彡彡'¨´ `ヾミミミミミ､
. ／ ^'''/ /''ヾ! （ ,彡彡彡 ,z=x､ `ヾミミﾐｭ､
／ / / ､ ＼ /¨ヾ彡' ::: ,ztｯ､` `ヾミﾐｭ、 ハロー！
/ ,t- ! ヽ. ヽ' | l!,ｨ :::...~`::''´ ::==ﾆﾐﾐミミﾐ,
. / , -〜''ヽ .∧'ヾ. _.ノ i,.=ｯ､ }iiミﾐ
l ----,〉 彡itｰ' ,:' ﾞ=､_ ﾉ '::..,ｲiiﾐ''
! ___`, ,彡/ .: ＿＿_ ~i!. !ﾐ''
!. ,ｨ__ﾉ 'V .: :. 匁卅i》 ! ,ｨﾐ
. l i _,/ヽ .: :: ￣ / `
. _ﾉ / _,.イ/ ＼ :: , /
＿_/ヽ /ー─t≦ニ∧ ヽ ` ::...__,;:::'´,ｲ
／ﾆ,ｲ. ヽ. ／二二/二二ﾆ∧. ヽ /
. /ﾆ／ﾆヽ ＼イ|!二二/二二二二', `ｧ､ ＿ ,ィ
. /／ニニﾆ＼ `t|!ニニ＼二二二ニ', ,イ::::::::::', .,ｲヽ
／二二二二二＼_,ｲi}ニニニ＞二ニニﾆ,_＞''´ ヽｰ-〈V. V:',＞｡.
/ニニニニニニニﾆ`Z7ニニく二二ニニﾆﾆ, l::::::::l Vヽﾆﾆ＞｡、
／ニニニニニニニニﾆV二二ニVニニニニニ, l:::::::::!. V=＼二二＞｡
,,,r-‐───‐--､
／ ,,,z-──ｭ‐-､
／,,,,,,,,,,r-‐''~´ ﾘ ＼
//~ | ﾞi
i/ | |
f | ヽ |
| | ﾘ r-､
| | `ヽ/「ﾜ,|
ﾘ ,,,r＝=､ ,,r＝＝=ｭ､ ┐ｿ
ﾞi -=・=-ヽ i -=・=- ` ン } プリヴェート。
ﾞi ヽ--‐ .| l `'─‐'" ﾉ ト‐/
| /l l ､ ,／ ├‐'ﾞ
.|､ ノr' ﾚ ヽ￢､,,.... -‐ |
ﾞiヽ‐' ヽ,,,,,r''´ ﾉ |
ヽ ト‐＝＝─ｲ~､ / .ﾄ､
＼ ヽ ￣__ ‐' y ﾉ
＼ ｀ , '
`ｰ--──'"-'
_,,. -─- .＝= -,..-‐､
. _,厶-ク ＼v｀ヽ＼´- ヽ
／ / ,ハ ﾊ ﾊ }
/ /ｲ /ヽﾍ/r､_},ﾊ // ヽ
{ｲ /!仏ﾑﾍ/ ｀ｿｲ ﾘi // | ━━┓┃┃
Vi ﾊ ● ●．^ヾｲ} ﾘ| | ┃ ━━━━━━━━
ﾊ/||. ‘-,,' ≦ 三 ｡ ┃ ┃┃┃
＼ﾄゝ'ﾟ ≦ 三 ﾟ｡ ﾟ| ｡ ┛
≧ 三 ＝=-|
-ｧ, ≧=- 。
|ｲﾚ,､ ＞三 ｡ﾟ ･ ﾟ
≦｀Vヾ ヾ ≧
｡ﾟ /｡･ｲﾊ ､､ ｀ミ ｡ ﾟ ｡ ･
┌─────────────────┐
│ ※このスレはフィクションであり、 .│
│ 登場人物は実在の人物・団体と │
│ 関わりはございません。 .│
└─────────────────┘
／￣￣￣￣＼
( ＿＞
. /＼＿＿＿＿＞ヽ
/ / ミ＼ ／彡Ｖ .|
（Ｖ ヽ・ | （・ノ Ｖ）
（ `ー |__ ー´ ） ハンバーガー！スポーツカー！
∧ ノ∩ヽ / ステーキ！
人 ┌∪┐ ﾉ
＞ヽ＿ノ＜
| Ｖ|_∧/ |
| | V |/ | |
| | Ｖ | |
, , -‐─ - ､
/: : : : : : : : : :::ヽ
l::: : : ::::l ハラショー、チェブラーシカ、クレムリン！
,､l::: : : : ::::l 日本語訳：（おやソーフィヤ、
lヽ:: : : : ::::::l; こんなところで会うとは奇遇だな）
ヽl､ '‐､;-,, ,,-,-､::/
_ -‐::´~~l:: `‐´, `ﾆ´ /ヽ,,__＿
, -‐::::::::::::::::::::::::ヽ ; ,; : ﾉ:::::::::::::::::::`::::::ヽ,,
/;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::;;lヽ ヽ---; /,,::::::::::::::::::::::::::::::;;;;l
l;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::;;l ` - 二, ´l;::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;l
l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::l ／;;;;;;ヽl::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::l ''''/:ヽ l:::::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::l /;; : :ll:::::::::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
ﾊ /, |ヾ｀ヾ'｀＜三 三／ / , / |
ゞ| ﾊ !三 ハ ｀ヽzk / ／ ' j }. /
/从ﾊ ﾊ ﾄﾊ 三 三>x/ｼヾ-＝彡 ,ｲ彡'
./ j＼ {＼ ﾊ从 三 三ﾊ ,:' ,: ／´
. , ヾ; ＼ 八三 三 三} i=＝彡'´
. ,' iｿ | {ﾐーﾞ 三 三りヾ' : '´ （なんだと……米ロのトップが
i i. | iﾊ ﾏ三__三／ ﾏ こんな地方都市に、なぜ）
| | i i |ﾊ ﾏ ヾﾉ ﾏ
| | | | |ii{＼ﾏ Ｕ ヽ
| | | |､ヽ三ゞ. _ =- .ノ
| | | | ＞｀ヽ 人。:､｀::.､ ,'´￣
| | | |彡' ｀ヾ :､::.＼__Yj
| | | | _. シ
ﾊ! | | , '´
＿＿＿＿
/ ⌒ ⌒ ＼
./( ―） （ ●） ＼ きのう、東京で教育関係の
/::⌒（_人＿）⌒::::: | 国際会議があったのは知ってるお？
| ー .|
＼ ／
,-'´ ￣i┴∧ /^＼ ｀‐､
／/／__／ i ヽ V／l ＼＼ ', ヽ
/ r┴' / / ｀∧ /^＼＜￣ヾヘ ヽ
/ ／／ / / ,、∨,、 ＼ヽ ＼＼ ＼
/ ∠..ノ / / / ∧ヽ|/∧ヽ ヽ＼ ヽ ヽ ゝ
l r' / ,' / /l /´｀"ﾞ｀´ ', ! ､ ', ヽi ヽ ええ……小学校で同人誌の描き方に
/ | { l ﾘ ,' 从 ﾘ | 〉 } }l i ついての基礎教育を行うべきかどうかが
l ﾚﾍ | ＼斗-一- ー十-L_／ ｌ } | | 議題の国際会議でしたね。
l l ヽﾄ､ 弋 ‐t-iｰ､ ,､t-ヵ‐､ | l ∧ ｌ l
＼ヽ.| ll ｀ ‐-┘ ゝｰ '´･ｊ/ l / |
/ i .l l.l Z?栢c7 // / i
/ ､l l l i', ﾐ彡彡{ , /!ｲ/ / ヽ
/l l l l l ヽﾏ三彡7 /|ス//」 |l
l l l .l l l l＼辷/ ー - ／l | l | i
/ l l ,'l l l |ll l ｀‐､ _,イ l l l ｌ ヽ 丶、
／. l ,',' l |l |ll. l ｰ-‐ ´ | l |l |l | ｌ ｌ ＼ ＼
r .l l /,',','. l l |ll ゞ:.:彡 -､ |l l |l l| ｌ ｌ | 〉 〉
＿＿＿＿
／ ⌒ ⌒＼
/ （●） （●）│
| ::::⌒ (__人__)⌒|
／＼ ｀ ⌒´ ／ そのときコイツラが
( ( ＿＿_ ) 「日本の教育施設を視察してみたい」って
ヽ/ (＿＿＿ノ ほざいたんだお。
| /
／／∪＼ |
( ( ヽ |
／ ) ∪
/／__/＿/ / | ヽ ＼＼ ',
r┴' / / ｀∧ ! /^＼＜￣ヾヘ
／／ / / ,、∨,、 ＼ヽ ＼＼ （コイツラ言うな）
∠..ノ / / / ∧ヽ|/∧ヽ ヽ＼ ヽ ヽ
r' / ,' / /l /´｀"ﾞ｀´ ', ! ､ ', ヽ＼}
| { l ﾘ ,' 从 ﾘ | 〉 } } ﾘ
／ﾚﾍ |＼トﾍ匕Ｌ..＿,. ､__/厶∠L／ ｌ ｌイL
,ィ ´ ／ ∧ﾄ､ゝ弋‐辷ﾃﾐ､ ,ィ辷テｧ/／|,.ｲ ヽ＼ー- ､
/ ／-ｰ彡'´|l lﾍミi｀￣彡 ｜ ヽ ｀￣´/ // ! ｀ ‐- ＼｀ヽ ＼
_,.〉＜´ // |ｌ トゝﾐ彡'7 | ／／,' |ヽ ｀¨ ｰ- ヽ
.´ // |ｌ |ヘ三彡ﾞ ┘' ,.ﾌ / ｌ ＼ ｀¨＞ｰ ､
. ,'/ | ', ヽ.l｀マ{ ゞ二.Tミ、／ｌ l | ヽ 〉 ',
/ /| ｌ ｌ| ＼ |ヽ|´ ｜ ｌ ｌ| ',. / l
. ,' ,' ｜ ｌ ｌ| ｀ ｰ'|ヽl | ｌ ｌ ト、 ｜ / !
,,ｒ'':.:.:.:.:,;.;.;ミﾐ>ｪ.､
,ｒ';r'- '' ﾞ" ヾ:.:ヽ,
. ,i!'ﾞ | !:.:.:.:i
i! ｜ !:.:.:.:i
{ｌ / ﾐ:.:.:rヽ リトアニア、ラトビア、エストニア
. !! ______ ________ヽ ﾞ!斤ヽ｝ （訳：あえてアポなしで訪問した方が、
ﾞ!` =･=`i .i" =･= /ヒﾉ/ 飾りのない実状を視察できるのではという考えでね）
i. ￣ | | ￣ ,ｒ' ﾄｰ'
ﾄ.､ノ ｒ つｰ､__,ィ |
'､ ､`''''" ___,. / / |
ヽ ￣￣_,, / / /ヽ､
`.､________／／ ／ |`ヽ､
／|丶､ヽ ／ ｜::::::ヽ----
／::::::| ＞＜ /::::::::::::`､::::::
＿＿__
／_ノ ヽ＼
／ （ ●） （●）、
／::::::::⌒（__人__）⌒＼ で、クジ引きの結果、
| |r┬-| |. したらば市が選出されたんだお！
＼ `ー'´ ／
⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ
＼ ヽ / ヽ /
＼_,,ノ |､＿ノ
＜ＳＮＳ＞
┌─────────────────────────────────────────┐
│ ......│
│ ......│
│ ＿＿ ┌───────────────────┐ .│
│ ':::::::::::::｀ . . 驚きだな . . │
│ /:: ::::::::::::::::::::: ヽ | 二大マフィア大統領が . . .│
│ .i :: :::::::::::::::::::::::::::::::i | うちの高校に来るなんて…… . . │
│ { :: ::::::::::::::::::::: ::::::: ! | ／ ／ ヽ ＼ .│
│ ', <●>:::::::::::::::: :: ﾉ ／ ノ , '/ ' ヽ ､ ヽ ..│
│ l :::::::::::::::::::::ﾉ ￣`'― 〃 {八人 八ﾊ人ﾊ ｌ .| ――――――― .│
│ /⌒ヽ ﾍ ::::::::::::::::! /⌒i 人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人 .│
│ ＼ ＼ ＞,､ __:::::::::::イ /:::::/ 从 ﾘ<●> <●> 从|ﾉ从 .│
│. ＼ :::::::::::::::::::::::::/ : 从 ﾘ ゞ≠ ゞ≠ 从|ﾉ从 .│
│ ＼ :::::::::::::::/:::ノ ｀ |ﾍ -－ | |/ ....│
│ ﾚ/⌒l,､ __, イァﾚ .│
│ / /::|三/::/／ ヽ │
│ | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, ......│
│ ......│
│ ......│
└─────────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ ......│
│ /＼＿＿_／＼ .│
│／ ⌒ ⌒ ::: ＼ ......│
│| （●）, 、（●）、 | 失礼ですよ。 │
│| ,,ノ(、_, )ヽ、,, | .│
│| Ｕ ト‐＝‐ｧ' .::::| .│
│＼ ｀ニニ´ .:::／ ..│
│／｀ー‐--‐‐―´´＼ ......│
│ ......│
│ ......│
│ ......│
└───────────────────┘
┌────────────────────────────────┐
│ ..│
│ ..│
│ ..│
│ﾊ /, |ヾ｀ヾ'｀＜三 三／ / , / | .....│
│ ゞ| ﾊ !三 ハ ｀ヽzk / ／ ' j }. / │
│ /从ﾊ ﾊ ﾄﾊ 三 三>x/ｼヾ-＝彡 ,ｲ彡' .....│
│./ j＼ {＼ ﾊ从 三 三ﾊ ,:' ,: ／´ ...│
│. , ヾ; ＼ 八三 三 三} i=＝彡'´ .│
│. ,' iｿ | {ﾐーﾞ 三 三りヾ' : '´ ......│
│ i i. | iﾊ ﾏ三__三／ ﾏ 私も予測できなかった。 ....│
│ | | i i |ﾊ ﾏ ヾﾉ ﾏ .│
│ | | | | |ii{＼ﾏ ヽ ..│
│ | | | |､ヽ三ゞ. _ =- .ノ .│
│ | | | | ＞｀ヽ 人。:､｀::.､ ,'´￣ .│
│ | | | |彡' ｀ヾ :､::.＼__Yj │
│ | | | | _. シ .│
│ ﾊ! | | , '´ │
│ ..│
└────────────────────────────────┘
（Ｘが待ち望んでいた「何事か」は間違いなくこれだ）
（そしてＸの目的もほぼ確定した）
（テロリズム。
あるいは暗殺……！）
∩ 彡ミミミミミ
( )彡 ｀ m ´)
, -―――-､
/;;;;;;--､;;;;;;;;;;;;ヾ;､
!;;;;;; f;;;;;;;|
ﾄ､l;;;;;; !;;;;;;|
lｦl〈 ､＿__ , V;;;;|〉
Y＼刄斗 ,ｬ‐ｯ/ /
,-――'´ ﾍ / |l ｀¨ .イ｀ヽ､＿＿＿
ｒ'´￣::::::::::::::|:::::::ﾑ ヽ､ﾉ /::::::::::|::::::::::::::|:ﾊ
/::::::::::::::::::::::::::/::::::::|＼ マﾆｧ ／::::::::::::ヽ:::::::::::::|::::}
l:::::::::::::::::::::::::/::::::::::::! ＞-＜ l::::::::::::::::::::l:::::::::::|:::::＼
┌──────────────────┐
│ .│
│ 二大大国の大統領が、 ....│
│ 揃って身近にやってくる状況など、 ..│
│ ありふれた話ではない。 ......│
│ 一生に一度、あるかないかの好機。 │
└──────────────────┘
┌──────────────────────────────────────────────┐
│ │
│ _ -=＝ニニ7⌒'＜｀ー ､ ...│
│ .∠二ﾆ ､.∠二＿__/￣ .:人 .:＼ クジ引きで選ばれたというのが本当なら、 │
│ . ／ ￣＞ 7 .:＞ :} .:｀Y .:} 通常、暗殺を思い立っても、 │
│ . ′.:／／ :/＼ :/ｲ .:) .:i| ノ ﾘ .:} 从ﾘ 綿密な計画を立てる時間や .│
│ / .:/／ .:从 .:ヽ ! （ .:ｉ 八γ从У乂 下準備をする機会が得られない。 ..│
│ . ,ｉ ,/ .:/ i |ﾞ＼ 人ﾘ 人 ﾊ::ィ代'' 弋ｒ―-､ │
│ ｉ| 〃 .:/ ｉ |ﾍヽ＼{｛｀ヽ ＼ ミ=ｰ:::_j ,ゝ/ミY だが、巻き戻しを繰り返したら…… ......│
│ ﾘ :/ i ｉ | ∨＼ヽ__ｊ`Yﾍ`ー:::｛ _ ...j'::::{/ ｀ヽ ある程度の準備はできる。 .│
│ / :, / ii ｉ | ＼.:ミ, | :!| .＼:::::::} ｀{:::::ﾑム i ...│
│. / .:, // i ii ｉ | r=Ｙ,,、_| :!| .:| ｀ミ､ __人::::| | | .│
│ / .:/// i i ii ｉ | _/.:.:.|〃j | :!| .:| :ハ |Ⅵ∠ｲ j │
│. / .:///..-┴‐┴┴'.:|:.:.: | ,彡j:.:!| .:| / Ⅵ 乂.ｰﾍ ＼ │
│ , :/´｀ヽ :.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:∧ / ! .:! :′ l |:.: .:｀Ｙﾍ ／ |:､ ....│
│. / :/.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:.:У .:从 ! ! 弋＼ :{._／<> ハ＼ ......│
│. ,′ .:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:/ .:/ ﾄ /´ ｀ヽ .:|＼ /:.:.:o:. ＼ │
└──────────────────────────────────────────────┘
/:／ - ￣ ハ ` ‐ ､ヽ !,
Y .／／ ／ / |:i ＼､ i
／ｰ-､／､_ :／ ', i i,.ﾍ ', ヽ:i|
r―´ ´ ／ i /: ト ､ i:ﾍ
ノ ﾍ | ,.ｨ i `ー ､ i
i ,.イ / ﾊi,|//| i `
/ i ﾊ i / i|`ー- | 市長、せめてこちらへ来る前に
'i i ﾊ ト! ｨ:ﾊ i ハ ﾉｲ / i 連絡をお願いしたかったですな。
ﾊ/| |iL__V`'くﾊﾊ |ｲハ :i ガードマンを事前に手配しましたのに。
/ V＼ﾄ卞乏`ﾐヾ` ー-=≠―| ./
／ | :ﾄ､ゞ､:.:.:´彡 i えzｩ‐ラ/:/ /
／ :/| /iト-=;,;_i' ` ‘/ｲi ｲ ／
- ´ / :/ | i :ﾍヾ､;,/ ／ｲ//ｲ |ﾊ
/ /,.ｲ :/ :||;ﾍ=:{ ＿`´_ ／ｲ|i | i
／ .:ﾉ´./:/ |:|:i,:＼{ `ー- ` ,.ｲ: `| i | i
／_ -／ // /:|:i:',: ＼ ` ,. イi;:/:. | l ﾄ､
ﾆ -/ :/´ :/ ＼:i,. ` ´ i:;ハ: | :l | ヽ
.:／ /´ / `! / ヽ | i:l ﾍ
＿＿＿_
／⌒ ー､＼
／（ ●） （●）＼ 心配無用だお。
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ あの二人には、
| |r┬-/ ' | 元から強力なボディーガードが付いてるお。
＼ `ー'´ ／
＜ボディガードA>
,ゞ'⌒ヽ、
ｒヘ､_ヾx'"ゝ､>､ゝﾞヾﾐヽ
ゝ、＞ミヽゞr'⌒ﾞﾐ ;⌒)='⌒ゞ
彡＼ヽ､): :;'x:i;ｦ;ﾞ_kiﾃ,ﾐγ~
;'~V;;:. '^ｰﾉ'ヽ-:i-) ヽ
／ﾞ ヾﾐ>､_;;::ﾞ'ｰ-=;'ｲ'
./~ ､ ヽ.ヾ#i＞ｰi~ﾞ^,ゝ ,.r-っ'ゝ
ﾉい ﾞヾ ＼ﾆ ﾆン_,ｲ^─-^' r'~~
( i＼ ｀ゝ ｀＾￣6)~￣ﾌ j; j;^ヽ,
j ヾ､ ^|T‘ｙﾌ,ﾌrγ
,>、 ＼ |i| / ノ
∧ ~ﾞ=ｰ-っ Ｙ ///
ﾍ ＼ ／ !／ /|
| ＼＼_ (. / ／|│
〉 ＼ /.ノ |i_〈
＼_ ｒ-'＾ヾ.ヾ,~Ｔﾆ-/ /ヾヾ.ヽ,
~ﾞti-^ti'^ti'┘ / /ti'^ti^ti
_ - - _
γ / / ヽ
ﾚ | | |
∠ ＼| ﾚ⌒ ヽ ヽ
/（(⌒）目（ ⌒ )ｙ ヽ
/ Ｔ ﾌ∩|＼￣ｲ ヽ ヽ
/ く ／川＼ レﾍ ヽ
（ ∠川川 ヽ／ ヽ_________
￣゜＼￣￣ ゜
ｽｰｰｰｰｰｰｰﾊｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
＜ボディガードＢ＞
,ｒ― 、
／￣ 丶＼
/ / _. -―- .ゝ、
／ ´ ／ , , ,/ ＼
/ / ／,./ 从;(从(,ﾍvｹﾊ
{ /./ ._( (（ (ー來ﾊ j从ﾊ
| / { {cj.゛゛|从ミ赱､`''' .jﾉ .} （確かに一目見てわかる凄腕達を
|. {i | ｿ /jﾉミミミミ （;; / 従えてはいるが……油断はできない）
/ .!i | / /j ミミミ , ）ノ
ノ , ソ ∧ ミミ ゞゝ丿
／ ／ ／ ,イ ＼ミ ／ |
_,,. -─- .＝= -,..-‐､
. _,厶-ク ＼v｀ヽ＼´- ヽ
／ / ,ハ ﾊ ﾊ }
/ /ｲ /ヽﾍ/r､_},ﾊ // ヽ
{ｲ /!仏ﾑﾍ/ ｀ｿｲ ﾘi // |
Vi ﾊ ● ●．^ヾｲ} ﾘ| | （まだ間に合うかもしれん。
ﾊ/||ミ彡》､_,､_, /// / |ﾉ| | | こちらも練度が最高クラスのガードを集めよう）
＼ﾄゞﾐゞ ヽ._） / | ｝ | |
| |＞ ｧr‐七⌒ | |リ | |
| |/ {メ^く_/ | |ヽ | |
| ﾄ /:∧∨ 〉 | ﾄ | |
（「ロボ」と「バイオ」を呼んでおくか）
＼ /
＼ , -‐ｉ冖 Ｔ ｰ 、 ,/
><´ | | X/
／ ＼､ | l // ヽ
/ ヽヽ｜ ! // ヽ
/ ＿＿＿＼>ｌ rV_ﾑ-一＝ｌ
. ｌ´ ｀'ｰ' ｏ ｌ
ｊ ＿＿__ ＿ |
{ヽィ三ﾗ´ ｀} /´ ｀ヾヨ｢||
. ｌ ぃ三{ ,ﾊ ﾊ、 :} ｊ,ｌ|
. ｌ ぃﾖ:､ _／ _ｊ__ｊ ヽ､___,,.ｲ//|
! ｀)〕｀Ｔ!| ￣ | ￣￣|〃 ｆｆ ｌ
ヽ || 〃ｌ | |∬ ﾉｊ/
ヽｊｊ､《 l | | )ｿ/
/ヾゝ、l 广l ｊ . イ
/ｰ-､＿｀＞Ｌ__｣- '" {
ー-､ ,〈 ￣７ｰ-､＿_＿)
ロボ（あだ名）
.<ヽ. _______ ,.'">
＼ヽ,;:' " | | ﾞ` ､,.."／
,ｨ＼ヽ. ::|.＿.|. ,."／、
,;';:::::::::＼ヾ===f'"／:::::;ﾞ;,
.i';::::::: 〃 ﾞ-' l_l ﾞ‐'ヾ.:::::::.:;i
,.'"‐-,ｨ--.、=＝=, --ﾞ､.-‐'ﾞ､
l::::::,;´ ﾞi. 只 ｉ ｀;,:::::l
.!:::.i ,;:' |. ﾞ:､ .,i:::::!
l;, ゝt‐ '" ..!. `ﾞ‐-i" ,;l
ヽ.._j' : i､./
ヽ.. : ,/
Iゝ､_ . _,..ｲ
,IiI; :::i ￣.￣:::Ii;,.I.
バイオ（あだ名）
/／__/＿/ / | ヽ ＼＼ ',
r┴' / / ｀∧ ! /^＼＜￣ヾヘ
／／ / / ,、∨,、 ＼ヽ ＼＼
∠..ノ / / / ∧ヽ|/∧ヽ ヽ＼ ヽ ヽ （こうなると、他の認識者の
r' / ,' / /l /´｀"ﾞ｀´ ', ! ､ ', ヽ＼} 警護にあてた精鋭達が惜しくなってくるな……）
| { l ﾘ ,' 从 ﾘ | 〉 } } ﾘ
／ﾚﾍ |＼トﾍ匕Ｌ..＿,. ､__/厶∠L／ ｌ ｌイL
,ィ ´ ／ ∧ﾄ､ゝ弋‐辷ﾃﾐ､ ,ィ辷テｧ/／|,.ｲ ヽ＼ー- ､
/ ／-ｰ彡'´|l lﾍミi｀￣彡 ｜ ヽ ｀￣´/ // ! ｀ ‐- ＼｀ヽ ＼
_,.〉＜´ // |ｌ トゝﾐ彡'7 | ／／,' |ヽ ｀¨ ｰ- ヽ
.´ // |ｌ |ヘ三彡ﾞ ┘' ,.ﾌ / ｌ ＼ ｀¨＞ｰ ､
. ,'/ | ', ヽ.l｀マ{ ゞ二.Tミ、／ｌ l | ヽ 〉 ',
/ /| ｌ ｌ| ＼ |ヽ|´ ｜ ｌ ｌ| ',. / l
. ,' ,' ｜ ｌ ｌ| ｀ ｰ'|ヽl | ｌ ｌ ト、 ｜ / !
/＿＿ / | l | ＼ ゞ'ﾞ | ｌ ｌ | ヽ___⊥__ / ,'
ヽ, | l |彡 ｀ ´ ィ三ﾐ:! l ｌ | / / /
＼ ﾉ l |三i ゞﾐ三| l ｌ | / / /
_,,. -─- .＝= -,..-‐､
. _,厶-ク ＼v｀ヽ＼´- ヽ （とりわけ、鵺塚を調べに行かせた
／ / ,ハ ﾊ ﾊ } ダディ、やらない夫につけた警備員二名）
. / /ｲ /ヽﾍ/r､_},ﾊ // ヽ
{ｲ /!仏ﾑﾍ/ ｀ｿｲ ﾘi // | （様々な事態に対処できるオールラウンダーであるあの二人が
Vi ﾊ ○ ○．^ヾｲ}.ﾘ| | 山上にいて戻ってこれないのは痛い）
ﾊ/||ミ彡》＿＿...⊂⊃/ |ﾉ| | |
＼ﾄゞﾐゞ / | ｝.| |
| |＞ ｧr‐七⌒ | |リ | |
| |/ {メ^く_/ | |ヽ | |
| ﾄ /:∧∨ 〉.| ﾄ | |
_.............._
,...::::::::::::::::::::::::::::::::::...、
／::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::丶
/::::::::::::;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
':::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::';:::::::::,
,:::::::::::::::;'::::::!::::::::::::::::::::';::::::::::::i::::::::::
ノ:::::::::::;::::{:::::∧::::::::::::::}::::ﾊ::::i:::::}:::::::::i
. '";::::::::/:{::ﾊ::/―ヽ:::::::::ﾊ/l‐ヽlヽ;::::::::::l
ﾉ'.!::::::::::!::lヽtッ'ヽ〉::::〈. '"tッ'.ﾉ::::::::::::j
´ .!:::::::::::!ゝ ﾉ !ヾ､ ,'::::/:::::{
::{ヽ:::::,. ﾉ:::::::/ヽ!
｀ ゝ::::、 ` ｲ/ｿ
` :丶 － ‐ ,.ｲ/
,.-‐ lﾊ:l｀ ´l::{￣ ヽ
/ ` ､!｀ - _｀ ´_ -'",. '" .l
/ /.!: : : :/ｰ'; : : : :.l l l
/ / .!: : :./ﾆﾆl: : : : l .! l
_ ‐､ / l: : :/!ﾆﾆl'; : : :l l , 'ﾆ= ._
_ -=ﾆ-‐￣ヽ {-‐l＼' !二l: l:／ｊ .l .／ ￣‐=ﾆﾆ‐ _
. ,. -ニ=‐￣ , ＜.＞'" l: : : :lﾆﾆ!: : :./｀"''＜＞ _ ￣-ニﾆ‐-.、
i_ `'" </＞'" !: : :lニﾆ!: :/ ｀ ＜＞, ￣' ,:!
お兄様（あだ名）
ll ∥
ll ∥
ll ∥
ll _......_ ∥
ll,.:::´l! il::::::∥:::::.、
, =...ll:::::l! il::::∥=..-.... ､
l:.:.:.:.:.:ll:::l! il::∥:.:.:.:.:.:.:.:.:.、
i:.:.:.:.:.:.:.!!_l! .i!__l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l
l::.:.:.:.:.:.:.l.l::l!ﾟ.i|:l |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
l:.:.:.:.:.:.:.:l !:l! il::l l:ll:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|
l:.:.:.:.:.:.:.l:ll::|! il:::||:::ll:.:.:.:.:.:.:.:.:.|
l:.:.:.:.∥=:::|! il::::==丶_.:.:.:.:.:.l
l=..::::::::::::|! .i|::::::::::::::::::::::::ll::l
l::::::- ￣l￣l￣￣ i-::::::∥|
l::::li │ │ :i l::::∥::l
l::::l i │ .│ ::i ./::::::,---
|::i:::::::::i,_!＿.!__.／::::::i::i:::::::::::l
|::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::|::::::::::::i
_ ,,--- ,,, ＿＿＿, l::::i:::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::|:::::::_:::::i,, _
／::::::::::::::::／i:::::::::::::::::::::::::!:::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::!::::!::´_::-‐::::::::::.::::､──::::::─-.._
／::::::::::::::::／::::::|:_-‐─── ‐- _ -‐ -‐_ -‐‐‐‐‐‐--::_:::::::/::|::::::::::::::::::::::::::::::.、
太陽の王子（あだ名）
仮に殺すの成功しても人生終了待ったなしじゃんあいつ
／ ／ ／イ ＼＞ーヽ ＼ー─┐
. / ／ ／/ | | ∨´／ /￣｀Y i !
/／ /// ｒｆミﾝ / / /// Ｎ,ィ ゝヽ （さらにでっていうを捜索させている連中も合わせれば
／ ／ ｲ! {{!う∧爪 ||ｲ!/|从ﾘ｀! ｒ ヽ 警備の層はぐっと厚くなるのだが……）
／ ／, /´ﾊ !|ﾐｿ ﾍ!ﾄﾍ!匆ｭ｀¨ イｨｊ{ハ |ﾄ
／ ／ / / ｊ Y/ ｲ /:::.:.:.:／ {ﾃｧ/ ｊ ｊ ﾙ!
／ ／／ ﾑｲ、/／/ / ,/ｆ:.:i´ - イイイ ノﾚ'
,／／ ／─ ヽノ i ｲ＼:.! ヾﾐｭ_／ ! レ!
／／ ／=ニ二二/ , !' | ＼ ィ｀¨ト ﾄｊ
／ ／ , ィ￢、| ﾄ ::/´ ｊ | | | !
:. {z=＝ゝ｀､'´三 彡､_ ﾘ} ／ /' .| !
ヽ＼ 八三 三 三 三 三{ ァ'´￣彡´｀:' ＜ .j / /
三｀ー≦ 彡 'ﾞ´￣ 三ヽ､三 ／ ,ｲ 'ﾞ/ '彡
三 ＞'´ 三 三 三 ﾐ､ヾﾊ ´ ＞'´z=＝＝＝＝=ミ彡 イ
三 三 三≧=＝＝=ミ､ 三 了 z彡'´ ,.:＝ﾐ､ ｀ヾ＜__,
三 ＞'ﾞ´ , -=-､ _ z}= 三 ヾ:::::.. ー=＝＝==等z斗 ｀≧彡 待てよ。そうか。
≧彡' {{ {比'ﾞ´ 三 三{ ＼:::... ｀ーﾐｵ'´ そういう狙いだったのか！
ゞミ:.､＿ ,..:＜ 三 三 三 ｲ,' ｀ﾞ' ・
:＼ 三 三 三 三 三 三, ､＿＿_彡'
ヾ ｀ 三 三 三 三 彡'´.
＼三 三 三 三彡'.:::::::,' ー=＝彡
｀ー- ＝=-三 三{´_.::::::::}､ __ _
ミ＝=- 三 三 三彡.:::::ﾊ:::., ｀ヽ
＞ー三 三 ／.:::::::::::::::八:::::., r.､
（ＳＮＳ）
┌────────────────────────────────────────┐
│ .│
│ .│
│ ＿＿ ┌───────────────────┐ .│
│ ':::::::::::::｀ . . 前の周回で各務原が殺害されたことから、 .│
│ /:: ::::::::::::::::::::: ヽ | 私は巻き戻しを認識できるメンバー全員に │
│ .i :: :::::::::::::::::::::::::::::::i | 優秀な警備員を配備した。 .....│
│ { :: ::::::::::::::::::::: ::::::: ! | ......│
│ ', <●>:::::::::::::::: :: ﾉ ／ __ ___ ..│
│ l :::::::::::::::::::::ﾉ ￣`'―─ ///〃//Vヾヽ ───────────┘ .│
│ /⌒ヽ ﾍ ::::::::::::::::! /⌒i } !ｉ!iミ{｛{{｀´}}｝} .│
│ ＼ ＼ ＞,､ __:::::::::::イ /:::::/ ﾉﾉﾘ弋i {ﾞﾟﾞ-ﾟﾉ!{ .│
│. ＼ :::::::::::::::::::::::::/ : （'(（'ﾞ ﾉiｿゞy)》'､ │
│ ＼ :::::::::::::::/:::ノ ｀ﾞ くノ /f __ｊ/'i ......│
│ ん'､ じ'ﾌ ゝ .│
│ .│
│ .│
│ .│
│ .│
└────────────────────────────────────────┘
(⌒) cっ ＼＿ ／
Ｃ ⌒) C_ 3 iﾞa ｢≠ヽ
ﾞｰヘi .|｢ | ／L,e| |
ヽ,「￣|｢￣￣ヽ￣ヽ_|_
/ ц凵 ＼
| |
（ （_ |
`ー､＿＿＿＿／jー- |
|ヽ/￣￣/" ｜
`ー￣￣ ――'
┌───────────────────────┐
│ │
│ さらに、行方不明のでっていうを .│
│ 捕獲するため、手勢を市内に分散させている。 .│
└───────────────────────┘
（捜索部隊）
z≦ニニヽ、 z≦ニニヽ、
／ﾆﾆﾆﾆﾆィーﾆヽ ／ﾆﾆﾆﾆﾆィーﾆヽ
ｲニニﾆ／ニニﾆﾆ/ ｲニニﾆ／ニニﾆﾆ/
ヽ-=- ､―,----〈 ヽ-=- ､―,----〈
,ｨx{i:i{ (::::) V/(::::) }:i}､ ,ｨx{i:i{ (::::) V/(::::) }:i}､
,イ乂ﾍi:ヽ_イ i .ヽ_ノ乂乂ヽ､ ,イ乂ﾍi:ヽ_イ i .ヽ_ノ乂乂ヽ､
ｲ乂乂乂ﾍｉ:ｉ:〈 i 〉i:i:i:ﾊ乂乂乂ヽ ｲ乂乂乂ﾍｉ:ｉ:〈 i 〉i:i:i:ﾊ乂乂乂ヽ
/乂乂乂乂ヽi:i:ｉVｉ:ｉ:ｉ:ﾉ乂乂乂乂ﾒ} /乂乂乂乂ヽi:i:ｉVｉ:ｉ:ｉ:ﾉ乂乂乂乂ﾒ}
{乂乂乂乂Vi{::::ヽ:-ｲ:::ﾊ、乂乂乂メi {乂乂乂乂Vi{::::ヽ:-ｲ:::ﾊ、乂乂乂メi
≦弋乂乂乂ノi_ﾍ:::/i:ﾍ:/_:i/ﾊ乂乂乂ﾉ≧､ ≦弋乂乂乂ノi_ﾍ:::/i:ﾍ:/_:i/ﾊ乂乂乂ﾉ≧､
iニニニニイ///i_:_ﾍ:i::::i:/_:_:i////＼ニニニﾊ iニニニニイ///i_:_ﾍ:i::::i:/_:_:i////＼ニニニﾊ
.'ニニﾆ〈//////|_:_:_:ﾍ:::/:_:_:ﾉi///////>ニニﾆ .'ニニﾆ〈//////|_:_:_:ﾍ:::/:_:_:ﾉi///////>ニニﾆ
ニﾆﾆ､ﾆV/////|.＼_:_:Y_:イ:x:i///////ニ'ニニ ニﾆﾆ､ﾆV/////|.＼_:_:Y_:イ:x:i///////ニ'ニニ
.ニニニｉﾆV.////|x:xxｲo::ix:x:x:i//////ﾆ/ニニﾆ .ニニニｉﾆV.////|x:xxｲo::ix:x:x:i//////ﾆ/ニニﾆ
iニニニiﾆﾆV.///l:x:x:{::::::i:x:x:x:i/////ﾆ{ニニﾆﾆ iニニニiﾆﾆV.///l:x:x:{::::::i:x:x:x:i/////ﾆ{ニニﾆﾆ
'ニニニjﾆニV //lx:x:x}:::::i:x:x:x:i////ニlニニﾆニ 'ニニニjﾆニV //lx:x:x}:::::i:x:x:x:i////ニlニニﾆニ
'ニニニﾆiニニV /lx:x:xj::o:ix:x:x:i:///ﾆﾆlニニニニ 'ニニニﾆiニニV /lx:x:xj::o:ix:x:x:i:///ﾆﾆlニニニニ
iニニニニlニﾆﾆV/lx:x:x{::::::ix:x:x:i://ニﾆlニニニニ iニニニニlニﾆﾆV/lx:x:x{::::::ix:x:x:i://ニﾆlニニニニ
┌──────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ , rr-―- 、 .│
│ {_,-―- 、 ＼ ....│
│ ／/ 、 ' ､ ヽ ...│
│ / .へ ＼ } .│
│ ,ィ´ ゝ .、 i ｀ ＼ │
│ { / n,ﾍ}从 | i. |介__} } これらの措置はーーー .│
│ ヽ { (( jﾉﾉ,斗- | |.c) i もし誰も殺されていなかったら、 │
│ ヽ从ｨtｊ f=ﾂ，| |ｿi ! 指示していなかったものだ。 ...│
│ |ミｿ_ .j| i || ＼ ＼ ......│
│ | ヽ － ﾉ.| i |ﾄ 、.＼ ＼ │
│ __| | i.｀_- < .| |/ ｀ー--┴- 、 ...│
│ / . | | } / ﾉ ./ / | .│
│ ｊ ﾉ /./ .{ ( {. | ..│
│ ノ { .' / |ミ;. /＼ヽ、 | .│
│ ( ｀、.} |;／. ＼ヽ | .│
│ │
└──────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────┐
│ ..│
│ ＿_ .│
│ ／ 〜＼ .│
│ ／ ノ (●)＼ ...│
│. ｜ (.／) ⌒）＼ 俺たちを狙っているように見せかけて、 ....│
│. ｜ （__ノ￣ ＼ 大統領たちに充てるはずだった .│
│ ＼ | 警備力を削いだということですか？ .│
│ ＼ / .....│
│. ＼ ⊂ヽ∩ .....│
│ /´ (,＿ ＼. ...│
│ / ＼. ＼ .....│
│ ./ / |. ＼ソ │
│ （ y' .| .│
│ ..│
│ ..│
│ ..│
└────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────┐
│ ..│
│ ｚ-へ へ へー- .│
│ ノ￣i┴ ／- // ＼ .....│
│ ＜ ／ i V／l ＼＼l ....│
│ / / / / l l ＼ゝ ......│
│ / /〈〉 l/ / ∧ l ＼ l ＼＼ .│
│ / l / l l 彳＼V／丨丿( ヽ＼ ＼ その可能性が高い。 .│
│ l ／ .l l トiｲ l ＼／ヽ＼ ) l ト ...│
│ / / l ｌ ｌ∧ i ｌi ﾚﾊ. /人 ｌ 丿 〉 .│
│ l ﾊ r ー-ii-､＼ ,,-ーll-､l/l l／ │
│ l l l i L-〒Tァ= , ｯtTｩ､/ｌ ） / .│
│ ＼ヽ ヾ丶=~" . ｌ "~.／レｲ l │
│ / l､≡三ｲ l ７ ｲ l l .│
│ / l ヾ ミ》 .- ・ /l l l ......│
│ /l l l ﾇ ﾐゞ ｬ-＝ュ〟. / l l l l .│
│ l l l l l ＼ .ゞ≡＼＼/＼ l l l l＼ ......│
│ / l l l l＼l ＼ ゾ＼㍉ { l lヽ ＼ .│
│ ／. l l l＼ .ヽ. . ゝ- < lヘヽ_l＼ｌ ｌヽヾ ＼ .│
│ r .l l /. l .l ＼ ＼, ＼ l l l l . l ｌ＼＼ l＼ .│
│ ..│
└────────────────────────────────┘
／
／ . ,
.／ !_.../.
／ i:::!||i:::::i
／ !:::!||ヽ .|
.,::::i ＠ 丶| | ﾘ:l
／i:::::::_ .,,--.......!!::::::: !! !- _... ､
!:::::::::..、_ ._ .i／l ￣ ｀i .n￣｀i::i,,: .i
丶;::::/ .i:::::| ! ｀ !丶.,-丶
ﾞ ‐‐ ~ .i-- ´=｀---‐i ‐~ 丶:i
i二!≡彡'''ﾞ ﾟﾞ::::: -‐~
ﾄ=［o.o」´=~i
,i::::::|:::::|:::::::::::i.
┌───────────────────────────┐
│ 自分でいうのも何だが、 ...│
│ 私の配下には日本のガードマン、 │
│ 警備員の平均レベルを遙かに超えた精鋭が揃っている。 │
└───────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────────┐
│ ..│
│ ／／ |彡へ │
│ / , y ／ヽ|/∧ヽ＼ｰ-､ │
│ ｲ ｲ ﾊ ｲ｀''''''y/爪. | ヽ ﾍ │
│ .|ﾊ | |=| | } | | | 〉 │
│ ﾙﾊミヽﾄﾐ{ミﾁ==ｲ ﾑｲ / j { ....│
│ 彡<ﾆ二tﾃﾐミ､ /==ｰﾑｲ / /} おそらく我々が認識できなかった最初の周回で、 ...│
│ 彡辷三三ﾂ´ （ﾐ､ 〉彡ｲ j 犯人は大統領達にテロを試みたが .│
│ 彡彡≦ｲ <_tﾃ /／ /' 果たせなかったのだろう。 ..│
│ 彡炎ミrﾁ. r 〉 ｨ彡ﾉﾉ 警備が質・量ともに高水準のものであったために…… ...│
│ 三ミﾂ ｲ z彡ｿ' .│
│ 彡ｲ ､＿＿＿_ j │
│ 彡ﾐi ｀ ＜ｨｨｨﾇｲｲﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇ(:::(::) ....│
│ 彡ﾐﾑ ｰ- ､_つ￣￣Z ﾃ￣￣￣ │
│ ｲ彡f ／| | .│
│ 炎彡{ ／| | | .....│
│ ヽ､ｷ}. /| | | | ......│
│ ＞ ､ ＿＿/| | | | | ......│
│ ｲ...川川川 | | | | ......│
│ /:::::::::::::::::| | | | | |ー-- ､＿ .│
│ /:::::::::::::::::::| | | | | |:::::::::::::::::::: .│
│ ..│
└───────────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────┐
│ ....│
│ __ ___ .....│
│ ///〃//Vヾヽ │
│ } !ｉ!iミ{｛{{｀´}}｝} . 我々「認識者」が │
│ ﾉﾉﾘ弋i {ﾞﾟﾞ-ﾟﾉ!{ 犯人にとって目障りなのは間違いない。 │
│ '(（'(（'ﾞ ﾉiｿゞy)》'､ だが、Ｘが本当に恐れていたのは .....│
│ ｀ﾞ くノ /f __ｊ/'i . 「警備員」という集団、組織力の方だった。 │
│ ん'､ じ'ﾌ ゝ ....│
│ ....│
└───────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────────────────────┐
│ ......│
│ ＿, r' , ､ , ､ ＞ー'´ ......│
│ ￣フ ／ / ∧.i.i,∧ ､ ﾍ ＼ だから学生達を危険に晒し、 .│
│ ｒ´ .i / i､ !./ ﾍ. ii ､ ! ､ ヽ さらに犯罪を犯すおそれのある ..│
│ {/´! .| / , i | ｀"::"´ .｝ ハ ﾍ ヾ:､| 学生を行方不明にすることで、 ...│
│ .! | ! { /iﾊ ﾊ| !ﾉi ∧ i | ﾊ, i .! │
│ /|人 N .'i､/｀ハ/＿! _.,!r|/-ィ）》 ｝ ./.|｀ソ 警備・捜索のため .│
│ / .! .ｿ.|ﾍ､ヽ卞弋ﾗヽﾐ｀ ´ ｨ‐辷ﾗｱ/./|／i i 多くの手勢を学校から遠隔地に動かした…… ..│
│ ./ .| .ﾍ,ﾐ:､:;:;｀:;￣'´:: ｀'￣ ´彡/ .i .| ヽ そうするように、私を誘導したのだ。 .│
│ / | ﾍ,｀ヘ:;:;:;:;:;: ／ ｲ .| ヽ │
│ ./ /| i ∧:;:;:;:;:;:;: ／イ | | i ＼ │
│ .／ / .| | .i .ゝ:;:;:;:;: ,r==:、 ´.,ｨ' | | | .＼ ....│
│ ／ ./ .| .| .| .|＼:;:;: ｀三" . ／| | .| i .＼ .│
│ _,r '´ ./ | ! .| |:;:;:;:丶､_ ._／ | | | ヽ ヽ │
│ ／´ / .i | /|:;:;.. :;:;:;:;:;:ﾄ､ | | ヽ ＼ .│
└────────────────────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────┐
│ 一度死んだ各務原を巻き戻しで生き返らせたのも、 .│
│ 彼女の分だけ警備員の数を割かせるためだろう。 ......│
└──────────────────────────┘
乂 __
＞: ｀¨¨¨¨¨¨ﾐh､
／: :/: : : l: : : ＼: : : ＼
. : : ､/: : : : l/､: : : 丶: : : `､
／: : : 八: : : : ! ヾ: : : `､: : : : 、
-= イ: : : x== V: : : l斗=ミ: : : V: : : : ，
/: ://ん( ヽ: : ! ん(_ iヽ : V: : : : ,
. : /l Vソ ｀⌒ゝシ｜: : : V : : : ､
. : : : !: : : : lヽ: : :个､
.: : : :｛ ⌒ !: : : : lノ: : : :｝
i: : : 个s l: : : : :!: : l: i ｝
乂: : : : l: ≧s──‐- ､j: : : : :l: :/:/:ﾉ
丶 : : !: /:::l l::::::::::::::::::/ : : : /⌒⌒｝
┌─────────────────────────────────┐
│ 現在、彼女は校内で保護しているからさほどコストはかかっていないが、 ..│
│ そこまでＸも予期できないだろうからな。 .│
└─────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────────────┐
│ ......│
│ _,,. -─- .＝= -,..-‐､ │
│ . _,厶-ク ＼v｀ヽ＼´- ヽ .....│
│ C ／ / ,ハ ﾊ ﾊ } ...│
│ c C / /ｲ /ヽﾍ/r､_}∧ // ヽ ...│
│ c C {ｲ /!仏ﾑﾍ/ ｀ｿｲ 廴）// | 全くしてやられた！ ....│
│ c Vi ﾊ ● ●．^ヾｲ}ﾘ| | 集められるかぎり手勢をかきあつめる！ │
│ ﾊ/||ミ彡》､_,､_, ⊂⊃ / |ﾉ|| | 今からでも！ .│
│ /⌒ヽ__ﾄゞﾐゞ ヽ._） j /⌒!| | ....│
│ ＼ / | |＞ ｧ r‐ イァ/ /│ | │
│ . 从 l||l| |/ {メ^く_/|||l人. ∧ | | │
│ ( ⌒ )| ﾄ /:∧ ∨ ( ⌒ ) | | .│
│ ......│
│ ......│
│ ......│
└─────────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────────┐
│ .│
│ .│
│ ＿＿ ┌───────────────────┐ .│
│ ':::::::::::::｀ . . ..│
│ /:: ::::::::::::::::::::: ヽ | 花山君、悪いがこちらへ急行してくれ。 .│
│ .i :: :::::::::::::::::::::::::::::::i | ..│
│ { :: ::::::::::::::::::::: ::::::: ! | ......│
│ ', <●>:::::::::::::::: :: ﾉ ／ __ ___ ..│
│ l :::::::::::::::::::::ﾉ ￣`'―─ ///〃//Vヾヽ ───────────┘ .│
│ /⌒ヽ ﾍ ::::::::::::::::! /⌒i } !ｉ!iミ{｛{{｀´}}｝} .│
│ ＼ ＼ ＞,､ __:::::::::::イ /:::::/ ﾉﾉﾘ弋i {ﾞﾟﾞ-ﾟﾉ!{ .│
│. ＼ :::::::::::::::::::::::::/ : （'(（'ﾞ ﾉiｿゞy)》'､ │
│ ＼ :::::::::::::::/:::ノ ｀ﾞ くノ /f __ｊ/'i ......│
│ ん'､ じ'ﾌ ゝ .│
│ .│
└────────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────┐
│ .│
│ , ---- ､_ ....│
│ ／彡 xﾐミ三_ﾐ ､ │
│ /彡彡,ﾉ/ `__-､ﾞミ}、 ...│
│ {,ｨ彡く、}l´{oﾉ.ﾉ¨`}))､＿＿＿ │
│ {K〔_o!j´`ｰ ´ ,.ｲﾉ /｀l ＼ ￣`ー ...│
│ `‐T ﾒ(r_,-' ./i _ﾉ/. : ! ＼ x┐ ...│
│ `ｔ-､,ｒ'ﾆ- { ,/ /. : :.|! ./ .| ……俺への疑いは晴れた、 ....│
│ ,ｲ｀ト､`´ >'´./ : : : || / j ってことでいいのかい。 │
│ ／/ {: : :.￣ｧ＜_ : : : :|:| / ....│
│ ／ /. | : : : /､__/.:｀ヽ_｣:| / ..│
│ / /. l＼ /.::| ﾄ、: : : : | / │
│ } .⊥. ∨ ′:| ∨: : : | ./ ..│
│ ./ .| ＼ ＼: : | ∨: :.| / .│
│ {_ ｌ ＼ ＼! ＼:| / .│
└──────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────────┐
│ .│
│ .│
│ ,-'´ ￣i┴∧ /^＼ ｀‐､ .│
│ ／/／__／ i ヽ V／l ＼＼ ', ヽ ...│
│ / r┴' / / ｀∧ /^＼＜￣ヾヘ ヽ │
│ / ／／ / / ,、∨,、 ＼ヽ ＼＼ ＼ │
│ / ∠..ノ / / / ∧ヽ|/∧ヽ ヽ＼ ヽ ヽ ゝ ....│
│ l r' / ,' / /l /´｀"ﾞ｀´ ', ! ､ ', ヽi ヽ 元より君を遠ざけていたのは ......│
│ / | { l ﾘ ,' 从 ﾘ | 〉 } }l i 万が一の保険のようなものだった。 .│
│ l ﾚﾍ | ＼斗-一- ー十-L_／ ｌ } | | 心底疑っていたわけではないし、 .│
│ l l ヽﾄ､ 弋 ‐t-iｰ､ ,､t-ヵ‐､ | l ∧ ｌ l 今は一人でも戦力が欲しい。 ...│
│ ＼ヽ.| ll ｀ ‐-┘ ゝｰ '´･ｊ/ l / | ..│
│ / i .l l.l Z?栢c7 // / i .....│
│ / ､l l l i', ﾐ彡彡{ , /!ｲ/ / ヽ .....│
│ /l l l l l ヽﾏ三彡7 /|ス//」 |l │
│ l l l .l l l l＼辷/ ー - ／l | l | i ......│
│ / l l ,'l l l |ll l ｀‐､ _,イ l l l ｌ ヽ 丶、 ..│
│ ／. l ,',' l |l |ll. l ｰ-‐ ´ | l |l |l | ｌ ｌ ＼ ＼ .│
│ r .l l /,',','. l l |ll ゞ:.:彡 -､ |l l |l l| ｌ ｌ | 〉 〉 │
│ .│
└────────────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────────┐
│ ...│
│ ...│
│ ＿＿＿＿＿＿_＿ .│
│ _ ´::::::::::::::::::::二二ヽ:::::＼__ │
│ ,. ´::::::::::::::::二二ニ丶::::::::::::::::::::＼ │
│ ／::ﾆ:::::::::::::::二二ニニ丶:::::::::::::::::::::::::ヽ │
│ /／／::::::::::一＝ニニ:::::::::::::::::::::::::::::＼:::::ﾊ .│
│ /::／:::::::::―一＝ﾆニ::::::::::::::::::::､::::ヽ::::::::!::::::| .....│
│ _,/::::::ﾆ二:::::::::::::::::::二二ニ＝::::::::::|:::::::|:::::::|::::八 │
│ /{:;:イ:Ｘ⌒ヾﾆ::::::::::＝ニ二二::::::::|:::::!:::::::::::::::::::::::::ﾊ .│
│ /ｨ/ /´ ＼、 ー====ﾆニ彡ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::＼::::::} ……わかった。 ..│
│ { 厶-――-､}} ,r=＼::::::::＼:::＼:::::::!:::{ ....│
│ ,．-〃/ ＼、--､ ヽ ／ ヾミ､:::＼:::ヽ::|::::} │
│＿＿,．-‐ｧ′/.l{∧ ヾ弐ぅ } ,r==＝'′_,. -―― ヾ:::::::::::::.::/ │
│ ／ ,.ｲ ｀トヽ._ ￣｀人､〃 ／´￣￣ ＼ Y::::::::ハ、 ....│
│ .／ /.:.| .ﾊ }}￣￣,rテ^ヾﾆﾆ{ _,. -――'， }:::::ｲﾆYﾊ--､ ...│
│-‐'′ ./.:.:.:| / |__ルx=f´/ ﾉ '､ ｀ヾ弐ぅｰ;}r===＝ァ'´} {ﾘ| '. ｀ ｰ- │
│ ./.:.:.:.:.! :{/´|￣｀}{ Y´ Y⌒ヽ ＼ ￣￣ﾉ / ノ／.:l '. │
│＿__ ｆ:.:.:.:.:.:.＼∨ ;;''´｀;廴__ノ-一′ ｀￣￣ _,ｘ≠ｘ;ｧ'´／ l:.:.:.! ヽ .│
│/／⌒＞ー､_:.:.:.ヽ;'';''´ ｀ヾﾆﾆヽ,;:'';, ､_,x=彳ィﾘ /‐'´ /.:.:.:! ＼ .│
│ （＿,／ },;:'';; ;; `ー‐;;' ';, ,;'';, _ノ´ イ ｀Y/ .／.:.:.:.:.| ...│
│ ／） ;,, ｀ﾞ;￣};' ｀''´ ｀'; ／―一'´ ／.:.:.:.:.:.:/j │
│⌒ ｰ‐;‐ ''´／,, ;;''"´ ,,{;,, ,;''イ ／.:.:.:.:.:.:.:./:/ ....│
│ ／^ｉ／⌒ヾ. ｀':;ｰ;;'' ｀ '; / ,．-一 '´.:.:.:.:.:.:.:.／:/ │
│.／ ／ } ,;;'´ ';, ';; ;/／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.:.:/ .│
│ ...│
│ ...│
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│ , ｨ .│
│ ／ | │
│ / | _,.. -―ｧ .│
│ _/ ｌ ／ , ' .│
│ ,.∧': :´: :{ /' ／ ..│
│ , ' : !_ﾉ: : : : :ゝ＿__Y´ _,.＜ .│
│ ／: : : : : : : :／'´ : : : : :.｀ ヾ: :.＼ │
│. /: : : : : : : : :': : : : : : : : :i:､: : ､:ヽ: . ヽ ..│
│. ,': : : : :!: : : i/ : : : : : : : :/ !: : ｉ: . ':, .､:＼ │
│ ｉ: : :| : |: : : :|: : : : ; ｲ: :./ ｌ: : |､: : ',: :＼;ゝ ...│
│ |: .:::|: :|: : : :|: : :X /／ !: :| ,∨:.ｉ : : ﾍ お姉ちゃん、私たちにできることってないのかなあ。 ..│
│ |:::::::| :|:. : : :|／ `ー ｌ‐j´ !: :! : ! : ! │
│ |:::::::ヽ|::. : : :! !/ ,j :,' : :| : | │
│ |:::::i´｀!::. : : :| ○ ○ ./:|/: : :.|ヽj │
│ j∧ヽ_|:::::. : :.ｌ , ｌ:.:.:.:.,ｨ:.,' ..│
│ ＼:|::::!: : : ｌ r ―--､ ,. ｲ:.:.:/ i/ ....│
│ ヾ､|ヽ:.:.:ｌ｀.ｰ`ｰr.--'＜´ |:.:/ .│
│ ,､へ:::.＼ｌ､__＿ｊ:::::::::/∧ !/ │
│ /ヽ:＼＼::::::ﾍ !::::://:::∧ .│
│ ,' ＼:＼＼:::ﾍ |::://:::/ ', ....│
│ i ｀ヽ＼＼∨〃;::ｲ .i .│
│ | i ＼ヽ>':／ | | ......│
│ | | ／..｀.¨´.｀ヾ | ......│
│ | | '. . . . rく. . . .〉 | ..│
└──────────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────────┐
│ ....│
│ _, │
│ ノｉ __,.:-:‐::‐/::|:‐::‐:─-:.､_＿_ ....│
│ （_,,ﾉ:´: : : : : : : :.:|::: : : : : : :､:.: :＜｀ヽ .│
│ r.:‐::-ｨ'´: :,': : : : : : :i .: :|:::. : :､::: : : :.､:.: :｀ヽ、 │
│ V:::/::::|: :/:. : : ;: : :/|: : :||ヽ､:: :ｉ::､::: : :＼::､:: :＼、 ...│
│ ∨::::::|:/:,': ::_/__;/ |: : :l'| |;__|_::ﾍ:::. : : :ﾍ:￣::ﾄゝ ..│
│ /:::::::;/:;/:: :/|:.:/｀ |: ::ﾘ | '´|:: :l､:: ﾊ:::: : : :ﾊ::;/ なにもないわよ。家から動けないんだし。 .│
│ /::::∠;ｨ': : :/_ｊ;/__､.ｊ: ;/ !,__ｊ::;/_ヽ::.:|::: : :ｉ:: :|' │
│ ￣|: ::.:|:.: :;ｲﾏ弐ｵ､ﾉ'´ 'ﾁ弐ﾏ７ﾊ:::|::.: : ﾄ､:| ....│
│ |: :.:|: :;ﾊ ､Vｨ::;ｊ ﾄｨ:;ﾘ,.'ﾊ::∨:::.: :l ` .│
│ |:ｉ:::|:/ゝ_､"￣ ､ ￣"' {ﾉ:ｉ:∨::|;ﾘ ...│
│ |::|: ::|: ::::{ﾍ、" r:‐-､ "ｨ:::::|:::∨::| .....│
│ |::|:.:λ:.::ゝ､｀＞-`ﾆ=' ‐＜‐-:､::|::: :ｉ:.:| .....│
│ ....│
└──────────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────┐
│ .....│
│ /＼＿＿_／ヽ ...│
│ ／:::: '''''' '''''' ＼ ......│
│ |:::: （●）, ､（●）､.| │
│ |:::::: ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, | 我々なんか山の上にいますもんねえ。 .│
│. |::::::::: ｀-=ﾆ=- ' | 今から下山しても、間に合わないでしょう。 │
│ .＼::::::: ｀ﾆﾆ´ ／ ..│
│ /⌒ヽ ィ ...│
│ | l ＼＿＿ｨ〜っ ...│
│ . | | ﾄ､_"＿＿冫く;'三｝ .│
│ （ "￣⌒ヽ、 | ..│
└────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────┐
│ .│
│ ／￣￣＼ │
│ ／ _ノ ＼ ＼ │
│ | （ ○）（○） ＼ ＼ せっかく、 │
│. | oﾟ （__人__） ＿＿ 犯人の目論見がわかってきたっていうのに…… .│
│ | 0 ｀ー'´ﾉ´￣ ￣＼ .....│
│. | ／ } ＼ │
│. ヽ ／ } }て・，‥¨ ......│
│ ヽ ノ ＿＿＿ ＿ﾉ そ¨・：‘ ． │
│ / く ＼ YY￣￣YY＼ .│
│ | ＼ ＼ ・； ∵ ．.＼ ......│
│ | |ヽ、二⌒)､ ． ＼ .│
└──────────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────────┐
│ ...│
│ ＿＿＿＿| 〉 ....│
│ ＿＿＞ ―＜ ...│
│ ＞ ／ / ＼ .│
│ ／ / / ＼＿ .│
│ ／ / ／|/ く⌒ .│
│ ￣/ ｜＼＿ ､_|_／ ＼ いや、待ってください。 .│
│. / /｜/＿,,| 八Λ| | ＼厂 やらない夫先生、ダディさん。 │
│ / / ┬─| | /──|／ | く .│
│ ￣| 八/V;;;;ﾉΛ/ Ｖ;;;;ノ Λ| 乙 二人とも、まだ下山してないんですよね？ .│
│ |/| 〈 ￣ ￣ ｕ|/[||┘ ...│
│ |ィ个=-- ´ ┬=≦ﾆ〉 │
│ |ノ〈ニニニニニ〈 .│
│. ／〉ニニニ／￣ ＼ .│
│ ／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.| │
└─────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────┐
│ ...│
│ ...│
│ ／￣￣＼ ..│
│ ／ _ノ ＼ │
│ | （ ●）（●） .│
│. | （__人__） ああ、まだ頂上付近にいるだろ。 .│
│ | ｀ ⌒´ﾉ 鵺塚の直前だ。それが何か？ .│
│. | } │
│. ヽ } .│
│ ヽ ノ ｍm ...│
│ / ￣￣￣ つﾉ ......│
│ | |￣￣￣ .│
│ ...│
│ ...│
└──────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────────┐
│ ..│
│ ､丶｀..,,_ ｀`丶、＞'"~｀`丶､.,,__,, .│
│ .,,＿,,.､ヽ` _,,...､､､、 Ｙ⌒ヽ ､、 寸'〜、`'＜ .....│
│ ､.,,__,,＞ ゛ヽ` ,〕丶、 、 ﾟ:, 丶､ 、 ｀``ア ...│
│ >'´/ ／ 〕 `, `､ ﾟ， ｀､、 `'＜.,,__,,.ノ ..│
│ ,( /_,, ,′ :' ′ ,′ ﾟ, , ﾟ, / .│
│ 人｀``｀ { / ,′ //, ⅰ.: } ':, ､ｲ │
│ γ"''〜､､ィ~) ,,..、 ／ / / ! ; ; ﾟ, ｀ ー=ァ, .│
│⌒! ､.,| 、~"''〜' ﾉ ﾞ ‰′ ﾉ } ／/ ..│
│"''i .,,j )h､.,,_,,､‐゛ ／ ､‐゛ ,′ ; │
│ j 7 」＞, ヘ.,,__,,.､丶` i{ i ,′ ／ ..│
│..,′/、.,,,_／ ,.､､ィ ′ ﾔ i } /(,_,, ∠..,,__,, だったら、 ....│
│〈 ⌒ ／ / i ,乂 | ; 、 ／ .....│
│./, `, ,′i i ⅱ ,′i .圦 ( ,,ノ, ト ( ＼ ｱ゛ お願いしたいことがあります。 .....│
│. ﾟ, ！ .八ハ从 ∧ ト､、 ﾉ ＼ i iγ､{ )' _,,､‐゛ .....│
│γム ﾟ, γvﾉｰ-h､.,,_`'〜、 ; .}ﾉi i 〉, ア .│
│. } '∧ ∨ ! ｉ{ｰ=セ箝ﾃ'ア } :ﾞ ,ﾞ ｝:i / くうぅo｡., ...│
│. }::.::.:寸､.,,_ '/ﾉi 八~"'' …'`゛ _,,ノ! / ﾚ 〈ノ ｉi .! 「⌒:i:i:i:i:))〕､､、 ......│
│ⅰ:.::.::.::.::.::.::｀``｀.:j}乂(_,,. 八 γ!]{]从ﾙ寸:i:i:i:i:ｱﾆ!.:::. ﾟ, .│
│ⅰ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.,ﾞ`〜､.、 / j `'芍/ﾆ∥;;;;;i.:', .│
│∥ .:.::.::.::.::.::.::.::.::/ 乂__ _＿,,,..､、 ,ふ:.:.. ,′ ,ｨi{ ｰ{{;;;;;;;;|.::ﾟ:､ ....│
│{{や.::.::.::.::.::.::.::.::ハ ／.::.:ム⌒ ｀”~ ｀_,.ィ(::.:.. . ,′ ,ｨi{ニニﾆﾘ;;;;;;;|::.::.::＼ ......│
│ｉｉ.:∨.::.::.::.::.:::／.::.:}７.::.::.:://ﾑ,___,,,.､rｉ｛::.::..:.. . . / _,.ィ(ニニニア;;;;;;,ｨj::.::.::.::.::.＼ー ､ .....│
│ﾔ::.:`::.､､丶｀.::.::.::.从.::.::.////ニニニﾆア゛.,,:. ,:ﾞrｉ｛ﾆﾆニﾆﾆ／:;/／ ,′.:.::.::.::.:.:.:)i;;:.:.:＼ ..│
│:j::.::.:.:.::.::::.::::.:::::／.::.::.::.///,たニﾆﾆｱ゛,.､ｬﾔ゛-＝ニニニｱ゛ﾆ/' ./ . :.:.:.:.::.::.::.::./.::.::.::.::.＼ ......│
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,彡彡彡ミミミミﾐx.､
,彡彡彡彡ミミミミミミﾐｭ､
,彡彡彡'¨´ `ヾミミミミミ､
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| l!,ｨ :::...~`::''´ ::==ﾆﾐﾐミミﾐ,
∧'ヾ. _.ノ i,.=ｯ､ }iiミﾐ
彡itｰ' ,:' ﾞ=､_ ﾉ '::..,ｲiiﾐ''
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V .: :. 匁卅i》 ! ,ｨﾐ
ヽ .: :: ￣ / ` ラスベガス！サンフランシスコ！コカコーラ！
＼ :: , /
ヽ ` ::...__,;:::'´,ｲ
ヽ /
, `ｧ､ ＿ ,ィ
', ,イ::::::::::', .,ｲヽ
ﾆ,_＞''´ ヽｰ-〈V. V:',＞｡.
ﾆ, l::::::::l Vヽﾆﾆ＞｡、
ニ, l:::::::::!. V=＼二二＞｡
.
.
〃〃 ヾ ヽ
,ﾚ''¨¨爪|¨¨｀ヽｰﾄ|
ﾄｧｰ⌒ヽ__ﾙ | ﾊ ﾊ （でっていうがどのようなテロを
rｰZ ⌒ ´∧/ヽへへ}､__ しかけてくるものか予想がつかない）
ｿ'〃／ 从/ｨ ヽ （今の段階では、
/从（ /从（ｿ | |. | | ､./ 二人を外へ連れ出すより
／ | ,ｲ.xtｯ≧ ﾒﾑ_ﾉ ﾉ .ﾉ| 校舎周辺にいさせた方が安全だろう）
__z-ｰ=彡.| |ﾐミミ ｲ .tｫｲ___／lﾊ
rzｲ// ノ ｲ| ﾚ' 〉ﾐ. ｣ 彡'iii, l | ヽ､
（〃{/ ,,彡ｲ /／ .ﾑ＜二二ﾆｱ |＼ ,| ﾊー-､
ﾙ ＜ |// -ｰヾz:::::. | ＞- ､ ヽ ヽ
r＜ ,ﾉ./ イ´ / .| ｀＞ ､.|
: : : ´"' ,_| |: :| ＼ ┃ / ／:|: |
: : : : : : : : : | |: :| ｒ‐'＾''┐ ＼ 癶 / ／／.:|: |
: : ／￣.:|.:: | |: :|: |:|｀" ｉ| 丶､ |￣ | ＿＿____,/ | |: : : |: |
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :| |~" ┐ l:| || 癶 ｀ . |＿_| | |＿＿|:|i, | |: : : |: |
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :| | | |:| || ＿_ |￣| ＿ ｀丶, |」¨¨¨¨ﾟ| |i | |: : : |: |
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, -―――-､
/;;;;;;--､;;;;;;;;;;;;ヾ;､
!;;;;;; f;;;;;;;|
ﾄ､l;;;;;; !;;;;;;| カチューシャ、ノンナ、ニーナ。
lｦl〈 ､＿__ , V;;;;|〉 （なるほど、
Y＼刄斗 ,ｬ‐ｯ/ / これが日本の学校か。実に清潔で私好みだ）
,-――'´ ﾍ / |l ｀¨ .イ｀ヽ､＿＿＿
ｒ'´￣::::::::::::::|:::::::ﾑ ヽ､ﾉ /::::::::::|::::::::::::::|:ﾊ
/::::::::::::::::::::::::::/::::::::|＼ マﾆｧ ／::::::::::::ヽ:::::::::::::|::::}
l:::::::::::::::::::::::::/::::::::::::! ＞-＜ l::::::::::::::::::::l:::::::::::|:::::＼
/::::::::::::::::::::::::::＼:::::::::::|／ヽ,','/ ﾘ::::::::::::::::::::l:::::::::::|::::::::::ヽ
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／（ ●） （ ●） ＼ 校長ー、何か面白いことないかおー？
／ ::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
| ￣ |
＼ ／
／／ |彡へ
/ , y ／ヽ|/∧ヽ＼ｰ-､
ｲ ｲ ﾊ ｲ｀''''''y/爪. | ヽ ﾍ
.|ﾊ | |=| | } | | | 〉
ﾙﾊミヽﾄﾐ{ミﾁ==ｲ ﾑｲ / j {
彡<ﾆ二tﾃﾐミ､ /==ｰﾑｲ / /}
彡辷三三ﾂ´ （ﾐ､ 〉彡ｲ j
彡彡≦ｲ <_tﾃ /／ /' （全く、人の気も知らないで……）
彡炎ミrﾁ. r 〉 ｨ彡ﾉﾉ
三ミﾂ ｲ z彡ｿ' そうは言われましても、
彡ｲ ､＿＿＿_ j ここは学校ですからね。
彡ﾐi ｀ ＜ｨｨｨﾇｲｲﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇ(:::(::)
彡ﾐﾑ ｰ- ､_つ￣￣Z ﾃ￣￣￣
ｲ彡f ／| |
炎彡{ ／| | |
ヽ､ｷ}. /| | | |
＞ ､ ＿＿/| | | | |
ｲ...川川川 | | | |
/:::::::::::::::::| | | | | |ー-- ､＿
/:::::::::::::::::::| | | | | |::::::::::::::::::::
__Ω＿__
／|;;;;;;;;;;;;;;;;|＼
|__|;;;;;;;;;;;;;;;;;|__|_＿＿
／（ ◎）三（◎）＼ すっげ、すっげー。本物だー。
／：：⌒Y__人__Y⌒：：＼
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
＿_
_, -' ´_＿＿＼
, '´ _,-'´, -――- ゝ、
／ .／ ／ ｌ ﾄ、＼
＼__/ /l / ／ , /l'| ﾄ､l ',
l | / ｌ/|７ニイ´/〃| -Ｌ.l ! 二人とも、思ったよりでけー。
l | l | （○） / （●） .｣ |
彡彡彡 （__人__） ミミ
＼ `i ヾ/´ ／
／:::::::::::::::::＼
i|::::::::::::::::::::::::::}
八从人从八__}
| } )
r-‐‐- 、 ヽ /.|/
-‐‐┐ {:::::::::::::::::} ＿＿ ＼_／ | r―‐- 、
::: : {¨', ({.:::::::::::::::::} ／::::::::::|／￣｀‐---‐´￣＼:::::::::}
::: : }_'ﾉ ヽ:::::::::::/ |:::::::::::::: |. /ヽ:::::|
. =r'〉 ＼⌒ ___r==┐ ,-‐‐、 ゝ::::::::/ヽ| / ∨
|¨￣＼ v ￣ ￣￣＼/⌒ヽ/⌒ヽ/⌒ヽ . {:: : / }⌒'.__r=={ | | |ニ､
| /. } |/. |/⌒ヽ:::::::::::: . /⌒ヽ}-┘ﾉ {|. | | | |
. ﾉ . ＼/ | | |.::::::::::::::::::::::::::::::::::／￣￣＼/⌒ヽ. !____| |＿＿|ﾆﾆ
7￣| |____｝::::::::::::::::::::::::: : ∧ |￣ | }. | | | |
. /＿_| | | |:::::::::::::::::::::::::::::::| | { | }. | | | |＝＝
. | | | |:::::::::::::::::::::::::: : ヽ| ｒ===ih |. | | | |
======={. |/ /.:::::::::::::::::::::::::::::: : | 〔二二}i:｣|. | | | |二二
,ｒ― 、
／￣ 丶＼
/ / _. -―- .ゝ、
／ ´ ／ , , ,/ ＼
/ / ／,./ 从;(从(,ﾍvｹﾊ （見物する学生が増えてきたな）
{ /./ ._( (（ (ー來ﾊ j从ﾊ
| / { {cj.゛゛|从ミ赱､`''' .jﾉ .} （私がでっていうだったら、この人混みに乗じて……）
|. {i | ｿ /jﾉミミミミ （;; /
/ .!i | / /j ミミミ , ）ノ （いや、そこまで安直ではないか）
ノ , ソ ∧ ミミ ゞゝ丿
／ ／ ／ ,イ ＼ミ ／ |
{ ／ / /__| ＞ イ |--――--- 、
／ ゝ _,. -/ /ミ. |i |
＿ r'^>/^ゝ r-、 ,、 ＿ r'^>/^ゝ r-、 ,、
| `l / // / / / く ヽ | `l / // / / / く ヽ
'! Lニ＿｀'' 「`L_ 'ー-' `ー'' '! Lニ＿｀'' 「`L_ 'ー-' `ー''
'! ,、＿＿7 i ｀`゛''ー、 '! ,、＿＿7 i ｀`゛''ー、
1 | | l｀￣｀'' 1 | | l｀￣｀''
i＿」 'L_」 i＿」 'L_」
＼＼ ヽ | | // .／／
＼＼ | .| // ／／
＼丶. ｉ |. / ′ ／／
＼ ＼. ∥ / ／ ' ／
丶 丶. | ' ／
./f───────┴i:.:',
./ﾄ────────┴i:.',
/. | . . ... .....:..:.:.:.::.::.:::.:::|;::::',
./[￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣]:',
./ | . . : : : : : :.:.:.:.::.::::::::::::::;|;;:::',
/|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|',
./ | . . ..: .::.: :::::::::: ::::::::::::::::::;::;:;;;;;;|i;;;',
/.ｉ‐┴――――――――――'―‐┴‐ :',
./ | . . ..: .:: .::: ::::: ::::::::::::::::;::;;::;;;;;;:;;;;;;;;;:|i:',
/＿」 : : : : : :.:.::.:::::::::: : : : : : :.:.:.:.::.::::::::::||:.:',
/|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|:',
/ | | |::.',.
／ ／ | ＼
／ ／ ｉ ＼ ＼
／ ! |. ＼＼ ＼
r-、 ,、 ＿ r'^>/^ゝ r-、 ,、
/ / / ヽ | `l / // / / / く ヽ
「`L_ 'ー-' く_/ '! Lニ＿｀'' 「`L_ 'ー-' `ー'
i ｀`゛''ー、 .'! ,、＿＿7 i ｀`゛''ー、
| l｀￣｀'' 1 | | l｀￣｀''
'L_」 i＿」 'L_」
.
￣＿＿￣￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣――― ＿＿＿ ＝― ￣￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿
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|| || |／ ／.. .| | | |＼..| ＼ ＿__|,,,,,,,,,,
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,ｨi /,. ‐''" ヽ|/,‐"｀`'‐`:、
/i::1 ｜ │ ●│ _人__人__人__人__人__人__人__人__
´ !:::| | │ │ __,ﾉ
ｌ i::: | | ● │ │ ）.
| i:::::| │,.‐''"´￣￣｀`'‐.､ ,i ｿ. 死ねっていうううううううう
| ｉ:::::| ﾉ ,-、 ,.‐, ＼/ ,）
| i:::::| / ││ ," | ヽ ⌒ヽ, 、
|__j:::::| │ ││ | | │ ﾉ.
r'=< / ﾉ ,i `-´ │ ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒
f⌒ﾄx｀Y Λ （_ ノ Λ
( ,)ﾐl. } / |＼ Λ ヽ
.i ﾉﾐ| 〈 |│`'‐.､ ＿＿＿_,.,‐''´| | │
`''"|_ﾐ} ヽ | | |＿ﾉ、ﾉ i_ ﾉ-;´ﾉ │
ﾟ､ ヽ │ | ﾞi ／ ￣＼ / / /
＼`、ﾞi／ `v´ / ノ
ﾞi ﾞヽ ﾞi、 / /"´
ﾞi ヽ ＼_＿／| /
｀、 ヽ.ﾉ ﾉ
` ｀`'--‐''"
_,,. -─- .＝= -,..-‐､
. _,厶-ク ＼v｀ヽ＼´- ヽ
／ / ,ハ ﾊ ﾊ }
/ /ｲ /ヽﾍ/r､_},ﾊ // ヽ （安直だった！）
{ｲ /!仏ﾑﾍ/ ｀ｿｲ ﾘi // |
Vi ﾊ ● ●．^ヾｲ} ﾘ| |
ﾊ/||ミ彡》､_,､_, /// / |ﾉ| | |
＼ﾄゞﾐゞ ヽ._） / | ｝ | |
| |＞ ｧr‐七⌒ | |リ | |
| |/ {メ^く_/ | |ヽ | |
| ﾄ /:∧∨ 〉 | ﾄ | |
￣￣ ― ￣ ＿ ￣
―― ￣￣ ― ＿――￣＿＿
＿＿＿ ＿＿ ――／ |― ＝＝ ￣￣￣ ―― ― ＿＿＿
￣￣―‐―― ＿＿＿￣￣―――,／ .ノ＿ ＝― ＝＝━＿＿＿￣―
＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―／. ／――― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――￣＿＿＿￣―
￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿ l l´ ￣￣ ――＿――＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―
＿＿＿＿＿＿―――￣￣/`Y'´ﾍ ',＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿
―――――￣￣＿＿＿,i(0) (0 ハ ∧＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿
／ ⌒｀´⌒ ﾍ ´''‐． ,,_
|,-） （-､| 〝‐..._
| ヽ＿＿ ノ, '´ _ ｀'‐、
＼ ｀⌒'／ __メ‐ｰ''´ ,ﾆﾆ ＼,
／ ／／ ／ ∧ ゛'- .._ ＼__ ＿ ￣
―― ／ ／ ／ ／ .．亠ﾄ ﾞｉ. ｀‐〟 ＼ ＿――￣＿＿
＿＿＿ ／ ／ | ,／ ／ ヽィ ＼, ＼― ― ＿＿＿
￣￣―‐―― ＿＿／ ／＿ ＼_＿／ ゛'-.._ ＼ ＝＝━＿＿＿￣―
＿＿―＿＿＿Lﾆ(＿メ／／三三三三三三三三ヲ ＼,＼―＿――￣＿＿＿￣―
￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―
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―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿
＼＼＼ | | // ／／
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（Ｖ ヽ・ | （・ノ Ｖ）
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＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ _ ∧ ノ∩ヽ / ─ ─ ─ ─ ─
─ ─ ─ ─ 人 ┌∪┐ ﾉ ￣ ￣ ￣
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| Ｖ|_∧/ |
| | V |/ | |
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＼,,ｒ'':.:””””.:.;.;ミﾐ>ｪ.､ / ／
,ｒ';r'- '' ﾞ" ヾ:.:ヽ,
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i! ｜ !:.:.:.:i
{ｌ / ﾐ:.:.:rヽ
!! ______ ________ヽ ﾞ!斤ヽ｝
＿ ＿ ﾞ!` =･=`i .i" =･= /ヒﾉ/ ＿ ＿
＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ _ i. ￣ | | ￣ ,ｒ' ﾄｰ' ─ ─ ─ ─ ─
─ ─ ─ ─ ﾄ.､ノ ｒ つｰ､__,ィ | ￣ ￣ ￣
'､ ､`''''" ___,. / / |
ヽ ￣￣_,, / / /ヽ､
`.､________／／ ／ |`ヽ､
／|丶､ヽ ／ ｜::::::ヽ---- ＼
／::::::| ＞＜ /::::::::::::`､:::::: ＼
/ | ＼＼
／ / | | ＼＼
. ／ / | | ＼
／ / | | |
／／ // | | |
＿＿＿
／ノ ヽ､_＼ アブねえ！
／（ ○）}liil{（○）＼
／ （__人__） ＼
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／
rf'T⌒⌒'/ ヽ
{三{{三三三〉 ｛ l￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ﾞヽ
y _ヽ_/ ｀'' -､、 ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ﾞ ヽ
| 〈 ｀' '-､、 ＼＿_人＿人从＿人＿人从／
', ヽ、 ｀' '-､、 ＿） （＿＿
ヽ ヽ ｀''-､ ） もらった！ （
ヽ / ＼Ｙ/ヽ ｀''-､ ￣￣） (￣￣
ヽ / （ 0) ( 0）､ ｀'-､ ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
／ ::::::⌒｀´⌒::＼ ｀' ､ i
| ,-）＿＿＿（-､! ｀'､ i
| ヽ |!!il|i|!l| ｜ ｀'、 ,'
＼ `ー'´ イ '., ,'
＞ ヽ i ,'
, ' ヽ ,' , '
／ , ｌ ,' , '
／ ／::::.... ｌ , ' ／
（ ´､:::::::::::: l , ' ／
＼ ヽ::::::: l , ' ／
＼＿_人＿人从＿人＿人从／
＿） （＿＿
） させねーよ （
￣￣） (￣￣
／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
ヽ､ﾞ＼､ ヽヾvi|! i|! ! !l l| / /'/ ' ／´ ,." , '／ . " ／ /`l
、 ﾞ､＼ ＼ゞ､｀ l! ! ,' ／彡'´ _ノ/ ／ ／ ,､. l |/ 〉
ヽ､ 、 ﾞ、ヾ ｀ ｨ, ＿从∠=彡=＝┐/ / ／ ／ . ／ ,l | l |ﾚ'
､ﾐヽ、 ヽ. ､ ､ ヽ γ'″~￣｀゛゛゛｀￣`ヽ ﾉ } '／ . ／' ／／／ ,! L.-ヾi=,'
｀ヾ､ ､ 、丶､ ヽ /_ ﾐ ヽ ∨ / ／"／／//"／／／ _,.-'´ _, - '_´
､_ ＼、ヽ 、 /.: :. . `:,ハ , У*､. / '／ '／／ . ＜ |_,.- '´| L-'´_|
－=≧x 丶、:､ r㌢ﾞ｀ヽ`У / ,:/'″′` ､/ ,／ ∠≦ﾆ=‐ ,.-'´ ,.-'"
_z≧=- ＞ . ﾐ゛,ｲﾞ ﾐ 、 `寸 ノｲ .:/′ ヽ/ _≦=￣＿ |,.- '´| |
三...___ ＞,ｲ圦ﾞ､ ｰヾｿ ｀く' .: . :,:〃 _' ｝ __,..ﾆ=‐￣-=三 |,i
_￣＝=ー-―-/_,二汽､ィヾ ヘ Y=≠ｲ:'/. Ξj廴=‐￣ ...二ニ＝‐ ＿＿＿、
三=- _.ﾆ￣〃 ;ゞｲ'x,"ｰ＼､く ノ=ﾐ、 V/'/,: ﾐ{ ≡≡≡ '‐ｰ７ ﾉ゛
__..z≦-‐￣У-=f´ﾞ、″ ､, >=彡 》x:, ∨/:, ,:_ゝ ―======== _＿/ l_=ｯ
/′ｲ｛、ヽ-ﾞ y／ _,.x ､゛/´￣ヾ!:'/; ／ﾉ _ﾆ＝―－ lﾆｰ'''''ﾞﾞ￣
=-ﾞ_z=- {圭圭圦廴..／"´、^,.、゛/ ｰ ﾞ/⌒Y匕 ／ ‐＝_二￣
≦／ " ﾞ寺圭圭斗1{、) yﾞ_,: 〃｀ ( ﾞ/ ﾒ､Ⅵｲ ￣-=三=＿
／ ／"/ ,′ `…ヘ圭圭､ヽ._／r'ﾞ )ｰc゛ﾉ:,Ξ }「ー`＝‐-ﾆ=―-_三三三三 ,..､._,Π
/,〃/ ﾞノ′ ﾞ寺圭圭f圭{ ＾´ ゝ/´.゛ ｀、{ ‐=￢＿ ￣￣ !┌‐-ニ￢
彡'/'/ ／ ,/´ /7ﾞ¨~`寺≧zゞ='ﾐ､＾ｰ ,ゞ 廴 -=ﾆ二￣＝ ゛´ / /
ノ,:///, ／ ,yﾞ ﾉ,′ '/ ￣ i! l l「¨¨゛ ｀ﾞ、ｰﾆ三ー-z__ﾆ=-‐＝‐ ／／
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//／ ／///,:/ '/'//, ﾉ !i| ﾚ !ﾊ､ヽ､＼ﾞヽ＼､ ＼ 丶ゞ
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{ f i!ノし, /_,、 / ）/::/:: :: :: ::r'￣ ヽ f′ＹK ｀)￣ヾ´'￣ Ｎ: : : : : : :.
丶 '; ｰ=' |'´￣ﾑ≠' ノ ,ハ';:/:: :: :: :: :| }, i!、 ﾚ ヽ ､ ｰ ､ ヽ; : : : : : :.|
ゝﾍ、 j! { ,ﾑk′〈-一:: ┐ハ ノ }/ （__ノ ＼ V;/: :彡'
￣ ｀ー' ゝ一' ﾐ }:: :: :;_;ｲ 入 ,ｲ j㍉ ＼ 〉: : :,〈
, - 一::＜~::.{ ｢ ） ﾉ{_,ノ一'＇ﾉ ハ _ノﾑ ヽ、 {C,|! ∨: : : : :.l
／:: :: :: :: :: :: :: :;＞ｰ三二ー ／ / ∧ ￣｀ー弋 ヽj! ／: : : : : :.;!
. ／:: :: :: :: :: :: :: ／ ＼/:: :｀7 r一 ′ ／ i! ゝ、 ヽ、 ＿ /: : : : : : :./
/:: :: :: ; -―一1 {;: ::〈 〃⌒ー―- ＞ - ー- ―＜こヽ了: : : : : : : :/
:: ::／ ＿_ ,ヘ、 j!:: ::/＼＿ __ , ＜:: :: :: :: :: :: :: :: :: ::＞-<: : : : : : ;／
／ ／:: :: :: :: ::＼＿/＼/:: :: :: :: ｀ ーﾔ´:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::＼一
/:: :: :: :: :: :: :: :: :: :｀у:: :: :: :: :: ::／:: :: :: ; -::―:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::＼
. /:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :〈 :: :: :: :: :: :: {:: :: :: ／:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::ヽ
/:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::.＼:: :: :: ::; ﾍ:: ／:: _:;≠一:: :: :: :: :: :: ; r―- ､::＼:: :: :: :: .
./:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::.:＼:: :/:: ::.у:;／:: :: :: :: :: :: :: :: ::／ ､_ﾑ､:: ヽ:: :: :: :|
':: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :∨:: :: :f::/:: :: :: :: :: :: :: :: :; イ, -ｧ' ヽ V:: }!:: :: ::|
:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ＿_:: ::|:: :: :: :: :: :: ::_＞'ノ /'´~＿_ ヾ,｜:: :: :: ::.|
:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::, rｰ - 一'´__）{ ｀ー -一 丁 ／ ｆ / ヽ ∧:: !: :: : |
:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: / 三彡 ヾ! / | ヽ、 ） / ∨: : : :.|
:: :: :: :: :: :: :: :: :: ::.| ｀ヾ、 { ', ＼_／ ノ ｜:. : : :|
:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ! ､_＿ヽ | __jし､, ゝ、 ヽ、＿ ／ |: : : : :.!
:: :: :: :: :: :: :: :: :: ::.ﾊr'⌒ヽ '⌒jr| ;i! ｿ´~ ヽ / _＿ ∧: : : : !
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/: .: .: .: .: .: . _,,.-‐'': : : : : 三 二 ﾆ ― / || |￣|| | || | || |: .: .: .: .
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,.イ ! '､ ヽ
. .′ '. '. '. / !
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c=＝ ／ ｊ /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
ｃ ／―｝ / | / |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
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C °。 ＼ '､ _,.-' ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
＼ ` ´ｱ´ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
／ ! _,,.. ｧ､＿＿_ ,. -';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
＼ ｀ ‐､＿_7´`"´ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-―――――
イ ⌒ ｆｒ､ ､ { >､ ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;-―‐ ''"´￣
／ ヽ―｀ー ─ゝ､
＼＿_人＿人从＿人＿人从／
＿） （＿＿
） でっ （
￣￣） (￣￣
／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
＼＿_人＿人从＿人＿人从／
＿） （＿＿
） てっ （
￣￣） (￣￣
／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
,, '´ ,. ､
'' ﾞ!
/ﾆＹニヽ , j}
/（ )( ） ヽ 〃 ,､、
/ _ｘ‐' ヽ //イ ゝ
(´ゝイ （;;:: ／ // 人｢ ⌒i;
/ ／ / ィ´ !|
.i ^⌒ ....::. _,ノ‐-､、 厂了 ,!ﾘ
！ ..:::::::::::::::. `く ﾉ //,
`ー-r-､::::: i／ ｲ//
_／ _,.ゞ ｀ヾ／／
｀ヽ''´ ＼ ／／ ┐
＼ ／／"-‐､|
` ー≠ィ彡彡"
丶、＿ ,,,..-=_彡'"
_人__人__ _人_
__,ﾉ い (
）. う .（
ｿ. う （
,） う （
⌒ヽ う （
ﾉ. う .(,
__,ﾉ う (,
）. う .（
ｿ. う （
,） う （
⌒ヽ ！ （
,） （,
⌒ヽ ,r'
ﾉ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒,⌒
━╋━ ┃┃ ━╋━ ┃┃ ━╋━ ┃┃ ━╋━ ┃┃ ━╋━ ┃┃ ━╋━ ┃┃
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ヽ .! 、
ヽ ! ., /′
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／./ ／ ./
／ / ,／ . / ,，
／ . / ／ / , './
_ ク ,／ .／ . ／ . / ／ /／
／ﾞ./ ／ .／ ,／ . / . ／ ″
_／ / ,／ / . ／ ./ ,／
,,， .／ / . ,／ .／ ...;;l″ ／ .,/／ l｀''〜
, "/゛ .／ ./ .／ ／.,／./ ...,, ／ ,i?" !
,／ ./ ／ .,/／ ,,/／ / ., У,／ '!､、
（＼ _ ／ / . ,／ ., |ヾ .,i/'" .,/／,,彡゛ ,,-、 .｀''-
| ) ／ ） ／ ./ ,／ .,〃 ./゛ .,iﾂ゛ .ﾒ'゛ ヽ.l
/ ./ （ / ,， . ／ .iシ゛ ../ /゛ ｀
/ | | | ／/ .／ .゛ ,ｒ.〜 ..,、 ,i'-、
/ / | ／ ./ .／ ｌ, ｀'； r''､ / ｀
＼ ＼ /.／ ,i／ ＼ │ lﾞ .ｌ ヽ
＼ ＼ . ／ : ″ ｀"'―┘ | l ヽ,
| .／ 广''''ｰ ,,. .ヽ ,! ﾞ'-.
| ／ _、 ヽ,、 ! `ﾞ
|／ |, .｀ﾞﾞ''ｰ、 __ ｀ﾞ'''ｰ! x､,,,
ｰ..,、 ｀'―--./ _. ﾞ''ﾆ￢ ..,_ '!ﾐー ..,_｀'-,ﾞ''ｰ ..,、 / ‐
｀ﾞ''ｰ ､_.ﾞ'!ﾐー..,,_ .＿ “Ｖ-､,,、 ｀''-,ﾞﾞ'''ｰ- ..,, ＼ ｀ﾞﾞ''ｰ-..,,,、 .｀'-､ ｀''''＝ .｀ﾞ''ｰ､,,, .＼.
.｀ﾞ''''々 ｀'''ｰ ..,,ﾞ'マ〜 ,,,_ ｀'-, ｀ﾞ'''ｰ .ﾐ;; ､ .｀ﾞ''″ .｀ﾞ'''ｰ ,,_ ｀'-, ｀ﾞ'ｰ ､
ゝ――─､'：
'： ヽ ｉ'： '：/￣￣￣￣,_ﾉ：
l´,.＿ / '： '：l ＿/：
'：,ｲ ＼'： '：／ ／：
'：＼ ＼'： '：／ ／：
'：＼ ＼'： '：／ ´ ／；
'：＼ .,￣──‐ー´ ／：
'：＼ ／：
'：|,､ ,. |：
'：| |：
＿＿＞-へ|＿ |￣￣＼/￣
＿＿＿／￣│＼へ√⌒l⌒´￣￣＼＿
´ / / ＼
/ﾌＹ ヽ
/(>)(◎) ヽ ； ごはっ、な……
／⌒｀´⌒:#;; ＼
| -）＿＿＿（-、 |￣￣￣￣￣｀ヽ
|#； |!!il|i|!li| ｌ | ヽ
＼ ･｀⌒´ ／ / :##;; ヽ
/｀ .`ijｰ─‐'"/ /￣￣フ＼ ノ
／ ／ ；/ / ／ ／ ／
／ ／ ･． / / ／;; ／ ∠＿,-
⊂二⊂ノ / /;； （＿_／ ∠＿＿,- 丶
⊂二＿ﾉ （＿＿＿＿＿＿＿_ヽ
ドサ
/ﾆY二ヽ ／⌒ '"⌒ ヽ、 なんて……
/uー ー;##ヽノ ｰ ＼
／ （＿)（＿） .u＼ ,; ＼ ,rｰ､ パンチっていう……
|-）;;#⌒｀´⌒:::: （-, ⌒￣￣`￣￣￣ヾ｀ヽ ヽ
| 〈 ,_＿＿＿ ､ 〉 i,ﾉ､_＿＿＿"_＿＿,､___ｿﾉ__ﾉ
￣￣￣゜｀⌒´ ￣￣｀￣￣￣￣￣￣
,ゞ'⌒ヽ、
ｒヘ､_ヾx'"ゝ､>､ゝﾞヾﾐヽ
ゝ、＞ミヽゞr'⌒ﾞﾐ ;⌒)='⌒ゞ
彡＼ヽ､): :;'x:i;ｦ;ﾞ_kiﾃ,ﾐγ~
;'~V;;:. '^ｰﾉ'ヽ-:i-) ヽ ほほう、なかなかの反応速度と破壊力じゃな。
／ﾞ ヾﾐ>､_;;::ﾞ'ｰ-=;'ｲ'
./~ ､ ヽ.ヾ#i＞ｰi~ﾞ^,ゝ ,.r-っ'ゝ
ﾉい ﾞヾ ＼ﾆ ﾆン_,ｲ^─-^' r'~~
( i＼ ｀ゝ ｀＾￣6)~￣ﾌ j; j;^ヽ,
j ヾ､ ^|T‘ｙﾌ,ﾌrγ
,>、 ＼ |i| / ノ
∧ ~ﾞ=ｰ-っ Ｙ ///
ﾍ ＼ ／ !／ /|
| ＼＼_ (. / ／|│
〉 ＼ /.ノ |i_〈
＼_ ｒ-'＾ヾ.ヾ,~Ｔﾆ-/ /ヾヾ.ヽ,
~ﾞti-^ti'^ti'┘ / /ti'^ti^ti
_ - - _
γ / / ヽ 我々の先を越されてしまいましたな。
ﾚ | | |
∠ ＼| ﾚ⌒ ヽ ヽ
/（(⌒）目（ ⌒ )ｙ ヽ
/ Ｔ ﾌ∩|＼￣ｲ ヽ ヽ
/ く ／川＼ レﾍ ヽ
（ ∠川川 ヽ／ ヽ_________
￣゜＼￣￣ ゜
ノノ~ヽヽ
［`ﾒё´］
〃⌒｀ ´⌒ヽ⌒~ Ｐ
（ Ｖ~つ）人.ﾟノ〜（
ヽ_/〃仝ミ/~ やれやれ。
/~＝＝＝ヽ、
＼￣ ∥|￣ヽ
（ ､ ） （ ､ ）
/ ／ ./ /
（_＿） （_＿）
, rr-―- 、
{_,-―- 、 ＼
／/ 、 ' ､ ヽ
/ .へ ＼ } ………まさか、こんなに堂々と襲ってくるとはな。
,ィ´ ゝ .、 i ｀ ＼ 花山。よくやってくれた。
{ / n,ﾍ}从 | i. |介__} }
ヽ { (( jﾉﾉ,斗- | |.c) i
ヽ从ｨtｊ f=ﾂ，| |ｿi !
|ミｿ_ .j| i || ＼ ＼
| ヽ － ﾉ.| i |ﾄ 、.＼ ＼
__| | i.｀_- < .| |/ ｀ー--┴- 、
/ . | | } / ﾉ ./ / |
＿＿＿
／ノ ヽ､_＼
／（ ○）}liil{（○）＼ ハゲ！変な髪型！けがはなかったかお？
／ （__人__） ＼
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／
,,,..........,,
,,ｒ'':.:.:.:.:,;.;.;ミﾐ>ｪ.､
,ｒ';r'- '' ﾞ" ヾ:.:ヽ,
. ,i!'ﾞ | !:.:.:.:i
i! ｜ !:.:.:.:i アーニャ、ミナミ、ベストカップル。
{ｌ / ﾐ:.:.:rヽ （訳：問題ない。
. !! ______ ________ヽ ﾞ!斤ヽ｝ この程度は襲撃の内にも入らないよ。あと私はハゲてない）
ﾞ!` =･=`i .i" =･= /ヒﾉ/
i. ￣ | | ￣ ,ｒ' ﾄｰ'
ﾄ.､ノ ｒ つｰ､__,ィ |
'､ ､`''''" ___,. / / |
ヽ ￣￣_,, / / /ヽ､
`.､________／／ ／ |`ヽ､
／|丶､ヽ ／ ｜::::::ヽ----
／::::::| ＞＜ /::::::::::::`､::::::
,,,,,,,,,,,,,,,,__
_ ,彡彡彡ミミミミﾐx.､
, ,彡彡彡彡ミミミミミミﾐｭ､
,彡彡彡'¨´ `ヾミミミミミ､
,彡彡彡 ,z=x､ `ヾミミﾐｭ､
/¨ヾ彡' ::: ,ztｯ､` `ヾミﾐｭ、
| l!,ｨ :::...~`::''´ ::==ﾆﾐﾐミミﾐ,
.∧'ヾ. _.ノ i,.=ｯ､ }iiミﾐ
彡itｰ' ,:' ﾞ=､_ ﾉ '::..,ｲiiﾐ''
,彡/ .: ＿＿_ ~i!. !ﾐ''
'V .: :. 匁卅i》 ! ,ｨﾐ ホームアローン２！カメオ！
_,/ヽ .: :: ￣ / `
/ ＼ :: , /
∧ ヽ ` ::...__,;:::'´,ｲ
∧. ヽ /
二', `ｧ､ ＿ ,ィ
ニ', ,イ::::::::::', .,ｲヽ
ニﾆ,_＞''´ ヽｰ-〈V. V:',＞｡.
ニﾆﾆ, l::::::::l Vヽﾆﾆ＞｡、
ニニ, l:::::::::!. V=＼二二＞｡
, ---- ､_ でっていう、てめえ
／彡 xﾐミ三_ﾐ ､ 今までどこに隠れてた？
/彡彡,ﾉ/ `__-､ﾞミ}、
{,ｨ彡く、}l´{oﾉ.ﾉ¨`}))､＿＿＿
{K〔_o!j´`ｰ ´ ,.ｲﾉ /｀l ＼ ￣`ー
`‐T ﾒ(r_,-' ./i _ﾉ/. : ! ＼ x┐
`ｔ-､,ｒ'ﾆ- { ,/ /. : :.|! ./ .|
,ｲ｀ト､`´ >'´./ : : : || / j
／/ {: : :.￣ｧ＜_ : : : :|:| /
／ /. | : : : /､__/.:｀ヽ_｣:| /
/ /. l＼ /.::| ﾄ、: : : : | /
} .⊥. ∨ ′:| ∨: : : | ./
./ .| ＼ ＼: : | ∨: :.| /
{_ ｌ ＼ ＼! ＼:| /
/ﾌＹ ヽ 学校前にある家の中っていう。
o ﾟ ﾟo/(/)(＼) ヽoﾟ ﾟ o
／⌒｀´⌒ ＼
| -）＿＿＿（-、 |
| ｀⌒´ ｌ |
＼ ／
:::::::::::::／.. /´Ｙ｀ヽ.. ＼ :::::::::::::::: あそこ、地主はいるけど普段は無人で……
::::::::::::::::::::::::::ﾞo ﾟ ﾟo/(／)(＼)ヽoﾟ ﾟ oﾞ::::::::::::::::::
::::::::::::::::::＿＿|.／ ⌒｀´⌒ ＼ﾞ|＿＿:::::::::::::::: 簡単に出入りできるっていう。 そこからネットの監視カメラサイトで
::::::::::::::／. | ,-）＿＿＿（-、| ＼:::::::::::::::: 学校周辺を見張ってたっていう。
:::::::::::::::::| ／ | l ｀⌒´ ｌ | ＼ |::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::(⊥_⊥） ＼ ／ （⊥_⊥）:::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
_,....----､,,...,,
r‐''"彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ
. ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡;;;;;;;;;;;;;ミ、＼
.ﾉ;;;ノ;;;;;;;ﾉ;;;;;;;;;;;／;;;;;ﾄ;;;;ﾐ;;;;;ミ;;;;;＼
/;;;;;;;;;彡／,;;;;;;;彡ﾉ/ 入､ﾐ;;;;;;;;;ミ;;;;ヽ.
/;;;;;;::-＜彡ノ彡" ノ./´. ＼＼ ﾐ;;;;;;;;;i 監視カメラサイト？
/;;.／ ｀ヽ､ ´ /r i／´｀ ｀ ＼;;;;;}
.り ､≦二ミ、＼ ,ノ´ / 彡ニミ,ｒ ヽ|_
.. ﾉ｀Y ＼,,_○ ,i ,!{ ノ i､○__ノ i ヽ
.|(.i |｀''-.,,..,.￣ ,.,..ﾉ.ﾉ （ ￣ ﾉヽ|
ヾ iヽ,, ´>.く ,‐､ .ﾉ‐、 ／|ｒ.ｲ
,-ﾉiゝi ｀ヽ、ii. ｀‐（___）-' ／ く|ﾉ ﾄ--、__
‐'"/::::| .人 X ,丶し‐、 i´! ノ .|: ＼＼
´イ:::::ヽ ｀ヽ ｀ -く-'ﾆﾆヽ＞ ／´ /:::::::∧
./:|:::::::::｀、 入,,_ ＞--く .ノ´ ／:::::::::::i::::i
.|::.|::::::::::::＼ .ﾍ､. ´ }} ,r´r ／:::::::::::::::/::::
i::::i::::::::::::::::::ヽ､._ ＼''-､,,,,,..ゞ ‐'.／,.r''´::::::::::::::::::/:::::i
ヽ::ヽ,::::::::::::::::::::::~"''‐- ::: ,,.ノｒ''"::::::::::::::::::::::::/:::::/
ヽ::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::イ｀''''"ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::/
＿＿＿＿＿=== ｌｌ
I.＞-─┴─ ､:.:.:.|─‐９|<7|^:|
.／´ ´¨｀ヽ｀ヽヽ::::::ヽ::::|}}─ j|^:| :.|:::{
. l::;′ Y:::::l:::l::V:::',:::::!|!ｭ :.|:::{ :.:ﾄ､I
l:::| ||:::::|:::|::i:::::}⊇:| .:.:.:ﾄ､I :.:i::::i
. ヽヽ ＿_ノ/.::/::/:/:::/:::::::|::.:.:.:i::::i:::j::::j
'マ＝∠∠∠::::∠ :/:j.i::::::::j:::／
/ﾆＹﾆヽ 最近の監視カメラは、
/ （0)(0）ヽ ネット上に映像をアップする機能が付いてるっていう。
／ ￣｀´￣ ＼ オーナーはその映像にパスワードをかけて監視するっていう。
| ,-） （-、.|
| l ＿＿＿＿ l |
＼ ｀ ⌒´ ／
/二二Yﾆヽ でも商店街の監視カメラとかは、オーナーもジーサンバーサンで
/ （ ゜）(゜）ヽ 扱いが適当だから……
／ ::::⌒｀´⌒::::＼
| ,-） （-|
,┤ i〈 ､＿＿＿＿_, 〉 / パスワードをかけないまま、映像が公開されてるカメラがいっぱい
/ ! ヽ＼+┼┼+/ / あるっていうｗｗ
__/ ヽ `ー‐‐'´ /
, -‐''" i ＼ 人
-''~ | ＼`ー----‐'´! iヽ､
/ﾆＹﾆヽ
/（ ﾟ)(ﾟ ）ヽ
／:::⌒｀´⌒:::＼ そのリンクを集めた悪趣味なサイトがあるっていうｗｗ
／::⌒＿＿＿_⌒:::＼ スマホからでも観れるっていうｗｗ
| /| | | | | |
. ＼ (、`ー―'´, ／
￣￣￣
┌────────────────────┐
│ ※１より .│
│ 現実にもそういうサイトは存在します。 .│
│ 法律上は問題ない……らしいです。 ..│
│ ....│
└────────────────────┘
Xの計画が台無しだろｗ
/ノＹヽヽ
/（0)(0）:::ヽ で、セレブがやってくるから、
.／ ⌒｀´⌒ ::＼ 警備の数がそんなに多くなかったら
| )ノ(、_, )ヽ, （::::| そいつらを襲えって……
|.l ,;‐＝‐ヽ l :::|
＼ ｀ニニ´ ::::／
／｀ー---―´＼
,-'´ ￣i┴∧ /^＼ ｀‐､
／/／__／ i ヽ V／l ＼＼ ', ヽ
/ r┴' / / ｀∧ /^＼＜￣ヾヘ ヽ 外観からは住人がいるように
/ ／／ / / ,、∨,、 ＼ヽ ＼＼ ＼ 見えるが無人の家……
/ ∠..ノ / / / ∧ヽ|/∧ヽ ヽ＼ ヽ ヽ ゝ
l r' / ,' / /l /´｀"ﾞ｀´ ', ! ､ ', ヽi ヽ 捜索犯も、基本的に
/ | { l ﾘ ,' 从 ﾘ | 〉 } }l i 不法侵入はしないから
l ﾚﾍ | ＼斗-一- ー十-L_／ ｌ } | | 中は調べていない。
l l ヽﾄ､ 弋 ‐t-iｰ､ ,､t-ヵ‐､ | l ∧ ｌ l
＼ヽ.| ll ｀ ‐-┘ ゝｰ '´･ｊ/ l / | ネット上の監視カメラ映像を
/ i .l l.l Z?栢c7 // / i 参考にするから、窓から顔を覗かせて
/ ､l l l i', ﾐ彡彡{ , /!ｲ/ / ヽ 見咎められる心配もない……
/l l l l l ヽﾏ三彡7 /|ス//」 |l 盲点だったな。
l l l .l l l l＼辷/ ー - ／l | l | i
/ l l ,'l l l |ll l ｀‐､ _,イ l l l ｌ ヽ 丶、
／. l ,',' l |l |ll. l ｰ-‐ ´ | l |l |l | ｌ ｌ ＼ ＼
r .l l /,',','. l l |ll ゞ:.:彡 -､ |l l |l l| ｌ ｌ | 〉 〉
まだ何かあるって事かな？
/´Ｙ｀ヽ でもまさか、セレブが大統領だったなんて……
o ﾟ ﾟo/(／)(＼)ヽoﾟ ﾟ o
／ ⌒｀´⌒ ＼ ゆゆゆゆゆゆるしてくださいっていう
| ,-）＿＿＿（-、|
| l ｀⌒´ ｌ | 脅されて……仕方なくやったっていう
＼ ／
,.ヘ､＿＿＿ ＿_
,心､_| ハ ＼ﾐ＼ ＼ﾍ癶､
／ノ ﾉ rﾐl:l:lﾊ ヽ ｀ヽ ＼ｰ'＼
〈 / |ジ´,,´´} /Nヽ ト,ｌ＼ V Yﾍ
ﾉ 〈l lﾊ ゞｊノー--H/､| } lﾊ ＼〉 誰に脅された？心あたりはあるか？
／/ / Nゝ!'＾｀ヽ ~''´_,z≧､_N | l ∧ ヽ
/ l {イ弓彡､ﾐ_ｊ ､_´￢‐’='＾ｊ/ l ﾊｊ)ハ
| l ! ﾄﾄ!〃_(・'`/ ﾟ // /ｲ 〉 |
＼l,! ﾍ|Z彡7ヽ r､ !ｲ/ /ﾄ! } | ∫⌒
ヽ､|ﾐ彡彡{ ス//|rノ |
|lﾏ三彡7∠_ 二`ﾆー' ｊ/´| ! | （(
| l∨辷/ | | ! | （ ⌒ )
| ll ＼払 ´ ﾐ /| | ! l (~ ノ
／} | |l l＼} ／ｹl | | ノ
ヾ 彡＼ ／ｰ'/ ! li | ｌ |＼ | | lヽ∫
／｀ヾ ／ ／ ノ| l | llﾊ ::::＼ ＿ ィ _ｨ| |l r_i~＼
／ ／ ／ ＼─‐-､_/ム| l l／ﾊ ヾ壬/ ｀ヾ| l|ﾊノ人､ヽ_三⌒ヽ
| _／ ／‐ヾ､ノﾘ＼::::::::::::::::| ｌ |三∧ _ _ __,|z ﾆ1'＼ﾍ＼ _｀ヽ_ﾐリ
ヽ ー'´ー=ハヾ､ジ ＝=二_ァこ- |-￢'}＾´￣ｰ´ ￣ │! lﾍ:::::::`ー--..､ﾙ(_rﾍ
l _／ 〉:::::::::::::::::::::::/ ﾉ | / ﾉ ', ､､＼::::::::::::::::::::｀丶､
|l .ィ:::::::::::::::::::::::/ ﾊ/ l ─--､ く_.. --─∧ゞ ﾆ _＼__:::::::::::::::::::::
/::＼ ´ ヽ:::::::::::::::::/{ ! _ノ|ゝﾍ `~ z‐､/::::::＼ _ ヽ ム:::::::::::::::::
/:::::::::∧ }::::::::::::〈 ﾉヽソ （::::||彡〈 〈ミ/::::::::::::::::::ｿ フ ﾉ::::::::::::::::
/´Ｙ｀ヽ
o ﾟ ﾟo/(／)(＼)ヽoﾟ ﾟ o
／ ⌒｀´⌒ ＼ 知らないっていう。朝メールが来て、
| ,-）＿＿＿（-、|
| l ｀⌒´ ｌ |
＼ ／ すぐに怖いお兄さん達が捕まえに来るから
家を出ろって……
,. .-─.,､.､
,':/: : : :7{´｀ｬ',
. i: !: : : ＿ゞv`-､
. |||ｌ: :（::::::::::::::::;ィ
}ﾞ:ｌ: : : :￣: :|: :,′
ヾ:_ヽ､: : : : :ｌ:/
, ｨ､} { ヽ｀¨¨¨ }ヾｰ ､
／,ヾ/＼; _＼__〈ﾉヽ|- ｀丶 どうします。締め上げますか？
,ィ ,´_／ `´ｰ' ⊥⊥ヽﾉｌ | ﾊ
／ ｀丶、 _ ｀ {〈
ｲ ￣ お ｌ /
| き .!' ,
ゃ ｌ !
二ﾆ--─ ん { ｌ
/ ぴ ｲ│
凄腕警備員（拷問担当）
/:／ - ￣ ハ ` ‐ ､ヽ !,
Y .／／ ／ / |:i ＼､ i
／ｰ-､／､_ :／ ', i i,.ﾍ ', ヽ:i|
r―´ ´ ／ i /: ト ､ i:ﾍ
ノ ﾍ | ,.ｨ i `ー ､ i
i ,.イ / ﾊi,|//| i `
/ i ﾊ i / i|`ー- |
'i i ﾊ ト! ｨ:ﾊ i ハ ﾉｲ / i いや、手がかりを残すわけはないだろう。
ﾊ/| |iL__V`'くﾊﾊ |ｲハ :i そんなものをこいつが知っていたなら、
/ V＼ﾄ卞乏`ﾐヾ` ー-=≠―| ./ とっくに時間は巻き戻されてるだろうしな。
／ | :ﾄ､ゞ､:.:.:´彡 i えzｩ‐ラ/:/ /
／ :/| /iト-=;,;_i' ` ‘/ｲi ｲ ／
- ´ / :/ | i :ﾍヾ､;,/ ／ｲ//ｲ |ﾊ
/ /,.ｲ :/ :||;ﾍ=:{ ＿`´_ ／ｲ|i | i
／ .:ﾉ´./:/ |:|:i,:＼{ `ー- ` ,.ｲ: `| i | i
／_ -／ // /:|:i:',: ＼ ` ,. イi;:/:. | l ﾄ､
ﾆ -/ :/´ :/ ＼:i,. ` ´ i:;ハ: | :l | ヽ
.:／ /´ / `! / ヽ | i:l ﾍ
（しかし前の周回では殺人にも手を染めた奴だ
とりあえず地下室にでも閉じこめておくか）
/ﾆＹﾆヽ
/（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ
／::::⌒｀´⌒::::＼
| ,-）＿＿＿（-、|
| l |-┬-| l | カツ丼美味いっていう
＼ `ー'´ ／
／ く
／ ｡ ＼
/ 。∫∫ﾟ ヽ
/ ／＾ー:ｒ￣￣￣i l
| i ／ ,ﾉ､＿＿ノ |
┌───────────────────────────────────────────┐
│ ..│
│ _＿_ .│
│ _,..-‐'"￣ }__,{"￣`ｰ-､ │
│ ,ィ´:{ ,r:'":: :｀:ｰ:-.､ ＼ .│
│ /: : :.::＼,.ｨ´:: : :||ﾍ::.:､: : :＼／:ヽ、 ....│
│ ｊ: : : : : :ｉ:: : :|:: : ｊ'| |:.:|ﾍ:.:|:.:ｉ:: : : :.ﾊ ....│
│ |: : : : : :|:.;-/‐::/ | |::.|-|‐|､:|:: : : : : | えっ、でっていう君、捕まったんですか？ │
│ |: : :ｉ: : :|::.:/_j;/_, | |;/,_|:/∨:: : : ｉ:: :| ..│
│ |: : :|: : :|::;ｨﾁ心､ ' 'ｨﾁ心∨: : :|:: :| .....│
│ |: : ::|: : ｲ､{:::ゝ;l゛ |ｨ:::;} 〉ﾊ: : :l:: :| .│
│ |: :|:.:|: : :| ゛`ｰ" ､ `ｰ"' ,{ﾉ:|;/::|:.| .│
│ ｊ:/|ﾘ|:: : :|丶､" r:┐ ",.ｨ::::/::人:| ....│
│ ´ |;∧::|:::::::;＞‐ｒ｀´r;＜´:|::::/ｊ;/ .│
│ ヽ|,ｨ'" λ__/ ｀ｊ;ﾉ .....│
│ /ヽ､ ,ｨ'＾ヽ、 ,ハ ......│
│ {＼ ＼,ｨ'´^ヽ ﾊ ／／;} .....│
│ | ',:／＼ ,rﾍ,〉'ハ´ ,' j │
│ ..│
└───────────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────┐
│ ...│
│ ／￣￣＼ ..│
│ ／ _ノ ＼ │
│ | （ ⌒）（⌒) │
│. | u （__人__) ふーっ、とりあえず一安心だろ。 ...│
│ | |r┬|} │
│ | | | |} ......│
│. ヽ ｀ﾆ} │
│ ヽ ノ .│
│ / く ＼ .....│
│ | ＼ ＼ .│
│ | |ヽ、二⌒)､ ....│
└──────────────────────────┘
┌────────────────────────┐
│ │
│ │
│ /＼＿＿_／＼ ..│
│／ ⌒ ⌒ ::: ＼ カドックくん、頼まれた .│
│| （●）, 、（●）、 | 「これ」まだ続けなきゃだめ？ │
│| ,,ノ(、_, )ヽ、,, | │
│| ト‐＝‐ｧ' .::::| ....│
│＼ ｀ニニ´ .:::／ ...│
│／｀ー‐--‐‐―´´＼ │
│ │
│ │
└────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────────────┐
│ ......│
│ ......│
│ ......│
│ ／ ／ ヽ ＼ ..│
│ ノ , '/ ' ヽ ､ ヽ │
│ 〃 {八人 八ﾊ人ﾊ ｌ .| まだ止めないでもらえますか。お願いします。 .│
│ 人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人 ...│
│ 从 ﾘ<●> <●> 从|ﾉ从 ...│
│ 从 ﾘ ゞ≠ ゞ≠ 从|ﾉ从 .│
│ |ﾍ -－ | |/ │
│ ﾚ/⌒l,､ __, イァﾚ .│
│ . / /::|三/::/／ ヽ .│
│ . | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, │
│ ......│
└─────────────────────────────────────────┘
┌────────────────────┐
│ ....│
│ でっていうが確保されたことにより、 .│
│ ＳＮＳ内に安堵の空気が広がっていた。 .│
│ ....│
└────────────────────┘
┌────────────────────────────┐
│ .│
│ 殺 伐 と し た ＳＮＳに ミドリムシ が ！！ ...│
│ .│
│ .│
│＿/＼／＼/＼／|＿ .│
│＼ ／ .....│
│＜ ｱﾒｰﾊﾞ!!! ＞ │
│／ ＼ .....│
│￣|／＼/＼/＼/￣ │
│ ＿＿＿__/ ●｀丶 、 .│
│ ==ニ───- 、 ,,lll,｀ 、 ..│
│ ／ ,,,,,,,,llllllllll 丶 │
│ / iiiilllllllllllllllll!! │ ......│
│ / llllllllllllllllll´ │ │
│ │ llllllllllllllllllllli │ │
│ │ llllllllllllllllllllll │ │
│ │ llllllllllllllllll´ / │
│ 丶 ﾐｶﾂﾞｷﾓ´´｀ll / .....│
│ 丶 iillll / │
│ 丶 !!!!iiill!´ / ......│
│ ｀丶───__│ .....│
│ ＼ .│
│ ＼ ...│
│ .│
│┏━━━┓ ┏┓ ┏━━┓┏┓ ┏┳┓┏━━┓ │
│┗┓┏┓┃┏━━┛┗┓┗━━┛┃┃ ┃┃┃┃┏┓┃ │
│ ┃┣┛┃┗━┓ ┏┛┏━━┓┃┗━┓┗┻┛┃┃┃┃ │
│ ┃┣━┛ ┏┛┃┃ ┗━━┛┃┏━┛ ┃┃┃┃ │
│ ┃┃ ┏┛┏┫┃ ┏━━┓┃┃ ┃┗┛┃ │
│ ┗┛ ┗━┛┗┛ ┗━━┛┗┛ ┗━━┛ │
│ .│
│ .│
│ .│
└────────────────────────────┘
┌─────────────────┐
│ バラライカも、若干、緊張が緩む。 .│
└─────────────────┘
／ ／ヾ / / ／ i V ヽ ＼＼
〈 /ヽ ヽ / / / / / l :l ヽ ＼ ゝ ＿
ﾉ 〈 /ヽ / / / / / /∧ ! /^＼ ＼＼ ＼ .- ( ヽ
／ / ,' ゝ丶 / i / / / / ,、∨,、 ＼( ヽ ＼ ＼ .‐ 人 ＼ヽ
/ l {ヽ ｀／ / / / ト / ∧ヽ|/∧ヽ ) l ト: ',- ＼＼ ＼ ＼〉
| l ! i ﾐヽ i / / / l /l /´｀"ﾞ｀´ ', !ﾚﾊ. /人 ｌ.-i ＼> ＼ ノ
＼l ﾊ ミ / / l ﾊ l-ﾚ孑-ト 7┼ﾘ＼ ll -::::::::l -
ヽ､ ｀ヾ_＼ l l i L_j/.:.:.:.:.:.:.:.ﾐ; ィ〔:::::::::::::lｰ〜〜〜= -
./ /.i´ ヽ＼ レ./ヽ_≡三ミ _≡ ／l::l ＼, -'" -
/ i ﾍ､ ゝﾚ＼|巛;:;:;:;:;:;:;:;7 ', 。ﾟ ゜ - 〔
/ ､l./ ｀ゝイi iZ?詐巛彡ｦ ﾉ､ 丶 ／ l
/l l l / i | l i辷ﾐ彡彡{ イ::::::::>､＿_r⌒＿ :ィ
l l l l l / | ll iﾏ三彡7 `ー..＞'´ l ゝ)‐ l
/ l l l / ! | |l ll∨辷/_＿___...ｲf |i | } }
／ l ,', i l l .! li || 寸 ｀ ｉｉ |i | | |
/／.l /,',',. / r＜| l | ＼ } .ﾉj . | l ﾄ .| |
／ :/. / .厂 / / / ヾ | o . | l | l |
´ / | | ＼ | ｌ | ＼ | | l |. |
┌───────────────────┐
│ しかし歴戦の猛者であるバラライカは、 .│
│ 瞬時に気を引き締めた。 ......│
└───────────────────┘
彡| | |从 | /三三 三 ヾミ＝-==彡イ ゞミﾍｚ=＝＝彡'´: : : : : : : : : / /
人 ﾘ }､:ヾ! |≧‐>=．..,,__三 三 ﾐ:.､ヾー::::., ,ﾉー=＝'´ __,,.. z≦､: : :／ ,ｲ /
/ //:､ | ﾊ ＼ 从￣ヽ. 弋 ・ テﾐ-ﾐヾ::.彡ー ｲ: : : : :::＞'弋 ・ ノ ,.ｲ,.:彡'´/ ,:':
,' ヽ{ ∧ ミ:､ミ=三｀二二二二二´{ /ｲ:ﾍ 彳: : : : ー￣￣￣￣: :-=彡'.,:',.':::::
// , |ゝ'ﾍ＼｀ヽミ:､ 三 三 三 三ｿ´ |: : : : : : : : :.､_ : : : /,:::::::::: （まだだ）
/ / .:: !| |∧ ヾ:､ミ 三 三 三 ≧'ﾞ ｜: : : : : : ,: : : : ::´::::::::::::
ｲ,: ＞'ﾘ ! ﾑ＼｀ﾐ:､ 三 三 三ｲ !: : : : : : : :. ,..::::::::::::::::::::::::::::::: （おそらく違う）
彡' | .| | ﾑ ヽ三 三 三 三} i||i! |: : : : : : : : . ,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::: （このでっていうは、
. | ! ! ﾑ ヾ 三 三 三ｿ´ il|||li|: : : : : : :: :::..,.:'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 暗殺の手駒と
|i | ﾊ＼ミ:､三 三{ ,ゝ--<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : : ; するには弱すぎる）
| i | .ヽ.ﾞ三 三| _ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : ::'
i |i | | |ﾍ三 三!イ ｨ' ´￣￣￣￣￣ ヽ :::::::::::::::::::::::::::::, :.,:/
| |! :. ｜ ! ﾍ三三}_ {:〉-一 … ─ -〈:} .:::::::::::::::::::::::::::::::, ;:, ,
| | ｜: ｜. ＼三ﾘ 、`ー… ─- '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, 〃 ,;
| | | !.: : ! ＼ '´: : : : : : :: :: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,' / ,:'
| i| | i｜ | ＼ j : : : : ::: ::::::::::::::::::::,' ,: ,:
| |i | | ! ｀ . . : : : : : : :: :: ::: :::::::::::::::::, ,' ,
| ! !::｜ ｀ ｰ―. : : : :: ::: ::::::::::::::::::::::::::::, , ,
┌────────────────────┐
│ ....│
│ 私がＸなら、こいつは別の役割に充てる。 .│
└────────────────────┘
┌──────────────┐
│ 私ならーーーブラフに使う。 │
└──────────────┘
/ﾆＹﾆヽ :.+
ﾜｸ /（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ:.+
ﾜｸ ／::::⌒｀´⌒:::: ＼
| ,-）＿＿＿（-、|
| l |-┬-| l |
.＼ `ー'´ ／
-(＿＿_.)─(＿＿)─
/ ﾆＹﾆヽ
/ （ ﾟ)( ﾟ）ヽ
♪ ／ ::::⌒｀´⌒:::＼
| ,-）＿＿＿（- |
| l |-┬-| |
＿＿＿_ ＼ `ー'´ ／
ヽ＿＿＿ ､｀＼
/ ／ヽ く
/ ／ ￣
/ ／ ♪
（＿ ⌒丶...
| /ヽ }.
し ））.
ｿ
┌────────────────────┐
│ 囮役。でっていうを捕縛して、 ..│
│ 関係者が安心した直後に、本命を放つ。 ......│
└────────────────────┘
┌─────────────────┐
│ その一撃は、どういうものだ？ │
│ 花山以外はここにいないから、 ....│
│ Ｘが直接手を下すことは不可能。 ...│
└─────────────────┘
_,....----､,,...,,
r‐''"彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ
. ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡;;;;;;;;;;;;;ミ、＼
.ﾉ;;;ノ;;;;;;;ﾉ;;;;;;;;;;;／;;;;;ﾄ;;;;ﾐ;;;;;ミ;;;;;＼
/;;;;;;;;;彡／,;;;;;;;彡ﾉ/ 入､ﾐ;;;;;;;;;ミ;;;;ヽ.
/;;;;;;::-＜彡ノ彡" ノ./´. ＼＼ ﾐ;;;;;;;;;i
/;;.／ ｀ヽ､ ´ /r i／´｀ ｀ ＼;;;;;}
.り ､≦二ミ、＼ ,ノ´ / 彡ニミ,ｒ ヽ|_
.. ﾉ｀Y ＼,,_○ ,i ,!{ ノ i､○__ノ i ヽ
.|(.i |｀''-.,,..,.￣ ,.,..ﾉ.ﾉ （ ￣ ﾉヽ|
ヾ iヽ,, ´>.く ,‐､ .ﾉ‐、 ／|ｒ.ｲ
,-ﾉiゝi ｀ヽ、ii. ｀‐（___）-' ／ く|ﾉ ﾄ--、__
‐'"/::::| .人 X ,丶し‐、 i´! ノ .|: ＼＼
´イ:::::ヽ ｀ヽ ｀ -く-'ﾆﾆヽ＞ ／´ /:::::::∧
./:|:::::::::｀、 入,,_ ＞--く .ノ´ ／:::::::::::i::::i
.|::.|::::::::::::＼ .ﾍ､. ´ }} ,r´r ／:::::::::::::::/::::
i::::i::::::::::::::::::ヽ､._ ＼''-､,,,,,..ゞ ‐'.／,.r''´::::::::::::::::::/:::::i
ヽ::ヽ,::::::::::::::::::::::~"''‐- ::: ,,.ノｒ''"::::::::::::::::::::::::/:::::/
ヽ::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::イ｀''''"ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::/
┌───────────────┐
│ 仮に花山がＸだったとしても、 .│
│ 私が花山を呼び戻すことまで .│
│ 予測はできないはずだ。 │
└───────────────┘
┌───────────────┐
│現在、保健室にいる各務原も │
│自分がそこに移送されるとは .│
│確信できなかったはず。 .│
└───────────────┘
乂 __
＞: ｀¨¨¨¨¨¨ﾐh､
／: :/: : : l: : : ＼: : : ＼
. : : ､/: : : : l/､: : : 丶: : : `､
／: : : 八: : : : ! ヾ: : : `､: : : : 、
-= イ: : : x== V: : : l斗=ミ: : : V: : : : ，
/: ://ん( ヽ: : ! ん(_ iヽ : V: : : : ,
. : /l Vソ ｀⌒ゝシ｜: : : V : : : ､
. : : : !: : : : lヽ: : :个､
.: : : :｛ ⌒ !: : : : lノ: : : :｝
i: : : 个s l: : : : :!: : l: i ｝
乂: : : : l: ≧s──‐- ､j: : : : :l: :/:/:ﾉ
丶 : : !: /:::l l::::::::::::::::::/ : : : /⌒⌒｝
┌──────────────────┐
│ ならば遠隔操作ーーー爆弾の類か。 ....│
└──────────────────┘
+ ;
* ☆_+
: , xヾ:､__,..-‐‐:､､,へ.........._
く '´::::::::::::::::ヽ
/０:::::::::::::::::::::::',
＝ {o:::::::::(;´Д｀):::}
':,:::::::::::つ:::::::つ
＝ ヽ､_＿;;;;::／
し"~(__)
┌───────────────┐
│ いや、爆弾は考えづらいな。 .│
└───────────────┘
: + ;
* ☆_+ ｼｭｰ ・・・・
: , xヾ:､__,..-‐‐:､､,へ.........._
く '´::::::::::::::::ヽ
/０:::::::::::::::::::::::',
{o:::::::::(；ﾟДﾟ)::::::}
':,::::⊂::::::::::::::つ
ヽ､_＿;;;;::／
し' し'
┌──────────────────────────────┐
│ 最初の周回で、 ....│
│ 犯人は大統領たちがやってくることなど知る由も ......│
│ なかったはずだから、即座に爆発物を用意することなど不可能。 ...│
└──────────────────────────────┘
/ ＼ヾ V／-ー 、 ∧
|/ , -／`∧ヽ＼ ヽ |
/／ / / ヽ ＼ `ﾄ （その後の周回で爆弾の材料を
／ ／ ヽ ヽ `､ ﾊ 調達するというのも厳しい。
/ / / ＼ l .ﾊ Xが材料調達と爆弾組立に
／`ヘ / / l ヽ ＼ | .ﾍ 使用できる時間は九時間余りしかないはずだ）
∠, , ー､＿ | ヽ ＜ヽ .ﾍ
彡 , ー_､_ ／| / ヽへ'＼ Y ヽ＼
, @工工工/√ｒ┐ ﾚ `, ヽ ヽ }. ヽ ＼
,-＜ l~Y / / / l`ー'-| / } l l } / ＼. ヽ ＼
f ヽ ` { ﾍ }/l / / ! / ＼ ヽ ＼
{ ヽ 八 ∨`ｰ/／,ノノ ｲ ＼ ヽ
l / ＼ l " 彡イl.l | ＼
`、 l/ /l ,ヘ L ＜ .川 ｌ _ .- }
,ﾍ / l ヽ ∨ / / ﾚ l , -‐ ' /
./ .ﾊ { ヽ _.∧._ ﾑ / / ﾉ { ／ / （材料を揃えても、
/ / .ﾊ ヽ / l `ｰ-Y l / .l l / 巻き戻すとゼロになってしまう）
.{ l / l / `ｰ-､ () /､_／l l .l /
l l 八 / ￣/／ } / ﾉ /
Y / ヽ / // / / /
, rr-―- 、
{_,-―- 、 ＼
／/ 、 ' ､ ヽ
/ .へ ＼ }
,ィ´ ゝ .、 i ｀ ＼
{ / n,ﾍ}从 | i. |介__} }
ヽ { (( jﾉﾉ,斗- | |.c) i
ヽ从ｨtｊ f=ﾂ，| |ｿi ! 花山、今、殺気や敵意の類を感じるか？
|ミｿ_ .j| i || ＼ ＼
| ヽ － ﾉ.| i |ﾄ 、.＼ ＼
__| | i.｀_- < .| |/ ｀ー--┴- 、
/ . | | } / ﾉ ./ / |
ｊ ﾉ /./ .{ ( {. |
ノ { .' / |ミ;. /＼ヽ、 |
( ｀、.} |;／. ＼ヽ |
ノ / (/ ｿ |
/ ｛ | |
/ ヾC | |
／ ゝ、 C | |
／ く＼／ } ｃ 丿 ＿ ｜
,.＼＼.ク ー-- 、.,__,.. -‐ '''""~ |
―――― ,ｨ｀／,― ＼.、 ノ―
｀ゝゝ し⊂二______）}＼ __,,.. -‐ '''"
￣
, ---- ､_
／彡 xﾐミ三_ﾐ ､
/彡彡,ﾉ/ `__-､ﾞミ}、
{,ｨ彡く、}l´{oﾉ.ﾉ¨`}))､＿＿＿
{K〔_o!j´`ｰ ´ ,.ｲﾉ /｀l ＼ ￣`ー
`‐T ﾒ(r_,-' ./i _ﾉ/. : ! ＼ x┐
`ｔ-､,ｒ'ﾆ- { ,/ /. : :.|! ./ .| いや、感じねえな。
,ｲ｀ト､`´ >'´./ : : : || / j
／/ {: : :.￣ｧ＜_ : : : :|:| /
／ /. | : : : /､__/.:｀ヽ_｣:| /
/ /. l＼ /.::| ﾄ、: : : : | /
} .⊥. ∨ ′:| ∨: : : | ./
./ .| ＼ ＼: : | ∨: :.| /
{_ ｌ ＼ ＼! ＼:| /
ﾊ /, |ヾ｀ヾ'｀＜三 三／ / , / |
ゞ| ﾊ !三 ハ ｀ヽzk / ／ ' j }. /
/从ﾊ ﾊ ﾄﾊ 三 三>x/ｼヾ-＝彡 ,ｲ彡'
./ j＼ {＼ ﾊ从 三 三ﾊ ,:' ,: ／´
. , ヾ; ＼ 八三 三 三} i=＝彡'´
. ,' iｿ | {ﾐーﾞ 三 三りヾ' : '´ （鋭敏なこの男でも察知できないということは、
i i. | iﾊ ﾏ三__三／ ﾏ でっていう以外の実行犯が
| | i i |ﾊ ﾏ ヾﾉ ﾏ 潜んでいるわけでもないのか？)
| | | | |ii{＼ﾏ ヽ
| | | |､ヽ三ゞ. _ =- .ノ
| | | | ＞｀ヽ 人。:､｀::.､ ,'´￣
| | | |彡' ｀ヾ :､::.＼__Yj
| | | | _. シ
ﾊ! | | , '´
_,,. -─- .＝= -,..-‐､
. _,厶-ク ＼v｀ヽ＼´- ヽ
C ／ / ,ハ ﾊ ﾊ }
c C / /ｲ /ヽﾍ/r､_}∧ // ヽ (可能性を潰せ、あらゆる暗殺の可能性を潰せ）
c C {ｲ /!仏ﾑﾍ/ ｀ｿｲ 廴）// |
c Vi ﾊ ● ●．^ヾｲ}ﾘ| | （さらに発想を転換させるべきだ）
ﾊ/||ミ彡》､_,､_, ⊂⊃ / |ﾉ|| |
/⌒ヽ__ﾄゞﾐゞ ヽ._） j /⌒!| |
＼ / | |＞ ｧ r‐ イァ/ /│ |
. 从 l||l| |/ {メ^く_/|||l人. ∧ | |
( ⌒ )| ﾄ /:∧ ∨ ( ⌒ ) | |
∨//,∧ /ゞミ∨j从ﾘ} ＼ ｀ヽ 丶 : : : : .
. ∨//,∧.／ ,ｲ. : : .>､:八 ｀ ハ ﾊ: : : . .
i:. ∨//,∧ゝ ' /. :／ ﾑ: : :) ,ハ ! ﾊ | |!: : . . （極端な可能性の想定）
|! .∨//,∧ ,ｲ／ゝイ〃ｖ:/ ／ﾉノ | !! :. jl: : : '
､ ﾊ .／∨//,: ／ ／: :ゞ'_イミ:.､/ 人|八 ﾉi |: :. |! ／イ （大統領たちを襲う危難が、
. ＼ 从ｿ∨ . :' :,ｲ／ . :／､: : : : '´ﾞ_ __イ'_￣＿_ー=ミ' i/ '; ∧ﾑ∨ Ｘが何もしなくても発生するものだとしたら？）
＼ ｀ヽ.:/ : : 〃 . :,ｲ.｀Y: : : : : : ´:７≧' 弋ゞ'ノ フ /,ﾉ ,ｲ/ }从 .∨ ∨
｀ヽ./ .: ,.' . ::/彡 .ｊ .: : : : 'ヽ: : : .￣￣￣´・ｲ ／ .! .'ﾊ .∨
＼ヽ ./ .,ｲ . : : ; '､＞､' :: : : '´ ＝彡 ' 'ﾞ .|/.|: .'.: . ∨
｀ヽ ./ ノ .: : : / ' ' , ／イ ,ｲ〃 |!ﾄ､|: :.ﾊ ＼
| i .: : ／ ,ｲ: ＼:. イ //.i |:|/ ｀ ＜＼
|! . ∧ '´ . : : ノ⌒ヽ:. !: . : ::// ,' ∧////,｀ ＜
ﾊ .∧ . : ／ ﾊ ｊｿ . : ::/ ' / / ∨////////｀ ＜
（Ｘのみが、この十五時以降の流れを知っている）
／ ＼
│ ━┓ │
. ｜ ┏┛ │
. ｜ ・ │
＼＿ ＜´
/´ ｀＼
| |
| |
（Ｘや、Ｘの手先が直接手を下さなくても、
大統領達が危機に見舞われるとしたら？）
（突飛な発想だが、たとえば火山が爆発して……
押し寄せた火災流に校舎が飲み込まれるとする）
／^;^ll^;^ll^＼
_,,,.-'''_,.-'ﾉ l l ＼＼＼
_,,,.-'''_,,,.-'''_,,,.-'''ﾉl l ＼＼＼ ＼
_,,,.-'''_,,,.-'''_,,,.-'''_,.-''ノ l l＼＼＼ _''-.,_
_,,,.-'''' "'''''''''''"''''''''''''''"''''''''''''''"'''''''"''''''''"'''''''''''"'"'''-.,_
_,.-'' _''-.,_
_,.-'' ~''-.,_ ｨ;;―‐''^―ｰ''"ﾞ;:.:ﾞﾞ‐
_....-'""::::::＿___,,,,,,,,,,,,,,='ﾞ″ｨ;;―‐''^―ｰ''"ﾞ;:.:ﾞﾞ‐''''" ..,.. :: :: .,;:':;:.,".,.、
:: :: .,;:':;:.,".,.、-'´-'" :.,,,,,,,, ';,~:";.,、､., - _,,.--'‐.､_,,.;:-－''"´｀丶､ .:. :;:::::::::::. : .: .:
;: ;: : ;: ;:::;_,,''''''"ﾞﾞ.:".:;.:'"ﾞ:.:ﾞ,:;、,"'.:::::::::;;.:;,~ﾞ"'ﾞ"'''''--;:; . : .: .... .. .. ... . ..:.. .:;:;: ::T:;: ;: ;: ｰ--‐'″
＞─==ﾆ } {|
／ /|─||ー-=ﾆ ＿
／{ ,／ ｌ| 「∨ ヾ＜
Ｗﾆ=- O '/.γヽ`､ / ヽ | ＼
|ﾆﾆ=---､| i{::ノ /！ ＼＿_ﾉ / {＼
￣＼_(::::)＼ ／ }} ヾ ／ ∨
トﾐ‐┬匕／{∥ー彡 ／ / ﾔ
≧=-:＜---､／ i |＿ |l
|ﾆﾆﾆﾆ|ﾐh､|ﾆ=- | Ｗ
∧二ﾆ-| |ヽﾆ=- ./!ﾆﾆ／ |
（ガードマン達の献身により、
両首脳は、危うく難を逃れたとする）
-==-
ノ ／::::::::::::::::::::::ト ヽ _＿＿
r .ﾆL._/ ::::::::::::::::::::::::::| ｀¨¨¨´ _＿＿ ⌒｀`ｰ=
| ニ「.r '"´_:::::::_ ｀` ::| _ﾆﾆ二二二二二二/´
l ニl }Tﾆﾘ::::〈ﾆニ}:::::| _ﾆニ二二二二二二/
} _ﾆi｛ ,:::'" :::::::::::::::....| _ﾆニニニニニニニ／
. ＼ :.Ｙｧｪｪｪｪｪｪ ::/:/ _ﾆﾆニニニ／
. 丶＼ﾐ┴┴┘彡 _ﾆニニニニ／
｝== くO__＿____ﾆニニ{￣￣
_,,.. -‐__'"ニニニ＼ニニニニニﾆﾆ=- ､
. r ' ￣ _ﾆﾆニニニﾆニ＼ニニニニニニニﾆ=- ､
. | _ﾆニニニニニニニニ＼ ニニニニニニニニヽ
. r '"ニ ニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ
. i ニ ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニi
（Ｘは考える。ガードマンの人数が少なかったら、
両首脳は命を落としたのではないか、と）
（彼らを守る盾を減らし、
間接的に死に至らしめる。
それがＸの狙いでは?)
(火山はあくまで仮定。
この周辺には死火山すらない）
（ではどういった災害……
あるいは事故が起こるのか……）
／ _ﾉ^ｰiiili,,ヽ
/ llii＿_;ilil!!!'ヽ
.i 〉= ﾐ三}
ト !,. ミ三|
.ﾄ | ＿ ._Y__ !t!
〉{（lili,,｀) ;;;（li,,,;ili) il〉
ヽ_｀_ｰ;;/^ヾ｀ー'ilノ
|ili=_ ヽｰ' ;;／|
!liヽHHHHH/ ;!
＼￣￣￣／
｀ー--'"
γ⌒) ))
/⊃ﾉ ＿＿_
〃/ ／⌒ ⌒＼
/ /（ ⌒） （⌒） ＼ ∩⌒) ねえねえ校長、聞いてる校長
| |:::⌒（__人__）⌒ 〃/ ﾉ
| |r┬-| / /
(( ＼ ヽ＿ `ー-´ ／ ／ ））
＿＿＿_
／_ノ ヽ､_＼
(（ ・ ）) (（ ・ ）)＼
／:::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ ねえねえ、こっち向いてーー
| |`ー'´ |
,.--――＼ `ー'´ ／――--､
（ ) (￣ ￣） ( ）
ヽ ￣| |￣ /
ヽ | э | /
ヽ、＿( ,,,, ,ﾉ ＿_ノ
／ ､(Ｕ)ﾉ ＼￣
／ ／´ ｀＼ ＼
／ ／ ＼ ＼
⊂⌒＿＿） （＿＿⌒⊃
ﾊ /, |ヾ｀ヾ'｀＜三 三／ / , / |
ゞ| ﾊ !三 ハ ｀ヽzk / ／ ' j }. /
/从ﾊ ﾊ ﾄﾊ 三 三>x/ｼヾ-＝彡 ,ｲ彡'
./ j＼ {＼ ﾊ从 三 三ﾊ ,:' ,: ／´
. , ヾ; ＼ 八三 三 三} i=＝彡'´
. ,' iｿ | {ﾐーﾞ 三 三りヾ' : '´ （うざい……）
i i. | iﾊ ﾏ三__三／ ﾏ 何か？
| | i i |ﾊ ﾏ ヾﾉ ﾏ
| | | | |ii{＼ﾏ ヽ
| | | |､ヽ三ゞ. _ =- .ノ
| | | | ＞｀ヽ 人。:､｀::.､ ,'´￣
| | | |彡' ｀ヾ :､::.＼__Yj
| | | | _. シ
ﾊ! | | , '´
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／（ ●） （ ●）＼ あそこの校庭で、
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ なんか掘り起こしているみたいだけど、
| （ （ | 何だお？
＼ `ー' ／
ドドドドドド
/￣ヽ
〔==±=〕
(( ( ･ω･) ))
(( (ｏ┳ｏ ))
ｶﾞｶﾞｶﾞ (( し[圓] ))
⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ ┻┻
/￣ヽ
〔==±=〕
(( ( ･ω･) ))
(( (ｏ┳ｏ ))
ｶﾞｶﾞｶﾞ (( し[圓] ))
⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ ┻┻
_,,. -─- .＝= -,..-‐､
. _,厶-ク ＼v｀ヽ＼´- ヽ
／ / ,ハ ﾊ ﾊ }
/ /ｲ /ヽﾍ/r､_},ﾊ // ヽ
{ｲ /!仏ﾑﾍ/ ｀ｿｲ ﾘi // | ああ、あれは下水道の拡張工事ですよ。
Vi ﾊ ● ●．^ヾｲ} ﾘ| |
ﾊ/||ミ彡》､_,､_, /// / |ﾉ| | |
＼ﾄゞﾐゞ ヽ._） / | ｝ | |
| |＞ ｧr‐七⌒ | |リ | |
| |/ {メ^く_/ | |ヽ | |
| ﾄ /:∧∨ 〉 | ﾄ | |
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼ なーんだ。遺跡発掘とかじゃねえのかお。
／（ ●） （ ●） ＼ それなら面白かったのに。
／ ::::::⌒（__人__）⌒:::::＼
| ￣ |
＼ ／
/￣ヽ
〔==±=〕
(( ( ･ω･) )) あれ。
(( (ｏ┳ｏ ))
キン (( し[圓] ))
⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ ┻┻
/￣ヽ
〔==±=〕
(( ( ･ω･) )) どした？
(( (ｏ┳ｏ ))
ｶﾞｶﾞｶﾞ (( し[圓] ))
⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ ┻┻
/￣ヽ いや、なんか堅いものが
〔==±=〕 ドリルに当たった。
(( ( ･ω･) )) なんだろコレ？
(( (ｏ┳ｏ ))
(( し[圓] ))
⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ ┻┻
┌──────────────────────┐
│ 何コレ、筒？パイプ？ グズグズに腐ってる。 ...│
└──────────────────────┘
┌────────────────┐
│ ずいぶんでけーな。重そうだ。 .│
└────────────────┘
___....-宀'ワ
_....y'~~ iｔﾅ'~~`' 、
, ___..-ii辷''ｬｮl{〃 "''、 ﾍ
__..ilょ'''ll匸 ﾞﾞ'∟ "∟ﾞぇﾞﾞﾞ'''ｰ-ｬill[|llL ﾞ'、
__,,..uｧ''''' ｯ､ "'∟ "∟ "'、 ﾞモ ﾞl什''"" ﾆﾙ'卜 l|
__,,..uｫ‐''ﾞ"Ｈﾆ"l 、 "'ll入 廴 'ﾞlレ '廴 'll、''、 _u广 .廴uｬ弋
.. _jiＦ「ﾞひｮこﾞl 、 "llLﾞ九 てlレ |l、 'll、 ,ll_..illllせ_ll廴_ __ニ-‐'''´
.广 ﾞllLﾞ廴 "llLﾞll、 |l||l___jllｘｒlll ll’ jl{,jl广'‐''~~~~
〕 __ |lLﾞll、 ﾞll|_|ll..iｮllll'llll´|l’ jl[__illﾚ‐~~
|、 ﾞ "l|_|lluｬｬ'lll"ll| '〔ll乙..l什'~~′
ﾍ _..jl´]l’ _ jllしlト‐'~~
ﾞ'ｘ,,_____jll lト''广′
┌───────────────────┐
│ クレーンで引っ張り上げるしかねーな。 .│
└───────────────────┘
,ｨ
ｚ-へ へ へー- .／::i
ノ￣i┴ ／- // ＼ ／::::::/
＜ ／ i V／l ＼＼l ./::::::::::/
/ / / / l l ＼ゝ /::::::::::/
/ /〈〉 l/ / ∧ l ＼ l ＼＼ /::::::::／
/ l / l l 彳＼V／丨丿( ヽ＼ ＼ ./::::::／
l ／ .l l トiｲ l ＼／ヽ＼ ) l ト /::::::/
/ / l ｌ ｌ∧ i ｌi ﾚﾊ. /人 ｌ 丿 〉 /::::::/
l ﾊ r ー-ii-､＼ ,,-ーll-､l/l l／ /::::::/
l l l i L-〒Tァ= , ｯtTｩ､/ｌ ） / ./::::::/
＼ヽ ヾ丶=~" . ｌ "~.／レｲ l /:::／
/ l､≡三ｲ l ７ ｲ l l /／
/ l ヾ ミ》 .- ・ /l l l ^
/l l l ﾇ ﾐゞ ｬ-＝ュ〟. / l l l l ／i
l l l l l ＼ .ゞ≡＼＼/＼ l l l l＼ ／::::::i
/ l l l l＼l ＼ ゾ＼㍉ { l lヽ ＼ i::::::／
／. l l l＼ .ヽ. . ゝ- < lヘヽ_l＼ｌ ｌヽヾ ＼ i／
r .l l /. l .l ＼ ＼, ＼ l l l l . l ｌ＼＼ l＼
r ー/ l ヽ＼ ＼, ト＼ l . .ｌ . ｌﾞ ﾞ ﾞヘｰーヾﾐｰﾐ
／￣￣￣￣＼
( ＿＞
. /＼＿＿＿＿＞ヽ
/ / ミ＼ ／彡Ｖ .|
（Ｖ ヽ・ | （・ノ Ｖ） ポップコーン？
（ `ー |__ ー´ ）
∧ ノ∩ヽ /
人 ┌∪┐ ﾉ
＞ヽ＿ノ＜
| Ｖ|_∧/ |
| | V |/ | |
| | Ｖ | |
,,,..........,,
,,ｒ'':.:.:.:.:,;.;.;ミﾐ>ｪ.､
,ｒ';r'- '' ﾞ" ヾ:.:ヽ,
. ,i!'ﾞ | !:.:.:.:i
i! Ｕ ｜ !:.:.:.:i ファイティングコンピューター。
{ｌ / ﾐ:.:.:rヽ
. !! ______ ________ヽ ﾞ!斤ヽ｝ （訳：あれは……）
ﾞ!` =･=`i .i" =･= /ヒﾉ/ （ 腐食してはいるが……まさか……）
i. ￣ | | ￣ ,ｒ' ﾄｰ'
ﾄ.､ノ ｒ つｰ､__,ィ |
'､ ､`''''" ___,. / / |
ヽ ￣￣_,, / / /ヽ､
`.､________／／ ／ |`ヽ､
／|丶､ヽ ／ ｜::::::ヽ----
／::::::| ＞＜ /::::::::::::`､::::::
彡| | |从 | /三三 三 ヾミ＝-==彡イ ゞミﾍｚ=＝＝彡'´: : : : : : : : : / /
人 ﾘ }､:ヾ! |≧‐>=．..,,__三 三 ﾐ:.､ヾー::::., ,ﾉー=＝'´ __,,.. z≦､: : :／ ,ｲ /
/ //:､ | ﾊ ＼ 从￣ヽ. 弋 ・ テﾐ-ﾐヾ::.彡ー ｲ: : : : :::＞'弋 ・ ノ ,.ｲ,.:彡'´/ ,:':
,' ヽ{ ∧ ミ:､ミ=三｀二二二二二´{ /ｲ:ﾍ 彳: : : : ー￣￣￣￣: :-=彡'.,:',.':::::
// , |ゝ'ﾍ＼｀ヽミ:､ 三 三 三 三ｿ´ |: : : : : : : : :.､_ : : : /,::::::::::
/ / .:: !| |∧ ヾ:､ミ 三 三 三 ≧'ﾞ ｜: : : : : : ,: : : : ::´::::::::::::
ｲ,: ＞'ﾘ ! ﾑ＼｀ﾐ:､ 三 三 三ｲ !: : : : : : : :. ,..:::::::::::::::::::::::::::::::
彡' | .| | ﾑ ヽ三 三 三 三} i||i! |: : : : : : : : . ,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::: いかん、衝撃を与えるな！
. | ! ! ﾑ ヾ 三 三 三ｿ´ il|||li|: : : : : : :: :::..,.:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|i | ﾊ＼ミ:､三 三{ ,ゝ--<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : : ; そいつは不発弾だッ！
| i | .ヽ.ﾞ三 三| _ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : ::'
i |i | | |ﾍ三 三!イ ｨ' ´￣￣￣￣￣ ヽ :::::::::::::::::::::::::::::, :.,:/
| |! :. ｜ ! ﾍ三三}_ {:〉-一 … ─ -〈:} .:::::::::::::::::::::::::::::::, ;:, ,
| | ｜: ｜. ＼三ﾘ 、`ー… ─- '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, 〃 ,;
| | | !.: : ! ＼ '´: : : : : : :: :: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,' / ,:'
| i| | i｜ | ＼ j : : : : ::: ::::::::::::::::::::,' ,: ,:
| |i | | ! ｀ . . : : : : : : :: :: ::: :::::::::::::::::, ,' ,
| ! !::｜ ｀ ｰ―. : : : :: ::: ::::::::::::::::::::::::::::, , ,
/￣ヽ
〔==±=〕
(( ( ･ω･) )) えっ？
/￣ヽ
〔==±=〕
(( ( ･ω･) )) 不発弾？
┌──────┐
│ 不発弾 .....│
└──────┘
┌─────────────────────────┐
│ 日本では .│
│ 主に第二次大戦時、 ...│
│ アメリカ軍の空襲によってもたらされたものが多い。 .│
└─────────────────────────┘
___....-宀'ワ
_....y'~~ iｔﾅ'~~`' 、
, ___..-ii辷''ｬｮl{〃 "''、 ﾍ
__..ilょ'''ll匸 ﾞﾞ'∟ "∟ﾞぇﾞﾞﾞ'''ｰ-ｬill[|llL ﾞ'、
__,,..uｧ''''' ｯ､ "'∟ "∟ "'、 ﾞモ ﾞl什''"" ﾆﾙ'卜 l|
__,,..uｫ‐''ﾞ"Ｈﾆ"l 、 "'ll入 廴 'ﾞlレ '廴 'll、''、 _u广 .廴uｬ弋
.. _jiＦ「ﾞひｮこﾞl 、 "llLﾞ九 てlレ |l、 'll、 ,ll_..illllせ_ll廴_ __ニ-‐'''´
.广 ﾞllLﾞ廴 "llLﾞll、 |l||l___jllｘｒlll ll’ jl{,jl广'‐''~~~~
〕 __ |lLﾞll、 ﾞll|_|ll..iｮllll'llll´|l’ jl[__illﾚ‐~~
|、 ﾞ "l|_|lluｬｬ'lll"ll| '〔ll乙..l什'~~′
ﾍ _..jl´]l’ _ jllしlト‐'~~
ﾞ'ｘ,,_____jll jlト''广′
┌────────────────────────┐
│ 2010年代後半となっても土地改良工事などに伴い .│
│ 掘り当てられるケースも見受けられ、 ......│
│ 終戦後70年以上を経た現在でも、 .│
│ 市民の脅威となり続けている。 │
└────────────────────────┘
,,ｒ'':.:.:.:.:,;.;.;ミﾐ>ｪ.､
,ｒ';r'- '' ﾞ" ヾ:.:ヽ,
. ,i!'ﾞ | !:.:.:.:i （この形状は……東京大空襲で大量に投下されたＥ46収束焼夷弾！）
i! Ｕ ｜ !:.:.:.:i
{ｌ / ﾐ:.:.:rヽ
. !! ______ ________ヽ ﾞ!斤ヽ｝ （小型の焼夷弾を38発一まとめにしたもの……発火すれば ここら一帯は
ﾞ!` =･=`i .i" =･= /ヒﾉ/ 焼け野原と化すぞ！）
i. ￣ | | ￣ ,ｒ' ﾄｰ'
ﾄ.､ノ ｒ つｰ､__,ィ |
'､ ､`''''" ___,. / / |
ヽ ￣￣_,, / / /ヽ､
`.､________／／ ／ |`ヽ､
／|丶､ヽ ／ ｜::::::ヽ----
／::::::| ＞＜ /::::::::::::`､::::::
＿＿ ┌───────────────────┐
':::::::::::::｀ . .
/:: ::::::::::::::::::::: ヽ |
.i :: :::::::::::::::::::::::::::::::i | 不発弾だッ！
{ :: ::::::::::::::::::::: ::::::: ! |
', <●>:::::::::::::::: :: ﾉ ／ __ ___
l :::::::::::::::::::::ﾉ ￣`'―─ ///〃//Vヾヽ ───────────┘
/⌒ヽ ﾍ ::::::::::::::::! /⌒i } !ｉ!iミ{｛{{｀´}}｝}
＼ ＼ ＞,､ __:::::::::::イ /:::::/ ﾉﾉﾘ弋i {ﾞﾟﾞ-ﾟﾉ!{
. ＼ :::::::::::::::::::::::::/ : （'(（'ﾞ ﾉiｿゞy)》'､
＼ :::::::::::::::/:::ノ ｀ﾞ くノ /f __ｊ/'i
ん'､ じ'ﾌ ゝ
┌───────────────────────────────────────────────┐
│ .....│
│ ／ ／ |＼ ＼ | /| ...│
│ , ' ／ __ 八. ＼⌒＼ ヽ ∨ | ...│
│ _,､r='^ ／ _,,.. -‐ '' "´ ／ ＼ ＼ ﾉ ', ......│
│ ⌒￣／ ⌒￣ _､‐''゛ ＼ ＿_＼ ＼___／ } , ....│
│ ／-‐=＝=‐- _､‐''゛ ＼ ／ } │
│ / ／ ｀ ‐ ──── } / │
│ / ／_,,.. -‐ '' "´ ／ / │
│ ／ ／⌒ _,､r='／ .／/ ／ ｜ │
│ ／ ノ ＞''~ ⌒￣￣￣ / ／| ／| | 不発弾だって？……爆発する？ │
│ ⌒￣＞ _,,.. -‐ '' "´ ＞''~ 竿竿羔冬ﾐ./ ／ } :!/ 八:! 急いで下さい、ダディさんたちーーー ..│
│ ＞''~ ⌒￣￣￣￣ {￣∨ 乂 V:::ﾂノ |/ ノ ノ .│
│ ／-‐……‐-／ 八ハ 〉 ｀ｰ=ﾆ彡 ⌒乂 ......│
│. _,､r='^ / ／ ∧ Ｕ 〉 │
│ ⌒￣￣￣￣/／7／ 'ｰ八 ／ │
│ __. -=ﾆニニ／ﾆﾆﾉ : :.:.:|: : . / .│
│ |_,,.. -‐'' "´::::::::::::::/ : : |: : ::＼ --‐‐/ ...│
│ |ニニﾆ=-. ::::::::::/ |: : : : : : : . / │
│ |ニニニニニﾆ=- ...__ |: : : : : : : : : : . . ∧ ......│
│ |ニニニニニニニニﾆﾆ=- _ : : : : : : : : ／｀ ─'ニ.} .│
│ `､ニニニニニニニニニニニﾆ=- : : : : : {:::::::::::ノﾆﾆ| .│
│. ‘，ニニニニニニニニニニニニﾆ=:::::::::::::::／ニニ| .│
│ -=ﾆニニニニニニニニニニニニﾆ=-=ﾆニニニ| .│
│ .....│
└───────────────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────┐
│ │
│ /＼＿＿_／ヽ │
│ ／'''''' u '''''':::::::＼ .│
│ . |（●）, ､（●）､.:| ＋ 間に、あわ、ないっ！ .│
│ | ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, u:::| ..│
│. | u ｀-=ﾆ=- ' .u::::| + .│
│ ＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／ .│
│ │
│ │
│ │
└───────────────────────┘
/￣ヽ
〔==±=〕
(( ( ･ω･) )) お、おちつけ落ち着くんだ
こういうときは
/￣ヽ 素数を数えるんだ
〔==±=〕
(( ( ･ω･) )) ４、６、８、１２……
＿＿＿_
／::ｰﾆ三ﾆ‐:u＼ あばばばば
/i:((○))三((○ )):;ヽ
| ::i ::(（__人__）)):u::i| やべー、やべーお、どうすれば
ヽ:::u ::::{r┬-} :::lii:/
＼ `ー"’u;;／
,,ｒ'':.:.:.:.:,;.;.;ミﾐ>ｪ.､
,ｒ';r'- '' ﾞ" ヾ:.:ヽ,
. ,i!'ﾞ | !:.:.:.:i
i! Ｕ ｜ !:.:.:.:i （まずい）
{ｌ / ﾐ:.:.:rヽ
. !! ______ ________ヽ ﾞ!斤ヽ｝（数十年ぶりに外気を浴びたことで
ﾞ!` =･=`i .i" =･= /ヒﾉ/ 外殻が急激に劣化、崩壊する可能性が高い）
i. ￣ | | ￣ ,ｒ' ﾄｰ'
ﾄ.､ノ ｒ つｰ､__,ィ |
'､ ､`''''" ___,. / / |
ヽ ￣￣_,, / / /ヽ､
`.､________／／ ／ |`ヽ､
／|丶､ヽ ／ ｜::::::ヽ----
／::::::| ＞＜ /::::::::::::`､::::::
（何もしなくても、今、この瞬間にも着火する危険性が……）
___....-宀'ワ
_....y'~~ iｔﾅ'~~`' 、
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__..ilょ'''ll匸 ﾞﾞ'∟ "∟ﾞぇﾞﾞﾞ'''ｰ-ｬill[|llL ﾞ'、
__,,..uｧ''''' ｯ､ "'∟ "∟ "'、 ﾞモ ﾞl什''"" ﾆﾙ'卜 l|
__,,..uｫ‐''ﾞ"Ｈﾆ"l 、 "'ll入 廴 'ﾞlレ '廴 'll、''、 _u广 .廴uｬ弋
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.广 ﾞllLﾞ廴 "llLﾞll、 |l||l___jllｘｒlll ll’ jl{,jl广'‐''~~~~
〕 __ |lLﾞll、 ﾞll|_|ll..iｮllll'llll´|l’ jl[__illﾚ‐~~
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ﾍ _..jl´]l’ _ jllしlト‐'~~
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_ 人__人__人__人__人_
__,ﾉ (,,__
）. バチッ (,
ｿ. .ｿ
ﾉヾ ' ___....-宀'ワ
)ヽ/ ヽ､ﾉ|ノ´ _....y'~~ iｔﾅ'~~`' 、
`r r'.-ii辷''ｬｮl{〃 "''、 ﾍ
__..ilょ) （"∟ﾞぇﾞﾞﾞ'''ｰ-ｬill[|llL ﾞ'、
__,,..uｧ''''' ｯ'´⌒`Y´⌒` ､ モ ﾞl什''"" ﾆﾙ'卜 l|
__,,..uｫ‐''ﾞ"Ｈﾆ"l 、 "'ll入 廴 'ﾞlレ '廴 'll、''、 _u广 .廴uｬ弋
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〕 __ |lLﾞll、 ﾞll|_|ll..iｮllll'llll´|l’ ､ﾊ, ‐~~ ､ /
|、 ﾞ ＼ ,,_人､ノヽ 乙..l什^ < て ｷ人_,/
ﾍ _..)ヽ （ ~ ./'Y''~ヾ ） て
ﾞ'ｘ,,_____jl＜ ＞─ /´⌒Y,.
) て ＼
／^⌒`Y´^＼
,.､ -‐‐‐‐-､､､
,.:'´.:.,. ‐ _-_ _ ミミﾐヽ
.,.:'.:r'ﾞ´ . : :｀`ﾐﾐﾞ:,
.'.:ｨ′:. . ';ﾐﾐi
. :〃 .:; : . . ;ﾐﾐ}
i .〃 :; : .. : .;ﾐﾐ}
ri.:N:;..:.; _..,,,,._ _...,,,､､ ; ﾐハ
い1;:;:.´;ﾃｪzﾃ i:;tｪzﾃ.¨`, ﾘ }
い;;;;.:..´ . `.;: ; ｲ: ,′
Jj;:;:.:.． .;:.; :. . , :し
i :.:.. ,.:._; _ ) !
'. ', __;_:.. _ : ,′
ﾊ ; ´ ｰ‐一｀` . ｲ
／i ヽ､; ´ ｀ ,. '´/i
... イ.:.:.:.:', ｀ヽ､二二´ / ﾄ､
.:.:.:::::::::::i.:.::::::::', ＼ ＿ / i.:.丶､
.:.:.:::::::::::::::L__.:.:.::', ／⌒ヽ l:::::::::.｀ヽ､
.:.:.::::::::::::::::::/.:.:.::.:.', ／ヽ:.:.:.:.:.::i＼ l.:.:::::::::::::::.:.
.:.::::::::::::::::::::＼.::::::::',／ ＼::::」 ヽl:::::::::::::::::::::.:.:
.:.::::::::::::::::::::::::::＼.::::', /::::l l::::::::::::::::::::::::.:.
,,,,,,,,,,,,,,,,__
,彡彡彡ミミミミﾐx.､
,彡彡彡彡ミミミミミミﾐｭ､
,彡彡彡'¨´ `ヾミミミミミ､
,彡彡彡 ,z=x､ `ヾミミﾐｭ､
/¨ヾ彡' ::: ,ztｯ､` `ヾミﾐｭ、
| l!,ｨ :::...~`::''´ ::==ﾆﾐﾐミミﾐ,
.∧'ヾ. _.ノ i,.=ｯ､ }iiミﾐ
彡itｰ' ,:' ﾞ=､_ ﾉ '::..,ｲiiﾐ''
彡/ .: ＿＿_ ~i!. !ﾐ''
'V .: :. 匁卅i》 ! ,ｨﾐ
,/ヽ .: :: ￣ / `
＼ :: , /
ヽ ` ::...__,;:::'´,ｲ
∧. ヽ /
', `ｧ､ ＿ ,ィ
ニ', ,イ::::::::::', .,ｲヽ
ニﾆ,_＞''´ ヽｰ-〈V. V:',＞｡.
ﾆﾆ, l::::::::l Vヽﾆﾆ＞｡、
ニニ, l:::::::::!. V=＼二二＞｡
彡| | |从 | /三三 三 ヾミ＝-==彡イ ゞミﾍｚ=＝＝彡'´: : : : : : : : : / /
人 ﾘ }､:ヾ! |≧‐>=．..,,__三 三 ﾐ:.､ヾー::::., ,ﾉー=＝'´ __,,.. z≦､: : :／ ,ｲ /
/ //:､ | ﾊ ＼ 从￣ヽ. 弋 ・ テﾐ-ﾐヾ::.彡ー ｲ: : : : :::＞'弋 ・ ノ ,.ｲ,.:彡'´/ ,:':
,' ヽ{ ∧ ミ:､ミ=三｀二二二二二´{ /ｲ:ﾍ 彳: : : : ー￣￣￣￣: :-=彡'.,:',.':::::
// , |ゝ'ﾍ＼｀ヽミ:､ 三 三 三 三ｿ´ |: : : : : : : : :.､_ : : : /,::::::::::
/ / .:: !| |∧ ヾ:､ミ 三 三 三 ≧'ﾞ ｜: : : : : : ,: : : : ::´::::::::::::
ｲ,: ＞'ﾘ ! ﾑ＼｀ﾐ:､ 三 三 三ｲ !: : : : : : : :. ,..:::::::::::::::::::::::::::::::
彡' | .| | ﾑ ヽ三 三 三 三} i||i! |: : : : : : : : . ,.':::::::::::::::::::::::::::::::::::
. | ! ! ﾑ ヾ 三 三 三ｿ´ il|||li|: : : : : : :: :::..,.:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|i | ﾊ＼ミ:､三 三{ ,ゝ--<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : : ;
| i | .ヽ.ﾞ三 三| _ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : ::'
i |i | | |ﾍ三 三!イ ｨ' ´￣￣￣￣￣ ヽ :::::::::::::::::::::::::::::, :.,:/
| |! :. ｜ ! ﾍ三三}_ {:〉-一 … ─ -〈:} .:::::::::::::::::::::::::::::::, ;:, ,
| | ｜: ｜. ＼三ﾘ 、`ー… ─- '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, 〃 ,;
| | | !.: : ! ＼ '´: : : : : : :: :: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,' / ,:'
| i| | i｜ | ＼ j : : : : ::: ::::::::::::::::::::,' ,: ,:
| |i | | ! ｀ . . : : : : : : :: :: ::: :::::::::::::::::, ,' ,
| ! !::｜ ｀ ｰ―. : : : :: ::: ::::::::::::::::::::::::::::, , ,
＿＿＿__
／ノ ヽ､_＼
／（ ○）}liil{（○）＼
／ （__人__） ＼
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／
┌────────┐
│ ......│
│ E46焼夷弾 │
└────────┘
┌──────────────────────────────────┐
│ │
│ 1.3kgのガソリン、ココナッツ油をゼリー状（ナパーム）状態に混ぜ合わせた │
│ M69焼夷弾を三十八発分収束した弾頭である ...│
│ │
└──────────────────────────────────┘
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┌───────────────┐
│ 通称、「モロトフのパン籠」 .│
└───────────────┘
┌────────────────────────┐
│ ソ連とフィンランドとの間で勃発した冬戦争の最中、 │
│ ソ連の外相であったモロトフが ......│
│ フィンランドの都市への空爆を非難された際、 .....│
│ │
│「爆撃ではなく、人民にパンなどを投下している」 │
│と苦し紛れに発言したことから、こう呼ばれている。 .│
└────────────────────────┘
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ﾍ _..)ヽ （ ~ ./'Y''~ヾ ） て
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) て ＼
、 ’、 ′ ’ ； 、
． ’ ’、 ′ ’ ． ・
・． ’ ； ’、 ’、′‘ ．・”
’、′・ ’、．・”； ” ’、
′ ’、 (;;ﾉ;; (′‘ ・． ’、′”； 、′ 、 ’、 ′ ’ ； 、
、′・ ( （´;^｀⌒)∴⌒｀．・ ” ； ’、′・ ． ’ ’、 ′ ’ ． ・
、 ’・ ､´⌒,;y'⌒(（´;;;;;ﾉ､"'人 ヽ __、′・． ’ ； ’、 ’、′‘ ．・”
､(⌒ ;;;:;´'从 ;' ; ;) ;⌒ ;; :） )､ ヽ -‐,ぇﾞﾞﾞ'’、′・ ’、．・”； ” ’、
（ ´;`ヾ,;⌒)´ 从⌒ ;) ｀⌒ ）⌒:｀_,,.．・ヽ／’、′ ’、 (;;ﾉ;; (′‘ ・． ’、′”；
° ′、:::::． ::: ´⌒（,ゞ､⌒） ;;:::)::ﾉ‐''"..,,_ 'ﾞlレ’、′・ ( （´;^｀⌒)∴⌒｀．・ ” ； ’、′・
｀:::､ ﾉ ...;:;_) ...::ノ ソ,. r ''" `''‐,,._ ､ ’、 ’・ ､´⌒,;y'⌒(（´;;;;;ﾉ､"'人 ヽ
.广 ﾞllLﾞ廴 "llLﾞll、 |l||l___jllｘｒlll ll’ j､(⌒ ;;;:;´'从 ;' ; ;) ;⌒ ;; :） )､ ヽ -‐,
〕 __ |lLﾞll、 ﾞll|_|ll..iｮllll'llll´|l’ jl[__illﾚ（ ´;`ヾ,;⌒)´ 从⌒ ;) ｀⌒ ）⌒:｀_,,.．・ヽ／´
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' 、 ′'、′' 、`' ． 'ヾ `､ヾ ､`､,, ',． '`、′。．・`； '、．`； '、．・" 、 ′" 。 ． `
． '`、′。．・`； '、．、ヾ ､` ヾ・、 ', : : :,' , ', ,' '`、′。．・`； '、．・。 ` '、．
'、′' ． '、′' ・． ' ､,, ',` : :: : : :: : /;′。．・"； '、．・" ` '、．
'、′' 、`' ． 'ヾ `､ヾ ､` : : : : : :, : ／． '`、′。．・`； '、．・
、′' ・．'、ヾ ､` .＼ ､ ` ," ´, ′( ／:′。．・"； '
． '・．． '・､`ヽ `､ ､ , ,' ', _,. - '． '`、′。．
`ヾ＼'i, ` ､ , ', ,ｉ '／,′",／／
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...||| , 、 " . i ´ . ii ．゛.. ii||.. i i ､ ´ ii .. " .li .|||
||| .|i ´ i ' || ii ii ｜ iilll||ii | i .iｌｌ|!!i l ...|ｌｌ iii i i l|l. |li li||li |il||||
||il||ｌi .|i 〟 ii||il lil|| ||lili ||ii l|il| |llii||| ｌi|iii|lli || ..iiｌ|||lll.|ll ｌｌｌｌ||iｌｌｌi iiil|iii|||l|i |l|ｌ!liil||lll.|l||
.. ||!|i||ill ..| ||ｌｌｌ|||ii|||ｌｌiiiill|lliiiｌｌｌ|||lll||!!lilllii!!!||ｌｌ||ill|ll ｌｌｌ|||lll||!!lillliiｌ.ｌ| |lll||!!lillliiｌｌ| !!||ｌｌｌ|||lll||!!lilllli||||!lll||
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. ）:.:＼i|l八:.＼_ 人 )､ : : ﾉ.:V.: : .::.: :!: :人 八,､ ノl|l|／ : ﾉ,､ ／: （
┌─────────────┐
│ Ｘだけが、覚えていた。 ....│
└─────────────┘
, -‐/: : : : : ヽ､ ,ｨ: : : : : :､ヽ
く l': :（●）: |. ＼ ／ |: :（●）:::l >
＼ ヽ,: :'''': :,ﾘ,,,,,,/ /.,,,,,,,|: : :''''' : ﾘ／
ミ三二ニ二彡 ヾﾐﾐ三三ニ彡'
┌───────────────────┐
│ その日、二千十八年六月一日。 .│
│ 繰り返された中の、最初の六月一日。 ......│
└───────────────────┘
:::::::::::::::::::::::::::::（ ）:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::|￣|三|￣￣￣|＼:::::::::::::::::::::::
TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTヽ
￣￣￣￣￣|￣|ヽ￣￣￣￣￣￣￣￣￣|＼iヽ
|￣||￣| | | | |￣||￣| |￣||￣| .| ＼iヽ:::
|＿||＿| | | | |＿||＿| |＿||＿| .| ＼i::::::::::::::::::::::::
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|￣||￣| | | | |￣||￣| |￣||￣| .| |＿＿＿＿ ノ:::::::::::::::::::::::::::ﾞ-_::::::::
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＿＿＿＿＿| | |＿＿＿＿＿＿＿＿＿.| |LlLl LlL | i:::::::::::::::::::;;;;;;::::__,,-''~i､
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|￣||￣| | | | |￣||￣| |￣||￣| .| |LlLl LlL | ヾ_:::::::::::_,,-''ｿ／::::::::::;/
|＿||＿| | | | |＿||＿| |＿||＿| .| |======= | |ﾞ-､_::: i;;;;//::::::::,-'~
| | | | |LlLl LlL | | ﾞヽy /_,,-''~
|￣|￣| |￣|￣| | |======= | | |i:|
￣￣￣￣￣￣| | | | |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| | | | | [ したらば高校 ]
| | | | |
| | | | |
| | | | |
＿＿＿＿＿＿|＿|／ |＿|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
┌───────────────────┐
│ 午後三時過ぎに、不発弾が爆発した。 ..│
└───────────────────┘
┌─────────────────────────────┐
│ きっかけは、下水道の拡張工事。 ...│
│ その鉄塊が不発弾であることに気づかなかった ..│
│ 作業員が不用意に衝撃を与えてしまったため、弾頭が起爆。 .......│
└─────────────────────────────┘
/￣ヽ
〔==±=〕
(( ( ･ω･) ))
(( (ｏ┳ｏ ))
ｶﾞｶﾞｶﾞ (( し[圓] ))
⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ ┻┻
/￣ヽ
〔==±=〕
(( ( ･ω･) ))
(( (ｏ┳ｏ ))
ｶﾞｶﾞｶﾞ (( し[圓] ))
⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ ┻┻
┌────────────────────────┐
│ 校舎は全壊、 作業員を含む数名が死亡した。 │
└────────────────────────┘
┌─────────────────────────────┐
│ 校舎が跡形もなく消し飛ぶほどの爆発であったにも関わらず、 ...│
│ 死傷者が比較的少人数で済んだのは、同時刻、 │
│ 校舎に緊急配備されていた十数名の警備員が、 │
│ 迅速に生徒や学校関係者を避難させた功績だった。 │
└─────────────────────────────┘
r-､＿
rl''lﾞｌ,＼ .r┐ ／ .| l ﾄ､
l i l ｌ .l.＼r'|o|'ｭ／ .|__| l l
l l_l_| ..| [〔,ﾞ-､〕] | l_l
ｌ＿_|＿,ｌ ﾞi_l,|,|,l,オ__ >‐l――.|
l /_,//ニl/-―ｌ,/―ｌ'‐ '| |:| |
.l | | l__ .ｌﾆｌ >--| || |:| |
.ｌ | | l ﾞ､l三l,／ _,|＿l.| |:| |
i .l､-､'､-┬=ﾃﾞ""r-､ヽ,_.| |:| |
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/ /`'V |. .ｌＯl |l=iﾚ l＿＿,l
rlュ,ﾍ /r-=,(_)/>,=='ﾞT`'ｌ |,_r|ｭ_,|
f==.f､, V .l l__l| | | |＿| .l]`l |r>- ､|
. 〈_<|_ｌ､ﾝﾞ .'- ,_l__,l l_,, -‐'ﾄ,l l,l_ｌ三||
`ｰﾞ'' ~ .ｌ | 'Y-`-| | | `'''"
| | | | | | |
＞─==ﾆ } {|
／ /|─||ー-=ﾆ ＿
／{ ,／ ｌ| 「∨ ヾ＜
Ｗﾆ=- O '/.γヽ`､ / ヽ | ＼
|ﾆﾆ=---､| i{::ノ /！ ＼＿_ﾉ / {＼
￣＼_(::::)＼ ／ }} ヾ ／ ∨
トﾐ‐┬匕／{∥ー彡 ／ / ﾔ
≧=-:＜---､／ i |＿ |l
|ﾆﾆﾆﾆ|ﾐh､|ﾆ=- | Ｗ
∧二ﾆ-| |ヽﾆ=- ./!ﾆﾆ／ |
-==-
ノ ／::::::::::::::::::::::ト ヽ _＿＿
r .ﾆL._/ ::::::::::::::::::::::::::| ｀¨¨¨´ _＿＿ ⌒｀`ｰ=
| ニ「.r '"´_:::::::_ ｀` ::| _ﾆﾆ二二二二二二/´
l ニl }Tﾆﾘ::::〈ﾆニ}:::::| _ﾆニ二二二二二二/
} _ﾆi｛ ,:::'" :::::::::::::::....| _ﾆニニニニニニニ／
. ＼ :.Ｙｧｪｪｪｪｪｪ ::/:/ _ﾆﾆニニニ／
. 丶＼ﾐ┴┴┘彡 _ﾆニニニニ／
｝== くO__＿____ﾆニニ{￣￣
_,,.. -‐__'"ニニニ＼ニニニニニﾆﾆ=- ､
. r ' ￣ _ﾆﾆニニニﾆニ＼ニニニニニニニﾆ=- ､
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. r '"ニ ニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ
. i ニ ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニi
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∧!､!､!:::!￣¨´!::/i ¨ﾚ:ﾘ
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／ . ,
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／ i:::!||i:::::i
／ !:::!||ヽ .|
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／i:::::::_ .,,--.......!!::::::: !! !- _... ､
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ﾄ=［o.o」´=~i
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∩ 彡ミミミミミ
( )彡 ｀ m ´)
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,-――'´ ﾍ / |l ｀¨ .イ｀ヽ､＿＿＿
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l:::::::::::::::::::::::::/::::::::::::! ＞-＜ l::::::::::::::::::::l:::::::::::|:::::＼
┌────────────────────┐
│ 同時刻、同校を訪問していた米露両首脳 .│
│も、危難を免れた。 │
└────────────────────┘
┌───────────────┐
│ Ｘだけが、それを知っていた。 │
└───────────────┘
, -‐/: : : : : ヽ､ ,ｨ: : : : : :､ヽ
く l': :（●）: |. ＼ ／ |: :（●）:::l >
＼ ヽ,: :'''': :,ﾘ,,,,,,/ /.,,,,,,,|: : :''''' : ﾘ／
ミ三二ニ二彡 ヾﾐﾐ三三ニ彡'
┌──────────────────────┐
│ だから計算を重ね、策を練り、結果を変えた。 .....│
└──────────────────────┘
|::.、 ノ ::|
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',:::::::::::::/⌒Y⌒Y''^Y'^Y ^Y'＾Yヽ::::::::::/
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┌────────────────────────┐
│ 今回の周回で、警備員の数は、大統領達を、 ..│
│ 教員達を、学生達を避難させるには足りなかった。 ...│
└────────────────────────┘
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／＼ ', _,,.- ' ~ `ー''" _;, _," " ', ヽ ＼
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┌─────────────────────┐
│ 大勢の生徒が、教員が、職員が…… .│
│ そうして大統領たちもーーー炎に包まれた。 .│
└─────────────────────┘
第八話「スペシャルゲスト」終わり
第九話「秘策」へ続く
というわけで、本日の投下はここまでです。
次回の投下は、五月二十五日（土）二十二時からを予定しています。
なるほど、これが目的だったのか
アーニャ、ミナミ、ベストカップル
残された者たちでどうXを追い込んでいくのか
ロシア語ｗｗｗ
一気にアナスタシア怪しくなってきたな
来週までつれーわこれｗ
しかしいくら警備が大勢居たとはいえ
あの状態から生徒や大統領たちを無事に避難させた警備員マジで凄いな
でも、大統領暗殺だのテロだのする動機があるやつおるんか？
Ｘの目論見と各務原の回想？が現段階だと繋がらないのが凄く不気味だ
カドックはやらない夫とダディに鵺を見つけさせようとしてるのかな？
アーニャ、ミナミベストカップルとかいう伏線用意してるんだし
どう考えてもアナスタシアが犯人だな
可能性があるとすればなでしこだろう。彼女は一回目の会合で大した発言はしていない。次のループでは殺されているし、３回目のループでは狂っている（フリをしている？）
巻き戻しを把握して適切な会話を行う必要がいずれも無く、簡単な指示だけでも認識者を装うことができる
そうすると、どうやってなでしこが巻き戻された直後にＳＮＳにログインできたかが問題になるわけだが……
これはやらない夫のひらめきが関係してるのかな？
やらない夫が何もしてない
人狼ならもう吊られてる感じ
なでしこ・でっていうに盗聴器をつけておくとか、スマホの通話を入れっぱなしにさせておくとかすれば１回目の会合の内容をジャミングが始まるまでは把握することができそう。
なでしこのスマホに送られたメールが即座にアナスタシアのスマホに自動転送されるようにしておけば、その後ジャミングや監視があってもなでしこのパスワードを見ることができるか？
これならアナスタシアはなでしこのフリをしてＳＮＳにログインできる。前スレ341のなでしこの独り言は、ＳＮＳへのログインとは全く関係なく、二度寝して遅刻しそうになったことに焦っていただけということになるが
それ以降の会合は、カドックあたりに盗聴器をつけたりスマホに仕込みをしたりすれば情報を入手できる？
ただ、これが可能だとすると、別にＸはアナスタシアじゃなくてもいいんだよなぁ
単に８人以外にまでＸの可能性が拡大しただけになってしまう
やらない夫が何してるかはわからないけどこれで窮地を救っても指示したカドックの方がすごいで終わってしまう
一旦手の内を見せてしまうともう戻るわけにはいかなくなるんだな
ここからどうやって巻き戻しさせるのか……
カドックとやらない夫は心理描写から白確定で、ダディが学校ではなく鵺塚に行ったのは柊姉妹の情報を知った校長の指示が原因
つまりダディが誘導したわけではないので、助かったのは偶然になる
校長の指示で学校から出られたのだからXにとって理想的なのでリープを解除したとも取れる
それと前スレの
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/961
でつかさが時計が進んでいると言っているのにかがみは進んでないと言っているのは
自分がおバカだからか理解が出来ないのだがどういう意味なの？
ここちょっとよく分からん…
ループをやめるかやめないかの判断はギリギリまで出来たわけだしね
埋まっていた不発弾で被害がでるよう放置するだけ…と考えると案外大した動機はないかもな
何というか整った状況が偶然の産物によるもので、前々から殺したかった相手を殺すって訳じゃないからそう見えるのかもしれんが
この時計は針が狂って進んでいるねと勘違い
それをかがみがそうじゃないよ、時計は狂っていなくて間違いなく15時だよ
と言ったわけね、なるほど
こうなるとつかさが警備員の数を割くために誘導したのかと邪推してしまう
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/834のナレーションで妹目線の口調って感じだし
鵺のような魔性の危険性を重視している所から調査済みだろうから、自然に思い付きからでの調査で校長に依頼できるし
見なかったことにしてください（震え声）
偽物を見つけ出す方法はなかったのかな
全員に夢で見た猫の絵を描かせるとか
仮にアナをXとするなら視聴覚室に集まった９人のうち最低でも２人が非認識者になる。
その場合、でっていうを非認識者とするならあと1人誰かが非認識者になる。
[ ない夫 カド ダディ 花山 校長 なでしこ かがみ つかさ ] このうち誰か。
ではでっていう以外の非認識者はどうして視聴覚室に来たのか？
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/20
で鵺は認識者に情報を与えると言っている。
この情報って夢だけのことじゃないのかなとちょっと思った。
鵺がつかさに化けて認識者たちに情報を与えてる？と考えてみた。（もしくはつかさのみ鵺からの情報提供があったとか）
つかさはなでしこの電話番号を覚えているかどうかや自分の分のログインもやって欲しいなとか
基本的にかがみや他者に動いてもらおうとしている行動がちらほら。
つかさはこれまでいろんな提案をしてきた、つまり情報を認識者たちに与えてきたとも取れる。
鵺はXとのやりとり含め認識者に教えるって言っているわけで…。
十五時を超えているのに時間が戻らないという事は時計が進んでるの？とつかさが言ったのに対して
いや、スマホで確認したけど時計は正常だよとかがみが返したって事だと思う
ということは、Ｘにでっていう以外の（ひょっとしたらでっていうとも）協力者がいた場合、
最初の巻き戻しを起こす前に数日以上の時間をかけて念入りに打ち合わせをしていた可能性がある。
でっていうを完全にコントロールしてるあたり、でっていうについては可能性は高い。
顔合わせの会合に代理を出席させるなら、代理のスマホからＸのスマホに
メッセージが自動転送されるようにしておけばよいのでは？
でもやらない夫の気づきと違うから、後半は違うだろうなあ。
今鵺見つけたら契約できるんかね？
Xや7人の主観的タイムラインにおける「最初」なのか
それ以外の世の中の時間軸における「最初」なのかによるなあ
鵺は「この場合、僕を最初に見つけた君に権利があるわけだ」って言ってるけど、
わざわざ「この場合」って言ってるのが引っかかって・・・
じゃあ別の場合（やり直した世界）なら、権利が移るとかあるのかな、と。
間接的にパラライカが願いを叶えられたりとかするんかな？
アナスタシアはプーチン恨んでそう
ただこの二人が両方死んだら世界大戦いきかねないよね……。
本日、二十二時から投下します。
1週間待つのは長かったぜ
それでは投下します。
やらない夫でタイムリープ＋犯人当て
時間を巻き戻しできる能力を手に入れた「X」の目論見を
阻止しようとするやらない夫たちの物語です。
まとめサイト
嗚呼！ やる夫道 様 ttp://gokumonan.blog87.fc2.com/
暇な時にやる夫まとめ 様 ttp://himanatokiniyaruo.com/
やる夫が人生でいいじゃない 様 ttp://yaruoislife.jp/
第９話「秘策」
時間巻き戻しのルールまとめ
・巻き戻し可能な時間は最大二十四時間
・巻き戻し直後、再度巻き戻しを使用するには三時間のチャージが必要
・巻き戻しを認識できるのは、巻き戻しを行った犯人（X）と、最初に設定された七名（認識者）のみ
┌─────────────┐
│ 前回までのあらすじ │
└─────────────┘
時間を巻き戻すことのできる謎の人物Ｘの目的を探っていた
やらない夫・バラライカ達。
これまでは二千十八年十五時になると時間が巻き戻され続けていたが、
数回の巻き戻しを経て、十五時以降も時間が進行し始める。
そのとき、バラライカの陣取るしたらば高校に訪問者が現れた。
現れたのは、アメリカとロシアの大統領。
Ｘの目的が両首脳の暗殺だと気付いたバラライカだったが、
対策を練るまもなく、校庭から掘り出された不発弾が炸裂したーーーー
------------------------------------------------------------------------------------
┌─────────────────────────┐
│ 「X」の過去は、それほどドラマチックなものではない。 .│
└─────────────────────────┘
ヽ,ヽ,ヽ
ヽヽヽ ノ￣＼ /￣￣
| |_ri_ri_ri＿ /⌒ヽ＿/ ＼ ヽ:::::::::::
ゝ | r―,―,―' ./ ⌒￣） ￣￣
':､ . | | ヽ,ヽ, 〈 .... ...... ／
＼ | | ヽヽ ＼_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_/
＼| | l l' ､ ~"""~~"""'''''''"""~
| |' ､ l l ヽ,
| | ~"'-l l ll ヽ _l__i"~|￣￣￣￣￣~..|
￣￣lﾞ"'i| |／＼ l l"-llヽ r'´. l l"l ロ ロ ロ |-‐'""'‐-､_
ロ .| . l| |――i .l l ll .-l l l .l .|―――┬'
| . l| | [] l l l ll_,.ll-'--- l l_,l ロ ロ ロ | ロ ロ.|
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┌─────────────────────────┐
│ ありふれた毎日、ありふれた幸福、ありふれた不幸。 │
└─────────────────────────┘
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:::::::::::::::::::::ヽヽヽ,:::::::::::::::::::::::::::::::/ l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::| |_ri_ri_ri＿,:::::::::::::::::::::: '､::::::::::::,ｒ'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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ロ .| . l| |――i::::l l::::::ll::::ll:::::::::::::l l .l .|―――┬'
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| | ／ ＼
┌─────────────────────────┐
│ Xの人格を大量殺人をも厭わない形に歪めたのは、 │
│ 決して、大げさな出来事ではなかった。 │
└─────────────────────────┘
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!. |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,| | ,.-- " """""""~~~~~~~~~~~~~~
!. |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,.. .-- "
!. |;;;,,,,.. .-- "
!,,,,.. .-- "
┌─────────────────────────────────────┐
│公平に見て、人類に恨みを抱く程の悲劇は、Ｘの身に降り懸かったりはしなかった。 .│
└─────────────────────────────────────┘
l''~l
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｀｀ﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞﾞ """""""
┌──────────────────────────────────┐
│ ただ、毎日積み重ねられて行く会話、小さな交流、決定。 .│
│ 細々と振り積もるそれらが、全体的にマイナスだった。その程度の理由だ。 .....│
└──────────────────────────────────┘
┌─────────────┐
│ 家族からの罵声。 │
│ クラスメートからの嘲笑。 │
│ 社会からの軽視。 │
└─────────────┘
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┌─────────────────────────┐
│ 級友の顔ぶれが、地域の大人たちの関心が、 │
│ ほんの少しだけでもバランスの異なるものだったら、 │
│ Ｘはそうならなかったかもしれない。 ....│
└─────────────────────────┘
┌────────────────┐
│ けれども、Ｘは、なってしまった。 │
│ .│
│ 世を恨み、人を憎み、 │
└────────────────┘
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┌─────────────────────────────┐
│「こんな世の中なんてぐちゃぐちゃになってしまえばいい」と願う、 .│
│ ねじれた精神を宿してしまったのだ。 ....│
└─────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────┐
│ したらば高校に入学してから、Ｘは毎日のように、草蠅山に手を合わせていた。 . │
└──────────────────────────────────────┘
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┌─────────────────────────────┐
│ そこに封印されているという「鵺」の伝説を知っていたからだ。 .│
└─────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────┐
│ 世の中から閉め出された者たち、 .│
│ 世の中を憎む悪心の持ち主たちが心の支えにしたという鵺塚。 . .....│
└──────────────────────────────┘
┌────────────────────┐
│ Ｘもまた、毎日鵺に祈りを捧げていた。 │
└────────────────────┘
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千千千千千千 'l千千千千千千
┌─────────────────────────┐
│「どうかこの世界を、ぐちゃぐちゃにかきまぜて下さい。 ......│
│徹底的に、取り返しのつかないくらい壊して下さい」 ...│
└─────────────────────────┘
┌───────────────┐
│そして二千十八年六月一日。 │
└───────────────┘
___....-宀'ワ
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〕 __ |lLﾞll、 ﾞll|_|ll..iｮllll'llll´|l’ jl[__illﾚ‐~~
|、 ﾞ "l|_|lluｬｬ'lll"ll| '〔ll乙..l什'~~′
ﾍ _..jl´]l’ _ jllしlト‐'~~
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┌─────────────┐
│ 不発弾が火を噴いた。 .│
└─────────────┘
、 ’、 ′ ’ ； 、
． ’ ’、 ′ ’ ． ・
・． ’ ； ’、 ’、′‘ ．・”
’、′・ ’、．・”； ” ’、
′ ’、 (;;ﾉ;; (′‘ ・． ’、′”； 、′ 、 ’、 ′ ’ ； 、
、′・ ( （´;^｀⌒)∴⌒｀．・ ” ； ’、′・ ． ’ ’、 ′ ’ ． ・
、 ’・ ､´⌒,;y'⌒(（´;;;;;ﾉ､"'人 ヽ __、′・． ’ ； ’、 ’、′‘ ．・”
､(⌒ ;;;:;´'从 ;' ; ;) ;⌒ ;; :） )､ ヽ -‐,ぇﾞﾞﾞ'’、′・ ’、．・”； ” ’、
（ ´;`ヾ,;⌒)´ 从⌒ ;) ｀⌒ ）⌒:｀_,,.．・ヽ／’、′ ’、 (;;ﾉ;; (′‘ ・． ’、′”；
° ′、:::::． ::: ´⌒（,ゞ､⌒） ;;:::)::ﾉ‐''"..,,_ 'ﾞlレ’、′・ ( （´;^｀⌒)∴⌒｀．・ ” ； ’、′・
｀:::､ ﾉ ...;:;_) ...::ノ ソ,. r ''" `''‐,,._ ､ ’、 ’・ ､´⌒,;y'⌒(（´;;;;;ﾉ､"'人 ヽ
.广 ﾞllLﾞ廴 "llLﾞll、 |l||l___jllｘｒlll ll’ j､(⌒ ;;;:;´'从 ;' ; ;) ;⌒ ;; :） )､ ヽ -‐,
〕 __ |lLﾞll、 ﾞll|_|ll..iｮllll'llll´|l’ jl[__illﾚ（ ´;`ヾ,;⌒)´ 从⌒ ;) ｀⌒ ）⌒:｀_,,.．・ヽ／´
|、 ﾞ "l|_|lluｬｬ'lll"ll| '〔ll乙..l什'~；゜+° ′、:::::． ::: ´⌒（,ゞ､⌒） ;;:::)::ﾉ‐''"..,,_
ﾍ _..jl´]l’ _ jllしlト‐'~~ ｀:::､ ﾉ ...;:;_) ...::ノ ソ,. r ''" `''‐,,._ X
ﾞ'ｘ,,_____jll jlト''广′
┌──────────────────────────┐
│ Ｘは当初、くだらない学校が灰になったと喜んだ。 .│
└──────────────────────────┘
) ､ )ヽ （
) （ （ ）ヽ ； ・ ） ; '
( ) ` （ ( ） ） （ （ ）ヽ ( ､ ）ヽ ；
; : , ) ) )ヽ（ ( :（ ） ヽ､） ） （ （ ） ）; （ （ （､ :
； ・ ）ヽ (丶 )ヽ （ （ ） （ ;; ;､: ; ;）__） ） （____） ） ）） ；
)`､ （ （ .） ）ノ | : ) ＿,,,-､__ ;; .､ （／（＿）ヽ ）ヽ ;;
( （__ノ `-' `-' :~〜--〜~--、_;; :: ､.､. ） ( （ ）ヽ
ヽ_,) ＿,,;::- ‐' 〜~ ~ __,_ `‐-､__ （_（_） ） （ （
;; ; ;,／~ _,,...- ~〜、_ ; ; ヽ_） ）
┌───────────────────────────┐
│ しかし現場に居合わせた両国首脳が │
│ 難を逃れたと知ったとき、喜びは一転、激怒に変わった。 │
└───────────────────────────┘
∩ 彡ミミミミミ
( )彡 ｀ m ´)
, -―――-､
/;;;;;;--､;;;;;;;;;;;;ヾ;､
!;;;;;; f;;;;;;;|
ﾄ､l;;;;;; !;;;;;;|
lｦl〈 ､＿__ , V;;;;|〉
Y＼刄斗 ,ｬ‐ｯ/ /
,-――'´ ﾍ / |l ｀¨ .イ｀ヽ､＿＿＿
ｒ'´￣::::::::::::::|:::::::ﾑ ヽ､ﾉ /::::::::::|::::::::::::::|:ﾊ
/::::::::::::::::::::::::::/::::::::|＼ マﾆｧ ／::::::::::::ヽ:::::::::::::|::::}
l:::::::::::::::::::::::::/::::::::::::! ＞-＜ l::::::::::::::::::::l:::::::::::|:::::＼
┌────────────────────┐
│ どうしてだ。 ....│
│ どうしてそんな、中途半端な結果なんだ。 │
└────────────────────┘
, -‐/: : : : : ヽ､ ,ｨ: : : : : :､ヽ
く l': :（●）: |. ＼ ／ |: :（●）:::l >
＼ ヽ,: :'''': :,ﾘ,,,,,,/ /.,,,,,,,|: : :''''' : ﾘ／
ミ三二ニ二彡 ヾﾐﾐ三三ニ彡'
┌─────────────────────────────────────┐
│ 大統領たちが巻き込まれていたら、世界が、乱れに乱れたかもしれないものを！ .│
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────┐
│ 超大国のリーダー二人が炎に包まれ、不発弾も跡形もなく消し飛んでいたら。 .│
└───────────────────────────────────┘
,,-''ヽ､
:.,,-''" ＼
_,-'" ＼
/＼ ＼
＿＿ //＼＼ ＼
／|[]::::::|_ / ＼/＼＼ ／
.／|￣￣￣￣ //＼ ＼/ ＼ ／/ ＿＿＿
| |:::「「「「「「 / ＼/＼ /＼＼ ／:::/ .／| |＿＿
＿..| |:::LLLLL//＼ ＼/ ＼/＼＼／::::::/ ／ | ロ .|lllllllllllll
／ llllll| |:::「「「「 / ＼/＼ /＼ .＼/ ./::::::::/ ／ .／ .| |lllllllllllll
＿＿ llllll| |:::LLL.//＼ ＼/ ＼/＼ /::::::::/ | ／ .| ロ .|lllllllllllll
| |:::「./ .＼/＼ /＼ ＼/ /::::::::/⌒ヽ､| ||／ ..|
| |:::l//＼ ＼/ ＼/＼_, -― ､ ''"⌒ヽ,_
(⌒ヽ､_,ノ⌒Ｙ" Y .....⌒)
(⌒ヽーﾞ ....::（ ..::....... .__人.....::::::::::::::::::::??
┌─────────────────────────────────────────────┐
│ テロや陰謀の可能性が囁かれるかもしれない。 ...│
│ 二千一年九月十一日のように、あるいはもっとスケールの大きい戦争に発展するかもしれないのだ。 │
└─────────────────────────────────────────────┘
┌──────────────────┐
│ それなのに、何という中途半端だ！ .│
└──────────────────┘
i!: : : !: : : : : ヽ.
! i ./: : .i i: : : : :: : ;!ii:::i: :i:i i
| i!i/: : : : !l|ｒ"-'"-i| i`i|‐､ :i' i,
|,ｲ|,,.．r''"!l| i! |ヽi `i :,./. ', / .
,ｒ'''! |i! ii | | |`i i: :／/ ', ヽ.,.r"/.
i､ / ! ,,,,.i! l-ー|--i!､ .i:／ ./ :'i,'.,.,,,.r'" /
＼ i ＼ /i ,,.．r''" i! i. ! i! l .i ./:: ;;ir''" /ヽ .
＼ ! .＼/ .:i. | i ヾ､./:r''" / ヽ.
`' / .::/ .!|,,.rヾ､,,ノ /ヽ. ヽ
. 〈 .::::i i | ,,.．-‐ ''"|i i / ヽ、
ヾ;::ヽ､i ! / /,,,,....． -－'''
―－―――ヾ;::::i ! !|i !|/ヾ;― =＝
ヾ:i, |i. !|| i |i ,,.ｒ"!| 〉
`i、 || |i i ||'" /
.ヽ|| i|'
. i'ヽ、 ,,.r''"!i
....:::::::::ヽ|i,,,,,|,,..r''":::::::.......
┌──────────────────┐
│ 怒りにかられ、Ｘは草蠅山を登った。 .│
└──────────────────┘
;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;; ;;;;;;
;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;; ;;;
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ｿ::;;,!; ; ソヽヾ ⌒ヽ. ::ヽ⌒ヽ,:::::::"´｀｀゛゜''';:;''ー'',:;-､,-､,,;;;-:;_;_,､､,,-､...ｗiiｊ;;w;W
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ﾉ；::;;; :: ::_,,r''": （::⌒））; "r _,,r''"/ﾟ｡::::;; ＼) ,.､､,,-、;; wＷW:W;;w;W: w;;从WＷ从W;
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／⌒´"_,,r''":;;:: 丿 （;; ヾ ヽ ;;||;ヾ´⌒`ii-､（;; ヾ ＼⌒"-､ ,Mmγ⌒;;ヾ))ヾ));、w
:;;:::/´`ｿ,､’::::;;;,!j ijiw::::ノwヾ iji|::::（ ヾ:: ::;;;,!j ijiwijiwｿ,､::ヽ;-;,-;;.､､wｗW((ヾ*;";"i";*ヾ从
┌──────────────────────────────┐
│ 藪にもめげず、草と汗の臭いにまみれながら、頂上にたどり着く。 .│
└──────────────────────────────┘
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,,,,;;;;;;; ;_,,,;;;_
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;;;;;;,,,,,,, ,;;;;;;;;;;;;;;;;;_,,,,,,,,,,,, ,￣;;;;;;;;;;;;,,,;;;;;;;;;;;;;;;;´´ ,, ,,,;;;;;;;゜
,,,;;;;;;;;;;,,,,,,,, _,, ;;;;;;;￣;;;;;￣ , ,_;;;;;;;;;゛
,;;;;;;;;;;;;,;;;;,,,_,,,,,;,,,,,,,,,,;,_ ,,,. ,,,_,_,,,,,,,_;;;;;;;;;;;;;´
,｀;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;´
┌───────────────────────────────┐
│ はじめて訪れた鵺塚を、Ｘは近くに落ちていた大石で打ち壊した。 ...│
│ あれだけ拝んでやったのに、役立たずめ！ │
└───────────────────────────────┘
│ そして驚愕する。 .│
└──────────┘
／ |
_＿＿_,／ |
,. -'´´ ヽ |
,. -'´ ヽ/｀ヽ
＜＿_＿＿＿ノ ヽ ヽ
/ | -' .!
______/ />--､ ー' __, ,ﾉ
ヽr--/ / ヽ__ ____ ,.´- ' |
ヽ==,ソ ､ ヽ ＼ |_,..
, - ',r '´ ＼ ヽ__ >r-､'イ_
／ ／ ―- ､ /ヽ､ ヽゝヽ
/ o / ｀ヽ / ｀ー-l
/ , / ＼
ノ / ヽ ／ )
/ トー――/ _ノ________
／ _______|>=--=,L ｀ ヽ､＿＿：)
｀ ヽ､ ヽ
┌────────────────────────────┐
│ 塚の下、穿たれていたトンネルの中に、それは眠っていた。 │
└────────────────────────────┘
┌───────────┐
│ Ｘの独白 .│
└───────────┘
┌─────────────────────────┐
│ すべて粉々になってしまえ！燃えカスに成り果てろ！ ......│
└─────────────────────────┘
. /
/ ＿/ ＿/
. /＼ |
/ ＼/ ＿/ /
` ヾ ､ ' , ' ` _＿/ ￣ / | ＿＿/ /
` ヾ ､ ' , ' ` 、. ＼/ ＿| /
､ ` ヾ ､ ` ヾ ､ ' , ' ` 、′。 ` ' 、 ． 、 ′ 。 ． , ' ./
' ' ヾ ､ ヾ､ `､ ． '`、′。．・`； '、．・． '`、′。．、′。．・`； '、． ` ' 、 ＿＿ノ
。 ． ` ； ' 、 '、′' ． '、′' ・． '、ヾ ､` ;人. /;′。．・"； '、．・" 、 ′。 ` '、．
' 、 ′'、′' 、`' ． 'ヾ `､ヾ ､`､,, ',． '`、′。．・`； '、．`； '、．・" 、 ′" 。 ． `
． '`、′。．・`； '、．、ヾ ､` ヾ・、 ', : : :,' , ', ,' '`、′。．・`； '、．・。 ` '、．
'、′' ． '、′' ・． ' ､,, ',` : :: : : :: : /;′。．・"； '、．・" ` '、．
'、′' 、`' ． 'ヾ `､ヾ ､` : : : : : :, : ／． '`、′。．・`； '、．・
、′' ・．'、ヾ ､` .＼ ､ ` ," ´, ′( ／:′。．・"； '
． '・．． '・､`ヽ `､ ､ , ,' ', _,. - '． '`、′。．
`ヾ＼'i, ` ､ , ', ,ｉ '／,′",／／
＼.`ヾ＼ ,,)` ､ , ' , ', ´( ／ 〃´,. '
`ヾ＼'i, ` , ', ,ｉ ’／,′",／／
＼､ヾ ＼ ／, 〃, 〃／
`ヾ＼'i, ´／,. ',〃／
＼､ヾ ,／〃´,. '
､`ヾ､ ,〃´／,. '
l: .＼ . |;､ ﾉ ^ヽ､ ,.,ゝλ,v ,r', .;l, ,r' 〈 .,; ,l
┌───────────────────┐
│ 大統領どもは跡形もなく吹き飛び、 ......│
│ 校舎は残骸に変われ！ .│
└───────────────────┘
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│ うまくすれば、世界大戦の幕開けだ！ │
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illii'', .' ''iill‐ ':. ,:#:.; .);::.）'
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'''iill;;,’ , .',;;llii''''゜’｀ﾞ''"V'“´
''''llliiliillli''''
┌───────────────────────┐
│ 自分も命を落とすかもしれないが、どうでもいい。 │
└───────────────────────┘
. _.. -''″ .__..__,、 -＝ﾆﾞﾞﾆ--- -......,,,,,_、 .'｀-┷ｌｌｉ..,, ,_
. ‐'″ _,,.. -ｰ''''^ﾞﾞ二rｉ'ﾆ.... ....､............. ...._,,,＿ ￣ﾞﾞﾞﾞ''''lllll,,,,_
..,.. -''"゛ _,,,.. --ｰ''''."ﾞ.´ ￣''''―
_,,,,, ｀￣￣￣ﾞﾞﾞ! ,,＿_ .,,,,..uuii､;;;;;;y ......,,,,＿,i-............ ......,,,,
-''''ﾞ彡'"゛ ._,,..yr‐ ._,,.. -ｰ''''''ﾞ ￣ |!i州i州i州i州i| : ´｀ﾞ'''― ,,,_
...ﾉ'" .,.. -''',ﾞ..r''“ﾞﾞ“´ |!州ｉ州ｉ州ｉ州ｉ| i ｀'''ｰ､、
_..-'"゛ _..- |!i州ｉ州ｉ州i州i∨| ｀'ゝ
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ヽ i|!州州ｉ州州州州ｉ州i|
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. ｀ﾞ''''〜 .｀''ｰ .. ,,,,____ .__ |!州州i州i州ｉ州ｉ州ｉ州i| 三ﾞﾞ..........---;;;;＝' ._,,
'''ｰ ...,,,_ ￣￣.. |!州州州州州州州i州i| -―''''"´ . --l∋´
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'―-- ､..,,,,_、 .￣''-.. ,,_、... i|∨州州州州i州i州i州l州i∨|...ｰ￢''''ﾞﾞﾞ￣´゛
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│ めちゃくちゃになってしまえ。 .│
│ めちゃくちゃになってしまえ。 .│
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( ) ` （ ( ） ） （ （ ）ヽ ( ､ ）ヽ ；
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)`､ （ （ .） ）ノ | : ) ＿,,,-､__ ;; .､ （／（＿）ヽ ）ヽ ;;
( （__ノ `-' `-' :~〜--〜~--、_;; :: ､.､. ） ( （ ）ヽ
ヽ_,) ＿,,;::- ‐' 〜~ ~ __,_ `‐-､__ （_（_） ） （ （
;; ; ;,／~ _,,...- ~〜、_ ; ; ヽ_） ）
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,.:'´.:.,. ‐ _-_ _ ミミﾐヽ
.,.:'.:r'ﾞ´ . : :｀`ﾐﾐﾞ:,
.'.:ｨ′:. . ';ﾐﾐi
. :〃 .:; : . . ;ﾐﾐ}
i .〃 :; : .. : .;ﾐﾐ}
ri.:N:;..:.; _..,,,,._ _...,,,､､ ; ﾐハ
い1;:;:.´;ﾃｪzﾃ i:;tｪzﾃ.¨`, ﾘ }
い;;;;.:..´ . `.;: ; ｲ: ,′
Jj;:;:.:.． .;:.; :. . , :し
i :.:.. ,.:._; _ ) !
'. ', __;_:.. _ : ,′ コマネチ。（訳：おや？）
ﾊ ; ´ ｰ‐一｀` . ｲ
／i ヽ､; ´ ｀ ,. '´/i
... イ.:.:.:.:', ｀ヽ､二二´ / ﾄ､
.:.:.:::::::::::i.:.::::::::', ＼ ＿ / i.:.丶､
.:.:.:::::::::::::::L__.:.:.::', ／⌒ヽ l:::::::::.｀ヽ､
.:.:.::::::::::::::::::/.:.:.::.:.', ／ヽ:.:.:.:.:.::i＼ l.:.:::::::::::::::.:.
火 )ノ (⌒ ,,
,;:)/⌒ヽ _ 人 ￣|
ﾍｌヽ( 人)ヾ; 从 ￣
`ゞ ,, _ノ _人 (,＿
￣| _从 (⌒ ﾞ /⌒
￣ _ ゝ . 火 ,,
人 .,;,., ｀ﾍ/ ￣|
_,ノ .,.,; ;,,., （ ＿ ￣
｀ﾍ( 从;: .; ;, ∨(
_） ,; ;, 从
⌒ヽ .;: :;, ﾉ_イ
_人ﾉ, ;: ;; /
ヽ ; .,ﾉｌ火) 'ﾍ,
,火_)i_从 ;: ;; 火/(_
._ﾉLノｌ ; l( ; ヾ.,_从
_火｀ ､从_ ゞ_人_
,,'`"ﾞ"''`ー;､从_ノ（_.,;:.)ﾍ ）L从_;:,火,.;:ー'"ﾞ
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,彡彡彡ミミミミﾐx.､
,彡彡彡彡ミミミミミミﾐｭ､
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| l!,ｨ :::...~`::''´ ::==ﾆﾐﾐミミﾐ,
.∧'ヾ. _.ノ i,.=ｯ､ }iiミﾐ
彡itｰ' ,:' ﾞ=､_ ﾉ '::..,ｲiiﾐ'' ホワット？
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ヽ ` ::...__,;:::'´,ｲ
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〔==±=〕
(( ( ･ω･) )) うおまぶしっ！目がちかちかする。
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ヽ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ／ ｀`-､::::::::: : く.:. .:.:.:::::: ⌒
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｀ヽ､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l ｀:::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: : ).:.:.....
..::: ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::j ｀;:::::::::::::: _r'⌒ .:.:.:::::::::.
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/￣ヽ
〔==±=〕
(( ( ･ω･) )) 今……爆発したよな、掘り出したやつ。
(⌒ヽ ／つ つ
(ブッ＞ (_⌒) )
（_ノ (＿)_)
/￣ヽ
〔==±=〕 でも俺ら……なんともないっすよ。
(( ( ･ω･) )) なんで？
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:::::::::::::::::::::::|￣|三|￣￣￣|＼:::::::::::::::::::::::
TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTヽ
￣￣￣￣￣|￣|ヽ￣￣￣￣￣￣￣￣￣|＼iヽ
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| | | | | [ したらば高校 ]
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,,,..........,,
,,ｒ'':.:.:.:.:,;.;.;ミﾐ>ｪ.､
,ｒ';r'- '' ﾞ" ヾ:.:ヽ,
. ,i!'ﾞ | !:.:.:.:i
i! ｜ !:.:.:.:i
{ｌ / ﾐ:.:.:rヽ ザギトワ。
. !! ______ ________ヽ ﾞ!斤ヽ｝ （訳：ふむ、たった今、
ﾞ!` =･=`i .i" =･= /ヒﾉ/ 不発のナパーム弾が起爆したように思ったのだが）
i. ￣ | | ￣ ,ｒ' ﾄｰ'
ﾄ.､ノ ｒ つｰ､__,ィ |
'､ ､`''''" ___,. / / |
ヽ ￣￣_,, / / /ヽ､
`.､________／／ ／ |`ヽ､
／|丶､ヽ ／ ｜::::::ヽ----
／::::::| ＞＜ /::::::::::::`､::::::
, -―――-､
/;;;;;;--､;;;;;;;;;;;;ヾ;､
!;;;;;; f;;;;;;;| ハイレグ。
ﾄ､l;;;;;; !;;;;;;| （周囲に煙は残っているが、鎮火しつつある。）
lｦl〈 ､＿__ , V;;;;|〉
Y＼刄斗 ,ｬ‐ｯ/ /
,-――'´ ﾍ / |l ｀¨ .イ｀ヽ､＿＿＿
ｒ'´￣::::::::::::::|:::::::ﾑ ヽ､ﾉ /::::::::::|::::::::::::::|:ﾊ
/::::::::::::::::::::::::::/::::::::|＼ マﾆｧ ／::::::::::::ヽ:::::::::::::|::::}
l:::::::::::::::::::::::::/::::::::::::! ＞-＜ l::::::::::::::::::::l:::::::::::|:::::＼
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::
: : : : : :':⌒ : :: : : : :':⌒ : : : : : : . . . ':::::::::::::::::::ｒ:::::::::::〜::::::⌒
: : :':⌒ : : : : :':⌒ : : : : : : . . . ':::::::::::::::::::ｒ:::::::::::〜::::::⌒
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : ⌒）::::ノ
: : : : : . .: : : : : : . .: : : :,.〜 '~
: : . . : 〜'~: : . . : 〜'~ソ: :,． ｙ'"
ｙ. : : : : : :）:y'"~）
. . . : : : : : : : : : : :⌒ソ:::::::::::::::::::::ｒ
. . . : : : : : :::.:: ,,..': :y'"~:ノ:::::'"
: : : : : : : : : : :,, '": : : : :
: : : : : : : : : : : 、
: : :':⌒ : : : : : : . . . ':
: : : : : : : : : : : : ⌒
: : : : : . .: : : :,.〜 '~
: : . . : 〜'~ソ: :,． ｙ'
ｙ. : : : : : :）:y'"~）
. . . : : : : : : : : : : :⌒ソ
. . . : : : : : :::.::
,.､ -‐‐‐‐-､､､
,.:'´.:.,. ‐ _-_ _ ミミﾐヽ
.,.:'.:r'ﾞ´ . : :｀`ﾐﾐﾞ:,
.'.:ｨ′:. . ';ﾐﾐi
. :〃 .:; : . . ;ﾐﾐ}
i .〃 :; : .. : .;ﾐﾐ} ツービート。
ri.:N:;..:.; _..,,,,._ _...,,,､､ ; ﾐハ （物的被害・人的被害共に
い1;:;:.´;ﾃｪzﾃ i:;tｪzﾃ.¨`, ﾘ } 皆無のようだな。幸運な出来事もあるものだ）
い;;;;.:..´ . `.;: ; ｲ: ,′
Jj;:;:.:.． .;:.; :. . , :し
i :.:.. ,.:._; _ ) !
'. ', __;_:.. _ : ,′
ﾊ ; ´ ｰ‐一｀` . ｲ
／i ヽ､; ´ ｀ ,. '´/i
... イ.:.:.:.:', ｀ヽ､二二´ / ﾄ､
------------------------------------------------------------------------------------
┌──────────────┐
│ そんなバカな。なぜ…… ...│
└──────────────┘
, -‐/: : : : : ヽ､ ,ｨ: : : : : :､ヽ
く l': :（●）: |. ＼ ／ |: :（●）:::l >
＼ ヽ,: :'''': :,ﾘ,,,,,,/ /.,,,,,,,|: : :''''' : ﾘ／ Ｕ
ミ三二ニ二彡 ヾﾐﾐ三三ニ彡'
Ｕ Ｕ
┌─────────────────────────┐
│ 校舎も、人間も……ほとんど無傷？どうしてなんだ？ ......│
└─────────────────────────┘
------------------------------------------------------------------------------------
┌─────────────────────────────────────┐
│ ...│
│ ...│
│ ヽ､ー----------ｲヽ--- .....│
│ _,.＞‐: : : : : : : : : {: : : : : : : :.｀ヽ .....│
│ ／ ;: : : : : :/: : :./: : /l: : : : ､: : : : ヽ:＼ ..│
│ ／:ィ´: : : : :./: : : /: :./ !:.:.ﾄ､: :＼: : : :.＼}ミヽ､ │
│ /／/: : :/: : :/: :.:.;.ｨ: :./ ｌ: :.| ヽ: :.ヽ: : :ヽ:＼:::::::＼ .│
│ /: : :/: : : l: : :/ !:./ |: 十‐弋⌒ﾄ: : : :i:.:.:|::＼::::} .....│
│. /: :.ｨ:.!:. : :.:|:''７⌒|:.ｌ l:.:.:{ ＼:|: : : : ﾄ､:{::::::::Y みんな、無事だったの？ │
│ l: :./{ :| : : : |:./ l/ ＼ヽ ＼:. :.:.:|:.ﾄゝ:::::::〉 .│
│ |:.∧| :!: : :/l/ ､ ヽ,. - ヽ :.:|/:::::::／ │
│ l/ !:.| : ∧ =＝ミ ≠⌒ミ ∧: |- イ ......│
│ |: l: :.lハ , {r ｝:}: : :| │
│ ヽﾊ:.ﾄ､_} ::::::: r―‐┐ ::::::: /_ノ|/!: : | │
│ |: ヽ!: : ゝ､ `ｰ-‐' ,.ｨ : : : : !: : | │
│ |: :l: : : : : :|＞- .,_ ,.. ＜´ |: : : ::.:.!: : | │
│ ...│
│ ...│
└─────────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────────────┐
│ ＿＿_ .│
│ / ／￣¨¨㍉｡､ .....│
│ ,イ / ／¨￣￣￣¨＼ ...│
│ r' { /,｡xfチ¨¨￣癶¨≧t℡ .....│
│ 入_У,ィ㌧､/￣｀ー ｀ ＜ヽ、＼ ......│
│ ｰえ￣ ＼ ＼ ｀ ｰ､ ..│
│ ＿ﾉｋ`､ k､. j | } ､ ﾄ､’ │
│ | j ｀ヽ}斗､ | ﾊ,斗七低ﾚiノ } } ﾊ 心配をかけたな。私も花山君も無傷だ。 .│
│ ,ｲ 〈 |ﾐｼ ' jx幺´x枚ﾀ ．ﾑｲﾚノ { } 大統領たちもな。 │
│. { ' ヽ V ﾚ' i /グ" /ｲjﾍ | Vﾍ ...│
│ } ､ ＼γ㍉､ ' ／ｲｲ | ﾄ､℡､_ .│
│ 〈 } | ､_Уｿ ｡ｭ､ ､ / |｜ .}＼ﾐx三ュ､ │
│ iく i ､ミtｭ| i ｸ反ﾀ ’ l } λ 寸xjr‐‐-｡ │
│ |i ヽ{ ｀ｰ‐℡::|r":::::.. ヽ ' _ _,. |ｲ l |＼,｡イ , 彡ﾆ㍉､ .│
│ ヾ} ﾄ､｀ ゝミtｭイ;;:::::::::::.... ,ｨ'ｲ | ､ヽ、 ｀ン"￣㍉`ﾏ ...│
│ '´ ヽ}ーァ⌒¨ｰx､::::: ::::::... ヽ、＼ミう´::: ヽ ㌧ｰ一ァ'¨ ヽ ......│
│ j ﾘ ヽ ｀≧会ﾐx - -' ｀¨´ ::: 入 ＼/ i . ......│
│ / , ﾍ ＼ } j ﾄﾊ＼ ／ 寸 ｀ｰ┴-､ } │
│ / /{ | , ／ﾉ /｜| }::::＼ γ´ ' 寸 ｀ .│
│ ......│
└─────────────────────────────────────────┘
_,....----､,,...,,
r‐''"彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ
. ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡;;;;;;;;;;;;;ミ、＼
.ﾉ;;;ノ;;;;;;;ﾉ;;;;;;;;;;;／;;;;;ﾄ;;;;ﾐ;;;;;ミ;;;;;＼
/;;;;;;;;;彡／,;;;;;;;彡ﾉ/ 入､ﾐ;;;;;;;;;ミ;;;;ヽ.
/;;;;;;::-＜彡ノ彡" ノ./´. ＼＼ ﾐ;;;;;;;;;i
/;;.／ ｀ヽ､ ´ /r i／´｀ ｀ ＼;;;;;}
.り ､≦二ミ、＼ ,ノ´ / 彡ニミ,ｒ ヽ|_
.. ﾉ｀Y ＼,,_○ ,i ,!{ ノ i､○__ノ i ヽ いやあ、信じられねえ……
.|(.i |｀''-.,,..,.￣ ,.,..ﾉ.ﾉ （ ￣ ﾉヽ|
ヾ iヽ,, ´>.く ,‐､ .ﾉ‐、 Ｕ ／|ｒ.ｲ
,-ﾉiゝi ｀ヽ、ii. ｀‐（___）-' ／ く|ﾉ ﾄ--、__
‐'"/::::| .人 X ,丶し‐、 i´! ノ .|: ＼＼
´イ:::::ヽ ｀ヽ ｀ -く-'ﾆﾆヽ＞ ／´ /:::::::∧
./:|:::::::::｀、 入,,_ ＞--く .ノ´ ／:::::::::::i::::i
.|::.|::::::::::::＼ .ﾍ､. ´ }} ,r´r ／:::::::::::::::/::::
i::::i::::::::::::::::::ヽ､._ ＼''-､,,,,,..ゞ ‐'.／,.r''´::::::::::::::::::/:::::i
ヽ::ヽ,::::::::::::::::::::::~"''‐- ::: ,,.ノｒ''"::::::::::::::::::::::::/:::::/
ヽ::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::イ｀''''"ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::/
┌─────────────────────────────────────────────────┐
│ .│
│ ,.ヘ､＿＿＿ ＿_ │
│ ,心､_| ハ ＼ﾐ＼ ＼ﾍ癶､ .│
│ ／ノ ﾉ rﾐl:l:lﾊ ヽ ｀ヽ ＼ｰ'＼ ...│
│ 〈 / |ジ´,,´´} /Nヽ ト,ｌ＼ V Yﾍ │
│ ﾉ 〈l lﾊ ゞｊノー--H/､| } lﾊ ＼〉 │
│ ／/ / Nゝ!'＾｀ヽ ~''´_,z≧､_N | l ∧ ヽ ......│
│ / l {イ弓彡､ﾐ_ｊ ､_´￢‐’='＾ｊ/ l ﾊｊ)ハ カドック 、お手柄だな。 ....│
│ | l ! ﾄﾄ!〃_(・'`/ ﾟ // /ｲ 〉 | どうやら君のアイデアが効を奏したようだ。 ...│
│ ＼l,! ﾍ|Z彡7ヽ r､ !ｲ/ /ﾄ! } | ∫⌒ .....│
│ ヽ､|ﾐ彡彡{ ス//|rノ | ...│
│ |lﾏ三彡7∠_ 二`ﾆー' ｊ/´| ! | （( .│
│ | l∨辷/ | | ! | （ ⌒ ) ......│
│ | ll ＼払 ´ ﾐ /| | ! l (~ ノ .│
│ ／} | |l l＼} ／ｹl | | ノ .│
│ ヾ 彡＼ ／ｰ'/ ! li | ｌ |＼ | | lヽ∫ .│
│ ／｀ヾ ／ ／ ノ| l | llﾊ ::::＼ ＿ ィ _ｨ| |l r_i~＼ │
│ ／ ／ ／ ＼─‐-､_/ム| l l／ﾊ ヾ壬/ ｀ヾ| l|ﾊノ人､ヽ_三⌒ヽ .│
│ | _／ ／‐ヾ､ノﾘ＼::::::::::::::::| ｌ |三∧ _ _ __,|z ﾆ1'＼ﾍ＼ _｀ヽ_ﾐリ ......│
│ ヽ ー'´ー=ハヾ､ジ ＝=二_ァこ- |-￢'}＾´￣ｰ´ ￣ │! lﾍ:::::::`ー--..､ﾙ(_rﾍ .....│
│ l _／ 〉:::::::::::::::::::::::/ ﾉ | / ﾉ ', ､､＼::::::::::::::::::::｀丶､ ..│
│ |l .ィ:::::::::::::::::::::::/ ﾊ/ l ─--､ く_.. --─∧ゞ ﾆ _＼__::::::::::::::::::::: .│
│ /::＼ ´ ヽ:::::::::::::::::/{ ! _ノ|ゝﾍ `~ z‐､/::::::＼ _ ヽ ム::::::::::::::::: │
│ /:::::::::∧ }::::::::::::〈 ﾉヽソ （::::||彡〈 〈ミ/::::::::::::::::::ｿ フ ﾉ:::::::::::::::: │
└─────────────────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────────────┐
│ .....│
│ ／ ／ ヽ ＼ .│
│ ノ , '/ ' ヽ ､ ヽ .│
│ 〃 {八人 八ﾊ人ﾊ ｌ .| いえ、僕のはただの思いつきです。 ...│
│ 人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人 ..│
│ 从 ﾘ<●> <●> 从|ﾉ从 爆発に間に合ったのは、 ..│
│ 从 ﾘ ゞ≠ ゞ≠ 从|ﾉ从 やらない夫先生とダディさんが頑張ってくれたからですよ。 ....│
│ |ﾍ -－ | |/ .│
│ ﾚ/⌒l,､ __, イァﾚ │
│ . / /::|三/::/／ ヽ │
│ . | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, .│
└───────────────────────────────────────────────┘
------------------------------------------------------------------------------------
＜数分前＞
┌─────────────────────────────────────┐
│ ...│
│ ＿＿＿＿| 〉 ....│
│ ＿＿＞ ―＜ ...│
│ ＞ ／ / ＼ .│
│ ／ / / ＼＿ .│
│ ／ / ／|/ く⌒ .│
│ ￣/ ｜＼＿ ､_|_／ ＼ いや、待ってください。 .│
│. / /｜/＿,,| 八Λ| | ＼厂 やらない夫先生、ダディさん。 │
│ / / ┬─| | /──|／ | く .│
│ ￣| 八/V;;;;ﾉΛ/ Ｖ;;;;ノ Λ| 乙 二人とも、まだ下山してないんですよね？ .│
│ |/| 〈 ￣ ￣ ｕ|/[||┘ ...│
│ |ィ个=-- ´ ┬=≦ﾆ〉 │
│ |ノ〈ニニニニニ〈 .│
│. ／〉ニニニ／￣ ＼ .│
│ ／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.| │
└─────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────┐
│ ...│
│ ...│
│ ／￣￣＼ ..│
│ ／ _ノ ＼ │
│ | （ ●）（●） .│
│. | （__人__） ああ、まだ頂上付近にいるだろ。 .│
│ | ｀ ⌒´ﾉ 鵺塚の直前だ。それが何か？ .│
│. | } │
│. ヽ } .│
│ ヽ ノ ｍm ...│
│ / ￣￣￣ つﾉ ......│
│ | |￣￣￣ .│
│ ...│
│ ...│
└──────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────────┐
│ ..│
│ ､丶｀..,,_ ｀`丶、＞'"~｀`丶､.,,__,, .│
│ .,,＿,,.､ヽ` _,,...､､､、 Ｙ⌒ヽ ､、 寸'〜、`'＜ .....│
│ ､.,,__,,＞ ゛ヽ` ,〕丶、 、 ﾟ:, 丶､ 、 ｀``ア ...│
│ >'´/ ／ 〕 `, `､ ﾟ， ｀､、 `'＜.,,__,,.ノ ..│
│ ,( /_,, ,′ :' ′ ,′ ﾟ, , ﾟ, / .│
│ 人｀``｀ { / ,′ //, ⅰ.: } ':, ､ｲ │
│ γ"''〜､､ィ~) ,,..、 ／ / / ! ; ; ﾟ, ｀ ー=ァ, .│
│⌒! ､.,| 、~"''〜' ﾉ ﾞ ‰′ ﾉ } ／/ ..│
│"''i .,,j )h､.,,_,,､‐゛ ／ ､‐゛ ,′ ; │
│ j 7 」＞, ヘ.,,__,,.､丶` i{ i ,′ ／ ..│
│..,′/、.,,,_／ ,.､､ィ ′ ﾔ i } /(,_,, ∠..,,__,, だったら、 ....│
│〈 ⌒ ／ / i ,乂 | ; 、 ／ .. .....│
│./, `, ,′i i ⅱ ,′i .圦 ( ,,ノ, ト ( ＼ ｱ゛ お願いしたいことがあります。 ... .....│
│. ﾟ, ！ .八ハ从 ∧ ト､、 ﾉ ＼ i iγ､{ )' _,,､‐゛ .....│
│γム ﾟ, γvﾉｰ-h､.,,_`'〜、 ; .}ﾉi i 〉, ア .│
│. } '∧ ∨ ! ｉ{ｰ=セ箝ﾃ'ア } :ﾞ ,ﾞ ｝:i / くうぅo｡., ...│
│. }::.::.:寸､.,,_ '/ﾉi 八~"'' …'`゛ _,,ノ! / ﾚ 〈ノ ｉi .! 「⌒:i:i:i:i:))〕､､、 ......│
│ⅰ:.::.::.::.::.::.::｀``｀.:j}乂(_,,. 八 γ!]{]从ﾙ寸:i:i:i:i:ｱﾆ!.:::. ﾟ, .│
│ⅰ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.,ﾞ`〜､.、 / j `'芍/ﾆ∥;;;;;i.:', .│
│∥ .:.::.::.::.::.::.::.::.::/ 乂__ _＿,,,..､、 ,ふ:.:.. ,′ ,ｨi{ ｰ{{;;;;;;;;|.::ﾟ:､ ....│
│{{や.::.::.::.::.::.::.::.::ハ ／.::.:ム⌒ ｀”~ ｀_,.ィ(::.:.. . ,′ ,ｨi{ニニﾆﾘ;;;;;;;|::.::.::＼ ......│
│ｉｉ.:∨.::.::.::.::.:::／.::.:}７.::.::.:://ﾑ,___,,,.､rｉ｛::.::..:.. . . / _,.ィ(ニニニア;;;;;;,ｨj::.::.::.::.::.＼ー ､ .....│
│ﾔ::.:`::.､､丶｀.::.::.::.从.::.::.////ニニニﾆア゛.,,:. ,:ﾞrｉ｛ﾆﾆニﾆﾆ／:;/／ ,′.:.::.::.::.:.:.:)i;;:.:.:＼ ..│
│:j::.::.:.:.::.::::.::::.:::::／.::.::.::.///,たニﾆﾆｱ゛,.､ｬﾔ゛-＝ニニニｱ゛ﾆ/' ./ . :.:.:.:.::.::.::.::./.::.::.::.::.＼ ......│
│ ..│
│ ..│
└───────────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────────┐
│ ヽ､.,,,＿ ｀ ､、 │
│ _,,..､､､..,,_｀`)),..､､ -‐=‐ .....│
│ ､丶`｀｀`〜､、 ヾ､丶`｀｀｀`丶、 ......│
│ , '´'"ﾟ~￣~ﾟ＞､ Y⌒ヽ ｰ=＝ミ、＼ ...│
│ .,,__,,ノ / /∧ }〉 ｀丶､ `､ .│
│ .,,__ア / , '´γ'" } ､､.,_ ﾟ, ﾟ, │
│ .,,__,,ノ ′,′ ; __,,ノ ﾉ ｀ ､ i │
│ _,,≫ { i{ 人 _,,.､ ` }i )' ` ､.,,__,,. .│
│ ⌒ﾉ ′,从ﾘ ／ ) ! ,,ノ杙 ﾄ.,_,､ヽ⌒ ....│
│ __彡 / j i ,,ノ _,,,..､ィ )' i {从 .....│
│ ⌒7ﾊ ∧ _,,.ノj{ｉⅱ ⅰ '７1 ﾉ ノ i.,,人,,_ .│
│ } 茨葹ﾘ八 ! {-iﾙ'´ ﾉ.,,__ア⌒ そこにある鵺塚を壊して…… ..│
│ メ、.j ミ｀”~ ))h､N筵筬___彡 _ノ( 中を覗いてもらえませんか。 ....│
│ ﾊﾞ ､( ⅰ ｀ﾟ”´_ア_,ノ(⌒) ...│
│ } i 〈｀` , ,ふ ))⌒ .....│
│ .,,ﾉ人ム ､､..,,_ ‰人( .│
│ ,ｨi((（.,,ﾉj」 `､ ｀`｀､ィ(λぅo｡.,_ ......│
│ ,ｨi{:i:i:i:i:i:i:i:i:i] `ー='" /{:i:ii:i:i:i:i:i:i:i〕ｈ､ .│
│ `'寸h｡.,,_:i:iｱ `':, ／ ,ﾞ :[:i:i:i:i:i:i:＞ ゛７ ...│
│ ﾏニニ}h､ }:; / j ＞ ゛=ﾆニ/ ..│
│ ,,_,,､ィﾆぅY二二ニﾆﾆ}h､,,__,,.､､rｾ〔ニ冖￢==￢ァ ､.,,_ .│
│ ....│
└──────────────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────┐
│ .│
│ ,, -─-∧ .....│
│ ／ ─ ＼ │
│ / （●） ヽ │
│ | , -''(､_,.) | ＞ ？ ....│
│ ヽ ( (´＼ ( （●）/ │
│ ／ ＼ヽ｀ﾆ´ ﾉ ／ .│
│ / ｀ー- ､一'' ..│
│ | | ､ | ..│
│ .│
│ .│
│ ／￣￣＼ │
│ ／ _ノ ＼ .....│
│ | （ ●）（●） ....│
│. | （__人__） いや、器物損壊だろ常識的に考えて…… │
│ | ｀ ⌒´ﾉ .│
│. | } ...│
│. ヽ } ....│
│ ヽ ノ ｍm .│
│ / ￣￣￣ つﾉ │
│ | |￣￣￣ ....│
│ .│
│ .│
└─────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────┐
│ .│
│ /＼＿＿／ヽ ......│
│ ／'''''' '''''':::::::＼ .│
│ |（●）, ､（●）､.::| そもそもこの鵺塚は .....│
│ .| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::| 我々の求めていたものじゃなかったんですよ。 ...│
│ | ,ｒｴｴｪ､ .::::::| どうして中を確認する必要があるんです？ .....│
│ ＼ ヽｒ-ｒｦ .::::／ ...│
│ ,,.....イ.ヽ｀ー ｀ﾆ´ ―ノﾞ-､. │
│ : | '; ＼_____ ノ.| ヽ i ..│
│ | ＼/ﾞ ＼,| i | .│
│ ＞ | |｜ │
└──────────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────────┐
│ ...│
│ ＿＿＿＿| 〉 ....│
│ ＿＿＞ ―＜ ...│
│ ＞ ／ / ＼ .│
│ ／ / / ＼＿ .│
│ ／ / ／|/ く⌒ そうじゃない可能性が出てきたからですよ。 .│
│ ￣/ ｜＼＿ ､_|_／ ＼ 鵺の夢です。 ......│
│. / /｜/＿,,| 八Λ| | ＼厂 .│
│ / / ┬─| | /──|／ | く .│
│ ￣| 八/V;;;;ﾉΛ/ Ｖ;;;;ノ Λ| 乙 ......│
│ |/| 〈 ￣ ￣ ｕ|/[||┘ ...│
│ |ィ个=-- ´ ┬=≦ﾆ〉 │
│ |ノ〈ニニニニニ〈 .│
│. ／〉ニニニ／￣ ＼ .│
│ ／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.| │
│ ...│
└─────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────┐
│ .│
│ ／ ／ ヽ ＼ ......│
│ ノ , '/ ' ヽ ､ ヽ ....│
│ 〃 {八人 八ﾊ人ﾊ ｌ .| 鵺が僕たち認識者に夢を見せたのは、 ...│
│ 人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人 Ｘが巻き戻しを行った「後」でしたよね。 ......│
│ 从 ﾘ<●> <●> 从|ﾉ从 │
│ 从 ﾘ ゞ≠ ゞ≠ 从|ﾉ从 逆に言うと、鵺塚が掘り返された後で、 │
│ |ﾍ -－ | |/ 巻き戻しが発生している。 │
│ ﾚ/⌒l,､ __, イァﾚ ...│
│ . / /::|三/::/／ ヽ .│
│ . | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, ..│
│ .│
└───────────────────────────────────────┘
┌─────────────────────┐
│ ..│
│ ／￣￣＼ ...│
│ ／ _ノ＼ .│
│ | （●） .....│
│. | （___ﾉ） ああ。それが？ │
│ | ´ﾉ .....│
│. | } .│
│. ヽ } │
│ ヽ ノ ..│
│ ..│
└─────────────────────┘
┌─────────────────────────────────────────────┐
│ │
│ ／ ／ |＼ ＼ | /| │
│ , ' ／ __ 八. ＼⌒＼ ヽ ∨ | │
│ _,､r='^ ／ _,,.. -‐ '' "´ ／ ＼ ＼ ﾉ ', .│
│ ⌒￣／ ⌒￣ _､‐''゛ ＼ ＿_＼ ＼___／ } , .│
│ ／-‐=＝=‐- _､‐''゛ ＼ ／ } │
│ / ／ ｀ ‐ ──── } / ....│
│ / ／_,,.. -‐ '' "´ ／ / │
│ ／ ／⌒ _,､r='／ .／/ ／ ｜ ....│
│ ／ ノ ＞''~ ⌒￣￣￣ / ／| ／| | Ｘが鵺を掘り当てたのが、 │
│ ⌒￣＞ _,,.. -‐ '' "´ ＞''~ 竿竿羔冬ﾐ./ ／ } :!/ 八:! 五月三十一日以前だったら、 .│
│ ＞''~ ⌒￣￣￣￣ {￣∨ 乂 V:::ﾂノ |/ ノ ノ 鵺塚は掘り返されたままに .│
│ ／-‐……‐-／ 八ハ 〉 ｀ｰ=ﾆ彡 ⌒乂 なっています。 │
│. _,､r='^ / ／ ∧ 〉 ....│
│ ⌒￣￣￣￣/／7／ 'ｰ八 ／ ....│
│ __. -=ﾆニニ／ﾆﾆﾉ : :.:.:|: : . / .│
│ |_,,.. -‐'' "´::::::::::::::/ : : |: : ::＼ --‐‐/ │
│ |ニニﾆ=-. ::::::::::/ |: : : : : : : . / ..│
│ |ニニニニニﾆ=- ...__ |: : : : : : : : : : . . ∧ .│
│ |ニニニニニニニニﾆﾆ=- _ : : : : : : : : ／｀ ─'ニ.} .....│
│ `､ニニニニニニニニニニニﾆ=- : : : : : {:::::::::::ノﾆﾆ| .....│
│. ‘，ニニニニニニニニニニニニﾆ=:::::::::::::::／ニニ| .....│
│ -=ﾆニニニニニニニニニニニニﾆ=-=ﾆニニニ| .│
└─────────────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────────────┐
│ │
│ , .. --―＝―‐- .│
│ ＞: -―-: :{/ -―‐- 丶､ .,,__ ...│
│ ｰ=彡.: ､ヽ`｀￢´ ヽ ＜.,,＿,,. ...│
│ ／ ／ ＼ ≦,, .│
│ .ｰ=彡.: / ヽ ヽ ,' .│
│ /: { l <,,. けどそうじゃなったら？ ...│
│ / :l } : } ,′ 六月一日になってからだったら、 ...│
│ .ｰ=彡::/ : /: l | / | | :ﾘ 《, 鵺塚が掘り返された事実自体が、 ....│
│ ﾉ | | l |、 从 .ﾉ| | ﾘ / ( 巻き戻しで消えてしまった .│
│ ノ ｉ | 丁 { |ゝ 斗ｧ-――|- }: / /.,_, `７ かもしれません。 .│
│ ＼ | | 从ハ { ハ{ ⅱ/ |ハ: ﾘ /___: ⌒ ”¨ア ......│
│ | | |i -ィ圷ﾐV { ｙ笊代ﾔヤlハ ﾊ∧} ≪,_彡' .│
│ { ! ﾙ |ゞ少.∨ﾍ{ ' 乂 ’ﾉｧ !( ,l/∠少l 「ミメ ......│
│ }ノⅱ|i ゝ`" 乂( `”"´ r。イ | (⌒ .....│
│ 从|i. 八 .ﾉ ｧ { ii くうム丶 ...│
│ }从ゞ: ヽ 、 ／ 寸从⌒o｡ﾆﾆ! ......│
│ |:∧: l ト 二＞ ィ ´iii.,ｨi{ﾆﾆ-j │
│ |:} 从 |,ﾊ／＼_ ィ..;::::.:.:/ .,.,ｨi{==ﾆﾆﾆア ...│
│ ｿ.. 从|ﾘ }代:i:i:i:i:／;;:::.:.:/_,.,.ｨi(=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆア/丶､.,., │
│ `' 代h,､､,,.､､rｾ〔ニニニﾆﾆﾆﾆﾆﾆァ ,ふ:ｘ ......│
│ ﾏニニニﾆ「ﾆニニニニニニﾆ/ ,ｨ(ニﾆイh、 │
│ ,,_,,､ィⅥ二ニニ}iニニニニニﾆﾆ7 ,,たﾆィ /, ＼ ..│
│ ､ ｀ /ニ∨ニニニニニニニﾆﾆﾆﾆ' √ニ; /, , │
│ ／ /ニニニニニニニニニニﾆﾆﾆ' ,'ﾆﾆ; /, , │
│ │
└──────────────────────────────────────────────┘
＿_ ━┓
／ 〜＼ ┏┛
／ ノ (●)＼ ・
. ｜ (.／) ⌒）＼
. ｜ （__ノ￣ ＼
＼ |
＼ /
. ＼ ⊂ヽ∩
/´ (,＿ ＼.
/ ＼. ＼
./ / |. ＼ソ
（ y' .|
,, -─-∧
／ ─ ＼ ━┓
/ （●） ヽ ┏┛
| , -''(､_,.) | ＞ ・
ヽ ( (´＼ ( （●）/
／ ＼ヽ｀ﾆ´ ﾉ ／
/ ｀ー- ､一''
| | ､ |
／ ／ ヽ ＼
ノ , '/ ' ヽ ､ ヽ
〃 {八人 八ﾊ人ﾊ ｌ .| 仮に、Ｘが鵺を堀り当てたのが
人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人 最初の六月一日の、
从 ﾘ<●> <●> 从|ﾉ从 十五時以降だったとします。
从 ﾘ ゞ≠ ゞ≠ 从|ﾉ从
|ﾍ -－ | |/
ﾚ/⌒l,､ __, イァﾚ
. / /::|三/::/／ ヽ
. | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,
┌───────────────────────────────────┐
│ │
│ ＿＿＿＿| 〉 .│
│ ＿＿＞ ―＜ │
│ ＞ ／ / ＼ .....│
│ ／ / / ＼＿ その場合、今の周回で鵺塚は ......│
│ ／ / ／|/ く⌒ まだ掘り起こされていないんですよ。 │
│ ￣/ ｜＼＿ ､_|_／ ＼ .│
│. / /｜/＿,,| 八Λ| | ＼厂 やっぱり、そこの鵺塚に .│
│ / / ┬─| | /──|／ | く 鵺がいるかもしれません。 ....│
│ ￣| 八/V;;;;ﾉΛ/ Ｖ;;;;ノ Λ| 乙 .│
│ |/| 〈 ￣ ￣ ｕ|/[||┘ │
│ |ィ个=-- ´ ┬=≦ﾆ〉 ..│
│ |ノ〈ニニニニニ〈 .....│
│. ／〉ニニニ／￣ ＼ .│
│ ／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.| │
└───────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────┐
│ Ｘは六月一日の六時〜十五時を何度も繰り返している ....│
└──────────────────────────┘
①Ｘが鵺を掘り出したのが上記の六時より前だった場合
↓
六時より前には戻っていないので、
鵺塚はどの周回でも掘り出された状態になっている。
②Ｘが鵺を掘り出したのが上記の六時以降だった場合
↓
六時より後の出来事は元に戻されてしまうので、
鵺塚は手付かずの状態になっている！
┌─────────────────────┐
│ ..│
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ なる……ほどだろ。 │
│ | （ ●）（● .│
│ | （__人__） ..│
│. | ﾉ .│
│ | ∩ ノ ⊃ ..│
│ ／ .／ ＿ノ ..│
│ (. ＼ ／ .／_ノ │ │
│ ＼ “ ／_＿_| | │
│. ＼／ ＿＿＿ / │
│ ..│
└─────────────────────┘
（⊃￣￣＼
（⊃ _ノ ＼
（⊃ （ ●）（●） 掘り返されていない……
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
| } ＼
／ ヽ } ＼
／ ヽ､.,＿＿ __ノ ）
／ . | ＿／
| ／￣￣（＿)
＼ ＼ ／| ＪＪＪ （
＼ ／ ／⊂＿）
┌────────────────────────────────┐
│ ..│
│ ..│
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ ハッ .│
│ | （ ●）（●） │
│ . | （__人__） まだ鵺は、ここに眠っている……？ ....│
│ | Ｕ |r┬-| 彡 .│
│ . | ｀ ⌒} 彡 │
│ . ヽ } │
│ ヽ ノ │
│ ／ ＼ .│
│ ..│
└────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────────┐
│ ..│
│ ／ ／ |＼ ＼ | /| │
│ _,､r='^ ／ _,,.. -‐ '' "´ ／ ＼ ＼ ﾉ ', ...│
│ ⌒￣／ ⌒￣ _､‐''゛ ＼ ＿_＼ ＼___／ } , .│
│ ／-‐=＝=‐- _､‐''゛ ＼ ／ } ....│
│ / ／ ｀ ‐ ──── } / .│
│ / ／_,,.. -‐ '' "´ ／ / ....│
│ ／ ／⌒ _,､r='／ .／/ ／ ｜ .│
│ ／ ノ ＞''~ ⌒￣￣￣ / ／| ／| | .│
│ ⌒￣＞ _,,.. -‐ '' "´ ＞''~ 竿竿羔冬ﾐ./ ／ } :!/ 八:! ..│
│ ＞''~ ⌒￣￣￣￣ {￣∨ 乂 V:::ﾂノ |/ ノ ノ だとしたら、鵺を掘り起こして ......│
│ ／-‐……‐-／ 八ハ 〉 ｀ｰ=ﾆ彡 ⌒乂 願いを叶えてもらう │
│. _,､r='^ / ／ ∧ 〉 権利はまだ残ってるんじゃ .│
│ ⌒￣￣￣￣/／7／ 'ｰ八 ／ ないですか？ ..│
│ __. -=ﾆニニ／ﾆﾆﾉ : :.:.:|: : . / .....│
│ |_,,.. -‐'' "´::::::::::::::/ : : |: : ::＼ --‐‐/ │
│ |ニニﾆ=-. ::::::::::/ |: : : : : : : . / ......│
│ |ニニニニニﾆ=- ...__ |: : : : : : : : : : . . ∧ ...│
│ |ニニニニニニニニﾆﾆ=- _ : : : : : : : : ／｀ ─'ニ.} │
│ `､ニニニニニニニニニニニﾆ=- : : : : : {:::::::::::ノﾆﾆ| │
│. _人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人人_ . │
│__,ﾉ (,,__ .....│
└─）. 鵺に頼めば、Ｘから時間巻き戻しの能力を .（ ───────────────┘
ｿ. 取り上げたり、 .ｿ
,） Ｘの素性を教えてもらえるかもしれない！ （,
⌒ヽ ,r'⌒
ﾉ. .(,
⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ＹＹ⌒
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） 警備員さんたち！
｜ （__人__）
| Ｕ |r┬| .} ぶっこわしちゃってください！
| | | | }
,..-'ヽ ｀ﾆﾆ }
./::"::::`ヽ､.,＿＿ __ノ ﾞ
/::i::::::::::::"'弋'!ｰ',イ>|'_ノ´｀ｰ -,,＿ _
. }:::ﾞ|::::::::::::::::::::~ﾞ:_戈;f" 、 ｲ/ `i
/:::::::!;:::::::::::::::::::/',r.ﾃ ＼xｰ.ｫ､__ノ
::::::::::::ヾ!:::::::::::::l .l r' ` ､_冫y"
:::::::::::::::::＼o:::::l .ﾄ、 ヽ,＿ﾉ"ｰ'
:::::::::::::::::{::::{＼代 l>ｰ､,_ノ
,,ｨ====-ミ
／::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::>:＜:::::::::::::::::::::::::',
,'::／:::::}:::}:::＞'､::::::::::::::',
|::ﾄ､:::::::}:::ﾄ､:::>:::',:|:::::::::::',
{:::从',::Ⅵ,ｨイiｱ`从/〉::,'` 了解しました。
}:::::',伐}ヾﾘ 'ｧ{:::ﾄ
＿___ ,,........ -‐─ '' " ¨¨二ﾊ ｿヾ从 } r───-ﾐ
/ ＼//// ,,.... -‐ '' " ∨/∧_ >.` ─ Vﾍ ___∨≧￣＼
| . ',', ',¨¨¨ ==‐¨ﾆ=〈__ Vﾍ＞､／∨ﾍｘ≪''" / Yﾆﾆニヽ
∧ . ',', ', |ﾆ',::/ ヽ ｨ==ニ',/∧..ﾊヽ.〉/／. ' V{ﾆﾆニﾊ}
∧ . ',', ', ＞-/ヽ', {__ノｲヽ┴=ミ ヽ∨ｲ:::://ﾆﾆﾆﾆﾆハ. 乂ﾆﾆﾆﾘ
∧ . ',',. ', ＞////≫、ｲｿ､｀=〉､ }', }} {i{ﾆ//:::ﾚ ,ｲ,ｲ=/ 》≪}
∧ . ',',. ', .＞////≫''" ∧--‐''"´. 〉 { ', }} |ﾆ/::/ﾆﾆﾆﾆ,ｲ,ｲ } }} /
∧. ',', |//.≫''" ヽ_ ＿､ ,-''" 〉Y _ }} V|::/ ／／ ,ｲ,' __ ///
＼__.＞''" } ,人/ ヽ,{{.l/ ／／ _, -‐''" ヾ.,'
ゝ ､ー-''" / イ/ ヽ¨¨¨￣ ヽ:::ヽ ∧/
ゝ____,,,ｨ〈__ノ ﾊ }:::| ,z///
r‐ ､',=／. ,ｨ { } |:::| ,zﾆ彡" ,ｲ
Y´￣￣ ＿／. },ﾘ ,':::,'=''" イ,ｲ
￣ヽ､￣＿＿ ／ / /:::/_｡r≦::::／/
／
／ . ,
.／ !_.../.
／ i:::!||i:::::i 二秒で終わらせます！
／ !:::!||ヽ .|
.,::::i ＠ 丶| | ﾘ:l
／i:::::::_ .,,--.......!!::::::: !! !- _... ､
!:::::::::..、_ ._ .i／l ￣ ｀i .n￣｀i::i,,: .i
丶;::::/ .i:::::| ! ｀ !丶.,-丶
ﾞ ‐‐ ~ .i-- ´=｀---‐i ‐~ 丶:i
i二!≡彡'''ﾞ ﾟﾞ::::: -‐~
ﾄ=［o.o」´=~i
,i::::::|:::::|:::::::::::i.
, --────-- ､
／ ＼
／ ＼ （ハズレだったら文化財を無意味に破壊……）
／ l ＼
.／ ノ::::::::::::::::::::::.＼ （考えるな考えるな）
/ _, -'´:::::::;;;;;;;;;;;;;;:::::: ＼
｜ ／ ／￣◯ :;;;;;;:／／￣◯ヽ
.｜ ｜ |. .| ,|:;;;;::| |. .|｜
| ＼ ＼＿／ ／::;;;;::＼＼＿／／
.| ,／ ::|:: ＼
| u ｜ ｜ ｜
| ｜ ｜ | =二=二￣
.| ＼＿＿／＼＿＿／| ,. ,._ ,.-,.､ -=二＿ニニ
|. トエエエエエイ | // j / / ﾉ -=ニ_￣
.| u '.{ :l }/ / ＿＿ﾉ ｀-/ﾉ `ﾂ ＿＿ﾆ＿二＝
| .{ :l }/ ） // // _,_{￣/￣￣￣￣/^/;;'´￣￣
丶 .{ } l ヾ､＿/ /＿i＿＿＿＿__i_ヾ:;'
＼ ､`ｰ一一 ' ) / -=j" ,_/
.＼ u / ,.--､ / / /
ヽ ／ }ヽ ＼ ノ _} / ＼
` '
､ ﾉヾ '
)ヽ/ ヽ､ﾉ|ノ´
------- ―=＝ ﾆ ニ二 二ニ ﾆ ＝=― --------
) （
, '´⌒`Y´⌒` ､
＿_
/三三＼ ∠三〉 /￣＼
/:.三三三〉〈三／∠三〉 ∧＿＿〉 ＿＿
/:ﾐ三三／ 〈三／ V'ﾞ二ﾞ/ ／＼ |
/:三三:〈＿＿＿＿ ￤ 〈￣￣＼|
/:三三:三三三三三〉 ｜ ＼＿／
/三三三三三三三／ |
／:三三/´￣￣￣￣ ∥ ＿ ＿
〈ミ三:三/ ∥ |三| |三| ＿
＼:三:/ ∥ ／￣》､ |三| |三| |川|
/￣|＼ ∥ 〈＿_∠/ .＿＿＿_ノ川|
/ ／＼| || 《〉 〈三三三三彡'
〈∠＿／ ＼ || ／
＿ }＼='' :＝=､,,／{ ｜ ／￣￣＼
「＼＼ ／＼ ∠三:. .:::三＼ | ／￣＞―＜〉
| ＼〉 |￣＼〉 /#:.= : :. ::.―:=#', ∥ く＿∠＿＿_/
Ｌ＿／ Ｌ_／ {:. ―=三三} || ＞==＝＝=＜
ヾ≧= ムノ{､∠三 ＼
.,.,,.､ ., .,.,,､ ／三 .:――＝≦_:;;;》三=― ―=#:
.,,.､ .,. ,.. 《〉 v,w,.vw Ｖ:.三 Ｙ |―=Y:》
{::三三= :. ――=三三}､ ∥ }､
.､.,.,,.､.,.,, .,.,,､.,.,, ,. ――=':＃:= ＃:=:―― 从_ :#=―
／￣￣７＼ _从;:;:;....... .. .;;;:从_ ／￣￣ ﾞ＼
v,w,.vw,.vW 〈: ＿＿/ .:〉 ￣ ｀ .,.,,.､.,. .､.,. ,,／´＼:: /＼
.,.,,.､.,.,, Ｖ＿＿＿／ v,w,.vw,.vW .,.,, .､.,., ,.:,. ., .,,､.,.,, ∧ .:＞――-＜ ∧
―― [] ] ／￣三＼
| ｌ￣ | | ／ ＼三/＼
|_| 匚. | 三 （ ●） （ ●）
| | 三 （__人__）
|_| ≡ ｀ ⌒´ﾉ
二 }
[] [] ,- r⌒ヽｒヽ， } 穴が開いた。中は洞窟みたいになってるぞ。
／／三 i／ | __ ノヽ
匚／ 三 三 / )≡
三 三 ／ /／≡
三三 .／ /￣､⌒)
≡､__.／ ／ ⌒ヽ￣
r ／ |
三 ﾉ
三 三 /
.三 三三 ／
.三. .三三 ／
三 ／ .≡ ／
三 ./ .ノ.＾/
≡ / |_／
≡ /
三 /
=／
/＼＿＿_／ヽ
／ -‐' 'ｰ- ＼
r⌒ヽ､ | （●）,(､_,)､（●） ::|
/ ＼ ＼| /,.ｰ-‐､i :::::| 奥へ急ぎましょう！
_/ / ヽ | //⌒ヽヽ .::|
〈__／ . |. | ヽｰ-‐ノ :::::|
￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ＝＝ ￣￣￣ ――
＿＿＿―＝＝＝―＿＿＿ ―――― ＝＝ ￣
._＿ r ／ |／ｰ､＼ ＼
."ヽ | i, ﾉ .＼＾ i
.| ヽ./ ヽ､_../ / . ヽ､__ノ
.i / ／/ .／
.ヽ､_.／ ./ ／
./ ／
.ノ.＾/ ^
|_／
､ﾊ,
--------------------------------------------------------------------------------
＜一方その頃＞
. ,ｨi /,. ‐''" ヽ|/,‐"｀`'‐`:、
/i::1 ｜ │ ●│
´ !:::| | │ │
. ｌ i::: | | ● │ │
| i:::::| │,.‐''"´￣￣｀`'‐.､ ,i
| ｉ:::::| ﾉ ,-、 ,.‐, ＼/
| i:::::| / ││ ," | ヽ , 、
|__j:::::| │ ││ | | │
r'=< / ﾉ ,i `-´ │ 死ねっていうううううううう
f⌒ﾄx｀Y Λ （_ ノ Λ
( ,)ﾐl. } / |＼ Λ ヽ （
.i ﾉﾐ| 〈 |│`'‐.､ ＿＿＿_,.,‐''´| | │
`''"|_ﾐ} ヽ | | |＿ﾉ、ﾉ i_ ﾉ-;´ﾉ │ /
ﾟ､ ヽ│ | ﾞi￣ ／ ￣＼ / / /
＼`、ﾞi／ `v´ / ノ
ﾞi ﾞヽ ﾞi、 / /"´
ﾞi ヽ ＼_＿／| / ／
｀、 ヽ.ﾉ ﾉ
` ｀`'--‐''" ‐''"
_,....----､,,...,,
r‐''"彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ
. ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡;;;;;;;;;;;;;ミ、＼
.ﾉ;;;ノ;;;;;;;ﾉ;;;;;;;;;;;／;;;;;ﾄ;;;;ﾐ;;;;;ミ;;;;;＼
/;;;;;;;;;彡／,;;;;;;;彡ﾉ/ 入､ﾐ;;;;;;;;;ミ;;;;ヽ.
/;;;;;;::-＜彡ノ彡" ノ./´. ＼＼ ﾐ;;;;;;;;;i
/;;.／ ｀ヽ､ ´ /r i／´｀ ｀ ＼;;;;;}
.り ､≦二ミ、＼ ,ノ´ / 彡ニミ,ｒ ヽ|_ させねーよ。
.. ﾉ｀Y ＼,,_○ ,i ,!{ ノ i､○__ノ i ヽ
.|(.i |｀''-.,,..,.￣ ,.,..ﾉ.ﾉ （ ￣ ﾉヽ|
ヾ iヽ,, ´>.く ,‐､ .ﾉ‐、 ／|ｒ.ｲ
,-ﾉiゝi ｀ヽ、ii. ｀‐（___）-' ／ く|ﾉ ﾄ--、__
‐'"/::::| .人 X ,丶し‐、 i´! ノ .|: ＼＼
´イ:::::ヽ ｀ヽ ｀ -く-'ﾆﾆヽ＞ ／´ /:::::::∧
./:|:::::::::｀、 入,,_ ＞--く .ノ´ ／:::::::::::i::::i
.|::.|::::::::::::＼ .ﾍ､. ´ }} ,r´r ／:::::::::::::::/::::
i::::i::::::::::::::::::ヽ､._ ＼''-､,,,,,..ゞ ‐'.／,.r''´::::::::::::::::::/:::::i
ヽ::ヽ,::::::::::::::::::::::~"''‐- ::: ,,.ノｒ''"::::::::::::::::::::::::/:::::/
ヽ::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::イ｀''''"ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::/
//ノ￣￣｀ヽ、// // ////
／ ´｀ヽ _ // // //
(--/￣ , ｀￣￣￣///
( ...| /!
(｀ー‐し'ゝL _
(--‐‐'´} ;ー-----
/ ニヽヾ:::-‐'ーｒ‐"/ニヽ っていううう
| ゜ ))＼＿_＿_／(( ゜ |
＼ ::::⌒｀ ´⌒:::: ／
|,-） ＿＿＿（-、|
| l |-┬-| l |
＼ `ー'┃ ／
------------------------------------------------------------------------------------
┌───────────────────────────────────────────┐
│ ..│
│ _＿_ .│
│ _,..-‐'"￣ }__,{"￣`ｰ-､ │
│ ,ィ´:{ ,r:'":: :｀:ｰ:-.､ ＼ .│
│ /: : :.::＼,.ｨ´:: : :||ﾍ::.:､: : :＼／:ヽ、 ....│
│ ｊ: : : : : :ｉ:: : :|:: : ｊ'| |:.:|ﾍ:.:|:.:ｉ:: : : :.ﾊ ....│
│ |: : : : : :|:.;-/‐::/ | |::.|-|‐|､:|:: : : : : | えっ、でっていう君、捕まったんですか？ │
│ |: : :ｉ: : :|::.:/_j;/_, | |;/,_|:/∨:: : : ｉ:: :| ..│
│ |: : :|: : :|::;ｨﾁ心､ ' 'ｨﾁ心∨: : :|:: :| .....│
│ |: : ::|: : ｲ､{:::ゝ;l゛ |ｨ:::;} 〉ﾊ: : :l:: :| .│
│ |: :|:.:|: : :| ゛`ｰ" ､ `ｰ"' ,{ﾉ:|;/::|:.| .│
│ ｊ:/|ﾘ|:: : :|丶､" r:┐ ",.ｨ::::/::人:| ....│
│ ´ |;∧::|:::::::;＞‐ｒ｀´r;＜´:|::::/ｊ;/ .│
│ ヽ|,ｨ'" λ__/ ｀ｊ;ﾉ .....│
│ /ヽ､ ,ｨ'＾ヽ、 ,ハ ......│
│ {＼ ＼,ｨ'´^ヽ ﾊ ／／;} .....│
│ | ',:／＼ ,rﾍ,〉'ハ´ ,' j │
│ ..│
└───────────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────┐
│ ...│
│ ／￣￣＼ ..│
│ ／ _ノ ＼ │
│ | （ ⌒）（⌒) │
│. | u （__人__) ふーっ、とりあえず一安心だろ。 ...│
│ | |r┬|} │
│ | | | |} ......│
│. ヽ ｀ﾆ} │
│ ヽ ノ .│
│ / く ＼ .....│
│ | ＼ ＼ .│
│ | |ヽ、二⌒)､ ....│
└──────────────────────────┘
┌────────────────────────┐
│ │
│ │
│ /＼＿＿_／＼ ..│
│／ ⌒ ⌒ ::: ＼ カドックくん、頼まれた .│
│| （●）, 、（●）、 | 「これ」まだ続けなきゃだめ？ │
│| ,,ノ(、_, )ヽ、,, | │
│| ト‐＝‐ｧ' .::::| ....│
│＼ ｀ニニ´ .:::／ ...│
│／｀ー‐--‐‐―´´＼ │
│ │
│ │
└────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────────────┐
│ ......│
│ ......│
│ ......│
│ ／ ／ ヽ ＼ ..│
│ ノ , '/ ' ヽ ､ ヽ │
│ 〃 {八人 八ﾊ人ﾊ ｌ .| まだ止めないでもらえますか。お願いします。 .│
│ 人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人 ...│
│ 从 ﾘ<●> <●> 从|ﾉ从 ...│
│ 从 ﾘ ゞ≠ ゞ≠ 从|ﾉ从 .│
│ |ﾍ -－ | |/ │
│ ﾚ/⌒l,､ __, イァﾚ .│
│ . / /::|三/::/／ ヽ .│
│ . | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, │
│ ......│
└─────────────────────────────────────────┘
／￣￣＼
／ ノ ヽ ＼
| （ ●） （●）|
| （__人__） |
| ｀ ⌒´ | ふーーっ、かなり奥までやってきただろ。
| | 少しずつ下りながら続いているみたいだな。
ヽ /
_,,ゝ (,_
/´ `ー-一´｀ヽ
/ ､ , |
/ ﾉ | l
（ y'l l_ |
ヽ ヽ. |' }
＼ｿ｀ー─‐一ヾ/
| ij ﾉ
| |. |
| | l
i' ,} ,ﾉ
l | /
|,＿､|,/
（ﾞ ）)
------------------------------------------------------------------------------------
＜一方その頃＞
___....-宀'ワ
_....y'~~ iｔﾅ'~~`' 、
, ___..-ii辷''ｬｮl{〃 "''、 ﾍ
__..ilょ'''ll匸 ﾞﾞ'∟ "∟ﾞぇﾞﾞﾞ'''ｰ-ｬill[|llL ﾞ'、
__,,..uｧ''''' ｯ､ "'∟ "∟ "'、 ﾞモ ﾞl什''"" ﾆﾙ'卜 l|
__,,..uｫ‐''ﾞ"Ｈﾆ"l 、 "'ll入 廴 'ﾞlレ '廴 'll、''、 _u广 .廴uｬ弋
.. _jiＦ「ﾞひｮこﾞl 、 "llLﾞ九 てlレ |l、 'll、 ,ll_..illllせ_ll廴_ __ニ-‐'''´
.广 ﾞllLﾞ廴 "llLﾞll、 |l||l___jllｘｒlll ll’ jl{,jl广'‐''~~~~
〕 __ |lLﾞll、 ﾞll|_|ll..iｮllll'llll´|l’ jl[__illﾚ‐~~
|、 ﾞ "l|_|lluｬｬ'lll"ll| '〔ll乙..l什'~~′
ﾍ _..jl´]l’ _ jllしlト‐'~~
ﾞ'ｘ,,_____jll lト''广′
彡| | |从 | /三三 三 ヾミ＝-==彡イ ゞミﾍｚ=＝＝彡'´: : : : : : : : : / /
人 ﾘ }､:ヾ! |≧‐>=．..,,__三 三 ﾐ:.､ヾー::::., ,ﾉー=＝'´ __,,.. z≦､: : :／ ,ｲ /
/ //:､ | ﾊ ＼ 从￣ヽ. 弋 ・ テﾐ-ﾐヾ::.彡ー ｲ: : : : :::＞'弋 ・ ノ ,.ｲ,.:彡'´/ ,:':
,' ヽ{ ∧ ミ:､ミ=三｀二二二二二´{ /ｲ:ﾍ 彳: : : : ー￣￣￣￣: :-=彡'.,:',.':::::
// , |ゝ'ﾍ＼｀ヽミ:､ 三 三 三 三ｿ´ |: : : : : : : : :.､_ : : : /,::::::::::
/ / .:: !| |∧ ヾ:､ミ 三 三 三 ≧'ﾞ ｜: : : : : : ,: : : : ::´::::::::::::
ｲ,: ＞'ﾘ ! ﾑ＼｀ﾐ:､ 三 三 三ｲ !: : : : : : : :. ,..:::::::::::::::::::::::::::::::
彡' | .| | ﾑ ヽ三 三 三 三} i||i! |: : : : : : : : . ,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::: いかん、衝撃を与えるな！
. | ! ! ﾑ ヾ 三 三 三ｿ´ il|||li|: : : : : : :: :::..,.:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|i | ﾊ＼ミ:､三 三{ ,ゝ--<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : : ; そいつは不発弾だッ！
| i | .ヽ.ﾞ三 三| _ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : ::'
i |i | | |ﾍ三 三!イ ｨ' ´￣￣￣￣￣ ヽ :::::::::::::::::::::::::::::, :.,:/
| |! :. ｜ ! ﾍ三三}_ {:〉-一 … ─ -〈:} .:::::::::::::::::::::::::::::::, ;:, ,
| | ｜: ｜. ＼三ﾘ 、`ー… ─- '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, 〃 ,;
| | | !.: : ! ＼ '´: : : : : : :: :: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,' / ,:'
| i| | i｜ | ＼ j : : : : ::: ::::::::::::::::::::,' ,: ,:
| |i | | ! ｀ . . : : : : : : :: :: ::: :::::::::::::::::, ,' ,
| ! !::｜ ｀ ｰ―. : : : :: ::: ::::::::::::::::::::::::::::, , ,
-----------------------------------------------------------------------------------
＿＿ ┌───────────────────┐
':::::::::::::｀ . .
/:: ::::::::::::::::::::: ヽ |
.i :: :::::::::::::::::::::::::::::::i | 不発弾だッ！
{ :: ::::::::::::::::::::: ::::::: ! |
', <●>:::::::::::::::: :: ﾉ ／ __ ___
l :::::::::::::::::::::ﾉ ￣`'―─ ///〃//Vヾヽ ───────────┘
/⌒ヽ ﾍ ::::::::::::::::! /⌒i } !ｉ!iミ{｛{{｀´}}｝}
＼ ＼ ＞,､ __:::::::::::イ /:::::/ ﾉﾉﾘ弋i {ﾞﾟﾞ-ﾟﾉ!{
. ＼ :::::::::::::::::::::::::/ : （'(（'ﾞ ﾉiｿゞy)》'､
＼ :::::::::::::::/:::ノ ｀ﾞ くノ /f __ｊ/'i
ん'､ じ'ﾌ ゝ
┌───────────────────────────────────────────────┐
│ .....│
│ ／ ／ |＼ ＼ | /| ...│
│ , ' ／ __ 八. ＼⌒＼ ヽ ∨ | ...│
│ _,､r='^ ／ _,,.. -‐ '' "´ ／ ＼ ＼ ﾉ ', ......│
│ ⌒￣／ ⌒￣ _､‐''゛ ＼ ＿_＼ ＼___／ } , ....│
│ ／-‐=＝=‐- _､‐''゛ ＼ ／ } │
│ / ／ ｀ ‐ ──── } / │
│ / ／_,,.. -‐ '' "´ ／ / │
│ ／ ／⌒ _,､r='／ .／/ ／ ｜ │
│ ／ ノ ＞''~ ⌒￣￣￣ / ／| ／| | 不発弾だって？……爆発する？ │
│ ⌒￣＞ _,,.. -‐ '' "´ ＞''~ 竿竿羔冬ﾐ./ ／ } :!/ 八:! 急いで下さい、ダディさんたちーーー ..│
│ ＞''~ ⌒￣￣￣￣ {￣∨ 乂 V:::ﾂノ |/ ノ ノ .│
│ ／-‐……‐-／ 八ハ 〉 ｀ｰ=ﾆ彡 ⌒乂 ......│
│. _,､r='^ / ／ ∧ Ｕ 〉 │
│ ⌒￣￣￣￣/／7／ 'ｰ八 ／ │
│ __. -=ﾆニニ／ﾆﾆﾉ : :.:.:|: : . / .│
│ |_,,.. -‐'' "´::::::::::::::/ : : |: : ::＼ --‐‐/ ...│
│ |ニニﾆ=-. ::::::::::/ |: : : : : : : . / │
│ |ニニニニニﾆ=- ...__ |: : : : : : : : : : . . ∧ ......│
│ |ニニニニニニニニﾆﾆ=- _ : : : : : : : : ／｀ ─'ニ.} .│
│ `､ニニニニニニニニニニニﾆ=- : : : : : {:::::::::::ノﾆﾆ| .│
│. ‘，ニニニニニニニニニニニニﾆ=:::::::::::::::／ニニ| .│
│ -=ﾆニニニニニニニニニニニニﾆ=-=ﾆニニニ| .│
│ .....│
└───────────────────────────────────────────────┘
/＼＿＿_／ヽ
／'''''' u '''''':::::::＼
. |（●）, ､（●）､.:| ＋ ええええええ
| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, u:::| 不発弾ですってえええ？
. | u ｀-=ﾆ=- ' .u::::| +
＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ○）（○） ちょうどこっちも行き止まりだろ……
. | U （__人__）
| |r┬-| あそこにいるのは……
. | ι `ー'´}
. ヽ u }
ヽ ノ
／ |
_＿＿_,／ |
,. -'´´ ヽ |
,. -'´ ヽ/｀ヽ
＜＿_＿＿＿ノ ヽ ヽ
/ | -' .! うーん……
______/ />--､ ー' __, ,ﾉ むにゃむにゃ
ヽr--/ / ヽ__ ____ ,.´- ' |
ヽ==,ソ ､ ヽ ＼ |_,..
, - ',r '´ ＼ ヽ__ >r-､'イ_
／ ／ ―- ､ /ヽ､ ヽゝヽ
/ o / ｀ヽ / ｀ー-l
/ , / ＼
ノ / ヽ ／ )
/ トー――/ _ノ________
／ _______|>=--=,L ｀ ヽ､＿＿：)
｀ ヽ､ ヽ
／ヽ
ノ:- ￣::.―-/＼
○） ヽ .:::.::::＼
（, （○ ） ..:::::l い、いた！鵺 いましたよ！
(､_, ﾝヽ､,, .:::::::::l
ﾄ=‐ヽ ..:::::: ｲ、
｀ニ´ ヾ:.＼
ヽ- ― ′l :
/＼, ィ"´＞ {｀`ヽ, _ , イ´￣Ｙ
__ / ＼／´／ /ヽ／| |
. / Ｙ r‐ { ヽ | .ノ | | 人
{ ﾍ ／ | ヽ／ヾ｀二二,ﾍ .＞ 君たちが僕の封印を
..r─‐ ヽ ｨ'´｀Ｙ ／ ﾍ ヽ─‐-､､__ ＼ ,／ 解いてくれたのかい？
..{ O／ , <ヽ } | > ｀ヽｲ では僕にできる限りでーーー
rヽ O / / ＼ / ／ ／ __ ／､
ﾍ o / / ｀`───''"´. /. （ﾟタ） __
＼___/ / / （ﾟタ） Ｙ
. { .{ヽ､ , ィ´{ ',
ヽ ゝｲ｀`ヽ､ ＿＿,, ＞''" ヽ ゝ ﾍ__,, }
｀ ´ ／ ｀ヽ､ ｨ'"´ﾍ､ 人
/ ／/ ｀丶､ ノ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） ああ、スマン、おまえのことは知っている。
. | （__人__） それより先に、こっちの話をさせててくれ。
| Ｕ ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ｍm
/ ￣￣￣ つﾉ
| |￣￣￣
＜説明省略＞
|＼ ／|
|＼＼ ／／| なるほど。
: ,> ｀´￣｀´ < ′ 別の時間軸で僕が与えた時間巻き戻しの
. Ｖ Ｖ 能力を取り消してほしい……
. i{ ● ● }i もしくは能力を与えた相手の素性を知りたい、と。
八 ､_,_, 八
. / 个 . ＿ ＿ . 个 ',
＿/ il ,' '. li ',＿_
ﾘr､ /´| , }-{ ,r-,
| ヽ＼ ,.}__,. --<r /__ |､
|／ >'´ ｀ヽ ヽ V
/ / ● ● ヽヽ
/ /i } . 残念だけど、その願いには応じられない。
/ / | )-'´｀´ ,/
/ | ヽ ノ l
/ | i｀ー-, -r‐'´ ﾞ､
__,/__,,/>,|/,>_,..{ ,/| , ヽ ,
´￣ ￣￣/ ヾ_,>,|. / ,. ヽ r,.
―――--､' ヾ_t,'´ ／ ヽ
／￣￣＼
／ ＼ / ＼
| （●）（●） |
. | （__人__） | 何でだよ。そもそもこの周回で、
| |::::::| | Xはお前を掘り出したわけじゃないんだから、
| l;;;;;;l } お前が義理立てする必要はないだろ常識的に考えて……
ヽ `ｰ' }
ヽ ノ
/ く ＼
| ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､
/ ､ ∧ ちょっと難解かもしれないけど、
__/ ＼ / V＾ヽ この僕と、別の時間軸の僕とは
, ７ ￣￣ ＼ ＼ 別の存在なんだよね。
/／ 丶 ,
/ ● _ ● ′ その僕と、他者が結んだ契約については、
. / { _） } , 僕でさえ解除できないし、
_ / _） ′, _ 契約相手の素性を知ることも不可能なんだ。
(（ ＼／ ∧ ∧ ＼／ ）)
＼､ / ＼ ／ , ｘぐ
／ ＼ . /、 ≧=‐- -‐=≦ ′ ／ ＼
. ／ ` 'く ）) i i (（ ,. ＼
／ /¨´ | { } | ｀¨ ＼ ヽ
|＼ ／|
|＼＼ ／／| 時間の巻き戻し能力に限らず、
: ,> ｀´￣｀´ < ′ 僕に願って手に入れた能力は、
. Ｖ Ｖ 時間を巻き戻しても消滅しないし、
. i{ ● ● }i 別の時間軸の僕にも解除できない。
八 ､_,_, 八
. / 个 . ＿ ＿ . 个 ',
＿/ il ,' '. li ',＿_
／￣￣Y￣￣＼
／ ヽ,_. ノ ＼
（○）（○ ） （ ○）（○）
（__人__） （__人__） （どうする……どういう感じで願いを叶えてもらったら、
{｀⌒ ´ 彡 ｀ ⌒´ﾉ Xの企てを止められる？）
{ Ｕ Ｕ }
{ 彡 }
ヽ、 / ノ
.ﾝ ヽ
／／ |
(⌒二_／ | . |
｝ ｀丶
｢ ＼ ＿＿ -┴ ｧ ＼
´ / ヽ 願いはゆっくり考えてもらって構わないよ。
＼ __ く／
∨ __ '⌒ Ｙ ｝ ちなみに僕を掘り出した人数じゃなく、
_|{ '⌒ r:‐ﾍ 八 ,′ 堀出しの回数でカウントするから気をつけて。
／ 八 ､:::ノ ｲ 丶. /
⌒＼/ , / ｰｧ Ｔ´ { ＼／＼
（ （⌒>く.／ / . : / ',: :ヽ 〈） ）
＼{／ : : :/ : : / ヽ-ﾍ . : : ／／､
／＼＼＿∧: : ,′| ｉ ｉ | ∨∧／／ : : :＼＿_
（＿ﾟ: :｡ ーｧ‐' : ; | | | | ー‐く: : : : :｡: ﾟ : _ノ
/ . : : ｡人: : :.:! | | | | ＼: ｡ : : : :）
（_／{:_:/ ＼:｛. { ,' ﾉ ＼_ﾉ￣
￣> ＼)（／ く
／ ／￣￣￣＼ ＼
'ー‐ ー‐'
／￣￣＼
／ u ノ ＼
| .u （ ●） |
. | （__人_） （てことは、
| ｀ ⌒ﾉ 今、叶えてもらえる願いは一つってことか）
| } （どうする、どうする）
ヽ u }
ヽ ノ
ノ ＼
／´ ヽ
／￣￣＼
/ _ノ;jijii;丶_ !
,ク(゜_)）ij（_゜)）!`i
| ﾋlli（__人__）.ｿ /
l ＼ .,ｷ呪ｶ'/ /
.＼ ヾ狂ﾘ | { （くっ、熟考する暇はないだろ常識的に考えて！）
/ヽ |ｰ-ｲ!_ﾉ`､
/::::/i_ﾉ|_／:;l:::::::|
|::/:::;:/;;:::::::::;|:::::::i
|/:::;:/;;:::::::::::;i;;::::ﾉ
|:::::;;:|;;:::::::::::::::r
＼;;/;;::::::::::::::::!
|:::::::::::::::::::/
|:::::::::.::::::/
|:::::::::::::ｲ
/＼＿＿_／ヽ
／'''''' u '''''':::::::＼
. |（●）, ､（●）､.:| ＋
| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, u:::| 間に、あわ、ないっ！
. | u ｀-=ﾆ=- ' .u::::| +
＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／
/＼＿＿_／＼
／､-―' ﾞ､ー- ::＼
| （●）, 、（●）、:::|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, :::| ……スミマセン、私が決めちゃいますね！
| ,゛-=-'、 .:::::|
＼ '´`.::: .::::／
／｀ー‐--‐‐―´´＼
+ +
ｍ ｎ _∩ + + ∩_ ｎ ｍ
⊂二⌒ __） + /＼＿＿_／ヽ + （ _⌒二⊃
＼ ＼ ／'''''' '''''':::::::＼ ／ ／ この私に、
＼ ＼ |（●）, ､（●）､.:| ／ ／ 「爆発の被害をゼロにする能力」
＼ ＼.| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::| ／ ／ を与えて下さいっ！
＼ | ´ﾄｪｪｪｲ｀ .:::::::| ／
＼＼ |,ｒ-ｒ-| .:::::／／
＼｀ｰ ｀ﾆﾆ´‐―´／
/ /
l丶
l ＼ , -- ―― 、＞_ /
l ¨ 丶
. ＞´ ● ● ', ＼
／ / ', んー、そのくらいならとくに制約は不要かな。
/ / ヽ 〜´ }. 時空をねじまげるわけでもないし。
/ ∧ ´ ,ヽ
. /. / 丶 , ´ }
. / ,' ＞ 、 ＿_ ／ ,'
. / ,' } ｀ 、 '
＿/ { (ｿヽl _ l 丶 l
. ＼/ ヽ 〆l/丶ﾏ ヽ x ＼_/ ＞--－
￣￣￣￣￣￣＼ﾐ、 ヾ_ﾉ＼ { l
. / ＼彡 | ヽ _ /｀ーl
〉 ＼＼ ｀ヽ／ ／::::::::::::::::/
/´￣￣ ／:::::::::::::::::::/
/ ヽ::::::::::::/
./ :::::::/
/ V 願い、入りましたーーー
./ /v⌒; i
/ 弋__ン /⌒; |
,′ 辷ン ∧
/ .＼ / ',
＼ 、 / ',
＞ ー 'ヽ __ﾉ ／ ',
／ ≧ｭ ．. ＜| ',
／ ｀ ￣￣ ´ i} i
. _人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人人_ .
__,ﾉ (,,__
─）. へーい、能力お待ち . (
ﾉ. .(,
⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ＹＹ⌒
_人__人__人__人__人__人_人人_ .
_,ﾉ (,,__
）. 軽いなノリ (
／￣￣＼ ﾉ. .(,
／ _ノ ＼ ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ＹＹ⌒
| （ ○）（○）
. | U （__人__）
| |r┬-|
. | ι `ー'´}
. ヽ u }
ヽ ノ
/ く ＼
| ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､
,ヘ ,:ﾍ.
/: : ＼ ／:: !
/::::..... ＼--―‐'.:.:::... ! （もっといい能力とか
/:::::: ', やり方とかある気もするけど……）
,':::: i （今は迅速を尊ぶべきでしょう！）
.i:::: ''''''' ''''''' !
!:::. （● ）, ､（● ）､ ! 使い方を教えてください！
|::::.. . ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, l
i;::::.. Ｕ ﾉ ､ ゝ !
':;::::... ー‐ ==イ /.
.＼:::::..... ヽ--‐' ／
｀ゝ:::::........ ......／
,ﾚ─── ､ /
_j＿￣￣＼＼ ＼ /
l ￣ -- ､＿ー ､ ＞
/ ＼ ヽ､ ＼
{ |＼ゞ ! _,
从 j ヽ Y
＞:'"￣ ＼
,.. ''"/ ⑨ Y 頭の中に浮かんだ呪文を
＜-‐::7i ⑨ 口にするか、念じたらいいんだよ。
r=ミ､ /｛ ｰ'`ﾞ ノ
_,,.. ---┴''"ヾ /ゝ __ _..ィﾞ/
⊂＿ ﾟ ｡ }} r-‐ｦ￣ }ノ
⊂二 ﾟ＿.∠ノ⊂-''ﾞ j!
'--‐''" ,ｨ''"￣ /
はあ、頭の中に…… おおっ？ 来ました、浮かんできましたよ！
/＼＿＿_／＼ /＼＿＿_／＼ /＼＿＿_／＼
┏┓ ┏━━┓ ／ ::＼ ／ ::＼ ／ ⌒ ⌒ : :＼ . ┏┓┏┓
┏┛┗┓┃┏┓┃ | :| | ─ ─ :| | （●）, ､（●）､ ::: | ┃┃┃┃
┗┓┏┛┃┗┛┃┏| ノ ヽ､ :|━| （●）, ､（●）､ :::::|━| ,,ノ(､_, )ヽ､, :::|┓ ┃┃┃┃
┏┛┗┓┃┏┓┃┗| （●）, ､ （●）､.:::|━| ,,ノ(､_, )ヽ､,, .:::::|━| ト‐＝‐ｧ' .::::|┛ ┗┛┗┛
┗┓┏┛┗┛┃┃ ＼ ,,ノ(､_, )ヽ､,, ::／ ＼ ｒ‐=‐､ .::::／ ＼ ｀ニニ´ .:: ／ ┏┓┏┓
┗┛ ┗┛ ／｀ー ｀ﾆﾆ´一''´ ＼ ／｀ー ｀ﾆﾆ´一''´＼ ／｀ー‐--‐‐一''´＼.. ┗┛┗┛
―― 体は剣で出来ている。 灰塵と化せ 冥界の賢者 絶えず自壊する泥の人形
Steel is my body, 七つの鍵を持て 開け地獄の門 結合せよ
and fire is my blood 反発せよ
ｍ ｎ _∩ ∩_ ｎ 地に満ち己の無力を知れ
/＼＿＿_／ヽ ⊂二⌒ __） /＼＿＿_／ヽ （ _⌒二⊃ /＼＿＿_／ヽ
／:::::::'''''' ''''''＼ ＼ ＼ ／:::::::'''''' ''''''＼ ／ ／ ／:::::::'''''' ''''''＼
|::, （●）, ､（●）| ＼ ＼ .|::, （●）, ､（●）| ／ ／ .|::, （●）, ､（●）|
|::::. ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, | ＼ ＼|::::. ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, |／ ／ |::::. ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, | _ _ _ _ ___
|:::::::. ´ﾄｪｪｪｲ｀ | ＼ |:::::::. ´ﾄｪｪｪｲ｀ | ／ |:::::::. ´ﾄｪｪｪｲ｀ | / ﾉﾉﾉ/ / ﾉﾉﾉ
<'l^l^ﾚ'ヽ＼:::::. |,ｒ-ｒ-| ／ lｿ＾'> ＼＼:::::::. |,ｒ-ｒ-| ／／ ＼:::::. |,ｒ-ｒ-| ／/ ﾉ ノ ﾉ
〉 /￣⌒｀ｰ―｀ﾆﾆ´‐´⌒￣ _ら ＼｀ｰ―｀ﾆﾆ´‐´ ／ ( ｀￣￣￣￣￣￣ ⌒つと⌒ ）
（ ⌒つ_,,-ヽ ・ ・ l― ''" ヽ ・ ・ ヽ ヽ ー――――ヽ￣￣ ￣￣
￣￣ ヽ | ヽ ヽ . ヽ
_人__人__人__人__人__人_人人_ .
_,ﾉ (,,__
）. 色々混ざってる (
／￣￣＼ ﾉ. .(,
／ _ノ ＼ ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ＹＹ⌒
| （ ○）（○）
. | U （__人__）
| |r┬-|
. | ι `ー'´}
. ヽ u }
ヽ ノ
/ く ＼
| ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､
.........._
／´ ヽ
/０ .',
{o
': /
ヽ､_＿_,.,／
∩
⊂二⌒ __） /＼＿＿_／＼ そおいっ、爆発よ何も傷付けるなっ！
＼ ＼ ／ ⌒ ⌒ ::: ＼
＼ ＼ | （●）, 、（●）、 |
＼ ＼ | ,,ノ(、_, )ヽ、,, :|
＼ .| ト‐＝‐ｧ' .::::|
＼＼ ｀ニニ´ .:::／
＼｀ー‐--‐‐―´´＼
/ .;:/＼ ＼
/ ・ ・.:;/ ＼ ＼
/ ..;:;/ ＼ ＼
/ ..:;:;/ ＼ ＼
_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人人_ .
ﾉ (,,__
）. ナントカカントカ パトローナム (
ﾉ. .(,
⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ＹＹ⌒
｡+･☆*･+｡ﾟ*☆･+｡*
。*'･`ﾟ `・* 。
*ﾟ *｡
｡*' /＼＿＿_／ヽ `*。
+｡ ／'''''' '''''':::::::＼ ☆
☆,､＿ |（●）, ､（●）､.:| +ﾟ
∠|] ＼| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::| *｡
＼ ` ｀ﾄｴｴｴｲ ' .:::::| +ﾟ
＼l ＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／ :::` *ﾟ
。*･ﾟ ` 、ヽ,,-‐、i' ／ V :::::::::::☆
｡ ☆ ヽ. ア介ー-､＞:::::::::::::::::*`:.
,* ,､＿＿ノ //| | ヽ:::::::ヽ*ﾟ::::::::::::ｉ
+ {[ / |_| ヽヽく｀ヽ ＼☆::ｉヽ:::::::::|
`*｡ {[ / ／＼ 人+ﾟヽ*`〉､::| ヽ:::|ﾟ+
☆ {[|／ / ＼☆｡+ﾟ＼`彳ｱヽ ヽ| ﾟ*
`・+。・+。-**ﾟ∨ ＼ｨ彡 `' ☆
〈＿／ミニミニ＝彡" *ﾟ
| | 。*`
| | 。☆+ﾟ
| | ｡*・' ﾟ
. .:;:;:;:;:;:;:;:;:;:.:;:..;:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:;..:;:.:;:;:;:;:;:;:;:;:;:. .
,:;:;:;:;:;:;:;:;:.:.:.:.:.. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. .:. ..:.:.:.:.:;:;:;:;:;:;:;:;:.
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:゜
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.*:゜
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ﾟ・*:｡..
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＼ ﾟ ｏ 。｜ 。 / 。 ／
○ 。 ﾟ ｜゜ O / ｏ ／ 。゜
゜ 。 ＼ o ﾟ O ﾟ 。 /ﾟ 。 O
ﾟ 。 ＼ | ﾟ o ／ ﾟ 。 ゜
。 ゜ 。 ｡ 。 ﾟ 。ｏ ゜
＿＿。＿＿＿ ﾟ 。 ゜ ―O――――
゜ ｏ ｡ ｏ ﾟ 。 ﾟ 。 ﾟ
ﾟ 。 Ｏ ／ 。 ｜゜ 。ﾟ ＼゜ O ゜
゜ ｡ ／ 。 / ○ﾟ O ＼ ｡ ゜
Ｏ ゜。 / ﾟ ｜ 。゜ ﾟ 。 ｏ
／ ｏ 。゜ | ｏ ゜ ＼
│ そして奇跡は起こった .│
└────────────┘
火 )ノ (⌒ ,,
,;:)/⌒ヽ _ 人 ￣|
ﾍｌヽ( 人)ヾ; 从 ￣
`ゞ ,, _ノ _人 (,＿
￣| _从 (⌒ ﾞ /⌒
￣ _ ゝ . 火 ,,
人 .,;,., ｀ﾍ/ ￣|
_,ノ .,.,; ;,,., （ ＿ ￣
｀ﾍ( 从;: .; ;, ∨(
_） ,; ;, 从
⌒ヽ .;: :;, ﾉ_イ
_人ﾉ, ;: ;; /
ヽ ; .,ﾉｌ火) 'ﾍ,
,火_)i_从 ;: ;; 火/(_
._ﾉLノｌ ; l( ; ヾ.,_从
_火｀ ､从_ ゞ_人_
,,'`"ﾞ"''`ー;､从_ノ（_.,;:.)ﾍ ）L从_;:,火,.;:ー'"ﾞ⌒
￣| "'`ﾞ"`
┌──────────────────┐
│ 間違いなく、不発弾は炸裂していた │
└──────────────────┘
│ 三十八の炎は、したらば高校を舐めつくしていた。 ......│
└────────────────────────┘
． ’、′‘ ・． ’、′‘ ・． ’、从へ从へ人へ从从へ从へ人 ・． ’、′‘ ・． ’、′‘ ・
・． ’、′・． ’、′‘ ‘从へ从へ人へ从 人 从へ从へ人へ从・、′‘ ・． ’、′‘
′‘ ‘ ・． ’、′‘ ・Σ（ （（ ⌒ ⌒ ） ） ）ζ′‘: ； ゜+°′。．・”； ’、．・”
‘ ・． ’、′Σ（ （ （ ） ）） ）ζ Σ（ （ （ ） ）） ）ζ へγ． ’・．・”； ’、
． ’・．． ’・．从人 ‘ ・． ’、′‘ ・． ’、 人人 ’、人人 ’、′‘ ・．ζ ．・”； ’、
＼ γ γへ从 ⌒从へへ从・． ’、） ・． ’、′）） ⌒ ） ） ”； ’、
ヽ γ (( 人 ）） λ λ ） （（ （ （ （（ ））Ｍ
ヽ Σ（ （（ ⌒ ⌒ ） _）＼_)＼ 人 从 （ ｿ从へへ从／
＼ Σ（ ⌒（ ⌒ ） ﾉつ> ） ）从_）从 ） ））从へ从へγ ／
＼ヽｿ ）ゝヾ （ 人 γヽ从_） 从_） （（ （ ⌒ ））ζ ） ／
＼ Σ⌒：：） :）ζ;;从 ⌒ ） _￣ ,ﾉ 丿人（ （（ ）） ／
＼ ：；从へ从へへ从_~￣ 从へ 从へ从へへ从γ ／
＼（ ⌒ ⌒ ⌒（__｀__)~＾（ ⌒（ ⌒（ ⌒ ） ζ／
┌──────────────────┐
│ だが、舐めつくしただけだった .│
└──────────────────┘
∩ 彡ミミミミミ
( )彡 ｀ m ´)
__,. ---.,..._
_-'" , ' ヽ
.( ,-─-...--'( ,')
t,-_ ";。、' ヾrt
{'ﾟ"j _ |, ﾉ
t ,._,._ヽ /-'
ヽ"'" ／ ∧_
. _, -''''"／ﾍ￣ _／ /::ﾍﾞ''-.. _
┌────────────────┐
│ 炎の中、誰も傷つかず、 ..│
└────────────────┘
:::::::::::::::::::::::::::::（ ）:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::|￣|三|￣￣￣|＼:::::::::::::::::::::::
TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTヽ
￣￣￣￣￣|￣|ヽ￣￣￣￣￣￣￣￣￣|＼iヽ
|￣||￣| | | | |￣||￣| |￣||￣| .| ＼iヽ:::
|＿||＿| | | | |＿||＿| |＿||＿| .| ＼i::::::::::::::::::::::::
＿＿＿＿＿| | |＿＿＿＿＿＿＿＿＿.| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＿＿＿＿＿| |.|＿＿＿＿＿＿＿＿＿| |:::::::::::::::::::::::::::::::::_,,-'~''^'-^ﾞ-､::::::::
|￣||￣| | | | |￣||￣| |￣||￣| .| |＿＿＿＿ ノ:::::::::::::::::::::::::::ﾞ-_::::::::
|＿||＿| | | | |＿||＿| |＿||＿| .| | ..|＼ i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
＿＿＿＿＿| | |＿＿＿＿＿＿＿＿＿.| |LlLl LlL | i:::::::::::::::::::;;;;;;::::__,,-''~i､
＿＿＿＿＿| |.|＿＿＿＿＿＿＿＿＿| |======= | ゞ:::::::::::::::::::::::|.レ／:::::::i
|￣||￣| | | | |￣||￣| |￣||￣| .| |LlLl LlL | ヾ_:::::::::::_,,-''ｿ／::::::::::;/
|＿||＿| | | | |＿||＿| |＿||＿| .| |======= | |ﾞ-､_::: i;;;;//::::::::,-'~
| | | | |LlLl LlL | | ﾞヽy /_,,-''~
|￣|￣| |￣|￣| | |======= | | |i:|
￣￣￣￣￣￣| | | | |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| | | | | [ したらば高校 ]
| | | | |
| | | | |
| | | | |
＿＿＿＿＿＿|＿|／ |＿|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
┌────────────────┐
│ 何も破壊されなかった │
└────────────────┘
┌────────────────────────────────────────────┐
│ │
│ _ ノ .:.:.:l { ＼、. . . :ヾﾍ:.:.:.:.:.:.:｀ヽ:.:.:.:.:.:／:.: ／:./:/: ..│
│ j! .:.:八:ヾ:.:.:.:ヾ､、 ﾍ. . : : :.:.:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i―-､:. ／:.:.:/:/::: ..│
│ .:.}{ .:.:.{ ｝ :ハ: ）｀ヾヾヾ. .:.:.:.:j!:.:.:.:.:.:. 、Y⌒ヽヽ :.:.::/:/:::::: .│
│ カドック君、やらない夫先生、 .:.:.:.:.ヽハ ｛イ-ｰｊノ ｊソ ｊ:.:.:.:/!|:.:.:.:.:i､:.:!ｿこ｝ } ｝／:/::::::::: ......│
│ ダディさん、 l| .:.:.:.:.:.:.{i!i! ｒュ=＝ァイ:/ Ⅵ:.:./:.:ﾝl｀ヽ/ ,ﾉ :.:/::::::::::: │
│心より感謝する。 小从 .:.:.:.Ⅶ､ ｲヾｿ'′ ’/ /:.／:.:.|!:.:l: 人 /:.:./::::::::::::/ ......│
│ 君たちの機転と行動がなければ、 ハヽｿ:.:ﾊﾈｊ｝ /イ : /:.:|!:.:.l いｿ/:.:./::::::::::::/ .....│
│ 誇張抜きで世界大戦クラスの破局が （ {｛ Ｖ ／// :.:.|!:.:.:l ,イ彡′ ::::::/ ....│
│ 訪れていたかもしれない。 / ／／ｲi .:.:.:|!:.:.:.l j/ 'ﾍ::::::::::::/ .│
│ /_ .....:.:.:.:.. //:|:.| :.|!:.:.:.:ｌ二二ﾍ从ｿ ..│
│ ｀ヾ; __＿ ノ // |.:| .:|!:.:.:.:.!二二ニヾ、 │
│ └彡::::: ´ /′ |:.ｌ :.|!:.:.:.:.l三三ニﾆ=＼ .│
│ _ ハ ;;; ｲ.:! .:|!:.:.:.:.:!三三三ニﾆ= ...│
│ . . : :／ :∧ ／/i . : :,.:.:.:.:.:.l三三三ニﾆ= ..│
│ ／: : ／ ://ﾊ､__ _ ...ィ////. . : , :.:.:.:.:.:i三三三ニﾆ= .....│
│ /: : ／ ／∠二二ヽ////////. . : : .:.:.:.:.:.:∧三三三ニﾆ= ......│
│ > / /.:.:.:.:/:γ三ヾ､ ::://////／ ／/ .:.:.:.:.:.:/:.∧三三三ニﾆ= ..│
│ / /.:.:.:.:/ ::{｛：：：｝}: /////／ ／ /:.:.:.:.:.:.:/:./:.∧三三三ニﾆ= │
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│ ｍ ｎ _∩ + + ∩_ ｎ ｍ ......│
│ ⊂二⌒ __） + /＼＿＿_／ヽ + （ _⌒二⊃ ...│
│ ＼ ＼ ／'''''' '''''':::::::＼ ／ ／ ....│
│ ＼ ＼ |（●）, ､（●）､.:| ／ ／ │
│ ＼ ＼.| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::| ／ ／ │
│ ＼ | ´ﾄｪｪｪｲ｀ .:::::::| ／ ......│
│ ＼＼ |,ｒ-ｒ-| .:::::／／ .....│
│ ＼｀ｰ ｀ﾆﾆ´‐―´／ .│
│ / / │
│ ...│
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│ │
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ ⌒ ＼ .│
│ （ へ）（ へ） ｜ （俺何もしてないけど） ....│
│ .（__人__） | .│
│ ｌ｀ ⌒´ .｜ │
│ { .｜ ....│
│ { ＿ | .....│
│ （ヽ、ヽ / ）| .│
│ | ｀`ー―‐'| ..ヽ| ....│
│ ゝ ノ ヽ ノ │
│ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ .│
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│ ∨ ....│
│ ノノ~ヽヽ .│
│ ［`ﾒё´］ ..│
│ 〃⌒｀ ´⌒ヽ⌒~ Ｐ やるじゃねーか。 ...│
│ （ Ｖ~つ）人.ﾟノ〜（ ...│
│ ヽ_/〃仝ミ/~ ..│
│ /~＝＝＝ヽ、 .│
│ ＼￣ ∥|￣ヽ .....│
│ （ ､ ） （ ､ ） │
│ / ／ ./ / ......│
│ （_＿） （_＿） ...│
│ ..│
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│ │
│ ＿＿＿＿| 〉 .│
│ ＿＿＞ ―＜ た、たまたま思いつきが当たっただけです。 .│
│ ＞ ／ / ＼ .....│
│ ／ / / ＼＿ .│
│ ／ / ／|/ く⌒ .....│
│ ￣/ ｜＼＿ ､_|_／ ＼ .│
│. / /｜/＿,,| 八Λ| | ＼厂 .│
│ / / ┬─| | /──|／ | く ...│
│ ￣| 八/V;;;;ﾉΛ/ Ｖ;;;;ノ Λ| 乙 .│
│ |/| 〈 ￣ ￣ ｕ|/[||┘ ∧ _＿＿ ....│
│ |ィ个=-- ´ ┬=≦ﾆ〉 . ＜＞''´―――-ミ,''ヽ ...│
│ |ノ〈ニニニニニ〈 ／ /. l | ㍉∨ ....│
│. ／〉ニニニ／￣ ＼ . / ,' | | ハ | | 〇∨ .│
│ ／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.| . l ! |l | |. /― | |、|xxxl .│
│ 从 lﾄ､|、|∨ ●} l 从ヽxl ...│
│ ヽ从⊃ ､_,､_, ﾉイ ツ `l .│
│ /⌒ヽ__|ﾍ ゝ._） ,ｲ/⌒i ', │
│ . ＼ /<>| l＞,､ __, イァ/ / V .....│
│ . 从l||l| |丶<>| /||l人. ∧ V ...│
│ . ( ⌒ )从 ヽ. V ,／( ⌒ ) 从 │
│ │
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│ ....│
│ ....│
│ ....│
│ /＼＿＿_／ヽ │
│ ／ ,,,,,,,ﾉiヽ,,,,,,:::i|li:＼ .....│
│. |（●）,. ､（●）､.:| ....│
│ | ⌒,,ﾉ(､_, )ヽ⌒ u.:::| あ、 .│
│. |u (＾ｰ＾> ｡.::::| ....│
│ ＼ ﾟ ⌒´ u .:::／ │
│,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､. ..│
│ ....│
│ ....│
│ ....│
│ ....│
│ メ _|＼ _ ヾ､ ああああああ！ ..│
│ メ ／ u ｡ ｀ｰ､＿__ ヽ ..│
│ / // ﾟ ｡ ⌒ ｡ ﾟ u ／ つ しまったあああああ！ ....│
│ / //u ﾟ （●） u ﾟ｀ヽ｡i l わ ....│
│ l | | ｡ ﾟ,ｒ -(､_, )（●） / ! ぁぁ │
│ ヾ ! //「ｴｪｪ､ ） ﾟ u/ ﾉ あぁ │
│ // ｒヽ iｒ- ｒ ､//｡ﾟ／ く ああ ......│
│ ノ ﾒ/ ヽ｀ﾆ' ｨ―' ヽヽヾ ぁあ .│
│ ....│
└───────────────────────────────┘
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│ .│
│ﾊ /, |ヾ｀ヾ'｀＜三 三／ / , / | │
│ ゞ| ﾊ !三 ハ ｀ヽzk / ／ ' j }. / ....│
│ /从ﾊ ﾊ ﾄﾊ 三 三>x/ｼヾ-＝彡 ,ｲ彡' │
│./ j＼ {＼ ﾊ从 三 三ﾊ ,:' ,: ／´ │
│. , ヾ; ＼ 八三 三 三} i=＝彡'´ ...│
│. ,' iｿ | {ﾐーﾞ 三 三りヾ' : '´ どうした？ ....│
│ i i. | iﾊ ﾏ三__三／ ﾏ ..│
│ | | i i |ﾊ ﾏ ヾﾉ ﾏ │
│ | | | | |ii{＼ﾏ ヽ .│
│ | | | |､ヽ三ゞ. _ =- .ノ ...│
│ | | | | ＞｀ヽ 人。:､｀::.､ ,'´￣ │
│ | | | |彡' ｀ヾ :､::.＼__Yj ..│
│ | | | | _. シ .....│
│ ﾊ! | | , '´ ....│
└─────────────────────────────┘
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│ .│
│ .│
│ .│
│ ：/＼＿＿_／ヽ .： ..│
│..：／'''''' ''''''::::＼： 思いつかなかった！ ......│
│：.| （゜）, ､（。）､..::|： どうせならもっと別のお願いを .│
│：.| " ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,""..:::|： したらよかったんだ…… ..│
│：.| ´,rｪｪｪ､｀ .:::::::::|： ..│
│：.＼ ヾ｀ﾆﾆ´ .:::::／… │
│：／ ￣"''''ヽ： ..│
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│ ..│
│ ..│
│ /＼＿＿_／＼ ......│
│ ／ ／ ,、 ＼ :: ＼ │
│ | （●）, 、（●）、 | 「爆発やそれに伴う被害をゼロにした上で、 .│
│ . | | |ノ(、_, )ヽ| | :: | 声優と結婚できるようにする能力」 │
│ | | |〃-==‐ヽ| | .::::| と頼んだらよかったのにいい！ ..│
│ ＼ | | ｀ニニ´. | |::／ │
│ ／｀ー‐--‐‐―´´＼ ..│
│ ..│
└────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────┐
│ ......│
│ ......│
│ ,-'´ ￣i┴∧ /^＼ ｀‐､ .│
│ ／/／__／ i ヽ V／l ＼＼ ', ヽ .│
│ / r┴' / / ｀∧ /^＼＜￣ヾヘ ヽ .....│
│ / ／／ / / ,、∨,、 ＼ヽ ＼＼ ＼ │
│ / ∠..ノ / / / ∧ヽ|/∧ヽ ヽ＼ ヽ ヽ ゝ ..│
│ l r' / ,' / /l /´｀"ﾞ｀´ ', ! ､ ', ヽi ヽ ......│
│ / | { l ﾘ ,' 从 ﾘ | 〉 } }l i │
│ l ﾚﾍ | ＼斗-一- ー十-L_／ ｌ } | | │
│ l l ヽﾄ､ 弋 ‐t-iｰ､ ,､t-ヵ‐､ | l ∧ ｌ l …… │
│ ＼ヽ.| ll ｀ ‐-┘ ゝｰ '´･ｊ/ l / | │
│ / i .l l.l Z?栢c7 // / i ...│
│ / ､l l l i', ﾐ彡彡{ , /!ｲ/ / ヽ ...│
│ /l l l l l ヽﾏ三彡7 /|ス//」 |l .....│
│ l l l .l l l l＼辷/ ー - ／l | l | i ....│
│ / l l ,'l l l |ll l ｀‐､ _,イ l l l ｌ ヽ 丶、 │
│ ／. l ,',' l |l |ll. l ｰ-‐ ´ | l |l |l | ｌ ｌ ＼ ＼ .│
│ r .l l /,',','. l l |ll ゞ:.:彡 -､ |l l |l l| ｌ ｌ | 〉 〉 │
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│ .│
│ ／￣￣＼ │
│ ／ ＼ .....│
│ | | .│
│. | __ . _│ ......│
│ | .´・ .〈・ | …… .│
│. | r､_） | │
│. ヽ `ﾆﾆ ﾉ .│
│ ヽ ノ ＼ .│
│ / く ＼ ＼ ...│
│ | ＼ ＼ ＼ .│
│ | |ヽ、二⌒)､ │
│ .│
│ .│
│ .│
│ .│
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│ ....│
│ ／ .:/ .│
│ ／ ＿＿__ .::/ │
│ ／ VＺﾆ=-＞──- ,._＿__ すまない。 .│
│ / ア^／ r＝=≧:､ その願いは ....│
│ .: / / ● ｀ヾ二ア… 、 僕の力を超えている。 .│
│ | .′ :. ● ｉ:. Y´ ＼ ..│
│ ｌ ,.-=#==ｘi＼ `^ｰ' .::从 | '. ...│
│. ＼`ｰ=i {ゝ::≧ｧ---‐r＜/_＿ｌ__:::::. } │
│ ¨¨ | 人¨¨ :′ Vく{「￣ 「_≫:::. / ......│
│ | 。 ｡ ﾟヽ i ＼j ＼ヾ:::: ′ .│
│ ｌ ﾄ､ |`ﾇ | ｕ し ヽ。､｡､ﾟ＼:／ ......│
│ ....│
│ ....│
│ ....│
│ /＼＿＿_／ヽ ..│
│ ／ :::::::＼ │
│ .| .::::| .│
│ | '''''' '''''' .:::::| ....│
│ .|（○）, ､（○）､::::| .│
│ ＼ ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,.:::::／ .....│
│ ／｀｀ｰﾆ=-'"一´＼ ...│
│ ....│
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│ .....│
│ ／￣￣＼ ....│
│ ／ _ノ ＼ ..│
│ | （ ●）（●） .│
│. | （__人__） 鵺。 ....│
│ | ｀ ⌒´ﾉ お前、このまま俺たちに付いて来んの？ .│
│. | Ｕ } │
│. ヽ } .│
│ ヽ ノ ｍm .....│
│ / ￣￣￣ つﾉ .│
│ | |￣￣￣ .│
│ .....│
│ .....│
│ |＼ ／| ......│
│ |＼＼ ／／| ......│
│ : ,> ｀´￣｀´ < ′ いや、つきまとったりはしないよ。そろそろ…… .│
│. Ｖ Ｖ │
│. i{ ● ● }i ......│
│ 八 ､_,_, 八 .│
│. / 个 . ＿ ＿ . 个 ', │
│ ＿/ il ,' '. li ',＿_ .....│
└────────────────────────────────────
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│ │
│ ＿＿＿＿,i ー- ――-- ､ ....│
│ -＝＝ニ二_,. - | ｀ ヽ ...│
│ ／ ! ::.. ＼ /｀:...イ｀ ､ ....│
│ ／ ／ / ハ ∧:.. i:. ＼::::::::::V::::::::::::＼ .│
│ ／ ,.-/ / / V ! ',＼::.. l_j ヽ:::::::ﾊ:::::::::::::::::＼ │
│ ／,. ´ / / |: / ', ', ヽ ＼::.. ヽ ヽ::::::',::::::::::::::／ .│
│ ／ ／/ i :| / ヽ:', ヽ_ ,.＼-‐ ﾄ !::::::',:::::／ │
│ /:::/ i | ‐/‐V- ., ヽ'´ ヽ_,,.-X::. i::ヽ':::::::i/ ...│
│ ｀ﾞ,' l | :/ ―- '"_rｵ示斤 :l::::/￣li ちょっと待ってみんな。 .....│
│ i:. ハ | :∧<f代テミ ,イ/::::i } ﾘ ヽ::. |/.:: l', .│
│ { /|::::i l i :ﾊ k i:::: } ﾄ y‐ j ri }.:: |:i なんか「万事解決」みたいな ....│
│ |:/ ｀∧ |! :| i 辷 ﾝ ヽ廴ン / l |::.: ! l 雰囲気になってるけど、 .....│
│ ! i ﾊ |ヽl """ _,| |:.::. ,' | ぜんぜんそんなことないわよね？ ...│
│ j ヽ :|:./! '"" ｲ￣:/|!::.:: /.::. l .│
│ ｌ ::.::.ヽ／/ ､ ―-―‐ ィ´ /::／.::.:: /.::.::. ! ...│
│ | ::.::./ / ｀ﾞ ‐-‐ ´ l /／ /:|::.::. l │
│ | ::.::.ヽ ゝ"´} _ ＿/ ヽ/ ,.ハ::l::.::.: | ......│
│ | ::.::::{ '"´ }´∥ / ,.< i:l::.::.: } ..│
│ | :.::.:il ／ ヽ }∥ / ,..< ＼ l|::.::.: | ......│
│ | .::.{ ヽ へ }∥ / ／ﾘﾘ il::.:: ! ......│
│ l ::.i 入 |l‐--= -‐/ /≦i､/ |::. / │
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│: .. ... .:. :.: . .....ハ __:;__.;;: ..│
│:,.,;:.,;:. ..... l. i ／ / .. ..│
│ .... ''""''.| i ／ /..:.,;:.:. │
│ :;,.,;:., :,;:,.:.:, ..ﾞ、 !_/ ／....... ...│
│.:.:..:.;:.;; .,. -￢ゝ/ﾞ!-‐く- ､. .... │
│ .／ /／ i |｀:､ ヾ:､`ヽ、 Xが誰なのかわかってないんだから、 ..│
│ ./ " | i ! | iﾞ､ ヽ ヽ また巻き戻しされたらどうなるか分からないよ？ .│
│ .,' l｜ｲ｜| i`ヽ', .::. ｀､ .│
│ ..! i;! ｉ l ! Ｖi,:::::. iヽ:､ .│
│ .l l ∪ ｜┃ .ﾘ ┃ヾ!::::::. ! ヾ:、 .│
│ .| ::ｉ i!┃ ┃ l:::::::::: | │
│ .l ::::i. l __ V::::::: | │
│ ..! :::ハ ! `′ /::;:::::::l ......│
│ .i.::;ﾞｰﾍ:ﾄ、 l. _,,..イﾊ::ﾊ:::::l ...│
│ .∨ﾞ:､:::`::ヽ ! 下､::::/|:/ '′l:/ ....│
│ ヾУ ヽ! _｣_ﾞく ′ ′ │
│ .,:' ﾞ:、 | ヽ .│
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│ /:／ - ￣ ハ ` ‐ ､ヽ !, │
│ Y .／／ ／ / |:i ＼､ i .│
│ ／ｰ-､／､_ :／ ', i i,.ﾍ ', ヽ:i| ......│
│ r―´ ´ ／ i /: ト ､ i:ﾍ ......│
│ ノ ﾍ | ,.ｨ i `ー ､ i .│
│ i ,.イ / ﾊi,|//| i ` .....│
│ / i ﾊ i / i|`ー- | ……いや、対策はある。 .....│
│ 'i i ﾊ ト! ｨ:ﾊ i ハ ﾉｲ / i 仮に爆発直前まで時間を戻したとしても、 ...│
│ ﾊ/| |iL__V`'くﾊﾊ |ｲハ :i ダディさんが被害を消去すればいいだけの話だ。 ....│
│ / V＼ﾄ卞乏`ﾐヾ` ー-=≠―| ./ │
│ ／ | :ﾄ､ゞ､:.:.:´彡 i えzｩ‐ラ/:/ / 鵺の言葉を信じる限り、 .....│
│ ／ :/| /iト-=;,;_i' ` ‘/ｲi ｲ ／ 時間を巻き戻しても能力は消えないらしいからな。 ....│
│- ´ / :/ | i :ﾍヾ､;,/ ／ｲ//ｲ |ﾊ │
│ / /,.ｲ :/ :||;ﾍ=:{ ＿`´_ ／ｲ|i | i ..│
│ ／ .:ﾉ´./:/ |:|:i,:＼{ `ー- ` ,.ｲ: `| i | i ....│
│／_ -／ // /:|:i:',: ＼ ` ,. イi;:/:. | l ﾄ､ │
│ﾆ -/ :/´ :/ ＼:i,. ` ´ i:;ハ: | :l | ヽ │
│.:／ /´ / `! / ヽ | i:l ﾍ ....│
│ ..│
│ ..│
└───────────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────────┐
│ ....│
│ ....│
│ ／ ／ ヽ ＼ │
│ ノ , '/ ' ヽ ､ ヽ │
│ 〃 {八人 八ﾊ人ﾊ ｌ .| ...│
│ 人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人 今度は、ダディさんが狙われませんか？ │
│ 从 ﾘ<●> <●> 从|ﾉ从 また六時頃まで巻き戻して、襲ってくるかも…… ......│
│ 从 ﾘ ゞ≠ ゞ≠ 从|ﾉ从 ......│
│ |ﾍ -－ | |/ │
│ ﾚ/⌒l,､ __, イァﾚ .│
│ . / /::|三/::/／ ヽ ......│
│ . | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, │
└──────────────────────────────────────────┘
┌────────────────┐
│ .│
│ /＼＿＿_／ヽ .│
│ ／'''''' u '''''':::::::＼ ..│
│ . |（●）, ､（●）､.:| えっ │
│ | ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, u:::| .....│
│. | u ｀-=ﾆ=- ' .u::::| .│
│ ＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／ ....│
│ .│
│ .│
└────────────────┘
┌───────────────────────────────────────────┐
│ ..│
│ , rr-―- 、 .....│
│ {_,-―- 、 ＼ .│
│ ／/ 、 ' ､ ヽ │
│ / .へ ＼ } ...│
│ ,ィ´ ゝ .、 i ｀ ＼ ..│
│ { / n,ﾍ}从 | i. |介__} } ....│
│ ヽ { (( jﾉﾉ,斗- | |.c) i ....│
│ ヽ从ｨtｊ f=ﾂ，| |ｿi ! ...│
│ |ミｿ_ .j| i || ＼ ＼ 時間を長時間巻き戻すのなら、 .│
│ | ヽ － ﾉ.| i |ﾄ 、.＼ ＼ こちらとしても望むところだ。 ..│
│ __| | i.｀_- < .| |/ ｀ー--┴- 、 校舎を封鎖して、不発弾を撤去させたらいい。 ....│
│ / . | | } / ﾉ ./ / | ...│
│ ｊ ﾉ /./ .{ ( {. | ......│
│ ノ { .' / |ミ;. /＼ヽ、 | .....│
│ ( ｀、.} |;／. ＼ヽ | .│
│ ノ / (/ ｿ | .│
│ / ｛ | | ....│
│ / ヾC | | │
│ ／ ゝ、 C | | │
│／ く＼／ } ｃ 丿 ＿ ｜ │
│ ,.＼＼.ク ー-- 、.,__,.. -‐ '''""~ | │
│―――― ,ｨ｀／,― ＼.、 ノ― ...│
│ ｀ゝゝ し⊂二______）}＼ __,,.. -‐ '''" │
└───────────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────────┐
│ ....│
│ ....│
│ / ./ヾゝi|i///} ＼ ..│
│ | i ./ , /、＼ ||///;| , } ＼ │
│ / , | | , /| ./;. /／| / ｝ .│
│ ｛,、 / . | || .|| |/;;;;|/::: " | /i / │
│ | .ﾄ、 | |.|.|.ヽ|ー―- 、 ＿__|_./_.| | i ＼ ....│
│ ＼| . ﾄ 、. | ﾘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ´ .|/ /／| ｜ 、 ） .│
│ | /＼ .| ＼|__,. =＝=.._;;;;;;;; ＿＿＿" /／| /ヽ/ │
│ /{ b,. ｿ＼从;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ｨ (。) ヽ ." / , / 不発弾がなくなったら、 │
│ / ＼{ ＼＼|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ⌒"'ー｡ / .／ ／| ダディを殺す必要は │
│ ／{ |＼ ミ=‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / ‐=彡" /／| ｜ なくなってしまう。 ...│
│. ／ |i | ソ;;;;;;;;;;;;;;;;;; 、 , ／ .／|ノ .|. | ...│
│ ／ ／|i | ∧;;;;;;;;;;; ‐=彡／ .|| | | .│
│ ( ´ .| | ' ∧;;;;;;;; ー- ..,,____ , / |.| |. | │
│ ゝ .| | .| ;;;;;;;;; __ ￣ ／ | | | .| .....│
│ / .i| | | | ＼;;;; ／/ .| .| ﾄ.、|＼ │
│ { |.| | | | ＼ "// i | | | ＼ ＼ .│
│ | / | | | | 、 ,,.. '" /| { | | | ﾄ、 .＼ ＼ .│
│./ / || | | | ｀ ´ / | | ﾉ | | | .＼ ＼ ＼ .│
└──────────────────────────────────────────┘
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│ .│
│ .│
│ /＼＿＿_／ヽ .│
│ ／ :::::::＼ ..│
│ .| Ｕ.::::| ...│
│ | '''''' '''''' .:::::| ホッ .│
│ .|（ー）, ､（●）､::::| │
│ ＼ ,,ﾉ(､_, )ヽ､,,.:::::／ │
│ ／｀｀ｰﾆ=-'"一´＼ │
│ .│
└─────────────────┘
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│ │
│ │
│ │
│ 〃〃 ヾ ヽ いずれにせよ、Ｘが我々に対して持っていた、 .│
│ ,ﾚ''¨¨爪|¨¨｀ヽｰﾄ| 「不発弾と大統領たちの訪問をＸだけが知っている」 .│
│ ﾄｧｰ⌒ヽ__ﾙ | ﾊ ﾊ │
│ rｰZ ⌒ ´∧/ヽへへ}､__ という最大のアドバンテージは失われてしまった。 .....│
│ ｿ'〃／ 从/ｨ ヽ .│
│ /从（ /从（ｿ | |. | | ､./ 今後、同じ状況を引き起こさせはしない。 .....│
│ ／ | ,ｲ.xtｯ≧ ﾒﾑ_ﾉ ﾉ .ﾉ| 私の意地にかけてもな。 .│
│ __z-ｰ=彡.| |ﾐミミ ｲ .tｫｲ___／lﾊ │
│ rzｲ// ノ ｲ| ﾚ' 〉ﾐ. ｣ 彡'iii, l | ヽ､ ......│
│ （〃{/ ,,彡ｲ /／ .ﾑ＜二二ﾆｱ |＼ ,| ﾊー-､ ...│
│ ﾙ ＜ |// -ｰヾz:::::. | ＞- ､ ヽ ヽ ..│
│ r＜ ,ﾉ./ イ´ / .| ｀＞ ､.| ...│
│ | ＼ ,ﾘ| ／ / l |ヽ ＞､ .....│
│ | ＼ ､. ノ/ rｰｲヽ ´￣j | | 〉 / ..│
│ ﾑ ﾐｿ （ ∧ /ミゝ （{ | ヽ / .│
│ {∧ 人 ｀￣￣ヽ , 人 l l 〉 /ヽ ...│
│ | ∧ / ＼＿ []/|＼i| ／ 川 ﾘ / 〉 │
│ │
└──────────────────────────────────────────────┘
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│ 入 ヽ,､/ _ ノ丶、 ......│
│ , ' ,≧＝ー‐ー＜ ＼: : ＼ .│
│ ／: : : : ＾: : : : /∧: :|: : ｀丶､V: : :＼ .│
│ ／: : :／: : : /: :.// | |: :ﾄ: : : : :.ｌ |: : : : 丶 でも…… ...│
│. /: /: :/: : : : /: :,ｲ:厂「ヽ :|ヽ: : : :| |: : :.|: : ヽ もう不発弾は爆発しないにしても、 ..│
│ /: :/: :/: :丶､」:_/ |/ | ヽ| ＼_」,レ: :.|: : : } Ｘはこれからも悪いこと、し放題ですよね。 ...│
│ /:,イ: : f: /: : /|∠ﾆﾋ | ｀ヽニ_､､V: : : |:|: : | ......│
│ ／ /: : :|:ｲ: : /,ｨ'ぅｆヽ 'う'ヾ､ｊ: : : :|:|: : | ......│
│ |: : :.|ﾊ: : ｊ《 込しｌ} 込しｌ}ヾ: : :.|ｊ: ,: | ......│
│ |: : :i|::ゝ∧ 弋ｔｼﾉ 弋ｔｼﾉ |: : :∧λ| .│
│ |: :∧:ヽﾉ ヽ ,,゛" ' ゛" /: :/ノ:ハｊ │
│ ',:.,' 丶:｀┬ヽ、 ‐-‐ ノ: :/ｲ:〈 │
│ V /ヽ: :|:A:ﾉV‐- ､ ｨ-‐=ﾌ |:.//|:/＼ .│
│ ＼ >'⌒く ‐＜' '＞‐ 〉/‐ﾍ」ﾍ／ ..│
│ / ＼ ＼／ ／'＾ } │
│. { ､ ヽ、 ／ / | ...│
│. ヽ ヽ ｀￣ / ﾉ .│
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│ ......│
│ _,....----､,,...,, │
│ r‐''"彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ ..│
│. ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡;;;;;;;;;;;;;ミ、＼ │
│ .ﾉ;;;ノ;;;;;;;ﾉ;;;;;;;;;;;／;;;;;ﾄ;;;;ﾐ;;;;;ミ;;;;;＼ ...│
│ /;;;;;;;;;彡／,;;;;;;;彡ﾉ/ 入､ﾐ;;;;;;;;;ミ;;;;ヽ. .....│
│ /;;;;;;::-＜彡ノ彡" ノ./´. ＼＼ ﾐ;;;;;;;;;i まあ、それはそうだな。 ...│
│ /;;.／ ｀ヽ､ ´ /r i／´｀ ｀ ＼;;;;;} 今回みたいな大それたことは難しいだろうが、 ....│
│ .り ､≦二ミ、＼ ,ノ´ / 彡ニミ,ｒ ヽ|_ 盗みだって殺しだって、いくらでもできそうだ。 ..│
│.. ﾉ｀Y ＼,,_○ ,i ,!{ ノ i､○__ノ i ヽ │
│ .|(.i |｀''-.,,..,.￣ ,.,..ﾉ.ﾉ （ ￣ ﾉヽ| ..│
│ ヾ iヽ,, ´>.く ,‐､ .ﾉ‐、 ／|ｒ.ｲ │
│ ,-ﾉiゝi ｀ヽ、ii. ｀‐（___）-' ／ く|ﾉ ﾄ--、__ ....│
│‐'"/::::| .人 X ,丶し‐、 i´! ノ .|: ＼＼ ....│
│´イ:::::ヽ ｀ヽ ｀ -く-'ﾆﾆヽ＞ ／´ /:::::::∧ ......│
│./:|:::::::::｀、 入,,_ ＞--く .ノ´ ／:::::::::::i::::i .│
│.|::.|::::::::::::＼ .ﾍ､. ´ }} ,r´r ／:::::::::::::::/:::: .│
│i::::i::::::::::::::::::ヽ､._ ＼''-､,,,,,..ゞ ‐'.／,.r''´::::::::::::::::::/:::::i ..│
│ヽ::ヽ,::::::::::::::::::::::~"''‐- ::: ,,.ノｒ''"::::::::::::::::::::::::/:::::/ │
│ ヽ::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::イ｀''''"ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::/ .....│
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│ ＿＿＿＿| 〉 ......│
│ ＿＿＞ ―＜ .....│
│ ＞ ／ / ＼ ...│
│ ／ / / ＼＿ .│
│ ／ / ／|/ く⌒ ...│
│ ￣/ ｜＼＿ ､_|_／ ＼ その度に時間が巻き戻されて、 .│
│. / /｜/＿,,| 八Λ| | ＼厂 僕たちは右往左往させられるのか…… ......│
│ / / ┬─| | /──|／ | く .│
│ ￣| 八/V;;;;ﾉΛ/ Ｖ;;;;ノ Λ| 乙 .│
│ |/| 〈 ￣ ￣ ｕ|/[||┘ .....│
│ |ィ个=-- ´ ┬=≦ﾆ〉 │
│ |ノ〈ニニニニニ〈 ...│
│. ／〉ニニニ／￣ ＼ .│
│ ／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.| │
│ .....│
│ .....│
│ .....│
└────────────────────────────────────┘
-‐-
/ ‘，
| ‐- -‐ | ……
|（●） （●）|
ｌ (__人__) |
‘． ｀⌒´ /
-=／^iｰ―／/ﾊ=-
,. -=:i＞―ｭ /ヘ/ /ｉ|:i:i:i:≧ｘ
):i:i／ 卩ilil彡 /:i:|:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ〉
厂:iく ＿孑'ilil /:∠__i:i:i:i:i /7
／:i:i:i:ｉ:ｉ|_〉:<:i:i:i:i,ilill ./:i:i:i／:i:i:i:i/:〈
／￣￣￣￣＼
,' ＼ _,, 鵺、答えられる範囲で教えてもらえるか。
i ヽ,_ | ｌ;ｌ
!,_ノ、 （● ） .| ＿,_,|,|_, 別の時間軸のお前がＸに与えた、時間巻き戻し能力だけどさ。
（●） | .ト-=y 丶
! （__人__） ,,| ヽ `ｉ,￣‐^ｌ
', | ヾ~ ` i,
', ／ | ヽ、 ;ｉ,
＼r‐- _／ y,ｿﾄ,,_. ヽ、 ;ｉ,
,/r-'"j ／ ／ ｉｉ, `ヽ､-x,,゜r ;ｉ
,,／'/__.L、 ／ヾ、"ｉ `ヽ `;ｉ ｉ,
,／ /_ｉｰﾍ,ヽ､ , ／ｉ" ヽ、 ｉ `、'ｉ ｉヽ、
┌───────────────────────────────────────────┐
│・巻き戻し可能な時間は最大二十四時間 ...│
│ ..│
│ ・巻き戻し直後、再度巻き戻しを使用するには三時間のチャージが必要 │
│ ..│
│ ・巻き戻しを認識できるのは、巻き戻しを行った犯人（X）と、最初に設定された七名（認識者）のみ │
└───────────────────────────────────────────┘
, -- 、
. / ヽ
| ⌒ ─ これにプラスして、
l (＞ ●) 「最初の六月一日はＸしか記憶できない」
| （__人__) ってところまで
| i 俺達は把握してるんだが……
rｰ} ヽ /
ﾉ... ＼ﾞ ￣｢ｰ.､ その他に、付け加える機能はあるか？
ｎ ＜´＼ ,ｲヽ 弋 ,ﾍ
| | V 〈:::::〉 Vｰ､
ﾉ .ュ、 l::::! l
. /{ ..ﾆjィ} ｌ::::l !
/ | ﾉ丿 !:::::ｌ .|
／ .:/
／ ＿＿__ .::/
／ VＺﾆ=-＞──- ,._＿__ ……たとえばどんな機能かな？
/ ア^／ r＝=≧:､
.: / / ● ｀ヾ二ア… 、
| .′ :. ● ｉ:. Y´ ＼
ｌ ,.-=#==ｘi＼ `^ｰ' .::从 | '.
. ＼`ｰ=i {ゝ::≧ｧ---‐r＜/_＿ｌ__:::::. }
¨¨ | 人¨¨ :′ Vく{「￣ 「_≫:::. /
| 。 ｡ ﾟヽ i ＼j ＼ヾ:::: ′
ｌ ﾄ､ |`ﾇ | ｕ し ヽ。､｡､ﾟ＼:／
, -- 、
. / ヽ
| ─ ─ 能力者自身が死亡した後でも、
l -- --| 予め設定しておけば、
| (__人__) 時間が巻き戻される予約機能とか。
| i
rｰ} ヽ /
ﾉ... ＼ﾞ ￣｢ｰ.､
,ｨ´ ＼ ,ｲヽ 弋 ,ﾍ
,,イ V 〈:::::〉 Vｰ､
/ l::::! l
. / ｌ::::l !
/ .!:::::ｌ .|
ﾘr､ /´| , }-{ ,r-,
| ヽ＼ ,.}__,. --<r /__ |､
|／ >'´ ｀ヽ ヽ V あー、それは無理。
/ / ● ● ヽヽ 僕の力では実装できない機能だね。
/ /i } .
/ / | )-'´｀´ ,/
/ | ヽ ノ l
/ | i｀ー-, -r‐'´ ﾞ､
__,/__,,/>,|/,>_,..{ ,/| , ヽ ,
´￣ ￣￣/ ヾ_,>,|. / ,. ヽ r,.
―――--､' ヾ_t,'´ ／ ヽ
〉 ＼＼ ｀ヽ／ ／::::::::::::::::/
/´￣￣ ／:::::::::::::::::::/ というより、僕と同系統の魔性で、
/ ヽ::::::::::::/ 僕より力の強い存在と契約したとしても、
./ :::::::/ 巻き戻しの予約設定は不可能だろうね。
/ V
./ /v⌒; i 僕達のような存在が授けることができる
/ 弋__ン /⌒; | 能力は、人間の意志がベースになっているから。
,′ 辷ン ∧
/ .＼ / ',
＼ 、 / ',
＞ ー 'ヽ __ﾉ ／ ',
／ ≧ｭ ．. ＜| ',
／ ｀ ￣￣ ´ i} i
_, -‐ ￣ ‐=ﾆ=-
／￣￣￣＼ _, -‐ ￣‐=ﾆ二ﾆ=- _, -‐ ￣
/ ヽ ,〜'_, -‐ ￣`ｰ-----― '
/ 丶 _,〜'_ｯ'-
| _ノ （ ●） .厂
i （ ●） ! .⊃ 意志？
| （__人_） /〉
／∧ ,.<))／´二//⊃
／ : | ヽ / ／ '‐､二ﾆ⊃`
, -‐'´: : : : :l 丶ｌ ´ヽ〉: : : : ＼
／: : : : : : : : :| ／_/ __人〉｜: : : : :|
｢ヾ: : : : : : : : : :l_／:_/ヽ. /´ | : : : : :|
〈＼ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ｰ'〉 |＿| ｜: : : : :|
!: : :ミヽ: : :／ `ｙ′.: ',ゝ､_/ l: : : : : :|
! ⌒ヽ: : : :.ヾ／: :／/: : : :| l: : : : : :|
君達人間の心には、
|＼ ／| 君達が評価している以上に強大なポテンシャルが
|＼＼ ／／| 備わっている。
: ,> ｀´￣｀´ < ′
. Ｖ Ｖ 僕達魔性は、その意志の力にブーストをかけてあげている
. i{ ● ● }i だけなんだよ。
八 ､_,_, 八
. / 个 . ＿ ＿ . 个 ',
＿/ il ,' '. li ',＿_
', ';:.:.:.:.:.＼ ／.:.:.:.:.:;' ,'
', ';:.:.:.:. ／ ＼ .:.:.:.:;' ,' つまり、「意志」の主体が存在しなくなったら
, ´￣∨.:.:／ ＼:.:.∨￣｀ 与えた能力も働く余地はない。
／ .: :. ＼
. ; ' / ': 丶: . 死んでしまったら、意志も何もないだろう？
. : / ; , .::;;;;::. 、 , .::;;;;::. 、 ; ヽ: .
.:.:.:/ ｉ: ｲ .;'⌒しﾊ ｲ .;'⌒しﾊ .:ｉ ':.:.:. だから死後に能力は発動しない。
:.:/ :|:. 人:ヽ...ノ.:ﾉ 人:ヽ...ノ.:ﾉ .:|: ':.:
/ :.|:. ｀''ｰ ´ ｀''ｰ ´ :|.: '
.:.:.|;: .:;|.:.:.
.:.:.:.ｌｌ:. .:ｌｌ.:.:.:.
.:.:.:.:八: . . :八:.:.:.:.
.:.:.:./.:.:..＼: . 'ｰ‐'＾'ｰ‐' . :／.:.:.ヽ:.:.:.:.
.:.:.:/.:.:.:.:.:.:. ＼ : : . . . . : : ／ .:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.
／￣ ￣＼
／ ＼ すると、別時間軸の鵺が
| | Ｘに与えた能力は、
| | 夢の中で鵺が説明していた話の内容以上の
| -ー" `ー- ものはないと考えていいのかな。
ｨli (ー) （ー）}ヽ
／/ ', ! l ｌ｀- ,
／ l " ' , （_人_ ） / l ｀ - ..
／ / λ ＼ ⌒ ／," .l ｀.
／ {,.ノ ^ ', ｀ ｒ-_/" `!_,ｊ `;,
/ ` ヾ {二; ヾ / ,
/ ヽ } {k ', / l
/ Y ﾍ / ゝ `;, / l
l l ヽi ヽ ｀ -y イ {
/ i l ＼ ｀`-- }
それとも別のやり方でXの能力を防ぐのか？
ない夫がそろそろ本気出しそうな予感
｝ ｀丶
｢ ＼ ＿＿ -┴ ｧ ＼ そうだね。
´ / ヽ 「能力の行使に関する限り」
＼ __ く／ 君達が夢の中で聞いた話以上のものは
∨ __ '⌒ Ｙ ｝ 隠れていないはずだよ。
_|{ '⌒ r:‐ﾍ 八 ,′
／ 八 ､:::ノ ｲ 丶. /
⌒＼/ , / ｰｧ Ｔ´ { ＼／＼
（ （⌒>く.／ / . : / ',: :ヽ 〈） ）
＼{／ : : :/ : : / ヽ-ﾍ . : : ／／､
／＼＼＿∧: : ,′| ｉ ｉ | ∨∧／／ : : :＼＿_
（＿ﾟ: :｡ ーｧ‐' : ; | | | | ー‐く: : : : :｡: ﾟ : _ノ
/ . : : ｡人: : :.:! | | | | ＼: ｡ : : : :）
（_／{:_:/ ＼:｛. { ,' ﾉ ＼_ﾉ￣
￣> ＼)（／ く
／ ／￣￣￣＼ ＼
'ー‐ ー‐'
-‐-
/ ‘，
| ‐- -‐ | すまない。参考になっただろ。
|（●） （●）|
ｌ (__人__) |
‘． ｀⌒´ /
-=／^iｰ―／/ﾊ=-
,. -=:i＞―ｭ /ヘ/ /ｉ|:i:i:i:≧ｘ
):i:i／ 卩ilil彡 /:i:|:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:ｉ〉
厂:iく ＿孑'ilil /:∠__i:i:i:i:i /7
／:i:i:i:ｉ:ｉ|_〉:<:i:i:i:i,ilill ./:i:i:i／:i:i:i:i/:〈
r'ｰ'´｀ｰ// ｀ｰ ､
ﾉ｀（', ',l | /／―-｀ヽ
}ミﾐ{',ヾ冖ヽ＼｀ヽ￣｀ ,
<／/ /l i ヽ' , ﾉ｀ｰ'⌒｀ヽ
／/l| ,' l |ヽ,rｰ'｀ヽ ＼ ソ ヽ （なるほど、意志の力か）
l_/ノ｀ヽｰ ､/｀ヽ＼i ヽ',ヽヽ /＼
l´ ,Y /ﾉ ,ヽl/', l / .l i ヽ .}ヽY （これは耳寄りな情報だ）
r' i ﾉv' { {ﾞﾞ ｀´ヽlﾉl / /l // }',l,
.}Yl 丶 ,､lヽl ', ､ lﾌj/}/_ﾉl/l//l l }',
lﾉﾘ､ ､ x 乂三､ヽ ./イ(･)ゝﾉ|/l |';|ﾍ （つまりＸから、意志を奪ってしまえば……）
｀ヽﾍヾゝ rt･ﾁゞ ｰ '・ ／/l|l |i ﾍ
,r‐――＝＝＝｀ヽミゝ=彡( l / | ｌ |.l lﾍ
､└l i' l ＼彡ﾐ ' ﾊl.| .| | ',;ﾍｰ-､
冫､__,ンゝﾉ ./ l> /l､ミヾ ,rt‐､ ハ|l ｉl ﾉ ﾍ/＼
´ゝ_ ∠_ノ ／ /ノl |l lヘ/ﾐ/｀ ／ .| l、ヽ ＼
.｀￣´ {／￣ヽゝlﾉ;;;;´/ﾐ/｀ー' .| l ゝ _ノ;;;ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|ﾘ /|;;;;;/ﾐ/ヽ .ﾉ ハ|;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;j'/ l.|;;;;｀ﾞﾞ',ミﾘ＼ / l .|､;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾉ /.ﾉ;;;;;;;;;;;;;ヽ彡 ヽ { i ＼ .｀ヽ;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ｀ヽ ヽ };;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／ //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼ﾐ ', } ,r´;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;{ < ./ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ',/／／;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾉ j |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼／;;;;;;;;;;;;;;;;;;
鵺め、これまた何か裏がありそうな言い回しをしてくるなぁ
┌──────────────────────────────┐
│ ......│
│ ／￣￣＼ │
│ ／ ─ ─＼ .....│
│ | （○）（○）| .│
│ . |. （__人__） .| …… │
│ | ｀ ⌒´ ﾉ ...│
│ . |. .} .│
│ . ヽ } ....│
│ / ヽ ノヽ .....│
│./ / ∩ノ ⊃| | │
│( ＼ ／ ＿ノ | | .│
│.＼ “ ／＿＿| | .│
│ . ＼ ／＿＿＿ ／ ...│
│ ......│
│ ......│
│ ......│
│ ／￣￣＼ .....│
│ ／ _ノ ＼ ...│
│ | （ ─）（●） ..│
│ | （__人__） 校長、ちょっと教えてもらえませんか。 │
│. | ﾉ .│
│ | ∩ ノ ⊃ .│
│ ／ .／ ＿ノ .│
│ (. ＼ ／ .／_ノ │ ..│
│ ＼ “ ／_＿_| | ..│
│. ＼／ ＿＿＿ / │
└──────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────┐
│ .│
│ ／￣￣＼ │
│ ／ _ノ ＼ .....│
│ | （ 一）（●） ....│
│ | （__人__） 今回の周回で、警備員さんを │
│ | ｀⌒´ﾉ 各務原の家へ向かわせましたよね。 .│
│ | ,.<))／´二⊃ ....│
│ ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃ そのとき、家宅捜索はしてますか？ .│
│ ヽ､ｌ ´ヽ〉 ..│
│ ,-/ __人〉 │
│ / ./. / ＼ .│
│ | / / i ＼ │
│ |" / | > ) .│
│ ヽ／ とヽ / .....│
│ | そ ﾉ .....│
└─────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────┐
│ , rr-―- 、 .│
│ {_,-―- 、 ＼ │
│ ／/ 、 ' ､ ヽ .│
│ / .へ ＼ } 各務原が錯乱状態だったからな。 .│
│ ,ィ´ ゝ .、 i ｀ ＼ 引き出しを開けたりまではしていない。 .│
│ { / n,ﾍ}从 | i. |介__} } 一応、屋内の撮影はしておいたが。 .....│
│ ヽ { (( jﾉﾉ,斗- | |.c) i │
│ ヽ从ｨtｊ f=ﾂ，| |ｿi ! ......│
│ |ミｿ_ .j| i || ＼ ＼ ..│
│ | ヽ － ﾉ.| i |ﾄ 、.＼ ＼ │
│ __| | i.｀_- < .| |/ ｀ー--┴- 、 .│
│ / . | | } / ﾉ ./ / | ......│
│ ｊ ﾉ /./ .{ ( {. | │
│ ノ { .' / |ミ;. /＼ヽ、 | .│
│ ( ｀、.} |;／. ＼ヽ | ....│
│ ノ / (/ ｿ | │
│ / ｛ | | │
│ / ヾC | | ...│
│ ／ ゝ、 C | | ...│
│／ く＼／ } ｃ 丿 ＿ ｜ .│
│ ,.＼＼.ク ー-- 、.,__,.. -‐ '''""~ | ...│
│―――― ,ｨ｀／,― ＼.、 ノ― ......│
│ ｀ゝゝ し⊂二______）}＼ __,,.. -‐ '''" ...│
└────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────┐
│ .│
│ ／￣￣＼ │
│／ _ノ .ヽ、＼ 各務原のスマホは見つかりましたか？ │
│ （●）（●） | ......│
│| （__人__） .| ..│
│| . '´ｎ｀' .ﾉ ...│
│ ヽ . | | } │
│ ヽ.. ﾉ .ュノ │
│ / { ..ﾆj､ ...│
│ |. | "ﾂ ＼ .│
│ |. | .l |ヽ、二⌒) │
└───────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────────┐
│ .│
│ _,,. -─- .＝= -,..-‐､ ..│
│ . _,厶-ク ＼v｀ヽ＼´- ヽ ああ、彼女を保護したので、 │
│ ／ / ,ハ ﾊ ﾊ } 一緒に保健室で保管している。 │
│ / /ｲ /ヽﾍ/r､_},ﾊ // ヽ .....│
│ {ｲ /!仏ﾑﾍ/ ｀ｿｲ ﾘi // | 何度かご家族らしい名前から ......│
│ Vi ﾊ ● ●．^ヾｲ} ﾘ| | 電話がかかって来たが、無視しているよ。 .│
│ ﾊ/||ミ彡》､_,､_, /// / |ﾉ| | | │
│ ＼ﾄゞﾐゞ ヽ._） / | ｝ | | │
│ | |＞ ｧr‐七⌒ | |リ | | .│
│ | |/ {メ^く_/ | |ヽ | | .│
│ | ﾄ /:∧∨ 〉 | ﾄ | | │
└────────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ ......│
│ | （ ー）（ー） ひょっとしてですけど、 .│
│ .| （__人__） ......│
│ / ｀ ⌒´ﾉ スマホは「二台」あったりしませんか。 .│
│ ／ ヽ ⊂二二￣＼ ......│
│ ／ ＼ ⊂、' ヽ .....│
│ / ＼＿, ｀7 / │
│ / へ ＼ !/ / ..│
│ | ＼ Υ / │
│ │
└──────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────────────┐
│ │
│ ,-'´ ￣i┴∧ /^＼ ｀‐､ ..│
│ ／/／__／ i ヽ V／l ＼＼ ', ヽ ......│
│ / r┴' / / ｀∧ /^＼＜￣ヾヘ ヽ その通りだ。 │
│ / ／／ / / ,、∨,、 ＼ヽ ＼＼ ＼ よくわかったな。 │
│ / ∠..ノ / / / ∧ヽ|/∧ヽ ヽ＼ ヽ ヽ ゝ │
│ l r' / ,' / /l /´｀"ﾞ｀´ ', ! ､ ', ヽi ヽ 一台は廉価版。 │
│ / | { l ﾘ ,' 从 ﾘ | 〉 } }l i .│
│ l ﾚﾍ | ＼斗-一- ー十-L_／ ｌ } | | もう一台はそれなりに高性能なものだった。 ..│
│ l l ヽﾄ､ 弋 ‐t-iｰ､ ,､t-ヵ‐､ | l ∧ ｌ l .│
│ ＼ヽ.| ll ｀ ‐-┘ ゝｰ '´･ｊ/ l / | まあ、珍しい話でもないが。 ...│
│ / i .l l.l Z?栢c7 // / i .│
│ / ､l l l i', ﾐ彡彡{ , /!ｲ/ / ヽ .│
│ /l l l l l ヽﾏ三彡7 /|ス//」 |l .│
│ l l l .l l l l＼辷/ ー - ／l | l | i │
│ / l l ,'l l l |ll l ｀‐､ _,イ l l l ｌ ヽ 丶、 .....│
│ ／. l ,',' l |l |ll. l ｰ-‐ ´ | l |l |l | ｌ ｌ ＼ ＼ ..│
│ r .l l /,',','. l l |ll ゞ:.:彡 -､ |l l |l l| ｌ ｌ | 〉 〉 ...│
└────────────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────────────┐
│ │
│ ―― ､ │
│ ／ 〉 ´ ＼ .│
│ ／ ／' __ ノ ゝ.__ ヽ （各務原を残して、他の家族はそれぞれ旅行に出かけてるって ..│
│ / /／〉 ( ー) (ー ) ｌ 話だからな） ....│
│ ｌ ´ イｌ (___人___) ｌ │
│. ｌ ｉYｌ ｀ ⌒ ´ ｌ （万が一のために、もう一台もたせてあるってところか？） │
│. / ﾊ !.! ! ...│
│. / / ' ヽ / （だが、問題はそこじゃない） │
│ ｌ ／/ ､ゝ ／ ヽ_ ...│
│ ´｀ ー‐ '｀./ ｀ー､ ,－´ / ＼ .│
│. ｉ ｉｉ / ｀:.ｉ ｉ´ヽ. / ｀ ､ ......│
│. , 'ｌ ｌ.! / ｌ ! ﾊ / ＼ ....│
│ / ,:| | ヽ/ !＿' V , , ヽ .....│
│. / / ｌ | /:.:.:.:ヽ / / ／ ｉ .│
│. !/ ! ｌ＼. ｉ:.:.:.:.:.:.ｉ ／ / / ｌ ....│
│ / ! ヽ. !:.:.:.:.:. ! ´ ! / ! ...│
│ │
│ │
│ │
│ │
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ ノ ＼ ＼ ......│
│ | （●）（●） | うちの学校の学内構成員用メールアプリって、 ....│
│ . | （__人__） | 多分、複数のスマホで使ったりできない設定ですよね。 .│
│ | ｀ ⌒´ ﾉ 防犯とかのために。 │
│ . | } ....│
│ . ヽ } お手数ですけど、どっちのスマホにインストールされてるか .....│
│ /⌒ ー‐ ｨ ヽ 教えてもらえませんか。 │
│ / ,⊆ニ_ヽ、 | │
│ / ／ r─--⊃、 | ......│
│ | ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. | │
│ │
│ │
└──────────────────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────────┐
│ ...│
│ ／／ |彡へ .│
│ / , y ／ヽ|/∧ヽ＼ｰ-､ .│
│ ｲ ｲ ﾊ ｲ｀''''''y/爪. | ヽ ﾍ .│
│ .|ﾊ | |=| | } | | | 〉 .│
│ ﾙﾊミヽﾄﾐ{ミﾁ==ｲ ﾑｲ / j { .....│
│ 彡<ﾆ二tﾃﾐミ､ /==ｰﾑｲ / /} ……何か、気付いたようだな。 ....│
│ 彡辷三三ﾂ´ （ﾐ､ 〉彡ｲ j スマホを持ってくるから、少し待っていろ。 .│
│ 彡彡≦ｲ <_tﾃ /／ /' │
│ 彡炎ミrﾁ. r 〉 ｨ彡ﾉﾉ │
│ 三ミﾂ ｲ z彡ｿ' │
│ 彡ｲ ､＿＿＿_ j .│
│ 彡ﾐi ｀ ＜ｨｨｨﾇｲｲﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇ(:::(::) .....│
│ 彡ﾐﾑ ｰ- ､_つ￣￣Z ﾃ￣￣￣ .│
│ ｲ彡f ／| | │
│ 炎彡{ ／| | | ......│
│ ヽ､ｷ}. /| | | | │
│ ＞ ､ ＿＿/| | | | | │
│ ｲ...川川川 | | | | │
│ /:::::::::::::::::| | | | | |ー-- ､＿ ..│
│ /:::::::::::::::::::| | | | | |:::::::::::::::::::: │
└─────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────┐
│ │
│ _,,. -─- .＝= -,..-‐､ ...│
│ . _,厶-ク ＼v｀ヽ＼´- ヽ .│
│ ／ / ,ハ ﾊ ﾊ } │
│ / /ｲ /ヽﾍ/r､_},ﾊ // ヽ 持って来た。この二つだ。 ....│
│ {ｲ /!仏ﾑﾍ/ ｀ｿｲ ﾘi // | ......│
│ Vi ﾊ ● ●．^ヾｲ} ﾘ| | .│
│ ﾊ/||ミ彡》､_,､_, /// / |ﾉ| | | .│
│ ＼ﾄゞﾐゞ ヽ._） / | ｝ | | .│
│ | |＞ ｧr‐七⌒ | |リ | | │
│ | |/ {メ^く_/ | |ヽ | | │
│ | ﾄ /:∧∨ 〉 | ﾄ | | .│
│ │
│ │
│ │
│ r─－‐､ r─－‐､ │
│ | ___ | _| ___ | ..│
│ | 冂| | | 冂| | ..│
│｜ 〒' | ｜ 〒' | .....│
│ | ○○.」 | ｆ,ユ...」 .│
└──────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────────────────┐
│ ...│
│ ...│
│ﾊ /, |ヾ｀ヾ'｀＜三 三／ / , / | ......│
│ ゞ| ﾊ !三 ハ ｀ヽzk / ／ ' j }. / .│
│ /从ﾊ ﾊ ﾄﾊ 三 三>x/ｼヾ-＝彡 ,ｲ彡' ......│
│./ j＼ {＼ ﾊ从 三 三ﾊ ,:' ,: ／´ さっきの質問だが、 .....│
│. , ヾ; ＼ 八三 三 三} i=＝彡'´ メール閲覧用のアプリがインストールされていたのは、 .│
│. ,' iｿ | {ﾐーﾞ 三 三りヾ' : '´ こっちだな。 ......│
│ i i. | iﾊ ﾏ三__三／ ﾏ .│
│ | | i i |ﾊ ﾏ ヾﾉ ﾏ ..│
│ | | | | |ii{＼ﾏ ヽ r─－‐､ │
│ | | | |､ヽ三ゞ. _ =- .ノ | ___ | │
│ | | | | ＞｀ヽ 人。:､｀::.､ ,'´￣ | 冂| | ....│
│ | | | |彡' ｀ヾ :､::.＼__Yj ｜ 〒' | .│
│ | | | | _. シ ... | ○○.」 │
│ ...│
└────────────────────────────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ ......│
│ ／￣￣＼ │
│ ／ ノ ＼ ＼ （やっぱり） .│
│ | （●）（●） | ......│
│ . | （__人__） | │
│ | ｀ ⌒´ ﾉ ...│
│ . | } ...│
│ . ヽ } ....│
│ /⌒ ー‐ ｨ ヽ .....│
│ / ,⊆ニ_ヽ、 | ......│
│ / ／ r─--⊃、 | .....│
│ | ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. | .│
│ ......│
└───────────────────┘
(視聴覚室で、各務原が誰かと電話していたときに使っていた
のは、「メールアプリが入っていない方の」スマホだった）
（俺の予想通りだろ）
,．'" ／ r ｀`'ｰ--､..｡ィ
／ ／ ./ i三ﾆへ￣´
ｲ , ' ' 1 三三ﾆ､
./ ./ﾞ ｜ | 三三ニ.
/ ./ ./ /1 |、 三三ニ＿
／イ / /,Ｘ | .{ |ヽ三三三ニﾆ
,.．'^/ ,′∥ //.x､｀T l. } __V三三=ﾄY
j' i ∥ U .jｲ O }iﾊ ト、 下x､.V三三ﾆﾍ,
{ .| :' / ヽ '′ 'ﾐﾍ ∥Ｏ ）1三ニ ! `'
,ィ^ ー-j .l ≡=｀ヽ.|ヽ '’ l二ニニ
./ .｜ | , ｀ jニニー
{ { .|、 ｕ ´ ￣｀′ /三三ニ
| |､ | ヽ、 ノ} ニ三ニ r─－‐､
〉 V 1. ＼ _,.｡ ≦ 7＝＝== _| ___ |
.' V:、 '､ ,r'^￣ ニ/ニﾆ//'' | 冂| |
{ ヾ'ト､ ヽ／ -- /ー,ィイ1 ｜ 〒' |
ﾍ ＼ `''ヾ=､ ／.ィ^￣ 丁^^''' | ｆ,ユ...」
┌────────────────────────────────────────────────────┐
│ ......│
│ :. {z=＝ゝ｀､'´三 彡､_ ﾘ} ／ /' .| ! │
│ヽ＼ 八三 三 三 三 三{ ァ'´￣彡´｀:' ＜ .j / / ..│
│三｀ー≦ 彡 'ﾞ´￣ 三ヽ､三 ／ ,ｲ 'ﾞ/ '彡 .│
│ 三 ＞'´ 三 三 三 ﾐ､ヾﾊ ´ ＞'´z=＝＝＝＝=ミ彡 イ ……一体、これで何が判るというのだ？ ...│
│三 三 三≧=＝＝=ミ､ 三 了 z彡'´ ,.:＝ﾐ､ ｀ヾ＜__, │
│ 三 ＞'ﾞ´ , -=-､ _ z}= 三 ヾ:::::.. ー=＝＝==等z斗 ｀≧彡 .│
│≧彡' {{ {比'ﾞ´ 三 三{ ＼:::... ｀ーﾐｵ'´ ......│
│ゞミ:.､＿ ,..:＜ 三 三 三 ｲ,' ｀ﾞ' ・ .│
│:＼ 三 三 三 三 三 三, ､＿＿_彡' .│
│ヾ ｀ 三 三 三 三 彡'´. .│
│ ＼三 三 三 三彡'.:::::::,' ー=＝彡 │
│｀ー- ＝=-三 三{´_.::::::::}､ __ _ .│
│ミ＝=- 三 三 三彡.:::::ﾊ:::., ｀ヽ .│
│ ＞ー三 三 ／.:::::::::::::::八:::::., r.､ .│
│三 三 三 /.::::::::::::::::::::::::::ヽヽ; ヾ' │
│ ......│
└────────────────────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────┐
│ .....│
│ .....│
│ .....│
│ ／￣￣＼ ....│
│ ／ ＼ （まだ確定じゃない） . .│
│ |:::::: ｜ ..│
│ . |::::::::::: ｜ （決定するには、もっと材料が欲しいだろ） ... .....│
│ |:::::::::::::: ｜ ....,:::´, . ...│
│ . |:::::::::::::: } ....:::,, .. ......│
│ . ヽ:::::::::::::: } ,）:::::::ノ . .....│
│ ヽ:::::::::: ノ （:::::ソ: . .│
│ /:::::::::::: く ,ふ´.. ......│
│-―――――|:::::::::::::::: ＼ -―,――ノ::ノ―― │
│ |:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´ │
│ .....│
│ .....│
└────────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│ │
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ .│
│ | （ ●）（●） ……校長、提案があります。 ......│
│. | （__人__） ......│
│ | ｀ ⌒´ﾉ ....│
│. | . } ...│
│. ヽ } ( │
│ _ヽ ノ｀ヽ､_ ） │
│ _/｜＼ ` ､,__ ､小 L ￣ ヽ （ ...│
│ _, ハ ＼ ｀ ァ､ /ﾍ,レ―‐‐､__i__,） │
│ , -‐ ´ ,ゝ ＼/ _ 又／ ,ヽ＼丁 │
│ / ヾ. ＼ , ｲ{｀< ＿ ,ィ 〉〉〉| .│
│ / ｀ﾞヾ＼ ヽ／ ヽ＼｀く´ / ｀ｰ(/ | ....│
│ ! ´⌒｀ ヽ ／ ｀ーヲ｀〈 i ! ...│
└─────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────┐
│ .....│
│ .....│
│ _, -‐ ￣ ‐=ﾆ=- ..│
│ ／￣￣￣＼ _, -‐ ￣‐=ﾆ二ﾆ=- _, -‐ ￣ .│
│ / ヽ ,〜'_, -‐ ￣`ｰ-----― ' .│
│ / 丶 _,〜'_ｯ'- ....│
│ | _ノ （ ●） .厂 ..│
│ i （ ●） ! .⊃ 仕掛けてみませんか？ .│
│ | （__人_） /〉 Ｘに、 ......│
│ ／∧ ,.<))／´二//⊃ 罠を。 ......│
│ ／ : | ヽ / ／ '‐､二ﾆ⊃` ....│
│ , -‐'´: : : : :l 丶ｌ ´ヽ〉: : : : ＼ ..│
│ ／: : : : : : : : :| ／_/ __人〉｜: : : : :| ...│
│ ｢ヾ: : : : : : : : : :l_／:_/ヽ. /´ | : : : : :| .│
│ 〈＼ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ｰ'〉 |＿| ｜: : : : :| .│
│ !: : :ミヽ: : :／ `ｙ′.: ',ゝ､_/ l: : : : : :| .│
│ ! ⌒ヽ: : : :.ヾ／: :／/: : : :| l: : : : : :| .│
└────────────────────────────────────┘
第九話「秘策」終わり
第十話「早撃ち勝負」へ続く
というわけで、本日の投下はここまでです。
次回は明日、５/２６（日）二十二時から投下します。
いよいよ佳境だな。
/＼＿＿_／ヽ ⊂二⌒ __） /＼＿＿_／ヽ （ _⌒二⊃ /＼＿＿_／ヽ
／:::::::'''''' ''''''＼ ＼ ＼ ／:::::::'''''' ''''''＼ ／ ／ ／:::::::'''''' ''''''＼
|::, （●）, ､（●）| ＼ ＼ .|::, （●）, ､（●）| ／ ／ .|::, （●）, ､（●）|
|::::. ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, | ＼ ＼|::::. ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, |／ ／ |::::. ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, | _ _ _ _ ___
|:::::::. ´ﾄｪｪｪｲ｀ | ＼ |:::::::. ´ﾄｪｪｪｲ｀ | ／ |:::::::. ´ﾄｪｪｪｲ｀ | / ﾉﾉﾉ/ / ﾉﾉﾉ
<'l^l^ﾚ'ヽ＼:::::. |,ｒ-ｒ-| ／ lｿ＾'> ＼＼:::::::. |,ｒ-ｒ-| ／／ ＼:::::. |,ｒ-ｒ-| ／/ ﾉ ノ ﾉ
〉 /￣⌒｀ｰ―｀ﾆﾆ´‐´⌒￣ _ら ＼｀ｰ―｀ﾆﾆ´‐´ ／ ( ｀￣￣￣￣￣￣ ⌒つと⌒ ）
（ ⌒つ_,,-ヽ ・ ・ l― ''" ヽ ・ ・ ヽ ヽ ー――――ヽ￣￣ ￣￣
￣￣ ヽ | ヽ ヽ . ヽ
今回、ダディさんが唱えた呪文の元ネタが全部わかった人は……
どうかしてるぜ！
巻き戻しでも能力はなくならないだと･･･？
えっこれ、Ｘはその気になれば延々自分が生まれるくらいまでは
遡行できるってこと？
やらない夫がキレてる……（頭脳的な意味で）
最大二十四時間っすよダンナ……
巻き戻して即鵺を掘り返して時間更新って想定なんじゃない？
能力付与は一度きりって言われそうだけど
そういや、X君が協力的かつ建設的なら何度も鵺から能力者を生み出せるのか
ダディさん地雷撤去・爆弾処理でガチで英雄になれそう
呪文の三つ目が分からないぞ
鵺の発掘のところは時をかける少女的だったね
なでしこorその家族が怪しいが、むしろ用心深く正体を明かさないため
本物の認識者がなでしこに協力してもらっていたという方がしっくりする
だとすると、つかさがXかなあ？
もしそうなら最初の予想を外してしまった
どうかしてたぜ
２つしか分からなかったから、まだどうかしてない筈だ！w
こたえあわせ
ｍ ｎ _∩ ∩_ ｎ
/＼＿＿_／ヽ ⊂二⌒ __） /＼＿＿_／ヽ （ _⌒二⊃ /＼＿＿_／ヽ
／:::::::'''''' ''''''＼ ＼ ＼ ／:::::::'''''' ''''''＼ ／ ／ ／:::::::'''''' ''''''＼
|::, （●）, ､（●）| ＼ ＼ .|::, （●）, ､（●）| ／ ／ .|::, （●）, ､（●）|
|::::. ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, | ＼ ＼|::::. ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, |／ ／ |::::. ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, | _ _ _ _ ___
|:::::::. ´ﾄｪｪｪｲ｀ | ＼ |:::::::. ´ﾄｪｪｪｲ｀ | ／ |:::::::. ´ﾄｪｪｪｲ｀ | / ﾉﾉﾉ/ / ﾉﾉﾉ
<'l^l^ﾚ'ヽ＼:::::. |,ｒ-ｒ-| ／ lｿ＾'> ＼＼:::::::. |,ｒ-ｒ-| ／／ ＼:::::. |,ｒ-ｒ-| ／/ ﾉ ノ ﾉ
〉 /￣⌒｀ｰ―｀ﾆﾆ´‐´⌒￣ _ら ＼｀ｰ―｀ﾆﾆ´‐´ ／ ( ｀￣￣￣￣￣￣ ⌒つと⌒ ）
（ ⌒つ_,,-ヽ ・ ・ l― ''" ヽ ・ ・ ヽ ヽ ー――――ヽ￣￣ ￣￣
￣￣ ヽ | ヽ ヽ . ヽ
無限の剣製 七鍵守護神 黒棺
（Fate／stay night） （BASTARD!!） （BLEACH）
各務原はシロと思ったが、まだ何かある？
これでもしやらない夫かダディが「X」と同じ巻き戻し能力願ってたらどうなってたのかな？
ダディの機転で被害をゼロにした。Ｘならありえない動きなので白
かがみとつかさは鵺塚のことを校長に知らせる動きをした。Ｘがそんなことをする理由が？ ダディとやらない夫を学校から遠ざけたいのは分かるが
花山は学校に来た。Ｘなら理由を付けて学校に行かないようにして、巻き込まれを避けそうだが
各務原は錯乱したせいで学校に連れて行かれた。Ｘなら錯乱を装わず、怯えて家に引き籠もる程度で良かったはず。また彼女によらないループが発生してる
・巻き戻しの予約は不可
・発動条件は「呪文を口にするor念じる」＝一瞬では発動できない。
つまり念じる暇も無く即死させればええんやな。明確な勝利条件が見えてきた
一応呪文が短い可能性も有るが、ダディの制限無しの能力でそこそこ長い呪文だしそれは無いかな？
認識者達をまとめ上げた校長、
鵺塚の念入りな調査を提案したカドック、
機転を利かせて被害を抑えたダディ、
鵺塚のことを調べたつかさの4人は外していいかな？
彼らは行動をサボタージュすれば、目的が達成されていた可能性が高いわけだし。
これまで特に活躍せず、冴えないオッサンで非モテで低収入、世の中に不満を持ってそうな奴が一人おるよな
やらない夫、お前犯人やろ
実質かがみ、つかさ、各務原の三択か
在学当時から草蠅山に祈っていたしたらば高校の卒業生で、
既に卒業してある事には地の文では触れていないみたいな叙述トリックがあれば、
花山に限らず在校生以外がXの可能性は残るぞ
ループ直後になでしこが校長に連絡を入れてる描写がある
なのでなでしこは記憶を持ち越せるので、Ｘか認識者確定で良いと思う
でっていうからの指示を受けてたから一番最後にログインした説
各務原は入学っていうか転校らしいしＸかは微妙
本日、二十二時より投下します。
Xでは無いor適当に死体を作って偽装したの二択かな？巻き戻ってるから検証不可なのがめんどくさいなこれ
それでは、投下します。
やらない夫でタイムリープ＋犯人当て
時間を巻き戻しできる能力を手に入れた「X」の目論見を
阻止しようとするやらない夫たちの物語です。
まとめサイト
嗚呼！ やる夫道 様 ttp://gokumonan.blog87.fc2.com/
暇な時にやる夫まとめ 様 ttp://himanatokiniyaruo.com/
やる夫が人生でいいじゃない 様 ttp://yaruoislife.jp/
第10話 「早撃ち勝負」
時間巻き戻しのルールまとめ
・巻き戻し可能な時間は最大二十四時間
・巻き戻し直後、再度巻き戻しを使用するには三時間のチャージが必要
・巻き戻しを認識できるのは、巻き戻しを行った犯人（X)と、最初に設定された七名（認識者）のみ
これまでのあらすじ
したらば高校を米露の大統領が訪問した際、
地中に埋まっていた不発弾が爆発したが、
優秀な警備員の対応により、
大統領たちは無傷で済んだ。
世界中に破滅の種を撒くことを望んでいた
Ｘは、
鵺塚に眠っていた鵺から、時間を巻き戻す
力を手に入れ、
爆発当時の状況を変えることで
大統領たちを爆発に巻き込み、
疑心暗鬼になった米露が大戦を巻き起こすよう
計画を練った。
しかし、時間巻き戻しを認識できるよう設定された
バラライカたちによって、その目論見は
阻止されたのだった……
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────┐
│「Ｘ」の独白 │
└───────┘
U
U
, -‐/: : : : : ヽ､ ,ｨ: : : : : :､ヽ
く l': :（●）: |. ＼ ／ |: :（●）:::l >
＼ ヽ,: :'''': :,ﾘ,,,,,,/ /.,,,,,,,|: : :''''' : ﾘ／
ミ三二ニ二彡 ヾﾐﾐ三三ニ彡'
U ､:::.::,
┌─────────────────┐
│ なんてことだ……なんてことだ！ .│
└─────────────────┘
┌────────────────────────────┐
│ 思い描いていた破滅の夢が、 ...│
│ 世の中をめちゃくちゃにする願いが台無しにされてしまった。 .....│
└────────────────────────────┘
ヾﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆｱ
. _,ｲﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆＵﾆﾆﾆﾆｱ
. ゞﾆﾆﾆﾆﾆﾆＵﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾐｈ､
. /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆア
. ,ｲﾆﾆニ< ◯ 〉ﾆﾆﾆ〈 ◯ >ﾆﾆﾆ〈
. ｀ﾐﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニｧ―''`
jﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆＵﾆﾆl
. ｲ‐''ﾌﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|
ﾏﾆﾆﾆＵﾆﾆﾆﾆﾆﾆ从
. 'ツﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-ゝ
,,ノﾆﾆﾆﾆﾆﾆ乂,,_
┌────────────────────────────────┐
│ 鵺塚か！ .│
│ 鵺塚の中にまだ鵺が眠っていただと？ .│
│ 自分の願いを叶えたことで、もういなくなったものと思い込んでいた！ .│
│ うかつ！あまりに迂闊！ ...│
└────────────────────────────────┘
┌─────────────────────┐
│ だが、全ての芽が絶たれたわけじゃない。 .│
│ 挽回の可能性は残っている……！ │
└─────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌────────────────────────────┐
│ あの後、とくに何事もなくやる夫市長たちは学校を後にした。 .....│
└────────────────────────────┘
,,,..........,,
,,ｒ'':.:.:.:.:,;.;.;ミﾐ>ｪ.､
,ｒ';r'- '' ﾞ" ヾ:.:ヽ,
. ,i!'ﾞ | !:.:.:.:i
i! ｜ !:.:.:.:i
{ｌ / ﾐ:.:.:rヽ ダスヴィダーニャ。
. !! ______ ________ヽ ﾞ!斤ヽ｝
ﾞ!` =･=`i .i" =･= /ヒﾉ/
i. ￣ | | ￣ ,ｒ' ﾄｰ'
ﾄ.､ノ ｒ つｰ､__,ィ |
'､ ､`''''" ___,. / / |
ヽ ￣￣_,, / / /ヽ､
`.､________／／ ／ |`ヽ､
／|丶､ヽ ／ ｜::::::ヽ----
,彡彡彡ミミミミﾐx.､
,彡彡彡彡ミミミミミミﾐｭ､
,彡彡彡'¨´ `ヾミミミミミ､
,彡彡彡 ,z=x､ `ヾミミﾐｭ､
ヾ彡' ::: ,ztｯ､` `ヾミﾐｭ、
!,ｨ :::...~`::''´ ::==ﾆﾐﾐミミﾐ,
ヾ. _.ノ i,.=ｯ､ }iiミﾐ 心からのおもてなし、感謝いたします。
ｰ' ,:' ﾞ=､_ ﾉ '::..,ｲiiﾐ''
: ＿＿_ ~i!. !ﾐ''
:. 匁卅i》 ! ,ｨﾐ
: :: ￣ / `
＼ :: , /
ヽ ` ::...__,;:::'´,ｲ
ヽ /
`ｧ､ ＿ ,ィ
,イ::::::::::', .,ｲヽ
＞''´ ヽｰ-〈V. V:',＞｡.
l::::::::l Vヽﾆﾆ＞｡、
l:::::::::!. V=＼二二＞｡
＿＿＿
／ノ ヽ､_＼
／（ ○）}liil{（○）＼
／ （__人__） ＼ 日本語しゃべった！
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／
＿＿＿＿
|＿＿＿|│
|＿＿＿|│
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.|／￣＼| │
. │ └ │.│
.|＼＿／| │
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|＿＿＿|│
|＿＿＿|/
┌──────────────────┐
│その後も巻き戻しは発生しなかった。 .│
└──────────────────┘
皿
／￣XII￣＼
＿＿＿_.／／￣∥￣＼＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
|l|l|l|l|l|／／ .| ＼＼l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l||
|l|l|l|l|｜ |＿ ＼| .＿| ｜l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|ll|l||
|l|l|l|l|｜ |￣ ￣| ｜l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l||
|l|l|l|l|l|＼＼ .／／l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l|l||
.￣￣￣ ＼＼＿∥＿／／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＼＿VI＿／
┌──────────────────────────────┐
│ 巻き戻しを行えば、三時間のチャージ期間が発生する。 │
│ むやみに多用すべきではないとXは警戒しているのかもしれない。 . .│
└──────────────────────────────┘
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
.ｌ^l^lｎ }
. ヽ L }
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼
. / / |ヽ、二⌒)､
ヽ＿＿ﾉ
┌────────────────┐
│ 不発弾騒ぎから約二時間経過 ...│
└────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────────────────────────────────────────────────────┐
│ │
│ |::/:::/::: |::::::::::::::: /:::: ∧::::::::::::::::|:::::::::::: ∧::::::j|:::::::::i|::::::::::::| ::::i ....│
│ /:′:::::::::|:::::::::::::::':::::::/ !:::::::::::::: |:::::::::::/ ∨:iﾄ::::::::i|::::::::::::| ::::| │
│. /ｲj::::|:::: : |:::::::::___j:::::/ 乂:::､::: : |i:::::::/ ∨!____::i|:::::::::::::::::::| │
│. |:|:: |:::: : |::::::::::|:/|ｉ/¨二≧=-ﾍ:::八::/-=≦二Ⅵ Ｖｉ|::::::::/|:::::::| │
│. |:|:: |:::: 八:::::: :lヽ||艾芝¨＼ ∧::::::{ ／¨艾芝¨／j::::::∧|::::::, 「お兄様」より校長へ報告。 ..│
│ 八:::|::::::::::iﾄ : ::| ﾘ ￣ /::/l＼:::. ￣ .:::::/ }|::::/ 各メンバーの周囲に、 ......│
│ :::l ∨:::j| Ⅵ 厶ｲ | ＼〉 /:::/ j:!:/ 通信用のカメラ・マイク・ＰＣ一体型ユニットの配布、設置を完了しました。│
│ リ ∨:i|＼,i| | 厶ｲ_／:{ｲ │
│ Ⅵ ⅵi /::／ ......│
│ i| vﾊ } /ｨ .│
│ ＿＿＿__∨＼ ＿_ ｲ/＿＿_____ ....│
│ |:i:i:ｉ| }:ﾊ:ﾄ丶 ´ ____ ￣｀ ... ::::/ /i:∧ .│
│ |:i:i:ｉ| | ＼ ／ |::′ /:i:ﾊi:i; ..│
│ |:i:i:ｉ| ｢ ＞ ＼ ／ ＜ ] /i:i/ 1:i| .....│
│ |∧i| | ＞┬┐r.┬＜ | /i:i/ ｉ:ｉ| .....│
│ || || | |i:i:| /i:iﾊ |i:i:| | ,i:i:/ |i:i| .....│
│ │
└─────────────────────────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────┐
│ r―-､ ..│
│ ノ´￣ﾐ､ ﾄ､_ .│
│ ／｀ヾ: ヽ jzzzj_ ﾑ_ .....│
│ / ,.＝-ﾞ´￣,' ＼｀ ヽﾊ .│
│ ／,.ｲ イ＿r-､ ﾊ:＞､＿_ ｀ヽ ....│
│. /彡'´￣/ / ﾄ∨/ ∨ ∨ｰ:､:､ こちらバラライカ。 ..│
│ _/ ' / / ,ﾙﾐv/∧ ヾ ヾ:, ハ .│
│. ／ / ﾉムｲゞﾊ ーﾁ 了解。 │
│ ,' ,イ 〃 / / ノ ∧ ｀Y ...│
│. ∨ ./ 从∧_| /,.:彡:ﾉ 人 ﾊ ヽ .│
│ { i: 〈 , }八´ゞ从ﾍ ｀￣ミ≦､ｿ ﾉ } ノ .│
│ ヽ. |: ∨ゝミz-t・ナz〉 z=t・ ,-､,イ. Y´ .│
│ 从ﾘ从 彳｀＝ﾞ´彡 ｰ｀￣・彡 ノ 从｜ │
│ .' 人|､ヾミz 三 了 ￣;´ ,:!ﾉ | │
│ ; ! ＼ミ＝- ﾘ ,.イ ／ | ! │
│ ,ｲ ;' | 八=｀ヽz} ｀ ´ 彡ｲ; ｜| ﾄ､ │
│ ／｜ ' | ∧ 三 〉r' ´￣｀ヽ .ｲ/ |｜ ! ヽ .│
│ , ´ ,'|川 i | |,.＜:＞'´￣￣｀ ,ｲ:ﾊ |｜ | ､ ＼ .│
│／ ,.イ / / i.:| ! ,.＜::＞'＞ . ,.イ | ,' |｜ | ヾ. ＼ ....│
│ 彡 ,ｲ / ﾉ !: (::))>'ﾞ.:::| ｀ ー＜ ,:': !｀ヽ |｜ :ﾑ ヽ ＼ ヽ ...│
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f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| このＰＣには、携帯・ＷＩＦＩ・無線通信等を阻害する強力なジャミングシステムが搭載されています
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_乂
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// /三二ﾆ＝=‐- _
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,. --‐‐==＝≡ﾆﾆ二三￣＿＿＿＿__i __i＿＿＿___|_7＿, ,_, ￣三ﾆニ＝=‐-ｒ一′
|Ｆﾆ二三――━━━――［ ]―― l l ｢￣￣] ┌―－‐-＝==ﾆﾆ二二三|
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| 通信が使用できなくなる範囲は半径10〜15メートル
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_乂
f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣｀ヽ
| ただしこのＰＣ同士の通信に限り、ジャミングの影響を受けません。
ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_乂
┌──────────────────────────────────────────────────────┐
│ ..│
│ ＿＿ なお、このシステムは世界的天才エンジニアとして名高い .│
│ / ｉｌｌｌｌｌｌｌｌｉヽ ペラ トーラス・シルバーが考案したもので .....│
│ ｊ ｌｉｌｉｌｉｌｉｌｉｌｉｌｉ l ヨーロッパデンキウナギの発電器官が備えている電子放出能力 │
│ ｲjﾉ从从从ﾊ ペラ を電波通信に適用した画期的かつ革命的な…… .│
│ 从ｉｌ :! .ﾊ ｎ. ｎ ......│
│ n 「| 「l n r―:l＼＼‐／l l.＿_ n. l | l | ! ..│
│ ヽ.| l_| Ll |＿_ ／| _|＿|Yﾒ∨:ヽ! 入 _l |_| L! ﾘ ...│
│ ＼ ＼ﾉ| ／ .ﾊ__| :|ﾊ:/. ￣ﾉ /[__| /´ __／ │
│ く ｀ヽ.／ ∨ ﾊ ＼_「∨└／ｰく ヽ /＼ ／、 ....│
│ ヽ / //ヽ、 / ｌ: ＼il_／ ／,へ Y､ ＼ﾉ │
│ ＼／:' ／ ! jl / / ヽ´ ＞ ´ ..│
│ ＼_ ／ } l| / ､_ノ ....│
│ / :l| { ...│
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│ _,,. -─- .＝= -,..-‐､ .│
│ . _,厶-ク ＼v｀ヽ＼´- ヽ ..│
│ ／ / ,ハ ﾊ ﾊ } あー、講釈は結構。 .....│
│. / /ｲ /ヽﾍ/r､_},ﾊ // ヽ 君のセッティングを信頼している。 │
│ {ｲ /!仏ﾑﾍ/ u. ｀ｿｲ ﾘi // | │
│ Vi ﾊ ─ ─．^ヾｲ}.ﾘ| | 今は、作業を進めてくれたまえ。 │
│ ﾊ/||ミ彡》､_,､_, ⊂⊃/ |ﾉ| | | │
│ ＼ﾄゞﾐゞ ヽ._） / | ｝.| | ...│
│ | |＞ ｧr‐七⌒ | |リ | | ...│
│ | |/ {メ^く_/ | |ヽ | | ...│
│ | ﾄ /:∧∨ 〉.| ﾄ | | ...│
└─────────────────────────────────────┘
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│ _ -―ー- _ ...│
│ ,.＜///////////＞、 ....│
│ ,.イ'////////////////,ヽ ……失礼、これより設置した全機器の │
│ ＿イ////////////////////ハ ジャミング機能を作動させます。 . .│
│ ,ｲ//////////////////////ﾊ .│
│ ' i///,l///／V/////ﾊヽ///!//,i .│
│ / .!///,!//―-V∨//ｰヾ‐＼/!//,! ...│
│ , }//iV/ﾄ弋zｿ` 乂ﾊ 'ゝzｿ ｲ'/:}/! ...│
│. /￣｀ ヽ' ﾊ/ヽ!ゝ i ｀` ﾉｲイｿ │
│. ,.' ', j!ｲﾊ ! u ﾊl │
│ ／_ lー' .j/ｌヽ ,ｲﾊ! ...│
│ ／｀ヽ ', / l. V,'＼ － － .ｲ/_! .│
│. ／ l !.／ l ﾊ￣j/i_｀ _ ' ,.jV! 丶 .│
│ , " ,ｲ＿ -' /.l.l j: : ￣ﾊﾊ￣: :.l l.l .| .│
│ ／ ./＜ヽー-＿/ !l / : : :/;;;;;;'; : : : ｌ l.l !､ │
│' ,ｲ::::::/ } l _,!l./:.＼:/;;;;;;;;;!: :／ヽﾄ､.! ｰ- _ ..│
│. , ￣ ´ ＿-――-'i: : : : :ヽ;;;;;/:': : : l――- _ ￣―＿ .│
│ / ＼. {.l .l: : : : : :l;;;;!: : : : :! ヽ /､ .│
│ ,.ｲ＿ ; .V i´ニニ!: : : : :l;;;;;l: : : :.l―‐- 、 /./ ' ', │
│ _,. イ _ - ､.!＿V Vﾊ !: : : :.!;;;;;;l : : /￣.7 / /./ ; /| ...│
│ｰ ＿, -‐'" l ; ヽ Vﾊ ': : : l;;;;;;;;l : / ,.' ,.' .,ｲ/＿＿! ' ' /! .│
│￣ l￣￣',＼ / 〉 '; : l;;;;;;;;;!:/ 〈 〈 ,ｲ/＿＿_.j/ .| |:| │
│ ', , ＼ V:!;;;;;;;;!' 〉 .／ ' .!､ .!.!:! │
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│ ｒ ヽ ∧ .│
│ /``' ＼ -、 ヾ､ ﾍ ヾ ∧ ..│
│ | | -、 ､ﾉﾉﾉﾍ . ∧ 了解。 │
│ ,´/ / ヾ ヾ ＼ γ）彡ﾉヽ ヽ ∧ ....│
│ / ﾐ､ _ 彡 ヾ ＼ 〈 ノﾉ ヽ ヾ .∧ 作動を確認した。 ...│
│ （（(（ヽ〈 、`rｯ' ． ﾉ i ' ＼ ＼_ .....│
│ `ヾヽ ） ノﾉ人 ` _ 通信用のカメラ・マイク・ＰＣを除く ...│
│ く ､,,-っ_ ﾉ ヽ＿＿ ） ヽ 電波信号はシャットダウンされている。 ....│
│ ｒ''＜,´ ﾉ ／ 三三Ⅴ＼ （ .....│
│ ,＜＞ ' ／ ／ 三Ⅴ;;;;＼＿＿＿ ....│
│ ,,;;;ﾊ＞´ / /_`ｰ'´ヽ Ξ `マ;;;;;;;;;;;;;＼￣;;;;;;; │
│,---――‐〈 ´ ＿７、 λ-‐､ 三三三＼;;;;;;;＿＿＼;;;;;;; ....│
│;:;:;:;:`;:､;:;:;:;:;:ﾍ ﾏ| ヾ= ￣ |＼＼①＼＼;;;;;;; │
│;:;:;:;:;:;:;:;〉;:;:;:;:;:ﾍ ,弋Y､ ヽ 、＼ 三_ ||､;;＼＼＿＼＼;;;; ...│
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│ r┬｢￣ `>､ ....│
│ <圦 -─-くｰ=辷ｭ それでは各警備担当は、 ......│
│ __,イ/ /小 寸＼｀ヽ｀ヽ. │
│ / // 圦ｰ辷≦-= 寸 '. これより指示があるまで .│
│ 爪/ｰ彡ヽハ ｀¨寸爪 警備対象から数メートル離れたまえ。 .│
│ /,' |｀V_} 〉 } ＼ ヽ Y小 ...│
│ ｲ/ ./ |´ .jﾑ斗-ミ辷 Y } |l ', これより、私と各メンバーとの間で交わす ..│
│ {ﾙ / イ抓....､ rｪｪｧﾙｲ ﾚﾊｲ圦 .', 会話を聴く事は禁ずる。 .....│
│ 圦{小{ミｫｪﾃﾐj ﾉｲ |ﾘ ', │
│ | |ﾊ辷=Y ｲ .| ﾊ .....│
│ | | 込三} ヽ . | l| 小 │
│ ﾘ | ＼} `こ¨´ , .| l| / ,小 ..│
│ ' .| | ＼ ／ ﾘ l| ＼ ......│
│ / ﾘ l ｨ|､｀¨´ ㌦/ lﾄ､ Y ..│
└──────────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────┐
│ rzz､、 │
│ }:＼::::＞ 、 ...│
│ r彳:::::`､:::::::::＼ .│
│ /::::::φ:::::＼:::::::::ﾟ， │
│ /斗イ::::::::::::::｀ヽ、:ゝ、 了解。 .....│
│ λ｛＠｝::::::::::_::::::::::＼0} ......│
│ ／Ｙ ｀¨〈:::::::::{ ｀丶:::::Ｙ 増員分を充て、 │
│ .,､丶｀ { ＼::::ヽ }::ﾉ 相互に監視させます。 │
│ ／ Λ ＼::ゝｰｲ´ ....│
│ /¨´⌒＞､_ ＼ ヽ;::::｣ ....│
│ /:::::::::::::::::::::::::ヽ うc｡ｨ´¨´ .....│
│ ,ﾞ::::::::}i:::::::::::::::::::::`､ 1 │
│ .:::::::::::圦:::::::::::::::::::::::`j ....│
│ /:::::::::::::::::＼::::::::::::::::::::::`､ ..│
│ f:::::::::::::::::::::::::｀丶、:::::::::::::::`､ .│
│ }:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼::::::::::::::::`､ ....│
└────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────┐
│ ,ヘ--､__ .│
│ r ´ __}＿} __' .│
│ /ィ /｀ヽ / ＼ﾍ-- ､ 加えて警護対象の .│
│ r r-,-/ }{ ', ', ＼ 家族、友人なども ....│
│ ./ | .ﾊWﾊ ', ', 会話圏内に近づかないよう .│
│ / ' ./ | . ', ', }. ', 取り計らうように。 .│
│ ./ /､＿{__ {ノ /`/!-{-.| / / ......│
│ / ヽ {､ |_ヽ|__ j/ _j/.|从{/ﾙ 〉 │
│ ヽト､ {＼{ ﾏ 茫サ 茫サ ｱ } j/ ......│
│ } 乂| ヽ{ }==={ ￣ .{ }人 ..│
│ ./ |.ト､ゝ}==={ _＿ 人＿ ＞ │
│ / / |ﾊ ＼≧=／）--` .イ__彡:.:.:.／ .│
│ ／ / , __ﾍ V（／__￣ _ |:.:.V:.:.:.:.:{ ......│
│ ／ i＜ } i:.:.:＼ ｀´ ,:.:.:./:.:.:.:.:.ﾚ ......│
│ ／ /{ / | {＞:.:.:＼} /:.:.:.ヽ:.ヽ:.:..∨ │
└───────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────┐
│ -==- .│
│ ノ ／::::::::::::::::::::::ト ヽ _＿＿ │
│ r .ﾆL._/ ::::::::::::::::::::::::::| ｀¨¨¨´ _＿＿ ⌒｀`ｰ= │
│ | ニ「.r '"´_:::::::_ ｀` ::| _ﾆﾆ二二二二二二/´ 了解。 │
│ l ニl }Tﾆﾘ::::〈ﾆニ}:::::| _ﾆニ二二二二二二/ .│
│ } _ﾆi｛ ,:::'" :::::::::::::::....| _ﾆニニニニニニニ／ │
│. ＼ :.Ｙｧｪｪｪｪｪｪ ::/:/ _ﾆﾆニニニ／ │
│. 丶＼ﾐ┴┴┘彡 _ﾆニニニニ／ │
│ ｝== くO__＿____ﾆニニ{￣￣ .│
│ _,,.. -‐__'"ニニニ＼ニニニニニﾆﾆ=- ､ │
│. r ' ￣ _ﾆﾆニニニﾆニ＼ニニニニニニニﾆ=- ､ ....│
│. | _ﾆニニニニニニニニ＼ ニニニニニニニニヽ │
│. r '"ニ ニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ ....│
│. i ニ ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニi ......│
└───────────────────────────────┘
-=ﾆﾆﾆﾆﾆ=-
}ヽ ＞-====ﾆﾆﾆﾆ=‐ )h、
' > ‐=- ＼
＿{／´ ／ : ‐=‐ :.
{／ | { } ＼} ∨ 大丈夫よ？
〉 / | { .八 {ﾊ＿∨} 盗み聞きなんてしないってば。
,' , | { / .∨ ＼)乂ｘｖ
| { :| ￣￣¨¨∨ ∨乂x}
| { | :{ / } ﾍ乂ｘ}
| { | | ﾚｬ====ミ､}ﾊ }＼/
| :. ゝ | } ⌒ヽ :} ∨ } /,
八 ＼ ＼ ..人 ,' {///} ∨ ,' /, このラーメン、マジウメ
∨ ＼) )＼)^^^¨¨ヽ' 乂_ノ :∨ / /,
∨＼ ヽ_ //// } ／ /,
:∨ ¨¨⌒ ノ ' /,
} :} ､_ ＿{ ｲ＿＿＿ ./,
} :ﾄ. |||| ゝ イ レ ヽ /,
} __.| ＞_ ＿|||| .::: ∧} > <>/ /,
＿}_／／二 ﾆ ― ―||||ｖ{ ∧}／ ｀ヽ /,
―/ ﾟ｀)> | ﾉ|||ﾊヽｒ´¨.／ <> ＼ /,
┌──────────────────────────────────────────────────┐
│ ⌒ヽ ／ ,ｲ .／ ＞ ￣｀ヽ .│
│⌒ ー- ｀ ､ ＞ ゞ＝ミソ ∠ イ ' ､｀ー .│
│ j ＞' ｀ー-､ ´￣ ￣｀ヽ./ ／ . ......│
│ ／ , ' ／ ,イ '⌒ヽ＼{ ﾊ │
│ , ' ,ｲﾊ ' / ＼ '. やらない夫先生、 .│
│ , ' ／ ///,{ ∧ ｀ヽ ヽ / '. .│
│: /ヽ / ////∧ //,ﾊ ∨ ' 君の言うとおりにセッティングさせて .│
│ ,´ / ' 〃 / .'//'´｀ﾞヾイｿﾍ'iﾉ ' .| もらったぞ。 │
│ , ／ / ' ゝi/ｲ ,'{|从 '. | .│
│ ! { ﾉ { |! i {从｀ｰ / |! ｀ヽ '. ∨ i ' .| .│
│ : ハ {/｀ヾ==ﾐ:.､ ､ ノ ＿ __ '. '. ∨ | ｀ .! ; .│
│ ′} ヽ｀ヾ＼｀ー＞ゞｷﾐｲ; '´:.≧z. ー- .ﾊ ! .| | .′ .│
│｀ ∨ｲ.' {ハ＼｀ミ二＝三=ﾐ ' ﾍ ､ fぇミ:.从 .| .|.｜ ヽ ＼/ │
│ ゝ .ﾉ /ハゞ ハゞミ=ﾆ＝ﾞ / ｀＝，´ i ! .| '. ヽ .│
│ ＼ {i ＼ ﾉ｀i≧二ﾆ'´ ri:､ / ,′ .' ., , ﾊ i| ゝ │
│ ヽ 八 ｀ヽ ムミ三{ ｀ ｲ〃 ' / 从 { ' ..│
│ 乂 乂 i ＼ ハﾐ＞｀ー ＿ / ／ ' ノ∨ ' } ﾘ,/ ...│
│ ｀ーチ '. ＞＜＞ ´｀ ー ´ ,.イ八 /ヽ｀ ＜ハ .∨/ / ﾉ′ ......│
│ ／ / ゞ＞ ´.∧ r'´ (( ｀ ＜. /ｲ八 .│
│. ／ / /.::::::::::::∧ Y´'´￣ ｀ ＼〃' .│
│. ＿／ ' ノ ,ｲ.:::::::::::::::::::i｀ー=＝彡.ﾑ ＿ ｀ ／´,ｲ｀ ､ ...│
│ ／/// / ,ｲー==＝⌒j´: .｀ ; '´: : : i ｀ヽ:ﾊ ／,' ／////＼ .....│
│ｲ////ﾊ ,ｲ///////// }､: : : : : : : . ゝ __｀ゝ. 〃／//////// │
│////// ／///////////〃: : : : : : : : }//////＞- ､ｲﾉ/////////// ..│
│////,' , ´////////////,/: : : : : : : ／////////,} ////////////// │
│////! ///////////////i : : : : : //////////// '////////////// │
│////| .////////////////| ,ｲ/////////// ム///////////// .│
└──────────────────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────┐
│ │
│ ／￣￣＼ （ ;;;;( │
│ ／ ＿ノ ヽ＼ ) ;;;;) ....│
│ | （ ─） （─）/;;／ ありがとうございます。 ....│
│. | （__人__） l;;, ..│
│ | ∩ ノ)━・' .....│
│. | / ノ´ } ....│
│. ヽ / / } │
│ ヽ/ / ノ │
└───────────────────────┘
┌────────────────────────────────────┐
│ .....│
│ ／￣￣＼ ....│
│ ／ _ノ ＼ （ ;;;;( これでジャミングの作動中は、 ..│
│ | （ ─）（─ ) ;;;;) 私物の携帯、ＰＣで連絡はできなくなったと │
│ | （__人__） /;;／ 考えていいんですよね。 .│
│. | ﾉ l;;,´ .│
│ | ∩ ノ)━・' .│
│ ／ ／ ＿ノ´ ...│
│ (. ＼ ／ .／ │ .│
│ ＼ “ ／_＿_| | .│
│. ＼／ ＿＿＿ / .│
└────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────────────────┐
│ __＿ r -ーー-、r - 、 ....│
│ ／＿＿i ／ ／ ＼ .....│
│ _ , ‐ ' "´ ／ ￣´ト.、＿＿ i .│
│ , - ー＜ , - 、 ,.ﾍ .! .丶＼ | │
│ ,r- ´ ／ Ｘ | ., ヘ, .i ヽ￣￣｀) ....│
│ ＿__／ / .| ／ ｆ-┴ .、 ヾ.、 ｈ ああ。例外は ....│
│ ／ // ∧ |/., i ! .├ー 、丶＼i 内部でキャンセラーの .│
│ / ／ ./ /ゞi /彡| i ! ! .｀、＼ 作動している、 │
│ .i ／ .／ / ./ ｀｀ゞ ´ ´ﾞ | ! ｀、ト、 .i ） こちらで配布した通信機器のみ。 .│
│ Ｖ / / // .ハ ./ ﾉ ., ＼ ﾚ´ ....│
│ / , i .i ヽ、 ,从 .i ゝﾘ、 L／ ／| ./ 、＞ │
│ | ./ ﾘ.| 入 ./ り ｀ﾞ i ∠ -,´ /_＿∧ ￣,ゝ │
│ リ| ト、| ｿ ‐ ----‐´. ! .ミ メ- 、 | i i ! │
│ ｀ヽ、人|i .|ﾘ ﾐ≡≡＝＝" ´｀ー- ,,_ ｀メ_ノ ! ） ..│
│ /{ .Y.| i i.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;: / ｀-==≧≧ー |ノ,ｲ ／| │
│ .i .| / .| ヾ.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;: / ￣テ≡ ﾉ / ト、! │
│ | Y |ヽ |.;.;.;.;.;.;.;: , ・ ﾌ /|／.| .| .│
│ .| .| | ｿ.;.;.;.;.;: ﾞ ´' ケ‐┬、｀） .| | │
│ ./ .| ||.;.;.;.;.;.;.;: 彡/／| .i ./ |.! │
│ ﾉ .| | |.;.;.;.;.;.;:: _ 、_ ノ/" .|／| .| ..│
│ / | .! ｀、.;.;.;.;.;.;,,／:::::）｀ヽ、 ／| | | | │
│ .／/ i .| ヽ.;.;.;／＼／￣￣ヽ ／ | | | .| ...│
│ ／ / | | .Ｘ:::::::／ ｀｀ ／|i .| | .| | ..│
│ ／ / | | .／:::::Ｘ ／ | .| i | i i .....│
│ ／ ./ | K .／:::::／ | ＼ , ´ | | | .| .i .│
└──────────────────────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────────────────┐
│ へ ...│
│ ／ 〉 爪⌒ヽ__ ／｀ヽ .│
│ ｨ仁二ﾆ⌒ヽ､ ／ / / V/／i ＼ .....│
│ .／ ＞/ { { ,ｲ l从〃:,:.} ＼ │
│ ／ V / | 从ハ | ｀¨¨´| } l ＼ つまり .....│
│ ,r＜ / / | /ﾆﾆﾆ从{ |∧从 ｀ヽ これから行う情報交換の直後に │
│ / 小/ｲ | 小二二二ﾆヽ |' 〉小 圦 Ｘが何かしかけて来た場合…… │
│ , ﾊ | ﾙ 仁三三ミ ﾆﾆ⌒|ﾊ 小 ＼_ │
│ { ', 斗 ﾄ { Y艾｡ 寸气 {.＞示y从 .ﾙﾊ 今度こそ、Ｘは確実に │
│ i 小. | {代 ≧三二ﾆ= ＼ﾟｰく { ,小ﾊl この中に居ることになる。 ...│
│ ∨二|込 {从 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾃ ﾉ V ﾙ' } .│
│ V {｢込| ＼ 辷===Y ´ ′ !il| .│
│ 圦ヽ. | | ﾏﾆﾆ込 ー====ｧ 川 │
│ 人 ＼_! l )ﾆﾆ圦 ﾞﾞﾞﾞ 小| ..│
│ ＼ | ﾊ ｀ヾミ{ / 从 │
│ | | | ≧:.:...... / ', │
│ | |: . | ', ＼:.:.:｀.:.:.:ー--イ ', │
│ l |: . | ', ＼:.:.:.:.:.:.:.:/ V ', │
│ | | ｨﾆ| ', ﾊ V ', ...│
│ | 八ﾆ抓 ', {弋 V ', .....│
│ ﾘ=ﾆﾆﾆﾆﾆ小 ', 小Vﾆﾆﾆ', ＼ │
│ ,ｨﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ| ',. | Vﾆﾆ込 ＼ .│
└─────────────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────┐
│ .│
│ ＿＿ ...│
│ ／ ＼ │
│ / ノ ヽ__ . 動いてくれますかね、Ｘは。 │
│ |（―） （― ） l .....│
│ l （_人＿） u.| .│
│. l ｀⌒´ | .│
│ 、 / ..│
│ ＞ < .│
│ / l ...│
│. / l ,/ / .! ......│
│ (＿) (__ ノ | .│
│ ／ ／ ＿ノ │
│ !､＿!､＿_＿＿つ ....│
└────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────────────┐
│ .....│
│ _ -=＝ニニ7⌒'＜｀ー ､ .│
│ .∠二ﾆ ､.∠二＿__/￣ .:人 .:＼ .│
│ . ／ ￣＞ 7 .:＞ :} .:｀Y .:} 反応するさ。 .│
│ . ′.:／／ :/＼ :/ｲ .:) .:i| ノ ﾘ .:} 从ﾘ .....│
│ / .:/／ .:从 .:ヽ ! （ .:ｉ 八γ从У乂 もしここで自制できるなら大したものだ。 .....│
│ . ,ｉ ,/ .:/ i |ﾞ＼ 人ﾘ 人 ﾊ::ィ代'' 弋 ...│
│ ｉ| 〃 .:/ ｉ |ﾍヽ＼{｛｀ヽ ＼ ミ=ｰ:::_j ,ゝ ..│
│ ﾘ :/ i ｉ | ∨＼ヽ__ｊ`Yﾍ`ー:::｛ _ ...j' ...│
│ / :, / ii ｉ | ＼.:ミ, | :!| .＼:::::::} ｀{ .....│
│. / .:, // i ii ｉ | r=Ｙ,,、_| :!| .:| ｀ミ､.__ ﾉ .│
│ / .:/// i i ii ｉ | _/.:.:.|〃j | :!| .:| :ハ |､ ...│
│. / .:///..-┴‐┴┴'.:|:.:.: | ,彡j:.:!| .:| / Ⅵ 乂ｰ-､ .│
│ , :/´｀ヽ :.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:∧ / ! .:! :′ l |:. .:｀Ｙ:.､ ...│
│. / :/.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:.:У .:从 ! ! 弋＼ :i:.:.j ...│
└───────────────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────────────────────┐
│ / Ｙ ＼ , - ― - 、 , ､ ...│
│ ノ ﾉ ＼／ ゝ- 一 ' , ー 、 │
│ く ' , ´＼／ , - 、 ／ / ｀ヽ ...│
│ ／j ,' ,′ ／ , ' ／ / ヽ 、 .│
│ / ｉ ｉ / / ,′ ′ ! ,、 最大の目的を取りこぼしたのだからな。 │
│ / l ! ,' ノ ,' / ∨ ＼ ..│
│ / ! i i ` 一 ﾌ´ / , / / ヽ 動揺は間違いなく生じているはずだ。 . ...│
│ ,' ! j ! 〈 〈 〈 / .∧∧ ､ ｀ヽ. .│
│ } | ! ! ／＼ ∧ , ,ｨ λ ∧ /`亠┤ ） ､ ヽ. .│
│ ! ｊ j ! / /＾,､.`7 `〈./ { / ゝ、 i彡ヽ.〈 j λ ｛`′ ....│
│ / ｉ | ｉ ｛ / .Y´ ! ヽl 三≠ミ‐-，＾ ./ノ∧ ｀ヽ ......│
│ / i ! ! i. く! || 弋ﾌ￢!ﾐ ~ / ! ヽ 丶 │
│ , ' ! | ＼. ゝ| i |ｊ ゞ;;ミﾐ彡 ／/ ｊ .ﾄ､ ,′ ...│
│ / ! ! .ﾍ _| | |ｉ ｫ'从辷;彡′ /tｭ′／ , / ）ノ │
│ （ ! ∧ ／ ! | | ミ;笊彡ﾞ ヾ「 ∧ ./⌒′ .│
│ ） ゝ {. 丶 / | ;| ! ｬ彡三ﾐ ｀ﾄ' ｀′ .....│
│ / ヽ ∨ l |!j 〃彡゜ ,、_／ .│
│ ,' ∨ ._ | | ,;ｮ彡;;ゞﾞ ＿_ . / ...│
│ ｊ !＼ 笊、| |ミゞ´ ´ ニ ｀ ／ ......│
│ ／ ! : :＼ ﾐ三、| | ／＼ .│
│ ｊ ! : : : :＼ミ゛ | ﾄ､. ／ ｀,＞ ...│
│ ! ! : : : : : :＼. ! |. `ー 一 ´ ＼_,、 .│
└──────────────────────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────────┐
│ ....│
│ ／￣￣￣￣＼ ....│
│ ,' ＼ _,, │
│ i ヽ,_ | ｌ;ｌ では、Ｘが仕掛けてきたら │
│ !,_ノ、 （● ） .| ＿,_,|,|_, 打ち合わせ通りに。 ..│
│ （●） | .ト-=y 丶 .│
│ ! （__人__） ,,| ヽ `ｉ,￣‐^ｌ 気をつけてくださいね、くれぐれも。 .│
│ ', | ヾ~ ` i, ..│
│ ', ／ | ヽ、 ;ｉ, ......│
│ ＼r‐- _／ y,ｿﾄ,,_. ヽ、 ;ｉ, ......│
│ ,/r-'"j ／ ／ ｉｉ, `ヽ､-x,,゜r ;ｉ │
│ ,,／'/__.L、 ／ヾ、"ｉ `ヽ `;ｉ ｉ, .....│
│ ,／ /_ｉｰﾍ,ヽ､ , ／ｉ" ヽ、 ｉ `、'ｉ ｉヽ、 .│
│ _,） ヽ " ﾈﾒ、_ｉｉ"~ ＿Yrｉ ｌ, ヽ、 ...│
│ _,,,>t 、ヾ、 ゞ;;/ ／ ,￢ V⌒ｌ │
│ ,y`;,,__ ,ｉ /ｉｉ' ／ r-／| ｌ ｌ .│
│ _／^,,, ヘ ｌ /ｉｉｌ ／ ｌ"v' ｙ } ｌ .....│
│v=4⌒ヽ、 j --,,,ｉf /ｉｉｉ| ,, 〈-ﾍ_,、 <、 / ｉ| ..│
└──────────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────────────┐
│ │
│ /￣二ニ= :Ⅵ/ .:ノ二三≧ｘ .│
│ ﾉ 才 ／ 不イ:| ヽヾ＜二三ミｿ ...│
│ ／ ／ ／／ :! :i :ﾍ:. ｀ヾくﾐ ..│
│ // //.:/.:/ / .:| :j .:∨＼:ヽ:＼ │
│ /⌒＞⌒＞⌒V .:| ハ:._.:ノ⌒ー＝=- 、 │
│ γ⌒イ ∨i:/ ｀ヾ: ｀ヾ: ヽ. ああ。 ......│
│ __..ノｲ :/:. .:/ﾊ Ｙ/ﾊ :. :. ゝ .│
│ ノ :/:. .: .: /ﾍﾍ∨/∧.:. :. :. ＼ これで決着にしよう。 .....│
│ γ: .:｛ :i :ｲ { { V :. ヽ:. .:. ヽ .:.｝ .│
│ 乂ｲ { :l! ハ :从乂 ノ .:ﾉ .:i:| ;i} .:} ヾﾘ ..│
│ { .:ハ ハ｀ト＜､、 { イ ノﾉ／/ ｲ .:ノ ....│
│ 乂ﾊ {＼ミ､、__＿＞､、 ,斗匕´_＿__ イ :ｊ .:ｲ | │
│ 〈/N|lミ=ーく弋才ぐ彡 ,彡弋才>ｰ j :从 | │
│ //.:!|lﾍヽゝ三二三彡 ヾ￣￣・ -=彡イ! | :| │
│ // / |l:i 乂＼三ニ7 /.:/ /.:! | .i乂 ..│
│ _／/ / /ｉｌ:ｌ 人＼三ニ ／／ / :! | :lヽ:.｀ ー:. ､ ......│
│ , - ＜ , .: ′ /: || ｌ :ト三ﾆﾐ ` ´ イ.:// : :/i:.| :l ＼ :. ......│
│ /.: .:／ :/! !:|| :l: :小三=ミ _ ....、,..... _ / // : :/ l :| :ﾍ、 ヾ､、 ヽ ....│
│ /イ／ .:／/ .ｉ:||: :l: : l il＼ﾐ ｀`ｰ"´ ／ // : :/ l: :! :＼ ∨ :. ＼ .....│
│ ／ ..:イ／ .:l ||: :.l: : l ||!| ＼ ｀" ":. |// : :/ l : ! :ヽ .:｝ Ⅵ! ＼ .│
│ / { i! .: i ||: : l: : l:||!| ｀ ､ ／:.: |/ : :/ .:ｌ : | ｌ :｝:!:. Y .....│
└──────────────────────────────────────────────┘
┌────────────┐
│ 二千十八年六月一日 .....│
│ 午後五時 ......│
└────────────┘
┌────────────────────────────────────────┐
│ .│
│ .│
│ ＿＿ ┌───────────────────┐ .│
│ ':::::::::::::｀ . . ..│
│ /:: ::::::::::::::::::::: ヽ | それでは各務原と花山をのぞくメンバーは、 ....│
│ .i :: :::::::::::::::::::::::::::::::i | 全員自宅に戻ったな。 ....│
│ { :: ::::::::::::::::::::: ::::::: ! | ......│
│ ', <●>:::::::::::::::: :: ﾉ ／ __ ___ ..│
│ l :::::::::::::::::::::ﾉ ￣`'―─ ///〃//Vヾヽ ───────────┘ .│
│ /⌒ヽ ﾍ ::::::::::::::::! /⌒i } !ｉ!iミ{｛{{｀´}}｝} .│
│ ＼ ＼ ＞,､ __:::::::::::イ /:::::/ ﾉﾉﾘ弋i {ﾞﾟﾞ-ﾟﾉ!{ .│
│. ＼ :::::::::::::::::::::::::/ : （'(（'ﾞ ﾉiｿゞy)》'､ │
│ ＼ :::::::::::::::/:::ノ ｀ﾞ くノ /f __ｊ/'i ......│
│ ん'､ じ'ﾌ ゝ .│
│ .│
│ .│
└────────────────────────────────────────┘
│ 引き続き、各人の周辺に警備員を配置している。 .│
│ 誰がＸだったとしても、 ..│
│ 互いに手出しはできないはずだ。 ...│
└────────────────────────┘
-==-
ノ ／::::::::::::::::::::::ト ヽ _＿＿
r .ﾆL._/ ::::::::::::::::::::::::::| ｀¨¨¨´ _＿＿ ⌒｀`ｰ=
| ニ「.r '"´_:::::::_ ｀` ::| _ﾆﾆ二二二二二二/´
l ニl }Tﾆﾘ::::〈ﾆニ}:::::| _ﾆニ二二二二二二/
} _ﾆi｛ ,:::'" :::::::::::::::....| _ﾆニニニニニニニ／
. ＼ :.Ｙｧｪｪｪｪｪｪ ::/:/ _ﾆﾆニニニ／
. 丶＼ﾐ┴┴┘彡 _ﾆニニニニ／
｝== くO__＿____ﾆニニ{￣￣
_,,.. -‐__'"ニニニ＼ニニニニニﾆﾆ=- ､
. r ' ￣ _ﾆﾆニニニﾆニ＼ニニニニニニニﾆ=- ､
. | _ﾆニニニニニニニニ＼ ニニニニニニニニヽ
. r '"ニ ニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ
. i ニ ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニi
.....::::::::::::::::::::::::::::.....
／:::::::::::::::/:::::＞-､:::::::＞.､
/:::/:::::::::::::/´::´::::::::::::::::::＼:::＼
i::::/::::::::::::/:::::::i::::::::::::::::;:::::::::ヽ::::ﾊ
i::::i:::::::::::/:::::::::::|::::::::i::::::|:::::::::::::i:::i::i
|::::|::i:::::::i::::::∧::!､::::/::::/:::i:::::::::::i::|::i
!::::i:::i::::::!/:三_!|.∨::::/_!/_!::i:::::::!:!::ト､
∧::〉:::!::i:|!/ー´-｀ 〉:/:!,==,-,i!:::/::!::!
/ !:!､､ヾ!:! /｀ | ￣ ノｲ:!:!:/
!ヽ:=､ヽ | /://
ヽ:|ヽ ´ ./ ! ´
,=---!===､ ―― ／ __
| i:::i:::|>､ ／ ￣７:::i
i i::i|:::|=...＞-´__ i:::!:|
|､ |::||:::| //7-､.i i:::!::|
_,､_,=彡､:::::..../:/ |::| ///:::::::i i /:/|::|
,==＜/ | | i ＞=､/ !::|_//∧:::::::|!∨/､|:::ト=､_
,=彡´＞ ´/､ | .| | ＞:::i＞! i:::::i ｀ヽ:_＞!｀＞=＞-､_
/ ＼ / // // ,=､＞＜＞ ´∧ |::::::i |＞､＞､_ ｀ i i
.i二_＼ ./ / / ! .i / /＜´ ∧ .|:::::::| | ＞､＞､ | |
.| ヽ i.i / , iノ !､ ､=＜∧ |:::::::i !＞-､ // | |
! | |.! / ´ /´､:::､ ∨ ∧ |::::::::!/ 7::/ // /./
〉=-// | ! /---＼:＼ 〉 i ＼:::::/ /::/__ //--/ .i
i i i￣__/ ! ／------.＞､ ´:.＜ ∧::! ＞=､ ／￣/ |
| |! /|＼ __,<´ i ＞､:::＜_ / ／ ´ / i .|
/ !| / ＼ ＞|､ ＼ ヽ ＞=-､.7,..＜＞´ ./ .i |
┌──────────────────────────────────────────────────┐
│ .│
│ .│
│ .│
│ _,,. -─- .＝= -,..-‐､ ... .│
│ . _,厶-ク ＼v｀ヽ＼´- ヽ （ カチャ カチャ カチャ … ） │
│ ／ / ,ハ ﾊ ﾊ } .. .│
│ / /ｲ /ヽﾍ/r､_}∧ // ヽ ／ }ー┐ r┐ ＼ .. .│
│ /!仏ﾑﾍ/ ｀ｿｲ 廴）// | { ノヽ / ＿＿ ヽ / |/ } ... .│
│ ‐Vi ﾊ ● ●．^ヾｲ}ﾘ| | ＼ ツ ／ ､_／ Ｏ ／ .. .│
│ ﾊ/||ミ彡》､_,､_, ⊂⊃ / |ﾉ|| | │
│. , -‐ _ﾄゞﾐゞ ヽ._） j | | 私は校長室にいる。 ... │
│ / __ ∧ | ∧ │
│. 〃 ,. --ミヽ /∧ i |/ハ .... .│
│ ji／ ￣｀//, ..__､〃 , ___!＿_j＿＿＿＿＿__ │
│. {{ '/ // '‐-､ ′ | ｉ´￣￣￣￣￣￣￣ ｀ｉ . .│
│ ﾚ, / , ∨ | | | . .│
│ //7//―ｧ/‐/7/￣{ iっ | | ┌―――┐ | . .│
│ /! 〃 // （' //} ｉ | | | |┌―― ､| | . .│
│. | 〃 ￣ jﾉｲ | | |::l::i::::::::::::::| | . .│
│. | ､__ﾉ{__,.ｲ , | | |_j::l::::::::::::::| | . .│
│ ｜ ） ﾚ／_＿__ー‐――┤:::::::::: |――┘ │
│ ￣￣￣￣￣￣〔丁￣￣￣￣￣￣￣￣￣| ::::::::::::|￣￣￣￣ . .│
│ ｀￣￣￣￣￣｛二二二二l_＿＿_|二二} ....│
│ .│
│ .│
└──────────────────────────────────────────────────┘
┌─────────────┐
│ 隣にはでっていうと、 │
│ 花山を控えさせている。 ..│
└─────────────┘
/´Ｙ｀ヽ
o ﾟ ﾟo/(／)(＼)ヽoﾟ ﾟ o
／ ⌒｀´⌒ ＼
| ,-）＿＿＿（-、|
| l ｀⌒´ ｌ |
＼ ／
ノノ~ヽヽ
［`ﾒё´］
ノ'⌒｀ ´⌒ヽ
（ ,､ ﾟ 人 ﾟノ'ヽ
. ( ﾉヽ ミ 仝ミ/>' 〉
｀ξ＝＝＝ヽ´
|￣ |∥￣|
（ , ﾉ（ ､ ﾉ
| / | /
（＿_） （_＿）
┌─────────────────────┐
│ 各務原は、相変わらずの状態だが、 ..│
│ ふいに正気に戻る可能性を考慮して、 │
│ 保健室に通信機器を設置させている。 ..│
└─────────────────────┘
乂 __
＞: ｀¨¨¨¨¨¨ﾐh､
／: :/: : : l: : : ＼: : : ＼
. : : ､/: : : : l/､: : : 丶: : : `､
／: : : 八: : : : ! ヾ: : : `､: : : : 、
-= イ: : : x== V: : : l斗=ミ: : : V: : : : ，
/: ://ん( ヽ: : ! ん(_ iヽ : V: : : : ,
. : /l Vソ ｀⌒ゝシ｜: : : V : : : ､
. : : : !: : : : lヽ: : :个､
.: : : :｛ ⌒ !: : : : lノ: : : :｝
i: : : 个s l: : : : :!: : l: i ｝
乂: : : : l: ≧s──‐- ､j: : : : :l: :/:/:ﾉ
丶 : : !: /:::l l::::::::::::::::::/ : : : /⌒⌒｝
┌───────────────────────────────────────────┐
│ ..│
│ ,.ヘ､＿＿＿ ＿_ .│
│ ,心､_| ハ ＼ﾐ＼ ＼ﾍ癶､ ..│
│ ／ノ ﾉ rﾐl:l:lﾊ ヽ ｀ヽ ＼ｰ'＼ ....│
│ 〈 / |ジ´,,´´} /Nヽ ト,ｌ＼ V Yﾍ これよりXの正体を探るため、 .│
│ ﾉ 〈l lﾊ ゞｊノー--H/､| } lﾊ ＼〉 でっていうに尋問を行う。 .│
│ ／/ / Nゝ!'＾｀ヽ ~''´_,z≧､_N | l ∧ ヽ │
│ / l {イ弓彡､ﾐ_ｊ ､_´￢‐’='＾ｊ/ l ﾊｊ)ハ .│
│ | l ! ﾄﾄ!〃_(・'`/ ﾟ // /ｲ 〉 | .│
│ ＼l,! ﾍ|Z彡7ヽ r､ !ｲ/ /ﾄ! } | ∫⌒ ......│
│ ヽ､|ﾐ彡彡{ ス//|rノ | ....│
│ |lﾏ三彡7∠_ 二`ﾆー' ｊ/´| ! | （( │
│ | l∨辷/ | | ! | （ ⌒ ) │
│ | ll ＼払 ´ ﾐ /| | ! l (~ ノ ..│
│ ／} | |l l＼} ／ｹl | | ノ │
│ ヾ 彡＼ ／ｰ'/ ! li | ｌ |＼ | | lヽ∫ │
│ ／｀ヾ ／ ／ ノ| l | llﾊ ::::＼ ＿ ィ _ｨ| |l r_i~＼ .│
│ ／ ／ ／ ＼─‐-､_/ム| l l／ﾊ ヾ壬/ ｀ヾ| l|ﾊノ人､ヽ_三⌒ヽ │
│ | _／ ／‐ヾ､ノﾘ＼::::::::::::::::| ｌ |三∧ _ _ __,|z ﾆ1'＼ﾍ＼ _｀ヽ_ﾐリ │
│ ヽ ー'´ー=ハヾ､ジ ＝=二_ァこ- |-￢'}＾´￣ｰ´ ￣ │! lﾍ:::::::`ー--..､ﾙ(_rﾍ ......│
│ l _／ 〉:::::::::::::::::::::::/ ﾉ | / ﾉ ', ､､＼::::::::::::::::::::｀丶､ ...│
│ |l .ィ:::::::::::::::::::::::/ ﾊ/ l ─--､ く_.. --─∧ゞ ﾆ _＼__::::::::::::::::::::: │
│ /::＼ ´ ヽ:::::::::::::::::/{ ! _ノ|ゝﾍ `~ z‐､/::::::＼ _ ヽ ム::::::::::::::::: .│
│ /:::::::::∧ }::::::::::::〈 ﾉヽソ （::::||彡〈 〈ミ/::::::::::::::::::ｿ フ ﾉ:::::::::::::::: .│
└───────────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────────┐
│ ..│
│ /´Ｙ｀ヽ .....│
│ o ﾟ ﾟo/(／)(＼)ヽoﾟ ﾟ o ...│
│ ／ ⌒｀´⌒ ＼ ...│
│ | ,-）＿＿＿（-、| ビクッ .│
│ | l ｀⌒´ ｌ | │
│ ＼ ／ .│
│ ..│
│ ..│
│ ..│
│ ..│
│ ／ 丿 ／ j { /⌒ヽｨ公ｘ ＼＿ﾉ .│
│ ／ ／ / / ,.イい八! } く │
│ ／ / / / / -|‐=＝ト ﾉｲイ ﾉ ,ハ │
│ く } ﾉ { 〃l /｛. 斗=ミヾ::::） .:⌒メ ｊ| イ ﾄ │
│ } 厶イ八八{ 八{ ＞ｾヅ`仁7 ｨゼド刈 }ﾊ ﾊﾉ .│
│ ﾉ { ｛ ィ个ﾆ≧＝彡ﾆ/ { ー= ﾘ ﾉ厶イ .│
│ （ ∧, -ﾍ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ,′ ∨ イイ / だがその前に、 │
│. ' { く ! ├=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ｛ , / 仏ｨ′ 全員に承知していて欲しい .│
│ i l 人 (l 卜ﾆﾆﾆﾆﾆｒ‐┘ __ ﾉハ| 情報がある。 │
│ | l ヽ.| 八ﾆﾆﾆﾆ=┤ ∠二〕 / ｜ .....│
│ | | l| | トヽﾆﾆﾆﾆゝ ｀こ ﾟ′ /l | でっていう、お前には .│
│ | | l| | | ＼ﾆﾆﾆﾆﾆ} ﾌ /⌒' ﾉ 意味不明な事柄かもしれないが、 .│
│ | | l| | | `ト ﾆﾆ=} ｲ / .ｲﾄ､ 黙って聞いていて欲しい。 │
│ | ｜ 从 ｜! { ≧=‐-ｒ=彡' ｉ / !{ !＼ .│
│ ﾉ ｊ .〃 | ﾄ､ ｒ‐ ミ｜i { |,' 川 ! ＼ ..│
│ ／ 〃 | | ＼ ∧ Ⅵ { | 〃从 ヽ、 ...│
└───────────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────┐
│ .│
│ /ノＹヽヽ │
│ /（0)(0）:::ヽ .....│
│ .／ ⌒｀´⌒ ::＼ て、てう？ .│
│ | )ノ(、_, )ヽ, （::::| .....│
│ |.l ,;‐＝‐ヽ l :::| │
│ ＼ ｀ニニ´ ::::／ ......│
│ ／｀ー---―´＼ .....│
│ .│
│ .│
│ .│
│ .│
│ rfﾑZZﾏﾑy､ ...│
│ それでは、やらない夫先生。 ,z-彡'彡ｲﾚﾊﾊﾊ｀}､ .│
│ 説明をお願いしたい。 __Z〃,/ｲ_i_f``jxj_j_jj ゝ .│
│ ｲ{| l 《ﾐzaxj r:ta､ﾘｲ ） ..│
│. ﾊ yYﾙ'ミﾐﾐｿ ｣::.. 从ｲ .│
│ // ,ﾍ ／／∧ミﾐ ｰ==‐ ﾉﾉﾉ ..│
│ | ﾚ'/ ／⌒ミﾆ彡／／／lヽﾐ ／//__ .│
│ | ｲｿ （ (⌒ー -' ／∠＿｣ﾐ;;,.＞＜//∧.....ゝ-一辷ヽ │
│ | ｲjﾄ､ j Y ｼ´＞':::::::::::::::::､＿_, 人 ﾍ...ヽ...〉...j.....丁.}､ .│
│ ＼ | }ミヽ､..... /..::::( i ﾊ {::::::::::::::::::::::::＼,,,, （彡辷ﾆ二⌒ｿ..........〉.〉 ......│
│ ﾄｲ__|:::::::::::::::::::::::::.................:::::::::::::::::/ 〆:::::::::::::::::::::::::::::::＼,,, ,,;;;;〉ｰﾐヽ ﾐ彡ヽ.∧ ......│
│ ∨ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ｲ〃⌒´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼）/::::::::::::ヾ､ （ ｿ／､ .│
│ ￣｀＞､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::） j ﾐヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｿ::::::::::::::::::::） ､ヽ:::::::::ヽ､ .│
│ ｀＞､:::::::::::::::::::r=ﾆｲ ノ--一-､:::::::::::::::::o:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人 ) Yﾌ,ｿ:::::::､ .│
│ ￣￣￣（ ( ｱ´ / ノ ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾟ:::/ Z´ （ ,（::::::::::∧ │
│ Y{､ （ ｲ ´ j∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::f彡=一 ソﾊ､ノ::::::::::::::} │
│ ｀ヾ､ ゝvﾍ , ﾑ ∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾚﾌ⌒＜.....〉､:::::::::::::::/. ....│
└───────────────────────────────────────┘
│ .│
│ ／￣￣＼ │
│ ／ _ノ ＼ │
│ | （ ⌒）（⌒) │
│. | u （__人__) はい。 （照れるだろ） .....│
│ | |r┬|} .....│
│ | | | |} ..│
│. ヽ ｀ﾆ} │
│ ヽ ノ .│
│ / く ＼ .│
│ | ＼ ＼ ....│
│ | |ヽ、二⌒)､ │
│ .│
│ .│
│ .....│
│ ／￣￣＼ えー、今から皆に教えることは、 ......│
│ ／ _ノ ＼. これまでの出来事から、俺が分析、 .│
│ | （ ＞）（＜） というか推測した内容だろ。 │
│. | ::::::⌒（__人__） .....│
│ | ｀ ⌒´ﾉ .│
│. | }. 。 ....│
│. ヽ } / │
│ ヽ ノ ./ ......│
│ / lヽ介/lヽ、 ,rE) ....│
│. | | ~ヾ/~ |. ｿ◇' .│
│ | | ﾟ| |＼／＿＿＿＿Ｅ[]ヨ＿＿＿＿＿＿＿_＿＿＿ .│
│ ＿ | | ﾟ| |＿_ .│
│ |＼ ￣ヽ⌒ヽ⌒ヽ ＼ │
│ |＼＼ ⌒ ⌒ 甘 ＼ .│
│ | ＼|￣￣￣￣￣￣￣| ....│
└────────────────────────────┘
┌────────────────────────┐
│ 時間の巻き戻しについて、俺が疑問に感じたのは、 │
│ 巻き戻された範囲の短さだった。 │
└────────────────────────┘
一回目 零時 → → ？時
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
二回目 六時 → 十五時
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
三回目 六時 → → 十五時
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
四回目 六時 → → 十五時
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
五回目 六時 → → 十五時
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
六回目 六時 → → 十五時
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
七回目 六時 → → 十五時
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
八回目（今の周回） 六時 → → 継続中
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌───────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
│ ／￣￣＼ ほとんどの周回で繰り返されてきた期間は、 ..│
│ ／ _ノ ＼ 六時から十五時まで。 ......│
│ | （ ●）（● ..│
│ | （__人__） │
│. | ﾉ 鵺の説明によると最大で二十四時間、 .│
│ | ∩ ノ ⊃ 同じ時間を繰り返すことができるはずなのに、 ...│
│ ／ .／ ＿ノ これは余りにも少ないだろ。 ..│
│ (. ＼ ／ .／_ノ │ ...│
│ ＼ “ ／_＿_| | .│
│. ＼／ ＿＿＿ / .│
│ │
│ │
└───────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────┐
│ ..│
│ ..│
│ /＼＿＿_／ヽ ....│
│ ／ -‐' 'ｰ- ＼ （そういえば鵺、いつの間にかいなくなってる） .....│
│ . | （●）,(､_,)､（●） ::| ......│
│ | /,.ｰ-‐､i :::::| │
│ | //⌒ヽヽ .::| │
│ | ヽｰ-‐ノ :::::| ....│
│ ＼ ￣ ...::／ │
│ ..│
└────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────────┐
│ ....│
│ ／￣￣＼ ...│
│ ／ _ノ .ヽ、＼ 最後の十五時については、 │
│ | （●）（●） | Ｘの目的である大統領たちの訪問と、 │
│. | （__人__） .| 不発弾が爆発する時刻だったという事実が ....│
│ | ｀ ⌒´ ﾉ 明らかになった。 ..│
│. r─一'´￣`＜ヽ } ....│
│. `ー‐ｧ , ) , -'~⌒ヽ、 ..│
│ ノ {. ,ﾍ ,l. ゝ、_ .'ヽ). .│
│. ／, ､ _ /. | . ', . .. .ヽ、 ....│
│ （／ / // / / ...| ...|＼..＼＼ ＼_) .│
│ / // / / . . ＼_＼_)､_） ...│
│ ｰ' {_/ノ ."´ │
└──────────────────────────────────────────┘
／￣￣￣￣＼
( ＿＞
. /＼＿＿＿＿＞ヽ
/ / ミ＼ ／彡Ｖ .|
（Ｖ ヽ・ | （・ノ Ｖ）
（ `ー |__ ー´ ）
∧ ノ∩ヽ /
人 ┌∪┐ ﾉ
＞ヽ＿ノ＜
| Ｖ|_∧/ |
| | V |/ | |
| | Ｖ | |
__,. ---.,..._
_-'" , ' ヽ
.( ,-─-...--'( ,')
t,-_ ";。、' ヾrt
{'ﾟ"j _ |, ﾉ
t ,._,._ヽ /-'
ヽ"'" ／ ∧_
. _, -''''"／ﾍ￣ _／ /::ﾍﾞ''-.. _
┌──────────────────────┐
│ 俺たちに教えるわけにはいかなかったから、 .│
│ 直前で巻き戻していたという理由だろ。 ..│
└──────────────────────┘
___....-宀'ワ
_....y'~~ iｔﾅ'~~`' 、
, ___..-ii辷''ｬｮl{〃 "''、 ﾍ
__..ilょ'''ll匸 ﾞﾞ'∟ "∟ﾞぇﾞﾞﾞ'''ｰ-ｬill[|llL ﾞ'、
__,,..uｧ''''' ｯ､ "'∟ "∟ "'、 ﾞモ ﾞl什''"" ﾆﾙ'卜 l|
__,,..uｫ‐''ﾞ"Ｈﾆ"l 、 "'ll入 廴 'ﾞlレ '廴 'll、''、 _u广 .廴uｬ弋
.. _jiＦ「ﾞひｮこﾞl 、 "llLﾞ九 てlレ |l、 'll、 ,ll_..illllせ_ll廴_ __ニ-‐'''´
.广 ﾞllLﾞ廴 "llLﾞll、 |l||l___jllｘｒlll ll’ jl{,jl广'‐''~~~~
〕 __ |lLﾞll、 ﾞll|_|ll..iｮllll'llll´|l’ jl[__illﾚ‐~~
|、 ﾞ "l|_|lluｬｬ'lll"ll| '〔ll乙..l什'~~′
ﾍ _..jl´]l’ _ jllしlト‐'~~
ﾞ'ｘ,,_____jll lト''广′
┌────────────────────────────────────┐
│ .....│
│ _,....----､,,...,, ......│
│ r‐''"彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ .│
│. ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡;;;;;;;;;;;;;ミ、＼ .│
│ .ﾉ;;;ノ;;;;;;;ﾉ;;;;;;;;;;;／;;;;;ﾄ;;;;ﾐ;;;;;ミ;;;;;＼ ..│
│ /;;;;;;;;;彡／,;;;;;;;彡ﾉ/ 入､ﾐ;;;;;;;;;ミ;;;;ヽ. ....│
│ /;;;;;;::-＜彡ノ彡" ノ./´. ＼＼ ﾐ;;;;;;;;;i つまり始まりの六時についても、 ..│
│ /;;.／ ｀ヽ､ ´ /r i／´｀ ｀ ＼;;;;;} 何か理由があったってわけか。 ....│
│ .り ､≦二ミ、＼ ,ノ´ / 彡ニミ,ｒ ヽ|_ │
│.. ﾉ｀Y ＼,,_○ ,i ,!{ ノ i､○__ノ i ヽ .│
│ .|(.i |｀''-.,,..,.￣ ,.,..ﾉ.ﾉ （ ￣ ﾉヽ| .│
│ ヾ iヽ,, ´>.く ,‐､ .ﾉ‐、 ／|ｒ.ｲ ......│
│ ,-ﾉiゝi ｀ヽ、ii. ｀‐（___）-' ／ く|ﾉ ﾄ--、__ ...│
│‐'"/::::| .人 X ,丶し‐、 i´! ノ .|: ＼＼ ...│
│´イ:::::ヽ ｀ヽ ｀ -く-'ﾆﾆヽ＞ ／´ /:::::::∧ .....│
│./:|:::::::::｀、 入,,_ ＞--く .ノ´ ／:::::::::::i::::i │
│.|::.|::::::::::::＼ .ﾍ､. ´ }} ,r´r ／:::::::::::::::/:::: │
│i::::i::::::::::::::::::ヽ､._ ＼''-､,,,,,..ゞ ‐'.／,.r''´::::::::::::::::::/:::::i .│
│ヽ::ヽ,::::::::::::::::::::::~"''‐- ::: ,,.ノｒ''"::::::::::::::::::::::::/:::::/ .│
│ ヽ::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::イ｀''''"ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::/ ....│
└────────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│ │
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ .│
│ | （ ー）（ー） みんな、 ....│
│. | （__人__） テレビで六時台のしたらばニュースをみたか？ ....│
│ | ｀ ⌒´ﾉ ......│
│ .ｌ^l^lｎ } .....│
│. ヽ L } ......│
│ ゝ ﾉ ノ .│
│ ／ / ＼ │
│ ／ / ＼ ..│
│. / / |ヽ、二⌒)､ .....│
│ ヽ＿＿ﾉ .│
│ │
└─────────────────────────────────┘
┌────────────────────┐
│ 今朝の「市長の言葉」で出てきた市長が、 │
│ こんな風に話してただろ。 ......│
└────────────────────┘
γ⌒) ))
/ ⊃＿＿
〃/ / ⌒ ⌒＼ ついさっき、ものすごく嬉しいことが決まったお！
γ⌒)（ ⌒） （⌒） ＼ ∩⌒) まだ秘密だけど、みんな、絶対驚くと思うから
／ _ノ :::⌒（__人__）⌒ 〃/ ノ 楽しみにしていて欲しいお！
（ <| | |r┬（ / / ））
( ＼ ヽ ＼ ＿`ー‐' ／（ ⌒）
/ /
┌───────────────────────────────┐
│ ....│
│ ／￣￣＼ ...│
│ ／ _ノ ＼ .│
│ | （ ●）（●） │
│. | （__人__）. ｒｍ､ 今考えると、 │
│ | ｀ ⌒´ﾉｒ川 || あれが何のことだったかは分かるよな。 │
│. | },.! ノ' ....│
│. ヽ ｒ / .| ..│
│ ヽ ノノ ﾉ ...│
│ / ／ .／ ...│
│ | ／ .....│
│ | i´ ...│
│ ....│
└───────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────────┐
│ ..│
│ _＞‐ `ー‐｢ ｀ー―――‐- .│
│ '" : : : : : : : : /|: : : : : : : : : : : : : : 丶､ ....│
│ ／.:.:.:.:.: '".:.:.:.:.:.: ￤.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヽ:.:.:ヽ ...│
│ ／:; -ｧ:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨___V⌒＼ .│
│ /／ /:/:::::::::::::: /:: /:::/ ｌ:::::: ＼:::::::::::::::::::::::::::∨ﾝ′! jヽ ......│
│ ｌ/:::::/::::::: /::_/_:/ l:::::| ::: ＼＿:::::::::::::::::::',: K_/ ', │
│ /::::〃:::::::,'::: / !:l ',:: lヽ´:::::＼｀:::::::::::::::: ｌ |::::| l │
│. ,':::::::{{:::::::: |:::/ |:{ ヽl ＼|_ ＼ ::::::::::: | |::::| | ...│
│ !:::::::/!::::::::jﾚ えテトﾐ ｨ斗テ〒ｱ ::::::::::| |::::| | ...│
│ |:::::/│::::::Ⅳヾ r'::::::｢ r'::::::: j バ ::::::: |＿/ ::,|_,／ │
│ |:::/_厶:::::::|ハ Vﾍ j !ﾍイ/ ﾍ :::: |:::::::::/:| .│
│ V ヾﾍ::::|ヽﾊ ゞ '' ` ｰ'' ﾚ'Ⅳ^|）:: /:: | 大統領ズの ..│
│ l ヽ|::::: { .:.:. ' ::.:.:. ,､ ＿ イ:::: /::::::| 電撃訪問しかないわよね。 ..│
│ |:::|:::::: 个 ヽ) イ/::::::::::':::: /::::::: | .│
│ |:::l::::::::::|::ﾘ ＞t-r セヽ 〃:::::::::::::::/:::::::::::| .│
│ |::::l:::::::::|/ _/ /-} V /:::::::::::::: /::ｌ::::::::: | .│
│ |:::::ｌ::::::::l'´ |-―=:-/ /:::::::::::::: /| ::ｌ ::::::: | .│
│ |::::::l::::::::|ﾍ. | :/ /::::::::::::: /ヽｌ:::| ::::::: | .│
│ |::: ∧:::: ｌﾍヽ │ / /:::::::::::: / ／ ｌ::| ::::::: | .│
│ |: / ∧:::.ヽヽ＼.l ／ /::::::::::／ | | ::::::: | .│
└───────────────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ ＼ .│
│ | （ ●）（● ここで問題なのは、 │
│ | （__人__） 市長が「ついさっき決まった」と話していた点だ。 .│
│. | ﾉ ......│
│ | ∩ ノ ⊃ 素直に考えると六時以前に決まったことになる。 │
│ ／ .／ ＿ノ │
│ (. ＼ ／ .／_ノ │ │
│ ＼ “ ／_＿_| | .....│
│. ＼／ ＿＿＿ / .....│
│ │
└─────────────────────────────────┘
┌────────────────────────┐
│ そして市長は、 ...│
│ 訪問先はクジ引きで決定したとも言っていた。 .....│
└────────────────────────┘
＿＿__
／_ノ ヽ＼
／ （ ●） （●）、
／::::::::⌒（__人__）⌒＼ で、クジ引きの結果、
| |r┬-| |. したらば市が選出されたんだお！
＼ `ー'´ ／
⊂⌒ヽ 〉 ＜´/⌒つ
＼ ヽ / ヽ /
＼_,,ノ |､＿ノ
┌─────────────────────────────────────┐
│ ...│
│ ／￣￣＼ ..│
│ ／ ⌒ ＼ 基本的に巻き戻しの中で、 │
│ （ ●）（ ●） ｜ 人間の行動や判断は同じものが繰り返されている。 │
│ .（__人__） | ....│
│ ｌ｀ ⌒´ .｜ けれども、クジのようにランダム的な要素が .│
│ { .｜ 混ざっている事柄の場合、 │
│ { ＿ | 常に同じ結果になるとは限らない。 .│
│ （ヽ、ヽ / ）| ......│
│ | ｀`ー―‐'| ..ヽ| │
│ ゝ ノ ヽ ノ .│
│ ...│
│ ...│
└─────────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────┐
│ .│
│ ／ ／ ヽ ＼ ....│
│ ノ , '/ ' ヽ ､ ヽ ..│
│ 〃 {八人 八ﾊ人ﾊ ｌ .| │
│ 人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人 ああ、なるほど。 .....│
│ 从 ﾘ<●> <●> 从|ﾉ从 .....│
│ 从 ﾘ ゞ≠ ゞ≠ 从|ﾉ从 .│
│ |ﾍ -－ | |/ ..│
│ ﾚ/⌒l,､ __, イァﾚ .│
│ . / /::|三/::/／ ヽ .│
│ . | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, │
│ .│
└─────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────────────┐
│ ヽ､.,,,＿ ｀ ､、 │
│ _,,..､､､..,,_｀`)),..､､ -‐=‐ .│
│ ､丶`｀｀`〜､、 ヾ､丶`｀｀｀`丶、 ..│
│ , '´'"ﾟ~￣~ﾟ＞､ Y⌒ヽ ｰ=＝ミ、＼ .│
│ .,,__,,ノ / /∧ }〉 ｀丶､ `､ ......│
│ .,,__ア / , '´γ'" } ､､.,_ ﾟ, ﾟ, .....│
│ .,,__,,ノ ′,′ ; __,,ノ ﾉ ｀ ､ i .....│
│ _,,≫ { i{ 人 _,,.､ ` }i )' ` ､.,,__,,. ......│
│ ⌒ﾉ ′,从ﾘ ／ ) ! ,,ノ杙 ﾄ.,_,､ヽ⌒ │
│ __彡 / j i ,,ノ _,,,..､ィ )' i {从 .│
│ ⌒7ﾊ ∧ _,,.ノj{ｉⅱ ⅰ '７1 ﾉ ノ i.,,人,,_ ....│
│ } 茨葹ﾘ八 ! {-iﾙ'´ ﾉ.,,__ア⌒ くじ引きが行われる前まで .│
│ メ、.j ミ｀”~ ))h､N筵筬___彡 _ノ( 時間を巻き戻した場合、 .│
│ ﾊﾞ ､( ⅰ ｀ﾟ”´_ア_,ノ(⌒) 訪問先がしたらば高校で .│
│ } i 〈｀` , ,ふ ))⌒ なくなるかもしれないわけですね。 │
│ .,,ﾉ人ム ､､..,,_ ‰人( ......│
│ ,ｨi((（.,,ﾉj」 `､ ｀`｀､ィ(λぅo｡.,_ そうなると、 ....│
│ ,ｨi{:i:i:i:i:i:i:i:i:i] `ー='" /{:i:ii:i:i:i:i:i:i:i〕ｈ､ 犯人の目論見は台無しになってしまう。 ..│
│ `'寸h｡.,,_:i:iｱ `':, ／ ,ﾞ :[:i:i:i:i:i:i:＞ ゛７ .│
│ ﾏニニ}h､ }:; / j ＞ ゛=ﾆニ/ │
│ ,,_,,､ィﾆぅY二二ニﾆﾆ}h､,,__,,.､､rｾ〔ニ冖￢==￢ァ ､.,,_ ....│
│ ,､rｾだニニニニニニニニニニﾆ「ニニニニニニニニﾆ,′ ,ふうぅ:ｘ、 │
│,:(ﾆニニニニ二二二ニニニニﾆﾆﾆ}iニニニニニニニニﾆ ,こニニﾆﾆ)h ..│
│iニニニニニニニ二ニニニニニﾆﾆ}}ニニニﾆ┌--‐‐うﾆ{ ,たニニニﾆﾆi │
│ │
└────────────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────┐
│ ／￣￣＼ .│
│ ／ _ノ´ ヽ、 .....│
│ ｜ ( ―) (―) ....│
│ ｜ （___人__） │
│ | _.ﾉ だから犯人は、 │
│ | _/__ﾞヽ_ クジが引かれたと思われる ...│
│ j､_ (〈_ｒ- ヽ ヽ、 時間帯より後にしか、 ..│
│ √::::::...｀ミｭ､r'､〈｀ヽ､ | 時間を巻き戻しできなかったわけだろ │
│／.::7￣￣. : : .:.:.ヽ_ヽ ﾄ､ 常識的に考えて。 ..│
│/ .:::/.:::::::::::::::::::::::::::::..＼Yｰ‐ソ, │
│.::::/.::::::::::::::::::::／ ⌒ 、ヽ,:::::::::| .│
│.:::::::::::::::::::::::. ::::::::::::::..ヽ::.',::::::::| .....│
│::::::::::::::::::::::/ .:::::::::::::.::::: }::::;::::::::| .│
│::::::::::::::::::::::l .::::::::::::::::::::: ,.:: i::::::::| │
│:::::::::::::::::::::;i .::::ヽ::::::::::::::l_:::|:::::::| .....│
│ ', ..│
└────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────────────────┐
│ ...│
│ ...│
│ ／￣￣＼ 市長の言葉だけでは、 ..│
│ ／ ＼_ ＼ クジを引いた時間は特定できない。 │
│ (一）（ ●) | ..│
│ （__人___) │ ....│
│ (_｀⌒ ´ | ただ六時になった直後にテレビに現れた市長が .│
│. { │ 「ついさっき決まった」と話している以上、 │
│ /ﾆ⊃ _/ .│
│. / ┴┐ ／}＼ 六時であれば決定していることは確実だ。 ..│
│ | ニﾆ}--／ ／ﾆﾆ}ﾆ=- ＿_ ....│
│ ＿_| _Ｋ_八__／ﾆニ／二二二二__ だから巻き戻し下限は、六時に固定するしかなかったんだろ。 ....│
│ /二/| ￣|__/ /ﾆﾆニ〉ﾆﾆ二|二二二_ ＪＫ…… .│
│. |ﾆ/＼ｰ―| |/ﾆニ／ﾆﾆニニ|二二二{ │
│. |/ﾆ二＼__|_/二／ﾆニニニニ|二二二=__ ..│
└────────────────────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│ │
│ /ノＹヽヽ .│
│ /（0)(0）:::ヽ ......│
│ .／ ⌒｀´⌒ ::＼ 巻き戻し？みんな、なにを話しているんだっていう。 .│
│ | )ノ(、_, )ヽ, （::::| ......│
│ |.l ,;‐＝‐ヽ l :::| .│
│ ＼ ｀ニニ´ ::::／ │
│ ／｀ー---―´＼ ......│
└─────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────┐
│ .....│
│ .....│
│ ／￣￣＼ ....│
│. ／ ＼ .....│
│. | _ノ ヽ､. .| .│
│. !. （一）（ー） ｜ 話は変わるが、でっていう .│
│ , っ （__人__） | │
│. / ミ） ｀⌒´ / ..│
│. / ノゝ / ....│
│ i ﾚ'´ ヽ .│
│ | |／| | | .│
└─────────────────────────┘
┌───────────────────┐
│ ......│
│ /ﾌＹヽ ....│
│ o ﾟ ﾟo/( o)(o )ヽoﾟ ﾟ o っっていうう？ │
│ ／ ⌒｀´⌒ ＼ │
│ | ,-）＿＿＿（-、| .....│
│ | l ｀⌒´ ｌ | ..│
│ ＼ ／ ...│
│ ......│
└───────────────────┘
┌─────────────────────────────────┐
│ │
│ ／￣￣ ＼ │
│ _,ノ ヽ､,__ ＼ ....│
│ （●)（● ） | ...│
│ （_人___） | ...│
│ '､ │ 君は、何者かに脅迫されていただろ？ .│
│ <二ニヽ | ....│
│ .／-‐ ｀i ､ ＿__,. イ │
│ {/´､ ',┐ ＼ .│
│ しrヽ V ヽ .....│
│ ヽ､_ ヽ ｨ } .│
│ ＼ ＼ ﾉ i ......│
└─────────────────────────────────┘
┌───────────────┐
│ ...│
│ /ﾆＹﾆヽ .....│
│ / （・)(・）ヽ .│
│ ／ ⌒｀´⌒ ＼ …… .│
│ | ,-） （-、.| ......│
│ | l l | .│
│ ＼ ｀ ⌒´ ／ .│
└───────────────┘
┌─────────────────────────────────────────┐
│ ......│
│ _ ______ ..│
│ l i ／ ＼ この際、脅迫の内容が │
│ l l_.／ _,ノ ヽ､,_＼ どんなものだったかは問わない。 │
│ l/ ニヽ( ●) （ ●） .| │
│ l / y 「'i___人___） | 今日、校舎で大統領たちに襲いかかるまでの ....│
│ l <、.l | 経緯を説明してもらいたいだろ。 │
│ ', ',/ | ....│
│ j ﾉ ,/'|、 ....│
│ _∠⌒ヽ j 'i, __ , __ ｨ／::L___ .....│
│ ／ ...::::::::::ヽVヽ::::::::::::::::::::::::::／:::..´''' ､､､ _ .....│
│ ／ ...:::::::::::::::::::: 〉::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..... i::..＼ │
│ ／ .:::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l::::::: l .│
└─────────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────┐
│ .│
│ /ﾆＹニヽ .│
│ /（0)(0 ） ヽ ……今から一ヶ月前に、 │
│ ／⌒｀´⌒ ＼ メールが送信されてきたって言う。 │
│ | （- 、 | .│
│ ﾄ-―――-｀ l ! │
│ ヽ ｀⌒´ / /、 │
│ ｀ｺー /,ﾉ:::ゝ､ ......│
└───────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────┐
│ │
│ﾊ /, |ヾ｀ヾ'｀＜三 三／ / , / | .│
│ ゞ| ﾊ !三 ハ ｀ヽzk / ／ ' j }. / .....│
│ /从ﾊ ﾊ ﾄﾊ 三 三>x/ｼヾ-＝彡 ,ｲ彡' .│
│./ j＼ {＼ ﾊ从 三 三ﾊ ,:' ,: ／´ .│
│. , ヾ; ＼ 八三 三 三} i=＝彡'´ （そんなに前だったのか） │
│. ,' iｿ | {ﾐーﾞ 三 三りヾ' : '´ ..│
│ i i. | iﾊ ﾏ三__三／ ﾏ ...│
│ | | i i |ﾊ ﾏ ヾﾉ ﾏ .│
│ | | | | |ii{＼ﾏ ヽ │
│ | | | |､ヽ三ゞ. _ =- .ノ ....│
│ | | | | ＞｀ヽ 人。:､｀::.､ ,'´￣ .│
│ | | | |彡' ｀ヾ :､::.＼__Yj ...│
│ | | | | _. シ ......│
│ ﾊ! | | , '´ .....│
│ │
└──────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────┐
│ .│
│ .│
│ .│
│ /⌒Ｙ⌒uヽ 添付されていた画像に、 ......│
│ /（○) (○）ヽ 俺の知られたくない秘密が │
│ _ ／::::⌒｀´⌒::::＼ 写っていたっていう。 │
│ ／´ | ,-） （-、| .│
│ /' | l ヽ＿＿ノ l | ..│
│ ,ﾞ ／ ) ＼ `⌒´ ／、 .│
└─────────────────────────────┘
┌───────────────────────┐
│ │
│ lヽ ....│
│ | ヽ ＿_ ......│
│ ヽ L,ｧ'´ ／ ...│
│ , ＞f=-＜ｰ ､ │
│ ／: : :イ´: ∧ヽ ､: :.＼ .│
│ /: : : :|:/:_: l/ }: |､: : !: : :ヽ （秘密って……） ..│
│ l: : : : |/´// ｌ:バ｀:|: l: : :.| .│
│ |: ｌ: : :|≠彳 !ﾃミ: :!: ﾄ､! ....│
│ |: l: : :ｲ代.| |rt:从ｌ: :| .│
│ l/l: : : 弋シ ゞ= {ﾉ: :| .....│
│ ヾ.ﾄ､:.l､ ｡ ' ｲ:∧l .│
│ Vヽヾ７ｰfァﾆ彳 l/ .│
│ Y⌒ヽ､／｀ヽ .│
│. ├‐┬＝┬┤ .│
│ ｌ ! ! ｌ .│
└───────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────┐
│ .│
│ .│
│ /:／ - ￣ ハ ` ‐ ､ヽ !, ....│
│ Y .／／ ／ / |:i ＼､ i │
│ ／ｰ-､／､_ :／ ', i i,.ﾍ ', ヽ:i| ...│
│ r―´ ´ ／ i /: ト ､ i:ﾍ ...│
│ ノ ﾍ | ,.ｨ i `ー ､ i .....│
│ i ,.イ / ﾊi,|//| i ` ..│
│ / i ﾊ i / i|`ー- | .│
│ 'i i ﾊ ト! ｨ:ﾊ i ハ ﾉｲ / i （殺人、あるいは死体遺棄か） ...│
│ ﾊ/| |iL__V`'くﾊﾊ |ｲハ :i （放置するつもりはないが │
│ / V＼ﾄ卞乏`ﾐヾ` ー-=≠―| ./ ……今は追求せずにおくか） .│
│ ／ | :ﾄ､ゞ､:.:.:´彡 i えzｩ‐ラ/:/ / │
│ ／ :/| /iト-=;,;_i' ` ‘/ｲi ｲ ／ │
│- ´ / :/ | i :ﾍヾ､;,/ ／ｲ//ｲ |ﾊ ....│
│ / /,.ｲ :/ :||;ﾍ=:{ ＿`´_ ／ｲ|i | i .│
│ ／ .:ﾉ´./:/ |:|:i,:＼{ `ー- ` ,.ｲ: `| i | i .│
│／_ -／ // /:|:i:',: ＼ ` ,. イi;:/:. | l ﾄ､ ....│
│ﾆ -/ :/´ :/ ＼:i,. ` ´ i:;ハ: | :l | ヽ ....│
│.:／ /´ / `! / ヽ | i:l ﾍ .│
└───────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────────┐
│ .│
│ 〃〃 ヾ ヽ │
│ ,ﾚ''¨¨爪|¨¨｀ヽｰﾄ| ......│
│ ﾄｧｰ⌒ヽ__ﾙ | ﾊ ﾊ .│
│ rｰZ ⌒ ´∧/ヽへへ}､__ .....│
│ ｿ'〃／ 从/ｨ ヽ │
│ /从（ /从（ｿ | |. | | ､./ その秘密とやらは、 │
│ ／ | ,ｲ.xtｯ≧ ﾒﾑ_ﾉ ﾉ .ﾉ| いつ撮られたものか判るか？ │
│ __z-ｰ=彡.| |ﾐミミ ｲ .tｫｲ___／lﾊ .│
│ rzｲ// ノ ｲ| ﾚ' 〉ﾐ. ｣ 彡'iii, l | ヽ､ │
│ （〃{/ ,,彡ｲ /／ .ﾑ＜二二ﾆｱ |＼ ,| ﾊー-､ ....│
│ ﾙ ＜ |// -ｰヾz:::::. | ＞- ､ ヽ ヽ ...│
│ r＜ ,ﾉ./ イ´ / .| ｀＞ ､.| ....│
│ | ＼ ,ﾘ| ／ / l |ヽ ＞､ ......│
│ | ＼ ､. ノ/ rｰｲヽ ´￣j | | 〉 / ...│
│ ﾑ ﾐｿ （ ∧ /ミゝ （{ | ヽ / ..│
│ {∧ 人 ｀￣￣ヽ , 人 l l 〉 /ヽ ....│
│ | ∧ / ＼＿ []/|＼i| ／ 川 ﾘ / 〉 .│
│ .│
│ .│
│ /ノＹヽヽ │
│ /（0)(0）:::ヽ ……はっきり覚えてないけど、 .│
│ .／ ⌒｀´⌒ ::＼ 一ヶ月半くらい前だと思うっていう。 .│
│ | )ノ(、_, )ヽ, （::::| ...│
│ |.l ,;‐＝‐ヽ l :::| │
│ ＼ ｀ニニ´ ::::／ ....│
│ ／｀ー---―´＼ ...│
│ .│
└────────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────┐
│ .│
│ .│
│ /／__/＿/ / | ヽ ＼＼ ', .│
│ r┴' / / ｀∧ ! /^＼＜￣ヾヘ │
│ ／／ / / ,、∨,、 ＼ヽ ＼＼ .│
│ ∠..ノ / / / ∧ヽ|/∧ヽ ヽ＼ ヽ ヽ メールにはどのような指示が？ ....│
│ r' / ,' / /l /´｀"ﾞ｀´ ', ! ､ ', ヽ＼} ..│
│ | { l ﾘ ,' 从 ﾘ | 〉 } } ﾘ ..│
│ ／ﾚﾍ |＼トﾍ匕Ｌ..＿,. ､__/厶∠L／ ｌ ｌイL .....│
│ ,ィ ´ ／ ∧ﾄ､ゝ弋‐辷ﾃﾐ､ ,ィ辷テｧ/／|,.ｲ ヽ＼ー- ､ ..│
│ / ／-ｰ彡'´|l lﾍミi｀￣彡 ｜ ヽ ｀￣´/ // ! ｀ ‐- ＼｀ヽ ＼ .│
│ _,.〉＜´ // |ｌ トゝﾐ彡'7 | ／／,' |ヽ ｀¨ ｰ- ヽ │
│.´ // |ｌ |ヘ三彡ﾞ ┘' ,.ﾌ / ｌ ＼ ｀¨＞ｰ ､ ...│
│. ,'/ | ', ヽ.l｀マ{ ゞ二.Tミ、／ｌ l | ヽ 〉 ', │
│ / /| ｌ ｌ| ＼ |ヽ|´ ｜ ｌ ｌ| ',. / l │
│. ,' ,' ｜ ｌ ｌ| ｀ ｰ'|ヽl | ｌ ｌ ト、 ｜ / ! ..│
│ /＿＿ / | l | ＼ ゞ'ﾞ | ｌ ｌ | ヽ___⊥__ / ,' ....│
│ ヽ, | l |彡 ｀ ´ ィ三ﾐ:! l ｌ | / / / │
│ ＼ ﾉ l |三i ゞﾐ三| l ｌ | / / / .│
│ .│
│ .│
│ .│
│ .│
│ /´Ｙ｀ヽ お前の秘密と証拠をばらされたくなかったら、 .│
│ o ﾟ ﾟo/(／)(＼)ヽoﾟ ﾟ o 命令に従えって。 ....│
│ ／ ⌒｀´⌒ ＼ │
│ | ,-）＿＿＿（-、| 何をさせるかは、その内伝えるから、 ....│
│ | l ｀⌒´ ｌ | 肌身離さずスマホを持ち歩けって文章だったっていう。 │
│ ＼ ／ │
└───────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────┐
│ ＿＿＿＿| 〉 ......│
│ ＿＿＞ ―＜ .....│
│ ＞ ／ / ＼ ...│
│ ／ / / ＼＿ （明らかにＸが巻き戻しを手に入れる前） │
│ ／ / ／|/ く⌒ ...│
│ ￣/ ｜＼＿ ､_|_／ ＼ （Xは、不発弾の件や、巻き戻し能力に ...│
│. / /｜/＿,,| 八Λ| | ＼厂 出会わなかったとしても、でっていう君 │
│ / / ┬─| | /──|／ | く を脅迫して何らかの悪事を行うつもりで ......│
│ ￣| 八/V;;;;ﾉΛ/ Ｖ;;;;ノ Λ| 乙 いたってことだよな） ....│
│ |/| 〈 ￣ ￣ ｕ|/[||┘ .....│
│ |ィ个=-- ´ ┬=≦ﾆ〉 │
│ |ノ〈ニニニニニ〈 ...│
│. ／〉ニニニ／￣ ＼ .│
│ ／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.| │
└────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────────────┐
│ │
│ ＜´￣￣ ‐- ＿＿,,, .│
│ ／ ｀i ¨＞ 、 │
│ / :i ! ヽ ヽ ＼ .....│
│ / / / :| / ヽ ヽ ',丶丶、 │
│ _,. ＜~ﾊ / :/ i / i ', i i＼ ｀ﾞ ......│
│ ﾍ;:;:;:/;:;:;| ,' ｰ-/､ ／j: /| ∧ | l: lヽ;:} （やっぱり、Ｘをそのままにはできないわね） .│
│ t;/:;:;:;:;| i≧x､ン｀ﾞｰ// | 7''ｰl‐l'" l l;:;:;:》 ....│
│ | ＼;:;:;| ,.| ﾐて ≧ﾐ／ !/,,.ィ杉i /l l;:;:/ .│
│ | T´（ |/ ヾﾆｼ frｼ/ / /: ﾘ-'i .....│
│ | ﾍ ｀t-ﾍ ::::::: ､ ::::u /_|/ /: ﾊ │
│ ,' ＼ ＼ ＼, -､-‐ _ ィ / ∧ ﾍ .....│
│ /:i } ヽ ',/ <ヽ_i｀i´| ＼/ / ', ＼ .│
│ //| ,xf＜ヽ/ ｧ-､ﾞi::::/つ: :/ ,'＞ｰ､ﾄ ＼ │
│ // / fi i: : :/ﾄヽヽ,.-' ｲ V: / ／／ ｀ﾍ＼ ヽ │
│ ／" / i ', V｀ヽ、｀´,イ 'ﾍ/:/ / / / ＞｀-､ ﾍ ...│
│ ／ / ,' j _,ｨ': : : : : :/ } /:/ / / / ヽ r'" く彡 ＼ ﾊ │
└────────────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ ,ｒ― 、 .│
│ ／￣ 丶＼ .│
│ / / _. -―- .ゝ、 │
│ ／ ´ ／ , , ,/ ＼ │
│ / / ／,./ 从;(从(,ﾍvｹﾊ ......│
│ { /./ ._( (（ (ー來ﾊ j从ﾊ .│
│ | / { {cj.゛゛|从ミ赱､`''' .jﾉ .} ..│
│ |. {i | ｿ /jﾉミミミミ （;; / それ以降、追加のメールは？ ..│
│ / .!i | / /j ミミミ , ）ノ .│
│ ノ , ソ ∧ ミミ ゞゝ丿 │
│ ／ ／ ／ ,イ ＼ミ ／ | │
│ { ／ / /__| ＞ イ |--――--- 、 ..│
│／ ゝ _,. -/ /ミ. |i | .....│
│_,. -'''" / /|ミ. |i | .│
│ / / .| |i | .│
│. / ./｛ { , 人､ ＼ .│
│ / ( | ＼ミミ / ミ/／＼､ } .....│
│ く { ) ｝ ＼ミ| ／ { | .│
│ } ! / ｀､レ´ ,. ヽ } ｒ―― .....│
│ .j从ﾉ ／ _,. ''' |/ { ......│
│ ／ ._,. ''' Ｏ / .│
│ , Ｏ ／ .／ / .....│
│ ／（ / ／ / │
│ / ヽ ｛／ Ｏ | ..│
│./ .| | Ｏ | ..│
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ /ﾆＹﾆヽ │
│ / （・)(・）ヽ .....│
│ ／ ⌒｀´⌒ ＼ 今朝までなかったっていう。 .│
│ | ,-） （-、.| .│
│ | l l | .....│
│ ＼ ｀ ⌒´ ／ .....│
└──────────────────────────────────┘
│ .│
│ ／￣￣＼ │
│ /ヽ､_ ＼ それが今朝になって、 .│
│ （● ） | 具体的な指示があったんだな。 .│
│ （__） | ...│
│ （ ´ | ....│
│. { | .....│
│ { ﾉ .│
│ ヽ ノ .│
│ ﾉ⌒ ヽ ..│
│ / | .....│
└───────────────────────────┘
┌────────────────────────┐
│ │
│ /ﾆＹニヽ バラされたくなかったら、 ......│
│ /（0)(0 ） ヽ 三時過ぎに学校へやってくる ..│
│ ／⌒｀´⌒ ＼ お偉いさんを襲えって…… .│
│ | （- 、 | ...│
│ ﾄ-―――-｀ l ! ......│
│ ヽ ｀⌒´ / /、 ......│
│ ｀ｺー /,ﾉ:::ゝ､ .│
│ │
│ │
│ __ ___ .│
│ ///〃//Vヾヽ .│
│ } !ｉ!iミ{｛{{｀´}}｝} そのメールは残っているか？ ..│
│ ﾉﾉﾘ弋i {ﾞﾟﾞ-ﾟﾉ!{ ....│
│ '(（'(（'ﾞ ﾉiｿゞy)》'､ .....│
│ ｀ﾞ くノ /f __ｊ/'i │
│ ん'､ じ'ﾌ ゝ │
└────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────────────┐
│ ......│
│ /´Ｙ｀ヽ │
│ o ﾟ ﾟo/(／)(＼)ヽoﾟ ﾟ o │
│ ／ ⌒｀´⌒ ＼ 恐ろしくて、消しちゃったっていう。 ..│
│ | ,-）＿＿＿（-、| .....│
│ | l ｀⌒´ ｌ | ..│
│ ＼ ／ ...│
│ ......│
│ ......│
│ ......│
│ ......│
│ /／__/＿/ / | ヽ ＼＼ ', ......│
│ r┴' / / ｀∧ ! /^＼＜￣ヾヘ │
│ ／／ / / ,、∨,、 ＼ヽ ＼＼ まあ、残っていたところで、 ...│
│ ∠..ノ / / / ∧ヽ|/∧ヽ ヽ＼ ヽ ヽ 発信元を探るのは難しいだろうな。 │
│ r' / ,' / /l /´｀"ﾞ｀´ ', ! ､ ', ヽ＼} │
│ | { l ﾘ ,' 从 ﾘ | 〉 } } ﾘ おそらく盗難された携帯か、 ...│
│ ／ﾚﾍ |＼トﾍ匕Ｌ..＿,. ､__/厶∠L／ ｌ ｌイL 海外のフリーメールを経由して .....│
│ ,ィ ´ ／ ∧ﾄ､ゝ弋‐辷ﾃﾐ､ ,ィ辷テｧ/／|,.ｲ ヽ＼ー- ､送信してきたのだろう。 .│
│ / ／-ｰ彡'´|l lﾍミi｀￣彡 ｜ ヽ ｀￣´/ // ! ｀ ‐- ＼｀ヽ ＼ ....│
│ _,.〉＜´ // |ｌ トゝﾐ彡'7 | ／／,' |ヽ ｀¨ ｰ- ヽ ...│
│.´ // |ｌ |ヘ三彡ﾞ ┘' ,.ﾌ / ｌ ＼ ｀¨＞ｰ ､ .│
│. ,'/ | ', ヽ.l｀マ{ ゞ二.Tミ、／ｌ l | ヽ 〉 ', │
│ / /| ｌ ｌ| ＼ |ヽ|´ ｜ ｌ ｌ| ',. / l ...│
│. ,' ,' ｜ ｌ ｌ| ｀ ｰ'|ヽl | ｌ ｌ ト、 ｜ / ! │
│ /＿＿ / | l | ＼ ゞ'ﾞ | ｌ ｌ | ヽ___⊥__ / ,' │
│ ヽ, | l |彡 ｀ ´ ィ三ﾐ:! l ｌ | / / / .....│
│ ＼ ﾉ l |三i ゞﾐ三| l ｌ | / / / ....│
└─────────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────┐
│ .│
│ ／￣￣＼ │
│ ／ _ノ ＼ │
│ | （ ●）（●） 最後にでっていう君、 ...│
│. | （__人__） そのメールが送信されてきた時刻は？ ..│
│ | ｀ ⌒´ﾉ ...│
│. | } .....│
│. ヽ } ......│
│ ヽ ノ ｍm .│
│ / ￣￣￣ つﾉ ..│
│ | |￣￣￣ ......│
└────────────────────────────┘
┌─────────────────────────┐
│ .....│
│ .....│
│ .....│
│ /ﾆＹﾆヽ │
│ / （・)(・）ヽ .│
│ ／ ⌒｀´⌒ ＼ 六時……五分くらいっていう。 .│
│ | ,-） （-、.| .│
│ | l l | .│
│ ＼ ｀ ⌒´ ／ .│
└─────────────────────────┘
┌───────────────────────────────┐
│ ....│
│ ＿＿ .│
│ ／ _ﾉ＼ ....│
│ / （一） ..│
│ | （__人） ..│
│ | ｌ ありがとう。聞きたいことはこれで全部だろ。 │
│. | | .│
│. ヽ ﾉ ..│
│ ヽ / .....│
│ / ヽ .│
│ | | .....│
│ |. | .....│
└───────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────┐
│ .│
│ ／￣￣＼ │
│ ／ __,ノ ヽ､_ ..│
│ ｜ (● ) (● ) ...│
│ ｜ （___人__）i │
│ | ﾉ つまりでっていう君は .│
│ | | 以前から脅迫されていて、 ......│
│ 人､ | 実際に実行を指示する連絡が .│
│ _,／(:::::ヽ､ __ ,_ ノ 届いたのが今日だった。 .│
│ _, ､ -― ''"...:::::::＼ ::::::::::::::::::7、 .│
│ /.;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..-､_ そう考えると、 ..│
│ 丿;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ'ｰ､ 指示を受けてから .│
│ r ;;;;;;;;;;;;;;;;:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:: ! 迅速に動けた理由がわかるだろ。 .....│
│ / ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:: | .....│
│ / ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:: i .│
│ / ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:'''丿;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l:: ! ....│
└───────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────┐
│ ...│
│ ...│
│ /＼＿＿_／＼ なるほど。 .│
│／ ⌒ ⌒ ::: ＼ いきなり秘密を掴んだと教える→ │
│| （●）, 、（●）、 | →脅迫して動かす の流れだと、 .│
│| ,,ノ(、_, )ヽ、,, | 相手を動揺させて、 ..│
│| ト‐＝‐ｧ' .::::| すぐに動いてくれないかも │
│＼ ｀ニニ´ .:::／ しれないですからね。 .....│
│／｀ー‐--‐‐―´´＼ ...│
└──────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────┐
│ │
│ ＿＿_ .....│
│ ／ ＼ ...│
│. ＿ / ヽ ......│
│. ／´ ._＞.､ | _,ノ ^ヽ、 | 俺からの説明と、 │
│ /〈 〈/ / ヽ. ＞..､ | (一） (ー） | でっていう君に │
│ ./_/ﾍ_lヽゝｰ ヽ ﾉ7､（__人＿） | 聞きたかったことは以上だろ。 │
│ ⊂ -'‐-､ ｀￣｀¨ ,／:::::ヽ、 ! .....│
│. ￣￣´｀7 /::::::::::::::::｀＞.v'、 ..│
│ .....::::ﾞゝ:::::::::::::::::::::::':::::｀ヾ､ .│
│. ／´::::::::::::::::<:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ .│
│. /::::::::::::::::::::::::::::≧_､:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ │
│ /::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::＞､:::::ー::::::::::::::::::::i .│
│ /::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::>､::::::::::::::::::_ノ .│
│ j::::::::::::::::::::j::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Y´￣ .│
│. /:::::::::::::::::::/!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,{ .│
│ /:::::::::::::::::::/ !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::! ..│
└───────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────────┐
│ .│
│ .│
│ ／ ／ ヽ ＼ ....│
│ ノ , '/ ' ヽ ､ ヽ ..│
│ 〃 {八人 八ﾊ人ﾊ ｌ .| │
│ 人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人 ……？ │
│ 从 ﾘ<●> <●> 从|ﾉ从 .....│
│ 从 ﾘ ゞ≠ ゞ≠ 从|ﾉ从 .│
│ |ﾍ -－ | |/ ..│
│ ﾚ/⌒l,､ __, イァﾚ .│
│ . / /::|三/::/／ ヽ .│
│ . | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, │
│ .│
│ .│
│ .│
│ .│
│ ､丶`｀`Y´ ｀`丶､.,,__ ..│
│ .,,__,,.､- ゛ `､ ＜.,,＿,,. │
│ ー=彡 ､ヽ` ⅰ ` ,′ ......│
│ ノ , ´ ! `､ 《, ...│
│ ｰ=彡 / ,′ ﾟ, ( あの、校長。 │
│. / ′ / .} .,,_,,. ｀`７ ......│
│ ,′ ′ ､ﾞ ﾉ ⌒ ”¨ア 今までの話、 ..│
│ ﾉ | __,,.、` / ≪,_彡' Ｘの正体と関係あるんですか。 │
│ .,,___彡' ｉ| ⌒7 / , .i{ , } ｢⌒ｉ「ミメ、_ │
│ ⌒)i 八 { / ⅱ:､ /,ﾉﾉ i 八(⌒:i:i:心,、 .....│
│. 八 ＼ .从 ∧爻叫,ｬｧ ィﾍ ミメ、:i:i/,`､ .│
│ ) ,,. /人 ,ﾞ ,竓_jI亥' { ∨:i:i:i:i:i:ｉ:ｉ:/, ﾑ .│
│ ⅱｉｉ 匁氛 ､ ”ﾟ´ j `＜:i:i:i:i:Ⅳニ!`､ ..│
│ 从|i: ⅱム¨”`ｈ､ ,心 ´'＜′-j}ニ)h､ │
│ 八 圦 公.、L,,､ __ ,ふ ,ｨi{=ﾆアニニﾆ) ､、 ､、 │
│ ＼ ミﾒ、)ｈ､ｰ≠'" .‰;;:;:.:.:i . . ..,ｨi{ﾆﾆアニニﾆア: : : :.寸 ＼ ..│
│ ( ,‰:i:i:i:〕ｈ､.,,.ィ(;;;:;::.:.:.: !_,.ィ(ニニ/ニニニ/: : : : : : :j ｀丶､ ......│
│ . ゜ {:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iうi,､rｉ｛ニニニニニニニ/ : : : : : ,ｨ( `､＼ .│
│ _, ゜ .》‐-＝=ニ=孑'-=ニニニニニニニﾆ,′: : : : /:::; ､｀ `､ │
│ j {{〕ｉト＜-＝==ニニニ二二ニニニ= i: : : : : /:::::; ,:′ ﾟ, │
│ ､｀! ヤ ﾔⅥ〕ｈ｡.,,__,,.､-‐=＝ニニニニニ{: : : : √::::; /,. ﾟ， .│
│ .│
└────────────────────────────────────────┘
│ ......│
│ ......│
│ _,,. -─- .＝= -,..-‐､ │
│ . _,厶-ク ＼v｀ヽ＼´- ヽ .....│
│ ／ / ,ハ ﾊ ﾊ } .│
│ / /ｲ /ヽﾍ/r､_},ﾊ // ヽ いや、あまりない。 .│
│ {ｲ /!仏ﾑﾍ/ ｀ｿｲ ﾘi // | ...│
│ Vi ﾊ ● ●．^ヾｲ} ﾘ| | │
│ ﾊ/||ミ彡》､_,､_, /// / |ﾉ| | | │
│ ＼ﾄゞﾐゞ ヽ._） / | ｝ | | │
│ | |＞ ｧr‐七⌒ | |リ | | ......│
│ | |/ {メ^く_/ | |ヽ | | ......│
│ | ﾄ /:∧∨ 〉 | ﾄ | | │
└──────────────────────────────┘
┌───────────────────────┐
│ │
│ │
│ ＿＿＿＿| 〉 .│
│ ＿＿＞ ―＜ │
│ ＞ ／ / ＼ │
│ ／ / / ＼＿ ...│
│ ／ / ／|/ く⌒ │
│ ￣/ ｜＼＿ ､_|_／ ＼ .│
│. / /｜/＿,,| 八Λ| | ＼厂 ええ…… │
│ / / ┬─| | /──|／ | く .....│
│ ￣| 八/V;;;;ﾉΛ/ Ｖ;;;;ノ Λ| 乙 .│
│ |/| 〈 ￣ ￣ ｕ|/[||┘ │
│ |ィ个=-- ´ ┬=≦ﾆ〉 ....│
│ |ノ〈ニニニニニ〈 │
│. ／〉ニニニ／￣ ＼ ...│
│ ／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.| ..│
└───────────────────────┘
┌────────────────────────────────────────────┐
│ │
│ _ -=＝ニニ7⌒'＜｀ー ､ │
│ .∠二ﾆ ､.∠二＿__/￣ .:人 .:＼ 今、私がしていることは、 ...│
│ . ／ ￣＞ 7 .:＞ :} .:｀Y .:} 情報の開示だ。 .....│
│ . ′.:／／ :/＼ :/ｲ .:) .:i| ノ ﾘ .:} 从ﾘ │
│ / .:/／ .:从 .:ヽ ! （ .:ｉ 八γ从У乂 「Xの動向に関して、 ...│
│ . ,ｉ ,/ .:/ i |ﾞ＼ 人ﾘ 人 ﾊ::ィ代'' 弋ｒ―-､ こちら側がここまで掴んでいる」 .│
│ ｉ| 〃 .:/ ｉ |ﾍヽ＼{｛｀ヽ ＼ ミ=ｰ:::_j ,ゝ/ミY という情報を、 │
│ ﾘ :/ i ｉ | ∨＼ヽ__ｊ`Yﾍ`ー:::｛ _ ...j'::::{/ ｀ヽ この中に混ざっている .│
│ / :, / ii ｉ | ＼.:ミ, | :!| .＼:::::::} ｀{:::::ﾑム i Xに教えてやったのだ。 ...│
│. / .:, // i ii ｉ | r=Ｙ,,、_| :!| .:| ｀ミ､ __人::::| | | ...│
│ / .:/// i i ii ｉ | _/.:.:.|〃j | :!| .:| :ハ |Ⅵ∠ｲ j │
│. / .:///..-┴‐┴┴'.:|:.:.: | ,彡j:.:!| .:| / Ⅵ 乂.ｰﾍ ＼ ..│
│ , :/´｀ヽ :.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:∧ / ! .:! :′ l |:.: .:｀Ｙﾍ ／ |:､ .│
│. / :/.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:.:У .:从 ! ! 弋＼ :{._／<> ハ＼ .│
│. ,′ .:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:/ .:/ ﾄ /´ ｀ヽ .:|＼ /:.:.:o:. ＼ ....│
│ { :_/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',.:.:.:.:.:.:.:;′:.:{ .:{:. :人_ Ⅵ:.:＼:｀ｰ′:.:.:.:o:.:.:.＼_ │
│. ', .:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',.:.:.:.:./:.:.:.:.:.ヽ :｀Ｙ: .:｀ヽ｀ヾ;ﾐﾐｲ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i │
└────────────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────┐
│ .....│
│ _,....----､,,...,, ......│
│ r‐''"彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ .│
│. ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡;;;;;;;;;;;;;ミ、＼ .│
│ .ﾉ;;;ノ;;;;;;;ﾉ;;;;;;;;;;;／;;;;;ﾄ;;;;ﾐ;;;;;ミ;;;;;＼ ..│
│ /;;;;;;;;;彡／,;;;;;;;彡ﾉ/ 入､ﾐ;;;;;;;;;ミ;;;;ヽ. ....│
│ /;;;;;;::-＜彡ノ彡" ノ./´. ＼＼ ﾐ;;;;;;;;;i ちょっと待て。俺たちじゃなくて、 ...│
│ /;;.／ ｀ヽ､ ´ /r i／´｀ ｀ ＼;;;;;} Ｘに、か。 .│
│ .り ､≦二ミ、＼ ,ノ´ / 彡ニミ,ｒ ヽ|_ │
│.. ﾉ｀Y ＼,,_○ ,i ,!{ ノ i､○__ノ i ヽ .│
│ .|(.i |｀''-.,,..,.￣ ,.,..ﾉ.ﾉ （ ￣ ﾉヽ| .│
│ ヾ iヽ,, ´>.く ,‐､ .ﾉ‐、 ／|ｒ.ｲ ......│
│ ,-ﾉiゝi ｀ヽ、ii. ｀‐（___）-' ／ く|ﾉ ﾄ--、__ ...│
│‐'"/::::| .人 X ,丶し‐、 i´! ノ .|: ＼＼ ...│
│´イ:::::ヽ ｀ヽ ｀ -く-'ﾆﾆヽ＞ ／´ /:::::::∧ .....│
│./:|:::::::::｀、 入,,_ ＞--く .ノ´ ／:::::::::::i::::i │
│.|::.|::::::::::::＼ .ﾍ､. ´ }} ,r´r ／:::::::::::::::/:::: │
│i::::i::::::::::::::::::ヽ､._ ＼''-､,,,,,..ゞ ‐'.／,.r''´::::::::::::::::::/:::::i .│
│ヽ::ヽ,::::::::::::::::::::::~"''‐- ::: ,,.ノｒ''"::::::::::::::::::::::::/:::::/ .│
│ ヽ::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::イ｀''''"ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::/ ....│
└────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────┐
│ .│
│ _ ノ .:.:.:l { ＼、. . . :ヾﾍ:.:.:.:.:.:.:｀ヽ:.:.:.:.:.:／:.: ／:./:/: │
│ ｊ j! .:.:八:ヾ:.:.:.:ヾ､、 ﾍ. . : : :.:.:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i―-､:. ／:.:.:/:/::: ....│
│ 〈 .:.}{ .:.:.{ ｝ :ハ: ）｀ヾヾヾ. .:.:.:.:j!:.:.:.:.:.:. 、Y⌒ヽヽ :.:.::/:/:::::: │
│ ﾉ .:.:.:.:.ヽハ ｛イ-ｰｊノ ｊソ ｊ:.:.:.:/!|:.:.:.:.:i､:.:!ｿこ｝ } ｝／:/::::::::: │
│ γｲl| .:.:.:.:.:.:.{i!i! ｒュ=＝ァイ:/ Ⅵ:.:./:.:ﾝl｀ヽ/ ,ﾉ :.:/::::::::::: ....│
│ ノ小从 .:.:.:.Ⅶ､ ｲヾｿ'′ ’/ /:.／:.:.|!:.:l: 人 /:.:./::::::::::::/ ...│
│ ハヽｿ:.:ﾊﾈｊ｝ /イ : /:.:|!:.:.l いｿ/:.:./::::::::::::/ ..│
│ そう、 （ {｛ Ｖ ／// :.:.|!:.:.:l ,イ彡′ ::::::/ │
│ あくまでＸに対してだ。 / ／／ｲi .:.:.:|!:.:.:.l j/ 'ﾍ::::::::::::/ ...│
│ /_ .....:.:.:.:.. //:|:.| :.|!:.:.:.:ｌ二二ﾍ从ｿ .│
│ ｀ヾ; __＿ ノ // |.:| .:|!:.:.:.:.!二二ニヾ、 .│
│. /7 └彡::::: ´ /′ |:.ｌ :.|!:.:.:.:.l三三ニﾆ=＼ .│
│ ｉｌ.､ / ﾊ _＿ _ ハ ;;; ｲ.:! .:|!:.:.:.:.:!三三三ニﾆ= │
│ ij i /ノ:/__..:.:.:.:.:.::::::ヽ . . : :／ :∧ ／/i . : :,.:.:.:.:.:.l三三三ニﾆ= │
│. l＿:l_/ /:::::ヾヽ:／:）:ノ ／: : ／ ://ﾊ､__ _ ...ィ////. . : , :.:.:.:.:.:i三三三ニﾆ= ...│
│::::::::::::::/ /::::::::ﾉ／-イ /: : ／ ／∠二二ヽ////////. . : : .:.:.:.:.:.:∧三三三ニﾆ= │
│::::::::: / :/:´ ／ ／ ィこ> / /.:.:.:.:/:γ三ヾ､ ::://////／ ／/ .:.:.:.:.:.:/:.∧三三三ニﾆ= .│
│￣l_/ .:j .／ ／ ／ .／ / /.:.:.:.:/ ::{｛：：：｝}: /////／ ／ /:.:.:.:.:.:.:/:./:.∧三三三ニﾆ= ......│
└───────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────┐
│ 各務原を混ぜているのもそういう理由だ。 ...│
│ 各務原がＸだという可能性もゼロではないからな。 ...│
└────────────────────────┘
┌───────────────────────┐
│ │
│ 乂 __ ......│
│ ＞: ｀¨¨¨¨¨¨ﾐh､ .│
│ ／: :/: : : l: : : ＼: : : ＼ ..│
│ . : : ､/: : : : l/､: : : 丶: : : `､ .....│
│ ／: : : 八: : : : ! ヾ: : : `､: : : : 、 .│
│ -= イ: : : x== V: : : l斗=ミ: : : V: : : : ， ......│
│ /: ://ん( ヽ: : ! ん(_ iヽ : V: : : : , ...│
│ . : /l Vソ ｀⌒ゝシ｜: : : V : : : ､ .│
│ . : : : !: : : : lヽ: : :个､ │
│ .: : : :｛ ⌒ !: : : : lノ: : : :｝ ......│
│ i: : : 个s l: : : : :!: : l: i ｝ .│
│ 乂: : : : l: ≧s──‐- ､j: : : : :l: :/:/:ﾉ ....│
│ 丶 : : !: /:::l l::::::::::::::::::/ : : : /⌒⌒｝ .....│
└───────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────┐
│ .│
│ ､＿＿__,､__ │
│ ,．一'′: : : : :|: :.￣｀ヽ ...│
│ ／:,ィ／:.:.:./: : : :|: : : : : : : ＼ ...│
│ /イ7/: : : :./: /l: :,ｲ:.;ﾊ: : : :ヽ: :.Y＾ﾏ 、 .│
│ ／/:/: : :/:_/_|_/ |:.| ﾋ__: : :.:i: :| | 〉 .....│
│ . 〈_,/;ｲ: : ｌ:|´/ l/ Vl ´＼:｀ : :|: :| !/ .│
│ ｌ/ |:.:.:.|:|えﾃﾐ fﾃ斤ﾄl､|:ﾊ!__」 なんで、わざわざそんな親切を…… ......│
│ |:.:.ｲ } ftｯﾉ ftｯﾉ |/Ⅵ: | ...│
│ |:.:.:ﾄﾊ , ,ﾊﾉ:.:|:.:| ......│
│ |:.:.:|: :|＞-､._ ､ , ＜/: : /: :| ...│
│ |:.:.:ﾄ､|/ ,ｨ-ぅ＜/: :/: : /ヽ:.:| ...│
│ |:.:∧/ /「丁¨７: :/: : / i:.| ...│
│ l:./ / i Ⅵ__/ｨ'/: :./ .| | ...│
│ 爪/ | f'¨艾¨Y:.／ | | ...│
└──────────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────────────┐
│ ......│
│ ｚ-へ へ へー- .│
│ ノ￣i┴ ／- // ＼ │
│ ＜ ／ i V／l ＼＼l .│
│ / / / / l l ＼ゝ .│
│ / /〈〉 l/ / ∧ l ＼ l ＼＼ さて、ここからが本題だ。 .│
│ / l / l l 彳＼V／丨丿( ヽ＼ ＼ ...│
│ l ／ .l l トiｲ l ＼／ヽ＼ ) l ト 今回の件で、 ...│
│ / / l ｌ ｌ∧ i ｌi ﾚﾊ. /人 ｌ 丿 〉 私は自身の対応力の欠如を思い知らされた。 .│
│ l ﾊ r ー-ii-､＼ ,,-ーll-､l/l l／ ..│
│ l l l i L-〒Tァ= , ｯtTｩ､/ｌ ） / Ｘの策に踊らされ、 │
│ ＼ヽ ヾ丶=~" . ｌ "~.／レｲ l 後手後手に対策せざるを得なかった…… │
│ / l､≡三ｲ l ７ ｲ l l ...│
│ / l ヾ ミ》 .- ・ /l l l .│
│ /l l l ﾇ ﾐゞ ｬ-＝ュ〟. / l l l l ...│
│ l l l l l ＼ .ゞ≡＼＼/＼ l l l l＼ .│
│ / l l l l＼l ＼ ゾ＼㍉ { l lヽ ＼ .│
│ ／. l l l＼ .ヽ. . ゝ- < lヘヽ_l＼ｌ ｌヽヾ ＼ ...│
│ r .l l /. l .l ＼ ＼, ＼ l l l l . l ｌ＼＼ l＼ .│
│r ー/ l ヽ＼ ＼, ト＼ l . .ｌ . ｌﾞ ﾞ ﾞヘｰーヾﾐｰﾐ .│
│⌒／ / ｌ, l ヽ Ｌ,, . ＼l l l ｌ //三二＝彳 ..│
└─────────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────────────┐
│ │
│ │
│ │
│ , ---- ､_ ...│
│ ／彡 xﾐミ三_ﾐ ､ 相手は時間巻き戻しなんて . ..│
│ /彡彡,ﾉ/ `__-､ﾞミ}、 とんでもねえ能力の持ち主だぜ。 . ...│
│ {,ｨ彡く、}l´{oﾉ.ﾉ¨`}))､＿＿＿ あんたはよくやってた方だと思うがな。... ....... │
│ {K〔_o!j´`ｰ ´ ,.ｲﾉ /｀l ＼ ￣`ー ..│
│ `‐T ﾒ(r_,-' ./i _ﾉ/. : ! ＼ x┐ ..│
│ `ｔ-､,ｒ'ﾆ- { ,/ /. : :.|! ./ .| ....│
│ ,ｲ｀ト､`´ >'´./ : : : || / j .│
│ ／/ {: : :.￣ｧ＜_ : : : :|:| / ...│
│ ／ /. | : : : /､__/.:｀ヽ_｣:| / .│
│ / /. l＼ /.::| ﾄ、: : : : | / .│
│ } .⊥. ∨ ′:| ∨: : : | ./ .│
│ ./ .| ＼ ＼: : | ∨: :.| / │
│ {_ ｌ ＼ ＼! ＼:| / │
└────────────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────┐
│ │
│ /´ // ﾍ ヽ ヽ ﾊ .│
│ ＿/´/ // ∧ ∧ ヽ ＼ | ....│
│ `ﾌ ./ i ﾑミ〃ヽ ヽ ﾊ .ﾊ そう言ってもらえるのは ......│
│ / / | } } }､ i ｿ ヽ 嬉しいが…… ....│
│ ﾄ| i i （ （-从､ ｿ彡ｿ ）ｿ 人 ﾍ ヽ .│
│ .|ﾊ ヽ ＼ｫ==ｯ､ ｨ===ｯz. ﾉノｿｿﾍ ﾊ ） 失態は失態だよ。 ...│
│ ヽ､|ヽミｱミﾐﾐ.| ｀ ’ 彡ｲ ∧ i, {ヽ │
│ ノ l∧ﾐミﾐ j ｰｲ/ .|ｲl ゝ､ | | | .│
│ /彡Zj ∧ミﾐ ｀´ 彡ｿ .| || ヾヽ l | .│
│ ／ / , ,ヾゝ ─‐ ／ |＼ 爪 ﾊ .....│
│ / / |::::＼ ／/ |::::::＼ ./ | ） ヽ │
│ | / , ﾘ |:::::::| ｀ｰ≦ / |:::::::::::ﾄ､ j （ 〉 .....│
│ j / , / .|:／ﾊ / j::::::::::::| ｀¨ ｰ- ,{,,__ │
│ 彡' / .|ミﾐﾐヾ ／ ,' /:::::::::::::| ..│
└───────────────────────────────────┘
┌────────────────┐
│一方でＸも、自身の目的を │
│ 叶えられたわけではなかった。 .│
└────────────────┘
U
U
, -‐/: : : : : ヽ､ ,ｨ: : : : : :､ヽ
く l': :（●）: |. ＼ ／ |: :（●）:::l >
＼ ヽ,: :'''': :,ﾘ,,,,,,/ /.,,,,,,,|: : :''''' : ﾘ／
ミ三二ニ二彡 ヾﾐﾐ三三ニ彡'
U ､:::.::,
┌───────────────┐
│ 鵺塚に目をつけた柊姉妹 .....│
└───────────────┘
ノｉ __,.:-:‐::‐/::|:‐::‐:─-:.､_＿_
（_,,ﾉ:´: : : : : : : :.:|::: : : : : : :､:.: :＜｀ヽ
r.:‐::-ｨ'´: :,': : : : : : :i .: :|:::. : :､::: : : :.､:.: :｀ヽ、
V:::/::::|: :/:. : : ;: : :/|: : :||ヽ､:: :ｉ::､::: : :＼::､:: :＼、
∨::::::|:/:,': ::_/__;/ |: : :l'| |;__|_::ﾍ:::. : : :ﾍ:￣::ﾄゝ
/:::::::;/:;/:: :/|:.:/｀ |: ::ﾘ | '´|:: :l､:: ﾊ:::: : : :ﾊ::;/
/::::∠;ｨ': : :/_ｊ;/__､.ｊ: ;/ !,__ｊ::;/_ヽ::.:|::: : :ｉ:: :|'
￣|: ::.:|:.: :;ｲﾏ弐ｵ､ﾉ'´ 'ﾁ弐ﾏ７ﾊ:::|::.: : ﾄ､:|
|: :.:|: :;ﾊ ､Vｨ::;ｊ ﾄｨ:;ﾘ,.'ﾊ::∨:::.: :l `
|:ｉ:::|:/ゝ_､"￣ ､ ￣"' {ﾉ:ｉ:∨::|;ﾘ
|::|: ::|: ::::{ﾍ、" r:‐-､ "ｨ:::::|:::∨::|
|::|:.:λ:.::ゝ､｀＞-`ﾆ=' ‐＜‐-:､::|::: :ｉ:.:|
|::|::::;∧::;;ィ´" ,r:-:'´:~:`ｰ:-､ ゛＼:: :|
|:::!::ｆ" /:::ヽ､,／: :ｉ: : :||ﾍ:.:､:. :＼／:ヽ:|
|:::/ /: : : : :ｉ::: : :|::. :ｊ'| |:.:|ﾍ: :|:.:ｉ:: : :ﾍ
ｊ:ﾉ ｊ: : : : : :|::.;-/‐::/ | |::.|-|‐|､:|::: : :.ﾊ
| | : : :ｉ : :|::.:/_j;/_ | |;/,_|:/∨::: : ｉ:: |
ｊ, | : : :|:.: :|::;ｨﾁ心､ 'ｨﾁ心､∨: ::|: :|
〈. |: : ::|:: ::ｲ､{:::ゝ;l゛ |ｨ:::;} 〉ﾊ: : :l::.:|
＼|::|: ::|:: : | ゛`ｰ" ､ `ｰ"' ,{ﾉ:|;/::|::|
/ｊ;/ﾍ{:: : :|ヽ､" r:┐ ",.ｨ::::/:::人:|
／'ヽ__/〃ﾍ:|:::::;＞‐ｒ｀´r;＜´:|::::/ｊ:;/ |
/ヽ､/ ,'｀Y´ヽ｀ﾏ λ__/ ｀ｊ;ノﾍ､ヽ,}
＼/ /'ｰﾍ_,ｿヽ､ ,ｨ'＾ヽ、 〈ｉ,ﾉﾉ,〉
/ヽ./ { ＼,ｨ'´^ヽ. ∧ /,/｀丁
＼:{ヽ.:| ',:／＼ ,rﾍ,〉'" ハ´ ,' j
┌────────────────┐
│鵺にもう一度願い事をするという .│
│ アイデアを思いついたカドック、 ..│
└────────────────┘
_ ‐=ﾆ 乂---ミ
-=ﾆ二 ／ ⌒＼
／. : : ｌ | `、
____／. : : ___ | | /,
⌒ｱ. : ／‐／ へ)-ミ 人 | 乂__
_____ノ : /∧｢ ./／ へ_) ／ /, 二ﾆ=‐
‐=ﾆ二〈 〉 {/ ./ ‐=ﾆ⊃ハ . : :ﾉ乂___
---彡:}‐‐┘ r／／／. : 八zz}. : : ／: : (___
__／. : ′／〈〉＼ /､: : .( r芯ｱ)／( ､: : : (__
⌒Y{ 〉〉人〈〈 {: .＼(⌒¨¨¨´八))＼(⌒
八 ＼／ .八(⌒ /_／¨¨´
＞-ミ ／´ ｀ . :(´
)＼)＼)＼ _____ _ -=ﾆ＼ﾆﾆハィ( ´￣ ` ／⌒｀
. : : ＼____ ‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾊﾆﾆﾆ}＼ ィ( | ______
_-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐}ﾆ=‐ ぅ=‐=ﾆ .::| -=ﾆﾆ／ハ
‐=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐ :{ { ‐=ﾆ／ﾆﾆﾆ}
ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐‐‐‐.┘＿＿＿＿＿ ィ(ﾆﾆﾆﾆ八_____
＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐ . : : : |､ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=/ﾆ/::/⌒＼
. : ｀ー‐‐‐‐ ´ _): : : : : :|=＼ﾆﾆﾆﾆﾆ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／ﾆ/::/
. : : : : : / ____): : : : : |ﾆ=- _ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ／ﾆﾆ/:::√
. : : : : / __(: : : : : : |ﾆﾆﾆﾆﾆ=- _ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ.／ﾆﾆﾆ/::::√
. : : : : { ____). : : : :.:|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ=‐‐‐‐‐=ﾆﾆﾆﾆﾆ.::::::√
┌────────────────────────┐
│ 土壇場の判断で、爆発の被害をゼロにしてくれた .│
│ ダディ…… .....│
└────────────────────────┘
｡+･☆*･+｡ﾟ*☆･+｡*
。*'･`ﾟ `・* 。
*ﾟ *｡
｡*' /＼＿＿_／ヽ `*。
+｡ ／'''''' '''''':::::::＼ ☆
☆,､＿ |（●）, ､（●）､.:| +ﾟ
∠|] ＼| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::| *｡
＼ ` ｀ﾄｴｴｴｲ ' .:::::| +ﾟ
＼l ＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／ :::` *ﾟ
。*･ﾟ ` 、ヽ,,-‐、i' ／ V :::::::::::☆
｡ ☆ ヽ. ア介ー-､＞:::::::::::::::::*`:.
,* ,､＿＿ノ //| | ヽ:::::::ヽ*ﾟ::::::::::::ｉ
+ {[ / |_| ヽヽく｀ヽ ＼☆::ｉヽ:::::::::|
`*｡ {[ / ／＼ 人+ﾟヽ*`〉､::| ヽ:::|ﾟ+
☆ {[|／ / ＼☆｡+ﾟ＼`彳ｱヽ ヽ| ﾟ*
`・+。・+。-**ﾟ∨ ＼ｨ彡 `' ☆
〈＿／ミニミニ＝彡" *ﾟ
| | 。*`
| | 。☆+ﾟ
| | ｡*・' ﾟ
┌─────────────────────┐
│様々な形で手助けをしてくれた他のメンバー │
└─────────────────────┘
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ─）（ ─） ｜
（__人__） | ナニモシテナイ
ｌ｀ ⌒´ ｜
{ ｜
{ /
ヽ ノ
▼／￣ ￣￣）＿＿__
〃(⊥) ´/ /￣￣/ / 〃 ⌒i
＿＿＿i /⌒＼./ /∧ ∧し' ＿＿|;;;;;;;;;;i
┌────────────────────────────────────────────────┐
│ ,.ヘ､＿＿＿ ＿_ ..│
│ ,心､_| ハ ＼ﾐ＼ ＼ﾍ癶､ ...│
│ ／ノ ﾉ rﾐl:l:lﾊ ヽ ｀ヽ ＼ｰ'＼ .....│
│ 〈 / |ジ´,,´´} /Nヽ ト,ｌ＼ V Yﾍ ..│
│ ﾉ 〈l lﾊ ゞｊノー--H/､| } lﾊ ＼〉 ..│
│ ／/ / Nゝ!'＾｀ヽ ~''´_,z≧､_N | l ∧ ヽ .│
│ / l {イ弓彡､ﾐ_ｊ ､_´￢‐’='＾ｊ/ l ﾊｊ)ハ 自画自賛になってしまうが、 .│
│ | l ! ﾄﾄ!〃_(・'`/ ﾟ // /ｲ 〉 | Ｘのたくらみを挫くことができたのは、 .│
│ ＼l,! ﾍ|Z彡7ヽ r､ !ｲ/ /ﾄ! } | 私が巻き戻しを認識できるメンバーを ......│
│ ヽ､|ﾐ彡彡{ ス//|rノ | 召集した結果といえる。 ....│
│ |lﾏ三彡7∠_ 二`ﾆー' ｊ/´| ! | ...│
│ | l∨辷/ | | ! | （ ⌒ ) .│
│ | ll ＼払 ´ ﾐ /| | ! l (~ ノ ...│
│ ／} | |l l＼} ／ｹl | | ノ .│
│ ヾ 彡＼ ／ｰ'/ ! li | ｌ |＼ | | lヽ∫ .│
│ ／｀ヾ ／ ／ ノ| l | llﾊ ::::＼ ＿ ィ _ｨ| |l r_i~＼ │
│ ／ ／ ／ ＼─‐-､_/ム| l l／ﾊ ヾ壬/ ｀ヾ| l|ﾊノ人､ヽ_三⌒ヽ .│
│ | _／ ／‐ヾ､ノﾘ＼::::::::::::::::| ｌ |三∧ _ _ __,|z ﾆ1'＼ﾍ＼ _｀ヽ_ﾐリ .│
│ ヽ ー'´ー=ハヾ､ジ ＝=二_ァこ- |-￢'}＾´￣ｰ´ ￣ │! lﾍ:::::::`ー--..､ﾙ(_rﾍ │
│ l _／ 〉:::::::::::::::::::::::/ ﾉ | / ﾉ ', ､､＼::::::::::::::::::::｀丶､ ....│
│ |l .ィ:::::::::::::::::::::::/ ﾊ/ l ─--､ く_.. --─∧ゞ ﾆ _＼__::::::::::::::::::::: .│
│ /::＼ ´ ヽ:::::::::::::::::/{ ! _ノ|ゝﾍ `~ z‐､/::::::＼ _ ヽ ム::::::::::::::::: │
│ /:::::::::∧ }::::::::::::〈 ﾉヽソ （::::||彡〈 〈ミ/::::::::::::::::::ｿ フ ﾉ:::::::::::::::: │
│ ...│
└────────────────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────────┐
│ /:／ - ￣ ハ ` ‐ ､ヽ !, │
│ Y .／／ ／ / |:i ＼､ i .│
│ ／ｰ-､／､_ :／ ', i i,.ﾍ ', ヽ:i| ......│
│ r―´ ´ ／ i /: ト ､ i:ﾍ ......│
│ ノ ﾍ | ,.ｨ i `ー ､ i そういう意味でＸは、 │
│ i ,.イ / ﾊi,|//| i ` よけいなことをしてくれた、 ....│
│ / i ﾊ i / i|`ー- | と私を恨んでいることだろう。 .│
│ 'i i ﾊ ト! ｨ:ﾊ i ハ ﾉｲ / i .│
│ ﾊ/| |iL__V`'くﾊﾊ |ｲハ :i Ｘも、私も、腹の底では怒りが煮えたぎっている。 │
│ / V＼ﾄ卞乏`ﾐヾ` ー-=≠―| ./ お互いに対してな。 ...│
│ ／ | :ﾄ､ゞ､:.:.:´彡 i えzｩ‐ラ/:/ / ...│
│ ／ :/| /iト-=;,;_i' ` ‘/ｲi ｲ ／ .│
│- ´ / :/ | i :ﾍヾ､;,/ ／ｲ//ｲ |ﾊ │
│ / /,.ｲ :/ :||;ﾍ=:{ ＿`´_ ／ｲ|i | i ..│
│ ／ .:ﾉ´./:/ |:|:i,:＼{ `ー- ` ,.ｲ: `| i | i ....│
│／_ -／ // /:|:i:',: ＼ ` ,. イi;:/:. | l ﾄ､ │
│ﾆ -/ :/´ :/ ＼:i,. ` ´ i:;ハ: | :l | ヽ │
│.:／ /´ / `! / ヽ | i:l ﾍ ....│
└───────────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────┐
│ .....│
│ _人__人__人__人__人__人__人__人(,,__ ....│
│ __,ﾉ （ .....│
│ ）.そこで私は Ｘに提案する .ｿ .....│
│ （, │
│ ﾉ. ,r' .│
│ ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ │
│彡| | |从 | /三三 三 ヾミ＝-==彡イ ゞミﾍｚ=＝＝彡'´: : : : : : : : : / / │
│ 人 ﾘ }､:ヾ! |≧‐>=．..,,__三 三 ﾐ:.､ヾー::::., ,ﾉー=＝'´ __,,.. z≦､: : :／ ,ｲ / ..│
│/ //:､ | ﾊ ＼ 从￣ヽ. 弋 ・ テﾐ-ﾐヾ::.彡ー ｲ: : : : :::＞'弋 ・ ノ ,.ｲ,.:彡'´/ ,:': ....│
│ ,' ヽ{ ∧ ミ:､ミ=三｀二二二二二´{ /ｲ:ﾍ 彳: : : : ー￣￣￣￣: :-=彡'.,:',.'::::: .│
│// , |ゝ'ﾍ＼｀ヽミ:､ 三 三 三 三ｿ´ |: : : : : : : : :.､_ : : : /,:::::::::: ....│
│/ / .:: !| |∧ ヾ:､ミ 三 三 三 ≧'ﾞ ｜: : : : : : ,: : : : ::´:::::::::::: .│
│ｲ,: ＞'ﾘ ! ﾑ＼｀ﾐ:､ 三 三 三ｲ !: : : : : : : :. ,..::::::::::::::::::::::::::::::: ...│
│彡' | .| | ﾑ ヽ三 三 三 三} i||i! |: : : : : : : : . ,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::: ...│
│. | ! ! ﾑ ヾ 三 三 三ｿ´ il|||li|: : : : : : :: :::..,.:'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ...│
│ |i | ﾊ＼ミ:､三 三{ ,ゝ--<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : : ; .│
│ | i | .ヽ.ﾞ三 三| _ : ｀::::::ﾁ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : ::' │
│ i |i | | |ﾍ三 三!イゝミ．..,＿＿＿＿＿__ ,.:｀ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::, :.,:/ .....│
│ | |! :. ｜ ! ﾍ三三}_ ｀ ｡｀ー-----‐ ´彡'´.:::::::::::::::::::::::::::::::::, ;:, , │
│ | | ｜: ｜. ＼三ﾘ ｀ ー― ´. : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, 〃 ,; │
│ | | | !.: : ! ＼ '´: : : : : : :: :: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,' / ,:' ...│
│ | i| | i｜ | ＼ j : : : : ::: ::::::::::::::::::::,' ,: ,: ...│
│ | |i | | ! ｀ . . : : : : : : :: :: ::: :::::::::::::::::, ,' , │
│ | ! !::｜ ｀ ｰ―. : : : :: ::: ::::::::::::::::::::::::::::, , , .....│
│ _人__人__人__人__人__人__人__人___ ....│
│ __,ﾉ (,,__ ......│
│ ）. ここは一つ…… （ .│
│ ｿ. 潔く 勝負といかないか？ .ｿ .│
│ ,） （, │
│ ヽ ,r' .│
│ ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ │
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│ '" ￣￣ { ￣￣｀丶､ ....│
│ ／／: : : : : : : j: : : : : : : : : : : :＼ │
│ ／' 7: : : : : / : : ∧: l: : : : ＼: :＼-=ﾍ＿ ......│
│ /: : : /: /: : :/: ハ:ヽ : : : : l: : : ∨:7（_厂＼ │
│ /: :/ /.: :|: :⌒:/ ヽ {＼⌒:| : : : ∨ │ 〉 ..│
│ /: ;ｲ:│.:.:.| :/∨ ヾ ＼j: : :ヽ:ﾊ. |l / ....│
│ Ⅳ│ |.: : :!fて汽 ｲう汽ｽ: : : ｌ: | |:∨ は？ │
│ V:! : :ﾊ! V:rﾘ {ﾄ:::rﾘ ﾍ : | :ﾄ､ﾉ! :! ......│
│ ﾍl :.:{小. ゞ'' , ''ヾ' ＾∨Ｎ : ,'.:│ ...│
│ ∧ : ｊ:人 rっ ﾍー/: : :/: : | .│
│ |: ∨:|: : :`ｰr-ｚr ｧ＜. /／: : :/: : : | .....│
│ |: : : :|＼:_;斗' >‐く 〃: : : :/l : : : | .....│
│ |: : : :l /-―|o/ O∧o/: : : : :∧|.: : :│ ...│
│ |: : : :|' { ｀| | 7: : : : :/ │: : :.| .....│
│ |: : : :| Ｖ￣| | O | /: : : ／ !: : : :| .....│
│ ヽ: : :| {____,| | |,' : ／ │: : :.| .....│
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│ │
│ ノノ~ヽヽ ......│
│ ［`ﾒё´］ │
│ ノ'⌒｀ ´⌒ヽ 校長…… │
│ （ ,､ ﾟ 人 ﾟノ'ヽ ...│
│. ( ﾉヽ ミ 仝ミ/>' 〉 .│
│ ｀ξ＝＝＝ヽ´ ....│
│ |￣ |∥￣| ..│
│ （ , ﾉ（ ､ ﾉ │
│ | / | / │
│ （＿_） （_＿） ...│
│ │
│ │
│ /ﾆＹﾆヽ │
│ /（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ .│
│ ／::::⌒｀´⌒::::＼ だから何の話っていう？ │
│ | ,-）＿＿＿（-、| .│
│ | l |-┬-| l | .│
│ ＼ `ー'´ ／ .│
│ │
└───────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────────────┐
│ _ -=＝ニニ7⌒'＜｀ー ､ .│
│ .∠二ﾆ ､.∠二＿__/￣ .:人 .:＼ 不発弾の暴発は、 ....│
│ . ／ ￣＞ 7 .:＞ :} .:｀Y .:} すでに事実上、封じられた。 │
│ . ′.:／／ :/＼ :/ｲ .:) .:i| ノ ﾘ .:} 从ﾘ しかしＸ、 ...│
│ / .:/／ .:从 .:ヽ ! （ .:ｉ 八γ从У乂 君が今後も時間操作を駆使して │
│ . ,ｉ ,/ .:/ i |ﾞ＼ 人ﾘ 人 ﾊ::ィ代'' 弋ｒ―-､ この街で悪事を繰り返す ..│
│ ｉ| 〃 .:/ ｉ |ﾍヽ＼{｛｀ヽ ＼ ミ=ｰ:::_j ,ゝ/ミY 心づもりでいるのなら…… .│
│ ﾘ :/ i ｉ | ∨＼ヽ__ｊ`Yﾍ`ー:::｛ _ ...j'::::{/ ｀ヽ .....│
│ / :, / ii ｉ | ＼.:ミ, | :!| .＼:::::::} ｀{:::::ﾑム i この私と、私の手足である警備員たちは │
│. / .:, // i ii ｉ | r=Ｙ,,、_| :!| .:| ｀ミ､ __人::::| | | 看過できない障害物であるはずだ。 ..│
│ / .:/// i i ii ｉ | _/.:.:.|〃j | :!| .:| :ハ |Ⅵ∠ｲ j .....│
│. / .:///..-┴‐┴┴'.:|:.:.: | ,彡j:.:!| .:| / Ⅵ 乂.ｰﾍ ＼ │
│ , :/´｀ヽ :.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:∧ / ! .:! :′ l |:.: .:｀Ｙﾍ ／ |:､ ..│
│. / :/.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:.:У .:从 ! ! 弋＼ :{._／<> ハ＼ ....│
│. ,′ .:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:/ .:/ ﾄ /´ ｀ヽ .:|＼ /:.:.:o:. ＼ │
│ { :_/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',.:.:.:.:.:.:.:;′:.:{ .:{:. :人_ Ⅵ:.:＼:｀ｰ′:.:.:.:o:.:.:.＼_ .....│
│. ', .:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',.:.:.:.:./:.:.:.:.:.ヽ :｀Ｙ: .:｀ヽ｀ヾ;ﾐﾐｲ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i ...│
└───────────────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────────────┐
│ .....│
│ / ./ヾゝi|i///} ＼ ...│
│ | i ./ , /、＼ ||///;| , } ＼ .│
│ / , | | , /| ./;. /／| / ｝ ..│
│ ｛,、 / . | || .|| |/;;;;|/::: " | /i / .│
│ | .ﾄ、 | |.|.|.ヽ|ー―- 、 ＿__|_./_.| | i ＼ .....│
│ ＼| . ﾄ 、. | ﾘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ´ .|/ /／| ｜ 、 ） ..│
│ | /＼ .| ＼|__,. =＝=.._;;;;;;;; ＿＿＿" /／| /ヽ/ .│
│ /{ b,. ｿ＼从;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ｨ (。) ヽ ." / , / ......│
│ / ＼{ ＼＼|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ⌒"'ー｡ / .／ ／| 優秀な兵隊は、 .....│
│ ／{ |＼ ミ=‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / ‐=彡" /／| ｜ 優秀な指揮官あってこそのもの。 .│
│. ／ |i | ソ;;;;;;;;;;;;;;;;;; 、 , ／ .／|ノ .|. | ....│
│ ／ ／|i | ∧;;;;;;;;;;; ‐=彡／ .|| | | │
│ ( ´ .| | ' ∧;;;;;;;; ー- ..,,____ , / |.| |. | .│
│ ゝ .| | .| ;;;;;;;;; __ ￣ ／ | | | .| ......│
│ / .i| | | | ＼;;;; ／/ .| .| ﾄ.、|＼ .│
│ { |.| | | | ＼ "// i | | | ＼ ＼ ..│
│ | / | | | | 、 ,,.. '" /| { | | | ﾄ、 .＼ ＼ │
│./ / || | | | ｀ ´ / | | ﾉ | | | .＼ ＼ ＼ │
└───────────────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────┐
│ ......│
│ , ￣ ....│
│ ／ ヽ ......│
│. | ‐ - -‐ │
│ ｜ ( ー) (ー） （兵隊って言っちゃった） │
│ .| Ｕ （___人__） │
│ j / ', .│
│ _..ノヽヽ ﾊ ヽ │
│ ,r￢;;――''ﾞ::::::::::::::≧=-､＿ノ､_／￣ V .....│
│ / :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧､〈´／::::::Λ │
│/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>､ﾔ:::::::::::::Λ ....│
│::::::::::::::::::::,!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.::::::::::::::::Λ .│
│::::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::v.::::::::::::::Λ ......│
│:::::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:.::::::::::::::::∧ ...│
│ ﾞ)::::::::::./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|､:::::::::::::::::∧ .│
│::: ﾞヽ＜`'､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l∧::::::::::::::::::ﾊ ...│
│:::::::: ＼ ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::lﾞ:::::::､:::::::::::::::ﾉ ..│
│:::::::::::: ｀'､l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〔 `::--‐==::イ .....│
└──────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────────┐
│ ..│
│ _,,. -─- .＝= -,..-‐､ │
│ . _,厶-ク ＼v｀ヽ＼´- ヽ 私がいなくなれば、 .│
│ ／ / ,ハ ﾊ ﾊ } 悪事を成すのも容易になるだろう。 │
│ / /ｲ /ヽﾍ/r､_},ﾊ // ヽ .│
│ {ｲ /!仏ﾑﾍ/ ｀ｿｲ ﾘi // | .│
│ Vi ﾊ ● ●．^ヾｲ} ﾘ| | そこでこいつを開示する。 .│
│ ﾊ/||ミ彡》､_,､_, /// / |ﾉ| | | 添付ファイルを見てくれ。 .│
│ ＼ﾄゞﾐゞ ヽ._） / | ｝ | | 今朝、五時から六時にかけての ....│
│ | |＞ ｧr‐七⌒ | |リ | | 校舎内の勤務シフトだ。 ....│
│ | |/ {メ^く_/ | |ヽ | | ..│
│ | ﾄ /:∧∨ 〉 | ﾄ | | ...│
│ ｌ､__/ l . ,.-====､ .│
│ l'---ｎ--÷==========l_ ....│
│ .ll.:.:.:.i.ﾛi.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l .....│
│ ll.:.:.:.|.ﾛ|.:.:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l .│
│ .ll.:.:. .王::.:.:.:....:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l .....│
│ ll .: :.王.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l .│
│ ll.:.:.:.:王.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ..│
│ .ﾞ'''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''''' ...│
└───────────────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────────────┐
│ ......│
│ ......│
│ /／__/＿/ / | ヽ ＼＼ ', 本日、私は五時前から ...│
│ r┴' / / ｀∧ ! /^＼＜￣ヾヘ 出勤している。 │
│ ／／ / / ,、∨,、 ＼ヽ ＼＼ 週に一回は早出する │
│ ∠..ノ / / / ∧ヽ|/∧ヽ ヽ＼ ヽ ヽ 習慣があるものでな。 ......│
│ r' / ,' / /l /´｀"ﾞ｀´ ', ! ､ ', ヽ＼} │
│ | { l ﾘ ,' 从 ﾘ | 〉 } } ﾘ そしてこの時間帯、 .│
│ ／ﾚﾍ |＼トﾍ匕Ｌ..＿,. ､__/厶∠L／ ｌ ｌイL 警備員が構内を巡回するのは .....│
│ ,ィ ´ ／ ∧ﾄ､ゝ弋‐辷ﾃﾐ､ ,ィ辷テｧ/／|,.ｲ ヽ＼ー- ､ 五時三十分の一度きり…… ....│
│ / ／-ｰ彡'´|l lﾍミi｀￣彡 ｜ ヽ ｀￣´/ // ! ｀ ‐- ＼｀ヽ ＼ ....│
│ _,.〉＜´ // |ｌ トゝﾐ彡'7 | ／／,' |ヽ ｀¨ ｰ- ヽ ...│
│.´ // |ｌ |ヘ三彡ﾞ ┘' ,.ﾌ / ｌ ＼ ｀¨＞ｰ ､ .│
│. ,'/ | ', ヽ.l｀マ{ ゞ二.Tミ、／ｌ l | ヽ 〉 ', │
│ / /| ｌ ｌ| ＼ |ヽ|´ ｜ ｌ ｌ| ',. / l ...│
│. ,' ,' ｜ ｌ ｌ| ｀ ｰ'|ヽl | ｌ ｌ ト、 ｜ / ! │
│ /＿＿ / | l | ＼ ゞ'ﾞ | ｌ ｌ | ヽ___⊥__ / ,' │
│ ヽ, | l |彡 ｀ ´ ィ三ﾐ:! l ｌ | / / / .....│
│ ＼ ﾉ l |三i ゞﾐ三| l ｌ | / / / ....│
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┌───────────────────────────────────────┐
│ .│
│ ／／ |彡へ .│
│ / , y ／ヽ|/∧ヽ＼ｰ-､ .│
│ ｲ ｲ ﾊ ｲ｀''''''y/爪. | ヽ ﾍ ......│
│ .|ﾊ | |=| | } | | | 〉 ......│
│ ﾙﾊミヽﾄﾐ{ミﾁ==ｲ ﾑｲ / j { それ以外の時間、私は校舎内にただ一人。 │
│ 彡<ﾆ二tﾃﾐミ､ /==ｰﾑｲ / /} .....│
│ 彡辷三三ﾂ´ （ﾐ､ 〉彡ｲ j 私を始末したいなら、 ......│
│ 彡彡≦ｲ <_tﾃ /／ /' お誂え向きのシチュエーションということになる。 ..│
│ 彡炎ミrﾁ. r 〉 ｨ彡ﾉﾉ 裏口を開けて待っていてやるよ。 ..│
│ 三ミﾂ ｲ z彡ｿ' .....│
│ 彡ｲ ､＿＿＿_ j .│
│ 彡ﾐi ｀ ＜ｨｨｨﾇｲｲﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇ(:::(::) .│
│ 彡ﾐﾑ ｰ- ､_つ￣￣Z ﾃ￣￣￣ ......│
│ ｲ彡f ／| | .....│
│ 炎彡{ ／| | | ..│
│ ヽ､ｷ}. /| | | | ...│
│ ＞ ､ ＿＿/| | | | | ...│
│ ｲ...川川川 | | | | ...│
│ /:::::::::::::::::| | | | | |ー-- ､＿ │
│ /:::::::::::::::::::| | | | | |:::::::::::::::::::: .....│
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│ │
│ /＼＿＿_／ヽ │
│ ／ -‐' 'ｰ- ＼ ..│
│ . | （●）,(､_,)､（●） ::| ..│
│ | /,.ｰ-‐､i :::::| ちょ、ちょっと校長！ │
│ | Ｕ //⌒ヽヽ .::| .│
│ | ヽｰ-‐ノ Ｕ:::::| │
│ ＼ ￣ ...::／ .....│
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│ .│
│ , -――- ､ _ _／ヽ ......│
│ ／: : : : : : : : : : : : : : : : !-.-.‐.‐.‐. ｧ ....│
│ ＿＿∧': ／ . . . : : : : : /: :/: : : :｀: :＜ │
│. ／:::::::::::::::::〉: : : : : : :.／: : : :,:イ: :∧: :ｉ: : . .＼:｀ヽ ○ ...│
│ 〈::::／:::::::::::/: : : : : : :/ : : : ／ /: / ',: |: : ﾊ: : ヽ ＼ 危険すぎるわよ校長先生ーーー！ │
│ ∨:::::::::::::/: /: : : : :/: :-∠＿/_:/ |: |: : :∧: : :ﾍ､ ', ○ │
│ 〈:::::::::::::/: /: : : : :/: :.Ｘ /／ ＼!∧: : : :',: : : ﾊ＼j │
│ /＼:::::/: /|: : : : /i／ ＼ /｀ｰ∨: : :ｌ: : : :.! o .│
│ ,'.:: : :ヾ:./´ !: : : / ￣￣￣ ＿＿＿∨: :ｉ:. : : :! .│
│. ｉ.: : : ./ｲ! |: : / __ ＼ /!: ;ｲ::. : :.i〉 .│
│. !: : : : .::|:.ヽ_j: / ／:::::｀:.､ ＼ /､|:/:.|:::. : ,' │
│ j: : : : : .:!:.:/ |/ ＼ /::::::::::::::::::〉 ! }':.:.:|∨:/ o .│
│ |: : : : : .:|:/ ＞ ､ｊ::::::::::::::::::/ , ｲ-<:.:.;ｲ:.Ⅳ ....│
│ |: : : : : .:|' ／ |｀ ｰrｰ-イ--‐ ' |:.:.:.∨:.!: | │
│ |: : : : : : ! 〉 | /ヽ ヽ o ｊ:.:.:.:.:. : !: | Ｏ .│
│ |: : : : : : | ／｀ｰ ､ | ,! }､ |:.:.:.:. : :.|: ! ○ │
│ |: : : : : : | ./ ヽ |＼／,| / ﾊ |:.:.:. : : :.|/ .│
│ |: : : : : : |/ ｀|＼／/／ | .|::. : : : : | ...│
└───────────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────────────────┐
│ ...│
│ ...│
│ﾊ /, |ヾ｀ヾ'｀＜三 三／ / , / | ......│
│ ゞ| ﾊ !三 ハ ｀ヽzk / ／ ' j }. / .│
│ /从ﾊ ﾊ ﾄﾊ 三 三>x/ｼヾ-＝彡 ,ｲ彡' ......│
│./ j＼ {＼ ﾊ从 三 三ﾊ ,:' ,: ／´ ....│
│. , ヾ; ＼ 八三 三 三} i=＝彡'´ │
│. ,' iｿ | {ﾐーﾞ 三 三りヾ' : '´ さあ誘いに乗ってくれるかＸ？ │
│ i i. | iﾊ ﾏ三__三／ ﾏ .│
│ | | i i |ﾊ ﾏ ヾﾉ ﾏ ..│
│ | | | | |ii{＼ﾏ ヽ ...│
│ | | | |､ヽ三ゞ. _ =- .ノ │
│ | | | | ＞｀ヽ 人。:､｀::.､ ,'´￣ ..│
│ | | | |彡' ｀ヾ :､::.＼__Yj .│
│ | | | | _. シ │
│ ﾊ! | | , '´ .│
└─────────────────────────────────────┘
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│ .....│
│ .....│
│ ＿＿＿＿| 〉 ......│
│ ＿＿＞ ―＜ .....│
│ ＞ ／ / ＼ ...│
│ ／ / / ＼＿ .│
│ ／ / ／|/ く⌒ ...│
│ ￣/ ｜＼＿ ､_|_／ ＼ ギャンブルにもほどがありますよ校長！ ......│
│. / /｜/＿,,| 八Λ| | ＼厂 撤回してください。 ...│
│ / / ┬─| | /──|／ | く .│
│ ￣| 八/V;;;;ﾉΛ/ Ｖ;;;;ノ Λ| 乙 .│
│ |/| 〈 ￣ ￣ ｕ|/[||┘ .....│
│ |ィ个=-- ´ ┬=≦ﾆ〉 │
│ |ノ〈ニニニニニ〈 ...│
│. ／〉ニニニ／￣ ＼ .│
│ ／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.| │
└────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────────────────┐
│ │
│ , ---- ､_ ...│
│ ／彡 xﾐミ三_ﾐ ､ .│
│ /彡彡,ﾉ/ `__-､ﾞミ}、 ..│
│ {,ｨ彡く、}l´{oﾉ.ﾉ¨`}))､＿＿＿ いや、もう撤回はできねえ。 ....│
│ {K〔_o!j´`ｰ ´ ,.ｲﾉ /｀l ＼ ￣`ー ..│
│ `‐T ﾒ(r_,-' ./i _ﾉ/. : ! ＼ x┐ その時間帯に、 . ...│
│ `ｔ-､,ｒ'ﾆ- { ,/ /. : :.|! ./ .| 無防備に近い状態でいると教えた以上、 ......│
│ ,ｲ｀ト､`´ >'´./ : : : || / j もうＸ次第になっちまう。 . ........│
│ ／/ {: : :.￣ｧ＜_ : : : :|:| / ...│
│ ／ /. | : : : /､__/.:｀ヽ_｣:| / .│
│ / /. l＼ /.::| ﾄ、: : : : | / .│
│ } .⊥. ∨ ′:| ∨: : : | ./ .│
│ ./ .| ＼ ＼: : | ∨: :.| / │
│ {_ ｌ ＼ ＼! ＼:| / │
└────────────────────────────────────────────┘
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│ │
│ ＿＿＿＿＿＿_＿ │
│ _ ´::::::::::::::::::::二二ヽ:::::＼__ ..│
│ ,. ´::::::::::::::::二二ニ丶::::::::::::::::::::＼ ......│
│ ／::ﾆ:::::::::::::::二二ニニ丶:::::::::::::::::::::::::ヽ ..│
│ /／／::::::::::一＝ニニ:::::::::::::::::::::::::::::＼:::::ﾊ ...│
│ /::／:::::::::―一＝ﾆニ::::::::::::::::::::､::::ヽ::::::::!::::::| │
│ _,/::::::ﾆ二:::::::::::::::::::二二ニ＝::::::::::|:::::::|:::::::|::::八 Ｘの野郎が、 ...│
│ /{:;:イ:Ｘ⌒ヾﾆ::::::::::＝ニ二二::::::::|:::::!:::::::::::::::::::::::::ﾊ どうしても校長を始末したいのなら、 .│
│ /ｨ/ /´ ＼、 ー====ﾆニ彡ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::＼::::::} 校長の誘いに乗ってーーー │
│ { 厶-――-､}} ,r=＼::::::::＼:::＼:::::::!:::{ .│
│ ,．-〃/ ＼、--､ ヽ ／ ヾミ､:::＼:::ヽ::|::::} ..│
│＿＿,．-‐ｧ′/.l{∧ ヾ弐ぅ } ,r==＝'′_,. -―― ヾ:::::::::::::.::/ ..│
│ ／ ,.ｲ ｀トヽ._ ￣｀人､〃 ／´￣￣ ＼ Y::::::::ハ、 .│
│ .／ /.:.| .ﾊ }}￣￣,rテ^ヾﾆﾆ{ _,. -――'， }:::::ｲﾆYﾊ--､ │
│-‐'′ ./.:.:.:| / |__ルx=f´/ ﾉ '､ ｀ヾ弐ぅｰ;}r===＝ァ'´} {ﾘ| '. ｀ ｰ- ......│
│ ./.:.:.:.:.! :{/´|￣｀}{ Y´ Y⌒ヽ ＼ ￣￣ﾉ / ノ／.:l '. ....│
│＿__ ｆ:.:.:.:.:.:.＼∨ ;;''´｀;廴__ノ-一′ ｀￣￣ _,ｘ≠ｘ;ｧ'´／ l:.:.:.! ヽ ...│
│/／⌒＞ー､_:.:.:.ヽ;'';''´ ｀ヾﾆﾆヽ,;:'';, ､_,x=彳ィﾘ /‐'´ /.:.:.:! ＼ │
│ （＿,／ },;:'';; ;; `ー‐;;' ';, ,;'';, _ノ´ イ ｀Y/ .／.:.:.:.:.| │
│ ／） ;,, ｀ﾞ;￣};' ｀''´ ｀'; ／―一'´ ／.:.:.:.:.:.:/j ..│
│⌒ ｰ‐;‐ ''´／,, ;;''"´ ,,{;,, ,;''イ ／.:.:.:.:.:.:.:./:/ .│
│ ／^ｉ／⌒ヾ. ｀':;ｰ;;'' ｀ '; / ,．-一 '´.:.:.:.:.:.:.:.／:/ ..│
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||￣￣５：00 ￣￣￣￣|| ＼＼====||===/===========================
|| || ／／ したらば市放送局より、
|| ∧＿∧ ニュース || | | 早朝のニュースをお伝えします。
|| （ ´∀｀） || | | 本日の天気予報は……
|| ／ ヽ ｎ＿ .|| ＼＼
|| / , ﾚ' ＿ﾉ || ／／==============================||=====
||. / /l |／ ||
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. ／￣ /二二└─────┘二二/〉 ￣￣|
／ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ／ |
｢￣￣￣￣￣￣￣￣￣|￣￣￣￣￣￣￣￣￣| |
／￣￣＼
／ _ノ ＼ けど これまでとは違う。
| （ ○）（○）
. | Ｕ （__人__） 時間が違う！
| Ｕ |r┬-| 彡
. | ｀ ⌒} 彡 今回は六時じゃなく、五時！
. ヽ }
ヽ ノ
／ ＼
/ /＼ /￣＼＿＿＿＿l⌒l
┌────────────┐
│ 二千十八年六月一日 .....│
│ 午前 五時 ......│
└────────────┘
（￣￣'''''''''''''''''''''"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""'''''''） :::: :::: :::: :::: :::: ::
（ ;; ; ; ; : ; ; ; ; : ; : ; : ; : : ; : ; : : : ::; ; ; ; : ; ; ; ; : ; : ; : ; : : ; : ; : : : ::; ; ; ; : ; ; ; ; : ; : ; :） :::: :::: :::: :::: :::: ::
.（ ;; ; ; ; : ; ; ; ; : ; : ; : ; : : ; : ; : : : ::; ; ; ; : ; ; ; ; : ; : ; : ; : : ; : ; : : : ::; ; ; ; : ; ; ; ; : ; : ; :) :::: ::::_,,(（"::::; :;
:: |｀`'''''""""￣￣''''''''''''"""""""￣￣￣￣'''""""""""'''''''''──￣￣￣￣￣￣￣ ::: :::_,,(（"::::; :;
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;;;::::::::::::::::::;;;:| 納 |＿ ￣￣￣￣￣￣￣~~~""''''''''""""~~~￣￣ | 奉 |._,,,"( （（ ::;;; ＿-='''"~
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I|l|llij;;;;:/:/;''| |￣!─--i i__________￣￣￣￣￣ ┌─┬┘ | | ..::从 ;;:f::;;: :( 〔 i─
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ゝ─=＿ ::::::;;;;;;;;;ヽ 二二二ソ;;;; | |; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;;
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／' 7: : : : : / : : ∧: l: : : : ＼: :＼-=ﾍ＿
/: : : /: /: : :/: ハ:ヽ : : : : l: : : ∨:7（_厂＼
/: :/ /.: :|: :⌒:/ ヽ {＼⌒:| : : : ∨ │ 〉
/: ;ｲ:│.:.:.| :/∨ ヾ ＼j: : :ヽ:ﾊ. |l /
Ⅳ│ |.: : :!fて汽 ｲう汽ｽ: : : ｌ: | |:∨
V:! : :ﾊ! V:rﾘ {ﾄ:::rﾘ ﾍ : | :ﾄ､ﾉ! :! つかさ、つかさ起きて！
ﾍl :.:{小. ゞ'' , ''ヾ' ＾∨Ｎ : ,'.:│
∧ : ｊ:人 rっ ﾍー/: : :/: : |
|: ∨:|: : :`ｰr-ｚr ｧ＜. /／: : :/: : : |
|: : : :|＼:_;斗' >‐く 〃: : : :/l : : : |
|: : : :l /-―|o/ O∧o/: : : : :∧|.: : :│
|: : : :|' { ｀| | 7: : : : :/ │: : :.|
|: : : :| Ｖ￣| | O | /: : : ／ !: : : :|
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j: : : ::|: :: : |: ;ｨ' : : :/,ノ/::/ | ∨:.:|: : : :|"::: : :ﾊ う、うーん……
|: : : :::|: :: :|://:-;‐'´ /::/ | `ﾄ‐ｊ-: : : |::::: : : :|
|: : :ｉ: ::|: :: : |/:／___ j:/ ､__.|:/ V : : ｊ:::;∧:::ｊ
|/∨::（|: :: : |ｱ三彡" ﾐﾆ弐. ﾊ: ｨ::/:::::| |/
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ヽ/∨ヽ::|::,.ｨ'ヽ｀ヽ ￣λ/八::/ ´
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~ ｉl|| ＼|＿＿||| ＼ 「|ー --- ''''-- ''' l,, |.| ＿
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l＼ ＼ |l'､＼,||＼n_ ＼n
|＼＼ ＼ ＼゛､ ||＼||＿__||
'~ ＼ｌ二二二二二二二二l ＼||'!ﾚ||‐ｰ‐||
!|_| !ｌ_| ~ ゛''||"''''''||
~ ~＼
／ ／ ヽ ＼
ノ , '/ ' ヽ ､ ヽ
〃 {八人 八ﾊ人ﾊ ｌ .|
人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人 外が暗い……僕の部屋、朝。
从 ﾘ<●> <●> 从|ﾉ从 巻き戻されている！
从 ﾘ ゞ≠ ゞ≠ 从|ﾉ从
|ﾍ -－ | |/
ﾚ/⌒l,､ __, イァﾚ
. / /::|三/::/／ ヽ
. | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,
----------------------------------------------------------------------
_,....----､,,...,,
r‐''"彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ
. ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡;;;;;;;;;;;;;ミ、＼
.ﾉ;;;ノ;;;;;;;ﾉ;;;;;;;;;;;／;;;;;ﾄ;;;;ﾐ;;;;;ミ;;;;;＼
/;;;;;;;;;彡／,;;;;;;;彡ﾉ/ 入､ﾐ;;;;;;;;;ミ;;;;ヽ.
/;;;;;;::-＜彡ノ彡" ノ./´. ＼＼ ﾐ;;;;;;;;;i
/;;.／ ｀ヽ､ ´ /r i／´｀ ｀ ＼;;;;;} 最後の勝負、ゴングが鳴ったってわけだ。
.り ､≦二ミ、＼ ,ノ´ / 彡ニミ,ｒ ヽ|_
.. ﾉ｀Y ＼,,_○ ,i ,!{ ノ i､○__ノ i ヽ
.|(.i |｀''-.,,..,.￣ ,.,..ﾉ.ﾉ （ ￣ ﾉヽ|
ヾ iヽ,, ´>.く ,‐､ .ﾉ‐、 ／|ｒ.ｲ
,-ﾉiゝi ｀ヽ、ii. ｀‐（___）-' ／ く|ﾉ ﾄ--、__
‐'"/::::| .人 X ,丶し‐、 i´! ノ .|: ＼＼
´イ:::::ヽ ｀ヽ ｀ -く-'ﾆﾆヽ＞ ／´ /:::::::∧
./:|:::::::::｀、 入,,_ ＞--く .ノ´ ／:::::::::::i::::i
.|::.|::::::::::::＼ .ﾍ､. ´ }} ,r´r ／:::::::::::::::/::::
i::::i::::::::::::::::::ヽ､._ ＼''-､,,,,,..ゞ ‐'.／,.r''´::::::::::::::::::/:::::i
ヽ::ヽ,::::::::::::::::::::::~"''‐- ::: ,,.ノｒ''"::::::::::::::::::::::::/:::::/
ヽ::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::イ｀''''"ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::/
----------------------------------------------------------------------
○
Ｏ 人
ｏ 人 人
||人 人 人
人 人 人 人
／|￣￣￣￣￣|＼
| □□ |
| □□ |
─卜| □□ | ──────────────────
ヒ| |
￣||￣￣￣||￣ Ｌ
|| || Ｌ
ダディの家
/＼＿＿_／ヽ
／'''''' u '''''':::::::＼
. |（●）, ､（●）､.:| ＋
| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, u:::|
. | u ｀-=ﾆ=- ' .u::::| + と、とりあえず学校へ向わなきゃ！
＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／
,. ,. -=キ≠=- ､
／: : :'´: : : : : :.ｨ: : : :｀ヽヽ:＼
／: : : : : :/ : : ://!l: : : !: : :.い: : ヽ
. / / .. :/. :/:.// ｌｌ: : :l: : ヽｌ:.|. :.
// : : ｌ:./: : !／「/ l lヽ卞ヽ、l:.!: : : : i
/ /: /: :l/: :ｲ|:./ l/ V }从:ﾄ: : : : : ! おねえちゃん、学校へ急ごう。
. / ｲ: : :l: : :/ﾚ勹示 i勹tﾄV: : : .!: :| 校長先生が心配だよ！
ｌ / l:.: :.{:.: | i乍心:| |;心:.}豸: :.,′:|
l/ |: : ∧:.l 辷ツ 辷ツl: : :/､∧|
|: :/ﾄ.Vt ¨¨ ___ ¨¨ //:ﾑ/ ｀
ｌ / l |: :.〉r､ {___} _ｲ:.ｲ:/
l/ !:/.rLl＾l^i､ ‐-‐ ,i^l＾|」:/l/
ｨrﾄ､ ｀ ｰ┴ v-┴‐'´_,{ｧ､
∧∨､｀ ｰ---┼--‐'´ |/∧
{ ∨､.｀ｰ----┼‐‐--'´∨ }
l | ｀ ｰ----┼---─'´| l
＜´￣￣ ‐- ＿＿,,,
／ ｀i ¨＞ 、
/ :i ! ヽ ヽ ＼
/ / / :| / ヽ ヽ ',丶丶、そうね。校長先生なら、
_,. ＜~ﾊ / :/ i / i ', i i＼ ｀ﾞ たいていの相手は
ﾍ;:;:;:/;:;:;| ,' ｰ-/､ ／j: /| ∧ | l: lヽ;:} なんとかなると思うけど……
t;/:;:;:;:;| i≧x､ン｀ﾞｰ// | 7''ｰl‐l'" l l;:;:;:》
| ＼;:;:;| ,.| ﾐて ≧ﾐ／ !/,,.ィ杉i /l l;:;:/ Ｘは何をしかけてくるのか
| T´（ |/ ヾﾆｼ frｼ/ / /: ﾘ-'i わかったものじゃないしね。
| ﾍ ｀t-ﾍ ::::::: ､ ::::u /_|/ /: ﾊ
,' ＼ ＼ ＼, -､-‐ _ ィ / ∧ ﾍ
/:i } ヽ ',/ <ヽ_i｀i´| ＼/ / ', ＼
//| ,xf＜ヽ/ ｧ-､ﾞi::::/つ: :/ ,'＞ｰ､ﾄ ＼
ノノ~ヽヽ
［`ﾒё´］
ノ'⌒｀ ´⌒ヽ 急いで校長のところへ行かねえとな。
（ ,､ ﾟ 人 ﾟノ'ヽ
. ( ﾉヽ ミ 仝ミ/>' 〉
｀ξ＝＝＝ヽ´
|￣ |∥￣|
（ , ﾉ（ ､ ﾉ
| / | /
（＿_） （_＿）
＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼
＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼ ＼
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|￣￣
┬─┐ ┌─┬─┬─┐ |
│ │ |￣￣￣￣￣| │ │ │ │ |
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│ │ | | │ │ │ │ |
┼─┤ | | ├─┼─┼─┤ |
│ │ | | │ │ │ │ |
┴─┘ | | └─┴─┴─┘ |
ニニニニニニニ] | [ニニニニニニニニニニニニニニ]
| |＿| |＿| |＿| |_____________|＿＿_| |＿| |＿| |＿| |＿| |＿| |＿| | ｌ
| | | | | | | |. | | | | | | | | | | | | | | ト､
三三三三三三 ＼￣￣￣￣￣|＼三三三三三三三三三三三三 |
|iｌ |＼ ＼￣￣￣￣￣|＼l| |ｌi |
|l ｉ| ＼ ＼￣￣￣￣￣|＼ |illi|
,ｨ
{(＿ ＿
≧ｧ ｀ ヽ
／ ∥ ＼. ∨
／/ .ii , ∧ Ⅵ
､_ノ,ｨ / = = ＼.Ⅶ
￣/∥ / ii i ヽ i―-
.∥ ,ｨ竿気 .,ｨ竿気 i .ii
∥ i.乂ｿ ＼{乂ｿii i ii
.ii i ii i .ii
}i i:ヽ ｀ ´ ノi i∥
ii .i:::::〕h. _ .f〔:::j j´
.Ⅷ i xf丿 乂;;/ j
,,r＼ {:::::ﾍ /::/ /- 、
∥ .i ヾ::::::::ﾍ:::::/:彡''／. ∨
∥ i.∧ ＼:::::∨:::／ / .i j Ⅵ
∥ i ｀ー―〔_〕――'' Y Ⅶ
∥ {. ＼i .i／ .i Ⅷ
┌───────────────────┐
│ 二千十八年六月一日午前五時五分 ...│
└───────────────────┘
/＼＿＿ _. ィ
_. - .:.{ ヽ.:.:.:.:.:.＞' ´ /
／.:.:.:.:.:.:.:.:ｌ '. :.:./ , '｀丶、
/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ、 Y⌒) _.ノ_:.:.:.:.:.:.:.＼
/.:.:.:.:.:.:.:.:j.:＞ ´ .｀-－…－- ｀ く :.:.:.:.:.:ヽ
. / :.:.:.:.:.:.:.:.:|, ィ ´.:.:.:.:.:.:/ﾄ､:.:.:.:.:.:.:.｀`.:.:.:.:.:.∧
′ :|:.:.:.:.:.:.:|:.:/.:.:.:.:.:.|:.:./ | '.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
|:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:|/.:.:.:.:.:.:/.:/ ,! '.:.:.|､:.:.|.:.:.:.|:.:.:.:.:∧ お姉ちゃん大変、ネットが繋がらない！
|:.:.:.:|:. ∧:.:.|:.:.:.:.／'.:/, / '.:.| '. :|.:.:.:.|:.:|:.:.:.:∧
|:.:.:.:|:.:l. ｌ:.:|:.≠-ｧＺ'´ `ﾆﾏﾆ｢:ハ:.:.|:.:| :.:.|:.:.'.
|:.:.:.:|:.: ｰ':.:.|',ｨ'´/'_ ｣ﾉ｀lﾒ. }:.:|:.:| :.:.|:.:.:|
|:.:| :.'. :.:.:.:.: l{ ト'ハ ト'ハ' ﾘ /|∧.| :.:.l＼|
ヽ||:.:.'.:.:.:.:.:.! 弋_り 弋_り ﾑｨ.:.:.ハ:.:|
|:.:. '.:.|.:.:.|ヽ. r─－‐､ ノ、|:.:/ |:/
∨:|ﾊ|ﾍ.:| ＞ ._| ___ |‐ ´ ヽ/ l.′
ヽﾊ. ヽ ', | 冂| | , ﾍ
| ＼ ｜ 〒' |、 ／ |
| ＼ ,. '´| ｆ,ユ...」 ヽ' ｜
＿＿＿＿,i ー- ――-- ､
-＝＝ニ二_,. - | ｀ ヽ
／ ! ::.. ＼ /｀:...イ｀ ､
／ ／ / ハ ∧:.. i:. ＼::::::::::V::::::::::::＼
／ ,.-/ / / V ! ',＼::.. l_j ヽ:::::::ﾊ:::::::::::::::::＼
／,. ´ / / |: / ', ', ヽ ＼::.. ヽ ヽ::::::',::::::::::::::／
／ ／/ i :| / ヽ:', ヽ_ ,.＼-‐ ﾄ !::::::',:::::／
/:::/ i | ‐/‐V- ., ヽ'´ ヽ_,,.-X::. i::ヽ':::::::i/ まじか？
｀ﾞ,' l | :/ ―- '"_rｵ示斤 :l::::/￣li
i:. ハ | :∧<f代テミ ,イ/::::i } ﾘ ヽ::. |/.:: l', あらら……電話も通じないわね。
{ /|::::i l i :ﾊ k i:::: } ﾄ y‐ j ri }.:: |:i
|:/ ｀∧ |! :| i 辷 ﾝ ヽ廴ン / l |::.: ! l
! i ﾊ |ヽl """ _,| |:.::. ,' |
j ヽ :|:./! '"" ｲ￣:/|!::.:: /.::. l
ｌ ::.::.ヽ／/ ､ ―-―‐ ィ´ /::／.::.:: /.::.::. !
| ::.::./ / ｀ﾞ ‐-‐ ´ l /／ /:|::.::. l
| ::.::.ヽ ゝ"´} _ ＿/ ヽ/ ,.ハ::l::.::.: |
| ::.::::{ '"´ }´∥ / ,.< i:l::.::.: }
ﾄ､
ヾ:＼
_＿＿＼: `ー─|`ー- _
, '´:: : : : : -: : : : : : : :│: : : : : : : ｀丶
∠ -―／ :.:.:.:.:.:.／.:/.:.:.:.:j.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.＼:ヽ そっか、
／ :::::::::::::::/:::::/ !::::::ハ::::::::::::::::::ヽ::::::ヽ:ﾍ
,.' ::::::::::::::::::/⌒ﾒ､_| ::/ ヾ::＼＿:::::::| :::::::∨}7ヽ 通信障害よ。
/::::::,:ｨ :::/:::::|:: / |:/ '; l´＼｀::::!:::::::::::',j'/∧､
/::::〃/:::::| :::ｬzt=z-､l' ﾘ _,斗rzｧ::::::::::::∨/∧＼ これまでの周回で、六時に市長が謝罪してた！
/／//,| :::::|:::/{! ﾄ..ノ外 彳 ノ外∨::::::::::::::∨, ∧ 〉
´ 〈//,| :::::l:∧' |!ﾍｲj| |!ﾍイj| ∧ :::::ﾄ､::::l//,' ∨
`ｰ|:::::∧ハ ゝﾋ.少 ゝ以ｿ ハ:::├ﾍ├─ ┘
|!::∧ ゝ_} ' ﾚム:::j::::ﾙ
l∨::ヽ/人 - 人/::∨:::,'|
|::|:::::::::::::|:::＞ ､_ ,＿_ __, ＜ |,:':::::::::::/::|
|::|:::::::::::::|::/ r[ ＼|＿＿ｌ/￣］ /:::::::::: / :::|
|::|:::::::::::::|:レ'' `ヽ､＿__, -‐'´ /::::::::::::/:::::::|
|::|:::::::::::::|:| ＼＿＿_, -‐'´/ ::::::::: / ::::::::|
|::|:::::::::::::|:| / ::::::::: /ﾞヽ:::::::|
┌─────────────────────────────────┐
│ │
│ ＿＿＿ 二つ目だお。本日未明、 ...... .│
│ ／_ノ ヽ_＼ したらば市大学構内にて執り行われた │
│ ／（ ●） （ ●）＼ 電磁パルス兵器の起動実験の影響により、 │
│ ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ ....│
│ | （ （ | ネット、携帯電話、固定電話、 │
│ ＼ `ー' ／ 各種無線装置の全てが .│
│ 五時から六時までの間、 ....│
│ 不通状態となっておりましたお。 ...│
└─────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────┐
│ ......│
│ ＿＿＿_ │
│ ／⌒ ⌒＼ ホジリホジ 市民の皆様には、 │
│ ／（ ●） （●）＼ ご迷惑をおかけしましたこと ...│
│ ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ 深くお詫びいたしますお。 │
│ | ｍj |ー'´ | ......│
│ ＼ 〈＿_ﾉ ／ │
│ ノ ﾉ │
│ ......│
└──────────────────────────────┘
----------------------------------------------------------------------
_,....----､,,...,,
r‐''"彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ
. ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡;;;;;;;;;;;;;ミ、＼
.ﾉ;;;ノ;;;;;;;ﾉ;;;;;;;;;;;／;;;;;ﾄ;;;;ﾐ;;;;;ミ;;;;;＼
/;;;;;;;;;彡／,;;;;;;;彡ﾉ/ 入､ﾐ;;;;;;;;;ミ;;;;ヽ.
/;;;;;;::-＜彡ノ彡" ノ./´. ＼＼ ﾐ;;;;;;;;;i
/;;.／ ｀ヽ､ ´ /r i／´｀ ｀ ＼;;;;;} この時間帯は
.り ､≦二ミ、＼ ,ノ´ / 彡ニミ,ｒ ヽ|_ 他の警備員も呼び出せねえし、連絡もとれねえ……
.. ﾉ｀Y ＼,,_○ ,i ,!{ ノ i､○__ノ i ヽ
.|(.i |｀''-.,,..,.￣ ,.,..ﾉ.ﾉ （ ￣ ﾉヽ|
ヾ iヽ,, ´>.く ,‐､ .ﾉ‐、 ／|ｒ.ｲ
,-ﾉiゝi ｀ヽ、ii. ｀‐（___）-' ／ く|ﾉ ﾄ--、__
‐'"/::::| .人 X ,丶し‐、 i´! ノ .|: ＼＼
´イ:::::ヽ ｀ヽ ｀ -く-'ﾆﾆヽ＞ ／´ /:::::::∧
./:|:::::::::｀、 入,,_ ＞--く .ノ´ ／:::::::::::i::::i
.|::.|::::::::::::＼ .ﾍ､. ´ }} ,r´r ／:::::::::::::::/::::
i::::i::::::::::::::::::ヽ､._ ＼''-､,,,,,..ゞ ‐'.／,.r''´::::::::::::::::::/:::::i
ヽ::ヽ,::::::::::::::::::::::~"''‐- ::: ,,.ノｒ''"::::::::::::::::::::::::/:::::/
ヽ::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::イ｀''''"ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::/
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|///|!...― ヽ=, ,.--., .二7 ヽ=, ,.--., .二7 ､＿＿＿＿＿ ――＿――＿＿―＿＿＿＿ ｉ|////|
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|///|! ...＿＿＿ /´ ./´ // ￣￣＿＿＿―＝＝＝― ―――― ＝＝ ￣￣ .ｉ|////|
|///|!...￣￣―‐―― ＿＿― ＿＿＿ ＝― /´ ＿＿￣￣―‐―― ＿＿― ＿＿＿ ＝― ￣￣ .ｉ|////|
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¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨:|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|:¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨
|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|
＿＿ |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| ＿＿
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／ ／ ヽ ＼
ノ , '/ ' ヽ ､ ヽ （テレビも映らなくなってしまった）
〃 {八人 八ﾊ人ﾊ ｌ .|
人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人 （例のパルス兵器による障害の一環かな）
从 ﾘ<●> <●> 从|ﾉ从
从 ﾘ ゞ≠ ゞ≠ 从|ﾉ从
|ﾍ -－ | |/
ﾚ/⌒l,､ __, イァﾚ
. / /::|三/::/／ ヽ
. | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,
､丶｀..,,_ ｀`丶、＞'"~｀`丶､.,,__,,
.,,＿,,.､ヽ` _,,...､､､、 Ｙ⌒ヽ ､、 寸'〜、`'＜
､.,,__,,＞ ゛ヽ` ,〕丶、 、 ﾟ:, 丶､ 、 ｀``ア
>'´/ ／ 〕 `, `､ ﾟ， ｀､、 `'＜.,,__,,.ノ
,( /_,, ,′ :' ′ ,′ ﾟ, , ﾟ, /
人｀``｀ { / ,′ //, ⅰ.: } ':, ､ｲ
γ"''〜､､ィ~) ,,..、 ／ / / ! ; ; ﾟ, ｀ ー=ァ,
⌒! ､.,| 、~"''〜' ﾉ ﾞ ‰′ ﾉ } ／/
"''i .,,j )h､.,,_,,､‐゛ ／ ､‐゛ ,′ ; （この状況、
j 7 」＞, ヘ.,,__,,.､丶` i{ i ,′ ／ 校長に有利な部分もないわけじゃない）
..,′/、.,,,_／ ,.､､ィ ′ ﾔ i } /(,_,, ∠..,,__,,
〈 ⌒ ／ / i ,乂 | ; 、 ／ （これまで、Ｘは直接手を下さず、
./, `, ,′i i ⅱ ,′i .圦 ( ,,ノ, ト ( ＼ ｱ゛ でっていうを操って事態を動かしてきた）
. ﾟ, ！ .八ハ从 ∧ ト､、 ﾉ ＼ i iγ､{ )' _,,､‐゛
γム ﾟ, γvﾉｰ-h､.,,_`'〜、 ; .}ﾉi i 〉, ア
. } '∧ ∨ ! ｉ{ｰ=セ箝ﾃ'ア } :ﾞ ,ﾞ ｝:i / くうぅo｡.,
. }::.::.:寸､.,,_ '/ﾉi 八~"'' …'`゛ _,,ノ! / ﾚ 〈ノ ｉi .! 「⌒:i:i:i:i:))〕､､、
ⅰ:.::.::.::.::.::.::｀``｀.:j}乂(_,,. 八 γ!]{]从ﾙ寸:i:i:i:i:ｱﾆ!.:::. ﾟ,
ⅰ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.,ﾞ`〜､.、 / j `'芍/ﾆ∥;;;;;i.:',
∥ .:.::.::.::.::.::.::.::.::/ 乂__ _＿,,,..､、 ,ふ:.:.. ,′ ,ｨi{ ｰ{{;;;;;;;;|.::ﾟ:､
{{や.::.::.::.::.::.::.::.::ハ ／.::.:ム⌒ ｀”~ ｀_,.ィ(::.:.. . ,′ ,ｨi{ニニﾆﾘ;;;;;;;|::.::.::＼
ｉｉ.:∨.::.::.::.::.:::／.::.:}７.::.::.:://ﾑ,___,,,.､rｉ｛::.::..:.. . . / _,.ィ(ニニニア;;;;;;,ｨj::.::.::.::.::.＼ー ､
ﾔ::.:`::.､､丶｀.::.::.::.从.::.::.////ニニニﾆア゛.,,:. ,:ﾞrｉ｛ﾆﾆニﾆﾆ／:;/／ ,′.:.::.::.::.:.:.:)i;;:.:.:＼
:j::.::.:.:.::.::::.::::.:::::／.::.::.::.///,たニﾆﾆｱ゛,.､ｬﾔ゛-＝ニニニｱ゛ﾆ/' ./ . :.:.:.:.::.::.::.::./.::.::.::.::.＼
（けど、でっていうへの連絡手段である
メールも携帯も今は使えない）
/ﾆＹﾆヽ ／ ＼
/（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ ＼ ／ │ ━┓ │
／::::⌒｀´⌒::::＼ ／| ＼ ／ ／| ,. . ｜ ┏┛ │
| ,-）＿＿＿（-、| < ￣￣￣＼ ／ < ￣￣￣￣) . ｜ ・ │
| l |-┬-| l | ＼|￣￣￣ ／＼ ＼|￣￣￣￣^ ＼＿ ＜´
＼ `ー'´ ／ ／ ＼ /´ ｀＼
／ ＼ | |
| |
＿＿＿＿| 〉
＿＿＞ ―＜
＞ ／ / ＼ （Ｘがでっていうを操りたい場合、
／ / / ＼＿ 直接会って脅すしかない）
／ / ／|/ く⌒
￣/ ｜＼＿ ､_|_／ ＼ （しかし躊躇なく殺人に手を染めることが判っている
. / /｜/＿,,| 八Λ| | ＼厂 でっていうに対して、直接交渉したり命令するのはあまりに危険）
/ / ┬─| | /──|／ | く
￣| 八/V;;;;ﾉΛ/ Ｖ;;;;ノ Λ| 乙
|/| 〈 ￣ ￣ ｕ|/[||┘
|ィ个=-- ´ ┬=≦ﾆ〉
|ノ〈ニニニニニ〈
. ／〉ニニニ／￣ ＼
／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.|
／ ／ ヽ ＼
ノ , '/ ' ヽ ､ ヽ
〃 {八人 八ﾊ人ﾊ ｌ .| （下手をすると、でっていうに殺される）
人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人
从 ﾘ<●> <●> 从|ﾉ从 （もはや、でっていうは駒として使えない）
从 ﾘ ゞ≠ ゞ≠ 从|ﾉ从
|ﾍ -－ | |/
ﾚ/⌒l,､ __, イァﾚ
. / /::|三/::/／ ヽ
. | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,
┌────────────────────┐
│ つまり、Ｘが直接手を下すしかない！ │
└────────────────────┘
. i ! .
. : ,ﾉ ｷ､ : .
-----‐＝＝＝＝＝＝＝＝＝´,. , ＝＝
;;;;;;;;;;;;;;; ,.／ !|l´. :
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ,.r'.::1 i ｌ|
;;;;;;;0;;;;;;;;;;;;;;0 ,.r'´:::::::;! ｉ |l
;;;;;;;;;;;;;:::::::ｨ;;;;;;;; ,r.'´:::::::::::::i ｌ' ｌ|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ,.-'´::::::::::::::::;r'ﾞ ,' |l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ,.r'´::::::::::::::::::::::::ｉ / ｌl
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ,.-'´:::::::::::::::::::::::;:- 'ﾞ / .ll
,ノ ;;:;:;::;:;::::::::::::::::::::::: ,.-'´:::::::::::::::::::::::::::::/ / l!
/::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::ヽ,.-'´:::::::::::::::::::::::::::::;:- ' , ' l
,}'´ /:::::::::::::::::::::::::-'´:::::::::::::::::::::::::::::::::;f´ , ' !
/ /': : : : : : : ,-'´::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;;ノ ,:'
/ ,iﾞ ,-'´::::::::::::::::::::::::::::::::::;f´ ／
/ ! ;-'´:::::::::::::::::::::::::::::::::;:- 'ﾞ ／
/ ./. ;:-'´:::::::::::::::::::::::::::::::::;;;ノ ,. '´
,/ ./-'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ´ , '´
,ノ ,r:'´:::::::::::::::::::::::::::::::;ノ￣ , -'´
,／ ,r'´|:::::::::::::::::::::::::r'⌒´ ,. ‐;|´
/ ､ ! |:::::::::::;rｰ- '´ , -'´ i !
,/ ､ i, ヽ__|rｰ- ' ,. -'´ ! .l
入 ､ ヽ l､ ,| ,. - '´ l l
r'´ ヽヽ ヽ 'ｰy-.' | ,. - '´ l l
l , -ヽゝ-`'´ :'‐ ' ´
┌────────────────────────────┐
│ これまで他人を操り、時間巻き戻しというチートを駆使して │
│ 姿を隠し続けていたＸがーーーー自身で動くしかない状況！ ...│
│ これが校長の狙いだったんだな！ ....│
│ .│
└────────────────────────────┘
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::（ ）:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::|￣|三|￣￣￣|＼:::::::::::::::::::::::
TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTヽ
￣￣￣￣￣|￣|ヽ￣￣￣￣￣￣￣￣￣|＼iヽ
|￣||￣| | | | |￣||￣| |￣||￣| .| ＼iヽ::::::::
|＿||＿| | | | |＿||＿| |＿||＿| .| ＼i::::::::::::::::::::::::
＿＿＿＿＿| | |＿＿＿＿＿＿＿＿＿.| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＿＿＿＿＿| |.|＿＿＿＿＿＿＿＿＿| |:::::::::::::::::::::::::::::::::_,,-'~''^'-^ﾞ-､::::::::
|￣||￣| | | | |￣||￣| |￣||￣| .| |＿＿＿＿ ノ:::::::::::::::::::::::::::ﾞ-_::::::::
|＿||＿| | | | |＿||＿| |＿||＿| .| | ..|＼ i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
＿＿＿＿＿| | |＿＿＿＿＿＿＿＿＿.| |LlLl LlL | i:::::::::::::::::::;;;;;;::::__,,-''~i､
＿＿＿＿＿| |.|＿＿＿＿＿＿＿＿＿| |======= | ゞ:::::::::::::::::::::::|.レ／:::::::i
|￣||￣| | | | |￣||￣| |￣||￣| .| |LlLl LlL | ヾ_:::::::::::_,,-''ｿ／::::::::::;/
|＿||＿| | | | |＿||＿| |＿||＿| .| |======= | |ﾞ-､_::: i;;;;//::::::::,-'~
| | | | |LlLl LlL | | ﾞヽy /_,,-''~
|￣|￣| |￣|￣| | |======= | | |i:|
￣￣￣￣￣￣| | | | |￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
| | | | | [ したらば高校 ]
| | | | |
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| | | | |
＿＿＿＿＿＿|＿|／ |＿|＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
_ ノ .:.:.:l { ＼、. . . :ヾﾍ:.:.:.:.:.:.:｀ヽ:.:.:.:.:.:／:.: ／:./:/:
ｊ j! .:.:八:ヾ:.:.:.:ヾ､、 ﾍ. . : : :.:.:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i―-､:. ／:.:.:/:/:::
……さて、 〈 .:.}{ .:.:.{ ｝ :ハ: ）｀ヾヾヾ. .:.:.:.:j!:.:.:.:.:.:. 、Y⌒ヽヽ :.:.::/:/::::::
ﾉ .:.:.:.:.ヽハ ｛イ-ｰｊノ ｊソ ｊ:.:.:.:/!|:.:.:.:.:i､:.:!ｿこ｝ } ｝／:/:::::::::
決戦というわけだ γｲl| .:.:.:.:.:.:.{i!i! ｒュ=＝ァイ:/ Ⅵ:.:./:.:ﾝl｀ヽ/ ,ﾉ :.:/:::::::::::
ノ小从 .:.:.:.Ⅶ､ ｲヾｿ'′ ’/ /:.／:.:.|!:.:l: 人 /:.:./::::::::::::/
Ｘよ。 ハヽｿ:.:ﾊﾈｊ｝ /イ : /:.:|!:.:.l いｿ/:.:./::::::::::::/
（ {｛ Ｖ ／// :.:.|!:.:.:l ,イ彡′ ::::::/
/ ／／ｲi .:.:.:|!:.:.:.l j/ 'ﾍ::::::::::::/
/_ .....:.:.:.:.. //:|:.| :.|!:.:.:.:ｌ二二ﾍ从ｿ
｀ヾ; __＿ ノ // |.:| .:|!:.:.:.:.!二二ニヾ、
. /7 └彡::::: ´ /′ |:.ｌ :.|!:.:.:.:.l三三ニﾆ=＼
ｉｌ.､ / ﾊ _＿ _ ハ ;;; ｲ.:! .:|!:.:.:.:.:!三三三ニﾆ=
ij i /ノ:/__..:.:.:.:.:.::::::ヽ . . : :／ :∧ ／/i . : :,.:.:.:.:.:.l三三三ニﾆ=
. l＿:l_/ /:::::ヾヽ:／:）:ノ ／: : ／ ://ﾊ､__ _ ...ィ////. . : , :.:.:.:.:.:i三三三ニﾆ=
::::::::::::::/ /::::::::ﾉ／-イ /: : ／ ／∠二二ヽ////////. . : : .:.:.:.:.:.:∧三三三ニﾆ=
::::::::: / :/:´ ／ ／ ィこ> / /.:.:.:.:/:γ三ヾ､ ::://////／ ／/ .:.:.:.:.:.:/:.∧三三三ニﾆ=
￣l_/ .:j .／ ／ ／ .／ / /.:.:.:.:/ ::{｛：：：｝}: /////／ ／ /:.:.:.:.:.:.:/:./:.∧三三三ニﾆ=
| |:| | :| .|:::: ::: |／／ ＼＼/.:.:/:::::::/ |: l | |: :| ／::／::::
| |:| | :| |::::: :: |二二二二二二二二二二二.../.:./:::::::/ |: l | |: :| ／::／::::／
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| |:| ｒzzzzつ 'i||::: : |二二二二二二二二二二 / /:::: | | |: | ,| |: :|／ ／|: : |
| |:| |:| | :| ||:: :: :|／／ ＼＼/:/::::::: | | |: | ／ :| |: :| ／ |: : |
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| |:| |:| | :| || Ⅵｉ::|／／ ＼＼//::: ||::/. | | |: | ／:／::|¨ﾞ| |: :| |: : |
| |:| |:| | :| || ||:::::|二二二二二二二二j|′:::||/ .| | |: | ／:／:: , 1: :| |: :| |: : |
| |:| |:| | :| || ||::::::|／／＿＿______＼＼|::::: : || | | |: | ,:ﾞ:／:.::／ |::::| |: :| |: : |
| |:| |:| | :| || ||'.:: :|二二二二二二二...|::: :: ,'|| | | |: |/: / :[￣| |::::| |: :| |: : |
| |:| |:| | :| || || ||:::|,／ ＼|::: ||,ﾞ || | | |: | :/: /|:::: | |::::| |: :| |: : |
| |:| |:| | :| || || ||:. |二二二二二二二|: : |[ || | | |: |:/ / .|::: :| |::::| |: :| ＿_|: : |
,､,､,､,,,_ | |:| |:| | :|┐,.||-:||_||ｎ:|／ ＼|:n::|lｰ:||⌒''| |-‐:‐/:|: |￣lｰ:|:::: |‐:-:|::::| |: :|'".:.:.:. |: : |~"
.:.:.:.:.:.:.: ｀| |:|‐:|:Ｌ,,__| :|｜.:||: :|| |||:||ｉニニニニニニニ|::|| ||.:.:||.: :: | |: : :/: :|: |: : |.:.:|:::: |.:. : |::::| |: :|____ ⊥ﾆ=-
￣|┐. :. | |:|: :|:|: : ::| :|｜.:||:「||_|||:||:|￣|┐.:.:.:.: .: |￣||: || ||.:.:||.: :: | |: :/: :/|: |＿|,,⊥ ┴￢冖| |: :| ＿＿
＝＝=-- .⊥..,,|:|,,＿|_,|｜.:||:「|| |||:||:| |｜|￣|─| ||: || ||ﾛ:||..-‐| |Ｔ¨ﾞ二|: |--─…￢冖ニ| |: :|¨”￣
| | | | | | || ||￣|[￣「｢「ミﾒ､|｜|＿|＿|＿|-=T丁「「￣||￣ ||￣￣||￣￣||￣￣| |￣￣￣l丁””¨“
| | | | | |_,,.. -‐ '' "´￣￣￣￣ ￣￣￣￣”¨“ '' ￢ｰ-ﾆ辷,,_|| | | | |
| |__,. -‐ '' " ´ . . . . . . . . . . . ￣ ￢…ｰ-=ﾆ辷＿_
¨” . . . : : : . . . . . . . . . . . . . . . . . .
. . . .／ : : : : : . . . . . . . . . . . .. . . . . .＼ . . . . . . . . . : : :
. . . . ／／: : : : . . . . . . . . . . . . . . . . . . ＼＼. . . . . . .
. . . . . . ／／: : : : . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ＼＼. . . . . . .
. . . . . . ..／／ : : : . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .＼＼. . . . . . . . . .
／￣￣＼
／ ヽ､ _ ＼
（ ●）（ ●） | （想定通り）
（__人__） | （時間は五時まで巻き戻された）
(｀⌒ ´ .|
{ |
{ .ノ
ヽ ノ＼
| ＿＿／ ）
へ へ|＿＿＿／| 三二＝=
⊂《二 《⊃ | 三二＝=
＼＼|／＼＿＿| 三二＝= ｽｲ〜ｯ
＼＼ ／ ) 三二＝=
＼/ ﾉ 三二＝=
/ / / 三二二＝＝
＼＼＿ ＼ 三二＝=
⊂⊂ ／￣￣＼ 三二＝
| |￣ | ／＼ | 三二=
| ￣￣| ＼／ | 三二＝=
＼＿＿＼＿＿／
, r ' ⌒ ヽ､
. ／ ヽ,
/ ,，ヽ､_ヽ
. | __,ノ 彡（○ ）
| （○ ） 彡 |
. | 入,__） （Ｘは校長の挑発に応じた）
|. ﾞ'ｰ'´
. | ﾞヽ､__ﾉ （事前に校長と打ち合わせしていた通りだ）
ヽ､ ﾉ＼.
／::ヽ､＿ ／ﾉ:::::| （罠にかかりやがった！）
. /:::::::,::::＼ゝ､◇ノ::::i:::|
. |:::::::::|:::::::::＼¶/::::::::|:::|
. |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::|
. |:::::::::|::::::::::::::::|::::::::::|:::|
（これでーーー）
（Ｘが、アイツだと確定した！）
／ ＼
│ ━┓ │
. ｜ ┏┛ │
. ｜ ・ │
＼＿ ＜´
/´ ｀＼
| |
| |
┌───────────────────────────────┐
│ 第十話「早撃ち勝負」終わり 第十一話「Ｘの名は」へ続く │
└───────────────────────────────┘
┌─────────────────────────┐
│ おまけ やらない夫からのメッセージ .....│
└─────────────────────────┘
〈:::::::ﾊ |:::::ｊ '´ |:::::/ /:::::::/.／! /:::::/ /:::::/ ／::::::::ｊ__
';:::::::l l／ _ l::::ｉ /:::::::://:::/ /:::::/ /::::://::７ ,:'::::::::／::::::〉 _＿
V:::::l ／::::}. l:::::!ヽ一' l／ /::::::< └-' 〈_:/ /:::::／/:::::::/,.ﾍ. ／:::::/
Ｖ:::ﾚ::::::::ｒ' .l:::::l /:::;へ::::＼ /:::::< ー-'<::／／:::::::/／:ヽ
. ';:::::::::／ ;:::::└‐:::ｧ ∨ 丶;::::>. ,'::::;ヘ::丶、 ´ /::::::::／':::::::／
. ';::::〈 !::::;_:::::::/ ｀ レ' ｀¨ /:::::::< ヽ;;／::::>
ヽ::::〉 |::/ ￣ /::::;::::::::＼ ヽ'
. V Ｕ 〈:::/ ＼／
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼ どうも皆さん、名探偵やらない夫だろ。
. | （ ●）（● ） |
,-──---. | （__人__） │----─--、 「全然活躍してない」
//ミ／￣￣￣ﾞ| ｀⌒ ´ |￣￣｀＼彡ヽ 「人狼ゲームならとっくに吊られてる」
l.l三l l:.:.:.:.:.:.:.. | |.:.:.:.:.:.:.:.:.:l l三.ﾉ
｀iめl.l:.:.:.:.:.:.:.. ヽ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l l P} とか散々な言われようだけど、
｀l l l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノﾄ＼_ ／λ;;:.:.:.:.:.:.:.:.:.l l.l
l l l---≦´///l: ::>二<´: l/777---;l l l 間違いなく名探偵ッ！ な やらない夫だろ。
／l/////,-´///l / >-<.:∨///ヽ-,////77_
／///l////∧ ///∧:/彡;l:://////////////∧
／ /////l/////∧///∧彡彡////////////////＼
. ／////////l///////＼//∧彡///／//////////////＼
／三三ヾ_/////l ////////＼/｀//／///////＼////／三三＼
{三三三三三＞-´｀i/////////／ﾐﾐﾐヾ、//////// >-─´三三三三}
{三三三三／／.＼_.l//////／ミミミミミﾐ∨/////￣ ｀i｀i三三三三;;;l
_＞---、三lノl ＼//／ミミミミミ彡彡∨// / r//三三----´ヽ、
{;,;,;,;,;:.:.:.:.:＞、/＼ ヽヽ／ミミミミミミミl彡彡彡∨ｲ i i i ﾉ二≦-;,;,;,;,;,::---<
/ の｀ヽ＼---´￣´ヽ／ミミミミミミミミﾐ l .彡彡彡｀l .ll .l l l ￣｀─//´/l⊃ }
ヽ-人 ii｀i l ,x≦´ミミミミミﾐ三三三 l彡彡彡彡∪l ト｀i l l///´─´
ﾉl l l;;l. .／ミミミミミﾐ／三三三三ﾐﾐl彡彡彡彡;;;;l´::l l＿ l ll l
/彡} .l l／ミミミミミミ／三三三三三三l彡彡彡彡ノ:.:.:.:.:..:.:.:.:｀ヽ、l.ll {ミ＼
. /彡 ,x＜＼ミミミﾐﾐ／三三三三三三ミﾐ.l彡彡彡／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l レ＝ミ l
ノ-＜;,;,;,;,;,;,;,＞---´:.:l三三三三ミﾐ／:.:.:.:.:￣￣:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀iヽ＝ﾉﾉ
／;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l三三三三ﾐ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l ｀─ 1
ヾ、;,;,;,;,;,;,;／l_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l三三三三i´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l .l
. ＼＼／ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l三三三三l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l l
￣l──-l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l三三三三l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l l
l.l l l l l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l三三三三l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ｲl ,l l .l .l
l.l l l l ﾄ-＝＝＝=l三三三三l─────────二二二二彡l.l .l l .l .l
l＿＿__l＿＿＿＿_l三三三三l￣￣￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿_,--ﾉ l_
/ ,-´ l三三三三ﾊ￣￣￣￣￣￣￣￣´ ｀-、 l
,,..-―――‐-..,,
／ ＼ ……いやー、大変な事件だったろ。
/ ::::::',
,' :::::::', 時間巻き戻しなんてチート能力。
l ::::::::l
| ヽ i ! i / :::::::::| そいつを駆使して周辺を惑わし続けた
|-――' `―――-::::::::| 「Ｘ」の狡猾さ、用意周到さ……
| ＜ﾋﾘ7 弋ﾋﾘフ ::::::|
:. ::::.. ...::::::| ,.-､
i / ヽ:::::::::::::::::| l ',
. l {. i }::::::::::::::::l ', ',
∧ `ｰ一'`ｰ一'′ .::::::,'| l l
∧ ｰ-‐ ..:::::::,'::| l｀~ .|
|∧ ....::::::::/::::|＼ |
／|::∧ ::::::::::/::::::|. ∧ γ´ヽ | ー
／ |::::∧:::::.. i.......::::::::::/:::::::::| ∧ .|. | /
／ |:::::::::ヽ:::::::|:::::::::::／::::::::::::|. ∧ |. ,-┴‐'――
_,,...-‐／-''"＼. ヽ::: ￣￣￣:::::::::::::::::::|. ﾍ|/---- ..,,__
::::::::::::::::::::::::::::::＼ ＼ ! l:::::: | /::ヽ､./ ｀
. ::::::＼ ', ヾ ./:::: / /::::::::::/´ ￣ "''‐-..,,_
. ::::＼ ', /::: /:::|:::::::::::{ =-.._
:::::/∧ __/:::::| /ヽ--' ｀"''
::/ .∧｀ヽ ／::/ :::| { ／
＼ .∧ / ／ /Y
∨.∧＝＝./ / /l:::|
∨∧ / / /. ヽl
∨∧ ./／ ./ ＼....::::::::
＿＿＿＿＿_
／ ＼
／ ヽ
. / | 正直、俺達「認識者」は
/ | 翻弄されっぱなしだったろ。
| ＿__ ノ ゝ__ |
| （ ｛::::::｝ ) ({::})
| ヽ | それでも俺は、
| ( j ) |
} ｀ｰ一'＾ｰ' | 最終的に「Ｘ」が誰なのか、
| -―- | 見当をつけることができただろ！
| | /
＿_ﾉ＿ ＼ /
}二二二= ＼ ／
/二二二二ﾆ= 丁 |￣
. /二二二二二ﾆﾆ= ＿｣
/二二二二二二二二二ﾆ＼
. /二二二二二二二二二二ﾆﾆヽ
.. /二二二二二二二二二二二二ﾆ＼
|/￣￣￣￣￣ハﾆニニ二二二二二ヽ
|二二二二二ﾆﾆ|二二二二二二二二|
|二二二二二ﾆﾆ|二二二二二二二二|
. ハ二二二二二ﾆ|二二二二二二二二|
. ￣￣ ､ ところで、この作品みたいな
´ ＼ 推理物の楽しみ方は人それぞれ。
. / ＼
/ ヽ 登場人物の会話を逐一チェックするもよし、
ｉ 丶 メタ的な視点から考察するもよし、
l ／ ￣ 丶 あえて推理せず、展開を追っていくのも
| _＿ _ ヽ 丶 楽しいだろ。
ヽ/ ｉ ｲ::::ヽ l 丶
ヽ _ ヽ ゝ_ゞ::ノ ' ',
.. 丶ｉ ｲ:::ヽ l ｀ヽ ヽ
ゝ ゞ ', ヽ _ 丿 ＼‐､-..､
. ヽ ゝ ﾉ , ‐ ´ ソ:.:.:.:＼
. ヽ ´ ' /:.:.:.:.:.:／＼
. ＼ / ／:.:.:.:.／:.:.:.:.:.:.ヽ､
ヽ ／ /:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.｀ヽ､
ヽ _＿ ィ /:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
／￣￣￣￣｀
／ ＼ 中には「ヒントを出してもらって、そこから考えたい！」
/ ヽ って人もいるかもしれないだろ。
. / ｰ―‐=彡 ‘，
| ｰ┬‐ｔ_圦 ＼＿__/
| ￣￣ r‐ｔ_ミ / ……そこで、余計なお世話かもしれないけど、
| / | ー一' /
| | （＿___ノ ） / 軽ーいヒントを一つ。
| | ＿ `ｰ‐' /
. | Λ; : ｀ヽ /
| i ‘; ;::. .; ; :/
. _| ｌ ‘;. :;. ; ;.: .; : ;／
／ | }ﾆ≧=-' ; : ／ |＼
. ／ | | ￣ | ＼
／::| ＼ | | |
￣￣￣￣::::::::| Λ | | Λ＼__
::::::::::::::::::::::::::::::| Λ ＿ / Λ::::::::::::::......__
::::::::::::::::::::::::::::/／＼ Λ￣＼ ／ / ／＼ Λ:::::::::::::::::::::::::........_
::::::::::::::::::::::::::´::::::::::::|＼ Λ /／ |:::::＼Λ::::::::::::::::::::::::::::::::Λ
. ｊ | 「Ｘ」は極めて高い知性と、
l :: ! | 辛抱強い性格を合わせ持った強敵だったろ。
i ＿＿,ノ ゝ _,,ｭ=-ｰ' l
!(弋i;｡)、 （ ﾓ｡iﾗ ) ,' それでも知力に恵まれた犯人ってヤツには、
; ,' ,' どうしても驕りってものが生まれてしまうだろ。
i´ ,' ヽ :;; ,'
､__ ,（ l / |
..; `,ー----― ¨ ./ !､_
: 'ｰ -―-' ／ !ノヽ、
:; :￣ .,／ ／:::::::::i
:〉､_＿___ , - '" ／::::::::::::::::!
／;;;;;;j :::::: :: : ,／::::::::::::::::::::::::!
,,.-''"´ ｀ .､
／ ヽ 一連の時間巻き戻しの中で、
./ ', Ｘはあるトリックというか策略を俺達「認識者」に
l l 仕掛けた……
/ l
〈｀ヽ、 | この策略に、俺達はすっかり騙されていただろ。
|ミ=- ￣￣｀ヽ /
ｌ ミ＝-‐ .′
ｌ／ ヽ ,'
（ __ 人 ） {
／ /／ ）ﾆ=''´ ./ .|
ﾂ二二二／ .／＿_ .／ |
/ ／ ／''"__,ノ ′ .|
/ / ／ ／,.-''"）_ _,,-''´ / ヽ＿_
,' /'´,,..-''´| / ＿ ＼/｀ヽ、
_ ´l / ./ | ´ / / ＼
,,..-''" | .l ./ / イ / / ＼
／￣￣￣￣＼
／ ヽ
/ ‘， けどその策略は……
| ＿__,ハ 厳密に評価すると、
| ( 一） | Ｘの目的達成のために
| { 必要不可欠なものとまでは言えなかっただろ。
| （＿__ﾉ
| _)
| |
} | |
＿/ ＼ /
. |二二ﾆ=- __ ＼＿＿___/
. 二ニ= -二二ﾆ=- _{__
. 二二二二= -ニニニ二}
二二二二二二= ‐二二/
. 二二二二二二二二二ﾆﾆ= _
. 二二二二二二二二二二二二= _
二二二二二二二二二二二二二二
|ニ二二二二二二二二二二二二二ﾄ､
|二二二二二二二二二二二二二二|ニ
|二二二二二二二二二二二二二二|二
| ＿ ＿＿___ |
| ｀ヽ､_ 〆´ |
| ___ ! 自身の知性に溺れたＸが放った
| 彡―┬‐┬‐ｧ } 不要な策略……
＝＝=＝' ' ヽ＿ソ
| ￣￣ i それに着目し、罠をしかけることで
| |
| ! 俺はＸを見つけ出すことができた。
| / ヽ
| 八 ﾉ ,' これがヒントだろ。
、 ー‐‐ ー―‐ ´ /
__ヽ ∠_
/(､;;;;;;｝、＿＿＿,､＿＿＿ イ;;;;;;)|
{ニ＼;;| |;／ﾆ!
-=ﾆ|ニニニ{、 _}ニﾆﾆ|ﾆ=-
-=ﾆﾆニニニニニニト＝=======＝斗ニニニニニニ=-
-=ﾆニニニニニニニニﾆﾆ| |ニニニニニニニニﾆ=-
／⌒i 次の十一話でＸの正体が判明！
／￣￣ / |
⌒ ´＼__ ｛ { 諸々の説明は十二話。
（●）（ ＜） ＼／⌒＼
(__人＿） / `ー‐┐ エピロ―グが十三話！
（｀⌒´ ﾄ､＿＿ │
_ -=ﾆ二| j/ ｀⌒ |
／ﾆニ二二| >ｰ- ＿＿ | 残り三話になったけど、
|二二二二人＿､＿_／ { { 皆さん、最後まで楽しんで欲しいだろ！
. /ﾆヽ二二二二＼＿＿__人＼ ＿＿ ﾊ
|ニﾆ|ﾆ二二二二二二二二| （ | ＼
/ニニ|ﾆ二二二二二二二二＼＼ / |二
. ／⌒ヽ /ニニﾆ|二二二二二二二二二|二ﾆ=―‐┴一'ﾆ二
／⌒ヽ ￣＼二二|二二二二二二二二二＼ﾆ二二二二二／
┌────────────────┐
│ おわり .│
└────────────────┘
というわけで、今回の投下はここまでです。
次回の投下は六月一日（土）二十二時からを予定。
投下量は少なめになります。
ここで生殺しとは殺生な
古畑任三郎よろしく解決編前の語りパートとはオツですねぇ！
古畑感ある引き
ちなみにＸの正体ですが、
第一話を投下する前から変わっていません。
皆の反応を見て、差し替えたりはしてないので
ご安心ください。
メタ情報ありなら犯人はほぼ確定だが、キャラクター視点だと難しいな。
8人の中で「高い知性と辛抱強い性格」となると
割とマジで校長しか思いつかんｗ
翠星夫が怪しいと思っていたがどうやら違うようだ
また来週まで生殺しか！
今更古畑みたいに振舞うかｗ
そして巻き戻しが午後三時だから、家に携帯を置いていたのなら取りに帰る余裕はないはず。
（挙動は警備員に監視済みだったし）
そうなると、「なでしこは同時に携帯を２台持ち歩いていた」か
「なでしこのメールアプリが入った携帯をⅩが所持していた」かになるな。
非常連絡用としても携帯同時に２台持ち歩くのってあるんだろうか（普通に疑問）。
社会人であれば、仕事用とプライベート用に分けて、2台以上の携帯を持つことはあると思う。
自分だけ家で留守番させられるような状態だったのが悪かったってことか
でもその挑発が本人が好調を殺しに行かなければならない状況だから結局身バレするから意味がなくなっちゃうよね…
姉からの電話は毎ループありそうだし朝通じなかったってのも毎回話してそうなもんだけど
一番怪しいのは花山に見える
ここまでの描写上ほぼ校長とカドックは白と見ていいはずだよな？
爆発の被害を抑えたダディも白
巻き戻しのルール上死んでいた時に巻き戻しが発生した各務原も白
全編を通じて第三者や日記などからなでしこの描写は出ているけど
逆になでしこ自身から発せられる描写が少ないのが気になる
4話のループ回で死んでいた描写はあるけど、6話のバラライカの推理したトリックで一応説明がつく
（あえてキャラにこの可能性を推理させているところがミスリードっぽい）
校長が蘇生のための非常手段を実行すると宣言してる以上、それ以前の死亡確認は念入りにやってるはず
「事態を打開する鍵となる重大なピース」が何なのか？、だな
・３話のなでしこの発言 『なでしこでーす。私が最後ーー？（ログイン：６：06）』
以上からなでしこが協力者であり、でっていうがXだと思う
学内構成員用メールアプリをインストールしているのは、２話の時持ち歩いていた端末。
つまりは、本来>>306の右側のスマートフォンのはず。
しかし、実際インストールされていたのは現場にあったもう一つのスマフォの方。
そして発言の矛盾。「何故でっていうがまだログインしていないのに自分が最後と思ったか？」
この時点ででっていうが『認識者』ではない、と誰も判断がついていないはず。
これは、でっていうが『認識者』ではないという想定で話している視点漏れ。
何故インストールされたスマフォが別なのか？を考えれば一目瞭然。
・２つあるスマフォのうち１つはなでしこのものではない。
・では誰のものか？→実際になでしこの家に行ったことがある容疑者はでっていうのみ。
・つまりはでっていうのスマートフォン→でっていうが協力者ならメールアプリのインストールはできないはず。
・でっていう＝X なでしこ＝協力者 の時のみ現状が成り立つ。
って書いてたらクソ長文になってたスマン。
なでしこが本当に『認識者』になら>>431は泣き叫んでないとおかしいはずなんだよ。記憶持ちこしてるんだから
おれもこんな感じだと思う
今回も他の人なら校長の挑発に乗らずにいずれ始末するって選択肢もあるけどでっていうは捕まるか逃亡生活になるから校長とケリつけたいなら乗らざるをえない
なでしこが認識者でないなら１人分枠ができる
妨害装置をセッティングしたお兄様なら盗聴できるかも
鵺塚の中では出番がないからモノローグで驚くことも可能
どうでしょう
毎回6時時点で巻き戻ってたから姉が通信障害中に電話かけてきてるのは確定してる
朝通じなかったよってもう一度電話してくるのは気まぐれによるブレではすまず毎周起きてると思われるからその対応で通信障害についてその場で調べるのはおかしい
ただ、Ｘが誰かは現段階の情報では確定しないのだろう
だから、やらない夫も罠をしかける必要があった。
やらない夫がどんな罠をしかけたのか、それにどう反応した人物がＸなのか、が考えどころだと思われる
普通に考えると、巻き戻しから３時間経過するまで、Ｘが迂闊な行動に出るとは思えないのだが……
能力を使うには意志が必要らしいけど、そんな状態のなでしこなら能力って使えなさそうよね
Xの計画では校舎内の人間はほぼ全滅させるつもりだった
>>212ではX自身も不発弾爆発に巻き込まれる覚悟があったようだからXは校舎内にいたのでは？
この時点で校舎内にいたのは
なでしこ 花山 校長 でっていう
校長は明確にXに立ち向かう側、なでしこは能力を使えないと仮定するなら
あとは花山でっていうに絞られた？
で、高校に入学したという描写から学生であることがうかがえるので、Xはでっていう……
にしては行動がちょっと迂闊すぎよなぁ
犯人は花山
これ単に言い回しの問題かな。
過去にしたらば高校生だったって伏線もないし
１〜５周目（実際には２〜６周目だけど）で
毎回午前中に殺人事件が起こっていた。
校長はこれを殺人の練習だろうと推測してたけど、
殺人常習犯（推定）のでっていうなら別に練習なんて必要ないのでは？
でっていうはⅩではなくⅩに脅されて協力させられている認識者なのでは。
なでしこは認識者ではなく、Ⅹの協力者。
なでしこ殺害周ではⅩに「なでしこがⅩである」と誘導されて
脅迫者と思いこまされたなでしこを殺害した。
その後、「残念、なでしこはⅩではありません」と言われて
再度脅迫に従って、でっていうは現在に至る。
そしてなんでⅩはでっていうが認識者だと気づいたかについては、
１（実際は２）周目で殺した相手が０（実際は１）周目の相手と違ったからでは。
ループがあるということで好き勝手に殺人をしたでっていう。
それは観測者サイドに「でっていうはXの走狗＝協力者≒Xではない」
ってイメージなすりつけるためのでっていうの策、で説明つかないかな？
なるほど。それならやらない夫のコメントにある不要な策略にも合致するね。
毎回殺して注意を引いて警備員を分散させるにしても
それは元から校長が認識者だという前提だし
この部分に関する情報としては以下のものがある。
・Ａさんには姉がいる。
・Ａさんと●●ちゃんは年が離れているが一緒に遊んだことがある。
・Ａさんと●●ちゃんは前々からの知り合い。
これにあてはまる登場人物について。
・年齢情報があるのは学生チーム（全員二年生。ただしでっていうのみ二留）
（やらない夫とやる夫市長が同い年という情報もあるがさすがに外す）
・姉がいるのはつかさとなでしこ。
ただしなでしこは春からの転校生で事件は６月であるため前々からの知り合いという条件から外れる。
以上からつかさがＡさんで、でっていうとつかさは前々から親しかったのでは。
色々試してたみたい
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/784
Ｘは殺した上でループさせればどうなるかの実験でなでしこを殺した。
だけどなでしこは殺されたけど次の周では殺されても正気で、
Ｘを殺すために狂乱の演技をして味方すら欺いてる。
「かわいそうな目に遭った人を、悪い人から
助けてあげたいと思ったら―ーーー
わたし自身が――「悪」になるしかないのかな？」と言ってるし。
仲良くなった隣の女の子がＸに脅迫されてたとかで。
最新話ラストでは、「校長先生のところにいけばＸがいる！」と動き出した。
最初から読み返してみたらここですでに花山は探りを入れているんだな
でも認識者にしては午前五時に普通に日課のジョギングに家を出たっぽいＡＡがあるのが気になった
記憶持ち越しならいきなりパニックが治るっておかしくないか？
なでしこは認識者ですらない可能性がある
＞「何故でっていうがまだログインしていないのに自分が最後と思ったか？」
これは気になる点ではあるけど、怪しくないと言えば怪しくない
元々SNSへの書き込みは８人か９人と想定した提案だったので、８人目でログインしたなでしこが「わたしが最後？」
と疑問に思って書き込んでも、不自然とまでは言えないので
爆弾で学校に居る要人を殺す事が目的なんだから、でっていうの暗殺行動自体が皆を安心させる為の囮
なお、巻き戻り後に家からの描写が無い＆セリフがXの意気込みそのもの
何？Xの独白に『したらば高校に入学』ってあるだろ！って？
それがいつの事の説明が無いだろ？
説明に日時がちょこちょこ出てくる話なのに
柊姉妹がXの可能性は限りなく薄い…のか？
Xならなでしこが死んだ回でループが起きないし、認識者なら>>431で錯乱してないのがおかしい
鎮静剤効果で落ち着きを取り戻してたから錯乱しなかったとしても、ジョギングに行くのはおかしい
校長の所に行くか、Ｘに狙われないように他の認識者（作中キャラ視点でＸでないと確信できるダディやカドックあたり）と合流したがる筈
Ｘにとって鵺が見つかったら、見つけた人間に何を言うか分からないので、鵺が見つかって欲しくはない筈
だから猫について調べようと言い出したつかさと、猫の情報を一気に絞って鵺塚まで見つけたかがみはＸっぽくないかな
指示と言えば朝一でアプリにログインしたり錯乱したりする位でそこまでハードルが高い訳でもないか
認識者なら最初は鳥の糞を食らってたやらない夫がループを重ねるうちに突然糞を避けるようになったのを見ればない夫も認識者だと予想できるはずなのに
その後集まった認識者の中にない夫がいるのを見て意外そうな反応してたので花山は記憶を持ち越してないんだろうと
というかメタ視点ＯＦＦにするとやらない夫が一番あやしいのによくバラライカも信用したな
・「Xは（校長の尽力で被害者は最小限ではあるが、曲がりなりにも爆発による死傷者が出た）一週目では死んでないし、いずれかの周回でもXは死んでない」
・「Xはでっていう=殺人狂と言う情報は事前に掴んでいた」
・「X=鵺の伝説を知っていた人間」
特に一週目から転校生が最後に気付く可能性が低い気がする
協力者、或いは何らかの形で事件の裏を独自に掴んでいた事は確かだろうけど各務原=Xではない
でっていう=Xは確実に無い
もしX=でっていうなら、単純に各務原を狙った記憶を引き継がせて大統領の警戒を解かせた次の週で「何もしなければ」まずバラライカが勝手にでっていう自身と各務原に防衛能力を割いてくれるから自動的に大統領が爆発に巻き込まれる為にどこかに隠れ続ける事がベストなのに、『本命』の週でわざわざ姿を表した
つまりでっていうは直接的に=Xではない
また、Xはでっていうと直接的に対面する事を恐れていた=でっていうより直接的な戦闘力は低い
そうなると花山も候補から除外していい気がする、少なくとも経歴的に鵺の伝説を知っているか怪しい
それを踏まえてXの情報をまとめる
・「大爆発に巻き込まれて良かった」=自身の生死がどうでもいい人間、つまり現場にいたかどうかはアリバイの判断に足り得ない
・「Xはダディの願いを聞かなかった人間」と言う事も独白でほぼ確定してるためX=ダディ本人ではない
・上記の条件を考えてみたら、X=カドック及びX=やらない夫でもない
・犯人の目的からX=校長、この可能性も限りなく0
・そしてXは元々マイナー土着信仰の「鵺」を知っていた人間
消去法でこうだとして、特に最後の点でXの情報に当てはまるのは「（鵺の情報自体は知られても問題無いと勘違いした上で）『鵺』の情報を引き当てた人間」かつ「バラライカの私兵はおろかでっていうより戦闘力自体は低い人間」
個人的な推察込みなら「でっていうの殺人か死体遺棄現場に立ち会っておかしくはない=土地勘に詳しい地元民」「（目的が目的なのと、犯行の大半がでっていう&不発弾任せな為）常に誰かが側に居てもあまり問題が無いから、どう行動しようが結果的に勝手にアリバイが強固になることが都合が良くなる人間」がX
つまりX=かがみでは無いかと推理している
つかさが鵺の在り処に気付いたのは明らかに途中の5回目の周回だから、X=つかさでは無いだろうし
ここは信頼できない語り手のやらない夫が犯人なんだよー
そうなんだよなぁ。
読者視点を封印すると、やらない夫って犯人っぽいんだよ。
「信頼できない語り手」なら、主人公になりうるし。
7人の認識者をまとめたのは校長だし、
記憶されなかった0周目を見抜いて、鵺塚の綿密な調査を提案したのはカドック、
爆発の被害を無効化する願いを言ったのはダディだし。
５時すぎに学校にＸがやってきて犯人だと確定するのならでっていうしかいない
それまではあいつかなーくらいなのが確信できるレベルになったって事だよね
＞また、Xはでっていうと直接的に対面する事を恐れていた=でっていうより直接的な戦闘力は低い
これは校長が「Xがでっていうでないなら怖がるだろう」と推測してるだけで、Xがでっていうなら怖がってるのは演技になる
なので確定事項ではない
校長が五時には学校にいたってことは一番鵺塚に近いのだし
鵺に人の頭をパーにする力をもらえばいい
能力は奪えなくても、意志は奪える
でも、Xも鵺塚に向かいそうだなあ
だって巻き戻したらまた鵺が居るんだからまた別の能力をもらえるかもしれない
挽回の芽はあると言っていたからね
でっていう＝Ｘでない理由がそのままＸがでっていうに襲撃させない理由になるから
でっていう＝Ｘの否定には弱い
この時点ではXは鵺はもういないものだと思い込んでいて迂闊だったと語っている >>348
だから鵺塚に行かせて警備を薄めようとしたって可能性も0じゃない
そしてXは鵺のことを相当前から知っていた
鵺に関する文書は神社でデータベース化されている
かがみがXだと>>390の心理描写が非常に不自然になるので
たまたま機種が被っただけかもしれないけど
花山なんて顔面傷だらけの男が普通の人生歩んだなんてありえないので消せるｗ
まあ本当に花山が犯人でもAAデザインの都合だから、これは重箱の隅を楊枝でほじくる行為だけどね
なでしこと柊姉妹しか候補おらへんやんｗ
かがみは>>390で除外
でっていうの過去は殺人という大事件がある以上、ドラマチックではないありふれた毎日というのは違うだろう
消去法でつかさかな
>>196の家族からの罵声に
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/734
が合致しそうな気はする
鵺を知っていたのも偶然とは思えないし
錯乱してたはずのなでしこが何事もないかのようにジョギングしてる≒記憶のない協力者、と考えられる
このパターンだと、でっていうが認識者になる
なでしこが協力者で、でっていうがＸに脅迫されてる認識者というパターンも考えられるけど、
その場合、でっていうはもっと積極的にＸを特定しようとするはず。でっていうのムーブが認識者っぽくないんだよね
かがみが白っぽいのはメタ情報込みだし、花山が犯人でないなら彼が黒でないと否定できる材料も作中にあるはず
今回正気っぽいのとＸなら２台目のスマホに意味がないから記憶のない協力者だと思うが
今回の校長の挑発に乗った巻き戻しで確定したみたいなのはなんでなんだろうな
他の人ではないと確信できるような罠がそこにあるはずなんだが
それに引っかかるのはファイルを見れないでっていうだけとか？
花山はシフト知っててとぼけてるとか
各務原の日記と７話冒頭の隣の〇〇ちゃん事件は別の回想、７話はつかさの回想と見た
各務原家〇〇ちゃん家柊家で隣同士だったのかも。各務原はつかさの共犯者で認識者じゃない
Xは恐らく最初に集まった９人の中にいない。というのがXの罠。本当はDO夫らモブかやる夫
一番の凄腕警備員を鵺塚に誘導したのはつかさ。姉にも頭弱そうと思われてたり嘲笑される要素もある
ただ花山も一人一人に警備つけろよう誘導するのが怪しいし、顔の傷は生まれつきだと嘲笑される理由になる
周辺の人間＝学校関係者とは限らないんじゃない？
政治家と神社仏閣関係者って票田集める関係で親しい場合は多い。もっと単純に親類の可能性もあるけどね
まあこれは最後の共有者があの場にいけなかった理由への後付けだけど
盗聴できそうなのはお兄様かトーラス・シルバーくらい？
２人の爆殺はどのみちもう無理
校長を殺せたとしても事件化して警察が来るので、やる夫も２人を学校に連れて行こうとはしなくなるだろうし
そう言えば校長の言っていることと添付ファイルがデタラメでないと確証を得る方法ってあるかね
そしてなでしこは鎮静剤を打たれて相変わらずの状態であり正気は戻ってない >>369
この添付ファイルが校長とやらない夫の罠なのだろうとすると
添付ファイルを見てくれとわざわざ告げたあとに校長が自らシフトを口頭で説明している
もし添付ファイルに書いてあることが勤務表ではなく、この校長の演技に付き合ってくれとかニセの勤務表だった場合
その事実はファイルを見た者にしか分からない
で、この中で唯一ファイルを見れないのはなでしこ
また、なでしこは転校してきたがこれは転入学、つまり二年生からでも入学とするのは間違いではないとも言えるので
Xとの独白とも矛盾は無くなる
そしてXは毎日のように山にお祈りしている >>198
なでしこもジョギングで学校に来ている
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/538
鵺のいる裏山は学校のすぐ近く
けどここで問題なのはXはしたらば高校に入るまえから鵺の存在を知っているんだよね
なでしこは一体どこで鵺の存在を知ったのかという謎が残る
お姉ちゃんに借りたデスノの漫画うんぬん当たりに何かヒントがあるかも？
それに鎮静剤打たれた状態で能力使えるのかも謎
でっていうが見れるならなでしこも見れるはずだが
自宅に籠もって警備員を自宅に詰めさせる方が、爆破時の人数不足を狙えるので
鎮静剤を打たれたせいで、不測の事態に陥った時に巻き戻しができなくなるのも避けたいだろうし
たとえ本当はすでに正気に戻っていたとしても監視員から見て
相変わらずの状態と言われているのだからまだ正気が戻ってない演技をしているのだろうし
この場合、ファイルは見れなくても声は聞こえる
>>543
それはちょっと分からんけどそれだけのリスクを負ったからXにとっての最大の好機を得られたともとれるかも
なでしこはスマホ２台を使い分けていたんだ！
それに気づいたからどうしたとしか言いようがないのが
例えば勤め人なら引っ掛からない情報混じりなら、ダディ、やらない夫、花山は巻き戻し発生で白確定になるし
＞それだけのリスクを負ったからXにとっての最大の好機を得られた
いや、リスクがあるのにリターンがゼロ。学校に行くのはまだしも、鎮静剤を打たれる点にリスクはあってもリターンはない
実際殺してみて操れるか反応を見た
他の周回の犠牲者もその関係者を操れるかどうかの実験で、結果なでしこが選ばれてしまったと
これに限らずセリフのないところはミスリードを誘っているように見えてくる
>>454-455のやらない夫のコメント見る限り
Xは目標達成に対して行った策略は必要不可欠ではないと評価している
これに限らず本編のXの幾つかの細かい行動・判断が結果的に悪手になっているかもね
厄介なのは、多分これをメタ視点で見るとリスクを伴う行動にしか見えないので
その人物が犯人ぽくなく見えて推理をややこしいことにしているかもしれんね
死体偽装説って否定されたっけ？
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/414
Xが警察さえも好き勝手できるほどの権力を持ってるか、あるいはなでしこのそっくりさんを用意できるなら話は別だが
推理モノとして相当アンフェアだと思うから考えにくいかな
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/706-712
これが校長の見解ですな
見落としてた
ここでなでしこが姉と通話しているが、
時差を調べると日本が14時の場合パリは07時で姉がおはよーと言うのはおかしくはない
けどおはよーと挨拶した相手にそっちは夕方？と聞くのは違和感がある
時差がどれくらいあるかわからないから当てずっぽうで言ったにしても、おはようと言った相手に夕方かって聞くのは
日常会話としてちょっとおかしい
通話相手は本当に姉か？ 姉は本当にパリにいるのか？ そもそも本当に誰かと通話してたのか？
とにかく姉はパリにいると周囲の者らに思わせたかったという可能性は？
死体ってもしや姉？
このシーンだけど認識者であるはずの各務原が5回目の繰り返しとなるはずの電話で電波障害のことをわざわざ調べるのはおかしい、ってのは穿ち過ぎかな？
繰り返し中で行動を変えないようにしているパターンもあり得るけど夢の話で集まった場で続ける必要もないし、素で知らなかったように見える＝認識者ではないみたいな
ない夫はそこを疑問に思って各務原が認識者でもXでもないと判断したと考えている
各務原のスマホが２台あるのかと校長に尋ねた
そのおかげで構成員のアプリのある方をXに貸したと分かった
だから校長がPCをなでしこにセットしてやるまでは保健室の外の情報を知る手段は無かった
Xは15時のリープを解除してもいいという判断が出来るだけの情報を得ていのだから
なでしこがXってのおかしいなって思えてきたわ
となると、Xではなくその協力者で確定？
その場合、なでしこ姉がX？
いやいやそれは無理がある、だって校長からの挑発を聞く手段が姉には無いし……
あかん、ドツボにハマってきた
コレは確かにその通りだ。なでしこ同様に容疑者が自宅待機ではなく全員学校に集められたり、
でっていうがさっさと捕まって警備員が学校に戻ってくる可能性も残ってる
だからリアルタイムで情報を把握せずに、都合の良い展開だと独白できる理由が謎すぎる
同じ事がでっていうにも言えるね
彼がＸなら、認識者の一部が警備員に監視されて自宅待機になり、学校の警備員が手薄になってるとどうして分かるのか
Ｘでもそうでなくても判断は出来る
よって爆発に巻き込まれる範囲の人物（校長・花山・でっていう・各務原）は除外
鵺がまだいる可能性を明かしたカドックや
爆発の被害をゼロにする能力を願ったダディと妨害が可能だったやらない夫も除外
６時の時点で眠っていて市長の言葉を聞いていないつかさも除外
消去法でかがみをＸと出来るでどない？
あと市長の６時過ぎの発言は、リアルタイムで見てなくともネット等で調べられる可能性もある
実際なでしこが、電波障害が発生してた件をネットで調べて知った様子があったし
そもそも5-6時はなでしこジョギングする習慣がある
5-6時の電波障害を抜きにしても電話に出ない可能性が高いのに、なぜ姉は電話を掛けてきたんだ？
1人で留守番中の妹が心配だから？
なでしこは認識者なのか非認識者なのかXなのか
そのどれに当てはめたらいいのか分からない行動が多すぎる
そもももXさんはなんで挑発に乗ってしまってリープしちゃったの？
校長が学校で一人でいるよっていうだけでリープするのはあまりにも軽率
仮にXがでっていうだった場合、ループしないと
大統領暗殺未遂のテロリストとして監獄行きなので他に手がない。
でっていう、２年留年の高２ってことはまだ未成年だけど、
未成年で大統領暗殺未遂のテロリストって量刑どのくらいになるんだろうな。
単純に過去にも殺人かそれに近しい事やってるっぽいからそっちで捕まると思うが
花山薫/学校の警備員
アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ/二年Ａ組の生徒
カドック・ゼムルプス/二年Ｂ組の生徒
柊かがみ/二年Ａ組の生徒
柊つかさ/二年Ａ組の生徒
でっていう/二年Ｃ組の生徒
各務原なでしこ/二年Ａ組の生徒
ダディクール/購買部職員
バラライカ/校長
これが容疑者で絶対にＸでないと言えるのは
やらない夫、ダディ、カドック、バラライカ、でっていう
花山薫/学校の警備員
アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ/二年Ａ組の生徒
柊かがみ/二年Ａ組の生徒
柊つかさ/二年Ａ組の生徒
各務原なでしこ/二年Ａ組の生徒
この５人にいるのは確かだと思うが、やっぱなでしこかな
死ぬつもり云々は独白を信じると関係ないと思う
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1558193985/212
でっていうがＸだと認識者の中に共犯者（被脅迫者）がいた事になって
キュウべえの想定する「邪魔しようとする七人」って条件がおかしくなるが
なでしこは認識者でなく協力者で事前にスマホをＸに渡してパスを見せ
ＳＮＳにログインしたなでしこはＸ説が有る
からすると能力の行使に関わらないところではまだあるような感じだよね
もうちょい各々の動機に関する部分が知りたいんだけどな
その時点でXは２対１で不利だ
姉妹が互いに監視し合ってる状況で武器を隠し持って校長のとこまで行くのは難しい気がする
また柊姉妹以外がXの場合、どうやって校長と一騎打ち出来るという自信があるんだ？
他の誰よりも学校に行ける自信の根拠は？
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/161
やらない夫によると柊姉妹の住む神社は近くにあるらしいから （ただし、近いってのがない夫の家からなのか学校からなのかは不明）
Xはそれよりも学校に近い家に住んでないと校長と一騎打ちできない
そしてなでしこ家は五時にジョギングで学校に行く習慣あり
往復30分だから片道15分 （寄り道なく真っすぐ学校に向かってなのかどうかは不明）
でっていう家は北に二キロくらいの場所
そして今回のリープではXから6：05にメールが来たと供述
以前のリープでは6：30にはなでしこ家に来ている
他に誰か学校から家までの時間や距離に関する記述があったキャラっていたっけ？
多分それによってなにかが可能になるんだよね
そこ考えれば色々解けてくんじゃないか
探偵役以外が言った大概仮説は当たることはないというメタい理屈で否定できる
電話の会話を聞いていたやらない夫は
なでしこは認識者ではないのでは？と考えた
しかしログインしていた。パスは個別
なりすましてログインするためには
誰かがアプリが入っていたスマホを所持していたと推測した
となると、なでしこがSNSのパスワードをメールアプリで受け取ることは不可能ってことになるな
理由はアプリの入っていないスマホだったから
そして校長の策によりメールアプリでパスを送ったあとは
ジャミングを掛けたので全員がスマホの使用が不可能になっている
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/435
そして念を入れ全員に監視もつけており、なでしこ含め全員が第三者と物理的接触によるパスワードの漏洩も無い
（ただし、スマホ画面までの確認はできなかったとも言っているがメールを送った直後にすでにジャミングは発生しているようだ）
なでしこのアメールアプリが入っている二台目のスマホはこの時点でなでしこではない人物が所持して
かつSNSのパスワードを入手しているってことになる……はず
まあ、もちろん二台目もなでしこがこの時隠し持っていたという可能性もあるけど
それだったら二台目を使ってパスを確認した時点で監視員が校長に報告するんじゃねえかな
つまりなでしこが認識者であろうと非認識者であろうとSNSのパスを入手できないのでは？
なでしこがSNSのパスを確認できる可能性はある？
・巻き戻しに関してはチンプンカンプン
・一ヶ月前（五月初旬？）に謎の人物からメールを受け取る
・メールに添付された画像に「知られたくない秘密」が写っていた
・その画像とやらは恐らく一ヶ月半前に撮られたもの
・秘密と証拠（写真の事？）をばらされたくなければ命令に従う事、肌身離さずスマホを持ち歩く事を強要される
・それ以降に具体的な指示はなく六月一日の朝方に『十五時過ぎに学校に来る要人への襲撃』を命令された
・襲撃命令は恐ろしくて消した
・襲撃命令が送られてきたのは本人曰く六時五分頃
バリバリのメタ視点からするとXの正体が判明する直前のエピソードで明かされた内容だから
何か意味があるんじゃないかと思っちゃうんだけど
（特に脅された時期とか写真？を撮られた時期とか）
あくまででっていうの証言が"全て事実である"ってのが大前提なのよね
物証がないから
１、電話の内容については、なでしこがループ中も朝６時のニュースを一度も見てなかったとしたら電波障害を知らない可能性はある
２、共犯者だと仮定した場合、何故集合時点でXにアプリの入ったスマホを渡していたのか？
３、校長がSNSを利用することをあらかじめ知ることはできない以上、Xのもとになでしこのスマホがあったのは偶然ではないのか？
４、なでしこが錯乱していた周回で、家にスマホが２台あったということはアプリの入っているスマホをXが入手したのは６月１日になってから
５、そもそも、周回を認識できない共犯者がXから連絡を受けて１０分足らずで凄腕警備員を騙すだけの錯乱の演技ができるのか
６、認識者だとした場合、２台とも集合時点で所持していたのか、それともアプリ入りは持っていなかったのか
７、持っていた場合、ログインしたのはなでしこになるけど、ならばなぜ推定共犯者のでっていうが来た時に他の面々に連絡しなかったのか
８、持っていなかった場合、何故スマホの返却を求めなかったのか→視聴覚室にいる間に代理でログインするように話をしていたのか？
９、認識者なら錯乱は自然だが、５時時点で正気に見えるのはなぜか
後、今まで日記に書いてある仲良くなった隣の女の子って、隣の家の女の子だと思ってたけど
隣の席の女の子＝かがみかつかさってことなんかな
今回の周回だと６時１０分に警備員がなでしこの家に到着してスマホも発見してるので、
Ｘがループ直後になでしこの所にスマホを置いて家を出ないと見つかる
よってこの条件だと、Ｘはなでしこ、花山、でっていうの誰かになる
そういえばなでしこと柊姉妹って同じ二年A組だったな
前スレ623で、かがみつかさからなでしこに電話するときに「電話番号覚えてる？」と言ってるから
電話番号登録してない（覚えてはいる）くらいの仲だね。
ただ積極的に連絡取ろうとしてるし、つかさは「なでしこが助かるなら腕を失ってもいい」とも言ってる。
・会話の流れで鵺の調査を促して、結果的に認識者二人と校長の部下2人を学校から離れさせる＝計画実行決断の引き金
・校長が心配と言って姉と共に学校へ行こうとする＝校長抹殺の口実
Xの条件を無視して考えたけど、校長以外で「誘導させている」観点ではつかさが怪しく見えてくる
鵺の存在を一番認知できそうなのも柊姉妹っぽいし
日記の内容的に考えて
>>584
これもまたメタ的な視点だけど発言がウソだとしても何か不整合な部分とかが残るんじゃないかな
インターネットで公開されてるんだろうか。
それとも神社からアクセスしなきゃいけないんだろうか。
後者だったら鵺について知るのがかなり困難になると思って。
この学校に歴史サークルなんてものがあったんだ
鵺は歴史に詳しい人なら知っている可能性があるということらしいよね
十二鬼月って誰かの名前もじってたりアナグラムになってたりするのか？
なんて読むの？ とにきげつ？ じゅうにおにつき？
それとも全然話には関係ないチラシだろうか
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/149
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/348
会話には参加してないけどチャット内容を見ることが出来るキャラがいるようにも思えるけど
これをクリアできるのは、Ｘが５時に学校の近くにいたケースになる。考えられるのは>>77
>>77を知っている可能性があるのは、Ｘとでっていうのみ
５時巻き戻りはＸにとって想定外の行動。でっていう以外がＸの場合、>>77に５時にいる理由がない
でっていう＝Ｘの時のみ、なでしこが死んだ次のループで６時直後に誰かがが自宅に押しかけると予想できる
よって６時よりも前に見つかりにくい場所（>>77）に退避しておく必要がある
６時から１５時のループ中にどうやって６時より前に動けと
元は寝てた時間でも巻き戻されたら勝手に目がさめるのかな
寝てる状態のところに意識だけが過去に戻ってきてるから、結果として起床するんじゃないかな
ただ、体は当然睡眠に近い状態だからつかさが眠そうなんだと思う
やはりでっていうなのか？
でも花山・柊姉妹もXの可能性はありえるようにも見えるが、ない夫はどうして最後のリープで確信できたんだろうか
まったく分からん
校長の早撃ち提案に関係なく、６時前に自宅を離れる必要性があったのはでっていう（実際に離れていたかどうかはともかく）
またループが６〜１５時なので、でっていうがＸではなければ６時以前に６時直後の安全のためには動けない
言ってる意味が判らんから確認するがこれまでループで戻っていたのはかならず６時
ループも大統領も不発弾も知らない１周目の５時に>>77に逃げていた理由って何
チャットの連中は鵺がまだいる可能性を聞いていたからそれ以外になる
なでしこの可能性もあるから罠としてなでしこの前にパソコンは置いてなかった
５時に巻き戻したのはでっていうになる
鵺を探せとカドックが指示したのは花山が校長に呼び出されたあとだ
自宅待機中の花山が呼び出されてものの数分で学校に行けるってめっちゃ家近いじゃねえか
むしろ上手いこと利用して２人や校長をあの場で怪我させる事も可能だし
そのままゴタゴタで爆発させられるよ
だから普通は花山みたいに「校長は信用できない」と誰かに言う、或いは顔合わせしても全員信用せず警戒するのが普通
逆に言えば校長を疑う描写や発言がなかった=元々最初から「X事件において、校長がシロだったと把握している人」がX…？
ｘが認識者に仕掛けた罠とはなにか
やらない夫はなぜその罠を見破れたのか
やらない夫の仕掛けた罠とはなにか
この辺を考えるのがよさそうだけどまったくわからん
この点を考えると早朝バラライカを確実に始末できる（または結果的にそういう状況が整っていた）罠になるかな？
①姉への電話対応時に調べものをした件（記憶を持ち越せるなら、毎回掛かってくる電話に調べものせず対応できる）
②５時巻き戻り時に錯乱せずジョギングに行く様子
③鎮静剤を打たれて保健室で監視されてて、他のキャラと比べて最も現状を掴めない状態。独白で現状を把握してるらしきＸとは思えない
花山がＸでなでしこが協力者だと、でっていうが認識者になるんだけど、でっていうが全く認識者っぽくないんだよな
なでしこもでっていうも協力者で外部にXか認識者がいる可能性もあるっちゃある
どの主張にも納得いくだけの根拠あるし、もうマジで犯人わからへん
早く土曜日来ないかなー
なでしこが姉との電話の時、わざわざ「もしもし各務原でーす。」っていうのはおかしくない？
このスマホは急遽用意された買ったばかりで一件も番号登録されてないスマホなんじゃないの？
そのうえ自分のメールアプリ入りスマホは持っていない。
スマホも通話状態を切らないでおけば視聴覚室集合したのは9人でも話を聞けたのは10人になる
だからどうしたって言われたらそれまでだけど
本命 なでしこ＝X でっていう＝共犯
対抗 でっていう＝X なでしこ＝共犯
穴 アナスタシア＝X でっていう＝共犯
大穴 なでしこ姉＝X でっていう&なでしこ＝共犯
と予想
スマホは６時過ぎに持ってるからＸが渡したかもしれないがループと直接関係はないのでは
＞このスマホは急遽用意された買ったばかりで一件も番号登録されてないスマホなんじゃないの？
そうは書かれてない。メールアプリがインストールされたスマホがなでしこのものとも確定できない
Xがなでしこが使ってた方の電話に入ってたアプリを削除して、
なでしこのものに偽装した自分のアプリ入り携帯を置いて二台目に見せかけた可能性もあるので
Xのアプリ入りスマホを置いたら正体もろバレなんじゃ？
ログインしなかったでっていうはＸでない
協力者がログインするには誰かに、配布された自分の個別ＩＤを教えてもらう必要がある
配布された個別ＩＤが、会話や通信で他者に知られた可能性はない
但しなでしこの個別ＩＤを送信した携帯を最初からＸが持っていれば、Ｘがループ後になでしこに個別ＩＤを教えることも、なでしこを装ってログインすることも可能になる
この場合、Ｘは６時になでしこの家のすぐ近くにいたことになる。なでしこが保健室行きになった周回で、アプリ入り携帯が６：１５のすぐ後になでしこ宅で発見されてるので
わざわざ教えなくてもＸがなでしこの代わりにログインすればいい
電話やライブチャットじゃないから偽装は可能
たまたま６時１０分になでしこの家に行ける非番警備員がいたけど、Xにはどれくらいの時間で警備員がなでしこの家に来るのかわからないし
さらに言えば１０分でなでしこの家に侵入、スマホおく、脱出ができたとは考えにくい
後、ウェブで検索すればSNSは見つかるらしいから、アプリ入りスマホでないとログインできないこともないはず
これなら翌朝に接触しなくてもなでしこのIDでログインできる（なでしこの二度寝しそうだったはミスリード的な演出で）
これだとXは自動的にでっていうってことになるけど
元々学校のメールアプリで自分を認識者とＸ候補から外す作戦で、校長の提案は渡りに船だったのではなかろうか
× 「SNEへのIDの時だけスマホを交換してた」
〇 「ISNSへのD受け渡しの時だけスマホを交換してた」
です
それと同じでいつも通りランニングに行ってそのあと二度寝しかけてたってのもありうるのか
吉田っていうが一ヶ月前に脅迫メールが来たっていったときに（>>386）校長は「そんなに前だったのか」と思っている
このときの校長はやらない夫から「ｘはたぶん●○でこの罠にかかったら確定」みたいな話はされてると思う
吉田っていうがｘだったらこの心の声が不自然になるから吉田っていうはｘじゃないとおもう
＞さらに言えば１０分でなでしこの家に侵入、スマホおく、脱出ができたとは考えにくい
最初からなでしこの家の中にいればいいんじゃね。花山とでっていうは、６時の時点でどこにいたか確定してないし
>>624
なでしこは二台目のスマホを持ってなかったということ？
二台目のスマホを持ってるなら、交換せずＩＤ配布前に二台目をＸに渡しておけば全く同じ事ができるけど
朝６時時点で現状一人暮らしの女性の家にいるとか、恋人でもない限りないと思う
巻き戻しはあくまでも意識だけが戻ってるものだし
逆に言えば、どちらかがなでしこの恋人なら共犯者の件も何もかも片付くけどいくらなんでもそれはないじゃろ
なでしこがＸに脅迫されて逆らえないなら可能だろう
そもそもなでしこが協力者の場合、「（おそらく見知らぬ）警備員が家に来るから、夕方までずっと錯乱を装い続けろ」
という相当にハードルの高いことさえＸの要請なら受け入れてる
なでしこと柊姉妹、アナスタシアは２年A組で同じクラス、そして
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/105
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/264
によると２年A組の午後一の授業は体育、それも２時まで
アナスタシアの行動からして着替えのために更衣室に行くのか、なんにしろ着替える時間が必要
視聴覚室に行った周回まで、なでしこは１４時時点で電話に出れる状態じゃなかった
……思わず興奮して推測書き込んだけど、おかしくはない・……よね？
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/435
このジャミングのメカニズムが、特殊な機器を監視員が持って対象のキャラ９人の近くにいるとジャミングできるタイプなら、
なでしこが２台目のスマホを身に付けてなければ、自動転送でＩＤを記したメールを他者が見られるようにできるかな
首待ったなしだろ、JK
授業時間だけだと、「なでしこは視聴覚室に集まる周回まで姉と電話で話してない」とは言い切れないかな
例えば２時の電話に出られなかったとしても、休み時間に着信があったのを見てかけ直して話す可能性もあるので
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/267
によると休憩時間５分しかないみたいだからなあ
女学生みたいなおしゃべり大好きな人間が５分なんて短い時間で電話するかな(偏見
もちろんする人はすると思うんだけど、前の授業の片づけして次の授業の準備して……結構ギリギリな気がする
問題は推理したやらない夫の目線で、なでしこは今まで一度も姉と話したことはないと断定できないこと
休憩時間にかけ直したかもしれないし、体育の授業が少し早めに終わって電話が掛かってきた時に出たかもしれない
昼休みにスマホを弄ったり知人との会話で、５〜６時に電波障害が発生したことを知った可能性もある
「それらの可能性は一切あり得ない」と、やらない夫は言い切れない筈
考えすぎでしょ
予定通り、本日22時から投下します。
立ち位置や役割がほぼ一緒の双子の姉妹が両方認識者で二人分って、タイムリープの縛りとしてそれでいいのか？っていうメタ読み
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/663
なでしこ錯乱周回で六時五分にスマホを使用していたかがみ
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1558193985/394
そして六時五分に脅迫メールを受け取ったというでっていう
ただの状況証拠ではあるんだが、同じクラスのつかさがなでしこの番号知らんのにかがみは知っているのか？
かがみはつかさよりも番号知れるだけの仲がちょっとだけあった？
かがみは影薄すぎて判断材料が少ないなあ
うみねこじゃないんだからそんな展開はないだろうけど
それでは、投下します。
今回は少なめです。３０分もないかも。
やらない夫でタイムリープ＋犯人当て
時間を巻き戻しできる能力を手に入れた「X」の目論見を
阻止しようとするやらない夫たちの物語です。
まとめサイト
嗚呼！ やる夫道 様 ttp://gokumonan.blog87.fc2.com/
暇な時にやる夫まとめ 様 ttp://himanatokiniyaruo.com/
やる夫が人生でいいじゃない 様 ttp://yaruoislife.jp/
第11話 「Xの名は」
時間巻き戻しのルールまとめ
・巻き戻し可能な時間は最大二十四時間
・巻き戻し直後、再度巻き戻しを使用するには三時間のチャージが必要
・巻き戻しを認識できるのは、巻き戻しを行った犯人Xと、最初に設定された七名（認識者）のみ
前回までのあらすじ
魔性の存在、鵺（ぬえ）から時間を巻き戻す力を授かったＸは、
したらば高校を訪れた米露両国の首脳を不発弾の爆発に
巻き込むことで、
世界大戦を巻き起こそうと画策していた。
計画は、間一髪のところで阻止される。
Ｘを危険視するバラライカは、Ｘに一対一の決闘を提案した。
その直後、時間が巻き戻される。
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五時？？？分
┌─────────────────┐
│ 監視カメラの位置は把握している ......│
└─────────────────┘
, -‐/: : : : : ヽ､ ,ｨ: : : : : :､ヽ
く l': :（●）: |. ＼ ／ |: :（●）:::l >
＼ ヽ,: :'''': :,ﾘ,,,,,,/ /.,,,,,,,|: : :''''' : ﾘ／
ミ三二ニ二彡 ヾﾐﾐ三三ニ彡'
､:::.::,
┌──────────────────┐
│自分が校舎内に侵入していることは、 │
│まだ気付かれていないはずだ .│
└──────────────────┘
┌───────────────────┐
│ 校長室の真横。倉庫に身を潜め、 │
│ ドアの隙間から機会を待つ。 ... ..│
└───────────────────┘
┌────────────────┐
│ 危うい賭けに手を染めていると .│
│ 自分でも理解している。 ..│
└────────────────┘
, -‐/: : : : : ヽ､ ,ｨ: : : : : :､ヽ
く l': :（●）: |. ＼ ／ |: :（●）:::l >
＼ ヽ,: :'''': :,ﾘ,,,,,,/ /.,,,,,,,|: : :''''' : ﾘ／
ミ三二ニ二彡 ヾﾐﾐ三三ニ彡'
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┌───────────────┐
│ しかしそれはあの校長も同じ │
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┌─────────────┐
│ 出し抜いてやる ..│
│ │
│ 勝利するのはこちらだ！ │
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| | | | | [ したらば高校 ]
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│ 五時二十分 .│
│ ..│
│ したらば高校前 ....│
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j: : : ::|: :: : |: ;ｨ' : : :/,ノ/::/ | ∨:.:|: : : :|"::: : :ﾊ ぜーはぜーは。
|: : : :::|: :: :|://:-;‐'´ /::/ | `ﾄ‐ｊ-: : : |::::: : : :| ようやく着いたー
|: : :ｉ: ::|: :: : |/:／___ j:/ ､Ｕ_.|:/ V : : ｊ:::;∧:::ｊ
|/∨::（|: :: : |ｱ三彡" ﾐﾆ弐. ﾊ: ｨ::/:::::| |/
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ヽ/∨ヽ::|::,.ｨ'ヽ｀ヽ ￣λ/八::/ ´
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Vﾚ〉.::::/ﾍ;/: : : ;／:;:;:;/イ:;:;／';:;:;::;;:;:;|;:;:;| .|::|: : : : : |: ハ､ .|
./ .'､::::,/: : .,イ:;:;:;:;':;:;:;:;:;':;:;:;:;:;::;;:;:;,/::;:;:| .|;:;|: : : : .|: : : |.V: :| 早く早く、校長先生のところ
../ : :::`'/: ､ｲ ''':;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|/:;:;:| : : : |: : : :| |: :| へ行かなくちゃ！
/: : ::::::;|:／.ｿ' ,, '''''''''''''''''''''''''':;:;:;:;:;:;:/;:;:;:.|: : : /: : : .| |: |
: : ::::::/,|'＾`.-,､''. ` ::;:;:;:;:;:;:;:;.|: : /./ : : | |,'
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::/ .|: : : :::||_,,,,／乙i `ミ, ,,,,,,,., ,- イ~ i:~:.| |/
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／ |: : : : .|､ヽ ､;;;| /;;;;;;;,ﾞ|/::::: : :| |:.|
／￣￣＼
／ ノ ヽ ＼
| （ ●） （●）|
| （__人__） | ……いや、校舎の中へ入るのは
| ｀ ⌒´ | 待ってほしいだろ。
| |
ヽ /
_,,ゝ (,_
/´ `ー-一´｀ヽ
/ ､ , |
/ ﾉ | l
（ y'l l_ | ノノ~ヽヽ
ヽ ヽ. |' } ［`ﾒё´］
＼ｿ｀ー─‐一ヾ/ ノ'⌒｀ ´⌒ヽ
| ij ﾉ （ ,､ ﾟ 人 ﾟノ'ヽ
| |. | . ( ﾉヽ ミ 仝ミ/>' 〉
| | l ｀ξ＝＝＝ヽ´
i' ,} ,ﾉ |￣ |∥￣|
l | / （ , ﾉ（ ､ ﾉ
|,＿､|,/ | / | /
（ﾞ ）) （＿_） （_＿）
､＿＿__,､__
,．一'′: : : : :|: :.￣｀ヽ
／:,ィ／:.:.:./: : : :|: : : : : : : ＼
/イ7/: : : :./: /l: :,ｲ:.;ﾊ: : : :ヽ: :.Y＾ﾏ 、
／/:/: : :/:_/_|_/ |:.| ﾋ__: : :.:i: :| | 〉
. 〈_,/;ｲ: : ｌ:|´/ l/ Vl ´＼:｀ : :|: :| !/
ｌ/ |:.:.:.|:|えﾃﾐ fﾃ斤ﾄl､|:ﾊ!__」 わあ、早いわね、先生、花山さん。
|:.:.ｲ } ftｯﾉ ftｯﾉ |/Ⅵ: | わたしたちより先に来てたんだ。
|:.:.:ﾄﾊ , ,ﾊﾉ:.:|:.:|
|:.:.:|: :|＞-､._ ､ , ＜/: : /: :|
|:.:.:ﾄ､|/ ,ｨ-ぅ＜/: :/: : /ヽ:.:|
|:.:∧/ /「丁¨７: :/: : / i:.|
l:./ / i Ⅵ__/ｨ'/: :./ .| |
爪/ | f'¨艾¨Y:.／ | |
{ヽ ／}
| ＼ ／ l
| ヽ、 / |
{ r-ｧ' ト
>､ ﾉ-{ /: : :｀ヽ
／: : ,ゝ､_ｨ､__x---rく: : : : : : :＼
／／: :´: : :/: :.ｨ: : : : ｀ヽヽ: : :ヽ : ::.
/: /: :./: : : :/: :/ |: :l: : :.＼: :l: : : :.l : : :i
. /: /: : /: : : :/: / l:.:ﾄ､: : :.:.ヽ| : : : | : : :| どうして行っちゃダメなの？
/: ｲ: : :.! :.:.､/l:./ !:.l ＼／: | : : : |: : :.:| 校長先生が心配だよー
|/ l: : !:.|: : :/ﾒ/ ヾ,_／＼:.:|: : : :.!: : : |
|: :.l: |: :./ l/ ` ヽ___ ヽｌ : : : | : : :|
|:./|: !:.∧ rf云 =‐rx､._|: : : :.|):,ｲ:l
|/ l:.:|/:｀.}. 辷ﾉ 弋辷ﾉ ﾄ: : :.ｌ:|/ l/
. l∧::::（ '' ''' /: :.i:.∧!
ヽ:./≧T>‐-r'ｰ--‐イ : /lﾒ、
Ⅵ:.:.:.:|.{ } ／ |／:/＾ヽ
／￣￣＼
／ _ノ .＼ _,,
| （ ●） （●） |. ｌ;ｌ
. | （__人__） | ＿,_,|,|_,
| ｀ ⌒´ |, ト-=y 丶
. | } ヽ `ｉ,￣‐^ｌ
. ヽ } ヾ~ ` ｉ, 今更な話だけど……
ヽ ノ _ ヽ、 ;ｉ, 誰がＸだかわかったもんじゃないからな。
,,＿,ｉ y,ｿﾄ,,__ ヽ、 ;ｉ,
,/r-'"j ／ ／ ｉｉ, `ヽ､-x,,゜r ;ｉ
,,／'/__.L、 ／ヾ、"ｉ `ヽ `;ｉ ｉ,
,／ /_ｉｰﾍ,ヽ､ , ／ｉ" ヽ、 ｉ `、'ｉ ｉヽ、
_,） ヽ " ﾈﾒ、_ｉｉ"~ ＿Yrｉ ｌ, ヽ、
_,,,>t 、ヾ、 ゞ;;/ ／ ,￢ V⌒ｌ
,y`;,,__ ,ｉ /ｉｉ' ／ r-／| ｌ ｌ
_／^,,, ヘ ｌ /ｉｉｌ ／ ｌ"v' ｙ } ｌ
v=4⌒ヽ、 j --,,,ｉf /ｉｉｉ| ,, 〈-ﾍ_,、 <、 / ｉ|
, ---- ､_
／彡 xﾐミ三_ﾐ ､
/彡彡,ﾉ/ `__-､ﾞミ}、 何か武器を隠し持っていて、
{,ｨ彡く、}l´{oﾉ.ﾉ¨`}))､＿＿＿ 校長室に入ったとたん、
{K〔_o!j´`ｰ ´ ,.ｲﾉ /｀l ＼ ￣`ー ズドンとやるかもしれねえ。
`‐T ﾒ(r_,-' ./i _ﾉ/. : ! ＼ x┐
`ｔ-､,ｒ'ﾆ- { ,/ /. : :.|! ./ .| あるいは不発弾をどうにか
,ｲ｀ト､`´ >'´./ : : : || / j しようとするとも考えられる。
／/ {: : :.￣ｧ＜_ : : : :|:| /
／ /. | : : : /､__/.:｀ヽ_｣:| /
/ /. l＼ /.::| ﾄ、: : : : | /
} .⊥. ∨ ′:| ∨: : : | ./
./ .| ＼ ＼: : | ∨: :.| /
{_ ｌ ＼ ＼! ＼:| /
／￣￣＼ とりあえず、ここで様子を見るべきだろ。
. _ノ,､ ＼_ ＼
( ●）（ ●） | あと、俺たち自身も、
（__人__） | 互いに距離を取った方がいいだろ、
(｀⌒ ´ | 常識的に考えて……
{ |
{ /
ヾ /
ｿｇﾍ二ﾆ=7⌒￣"⌒￣〆"⌒ﾆつ
∧ii/ oィ/" 〃 （乙ﾉ≠＾ｿﾉ:
/ .|/／＝ ゝー─〜ﾞ─‐ﾞ〜'´
l |｡ ｀~/
/ |｡ /
/ｿ |｡ （
/ ﾘ∠＼＿＿__ﾆゝ
入 ヽ,､/ _ ノ丶、
, ' ,≧＝ー‐ー＜ ＼: : ＼
／: : : : ＾: : : : /∧: :|: : ｀丶､V: : :＼
／: : :／: : : /: :.// | |: :ﾄ: : : : :.ｌ |: : : : 丶
. /: /: :/: : : : /: :,ｲ:厂「ヽ :|ヽ: : : :| |: : :.|: : ヽ
/: :/: :/: :丶､」:_/ |/ | ヽ| ＼_」,レ: :.|: : : }
/:,イ: : f: /: : /|∠ﾆﾋ | ｀ヽニ_､､V: : : |:|: : | わかりました。
／ /: : :|:ｲ: : /,ｨ'ぅｆヽ 'う'ヾ､ｊ: : : :|:|: : |
|: : :.|ﾊ: : ｊ《 込しｌ} 込しｌ}ヾ: : :.|ｊ: ,: |
|: : :i|::ゝ∧ 弋ｔｼﾉ 弋ｔｼﾉ |: : :∧λ|
|: :∧:ヽﾉ ヽ ,,゛" ' ゛" /: :/ノ:ハｊ
',:.,' 丶:｀┬ヽ、 ‐-‐ ノ: :/ｲ:〈
V /ヽ: :|:A:ﾉV‐- ､ ｨ-‐=ﾌ |:.//|:/＼
＼ >'⌒く ‐＜' '＞‐ 〉/‐ﾍ」ﾍ／
/ ＼ ＼／ ／'＾ }
. { ､ ヽ、 ／ / |
. ヽ ヽ ｀￣ / ﾉ
メ _|＼ _ ヾ､
メ ／ u ｡ ｀ｰ､＿__
/ // ﾟ ｡ ⌒ ｡ ﾟ u ／
/ //u ﾟ （●） u ﾟ｀ヽ｡i l ぜえぜえぜえぜえ
l | | ｡ ﾟ,ｒ -(､_, )（●） / !
ヾ ! //「ｴｪｪ､ ） ﾟ u/ ﾉ
// ｒヽ iｒ- ｒ ､//｡ﾟ／ く
ノ ﾒ/ ヽ｀ﾆ' ｨ―' ヽヽヾ
＿＿＿＿| 〉
＿＿＞ ―＜
＞ ／ / ＼
／ / / ＼＿
／ / ／|/ く⌒
￣/ ｜＼＿ ､_|_／ ＼ 間に合った……のかな？
. / /｜/＿,,| 八Λ| | ＼厂
/ / ┬─| | /──|／ | く
￣| 八/V;;;;ﾉΛ/ Ｖ;;;;ノ Λ| 乙
|/| 〈 ￣ ￣ ｕ|/[||┘
|ィ个=-- ´ ┬=≦ﾆ〉
|ノ〈ニニニニニ〈
. ／〉ニニニ／￣ ＼
／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.|
／￣￣Y￣￣＼
／ ヽ,_. ノ ＼
（●）（● ） （ ●）（●） カドックに、ダディさんも到着か、
（__人__） （__人__） あと来ていないのは……
{｀⌒ ´ 彡 ｀ ⌒´ﾉ
{ }
{ 彡 }
ヽ、 / ノ
.ﾝ ヽ
／／ |
(⌒二_／ | . |
/＼＿＿_／＼
／ ⌒ ⌒ ::: ＼
| （●）, 、（●）、 |
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, | 各務原さんだけですね。
| ト‐＝‐ｧ' .::::|
＼ ｀ニニ´ .:::／
／｀ー‐--‐‐―´´＼
,．一'′: : : : :|: :.￣｀ヽ
／:,ィ／:.:.:./: : : :|: : : : : : : ＼
/イ7/: : : :./: /l: :,ｲ:.;ﾊ: : : :ヽ: :.Y＾ﾏ 、
／/:/: : :/:_/_|_/ |:.| ﾋ__: : :.:i: :| | 〉
. 〈_,/;ｲ: : ｌ:|´/ l/ Vl ´＼:｀ : :|: :| !/ 各務原さんは、
ｌ/ |:.:.:.|:|えﾃﾐ fﾃ斤ﾄl､|:ﾊ!__」 ああいう状態だったら
|:.:.ｲ } ftｯﾉ ftｯﾉ |/Ⅵ: | 来れないんじゃない？
|:.:.:ﾄﾊ , ,ﾊﾉ:.:|:.:|
|:.:.:|: :|＞-､._ ､ , ＜/: : /: :|
|:.:.:ﾄ､|/ ,ｨ-ぅ＜/: :/: : /ヽ:.:|
|:.:∧/ /「丁¨７: :/: : / i:.|
l:./ / i Ⅵ__/ｨ'/: :./ .| |
爪/ | f'¨艾¨Y:.／ | |
／ ／ ヽ ＼
ノ , '/ ' ヽ ､ ヽ いや、わからない。
〃 {八人 八ﾊ人ﾊ ｌ .| 各務原さんがＸだったら、
人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人 錯乱状態もブラフかもしれないから。
从 ﾘ<●> <●> 从|ﾉ从
从 ﾘ ゞ≠ ゞ≠ 从|ﾉ从
|ﾍ -－ | |/
ﾚ/⌒l,､ __, イァﾚ
. / /::|三/::/／ ヽ
. | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,
┌────────┐
│ 校長室 .│
└────────┘
: :: :::: :::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ／;;;;;;;;;;;;;
＼ r───────────┐:::::::::::::::::::::::::::::::::／;;;;;;;;;;;;;;;;;;
::＼ ＼ : ::: ::::: ::::::::::::::::::::::: /:::::::::::::::::::::::::::::: ／.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
::::::＼ ヽ､＿＿＿＿＿＿＿＿,,ノ:: ::::: :::::::::::::::::／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
:: ::::::＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿__／;;;;／ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
: :: ::::| : :::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; |;;;／! ;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
|ヽ : ::::::|::::::::::::::::iーiーiーiーiーiーiーiーiーiー|;;;;;;;;;;;;;;;;|;;|;;; |;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
| | ::::|::::::::::::::::|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|;;;;;;;;;;;;;;;;|;;|;;; |;;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
| | . ___::|＿＿__::|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|;;;;;;;;;;;;;;;;|;;|;;: |:;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
|-' |"|l￣￣￣l||:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|;;;;;;;;;;;;;;;;|;;|;:: |:;;;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
!､|l＿＿＿l||:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|;;;;;;;;;;;;;;;;|;;. ! :;;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
. ....:::::|｀i=======!|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :|:: :!/⌒ヽ:: :|;;;;;;;;;;;;;;;;|. ! ::;;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.....:::::::::!､l＿＿＿_,|〜'〜'〜'〜'〜┌─'、/⌒ヽ,';;;;;;;;;;:::: ＼ i ;|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
.:::::::／...::::::::::::i´￣￣￣｀i´￣￣￣｀i´￣￣￣｀i;;;;;::::.... ＼ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
::／ .. ..::::::::::| ||ニニニ|| . . ... ::::::| . .. .::::::::::::|;;;;;;;;;;;::::::::..... . . ＼!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
／'| ..:::::／￣￣￣￣￣￣￣￣￣|_iヽ. .::::::::::::|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::. ＼;;;;;;;;;;;;;;;;;
| !:::::／ : ::: ::::::: ::::::::::::::::::: | lヽ|￣￣￣;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼;;;;;;;;;;;
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼;;;;;
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ＼;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼
,.ヘ､＿＿＿ ＿_
,心､_| ハ ＼ﾐ＼ ＼ﾍ癶､
／ノ ﾉ rﾐl:l:lﾊ ヽ ｀ヽ ＼ｰ'＼ ……さて、
〈 / |ジ´,,´´} /Nヽ ト,ｌ＼ V Yﾍ この場で、片をつけたいものだがな。
ﾉ 〈l lﾊ ゞｊノー--H/､| } lﾊ ＼〉
／/ / Nゝ!'＾｀ヽ ~''´_,z≧､_N | l ∧ ヽ
/ l {イ弓彡､ﾐ_ｊ ､_´￢‐’='＾ｊ/ l ﾊｊ)ハ
| l ! ﾄﾄ!〃_(・'`/ ﾟ // /ｲ 〉 |
＼l,! ﾍ|Z彡7ヽ r､ !ｲ/ /ﾄ! } | ∫⌒
ヽ､|ﾐ彡彡{ ス//|rノ |
|lﾏ三彡7∠_ 二`ﾆー' ｊ/´| ! | （(
| l∨辷/ | | ! | （ ⌒ )
| ll ＼払 ´ ﾐ /| | ! l (~ ノ
／} | |l l＼} ／ｹl | | ノ
ヾ 彡＼ ／ｰ'/ ! li | ｌ |＼ | | lヽ∫
／｀ヾ ／ ／ ノ| l | llﾊ ::::＼ ＿ ィ _ｨ| |l r_i~＼
／ ／ ／ ＼─‐-､_/ム| l l／ﾊ ヾ壬/ ｀ヾ| l|ﾊノ人､ヽ_三⌒ヽ
| _／ ／‐ヾ､ノﾘ＼::::::::::::::::| ｌ |三∧ _ _ __,|z ﾆ1'＼ﾍ＼ _｀ヽ_ﾐリ
ヽ ー'´ー=ハヾ､ジ ＝=二_ァこ- |-￢'}＾´￣ｰ´ ￣ │! lﾍ:::::::`ー--..､ﾙ(_rﾍ
l _／ 〉:::::::::::::::::::::::/ ﾉ | / ﾉ ', ､､＼::::::::::::::::::::｀丶､
|l .ィ:::::::::::::::::::::::/ ﾊ/ l ─--､ く_.. --─∧ゞ ﾆ _＼__:::::::::::::::::::::
/::＼ ´ ヽ:::::::::::::::::/{ ! _ノ|ゝﾍ `~ z‐､/::::::＼ _ ヽ ム:::::::::::::::::
/:::::::::∧ }::::::::::::〈 ﾉヽソ （::::||彡〈 〈ミ/::::::::::::::::::ｿ フ ﾉ::::::::::::::::
--------------------------------------------
┌───────────────────────────────────┐
│ バラライカ校長が、どのような人生を送ってきた人間なのか、知る由もない。 .│
└───────────────────────────────────┘
, -‐/: : : : : ヽ､ ,ｨ: : : : : :､ヽ
く l': :（●）: |. ＼ ／ |: :（●）:::l >
＼ ヽ,: :'''': :,ﾘ,,,,,,/ /.,,,,,,,|: : :''''' : ﾘ／
ミ三二ニ二彡 ヾﾐﾐ三三ニ彡'
┌──────────────────────────────────┐
│ ただ、確実に言える。修羅場をくぐり抜けて来た数は、あちらの方が上だ。 │
└──────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────┐
│ 正面きっての殺し合いなら、勝算はゼロだろう .│
│ ...│
│ しかし、こちらは絶大なアドバンテージを保持している。 ...│
│ このことには、校長も気付いていないはずだ。 .│
└──────────────────────────┘
|::.、 ノ ::|
',::::::‐---------------------‐:::::: ::,'
',:::::::::::::/⌒Y⌒Y''^Y'^Y ^Y'＾Yヽ::::::::::/
、 ',:::::::::::ヽ__ﾉ､_ﾉ､_,ﾉ､_ﾉ､_ﾉ､_ﾉノ:::::::::/ ,
',::::::::::/^Ｙ^ Ｙ ^Y｀Y''^Ｙ^ヽ::::::::/
'' ＼:::ヽ,ﾉ､_,ﾉ､_,ﾉ､_ﾉヽ_ﾉ､_ﾉ::::／
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／
｀ﾞﾞﾞﾞﾞ"''''''''""ﾞﾞ｀
┌───────────────────────┐
│ 気付いていなければ、校長にも隙が生まれる。 .│
│ │
│ その一瞬の隙を付き、襲い、殺し、離脱する！ │
└───────────────────────┘
--------------------------------------------
┌─────┐
│校門前 │
└─────┘
r '^´_,:r≠ニへ、
ノ ,rｼ／´ / 1ヾ
／ ,ｲ／ =ﾄ、 }_ ﾞ:、
_,...,,,,, ＿ / //´ /.ｨ_j/ ./ﾊ 1
／;;:;;:ヽ;;:;;:;;:;〈ヾ、// .ｨ/'笊ｱ ｨノ ,.,,L. il
/;;:;;:;;:;;:;;:;1;;:;;/ ＼V/ ./´K叉‐'^´ 心｀ｉ| i|
/;;:;;:;;:V;_;xLxん<r_ン ノﾞ ' ﾏﾂ./I l|
{;;:;;:;;:;;:ｲ てT刀^´ /､' /￣｀` ; ∥| |k、
1;;:;;:;;:;;‘´__;;| ｛{ ./ `へ.,ヽ .ノ ノ} j^Lｽ、
＿,＞‐=r'^`ヾ::{: `ﾍ i{ .|｀ヾーィ ./ ∥ Z1
n､,_ ,..ィ^ヽ:/:ﾍ:::::/'^ .l 入 ｀ ､,,＿ jノ _,)イ / ) 弋,>
'マf';;:;;7 ｲ ,ｲ＼:::`(、 V::::7､ .／ -テ‐ '^ ／i｀ヽx:､,ィi7
'^≒-ヽ.L/::::::ﾉ､,,.:｡-へ､../イ7 /`'ーtァ' / _,／ 'i::Y:／::i 万iｱ
￣／ , _,.ィ7/ / ,/ ＞'^ /-ｲ丁/=､:i::Y ,ノノ゜
,ｘ/′／,.x '^ V .／::l,/ ,∧-:::ﾘ / 1￣¨´
i .．'´/ /イ7 , // ;/ィニ入,_ ノﾊ './::ﾚ'| 1
k､..,＿,.． '^ / ./ 〈 / /〈.ィ三ミァ_,｡- ￣` _,.イ:/ '､ V'/f| :}
`'ー=--＝‐'^/ / ｨ'^`ーィ^|=＞く,_ l:.ア-‐z_,ノ′ /::Y::::'、 V./| ! |
// ./ﾞ / f=ﾚ'^ `l､::::、 ./::::､:ﾒ^X,ノ/ 1 .| |i
,ィﾞ／ / ´:ﾍ、 ':::::::ト-＞':/:::／､:::< VLﾍ.| fV{
´￣ { 〈. ＼ '､:::ﾍ :::::/ ´ ￣｀::::}＼,ィ代| `
'、 .》､ ヽ､ィ::.:ﾍ:::人/ X} |。|| ヽ,__
＼ｨ,ノ |ニ＞､,_:::＞ -､:/:::､..,＿ r:::ノ. ~´|
ヽ, Vニニニﾆ=-x<i:::_:::､／::::7 i .l
`'ー-ﾍｨ二＞-ー-Yニﾆﾆア^ヾ i ∥
Y′_,｡-zzｭ.}＜:,__/ ＼,.． '′
└'Ｖ/////1、＿,ﾉ
Vイ///}//ﾂ
'" ￣￣ { ￣￣｀丶､
／／: : : : : : : j: : : : : : : : : : : :＼
／' 7: : : : : / : : ∧: l: : : : ＼: :＼-=ﾍ＿
/: : : /: /: : :/: ハ:ヽ : : : : l: : : ∨:7（_厂＼
/: :/ /.: :|: :⌒:/ ヽ {＼⌒:| : : : ∨ │ 〉
/: ;ｲ:│.:.:.| :/∨ ヾ ＼j: : :ヽ:ﾊ. |l /
Ⅳ│ |.: : :!fて汽 ｲう汽ｽ: : : ｌ: | |:∨ あれ？
V:! : :ﾊ! V:rﾘ {ﾄ:::rﾘ ﾍ : | :ﾄ､ﾉ! :!
ﾍl :.:{小. ゞ'' , ''ヾ' ＾∨Ｎ : ,'.:│ あっちから走ってくるの、
∧ : ｊ:人 rっ ﾍー/: : :/: : | 各務原さんじゃない？
|: ∨:|: : :`ｰr-ｚr ｧ＜. /／: : :/: : : |
|: : : :|＼:_;斗' >‐く 〃: : : :/l : : : |
|: : : :l /-―|o/ O∧o/: : : : :∧|.: : :│
|: : : :|' { ｀| | 7: : : : :/ │: : :.|
＞‐、ﾍ>7ｋ/＿_λ、
.／: : : : :＞ム'￣＼ゝ: : : ヽ、
／: : : : :／: ﾒ /ﾍ: : : :＼: :i: : : :ヽ
/: : : : : : : ｨ: :/ｌ ﾊ: : : : : : : : ｌ: : : : :ヽ 本当だ。心の傷は治ったのかな？
/: : : : : : : // / ｊ ﾊ: : :.ｌ: : : : ｌ: : : : : : :ヽ よかったあ！
/: : : / 'イ// / ｌ ハ .ｰl､: : : :!/: : : : : : : ｌ
/: :/: :ｌ: : :/ ｌ / .ｌl V .ﾄ ヽ: : /: : : :/: : :.ｌ
/: : |: : |: :/ |/ ｌ V.|ヽ': : :/: : : :/: : : :|
. | /|: | ∧/＿, 、 Vヽ: :./: : : :/／: :/
. |/ |: :ｌ |ﾍiｒ＝ミ ﾆﾐﾄ、 ∨: : : ://: : /
ｌ-l＾ﾄV { ￣＼ﾐ､/: : :ん: : :ｲ
、 ゝ⌒'ゝ､.!、 ;＿_, ﾞｿ: : :ﾉ/ﾉ:://
.>ﾑヽ_､ ソ/V＞､（ ） ,ィ/: :/ｲク/ｌ/
イ 〉ト,/ _／ '个ｧ イ ＾ y く/)YV
／￣￣＼
／ __,ノ ヽ､_
｜ (● ) (● )
｜ （___人__）i …… カドック、ダディさん。
| ﾉ
| |
人､ |
_,／(:::::ヽ､ __ ,_ ノ
_, ､ -― ''"...:::::::＼ ::::::::::::::::::7、
/.;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..-､_
丿;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾞ'ｰ､
r ;;;;;;;;;;;;;;;;:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:: !
/ ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: i:: |
/ ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::|;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:: i
/ ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:'''丿;;;;;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l:: !
／￣￣ ＼
／ __,ノ ｀⌒
| ( ●) (●） ちょっと校舎に入って、
| （___人__） 校長に伝えてもらいたいだろ。
|. ` ⌒´ﾉ
| | 校長以外の七人が揃ったって……
iヽ |
}:::.`＞ ｰ-´-くヽ- 、___、
_/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ７¨:.ヽ
__／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::::::＼
,.-<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
r´.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::ヽ
}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::::::＼
f:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i: /.::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/.:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼
/.:::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::rヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
／ ／ |＼ ＼ | /|
, ' ／ __ 八. ＼⌒＼ ヽ ∨ |
_,､r='^ ／ _,,.. -‐ '' "´ ／ ＼ ＼ ﾉ ',
⌒￣／ ⌒￣ _､‐''゛ ＼ ＿_＼ ＼___／ } ,
／-‐=＝=‐- _､‐''゛ ＼ ／ }
/ ／ ｀ ‐ ──── } /
/ ／_,,.. -‐ '' "´ ／ /
／ ／⌒ _,､r='／ .／/ ／ ｜ たしかに全員顔をつき合わせてる
／ ノ ＞''~ ⌒￣￣￣ / ／| ／| | この状態なら、
⌒￣＞ _,,.. -‐ '' "´ ＞''~ 竿竿羔冬ﾐ./ ／ } :!/ 八:! 脱け出して校長を襲うのは
＞''~ ⌒￣￣￣￣ {￣∨ 乂 V:::ﾂノ |/ ノ ノ 難しいですね。
／-‐……‐-／ 八ハ 〉 ｀ｰ=ﾆ彡 ⌒乂
. _,､r='^ / ／ ∧ 〉 通信が途絶しているから、
⌒￣￣￣￣/／7／ 'ｰ八 ／ でっていう君を動かすのも 不可能だ。
__. -=ﾆニニ／ﾆﾆﾉ : :.:.:|: : . /
|_,,.. -‐'' "´::::::::::::::/ : : |: : ::＼ --‐‐/
|ニニﾆ=-. ::::::::::/ |: : : : : : : . /
|ニニニニニﾆ=- ...__ |: : : : : : : : : : . . ∧
|ニニニニニニニニﾆﾆ=- _ : : : : : : : : ／｀ ─'ニ.}
`､ニニニニニニニニニニニﾆ=- : : : : : {:::::::::::ノﾆﾆ|
. ‘，ニニニニニニニニニニニニﾆ=:::::::::::::::／ニニ|
-=ﾆニニニニニニニニニニニニﾆ=-=ﾆニニニ|
/＼＿＿_／＼
／ ／ ヽ ::: ＼
| （●）, 、（●）、 | 皆が集まったせいで、
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, | 勝負は不成立になっちゃいましたか。
| ,;‐＝‐ヽ .:::::|
＼ ｀ニニ´ .:::／
／｀ー‐--‐‐―´´＼
／￣￣＼
/ﾉ ヽ､_ ＼ 爆発を止めたダディさんと、
（●）（● ） | その方法を指摘してくれたカドックは、
（人__） | Ｘとは考えにくいだろ。
|⌒´ |
| / 二人が行ったら、校長も安心するはずだ。
ヽ /
ヽ /
.> <
| |
| |
ノｉ __,.:-:‐::‐/::|:‐::‐:─-:.､_＿_
（_,,ﾉ:´: : : : : : : :.:|::: : : : : : :､:.: :＜｀ヽ
r.:‐::-ｨ'´: :,': : : : : : :i .: :|:::. : :､::: : : :.､:.: :｀ヽ、
V:::/::::|: :/:. : : ;: : :/|: : :||ヽ､:: :ｉ::､::: : :＼::､:: :＼、
∨::::::|:/:,': ::_/__;/ |: : :l'| |;__|_::ﾍ:::. : : :ﾍ:￣::ﾄゝ
/:::::::;/:;/:: :/|:.:/｀ |: ::ﾘ | '´|:: :l､:: ﾊ:::: : : :ﾊ::;/
/::::∠;ｨ': : :/_ｊ;/__､.ｊ: ;/ !,__ｊ::;/_ヽ::.:|::: : :ｉ:: :|'
￣|: ::.:|:.: :;ｲﾏ弐ｵ､ﾉ'´ 'ﾁ弐ﾏ７ﾊ:::|::.: : ﾄ､:| あれ、各務原さん、
|: :.:|: :;ﾊ ､Vｨ::;ｊ ﾄｨ:;ﾘ,.'ﾊ::∨:::.: :l ` こっちに来ずに走って行っちゃったわよ？
|:ｉ:::|:/ゝ_､"￣ ､ ￣"' {ﾉ:ｉ:∨::|;ﾘ
|::| :::|: :::::{ﾍ、" r-っ ",.ｨ::: :|:::∨::|
|::|:.:λ: ::ゝ､ ｀ ｰ-;ｒ:-r_‐'" |:: :|::: :ｉ:.:|
|::|: ｉ::｀ヽ:::.:｀ヽ‐'´{ }`ｰ-､|:: :|::: :|: :|
|::!::|:.:::::/｀ヽ::..:） |'￣゛| ,}:::ﾘ::.:.:|: :|
|::.::| :::ﾉ"＼}::/ | ,l ,ﾉ::;/ﾊ::::|: :|
: .. ... .:. :.: . .....ハ __:;__.;;:
:,.,;:.,;:. ..... l. i ／ / ..
.... ''""''.| i ／ /..:.,;:.:.
:;,.,;:., :,;:,.:.:, ..ﾞ、 !_/ ／.......
.:.:..:.;:.;; .,. -￢ゝ/ﾞ!-‐く- ､. ....
.／ /／ i |｀:､ ヾ:､`ヽ、
./ " | i ! | iﾞ､ ヽ ヽ
.,' l｜ｲ｜| i`ヽ', .::. ｀､ おーい。各務原さーん
..! i;! ｉ l ! Ｖi,:::::. iヽ:､
.l l ∪ ｜┃ .ﾘ ┃ヾ!::::::. ! ヾ:、
.| ::ｉ i!┃ ┃ l:::::::::: |
.l ::::i. l __ V::::::: |
..! :::ハ ! `′ /::;:::::::l
.i.::;ﾞｰﾍ:ﾄ、 l. _,,..イﾊ::ﾊ:::::l
.∨ﾞ:､:::`::ヽ ! 下､::::/|:/ '′l:/
ヾУ ヽ! _｣_ﾞく ′ ′
.,:' ﾞ:、 | ヽ
--------------------------------------------
┌──────────────────┐
│ 各務原なでしこは、 ..│
│ 自宅から高校の前まで .│
│ ランニングする習慣を続けている。 .│
└──────────────────┘
, -‐/: : : : : ヽ､ ,ｨ: : : : : :､ヽ
く l': :（●）: |. ＼ ／ |: :（●）:::l >
＼ ヽ,: :'''': :,ﾘ,,,,,,/ /.,,,,,,,|: : :''''' : ﾘ／
ミ三二ニ二彡 ヾﾐﾐ三三ニ彡'
┌────────────────┐
│ 今日もそのように動くならーーー │
│ 校長は騙されるはずだ。 .....│
└────────────────┘
┌────────┐
│ 五時二十五分 .....│
└────────┘
┌────────────────┐
│ 校長室がある職員棟前の通路 ......│
└────────────────┘
: : : ´"' ,_| |: :| ＼ ┃ / ／:|: |
: : : : : : : : : | |: :| ｒ‐'＾''┐ ＼ 癶 / ／／.:|: |
: : ／￣.:|.:: | |: :|: |:|｀" ｉ| 丶､ |￣ | ＿＿____,/ | |: : : |: |
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :| |~" ┐ l:| || 癶 ｀ . |＿_| | |＿＿|:|i, | |: : : |: |
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :| | | |:| || ＿_ |￣| ＿ ｀丶, |」¨¨¨¨ﾟ| |i | |: : : |: |
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :| | | |:| || | | |￣| | l :| | ｀'|｣¨¨¨¨¨|.:|i :| |: : : |: |
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :| | | |:| || | | | | | l :| |. |」¨¨¨¨¨ﾟ| |i | |: : : |: |
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :| | | |:| || | | |＿| |￣l :| | _ -|」¨¨¨¨¨¨l:|| :| |: : : |: | ┏…┬--
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :| ¨¨¨￣ {￣￣} ￣ ＾''＾__｣ |‐ ¨: : :_|｣¨¨¨¨¨¨ﾟ||| :| |: : : |: | ｜ |:|
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: : |.:.: .:. :|.:: | |: :|: : : : : : : :.:.:ｉ´.:.: | ｉ: : ｉ: : : :. ／ ／ | |￣￣￣￣ |::::::::: |)): :.:::|: |＼ ｀丶､
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :|: _ - ¨ :|.:.|.: .:. | ｉ: : ｉ:.:::／:::／ ￣￣￣￣¨ﾟ/:::::::::| |: : : |: |::::::＼
: : |.:.:_,. ┘: | |: :| :| _､-''¨|:|:.:|.: .:. | ｉ／／ :／ ﾟ/::::: ｒく￣￣￣＼::::＼
: : ¨´: : : : : | |: :| :| |.:.:.:.:.:|:|:.:| .:. ┘／: :／ ﾟ/::::|/∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼::::＼
: : ／￣ﾞ|: : | |: :| :| |.:.:.:.:.:|:|:.:|／:／::::／ ﾟ/::|:|ﾍ ﾟ｡.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:＼:::::＼
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ｰ=彡.: ､ヽ`｀￢´ ヽ ＜.,,＿,,.
／ ／ ＼ ≦,,
.ｰ=彡.: / ヽ ヽ ,'
/: { l <,,.
/ :l } : } ,′
.ｰ=彡::/ : /: l | / | | :ﾘ 《,
ﾉ | | l |、 从 .ﾉ| | ﾘ / (
ノ ｉ | 丁 { |ゝ 斗ｧ-――|- }: / /.,_, `７
＼ | | 从ハ { ハ{ ⅱ/ |ハ: ﾘ /___: ⌒ ”¨ア ダディさん、校長室の窓から、
| | |i -ィ圷ﾐV { ｙ笊代ﾔヤlハ ﾊ∧} ≪,_彡' 校長先生が見えますよ。
{ ! ﾙ |ゞ少.∨ﾍ{ ' 乂 ’ﾉｧ !( ,l/∠少l 「ミメ
}ノⅱ|i ゝ`" 乂( `”"´ r。イ | (⌒
从|i. 八 .ﾉ ｧ { ii くうム丶
}从ゞ: ヽ 、 ／ 寸从⌒o｡ﾆﾆ!
|:∧: l ト -― .ィ ´iii.,ｨi{ﾆﾆ-j
|:} 从 |,ﾊ／＼_ ィ..;::::.:.:/ .,.,ｨi{==ﾆﾆﾆア
ｿ.. 从|ﾘ }代:i:i:i:i:／;;:::.:.:/_,.,.ｨi(=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆア/丶､.,.,
`' 代h,､､,,.､､rｾ〔ニニニﾆﾆﾆﾆﾆﾆァ ,ふ:ｘ
ﾏニニニﾆ「ﾆニニニニニニﾆ/ ,ｨ(ニﾆイh、
,,_,,､ィⅥ二ニニ}iニニニニニﾆﾆ7 ,,たﾆィ /, ＼
､ ｀ /ニ∨ニニニニニニニﾆﾆﾆﾆ' √ニ; /, ,
／ /ニニニニニニニニニニﾆﾆﾆ' ,'ﾆﾆ; /, ,
／! /ニニニニニニニニニニﾆﾆﾆ{ 'ニﾆ; /,,. ﾟ，
､｀:.:; /ニニニニニﾆﾆア７ﾆ＞＜ニ/, iﾆﾆ; 〉 ﾟ,
､｀ i:..:i /ニニニﾆﾆﾆﾆア,,＞'"_,,..､+ﾍﾆ/, .!ニ; / ,
. ､ ｷ:.: /ニニニニﾆﾆ「 , '´ _,,､ィﾆニ/, lﾆ; / i
ｍ ｎ _∩ ∩_ ｎ ｍ
⊂二⌒ __） /＼＿＿_／ヽ （ _⌒二⊃
＼ ＼ ／'''''' '''''':::::::＼ ／ ／
＼ ＼ |（●）, ､（●）､.:| ／ ／
＼ ＼ | ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .:::| ／ ／ 本当だ。校長せんせーい！
＼ | ´ﾄｪｪｪｲ｀ .:::::::| ／
＼＼ |,ｒ-ｒ-| .:::::／／
＼｀ｰ ｀ﾆﾆ´‐―´／
/ ・ ・ /
ﾊ /, |ヾ｀ヾ'｀＜三 三／ / , / |
ゞ| ﾊ !三 ハ ｀ヽzk / ／ ' j }. /
/从ﾊ ﾊ ﾄﾊ 三 三>x/ｼヾ-＝彡 ,ｲ彡'
./ j＼ {＼ ﾊ从 三 三ﾊ ,:' ,: ／´
. , ヾ; ＼ 八三 三 三} i=＝彡'´
. ,' iｿ | {ﾐーﾞ 三 三りヾ' : '´
i i. | iﾊ ﾏ三__三／ ﾏ カドックにダディさんか。状況はどうなっている？
| | i i |ﾊ ﾏ ヾﾉ ﾏ
| | | | |ii{＼ﾏ ヽ
| | | |､ヽ三ゞ. _ =- .ノ
| | | | ＞｀ヽ 人。:､｀::.､ ,'´￣
| | | |彡' ｀ヾ :､::.＼__Yj
| | | | _. シ
ﾊ! | | , '´
＿＿＿＿| 〉
＿＿＞ ―＜
＞ ／ / ＼
／ / / ＼＿
／ / ／|/ く⌒
￣/ ｜＼＿ ､_|_／ ＼
. / /｜/＿,,| 八Λ| | ＼厂 それが……全員、
/ / ┬─| | /──|／ | く 学校の前に集まっちゃいました。
￣| 八/V;;;;ﾉΛ/ Ｖ;;;;ノ Λ| 乙
|/| 〈 ￣ ￣ ｕ|/[||┘
|ィ个=-- ´ ┬=≦ﾆ〉
|ノ〈ニニニニニ〈
. ／〉ニニニ／￣ ＼
／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.|
_,,. -─- .＝= -,..-‐､
. _,厶-ク ＼v｀ヽ＼´- ヽ
／ / ,ハ ﾊ ﾊ }
/ /ｲ /ヽﾍ/r､_},ﾊ // ヽ
{ｲ /!仏ﾑﾍ/ ｀ｿｲ ﾘi // | そうか。
Vi ﾊ ● ●．^ヾｲ} ﾘ| |
ﾊ/||ミ彡》､_,､_, /// / |ﾉ| | |
＼ﾄゞﾐゞ ヽ._） / | ｝ | |
| |＞ ｧr‐七⌒ | |リ | |
| |/ {メ^く_/ | |ヽ | |
| ﾄ /:∧∨ 〉 | ﾄ | |
／／ |彡へ
/ , y ／ヽ|/∧ヽ＼ｰ-､
ｲ ｲ ﾊ ｲ｀''''''y/爪. | ヽ ﾍ
.|ﾊ | |=| | } | | | 〉
ﾙﾊミヽﾄﾐ{ミﾁ==ｲ ﾑｲ / j {
彡<ﾆ二tﾃﾐミ､ /==ｰﾑｲ / /}
彡辷三三ﾂ´ （ﾐ､ 〉彡ｲ j
彡彡≦ｲ <_tﾃ /／ /'
彡炎ミrﾁ. r 〉 ｨ彡ﾉﾉ
三ミﾂ ｲ z彡ｿ' では、勝負は流れてしまいそうだな。
彡ｲ ､＿＿＿_ j
彡ﾐi ｀ ＜ｨｨｨﾇｲｲﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇ(:::(::)
彡ﾐﾑ ｰ- ､_つ￣￣Z ﾃ￣￣￣
ｲ彡f ／| |
炎彡{ ／| | |
ヽ､ｷ}. /| | | |
＞ ､ ＿＿/| | | | |
ｲ...川川川 | | | |
/:::::::::::::::::| | | | | |ー-- ､＿
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/／__/＿/ / | ヽ ＼＼ ',
r┴' / / ｀∧ ! /^＼＜￣ヾヘ
／／ / / ,、∨,、 ＼ヽ ＼＼
∠..ノ / / / ∧ヽ|/∧ヽ ヽ＼ ヽ ヽ
r' / ,' / /l /´｀"ﾞ｀´ ', ! ､ ', ヽ＼} では、私も 校門の方へ向かう。
| { l ﾘ ,' 从 ﾘ | 〉 } } ﾘ
／ﾚﾍ |＼トﾍ匕Ｌ..＿,. ､__/厶∠L／ ｌ ｌイL
,ィ ´ ／ ∧ﾄ､ゝ弋‐辷ﾃﾐ､ ,ィ辷テｧ/／|,.ｲ ヽ＼ー- ､
/ ／-ｰ彡'´|l lﾍミi｀￣彡 ｜ ヽ ｀￣´/ // ! ｀ ‐- ＼｀ヽ ＼
_,.〉＜´ // |ｌ トゝﾐ彡'7 | ／／,' |ヽ ｀¨ ｰ- ヽ
.´ // |ｌ |ヘ三彡ﾞ ┘' ,.ﾌ / ｌ ＼ ｀¨＞ｰ ､
. ,'/ | ', ヽ.l｀マ{ ゞ二.Tミ、／ｌ l | ヽ 〉 ',
/ /| ｌ ｌ| ＼ |ヽ|´ ｜ ｌ ｌ| ',. / l
. ,' ,' ｜ ｌ ｌ| ｀ ｰ'|ヽl | ｌ ｌ ト、 ｜ / !
/＿＿ / | l | ＼ ゞ'ﾞ | ｌ ｌ | ヽ___⊥__ / ,'
ヽ, | l |彡 ｀ ´ ィ三ﾐ:! l ｌ | / / /
＼ ﾉ l |三i ゞﾐ三| l ｌ | / / /
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│ 倉庫前 廊下 ...│
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: : : ´"' ,_| |: :| ＼ ┃ / ／:|: |
: : : : : : : : : | |: :| ｒ‐'＾''┐ ＼ 癶 / ／／.:|: |
: : ／￣.:|.:: | |: :|: |:|｀" ｉ| 丶､ |￣ | ＿＿____,/ | |: : : |: |
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :| |~" ┐ l:| || 癶 ｀ . |＿_| | |＿＿|:|i, | |: : : |: |
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :| | | |:| || ＿_ |￣| ＿ ｀丶, |」¨¨¨¨ﾟ| |i | |: : : |: |
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :| | | |:| || | | |￣| | l :| | ｀'|｣¨¨¨¨¨|.:|i :| |: : : |: |
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :| | | |:| || | | | | | l :| |. |」¨¨¨¨¨ﾟ| |i | |: : : |: |
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: : |.:.: .:. :|.:: | |: :| ^'ｰ '＾ __ ‐ﾆ¨: : ::| |.: : : rtr､|¨¨¨¨¨¨¨ ||:＼ .:| |: : : |: | |:|
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :| _. -=ﾆ¨: : : : : : : : : ::| |:＞弋¨¨ﾅ-､¨¨¨¨ ||::::: ＼| |: : : |: | ｜ |:|
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :| __ -=ﾆ¨: : : : : : : : : : : : : : : : : | ｧｲ从|｀'''´从ヾヽ ｜ |:|
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :|=ﾆ¨: : : : : : : _,,┐ -`ｉ: : : : : :.: : :.::／ { {Yﾐ㍉ ｰミ㍉ ﾊ ｀丶,|:|｀丶､
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :|: : : : : : : :.:.:ｉ´.:.: | ｉ: : ｉ: : : :. ／ ／ (l |.彡ｿ '¨'' ｲ爪 ヽ､ ＿_ ｀丶､
: : |.:.: .:. :|.:: | |: :|: _ - ¨ :|.:.|.: .:. | ｉ: : ｉ:.:::／:::／ | 〃-= j从ﾊヽ 辷==ﾆ三三辷 ､ ＼
: : |.:.:_,. ┘: | |: :| :| _､-''¨|:|:.:|.: .:. | ｉ／／ :／ ｲ小､ _ イ::. ヾ ＼ ≧=＝ｰ- ヾ弋::::＼
: : ¨´: : : : : | |: :| :| |.:.:.:.:.:|:|:.:| .:. ┘／: :／ -‐< | l从 |:::::.. ヽミ辷ー-- =ﾆ辷 （.:.＼::::＼
: : ／￣ﾞ|: : | |: :| :| |.:.:.:.:.:|:|:.:|／:／::::／ ｨ彡＜: : ｀从 ヽ､ ' Y人 ＼ ≦⌒ヾミ辷二 :.:.:.:.:＼:::::＼
|: : ＞ 彡: : :ヾ 彡ｲ ヽ: :ヾミヽﾊ ヾミー--
ｲ／: :／: : : : : ㍉ｿ弋ヽ ﾄ≦...､いヾミ≧≠ ==ﾆ
/＞''´: : ｲ: : : 〈: :｀ヽﾐヽ（::､: : : : ﾄ辷ー- 弋 r彡
/＞′: : :.ﾉ: : : : ﾊ: : /⌒ヽｿ::､: : :.|㍉⌒ ｰ一'′
/: : : : : :／: : : : : : : ）ﾉ::::::::（::::::::＼:|: ﾊ
／: : : : :／: : : : : : : /イ:::::::::::::::::::::::::::{ヽ: ヽ
彡: : : : ／弌㍉: ≦彡::::::O::::::::::O:::::::::::|: : :ヽ}
__＿ r -ーー-、r - 、
／＿＿i ／ ／ ＼
_ , ‐ ' "´ ／ ￣´ト.、＿＿ i
, - ー＜ , - 、 ,.ﾍ .! .丶＼ |
,r- ´ ／ Ｘ | ., ヘ, .i ヽ￣￣｀)
＿__／ / .| ／ ｆ-┴ .、 ヾ.、 ｈ
／ // ∧ |/., i ! .├ー 、丶＼i
/ ／ ./ /ゞi /彡| i ! ! .｀、＼
.i ／ .／ / ./ ｀｀ゞ ´ ´ﾞ | ! ｀、ト、 .i ） 決着はつかないか……
Ｖ / / // .ハ ./ ﾉ ., ＼ ﾚ´
/ , i .i ヽ、 ,从 .i ゝﾘ、 L／ ／| ./ 、＞
| ./ ﾘ.| 入 ./ り ｀ﾞ i ∠ -,´ /_＿∧ ￣,ゝ ふーーーっ。
リ| ト、| ｿ ‐ ----‐´. ! .ミ メ- 、 | i i !
｀ヽ、人|i .|ﾘ ﾐ≡≡＝＝" ´｀ー- ,,_ ｀メ_ノ ! ）
/{ .Y.| i i.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;: / ｀-==≧≧ー |ノ,ｲ ／|
.i .| / .| ヾ.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;: / ￣テ≡ ﾉ / ト、!
| Y |ヽ |.;.;.;.;.;.;.;: , ・ ﾌ /|／.| .|
.| .| | ｿ.;.;.;.;.;: ﾞ ´' ケ‐┬、｀） .| |
./ .| ||.;.;.;.;.;.;.;: 彡/／| .i ./ |.!
ﾉ .| | |.;.;.;.;.;.;:: _ 、_ ノ/" .|／| .|
/ | .! ｀、.;.;.;.;.;.;,,／:::::）｀ヽ、 ／| | | |
.／/ i .| ヽ.;.;.;／＼／￣￣ヽ ／ | | | .|
／ / | | .Ｘ:::::::／ ｀｀ ／|i .| | .| |
／ / | | .／:::::Ｘ ／ | .| i | i i
／ ./ | K .／:::::／ | ＼ , ´ | | | .| .i |
（校長の顔が見える）
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│ （油断。筋肉の弛緩） ...│
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│ （好機！） .....│
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ｲ／: :／: : : : : ㍉ｿ弋ヽ ﾄ≦...､い
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illlllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
jllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll!
lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll,
: llllllllll广~~ﾞllllllllllllllll广ﾞ 'lllllllllllll
:|llllllllll 、 ,llllllllllllll、 _lllllllll
lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll
'ﾞllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll´/:::::::ヽ
]llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllアｰ｀>:::::::::!
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/７´ ! ,ｲ! ∠ ゝ-イ / / ｀! ｀}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::{
| ヽ {W ! └─ﾝ / ＿ / |_ |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|
＼_＼ヽ ＼／ _/ ￣ ヽ ¨卞─────､---ｲ::::::;'
｀ーY乏二二/＿＿＿＿＿!___ ├-::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::/
／ ／ _ -─- _｀ヽ| ｲ::::::::::::::::::::::::::::::::/
/´￣￣￣ ｲ ィ ニニミ ヽ Y |::::::::::::::::::::::::::::::/
| l´￣｀l / ////////ﾍヽ! Y:::::::::::::::::::::::::::／
ヽ_ ー ´ { ! ////////} } ﾉ:::::::::::::::::::::::／
￣￣￣￣ヽ--ゝヽ､/////イ∠!:::::::::::::::::::::::::}
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│ .....│
│ 俺の勝ちだ校長ッ！ │
│ .....│
│ .....│
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＼ ,,_人､ノヽ
)ヽ （
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│ 校門前 .....│
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／ ／ i Ⅶ ヽ
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./ / / /{ = i = ii
／ィ /∥ ,x≦ .i ヽi} ii
´ ./ ､∥ ／,ｨ仭 i,ｨﾐ、 ii あれー？柊さんたちだ。こんな時間に早いねー
∥ {ヽii i乂ｿ ＼{ じヾ ii
{i ヽi i. ∥ ii
.ii ii .i ｀ ' ノj .ii
ヾ ii i 〕hx ／:::::j .ii
(Wi i ∥::::::::::/ ji
,r=､＜＼,,,,,{,,,,,,,ﾍ::::::::ﾉ /
∥ ∧ i.＼::::::ﾍ::::::i:::::彡ｨ''ﾞi
∥ i i ＼::ﾍ::i::／ ∥ .i
ii i ヽー-〔_〕-―'' i {
ii i. ＼ i-i / i i
ヽ.､＿＿＿＿＿_ .ノ|: : : : : : : : : : : : : :｀ヽ、
` ー―ｧ‐: , : : : : :| : : : : : : :＼: : : : : : : : ＼
,..イ´ : : /: : : :/__l!＿:{＿＿＿ヽ j|: : ＼:.､ｿ^ﾏヽー‐-....、
／ ,/. - 7 ￣/ .小--ﾍ.:＼￣￣ハ: : : :∨:.:-.､:ﾉ:..:.:.:.:.:.:.:
／ / ′‐: :｢ / |:l!: : :lﾄ : :ﾄ., :イ__厂 : : ∨:.:.:.＼:::..:.:.:.:.:.:.
/ / ／ l ,:-―トl､ |ハ: : l! >イ＼: : :∨. : : : V:.:.:.:.:.＼::.:.:.:/ いや、早いねーじゃなくて、
′ イ ／i:ﾊ :|′: :/| | ＼! Ⅵl′＞_z三＝ァ : : : V:.:.:.:.:.:.:ヽｲ どうして帰っちゃうの？
/／ !: : : :|:し.:|: : :/.z土ｰ｜ ヽ.Vイ¨´}z.ﾐli､}ﾄ､ : : : |:.:.:.:.:.:.:.:/:|
/ ! : : ｜ : :| :くf¨ 丁ミ.､ ＼ 「7!:::ﾊ}| ヾ ヽ: : :L:.:.:.:／|: |
| : : : l : :.:.! ハ ｢7{:::jj} V迂ｿﾘ jﾍ : | Y:.:.| : | :|
l: : : /!: : :.:〉ﾍ V{爪ﾘ `ニ´ jﾍ:| ﾘ:.:.| : |:｜
i: :/ l: : :.|:{ハ `ー' ､ ' ' ,､__ .ィ.:.:.:.! : |: :!
∨ V: :|:.ﾄ._} ´ _ .. - ､ .ｲ :}:.:.:/:.:.:.:.l : :!: :|
V:|/.:八 {7￣.. - 一' ／｜/:./:.: : : :|: :i|:. :|
ﾄl:.: : :.:＞ .._ ￣ . ´ ｢:｀j/:/ : : : : :l: :l:.|:. :!
|ﾊ : : :.:.:.:.:.|:|:.:|￣,.不丁 {_/j:/ : : : : : :!: l:.:|:. :|
l! : : : :.:.:.:.:l:!|:.:.∨:..:./ﾉ /:/′: : : : : :l: /:.:|:.:｜
| : : : : :.:.:.ハ{:.ノ..:..:/-――-/:./: : : : : : : :/:/|:.:.:!:. :|
乂 __
＞: ｀¨¨¨¨¨¨ﾐh､
／: :/: : : l: : : ＼: : : ＼
. : : ､/: : : : l/､: : : 丶: : : `､
／: : : 八: : : : ! ヾ: : : `､: : : : 、
-= イ: : : x== V: : : l斗=ミ: : : V: : : : ， え？だってわたし、
/: ://ん( ヽ: : ! ん(_ iヽ : V: : : : , ジョギングに来ただけだよ？
. : /l Vソ ｀⌒ゝシ｜: : : V : : : ､
. : : : !: : : : lヽ: : :个､
.: : : :｛ ⌒ !: : : : lノ: : : :｝
i: : : 个s l: : : : :!: : l: i ｝
乂: : : : l: ≧s──‐- ､j: : : : :l: :/:/:ﾉ
丶 : : !: /:::l l::::::::::::::::::/ : : : /⌒⌒｝
！｀ ､ ／ !
.＼ ヽｪ/ ／
／ '"｀',⌒`く:、｀丶
, ' / /'| l、 i l ヽ
./ / T¨/l l l Vヽi! ', ？
//.l ｲ/ l ! |_ V:i :,!: :j
/.i :j ./,ィミ ﾞ{Tミ{ : /: :
.//!: :l.ﾊ{ ト'| トハ. :./: :./
{' !: ;ｲ:.}└'' し' ゛:/): /
|/ |:/ ト. ,,_ ． _/ :./:/V
{' lハ:;r厂j7 /l/'′
／,.‐'ｯ'ﾞ ｼ'＞､
` ー＝= ――/` ―― .、
,．: ¨´: : : : : /:.|: : : : : : : : : :` 、
／: : : : : : :': : :/: /` : : : : ＼: : : : : .:＼
／／: : : : : /: : .:i|:./.| '.: : : : : :ﾍ: : : : : : : ヽ
／イ: : : : : : :/: : :.:/|:' | '.: : i : : : ∨: : :＼: : :〉=y‐..、
'’／/: : : : : :斗-:.:'/ | | ':. :ﾄ:￣｀卞､: : : ヽ:.:!:::ヽ:::::::7
〈:::::': : : : l ´: :|: : /. | Ⅵ ヽ: : ﾚ :` : : :∨::::::::`､′
Y: :/: : :l: : : |:.斗ぇzx | ﾘ zｪ≧廴_: : : : :V::::::::::::〉
. |:./{:.: : |: : :弋 __ﾉⅥ` ｲ__ノⅥ¨ﾂ`: : |: :|:::::::／ いやいや、校長と
. |ﾊ | : : |:.: :| VK:::ｲ !ん:::j〃〉:.: .:Ⅳ:::::/ Ｘの対決が気になって来たんでしょ？
`|: : ﾊ:. :ﾍ 込zｿ 込zｿ ∧:.:/:ﾚi`ﾊ
Ⅳ: |:. :|__ ' / ,∨: |:.|i: :|
|: : .:ヽ:.|:∧ ::: - ::: /.7´: : : /: |l: :|
|:. :.__|:.: l＿ ＞- _ _ -＜_/: : : : /: : |!: |
|: { r｀ ,.-! |:.:.:.:.:.| ￣ |:.:.:.／: : : :,:ｲ: : : |: :'
y´ヽ Y ∧､V:.:.:.ﾍヽ _ ' /:.:./: : : :／} |: : : :∨
〈 ､` / j ﾄ､ ＼:.:.:.､ /:.:.ｨ: : ／ .|/: : : : .:l
>‐′イ/ k {＼ ＼:ヽ /／,ｲ:.:/ ／ V:.ｌ: : :l.:|
广ﾆニ7 ﾊ ヽ ＞ﾐ､Y／ 1:/|/ Ⅵ: : :| |
）
,． '''^^｀<、
/ ./ /{ i､ ヽ
,.ﾒ ' i/ '、 |ヾ ﾟト Ｘ？ 何のこと？
∥ | {┃ 丶.}┃い
. V从 :{. r ┐ ﾉ.}
｀¨ヽ=弋 ｀~ ｱ-≠
＿＿＿＿,i ー- ――-- ､
-＝＝ニ二_,. - | ｀ ヽ
／ ! ::.. ＼ /｀:...イ｀ ､
／ ／ / ハ ∧:.. i:. ＼::::::::::V::::::::::::＼
／ ,.-/ / / V ! ',＼::.. l_j ヽ:::::::ﾊ:::::::::::::::::＼
／,. ´ / / |: / ', ', ヽ ＼::.. ヽ ヽ::::::',::::::::::::::／
／ ／/ i :| / ヽ:', ヽ_ ,.＼-‐ ﾄ !::::::',:::::／
/:::/ i | ‐/‐V- ., ヽ'´ ヽ_,,.-X::. i::ヽ':::::::i/
｀ﾞ,' l | :/ ―- '"_rｵ示斤 :l::::/￣li
i:. ハ | :∧<f代テミ ,イ/::::i } ﾘ ヽ::. |/.:: l', えっ
{ /|::::i l i :ﾊ k i:::: } ﾄ y‐ j ri }.:: |:i
|:/ ｀∧ |! :| i 辷 ﾝ ヽ廴ン / l |::.: ! l
! i ﾊ |ヽl """ _,| |:.::. ,' |
j ヽ :|:./! '"" ｲ￣:/|!::.:: /.::. l
ｌ ::.::.ヽ／/ ､ ―-―‐ ィ´ /::／.::.:: /.::.::. !
| ::.::./ / ｀ﾞ ‐-‐ ´ l /／ /:|::.::. l
| ::.::.ヽ ゝ"´} _ ＿/ ヽ/ ,.ハ::l::.::.: |
＿＿＿__
／ ＼
ｉ,-'´} ヽ
.,-' ,‐ｉ" _ノ ヽ､_ i
./ //´l （ー） （ー） i
.l '- ' , l （__人___） i やっぱりだろ。
l ,〈,' ｀⌒ ´ i
l ｉ ｉ ,i
/ / ｉヽ, /
.,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l )),
.l ＼ .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .ヽ
.l ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ ｉ,‐､ . / .｀‐､_
.l .ｉ l l l l l / ｀‐､_
.l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､_
/l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ
. ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ
. / .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ
: : : : : : |/: :,-‐/ // .| |: :| ‐-､|: : : : :|: : : : : : : : : : ｊ
: : : : : : |:／: :/ // | |: :} ヽ、: : |: : : : : : : :|: : :|
: : : ∧: |: : : / =ｚ / / | /,-_､ V: : :|: : : : : : : :|: : :|
: : 廴) |: : /ｨﾁミ'-ゝ ﾚﾁﾆ､ﾐヽ V : |: : : : |: : : ﾄ: : |
: : : : : : レ彳う::｀ヽ ,廴ﾉ::ヽヾ|: : ｊ: : : : |: : : Ⅳ :| やらない夫先生、
: : : : : : ﾚ/ｨヽ'::::::::} ｌ:::::::,:､:} ｌ|.|: ∧: : :ｲ: : : | |: :| 何が、やっぱりなんですか？
: : : : : :ｨ7 {:ﾊ:::::ｊヽ| {ﾊ__ﾉ ｌ} ﾚｲ/ヽ: : :ﾊ: : : | | /
: : : : : : {`弋 `" ﾘ { ﾉ / |' }: :// |: : | ﾚ′
: : : : : : | ヽ‐―′ , ｀ ―' { ノ| // |: : |
: : : : : : : ::::::::::::: __ :::::::::::: } ／: :|// .|: /
、: : : : : :ヽ ｆ ） ノ|/: : : :/ ｌ/
ヽ: : : : : : :ヽ｀丶 、 _ , -ｨ:７ |: : : :/
: :ﾄ: : : : : : :ヽ: :ｒ‐┤` ―-┬＜: : : // ｊ: : :./
: :|ヽ |＼: : : :V;:;:;:〈 ｈ;:└ ､／ / :／
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） 俺の推理が正しかった。各務原は、
. | （__人__） 巻き戻し中の出来事を何も覚えていない。
| ｀ ⌒´）
| }
ヽ }
> ノ
/ ＼ ／て⊃
| ｨ |＼ `´ ゞ ＿三}
. | | | ＼__／.
_／￣ )={⌒ヽ- ､
,ｲ__, ｨ´:, i:ヽ､ ヽ ＼
／:7: :__/:/ﾊ: :ﾄ＿｀ヽｌ: : :＼ それって……
. // /: :'/|:/ | ', |ヽ ｀ヽ|: : : : :i
//: :ｆ: :/ ﾚ' | ヽ| ヽ: : |: : :|: :!
/ｨ: : |:ｨ' ｎ | ヽｎ＼|: : :| ! でっていう君に襲われたショックで
. ｌ/|: : |/ } ∪ ∪ |: : ﾘ/| 記憶を失っちゃったってことですか。
/ .| :|: : :| ,, /: : /ノ/
',∧: :ヽ、 ,､ /: : /:ｨ/
| ヽ: :ﾄ /｀ヽｧ´―＜}: ,ｲ{/"
. ヽｌ ／ｌ |/ /｀く
〈 ﾚ'ヽ/ .入
. /ｒ┐|ｏ|ｒ―/ }
. |.ｌ 」 { |L_.」 |
自分がＸだと疑われておらず、警戒もされていないという自信があったのだな
,
／ ヽ
. | ‐ - -‐
｜ ( ●) (●）
.| （___人__）
j / ', 違う。そんな複雑な話じゃない。
_..ノヽヽ ﾊ ヽ
,r￢;;――''ﾞ::::::::::::::≧=-､＿ノ､_／￣ V
/ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧､〈´／::::::Λ
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::>､ﾔ:::::::::::::Λ
::::::::::::::::::::,!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ.::::::::::::::::Λ
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:::::::::::::::::: l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:.::::::::::::::::∧
ﾞ)::::::::::./::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|､:::::::::::::::::∧
::: ﾞヽ＜`'､:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l∧::::::::::::::::::ﾊ
:::::::: ＼ ',:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::lﾞ:::::::､:::::::::::::::ﾉ
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.f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣..｀ヽ
.| 各務原は最初から「認識者」じゃなかったんだよ。
.ヽ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿. 乂
, ィ／/____
／´￣: : :!: : : : : :.｀ヽ
┌‐ァ´／:/: :.l: ∧: :.!: : :｀ヽ: ＼
Y´:{:/: : /__:ｲ:/ !__!､:.!: : :ヾｰ ゝ
{:::::/:{: /´／l/ l/ ｀}:|: : l: :}
｀Y: ｲ:ｬ≠rﾐ r-=rｧ: :|: :| えっ
|∧!:/ r､:::| ﾄｨ,.:} 〉: ﾄ､l
|l: 込.弋シ 弋ﾂ｛ }ｲ:|
|:!:. ｰﾄ､'''' ｡ '''ﾉl" l:.|
|:.ヽ: :| ｀ ｧ-ｬ＜. |: :ｌ:.|
|: :.}: :| ／l ></ ﾄ､ |: :l.:|
|: :.|: :|/ |／}::::{ヽ!l V: :ｲ.:|
|: :.|: :| /| { .》::《 | |∧/ !:.|
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,ノ . .: .:..:,. ー '"~
ノ.;, :. . . .:.::.ノ
,.．'". .:.:.::. . . .:.::..）
（ . . .:.::;;;._,,..．'"
） . .:. .:.:;;.;;;.:.）
ノ . ..:.::.:;;;.;.ノ
（ ,.．-‐''"~
)ノ
ヾﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆｱ
. _,ｲﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆＵﾆﾆﾆﾆｱ
. ゞﾆﾆﾆﾆﾆﾆＵﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾐｈ､
. /ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆア
. ,ｲﾆﾆニ< ◯ 〉ﾆﾆﾆ〈 ◯ >ﾆﾆﾆ〈 ありえない……
. ｀ﾐﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆニｧ―''`
jﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆＵﾆﾆl
. ｲ‐''ﾌﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|
ﾏﾆﾆﾆＵﾆﾆﾆﾆﾆﾆ从
. 'ツﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ-ゝ
,,ノﾆﾆﾆﾆﾆﾆ乂,,_
（
） ﾉﾉ
（（ ,,,;）
） ﾉ
（ _ ⌒)
｀=､, ! （ (
ヽ._ ､ｨ'l_t|.み) ﾉ .! _rｨ´
,､__ ｀ヽ=､ｷ=ｻf=ｲ)ﾉ｀=ｨy／_
｀ヽ.f´ソﾓtifr'=､ﾒｷｯｻﾒf-'
___jiｷﾓｲ ｝ﾁif井♯[
_,. -='ﾆｻﾔﾊ.___ ／ｨf´＜｀'..-､
丁´≠攵辷ｹﾓｹﾓﾅ匕冫
,.ｨ´ﾒ´ﾍ/ﾒ/幵f|^´ヽ!､／＼
（
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（（ ,,,;）
） ﾉ
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ヽ._ ､ｨ'l_t|.み) ﾉ .! _rｨ´
,､__ ｀ヽ=､ｷ=ｻf=ｲ)ﾉ｀=ｨy／_
｀ヽ.f´ソﾓtifr'=､ﾒｷｯｻﾒf-'
/ ／￣¨¨㍉｡､ ___jiｷﾓｲ ｝ﾁif井♯[
,イ / ／¨￣￣￣¨＼ _,. -='ﾆｻﾔﾊ.___ ／ｨf´＜｀'..-､
r' { /,｡xfチ¨¨￣癶¨≧t℡ 丁´≠攵辷ｹﾓｹﾓﾅ匕冫
入_У,ィ㌧､/￣｀ー ｀ ＜ヽ、＼ ,.ｨ´ﾒ´ﾍ/ﾒ/幵f|^´ヽ!､／＼
ｰえ￣ ＼ ＼ ｀ ｰ､ ／ 7 ｀ヽ
＿ﾉｋ`､ k､. j | } ､ ﾄ､’
| j ｀ヽ}斗､ | ﾊ,斗七低ﾚiノ } } ﾊ
,ｲ 〈 |ﾐｼ ' jx幺´x枚ﾀ ．ﾑｲﾚノ { }
. { ' ヽ V ﾚ' i /グ" /ｲjﾍ | Vﾍ 違法改造のエアガン、か?
} ､ ＼γ㍉､ ' ／ｲｲ | ﾄ､℡､_ 子供の玩具にしては、
〈 } | ､_Уｿ ｡ｭ､ ､ / |｜ .}＼ﾐx三ュ､ 大した破壊力だ。
iく i ､ミtｭ| i ｸ反ﾀ ’ l } λ 寸xjr‐‐-｡
|i ヽ{ ｀ｰ‐℡::|r":::::.. ヽ ' _ _,. |ｲ l |＼,｡イ , 彡ﾆ㍉､
ヾ} ﾄ､｀ ゝミtｭイ;;:::::::::::.... ,ｨ'ｲ | ､ヽ、 ｀ン"￣㍉`ﾏ
'´ ヽ}ーァ⌒¨ｰx､::::: ::::::... ヽ、＼ミう´::: ヽ ㌧ｰ一ァ'¨ ヽ
j ﾘ ヽ ｀≧会ﾐx - -' ｀¨´ ::: 入 ＼/ i .
/ , ﾍ ＼ } j ﾄﾊ＼ ／ 寸 ｀ｰ┴-､ }
/ /{ | , ／ﾉ /｜| }::::＼ γ´ ' 寸 ｀
￣＿＿＿￣―＝＝＝━＿＿＿￣― ＝＝ ￣￣￣ ――＿――＿＿―＿＿＿＿＿￣￣￣￣‐―
＿＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿――━━―￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿
―――――￣￣＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿―――￣￣￣￣￣￣￣＿＿＿＿＿＿￣￣￣￣￣＿＿
,ｲlllllllllllllllllllllllllllllllllllllll>
illlllllllllllllllllllllllllllUllllllllllllllllll
jllllllUllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll!
lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll, ＿/＼／＼/＼／|＿
: llllllllll广~~ﾞllllllllllllllll广ﾞ 'lllllllllllll ＼ ／
:|llllllllll 、 ,llllllllllllll、 _lllllllll ＜ まだだッ！ ＞
lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll ／ ＼
'ﾞlllllllllllllUllllllllllllllllllllllllllllllllllll´/:::::::ヽ ￣|／＼/＼/＼/￣
]llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllアｰ｀>:::::::::!
＿, -､ ＿ ,-､__llllllllllllllllllllllllllllllllllll :::::::::::::＼,ﾍ::|
__ ／⌒´ / ＞､ヽ---二二ニﾆ三＜:::::::::::::::::::::::::Y:::|
/ ! ／ r‐ ¨¨７ ∟仁!_:::::::::::::::::::::｀::::::::::::::::::::::∧}
／/ 〉⌒y { ﾋ─‐７ //㍉⊥:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::;'
/７´ ! ,ｲ! ∠ ゝ-イ / / ｀! ｀}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::{
| ヽ {W ! └─ﾝ / ＿ / |_ |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::|
＼_＼ヽ ＼／ _/ ￣ ヽ ¨卞─────､---ｲ::::::;'
｀ーY乏二二/＿＿＿＿＿!___ ├-::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::::/
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/:／ - ￣ ハ ` ‐ ､ヽ !,
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／ｰ-､／､_ :／ ', i i,.ﾍ ', ヽ:i| .f´￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ ｀ヽ
r―´ ´ ／ i /: ト ､ i:ﾍ | 遅いな
ノ ﾍ | ,.ｨ i `ー ､ i _乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_ ノ
i ,.イ / ﾊi,|//| i `
/ i ﾊ i / i|`ー- |
'i i ﾊ ト! ｨ:ﾊ i ハ ﾉｲ / i
ﾊ/| |iL__V`'くﾊﾊ |ｲハ :i
/ V＼ﾄ卞乏`ﾐヾ` ー-=≠―| ./
／ | :ﾄ､ゞ､:.:.:´彡 i えzｩ‐ラ/:/ /
／ :/| /iト-=;,;_i' ` ‘/ｲi ｲ ／
- ´ / :/ | i :ﾍヾ､;,/ ／ｲ//ｲ |ﾊ
/ /,.ｲ :/ :||;ﾍ=:{ ＿`´_ ／ｲ|i | i
／ .:ﾉ´./:/ |:|:i,:＼{ `ー- ` ,.ｲ: `| i | i
／_ -／ // /:|:i:',: ＼ ` ,. イi;:/:. | l ﾄ､
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ビシッ
＿.. :::=＝ﾆ>⌒ヽ
／／ / . ! _人_／／／ ＿＿＿
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/ ./ ｌ } } ﾊ （ ／/ ノ弋' l l
{ { l└1 .} （ ／ __ 二 ＼＿ l l
', ', ---| { ｜.Y⌒ （ く ／ヽ } !
＼二二ハ `ｰ┴‐┐ ./＼_) ィ ＞-┬1 !
,. --―‐" | 下二ニニ__. ヽ, Y〈 { / V /
`ト----‐く‐┘ ヽﾉ ヽ. 〈 ∨ __
. ｀ ￣￣´ ＼ﾉ＼_） ￣
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ヽ` ´/r}-‐ｫ '
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`ｰ､シ::i_)ヽ/ ヽ､ﾉ|ノ´
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_ -‐ ー _ ﾄ,─--.....、 ! /
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､_ﾉ ＼ j＼_）ー-- ｨ ／ ヽ、 :::::ﾚ
｀~ / 人 ヽ ::::::|
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[ Ⅵ7| u ﾊ ::j ,
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jllllllUllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll!
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'ﾞlllllllllllllUllllllllllllllllllllllllllllllllllll´/:::::::ヽ ￣|／＼/＼/＼/￣
]llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllアｰ｀>:::::::::!
＿, -､ ＿ ,-､__llllllllllllllllllllllllllllllllllll :::::::::::::＼,ﾍ::|
／ 丿 ／ j { /⌒ヽｨ公ｘ ＼＿ﾉ
／ ／ / / ,.イい八! } く
／ / / / / -|‐=＝ト ﾉｲイ ﾉ ,ハ
く } ﾉ { 〃l /｛. 斗=ミヾ::::） .:⌒メ ｊ| イ ﾄ こういうとき、
} 厶イ八八{ 八{ ＞ｾヅ`仁7 ｨゼド刈 }ﾊ ﾊﾉ
ﾉ { ｛ ィ个ﾆ≧＝彡ﾆ/ { ー= ﾘ ﾉ厶イ 気の利いた台詞でも
（ ∧, -ﾍ |ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ,′ ∨ イイ /
. ' { く ! ├=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ｛ , / 仏ｨ′ 投げつけてやりたいところだが……
i l 人 (l 卜ﾆﾆﾆﾆﾆｒ‐┘ __ ﾉハ|
| l ヽ.| 八ﾆﾆﾆﾆ=┤ ∠二〕 / ｜ フム、非独創的で 済まない。
| | l| | トヽﾆﾆﾆﾆゝ ｀こ ﾟ′ /l |
| | l| | | ＼ﾆﾆﾆﾆﾆ} ﾌ /⌒' ﾉ
| | l| | | `ト ﾆﾆ=} ｲ / .ｲﾄ､
| ｜ 从 ｜! { ≧=‐-ｒ=彡' ｉ / !{ !＼
ﾉ ｊ .〃 | ﾄ､ ｒ‐ ミ｜i { |,' 川 ! ＼
／ 〃 | | ＼ ∧ Ⅵ { | 〃从 ヽ、
／ {{ ﾉ | ヽ /∧ ∨￣￣￣｀ヽ'ハ )＼
ﾉ ( ﾄ､ ∨/.ハ | /￣￣ Ⅵ} ' ＼
:. {z=＝ゝ｀､'´三 彡､_ ﾘ} ／ /' .| !
ヽ＼ 八三 三 三 三 三{ ァ'´￣彡´｀:' ＜ .j / / 「Ｘ」よ。
三｀ー≦ 彡 'ﾞ´￣ 三ヽ､三 ／ ,ｲ 'ﾞ/ '彡
三 ＞'´ 三 三 三 ﾐ､ヾﾊ ´ ＞'´z=＝＝＝＝=ミ彡 イ チェックメイトだ。
三 三 三≧=＝＝=ミ､ 三 了 z彡'´ ,.:＝ﾐ､ ｀ヾ＜__,
三 ＞'ﾞ´ , -=-､ _ z}= 三 ヾ:::::.. ー=＝＝==等z斗 ｀≧彡
≧彡' {{ {比'ﾞ´ 三 三{ ＼:::... ｀ーﾐｵ'´
ゞミ:.､＿ ,..:＜ 三 三 三 ｲ,' ｀ﾞ' ・
:＼ 三 三 三 三 三 三, ､＿＿_彡'
ヾ ｀ 三 三 三 三 彡'´.
＼三 三 三 三彡'.:::::::,' ー=＝彡
｀ー- ＝=-三 三{´_.::::::::}､ __ _
ミ＝=- 三 三 三彡.:::::ﾊ:::., ｀ヽ
＞ー三 三 ／.:::::::::::::::八:::::., r.､
三 三 三 /.::::::::::::::::::::::::::ヽヽ; ヾ'
Ｕ
, -‐/: : : : : ヽ､ ,ｨ: : : : : :､ヽ そんな
く l': :（●）: |. ＼ ／ |: :（●）:::l >
＼ ヽ,: :'''': :,ﾘ,,,,,,/ /.,,,,,,,|: : :''''' : ﾘ／
ミ三二ニ二彡 ヾﾐﾐ三三ニ彡' 完全に油断していたと思ったのに
Ｕ
Ｕ
/ ./ヾゝi|i///} ＼
| i ./ , /、＼ ||///;| , } ＼
/ , | | , /| ./;. /／| / ｝
｛,、 / . | || .|| |/;;;;|/::: " | /i /
| .ﾄ、 | |.|.|.ヽ|ー―- 、 ＿__|_./_.| | i ＼
＼| . ﾄ 、. | ﾘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ´ .|/ /／| ｜ 、 ）
| /＼ .| ＼|__,. =＝=.._;;;;;;;; ＿＿＿" /／| /ヽ/ なかなかの素質だ。
/{ b,. ｿ＼从;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ｨ (。) ヽ ." / , / 私の緊張が緩んで見えた瞬間を
/ ＼{ ＼＼|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ⌒"'ー｡ / .／ ／| 狙うとはな。大したものだ。
／{ |＼ ミ=‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / ‐=彡" /／| ｜
. ／ |i | ソ;;;;;;;;;;;;;;;;;; 、 , ／ .／|ノ .|. |
／ ／|i | ∧;;;;;;;;;;; ‐=彡／ .|| | |
( ´ .| | ' ∧;;;;;;;; ー- ..,,____ , / |.| |. |
ゝ .| | .| ;;;;;;;;; __ ￣ ／ | | | .|
/ .i| | | | ＼;;;; ／/ .| .| ﾄ.、|＼
{ |.| | | | ＼ "// i | | | ＼ ＼
| / | | | | 、 ,,.. '" /| { | | | ﾄ、 .＼ ＼
./ / || | | | ｀ ´ / | | ﾉ | | | .＼ ＼ ＼
彡| | |从 | /三三 三 ヾミ＝-==彡イ ゞミﾍｚ=＝＝彡'´: : : : : : : : : / /
人 ﾘ }､:ヾ! |≧‐>=．..,,__三 三 ﾐ:.､ヾー::::., ,ﾉー=＝'´ __,,.. z≦､: : :／ ,ｲ /
/ //:､ | ﾊ ＼ 从￣ヽ. 弋 ・ テﾐ-ﾐヾ::.彡ー ｲ: : : : :::＞'弋 ・ ノ ,.ｲ,.:彡'´/ ,:':
,' ヽ{ ∧ ミ:､ミ=三｀二二二二二´{ /ｲ:ﾍ 彳: : : : ー￣￣￣￣: :-=彡'.,:',.':::::
// , |ゝ'ﾍ＼｀ヽミ:､ 三 三 三 三ｿ´ |: : : : : : : : :.､_ : : : /,::::::::::
/ / .:: !| |∧ ヾ:､ミ 三 三 三 ≧'ﾞ ｜: : : : : : ,: : : : ::´::::::::::::
ｲ,: ＞'ﾘ ! ﾑ＼｀ﾐ:､ 三 三 三ｲ !: : : : : : : :. ,..::::::::::::::::::::::::::::::: しかし甘い。筋肉の弛緩も、
彡' | .| | ﾑ ヽ三 三 三 三} i||i! |: : : : : : : : . ,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::: 気の緩みも、偽装できる。
. | ! ! ﾑ ヾ 三 三 三ｿ´ il|||li|: : : : : : :: :::..,.:':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
|i | ﾊ＼ミ:､三 三{ ,ゝ--<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : : ;
| i | .ヽ.ﾞ三 三| _ : ｀::::::ﾁ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : ::'
i |i | | |ﾍ三 三!イゝミ．..,＿＿＿＿＿__ ,.:｀ ヽ::::::::::::::::::::::::::::::, :.,:/
| |! :. ｜ ! ﾍ三三}_ ｀ ｡｀ー-----‐ ´彡'´.:::::::::::::::::::::::::::::::::, ;:, ,
| | ｜: ｜. ＼三ﾘ ｀ ー― ´. : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, 〃 ,;
| | | !.: : ! ＼ '´: : : : : : :: :: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,' / ,:'
| i| | i｜ | ＼ j : : : : ::: ::::::::::::::::::::,' ,: ,:
| |i | | ! ｀ . . : : : : : : :: :: ::: :::::::::::::::::, ,' ,
| ! !::｜ ｀ ｰ―. : : : :: ::: ::::::::::::::::::::::::::::, , ,
Ｕ
, -‐/: : : : : ヽ､ ,ｨ: : : : : :､ヽ
く l': :（●）: |. ＼ ／ |: :（●）:::l > なぜ、今襲いかかると、予想できた……！
＼ ヽ,: :'''': :,ﾘ,,,,,,/ /.,,,,,,,|: : :''''' : ﾘ／
ミ三二ニ二彡 ヾﾐﾐ三三ニ彡'
Ｕ
Ｕ
ｚ-へ へ へー-
ノ￣i┴ ／- // ＼
＜ ／ i V／l ＼＼l
/ / / / l l ＼ゝ
/ /〈〉 l/ / ∧ l ＼ l ＼＼
/ l / l l 彳＼V／丨丿( ヽ＼ ＼
l ／ .l l トiｲ l ＼／ヽ＼ ) l ト 今の瞬間しかないからだよ。
/ / l ｌ ｌ∧ i ｌi ﾚﾊ. /人 ｌ 丿 〉
l ﾊ r ー-ii-､＼ ,,-ーll-､l/l l／ Ｘ、 おまえの目から見て、
l l l i L-〒Tァ= , ｯtTｩ､/ｌ ） / 私が油断すると思われるだろう一瞬ーーー
＼ヽ ヾ丶=~" . ｌ "~.／レｲ l
/ l､≡三ｲ l ７ ｲ l l
/ l ヾ ミ》 .- ・ /l l l
/l l l ﾇ ﾐゞ ｬ-＝ュ〟. / l l l l
l l l l l ＼ .ゞ≡＼＼/＼ l l l l＼
/ l l l l＼l ＼ ゾ＼㍉ { l lヽ ＼
／. l l l＼ .ヽ. . ゝ- < lヘヽ_l＼ｌ ｌヽヾ ＼
r .l l /. l .l ＼ ＼, ＼ l l l l . l ｌ＼＼ l＼
r ー/ l ヽ＼ ＼, ト＼ l . .ｌ . ｌﾞ ﾞ ﾞヘｰーヾﾐｰﾐ
⌒／ / ｌ, l ヽ Ｌ,, . ＼l l l ｌ //三二＝彳
,,/ / r ヘ＼,, l ＼ ,,） ｌ . ＼＼l / ll / ∥
/ / 《 / く,, l ｌ,, ／＼ ＼ ＼ .ll ll .∥
/ / 《 / ,L A ＼ｌ,, ＼ ＼. l ＼ ゞ .> ll ll＼∥
_ ノ .:.:.:l { ＼、. . . :ヾﾍ:.:.:.:.:.:.:｀ヽ:.:.:.:.:.:／:.: ／:./:/:
ｊ j! .:.:八:ヾ:.:.:.:ヾ､、 ﾍ. . : : :.:.:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i―-､:. ／:.:.:/:/:::
〈 .:.}{ .:.:.{ ｝ :ハ: ）｀ヾヾヾ. .:.:.:.:j!:.:.:.:.:.:. 、Y⌒ヽヽ :.:.::/:/::::::
ﾉ .:.:.:.:.ヽハ ｛イ-ｰｊノ ｊソ ｊ:.:.:.:/!|:.:.:.:.:i､:.:!ｿこ｝ } ｝／:/:::::::::
Ｘの容疑者全員が γｲl| .:.:.:.:.:.:.{i!i! ｒュ=＝ァイ:/ Ⅵ:.:./:.:ﾝl｀ヽ/ ,ﾉ :.:/:::::::::::
外にいるのなら、 ノ小从 .:.:.:.Ⅶ､ ｲヾｿ'′ ’/ /:.／:.:.|!:.:l: 人 /:.:./::::::::::::/
この周辺は安全と ハヽｿ:.:ﾊﾈｊ｝ /イ : /:.:|!:.:.l いｿ/:.:./::::::::::::/
判断するだろう瞬間だ。 （ {｛ Ｖ ／// :.:.|!:.:.:l ,イ彡′ ::::::/
/ ／／ｲi .:.:.:|!:.:.:.l j/ 'ﾍ::::::::::::/
/_ .....:.:.:.:.. //:|:.| :.|!:.:.:.:ｌ二二ﾍ从ｿ
｀ヾ; __＿ ノ // |.:| .:|!:.:.:.:.!二二ニヾ、
. /7 └彡::::: ´ /′ |:.ｌ :.|!:.:.:.:.l三三ニﾆ=＼
ｉｌ.､ / ﾊ _＿ _ ハ ;;; ｲ.:! .:|!:.:.:.:.:!三三三ニﾆ=
ij i /ノ:/__..:.:.:.:.:.::::::ヽ . . : :／ :∧ ／/i . : :,.:.:.:.:.:.l三三三ニﾆ=
. l＿:l_/ /:::::ヾヽ:／:）:ノ ／: : ／ ://ﾊ､__ _ ...ィ////. . : , :.:.:.:.:.:i三三三ニﾆ=
::::::::::::::/ /::::::::ﾉ／-イ /: : ／ ／∠二二ヽ////////. . : : .:.:.:.:.:.:∧三三三ニﾆ=
::::::::: / :/:´ ／ ／ ィこ> / /.:.:.:.:/:γ三ヾ､ ::://////／ ／/ .:.:.:.:.:.:/:.∧三三三ニﾆ=
￣l_/ .:j .／ ／ ／ .／ / /.:.:.:.:/ ::{｛：：：｝}: /////／ ／ /:.:.:.:.:.:.:/:./:.∧三三三ニﾆ=
,ｒ― 、
／￣ 丶＼
/ / _. -―- .ゝ、
／ ´ ／ , , ,/ ＼
/ / ／,./ 从;(从(,ﾍvｹﾊ
{ /./ ._( (（ (ー來ﾊ j从ﾊ
| / { {cj.゛゛|从ミ赱､`''' .jﾉ .}
|. {i | ｿ /jﾉミミミミ （;; /
/ .!i | / /j ミミミ , ）ノ 重ねて言う。大したものだ。この私も、
ノ , ソ ∧ ミミ ゞゝ丿 やらない夫先生に教えてもらうまでは
／ ／ ／ ,イ ＼ミ ／ | すっかり騙されていたよ。
{ ／ / /__| ＞ イ |--――--- 、
／ ゝ _,. -/ /ミ. |i |
_,. -'''" / /|ミ. |i |
/ / .| |i |
. / ./｛ { , 人､ ＼
/ ( | ＼ミミ / ミ/／＼､ }
く { ) ｝ ＼ミ| ／ { |
} ! / ｀､レ´ ,. ヽ } ｒ――
.j从ﾉ ／ _,. ''' |/ {
／ ._,. ''' Ｏ /
, Ｏ ／ .／ /
／（ / ／ /
/ ヽ ｛／ Ｏ |
./ .| | Ｏ |
Ｕ
, -‐/: : : : : ヽ､ ,ｨ: : : : : :､ヽ
く l': :（●）: |. ＼ ／ |: :（●）:::l >
＼ ヽ,: :'''': :,ﾘ,,,,,,/ /.,,,,,,,|: : :''''' : ﾘ／ やらない夫……あんな冴えない男に……
ミ三二ニ二彡 ヾﾐﾐ三三ニ彡'
Ｕ
Ｕ
お前の負けだ。 rfﾑZZﾏﾑy､
観念して敗者らしく膝を折るがいい。 ,z-彡'彡ｲﾚﾊﾊﾊ｀}､
__Z〃,/ｲ_i_f``jxj_j_jj ゝ
Ｘ、いやーー ｲ{| l 《ﾐzaxj r:ta､ﾘｲ ）
. ﾊ yYﾙ'ミﾐﾐｿ ｣::.. 从ｲ
// ,ﾍ ／／∧ミﾐ ｰ==‐ ﾉﾉﾉ
| ﾚ'/ ／⌒ミﾆ彡／／／lヽﾐ ／//__
| ｲｿ （ (⌒ー -' ／∠＿｣ﾐ;;,.＞＜//∧.....ゝ-一辷ヽ
| ｲjﾄ､ j Y ｼ´＞':::::::::::::::::､＿_, 人 ﾍ...ヽ...〉...j.....丁.}､
＼ | }ミヽ､..... /..::::( i ﾊ {::::::::::::::::::::::::＼,,,, （彡辷ﾆ二⌒ｿ..........〉.〉
ﾄｲ__|:::::::::::::::::::::::::.................:::::::::::::::::/ 〆:::::::::::::::::::::::::::::::＼,,, ,,;;;;〉ｰﾐヽ ﾐ彡ヽ.∧
∨ |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ｲ〃⌒´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼）/::::::::::::ヾ､ （ ｿ／､
￣｀＞､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::） j ﾐヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ｿ::::::::::::::::::::） ､ヽ:::::::::ヽ､
｀＞､:::::::::::::::::::r=ﾆｲ ノ--一-､:::::::::::::::::o:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::人 ) Yﾌ,ｿ:::::::､
￣￣￣（ ( ｱ´ / ノ ＼::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾟ:::/ Z´ （ ,（::::::::::∧
Y{､ （ ｲ ´ j∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::f彡=一 ソﾊ､ノ::::::::::::::}
｀ヾ､ ゝvﾍ , ﾑ ∧::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾚﾌ⌒＜.....〉､:::::::::::::::/.
┌──────────────┐
│ ―― でっていう。 .....│
└──────────────┘
, ―､ ,─ ､
/ ─ Y ─ ヽ
/ / Υ ヽ ヽ
/ ヽ○ ,人,○ﾉ ヽ
／::::::::: ´￣｀´￣｀ :::::::: ＼
／ 、 , ＼
| ―｝ ＿＿＿＿__｛─ |
| ' |＿＿＿＿_| ヽ ｜
| | | |
＼ ／
＼ ／
／ ＼
／ ＼
┌───────────────────────────┐
│ 第十一話「Xの名は」終わり 第十二話「種明かし」へ続く .│
└───────────────────────────┘
＜余談＞
＿＿
':::::::::::::｀ .
/:: ::::::::::::::::::::: ヽ
.i :: :::::::::::::::::::::::::::::::i というわけで
{ :: ::::::::::::::::::::: ::::::: ! Ｘの正体、判明です。
', <●>:::::::::::::::: ::
l :::::::::::::::::::::
/⌒ヽ ﾍ ::::::::::::::::! /⌒i
＼ ＼ ＞,､ __:::::::::::イ /:::::/
. ＼ :::::::::::::::::::::::::/ :
＼ :::::::::::::::/:::ノ
＿＿
':::::::::::::｀ . スレ主にとっては、
/:: ::::::::::::::::::::: ヽ 第一話からここまで、かなりスリリングな時間でした。
.i :: :::::::::::::::::::::::::::::::i
{ :: ::::::::::::::::::::: ::::::: ! だいぶ前から手がかりを配置しているので、
', <ー>:::::::::::::::: :: 早いうちに言い当てられたらどうしようとか、
l :::::::::::::::::::::
/⌒ヽ ﾍ ::::::::::::::::! /⌒i 逆に誰も見てくれなかったらどうしようとか……
＼ ＼ ＞,､ __:::::::::::イ /:::::/
. ＼ :::::::::::::::::::::::::/ :
＼ :::::::::::::::/:::ノ
＿＿
':::::::::::::｀ . 読み返していただくと分かりますが、
/:: ::::::::::::::::::::: ヽ 実はかなり早い段階で鋭い指摘を投下されている
.i :: :::::::::::::::::::::::::::::::i 方もいらっしゃいます。
{ :: ::::::::::::::::::::: ::::::: !
', <●>:::::::::::::::: :: ひょっとして、しばらく真相を黙っていてくれたのかも。
l ､_,､_ ::::::::::::
/⌒ヽ ﾍ ::::::::::::::::! /⌒i ともかく大勢の方に推理を愉しんでいただいたようで何よりでした。
＼ ＼ ＞,､ __:::::::::::イ /:::::/
. ＼ :::::::::::::::::::::::::/ :
＼ :::::::::::::::/:::ノ
＿＿
':::::::::::::｀ . スレ主が確認した限りでは、
/:: ::::::::::::::::::::: ヽ
.i :: ::::::U:::::::::::::::::::::i 一番早い段階で でっていう＝Ｘ
{ :: ::::::::::::::::::U::::::: ! の可能性に言及しているのは、
', <●>:::::::::::::::: :: １スレ目 396の方ですね。 （三話終了時）
l ､_,､_ ::::::::::::
ﾍ ::::::::::::::::!
＞,､ __:::::::::::イ
396 名前：<(_ _)> ◆◇ 平 成 → 令 和 ◇◆ <(_ _)>[sage] 投稿日：2019/05/05(日) 09:16:07 ID:w3uLLtpo [1/3]
やっと容疑者の名前とプロフィールが揃ったと思ったらもう二人退場したｗ
と思ったけど、でっていうはまだXである可能性は残ってる？
＿＿
':::::::::::::｀ . すげえぜ……
/:: ::::::::::::::::::::: ヽ
.i :: ::::::U:::::::::::::::::::::i
{ :: ::::::::::::::::::U::::::: !
', <●>:::::::::::::::: ::
l ､_,､_ ::::::::::::
ﾍ ::::::::::::::::!
＞,､ __:::::::::::イ
＿＿ 第十話後の時点で、
':::::::::::::｀ . まとめサイトや
/:: ::::::::::::::::::::: ヽ コメントの中でも、でっていうを疑っている人はそれなりに
.i :: :::::::::::::::::::::::::::::::i いた様子……
{ :: ::::::::::::::::::::: ::::::: ! ＼人_人,_从人_人_人,_从,人_从人_人_人,_从,人／
', <ー>::::::::U::::::: :: ） べ、別に悔しくないんだからねッ！ （
l ::::::::::::::::::::: ／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ﾍ
/⌒ヽ ﾍ ::::::::::::::::! /⌒i
＼ ＼ ＞,､ __:::::::::::イ /:::::/
. ＼ :::::::::::::::::::::::::/ :
＼ :::::::::::::::/:::ノ
┌─────────────┐
│ 次回は説明編 .│
└─────────────┘
┌──────────────────────┐
│ どうやってＸを特定したか、等を ....│
│ やらない夫が得意げに説明します。 │
└──────────────────────┘
＼人_人,_从人_人_人,_从,人_从人_人_人,_从,人／
） 決め台詞 用意しとこうかな （
／⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒ﾍ
(ヽ三/) ）） _人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__
( i))) __,ﾉ （
／￣￣＼ ＼ ）. じっちゃんの名にかけて （
／ _ノ ＼ ） ｿ. 灰色の脳細胞が犯人を示した…… （
| （ ＞）（＜） ﾉ. （
. | ///（__人__） ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } _人__人__人__人__人__人__人__人__
. ヽ } __,ﾉ （
ヽ ノ ）. この犯罪は （
⊂ヽ γ く ｿ. 美しくない！ （
i !ｌ ノ ﾉ | ﾉ. （
⊂ｃノ´| ｜ ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒
＿＿＿＿| 〉
＿＿＞ ―＜
＞ ／ / ＼ （色々混ざってる……）
／ / / ＼＿
／ / ／|/ く⌒
￣/ ｜＼＿ ､_|_／ ＼
. / /｜/＿,,| 八Λ| | ＼厂
/ / ┬─| | /──|／ | く
￣| 八/V;;;;ﾉΛ/ Ｖ;;;;ノ Λ| 乙
|/| 〈 ￣ ￣ ｕ|/[||┘
|ィ个=-- ´ ┬=≦ﾆ〉
|ノ〈ニニニニニ〈
. ／〉ニニニ／￣ ＼
／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.|
明日 6/2(日） 二十二時から投下予定です。
悪そうな奴が犯人でよかった(小並感)
正直最初から推理する気無かった俺が言うのもなんだけど
当たった人おめでとう
盛大に外した！く、悔しくなんかないんだからねっ
ドラマチックではない人生という独白からつかさだと思ってたが、見事に外したわ
ヘングレみたいな警備員がシュッと出てくると思っていたよ
Xはつかさだと思ってましたｗ
でっていうだとは思ったけど、花山≠Ｘと言える部分が見つからなかったな
花山の場合、校長が油断しなくとも普通に勝てただろうし
でっていうに認識者らしい素振りがなかったので、多分花山はＸではないと思ったけど除外しきれなかった
裏がもっとあると思い込んだら素直に犯人だった……(言い訳
しかし、でっていうがXってことは周回中の殺人は練習兼警備員分散のための試行錯誤だったんだな
疑うのは簡単だけど、特定するのは難しいよね
やらない夫の推理を楽しみにしてます
裏の裏まで読んで、でっていうが認識者の共犯者でつかさがｘだと思ってたのにｗ
メタ推理と消去法で何とか分かったけど
登場人物の立場で、論理的に根拠を探すのは無理でしたわ
Xの独白で、したらば高校に入学してから〜ってのがあったから、X＝学生ってことで、一応除外できなくもないぜ。
まあ、花山が元したらば高校生って可能性もなくはないけど、その辺は言い出したらキリがないかな
予想当たって嬉しい
やらない夫視点だとなでしこが認識者じゃないと判断したのはやっぱ電話の件かね
Xは絞りきれないけど今回の挑発に乗る必要あったのはでっていうくらいだから巻き戻された時に確定したって感じかな
他の人なら別の機会を狙うこともできるから全員が動きそうな今回はスルーした方がいいけどでっていうだけは後がなかった
今までのシーン見返して分かったこと分からなかったことあるけど、おとなしく答え合わせを待つことにします
でっていうがXだったかー
なでしこ非認識者がバレたら絶対にでっていうも疑われるし、死体隠蔽も調べられて警察に捕まるのは免れない
Ｘが他のキャラなら、週１の校長１人勤務が本当なら別の機会を待ってもいい
かがみかつかさがＸならもう１人が一緒にいる今回はやりにくいし、花山Ｘでも認識者が集まる今回はやりづらい
予想してた人たちすげえな
>>791
メタ推理になるがなでしこはあまりにも「怪しすぎた」
だからこそ犯人になるなら他の人間と考えられて可能性を消していくと
でっていうが浮かび上がってくる
あの周回で姿を見せたから「犯人だと不利にしかならない行動」としか判定しなかったのが仇になったぜ…
でっていう犯人当てた人みんな凄いな
でっていうとは思ってなかったわー
正解率がほどほどの謎解きこそ理想的な塩梅、素晴らしい
これから説明ある？(´・ω・`)
2周目以降に毎回かわすようにしてたなら確信は持てない
この反応からするとこの瞬間までやらない夫が認識者やXである可能性自体予想してなかったようにしか見えんで(´・ω・`)
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1556288411/168
決め台詞か
「全ての情報を正しい位置へ…説明できない情報があれば、それは推論の方が間違っているのです」
エラリークイーンのセリフだけど好きだ
「そうか、アンタも（やっぱり）そうだったか」
というニュアンスだとすれば、別に不自然じゃないと思うけど。
「そうかな、と思っていたが、違う可能性もあるかもしれない、と思っていたところで、
確定した場合の反応」にも見える。
確かに、あのまま認識者の中に混じっていてもやりようはあったな
ただそのせいで、時間のできたカドック、柊姉妹、やらない夫とダディの連係プレイで、鵺が見つかって爆発が阻止された
でっていうは５時から６時の間に騙してなでしこに協力促しておいたんだろう
なでしこは巧みに誘導されていたということか。
正義漢の強そうななでしこにそれとなく以前から相談してて
視聴覚室に集まったのもいまから自分を脅迫した奴らが来るから助けてくれと
頼んだとかかもしれない
予定通り、 ２２時から投下します。
今回は長目です。
それでは投下します。
やらない夫でタイムリープ＋犯人当て
時間を巻き戻しできる能力を手に入れた「X」の目論見を
阻止したやらない夫たちの物語です。
まとめサイト
嗚呼！ やる夫道 様 ttp://gokumonan.blog87.fc2.com/
暇な時にやる夫まとめ 様 ttp://himanatokiniyaruo.com/
やる夫が人生でいいじゃない 様 ttp://yaruoislife.jp/
第12話 「種明かし」
┌────────────────┐
│ 二千十八年六月一日午前七時 .....│
└────────────────┘
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:::::::::::::::::::::::|￣|三|￣￣￣|＼:::::::::::::::::::::::
TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTヽ
￣￣￣￣￣|￣|ヽ￣￣￣￣￣￣￣￣￣|＼iヽ
|￣||￣| | | | |￣||￣| |￣||￣| .| ＼iヽ::::::::
|＿||＿| | | | |＿||＿| |＿||＿| .| ＼i::::::::::::::::::::::::
＿＿＿＿＿| | |＿＿＿＿＿＿＿＿r-､＿ |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
＿＿＿＿＿| rl''lﾞｌ,＼ .r┐ ／ .| l ﾄ､ |:::::::::::::::::::::::::::::::::_,,-'~''^'-^ﾞ-､::::::::
|￣||￣| | l i l ｌ .l.＼r'|o|'ｭ／ .|__| l l |＿＿＿＿ ノ:::::::::::::::::::::::::::ﾞ-_::::::::
|＿||＿| | l l_l_| ..| [〔,ﾞ-､〕] | l_l | ..|＼ i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::i
＿＿＿＿＿| ｌ＿_|＿,ｌ ﾞi_l,|,|,l,オ__ >‐l――.| |LlLl LlL | i:::::::::::::::::::;;;;;;::::__,,-''~i､
＿＿＿＿＿| l /_,//ニl/-―ｌ,/―ｌ'‐ '| |:| | |======= | ゞ:::::::::::::::::::::::|.レ／:::::::i
|￣||￣| | .l | | l__ .ｌﾆｌ >--| || |:| | |LlLl LlL | ヾ_:::::::::::_,,-''ｿ／::::::::::;/
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|￣|l＿,,`'‐_ｌ iニl |l`ll'ｲ .|＿___,l |======= | | |i:|
￣￣￣￣￣￣| / /`'V |. .ｌＯl |l=iﾚ l＿＿,l￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
┌───────────────────────┐
│ 現在、不発弾の撤去作業中です。 ..│
│ この区域への立ち入りを禁じます。 │
│ 閉鎖解除予定時刻はーーー │
│ │
│ ＿＿|＿ ま ご .....│
│ ,┤ .│
│. し 安 ﾝ こ 迷 .....│
│ ば 全 ＿ │
│ ら. 第 ＿/__l_ と 惑 .....│
│ く 一 （_ノ 丿 .│
│ の で に を │
│ 間 作 ─┼‐ ..│
│ 業 ─┼ ‐ か .....│
│ お 中 （￣ﾉ＼ .....│
│ 許 で ￣ け .....│
│. し す ‐┼‐┼‐ │
│ 下 | ´ て ..│
│ さ ￣￣ ......│
│ い ／ ...│
│ / .│
│ /⌒ヽノ ／| │
│ ﾄ､ ／: : | │
│ |: :＼ ／ : : : :| ＿,.. :-ｧ │
│ |: : : :∨: : : : : :└ '"´ : : : : / ..│
│ |: : : : : : : : : : : : : : : : : : :./ .│
│ ＼┘: : : : : : : : : : : : : : : : :.:.:/ ...│
│ ゝ/´ヽ: : : : : : : : : : : ,ﾍ: :/ │
│ ＿／＼ 〉,、: : : : : : : :〈 .〉: ￣マ ...│
│ , '´ ヽ. ∨│∨!.: : :／l: :'ｰ'.: :／ .│
│ ／ '. !: :l ヽ､'.: :/〃|: : ,.ィ´＞ .│
│ / '. ﾄ､! ､__,∨､＿,!/ｰ'´ .│
│ l. l | ｀＞-､_,.-‐ｧ' } .│
│ | | |/ ,○ニﾆ/ ﾄ､ .....│
│ ヽ. ,-､ __ ! ｌ /〉|＿_,/＿_,|-ﾍ ......│
│. ＼/ !_/ リ 人/ ＞'´｀ー一ﾍ ∧ ..│
│ 〈＿/-! k.／／ | |｀¨¨¨¨¨´;| ∧ ...│
│ ｀ｰ'¨ / } 〉 r‐､__,.... ! | ...│
│ ＼＿__1_/!｀¨/1! /__／ │
│ ｣＿[｀ｰ'¨┴'¨{ ..│
│ r‐'´.: : : : :1 |｀ー'´＼ ......│
│ ＼＿＿／ ＼.: : : : :三1 .....│
│ ｀ー―一' .│
└───────────────────────┘
/＼＿＿_／ヽ
／二二二二二二＼
|（●）, ､（●）､.:|
| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::| それじゃあ、一応使っておきますね。
| ｀ﾄｪｪｪｲ ' .::::::::| 能力を。
＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／
, ,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.
:. | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
. | ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |.｜
ｚ-へ へ へー-
ノ￣i┴ ／- // ＼
＜ ／ i V／l ＼＼l
/ / / / l l ＼ゝ
/ /〈〉 l/ / ∧ l ＼ l ＼＼
/ l / l l 彳＼V／丨丿( ヽ＼ ＼
l ／ .l l トiｲ l ＼／ヽ＼ ) l ト
/ / l ｌ ｌ∧ i ｌi ﾚﾊ. /人 ｌ 丿 〉 そうだな。処理班がミスを犯すとは思えないが、
l ﾊ r ー-ii-､＼ ,,-ーll-､l/l l／ 万が一のために。
l l l i L-〒Tァ= , ｯtTｩ､/ｌ ） /
＼ヽ ヾ丶=~" . ｌ "~.／レｲ l
/ l､≡三ｲ l ７ ｲ l l
/ l ヾ ミ》 .- ・ /l l l
/l l l ﾇ ﾐゞ ｬ-＝ュ〟. / l l l l
l l l l l ＼ .ゞ≡＼＼/＼ l l l l＼
/ l l l l＼l ＼ ゾ＼㍉ { l lヽ ＼
／. l l l＼ .ヽ. . ゝ- < lヘヽ_l＼ｌ ｌヽヾ ＼
r .l l /. l .l ＼ ＼, ＼ l l l l . l ｌ＼＼ l＼
r ー/ l ヽ＼ ＼, ト＼ l . .ｌ . ｌﾞ ﾞ ﾞヘｰーヾﾐｰﾐ
私が殺す。私が生かす。
――我は放つ光の白刃 自壊せよロンダニーニの黒犬 私が傷つけ私が癒す。
ｍ ｎ _∩ ∩_ ｎ
/＼＿＿_／ヽ ⊂二⌒ __） /＼＿＿_／ヽ （ _⌒二⊃ /＼＿＿_／ヽ
／:::::::'''''' ''''''＼ ＼ ＼ ／:::::::'''''' ''''''＼ ／ ／ ／:::::::'''''' ''''''＼
|::, （●）, ､（●）| ＼ ＼ .|::, （●）, ､（●）| ／ ／ .|::, （●）, ､（●）|
|::::. ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, | ＼ ＼|::::. ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, |／ ／ |::::. ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, | _ _ _ _ ___
|:::::::. ´ﾄｪｪｪｲ｀ | ＼ |:::::::. ´ﾄｪｪｪｲ｀ | ／ |:::::::. ´ﾄｪｪｪｲ｀ | / ﾉﾉﾉ/ / ﾉﾉﾉ
<'l^l^ﾚ'ヽ＼:::::. |,ｒ-ｒ-| ／ lｿ＾'> ＼＼:::::::. |,ｒ-ｒ-| ／／ ＼:::::. |,ｒ-ｒ-| ／/ ﾉ ノ ﾉ
〉 /￣⌒｀ｰ―｀ﾆﾆ´‐´⌒￣ _ら ＼｀ｰ―｀ﾆﾆ´‐´ ／ ( ｀￣￣￣￣￣￣ ⌒つと⌒ ）
（ ⌒つ_,,-ヽ ・ ・ l― ''" ヽ ・ ・ ヽ ヽ ー――――ヽ￣￣ ￣￣
￣￣ ヽ | ヽ ヽ . ヽ
.........._
／´ ヽ
/０ .',
{o
': /
ヽ､_＿_,.,／
∩
⊂二⌒ __） /＼＿＿_／＼ もし爆発しても、被害がでないようになれーーー
＼ ＼ ／ ⌒ ⌒ ::: ＼ そおい！
＼ ＼ | （●）, 、（●）、 |
＼ ＼ | ,,ノ(、_, )ヽ、,, :|
＼ .| ト‐＝‐ｧ' .::::|
＼＼ ｀ニニ´ .:::／
＼｀ー‐--‐‐―´´＼
/ .;:/＼ ＼
/ ・ ・.:;/ ＼ ＼
/ ..;:;/ ＼ ＼
/ ..:;:;/ ＼ ＼
_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人人_ .
ﾉ (,,__
）. ナントカカントカ パトローナム (
ﾉ. .(,
⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒ＹＹ⌒
｡+･☆*･+｡ﾟ*☆･+｡*
。*'･`ﾟ `・* 。
*ﾟ *｡
｡*' /＼＿＿_／ヽ `*。
+｡ ／'''''' '''''':::::::＼ ☆
☆,､＿ |（●）, ､（●）､.:| +ﾟ
∠|] ＼| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::| *｡
＼ ` ｀ﾄｴｴｴｲ ' .:::::| +ﾟ
＼l ＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／ :::` *ﾟ
。*･ﾟ ` 、ヽ,,-‐、i' ／ V :::::::::::☆
｡ ☆ ヽ. ア介ー-､＞:::::::::::::::::*`:.
,* ,､＿＿ノ //| | ヽ:::::::ヽ*ﾟ::::::::::::ｉ
+ {[ / |_| ヽヽく｀ヽ ＼☆::ｉヽ:::::::::|
`*｡ {[ / ／＼ 人+ﾟヽ*`〉､::| ヽ:::|ﾟ+
☆ {[|／ / ＼☆｡+ﾟ＼`彳ｱヽ ヽ| ﾟ*
`・+。・+。-**ﾟ∨ ＼ｨ彡 `' ☆
〈＿／ミニミニ＝彡" *ﾟ
| | 。*`
| | 。☆+ﾟ
| | ｡*・' ﾟ
＿＿＿__
／ ＼
ｉ,-'´} ヽ
.,-' ,‐ｉ" _ノ ヽ､_ i （その呪文大丈夫か？）
./ //´l （ー） （ー） i
.l '- ' , l （__人___） i
l ,〈,' ｀⌒ ´ i
l ｉ ｉ ,i
/ / ｉヽ, /
.,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l )),
.l ＼ .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .ヽ
.l ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ ｉ,‐､ . / .｀‐､_
.l .ｉ l l l l l / ｀‐､_
.l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､_
/l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ
. ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ
. / .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ
／￣￣＼
／ _ノ ＼ ところで校長、本当にケガはないですか？
| （ ●）（●）
. | （__人__） あれしか思いつかなかったとはいえ、
| ｀ ⌒´ﾉ 最後に危ない真似をさせて申し訳なかっただろ。
. ｌ^l^lｎ }
. ヽ L }
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼
. / / -一'''''''ー-､.
人＿＿ﾉ (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
r┬｢￣ `>､
<圦 -─-くｰ=辷ｭ
__,イ/ /小 寸＼｀ヽ｀ヽ.
/ // 圦ｰ辷≦-= 寸 '.
爪/ｰ彡ヽハ ｀¨寸爪 大丈夫だ。あの程度ならアトラクションと変わらんよ。
/,' |｀V_} 〉 } ＼ ヽ Y小
ｲ/ ./ |´ .jﾑ斗-ミ辷 Y } |l ',
{ﾙ / イ抓....､ rｪｪｧﾙｲ ﾚﾊｲ圦 .',
圦{小{ミｫｪﾃﾐj ﾉｲ |ﾘ ',
| |ﾊ辷=Y ｲ .| ﾊ
| | 込三} ヽ . | l| 小
ﾘ | ＼} `こ¨´ , .| l| / ,小
' .| | ＼ ／ ﾘ l| ＼
/ ﾘ l ｨ|､｀¨´ ㌦/ lﾄ､ Y
./ / .レ==ｧﾐ{ / / ,l|ﾆﾄ､ |
ム=/ ﾘﾆ／¨ヾ} / / ,ﾘﾆ|==寸 弋
／￣￣＼
／ _ノ .ヽ、＼ 俺がもうちょっと早く
| （●）（●） | 手がかりに気付いていたら……
| （__人__） .|
| ｀ ⌒´ ﾉ 他にやりようもあったかもしれないのに、
. r─一'´￣`＜ヽ } 申し訳なかっただろ。
`ー‐ｧ , ) , -'~⌒ヽ、
. ノ {. ,ﾍ ,l. ゝ、_ .'ヽ).
. ／, ､ _ /. | . ', . .. .ヽ、
（／ / // / / ...| ...|＼..＼＼ ＼_)
/ // / / . . ＼_＼_)､_）
. ｰ' {_/ノ ."´
⌒ヽ ／ ,ｲ .／ ＞ ￣｀ヽ
⌒ ー- ｀ ､ ＞ ゞ＝ミソ ∠ イ ' ､｀ー
j ＞' ｀ー-､ ´￣ ￣｀ヽ./ ／ .
／ , ' ／ ,イ '⌒ヽ＼{ ﾊ いいや、早く気付いても同じだよ。
, ' ,ｲﾊ ' / ＼ '.
, ' ／ ///,{ ∧ ｀ヽ ヽ / '. 我々も君のことを信用できていなかったからな。
: /ヽ / ////∧ //,ﾊ ∨ '
,´ / ' 〃 / .'//'´｀ﾞヾイｿﾍ'iﾉ ' .|
, ／ / ' ゝi/ｲ ,'{|从 '. |
! { ﾉ { |! i {从｀ｰ / |! ｀ヽ '. ∨ i ' .|
: ハ {/｀ヾ==ﾐ:.､ ､ ノ ＿ __ '. '. ∨ | ｀ .! ;
′} ヽ｀ヾ＼｀ー＞ゞｷﾐｲ; '´:.≧z. ー- .ﾊ ! .| | .′
｀ ∨ｲ.' {ハ＼｀ミ二＝三=ﾐ ' ﾍ ､ fぇミ:.从 .| .|.｜ ヽ ＼/
ゝ .ﾉ /ハゞ ハゞミ=ﾆ＝ﾞ / ｀＝，´ i ! .| '. ヽ
＼ {i ＼ ﾉ｀i≧二ﾆ'´ ri:､ / ,′ .' ., , ﾊ i| ゝ
ヽ 八 ｀ヽ ムミ三{ ｀ ｲ〃 ' / 从 { '
乂 乂 i ＼ ハﾐ＞｀ー ＿ / ／ ' ノ∨ ' } ﾘ,/
｀ーチ '. ＞＜＞ ´｀ ー ´ ,.イ八 /ヽ｀ ＜ハ .∨/ / ﾉ′
／ / ゞ＞ ´.∧ r'´ (( ｀ ＜. /ｲ八
. ／ / /.::::::::::::∧ Y´'´￣ ｀ ＼〃'
. ＿／ ' ノ ,ｲ.:::::::::::::::::::i｀ー=＝彡.ﾑ ＿ ｀ ／´,ｲ｀ ､
／/// / ,ｲー==＝⌒j´: .｀ ; '´: : : i ｀ヽ:ﾊ ／,' ／////＼
ｲ////ﾊ ,ｲ///////// }､: : : : : : : . ゝ __｀ゝ. 〃／////////
////// ／///////////〃: : : : : : : : }//////＞- ､ｲﾉ///////////
／ノ ヽ＼
／（●）（○) ＼ ええっ
| （__人__） ｕ｜
| |
. | |
. ヽ /
ヽ /
／ ヽ
| |
| |
/´ // ﾍ ヽ ヽ ﾊ
＿/´/ // ∧ ∧ ヽ ＼ | 今だからこそ話すが、
`ﾌ ./ i ﾑミ〃ヽ ヽ ﾊ .ﾊ
/ / | } } }､ i ｿ ヽ 最初に私が疑っていたのは
ﾄ| i i （ （-从､ ｿ彡ｿ ）ｿ 人 ﾍ ヽ
.|ﾊ ヽ ＼ｫ==ｯ､ ｨ===ｯz. ﾉノｿｿﾍ ﾊ ） やらない夫先生、君だったからな。
ヽ､|ヽミｱミﾐﾐ.| ｀ ’ 彡ｲ ∧ i, {ヽ
ノ l∧ﾐミﾐ j ｰｲ/ .|ｲl ゝ､ | | |
/彡Zj ∧ミﾐ ｀´ 彡ｿ .| || ヾヽ l |
／ / , ,ヾゝ ─‐ ／ |＼ 爪 ﾊ
/ / |::::＼ ／/ |::::::＼ ./ | ） ヽ
| / , ﾘ |:::::::| ｀ｰ≦ / |:::::::::::ﾄ､ j （ 〉
j / , / .|:／ﾊ / j::::::::::::| ｀¨ ｰ- ,{,,__
彡' / .|ミﾐﾐヾ ／ ,' /:::::::::::::|
,.ヘ､＿＿＿ ＿_
,心､_| ハ ＼ﾐ＼ ＼ﾍ癶､
／ノ ﾉ rﾐl:l:lﾊ ヽ ｀ヽ ＼ｰ'＼ 視聴覚室に集まる前に、
〈 / |ジ´,,´´} /Nヽ ト,ｌ＼ V Yﾍ 花山より報告を受けていたのだ。
ﾉ 〈l lﾊ ゞｊノー--H/､| } lﾊ ＼〉
／/ / Nゝ!'＾｀ヽ ~''´_,z≧､_N | l ∧ ヽ 「やらない夫に認識者あるいはXの疑いあり」
/ l {イ弓彡､ﾐ_ｊ ､_´￢‐’='＾ｊ/ l ﾊｊ)ハ とね。 最初の容疑者は君なんだよ。
| l ! ﾄﾄ!〃_(・'`/ ﾟ // /ｲ 〉 |
＼l,! ﾍ|Z孖彡7ヽ r､ !ｲ/ /ﾄ! } |
ヽ､|ﾐ彡彡{ ス//|rノ |
|lﾏ三彡7∠_ 二`ﾆー' ｊ/´| ! |
| l∨辷/ | | ! |
| ll ＼払 ´ ﾐ /| | ! l
／} | |l l＼} ／ｹl | |
ヾ 彡＼ ／ｰ'/ ! li | ｌ |＼ | | lヽ∫
／｀ヾ ／ ／ ノ| l | llﾊ ::::＼ ＿ ィ _ｨ| |l r_i~＼
／ ／ ／ ＼─‐-､_/ム| l l／ﾊ ヾ壬/ ｀ヾ| l|ﾊノ人､ヽ_三⌒ヽ
| _／ ／‐ヾ､ノﾘ＼::::::::::::::::| ｌ |三∧ _ _ __,|z ﾆ1'＼ﾍ＼ _｀ヽ_ﾐリ
ヽ ー'´ー=ハヾ､ジ ＝=二_ァこ- |-￢'}＾´￣ｰ´ ￣ │! lﾍ:::::::`ー--..､ﾙ(_rﾍ
l _／ 〉:::::::::::::::::::::::/ ﾉ | / ﾉ ', ､､＼::::::::::::::::::::｀丶､
|l .ィ:::::::::::::::::::::::/ ﾊ/ l ─--､ く_.. --─∧ゞ ﾆ _＼__:::::::::::::::::::::
/::＼ ´ ヽ:::::::::::::::::/{ ! _ノ|ゝﾍ `~ z‐､/::::::＼ _ ヽ ム:::::::::::::::::
/:::::::::∧ }::::::::::::〈 ﾉヽソ （::::||彡〈 〈ミ/::::::::::::::::::ｿ フ ﾉ::::::::::::::::
／￣￣＼
／ ヽ､_ ＼
(○）（○ ） | まじすか。
.(__人__） U .|
|┬‐| |
（ー´ ij |
{ u. ./
ヽ /
〉 〈
| |
| |
, ---- ､_
／彡 xﾐミ三_ﾐ ､ 悪かったな。
/彡彡,ﾉ/ `__-､ﾞミ}、
{,ｨ彡く、}l´{oﾉ.ﾉ¨`}))､＿＿＿ 黙っていたが、俺は校長が召集をかける前に、
{K〔_o!j´`ｰ ´ ,.ｲﾉ /｀l ＼ ￣`ー 巻き戻しを認識している件を相談してたんだ。
`‐T ﾒ(r_,-' ./i _ﾉ/. : ! ＼ x┐
`ｔ-､,ｒ'ﾆ- { ,/ /. : :.|! ./ .|
,ｲ｀ト､`´ >'´./ : : : || / j それで、目に付く限りで八人の一人らしい人間を探しておくよう
／/ {: : :.￣ｧ＜_ : : : :|:| / 指令を受けてたんだよ。カマをかけたりしながらな。
／ /. | : : : /､__/.:｀ヽ_｣:| /
/ /. l＼ /.::| ﾄ、: : : : | /
} .⊥. ∨ ′:| ∨: : : | ./
./ .| ＼ ＼: : | ∨: :.| /
{_ ｌ ＼ ＼! ＼:| /
/／__/＿/ / | ヽ ＼＼ ',
r┴' / / ｀∧ ! /^＼＜￣ヾヘ だから君に対しても、公平に疑いの眼を向けていた。
／／ / / ,、∨,、 ＼ヽ ＼＼
∠..ノ / / / ∧ヽ|/∧ヽ ヽ＼ ヽ ヽ 君をX候補から除外したのは、鵺塚で君が何もしなかったからだ。
r' / ,' / /l /´｀"ﾞ｀´ ', ! ､ ', ヽ＼}
| { l ﾘ ,' 从 ﾘ | 〉 } } ﾘ
／ﾚﾍ |＼トﾍ匕Ｌ..＿,. ､__/厶∠L／ ｌ ｌイL
,ィ ´ ／ ∧ﾄ､ゝ弋‐辷ﾃﾐ､ ,ィ辷テｧ/／|,.ｲ ヽ＼ー- ､
/ ／-ｰ彡'´|l lﾍミi｀￣彡 ｜ ヽ ｀￣´/ // ! ｀ ‐- ＼｀ヽ ＼
_,.〉＜´ // |ｌ トゝﾐ彡'7 | ／／,' |ヽ ｀¨ ｰ- ヽ
.´ // |ｌ |ヘ三彡ﾞ ┘' ,.ﾌ / ｌ ＼ ｀¨＞ｰ ､
. ,'/ | ', ヽ.l｀マ{ ゞ二.Tミ、／ｌ l | ヽ 〉 ',
/ /| ｌ ｌ| ＼ |ヽ|´ ｜ ｌ ｌ| ',. / l
. ,' ,' ｜ ｌ ｌ| ｀ ｰ'|ヽl | ｌ ｌ ト、 ｜ / !
/＿＿ / | l | ＼ ゞ'ﾞ | ｌ ｌ | ヽ___⊥__ / ,'
ヽ, | l |彡 ｀ ´ ィ三ﾐ:! l ｌ | / / /
＼ ﾉ l |三i ゞﾐ三| l ｌ | / / /
┌────────────────────────────┐
│ 君がXなら、ダディ君が願い事を鵺に告げる前に、 ..│
│ 自分が願っていたはずだ。 │
└────────────────────────────┘
｡+･☆*･+｡ﾟ*☆･+｡*
。*'･`ﾟ `・* 。
*ﾟ *｡
｡*' /＼＿＿_／ヽ `*。
+｡ ／'''''' '''''':::::::＼ ☆
☆,､＿ |（●）, ､（●）､.:| +ﾟ
∠|] ＼| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::| *｡
＼ ` ｀ﾄｴｴｴｲ ' .:::::| +ﾟ
＼l ＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／ :::` *ﾟ
。*･ﾟ ` 、ヽ,,-‐、i' ／ V :::::::::::☆
｡ ☆ ヽ. ア介ー-､＞:::::::::::::::::*`:.
,* ,､＿＿ノ //| | ヽ:::::::ヽ*ﾟ::::::::::::ｉ
+ {[ / |_| ヽヽく｀ヽ ＼☆::ｉヽ:::::::::|
`*｡ {[ / ／＼ 人+ﾟヽ*`〉､::| ヽ:::|ﾟ+
☆ {[|／ / ＼☆｡+ﾟ＼`彳ｱヽ ヽ| ﾟ*
`・+。・+。-**ﾟ∨ ＼ｨ彡 `' ☆
〈＿／ミニミニ＝彡" *ﾟ
| | 。*`
| | 。☆+ﾟ
| | ｡*・' ﾟ
┌───────────────────────────┐
│ そこで適当な能力を手に入れた上で、 .│
│ 「能力の行使が間に合わなかった」フリをしたらいい。 .│
└───────────────────────────┘
へ
／ 〉 爪⌒ヽ__ ／｀ヽ
ｨ仁二ﾆ⌒ヽ､ ／ / / V/／i ＼
.／ ＞/ { { ,ｲ l从〃:,:.} ＼ 一度、能力を願ったものに
／ V / | 从ハ | ｀¨¨´| } l ＼ 再び権利がもらえるものかは知らないが……
,r＜ / / | /ﾆﾆﾆ从{ |∧从 ｀ヽ
/ 小/ｲ | 小二二二ﾆヽ |' 〉小 圦 少なくとも、試してみてもよかったはずだからな。
, ﾊ | ﾙ 仁三三ミ ﾆﾆ⌒|ﾊ 小 ＼_
{ ', 斗 ﾄ { Y艾｡ 寸气 {.＞示y从 .ﾙﾊ
i 小. | {代 ≧三二ﾆ= ＼ﾟｰく { ,小ﾊl
∨二|込 {从 {ﾆﾆﾆﾆﾆﾃ ﾉ V ﾙ' }
V {｢込| ＼ 辷===Y ´ ′ !il|
圦ヽ. | | ﾏﾆﾆ込 ー====ｧ 川
人 ＼_! l )ﾆﾆ圦 ﾞﾞﾞﾞ 小|
＼ | ﾊ ｀ヾミ{ / 从
| | | ≧:.:...... / ',
| |: . | ', ＼:.:.:｀.:.:.:ー--イ ',
l |: . | ', ＼:.:.:.:.:.:.:.:/ V ',
| | ｨﾆ| ', ﾊ V ',
／￣￣ ヽ
／ ヽ はあ、そうだったんですか……
/ ヽ
| _,.ノ '(ゞ､_|
.| （ ー）ヽ ヽ
.ﾉ| U （___人_＼＼__
／ | ｀⌒（⌒_ ＼
{ .ヽ. し「、 ＼
{ ﾄ ｀ヽ. ___´ノ ヽ、 i
.| | | ／ /
＿＿＿＿| 〉
＿＿＞ ―＜
＞ ／ / ＼
／ / / ＼＿
／ / ／|/ く⌒
￣/ ｜＼＿ ､_|_／ ＼
. / /｜/＿,,| 八Λ| | ＼厂 ところで、でっていう君は？
/ / ┬─| | /──|／ | く
￣| 八/V;;;;ﾉΛ/ Ｖ;;;;ノ Λ| 乙
|/| 〈 ￣ ￣ |/[||┘
|ィ个=-- ´ ┬=≦ﾆ〉
|ノ〈ニニニニニ〈
. ／〉ニニニ／￣ ＼
／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.|
_,,. -─- .＝= -,..-‐､
. _,厶-ク ＼v｀ヽ＼´- ヽ
／ / ,ハ ﾊ ﾊ } 私がプライベートで使用している監禁……ゲフン、
/ /ｲ /ヽﾍ/r､_},ﾊ // ヽ 待機所に収容している。
{ｲ /!仏ﾑﾍ/ ｀ｿｲ ﾘi // |
Vi ﾊ ● ●．^ヾｲ} ﾘ| | ボディチェックを終えたから、
ﾊ/||ミ彡》､_,､_, /// / |ﾉ| | | もはや無力化しているはずだ。
＼ﾄゞﾐゞ ヽ._） / | ｝ | |
| |＞ ｧr‐七⌒ | |リ | |
| |/ {メ^く_/ | |ヽ | |
| ﾄ /:∧∨ 〉 | ﾄ | |
／／ |彡へ
/ , y ／ヽ|/∧ヽ＼ｰ-､
ｲ ｲ ﾊ ｲ｀''''''y/爪. | ヽ ﾍ
.|ﾊ | |=| | } | | | 〉
ﾙﾊミヽﾄﾐ{ミﾁ==ｲ ﾑｲ / j {
彡<ﾆ二tﾃﾐミ､ /==ｰﾑｲ / /}
彡辷三三ﾂ´ （ﾐ､ 〉彡ｲ j
彡彡≦ｲ <_tﾃ /／ /'
彡炎ミrﾁ. r 〉 ｨ彡ﾉﾉ
三ミﾂ ｲ z彡ｿ'
彡ｲ ､＿＿＿_ j
彡ﾐi ｀ ＜ｨｨｨﾇｲｲﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇ(:::(::) まあ、この周回に限っての話だがな。
彡ﾐﾑ ｰ- ､_つ￣￣Z ﾃ￣￣￣
ｲ彡f ／| |
炎彡{ ／| | |
ヽ､ｷ}. /| | | |
＞ ､ ＿＿/| | | | |
ｲ...川川川 | | | |
/:::::::::::::::::| | | | | |ー-- ､＿
/:::::::::::::::::::| | | | | |::::::::::::::::::::
カマかけてたんだ
┌────────┐
│ 七時四十分 .....│
└────────┘
┌──────────────┐
│ 監禁……ゲフン、待機所 .....│
└──────────────┘
＿＿__i__＿＿＿＿__i _＿ ＿__.i＿＿__
──‐||‐────-|| ｌ`〜､.─||‐──-i＼
.:.:.:|| :|| ..:..:|| |:li;i＼＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
.:.:..|| :||_ || |i:;l:i:;l:|..:.:. .....:.:..:. :.:..:.: ......:.:.:.:.:.....:.: .:.:.:. .....:.:.:.:.:....
.:.:..|| :|| || |;i:;li:;::| :..:..:. :.:..:.: ......:.:.:.:.:.....:.: .:.:.:. .:. :..
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'`"' '":;.;'`" .:;.:. : ;'":;.;' :;.;'":;.;' ' ":;.;'":;.;'
`"' '" .;'":;. :.. ;'"'":;.;'":;.;'
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│牢や……ゲフン、ゲストルーム前 .....│
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／..|| || || || || || | ;;: ; : ;:ﾞ: ;": :; ; : ;:ﾞ: ;": :; ﾞ|;; ; ﾞ ＼ || || |
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| || |ﾚ|ﾚ||_|| || || |;; : " ; : ;:ﾞ: ;": :; ; : ": :; ﾞ; |:: :;: :: ;
| |ﾚ|ﾚ||_|| || || || | ;;: ; ,; /´Ｙ｀ヽ: :; ; : ; ;": :; | : :;: ;": :
ﾚ|ﾚ||_|| || || || || ￣o ﾟ ﾟo/(／)(＼)ヽoﾟ ﾟ o￣￣￣￣￣＼ : ;": :;
ﾚ||_|| || || || || ／ ⌒｀´⌒ ＼ ＼: :;: ; ;; ":
|_|| || || || || | ,-）＿＿＿（-、| ＼: :;:: :; ;
| l ｀⌒´ ｌ |
＼ ／
推理は苦手でも、勘は良くて荒事に慣れてるっぽい感
／ ／ ヽ ＼ /＼＿＿_／ヽ
ノ , '/ ' ヽ ､ ヽ ／'''''' '''''':::::::＼
〃 {八人 八ﾊ人ﾊ ｌ .| . |（●）, ､（●）､.:|
人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人 | ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::|
从 ﾘ<●> <●> 从|ﾉ从 . | ｀-=ﾆ=- ' .:::::::|
从 ﾘ ゞ≠ ゞ≠ 从|ﾉ从 ＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／
|ﾍ -－ | |/ ,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.
ﾚ/⌒l,､ __, イァﾚ : | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
. / /::|三/::/／ ヽ | ＼/ﾞ（__)＼,| i |
. | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡, ＞ ヽ. ハ | |｜
lヽ
| ヽ ＿_
ヽ L,ｧ'´ ／ ､＿＿__,､__
, ＞f=-＜ｰ ､ ,．一'′: : : : :|: :.￣｀ヽ
／: : :イ´: ∧ヽ ､: :.＼ ／:,ィ／:.:.:./: : : :|: : : : : : : ＼
/: : : :|:/:_: l/ }: |､: : !: : :ヽ /イ7/: : : :./: /l: :,ｲ:.;ﾊ: : : :ヽ: :.Y＾ﾏ 、
l: : : : |/´// ｌ:バ｀:|: l: : :.| ／/:/: : :/:_/_|_/ |:.| ﾋ__: : :.:i: :| | 〉
|: ｌ: : :|≠彳 !ﾃミ: :!: ﾄ､! . 〈_,/;ｲ: : ｌ:|´/ l/ Vl ´＼:｀ : :|: :| !/
|: l: : :ｲ代.| |rt:从ｌ: :| ｌ/ |:.:.:.|:|えﾃﾐ fﾃ斤ﾄl､|:ﾊ!__」
l/l: : : 弋シ ゞ= {ﾉ: :| |:.:.ｲ } ftｯﾉ ftｯﾉ |/Ⅵ: |
ヾ.ﾄ､:.l､''''' ｡ ''''ｲ:∧l |:.:.:ﾄﾊ , ,ﾊﾉ:.:|:.:|
Vヽヾ７ｰfァﾆ彳 l/ |:.:.:|: :|＞-､._ ､ , ＜/: : /: :|
Y⌒ヽ､／｀ヽ |:.:.:ﾄ､|/ ,ｨ-ぅ＜/: :/: : /ヽ:.:|
. ├‐┬＝┬┤ |:.:∧/ /「丁¨７: :/: : / i:.|
ｌ ! ! ｌ l:./ / i Ⅵ__/ｨ'/: :./ .| |
爪/ | f'¨艾¨Y:.／ | |
ノノ~ヽヽ
［`ﾒё´］ ＞‐＝‐ ､
ノ'⌒｀ ´⌒ヽ ./ / { ヽ ヽ
（ ,､ ﾟ 人 ﾟノ'ヽ ‐ﾁィ^{ :|ﾏi､ヽ N、
. ( ﾉヽ ミ 仝ミ/>' 〉 f./┃ヽ､{┃! | .1
｀ξ＝＝＝ヽ´ {.ヽ､,_ワ__,.ﾉ .ﾉ jﾘ
|￣ |∥￣| ｀^` ^¨´￣
（ , ﾉ（ ､ ﾉ
| / | /
（＿_） （_＿）
／￣￣＼
／ ⌒ ＼
（ ●）（ ●） ｜
.（__人__） |
ｌ｀ ⌒´ .｜
{ .｜
{ ＿ |
（ヽ、ヽ / ）|
| ｀`ー―‐'| ..ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
_ ノ .:.:.:l { ＼、. . . :ヾﾍ:.:.:.:.:.:.:｀ヽ:.:.:.:.:.:／:.: ／:./:/:
ｊ j! .:.:八:ヾ:.:.:.:ヾ､、 ﾍ. . : : :.:.:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i―-､:. ／:.:.:/:/:::
〈 .:.}{ .:.:.{ ｝ :ハ: ）｀ヾヾヾ. .:.:.:.:j!:.:.:.:.:.:. 、Y⌒ヽヽ :.:.::/:/::::::
ﾉ .:.:.:.:.ヽハ ｛イ-ｰｊノ ｊソ ｊ:.:.:.:/!|:.:.:.:.:i､:.:!ｿこ｝ } ｝／:/:::::::::
γｲl| .:.:.:.:.:.:.{i!i! ｒュ=＝ァイ:/ Ⅵ:.:./:.:ﾝl｀ヽ/ ,ﾉ :.:/:::::::::::
ノ小从 .:.:.:.Ⅶ､ ｲヾｿ'′ ’/ /:.／:.:.|!:.:l: 人 /:.:./::::::::::::/
さて、このメンバーで ハヽｿ:.:ﾊﾈｊ｝ /イ : /:.:|!:.:.l いｿ/:.:./::::::::::::/
集まるのは （ {｛ Ｖ ／// :.:.|!:.:.:l ,イ彡′ ::::::/
五回目の周回以来か。 / ／／ｲi .:.:.:|!:.:.:.l j/ 'ﾍ::::::::::::/
/_ .....:.:.:.:.. //:|:.| :.|!:.:.:.:ｌ二二ﾍ从ｿ
｀ヾ; __＿ ノ // |.:| .:|!:.:.:.:.!二二ニヾ、
. /7 └彡::::: ´ /′ |:.ｌ :.|!:.:.:.:.l三三ニﾆ=＼
ｉｌ.､ / ﾊ _＿ _ ハ ;;; ｲ.:! .:|!:.:.:.:.:!三三三ニﾆ=
ij i /ノ:/__..:.:.:.:.:.::::::ヽ . . : :／ :∧ ／/i . : :,.:.:.:.:.:.l三三三ニﾆ=
. l＿:l_/ /:::::ヾヽ:／:）:ノ ／: : ／ ://ﾊ､__ _ ...ィ////. . : , :.:.:.:.:.:i三三三ニﾆ=
::::::::::::::/ /::::::::ﾉ／-イ /: : ／ ／∠二二ヽ////////. . : : .:.:.:.:.:.:∧三三三ニﾆ=
::::::::: / :/:´ ／ ／ ィこ> / /.:.:.:.:/:γ三ヾ､ ::://////／ ／/ .:.:.:.:.:.:/:.∧三三三ニﾆ=
￣l_/ .:j .／ ／ ／ .／ / /.:.:.:.:/ ::{｛：：：｝}: /////／ ／ /:.:.:.:.:.:.:/:./:.∧三三三ニﾆ=
社会に不満もってそうやもん
／ ／ヾ / / ／ i V ヽ ＼＼
〈 /ヽ ヽ / / / / / l :l ヽ ＼ ゝ ＿
ﾉ 〈 /ヽ / / / / / /∧ ! /^＼ ＼＼ ＼ .- ( ヽ
／ / ,' ゝ丶 / i / / / / ,、∨,、 ＼( ヽ ＼ ＼ .‐ 人 ＼ヽ
/ l {ヽ ｀／ / / / ト / ∧ヽ|/∧ヽ ) l ト: ',- ＼＼ ＼ ＼〉
| l ! i ﾐヽ i / / / l /l /´｀"ﾞ｀´ ', !ﾚﾊ. /人 ｌ.-i ＼> ＼ ノ
＼l ﾊ ミ / / l ﾊ l-ﾚ孑-ト 7┼ﾘ＼ ll -::::::::l -
ヽ､ ｀ヾ_＼ l l i L_j/.:.:.:.:.:.:.:.ﾐ; ィ〔:::::::::::::lｰ〜〜〜= -
./ /.i´ ヽ＼ レ./ヽ_≡三ミ _≡ ／l::l ＼, -'" -
/ i ﾍ､ ゝﾚ＼|巛;:;:;:;:;:;:;:;7 ', 。ﾟ ゜ - 〔 いや、あのときは
/ ､l./ ｀ゝイi iZ?詐巛彡ｦ ﾉ､ 丶 ／ l 私が別の場所にいたから、
/l l l / i | l i辷ﾐ彡彡{ イ::::::::>､＿_r⌒＿ :ィ 全員揃うのはこれがはじめてだな。
l l l l l / | ll iﾏ三彡7 `ー..＞'´ l ゝ)‐ l
/ l l l / ! | |l ll∨辷/_＿___...ｲf |i | } }
／ l ,', i l l .! li || 寸 ｀ ｉｉ |i | | |
/／.l /,',',. / r＜| l | ＼ } .ﾉj . | l ﾄ .| |
／ :/. / .厂 / / / ヾ | o . | l | l |
´ / | | ＼ | ｌ | ＼ | | l |. |
r―-､
ノ´￣ﾐ､ ﾄ､_
／｀ヾ: ヽ jzzzj_ ﾑ_
/ ,.＝-ﾞ´￣,' ＼｀ ヽﾊ まず最初に詫びておこう。
／,.ｲ イ＿r-､ ﾊ:＞､＿_ ｀ヽ
. /彡'´￣/ / ﾄ∨/ ∨ ∨ｰ:､:､ 直近の巻き戻しが発生する前に、
_/ ' / / ,ﾙﾐv/∧ ヾ ヾ:, ハ 認識者メンバー全員と行った
. ／ / ﾉムｲゞﾊ ーﾁ 情報共有だが……
,' ,イ 〃 / / ノ ∧ ｀Y
. ∨ ./ 从∧_| /,.:彡:ﾉ 人 ﾊ ヽ 実はあれ自体がＸへの罠だった。
{ i: 〈 , }八´ゞ从ﾍ ｀￣ミ≦､ｿ ﾉ } ノ
ヽ. |: ∨ゝミz-t・ナz〉 z=t・ ,-､,イ. Y´
从ﾘ从 彳｀＝ﾞ´彡 ｰ｀￣・彡 ノ 从｜
.' 人|､ヾミz 三 了 ￣;´ ,:!ﾉ |
; ! ＼ミ＝- ﾘ ,.イ ／ | !
,ｲ ;' | 八=｀ヽz} ｀ ´ 彡ｲ; ｜| ﾄ､
／｜ ' | ∧ 三 〉r' ´￣｀ヽ .ｲ/ |｜ ! ヽ
, ´ ,'|川 i | |,.＜:＞'´￣￣｀ ,ｲ:ﾊ |｜ | ､ ＼
／ ,.イ / / i.:| ! ,.＜::＞'＞ . ,.イ | ,' |｜ | ヾ. ＼
彡 ,ｲ / ﾉ !: (::))>'ﾞ.:::| ｀ ー＜ ,:': !｀ヽ |｜ :ﾑ ヽ ＼ ヽ
_＞‐ `ー‐｢ ｀ー―――‐-
'" : : : : : : : : /|: : : : : : : : : : : : : : 丶､
／.:.:.:.:.: '".:.:.:.:.:.: ￤.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヽ:.:.:ヽ
／:; -ｧ:／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ∨___V⌒＼
/／ /:/:::::::::::::: /:: /:::/ ｌ:::::: ＼:::::::::::::::::::::::::::∨ﾝ′! jヽ
ｌ/:::::/::::::: /::_/_:/ l:::::| ::: ＼＿:::::::::::::::::::',: K_/ ',
/::::〃:::::::,'::: / !:l ',:: lヽ´:::::＼｀:::::::::::::::: ｌ |::::| l
. ,':::::::{{:::::::: |:::/ |:{ ヽl ＼|_ ＼ ::::::::::: | |::::| | 罠？
!:::::::/!::::::::jﾚ えテトﾐ ｨ斗テ〒ｱ ::::::::::| |::::| |
|:::::/│::::::Ⅳヾ r'::::::｢ r'::::::: j バ ::::::: |＿/ ::,|_,／
|:::/_厶:::::::|ハ Vﾍ j !ﾍイ/ ﾍ :::: |:::::::::/:|
V ヾﾍ::::|ヽﾊ ゞ '' ` ｰ'' ﾚ'Ⅳ^|）:: /:: |
l ヽ|::::: { .:.:. ' ::.:.:. ,､ ＿ イ:::: /::::::|
|:::|:::::: 个 ヽ) イ/::::::::::':::: /::::::: |
|:::l::::::::::|::ﾘ ＞t-r セヽ 〃:::::::::::::::/:::::::::::|
|::::l:::::::::|/ _/ /-} V /:::::::::::::: /::ｌ::::::::: |
|:::::ｌ::::::::l'´ |-―=:-/ /:::::::::::::: /| ::ｌ ::::::: |
|::::::l::::::::|ﾍ. | :/ /::::::::::::: /ヽｌ:::| ::::::: |
|::: ∧:::: ｌﾍヽ │ / /:::::::::::: / ／ ｌ::| ::::::: |
|: / ∧:::.ヽヽ＼.l ／ /::::::::::／ | | ::::::: |
r'ｰ'´｀ｰ// ｀ｰ ､
ﾉ｀（', ',l | /／―-｀ヽ
}ミﾐ{',ヾ冖ヽ＼｀ヽ￣｀ , 私達がネットワークを通じて
<／/ /l i ヽ' , ﾉ｀ｰ'⌒｀ヽ 会話していた間、
／/l| ,' l |ヽ,rｰ'｀ヽ ＼ ソ ヽ 会話用に設置していた通信機器以外は
l_/ノ｀ヽｰ ､/｀ヽ＼i ヽ',ヽヽ /＼ 通信がシャットダウンされた
l´ ,Y /ﾉ ,ヽl/', l / .l i ヽ .}ヽY 状態だった。 警備員達にも君達からは距離をとらせていた。
r' i ﾉv' { {ﾞﾞ ｀´ヽlﾉl / /l // }',l,
.}Yl 丶 ,､lヽl ', ､ lﾌj/}/_ﾉl/l//l l }', その上で、Ｘの反応を誘っていたのだ。
lﾉﾘ､ ､ x 乂三､ヽ ./イ(･)ゝﾉ|/l |';|ﾍ
｀ヽﾍヾゝ rt･ﾁゞ ｰ '・ ／/l|l |i ﾍ
,r‐――＝＝＝｀ヽミゝ=彡( l / | ｌ |.l lﾍ
､└l i' l ＼彡ﾐ ' ﾊl.| .| | ',;ﾍｰ-､
冫､__,ンゝﾉ ./ l> /l､ミヾ ,rt‐､ ハ|l ｉl ﾉ ﾍ/＼
´ゝ_ ∠_ノ ／ /ノl |l lヘ/ﾐ/｀ ／ .| l、ヽ ＼
.｀￣´ {／￣ヽゝlﾉ;;;;´/ﾐ/｀ー' .| l ゝ _ノ;;;ヽ
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|ﾘ /|;;;;;/ﾐ/ヽ .ﾉ ハ|;;;;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;j'/ l.|;;;;｀ﾞﾞ',ミﾘ＼ / l .|､;;;;;;;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ﾉ /.ﾉ;;;;;;;;;;;;;ヽ彡 ヽ { i ＼ .｀ヽ;;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ ｀ヽ ヽ };;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;／ //;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;＼ﾐ ', } ,r´;;;;;;;;;
/＼＿＿_／ヽ
／'''''' '''''':::::::＼
. |（●）, ､（●）､.:| ＋ なるほど。その状態で何か起こったら、
| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::| Ｘが会話を把握していたことになるから……
. | ｀-=ﾆ=- ' .:::::::| +
＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／ +
,,.....イ.ヽヽ、ﾆ__ ーーノﾞ-､.
: | '; ＼_____ ノ.| ヽ i
| ＼/ﾞ（__)＼,| i |
＞ ヽ. ハ | |｜
／:::::::::::::::::::--‐=::::::::::::::::::::::::::三二ﾆ=ミ
/:::::::::::::::::´::::::::::::::::::￣/::::::::::＼:::::::::::::::::::::
/::／／:::::::::::／:::／:::／:::/∧::::::::ヽ::::::::＼::
/:::::::/:::／:::／::／:::／::::/::}::::::::＼::::::::::￣￣
. ｊ::/::/:::/:::::___／:::／::::／:::∧::::::::::::＼:::::::::￣: 会話してたメンバーの中に、
人{:::::::/:／⌒:::::::::::::::::::::／ ＼:＼:::::::｀=ｰ-:::
{:::|::::::ｊ/::／￣￣ｰ=彡 ′ ＼ｊ＼:::::::::ー: 確実にＸがいるってわけか。
V}::::::／ ／￣￣｀ヽ:::
}:::/{ __／
∨ ヽ ／
‘， ＼ ／ _ｚ斗-‐ ¨￣
-―― ＼. ／ ,ｨｆ'"´ ＿＿＿
/-― }｢｀ﾞ辷ぅx / ｊ/ ／￣￣￣-―￣＼
〔{--─ | ‐==彡}ノ / ,ｨ‐辷__ﾗ ￣ﾉ＼
＼ |＼ ﾉ====={ "¨¨¨￣
´￣ ｰ‐一＼彳 } l ＼ ＼__
. ／ ／＼__/∨ '⌒ヽ ＿ヽ＿＿ イ
／ ／ V /'"⌒ヽ ） ＼ /
´ ／ ∧{ ｊ／￣ } ,ｨ
／ / ト--ｧく / ヽ
. ／ __/ ＼ （ー}― __,ﾙ }
／ / i ヽ }'个ヽ＼＿ ) ( ﾉ
. ／ / │ { ￣{｢￣ﾉ⌒ }ﾉ i
|＼ / / ト====≦＼ / / ｊ／
│ ＼ / | ｛ }!＼ｰ' ／
＼ / | ＼ ＼ ／j ／
. ∨ ＼ / | ＼＿＿＿_＞ ／
∨ ＼ , | ＼＿＿＿／
. ∨ ヽ/ |＼ ／ _}{＿_〈
. ∨ │ ＼ ／{￣ ＼
__ ___
///〃//Vヾヽ ここから先は、
} !ｉ!iミ{｛{{｀´}}｝} 罠を発案したやらない夫先生に
ﾉﾉﾘ弋i {ﾞﾟﾞ-ﾟﾉ!{ 解説してもらう。
'(（'(（'ﾞ ﾉiｿゞy)》'､
｀ﾞ くノ /f __ｊ/'i
ん'､ じ'ﾌ ゝ
. _______ はい。
／ ＼,-、__
／_,ノ ｀⌒ ヽ.,__ ヽ 俺が考えたのは、
| (● ) （● ） ,.! ┴-'、 もし自分がこの巻き戻しの
| (___人___） 〉-‐‐´ l 能力を手に入れた側だったら、
.| 〉--‐´ l
| iヽｿ l 目的を達成するために、
Λ ∧｀;" '、 どんな風に振る舞うかという
__,. ｨ仏 ___、___ ｨ_ノﾍヽ、 _,.‐ｰ、_ ことだったろ。
_,. -= ''' .:::::::}:::::::::::::::::::::::／::::::::>´..:::::::.. ヽ｀.､
ノ´ ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 :::::::::::::::...＼::ヽ
／ ...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', ::::::::::::::::::.. ヽ:}
／￣￣＼
／ _ノ´ ヽ、
. ｜ ( ●) (●) 具体的に言うと、
｜ （___人__） 校長が夢の口実を使って
| _.ﾉ
| _/__ﾞヽ_ 認識者を召集した際、
j､_ (〈_ｒ- ヽ ヽ、 どう対応するかって段階からだ。
::::::...｀ミｭ､r'､〈｀ヽ､ |
／.::7￣￣. : : .:.:.ヽ_ヽ ﾄ､
/ .:::/.:::::::::::::::::::::::::::::..＼Yｰ‐ソ,
,' .::::/.::::::::::::::::::::／ ⌒ 、ヽ,:::::::::|
i .:::::::::::::::::::::::. ::::::::::::::..ヽ::.',::::::::|
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└───────────────────────┘
／￣￣＼ あのとき「認識者」全員が召集に応じ、
／ _ノ ＼ 視聴覚室に集まっていたかに思えた。
| （ ●）（●
| （__人__） 俺も含めて、みんな、迷ったはずだろ。
. | ﾉ 召集された中にＸが混ざっていたら、
| ∩ ノ ⊃ 危害を加えられるかもしれないって。
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
. ／￣￣＼
. ／ ノ ＼ ＼／｀i
| （●）（●）./ ﾘ でもみんな、出席していた。
. | （__人__）..| / 自分の素性を知られる危険性よりも、
| ｀ ⌒´ ﾘ ﾋ
. ヽ ／/ ,｀弋ヽ 他の七人が誰かを知ることのできる
＿＿ ヽ - ′.Ｙ´ , ｀ヽ｀.ｌ アドバンテージの方が大きい
／ : : :介〈 `ｰ〈::....ノ Ｖヽ ……そんな風に判断したんだろう？
| : : : : ::〈 ｢｀ヽ_ｰ ､ ｀ヾ＿/ //:|
| : : : : : /: | {::::} ﾌ-､｀ｰ┴‐- │
| : : : 〈: :│ {::::l /. :`ー‐一′ ::|
＿＞ー- -―∧ー- ＿
, ＜´ : : : : : : : : : : : :|: : : : : : : :｀ - 、
／ ＿／ : : : : :|: : :.: : : : : : : : : :＼
／:_: ＜:〃 /: : : /: : .:|: ∧:.:.: : : : : : : : : : ヽ
/イ:;:;:;://: : : : : :.:/: : : :ｲ: : / |:;|iハ:.:.:.:. : : : : ヽ:.:.:.:>＞- _
' ﾍ／/: : : : : :;:;/: : : / |: :/ |:;|l i:.:.:.:.: : : : : :l: : i:;:;:;:;l:;:;:;:￣＼
／:;:/: : /: : :.:/!: :__/＿|:/ |:| l i＿ｌ: : : : : : l: :l:;:;:;:;!:;:;:;:;:;:;:;/
<:;:;:;:/:. :/: : :.:.:i:.l: ´/ |,'｀ |! l '´＼l｀ﾞ: : : i : l: :l:;:;:;:;:;i:;:;:;:;/
＼i: :/|: : : : :l:.:|: / |!. | ! ヽ!: : :| : l: |:;:;:;:;:;:!:／
|:/-|: : : : |/不示テミ、 ! ィ=≠＝z＼|: :ﾊ |:;:;:;:;:;:;| だいたいそんな感じね。
|i |:. : : :|l-||! V{::::::| ﾍﾉ:::::::} ｱ'|i: i:;:;l:|t―f-´
! li: : : :f.{ !| i ゝｲj |iゞ-ｲｿ ' |!'|ﾞi､:|!:l: : | 夢の中で、鵺はＸの周辺から人を選ぶ
|:.ヽ: : |:丶i ゞ-''" ヾ''-" う'´|j:.:.:.! : | って言ってたでしょう?
|:.:.:.:ﾊ:|:.:.|/! '"' ' '"' ｨ‐ﾅ":.:.:/:. : | だったら日常生活で、
|:.:.:.:.:|i|:.:.:! ＞ 、 ､ _ ＜___/:.:.:.:./|: : : | 私たちの近くにいる人がＸかもしれない。
|:.:.:.:.:|!: : :∨'￣ ｀＞ ､ ィ7:;:;:;:;:;//:.:.:.:/|:|:.:.:.:.:|
|:.:.:.:.:.ﾄ､: :/ _ィ--｀}‐-/:;:;:;:;:ｨf/:.:.: / ﾍi:.:.:.:|
|:.:.:.:.:|/ヽ/ /:;:｀iー" /:;:;:;:;:;:/: : : :/ }:.:.:|
|:.:.:.:.:! ∨ /:i:;:;:;:;l /:;:;:;:;:;:;/: : : :/ l:.:.:|
|:.:／ / l: }ヽ:;:;:;l /:;:;:;／/: : : :/ l:.:.:|
{: { / lヽ ＼:∨:;／ /: : :／ }:.:.|
|: :ヽ / l i´￣｀‐´￣ﾞ/: :;／ }:|
／ / ｜l ／::／ ＼ ＼
. ,ｲ | | |/:::::/ ,ｲ ∧ l ヽ ＼
/ | | |:::::/ ィ'"¨/ | / V ､! ﾍ ヽ
,′ ｜ l | ／ ,/ / .| / ∨|ヽ ﾊ ﾍ
i ｜ 〈j::/ ,/ / l/ Vﾍ ｜ ,∧
｜ ｜ ! ∨ /,＞=ﾐ. / ,r=く }| ｌ｜ ト､',
｜ ｜ ｌ V,勹::::ﾊ ' jr'ﾊ∨ |｜｜
l｜八 ', :| 《{::ﾄ :::ﾉ| |{::ﾘ } ! ﾄ､:| だったら、Ｘが混ざっていると承知の上で
| |∧ ヽ/∨ﾊ V弋rﾘ Vﾉ ヽ,l! 他の七人を把握しておいた方が
Ⅵ V { V::ﾍ ', ¨´ ' '' _ ._ ._ ヽ, いいかなーって。
ヽ V 廴.∨:::ヽ、 ヽ ( ﾌ ,.ィ| :|￣ ヽ
∨ ﾄ､.∨ト､＼ ヽ 、 _ .．＜ |/八 ,'
∨| ＼{￣￣＼ ＼/j/}/ ｜ }/
ヽ| |＼:: :: :: ＞- ＼ /
,':: :: ::.／／￣￣＼
/:: :: ::/ / ＼
/＼＿＿_／＼
／ ⌒ ⌒ ::: ＼
| （●）, 、（●）、 | 私も、だいたい同じような発想でしたね。
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, |
| ト‐＝‐ｧ' .::::|
＼ ｀ニニ´ .:::／
／｀ー‐--‐‐―´´＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） おそらくXも、似たような考えから
. | （__人__） 召集に応じたのだろうと俺は想像した。
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､ ＼
／￣￣＼
／ ,ノ ｀⌒
| ( ●) （●)
.| （___人__）
| ﾉ
_,.| | 自分の眼で、他の七人を把握できる。
, --、―― ＜ / |ヽ 丿 何より状況が許せば、直接手を下して
/ : : : : :ヽ : : : : :/ : :| ＼ __ _ ／ 邪魔者を始末できるというメリットは魅力的だ。
/. : : : : : : :| : : : く: : : :|、 ／=|´| :| .＼
/ : : : : : : : : : : : : : :＞ : | ｀'|::::/|/:,┘ : . ヽ 自分も名前を知られてしまうというデメリットと
ノ : : : : : : : : :/ : : : : ヽ : : | |:::| / : :> : : : : :丶 比較して、出席を決めたんだと考えただろ。
/.: : : : : : : : : ;' : : : : : : :∧: :| /::::|/: :/ : : : :/ : : : |
/ : : : : :-、 : :/. : : : : : : : : :Λ:|'::::::ﾉ: :/_ : : : / : : : .丶
/ : : : : : : : :`::、 : : : : : : : : : : : ',:|:::/／. : :￣;/ : : : : : : . ＼
＼ : : : : : : : : :.＼ : : : : : : : : : : : /‐' : : : : : /ヽ､: : : : : : : : .ヽ
＼ : : : : : : : : : ＼.:./ : : : : : : : : : : : : : :;' ＼ : : : : : : : : . ＼
／´￣￣ ￣￣｀＼.
／: : : : ＼
/: : : : : '.,
|: : : : :| しかし、メリットを得ながら
| : : : : : : : ., :| デメリットを無くす方法がある。
|:: : : : ゛,, ;、､､ '" _ :|
|::::;;;（ ●） ﾉヽ （ ● ） ;;:::|
|: : : ´"''", "''"´ :l
',: : . . （ j ） ./
＿／二Ｌ___: :.｀ｰ-‐´｀ｰ-‐′ /ハｰ､＿_
／: : r':| r'￣二ﾕ ./ : ',: :: :: :＼＿_
: : : : | .| | / ) ｀) ./| : :.ﾍ: :: :: :: :: :: :＼＿_
: : : : |.ﾉ. ﾉ / ⌒ヽ＿ ／. |: : : :ﾍ: :: :: : : : : : : : .ハ
: :: :: :＼ ヽ- ´ .|: :､ : : ＼: :: :: : .i i: :/: ::ﾍ
: :: :: : l: ｀ー┬-､ ト､. /: :: :＼／: : : : {. ﾚ /: :: : ﾍ
: : ┐|: :: :: :: :＼） ７ ./iii入／|: :: :: :: :＼: :: :: :Ｖ /: :: :: :: :}
: : イ .|__/ ,へ/⌒＼ ./iiii〈 /! : : : : : ::/: :: :: : Ｖ: :: :,ｲ: : :!
イノ : : / /: :: :＼＿ ￣＼ii｝ |: :: :: :: :/----: : .| ／ノ: :: :|
／￣￣＼
. _ノ,､ ＼_ ＼
( ●）（ ●） | 最初は巻き戻しを認識できる八人の一人として姿を現しながら……
（__人__） | 後になって「そうじゃなかった」と誤解させたらいい。
(｀⌒ ´ |
{ |
{ /
ヾ / ,
ｿｇﾍ二ﾆ=7⌒￣"⌒￣〆"⌒ﾆつ
∧ii/ oィ/" 〃 （乙ﾉ≠＾ｿﾉ:
/ .|/／＝ ゝー─〜ﾞ─‐ﾞ〜'´
l |｡ ｀~/
/ |｡ /
/ｿ |｡ （
/ ﾘ∠＼＿＿__ﾆゝ
＿＿＿＿| 〉
＿＿＞ ―＜
＞ ／ / ＼
／ / / ＼＿
／ / ／|/ く⌒
￣/ ｜＼＿ ､_|_／ ＼
. / /｜/＿,,| 八Λ| | ＼厂 そうか……！
/ / ┬─| | /──|／ | く
￣| 八/V;;;;ﾉΛ/ Ｖ;;;;ノ Λ| 乙
|/| 〈 ￣ ￣ |/[||┘ だから九人目のダミーを
|ィ个=-- ´ ┬=≦ﾆ〉 用意したわけですね。
|ノ〈ニニニニニ〈
. ／〉ニニニ／￣ ＼
／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.|
／￣￣ ＼
⌒ ヽ､_ ＼
●）(● ） |
（_人＿) ｜
'､ ｜ 各務原。
| |
| ､ .ｨﾊ､_
≧ｭ─ｰ ´ ／.......ヽ
／/Y:::ﾊ､￣／...:::::::::::...＞、
,.＜..::/:r〉:::li `y .:::::::/::::::::::::::::::..ヽ、
/.::::::::/:::｛,'::::|i / .:::::::/::::::::::::::::::::::::::∧
j ::::::::::> :.{::::::l / .:::＜:::::::::::::/..::::::::::::::Λ
i :::、:::〈 :::i::::::ﾚ .:::::::／::::::::::i:::::::::::::::::::::::::}
ｉ :::Λ::::', ::i:::::/ .::／::::::::::::::V..::::::::::::::::::::ｲ',
| :::::Λ:::::', :i::/ .::::::::::::::::::::::V..:::::::::::::::::::::ﾊ:i
,,イ´￣ { ¨¨-=´
／ ／ i Ⅶ ヽ
/ / i Ⅷ ∨
./ / / /{ = i = ii
／ィ /∥ ,x≦ .i ヽi} ii は、はい。
´ ./ ､∥ ／,ｨ仭 i,ｨﾐ、 ii
∥ {ヽii i乂ｿ ＼{ じヾ ii
{i ヽi i.U ∥ ii
.ii ii .i ｀ ' ノj .ii
ヾ ii i 〕hx ／:::::j .ii
(Wi i ∥::::::::::/ ji
,r=､＜＼,,,,,{,,,,,,,ﾍ::::::::ﾉ /
∥ ∧ i.＼::::::ﾍ::::::i:::::彡ｨ''ﾞi
∥ i i ＼::ﾍ::i::／ ∥ .i
ii i ヽー-〔_〕-―'' i {
ii i. ＼ i-i / i i
（⊃￣￣＼
（⊃ _ノ ＼
（⊃ （ ●）（●） 答えられる範囲で構わない。
| （__人__） 君は何らかの理由で、
| ｀ ⌒´ﾉ でっていうから脅されていたんだな。
| } ＼
／ ヽ } ＼
／ ヽ､.,＿＿ __ノ ）
／ . | ＿／
| ／￣￣（＿)
＼ ＼ ／| ＪＪＪ （
＼ ／ ／⊂＿）
乂 __
＞: ｀¨¨¨¨¨¨ﾐh､
／: :/: : : l: : : ＼: : : ＼
. : : ､/: : : : l/､: : : 丶: : : `､
／: : : 八: : : : ! ヾ: : : `､: : : : 、
-= イ: : : x== V: : : l斗=ミ: : : V: : : : ， ……
/: ://ん( ヽ: : ! ん(_ iヽ : V: : : : ,
. : /l Vソ ｀⌒ゝシ｜: : : V : : : ､
. : : : !: : : : lヽ: : :个､
.: : : :｛ ⌒ !: : : : lノ: : : :｝
i: : : 个s l: : : : :!: : l: i ｝
乂: : : : l: ≧s──‐- ､j: : : : :l: :/:/:ﾉ
丶 : : !: /:::l l::::::::::::::::::/ : : : /⌒⌒｝
ﾊ /, |ヾ｀ヾ'｀＜三 三／ / , / |
ゞ| ﾊ !三 ハ ｀ヽzk / ／ ' j }. /
/从ﾊ ﾊ ﾄﾊ 三 三>x/ｼヾ-＝彡 ,ｲ彡'
./ j＼ {＼ ﾊ从 三 三ﾊ ,:' ,: ／´
. , ヾ; ＼ 八三 三 三} i=＝彡'´ 君には事態が理解できないだろうが、
. ,' iｿ | {ﾐーﾞ 三 三りヾ' : '´ どうか私たちを信頼してほしい。
i i. | iﾊ ﾏ三__三／ ﾏ
| | i i |ﾊ ﾏ ヾﾉ ﾏ 隠し事の内容にもよるが、なるべく
| | | | |ii{＼ﾏ ヽ 君に被害が及ばないように取り計らうつもりだ。
| | | |､ヽ三ゞ. _ =- .ノ
| | | | ＞｀ヽ 人。:､｀::.､ ,'´￣
| | | |彡' ｀ヾ :､::.＼__Yj
| | | | _. シ
ﾊ! | | , '´
, rr-―- 、
{_,-―- 、 ＼
／/ 、 ' ､ ヽ
/ .へ ＼ }
,ィ´ ゝ .、 i ｀ ＼ これから彼を締め上げて、
{ / n,ﾍ}从 | i. |介__} } すべて吐き出させた後の話だがな。
ヽ { (( jﾉﾉ,斗- | |.c) i
ヽ从ｨtｊ f=ﾂ，| |ｿi !
|ミｿ_ .j| i || ＼ ＼
| ヽ － ﾉ.| i |ﾄ 、.＼ ＼
__| | i.｀_- < .| |/ ｀ー--┴- 、
/ . | | } / ﾉ ./ / |
ｊ ﾉ /./ .{ ( {. |
ノ { .' / |ミ;. /＼ヽ、 |
( ｀、.} |;／. ＼ヽ |
ノ / (/ ｿ |
/ ｛ | |
/ ヾC | |
／ ゝ、 C | |
／ く＼／ } ｃ 丿 ＿ ｜
,.＼＼.ク ー-- 、.,__,.. -‐ '''""~ |
―――― ,ｨ｀／,― ＼.、 ノ―
｀ゝゝ し⊂二______）}＼ __,,.. -‐ '''"
￣
／::ィf三_≠_三ミk:､`:<
／ｲシ'^:^::::.:::.::::.::`:::.ヾミx:ヽ
/ｨﾂ／::;.ィf'^￣｀ .i''＜:::ヽヾﾐ;ﾍ
/fi//:::/ ,.L ..k., 丶:::､や::､
,仍'/::/ / /1 ..| V V:::､ｾ!::, そうですか。
,仭/::/ ':/ 1.、 .| ヽ i; 1::::.,伐1 それなら……話していいかな。
.仍7:::′ /r=ｈ V:､ |=ﾕﾐki １:::::仗:i!
仭.':::j /'ｲ戌} ヽk lf'或i ﾄ、|:::.:::仭:!
_,,_ _ |ﾐ'j :::| i! 'ﾏシ ､ ＼ﾄ､ノ } |:::/::伐|
Vﾈ{ﾈ} |ﾝ::k::| | _,.. ､. 1 .|:ｲ=ミ､|
〈iﾈ、VｷkV l'N |,_ i } /!_jL.|,_ ヽ
VｷiﾍｷV1 い .L.,_＼.丶､. ノ _,.｡＜ / 〉 jィ'7！
r=:、VﾈfT^^''ー=ァ'... ...)^弋 ''''T>ーx､ ./ / ,ｨｽﾆ:'
'<^:=､ﾏｷ1 ,ィ..彡...:'^)...'ミ:、∥ ..::::::} / /./テ／
`<＾=､N | / /.:ノィ....∫....:､_jzzx｡､-j-:＜弋^:Y'^ 1
. ＼＞r‐ ┼ t‐‐ｆ弋^ヾ￣丶、＼ ＼ヽ_,.＞‐ｲ j
{ﾍ ＼ ＼ ＼ ＼_丶,.＞ー '.^￣ .. . . ニ.ﾆ}! ノ
┌───────────────────────────────────┐
│ 知り合いの女の子が、まだ、小学生なんですけど…… │
│ でっていう君に騙されて、いやらしい写真を撮られたそうなんです。 │
└───────────────────────────────────┘
乂 __
＞: ｀¨¨¨¨¨¨ﾐh､
／: :/: : : l: : : ＼: : : ＼
. : : ､/: : : : l/､: : : 丶: : : `､
／: : : 八: : : : ! ヾ: : : `､: : : : 、
-= イ: : : x== V: : : l斗=ミ: : : V: : : : ，
/: ://ん( ヽ: : ! ん(_ iヽ : V: : : : , そのことを聞いて、
. : /l Vソ ｀⌒ゝシ｜: : : V : : : ､ わたし、でっていう君に
. : : : !: : : : lヽ: : :个､ データを消してもらうよう頼みに行ったの。
.: : : :｛ ⌒ !: : : : lノ: : : :｝
i: : : 个s l: : : : :!: : l: i ｝
乂: : : : l: ≧s──‐- ､j: : : : :l: :/:/:ﾉ
丶 : : !: /:::l l::::::::::::::::::/ : : : /⌒⌒｝
）
,． '''^^｀<、 そしたら、消してやる代わりに、
/ ./ /{ i､ ヽ 一つ頼みごとを引き受けろって。
,.ﾒ ' i/ '、 |ヾ ﾟト
∥ | {┃ 丶.}┃い
. V从 :{. r ┐ ﾉ.}
｀¨ヽ=弋 ｀~ ｱ-≠
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
. | （__人__） それは、いつ頃の話だった？
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､ ＼
,,イ´￣ { ¨¨-=´
／ ／ i Ⅶ ヽ
/ / i Ⅷ ∨
./ / / /{ = i = ii
／ィ /∥ ,x≦ .i ヽi} ii
´ ./ ､∥ ／,ｨ仭 i,ｨﾐ、 ii 一ヶ月前くらいです。
∥ {ヽii i乂ｿ ＼{ じヾ ii
{i ヽi i. ∥ ii
.ii ii .i ｀ ' ノj .ii
ヾ ii i 〕hx ／:::::j .ii
(Wi i ∥::::::::::/ ji
,r=､＜＼,,,,,{,,,,,,,ﾍ::::::::ﾉ /
∥ ∧ i.＼::::::ﾍ::::::i:::::彡ｨ''ﾞi
∥ i i ＼::ﾍ::i::／ ∥ .i
ii i ヽー-〔_〕-―'' i {
ii i. ＼ i-i / i i
／￣￣＼
／ _ノ＼ その後、具体的にこれをしろ、
| （●） という連絡はなかったんだな？
. | （___ﾉ）
| ´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
乂 __
＞: ｀¨¨¨¨¨¨ﾐh､
／: :/: : : l: : : ＼: : : ＼
. : : ､/: : : : l/､: : : 丶: : : `､
／: : : 八: : : : ! ヾ: : : `､: : : : 、
-= イ: : : x== V: : : l斗=ミ: : : V: : : : ， はい。思いついたらメールで送るってだけで。
/: ://ん( ヽ: : ! ん(_ iヽ : V: : : : ,
. : /l Vソ ｀⌒ゝシ｜: : : V : : : ､
. : : : !: : : : lヽ: : :个､
.: : : :｛ ⌒ !: : : : lノ: : : :｝
i: : : 个s l: : : : :!: : l: i ｝
乂: : : : l: ≧s──‐- ､j: : : : :l: :/:/:ﾉ
丶 : : !: /:::l l::::::::::::::::::/ : : : /⌒⌒｝
／￣￣＼
／ ─ ─＼ もちろん、一ヶ月前のでっていうは
| （●）（●）| 時間の巻き戻しなんてできないし、
. |. （__人__） .| 大統領ズの訪問も知る由がない。
| ｀ ⌒´ ﾉ
. |. .} おそらくそのときは、別の何かを
. ヽ } させるつもりだったか、
/ ヽ ノヽ 意のままに操れる協力者として
./ / ∩ノ ⊃| | ストックしておくつもりだったんだろうな。
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
. ＼ ／＿＿＿ ／
〃〃 ヾ ヽ
,ﾚ''¨¨爪|¨¨｀ヽｰﾄ|
ﾄｧｰ⌒ヽ__ﾙ | ﾊ ﾊ （幼女にけしからんことをするためにおびき寄せる場合、
rｰZ ⌒ ´∧/ヽへへ}､__ 男より、女の方が安心させやすい……）
ｿ'〃／ 从/ｨ ヽ
/从（ /从（ｿ | |. | | ､./ （そんなところだろうな。その辺りも後で吐かせるが）
／ | ,ｲ.xtｯ≧ ﾒﾑ_ﾉ ﾉ .ﾉ|
__z-ｰ=彡.| |ﾐミミ ｲ .tｫｲ___／lﾊ
rzｲ// ノ ｲ| ﾚ' 〉ﾐ. ｣ 彡'iii, l | ヽ､
（〃{/ ,,彡ｲ /／ .ﾑ＜二二ﾆｱ |＼ ,| ﾊー-､
ﾙ ＜ |// -ｰヾz:::::. | ＞- ､ ヽ ヽ
r＜ ,ﾉ./ イ´ / .| ｀＞ ､.|
| ＼ ,ﾘ| ／ / l |ヽ ＞､
| ＼ ､. ノ/ rｰｲヽ ´￣j | | 〉 /
ﾑ ﾐｿ （ ∧ /ミゝ （{ | ヽ /
{∧ 人 ｀￣￣ヽ , 人 l l 〉 /ヽ
| ∧ / ＼＿ []/|＼i| ／ 川 ﾘ / 〉
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ 一）（●） 校長が召集をかけたとき、
| （__人__） おそらくＸは各務原に連絡した。
| ｀⌒´ﾉ
| ,.<))／´二⊃ 巻き戻しの件をどこまで説明したかは分かりません。
ヽ / ／ '‐､ﾆ⊃ 「適当に話を合わせて頷いておけ」
ヽ､ｌ ´ヽ〉 程度の指示だったかもしれませんが、
''"::l:::::::/ __人〉 とにかく、九人目として出席させたんです。
:::::::::|_/ヽ. /|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
:::::::/´∨/`ｰ'〉ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
:::ｙ′.: ',ゝ､_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
／: :／/: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|
lヽ
| ヽ ＿_
ヽ L,ｧ'´ ／
, ＞f=-＜ｰ ､
／: : :イ´: ∧ヽ ､: :.＼
/: : : :|:/:_: l/ }: |､: : !: : :ヽ
l: : : : |/´// ｌ:バ｀:|: l: : :.| （そういえば各務原さん、
|: ｌ: : :|≠彳 !ﾃミ: :!: ﾄ､! あの席ではほとんど発言してなかったなあ）
|: l: : :ｲ代.| |rt:从ｌ: :|
l/l: : : 弋シ ゞ= {ﾉ: :|
ヾ.ﾄ､:.l､''''' ｡ ''''ｲ:∧l
Vヽヾ７ｰfァﾆ彳 l/
Y⌒ヽ､／｀ヽ
. ├‐┬＝┬┤
ｌ ! ! ｌ
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） 当然、全員、混乱しただろ。
. | （__人__） 巻き戻しを認識できる者は
| ｀ ⌒´ﾉ 八名しかいないはずなのに、
. | } 現れた謎の九人目。
. ヽ }
ヽ ノ ｍm
/ ￣￣￣ つﾉ
| |￣￣￣
／￣￣＼
／ _ノ .ヽ、＼ それでも、校長は判別方法を思いついた。
| （●）（●） | 次に巻き戻しが発生した直後に、
. | （__人__） .| 指定したＳＮＳにメッセージを送らせたらいい。
| ｀ ⌒´ ﾉ 九人目は前の周回の記憶が残らないから、
. r─一'´￣`＜ヽ } すぐにメッセージは送れない。
. `ー‐ｧ , ) , -'~⌒ヽ、
ノ {. ,ﾍ ,l. ゝ、_ .'ヽ).
. ／, ､ _ /. | . ', . .. .ヽ、
（／ / // / / ...| ...|＼..＼＼ ＼_)
/ // / / . . ＼_＼_)､_）
ｰ' {_/ノ ."´
／ ＼,-、__ とはいえ、この対策にも
／_,ノ ｀⌒ ヽ.,__ ヽ 穴がないわけじゃなかった。
| (● ) （● ） ,.! ┴-'、
| (___人___） 〉-‐‐´ l Ｘは、その隙間を突いたんだろ。
.| 〉--‐´ l
| iヽｿ l
Λ ∧｀;" '、
__,. ｨ仏 ___、___ ｨ_ノﾍヽ、 _,.‐ｰ、_
_,. -= ''' .:::::::}:::::::::::::::::::::::／::::::::>´..:::::::.. ヽ｀.､
ノ´ ...::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〈 :::::::::::::::...＼::ヽ
／ ...:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::', ::::::::::::::::::.. ヽ:}
/／__/＿/ / | ヽ ＼＼ ',
r┴' / / ｀∧ ! /^＼＜￣ヾヘ
／／ / / ,、∨,、 ＼ヽ ＼＼ 全く、自分がＸに踊らされていたかと思うと、
∠..ノ / / / ∧ヽ|/∧ヽ ヽ＼ ヽ ヽ イヤになる。
r' / ,' / /l /´｀"ﾞ｀´ ', ! ､ ', ヽ＼}
| { l ﾘ ,' 从 ﾘ | 〉 } } ﾘ 私が考えた対策も、
／ﾚﾍ |＼トﾍ匕Ｌ..＿,. ､__/厶∠L／ ｌ ｌイL Ｘの掌の上だったというわけか。
,ィ ´ ／ ∧ﾄ､ゝ弋‐辷ﾃﾐ､ ,ィ辷テｧ/／|,.ｲ ヽ＼ー- ､
/ ／-ｰ彡'´|l lﾍミi｀￣彡 ｜ ヽ ｀￣´/ // ! ｀ ‐- ＼｀ヽ ＼
_,.〉＜´ // |ｌ トゝﾐ彡'7 | ／／,' |ヽ ｀¨ ｰ- ヽ
.´ // |ｌ |ヘ三彡ﾞ ┘' ,.ﾌ / ｌ ＼ ｀¨＞ｰ ､
. ,'/ | ', ヽ.l｀マ{ ゞ二.Tミ、／ｌ l | ヽ 〉 ',
/ /| ｌ ｌ| ＼ |ヽ|´ ｜ ｌ ｌ| ',. / l
. ,' ,' ｜ ｌ ｌ| ｀ ｰ'|ヽl | ｌ ｌ ト、 ｜ / !
/＿＿ / | l | ＼ ゞ'ﾞ | ｌ ｌ | ヽ___⊥__ / ,'
ヽ, | l |彡 ｀ ´ ィ三ﾐ:! l ｌ | / / /
＼ ﾉ l |三i ゞﾐ三| l ｌ | / / /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿ ┌───────────────────┐
':::::::::::::｀ . .
/:: ::::::::::::::::::::: ヽ | ダディです。間に合って……ますよね？
.i :: :::::::::::::::::::::::::::::::i |
{ :: ::::::::::::::::::::: ::::::: ! |
', <●>:::::::::::::::: :: ﾉ ／
l :::::::::::::::::::::ﾉ ￣`'―──────────────────┘
/⌒ヽ ﾍ ::::::::::::::::! /⌒i
＼ ＼ ＞,､ __:::::::::::イ /:::::/ ログイン：6：05
. ＼ :::::::::::::::::::::::::/ :
＼ :::::::::::::::/:::ノ
＿＿ ┌───────────────────┐
':::::::::::::｀ . .
/:: ::::::::::::::::::::: ヽ | なでしこでーす。
.i :: :::::::::::::::::::::::::::::::i | 私が最後ーー？
{ :: ::::::::::::::::::::: ::::::: ! |
', <●>:::::::::::::::: :: ﾉ ／
l :::::::::::::::::::::ﾉ ￣`'―──────────────────┘
/⌒ヽ ﾍ ::::::::::::::::! /⌒i
＼ ＼ ＞,､ __:::::::::::イ /:::::/ ログイン：6：06
. ＼ :::::::::::::::::::::::::/ :
＼ :::::::::::::::/:::ノ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
_ -=＝ニニ7⌒'＜｀ー ､
.∠二ﾆ ､.∠二＿__/￣ .:人 .:＼ 巻き戻しの直後、
. ／ ￣＞ 7 .:＞ :} .:｀Y .:}
. ′.:／／ :/＼ :/ｲ .:) .:i| ノ ﾘ .:} 从ﾘ でっていうを除く七人が、
/ .:/／ .:从 .:ヽ ! （ .:ｉ 八γ从У乂
. ,ｉ ,/ .:/ i |ﾞ＼ 人ﾘ 人 ﾊ::ィ代'' 弋ｒ―-､ 私の教えたログインパスワードを
ｉ| 〃 .:/ ｉ |ﾍヽ＼{｛｀ヽ ＼ ミ=ｰ:::_j ,ゝ/ミY 使って ＳＮＳにコメントを入れた。
ﾘ :/ i ｉ | ∨＼ヽ__ｊ`Yﾍ`ー:::｛ _ ...j'::::{/ ｀ヽ
/ :, / ii ｉ | ＼.:ミ, | :!| .＼:::::::} ｀{:::::ﾑム i 最後に、各務原の名前で
. / .:, // i ii ｉ | r=Ｙ,,、_| :!| .:| ｀ミ､ __人::::| | | コメントが入っていたが……
/ .:/// i i ii ｉ | _/.:.:.|〃j | :!| .:| :ハ |Ⅵ∠ｲ j
. / .:///..-┴‐┴┴'.:|:.:.: | ,彡j:.:!| .:| / Ⅵ 乂.ｰﾍ ＼
, :/´｀ヽ :.:.:.:.:.:.:.:.:.: |:.:.:∧ / ! .:! :′ l |:.: .:｀Ｙﾍ ／ |:､
. / :/.:.:.:.:.:.:.',:.:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:.:У .:从 ! ! 弋＼ :{._／<> ハ＼
. ,′ .:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:.:.:.:.:. |:.:.:.:/ .:/ ﾄ /´ ｀ヽ .:|＼ /:.:.:o:. ＼
{ :_/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',.:.:.:.:.:.:.:;′:.:{ .:{:. :人_ Ⅵ:.:＼:｀ｰ′:.:.:.:o:.:.:.＼_
. ', .:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.',.:.:.:.:./:.:.:.:.:.ヽ :｀Ｙ: .:｀ヽ｀ヾ;ﾐﾐｲ ＼:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.i
､丶｀..,,_ ｀`丶、＞'"~｀`丶､.,,__,,
.,,＿,,.､ヽ` _,,...､､､、 Ｙ⌒ヽ ､、 寸'〜、`'＜
､.,,__,,＞ ゛ヽ` ,〕丶、 、 ﾟ:, 丶､ 、 ｀``ア
>'´/ ／ 〕 `, `､ ﾟ， ｀､、 `'＜.,,__,,.ノ
,( /_,, ,′ :' ′ ,′ ﾟ, , ﾟ, /
人｀``｀ { / ,′ //, ⅰ.: } ':, ､ｲ
γ"''〜､､ィ~) ,,..、 ／ / / ! ; ; ﾟ, ｀ ー=ァ,
⌒! ､.,| 、~"''〜' ﾉ ﾞ ‰′ ﾉ } ／/
"''i .,,j )h､.,,_,,､‐゛ ／ ､‐゛ ,′ ; 六時六分にメッセージを
j 7 」＞, ヘ.,,__,,.､丶` i{ i ,′ ／ ＳＮＳに入れたのは
..,′/、.,,,_／ ,.､､ィ ′ ﾔ i } /(,_,, ∠..,,__,, 各務原さんじゃなく、
〈 ⌒ ／ / i ,乂 | ; 、 ／ 各務原さんを装ったでっていう君
./, `, ,′i i ⅱ ,′i .圦 ( ,,ノ, ト ( ＼ ｱ゛ だったわけですね。
. ﾟ, ！ .八ハ从 ∧ ト､、 ﾉ ＼ i iγ､{ )' _,,､‐゛
γム ﾟ, γvﾉｰ-h､.,,_`'〜、 ; .}ﾉi i 〉, ア
. } '∧ ∨ ! ｉ{ｰ=セ箝ﾃ'ア } :ﾞ ,ﾞ ｝:i / くうぅo｡.,
. }::.::.:寸､.,,_ '/ﾉi 八~"'' …'`゛ _,,ノ! / ﾚ 〈ノ ｉi .! 「⌒:i:i:i:i:))〕､､、
ⅰ:.::.::.::.::.::.::｀``｀.:j}乂(_,,. 八 γ!]{]从ﾙ寸:i:i:i:i:ｱﾆ!.:::. ﾟ,
ⅰ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.,ﾞ`〜､.、 / j `'芍/ﾆ∥;;;;;i.:',
∥ .:.::.::.::.::.::.::.::.::/ 乂__ _＿,,,..､、 ,ふ:.:.. ,′ ,ｨi{ ｰ{{;;;;;;;;|.::ﾟ:､
{{や.::.::.::.::.::.::.::.::ハ ／.::.:ム⌒ ｀”~ ｀_,.ィ(::.:.. . ,′ ,ｨi{ニニﾆﾘ;;;;;;;|::.::.::＼
ｉｉ.:∨.::.::.::.::.:::／.::.:}７.::.::.:://ﾑ,___,,,.､rｉ｛::.::..:.. . . / _,.ィ(ニニニア;;;;;;,ｨj::.::.::.::.::.＼ー ､
ﾔ::.:`::.､､丶｀.::.::.::.从.::.::.////ニニニﾆア゛.,,:. ,:ﾞrｉ｛ﾆﾆニﾆﾆ／:;/／ ,′.:.::.::.::.:.:.:)i;;:.:.:＼
:j::.::.:.:.::.::::.::::.:::::／.::.::.::.///,たニﾆﾆｱ゛,.､ｬﾔ゛-＝ニニニｱ゛ﾆ/' ./ . :.:.:.:.::.::.::.::./.::.::.::.::.＼
_,....----､,,...,,
r‐''"彡;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;｀ヽ
. ／;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;彡;;;;;;;;;;;;;ミ、＼
.ﾉ;;;ノ;;;;;;;ﾉ;;;;;;;;;;;／;;;;;ﾄ;;;;ﾐ;;;;;ミ;;;;;＼ ちょっと待ってくれ。
/;;;;;;;;;彡／,;;;;;;;彡ﾉ/ 入､ﾐ;;;;;;;;;ミ;;;;ヽ.
/;;;;;;::-＜彡ノ彡" ノ./´. ＼＼ ﾐ;;;;;;;;;i 校長がメールで送信したＳＮＳの
/;;.／ ｀ヽ､ ´ /r i／´｀ ｀ ＼;;;;;} ログインパスワードは、
.り ､≦二ミ、＼ ,ノ´ / 彡ニミ,ｒ ヽ|_ メールをもらった本人しか知らないはずだろう？
.. ﾉ｀Y ＼,,_○ ,i ,!{ ノ i､○__ノ i ヽ
.|(.i |｀''-.,,..,.￣ ,.,..ﾉ.ﾉ （ ￣ ﾉヽ|
ヾ iヽ,, ´>.く ,‐､ .ﾉ‐、 ／|ｒ.ｲ
,-ﾉiゝi ｀ヽ、ii. ｀‐（___）-' ／ く|ﾉ ﾄ--、__
‐'"/::::| .人 X ,丶し‐、 i´! ノ .|: ＼＼
´イ:::::ヽ ｀ヽ ｀ -く-'ﾆﾆヽ＞ ／´ /:::::::∧
./:|:::::::::｀、 入,,_ ＞--く .ノ´ ／:::::::::::i::::i
.|::.|::::::::::::＼ .ﾍ､. ´ }} ,r´r ／:::::::::::::::/::::
i::::i::::::::::::::::::ヽ､._ ＼''-､,,,,,..ゞ ‐'.／,.r''´::::::::::::::::::/:::::i
ヽ::ヽ,::::::::::::::::::::::~"''‐- ::: ,,.ノｒ''"::::::::::::::::::::::::/:::::/
ヽ::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::イ｀''''"ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::/:::::/
, ---- ､_
／彡 xﾐミ三_ﾐ ､ でっていうが各務原のパスワードで書き込むためには、
/彡彡,ﾉ/ `__-､ﾞミ}、 各務原からパスワードを教えてもらう必要がある。
{,ｨ彡く、}l´{oﾉ.ﾉ¨`}))､＿＿＿
{K〔_o!j´`ｰ ´ ,.ｲﾉ /｀l ＼ ￣`ー だが、全員監視されてたのと、
`‐T ﾒ(r_,-' ./i _ﾉ/. : ! ＼ x┐ ジャミングで電波が遮断されていて、
`ｔ-､,ｒ'ﾆ- { ,/ /. : :.|! ./ .| 教える手段はなかったんじゃねえのか。
,ｲ｀ト､`´ >'´./ : : : || / j
／/ {: : :.￣ｧ＜_ : : : :|:| /
／ /. | : : : /､__/.:｀ヽ_｣:| /
/ /. l＼ /.::| ﾄ、: : : : | /
} .⊥. ∨ ′:| ∨: : : | ./
./ .| ＼ ＼: : | ∨: :.| /
{_ ｌ ＼ ＼! ＼:| /
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､.＼
| （●）（●） .| 俺もそうだと思ってました。
! （__人__） | でも、考えてみれば簡単な話だったんです。
, っ ｀⌒´ |
/ ミ） /
./ ノゝ /
i ﾚ'´ ヽ
| |／| | |
＿＿
／ ＼
／ノ ヽ_:＼ あらかじめ、入れ替えておけば
｜ （●） （●）｜ よかったんですよ。
| （__人__） .|
ｌ ｀ ⌒´ ｜ 二人のスマホを。
{ ｜
{ / 視聴覚室に行く前にね。
,-､ ヽ ノ、
/ ノ／￣／ ` ー ─ '/ ヽ,
/ L_ _( { r-､ ヽ
_,,二) 〔― ‐} |
> _,ﾌ }二 ｺ＼ Li
,.イ彡ソ彡ソヾ ヽ
／彡ソ彡ソ彡ソ彡ハ
/ノ彡イ彡ノ／）ハ＞ ∧
| / ≧ﾐ、 y ,.イ∠＿ヾ | あっ。
Y( てＯ》>Y--<《Ｏ ﾌ,)'Ｙ
｛{ゝﾐ,─ イ { }＞─彡ﾉ）｝
し |＼. < ( ) > J ／し´
⌒∧＼ _彡〜ヽ._ /／∧⌒
/ ＼ヽ ＞⌒＜ / ／
/ ｀ トー─イ／
/ /＼ ／ヽ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／]／ ／]::::::／ )人:::::::::::|
::::::::|::::::_/⌒＼]＼＼ ￣￣￣＼ ]／ ／ ＼::::::|
::::::::|／｜ ＼＼__／￣￣￣￣￣＼＼ ／ ／￣￣￣ /]／ そんな……馬鹿みてえに簡単な方法だったのか。
「＼| ｜ 〔 }＼[| ＼＿＿＿＿ ＼} /／￣￣￣￣}]
人 ＼) ＼人 )≧====彡 人 // ∠二二ﾌ /
＼＿) u ＼＼＿＿＿＿＿_／ }≧=／￣＼＿＿__／|_
∧ ＼ ＼＼＿＿／￣ /{ )＼ U |ﾆ
∧ ＼ ＼ ; ; (_ | ＼__／ ＼ |ﾆr――‐､
u ∧＿_ 〉 /⌒＼ ／ ＼ ＼ﾉﾆ|＿＿__ﾉ＼
u ∧ ＼ / / 〈 （＿＿Ｙ⌒＼ ／⌒ﾞ＼| /⌒＼
＼ ∧ / / ＼＿_ 人＿_ノ＼ =彡 ＼ ＼
=-＼ ｛＼ ｝ ｝ ／￣￣＼ ＼ ,ノ|＼| ⌒|＿＿_
二=-＼ ｛ ＼ / / ―ヒ¨￣ ￣〕ﾄ ／| |二| |ニﾆ=‐＼
二二=‐＼ ｛ ＼} { ｕ ⌒ ／｝ | |二| |二二ﾆ=‐＼
ニニﾆﾆ=‐＼ ｛ ＼ ／￣￣￣＼／ | |ﾆ/ /￣＼ニニ=‐＼
二二二ﾆﾆ=‐＼ 〕ト / /⌒＼ | [/ / }二二ニ=‐＼
, -､
, - ／ ／ 偽りの「九人目」に認定されることが
／￣￣＼ / ﾉ／ ／ でっていうの目的だった。
／_ノ,､ ＼_ ＼ / / ／｀ヽ
( ●）（ ●） | { （__／} そのために様々な可能性を想定していたに
（__人__） | { （__／} 違いありません。
(｀⌒ ´ | / （__.ノ
{ | / ,;-ｰ'´ ＳＮＳを使うとまでは
{ / . / . ノ 予想してなかったかもしれないけれど、
ヾ / ／ .／
ｿｇﾍ二ﾆ=7.／ ／ メールやネットを使って、巻き戻しを認識できる人間を
∧ii/ oィ/厂 ／ 判定する方法が提案される可能性くらいは予期していた
/ .|/／＝≠. r'´ でしょう。 掲示板にはメールを使用すると記されてましたしね。
l |｡ ｀~/
/ |｡ /
┌───────────────────────────────┐
│ どういう段取りだったかは正確には判りませんが、 ...│
│ でっていう、各務原それぞれの携帯からメールを送った後、 .....│
│ どこかで二人の携帯を入れ替えた。 .....│
└───────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────┐
│ メールを送った時点で校長にマークされて監視がつくかもしれないから…… ....│
│ 先に入れ替えてから連絡したのかもしれませんね。 .....│
└──────────────────────────────────────┘
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿_
l 、 ＼
＼＼ ＼
l.＼ 、 ＼
l |､.＼ﾞ二二二二二二二二二二二二'ﾉ
l | ＼| |＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿,| |
l | | | l | | |
l | | | l | | |
l | | | l | | |
l | | | l | | |
[] . | | [] | |
[.] [.]
┌─────────────────────────────────────────┐
│ 警備員に監視される心配がなかったら、ロッカーや机の中で適当に交換できたでしょうし。 .│
└─────────────────────────────────────────┘
┌────────────────────────────────┐
│ ..│
│ 視聴覚室の会合が終わった後、 │
│ でっていう用のログインＩＤは各務原の手元に送信される。 .....│
│ 各務原用のログインＩＤは、でっていうに送信される。 ......│
└────────────────────────────────┘
． … ．
.r ：/ノＹﾆヽ ：
＞‐＝‐ ､ ：/ （0)(0）｡ヽ ：
./ / { ヽ ヽ ：／::::⌒｀´⌒::::＼ ：
‐ﾁィ^{ :|ﾏi､ヽ N、 ：| ,-） （-、.|：
f./┃ヽ､{┃! | .1 ：| l rヽ／⌒ヽノ | ：
{.ヽ､,_ワ__,.ﾉ .ﾉ jﾘ ：＼{／ ／／：
｀^` ^¨´￣
┌────────────────────────────────────┐
│ 後はＩＤを記憶しておいて、巻き戻し直後に各務原を装ってログインすればいい。 .│
│ 入れ替えたスマホも、巻き戻しが終わったら手元に戻るので証拠は残りません。 .│
└────────────────────────────────────┘
┌──────────────────────────────────────┐
│ 厳密に言えば、でっていう用のログインＩＤは使わないので、でっていうのスマホを ...│
│ 各務原に渡しておく必要はないかもしれませんけどね。 .│
│ .│
└──────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────┐
│ 視聴覚室で、各務原が電話していたことも事態の把握を妨げる一因だったでしょうね。 │
└───────────────────────────────────────┘
,,イ´￣ { ¨¨-=´
／ ／ i Ⅶ ヽ
/ / i Ⅷ ∨
./ / / /{ = i = ii
／ィ /∥ ,x≦ .i ヽi} ii
´ ./ ､∥ ／,ｨ仭 i,ｨﾐ、 ii
∥ {ヽii i乂ｿ ＼{ じヾ ii
{i ヽi i. ∥ ii
.ii ii .i ｀ ' ノj .ii
ヾ ii i 〕hx ／:::::j .ii
(Wi i ∥::::::::::/ ji
,r=､＜＼,,,,,{,,,,,,,ﾍ::::::::ﾉ /
∥ ∧ i.＼::::::ﾍ::::::i:::::彡ｨ''ﾞi r─－‐､
∥ i i ＼::ﾍ::i::／ ∥ .i _| ___ |
ii i ヽー-〔_〕-―'' i { :| 冂| |
ii i. ＼ i-i / i i ｜ 〒' |
:| ｆ,ユ...:」
┌───────────────────────────────────────┐
│ でも各務原はスマホを二つ持たされていて、あのときのスマホはメール用じゃなかった。 .│
└───────────────────────────────────────┘
┌─────────────────────────┐
│ それほど難しいトリックじゃあない。冷静に考えたら、 .│
│ 誰か思い至ったかもしれません。 .....│
└─────────────────────────┘
┌────────────────────┐
│ このアバターは現在休止状態です │
└────────────────────┘
＿＿
':::::::::::::｀ . .
/:: ::::::::::::::::::::: ヽ
.i :: :::::::::::::::::::::::::::::::i
{ :: ::::::::::::::::::::: ::::::: !
', <ー>:::::::::::::::: :: ﾉ
l :::::::::::::::::::::ﾉ
/⌒ヽ ﾍ ::::::::::::::::! /⌒i
＼ ＼ ＞,､ __:::::::::::イ /:::::/
. ＼ :::::::::::::::::::::::::/ :
＼ :::::::::::::::/:::ノ
┌─────────────────────────┐
│ でも、でっていうがメッセージを入れなかったことで、 .│
│ 皆、そちらに目を奪われてしまった。 │
└─────────────────────────┘
／￣￣＼ 巻き戻しの後、でっていうは各務原家を訪れ、
／ ヽ､_ ＼ 彼女を殺害した。
（●）（● ） |
（__人__） |
（ │ それ以前の周回で、でっていうは
{ | 年齢・性別の異なる人間を何度か殺していた。
⊂ ヽ∩ く これらの情報から、そして殺害が六時〜九時の
⊂てヽ ,,_ '､＿ ＼ ／ ) 時間帯だった状況から、皆は想像した。
{三＿ ｨ `´ ／|_＼ “ .／|
.＼__／ | ＼_／ |
┌────────────────────────┐
│「巻き戻し直後の三時間、Ｘは迂闊に動けないため、 .│
│ でっていうを脅迫して人殺しの駒に使ったのだろう」 .│
└────────────────────────┘
／ ＼
│ ━┓ │
. ｜ ┏┛ │
. ｜ ・ │
＼＿ ＜´
/´ ｀＼
| |
| |
./ﾆＹﾆヽ
r､r.rヽ. / （0)(0）ヽ
r |_,|_,|_,|／ ⌒｀´⌒ ＼
|_,|_,|_,|_,| , -） （-、.|
|_,|_,|_人 (^ iヽ＿＿ ノ l |
| ) ヽﾉ | `ー'´ ／
| `".｀´ ﾉ
入＿ノ
＼＿／
／
┌───────────────────┐
│「それまでの殺しはテストで、 │
│ 今後、残った六人が狙われるのだろう」 │
│ ってね。 .│
│ ......│
└───────────────────┘
／￣￣＼
／ _ノ .＼ _,,
| （ ●） （●） |. ｌ;ｌ この時点で、でっていうはXの容疑者から
. | （__人__） | ＿,_,|,|_, 除外されてしまったんですよ。
| ｀ ⌒´ |, ト-=y 丶
. | } ヽ `ｉ,￣‐^ｌ ある意味、Xはチャージに
. ヽ } ヾ~ ` ｉ, 三時間かかるという制約を逆用したんです。
ヽ ノ _ ヽ、 ;ｉ,
,,＿,ｉ y,ｿﾄ,,__ ヽ、 ;ｉ,
,/r-'"j ／ ／ ｉｉ, `ヽ､-x,,゜r ;ｉ
,,／'/__.L、 ／ヾ、"ｉ `ヽ `;ｉ ｉ,
,／ /_ｉｰﾍ,ヽ､ , ／ｉ" ヽ、 ｉ `、'ｉ ｉヽ、
_,） ヽ " ﾈﾒ、_ｉｉ"~ ＿Yrｉ ｌ, ヽ、
_,,,>t 、ヾ、 ゞ;;/ ／ ,￢ V⌒ｌ
,y`;,,__ ,ｉ /ｉｉ' ／ r-／| ｌ ｌ
_／^,,, ヘ ｌ /ｉｉｌ ／ ｌ"v' ｙ } ｌ
v=4⌒ヽ、 j --,,,ｉf /ｉｉｉ| ,, 〈-ﾍ_,、 <、 / ｉ|
/＼＿＿_／ヽ
／ -‐' 'ｰ- ＼
. | （●）,(､_,)､（●） ::| そのためだけに、
| /,.ｰ-‐､i :::::| 前日までは無関係な人たちを
| //⌒ヽヽ .::| 殺して行ったってことですか。
| ヽｰ-‐ノ :::::|
＼ ￣ ...::／
入 ヽ,､/ _ ノ丶、
, ' ,≧＝ー‐ー＜ ＼: : ＼
／: : : : ＾: : : : /∧: :|: : ｀丶､V: : :＼
／: : :／: : : /: :.// | |: :ﾄ: : : : :.ｌ |: : : : 丶
. /: /: :/: : : : /: :,ｲ:厂「ヽ :|ヽ: : : :| |: : :.|: : ヽ ひどい……
/: :/: :/: :丶､」:_/ |/ | ヽ| ＼_」,レ: :.|: : : }
/:,イ: : f: /: : /|∠ﾆﾋ | ｀ヽニ_､､V: : : |:|: : |
／ /: : :|:ｲ: : /,ｨ'ぅｆヽ 'う'ヾ､ｊ: : : :|:|: : |
|: : :.|ﾊ: : ｊ《 込しｌ} 込しｌ}ヾ: : :.|ｊ: ,: |
|: : :i|::ゝ∧ 弋ｔｼﾉ 弋ｔｼﾉ |: : :∧λ|
|: :∧:ヽﾉ ヽ ,,゛" ' ゛" /: :/ノ:ハｊ
',:.,' 丶:｀┬ヽ、 ‐-‐ ノ: :/ｲ:〈
V /ヽ: :|:A:ﾉV‐- ､ ｨ-‐=ﾌ |:.//|:/＼
＼ >'⌒く ‐＜' '＞‐ 〉/‐ﾍ」ﾍ／
/ ＼ ＼／ ／'＾ }
. { ､ ヽ、 ／ / |
. ヽ ヽ ｀￣ / ﾉ
￣￣￣＼
/
l ＿_ﾉlL＿ |
l ( ●) ( ●)| 大して罪悪感は感じなかったでしょう。
_l (__人__) |_ 巻き戻したら生き返っちゃいますからね。
／:::＼. ／:::＼
/´::::::::::::｀r‐--‐ｧ'´::::::::: ｀l
l:::::::::::::::::::::ヽ＿/:::::::::::::::::::|
|:::::::::::|:::::::::::::∨::::::::::|::::::::::|
|:::::::::::|::::::::::::::o::::::::::::|::::::::::|
|::::::::::::`…ｰ‐─‐-ミ:|::::::::::|
＼:::::::::::::::::::::::::::::::::|l｀ヽ::::/
_,,. -─- .＝= -,..-‐､
. _,厶-ク ＼v｀ヽ＼´- ヽ
／ / ,ハ ﾊ ﾊ }
/ /ｲ /ヽﾍ/r､_},ﾊ // ヽ （今思い返してみると、
{ｲ /!仏ﾑﾍ/ ｀ｿｲ ﾘi // | 腕をもぐアイデア、実行しなくて本当によかったな……）
Vi ﾊ ● ●．^ヾｲ} ﾘ| |
ﾊ/||ミ彡》､_,､_, /// / |ﾉ| | |
＼ﾄゞﾐゞ ヽ._） / | ｝ | |
| |＞ ｧr‐七⌒ | |リ | |
| |/ {メ^く_/ | |ヽ | |
┌──────────────────┐
│ そして再び時間を巻き戻し、六時。 .│
│ 今度は各務原を殺さない。 │
└──────────────────┘
┌────────────────────┐
│代わりにメールで、「これこれこういう感じの │
│ 錯乱状態を演じろ」と指示を下した。 .│
│ ....│
└────────────────────┘
） _人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人_
,． '''^^｀<、 __,ﾉ
/ ./ /{ i､ ヽ ）. やあああああ！
,.ﾒ ' i/ '、 |ヾ ﾟト ｿ.
∥ | {◎ 丶.}◎い ,） 助け、助け、助けてっ！
. V从 :{. r ┐ ﾉ.} ⌒ヽ 殺さないで、殺さないで殺さないで！
｀¨ヽ=弋 ｀~ ｱ-≠ ﾉ.
⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒
┌──────────────────┐
│ 錯乱を装わなければ、 ..│
│ 各務原が前の周回を覚えていないと .│
│ バレちまうからな。 │
└──────────────────┘
､__ -= ／: : : : : : /: : : : : : : : :! V: : : l: : : : :V: :、: : : : : : :V
. : : : : : : : :/ !: : : : : : : :｜ V: : :l: : : : : V: `､ : : : : : : V
/: : : : : : :／ l: : : : : : : : :l ∨:｜: : : : : V: :‘， : : : : : V
. : : : : : : ／--､ヽ : : : : : : l _＿∨!: : : : : : :V : ‘，: : : : : :V
/: : : : : : rっ'"￣ ＼: : : : l ＼ﾐヽ : : : : : : : V: : :，: : : : : :!
. : : : : : : / _＿__ ＼: : ', ＼(_ ） : : : : !: : : :，: :八:､l
/ : : : : : / γ:::::::::::::::丶＼i i: : : : : : : :l: : : : ，: : : ＼
/: : : : : : . √:::::::::::::::::::::::＼ !: : : : : : :｜: : : ‘，: : : 个､ やだ、やだ、やだ、ナイフ、
. : : : : : : ﾊ /::::::::::::::::::::::::::::::::::} l: : : : : : : :l￣ヽ : i : : : 八 ＼ナイフ怖い、イタイ、いたい、
.: : : : : : : :!∧ !::::::::::::::::::::::::::::::::::::。 ｜ : : : : : : !_ }:｜ : : : : } 痛いよおっ！
l: : : : : : : :l ∧ ，::::::::::::::::::::::::::::::::::_､+''"~ : : : : : : : ! ￣｀丶､: : : :/ヽ
l: : : : : : : :l ∧ }::::::::::::::::::::::::::ィi〔 l : : : : : : : ! ＼:く }
l: : : : : : : :l ＼:::::::::::::::xi( l : : : : : : : ! ＼ }
l: : : : : : : :l ＼／ l : : : : : : : ! /
l: : : : : : : :l ／ . : : : : : : : 八 /
┌────────────────────┐
│ その後も巻き戻しを繰り返していたなら、 ..│
│ どう演技させるつもりだったか……？ .│
│ ショックで記憶を失ったフリをさせるとか、 .│
│そんなところだろうな。 ......│
└────────────────────┘
／￣￣＼ 各務原を生き返らせた理由……
／ ノ ＼ ＼ これは校長も言ってたけど、
| （●）（●） | 警備員を充てる対象を可能な限り増やすためだろ。
. | （__人__） |
| ｀ ⌒´ ﾉ 二度と殺させないように、
. | } 各務原の自宅周辺に大量に警備員が動員される可能性だって
. ヽ } ゼロじゃなかった。
/⌒ ー‐ ｨ ヽ
/ ,⊆ニ_ヽ、 |
/ ／ r─--⊃、 |
| ヽ,.ｲ ｀二ﾆﾆうヽ. |
／￣￣＼
／ _ノ .ヽ、＼
（●）（●） | この点については、見込み違いだったみたいだな？
| （__人__） .| 実際のところ、各務原は学校で保護されることになったから、
| . '´ｎ｀' .ﾉ 警備員を分散させることはできなかった……
ヽ . | | }
ヽ.. ﾉ .ュノ
/ { ..ﾆj､
|. | "ﾂ ＼
|. | .l |ヽ、二⌒)
/ﾆＹﾆヽ
/（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ
／::::⌒｀´⌒::::＼ ……
| ,-）＿＿＿（-、|
| l |-┬-| l |
＼ `ー'´ ／
┌──────────────────────────┐
│ 後は皆も知っての通りだ。「Ｘに操られた」でっていうが、 .│
│ 順番に他のメンバーを襲うつもりと見せかけて、 │
│ 大統領ズが訪問した際に割り当てられる .│
│ 警備員の数を、俺たちの警護のために減らすよう仕向ける。 │
└──────────────────────────┘
＼ .|o| ／ ＿＿
r=''i~||｀ヽ. r'_,-,_', |~| |｀'ｰ､
| |..||｀ヽ.| 〔|}_.―._{|〕 l,_| |〔〔l||
〔||―'-i....___|.._＿＿,-〉ﾍHﾍ〈ｰ､＿＿,............___|.........|‐=∥
|`ｰﾚニﾆi77ニニi7ｦ/ｦ/フ´ニニニ| | .| _.-;''＼||
|冂| | | |三三| | | .| |c〈 〈ヽヽ. ,--､
|| | | |＝=､_|三三|__,.=＝＝＝| | .| |c∧ ヽ〉 ヽ / / , -‐､
|| |r===,| |- - - - - - - - - - - -'､三ﾆ', | ヽ,c.',＿_ri^i/｀''/ ／ ／
|| ﾄ､ 三`'i||￣||三三三||￣￣||￣`Y`､.三`､|／＿＿＿./｀''/-､／`'／
|| | `i''ｰ-|| |:三三三|| || :| .￣￣l.i´r====ノ`ｰ'^'ｰ'´`'／ _... -‐‐┐
／￣￣ﾌ｀ヽ, || |'(米)三/| || .目| |.| |::::::／`ｰ--､.._`ｰ'ゝ''´､,_,.-‐''´
-==-
ノ ／::::::::::::::::::::::ト ヽ _＿＿
r .ﾆL._/ ::::::::::::::::::::::::::| ｀¨¨¨´ _＿＿ ⌒｀`ｰ=
| ニ「.r '"´_:::::::_ ｀` ::| _ﾆﾆ二二二二二二/´
l ニl }Tﾆﾘ::::〈ﾆニ}:::::| _ﾆニ二二二二二二/
} _ﾆi｛ ,:::'" :::::::::::::::....| _ﾆニニニニニニニ／
. ＼ :.Ｙｧｪｪｪｪｪｪ ::/:/ _ﾆﾆニニニ／
. 丶＼ﾐ┴┴┘彡 _ﾆニニニニ／
｝== くO__＿____ﾆニニ{￣￣
_,,.. -‐__'"ニニニ＼ニニニニニﾆﾆ=- ､
. r ' ￣ _ﾆﾆニニニﾆニ＼ニニニニニニニﾆ=- ､
. | _ﾆニニニニニニニニ＼ ニニニニニニニニヽ
. r '"ニ ニニニニニニニニニニニニニニニニニニﾆ
. i ニ ニニニニニニニニニニニニニニニニニニニi
┌─────────────────────┐
│ ちょうどいいタイミングで不発弾が爆発して、 │
│ 大統領ズが犠牲になってくれたら上出来。 .│
└─────────────────────┘
／￣￣￣￣＼
( ＿＞
. /＼＿＿＿＿＞ヽ
/ / ミ＼ ／彡Ｖ .|
（Ｖ ヽ・ | （・ノ Ｖ）
（ `ー |__ ー´ ）
∧ ノ∩ヽ /
人 ┌∪┐ ﾉ
＞ヽ＿ノ＜
| Ｖ|_∧/ |
| | V |/ | |
| | Ｖ | |
__,. ---.,..._
_-'" , ' ヽ
.( ,-─-...--'( ,')
t,-_ ";。、' ヾrt
{'ﾟ"j _ |, ﾉ
t ,._,._ヽ /-'
ヽ"'" ／ ∧_
. _, -''''"／ﾍ￣ _／ /::ﾍﾞ''-.. _
／￣￣＼
／ ノ ＼ ＼
| （●）（●） |
. | （__人__） | たとえ生き残った者たちが、
| ｀ ⌒´ ﾉ あれは不発弾の暴発だったと証言しても……
. | } あまりにできすぎたタイミングの爆発だ。
. ヽ } 軍事大国同士、疑心暗鬼に陥る。上手くすればーーー
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､ ＼
|＼ /＼ / | ／/
＿| ＼/＼/ ＼／＼/ |∧／ /／/
＼ /
∠ 第三次世界大戦の勃発っていう ＞
／＿ ＿ ＼
￣ / ／∨| /Ｗ＼ /＼|＼ .| ￣
/／ |/ ＼/ ＼|
. /ﾆＹﾆヽ
/（。)(. ﾟ）ヽ
／::::⌒｀´⌒::::＼
| ,-）ﾄｪｪｪｪｲ（-、|
| l .|-┬-| l |
＼ `ー-'´υ／
.r-、 _００ /::::'┴'ｒ'
.|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ｸ_;厂 /
.|::::「|:::| l| |Lｎ:::r┘|.l _lﾆユ、 ./
.￣└r''"´］_ l| | ｒﾞ=ﾞ┐ |└ァ::/ / /
､ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / ／
. ＼＼｀´ |:::|. l| l 〈::/ ､ ! '／
. /ﾆＹﾆヽ
/（。)(. ﾟ）ヽ
／::::⌒｀´⌒::::＼
| ,-）ﾄｪｪｪｪｲ（-、|
| l .|-┬-| l |
＼ `ー-'´υ／
／￣￣＼
／ ノ ＼ ＼
| （●）（●） |
. | （__人__） |
| ｀ ⌒´ ﾉ ……ようやく口を開いたな。
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､ ＼
＿＿
／ ＼ ついでに答えてくれよ。
／ノ ヽ_＼
｜ （●） （●）｜ 「大統領ズを不発弾の爆発に巻き込んで世の中を混乱させる」
| （__人__） .|
ｌ ｀ ⌒´ ｜ お前の目的は、それだけだったんだな？
{ ｜
{ /
,-､ ヽ ノ、
/ ノ／￣／ ` ー ─ '/ ヽ,
/ L_ _( { r-､ ヽ
_,,二) 〔― ‐} |
>?_,ﾌ }二 ｺ＼ Li
/ﾆＹﾆヽ 簡単に言ってしまえばそうなるっていうｗｗｗｗ
/（ ﾟ)(ﾟ ）ヽ
／:::⌒｀´⌒:::＼
／::⌒＿＿＿_⌒:::＼
| /| | | | | |
. ＼ (、`ー―'´, ／
￣￣￣
＿＿
／ ヽ
/ __,.ノ 、 校長が認識者を召集する前の
| （ ●)(
| （＿_ﾉ｀, １〜４回目の巻き戻し……
| ﾝ′
_ﾉ ｀､ 7 結局アレの主目的はなんだったんだ？
,ｲ:. ヽ､＜ヽ,、___ ﾉ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
'| ::::::::::::::::::::::::::::i_::::::::::::::::::::::::::::::::::::.ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!:::::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､:::::::::::::::::::::::::＞＜￣＼::..＼
. }:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム:::::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::::::ﾉ
∩＿
〈〈〈 ヽ それも警備員を分散させるためっていう。
〈⊃ }
/ﾆＹﾆヽ .| | 最初の六月一日に
/（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ ! ! 大統領ズを爆発から守り抜いたのが
／::::⌒｀´⌒::::＼| / 警備員達で……
| ,-）＿＿＿（-，| ／
､ |-┬-| ／ そいつらが校長の手駒だってことは
/ ＿ `ー'´ / 前々から知ってたから……
(＿＿＿） /
/ ノ Ｙ ヽ 近所で事件が起こったら、
(ヽ /（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ /) 治安を守るためにそいつらを
(((i ) ／::::⌒｀´⌒::::＼ ( i))) 市内の巡回に回すかもって
／∠_| ,-） （-，|＿ゝ ＼ 考えたっていう。
( ＿＿ l ヽ＿＿ノ ,＿＿ ）
＼ |r┬-| ／´ 周回ごとに被害者を変えたのは
| | | | | 殺されるやつの属性によって
| | | | | 対応が変わるかもって思ったからｗｗｗｗ
∨//,∧ /ゞミ∨j从ﾘ} ＼ ｀ヽ 丶 : : : : .
. ∨//,∧.／ ,ｲ. : : .>､:八 ｀ ハ ﾊ: : : . . なるほど、そういう意図か。
i:. ∨//,∧ゝ ' /. :／ ﾑ: : :) ,ハ ! ﾊ | |!: : . .
|! .∨//,∧ ,ｲ／ゝイ〃ｖ:/ ／ﾉノ | !! :. jl: : : ' しかし私に危機感を抱かせたかったら、
､ ﾊ .／∨//,: ／ ／: :ゞ'_イミ:.､/ 人|八 ﾉi |: :. |! ／イ
. ＼ 从ｿ∨ . :' :,ｲ／ . :／､: : : : '´ﾞ_ __イ'_￣＿_ー=ミ' i/ '; ∧ﾑ∨ どうしてわが校の生徒を狙わなかった？
＼ ｀ヽ.:/ : : 〃 . :,ｲ.｀Y: : : : : : ´:７≧' 弋ゞ'ノ フ /,ﾉ ,ｲ/ }从 .∨ ∨
｀ヽ./ .: ,.' . ::/彡 .ｊ .: : : : 'ヽ: : : .￣￣￣´・ｲ ／ .! .'ﾊ .∨
＼ヽ ./ .,ｲ . : : ; '､＞､' :: : : '´ ＝彡 ' 'ﾞ .|/.|: .'.: . ∨
｀ヽ ./ ノ .: : : / ' ' , ／イ ,ｲ〃 |!ﾄ､|: :.ﾊ ＼
| i .: : ／ ,ｲ: ＼:. イ //.i |:|/ ｀ ＜＼
|! . ∧ '´ . : : ノ⌒ヽ:. !: . : ::// ,' ∧////,｀ ＜
ﾊ .∧ . : ／ ﾊ ｊｿ . : ::/ ' / / ∨////////｀ ＜
/ﾆＹﾆヽ
/（ ﾟ )( ﾟ ）⊂） 加減が難しいからっていう。
.／::::⌒｀´⌒::::⊂）
.／| ,-）＿＿＿（-⊂） したらば高校の学生が殺されたりしたら、
.／ | l |-┬-| l | マスコミや刑事が高校に来るかもしれないし……
／ ＼ `ー'´ ／
（ ＼
＼＿ | ＼
(＿）￣￣＼ ／ |
） ししし |＼ ／ ／
（＿⊃＼ ＼ ／
/ﾆＹﾆ ヽ そしたら、市長が大統領ズを連れて来なくなるかも
/（ ﾟ )( ﾟ ） ヽ しれないっていう。
／::::⌒｀´⌒:::: ＼
| ,-）＿＿＿（-、 | 同じ理由で、市内でも大量殺人とかはできなかったっていうｗｗｗ
| l |-┬-| l |
＼ `ー'´ ／
/ ／ ./ / / ,ミ /l {ﾞヽ｀´ｿ''''', ﾉ } l i l ',ヽ ヽ
{/{ , .| { / {___', .| ＼ ',. / ／l / } / } ヽ',ヽﾉ 結果的に私は
',|ヽl l ヽ |l l ',三',|、 ヽ', /／ /／ .ﾉ/ ／ } } ﾉ そこまで事態を重視せず、
｀ｰ､） ヽ ヽ', ' , >‐'´￣彡ﾐ／__ /´ ,-／ /／|/､ﾉ ,ノ.／ﾉ l 警備員を市内に派遣したりは
.| ）)} |r‐､' ´ヽ＼ヾヽ-‐'三ヽ '´,,,,,,,,___ ｿ／／/､ ', ', しなかったわけだな。
.l r' /r´l lヽﾐ彡, -t-．ﾁ､冫 'ッt‐．ﾁ-､ ノ/ﾄ､ヽ ﾘ ',
.| （ .l l { | ', ）｀ミ三彡Z ｰ-,｀￣ ´・ ／/ | l }ヽヽ',
.i ヽ ./ ', ',| .l Σ三三三（ i l |. //ｿﾘ、',
| i ノ ./ /ﾉヽ.| ﾊ', ＜彡彡彡/ | ﾊ.|／ソﾉｿ《.' ,
ノ | i´ / /' ' //| 八 ' ＼彡彡＜ ｀´ ハ |/l l l .}' ,
） l .,r'',/ //';;| ', ヾ.ミミﾉ´ /l | | /' , ヽ ｀ヽ＼
Y.rヽ ﾊ / // ハ ＼ ）.三l､ //l | .|,! / / l', ',ヽ｀ゝ ＿
＼ﾞﾞ＼ {/ {/ ,r'´ﾞﾌﾉ l', ﾍ,＼ヽミ（ ´￣￣｀ ／/ .l | ゝ/l l l .} /' , ヽ ｀ヽ｀ヽ
. ＼ .＼ ＞ .／ ,,L=-‐,.. ﾍ.ﾉ＼ヽ( ／ l/| .l | ヽ ＼＼ ', ノ三ミ彡 -'ﾉ ヽ
>､ ＼ ノ＞' ,ノ´' ヽ ＞ イ l/ ;| | | ', ＼,! / / l', ',ヽ＼/ﾉ
/ ＼ノ , .＜ ', ', ' ＞ ＿ ＜'' l ;;| | | ', ＼＼ ', ノ三 -'ﾉ/
/二二Yﾆヽ
/ （ ゜）(゜）ヽ そもそも四回目まで、アンタが
／ ::::⌒｀´⌒::::＼ 認識者かどうかも分からなかったから、
| ,-） （-| 慎重に動くしかなかったっていう。
,┤ i〈 ､＿＿＿＿_, 〉 /
/ ! ヽ＼+┼┼+/ /
__/ ヽ `ー‐‐'´ /
, -‐''" i ＼ 人
-''~ | ＼`ー----‐'´! iヽ､
ヽ ＼ / i ｀ヽ､
＼ 丶＿／ | ＼
ヽ ／Ｏ ＼ | ＼
┌─────────────────────────────┐
│ 五回目になって、ようやくあの掲示が貼り出されたっていう。 .│
└─────────────────────────────┘
┌───────────────────────┐
│ │
│ 心理学研究会 .│
│ │
│ あなたの「夢」募集しています！ .....│
│ │
│ 下記連絡先に、 ...│
│あなたが昨晩見た夢の内容をメールしてください。 .│
│ │
│ アドレス：●●●●●● .│
│ │
│ │
└───────────────────────┘
┌────────────────────────────┐
│俺は、校長が認識者である可能性は高いと予想したっていう。 .│
│ それを確認して、情報を得るためにはリスクを負っても、 │
│ おれ自身が顔を見せた方がいいって思ったっていう ......│
└────────────────────────────┘
. /ﾆＹﾆヽ それで、前から手駒としてストックしてた
/ （0)(0）ヽ 各務原を使うことを思いついたっていうｗｗｗｗ
／ ⌒｀´⌒ ＼
| ,-） ＿＿_ （-､.|
ｃー 、| l |r┬-/ ' l |⌒,一っ
,へ λ＼ `ー‐' ／ 入 へ、
<<<／ヽ /＼
_ . . -‐……‐- . . _
＞''" : : : : ､ : : : : : : : : : : "''＜
_丶゛: : : : : ｌ: : : : :＼ : : : : : : : : : : : : `. .､
／ :/ : : : : : : |＼: : : : :`､ : : : : : : : : : : : : : :＼
. : : /: : : : : : : .:| : :`､ : : : :`､ : : : : : : : : : : : : : : :.
/ : : :ｌ : : : : : : : : |`､: :‘， : : : `､ ､ : : : : : : : : : : : : V
/ : : : :| : : : : : : -‐| `､ :‘， : : : :`､＼ : : : : : : : : : : : V
′: : :_:ｌ- : : : : : : : ｌ `､ ‘，: : : : : : : ＼: : : : : : : : : : ∨ …………
. : : : : :∧ : : : : : : : :， ＼:，: : : : : : : :/＼: : : : : : : : : :､
:: : : : :/ '， : : : : : : ‘.. ィI苹ミト､ : : : : :V: / ∧ : : : : : : : ::{＼
ｌ/ : : : .ｨﾆミ､＼: : : : :. {:::n(_､ :.＼ : : : V :/ ∧: : : : : : : : :｡
,/ :/ : :: / /¨ヽ:.＼＼: : :､{:::U::::} :: : : : : : ､＼/ ∧: : : : : : : : ﾟ
/／: : : .:l {:U(_,＼(｀¨＼:::乂;_;ノ l: : : : : : :， :＼__'， : : : : : : :｡
／l: : : : :∧､乂;;ノ ｀¨¨ l : : : : : : ，¨゛ ヽ : : : : : : :ﾟ
.: : .: :.:|: ｌ ` l: : : : : : :‘ .イ } ｉ: : : : : : .:
.: : :|: : |: } l : : : : : : :l / ..ｨ :|: : : : : :i :ｉ
.: : .:|: : l八 _ _ l : : : : : : :l ‐ﾆ¨¨¨¨¨¨"ﾆ‐ _|
.: : : |: : : : ::､ ｌ: : : : : : : |.:.:.:.:＼.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
.: : : :|: : : : :|:.＼ ｌ.: : : : : : :.|.:.:.:.:.:.: `､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`､
ｌ: : : :|: : : : :|: ＼＼ _,,.. /}: : : : : : : :!.:.:.:.:.:.:.:.:.`､.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／`､
|: : : :|: : : : :|.:.:.:.:＼＼ ‐ﾆ¨∧ //: : .: : : : : :l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `､.:.:.:.: ／.:.:.:.:.:.
|: : : :|: : : : :|.:.:.:.:.:.:.`､.:.:.:.:.:.:.:.:.:} //: : / : : : : :∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `､／.:.:.:.:.:.:.:.:.}
|: : : :|: : : l :|.:.:.:.:.:.:.:.:.}.:.:.:.:.: ／｝ i/: : / : : : : :/.:∧.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} .:.:.:.:.:.:.:.:.: }
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､_ ＼ 各務原の扱いで
. | （ ●）（● ） | とくに気をつかったのが
. | （__人__） │ 殺害した六週目と、次の七週目か？
| ｀⌒ ´ |
. | |
. ヽ /
ヽ /
〉-r:::┬〈、
／Λ 〉.:〈 7//＼
. ／////V::::::V/////＼
///////∧::://///////}
.////////∨/////////{
.／￣￣＼
.／ _ノ ⊂_ ‐-' ＜ どっちの日も、巻き戻し直後に誰かが
| （ ―） λ ヽ 各務原へ電話をかけたら、一発アウトだからな。
,ﾍ__| （__人） ヽ ',
__,/ ｀ ＜ ⌒ﾉ . ｒ'-‐￢ おそらく巻き戻した後、お前はすぐに連絡をとって
／---‐――--.､ゝ＼ ノ 」-‐＞ヽ 自分以外の連絡には応答しないよう言い含めたんだろう。
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／⌒ヽ. ´_ノ / ´ l
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ ／´ ｀ヽ ヽ. , , .!
／:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／ ／ ヽ l｀ / / /!
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.／ ./ ＿ __ヽ-､ !/. ,' l !
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l ＿十''''''''"" ＼ ＜ ' l
／￣￣＼
／ _ノ ＼ 後、各務原を殺した周回で、彼女の家を漁ったのは、
| （ ー）（ー） 彼女がお前とのやりとりをメモなんかに残していた可能性を
. | （__人__） 慮ったからだな？
| ｀ ⌒´ﾉ
.ｌ^l^lｎ }
. ヽ L }
ゝ ﾉ ノ
／ / ＼
／ / ＼
. / / |ヽ、二⌒)､
ヽ＿＿ﾉ
／￣￣＼
／ － － ＼ 人質をとられてるようなものだから、
| （－）（－） | 各務原が反抗する可能性は薄い。
| （__人__） |
| ｀ ⌒´ ﾉ それでも家の鍵を手に入れる機会があったから、
| } 万が一を確かめたかった……
ヽ }
ヽ ノ ＿
＿/ l__ ／ ／
__ゝ＿/ ヽﾉ ﾉ
＼＿＿＿ﾉ' ﾉ
/ﾆＹﾆヽ
/(●)(●)ヽ まあ、大体そんな感じっていう。
／::::⌒｀´⌒::::＼
| ,-）＿＿＿（-、|
| l ｍj |┬-| l |
＼〈＿_ﾉー'´ ／
| ノ ﾉ |
｜ |
ノ l l|
Ｙ;´ ／ ﾉ|
,ヘ--､__
r ´ __}＿} __'
/ィ /｀ヽ / ＼ﾍ-- ､ しかしでっていう、この私を……いや、私の警備員達を
r r-,-/ }{ ', ', ＼ そこまで危険視していたとはな。
./ | .ﾊWﾊ ', ',
/ ' ./ | . ', ', }. ',
./ /､＿{__ {ノ /`/!-{-.| / /
/ ヽ {､ |_ヽ|__ j/ _j/.|从{/ﾙ 〉
ヽト､ {＼{ ﾏ 茫サ 茫サ ｱ } j/
} 乂| ヽ{ }==={ ￣ .{ }人
./ |.ト､ゝ}==={ _＿ 人＿ ＞
/ / |ﾊ ＼≧=／）--` .イ__彡:.:.:.／
／ / , __ﾍ V（／__￣ _ |:.:.V:.:.:.:.:{
／ i＜ } i:.:.:＼ ｀´ ,:.:.:./:.:.:.:.:.ﾚ
／ /{ / | {＞:.:.:＼} /:.:.:.ヽ:.ヽ:.:..
_ .ノ｀ヽ __
／ヾ :i! :j ｝｀ヽ、
〉｀ヽⅥ∨ /≠≦}
〈二ﾆ=-ｖx=ﾆ二三〉
／／／; |:.Vﾍ＼｀ヾ}
/// _/_/! | ∨ﾍ ヽ＼ヽ だが的を一つに絞れば、他の視点が疎かになってしまう。
, ‐く⌒´／ ∨!/⌒ヾ´⌒Y´ ｀ヽ、
イ :/ ∧V∧ .:} ヾ
ノ :i! { 从 〈 ｀`''"´Y .:｝ .:} お前の敗因は、私以外の認識者を軽視しすぎたことだ。
（:ｲ .:{:! ﾊハﾉヽ､、 ムｲ ﾊ 从 .:Y
乂!从ゝ二≧､、 ｘ匕´ｲイﾉ j :ｲ
从乂ｰ癶zｧx､ 彡ｘzｧ癶ｰﾌｲﾚ小
//小乂三彡ｲ ヾ ’彡从| :乂_
__／/ 从!ﾍ＼ミﾐ｝ 彡ｲ!.:j:i :!ヽ ｀ヽ.
/´ ／ .:/!| :iハ彡ﾐ{ `" /! //! ! : ＼ :.
. {:. .:ィ .:／ i| :l! i:＼ﾐ, ´ 二 ｀ ｲ i// .:|! '､ ∨ﾍ: ＼
У .:/ .:i| :l! |l:l ＼ ／ ｌi // .::|! ＼ :} !}: :ヽ
. ノ .:ｉi. .:i| :l! |l:l ー ｌ// i:.:|i ..:ﾉ i:j i :.
. /:. .:j:! .:i| :l! |l:! :ｌ/ .:i!.:|:! .ﾘ .:j :i
. ／: .:ハ＿.:ノ :ji .::i/ :ｊ .:i!.:| !､、 ′!
. . . . .．- :.:"´:.:／ .:/ . :/ / /: :!l :! i:.:.:.｀ ｰ:.:. ．. . ./ :/
/ ノ Ｙ ヽヽ
oﾟ(（●))((●）)ﾟo
／:::::::⌒｀´⌒:＼ まったく大したもんだっていう
ﾐ ﾐ ﾐ .| ,-） （-| ﾐ ﾐ ﾐ 校長以外は、権力も取り柄もない
/⌒)⌒)⌒) .| l ヽ＿＿ノ l| /⌒)⌒)⌒) 雑魚だって見下してたのに……
| / / / ＼ |r┬-| ／ (⌒)/ / / /／ ﾊﾞ
| ::::::::::::(⌒) | | .| ＼ ゝ :::::::::::/ ﾝ 大敗北だっていうwwwww
| .ノ | | .| ＼/ ） / ﾊﾞ
ヽ / `ー'´ / ／ ﾝ
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--、 -一'''''''ー-､
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
/ﾆＹﾆヽ :.+ 一つだけ教えてほしいっていう
/（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ:.+ やらない夫先生
／::::⌒｀´⌒:::: ＼
| ,-）＿＿＿（-、| あんた、俺が犯人だって
| l |-┬-| l | いつから確信していたっていう？
.＼ `ー'´ ／
-(＿＿_.)─(＿＿)─
/ ﾆＹﾆヽ
/ （ ﾟ)( ﾟ）ヽ 俺と各務原が反対だったってことは、
／ ::::⌒｀´⌒:::＼ 「そう考えられなくもない」ってだけで、明確な
| ,-）＿＿＿（- | 証拠はなかったはずだっていう
| l |-┬-| |
＿＿＿_ ＼ `ー'´ ／ でも、校長を襲ったとき、
ヽ＿＿＿ ､｀＼ 校長は俺が犯人だって
/ ／ヽ く 確信して待ちかまえていたっていう
/ ／ ￣
/ ／
（＿ ⌒丶...
| /ヽ }.
し ））.
ｿ
./ ﾆＹﾆヽ
r､r.rヽ / （0)(―）ヽ どうして俺を、疑っていたっていう。
r |_,|_,|_,|／ ⌒｀´⌒ ＼ どうしてXが、外にいた七人の中には
|_,|_,|_,|_,| , -） （-、.| いないって判ったんだっていう？
|_,|_,|_人 (^ i ヽ＿＿ ノ l |
| ) ヽﾉ | ｀ ⌒´ ／
| `".｀´ ﾉ
入＿ノ
＼＿／
／
/
／￣￣＼
／ － － ＼
| （－）（－） |
| （__人__） | 確信したのは、Xが校長の挑戦に応えて、
| ｀ ⌒´ ﾉ 時間が五時まで巻き戻された瞬間だよ。
r"ヽ | }
（ =‐' ヽ }
ゝ-' ヽ ノ ＿
＿/ l__ ／ ／
__ゝ＿/ ヽﾉ ﾉ
＼＿＿＿ﾉ' ﾉ
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､. ＼ 考えがまとまったのは、
| （● ）（● ） | 草蠅山に上った直後だったろ。
| （__人／,〉 .|
{ ´フ´ ./. _ } ふいに、視聴覚室で聞いた
ヽ .／,二ニソ} 言葉を思い出して、
_ヽ/ ,-― ､}ﾉ 違和感を覚えたんだよ。
／:;:{' ノｰﾍJ:;:;ヽ
／:;:;:;:;:;| _,イ{:;::;:;:;:;l:;:
/:;:;:;:;:;:;:;:;:＼＿/:;:;:;::;:;i:;/＼
/ﾆＹﾆヽ
(ヽ /（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ /)
(((i )／ ::::⌒｀´⌒::::＼ ( i))) 言葉?
／∠_| ,-）＿＿＿（-，|＿ゝ ＼
( ＿＿＿､ |-┬-| ,＿＿ ）
| `ー'´ /´
| /
―― ､
／ 〉 ´ ＼
／ ／' __ ノ ゝ.__ ヽ 視聴覚室に
/ /／〉 ( ー) (ー ) ｌ 集まったとき……
ｌ ´ イｌ (___人___) ｌ
. ｌ ｉYｌ ｀ ⌒ ´ ｌ 各務原が電話で話していた言葉だよ。
. / ﾊ !.! !
. / / ' ヽ /
ｌ ／/ ､ゝ ／ ヽ_
´｀ ー‐ '｀./ ｀ー､ ,－´ / ＼
. ｉ ｉｉ / ｀:.ｉ ｉ´ヽ. / ｀ ､
. , 'ｌ ｌ.! / ｌ ! ﾊ / ＼
/ ,:| | ヽ/ !＿' V , ,
＜第二話参照＞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
,,イ´￣ { ¨¨-=´
／ ／ i Ⅶ ヽ
/ / i Ⅷ ∨
./ / / /{ = i = ii もしもし各務原でーす。
／ィ /∥ ,x≦ .i ヽi} ii
´ ./ ､∥ ／,ｨ仭 i,ｨﾐ、 ii あ、お姉ちゃんおはよー。
∥ {ヽii i乂ｿ ＼{ じヾ ii そっちは夕方？今、パリだっけ？
{i ヽi i. ∥ ii
.ii ii .i ｀ ' ノj .ii
ヾ ii i 〕hx ／:::::j .ii
(Wi i ∥::::::::::/ ji
,r=､＜＼,,,,,{,,,,,,,ﾍ::::::::ﾉ /
∥ ∧ i.＼::::::ﾍ::::::i:::::彡ｨ''ﾞi r─－‐､
∥ i i ＼::ﾍ::i::／ ∥ .i _| ___ |
ii i ヽー-〔_〕-―'' i { | 冂| |
ii i. ＼ i-i / i i ｜ 〒' |
´| ｆ,ユ...」
_,...． ､,,__
,．'" ／ r ｀`'ｰ--､..｡ィ
／ ／ ./ i三ﾆへ￣´
ｲ , ' ' 1 三三ﾆ､ え、電話しても出なかった？
./ ./ﾞ ｜ | 三三ニ. 電源切れただろうって？
/ ./ ./ /1 |、 三三ニ＿ もー、ちゃんと充電してるよー
／イ / /,Ｘ | .{ |ヽ三三三ニﾆ
,.．'^/ ,′∥ //.x､｀T l. } __V三三=ﾄY
j' i ∥ U .jｲ O }iﾊ ト、 下x､.V三三ﾆﾍ,
{ .| :' / ヽ '′ 'ﾐﾍ ∥Ｏ ）1三ニ ! `'
,ィ^ ー-j .l ≡=｀ヽ.|ヽ '’ l二ニニ
./ .｜ | , ｀ jニニー
{ { .|、 ｕ ´ ￣｀′ /三三ニ
| |､ | ヽ、 ノ} ニ三ニ r─－‐､
〉 V 1. ＼ _,.｡ ≦ 7＝＝== _| ___ |
.' V:、 '､ ,r'^￣ ニ/ニﾆ//'' | 冂| |
{ ヾ'ト､ ヽ／ -- /ー,ィイ1 ｜ 〒' |
ﾍ ＼ `''ヾ=､ ／.ィ^￣ 丁^^''' | ｆ,ユ...」
乂 __
＞: ｀¨¨¨¨¨¨ﾐh､
／: :/: : : l: : : ＼: : : ＼
. : : ､/: : : : l/､: : : 丶: : : `､
／: : : 八: : : : ! ヾ: : : `､: : : : 、 えーと、えーと、ちょっと待ってね？
-= イ: : : x== V: : : l斗=ミ: : : V: : : : ， あ、したらばニュースに出てる。
/: ://ん( ヽ: : ! ん(_ iヽ : V: : : : , 朝方、ネットとか電話がおかしかったんだって。
. : /l Vソ ｀⌒ゝシ｜: : : V : : : ､ そのせいだよーー
. : : : Ｕ !: : : : lヽ: : :个､
.: : : :｛ ⌒ r─－‐､ : : : lノ: : : :｝
i: : : 个s | ___ |‐ : : : :!: : l: i ｝
乂: : : : l: ≧s─:| 冂| | : : : :l: :/:/:ﾉ
丶 : : !: /:::l l::｜ 〒' |、 : /⌒⌒｝
:| ｆ,ユ...」 ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
各務原の声しか聞こえなかったけど、
／￣￣＼
／ _ノ .ヽ、＼ ようするに、海外旅行している家族の人が、
（●）（●） | 安否確認の電話をかけてきたけど、
| （__人__） .| 朝方、繋がらなかったって話だったろう。
| . '´ｎ｀' .ﾉ
ヽ . | | }
ヽ.. ﾉ .ュノ 五時台はネット、携帯共に不通だったからな。
/ { ..ﾆj､
|. | "ﾂ ＼
|. | .l |ヽ、二⌒)
／￣￣ ＼
__ノ ｀⌒ ＼ このやりとり、俺が見たのは一回だけだった。
（●).（● ) | 各務原とあの時刻、同じ部屋にいたのは
（__人___） | あの周回だけだったからな。
, =二ニﾆヽ､ . |
/ 二 ヽ､`,┘ ﾄ、 それでも各務原が、焦りながらスマホを操作して
/ -､ }、j┘ ｲ ⌒ヽ ニュースを調べてたのが印象に残ってる。
/ /{_/＿ ,／ }
/ ノ∧ ｨ }
| | / i | |
/ﾆＹニヽ
/（0)(0 ） ヽ
／⌒｀´⌒ ＼
| （- 、 | ……？
ﾄ-―――-｀ l !
ヽ ｀⌒´ / /、
｀ｺー /,ﾉ:::ゝ､
＿＿ ちなみに後で調べたんだが、フランスと日本の時差は
／ ヽ 大体七時間、日本の方が早い。
/ __,.ノ 、
| （ ●)(
| （＿_ﾉ｀, 勝手に補完すると、
| ﾝ′ 相手とはこんな感じの話をしてたんだろう。
_ﾉ ｀､ 7
,ｲ:. ヽ､＜ヽ,、___ ﾉ
,. -ｰｰ -‐ ´:::::::::::::::::::::::::::::7
／..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: く'、
. ｛ :::::::::::::::::::::.ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::.. ､_
'| ::::::::::::::::::::::..｀、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..｀ヽ
,,イ´￣ { ¨¨-=´
／ ／ i Ⅶ ヽ
/ / i Ⅷ ∨
./ / / /{ = i = ii もしもし各務原でーす。
／ィ /∥ ,x≦ .i ヽi} ii
´ ./ ､∥ ／,ｨ仭 i,ｨﾐ、 ii あ、お姉ちゃんおはよー。
∥ {ヽii i乂ｿ ＼{ じヾ ii
{i ヽi i. ∥ ii
.ii ii .i ｀ ' ノj .ii
ヾ ii i 〕hx ／:::::j .ii
(Wi i ∥::::::::::/ ji
,r=､＜＼,,,,,{,,,,,,,ﾍ::::::::ﾉ /
∥ ∧ i.＼::::::ﾍ::::::i:::::彡ｨ''ﾞi r─－‐､
∥ i i ＼::ﾍ::i::／ ∥ .i _| ___ |
ii i ヽー-〔_〕-―'' i { | 冂| |
ii i. ＼ i-i / i i ｜ 〒' |
´| ｆ,ユ...」
なでしこの姉（想像）
/A._
ｮ| ＿ _. ﾘ 〉|
rtyf^}｀ヽ.__／|: : /|: :｀ソ八 ｻ おはよう。
_.-'_,-''^il｀l / ´!: :|oヽ:[_／^∨ おはようって時間じゃないけどね。
|l}|||||li!jl} !./ 凧: ヽo＼: |
|t!-''´´-'^|.ヾ ヽｿ､: :＼/:|. /
r─‐Ｋ _..-t(ｯ)|∨ .: : : :＼: : :! 〈..
rvj-' !(ｯ)t_l´ j .∨_.:: : : : : : /｀´ |..
j_几] j rt..,-''´￣Y´￣￣￣｀!
rf´!｀=>､ ｀-t､.....!-‐'´v'_,..--､ .|§ .: : : :.| ./^
| ﾄ､>＼ノ> ｀‐f|r-､. ||l嫋嫋ヽt-=〒=＝-'t=-'＼
ヽ八 ソ＼ !|嫋|| l|嫋嫋嫋始!l |::｝-'ｨｲｲｲイｲ.
V／ ソ＼ }|嫋|| |l嫋嫋嫋嫋|| |〈 | :
｀＼ ＼/|嚠ﾘ i 建嫋嫋嫋!| ヽヽ::::::::::::::::::ヽ
＼ Υ 込ﾉ 人｀選選選ﾘ ヽｽ/ー――
＼八___Y´/ ｀ー-､.._____/::::::/
￣￣ V /＼ ﾉ｀ｰ::|__
r-ﾄ' rｭ｀ー‐‐‐|lﾃ￣￣ｦ
.r
＞‐＝‐ ､
./ / { ヽ ヽ そっちは夕方？
‐ﾁィ^{ :|ﾏi､ヽ N、
f./┃ヽ､{┃! | .1
{.ヽ､,_ワ__,.ﾉ .ﾉ jﾘ
｀^` ^¨´￣
/A._
ｮ| ＿ _. ﾘ 〉| こっちは朝よ。
rtyf^}｀ヽ.__／|: : /|: :｀ソ八 ｻ アンタの方はもう、お昼でしょう？
_.-'_,-''^il｀l / ´!: :|oヽ:[_／^∨
|l}|||||li!jl} !./ 凧: ヽo＼: |
|t!-''´´-'^|.ヾ ヽｿ､: :＼/:|. /
r─‐Ｋ _..-t(ｯ)|∨ .: : : :＼: : :! 〈..
rvj-' !(ｯ)t_l´ j .∨_.:: : : : : : /｀´ |..
j_几] j rt..,-''´￣Y´￣￣￣｀!
rf´!｀=>､ ｀-t､.....!-‐'´v'_,..--､ .|§ .: : : :.| ./^
| ﾄ､>＼ノ> ｀‐f|r-､. ||l嫋嫋ヽt-=〒=＝-'t=-'＼
｛､
乂 _＿＿
イ: :＞: : : : : : ミh､
／: :／: : : : : : ＼: : : : ＼
. : : : : : : : : : :l: : : : :V: : : : :丶
. : : /: : :/: : : : :l: : : : : :V: : : : : :. 今、パリだっけ？
／: : / : _/ : : : : : !: : : : : : V: : : : : ;
｀⌒ : : : ／!: : : : : :ﾊヽ: : : : : :V : : : : ，
,' : : イ ｜: : : : / V: : : : : 个、: : : '.
i: : : l -==V: : : ,′ V: : : : : :!: : : : i: l
l: : : l " , ＼ ! ｀`ヾl: : : : : :!: : : : l: l
／ヾ､: :! ,, l: : : : : :!: : : /イヽ
｛ ≧=- 丶 ノ _ノ: : : : : :l/ｰ7 ﾄ､
∧ ＞七'"´ 个ー､ノ /＼ ｝
/A._
ｮ| ＿ _. ﾘ 〉| うん、今ショッピングしてる。
rtyf^}｀ヽ.__／|: : /|: :｀ソ八 ｻ
_.-'_,-''^il｀l / ´!: :|oヽ:[_／^∨
|l}|||||li!jl} !./ 凧: ヽo＼: | それよりアンタが起きる時分に、
|t!-''´´-'^|.ヾ ヽｿ､: :＼/:|. / こっちから電話するって
r─‐Ｋ _..-t(ｯ)|∨ .: : : :＼: : :! 〈.. 言ってたでしょう？
rvj-' !(ｯ)t_l´ j .∨_.:: : : : : : /｀´ |..
j_几] j rt..,-''´￣Y´￣￣￣｀!
rf´!｀=>､ ｀-t､.....!-‐'´v'_,..--､ .|§ .: : : :.| ./^
| ﾄ､>＼ノ> ｀‐f|r-､. ||l嫋嫋ヽt-=〒=＝-'t=-'＼
_,...． ､,,__
,．'" ／ r ｀`'ｰ--､..｡ィ
／ ／ ./ i三ﾆへ￣´
ｲ , ' ' 1 三三ﾆ､ え、電話しても出なかった？
./ ./ﾞ ｜ | 三三ニ. 電源切れただろうって？
/ ./ ./ /1 |、 三三ニ＿ もー、ちゃんと充電してるよー
／イ / /,Ｘ | .{ |ヽ三三三ニﾆ
,.．'^/ ,′∥ //.x､｀T l. } __V三三=ﾄY
j' i ∥ U .jｲ O }iﾊ ト、 下x､.V三三ﾆﾍ,
{ .| :' / ヽ '′ 'ﾐﾍ ∥Ｏ ）1三ニ ! `'
,ィ^ ー-j .l ≡=｀ヽ.|ヽ '’ l二ニニ
./ .｜ | , ｀ jニニー
{ { .|、 ｕ ´ ￣｀′ /三三ニ
| |､ | ヽ、 ノ} ニ三ニ r─－‐､
〉 V 1. ＼ _,.｡ ≦ 7＝＝== _| ___ |
.' V:、 '､ ,r'^￣ ニ/ニﾆ//'' | 冂| |
{ ヾ'ト､ ヽ／ -- /ー,ィイ1 ｜ 〒' |
ﾍ ＼ `''ヾ=､ ／.ィ^￣ 丁^^''' | ｆ,ユ...」
乂 __
＞: ｀¨¨¨¨¨¨ﾐh､
／: :/: : : l: : : ＼: : : ＼
. : : ､/: : : : l/､: : : 丶: : : `､
／: : : 八: : : : ! ヾ: : : `､: : : : 、 えーと、えーと、ちょっと待ってね？
-= イ: : : x== V: : : l斗=ミ: : : V: : : : ， あ、したらばニュースに出てる。
/: ://ん( ヽ: : ! ん(_ iヽ : V: : : : , 朝方、ネットとか電話がおかしかったんだって。
. : /l Vソ ｀⌒ゝシ｜: : : V : : : ､ そのせいだよーー
. : : : Ｕ !: : : : lヽ: : :个､
.: : : :｛ ⌒ r─－‐､ : : : lノ: : : :｝
i: : : 个s | ___ |‐ : : : :!: : l: i ｝
乂: : : : l: ≧s─:| 冂| | : : : :l: :/:/:ﾉ
丶 : : !: /:::l l::｜ 〒' |、 : /⌒⌒｝
:| ｆ,ユ...」 ヽ
基本的に繰り返しの中で
／￣￣＼ 人間の行動は変わらない。
／ _ノ ヽ､.＼
| （●）（●） .| 時間のズレはあったかもしれないが、俺が見ていない周回でも、
! （__人__） | 各務原の家族から
, っ ｀⌒´ | 電話はかかってきたはずなんだ。安否確認の電話なんだしな。
/ ミ） /
./ ノゝ / したらば市のネットワーク不通は、
i ﾚ'´ ヽ どの周回でも発生していたからな。
| |／| | |
／￣￣ ＼ つまり各務原が繰り返しを認識できてるんだったら、
_,ノ ヽ､,_ ＼ 電話が通じなかった理由を覚えてるはずだ。
（●）（● ） |
（__人___） |
'､｀⌒ ´ .|
| | _
ヽ 、 ｲ / /７
ｨヽ-ー ≦ノ7 ,ｨｊ / /
_, ､ -― ''"....:::::::::::::::::::::::::::ﾄ、 |.!l l ！ /ﾆ!
/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... -、 l Ｖ /
丿.:::::::::::::::i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::r::::{ l ./
r :::::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::｀,:::i .∧、_ ,ﾉ
/.:::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',:i /:::::::::...ﾞ7
/.:::::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V /::::::::::::::/
┌─────────────────────────┐
│ 加えて前の周回でも時刻のことが話題に上ってたら、 .│
│ パリとの時差を間違えたりもしないはず。 ......│
└─────────────────────────┘
＜こう反応するはずだった＞
｛､
乂 _＿＿
イ: :＞: : : : : : ミh､
／: :／: : : : : : ＼: : : : ＼ もしもし各務原でーす。
. : : : : : : : : : :l: : : : :V: : : : :丶
. : : /: : :/: : : : :l: : : : : :V: : : : : :. あ、お姉ちゃんおはよー。
／: : / : _/ : : : : : !: : : : : : V: : : : : ; そっちはパリ？朝の七時だよね。
｀⌒ : : : ／!: : : : : :ﾊヽ: : : : : :V : : : : ，
,' : : イ ｜: : : : / V: : : : : 个、: : : '.
i: : : l -==V: : : ,′ V: : : : : :!: : : : i: l
l: : : l " , ＼ ! ｀`ヾl: : : : : :!: : : : l: l
／ヾ､: :! ,, l: : : : : :!: : : /イヽ
｛ ≧=- 丶 ノ _ノ: : : : : :l/ｰ7 ﾄ､
∧ ＞七'"´ 个ー､ノ /＼ ｝
,,イ´￣ { ¨¨-=´
／ ／ i Ⅶ ヽ
/ / i Ⅷ ∨ えっ、電話しても出なかった？
./ / / /{ = i = ii
／ィ /∥ ,x≦ .i ヽi} ii
´ ./ ､∥ ／,ｨ仭 i,ｨﾐ、 ii あー、五時くらいにネットワークが不通だった
∥ {ヽii i乂ｿ ＼{ じヾ ii らしいよ。
{i ヽi i. ∥ ii その頃にかけてきたんじゃない？
.ii ii .i ｀ ' ノj .ii
ヾ ii i 〕hx ／:::::j .ii
(Wi i ∥::::::::::/ ji
,r=､＜＼,,,,,{,,,,,,,ﾍ::::::::ﾉ /
∥ ∧ i.＼::::::ﾍ::::::i:::::彡ｨ''ﾞi
∥ i i ＼::ﾍ::i::／ ∥ .i
ii i ヽー-〔_〕-―'' i {
ii i. ＼ i-i / i i
／￣￣＼ 周囲の目を誤魔化すために、
／ _ノ .ヽ、＼ 巻き戻しを覚えていないフリを
（●）（●） | しているのかとも考えられるけどな……
| （__人__） .|
| . '´ｎ｀' .ﾉ そもそも校長の指示に応じて
ヽ . | | } あの視聴覚室に来たってことは、
ヽ.. ﾉ .ュノ その時点で自分が巻き戻しを認識できる
/ { ..ﾆj､ と表明する覚悟を決めていたはずだ。
|. | "ﾂ ＼ 偽装する必要なんてないよな。
|. | .l |ヽ、二⌒)
┌───────────────────┐
│ だからーーー各務原は巻き戻しを .│
│ 認識できていなかった、 .│
│ 余り者の九人目である可能性が高い。 .│
└───────────────────┘
.r
＞‐＝‐ ､
./ / { ヽ ヽ
‐ﾁィ^{ :|ﾏi､ヽ N、
f./┃ヽ､{┃! | .1
{.ヽ､,_ワ__,.ﾉ .ﾉ jﾘ
｀^` ^¨´￣
┌──────────────────────┐
│ にも関わらず、後で九人目とみなされたのは、 .│
│ でっていうだった。 │
│ 各務原は殺され、巻き戻しで蘇ったあと、 .│
│ 会話ができない状態になってしまった。 ..│
│ まるで、会話ができる状態だったら │
│ まずいことがあるみたいにだ。 ......│
└──────────────────────┘
認識者が数々の周回を経てるのに、視聴覚室の時まで全くそれに気付かなかったというのは不自然
┌──────────────┐
│ そしたら、 .....│
│ 記憶がないと思われてた .│
│ お前に記憶が残っていて、 .│
└──────────────┘
.r /ﾆＹﾆヽ
＞‐＝‐ ､ (ヽ /（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ /)
./ / { ヽ ヽ (((i )／ ::::⌒｀´⌒::::＼ ( i)))
‐ﾁィ^{ :|ﾏi､ヽ N、 ／| , |＼ ／∠_| ,-）＿＿＿（-，|＿ゝ ＼
f./┃ヽ､{┃! | .1 < ￣￣￣￣) (￣￣￣￣ > ( ＿＿＿､ |-┬-| ,＿＿ ）
{.ヽ､,_ワ__,.ﾉ .ﾉ jﾘ ＼|￣￣￣￣^ ￣￣￣￣|／ | `ー'´ /´
｀^` ^¨´￣ | /
┌────────────────────┐
│ 各務原と入れ替わっているかも、と │
│ 疑うのは自然だろ。 .│
└────────────────────┘
／￣ ￣＼
／ ＼ でっていうに疑いの眼を注いでみると、
| | その行動には明らかにおかしいところがあった。
| |
| -ー" `ー-
ｨli (ー) （ー）}ヽ
／/ ', ! l ｌ｀- ,
／ l " ' , （_人_ ） / l ｀ - ..
／ / λ ＼ ⌒ ／," .l ｀.
／ {,.ノ ^ ', ｀ ｒ-_/" `!_,ｊ `;,
/ ` ヾ {二; ヾ / ,
/ ヽ } {k ', / l
/ Y ﾍ / ゝ `;, / l
l l ヽi ヽ ｀ -y イ {
/ i l ＼ ｀`-- }
┌──────────────────────────────┐
│ お前は脅迫されて、渋々Ｘに従っているという話だったよな？ ....│
│ だからしかたなく、大統領ズを襲ったと。 ..│
└──────────────────────────────┘
,ｨi /,. ‐''" ヽ|/,‐"｀`'‐`:、
/i::1 ｜ │ ●│ _人__人__人__人__人__人__人__人__
´ !:::| | │ │ __,ﾉ
ｌ i::: | | ● │ │ ）.
| i:::::| │,.‐''"´￣￣｀`'‐.､ ,i ｿ. 死ねっていうううううううう
| ｉ:::::| ﾉ ,-、 ,.‐, ＼/ ,）
| i:::::| / ││ ," | ヽ ⌒ヽ, 、
|__j:::::| │ ││ | | │ ﾉ.
r'=< / ﾉ ,i `-´ │ ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒
f⌒ﾄx｀Y Λ （_ ノ Λ
( ,)ﾐl. } / |＼ Λ ヽ
.i ﾉﾐ| 〈 |│`'‐.､ ＿＿＿_,.,‐''´| | │
`''"|_ﾐ} ヽ | | |＿ﾉ、ﾉ i_ ﾉ-;´ﾉ │
ﾟ､ ヽ │ | ﾞi ／ ￣＼ / / /
＼`、ﾞi／ `v´ / ノ
ﾞi ﾞヽ ﾞi、 / /"´
ﾞi ヽ ＼_＿／| /
｀、 ヽ.ﾉ ﾉ
` ｀`'--‐''"
┌───────────────────────────────┐
│ でもなあ、脅迫内容がどういう事柄だったにしてもだ。 │
│ ....│
│ 脅迫に応じた結果、米露両首脳の暗殺実行犯にされるなんて、 │
│ 割に合う取引じゃないよなあ？ │
└───────────────────────────────┘
／ ／ ヽ ＼
ノ , '/ ' ヽ ､ ヽ
〃 {八人 八ﾊ人ﾊ ｌ .| そういえば、そうですね。
人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人 僕だったら絶対に嫌だ。
从 ﾘ<●> <●> 从|ﾉ从
从 ﾘ ゞ≠ ゞ≠ 从|ﾉ从
|ﾍ -－ | |/
ﾚ/⌒l,､ __, イァﾚ
. / /::|三/::/／ ヽ
. | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,
/＼＿＿_／ヽ
／'''''' u '''''':::::::＼ そんなことで捕まったら、
. |（●）, ､（●）､.:| 隅々まで調査されて、
| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, u:::| 知られたくないことだって明るみに出るかも
. | u ｀-=ﾆ=- ' .u::::| しれませんしねえ。
＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／
／ ＼
／ ＼ 仮にＸが、「後で巻き戻すから帳消しになるよ」
/ | って保証してくれたにしてもだ。
| |
| / { |
| ＿＿／ ＼＿___ | 時間巻き戻しなんて非現実的現象を
| | 実感していない人間が、
| （ ● ） ( ● ) | 信じて従ってくれるとはとても思えない。
レ‐┐ | |
／/／ ﾉ （＿_人＿_) |
/| | _/ ⌒ /
/| | | } /
. ___／＼ヽ│ ＼ /
... _ ‐ ＼ ＼| ＼＿＿ ／＼
. ／ ＼ ＼ ＼___,,／ ＼
／ ／￣￣ ‘， ＼ ∨ ／ｌ|＼＿＿
／ ‘， ＼ |∧ / l| ＼
‘， ﾉ | ‘， / 八 ＼
‘,／/ | ∨ / ＼ ＼
／￣￣＼
／ ＼_ ＼ にも関わらずお前は、殺る気満々の様子で
(一）（ ●) | 大統領ズを襲った……
（__人___) │
(_｀⌒ ´ | このことからお前が
. { │ 「何をやっても巻き戻しでリカバリーできる」ことを
/ﾆ⊃ _/ 確信している人間だったことは間違いない。
. / ┴┐ ／}＼
| ニﾆ}--／ ／ﾆﾆ}ﾆ=- ＿_
＿_| _Ｋ_八__／ﾆニ／二二二二__
/二/| ￣|__/ /ﾆﾆニ〉ﾆﾆ二|二二二_
. |ﾆ/＼ｰ―| |/ﾆニ／ﾆﾆニニ|二二二{
. |/ﾆ二＼__|_/二／ﾆニニニニ|二二二=__
. //ﾆニニ二/ﾆ／ﾆニニ二二二ヽ二二二二__
|/ﾆニニ二/／ニニニニ二二二∧ﾆﾆ二二二}
|ﾆニ二二/|o二二二二二二二/ =ニニニニ|
ヽﾆ二二/=|ﾆニニニ二二二二{ =ﾆ二二/
┌─────────────────────────────┐
│ 巻き戻しを認識できない「九人目」だったはずのでっていう。 .....│
└─────────────────────────────┘
/ﾆＹﾆヽ
/（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ
／::::⌒｀´⌒::::＼
| ,-）＿＿＿（-、|
| l |-┬-| l |
＼ `ー'´ ／
ノ i ､ ノ i ､ ノ i ､
,. ' ヽレﾉ ヽ, ,. ' ヽレﾉ ヽ, ,. ' ヽレﾉ ヽ,
/ ヾ' 'i, / ヾ' 'i, / ヾ' 'i,
l l l l l l
i,ﾖ rﾋ_) rﾋ_) Ei i,ﾖ rﾋ_) rﾋ_) Ei i i,ﾖ rﾋ_) rﾋ_) Ei i
`i ^ i" `i ^ i" `i ^ i" ノ i ､
_,>、 ├┤ , <,_ _,>、 ├┤ , <,_ _,>、 ├┤ , <,_ ,. ' ヽレﾉ ヽ,
/ ヾ' 'i,
l l
,. ' ヽレﾉ ヽ, ,. ' ヽレﾉ ヽ, ,. ' ヽレﾉ ヽ, ,ﾖ rﾋ_) rﾋ_) Ei i
/ ヾ' 'i, / ヾ' 'i, / ヾ' 'i, `i ^ i"
l l l l l l _,>、 ├┤ , <,_
i,ﾖ rﾋ_) rﾋ_) Ei i,ﾖ rﾋ_) rﾋ_) Ei i i,ﾖ rﾋ_) rﾋ_) Ei i
`i ^ i" `i ^ i" `i ^ i"
_,>、 ├┤ , <,_ _,>、 ├┤ , <,_ _,>、 ├┤ , <,_
┌────────────────────────────┐
│ しかしそうじゃなかった。 ....│
│ お前は巻き戻しを認識可能な八人の内の一人…… .│
│ 「認識者」か「Ｘ」のどちらかであることは間違いないだろ。 .│
│ .│
└────────────────────────────┘
, -､
, - ／ ／
／￣￣＼ / ﾉ／ ／
／_ノ,､ ＼_ ＼ / / ／｀ヽ
( ●）（ ●） | { （__／} ここで俺は、三つの可能性を想定しただろ。
（__人__） | { （__／}
(｀⌒ ´ | / （__.ノ
{ | / ,;-ｰ'´
{ / . / . ノ
ヾ / ／ .／
ｿｇﾍ二ﾆ=7.／ ／
∧ii/ oィ/厂 ／
/ .|/／＝≠. r'´
l |｡ ｀~/
/ |｡ /
┌────────────────────────┐
│ ① でっていうは認識者で、Xの命令を受けて ......│
│ 記憶がないフリをしている .....│
│ │
│ ② でっていうは認識者で、Xとは無関係の事情で ...│
│ 記憶がないフリをしている .....│
│ │
│ ③ でっていうがX自身 ....│
└────────────────────────┘
, -- 、
. / ヽ
| ⌒ ─
l (＞ ●) 厳密に言うと、②は
| （__人__) 「Ｘがそのことを知らない」
| i 「知っているが無視している」
rｰ} ヽ / 「知ってて利用しようとしている」
ﾉ... ＼ﾞ ￣｢ｰ.､ の三つに分けてもいいかもな……
ｎ ＜´＼ ,ｲヽ 弋 ,ﾍ
| | V 〈:::::〉 Vｰ､
ﾉ .ュ、 l::::! l
. /{ ..ﾆjィ} ｌ::::l !
/ | ﾉ丿 !:::::ｌ .|
┌───────────────────────────────────┐
│ │
│ ②－１ でっていうは認識者で、Xとは無関係の事情で │
│ 記憶がないフリをしている │
│ （Ｘもこの事実には気付いていない） │
│ │
│ │
│ ②－2 でっていうは認識者で、Xとは無関係の事情で .│
│ 記憶がないフリをしている │
│ （Ｘもこの事実には気付いているが、無視している） │
│ │
│ │
│ │
│ ②－3 でっていうは認識者で、Xとは無関係の事情で .│
│ 記憶がないフリをしている │
│ （Ｘもこの事実に気付いており、その状況を利用しようと考えている） . .│
│ │
└───────────────────────────────────┘
／￣￣＼ 俺は、校長に相談して、
／ _ノ ＼ Xへ挑戦してもらうようお願いした。
| （ ●）（●）
| （__人__） 対決の時刻を五時台、つまり
| ｀ ⌒´ﾉ ∩_ 通信が不通になっていた時間帯に
| } | Ｅ) 指定してもらった。
ヽ } / /
_ヽ ノ／ .ノ
／ .. ..／
／ / /
､＿＿__,､__
,．一'′: : : : :|: :.￣｀ヽ
／:,ィ／:.:.:./: : : :|: : : : : : : ＼
/イ7/: : : :./: /l: :,ｲ:.;ﾊ: : : :ヽ: :.Y＾ﾏ 、
／/:/: : :/:_/_|_/ |:.| ﾋ__: : :.:i: :| | 〉
. 〈_,/;ｲ: : ｌ:|´/ l/ Vl ´＼:｀ : :|: :| !/ え、あの挑戦、やらない夫先生のアイデア
ｌ/ |:.:.:.|:|えﾃﾐ fﾃ斤ﾄl､|:ﾊ!__」 だったの？
|:.:.ｲ } ftｯﾉ ftｯﾉ |/Ⅵ: |
|:.:.:ﾄﾊ , ,ﾊﾉ:.:|:.:|
|:.:.:|: :|＞-､._ ､ , ＜/: : /: :|
|:.:.:ﾄ､|/ ,ｨ-ぅ＜/: :/: : /ヽ:.:|
|:.:∧/ /「丁¨７: :/: : / i:.|
l:./ / i Ⅵ__/ｨ'/: :./ .| |
爪/ | f'¨艾¨Y:.／ | |
_,,. -─- .＝= -,..-‐､
. _,厶-ク ＼v｀ヽ＼´- ヽ
／ / ,ハ ﾊ ﾊ }
/ /ｲ /ヽﾍ/r､_},ﾊ // ヽ
{ｲ /!仏ﾑﾍ/ ｀ｿｲ ﾘi // | 流石に私も、
Vi ﾊ ● ●．^ヾｲ} ﾘ| | 無闇に決闘を申し込んだりはせんよ。
ﾊ/||ミ彡》､_,､_, /// / |ﾉ| | |
＼ﾄゞﾐゞ ヽ._） / | ｝ | |
| |＞ ｧr‐七⌒ | |リ | |
| |/ {メ^く_/ | |ヽ | |
| ﾄ /:∧∨ 〉 | ﾄ | |
／ ／ ヽ ＼
ノ , '/ ' ヽ ､ ヽ
〃 {八人 八ﾊ人ﾊ ｌ .|
人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人 （すると思ってた……）
从 ﾘ<●> <ー> 从|ﾉ从
从 ﾘ ゞ≠ ゞ≠ 从|ﾉ从
|ﾍ -－Ｕ | |/
ﾚ/⌒l,､ __, イァﾚ
. / /::|三/::/／ ヽ
. | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,
,.ヘ､＿＿＿ ＿_
,心､_| ハ ＼ﾐ＼ ＼ﾍ癶､
／ノ ﾉ rﾐl:l:lﾊ ヽ ｀ヽ ＼ｰ'＼
〈 / |ジ´,,´´} /Nヽ ト,ｌ＼ V Yﾍ
ﾉ 〈l lﾊ ゞｊノー--H/､| } lﾊ ＼〉
／/ / Nゝ!'＾｀ヽ ~''´_,z≧､_N | l ∧ ヽ 皆、私の挑発を
/ l {イ弓彡､ﾐ_ｊ ､_´￢‐’='＾ｊ/ l ﾊｊ)ハ 疑問に思わなかったか？
| l ! ﾄﾄ!〃_(・'`/ ﾟ // /ｲ 〉 | あれは、
＼l,! ﾍ|Z彡7ヽ r､ !ｲ/ /ﾄ! } | 犯人にとって条件が悪すぎる。
ヽ､|ﾐ彡彡{ ス//|rノ |
|lﾏ三彡7∠_ 二`ﾆー' ｊ/´| ! | （(
| l∨辷/ | | ! | （ ⌒ )
| ll ＼払 ´ ﾐ /| | ! l (~ ノ
／} | |l l＼} ／ｹl | | ノ
ヾ 彡＼ ／ｰ'/ ! li | ｌ |＼ | | lヽ∫
／｀ヾ ／ ／ ノ| l | llﾊ ::::＼ ＿ ィ _ｨ| |l r_i~＼
／ ／ ／ ＼─‐-､_/ム| l l／ﾊ ヾ壬/ ｀ヾ| l|ﾊノ人､ヽ_三⌒ヽ
| _／ ／‐ヾ､ノﾘ＼::::::::::::::::| ｌ |三∧ _ _ __,|z ﾆ1'＼ﾍ＼ _｀ヽ_ﾐリ
ヽ ー'´ー=ハヾ､ジ ＝=二_ァこ- |-￢'}＾´￣ｰ´ ￣ │! lﾍ:::::::`ー--..､ﾙ(_rﾍ
l _／ 〉:::::::::::::::::::::::/ ﾉ | / ﾉ ', ､､＼::::::::::::::::::::｀丶､
|l .ィ:::::::::::::::::::::::/ ﾊ/ l ─--､ く_.. --─∧ゞ ﾆ _＼__:::::::::::::::::::::
/::＼ ´ ヽ:::::::::::::::::/{ ! _ノ|ゝﾍ `~ z‐､/::::::＼ _ ヽ ム:::::::::::::::::
/:::::::::∧ }::::::::::::〈 ﾉヽソ （::::||彡〈 〈ミ/::::::::::::::::::ｿ フ ﾉ::::::::::::::::
/:／ - ￣ ハ ` ‐ ､ヽ !,
Y .／／ ／ / |:i ＼､ i
／ｰ-､／､_ :／ ', i i,.ﾍ ', ヽ:i|
r―´ ´ ／ i /: ト ､ i:ﾍ
ノ ﾍ | ,.ｨ i `ー ､ i 一人で待っているという約束を私が守る
i ,.イ / ﾊi,|//| i ` とは限らないし
/ i ﾊ i / i|`ー- |
'i i ﾊ ト! ｨ:ﾊ i ハ ﾉｲ / i しかも五時台はあらゆる通信用回線が
ﾊ/| |iL__V`'くﾊﾊ |ｲハ :i 不通だった。
/ V＼ﾄ卞乏`ﾐヾ` ー-=≠―| ./
／ | :ﾄ､ゞ､:.:.:´彡 i えzｩ‐ラ/:/ /
／ :/| /iト-=;,;_i' ` ‘/ｲi ｲ ／
- ´ / :/ | i :ﾍヾ､;,/ ／ｲ//ｲ |ﾊ
/ /,.ｲ :/ :||;ﾍ=:{ ＿`´_ ／ｲ|i | i
／ .:ﾉ´./:/ |:|:i,:＼{ `ー- ` ,.ｲ: `| i | i
／_ -／ // /:|:i:',: ＼ ` ,. イi;:/:. | l ﾄ､
ﾆ -/ :/´ :/ ＼:i,. ` ´ i:;ハ: | :l | ヽ
.:／ /´ / `! / ヽ | i:l ﾍ
rtr､
お前たちだって、 ＞弋¨¨ﾅ-､
私を気にかけて学校へ ｧｲ从|｀'''´从ヾヽ
集まってくるだろうから、 { {Yﾐ㍉ ｰミ㍉ ﾊ
対等な決闘でも (l |.彡ｿ '¨'' ｲ爪 ヽ､ ＿_
何でもなくなってしまう。 | 〃-= j从ﾊヽ 辷==ﾆ三三辷 ､
ｲ小､ _ イ::. ヾ ＼ ≧=＝ｰ- ヾ弋
-‐< | l从 |:::::.. ヽミ辷ー-- =ﾆ辷 （
ｨ彡＜: : ｀从 ヽ､ ' Y人 ＼ ≦⌒ヾミ辷二 ﾆ=ー- ､
|: : ＞ 彡: : :ヾ 彡ｲ ヽ: :ヾミヽﾊ ヾミー--- ）
ｲ／: :／: : : : : ㍉ｿ弋ヽ ﾄ≦...､いヾミ≧≠ ==ﾆｱ⌒ヾイ
/＞''´: : ｲ: : : 〈: :｀ヽﾐヽ（::､: : : : ﾄ辷ー- 弋 r彡′ 从ﾉ
/＞′: : :.ﾉ: : : : ﾊ: : /⌒ヽｿ::､: : :.|㍉⌒ ｰ一'′ jﾙ
/: : : : : :／: : : : : : : ）ﾉ::::::::（::::::::＼:|: ﾊ
／: : : : :／: : : : : : : /イ:::::::::::::::::::::::::::{ヽ: ヽ
彡: : : : ／弌㍉: ≦彡::::::O::::::::::O:::::::::::|: : :ヽ}
: .. ... .:. :.: . .....ハ __:;__.;;:
:,.,;:.,;:. ..... l. i ／ / ..
.... ''""''.| i ／ /..:.,;:.:.
:;,.,;:., :,;:,.:.:, ..ﾞ、 !_/ ／.......
.:.:..:.;:.;; .,. -￢ゝ/ﾞ!-‐く- ､. ....
.／ /／ i |｀:､ ヾ:､`ヽ、
./ " | i ! | iﾞ､ ヽ ヽ
.,' l｜ｲ｜| i`ヽ', .::. ｀､ 言われてみれば……
..! i;! ｉ l ! Ｖi,:::::. iヽ:､ あんまりXには美味しくないよね。
.l l ∪ ｜┃ .ﾘ ┃ヾ!::::::. ! ヾ:、
.| ::ｉ i!┃ ┃ l:::::::::: |
.l ::::i. l __ V::::::: |
..! :::ハ ! `′ /::;:::::::l
.i.::;ﾞｰﾍ:ﾄ、 l. _,,..イﾊ::ﾊ:::::l
.∨ﾞ:､:::`::ヽ ! 下､::::/|:/ '′l:/
ヾУ ヽ! _｣_ﾞく ′ ′
.,:' ﾞ:、 | ヽ
ただし、今言った①と ②－3、③のケースなら、
／￣￣＼ Xにはアドバンテージが生じるだろ。
／ _ノ ヽ
| ( ●）（●）
_| （__人_） 「でっていうは巻き戻しを憶えていないはず」
r.:.:'"´/::|. ｀⌒´|、_ という勘違いを活用できる
ハ::::::/__:'ヽ_. _ノ.:.:/ 優位性だ。
|::::',:::::::::'‐-ヾ' 7Υ} ...:.:{.
／￣￣＼
／ _ノ＼
| （●） そして実際に、時間は五時まで巻き戻された。
. | （___ﾉ）
| ´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
＿＿＿＿| 〉
＿＿＞ ―＜
＞ ／ / ＼
／ / / ＼＿
／ / ／|/ く⌒
￣/ ｜＼＿ ､_|_／ ＼
. / /｜/＿,,| 八Λ| | ＼厂 なるほど。
/ / ┬─| | /──|／ | く
￣| 八/V;;;;ﾉΛ/ Ｖ;;;;ノ Λ| 乙
|/| 〈 ￣ ￣ |/[||┘
|ィ个=-- ´ ┬=≦ﾆ〉
|ノ〈ニニニニニ〈
. ／〉ニニニ／￣ ＼
／:.:/ニニニ/／:.:.:.:.:.:.|
／ ／ ヽ ＼
ノ , '/ ' ヽ ､ ヽ 本来、不利と思われる状況下の挑戦に応じた
〃 {八人 八ﾊ人ﾊ ｌ .| 時点で、Xは、
人 ! 小ｌー ヽ/ ー ヽﾉ |、i人 でっていう君がノーマークになっている状態を
从 ﾘ<●> <●> 从|ﾉ从 活用しようと考えている……
从 ﾘ ゞ≠ ゞ≠ 从|ﾉ从
|ﾍ -－ | |/
ﾚ/⌒l,､ __, イァﾚ
. / /::|三/::/／ ヽ つまり ②－1と②－2の可能性は無くなったわけですね。
. | l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,
＜残った可能性＞
┌─────────────────────────────────┐
│① でっていうは認識者で、Xの命令を受けて .│
│ 記憶がないフリをしている │
│ │
│ │
│②－3 でっていうは認識者で、Xとは無関係の事情で .│
│ 記憶がないフリをしている │
│ （Ｘはこの事実に気付いており、その状況を利用しようと考えている） .│
│ │
│ │
│③ でっていうがX自身 .│
└─────────────────────────────────┘
ヽ､.,,,＿ ｀ ､、
_,,..､､､..,,_｀`)),..､､ -‐=‐
､丶`｀｀`〜､、 ヾ､丶`｀｀｀`丶、
, '´'"ﾟ~￣~ﾟ＞､ Y⌒ヽ ｰ=＝ミ、＼
.,,__,,ノ / /∧ }〉 ｀丶､ `､
.,,__ア / , '´γ'" } ､､.,_ ﾟ, ﾟ,
.,,__,,ノ ′,′ ; __,,ノ ﾉ ｀ ､ i
_,,≫ { i{ 人 _,,.､ ` }i )' ` ､.,,__,,.
⌒ﾉ ′,从ﾘ ／ ) ! ,,ノ杙 ﾄ.,_,､ヽ⌒
__彡 / j i ,,ノ _,,,..､ィ )' i {从
⌒7ﾊ ∧ _,,.ノj{ｉⅱ ⅰ '７1 ﾉ ノ i.,,人,,_ Xはノーマークのでっていう君を利用して、
} 茨葹ﾘ八 ! {-iﾙ'´ ﾉ.,,__ア⌒ 自分に有利な状況を作り上げようとしているか、
メ、.j ミ｀”~ ))h､N筵筬___彡 _ノ(
ﾊﾞ ､( ⅰ ｀ﾟ”´_ア_,ノ(⌒) ノーマークのでっていう君自身がXであるかの
} i 〈｀` , ,ふ ))⌒ どちらかに限られたわけだ。
.,,ﾉ人ム ､､..,,_ ‰人(
,ｨi((（.,,ﾉj」 `､ ｀`｀､ィ(λぅo｡.,_
,ｨi{:i:i:i:i:i:i:i:i:i] `ー='" /{:i:ii:i:i:i:i:i:i:i〕ｈ､
`'寸h｡.,,_:i:iｱ `':, ／ ,ﾞ :[:i:i:i:i:i:i:＞ ゛７
ﾏニニ}h､ }:; / j ＞ ゛=ﾆニ/
,,_,,､ィﾆぅY二二ニﾆﾆ}h､,,__,,.､､rｾ〔ニ冖￢==￢ァ ､.,,_
,､rｾだニニニニニニニニニニﾆ「ニニニニニニニニﾆ,′ ,ふうぅ:ｘ、
,:(ﾆニニニニ二二二ニニニニﾆﾆﾆ}iニニニニニニニニﾆ ,こニニﾆﾆ)h
／￣￣＼
／ _,ノ ｀ヽ
｜ ( ●）（●）
｜ （___人__）
| ﾉ
| | そういうことだろ。
人 |
_,,ｲ:. ﾄ､ヽ、 __ ,_ ノゝ 次に俺が判断の材料にしたのは、
_, -'":::l:::::::＼,､ー―‐ヽﾉ:::::' Ｘが時間を巻き戻すタイミングだった。
/:::::::::::::::|::::::::::ヽ､ ヽ:::',.､_
｛ :::::::::::.:::::|::.:::／:::`､ .{ヽ|:....｀ヽ
| :::::::::::.:::::|／:.::::::::::`､ .i.::ﾘ:::::::::ヽ
| ::::::::::::::::::::::::::::i_.::::::| i::::::::::ヽ::ゝ
ﾄ､:::/ ／￣｀` ﾊ.:::::::| i::::::::::::!::::.ヽ
`,ﾍ ´:::::::::::::::::. ﾊ.:::::::| i::::::::::::|:_,rｰ'､
}:,∨ :::::::::::::::::: ﾄ､.::::| i:.＞＜￣＼.＼
.}:::∨::::::::::::::::､-''ﾞ~￣￣￣￣:::::::::...＼ ム::ヽ
l::::∨ :::: ／::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.､／...:::::ヽ}
{::::::＼,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::／"￣:::::::::::::::::::::ﾉ
､＿＿__,､__
,．一'′: : : : :|: :.￣｀ヽ
／:,ィ／:.:.:./: : : :|: : : : : : : ＼
/イ7/: : : :./: /l: :,ｲ:.;ﾊ: : : :ヽ: :.Y＾ﾏ 、
／/:/: : :/:_/_|_/ |:.| ﾋ__: : :.:i: :| | 〉
. 〈_,/;ｲ: : ｌ:|´/ l/ Vl ´＼:｀ : :|: :| !/ タイミング？
ｌ/ |:.:.:.|:|えﾃﾐ fﾃ斤ﾄl､|:ﾊ!__」
|:.:.ｲ } ftｯﾉ ftｯﾉ |/Ⅵ: |
|:.:.:ﾄﾊ , ,ﾊﾉ:.:|:.:|
|:.:.:|: :|＞-､._ ､ , ＜/: : /: :|
|:.:.:ﾄ､|/ ,ｨ-ぅ＜/: :/: : /ヽ:.:|
|:.:∧/ /「丁¨７: :/: : / i:.|
l:./ / i Ⅵ__/ｨ'/: :./ .| |
爪/ | f'¨艾¨Y:.／ | |
／￣￣￣￣＼
,' ＼ _,, 巻き戻し前を思い出してくれ。
i ヽ,_ | ｌ;ｌ
!,_ノ、 （● ） .| ＿,_,|,|_, 校長がＸに挑戦してから、
（●） | .ト-=y 丶
! （__人__） ,,| ヽ `ｉ,￣‐^ｌ 巻き戻しが発生するまで
', | ヾ~ ` i,
', ／ | ヽ、 ;ｉ, どれくらいかかった？
＼r‐- _／ y,ｿﾄ,,_. ヽ、 ;ｉ,
,/r-'"j ／ ／ ｉｉ, `ヽ､-x,,゜r ;ｉ
,,／'/__.L、 ／ヾ、"ｉ `ヽ `;ｉ ｉ,
,／ /_ｉｰﾍ,ヽ､ , ／ｉ" ヽ、 ｉ `、'ｉ ｉヽ、
_,） ヽ " ﾈﾒ、_ｉｉ"~ ＿Yrｉ ｌ, ヽ、
_,,,>t 、ヾ、 ゞ;;/ ／ ,￢ V⌒ｌ
,y`;,,__ ,ｉ /ｉｉ' ／ r-／| ｌ ｌ
_／^,,, ヘ ｌ /ｉｉｌ ／ ｌ"v' ｙ } ｌ
v=4⌒ヽ、 j --,,,ｉf /ｉｉｉ| ,, 〈-ﾍ_,、 <、 / ｉ|
: .. ... .:. :.: . .....ハ __:;__.;;:
:,.,;:.,;:. ..... l. i ／ / ..
.... ''""''.| i ／ /..:.,;:.:.
:;,.,;:., :,;:,.:.:, ..ﾞ、 !_/ ／.......
.:.:..:.;:.;; .,. -￢ゝ/ﾞ!-‐く- ､. ....
.／ /／ i |｀:､ ヾ:､`ヽ、
./ " | i ! | iﾞ､ ヽ ヽ えーと……
.,' l｜ｲ｜| i`ヽ', .::. ｀､
..! i;! ｉ l ! Ｖi,:::::. iヽ:､
.l l ∪ ｜┃ .ﾘ ┃ヾ!::::::. ! ヾ:、
.| ::ｉ i!┃ ┃ l:::::::::: |
.l ::::i. l __ V::::::: |
..! :::ハ ! `′ /::;:::::::l
.i.::;ﾞｰﾍ:ﾄ、 l. _,,..イﾊ::ﾊ:::::l
.∨ﾞ:､:::`::ヽ ! 下､::::/|:/ '′l:/
ヾУ ヽ! _｣_ﾞく ′ ′
.,:' ﾞ:、 | ヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌─────────────────────────────────────────┐
│ ......│
│ ......│
│ /／__/＿/ / | ヽ ＼＼ ', 本日、私は五時前から ...│
│ r┴' / / ｀∧ ! /^＼＜￣ヾヘ 出勤している。 │
│ ／／ / / ,、∨,、 ＼ヽ ＼＼ 週に一回は早出する │
│ ∠..ノ / / / ∧ヽ|/∧ヽ ヽ＼ ヽ ヽ 習慣があるものでな。 ......│
│ r' / ,' / /l /´｀"ﾞ｀´ ', ! ､ ', ヽ＼} │
│ | { l ﾘ ,' 从 ﾘ | 〉 } } ﾘ そしてこの時間帯、 .│
│ ／ﾚﾍ |＼トﾍ匕Ｌ..＿,. ､__/厶∠L／ ｌ ｌイL 警備員が構内を巡回するのは .....│
│ ,ィ ´ ／ ∧ﾄ､ゝ弋‐辷ﾃﾐ､ ,ィ辷テｧ/／|,.ｲ ヽ＼ー- ､ 五時三十分の一度きり…… ....│
│ / ／-ｰ彡'´|l lﾍミi｀￣彡 ｜ ヽ ｀￣´/ // ! ｀ ‐- ＼｀ヽ ＼ ....│
│ _,.〉＜´ // |ｌ トゝﾐ彡'7 | ／／,' |ヽ ｀¨ ｰ- ヽ ...│
│.´ // |ｌ |ヘ三彡ﾞ ┘' ,.ﾌ / ｌ ＼ ｀¨＞ｰ ､ .│
│. ,'/ | ', ヽ.l｀マ{ ゞ二.Tミ、／ｌ l | ヽ 〉 ', │
│ / /| ｌ ｌ| ＼ |ヽ|´ ｜ ｌ ｌ| ',. / l ...│
│. ,' ,' ｜ ｌ ｌ| ｀ ｰ'|ヽl | ｌ ｌ ト、 ｜ / ! │
│ /＿＿ / | l | ＼ ゞ'ﾞ | ｌ ｌ | ヽ___⊥__ / ,' │
│ ヽ, | l |彡 ｀ ´ ィ三ﾐ:! l ｌ | / / / .....│
│ ＼ ﾉ l |三i ゞﾐ三| l ｌ | / / / ....│
└─────────────────────────────────────────┘
┌───────────────────────────────────────┐
│ .│
│ ／／ |彡へ .│
│ / , y ／ヽ|/∧ヽ＼ｰ-､ .│
│ ｲ ｲ ﾊ ｲ｀''''''y/爪. | ヽ ﾍ ......│
│ .|ﾊ | |=| | } | | | 〉 ......│
│ ﾙﾊミヽﾄﾐ{ミﾁ==ｲ ﾑｲ / j { それ以外の時間、私は校舎内にただ一人。 │
│ 彡<ﾆ二tﾃﾐミ､ /==ｰﾑｲ / /} .....│
│ 彡辷三三ﾂ´ （ﾐ､ 〉彡ｲ j 私を始末したいなら、 ......│
│ 彡彡≦ｲ <_tﾃ /／ /' お誂え向きのシチュエーションということになる。 ..│
│ 彡炎ミrﾁ. r 〉 ｨ彡ﾉﾉ 裏口を開けて待っていてやるよ。 ..│
│ 三ミﾂ ｲ z彡ｿ' .....│
│ 彡ｲ ､＿＿＿_ j .│
│ 彡ﾐi ｀ ＜ｨｨｨﾇｲｲﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇﾇ(:::(::) .│
│ 彡ﾐﾑ ｰ- ､_つ￣￣Z ﾃ￣￣￣ ......│
│ ｲ彡f ／| | .....│
│ 炎彡{ ／| | | ..│
│ ヽ､ｷ}. /| | | | ...│
│ ＞ ､ ＿＿/| | | | | ...│
│ ｲ...川川川 | | | | ...│
│ /:::::::::::::::::| | | | | |ー-- ､＿ │
│ /:::::::::::::::::::| | | | | |:::::::::::::::::::: .....│
└───────────────────────────────────────┘
＜省略＞
┌─────────────────────────────────────────────┐
│ │
│ ＿＿＿＿＿＿_＿ │
│ _ ´::::::::::::::::::::二二ヽ:::::＼__ ..│
│ ,. ´::::::::::::::::二二ニ丶::::::::::::::::::::＼ ......│
│ ／::ﾆ:::::::::::::::二二ニニ丶:::::::::::::::::::::::::ヽ ..│
│ /／／::::::::::一＝ニニ:::::::::::::::::::::::::::::＼:::::ﾊ ...│
│ /::／:::::::::―一＝ﾆニ::::::::::::::::::::､::::ヽ::::::::!::::::| │
│ _,/::::::ﾆ二:::::::::::::::::::二二ニ＝::::::::::|:::::::|:::::::|::::八 Ｘの野郎が、 ...│
│ /{:;:イ:Ｘ⌒ヾﾆ::::::::::＝ニ二二::::::::|:::::!:::::::::::::::::::::::::ﾊ どうしても校長を始末したいのなら、 .│
│ /ｨ/ /´ ＼、 ー====ﾆニ彡ﾍ:::::::::::::::::::::::::::::＼::::::} 校長の誘いに乗ってーーー │
│ { 厶-――-､}} ,r=＼::::::::＼:::＼:::::::!:::{ .│
│ ,．-〃/ ＼、--､ ヽ ／ ヾミ､:::＼:::ヽ::|::::} ..│
│＿＿,．-‐ｧ′/.l{∧ ヾ弐ぅ } ,r==＝'′_,. -―― ヾ:::::::::::::.::/ ..│
│ ／ ,.ｲ ｀トヽ._ ￣｀人､〃 ／´￣￣ ＼ Y::::::::ハ、 .│
│ .／ /.:.| .ﾊ }}￣￣,rテ^ヾﾆﾆ{ _,. -――'， }:::::ｲﾆYﾊ--､ │
│-‐'′ ./.:.:.:| / |__ルx=f´/ ﾉ '､ ｀ヾ弐ぅｰ;}r===＝ァ'´} {ﾘ| '. ｀ ｰ- ......│
│ ./.:.:.:.:.! :{/´|￣｀}{ Y´ Y⌒ヽ ＼ ￣￣ﾉ / ノ／.:l '. ....│
│＿__ ｆ:.:.:.:.:.:.＼∨ ;;''´｀;廴__ノ-一′ ｀￣￣ _,ｘ≠ｘ;ｧ'´／ l:.:.:.! ヽ ...│
│/／⌒＞ー､_:.:.:.ヽ;'';''´ ｀ヾﾆﾆヽ,;:'';, ､_,x=彳ィﾘ /‐'´ /.:.:.:! ＼ │
│ （＿,／ },;:'';; ;; `ー‐;;' ';, ,;'';, _ノ´ イ ｀Y/ .／.:.:.:.:.| │
│ ／） ;,, ｀ﾞ;￣};' ｀''´ ｀'; ／―一'´ ／.:.:.:.:.:.:/j ..│
│⌒ ｰ‐;‐ ''´／,, ;;''"´ ,,{;,, ,;''イ ／.:.:.:.:.:.:.:./:/ .│
│ ／^ｉ／⌒ヾ. ｀':;ｰ;;'' ｀ '; / ,．-一 '´.:.:.:.:.:.:.:.／:/ ..│
│.／ ／ } ,;;'´ ';, ';; ;/／.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:／.:.:/ ...│
│ │
│ │
│ │
└─────────────────────────────────────────────┘
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
, ィ／/____
／´￣: : :!: : : : : :.｀ヽ
┌‐ァ´／:/: :.l: ∧: :.!: : :｀ヽ: ＼ 花山さんがああ言った直後だから、
Y´:{:/: : /__:ｲ:/ !__!､:.!: : :ヾｰ ゝ
{:::::/:{: /´／l/ l/ ｀}:|: : l: :} 一分弱、くらい？
｀Y: ｲ:ｬ≠rﾐ r-=rｧ: :|: :|
|∧!:/ r､:::| ﾄｨ,.:} 〉: ﾄ､l
|l: 込.弋シ 弋ﾂ｛ }ｲ:|
|:!:. ｰﾄ､'''' ｡ '''ﾉl" l:.|
|:.ヽ: :| ｀ ｧ-ｬ＜. |: :ｌ:.|
|: :.}: :| ／l ></ ﾄ､ |: :l.:|
|: :.|: :|/ |／}::::{ヽ!l V: :ｲ.:|
|: :.|: :| /| { .》::《 | |∧/ !:.|
|: :.|: :|〉 ｌ ｌ .{:::::} ｌ l | |:.:|
／￣ ￣＼
／ ＼
| | Ｘの立場で考えてみてくれ。
| |
| -ー" `ー- 突然、校長から挑戦状を突きつけられた。
ｨli (ー) （ー）}ヽ
／/ ', ! l ｌ｀- , 出し抜くために、「でっていうが認識者だと気付かれていない」
／ l " ' , （_人_ ） / l ｀ - .. 状況を利用することを思いついた。
／ / λ ＼ ⌒ ／," .l ｀.
／ {,.ノ ^ ', ｀ ｒ-_/" `!_,ｊ `;,
/ ` ヾ {二; ヾ / ,
/ ヽ } {k ', / l
/ Y ﾍ / ゝ `;, / l
l l ヽi ヽ ｀ -y イ {
/ i l ＼ ｀`-- }
┌───────────────────────────┐
│ ① でっていうは認識者で、Xの命令を受けて ..│
│ 記憶がないフリをしている .│
└───────────────────────────┘
―― ､
／ 〉 ´ ＼ このパターンなら、
／ ／' __ ノ ゝ.__ ヽ 手駒のでっていうをどんな風に動かすか、
/ /／〉 ( ー) (ー ) ｌ でっていうとの間で意思疎通が不可欠だったはずだ。
ｌ ´ イｌ (___人___) ｌ
. ｌ ｉYｌ ｀ ⌒ ´ ｌ
. / ﾊ !.! !
. / / ' ヽ /
ｌ ／/ ､ゝ ／ ヽ_
´｀ ー‐ '｀./ ｀ー､ ,－´ / ＼
. ｉ ｉｉ / ｀:.ｉ ｉ´ヽ. / ｀ ､
. , 'ｌ ｌ.! / ｌ ! ﾊ / ＼
/ ,:| | ヽ/ !＿' V , , ヽ
. / / ｌ | /:.:.:.:ヽ / / ／ ｉ
. !/ ! ｌ＼. ｉ:.:.:.:.:.:.ｉ ／ / / ｌ
/ ! ヽ. !:.:.:.:.:. ! ´ ! / !
┌─────────────────────┐
│巻き戻しの後の五時台は、通信手段が ...│
│全く使用できなかった。 ..│
└─────────────────────┘
/ﾆＹﾆヽ ／ ＼
/（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ ＼ ／ │ ━┓ │
／::::⌒｀´⌒::::＼ ／| ＼ ／ ／| ,. . ｜ ┏┛ │
| ,-）＿＿＿（-、| < ￣￣￣＼ ／ < ￣￣￣￣) . ｜ ・ │
| l |-┬-| l | ＼|￣￣￣ ／＼ ＼|￣￣￣￣^ ＼＿ ＜´
＼ `ー'´ ／ ／ ＼ /´ ｀＼
／ ＼ | |
| |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ー）（ー）
. | （__人__） Ｘがでっていうと繋がっていたのなら、
| ｀ ⌒´ﾉ なんとしてでも、
.ｌ^l^lｎ } 巻き戻しをする前に機会を探して連絡をとりたかったはず。
. ヽ L }
ゝ ﾉ ノ これまでにないパターンの巻き戻しなんだからな。
／ / ＼ どう行動するか、打ち合わせが不可欠だったはずだ。
／ / ＼
. / / |ヽ、二⌒)､
ヽ＿＿ﾉ
┌──────────────────────────┐
│ 加えて校長が挑戦した前後、 .│
│ Ｘにとっては厄介な警備員達も、 .....│
│ メンバーからは少し距離をとっていた。 ..│
└──────────────────────────┘
-==-
ノ ／::::::::::::::::::::::ト ヽ _＿＿
r .ﾆL._/ ::::::::::::::::::::::::::| ｀¨¨¨´ _＿＿ ⌒｀`ｰ=
| ニ「.r '"´_:::::::_ ｀` ::| _ﾆﾆ二二二二二二/´
l ニl }Tﾆﾘ::::〈ﾆニ}:::::| _ﾆニ二二二二二二/
} _ﾆi｛ ,:::'" :::::::::::::::....| _ﾆニニニニニニニ／
. ＼ :.Ｙｧｪｪｪｪｪｪ ::/:/ _ﾆﾆニニニ／
. 丶＼ﾐ┴┴┘彡 _ﾆニニニニ／
｝== くO__＿____ﾆニニ{￣￣
_,,.. -‐__'"ニニニ＼ニニニニニﾆﾆ=- ､
. r ' ￣ _ﾆﾆニニニﾆニ＼ニニニニニニニﾆ=- ､
,,ｨ====-ミ
／::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::>:＜:::::::::::::::::::::::::',
,'::／:::::}:::}:::＞'､::::::::::::::',
|::ﾄ､:::::::}:::ﾄ､:::>:::',:|:::::::::::',
{:::从',::Ⅵ,ｨイiｱ`从/〉::,'`
}:::::',伐}ヾﾘ 'ｧ{:::ﾄ
＿___ ,,........ -‐─ '' " ¨¨二ﾊ ｿヾ从 } r───-ﾐ
/ ＼//// ,,.... -‐ '' " ∨/∧_ >.` ─ Vﾍ ___∨≧￣＼
| . ',', ',¨¨¨ ==‐¨ﾆ=〈__ Vﾍ＞､／∨ﾍｘ≪''" / Yﾆﾆニヽ
∧ . ',', ', |ﾆ',::/ ヽ ｨ==ニ',/∧..ﾊヽ.〉/／. ' V{ﾆﾆニﾊ}
∧ . ',', ', ＞-/ヽ', {__ノｲヽ┴=ミ ヽ∨ｲ:::://ﾆﾆﾆﾆﾆハ. 乂ﾆﾆﾆﾘ
∧ . ',',. ', ＞////≫、ｲｿ､｀=〉､ }', }} {i{ﾆ//:::ﾚ ,ｲ,ｲ=/ 》≪}
∧ . ',',. ', .＞////≫''" ∧--‐''"´. 〉 { ', }} |ﾆ/::/ﾆﾆﾆﾆ,ｲ,ｲ } }} /
┌──────────────────────────────────────────────┐
│ これは、彼らをＸの容疑者圏内から外す意味もあったんだが…… .│
│ 位置が離れていた分、Ｘとしては彼らの眼を盗んで、でっていうにメッセージを送る方法を ......│
│ 模索してもよかったはずだ。 │
└──────────────────────────────────────────────┘
／￣￣＼
／ 〉 _ノ ヽ､_ ＼ 仮にＸがでっていうの近所に住んでいて、
／ ／' （ ―）（― ） | 巻き戻し後に直接会って指示を与えることが可能だったと
./ /／〉 （__人__） │ してもだ……
.ｌ ´ イ| ｀⌒ ´ |
.ｌ ｉY | 巻き戻しをする前に、もう少し様子を観て、
./ ﾊ ! / 連絡する機会があるかどうか見極めても
./ / ' ヽ / よかったはずだ。
ｌ ／ .〉-r:::┬〈、 時間はたっぷりあるんだからな。
__「 ー‐1 .／Λ 〉.:〈 7//＼
ｉ//7777|／////V::::::V/////＼
|//////|//////∧::://///////}
|//////| ///////∨/////////{
. ＿＿_
／ ＼
／ _ノ ＼ 校長が挑戦したとき、
. │ （ ●）（●） でっていうは校長の隣にいた。
| （__人__） モニターを通じて他のメンバーの言動が確認できる状態だった。
. . | ｀ ⌒´ﾉ
. | } ならばＸとしては、様子を見ながら、気付かれないような伝達方法を
__,ノ ヽ.ヽ }゛ 試みてもよかったはずだろ。花山さんなんか、真横にいたんだからな。
ｙ彳 ";;;;;;ヽ ヽ'ヽ ノ
／ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;';, ヽ. ::::::>/ 先に情報伝達ができたら、
/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;';,`ヽ/ヽ、 巻き戻し後、スムーズに動けるはずだ。
/ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;', ,.ｒ`i ヽ、
| ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;', ／::iヾ;;rｧ /
| ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'"', `!;;ﾉ! ﾄ、
| ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;', ,';;;;|i,.!;;;ヽ.
| ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'';;;;;;;;!;;;;;;;;;;;;ヽ,
;;;;;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
┌──────────────────────────────────────┐
│ ②－3 でっていうは認識者で、Xとは無関係の事情で ....│
│ 記憶がないフリをしている .│
│ （Ｘはこの事実に気付いており、その状況を利用しようと考えている） ....│
└──────────────────────────────────────┘
／￣￣＼
／ 〉 _ノ ヽ､_ ＼ このパターンでも、Ｘには時間が必要だったはずだ。
／ ／' （ ―）（― ） |
./ /／〉 （__人__） │ 自分の手駒じゃない でっていうを都合のいい形で動かすために。
.ｌ ´ イ| ｀⌒ ´ | 策を練り、それを実行するため、密かに働きかけなくちゃならないんだからな。
.ｌ ｉY |
./ ﾊ ! / 巻き戻しのタイミングを後に伸ばしたとしても、
./ / ' ヽ / Ｘは何一つ困らない。
ｌ ／ .〉-r:::┬〈、
__「 ー‐1 .／Λ 〉.:〈 7//＼
ｉ//7777|／////V::::::V/////＼
|//////|//////∧::://///////}
|//////| ///////∨/////////{
／￣￣＼ まとめると、①、②－3、いずれのケースであっても、
／ _,.ノ ヽ､__
| （● ）（●） Xは、挑戦を受けてから巻き戻しを使うまでに時間をとる方が自然。
| （___人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
| | ,ｒｰ､=-､
人､ | ,ｲに) | l
_,／( ヽ､.,ヽ., ___ ,__ノi´ ｀ー' | |ﾍ
_, ､ -― ''"::::::l:::::＼:::::::::::::::::ｒ'ﾞ´~~ ', jｰ,i 〉
/.:::::::ﾞ:':､::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'ｰ-‐え__ ﾞﾝ'ﾞ /｀i
丿;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;((、ヽ （ﾊノ /lヽ、
i ;;;;;;::::::::::::::::|;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;;ﾊゞﾆΤﾍ_/;i l:: l
/ ;;;;;:::::::::::::::::::!;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::＼::::::::::::::::;;;;;;;ﾊ ::;;;;;;;;::::::::. ',/
.／￣￣＼
/ ヽ､_ ＼ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
（ （● ） | ところが巻き戻しは、校長が挑戦を口にした 直後に発生している。
（人__） |
.r-ヽ |
（三） | |
.> ノ /
./二/ ヽ /
//// へ>个／ <
.|////ヽ ／＼／//)
￣￣ |＼////／|
／￣￣＼
_,ノ ヽ､_ ＼ 余裕はあるはずなのに、
（●）（● ） | どうして巻き戻し前に、でっていうへの連絡方法を試す時間をとらなかったのか？
（__人___） |
'､ | 答えは――「意味がなかったから」
｜ ｜ Ｘには、でっていうと連絡をとる必要がなかった。
| , ／_.{ そう考えるしかないだろ。
｀ｧﾆニ＜／／〉、＿_ __
,./ /＼ ／ : : : : : : ＞ : :＼
_／ /|ｲ:::::/∨. : : :l: : : : : : : : : : :.丶
／. : : : :| ./｀Y / : : : 」: : : /: : : : : : : : }
,´ : :/: : : :| ｉ::::::|/ : :／: : : ／: : : : : : : : :|
{ : :/. : : : :|/:::::/ : : : : : : : | : : : : : : : : : ,'
/ : :,' : : : : : |::::/ : : : : : r---く´ニ＼: ヽ:ﾉ
､'ｰr,_| : : : : : :|:/ : : : : :_/二ヽ V: : : : ｀ :´
／ :.／￣＞＜ :./ : : : : :/ 二 ヽ_」┘: : : ∨}
/ : : :ム / : : : :￣￣￣￣~ﾞ''-ゝ.」: : : : : ∨ :}
{ : : : : : :＼､ : : : : : : : : : : : : : : : :＼. : : :∨ : :l
ヽ: : : : : : : :￣"＼ : : : : : : : : : : : : : : : ／ : : :{
┌────────────────────────┐
│ なぜなら、Ｘがでっていうだから。 .│
│ │
│ 自分がノーマークであることを利用して、 .│
│ 校長を襲って来ると思われるでっていうは、 .....│
│ X自身！ .│
│ │
└────────────────────────┘
/ﾆＹﾆヽ ／ ＼
/（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ │ ━┓ │
／::::⌒｀´⌒::::＼ . ｜ ┏┛ │
| ,-）＿＿＿（-、| ━━━━━━━ ｜ ・ │
| l |-┬-| l | ━━━━━━━ ＼＿ ＜´
＼ `ー'´ ／ /´ ｀＼
| |
| |
＿＿＿__
. ／ ＼
i ヽ
.,-' ,‐ｉ" _ノ ヽ､_ i 簡単にまとめると……
./ //´l （ー） （ー） i
.l '-;;;;l （__人___） i 校長が挑戦した直後に時間が五時台まで
l │;;;;｜,,'｀⌒ ´ i 巻き戻される場合、
l ＼⊥ ,i Xイコールでっていうってことになる、って予想だな。
/ / ｉヽ, /
.,､ ｉ .' ／,‐'.l＼ ／l )),
.l ＼ .ｉ､ ム ｀‐､_｀￣￣´-‐'´ .ヽ
.l ｀‐-'ｉ _.-ヽ .,-､ｉ ｉ,‐､ . / .｀‐､_
.l .ｉ l l l l l / ｀‐､_
.l .l .l/ ヽ ,' .l/ , , ｀‐､_
/l .l /‐-l . .,.' .,' ,-‐｀ｉ
. ｉ.,' .l ､ l;;;;;;;;l ' , ' ,.' .,.' .ｉ
. / .l ､ l;;;;;;;;l , .' ｉ ,.' ｉ
（⊃￣￣＼
（⊃ _ノ ＼
（⊃ （ ●）（●）
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
| } ＼ ここまでの推理を、俺は予め校長に伝えておいた。
／ ヽ } ＼ 爆発の被害が無効化された後にな。
／ ヽ､.,＿＿ __ノ ）
／ . | ＿／
| ／￣￣（＿)
＼ ＼ ／| ＪＪＪ （
＼ ／ ／⊂＿）
┌───────────────────────┐
│ そして今回の巻き戻しの後、 │
│学校の近くに校長以外のメンバーが集まったとき、 │
│俺はＸがアドバンテージを活かしやすいように .│
│状況を操作した。 │
└───────────────────────┘
＜第十一話参照＞
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
／￣￣ ＼
／ __,ノ ｀⌒
| ( ●) (●） ちょっと校舎に入って、
| （___人__） 校長に伝えてもらいたいだろ。
|. ` ⌒´ﾉ
| | 校長以外の七人が揃ったって……
iヽ |
}:::.`＞ ｰ-´-くヽ- 、___、
_/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ７¨:.ヽ
__／.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.::::::::::＼
,.-<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
r´.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::ヽ
}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/.:::::::::::::::::::＼
f:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i: /.::::::::::::::::::::::::::::ヽ
/.:::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::::::::::::::::::::::::::::::.＼
/.:::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::rヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
／ ／ |＼ ＼ | /|
, ' ／ __ 八. ＼⌒＼ ヽ ∨ |
_,､r='^ ／ _,,.. -‐ '' "´ ／ ＼ ＼ ﾉ ',
⌒￣／ ⌒￣ _､‐''゛ ＼ ＿_＼ ＼___／ } ,
／-‐=＝=‐- _､‐''゛ ＼ ／ }
/ ／ ｀ ‐ ──── } /
/ ／_,,.. -‐ '' "´ ／ /
／ ／⌒ _,､r='／ .／/ ／ ｜ たしかに全員顔をつき合わせてる
／ ノ ＞''~ ⌒￣￣￣ / ／| ／| | この状態なら、
⌒￣＞ _,,.. -‐ '' "´ ＞''~ 竿竿羔冬ﾐ./ ／ } :!/ 八:! 抜け出して校長を襲うのは
＞''~ ⌒￣￣￣￣ {￣∨ 乂 V:::ﾂノ |/ ノ ノ 難しいですね。
／-‐……‐-／ 八ハ 〉 ｀ｰ=ﾆ彡 ⌒乂
. _,､r='^ / ／ ∧ 〉 通信が途絶しているから、
⌒￣￣￣￣/／7／ 'ｰ八 ／ でっていう君を動かすのも 不可能だ。
__. -=ﾆニニ／ﾆﾆﾉ : :.:.:|: : . /
|_,,.. -‐'' "´::::::::::::::/ : : |: : ::＼ --‐‐/
|ニニﾆ=-. ::::::::::/ |: : : : : : : . /
|ニニニニニﾆ=- ...__ |: : : : : : : : : : . . ∧
|ニニニニニニニニﾆﾆ=- _ : : : : : : : : ／｀ ─'ニ.}
`､ニニニニニニニニニニニﾆ=- : : : : : {:::::::::::ノﾆﾆ|
. ‘，ニニニニニニニニニニニニﾆ=:::::::::::::::／ニニ|
-=ﾆニニニニニニニニニニニニﾆ=-=ﾆニニニ|
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
＿＿＿＿_ 「校長も『今は襲われることはない』と油断するはず」
／ .r┐ヽ「| 「その隙を狙えるかもしれない」
／ r-､ | .| ./ l lﾞl
. ／.__,ノ ヽ ﾞ､_,ﾉ '-' .|,,/ |
｜ （＿） ヽ ﾉ ´/ そんな風にXは期待するだろ、と俺は考えたんだよ。
| 〉 〈_,,.-､
.| （__人{ .r''´
.| ´ ⌒| _,.-i'´
. .{ l-‐'''''''ｰl }
｛ . |´￣￣｀`l }
{ .| |.}
/ ./ヾゝi|i///} ＼
| i ./ , /、＼ ||///;| , } ＼
/ , | | , /| ./;. /／| / ｝
｛,、 / . | || .|| |/;;;;|/::: " | /i /
| .ﾄ、 | |.|.|.ヽ|ー―- 、 ＿__|_./_.| | i ＼
＼| . ﾄ 、. | ﾘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. ´ .|/ /／| ｜ 、 ）
| /＼ .| ＼|__,. =＝=.._;;;;;;;; ＿＿＿" /／| /ヽ/ 私は、でっていうが
/{ b,. ｿ＼从;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ｨ (。) ヽ ." / , / 襲ってくるのを警戒していれば
/ ＼{ ＼＼|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ⌒"'ー｡ / .／ ／| よかったわけだ。
／{ |＼ ミ=‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; / ‐=彡" /／| ｜
. ／ |i | ソ;;;;;;;;;;;;;;;;;; 、 , ／ .／|ノ .|. |
／ ／|i | ∧;;;;;;;;;;; ‐=彡／ .|| | |
( ´ .| | ' ∧;;;;;;;; ー- ..,,____ , / |.| |. |
ゝ .| | .| ;;;;;;;;; __ ￣ ／ | | | .|
/ .i| | | | ＼;;;; ／/ .| .| ﾄ.、|＼
{ |.| | | | ＼ "// i | | | ＼ ＼
| / | | | | 、 ,,.. '" /| { | | | ﾄ、 .＼ ＼
./ / || | | | ｀ ´ / | | ﾉ | | | .＼ ＼ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
| （__人__） 随分遠回りになった気もするが、
| ｀ ⌒´ﾉ でっていう、お前がXだと判明した理屈は
| } 以上の通りだろ。
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::
, --────-- ､ _人__人__人__人__人__人__人__人_
／ ＼ __,ﾉ (,,__
／ ＼ ）. .（
／ l ＼ ｿ. 常識的に考えて .ｿ
.／ ノ::::::::::::::::::::::.＼ ,） （,
/ _, -'´:::::::;;;;;;;;;;;;;;:::::: ＼ ⌒ヽ ,r'
｜ ／ ／￣＼＼:;;;;;;:／／￣＼＼ ﾉ. .(,
.｜ ｜ |. ○ .| ,|:;;;;::| |. ○ .|｜⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ⌒Ｙ ⌒Ｙ⌒
| ＼ ＼＿／ ／::;;;;::＼＼＿／／
.| ,／ ::|:: ＼
| ｜ ｜ ｜
| ｜ ｜ | =二=二￣
.| ＼＿＿／＼＿＿／| ,. ,._ ,.-,.､ -=二＿ニニ
|. トエエエエエイ | // j / / ﾉ -=ニ_￣
.| '.{ :l }/ / ＿＿ﾉ ｀-/ﾉ `ﾂ ＿＿ﾆ＿二＝
| .{ :l }/ ） // // _,_{￣/￣￣￣￣/^/;;'´￣￣
丶 .{ } l ヾ､＿/ /＿i＿＿＿＿__i_ヾ:;'
＼ ､`ｰ一一 ' ) / -=j" ,_/
.＼ u / ,.--､ / / /
ヽ ／ }ヽ ＼ ノ _} / ＼
＜決めゼリフ＞
/ノＹ ヽ
/（ﾟ )( ﾟ）ヽ は、はは、ははははは。
／::⌒｀´⌒::::＼
.|-）ﾄｪｪｪｪｲ（-、|
.| ）┬-| l |
＼`ー-'´ ノ
／￣￣＼
／ _ノ´ ヽ、
. ｜ ( ●) (●) 振り返ってみると、自分が八人の
｜ （___人__） 一人じゃないフリをするお前の作戦は、
| _.ﾉ 必要不可欠なものじゃあなかっただろ。
| _/__ﾞヽ_
j､_ (〈_ｒ- ヽ ヽ、 小細工を弄したせいで、
::::::...｀ミｭ､r'､〈｀ヽ､ 罠を仕掛けられる機会を
／.::7￣￣. : : .:.:.ヽ_ヽ ﾄ､ 生んでしまったとも言えるだろ。
/ .:::/.:::::::::::::::::::::::::::::..＼Yｰ‐ソ,
,' .::::/.::::::::::::::::::::／ ⌒ 、ヽ,:::::::::|
i .:::::::::::::::::::::::. ::::::::::::::..ヽ::.',::::::::|
―― ､
／ 〉 ´ ＼ さらにダメ出しするなら、
／ ／' __ ノ ゝ.__ ヽ お前、爆発の前に姿を現さない方がよかったよな。
/ /／〉 ( ー) (ー ) ｌ 捕まることで、警備員達を油断させるためとは言ってもだ。
ｌ ´ イｌ (___人___) ｌ
. ｌ ｉYｌ ｀ ⌒ ´ ｌ
. / ﾊ !.! !
. / / ' ヽ /
ｌ ／/ ､ゝ ／ ヽ_
´｀ ー‐ '｀./ ｀ー､ ,－´ / ＼
. ｉ ｉｉ / ｀:.ｉ ｉ´ヽ. / ｀ ､
. , 'ｌ ｌ.! / ｌ ! ﾊ / ＼
/ ,:| | ヽ/ !＿' V , , ヽ
. / / ｌ | /:.:.:.:ヽ / / ／ ｉ
. !/ ! ｌ＼. ｉ:.:.:.:.:.:.ｉ ／ / / ｌ
/ ! ヽ. !:.:.:.:.:. ! ´ ! / !
／￣￣＼
／_,ﾉ ヽ､,__ ＼ 校舎が炎に飲まれるところを見たかったのか？
｜(●.) (● ) | それとも、避難・救助活動を妨害するつもりだったのか？
｜（__人___） .| あるいは、可能なら自分の手で標的を殺めたいと考えたのか……
| ｀⌒ ´ |
| | いずれにせよ、悪手だっただろ。
ヽ 、 . {
/ヽｰｰ- ´/ i､
＜ヽ ＼___､__ノﾄ､
, . ＜ ハ 伐;;;;;;;ﾄ, }｀、
／ ∨´゛〉;;;〈 ﾊ{ ＞.､_
r ＼ r;;;;;;i ヽ
ﾉ ヽ. i;;;;;;;i ｀,
i : : ' 、 ／ i;;;;;;;i ｉﾉ r
指摘サンクス、次スレ立てました
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/12368/1559485014/
ｚ-へ へ へー-
ノ￣i┴ ／- // ＼
＜ ／ i V／l ＼＼l
/ / / / l l ＼ゝ
/ /〈〉 l/ / ∧ l ＼ l ＼＼
/ l / l l 彳＼V／丨丿( ヽ＼ ＼
l ／ .l l トiｲ l ＼／ヽ＼ ) l ト
/ / l ｌ ｌ∧ i ｌi ﾚﾊ. /人 ｌ 丿 〉 ふん、策士、策に溺れるというやつだ。
l ﾊ r ー-ii-､＼ ,,-ーll-､l/l l／
l l l i L-〒Tァ= , ｯtTｩ､/ｌ ） /
＼ヽ ヾ丶=~" . ｌ "~.／レｲ l
/ l､≡三ｲ l ７ ｲ l l
/ l ヾ ミ》 .- ・ /l l l
/l l l ﾇ ﾐゞ ｬ-＝ュ〟. / l l l l
l l l l l ＼ .ゞ≡＼＼/＼ l l l l＼
/ l l l l＼l ＼ ゾ＼㍉ { l lヽ ＼
／. l l l＼ .ヽ. . ゝ- < lヘヽ_l＼ｌ ｌヽヾ ＼
r .l l /. l .l ＼ ＼, ＼ l l l l . l ｌ＼＼ l＼
r ー/ l ヽ＼ ＼, ト＼ l . .ｌ . ｌﾞ ﾞ ﾞヘｰーヾﾐｰﾐ
⌒／ / ｌ, l ヽ Ｌ,, . ＼l l l ｌ //三二＝彳
.r-、 _００ /::::'┴'ｒ'
.|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ｸ_;厂 /
.|::::「|:::| l| |Lｎ:::r┘|.l _lﾆユ、 ./
.￣└r''"´］_ l| | ｒﾞ=ﾞ┐ |└ァ::/ / /
､ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / ／
. ＼＼｀´ |:::|. l| l 〈::/ ､ ! '／
. /ﾆＹﾆヽ
/（。)(. ﾟ）ヽ
／::::⌒｀´⌒::::＼
| ,-）ﾄｪｪｪｪｲ（-、|
| l .|-┬-| l |
＼ `ー-'´υ／
/ ノ Ｙ ヽヽ
oﾟ(（●))((●）)ﾟo
／:::::::⌒｀´⌒:＼
ﾐ ﾐ ﾐ .| ,-） （-| ﾐ ﾐ ﾐ
/⌒)⌒)⌒) .| l ヽ＿＿ノ l| /⌒)⌒)⌒)
| / / / ＼ |r┬-| ／ (⌒)/ / / /／ ﾊﾞ なに勝ち誇ってるんだっていうww
| ::::::::::::(⌒) | | .| ＼ ゝ :::::::::::/ ﾝ いい感じで〆に入るなっていうww
| .ノ | | .| ＼/ ） / ﾊﾞ
ヽ / `ー'´ / ／ ﾝ お前等、今が何時かわかってるwww
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--、 -一'''''''ー-､
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
┌───────────┐
│ 午前八時 一分 .│
└───────────┘
/ﾆＹﾆヽ 八時過ぎになったっていうwww
(ヽ /（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ /) チャージはもう終わってるんだっていうwww
(((i ) ／::::⌒｀´⌒::::＼ ( i)))
／∠_| ,-） （-，|＿ゝ ＼ 巻き戻しは縛られたままでも、
( ＿＿ l ヽ＿＿ノ , ＿＿ ） 念じるだけで発動できるんですwwwwww
＼ .|r-_,,..､; /
| | | .二二二二二二二二二￣￣ > 発動したら、俺は自由の身っていうwww
| | |｀| | ￣＞ ／
| .`ー' | ／ ／
/ <＿＿＿/|
|＿＿＿＿_／
ﾊ /, |ヾ｀ヾ'｀＜三 三／ / , / |
ゞ| ﾊ !三 ハ ｀ヽzk / ／ ' j }. /
/从ﾊ ﾊ ﾄﾊ 三 三>x/ｼヾ-＝彡 ,ｲ彡'
./ j＼ {＼ ﾊ从 三 三ﾊ ,:' ,: ／´
. , ヾ; ＼ 八三 三 三} i=＝彡'´
. ,' iｿ | {ﾐーﾞ 三 三りヾ' : '´ わかってないのは貴様だ。でっていう。
i i. | iﾊ ﾏ三__三／ ﾏ
| | i i |ﾊ ﾏ ヾﾉ ﾏ
| | | | |ii{＼ﾏ ヽ
| | | |､ヽ三ゞ. _ =- .ノ
| | | | ＞｀ヽ 人。:､｀::.､ ,'´￣
| | | |彡' ｀ヾ :､::.＼__Yj
| | | | _. シ
ﾊ! | | , '´
:. {z=＝ゝ｀､'´三 彡､_ ﾘ} ／ /' .| !
ヽ＼ 八三 三 三 三 三{ ァ'´￣彡´｀:' ＜ .j / /
三｀ー≦ 彡 'ﾞ´￣ 三ヽ､三 ／ ,ｲ 'ﾞ/ '彡
三 ＞'´ 三 三 三 ﾐ､ヾﾊ ´ ＞'´z=＝＝＝＝=ミ彡 イ
三 三 三≧=＝＝=ミ､ 三 了 z彡'´ ,.:＝ﾐ､ ｀ヾ＜__, 私は、Ｘの正体を知った。
三 ＞'ﾞ´ , -=-､ _ z}= 三 ヾ:::::.. ー=＝＝==等z斗 ｀≧彡 ならばいくら時間を巻き戻そうと、
≧彡' {{ {比'ﾞ´ 三 三{ ＼:::... ｀ーﾐｵ'´ 私の手勢を使って、君を追いつめるまで。
ゞミ:.､＿ ,..:＜ 三 三 三 ｲ,' ｀ﾞ' ・
:＼ 三 三 三 三 三 三, ､＿＿_彡'
ヾ ｀ 三 三 三 三 彡'´.
＼三 三 三 三彡'.:::::::,' ー=＝彡
｀ー- ＝=-三 三{´_.::::::::}､ __ _
ミ＝=- 三 三 三彡.:::::ﾊ:::., ｀ヽ
＞ー三 三 ／.:::::::::::::::八:::::., r.､
三 三 三 /.::::::::::::::::::::::::::ヽヽ; ヾ'
/／__/＿/ / | ヽ ＼＼ ',
r┴' / / ｀∧ ! /^＼＜￣ヾヘ おそらくこの二十四時間、
／／ / / ,、∨,、 ＼ヽ ＼＼ 君はこの街から遠く離れた
∠..ノ / / / ∧ヽ|/∧ヽ ヽ＼ ヽ ヽ 場所にいたわけではないだろう。
r' / ,' / /l /´｀"ﾞ｀´ ', ! ､ ', ヽ＼}
| { l ﾘ ,' 从 ﾘ | 〉 } } ﾘ ならば探し出せる。
／ﾚﾍ |＼トﾍ匕Ｌ..＿,. ､__/厶∠L／ ｌ ｌイL 何度巻き戻そうと、
,ィ ´ ／ ∧ﾄ､ゝ弋‐辷ﾃﾐ､ ,ィ辷テｧ/／|,.ｲ ヽ＼ー- ､ いずれ、私の手駒たちは貴様にたどり着く。
/ ／-ｰ彡'´|l lﾍミi｀￣彡 ｜ ヽ ｀￣´/ // ! ｀ ‐- ＼｀ヽ ＼
_,.〉＜´ // |ｌ トゝﾐ彡'7 | ／／,' |ヽ ｀¨ ｰ- ヽ
.´ // |ｌ |ヘ三彡ﾞ ┘' ,.ﾌ / ｌ ＼ ｀¨＞ｰ ､
. ,'/ | ', ヽ.l｀マ{ ゞ二.Tミ、／ｌ l | ヽ 〉 ',
/ /| ｌ ｌ| ＼ |ヽ|´ ｜ ｌ ｌ| ',. / l
. ,' ,' ｜ ｌ ｌ| ｀ ｰ'|ヽl | ｌ ｌ ト、 ｜ / !
/＿＿ / | l | ＼ ゞ'ﾞ | ｌ ｌ | ヽ___⊥__ / ,'
ヽ, | l |彡 ｀ ´ ィ三ﾐ:! l ｌ | / / /
＼ ﾉ l |三i ゞﾐ三| l ｌ | / / /
彡| | |从 | /三三 三 ヾミ＝-==彡イ ゞミﾍｚ=＝＝彡'´: : : : : : : : : / /
人 ﾘ }､:ヾ! |≧‐>=．..,,__三 三 ﾐ:.､ヾー::::., ,ﾉー=＝'´ __,,.. z≦､: : :／ ,ｲ /
/ //:､ | ﾊ ＼ 从￣ヽ. 弋 ・ テﾐ-ﾐヾ::.彡ー ｲ: : : : :::＞'弋 ・ ノ ,.ｲ,.:彡'´/ ,:':
,' ヽ{ ∧ ミ:､ミ=三｀二二二二二´{ /ｲ:ﾍ 彳: : : : ー￣￣￣￣: :-=彡'.,:',.':::::
// , |ゝ'ﾍ＼｀ヽミ:､ 三 三 三 三ｿ´ |: : : : : : : : :.､_ : : : /,::::::::::
/ / .:: !| |∧ ヾ:､ミ 三 三 三 ≧'ﾞ ｜: : : : : : ,: : : : ::´::::::::::::
ｲ,: ＞'ﾘ ! ﾑ＼｀ﾐ:､ 三 三 三ｲ !: : : : : : : :. ,..::::::::::::::::::::::::::::::: そして言ったな？
彡' | .| | ﾑ ヽ三 三 三 三} i||i! |: : : : : : : : . ,.'::::::::::::::::::::::::::::::::::: 念じるだけで巻き戻しは発動すると。
. | ! ! ﾑ ヾ 三 三 三ｿ´ il|||li|: : : : : : :: :::..,.:'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ならば、念じることもできない
|i | ﾊ＼ミ:､三 三{ ,ゝ--<:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : : ; 状態になってもらうしかないな。
| i | .ヽ.ﾞ三 三| _ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,: : : ::'
i |i | | |ﾍ三 三!イ ｨ' ´￣￣￣￣￣ ヽ :::::::::::::::::::::::::::::, :.,:/
| |! :. ｜ ! ﾍ三三}_ {:〉-一 … ─ -〈:} .:::::::::::::::::::::::::::::::, ;:, ,
| | ｜: ｜. ＼三ﾘ 、`ー… ─- '::::::::::::::::::::::::::::::::::::::, 〃 ,;
| | | !.: : ! ＼ '´: : : : : : :: :: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,' / ,:'
| i| | i｜ | ＼ j : : : : ::: ::::::::::::::::::::,' ,: ,:
| |i | | ! ｀ . . : : : : : : :: :: ::: :::::::::::::::::, ,' ,
| ! !::｜ ｀ ｰ―. : : : :: ::: ::::::::::::::::::::::::::::, , ,
〃〃 ヾ ヽ
,ﾚ''¨¨爪|¨¨｀ヽｰﾄ|
ﾄｧｰ⌒ヽ__ﾙ | ﾊ ﾊ
rｰZ ⌒ ´∧/ヽへへ}､__
ｿ'〃／ 从/ｨ ヽ 私はこの街を、このしたらば高校を愛している。
/从（ /从（ｿ | |. | | ､./ 巻き戻しをすれば法律上の罪は消えてしまう
／ | ,ｲ.xtｯ≧ ﾒﾑ_ﾉ ﾉ .ﾉ| 君を封じ込めるためには、
__z-ｰ=彡.| |ﾐミミ ｲ .tｫｲ___／lﾊ 少々、イリーガルな薬物を使用するしかない……
rzｲ// ノ ｲ| ﾚ' 〉ﾐ. ｣ 彡'iii, l | ヽ､
（〃{/ ,,彡ｲ /／ .ﾑ＜二二ﾆｱ |＼ ,| ﾊー-､
ﾙ ＜ |// -ｰヾz:::::. | ＞- ､ ヽ ヽ
r＜ ,ﾉ./ イ´ / .| ｀＞ ､.|
| ＼ ,ﾘ| ／ / l |ヽ ＞､
| ＼ ､. ノ/ rｰｲヽ ´￣j | | 〉 /
ﾑ ﾐｿ （ ∧ /ミゝ （{ | ヽ /
{∧ 人 ｀￣￣ヽ , 人 l l 〉 /ヽ
| ∧ / ＼＿ []/|＼i| ／ 川 ﾘ / 〉
/ ﾆＹﾆヽ
/ （ ﾟ )( ﾟ ）ヽ ハッタリだっていうwwwwww
／ ::::⌒｀´⌒::::＼ 逃げ延びて見せるっていうwwww
| ,-）＿＿＿（-、| 大統領ズ暗殺は諦めたっていうwwww
| l |-┬-| l |
＼ `ー'´ ／
三 /ﾆＹﾆヽ
でもこの能力があれば 三 (ヽ /（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ /)
何だってできるっていうwww 三 (((i ) ／::::⌒｀´⌒::::＼ ( i)))
外国にでも逃げて、 三 ／∠_| ,-）＿＿＿（-，|＿ゝ ＼
面白おかしく犯罪人生を 三( ＿＿＿､ |-┬-| ,＿＿ ）
送ってやるっていうwwww ≡三＼ `ー'´ （´
≡三＼ ヽ
≡三） ）
≡三／ ／
/ﾆＹﾆヽ 三二
(ヽ /（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ /) 三
(((i ) ／::::⌒｀´⌒::::＼ ( i))) 三
／∠_| ,-）＿＿＿（-，|＿ゝ ＼ 三 おまえ等は、俺が能力を使う度に気づいて、
( ＿＿＿､ |-┬-| ,＿＿ ） 三 歯噛みするしかないっていうwwwww
) `ー'´ ／´ 三二
/ ／ 三＝
（ （ 三≡
＼ ＼ 三二
＿人人人人人人人人人人人人人
＞ あ・ば・よ ＜
￣^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^^
＿人人人人人人人人人人人人人人人人人
＞ 巻き戻し発動っていう ＜
￣^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^
__ rr‐-、
l´ ｌi |l､＿i
. lｰ‐' ! i l
l | ｌ |
. | | | │ ＿__ .__
l L＿. ＿/￣ヽ !r´ i´ 〉
/⌒'| /￣ヽｉ￣ヽ /ﾆＹﾆヽ / ', | ,|Ｙ | /
r‐'ｉ | | | |. / （0)(0）ヽ | | ! ｀´ l |
| ! ' ! ! l、 ／::::⌒｀´⌒::::＼ ! ' | !
! ,! | | ,-）＿＿＿（-、| | ' |
| ヽ | | l |-┬-| l | | ／
. ＼ | ＼ `ー'´ ／ ! ／
. ＼ / _／ ヽ､ ヽ ／
＼ |--‐┬=''´ `Ｔー‐┬ | |
＿人人人人人人人人人人人人人
＞ 亀村水没 ＜
￣^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^^
/ﾆＹﾆヽ
(ヽ /（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ
(((i ) ／::::⌒｀´⌒::::＼
／∠_| ,-）＿＿＿（-，|＿＿＿
( ＿＿＿､ |-┬-| ,＿ ）
| `ー'´ /´ ／／
| / ( i)))
ヽ)
＿人人人人人人人人人人人人人
＞ 唐揚げ派閥切り崩し ＜
￣^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^^
/ﾆＹﾆ丶
/（ ﾟ )( ﾟ ）丶 /)
／::::⌒｀´⌒:::: ＼ ( i)))
＿＿＿|，-）＿＿＿（-, |＿ゝ＼
（ ＿, |-┬-| ､＿＿_ )
＼＼ ｀丶 ｀'ー´ |
(((i ) 丶 |
(/
＿人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
＞ マヨネーズ戦争を終結させた男 その名も…ケ・チャップ夫人 ＜
￣^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^
(ヽ (ヽ ( i))) /) /)
(ヽ(((i (ヽ((/ﾆＹﾆヽ ( i)))/) /)
((i(ヽ(((i )/（ ﾟ )( ﾟ ）ヽ ( i)))/) i)))
(ヽ (((i ) ／::::⌒｀´⌒::::＼ ( i)))
.(((／∠_| ,-）＿＿＿（-，|＿ゝ ＼/)
( ＿＿､ |-┬-| ,＿ ）
((＼＼ | `ー'´ /´ ／／＼)
(/ (((i )| / ( i)))( i)))
(/ ＼) ＼)
_人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人人_ .
ﾉ (,,__
）. ナントカカントカ パトローナム (
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⌒￣＞ _,,.. -‐ '' "´ ＞''~ 竿竿羔冬ﾐ./ ／ } :!/ 八:!
＞''~ ⌒￣￣￣￣ {￣∨ 乂 V:::ﾂノ |/ ノ ノ
／-‐……‐-／ 八ハ 〉 ｀ｰ=ﾆ彡 ⌒乂
. _,､r='^ / ／ ∧ 〉 建物が変わってません。時計も……
⌒￣￣￣￣/／7／ 'ｰ八 ／
__. -=ﾆニニ／ﾆﾆﾉ : :.:.:|: : . /
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l r' / ,' / /l /´｀"ﾞ｀´ ', ! ､ ', ヽi ヽ
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l ﾚﾍ | ＼斗-一- ー十-L_／ ｌ } | | ふむ。
l l ヽﾄ､ 弋 ‐t-iｰ､ ,､t-ヵ‐､ | l ∧ ｌ l
＼ヽ.| ll ｀ ‐-┘ ゝｰ '´･ｊ/ l / |
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/ ､l l l i', ﾐ彡彡{ , /!ｲ/ / ヽ
/l l l l l ヽﾏ三彡7 /|ス//」 |l
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r .l l /,',','. l l |ll ゞ:.:彡 -､ |l l |l l| ｌ ｌ | 〉 〉
/⌒Ｙ⌒uヽ
/（○) (○）ヽ
_ ／::::⌒｀´⌒::::＼ どういうことだっていう
／´ | ,-） （-、| 巻き戻しが……使えない。
/' | l ヽ＿＿ノ l |
,ﾞ ／ ) ＼ `⌒´ ／、
|／_／ ヽ
/／ 二二二7 u' __ ヽ
/'´r -―一ｧ"i .-‐ ＼
|＼ ／|
|＼＼ ／／|
: ,> ｀´￣｀´ < ′
. Ｖ Ｖ うん、使えないよ。
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