したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

短編・小ネタ投下用スレ

1名無しさん:2008/08/18(月) 00:50:22
画像でもよろしく

2雪山へGO!(1):2008/08/18(月) 00:51:08
「面倒なことになったわねぇ」
アスカが意地張ってなきゃ、面倒なことになってないと思う。
「だから、さっさと引き返そうって言ったのにぃ」
僕しか言ってないよ・・・。
「でも良かったじゃないですか。こうして避難所も見つかったんですし」
そうだね。ちょっと頼りないけど。
「・・・・・・・・・落ち着いてるのね、碇君」

レイのつぶやきに、シンジはため息を返した。

「なんだか、僕の人生ってこういう風にできてるみたいなんだ」

3雪山へGO!(2):2008/08/18(月) 00:52:14
発端が、そもそも雪だった。
サードインパクトの影響により四季が帰ってきた日本で、初めて降った雪。
幻想的な白。
寒さに震えるより、子供達は、大喜びで雪合戦やかまくら作りに興じた。

その勢いのままにスキー挑戦も考えた、まだ日本で設備等が整っていなかったために断念。
ならばと代案を思案した結果、冬山登山の企画が決まったのが一週間前のことだ。
この時点でシンジは、ノリに身を任せることに不安を感じ始めてはいた。なぜに山登り。
そして、悪い予感だけはよく当たる―――少なくともシンジの経験ではそうだった。

当日。
雪景色を眺めながらの登山そのものは、実際のところ素晴らしい体験だった。
充分に登ったがまだ先は長い、というタイミングで、吹雪になったりしなければもっと素晴らしかっただろう。
雲行きが怪しくなってきてすぐの、「戻った方がいいよ」という彼の提案が受け入れられていれば、まだしもマシだったに違いない。
しかし誰よりハイテンションのアスカ(彼女だけはドイツで雪を知ってるはずだったが)は「ここまで来たら頂上まで行かなきゃ損よ」と強行に主張し、普段は慎重なレイまでもが賛同したため、登山は続行され・・・

で、結局遭難してりゃ世話ないよな。

シンジはこっそりともう一度ため息をついた。
ともかく、シンジの他にはアスカ、レイ、マナ、マユミと女の子しかいない。
内心愚痴っぽくなるのは止められなくとも、無事に帰るためにやるべき事をやらなくては。

4雪山へGO!(3):2008/08/18(月) 00:54:27
「トウジや委員長達が来れなくて、かえって良かったね」
「なによそれ。私達が遭難するのは構わないっての?」
「そうは言ってないだろ」

突っかかってくるアスカをかわしながら、食料を点検する。
どうにか見つけた避難所の小屋は、セカンドインパクト以前に建てられたもののようだったが、最低限の備えは用意されていた。
掃除もされており、10数年ぶりの冬を迎えるにあたって、改めて手入れされたのだと分かる。
既にトランシーバーで連絡を取り、ストーブにも火を入れた。
天候が回復すれば、救助が来るか、ひょっとして自力で下山できるだろう。

「・・・食べるものも、充分あるよ。吹雪が止むまでに困るってことはないと思う」
「じゃあ、とにかく凍え死にさえしなければ大丈夫ですね」
「でも、寒いね・・・。シンジ、このストーブってあんまり利いてない気がしない?」
「外が外だし、この建物だからね」

とりあえず中を整備するだけで精一杯で、さすがに建て直す余裕はなかったのだろう。
小屋の外壁はボロボロで、実のところ、寒さを十分には防いでくれそうになかった。
それでも、吹雪にさらされる環境とは比べ物にならないが。

「服、脱いで乾かしたほうがいいわ」
「え!? それってひょっとして―――」レイの言葉に、いきなりマナが元気を取り戻した。
「伝説の『雪山で肌と肌を温めあう男女』っていうアレだね!!」
「いや・・・男女っていうか、男は僕だけだし。それにほら、寝袋もあるみたいだよ。
 これに入ってストーブの近くに転がってれば、けっこう暖かいんじゃないかな」
「えー」

露骨に不満そうなマナを放っておいて、シンジは押入れから寝袋を引っ張り出した。

5雪山へGO!(4):2008/08/18(月) 00:58:11
「あれ?」
「どうしました?」
「4つしかないや・・・」無論、小屋の中には5人いる。

「はいはーい」
授業中の発表のように、マナが手を挙げた。
「それじゃ、私とシンジで一つの寝袋に入ればいいと思いまーす」
「しつこいわねぇ。伝説とやらは諦めなさい」
「でも、ほら。この寝袋大きいし、私達なら二人でも全然入れるよ」

袋の口を両手で広げながら、理由にならないことを言ってくる。

「入れても、僕とマナってわけには・・・あのさ、悪いけど、僕が一つ使うから。他に誰か2人が同じ寝袋使ってよ」
「まぁ、しょうがないわね」
ため息をつくような真似をしながら、アスカがうなづいた。
ところが―――。

「あのぉ、私も、どうせなら碇君との方がいいです」
耳まで赤く染めながら、マユミがおずおずと主張する。
「な?!なに言い出すんだよ山岸さん」
「そーよあんた、正気?服脱いで寝袋に入るってことは、その、ハ、ハダカで―――」
「3対2ね」

ぼそりと、レイ。

「碇君が狭い思いをするべき、と考える者が3人いるわ」
「綾波まで・・・いや、あのさ。狭い思いはともかく、僕だけ男なんだし・・・ていうか、こんなことしてる場合じゃ」
「ええ、急ぎましょう。だから多数決に従うべき」
「あのね、シンジ? こんな非常時には、男も女も関係ないんだよ?」

6雪山へGO!(5):2008/08/18(月) 00:59:31
無茶苦茶だ。
気圧されて固まってしまったシンジの横で、アスカが切れた。

「つき合ってらんないわ!」乱暴に寝袋とタオルを抱え上げると、睨み付けるようにしてマナ達を見た。
「私は一人で使う。文句無いわね?」

どうぞ、と3人揃って首を縦に振る。
アスカはその様子にますます機嫌を悪くしながら、ストーブの脇にどさりと寝袋を落とした。

「シンジ!!」
「は、はい!?」
「服脱いで身体拭くから、しばらくあんたは向こう向いてなさい!」

アスカの剣幕に、慌てて身体の向きを変えるシンジ。
その間にも、『伝説』の権利を巡る話し合いが、当のシンジ抜きで進められている。

「じゃんけんで決めますか?」
「嫌、私じゃんけん弱いもん」

女の子達の無事だけは確保しなければ、との決意も、今となっては空しい。
どこか楽しげにも聞こえる少女らの声を背に受けながら、シンジはぼんやりと思っていた。

ひょっとして。
防寒具がなくたって、彼女たちなら凍死なんてしないんじゃないだろーか。

7名無しさん:2008/08/18(月) 01:00:25
続きます
細かい誤字脱字は脳内補正でよろしくお願い

8雪山へGO!(6):2008/08/18(月) 17:45:43
「もうこっち向いていいよ、シンジ」
「え? アスカは?」
「大丈夫、もう寝袋に入ってるから」

なんでマナが言うんだろう?と訝りながら振り返ってみると、
確かに、すでにアスカはすっぽりと寝袋に納まっていた。
シンジ達に背を向けて、無言のうちに我関せずをアピールしている。

「じゃ、始めよっか」
「始めるって・・・その、結局どうすることになったの?」
「聞いてなかったの?」
「ごめん、ちょっとぼうっとしてた」
アスカとは対照的に機嫌よく、マナは、しょうがないなぁ、とつぶやいて微笑んだ。

「やっぱり、碇君の意見を無視して決めるのは良くないって事になったんです」
「あ、それじゃあ」
マユミの言葉に安堵しかけたが、
「だから、誰と暖めあうか、シンジが選んでね♥」
再びマナから、あっさりと状況の悪化を告げられる。

「一人ずつ、ちょっとだけ一緒に入ってみて、シンジは最後に誰が一番良かったか決めてくれればいいから。
 言い出した順で、まずは私と―――」
「・・・どーいう話し合いをしたら、そんな結果になったの・・・?」

呆然と問うシンジに、答えてくれそうな人はこの場にいなかった。

9雪山へGO!(7):2008/08/18(月) 17:48:42
「もう」ためらい続けるシンジに、マナが苦笑した。
「さっきからシンジ、『倫理的にマズイ』って事ばっかり考えてるでしょ」
「う、うん」
他に防寒と、自分の発言権の無さについても悩んではいたが。

「ちょっと頭のスイッチを切り替えてくれたら、シンジもやる気が出てくると思うんだけどなぁ」
「スイッチ?」
「そう。理屈じゃなくて、感触を思い描いてみて。シンジ」
マナは、防寒着のジッパーに手をかけると、ゆっくりとそれを引き下ろしていった。

「私や―――綾波さんや、マユミと―――素肌で、ぴったり重なり合うところを、ちゃんとイメージしてみて。
頭じゃなくて、五感で・・・」
一言ずつを、区切るようにしてささやく。

「女の子の身体、きっと気持ちいいよ・・・?」

言いながら、自分自身も昂ぶるのか、マナの声が吐息のようになってかすれた。
かぁっと、シンジの頭に血が上っていく。
今の今まで、あまり考えていなかった―――あるいは考えないように制御していた―――魅惑的な想像が閃くように脳裏をよぎり、
少年の身体を誘惑して、ざわざわと落ち着かなくさせる。

シンジの様子を見て満足そうに微笑むと、それ以上の言葉はかけず、マナはさらに着ているものを脱ぎ捨てていった。
アンダーウェアまで脱いだところで我に返り、シンジは慌てて視線を逸らした。
「ダメだよ」
しかしそれすらも、マナに止められてしまう。
「私のこと見てて。後ろ向いたり、目をつぶったりしたら、もっと困るようなイタズラするからね?」

10雪山へGO!(8):2008/08/21(木) 22:15:53
シャツのボタンに手をかけながら、マナが思い出していたのは自室の鏡だった。
自分自身の像を、その中で何度も確認した事がある。
衣服を着ている姿も、全裸でも。
だから、男の子の目に自分の肢体がどんな風に映るのか、マナはきちんと理解していた。

一方でシンジのほうは、意味のある思考をする余裕は既に無くなっている。
手を伸ばせば届く距離で、美少女のストリップをことさらじっくりと見せつけられては、健康な少年が平静でいることは不可能だった。
どこか艶かしく動くマナに惹きつけられ、いつの間にか、強制されるまでもなく注視してしまっていた。

とうとう一糸纏わぬ姿になると、マナは改めてこちらに微笑みかけてきた。
シンジの喉がこくりと鳴る。
いつか見た時よりは膨らみを増したであろう乳房も、両脚の付け根にある薄い茂みも、全て目の前に晒されていた。

「ね、シンジも早く脱いで」

もはや言われるままに従いかけて・・・ふとシンジの手が止まった。
どちらにせよ濡れた衣類を着たままではいられないが、今防寒着を脱いでしまえば―――。

「大丈夫だよ」と、マナが先を促してくる。
「男の子のあれが、あの・・・大きくなるのは知ってるし。ここまでしてシンジが冷静だったら、私、そっちのほうが凄く寂しいよ?」
さらに、叱るような調子でレイが畳み掛けた。
「碇くん。寒いから早くして」

11雪山へGO!(9):2008/08/21(木) 22:18:09
レイの台詞に、だったら待たなきゃいいんじゃ・・・と、声には出さずに突っ込みを入れる。
しかし、シンジは小さく頭を振ってそれを自分で否定した。
今更だ。
マナが口にした通り、女の子に「ここまで」させた。それを夢中になって見てた。そして、とにかく寝袋には入らなくちゃいけない。
ぐずぐずしてられる状況じゃないし、今更、逃げるのはやめよう。

あるいはそれは、甘い誘いに負けることへの言い訳かも知れなかったが。

一度息を吸うことで覚悟を固め、裸身の少女を(ストーブのすぐ傍にいるとはいえ)待たせないためにも、手早く身につけたものを剥がしていく。
マナより格段に短い時間で、シンジも全裸になった。
屹立したモノを隠さずいるのは相当な勇気が必要だったが、無駄であると分かっているので、手を握り締めて耐えた。
3人の少女達の視線が集中的に注がれて、どうしようもなく恥ずかしい。

「・・・シンジの身体、素敵」
マナはうっとりと息をついた。
その横では、レイとマユミも、マナと似たような恍惚を瞳に浮かべている。
「ちゃんと男の子の体つきしてるのに、女の子みたいに綺麗で不思議・・・なのに、おちんちんだけ凄くて・・・すごいえっちな感じ・・・」

批評されて、ますますシンジの頬が熱くなっていく。
その右手を、少女の小さな両手が取り上げていざなう。

「入ろう。シンジ」

12雪山へGO!(10):2008/08/21(木) 23:51:20
寝袋の頭部側を開いて、二人は細い身体を中に滑り込ませていった。
先ほどよりさらに近くにある乳房が、マナの動きに合わせてぷるぷると震えてシンジの頭をくらくらさせた。
すっかり寝袋に入り込んでみると、今度はマナの顔が目前にあって、ますます心拍数を上昇させられる。

マナは、片腕をシンジの首に回すと、のしかかるようにして二人の間にあった距離を埋めた。
脚を絡ませ、ぴったりと重なり合う。

「あぁ・・・」
「ん・・・」

二人の口から、同時にため息がもれた。
握手のように、ほんの一部が触れ合うのとはまるで違う。
異性の肌と全身をこすり合わせ、手足を絡め、体温を交わすのは―――想像以上の心地良さだった。

「気持ちいい・・・」
耳元でつぶやかれた陶酔の言葉が、シンジをさらに昂ぶらせていく。
無意識のうちに、自分からマナを抱きしめていた。
滑らかな背中の手のひらで知ると、今度はそれを撫でて味わわずにいられない。
実は初めて思い知られたと言っていい、美少女の肉体という麻薬の力に、シンジは押し流されつつあった。

はぁ、とマナの肺から空気が押し出される。
「シンジのほうから抱きしめてくれるの、嬉しい」

気を良くしたマナは、シンジの肩に頭を預けながら、彼の頬にそっと指を這わせた。

13雪山へGO!(11):2008/08/22(金) 00:14:46
「・・・ねぇ、シンジ。男の子って、頭の中にエッチな妄想をいっぱい溜め込んでるんでしょ?」
「え?」
「シンジだって、そうだよね?」
「そりゃ、その―――」こんな状態では取り繕う事もできずに「僕だって、男だから」とシンジは認めた。
性への欲求は、この中性的な少年の中にだって確かに渦巻いている。

その答えに、ふふ、と満足そうに笑うと、蕩けるように甘く、シンジの頭の中に直接響かせるようにしてマナはささやいた。
「そういう妄想をね―――私で叶えられることだったら、全部現実にしてあげる」

「な、何言ってんだよ?!」
「本当だよ。山から下りたら、いくらでも、何でもしてあげる・・・・・・あっ!」
腰から太腿あたりに当たる感触に、マナは小さく声を上げた。
「シンジの、もっと硬くなったみたい♥」
「うう・・・」

羞恥にうめくだけで、何も言い返せない。

「可愛いよ、シンジ」

マナは、ゆっくりとシンジにキスをした。
すぐ一度離れると、再び近づいて、次はもう少し深いキスをする。
二人のもらす息と、微かに聞こえる水音に―――
アスカの背中がぴくぴくと反応していたが、それを気にする者は、今は誰もいなかった。

14名無しさん:2008/08/22(金) 00:16:16
次あたりからマユミのターン入ります

15雪山へGO!(12):2008/09/19(金) 22:15:00
「んっ…は、んちゅ…しんじぃ、はぁ、んん……」

興奮と恍惚で頬を上気させてキスを続けるマナ。
次第に大胆さを増していくその舌が、とうとうあからさまにシンジの口内へと差し込まれた。

頬の内側を這いまわり、歯の裏をなぞり、
最後に少年の舌を捕らえると、ゆっくりと形を確かめるように表面を舐めつくしていく。

あ、あぁ……
今や明らかに、マナの行為は暖め合うという建前の範囲を逸脱していた。
遭難の場で、他の少女達の前でこのような痴態を繰り広げることに、シンジの理性は警告を発している。

だがそれを無視して溺れるしかないほど、ますます強く抱きしめてしまうほど、心が溶けてしまうほど―――気持ちがいい。
くぐもった喘ぎ声とともに少女の唾液が流し込まれるたび、残った理性さえすり潰されていく。
股間のものはマナの柔らかな下腹部に強くこすりつけられ、彼女の身体がうねると、腰が弾けそうな鮮烈な刺激をもたらした。

どれくらい経ったのか。
長いキスを終え、マナがゆっくりと上半身を起こした。

「あ、はぁん、シンジ…きもひぃ、よかった?」
少し疲れたのか、マナ自身が味わった快楽のためか、呂律が怪しいまま尋ねてくる。
その欲情にまみれた美しい顔に見とれながら、シンジは操られるようにうなづいていた。
「うれしい」
もう一度、とマナの唇が近づいてくる―――その時。

パンッ!と大きな音が小屋に鳴り響いた。

「そろそろ交替しましょう」
一瞬で二人だけの世界から引き戻され、シンジはマユミのほうを見やった。
拍手を叩いた姿勢のまま、満面の笑顔で、そのくせ底冷えのする視線をこちらに向けている。

16雪山へGO!(13):2008/09/19(金) 22:16:39
「えー。いいとこだったのに」
「早くしないと、私達が凍えてしまうわ」

そう主張するレイだが、どう見ても寒さに震えているようには見えない。
いつもの無表情に、目だけがマユミと似たような光をたたえていた。

「ストーブの周りは、もうそんなに寒くないと思うけど」
マナは口を尖らせて愚痴るものの、一人ずつ試すと自分から提案しただけに分が悪い。
しぶしぶ従って、シンジだけ寝袋から抜けるのを名残惜しげに見送った。

再び裸身で立つシンジの男性自身は、マナと寝袋に入る以前にも増して硬くそり返っている。
見つめるレイとマユミの視線は冷たいまま、先程とは別の危険な色も宿していた。

「じゃあ、次は私と入る番です」

17雪山へGO!(14):2008/09/20(土) 03:07:23
2番手であるマユミが近づいてくるが、一旦抜け出したことで、シンジは冷静さを取り戻しつつあった。

どー考えても、こんな事してちゃいけないよな…
羞恥に加え、持ち前の生真面目さや性への恐怖心がむくむくと存在感を回復させていく。

「あのさ、さっきは流されちゃったけど、やっぱり―――」
「脱がしてください」
「こういう事って・・・・・・え?」
「私の服、碇君が脱がせてください」
数秒、息が止まった。

「な、な、なに言ってんだよ?! あ、いや、そうじゃなくてそれ以前に」
「どうせ裸にはならないといけないんですし、碇君にして欲しいんです」

マユミは、自分の言葉に真っ赤になりながらも、どこか吹っ切れたように意思を伝えてくる。
わずかに上目遣いで請い媚びるその姿からは、
シンジの知っている『山岸マユミ』らしからぬ色気が発散されていた。
取り戻しかけた理性が、またも乱されていく。

山岸さんって、いつの間にこんな―――

「霧島さんとは良くても、私とは嫌ですか?」
「いや、そういうつもりじゃないんだ。でも」

私はそういうつもりでも構わないけど。
と、寝袋に残されたマナが呟いている。

18雪山へGO!(15):2008/09/20(土) 04:51:11
「お願いします」

マユミは、シンジの両手を取ると、自らの襟元に導いた。
シンジが手の行方を追うと、そのすぐ上にある、マユミの控えめな唇も目に入る。
それだけで、全身がマナとの行為を思い出していた。
蕩けるような悦楽と、甘い甘い堕落。

マユミに握られている手の甲が、じんじんと炙られているように疼いた。
躊躇はある。
しかし、確かに期待もあった。

長い沈黙を拒絶と受け取ったのか、マユミの表情が暗く翳っていく。
その様子に迷う余裕を無くして、シンジは自分に言い聞かせた。
とにかく一回ずつ寝袋に入ってから、選ぶ時に「やっぱり一人で入る」と言えばいいんじゃないかな?
我ながら無理のある結論に思えたが、惑乱した頭ではそれが精一杯だった。

「わかった」とだけ応え、シンジはマユミの防寒服のジッパーに手をかけた。

異性―――それも十分に可愛くて、これから全裸で絡み合おうとしている―――
の衣類を脱がしていく作業は、進めるにつれ少年の心音を高めていく。
防寒のため念入りに着込んだ枚数が減っていくごとに、隠されていた身体のラインが露になって誘惑した。

なにより少年の中に潜む欲情をかきたてるのが、中3とは思えぬ年齢不相応の双丘だ。
知らないわけではなかったが、想定以上の勢いで生地を押し上げている。
一枚剥がすたび、普段は隠そうとしているその存在感と形が目に明らかになっていき、
本当のマユミが暴かれていくようで、シンジを大いに悩ませた。

19雪山へGO!(16):2008/09/20(土) 05:02:22
たっぷりした量感に、青い血管までわずかに透ける生白い肌、ピンクに彩る乳輪と突起で形成された

とうとう下着姿になると、マユミは息をついて僅かに太ももをくねらせた。
羞恥に頬を染め、しかし、さらにシンジに要求してくる。

「あの…ブラジャーは、前から腕を回して外してください」
「え?」
「ホックは背中にあるから、抱きしめるみたいに…」

それだけを告げると、うつむいてしまう。
だがもうシンジも、逆らうつもりは無くなっていた。

こめかみがズキズキと脈打つのを感じながら、両脇の下から腕を入れてマユミを引き寄せる。
見下ろす位置にある深い谷間にどうしても意識が遊ぶが、どうにか指先を操ってホックを解いた。
その間、マユミは荒く息をつきながら天井を見つめていた。

ブラジャーが床に落とされる。
完全に露出した乳房が、支えを無くしても若さに許された張りで自重を支えている。
マナはやや小ぶりで、アスカやレイは平均を明らかに上回るが、
マユミのそれは既に巨乳と呼ぶに相応しい成長ぶりだった。

どれだけ眺めても咎められない―――むしろマユミに悦ばれることを既に知っているシンジは、
視線を外せず、じっくりと観察してしまう。
ごくり、と無意識に唾を飲んでいた。

「飲まないとよだれ出そーだねぇ? シンジぃ」
「そ、よ、よだれなんて出ないよ!?」

20雪山へGO!(17):2008/09/20(土) 05:31:22
私不機嫌です、と隠そうともしないマナの突っ込みに、慌てて弁解する。
気を取り直して、最後の一枚を脱がせるためにしゃがみこんだ。
いいんだよね?と確認のために見上げるが、マユミの視線は宙をさまよってこちらを向いてこない。

そっと布に指をかけてみると、かすかに震えるだけでやはり抵抗はしなかった。
最もためらわれる部位だけに勢いでいこうと、そのまま無心を念じながら、静かに下ろしていく。

―――と。
マユミの股下と下着の間に、透明の雫が糸をひくように伸ばされて、垂れた。

「ひゃっ!」

自分でも気づいたマユミが、正気に戻って小さな悲鳴をあげた。
ショーツが下がったままの不自由な両足で、飛びのくようにして距離を取る。

「ち、違うんです、これは!」

呆然と固まるシンジをよそに、マユミは大急ぎでショーツを脱ぎ捨て、逃げるように寝袋に潜り込んだ。
「ごめんなさい」という彼女の呟きに、シンジは、謝ることないよと返した。
実際、ただびっくりしただけのことだ。

それでもマユミは少しの間羞恥に縮こまっていたが、
ようやく落ち着くと「でも、これで私怖いものなしです」と微笑んでみせた。

21名無しさん:2008/09/20(土) 05:33:48
>>19の一行目はミスコピペ

やなミスだw

22雪山へGO!(18):2008/09/23(火) 03:04:55
「それじゃ・・・どうぞ」

決意を含んだマユミの誘いを受け、シンジも隙間に脚を差し込んでいく。
先程目にした白い肉体の映像が、脳裏に次々と湧いてシンジの期待感を煽った。

動作の度にたぷたぷと波打つ豊かな乳房、
初めて間近で見た女性の秘所、服を脱がされただけで染み出していた愛液―――

「?」

足先だけ入ったところで、柔らかな障害物と接触しているのを感じて動きを止める。
マユミがスペースを詰めたせいで、彼女の胸の柔肉が、足の甲に軽くだが押し当てられていた。

「や、山岸さん。もうちょっと空けてよ」
「・・・大丈夫ですから。このまま入ってください」

その言葉が何を意味するのか。
理解して、シンジは身を硬くしながら慎重に寝袋への進入を再開した。
行く手を遮る巨乳が、足先から順にせり上がるように、シンジの前面全てにこすりつけられていく。

すごい・・・柔らかい・・・

男子の劣情をかきたてる触感が、ジーンと痺れるような官能となって体内を駆け巡る。
一方でマユミのほうも、すれ合う愛しい少年の肌が先端の蕾への愛撫となるのか、
眉をくねらせて徐々にその息を荒げていった。

23雪山へGO!(19):2008/09/23(火) 03:07:04
シンジのペニスが顔の位置まで来る段になって、ようやくマユミはわずかに身を引いた。
それは当然のことに思えたが、マユミには違ったらしく「ごめんなさい」と謝ってくる。
「あの、碇君のあれに眼鏡が当たっちゃいますから」

もし眼鏡が無かったら、顔に当たってもいいの?

ひょっとすると、その通りだったのかも知れない。
鼻先を通過していくシンジ自身を熱っぽい眼差しでうっとりと眺め、
浅く吐く息が当たって竿がぴくぴくと反応するのを頬を染めながら観察している彼女の様子は、
顔面にペニスを擦りつけられても悦びに身を震わせる、
そんな淫らな想像を肯定してくれるものだった。

さらに寝袋の奥へと身体を進めると、またすぐに隙間が埋められる。
マユミの顔を通り過ぎたペニスが、その先で待っていた双丘に包み込まれた。
読書を愛する普段内気な少女が、これまでより強く肌を押しつけ、
さらに自らの腕で乳房を挟み、圧力を高めて歓迎してくる。

「ああ、熱いです・・・・・・硬い・・・」
「うぅっ」

性欲の源を媚肉に捕らえられ、紛れもない快楽にシンジは小さく呻いた。
通り道一度きりで終わらせず、往復して何度も味わいたいという誘惑にかられてしまう。

さらに、胸を通り過ぎても、反り返ったペニスはマユミの柔らかなお腹で摩擦され、
同時にシンジの臍からその上へと、乳房のスライドは止まらずに互いの脳髄を甘く痺れさせる。

シンジが寝袋に収まりきったころには、二人ともすっかり出来上がってしまっていた。
呼吸を乱したまま、抱き合う喜びと官能の余韻に浸る。
今も密着して形を潰している双丘の存在を意識しながら、
シンジは、マユミの長い黒髪を優しく指で梳いた。

24雪山へGO!(20):2008/09/23(火) 03:09:21
「私の、おっぱいどうでした?」
「・・・気持ち良かった」
「あぁ! 嬉しいです。私、おっぱいくらいしか、男の人に喜んでもらえるところが無いから・・・」
「そんな事ないよ」
それは心からの言葉だったが、さっきの今で言う台詞じゃないなぁ、とシンジは内心自嘲する。
「山岸さんは、もっと自分に自信持っていいと思う」

「お前もなー」とシンジ以外の全員が無言で突っ込んでいた。

25名無しさん:2008/09/23(火) 03:12:39
次からレイです
展開の都合上、マナマユミに比べて残りは文量短い気が

26雪山へGO!(21):2008/09/24(水) 22:17:30
「交替よ」

前触れ無く、頭の先からレイの声が降ってきた。
いつの間に近づいたのか。
寝転がったシンジ達を覗き込むようにして、まだ一人だけ防寒服に身を包んだレイが立っている。

「えっ?!」マユミが慌てて異を唱えた。「でも、まだ入ったばかりですよ?」
「・・・入るまでに時間をかけすぎだわ」
「あー、そうだね。それは言える」
ここぞとばかり、マナもレイに同調した。

「そんなぁ」

渋るマユミに構わず、レイはストーブのより近くに移動して、さっさと服を脱ぎ始めた。
仕方なく、マユミはシンジから肌を離す。
離れ際にもこちらの腕を撫でて未練を示してくるマユミが可愛くはあったが、
流れに逆らうこともできず、シンジは袋から身を引き抜いた。
軽く頭を振って、心地よい欲情で埋められていた脳に、正気を呼び込もうと試みる。

その間にもレイは素早く衣類を脱ぎ捨てて、乾かすためにストーブの傍に並べていく。
シンジはふと、この場に関係ない不思議を思いついていた。
綾波レイは、他人の視線など頓着しない。
それなのに、彼女の所作が常に滑らかで、優美にすら見えるのはなぜなんだろう―――

「碇君」
「あ、うん」

短い言葉で促され、シンジはレイと共に、最後に残った寝袋へと身体を潜らせていった。
病的なほどに生白い肢体が、息のかかるほど間近にある。

27雪山へGO!(22):2008/09/24(水) 22:19:37
マナより豊かに乳房を実らせ、マユミよりしなやかで手足の伸びたレイのシルエットは、
3人の内で最も中学生離れしている。
その肉体が、狭い袋の中でシンジの上にゆっくりと重ねられた。
寒さのためか、元々低温なのか、レイの肌はひんやりと冷たい。
全身を柔肌で圧迫される甘みに、シンジは陶然となって目を細めた。

「碇君が初めて私の部屋に来た時―――」
唐突に、レイが語り始める。
「あの時は、お風呂上りに押し倒されて、私だけ裸だった」
「なによそれっっ?!!」
マナとマユミが驚きの声を上げるより早く。
無関係を決め込んで寝ていたはずの、アスカの怒声が響いた。

無視してシンジを見つめ続けるレイ以外がそちらを向くと、
アスカは「・・・・・・・・・ちょっとびっくりしただけよ」と呻くように呟き、また寝袋に深く潜っていく。

シンジは、焦って抗弁した。
「いや、あれは押し倒したわけじゃなくて・・・まぁ押し倒しちゃったけど、あくまで偶然で」
「ええ。でも、今のこれは偶然じゃないわ。それに、碇君も服を着ていない」
「? そう・・・だね」
「とても、気持ちいい。碇君と裸で抱き合うのは、こんなに気持ちがいい。碇君も気持ちよくなってくれる―――」

レイは会話しているというより、何かを自らに確認しているのだ、とシンジは気づいた。
それから、少女は微笑んだ。
淫靡を含むレイの笑みを見るのは、シンジすら初めてのことだった。

「もっと、溶け合いましょう」
「・・・え?」

レイの瞳の赤が、輝いたような気がした。

28雪山へGO!(23):2008/09/24(水) 22:21:40
「は・・・ぁ?」

変化は、即座に訪れた。
レイと接する全ての面が、悦楽の濃度を急激に増していく。
どんなに密着しても、交わっても、「ひとつになる」とは比喩にすぎない。
人と人とを分かつその当然の境界線が、どろりと曖昧になっていくような―――

「あ、綾波?! これって」
「アンチATフィールド。微弱なものなら、私一人でも作り出せる」
「そんな―――あぁっ!」
「ちょ、ちょっと、大丈夫なの?!」

二人の様子に不穏な空気を感じて、マナが慌てて上半身を起こした。
しかしレイは、視線でその動きを制すると、自らも快楽に眉を歪めながら断言する。
「ふぁ・・・私が、碇君に危害を加えることは、んっ・・・ありえないわ」

全人類の運命すら、シンジの好きにして構わない―――と本気で考える少女にとって、それは当然過ぎる事実だった。
話す間にも侵食は進み、比例して強まる快感が、文字通りに身も心も蕩かしていく。

「表面を、少しだけ、だから・・・・・・あ、あっ! だい、だいじょうぶよ。いかりくん」
「ふぅぁ・・・でも・・・く、ひあぁっ・・・。まずい、って・・・」

一思いに液化させるのではなく。精神だけで混じりあうのとも異なる。
肉の交わりとしての一線を保ったままの壁の溶解。
自我の曖昧化が性感への耐性を弱め、溶け合う肉体が直接の快感をもたらす。

その禁断の行為は、ただでも男を狂わせるに足りる美少女の肢体を、
抱き合うだけで特濃の愉悦をもたらす魔性の淫具へと変えてしまっていた。

29雪山へGO!(24):2008/09/24(水) 22:23:27
「いはりぃ、く・・・んん・・・・・・あぁ、ふぅん、すごひ、ああ・・・」

もたらされる快楽はレイの側も同様のようで、
普段の彼女からは想像できない、だらしなく緩んだ顔で喘いでいる。
そのことが、さらにシンジを昂ぶらせ心の壁を壊していった。

それでも禁忌への恐怖から、かすれゆく理性は脱出を試みろと訴えている。
だが、圧倒的な「キモチイイ」が肌から染みてシンジの芯まで悦ばせ、抵抗のためには指一本さえ動かすことができない。

「ああ・・・」
惚けたシンジの口から、涎が一筋横に流れた。
それを、レイの舌が掬うように舐め取る。
「ひぁぁっ!」
頭に近い場所に刺激を与えられて、脳ごと蒸発するような錯覚にシンジは全身を波打たせた。

「っっ!? うあぁ、くああああっ――――――!!」
「ひぃぁああ! んはあああっ、いかりくん! らめぇ、あはぁっ!!」

くねらせた肌がレイにすりつけられ、それだけでシンジの視界を何度も白く染め上げる。
全身が粘膜となって、巨大な女性器に摩擦されているかのようだった。

二人の痴態を、マナとマユミは訳が分からず呆然と眺めていた。
ほとんど愛撫すら無いまま、ひっきりなしに喘ぎ狂っているのだから、理解のしようがない。

「ふぅ・・・はぁん・・・あ、あぁー・・・」
シンジはいつしか虜となり、幸福に涙さえ浮かべてレイに身を任せていた。
肥大しきったペニスはレイの下腹部と微かに溶け合い、暴発しないのが不思議なほど張り詰めて熱く脈打っている。
このまま判定を求められれば、レイの反則負けならぬ『反則勝ち』を認めていただろう。

30雪山へGO!(25):2008/09/24(水) 22:28:59
が。

「バカシンジっっっ!!!!!」
先刻よりさらに鋭く大きな声が、皆の鼓膜を突き破る勢いで空気を震わせた。
さすがのレイも意識を乱し、アンチATフィールドが霧散する。

「な、なに? アスカ」
まず条件反射で怯えてから、一拍置いてシンジは我に返った。
目の前では、レイが殺気すら篭めてアスカを睨んでいる。

「そこから出なさい、シンジ」
「・・・・・・あなたには関係ないわ」
「時間切れよ」

しばらく睨みあいを続けた後、レイは、残った二人に視線を向けた。
シンジも首をひねってそちらを見やる。
マユミは苦笑して頷き、マナはアスカの方向に目配せしながら、なにやら笑いをこらえている。
レイは小さく溜息をつくと、「また今度」と、シンジにだけ聞こえる声で囁いた。

「シンジ。こっち来なさい」

明確な怒気を含んだ呼びかけを受け、まだ快感に痺れた四肢をどうにか動かしてアスカに近づく。
寝袋の横に辿り着いたところで、アスカは無言で入り口を持ち上げた。

入れ、ということだろう。

31名無しさん:2008/09/24(水) 22:32:43
あとはアスカ&エピローグです
アスカのターンはエロくない

32雪山へGO!(26):2008/09/27(土) 14:24:41
ほんの数秒、シンジは立ったまま逡巡した。
レイも指摘した通り、さっきまでの件とアスカは本来関係ないのだし、今、彼女が何を考えているのかもよく分からなかった。
ただ、まだ耳に残るその声が―――なぜか泣いていたようにも思えて―――シンジの背を押す。
影になってはいるが覗けるアスカの裸身を、なるべく見ないよう注意しつつ、シンジは四つめの寝袋に入った。

「なんで入ってきたの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・へ?」
「あんたバカぁ?! なんでもかんでも言われたままになってんじゃないわよ!」
「ええっと。あれ? あの、うん。ごめん」
「全く、どうしようもないバカよ、あんたは」
「ごめん。すぐ出るから」
「そういう事言ってるんじゃないっ!!」

眼前で怒鳴られ、シンジは思わず首を竦めた。
わけがわからない。とにかく、何をしても怒られるらしいことだけ理解する。

横になって向き合う姿勢で寝転がり、互いに触れぬよう離れているが、その隙間はわずかだ。
鼓動まで聞き取れそうな至近距離から、アスカはひたすらまくしたててきた。

「次から次に出たり入ったり! 流されてばっかりで、自分の意思ってもんが無いわけ? 女の希望を叶えられる男はいいけど女の言いなりになる男なんて最低よ。それとも何? 女に競わせてとっかえひっかえ奉仕させてシンジ様はご満悦なのかしらそうよねー随分気持ち良さそうにあんあん鳴いてらしたものねぇ?! 言っとくけど私が嫉妬してるなんて勘違いして調子に乗らないでよねただ同居人としてみっともない真似は止めろって言ってんのよ、っていうかあんた本当にサイテーよ情けないったらないわ大体普段から」

留まることなく続く罵倒に、シンジは反論しかけて―――言われても仕方ないかな、と思い直してやめる。
心情的には納得しかねる部分もあったが。

33雪山へGO!(27):2008/09/27(土) 14:29:36
それにやっぱり、アスカは怒っているというより、まるで泣いて駄々をこねてるような・・・。
見当違いかもしれない。
むしろ、全くの思い込みというほうがありえるだろう。
ただ、出会ってから今日までに、こんなアスカを幾度か見てきたような気がした。

興奮して身振りまで交えだしたアスカの二の腕や脚が、シンジにぶつかる。
彼女の四肢は、誰より早く寝袋に入ったはずなのに、血の気を失ったように冷たかった。
シンジは覚悟を決めた。

「あんたって大人しい顔して意外と女ったらしなのよ、そのくせ・・・ちょっと!! 聞いてんのバカシンジ?!」
「うん」
うわの空で返事をしながら、シンジは腕を伸ばした。
隔絶された小屋で吹雪の治まりを待つ非常事態、立て続けに3人の美少女と絡み合った体験。
そして、今また4人目とこうしている。
積み重なった全てが、『一次的接触』への遠慮と恐怖心をどこかマヒさせ、
普段の彼ならありない行動を選択させる。

「っっ?! や! な、なにすんのよ!!」
「・・・だって、風邪ひくよ、アスカ」

抱きしめたアスカの身体は細く頼りなく、哀れなほど凍えていた。
しっかりと背中に腕を回して、少しでも包もうと力をこめる。
アスカの胸がシンジの胸で潰されて、柔らかくひしゃげた。

「やぁっ・・・ダメ、やめなさいって。このスケベ。変態!」
言いなりになるなって自分で言ったじゃないか。
そう胸中で呟いてアスカの訴えを無視した。

少年の体温が少女に温もりを与える。
引き換えに、ゆっくりと抵抗を奪っていった。

34雪山へGO!(28):2008/09/27(土) 14:34:19
責める言葉が途切れ、固まっていた筋肉がほどけ、恍惚に負けた瞳から怒りの色が失せていく。
大人しくなるのを待って、シンジはそっと金色の髪を撫でた。
腕の中の少女が、「はぁっ」と、甘く微かな溜息を洩らした。

「落ち着いた?」
「・・・こんなんで誤魔化そうとするなんて、やっぱりサイテーじゃない。ばか。女たらし」
うっとりと身を預けたままで、ぶつぶつと文句だけ復活させたアスカにシンジは苦笑した。
「すき」
ぽつりと、こぼれる。

「え?」
「え・・・・・・あ? や―――シンジ、ち、違うの。今のは、あの、ちがっ」
アスカの全身が、みるみる茹で上がる。
慌てふためいて弁解するその様子は、かえって認めている等しい。

アスカが・・・僕のことを好き?

シンジは驚愕した。
さすがに普通の女友達より親密だとは自負していたし、アスカが嫉妬したり、甘えたりしてくれることだって無かったわけではない。
でも、「好き」!?
レイ達の好意にはいくらなんでも気づいていたが、アスカだけはありえないと思っていたシンジにとって、衝撃的な告白だった。

前に、誰かに直接好きと言って貰えたのはいつだったろう?
シンプルな言葉は、愛情に飢えた心を、時に何より安らげてくれる―――

35雪山へGO!(29):2008/09/27(土) 14:38:35
シンジは、意味をなさない言い訳らしき行為を続けているアスカを改めて抱き寄せ、
喜びに突き動かされるまま唇を重ねた。
一瞬、アスカの背中が跳ねる。
「あ、ズルイ」
マユミが小さく抗議の声を挙げた。


数秒の沈黙。
ぷつん、と聞こえるはずのない音がアスカから聞こえたような気がした。


慌てて離れてみると、アスカは瞳を宙に泳がせ、夢見心地の体で呆けている。
「はぁ・・・あ。シンジから、キスしてくれたぁ」
蕩けきった、綿菓子のようにふわふわと甘い声。

そういえば、マナともアスカとも挙句ミサトともキスをしながら、
自分からした事はこれまで無かったような―――

と、いきなりアスカに体重をかけられて、シンジは横倒しの状態から仰向けに転がされた。
のしかかり、真っ直ぐにこちらの目を射抜くアスカの目が、潤みきって鈍く輝いている。

「あ、アスカ・・・さん? うわっ、んんっ?!」
いきなり、熱烈なキスの雨が降ってきた。
「んンっ、ちゅ。あふ、くぅん、ふぅ、んちゅっ、は、しんじぃ・・・っ!!」

アスカは、完全にシンジの上によじ登ると、足先まで絡ませて蛇のようにうねった。

36雪山へGO!(30):2008/09/27(土) 14:41:07
「そうよ、好き! ああ、ちゅっ、すきなの、あん・・・サイテーだけど、たまんないの!
 はぁ、シンジ好き、すきぃ、だいすきっ!! んん、ちゅぅっ、ふっ・・・」
「ふぁ、あっ・・・アスカ、あぁっ! ちょっと待っんんっ?! ・・・ぷはっ」

シンジの制止を聞き入れた―――わけではないだろうが、顔中にキスをし尽くして、アスカはようやく動きを止めた。
鼻のこすれる距離から、かすれがちな声で告げる。

「私ね、ずっとずっと、あんたにメロメロだったの。夢中だったの・・・。
 だって、あんたみたいな女たらしと、一日中一緒にいるんだもん。ねぇ・・・仕方ないでしょ?」

シンジが何か喋るより早く、再びアスカの唇で口を塞がれる。
今度は首を傾けてより深く交わり、とろとろと蜜のような唾液を送り、シンジの口内を激しく蹂躙し、舌をしゃぶった。
乳房と先っぽの蕾でシンジの胸をマッサージし、同時に、秘部をペニスに当ててぐりぐりと腰を回した。
既に濡れきったそこが、淫らに水音を立てる。

「くちゅぅ、ふぅんっ・・・あぁ、シンジ、ひぁん、はあぁ。ぷふン、んちゅ」

ああぅっ・・・すごい! きもちいい・・・って、マズイ、このままじゃ!!

一気に高められて、シンジは焦った。
小屋に避難してからの一時間あまりで、暴発寸前の沸騰と小休止を繰り返してきている。
吐き出すべき欲望の火は、充分以上に蓄積されて、限界を越える寸前だ。

まさか避難所の寝袋の中で達するわけには・・・少女らには許されそうだが、さすがに避けたかった。

37雪山へGO!(31):2008/09/27(土) 14:44:14
「んはぁ、しんじ! ・・・ッ、ふぁぁっ、しんじぃ、んちゅっ、ちゅぅ、しんひィ、ひぁんっ!!」

しかし完全にスイッチが入ってしまったアスカの全身奉仕は、
切なく、媚薬そのものと化して、少年の脳髄に抵抗さえ許さない快楽の電流を容赦なく注ぎ込んでくる。
ついに押しのける気力も霧散して、自分から腰を浮かせてしまう。

ダメだ、もうっ・・・。

白む視界の中、シンジは恥辱を覚悟した。
だが、トドメの刺激が加えられる直前。

「おしまいだよ」
「長すぎますね」
マナとマユミの二人がかりで、アスカの肩を掴んで引き離していた。

「え・・・ええ?! イヤ、ちょっと、離しなさいよ!! あぁ、シンジぃ」
「ワガママ」
レイが冷たく言い放った。

解放されて、シンジはほっと息をついた。
助かった―――あるいは惜しかったのか。

38雪山へGO!(32):2008/09/27(土) 14:47:47
「私、これまで我慢してきた分もシンジと愛し合うんだから、邪魔しないでよ!」
「その点を考慮したから、途中参加を認めたんですよ」
「我慢って言っても、自分で勝手にツンデレしてただけだしね」
「くぉのっ・・・あんたら、気づいてて面白がってたくせに」
「だって、最近ミエミエだったもん。
 あれだけあからさまで気づかないのって、当のシンジくらいだと思う」
「そう言えば碇君。アスカさんにだけ自分からキスするなんてズルイです。私にも・・・」
「マユミ、それ、おねだりした時点でシンジからにならないんじゃない?」
「ああもううるさいっ。シンジ、さあ続きしよぅ、ってファーストあんた何してんのよ」
「碇君、もう一度ひとつに―――」

レイに抱きつかれ、その逆から対抗心を燃やしたアスカが絡みつく。
慌てたマナが再び引き剥がしにかかり、マユミはマナを手伝いつつも、キスを諦めていないようだった。
順番に味わったそれぞれに魅力的な裸身が目の前で踊り、
快楽と媚態を次々とフラッシュバックさせて、シンジを惑わせた。

そのうちに、なぜか表面積の奪い合いになっていた。
4人分の柔肉が、競ってシンジの肌を埋め尽くして自己主張する。
もみくちゃにされて喘ぎながら、4人とも離したくないという想いが浮かんでしまうことを、少年は恥じていた。

ともあれ―――もはやどうでもいい事だが―――凍死の心配は不要らしい。

39雪山へGO!(33):2008/09/27(土) 14:49:45
「んで、結局どーしたんや?」
「雪が止んだら降りられそうだったけど、一応救助を待ったよ。
 場所がハッキリしてたし、ネルフに話がいってヘリを出してくれたから、お金はかからなかった」
「なんや。救助されると普通は金取られるんか」
「警察や消防団だけなら無料だけど、捜索とかって人数いるから、
 民間の救助隊に頼むことが多いんだって。かなり高いみたい」
「ほー。まぁ何でも、タダってわけにはいかん世の中やからなぁ」
「で、そこまでは良かったんだけど、ミサトさん達にめちゃくちゃ叱られてさ。大変だったよ」

放課後の理科準備室で、シンジはトウジと喋りながら器具の片づけをしていた。
3学期の授業開始日、早速チャットしていたのがバレて、清掃を命じられたのだ。

「しっかし、女子4人に男1人とは、さすがセンセや。遭難しても楽しめるようぬかりがない」
「トウジ達が来れなかったからだろ。っていうか、遭難してる時点でどーかと思うけど」
「いや! ピンチの時こそ燃え上がるのが男と女っちゅうもんやで。
 まぁ、とはいえ、1対1やないと、余計におったら乳繰り合うこともできんのがかえって問題やな」
「・・・・・・そうだね。よし、こっちも終わったよ」

担当教員に報告してから、待っていたアスカと三人で帰路に着いた。
今は、トウジとは家が全くの別方向なので、門のところで別れる。
去っていくトウジの左脚を、シンジはしばらく眺めていた。

LCLから人間の形を取り戻した際に「脚を失くしたばかりだったから、自然と健康な時の身体をイメージしたんじゃないかしら」
というリツコによれば無茶な理屈で、ちゃっかり再生していたのだ。

トウジってすごいなぁ。
しみじみとそんな事を思ってみる。

「鈴原まで口説くつもり?」
「・・・そんなわけないだろ」

40雪山へGO!(34):2008/09/27(土) 14:53:39
二人も歩きだした。
「私の鍵、マナに渡しといたから。多分あいつら先に着いてるわよ」
「でも、一度家にカバン置いてからでしょ? 僕らのほうがまだ早いと思うけど」
「バーカ。すっとんで来るに決まってんだから」
アスカは、シンジの身体を寄せて囁いた。「今日はミサト帰らないんだし」

雪山での件がきっかけとなって、冬休みが空けた今でも、4人との関係はずるずると続いてしまっていた。
同居のアドバンテージを持つアスカのタガが外れたことで、他の少女らのアピールもますます過熱気味だ。
暇さえあれば、受験勉強と偽って葛城邸に集っている。

シンジを巡って張り合い、男子の性欲を煽ってはたっぷりと悦ばせる日々。
明らかな4股状態だったが、誰一人、シンジから離れるという選択肢は持ち合わせていないらしい。

今日こそは、流されちゃダメだ!

歩きながら、少年は一人決意を固めていた。
隠れて浮気しているわけではないのが救いだが、現状を受け入れるのは彼のモラルが許さなかった。

マンションに辿り着き、エレベーターの扉が閉まると、アスカは早速抱きついてきてキスをせがんでくる。
いくらなんでも、いきなり突き飛ばすわけにもいかない。
金髪の美少女を腕に抱いたまま、シンジは、理性を総動員して応えるのを我慢し―――
キスの代わりに「アスカ、やっぱり可愛いね」と囁いた。

「っっ!!」
アスカの膝が、がくがくと痙攣した。
耳元で褒められただけ。本当にそれだけで、軽く達してしまったらしい。

「もういっかい言って、しんじぃ」
とろとろに溶けた声で甘えてくる。
なんだか、余計に深みに嵌っていく気がした。

41雪山へGO!(35):2008/09/27(土) 14:58:07
いや。
流されるだけの人生は終わりにするんだ。今のはちょっと失敗しただけだ。

シンジは、どうにか持ち直して自分に言い聞かせた。
すぐに1人を選べない優柔不断は情けなかったが、それも含めて話し合って、状況を変えなければ。

正直に言えば、皆僕のものだ、という独占欲も日々存在感を増してきている。
ここで断ち切らないと、後戻りできなくなりそうだった。
彼女達の競艶が始まってしまえば抵抗できる自信は無いので、その前に切り出す必要がある。

脱力したアスカを支えながら、シンジは決然と部屋に向かった。

美少女4人がかりの愛と性を受けた時間。
手放すのは惜しいどころではない。
しかし、中学生には早すぎる!とシンジは真剣に思っていた。
大人になれば許されるわけものでもなかろうが、大人のことはまだよく分からない。


こうして―――この日、シンジと4人との関係は終わりを告げた。

「・・・あれ? 靴多くない?」

まさか、4人どころではなくなる上に、今後加速度的に増えていくとは、想像もしていなかったが。

【了】

42名無しさん:2008/09/27(土) 16:36:32
乙です!!まさかここまで面白くなるとは!!あんたスゴイよ!!

43名無しさん:2008/09/28(日) 04:23:48
>>42
おおっ、なんかそんな褒めてもらえるとは
ありがとうございます

44あき:2008/10/20(月) 15:13:42
あたしが抜いてあ・げ・る

45そこに更衣室がある(1):2008/11/27(木) 04:12:15
シンジが捕まった。
先遣隊を阻止しようとしたのだろうが、その先遣隊は、目標に気配を悟られた時点で散開。
取り残された格好になったシンジだけが、目標に発見され―――

「悪いことをしたな」報告を受けて、男は口の端を軽く歪めた。
しかし、感傷は後回しだ。
具体的な作戦内容を知らないシンジが何を話そうと、計画にはなんら支障ない。
男は、彼の言葉を待つ同志達をぐるりと見渡し、確信を込めて語った。

「正攻法を警戒させておいて、向こうの知りえない裏を突く。当初の予定通りだ。
 先遣隊がこちらに戻り次第、行動を開始する」

同志達の何人かが、力強く頷く。
彼らの表情に決意と活力を見て取って、その男―――相田ケンスケは、満足げに笑んだ。

俺達は今日、絶対に辿り着く。
辿り着いてみせる。

女子の生着替えにっ。

46そこに更衣室がある(2):2008/11/27(木) 04:13:47
「覗こうとしたのが他にもいた、ってのは信じてあげるわ。さっき、何人か逃げていったみたいだしね。
 でも、あんたがそいつらの仲間じゃない、って証明するものは何もないじゃない」
「それは分かってるけど・・・」
「大体、知ってたんなら、なんで事前にあたし達に教えなかったのよ」
「余計な気を遣わせて、練習の邪魔になると思ったんだ。
 外にいれば、その場で止めるのは簡単だと思ったし」

3バカ仲間の二人から計画への参加を求められ、それを断った後、
シンジが考えたのは、彼らをどう止めるかだった。

―――まぁ、当日に現場で声でもかければ、やめるしかなくなるよな。

それで、男女双方に被害を出さず収められる。
と安易に結論づけていたのだが、まさか自分が覗きとして捕まり、
体操着姿の女子に囲まれて吊るし上げを食らうことになろうとは。

今、シンジは女子更衣室のベンチに座らされ、両腕を後ろ手にダンス用のリボンで縛られていた。
女生徒達は、アスカを筆頭に彼を糾弾し、「正直に」罪を認めるよう迫ってくる。
一方で、時折ひそひそと囁き合っては、舐めるような、熱っぽい視線をシンジに向けてきた。
かろうじて聞こえた言葉は「飛んで火にいる」なんとやら。

うう、怖い・・・

感情の底が読めない分、ただ怒りを向けられるより居心地が悪い。
さらに、シンジが少し潤んだ瞳と真剣な表情で彼女達を見つめ、弁解するうちに、
ますます部屋の空気がおかしくなっていくようだった。

47そこに更衣室がある(3):2008/11/27(木) 04:16:44
学校での女子の着替えは、一時よりずっとガードが固く、もう盗撮もできない。
しかし本日に限り、少女達は街外れにある市民体育館を使用していた。

体育祭で女子が行う『クラス対抗創作ダンス』の練習―――
クラス対抗、というところがアスカやマナに火を点けたらしい。
ヒカリが取りまとめる形で、女子は一致団結。
わざわざ休日の午後に半日借り切って、本番前の総仕上げを行うことになっている。

そして、ケンスケは知っていた。

市民体育館の女子更衣室は、その隣にある用具室から覗くことができるのだ。
一部のマニアの間だけで伝達されている○秘情報である。

市民体育館は丘の上に建っており、背後もそのまま小さな山になっている。
女子がフロアで練習している間に、山の逆側から体育館の裏手に降り立ち、
手を尽くして入手した勝手口の合鍵を使って用具室に潜入。
まず発見される恐れは無い。

あとは、練習を終えた少女達がやって来て、無防備に白い肢体を晒すのを待つばかり、という算段だ。

48そこに更衣室がある(4):2008/11/27(木) 04:18:30
たかが覗きのためにと言うなかれ。

なにしろクラスの女子は不思議なほど粒揃いで、
アスカやレイなど数人に至っては、アイドルでもそうはいないような垂涎ものの美少女だ。
身体のほうも、このところ益々実りを大きくしているように見える。

教員すら惑わせる、中学生にあるまじきフェロモンの充満した教室に放り込まれて、
彼らは青い煩悩と日々格闘してきた。

もう限界なのだ。
例えば、転入直後の写真でも撮れなかったアスカの下着姿、あるいはその向こう側まで―――
思春期少年達の夢は、果てなく募る。

49そこに更衣室がある(5):2008/11/27(木) 04:20:36
「まぁ、そろそろ限界だったし、ちょうどいい機会だよね」
「え? な、なにが?マナ」
「美味しそうなシンジの分際で、最近ガードが固すぎんのよ」
「アスカ。君が何を言ってるのか分からないよ、アスカ」

ちろりと舌で唇をなぞって、アスカが見下ろしてくる。

「とにかく! どうしても自分は覗きじゃないって言うなら、
 あんたの言葉が本当かどうか、テストして確かめてあげる。当然、容疑者に拒否権は無いわ」
「それじゃ、逃げないように押えておくね」
「・・・何するの?」

心細げなシンジの両隣に、一人ずつ女子が腰を下ろした。
いたずらっ子のような笑みを浮かべ、左右からぴったりと抱きついてくる。
さらにもう一人が背後にまわり、背中にもたれかかるようにシンジに張り付いた。

いきなり体操着の女生徒3人に密着され、シンジの耳が赤く染まる。
6本の腕が絡みつき、シンジの両腕に、首筋に、ぷにぷにと柔らかな胸の感触が当たる。

「ちょ、ちょっと・・・?!」
「拘束具代わりよ。いい?シンジ。
 あんたが覗きなんてしないってことは、理性で性欲をコントロールできるってことよね?」

50そこに更衣室がある(6):2008/11/27(木) 04:22:15
アスカは、口調だけもっともらしく、めちゃくちゃな理屈を述べ出した。

「ちゃんと平常心を保てるようだったら、今回は信じてあげる。
 でも、あたし達の体操着を眺めるだけで変な気分になるようなスケベなら、さっきのは覗きだったとみなすわ」
「ふふ、シ〜ンジ♪」

早速、マナが近づいてくる。
ちょうど目の高さにブルマが迫り、シンジは慌てて視線を逸らした。

普段の体育でもお馴染みの格好なのだが、近距離で露骨に見るには憚られる格好でもある。
しかし「ダメだよ、テストなんだから」と、背中の少女に首筋から顎のラインを撫でるように押され、正面に戻されてしまう。

「私達もちゃんと見てね」
「これくらなんとも思わないよねぇ?碇君」

他の少女達も、からかうような言葉を投げながら、シンジを囲む輪を可能な限り縮めてきた。

下半身のラインが分かる、少女らの身体に密着したブルマ。
そこから伸びる、太ももまで際どく露出した、つやつやの生脚。
欲情するなと言うのが無茶な景色に視界を圧迫され、シンジは頭がくらくらした。

まずい、まずいよ・・・

このままでは、覗き魔の烙印を捺し付けられてしまう。

51名無しさん:2008/12/02(火) 01:15:47
「そこに更衣室がある」について
この先の展開で、オリキャラ女生徒達の中に、えっち経験者が登場します

ハーレムが独占志向である以上、
通常カプより処女やらにこだわり持つ傾向は自然と思うのですが、
話の都合っていうかエロの幅っていうか、そーいうアレの為です

オリキャラだろうと無理!という方は、スルーして頂ければありがたいです
一応読んでみたがこれはNG!という場合、
完結後でも指摘して貰えれば今後対応する…ってことでどうにかご了承ください

あと、ちょこちょこ場面が切り替わるのが分かりづらいかもなので、
切り替わる時は間にこれ↓挟んでみます

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

52そこに更衣室がある(7):2008/12/02(火) 01:17:50
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

「あっちには惣流がいるから、心配ないよ」

山中を進みながら、仲間の一人が口にした懸念―――女子がさっさと帰ってしまわないか?―――
に、ケンスケはそれは無いと手を振った。

「覗こうとしたのがいたからって、体育館使うのをやめたら勿体無いし、負けたみたいだ!って考えるさ。絶対」
「まぁ、あのおなごならそうやろうな。
 逃げるより、また来るなら今度こそ捕まえるっちゅう発想やろ。・・・センセは大丈夫かいな」
「どうだろね。シンジは女子の好感度高いから、説明すれば信じてもらえるかもな。
 けど、ひょっとして、かえって反動で酷い目にあってるかも」
「・・・くっくっく。どちらにせよイメージダウンは必至。碇の一人勝ちも今日までということよ」

トウジのすぐ後ろを歩く少年が、なにやら不気味に笑っている。

ああ、そういやこいつ、西田に「碇君が好きだから」で振られたんだっけ。
おそらく、シンジの捕縛に関して、似たような期待をしている男子は他に何人もいるだろう。
ケンスケは、やれやれと足を踏み出し―――

「え?」

踏みしめた地面が、彼の体重を支えずに消え失せるのを感じた。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

53そこに更衣室がある(6):2008/12/02(火) 01:19:43
三方から柔らかな女体に包まれ、残った前方を女体の群れに埋められて。
いけないと念じたところで、若い牡の本能が逆らえるわけもなく、シンジの身体はあっさりと健康な反応を示してしまった。

「平常心どころか、全然ガマンできなかったね」
「ねぇ碇君? どう見たって、ズボンの前が膨らんじゃってるよねえ?」
「もう認めちゃいなよ。僕はえっちで変態ですって」

情けなくて、悔しくて泣きたくなる。
だがもう、とにかくやり過ごす以外にないと、無視を試みるが―――

「でもズボン越しじゃハッキリ分からないし、認めないなら、脱がして確かめるしかないよね」
「・・・っ?!」

マナの無慈悲な提案が、それさえ許してくれない。

「じょ、冗談だよね?」
「ぬっふっふ。もちろん、冗談だけど」
「じゃあなんで近づいてくるの?・・・待って!待ってよマナ!! ねえ、誰か止めてっ!」

必死で女子一同に訴えるが、今更、止める者がいるはずもなく。
傍でシンジを囲む者は皆、期待とコーフンに瞳を輝かせて見守っている。

そうだ、綾波!? 綾波は?

シンジは急いで首を巡らし、頼れる戦友の姿を求めた。
ブルマの壁の端、少し下がった位置にレイを見つける。
しかしレイは、いつもの無表情のまま、傍観者の趣でじっとそこにいるだけだ。

なんで・・・あっ?!

54そこに更衣室がある(9):2008/12/02(火) 01:21:16
「―――委員長っ! 洞木さん、助けて!!」

レイのさらに向こう。更衣室の隅に、名実ともにクラスの最高権力者がいた。
シンジの呼びかけに、びくりと身を震わせ、伏せていた顔を上げる。
両手を祈るように胸元で組み合わせ、困惑の表情を浮かべている。

そのヒカリの背後にもう一人。
マユミが寄り添い、ヒカリの耳に唇を寄せて小声でささやいていた。

「あ・・・ああ、私・・・・・・」
「・・・洞木さん?」

何を吹き込まれているのか―――
正義感の少女は、しばしシンジと見詰め合うと、紅潮した頬をますます赤く染め、
眠りの呪文にまぶたを下ろすように、再び俯いてしまった。

そんなやり取りの間に、マナがベルトに手をかけている。
助力を得られず、女子相手に暴れる事もできず、それでもシンジは、どうにか抗おうと脚に力を込めた。

そのシンジの頬に、左側から抱きついている少女が、ちゅっと音を立ててキスをした。

「に、西田さん?!」
「ふふ、抵抗しちゃダメだよ」可愛らしい上目遣いの表情に、どきりとさせられる。
すぐさま、私も、と右側の少女が同じように唇を押し当ててくる。左からも、もう一度。

瑞々しく心地よい感触が、シンジの両頬を繰り返し挟み込む。
男心をくすぐるキスの歓待に、騙されまいとしても、つい気持ちが浮き上がってしまうのを抑えれらない。
続いて、一旦マナをのけたアスカが、ゆっくりとその美顔を降らせてきた。

「シンジ、キスしよっか?」

55そこに更衣室がある(10):2008/12/02(火) 01:24:29
今度は頬ではなく、唇同士が重なり合う。
アスカの舌が差し込まれ、シンジのそれに絡みついた。

・・・うわ・・・ぁ、アスカの舌が・・・

二人が漏らす吐息と、淫らな水音が更衣室に満ちていく。
同時に、背中に取り付いている少女が、シンジの耳や首筋に、丁寧に口を使った愛撫を加える。
内と外から染み渡る、天国へと誘う甘い痺れ。
それは徐々に少年の思考を奪い、蕩かし、肉体を弛緩させていった。

そして、シンジが正気を取り戻すより早く、改めてマナが手を伸ばした。

56そこに更衣室がある(11):2008/12/02(火) 01:26:45
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

咄嗟にトウジに引っ張られなければ、間違いなく落ちていただろう。
その落とし穴は、どう見ても人為的なものだった。

「助かったよ。落ちてたら、足くらい痛めてたかも」
「・・・惣流? 霧島か?」
「どないや、ケンスケ」
「女子の仕業かどうかは分からないよ。でも―――」

ケンスケは、枝や石、木の実などを拾っては、適当に投げ散らした。
そのうちの一つが、運良く「当たり」を引いたらしい。
怪我はしないまでも、十分に痛そうではある勢いで、先端にボールを付けた矢がその一帯に降り注いだ。

「誰が何のために仕掛けたにせよ、この穴だけってわけじゃなさそうだ」
「どうするんだ?」
「・・・・・・他にルートも無いし、一歩ずつ確かめながら行く程の時間も無い。
 進むなら、犠牲覚悟の強行突破しかないな」

ケンスケは、同志達を振り返った。
進むか、退くか。
どちらを選ぶのか、あえて確認はしない―――その必要も無い。

「すまないな。皆の命をくれ」

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

57そこに更衣室がある(12):2008/12/02(火) 01:30:15
「あ、子供おちんちんだ」と誰かが呟いた。

ズボンも下着も奪われたシンジのそこは、未だ完全な無毛だった。
密かなコンプレックスの元を異性の視線にさらされ、シンジは全身真っ赤になってうなだれている。

「ううう・・・」

さすがに悪いと思ったのか、
「あんまりグロくなくて可愛いよ」「まだ中学生だし、個人差もあるものなんでしょ?」
などと慰めの言葉をかけられるのが、かえって悲しい。

「・・・・・・えーと。でも、サイズはもうちょっと大きくなるかも」
「もう大きくなってるんじゃないの?」
「そうだけど、あの、角度がね」

そこまで言ってから速見―――大半が(正確には2名を除いて)シンジにばかり興味を向けている偏ったクラスにあって、
唯一の彼氏持ちだ―――は、多少照れたように口ごもった。
彼女の経験によるならば、勃起状態でも幅があり、
最大時なら竿がもっと反って持ち上がる・・・という事を、どうにか説明する。

「じゃあやっぱり、おちんちん自体を刺激してあげた方がいいのかな?」
「ひどーい、碇君」西田が甘えた声で抗議した。「私達がこうしてるだけじゃダメなの?」
「シンジのくせに生意気ね。・・・いいわ、意地でもアレには触らずガチガチにしてやる」

アスカがなにやらゴソゴソと始める。シンジは床を見つめていた。
その肩に、ぱさっ、と淡いピンクの布がかけられる。

58そこに更衣室がある(13):2008/12/02(火) 01:50:02
「―――わっ?!」
「あ、私もー」
「私、今スポーツブラだから外しづらい・・・」

布がなんであるかを理解して硬直するシンジを余所に、
女生徒達は次々と、体操着からブラジャーだけを抜いては投げて寄こした。
頭も膝も、脱ぎたての女性用下着に埋もれていく。

まだあったかい・・・って、考えちゃダメだ!
でも、いい匂いがする・・・
これがさっきまで皆の、お、おっぱいに触れて・・・

羞恥で萎えかけていた欲情が、新たな燃料を与えられて再びシンジの理性を侵食し始める。

「追い討ち♪」

さらにマナと、別の一人が、シンジの膝にそれぞれ跨った。
乗っていたブラジャーを奥に押しのけ、ブルマに包まれた尻の柔らかな重みを肌に直接伝えてくる。

左右に開かれた腿がまぶしいほどに白い。
その中心に、ブルマが軽く食い込んでいた。
数秒もじっくり見入ってしまってから、慌てて顔を上げれば、
20センチ先の体操着に胸の先端が浮き出ているのが目に飛び込む。

いつの間にか回り込んだアスカは、背中側の女子に譲ってもらう事でスペースを確保。
日頃からシンジを悩ませる双丘を、布一枚越しに、少年の首元にぎゅっと押しつけて誘惑する。

左右の二人は、片腕をシンジのシャツの隙間から滑り込ませた。アスカもそれに続く。
計20本のしなやかな指が蠢き、シンジの胸やお腹を淫らに愛撫する。

59名無しさん:2008/12/02(火) 01:51:58
>>53の番号は6でなく8です

60そこに更衣室がある(14):2008/12/06(土) 03:16:15
痴女と化した美少女中学生達に嬲られ、背筋をゾクゾクと震わせるシンジ。

その筋肉の動きが伝わるのか、
「あンっ」
マナが、牡を挑発するためのあからさまな嬌声を上げた。
のみならず、腰を前後にゆすり出し、少年の身体を使っての卑猥な一人遊びを見せつける。

隣の少女はそこまで露骨な真似はしなかったが、
太ももでシンジを強く挟み、疼きに耐えるように落ち着き無く脚をくねらせていた。

ノーブラ、ブルマ体操着の媚体が至近距離でゆらめく。
「シンジの脚、キモチイイよ」甘い囁きが、ますますシンジの色情を煽り立てる。
アスカの指先が彼の乳頭を捉えて、転がすように弄んだ。

「うぅ、くっん・・・ふぁっ・・・」

前後左右、それぞれの工夫によってもたらされる官能の高まり。
シンジは、こらえきれず息を洩らした。
続く吸う息で、ブラジャーの束から昇る芳香をたっぷりと脳に取り込んでしまう。
視界がピンクの霧にかすんだ。

下腹部が熱く滾るのを、どうすることもできない。
中途半端な勃起だったペニスが、被さっていたブラジャーを突き払い、さらに幹を伸ばしていった。

「ふふ。どんどん大きくなってるわね」

狙い通りの効果にアスカは喜ぶが、シンジはもうやめてよと力無く首を振る。
その様子に、速見が、おそらく気遣いのつもりらしき事を言う。

「大丈夫だよ碇。もう見られちゃってるんだし、子供おちんちんでも、男はサイズじゃないって」

61そこに更衣室がある(15):2008/12/06(土) 03:20:09
「いや、っていうか。これ―――」
「・・・っっ?!」
「は、速見さんっ?」

膝に乗っていた二人が、降りて速見を振り返った。
ずっとシンジを捕まえていた両側の女子も、驚いたように手をほどいて身を引いた。
彼女達の身体で周囲からは隠れていたシンジの陰茎が、改めて一同に晒される。

「・・・・・・あれ?」
「・・・えっ、うそ」

そこにあったのは、先程見た時とは全く違う―――
むしろ、少女にでも成り済ませそうなこの美少年には不釣合いにすぎる、
極太で長大な、隆々とした逸物だった。
先端は完全に露出して凶悪な傘を広げ、それでも無毛な点だけが以前と同じ器官であることを示している。

「お、男の子って・・・あんなになるの?」
「わ―――私も、こんな。初めて見た」速見は、へなへなとしゃがみこんだ。「すごい・・・」

62そこに更衣室がある(16):2008/12/06(土) 03:22:00
みんな、ひどいよ・・・

パイパンの次は巨根。
両方を知られ、シンジはショックでぐったりしていた。

「と、とにかく! シンジ、あんたがどスケベなのはこれで確定なんだから!
 覗き未遂の上に、嘘ついて誤魔化そうとした罪は重いわ!」

頭の上でアスカが喚くが、反論する気力も起きない。
どうせ冤罪は確定事項なのだと悟ってもいた。

その時、この日始めてレイが口を開いた。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

穴に、網に、バケツの水に―――
幼稚だがうっとうしい罠の数々を、幾名かの脱落者を出しながらもくぐり抜け、
ようやく山を登り切ろうというところに、その男達は待っていた。

制服(?)なのか、揃いの青いハッピを身に纏い、なぜか横一列に並んで肩を組んでいる。
できれば関わりたくない。
が、そうもいかないので、仕方なくケンスケは聞いてみることにした。

「・・・・・・なんなんだ? お前ら」
「俺達は、第壱中学校非公認、美少女愛護クラブ―――」
「人知れず、人類の宝を守るのが我らの使命よ」
「よくぞ我らの仕掛けたトラップ地帯を突破した。だが、これより先は通行止めだ・・・。
 綾波さんのおっぱいを視姦しようなど、身に過ぎた野望と知れいっ!!」
「あ? いや待て。俺は山岸のほうが・・・」
「惣流だろ常識的に考えて」

63そこに更衣室がある(17):2008/12/06(土) 03:23:14
第壱中学校非公認(以下略)の中でも、嗜好の違いはあるらしい。
彼らはしばらく言い合いを続けた後、「全てを等しく慈しむべき」との結論でまとまった。

「とうわけで! 貴様らを体育館に辿り着かせるわけにはいかん!」
「恐ろしい奴らや」トウジがうめいた。
「わっざわざ休日にまで、どんだけヒマやねん」
「お前らに言われたくねーよ!!」

一斉に怒鳴り返される。
その通りなので、無視してケンスケは叫んだ。

「こっからは単独突破だ。散れっ!!!」

残った同志達がバラバラに駆け出す。
第壱(以下略)の面々も、組んでいた肩を外して散開。

山中の追いかけっこが始まった。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

64そこに更衣室がある(18):2008/12/06(土) 03:25:42
「私は碇君を信じるわ」
「・・・何のつもりよ、ファースト」
「無実を証明してあげる」

戸惑う周囲の空気など意に介さず、レイはシンジを立たせ、両手を縛っていたリボンもほどいた。

「綾波・・・あ、ありがとう!」
「上着を脱いで」
「―――え?」
「シャワー室に行くから」

全く意味が分からない。
シンジがまごついていると、レイは自らシンジのシャツを開き始めた。
下半身に比べればさして抵抗の気も起きず、態度を決めかねている内に全裸にむかれてしまう。

更衣室の奥に進むと、タイル張りのシャワー室がある。
説明の無いまま、最も広い、身障者用のスペースにシンジは連れ込まれた。
本来ならカーテンが引かれる辺りにたむろして、興味津々の様子で中を見守る他の女生徒達。

「・・・それで、どうするの?」

不安がるシンジに答えることなく、レイはシャワーのノブを回した。
冷水が二人の頭上に注がれ、数秒でお湯へと変わる。

シンジは全裸だが、レイは着衣のままだ。
白い体操着が水分を含んで、その内側にある肢体にぴったりと張り付いていく。
色素の薄いなめらかな肌、下着に支えられた美巨乳の流線型のラインが、徐々に透けて浮き上がる。
濡れれば濡れるほど、少女の柔肉が扇情的に演出されていった。

65そこに更衣室がある(19):2008/12/06(土) 03:35:57
ごくり、と唾を飲むシンジ。
優しく肩を押されると、腰砕けになって尻餅をついてしまう。
目の前にレイの下半身があった。

彼女の身体を伝う雫が、吸い付きたくなるような生脚に絡んでいくつもの筋を作っている。
ブルマが水気を吸収しきれずに、両脚の付け根からちょろちょろと、
漏らした小水を連想させる流れを落とした。

シンジは、我を忘れてその光景に魅入った。
溢れてくる唾液で、また喉を鳴らす。

「喉が渇くの?」

内腿に這う温水を、レイの指がすくい取る。
差し出される指先。
操られたように舌を伸ばし、シンジは、美少女の肌を流れたその水滴を舐めた。
ただのお湯が、心をとろかす特別の甘露に感じられた。

「今から証明を始めるから、我慢してね」
「何するの?」

マナの問いもやはり取り合わず、レイは靴下を片方脱ぎ捨てた。
その足で、シンジの猛ったペニスをぐにと踏みつける。

「あ、ぁ、綾波っっ?!」
「こんなに熱いのね、碇君のここ・・・。大丈夫。痛くしないよう気をつけるわ」
「あの、そういう事じゃなくて―――うわっ!」

レイの足が、妖しい上下運動を開始した。

66そこに更衣室がある(20):2008/12/06(土) 03:36:53
「く、あうっ・・・ちょっと待・・・ひぁ、は、ふあっ!」

なんで?!―――綾波?
あぁ! でも、すごいッ!

鋭い快楽の電流が繰り返しシンジの芯を貫いて、背をのけ反らせる。
なにしろ、今日これまでの行為では、性器には直接触れらていなかった。
待ちに待ったとも言える刺激をついに与えられ、若いペニスは容易く少年の肉体を支配してしまう。

くあ、うう・・・気持ちいい・・・っ!!
このままじゃ・・・

「あやな、くぁっ、ああ! もうっ―――!!」
「ダメよ。碇君」突然、レイが動きを止めた。
「・・・ふぁ?・・・ぇ?」
「碇君が性欲に流されない人だと、皆に見てもらうの。だからイってはダメ」

一方的にそれだけを告げ、愛撫を再開するレイ。
裏筋を軽いタッチでなぞり、足先で亀頭を揉み、もちろん土踏まずも使って全体をぐりぐりと圧した。

為す術なく悶えるシンジがまた達しそうになると、足を止め「ダメ」「頑張って」。
僅かな休憩を挟んで、仕切り直す。

責める。イキかかる。止める。
責める。イキかかる。止める。
責める。イキかかる。止める。
責める。イキかかる。止める。
・・・・・・。

「えげつないわねー」アスカが、恐れを含んだ声で呟いた。

67あねおとうと(1):2009/03/11(水) 19:03:22
葛城ミサトが新しく購入したマンションは、前回と同じで他の部屋に住人がほとんどいない。
防音に優れた建築らしいが、隣人の目も耳も、彼らが立てるべき物音も存在しないのだから、現時点では無用の機能だ。
とはいえ、こんな音が毎晩外に漏れていたら・・・いくら聞く者がいないと理解していても気が落ち着かなかったろう。
そう考えれば、高い金額を払ったかいがある。
ミサトは無理矢理にポジティブな思考を試み、無理矢理と自覚していたのでかえって息を重たくした。

「ひぃっぁぁぁっん! あっ、はぁああうっ! いいよぉぉ・・・あ、あ、あぁぁっ!? あたしぃ、とけるぅっ!!」

どうせなら、マンション室内の壁も全部防音にしてくれれば良かったのに。

「すっごぉいぃっ! すごすぎるのおぉぉ! おちんひん、しゅっごいひぃぃっっ!!!」

そうかーすごいかー。
心の中で悪態をつきながら、ミサトは布団から身を起こした。眠れそうにない。
壁を隔てて届く音量だけなら無視できない範囲ではないが、哀しい女盛りの身体にじんじんと響くのだ。
嬌声の発生源である部屋の前に立ち、息を吸い込む。

「あんたたち、いい加減にしなさい!」

襖を開け放った瞬間、部屋に満ちていた性臭がミサトに届いた。
床に、ベッドの上に、折り重なるようにして伏している全裸の女性達。
誰もが、女の至福に蕩け落ちた同じ表情を貼りつかせている。
その中には、蒼髪の少女の裸身も見つけられた。
分かっていた通りの光景だが、それでも威勢を鈍らされてしまう。

68あねおとうと(2):2009/03/11(水) 19:04:50
「ごめんなさい、ミサトさん。起こしちゃいました?」

熱気の中心、唯一の男性であるシンジだけが、立ちすくむ乱入者に反応した。
まだ意識のある他の三人は、淫楽にどっぷり漬かり込んだまま、ミサトのことなど目に映らない様子だ。
左右からシンジの肌に指を這わせ、むにむにと白い乳肉をこすりつけているのが二人。
片方はおそらくシンジと同校の生徒だろう。
もう一人は、最近ネルフに入ったスタッフだったと記憶している。

そして、現在シンジのペニスを占領しているのは、後背位で貫かれているアスカだった。
持ち前の高慢さをどこに投げ捨てたのか。
溢れ出る愛液でシーツまで濡らし、自ら細腰をくねらせて、さらなる粘膜の摩擦をねだっている。

「あ、あぁ、しんじぃ・・・やめちゃヤあ・・・」
「ちょっと待ってね、アスカ」
「ふわんっ!」

背を一撫でするシンジの指先が、ただそれだけでよほどの甘美をもたらすらしい。
上半身をのけぞらせて悶え、脱力してシーツに突っ伏すアスカ。
悦びの涙を浮かべてびくびくと痙攣する。
本当に・・・あのアスカが、なんて幸福そうなのだろう。

「もうすぐ終わりますから」
「・・・早く済ませてね」ミサトは、なんとか喉を絞った。
「ね、ね、惣流さんおわったら、また私にしてぇ」
「ダメぇ! シンジくん、つぎは私・・・私にずぶーってちょうだぁい」

どこまでも甘く媚びきった求め。再び悦楽の叫びを上げ始めるアスカ。
それらを後ろに聞きながら、ミサトは逃げるように自室に戻った。

69あねおとうと(3):2009/03/11(水) 19:07:07
「呆れたわね。『今度こそあの子達の家を作ってあげたい』と私に言ったのは誰だったかしら」
「『こらからは自分達のために生きなさい』とも言ったわよ、あの子らに。まぁある意味、言葉どおりになってるけど」

リツコの嫌味に自虐で返してみる。
全てが終わった後、ミサトはシンジ、アスカ、レイを引き取ると志願した。
それ自体を後悔しているつもりはない。ただ、今の状況は想定外もいいところだった。
アスカ、レイ、学校の女子生徒、果てはネルフの女性陣までとセックス三昧のシンジ。
愛情に飢えた少年なのは承知していたが、バレンタインに多くの女性から告白されたのをきっかけに、歯止めが利かなくなっている。

それでも、もしもミサトが強硬に指導すれば、シンジだけなら従ってくれるという程度の自惚れはあるが。
だが躊躇する理由もいくつかあった。

倫理の外側で不遇の人生を歩まされてきた子供達に、ようやく掴んだ現在の歓びを「倫理に背くから」抑制しろ、とは今更言いづらいのだ。
シンジ達が心から手助けを欲していた時に何もしなかった、という負い目もある。
いやむしろ、だからこそ―――とも思うのだが、彼らからしたら、とても納得いかないだろう。
シンジが渋々従おうとしても、アスカとレイがどう動くか。

さらに困ったことに、三人とも生活に十分な金銭を保持している。無理にミサトの世話になる必要がない。
しかもミサトの多忙さもあって、結局家事はシンジに委ねてしまっていた。
保護と言うよりはあくまで同居、あるいはミサトの願いで同居を続けてもらっている、と表現した方が正しいような状況だ。

70あねおとうと(4):2009/03/11(水) 19:08:29
「どーしたらいいかしら」
「さあね。私は子供の世話なんてしたことないもの」
「・・・そうよ、子供なのよ」

それなのに、あんな生活をさせてしまってはマズイ。
とかくシンジの精力は驚くべきものだった。
よほど才能があったのか、アスカ達どころか大人の女達まで、
エヴァのパイロットへの憧れや労いだけでなく、恋心だけでもなく、セックスで肉体を虜にされてしまっている。

マンションで淫らな宴に溺れる女達の、あるいは普段シンジを見る女達の、艶に満ちた瞳を思い出す。
身も心も、芯まで奪われた雌の目だ。
それから、シンジの瞳。このところどうにも気になって仕方ない、あの瞳が―――

昨夜の濡れた声が、耳の奥に、蘇る。

シンジくん、つぎは私・・・・・・

「ミサト?」
「――――――え? え、なに?」
「何、じゃないわよ。あなたから相談しておいて」からかうようにリツコは言う。
「ひょっとして、シンジ君のセックスでも思い出してた?」
「止めてよ。いつかも言ったけど、子供に興味ないわよ」

少しだけ語気が強くなった。
リツコが肩を竦めて、この話題を終える意思を示した。

71あねおとうと(5):2009/03/11(水) 19:11:14
「あ、おかえりなさいミサトさん」
「ただいま。何作ってんの?」
「ケーキよ、ケーキ」

今日は、近頃では珍しく来客がいないようだった。放っておけばいくらでも来るだろうから、シンジが断ったのだろう。
ひょっとしたら・・・怒鳴り込んだ(と呼ぶには尻すぼみだったが)効果があったのかも知れない。
あえてそれには触れず、ミサトはソファに座った。
キッチンでお菓子作りに興じる三人。シンジを中心に、黙々と指示に従うレイと、せわしなく動くアスカ。
その様子は、仲の良い、可愛らしい年相応の少年少女に見えた。
明日は久しぶりの休暇だ。身体を軽くほぐして、ミサトはゆっくりと瞼を閉じた。

そのままうたた寝していたらしい。
意識を取り戻すと、知らぬ間にレイが対面に座っていた。

「碇君、葛城さんが起きたわ」

レイの呼びかけを受けて、シンジが冷蔵庫からなにやら取り出してくる。先程作っていたケーキだ。

「いつもお疲れ様です。これ、僕ら三人から、ミサトさんにと思って」
「・・・私に?」
「はい。・・・あ、食べるのは無理に今じゃなくてもいいですけど」

72あねおとうと(6):2009/03/11(水) 19:12:18
意表を突かれて、ミサトはしばし固まった。
私に? 嫌われているかと思ってた。

「ありがとう! ホントに、すごく嬉しいわ」
「まぁ、ミサトにって言っても、あたし達も一緒に食べるんだけどね」
「そりゃあ、私一人でこれ全部食べたら太っちゃうわよ。今すぐ食べてもいい?」
「勿論です。じゃあ僕、切り分けますね」

シンジが微笑んだ。
トクン、とミサトの心音が高まる。アスカとレイは、頬を染めて彼を見つめていた。
どうかしている。ミサトは自嘲した。
二人はともかく、自分にとっては、少年の微笑みもあくまで「可愛らしい」もののはずだ。

ケーキは甘く、とても美味しかった。

73あねおとうと(7):2009/03/11(水) 19:13:45
深夜。
やはり嬌声が聞こえてくる。・・・客がなくても、アスカとレイはいるのだ。
無視して寝ようと試みたが、しばらくしてミサトはそれを諦めた。
肉が熱を帯びているのを自覚する。

官能に浸りきった女達の貌。淫猥な歓声の数々。匂い。少年の裸身。
それらが次々に浮かび上がって、ミサトの中でぐるぐると渦を巻き続けた。

昨日と同じように、布団を出てシンジの部屋に向かう。
床がひんやりと冷たい。
ふとミサトは気づいた。
ああ、今私の身体は、彼らを止めるために歩いているわけじゃない―――行ってはダメだ。

しかし足は勝手に動く。どこか思考を濁らせたまま、ミサトは襖に手をかけた。
気づかれぬよう密かに、小さくずらす。

「いかりくぅんっ・・・はああぁんっ! すきぃいいいっ! あはぁ、んひぅっ、ぁあああっ!」
「んちゅぅ、ちゅぷっ、あぁン・・・もっとぉ、もっとおっぱいいじってぇ。
 シンジの好きに、ぐにぐにってしてぇ・・・ちゅぅっ、んんっ・・・」

全てを捧げた想い人の膝に乗せられて、レイが激しく全身を波打たせている。
貪るような腰振り、痴れ狂った絶叫は、普段のクールすぎる少女とはとても結びつかぬ淫らさだ。
汗にぬめった雪色の肌が、微かな月明かりを浴びて美しく浮かんでいた。
一方アスカは、彼の片腕に抱かれている。
発育著しい双丘をオスの欲望の自由に揉ませ、鼻で喘ぎながら、懸命に伸ばした舌をシンジの舌と絡め合わせていた。

74あねおとうと(8):2009/03/11(水) 19:16:57
何度見ても同じ事を思う。
なんて幸せそう。なんて気持ちよさそうなんだろう。
ミサトはいつの間にか、膝を折って座り込んでいた。
いつの間にか、乳房と秘所に、自らの指を這わせていた。
息を荒げて、成熟した女体から肉悦を引き出すことに夢中になっていた。

やがて、レイが繰り返し果てて崩れ落ち、続けざまにアスカが犯される。
脳乱を極める金髪少女の反応は、レイに負けず愛している、レイにも劣らぬほど堕とされていると、
その全てで表現してみせているようだった。
ほどなく二人ともを気絶させたシンジが、いきなり立ち上がった。迷わず入り口に向かってくる。
逃げる暇も無く、僅かだった襖の隙間が開かれた。

「また起きちゃったんですね。ミサトさん」

着衣を乱した姿では言い訳も出来ず、ミサトは呆然とシンジを見上げた。
シンジはただ、優しく微笑んでいる。
その眼差しに射抜かれているだけで、またもときめきを覚える。
戸惑いと羞恥が、次第に、より力強く根源的な感情に塗りつぶされてしまう。

「シンジ君・・・」

陶酔の呟きが自然と漏れた。
何が変わったのか、ミサトはようやく理解していた。
ミサトを見るシンジの瞳が、彼女の巨乳を見るそれが、少年から男の視線になっていたのだ。
いつも愛しく感じていた、照れや尊敬や憧憬の色は残したまま、強さと、メスを狙う欲望をたたえている。
そういえば身長や骨格だって、出会った頃よりずっと成長しているのだ。
女の芯がじりじりと燃え、頭がクラクラした。求められている。―――私も、求めている。

「大人のキスの続き、して下さい」
「ああ・・・」

75あねおとうと(9):2009/03/11(水) 19:19:26
鼻先に、精液と、少女らの淫水にまみれたペニスを差し出された。
若々しい性の芳香。震えながら、性器に口づけを捧げる。
ちろりと舌を這わせると、セックスを凝縮した味がした。
おそらく、ずっとどこかに抱いていた渇き。その渇きが癒されていく。もっと、もっと欲しい。

衝動が自制の限界を超え、ミサトはシンジの腰を両腕で抱え込み、餓鬼のようにペニスにむしゃぶりついた。
10代の硬さと熱さを口内粘膜で感じ、脳がどろりと溶けた。

「ンン、ちゅぷっ、んっ、れろ・・・っちゅ、あン、ふぁぁ・・・」

息する間さえ惜しむように、思う存分舐めしゃぶる。
弟であり部下であり恋人のようでもある、『私のシンジ君』のモノを含んでいるのだと、意識すればするほど官能と背徳の酔いが回る。
堪能し尽くして、ようやく一旦ペニスを口から離すまでに、十数分ほどが経過していた。

「・・・おっぱいでも、していい?」ミサトは、胸を誇示するように両手ですくい上げた。
ぺろり、と自分で乳首を舐めてみせる。
「シンちゃん、いつも私のおっぱい気にしてたでしょ?」

シンジが頷いてパイズリを『許可』してくれる。
彼の恋人達の中でも、自分ほどのバスト奉仕ができる者はそういないはずだ。
そのことを誇らしく思いながら、ペニスを白い谷間に沈める。突き出た先端を再び舌で捉えた。

若さを保ったなめらかな触り心地。10代にはない深く蕩ける柔らかさ。
両方を併せ持つ美巨乳で包みしごけば、どんな男の下半身でも夢見心地へと誘う自信がある。
様々な体液で濡れたペニスは適度に滑り、豊満な乳肉で揉みくちゃに可愛がると、嬉しそうにぴくぴく反応した。
しこり立った乳首を竿の根元に当て、裏筋に沿って下からつぅと撫で上げてやる。

「くぅっ! うぅ、はあっ」
「んちゅっ、ンぷ・・・。ふふ。気持ちいい? んんっ、ぺろ、ちゅぅ」
「きもち、いいです。柔らかくて、おっぱいの中で溶けるみたいで・・・。ああっ、ミサトさん―――!?」

76あねおとうと(10):2009/03/11(水) 19:20:51
やがてシンジの腰が震え、限界の訪れを告げた。
どくん!とオスの脈動が弾ける。勢いよく精液が迸った。
先に二人を相手に数度の射精を済ませているにも関わらず、想像以上の量が吐き出されてくる。
美少年の樹液をこぼすまいと、ミサトは夢中でそれを啜った。
長い射精を終えた怒張は、しかし未だ形を変えずに屹立している。見とれてしまう。

「・・・それじゃ、入れますね。家族なのに、これまでミサトさんだけ除け者にしててごめんなさい」

シンジの宣言が降ってくる。
とろとろになっていた意識に、ゆっくりとその言葉が浸透していった。

入れる・・・入れてもらえる?
いえ、でも・・・それだけは・・・。

77あねおとうと(11):2009/03/11(水) 19:22:04
瀬戸際を迎えて、ミサトの理性が、にわかに息を吹き返す。
一線だけは越えられない。保護者としての、ギリギリ最後の責任感だった。
「それはダメ、ダメよ」呟きながら、力の入らない身体を翻して逃げようとする。
今抱かれれば、どれほどの快楽を得て自分がどうなってしまうか、恐ろしくもある。

遅すぎたけど、私が断れば、シンちゃんなら分かってくれる――――――はず――――――

ズン、と灼熱の衝撃。

「―――――――――っっっ??!」

背後から、一気に貫かれた。
桃色の電撃が、子宮から脳天へと、ミサトの身体を一直線に駆け抜ける。

「あっあああぁーーーーーーー!!!」

頭蓋にバチバチと火花が散った。背骨が限界までしなる。
全身の細胞が泡立ち、自我ごと蒸発するような絶頂。
一瞬だけ流した絶望の涙が、歓喜のそれに変わる。
美貌がどろりと淫靡な笑みに蕩け、ミサトはがっくりと崩れ落ちた。

「入れただけでそんなにイっちゃうなんて、やっぱりミサトさん、随分我慢してたんですね」
「ひぁ・・・ぁ・・・ぁ・・・」

頬を床に落とし、涙も、涎も、愛液も垂れ流すまま。
弛緩しきった肉体を後ろから支えられたその姿は、昨夜ミサトが目にしたアスカの痴態の再現だった。

78あねおとうと(12):2009/03/11(水) 20:17:04
シンジの腰が前後に動き始めた。最初は緩やかに、徐々に速度と深さを増していく。
中を引き出され、抉られて、性器がじゅぷじゅぷと水音を撒き散らす。
ミサトは、ただ喘ぎ狂った。
床で胸の蕾を微かに摩擦しながら、艶やかな肢体を震わせて何度も何度もイった。
責任感や倫理観など、この快楽の前ではあまりに無力だった。

こんなの、良すぎる・・・!
こんな凄いのを覚えちゃったら、私、もう・・・。

心底から思い知らされる。
人類を背負って戦った少年は、もはやミサトの手には負えない「男」に成長したのだ。
一突きごとに、どこまでもキモチよく、どこまでも幸せになってしまう。
これまでの経験の全てと比べ物にならない、シンジ以外の何もかもが色褪せてしまうほどの悦び。
消えゆく理性の残滓が、失った恋人に謝罪した。加持君、ごめん。

「ああ!! イイっ、すごぉい! おかひくなるぅぅっ」

いつしか自然に快感を訴えていた。
シンジの腕が伸びてきて、波打つ胸を掴まれる。体位を変え、首筋を舐められる。
その指技も、舌技も、ミサトが女の果てと思っていた世界の向こう側を教えてくれる。
皆、とっくにこれを味わっていたのだ。アスカも、レイも、ずるい。我慢していた自分がバカみたい。

「ずっとぉ、ずっとこうしたかったの! あひぃああっ!! なんでへ、わたしが、一番さいしょにシンジくんに会ったのにぃっ!」
「これからは、沢山してあげますから」
「ふはぁ・・・っ、ンひ、して、して! いっぱいしてぇぇ!!」

だらしなく媚びて、屈服を叫ぶ。叶うなら、24時間、シンジのモノで串刺しになっていたい。

「あぁ、あっはぁ、またイっくぅっ!!!」

79あねおとうと(13):2009/03/11(水) 20:20:06
じきに、気絶した二人も起きてくるだろう。
そこからは、3人でシンジの寵愛を競うことになる。
葛城家に響く淫らな歌声は、まだしばらくは止みそうに無かった。


リツコはぐったりと椅子にもたれていた。
からかいはしたし、多少妄想もしたが、まさか本当に「そんなコト」になっているとは。
近頃は子供達とストレス無く付き合えているようなので、どうしたのかとわざわざ尋ねたのが失敗だった。
相談されたことなど忘れた振りをしておけば良かった。

「あなたって人は・・・」
「ごめん」ミサトが手を合わせる。
「でも、本当に凄いんだから。リツコも、しばらくシンジ君と過ごしてみれば理解できるわよ」
「私に逆親子丼しろって言うの?」

際どすぎる下ネタに、ミサトが絶句している。
自分達のしていることだって、随分と際どいだろうに。呆れ混じりの溜息が出る。

80あねおとうと(14):2009/03/11(水) 20:21:58
「・・・そうね。じゃあ、2、3日シンジ君を貸してくれる?」
「えええっ?! ちょっと、本気にしないでよ」
「冗談よ」

あしらって、リツコはコーヒーに手を伸ばした。
冗談だ・・・が、マヤならどうだろう。

未だに処女で、男嫌いの気配まであるあの子は、仕事以外でも男に慣れさせた方がいいかも知れない。
何か理由を作って改めてシンジに近づけたとして、
中性的な容姿を持った年下になら、ひょっとして抱かれる気になるだろうか。
その前にシンジの現状を教えたら、他人事ながら激怒しそうでもあるが。
あるいは、今の彼なら、そうなったマヤまで取り込める?

―――どう転ぶにしろ、退屈しのぎにはなりそうだ。

自分の思いつきに満足して、リツコは目を細めた。
毎日毎日、どうにも退屈だった。あの夏の日々に比べたら、現在の安穏は、死んだまま暮らしているようなものだ。

きっと、シンジ君は、私以上に。

「退屈なのかしらね」

何の話?とミサトが尋ねる。
独り言よと、リツコは笑った。


【了】

81名無しさん:2009/03/25(水) 17:29:04
更衣室、ようやくちょっと投下
これまでの分をもう覚えてねーよ、という方は>>45-66をヨロシクです

82そこに更衣室がある(21):2009/03/25(水) 17:32:19
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

木の陰に身を潜め、荒い呼吸を整える。
すぐ横に、こちらと似たような姿勢でトウジ。

ハッピの男が一人、枝を払いながら周囲を探索している。
いずれ見つかるにしろ、それまでに少しでも回復しておかなければ、逃げ切れそうにない。
ここまで数人をまいて来た分、相応に体力も失われていた。

「聞いてるだろ?相田。もう、お前の仲間はあらかた捕まったぞ」

男が語り出した。
だが、まだ正確な位置はバレていない―――はずだ。

「しかし、誰も裏口の鍵は持っていなかった。
 散り散りになって撹乱しても、結局、お前だけは絶対に体育館に着く必要があるわけだ。
 逆に言えば、お前さえ押さえてしまえば・・・いや、ひょっとして鍵は鈴原が持ってるのか?」

83そこに更衣室がある(22):2009/03/25(水) 17:33:20
勝手にしゃべってろ。
その間に息を戻して、意地でも振り切ってやる。

「ところで・・・だ、鈴原。お前、あれだ。こんな事してると妹に言いつけちゃうぞ?」
「なんやてーっ!!!」

盛大な音と声を立てて、トウジが飛び出した。

「いや、マジでマジで。今すぐ悔い改めるなら、俺もそんな告げ口しないけどさ。相田は?」
「・・・おんどりゃあ、なんちゅう卑怯な・・・・・・。あ、ここにケンスケもおるで」
「ぅおい!?」たまらずケンスケも叫ぶ。

「トウジお前、あっさり親友売るなよっ! くそっ、俺も言うぞ、妹に!!」
「すまんケンスケ。男には、逆らえんものがあるんや」
「まぁ性犯罪完遂よりは、途中で改心して友達にも止めさせたって話のほうが、まだしも妹に許してもらえると思うぞ?」

ハッピの男―――ちなみに去年はクラスメートだった―――がもっともな意見を述べる。

「裏切りもーんっ!!」

捨て台詞を残しつつ、ケンスケは身を翻した。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

84そこに更衣室がある(23):2009/03/25(水) 17:34:35
「あ、ぅぁ、もう・・・あや、なみ・・・ぃ」

どれだけ生殺しの責め苦が続いただろうか。
とうとう、シンジの心が折れた。これ以上耐えようがなかった。
瞳を霞ませ、呂律の怪しくなった舌で限界を告げる。

「が、まん、でひ・・・ない」
「・・・・・・最後までして欲しい?」

コクリと頷く。

「射精を望むの? 欲情に負けるの? 碇君は、気持ちよくなりたいのを我慢できない人なの?」

コクコクと、何度でも頷いた。
捕らえられてからこれまでに、散々煽られ、焦らされ、そして踏みつけられ―――
今や異様なほどの劣情が男根に収束して、ぐつぐつと煮えたぎっている。
すぐにでも体外に熱を逃がさないと、気が狂って死んでしまいそうだった。
ずっと自由を奪われていたせいか、自分で処理するという選択肢を思いつけない。

「なら、覗こうとしていたと認めてしまうのね?」

シンジは、ほんの数瞬躊躇し―――諦めた。
イきたい。ただイきたい。快楽欲しさに、首を縦に振った。
シャワーのお湯に混じって、涙がぼろぼろと零れる。

「だ、そうよ」レイが背後に呼びかけた。
最後の刺激を与えてくれないまま、彼女の足はあっさりと無慈悲に離れ、それを合図にアスカ達が踏み込んでくる。

85そこに更衣室がある(24):2009/03/25(水) 17:37:55
「そんらぁ・・・ああぁ・・・」

まだ続く。
開放どころか、ついに自らの罪を認めた咎人として、更に嬲られるだけ・・・。
再び包囲される中、シンジは本気で恐怖した。

「心配しないで」察して、マナが微笑む。
「認めたから、焦らすのも苛めるのもお終い。
 今からは、えっちなシンジがまた覗きなんてしないように、いっぱい『予防』してあげるからね」
「とりあえず今日の分ね。あんたの好きなだけ、思う存分―――」

蠱惑的に囁きながら、アスカは手をシンジのペニスに添えた。

「―――精液出し狂わせてあげる」

アスカの掌が妖しく蠢き出す。

と同時に、一斉に押し寄せる若き女体が、淫らな触手の束となってシンジを丸ごと呑み込んだ。

86そこに更衣室がある(25):2009/03/25(水) 17:39:12

少女達の、その指先が。
腕が、舌が、唇が、頬が、生脚が、胸が、お腹が、ブルマが、甘い吐息が。
撫で回し、こすりつけ、舐め、吸い付き、しごき立てて。
遠慮も手加減もない愛撫を注ぐ。少年の肌を「女」で塗りつぶす。

瞬く間に、痛みにも似るほどの苛烈な官能が、シンジの足先から脳天までくまなく生じた。

「ひぁっ、ああ、ふはぁ、あっ、あっ、あああぁぁ!!」

とうに限界だったペニスがこらえられる筈もない。
わずかな我慢さえできず、ついにの決壊を迎える。

「・・・・・・っ! ・・・・・・・・・っっ!!!」

溜めに溜めた欲望が、壊れた噴水を思わせる勢いで巨根から吹き出した。
身体の中身、全てが精液となって迸るような、爆発的な解放感。
居並ぶ美少女達の頭上に、どぷどぷと大量の白濁が降り注ぐ。
人生最高の絶頂快楽に視界は白く潰れ、声さえ上げられず、シンジはガクガクと裸身を震わせた。


―――それからしばしの出来事を、シンジの脳は正確に記憶していない。


シンジが一度目の射精を終えても、少女達は奉仕をやめなかった。
逞しいオスのシンボルが盛大に精をまき散らした様に圧倒されて、釘付けになっていたのも束の間のこと。
すぐに、むしろますます熱心に、シンジの性感を追い立てた。

余韻にじんじんと痺れたままの肌を、熱く柔らかく、10代の少女特有の弾力を備えた媚肉で揉みくちゃに可愛がられる。
もはやシンジには、自身の状態すら分からなかった。

87そこに更衣室がある(26):2009/03/25(水) 17:40:34
何人がペニスにしゃぶりついているのかも、手や足の指をちゅうちゅうと吸ってくれている少女達の姿も、
今、深いキスを交わしている相手が誰なのかも認識できない。

「んふふ、碇君、キモチイイ? どうされたい? もっとされたい?」
「好きぃ。すきなの、好きよ、好き好き好き」
「ほらぁ、シンジ、イきなさい。いくらでもイっていいんだからぁ・・・」

惜しみなく注がれる心を蕩かす睦言も、狂わされた脳には理解できない。
ただ、セイレーンの歌声のように、魂に甘く染みた。

キモチイイ。キモチイイ。キモチイイ。

シンジの自我は天国まで飛ばされたまま戻れず、途切れることなく与えられる快楽の嵐にひたすら翻弄され続けた。
どの部位よりもそれを悦ぶ男の中心が、生殺しの目にあった鬱憤を晴らすように、何度でも膨れ上がって、何度でも精を放った。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

88名無しさん:2010/08/28(土) 20:12:53
vipの某スレ(ゲンドウ「シンジ。お前の仕事はパイロットの性欲処理だ」)で投下してたssが
向こうで中途になってしまったので、こちらに『Libido』の題で改めて投下させてください

vipにおけるssの主流はノリや形態が一般的な二次小説とは違うので、その点はご勘弁を
特に、地の文が無く会話形式なので

89Libido:2010/08/28(土) 20:14:40
シンジ「父さん・・・なぜ呼んだの?」

ゲンドウ「お前の考えている通りだ」

シンジ「じゃあ、僕がこれに乗って使徒ってのと戦えって言うの?」

ゲンドウ「む? 違うぞシンジ」

シンジ「え?」

90Libido:2010/08/28(土) 20:15:18
ゲンドウ「ネルフの仕事は、人類の命運を背負って使徒を倒す事だ」

シンジ「・・・先生から聞いてる」

ゲンドウ「その戦いを、何の訓練も受けていないお前に突如任せるほど我々は間抜けではない」

冬月(碇め。タブー中のタブーに触れおった)

シンジ「なら、なぜ僕を?」

ゲンドウ「ふ。冬月、レイをここに呼べ」

91Libido:2010/08/28(土) 20:16:08
ガラガラガラ

シンジ「この子は?」

リツコ「綾波レイ。現在本部に正式に配属されている、唯一のエヴァンゲリオンパイロットよ」

シンジ「こんな、女の子が―――。それに、怪我してるじゃないですか」

ミサト「実験中の事故でね・・・」

ゲンドウ「死んでいるわけではない」

シンジ「そんなっ」

ミサト「傷はじき癒えるわ。私たち人類が生き残るには、レイに戦ってもらうしか無いの」

リツコ「シンジ君。あなたの仕事は、レイのサポートに関するものよ」

ミサト「彼女に同情するなら・・・やってくれるわね?」

シンジ「・・・・・・僕は、なにをすればいいの?」

ゲンドウ「慰安夫だ」

92Libido:2010/08/28(土) 20:17:47
シンジ「いあん・・・?」

リツコ「簡単に言えば、レイとセックスして、彼女の性欲を処理する係ね」

シンジ「セッ・・・・・・ええええええ!?」

リツコ「エヴァとのシンクロの為には、A10神経といって―――」

ミサト「まぁまぁリツコ。その辺りの説明はあとでいいわよ。
    とにかくねシンジ君、エヴァに乗る影響で、パイロットの性欲や性感が極度に肥大しちゃうわけ」

シンジ「い、いえでもあの」

リツコ「それを放置して、誰彼構わずセックスさせるわけにもいかないでしょう?」

ミサト「そういう事。ネルフとしては、信用できる子にパートナーを務めて欲しいの」

シンジ「・・・それを、僕に・・・?」

ミサト「もちろん司令のご子息ってだけじゃなくて、シンジ君のことは色々調査済みよん」

リツコ「あなたもヤりたい盛りの中学生男子ですもの。考えようによっては役得じゃなくて?」

ミサト「今は包帯巻いてるけど、レイは美少女よ〜。ひゅーひゅー」

シンジ「・・・」

93Libido:2010/08/28(土) 20:20:19
シンジ「父さん。父さんは、そんな事のために僕を呼んだの?」

ゲンドウ「そうだ」

シンジ「ヤだよ! 何を今更なんだよ!」

ガタッ

シンジ「え? ちょ、ちょっと何でタンカ倒してるんですか」

レイ「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

シンジ「大丈夫?」

シンジ(うわ。ほんとにカワイイや・・・い、いや、乗せられちゃダメだ!)

レイ「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・あぁっ」

シンジ「うぅ。ゴキュリ」

94Libido:2010/08/28(土) 20:20:58
リツコ「あなたがやらないなら、別の男がレイを抱く事になるわ」

ミサト「シンジ君、逃げちゃダメよ。なんか分かんないけど多分」

レイ「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」

シンジ「――――――ぼ」

ミサト「ぼ?」

シンジ「僕がヤります ///」

95Libido:2010/08/28(土) 20:21:36
葛城邸

ミサト「さ、今日からここがシンジ君の家よ」

シンジ「おじゃまします」

ミサト「ただいま、でしょ?」

シンジ「た、ただいま。うわぁ! 結構広いですね」

ミサト「後からレイも住む事になってるから、それなりにはね。私も越してきたばっかりだけど」

シンジ「の、わりに散らかってますね。後で片付けましょう」

ミサト「・・・ごみん」

シンジ「それで、あの・・・大丈夫なんですか? 綾波は」

96Libido:2010/08/28(土) 20:23:48
ミサト「大丈夫よ。何もしなくても充分我慢できるらしいから。今はまだね」

シンジ「今は?」

ミサト「リツコの話じゃ、エヴァに乗り続けることで性欲の増大も加速するらしいわ。
    すまないけど、後々覚悟しておいてね」

シンジ「・・・・・・はい」

ミサト「ま、どっちにしろ怪我してるしね。って、さてはシンちゃん、実はちょっとガッカリしてる?」

シンジ「い、いえ! そんなつもりじゃ」

ミサト「い〜のい〜の。どうせなら楽しんでくれたほうが、私達も気が楽だわ」

シンジ「はぁ」

ミサト「ところで―――なんで私が一緒に住むことになったか、分かってる?」

97Libido:2010/08/28(土) 20:24:44
シンジ「え? 保護者、てことですよね。僕と綾波だけで住むわけにいかないし」

ミサト「もちろんそれもあるんだけど。なんでその役が若い女性かってことよ」

シンジ「若い・・・」

ミサト「なによその目は」

シンジ「あ、別に」

ミサト「いきなり初めて同士、しかも特殊事情つきじゃ大変でしょ?
     シンジ君には、事前に多少は経験積んでもらわないとね」

シンジ「そ・・・それって、つまり・・・」

ミサト「ふふ、察しの通りよシンちゃん。さっそく今夜から、ね」

98Libido:2010/08/28(土) 20:25:45
その夜

ミサト「おまたせ〜」

シンジ「は、はひ!」

ミサト「・・・緊張してる?」

シンジ「は、はひ!」

ミサト「なにも心配しなくていいわよ。最初なんだから、私がぜ〜んぶシテあげる。
    シンジ君はただ身を任せて、気持ちよくなることだけ考えて。ね」

シンジ「は、はひ!」

ミサト「そういえばシンジ君、ファーストキスはまだ?」

シンジ「!? ままままだです」

ミサト「そっか。ふふ、それじゃ、一足飛びに大人のキス・・・しちゃおうか」

シンジ「えっ・・・ん、ンンッ!?」

99Libido:2010/08/28(土) 20:27:34
...くちゅ...ちゅっ...

シンジ(し、舌が入って・・・な、なんだこれっ。ああぁ)

れろぉ...ちゅぅ...くちゅ...ちゅるるっ

ミサト「ちゅぱっ・・・・・・。ふぅ」

シンジ「はぁ、はぁっ、はぁぁ〜・・・」

ミサト「どうだった? ファーストキスは」

シンジ「はぁ、ぁ・・・」トローン

ミサト(うわっ! 可愛い)

ミサト「い・・・いきなりちょっと刺激強すぎたかしら。うん。よし、もう一度ねっ!」

シンジ「んんんっ!?」

100Libido:2010/08/28(土) 20:29:04
ミサト「―――ふう。ごちそうさま」

シンジ「ぁ、ぁ、ぁ」

ミサト「そろそろ服、脱がせてあげるわね・・・・・・あら、きれいな身体」

シンジ「///」

ミサト「そのまま寝てていいわよ」

シンジ「・・・っ!あ、はぅっ」

ミサト「知ってた? 男の子も愛撫で感じるの。ほら、乳首も・・・れろぉ」

シンジ「ふぁっ」

ミサト「こっちも。ここも―――」

シンジ「ひゃぅっ!」ビクビク

ミサト「もう、ホント可愛いわぁ。役得は私やレイも同じね」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板