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小悪魔の備忘録2

911小悪魔こぁ ◆d2aR2k0x2M:2018/07/29(日) 00:50:30

【ちょっと寄り道。レス890外の世界でのエピソードをひとつご披露(笑)】

魔法実験の材料調達で訪れたある地方の大きな街でのことです。
明日はこの街を去るので美味しいものでも食べようと妹と二人夜の繁華街を歩いていました。
むろん目立たないよう変装しているつもりでしたが、地毛が鮮やかな紅い髪。
二人して同じなのですから逆に目立ちますよね。おかげでウザい男たちに声をかけられてしまいました。
『君たち、良かったら一緒に飲まないかい?』
見るとなかなかのイケメン二人組でしたが、どうも雰囲気が胡散臭い。スルーしようとしましたが、かなりしつこく付きまとってきました。
余りのしつこさに堪忍袋の緒がブチッと切れてしまったので、少々痛い目に遭わせることにしました。
誘いに根負けした振りをしてイケメン二人を路地裏に引き入れ、そこで正体を明かしたのです。
最初は『へぇ〜君たちってマジシャンなのぉ〜?』なんて呑気なことを言っていましたが、
次第に人間ではない異形の生き物と分かってきたようでガタガタと震えだしました。
そして背中の羽でひとりの頬を切りつけると恐怖の限界に達したらしく、悲鳴を上げて一目散に逃げていきました。
再び羽を隠してふと足元を見ると財布が落ちています。多分、あの二人組どちらかの財布・・・
私と妹はしばし顔を見合わせてからニヤリと黒い笑顔。
『折角だから迷惑料をいただきましょうか♪』
中から紙幣一枚だけを抜いて財布はそのまま現場に放置しておきました。
その後、美味しい夕食をいただきました(笑)。




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