レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
ジョジョの奇妙な東方Project.PAD5
-
前スレが980を超えた時、私のスタンド能力は『完了』する……
これが私の『前スレが1000を迎える直前に次スレを立てる程度の能力』だ……
ついに5スレ目まで到達しましたね。
ところで、2ちゃんにある本スレが過去ログに落ちてるけど大丈夫なんでしょうか!?
-
ムーディーブルースを追いかけているうちに、どこかの森についた。
「(ここは…)」
ディアボロもこんなところがあるとは知らなかった。
紫の記憶から得た場所の情報は、幻想郷ではそれなりに知名度のある場所ばかりだ。
だがこの森はそれなりに知名度のある場所ではないようで、紫の記憶には名前がなかった。
「………」
周囲を見回しても、誰もいない。
エアロスミスのレーダーには…10を超える反応がある。
「…!」
一旦ムーディーブルースのリプレイを止め、警戒態勢に入る。
この反応は人間か、妖怪か、あるいはただの動物か…。
それは反応の正体が視界に入っていない今は分からない。
「(誘い出すか、背後を取るか…或は、気にせず堂々と動くべきか…)」
マミゾウがこの森に入ったのなら、この森には妖怪がいる可能性が高い。
マミゾウは狸の妖怪だ。そんな彼女がこの森に向かうとすれば、そこにいるのは…。
「(マミゾウは何の用でここに行ったんだ?同族探しか?)」
マミゾウの記憶には、同族の存在が記されていた。
幻想郷は外の世界よりも妖怪の数は圧倒的に多い。
かつて外界に同族がいたのなら、ここにも同族がいる可能性は高いのだろう。
「(反応はまだ向こう側か…)」
ムーディーブルースを戻し、DISCを取り出す。
まだマミゾウを見つけていないのに、何をするつもりだろうか。
「(もしも反応の中にマミゾウがいたのなら、恐らく近くの反応は狸だな)」
不用意に近づけば、何が起こるか想像はつかない。
ならばすぐさま、何らかしらの対処ができるに越したことはない。
突然、黄色い肉がディアボロの身体から現れると、まるで飲み込むかのように彼の体を覆い始めた。
だがディアボロはそれに全く抵抗することもなければ動じることもなく飲み込まれていく。
そして黄色い肉はディアボロを覆い尽くし、形が変わり始めた。
その姿は…
「(流石に大きさを誤魔化すとなると体格の大きい奴を選ぶしかないか…)」
スタープラチナの『本来の』本体である空条承太郎そのものだった。
黄色い肉の正体はスタンドの一つ、『黄の節制(イエロー・テンバランス)』。
実体を持つ肉を操り、その姿を変えることができる。
だが体格を誤魔化すことはできず、衝撃を受けると肉の形が崩れる可能性がある。
しかし、熱すれば弾け、冷やせばスパイク状に凍る性質を持ち、さらに肉に『食らわせる』こともできるこの能力を破るのは容易いことではない。
本体の慢心がなければ、承太郎は敗北していただろう。
承太郎…ではなくディアボロは、森の中を歩いて進んでいく。
目指すはエアロスミスのレーダーが反応している位置。
肉で作った偽りの鎖を揺らし、エアロスミスに自らの周囲を旋回させ続け、そのまま歩き続けるうちに開けた場所を見つけた。
一旦歩くのを止めてよく見ると、木々が覆わぬその場所にマミゾウが狸と一緒にいた。
「(あの狸たちにマミゾウと同じ『化ける能力』があるのかどうかは知らないが…行くとするか)」
マミゾウと再び接触すべく、肉にその身を覆い隠したディアボロは、森の開けた場所へと進み始める。
人が化け狸を化かそうとするなどというのは滑稽な話だが、はたしてこの変装をマミゾウたちは見破ることができるのか。
そしてマミゾウは、ディアボロに力を貸してくれるのだろうか…。
-
投稿終了。今年も今日で終わりです。
TokyoMXではジョジョが一斉放送されるそうですが、私の方では見れそうにありません…。
それでは皆様、来年もよろしくお願いします。
-
セレナードさん、投稿お疲れ様です。
姿の見えない青娥に対し、警戒を怠らないディアボロ。地下納骨堂でブチャラティに自分の能力を教えるという慢心を犯した時よりも警戒してますねw
『青娥』が『青蛾』になってますよ。
次回も楽しみにしてます。
-
新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
スターダストクルセイダースアニメ化ということで、遂に動くスタンドが見れるのですね…感動ッ!
-
あけましておめでとうございますー。
今年も皆様、頑張っていきましょう!
>ちょこら〜たさん
相手の能力を全く知らない以上、警戒するのは当然ですね。
とはいえ、これほどまでに警戒するのはちょこら〜たさんの言うように過去に慢心して逃がしてしまったというのも一因でしょうね。
>星になった神父さん
確か放送は4月からでしたっけ?
楽しみですね!承太郎とDIOの声優は変わらないんでしたっけか。
明日は17時30分からジョジョシリーズがニコ生で一斉放送します。
タイムシフト予約はお早目に!
-
「貴方は運命の赤い糸って信じているかしら?」
パチュリー・ノーレッジはお気に入りの古書に目を落としたまま尋ねる。
「私は運命とか神という言葉が嫌いでね、そんなものは所詮弱者の慰めに過ぎないと思っている。道とは自らの手で切り拓く物だ、自分で選択し、自分で歩み、自分で成し遂げる。其処に他者からの介入がある筈が無い…と思っていた」
吉良は苦々しく舌打ちをすると背広を脱ぎ、タイを緩めた。
「スタンド使いは惹かれ合う。貴方は小さな田舎街でこの事実を何度も体験している」
彼女の指摘はドンピシャだった。吉良は神なんか信じていないし、運命という言葉が嫌いでしょうがなかった。
変えられない運命に縛られて生きるなんてあんまりじゃないか。
だが、スタンドの存在が彼の価値観を変えた。吉良吉影はまるで惹かれ合うようにスタンド使いと出逢うようになっていった。
幾らスタンドを隠しても彼等は自然とやって来た。ある者は友人として、ある者は狂人として、そうやって彼等に遭遇する内、吉良はスタンド使いに共通する点を見出した。
彼等は必ずといって良い程何かしらの欠陥を抱えていたのだ。身体が弱い、心に傷を持っている、完璧であるが故に狂っている、社会への反骨が暴走している、社会の爪弾き者、異常性癖者。
勿論まともな人間もいた、だが狂った人間の方が遥かに多かった。
「もう一度聞くわ…『貴方は引力を信じるかしら?』私に出逢うという運命の『引力』を!」
彼の答えは決まっていた。
「ああ、信じよう。私の魂が君との引力に惹かれて来た事が運命だと」
吉良は背広を脱ぎながらパチュリーのスタンドを見定める。
【キラー・クイーン】
「それが貴方のスタンド…美しい姿をしているわ、逞しく均衡の取れた肉体に猫とも髑髏ともつかない顔立ち。スタンドは精神の具現、貴方の精神は美しくおぞましいのね」
パチュリーは初めて見る自分以外のスタンドに驚嘆の声を漏らす。しかし怖気付くような態度は一切無い。
「君のスタンド程狂気的じゃあ無いさ」
タイを緩め吐き捨てるように呟くとパチュリーへとキラー・クイーンで触れようとする。
が、突然パチュリーの姿が消える。勿論本当に消えた訳は無く、クリームの体内へパチュリーの身体を丸ごと放り込み消えたように見せたのだ。
「私の『クリーム』は絶対無敵…レミィだろうと貴方だろうと私に触れることさえ出来はしないッ!これがあれば幻想郷を支配することだって出来る!この力は正に神が病弱な私に与えた総てを超越するパワー!」
吉良はスタンドがパチュリーを呑み込むという奇怪な現象を理解したが、スタンド能力を持たないレミリアにはパチュリーの声だけが部屋に木霊するのを聴いているしかなかった。
「パチェ、貴女一体どうしたのよ。幻想郷を支配するだなんて、そんな大仰な事を言う人じゃなかったでしょ!?隠れてないで出て来なさい!」
レミリアの困惑は怒りの叫びで返される。
「煩いッ!レミィは何時もそうだった!強者であることを顕示して、常に上から他者を見下して生きている。そんなレミィが私は憎かったッ!貴女は私が欲しかったものを総て持っていた、レミィに私の何が解るの!?私の身体は魔法で補強してやっとの欠陥品、人並みの生活すら送れない。生まれながら強者である貴女には私の憎悪は永遠に理解出来ない!」
パチュリーの声は次第にヒステリックで狂気的になっていった。
「違う…私はただ、貴女と友達に…なりたくて…」
本心からそう思っていた。パチュリーだけは掛け替えの無い親友だと。だから自分が守ろうとした、パチェに弱い姿は見せられなかった。その親友の呪詛はレミリアの心を壊しかけている、絶望という真っ黒な感情がレミリアを支配していた。
「聴いていられんな、要は君はレミリアに嫉妬しているのだろう。そして自分の都合の良い玩具を手に入れた途端暴れだす、駄々をこねる子供と一緒さ」
吉良がこの世で最も嫌いなものの一つは我が儘な人間である。
この手の人間は自分の欲望に忠実で他者を顧みない。
場の空気を乱し、平和を妨げ、好き勝手に暴れ回る。相対的な絶対悪があるならば、それは我が儘な人間であると吉良は断言するだろう。
パチュリーは正に吉良吉影が最も嫌いな人間であった。
「貴方に何がわかんのよォォォォォォォーーーーーッ!!!!」
吉良の言葉にキレたパチュリーは手当たり次第滅茶苦茶に暴れ回った。
館の壁、床、家具…無尽蔵に呑み込むクリームには流石のキラー・クイーンも手の出し様が無い。
「貴方のスタンドは触れることで爆弾を創る能力、でも触れることさえ出来ない私のスタンドの前では手も足も出ない!!」
-
皆様あけましておめでとうございます。
新年どうぞよろしく。お願いします。
書き始めてもう1年…早いもんですね。
>セレナードさん
投稿お疲れ様です。
マミゾウさん変身しても尻尾見せちゃうからなぁ。他を化かす時はどうなんでしょう。
あ、あとテン「パ」ランスです。temperance。
青娥にゃんも本気には見えないんですよね。どうなんでしょう。
>神父さん
どうしたパチュリー!あとがきには書いてありましたけど。
ちょいとSS的に。もう少し「どこで行動をとっているか」「何故この行動をとるか」の説明を入れるとわかりやすく読みやすくなるかもしれません。
例えば、少し前のレミリアと吉良の戦いのシーン、どこで戦ってるのかがわからない。
埃がたまりそうな場所で、食用ナイフやフォークがある、さらに小麦粉が置いてある場所。
かつ粉塵爆発が起こせそうなほど狭い場所で、紅魔館に入ってすぐレミリアと出会いそうな場所。…どこ?
今回の客間で話し合いをしているときに、上着とタイを脱ぎ始める吉良。
パチュリーがレミリアに嫉妬し、憎んでいる理由。…なぜ?
もちろん説明しすぎ(特に後者)は読む楽しみを奪ってしまうものではありますが、無ければ無いで理解が進まず斜め読みも難しくなります。
少し手間はかかりますけど、余裕ができたらそれも入れていくと面白い作品が作れると思います。よ!
知った風な口失礼。
-
みなさん、明けましておめでとう御座います。
神父さん、投稿お疲れ様です。
荒れてますね〜パッチェさん(汗)
これはもしや、あの最弱スタンドが絡んでいたりして…
【クリーム】の暗黒空間内に【キラークイーン】の爆弾を放り込んだらどうなるんでしょうね。私は『効く』派ですが…
-
→まるくさん
すみません、確かに解りにくいですね…
吉良vsレミリアの場所について→埃が多く物資が揃っている場所、倉庫辺りですね。レミリアは探し物でもしていたということで勘弁して下さいw
吉良が脱いだのは単純に動き辛く服が汚れるからです、彼は几帳面ですから切羽詰まって無い限り細かい事気にしそうです。
→ちょこら〜たさん
あっ…(察し)
-
あ、謝られるほどの事でも
就活の合間の作品ですので気張らなくてもいいですけど、覚えておくといいかもしれません。
自分も心がけてやってますし!
個人的にはクリームの暗黒空間でヴァニラが大丈夫なのはマンインザミラーの許可に近い感じなんじゃないかなーと。
自分以外許可する必要ないからガオンガオン
-
「荒木荘メンバーが幻想入り」
注意・ディエゴ、ボスの出番はほとんどないと思います!
・作者は、ジョジョヲタ東方にわかなのでよく東方の知識間違ってるかもしれません!
・そんな人でも読んでくれたら幸いデース
-
吉良吉影は悩まされていた・・・
吉良「今月もまた赤字か・・・」
吉良は家のやりくりをしているが最近は本当にピークならしい。
吉良「カーズがおこずかい寄越せとか言うしDIOがまた新しいロードローラ買ってくるし・・・
ディアボロのパソコンのせいで電気代は高くなるし・・・ディエゴと私の稼ぎではやりくりは
難しくなってきてるかもしれない・・・」
吉良の部屋とは反対の部屋で何やら愉快な声が何度も聞こえてくる。
ハッ!フン!クラエー!ザ・ワールド!トキヨトマレー!>
吉良「・・・」
カタハツケルッ!ロードローラーダァーッ!>
吉良「・・・」ガリガリガリガリ・・・
ムダムダムダムダムダムダムダ!ブッツブレヨォー!>
吉良「・・・」プッツーン
吉良「お前らァァァ!呑気にASBやってんじゃねェェェェ!」
DIO「わっ」
カーズ「ぬっ」
プッチ「なんだ、どうした吉良」
吉良「どうもこうもあるかァァァァァァ!お前らちゃんと働けェェェ!」
-
プッチ「そこまで怒る事じゃないだろう・・・」
吉良「ニートの癖に口答えするなこのクソッタレが!」
DIО「まあ待てよ・・・あと少しでコスチュームコンプするから・・・」
吉良「早く終わらせろこのスカタンがッ!」
ディエゴ「まあそう怒ってやんなよ・・・」ガチャ(←ドア開く音)
大統領「そうだぞ吉良、怒ることは薙いだろうそんなことで」
吉良「・・・まあ少し怒り過ぎたな」
ディエゴ「後どーでもいいんだけどさ、なんかここら辺最近地震がきてるらしいぜ」
吉良「そうなのか?まあ避難用の缶詰は買ってあるからな」
カーズ「ン?、缶詰は腹が減っていたから全部食べてしまったぞ?」
吉良「・・・」
DIO「・・・」
ディエゴ「・・・」
大統領「・・・」
吉良「・・・このクソカスがァー!」
吉良「なぜ避難用の缶詰を食べているんだ!あれは食べてはダメと書いてあった
だろう!」
カーズ「腹が減っていたからな」
吉良「このカスが・・・ッ」
今日のボス「カーズに缶詰と一緒に食われて死亡」
ドドドドドドドドドドドドドドドドド・・・
吉良「?」
ドドドドドドドドドドドドドドドドド・・・
一同「!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
吉良「なんだなんだ!」
ピシッ・・・ミシッ・・・
一同「!!!」
ピシッ・・・ミシッ・・・
吉良「マズい!この音は家の支柱が折れ始めている音だッ!
ディエゴ「マズイな・・・地震きたっぽい・・・」
ミシミシミシミシミシッ!
吉良「早くみんな!ここから出るぞ!」
ドンガラがシャンバッコオォーz_____ン
一同「ウワァァァァァー!!!」
-
初めてだったんでなんか変なとこもあるかもしれませんが
生暖かい目でm手いてくれると嬉しいデスー!
-
一話
幻想への入門
・・・・・・・・・・此処は・・・・どこだ・・・・私は・・・・・・・・・
・・・地震で家に潰されて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
吉良「・・・ううぅ・・・」
吉良は頭を打っており、上手く着あがることはできなかった。
吉良「此処はどこだ・・・見たことも無い・・・」
吉良は呆気にとられていた、それもそうだ、いつの間にか見たことも無い森の中に居たのだから
吉良「ううっ・・・」
吉良は少し重たい体を起き上がらせると吉良のスタンド、「キラークイーン」が出るかを確認した
吉良「スタンドはちゃんと出るか・・・」
吉良はキラークイーンの肩につかまり、ヨロヨロ歩いてて行った。
吉良「此処はどこなんだ・・・他の皆は何処へ行ったんだろうか・・・・」
-
その時、後ろから、金髪で黒い風を来た幼女が出てきた。
吉良はその幼女を迷子だと思った、だが、幼女はそんな甘っちょろいものではなかった
幼女「ねえ・・・・貴方は・・・」
吉良「・・・・?」
幼女「「食べられる」人類?」
吉良は悟った、私はこの幼女に食べられてしまうのだと。
日本には人間を食べる妖怪がいるという噂があったが、まさかこんな
所で会うとは、思っていなかった、
吉良「(このままでは私が食べられてしまうッ!)」
吉良は今はまず「逃げる」という事しか考えてられなくなった、
吉良「早く逃げなくてはッ!そうしなければこのガキに食われてしまうッ!」
吉良は懸命に逃げようとしたが、体の負傷のせいで、上手く逃げれなかった、
吉良は死ぬ覚悟をしてしまった、私はこんなガキに食い殺されてしまうのだと、
幼女「あ〜ら♪逃げないの〜?私に食べられたいの〜?」
吉良はもうどうでもいいと思っていた、私はこの餓鬼に食われてしまっていいと思った、
、
-
サイバーさん、初投稿お疲れ様です。
荒木荘は倒壊、メンバーも散り散り、吉影にはルーミアの魔の手、イキナリ散々な幻想入りですが、果たしてどうなるのか。
荒木荘の吉影は幽霊状態だから、妖怪についても見聞きしたことがあるんですかね。
【キラークイーン】が使用可能にも関わらず逃走を選ぶ程の負傷、というか幽霊は建物の倒壊でダメージ受けるものなのか…
次回も楽しみにしております。
-
荒木荘の大家さんは・・・
-
いたとしても彼らを追い出せないでしょうね…w
地震に耐えきれないほど荒木荘が脆かったのか、それとも住人のせいで脆くなったのかはわかりませんが、地震で倒壊して散り散りになってしまうとは…。
これからラスボスたちはどこかに行きつくでしょうが、そこで再び野心を燃やすか、それとも…?
…まあ、まずは吉良がルーミア相手にどう立ち回るのか、次回をお待ちしています。
-
再開再開ィ!
-
覚悟をした吉良は、色々な思い出が溢れ出てきた、
行きたくもないサマーキャンプ、中学生時代、東方仗助たちとの激戦・・・
吉良はその思い出の中で、仗助たちとの思い出に浸っていた、
吉良「あいつらのせいで・・・私は・・・」
その瞬間、吉良の脳裏にある思いがこみ上がった、
吉良「私はこんなとこで横たわってていいのか?早くみんなを見つけなければ行けないのでは?」
その瞬間、吉良はむくりと起き上がり、その幼女の方を向いた、
幼女「あれ〜♪どうしたの〜」
吉良の目にはこの幼女と遊ぶなどという事など考えていなかった、
こいつをマジで「殺す」という殺意しか溢れていなかった
あの時の殺人鬼、「吉良吉影」にあの時の吉良に戻っていた、いつものように家の
やりくりなどを考えている吉良絵は無かったのだ。
-
吉良は決意した「こいつを倒す」という事しか今は無かった、
吉良「キラァァァァァァァァァァクイィィィィィィィィィン!」
幼女「!?」
その瞬間、吉良の体からは、ピンク色の顔は猫と言っても良い感じの大男が
出てきた、これこそが吉良の精神のビジョン、「キラークイーン」なのだ。
幼女「なにそれ〜それも食べられるの〜?」
吉良「・・・君を・・・」
幼女「?」
__...,. - ...,.r__ i' _
/ i'´ / ,.ィ `フ' `ー ´ `i
i i' フ ,r' / ,i'./ ./ / i i `i 、
,. - 、_ノ )ヽ l l/ l, l ,i' l } `i
/ ,r ,. -─ i、ヽ、l l.i i`、 ,i' ,r' } ヽ
V ,〉´,r'´ `ヽ `、i i. ヽ i } ! l _ ノ / ノ / ,!l
、. ,{ l ,. 、 ヽ ヽ‐-、 i'./r,.‐',ニ´... イ,.. - 、 ' ./ i l.i
_ヽニノ ノ ,i. ーミ i i i.l { /,. ‐'ニア_´,.、 i. i ' /,i i
‐- イ r ´ ,r "'´ニン彡-‐ }ノ i ///
,ゝl.ノ ,...、 ,.' ` r' r' r _. ',i'
l l. ''ヽヽ i l (_ r´r_
| l r .._ヽヽ. ) ` t:_,.r=-、〉
l l. ヽ.l ゚ンミ`! __ ... _‐._´ヽ 二..,.r ^)''
ゝl ` ̄´ '"',ニ._´ `` /イ /
l / ヽゝ゚ンヽ /rノ /
l / ` ´ / ,i'
. l i r ′ /
! .__ `- " ,rr ´
i `ー 、 ,i' /.l`i
. }、 ` - .._ ` // l.l l
i i _. - ´ l i. l
. ,i ヽ、 _. - ´ / i、
/ __ ` ´ ,i' ヽ
/ .l /,ィ_,ー^i / `!
l' /o ,、,! i / ,. - ''ヽ
l. 〉々ン _ i / / ヽ、
} ` ' ,.- ´ i / / \
吉良「君を始末させてもらおう・・・」
-
幼女「何言ってんの〜あなたみたいな人間が私に勝てるわけないのに〜」
吉良「さてどうかな・・・」
幼女「まあいいや、「ブラックアウト!」」
その瞬間、周りは闇に包まれ、その幼女は見えなくなってしまった、普通の人ならば、
ここで恐怖のせいで悲鳴を上げるだろう!だが!吉良は違った!逆に!逆に目をつぶり
棒立ちしていたのであった!
吉良「落ち着け・・・落ち着くのだ・・・此処で悲鳴を上げてしまってはあいつの思うツボだ・・・」
そうして吉良は落ち着いて状況を把握しているのであった!
幼女「どこだ〜、もういいやー喰らえ!」
その瞬間!光のレーザーが四方八方に打ち出された!吉良はキラークイーンでガードしていた!
吉良「クッ・・・中々痛いじゃあないか・・・」
吉良はそこでレーザーが出てきた方に何かを投げた!
幼女「痛っ!あ!そこね!」
レーザーが吉良の方めがけてかなりの数で打たれてきた!
ドドドドドドドドドドドドドドオオオオオン・・・
-
幼女「やったかな?」
バグォオオオオン!
その瞬間、幼女は激しい轟音と痛みを覚えた!
幼女「え?・・・・」
痛みが気になって、幼女は下を見る、誰だって痛かったらその方を見るよな?
誰だってそーする、おれだってそーする。そうしたら、幼女の脚は、グズグズの
グチャグチャになっていた。幼女は混乱していた!ちゃんと攻撃したのに自分が攻撃され
手いるという事に!
幼女「え!?何で!?あたしが攻撃したはずなのに!」
そして、闇が晴れて、吉良が前方から吉良の姿が見える。
-
吉良「やれやれ・・・私ここまで怪我をさせられたのは久しぶりだな・・・
さて・・・君にはいろいろと教えて貰わないといけないことがある・・・」
吉良「人がたくさんいる場所はどこにある?」
幼女「貴方は・・・何者なの・・・?」
吉良「質問を質問で返すなァーッ!学校でそう習ったのか!?ああ!?」
幼女「ひっ・・・」
吉良「まあいい、それで人が多くいる場所はどこにあるんだ?それを教えて来れば
命だけは助けてあげよう」
幼女「くっ・・・あっちの方に・・・人里があるよ・・・」
幼女は死にそうと言っていい声で言った、だがこれは演技であり、
彼女はあの程度の傷ではまだ死なないのである。
吉良は礼を言って、幼女の言った方へ歩いて行った。
幼女「(今はこのままにしておくけど今回は足が痛いから見逃しといてあげておいてあげる・・・
でもなんだったの・・・あの攻撃の仕方は一体・・・)」
ルーミアは、考えていた、何故あんな攻撃をしたのかと。
-
吉良「ああ、あと私のキラークイーンを見られてしまったからには、君は
生かしておけないよ・・・」
ルーミアは背筋が凍った、今度は私が殺されてしまうのだと、
ルーミア「嫌・・・やめて・・・殺さないで・・・」
吉良「助かりたいかい?フフッ、だめだめだめだめだめだめだめだめだめだめ!
君は死ななくちゃあならないんだ・・・目撃者は生かしておけないよ・・・」
吉良はあのポーズをとり、キラークイーンを出した、
吉良それじゃあ木っ端みじんに消し飛ばしてやるッ!これで安心して熟睡できるッ!」
吉良「第一の爆弾ッ!」
バッコオオオオオオオオォォォン・・・・
そして吉良はネクタイを戻しルーミアから教えられた道を進んでいった・・・
-
ルーミアはほとんど黒焦げになり、普通の人ならば死んでいると思うようなほど黒くなっていた
しかし!ルーミアは生きていた!殆ど死んでいてもおかしうない状態であった!
ルーミア「うう・・・本当になんだったのよあいつぅ・・・」
そういいながらヨロヨロと森の奥へと行っていった・・・
-
今日はこの辺で終わりにしますー
なんかほかの人のと比べると文章がおかしくなっているかと
思いますが、これで1話目は終わりですねー
もしアドバイスとか有ったら教えてくださいー
後間違ってるところとかもお願いしますー
-
第2話「〇〇との再会」
吉良はルーミアに教えられた道をたどっていたがいっこうに人が
そうなとこにはたどり着いていなかった。
吉良「あの小娘・・・嘘を言ったのか?」
吉良はなぜあの時勝っていたのかはわかる人もいるであろうが、吉良は
吉良はレーザーが来てその方向に「キラークイーン」で爆弾に変えていた
石ころをルーミアの方に投げていたのである!そのおかげで吉良はルーミア
に当たって落ちた石を爆発させていたのである!しかし戦いに勝った吉良
は元々負傷していたせいで上手く歩けず何度も転んでいたのであった!
吉良「うぐっ!・・・この傷で歩くのは辛いな・・・」
その時、吉良の後ろから声がした、
???「おい、お前大丈夫か?」
吉良はかなり警戒した!さきほどのガキなのではないのではないのかと!
だがしかしその声はさっきの声の幼女ではなかった!しかし吉良はさっき
-
のガキと同じように私を食おうとしている奴なのではないかと!
吉良「!?」
???「おいおい・・・かなり怪我しているじゃないか・・・」
吉良はさき程の幼女とは違い、10代前後の赤と白の服を着ている銀髪の少女
だった!しかし吉良は警戒を解かず、以前警戒した状態で、話しかけた。
吉良「君は・・・何者なんだ・・・」
妹紅「私の名前は「藤原妹紅」、今からあるところに行こうとしてるんだけど
この森で迷ってる人なんかを人里に案内したりとかもしてるんだ、あんたは怪我
してるようだけど、もしかして黒い服を着たやつにやられた?」
吉良「ああ、そうなんだ・・・さっきそいつに変なレーザーを打たれたんだ・・・
(何だこいつ・・・こんな目立つ服を着ていて・・・恥ずかしくないのか?・・・)」
妹紅「大丈夫だ私はそんなことはしない、もしかしたら人が多くいる所に行きたい感じ?」
吉良は少し警戒を解くと、妹紅という女に話しかける。
吉良「そうだ・・・今人が良くいるところに行きたいんだが、どの方向に行けばいいんだ?」
妹紅「それなら、あっちの方向だよ。」
-
吉良「ありがとう、助かったよ・・・」
吉良は礼を言い、その道を行こうとする、しかし傷のせいでまた転んでしまった!
吉良はヨロヨロと立ち上がるとその道を行こうとする。
妹紅「おいおい・・・大丈夫かよ・・・」
吉良「大丈夫だ・・・問題無い・・・」
吉良は問題無いと言っているが、脚からは血が、綺麗だったはずのスーツは泥だらけで
もしかしたら、アバラもおれているかもしれない。
妹紅「おいおい・・・本当に大丈夫か・・・?」
吉良「いや・・・大丈夫だ・・・」
妹紅「大丈夫じゃあないだろう・・・ほら、人里まで連れてってやるよ・・・」
吉良は妹紅に抱えて貰い、人里まで運んでもらった、普通も人ならこんなこと見たら
絶対に「うわ・・・何この人・・・」みたいに思うだろう、それもそのはず、
10代の子供に、30代の大人が抱えて貰っているのだから。
吉良「(こんなことを引かの人に見られてしまったら・・・私は生きていけない・・・ッ)」
そしていつの間にか人里に付いていた。
-
妹紅はある家の前にくると戸開けて叫んだ。
妹紅「慧音ー!慧音ー!」
そう叫ぶとある女性が廊下からやってきた、
慧音「おお、お帰り妹紅」
妹紅「言ってた外来人を連れてきたぞ」
慧音「おお、ありがとう」
そういうと慧音は吉良を家の中に入れて客間に入れた、すると聞き慣れた
ある男の声が聞こえてきた。
???「おーい、慧音ーこの服はどこに置いとけばいい?」
吉良「お・・・お前は・・・」
吉良「プッチッ!」
プッチ「やあ吉良ってどうしたんだ!傷だらけじゃないか!」
吉良「そうなんだ・・・ここに来る前に戦闘があったんでね・・・」
慧音「そんな事より傷の手当だな・・・」
-
吉良「すまないね・・・他人に怪我の手当をしてもらうなんて・・・」
プッチ「何なら私がしてやろうか?」
吉良「いや、遠慮する」
プッチ「(´;ω;` )」
傷手当後までキングクリムゾンッ!
プッチ「にしても今までどこに行ってたんだ・・・?」
吉良「私はここに来てからまあ3時間ほどしかたってないぞ・・・?」
プッチ「私はもうここに来てからは2日たったぞ」
吉良「なんだと・・・」
プッチ(吉良はここ数日間寝ていたんじゃあないか?」
吉良「他の皆はどこにいるんだ?」
プッチ「私もまだ見ていないんだ・・・」
そのあと吉良とプッチは慧音に頼み地図を貰い、この後、幻想郷のいたるとこを回ることにした。
-
新しい方!いらっしゃいませー。
今これを見て初めて荒木荘という単語を知りました。
参考はVIPのSSスレですかね?
カギかっこの前に名前を入れるスタイルで行くなら、各会話文ごとに行間を取るとよいと思います。
会話文を示すカギかっこは基本的には位置は同じように取ることが推奨されていて、会話の始まりの位置がガタガタしていると読みづらいからです。
地の分と地の分の間までに入れなくてもよいとは思いますが。
他の人と比べると文章がー、とありますけど割と個性で捉え、気にしなくてもよいと思います!
書式的な書き方で言ったら自分の行間がばがばですからね。
内容的なものなら雑談でちょこら〜たさんが書き込んだ通りです。あとは回数です。お次もお待ちしてますよー。
-
サイバーさん、投稿お疲れ様です。
まずメモ帳かWordに原稿を書き、それを一度見直した後コピーして投稿するようにすれば、誤字脱字文法ミスが減るかと思います。
次回も期待しております。
-
ちょこら〜たさん!まるくさん!色々教えて下さりありがとうございます!
でも、間をあけるとスペースがあり過ぎてなんだか少し違う感じがするというか・・・
アドバイス貰ったのに・・・すいませェん・・・あと少し聞くんですが
此処で登校されたのってSSまとめで公開されんですか?
-
あ、あと結構僕はプロットは結構できてるんで投稿スピードは早いと思います
-
吉良「幻想郷?」
プッチ「そういう所らしい、人から忘れられた幻想が行きつく場所と言われている。」
吉良「そんな所に二なんで私たちが来たのだろう・・・人に忘れられるようなことしていたか・・・?」
プッチ「そんなことはしていないだろう・・・ただ・・・」
吉良「ただ?」
プッチ「スタンドの可能性などもあり得るかもな・・・」
吉良「スタンドか・・・」
吉良とプッチは二人とも「スタンド」という物を持っており、それはそのスタンドを持つもの精神のビジョンであり
スタンドはその持ち主の心の形なのである。吉良の能力はこっちで言うと「触れたものを何であろうと爆弾に
変える程度の能力」である、そしてプッチは「記憶を物にして保存する程度の能力」という所である。
そして、色々言い合っているうちに、慧音が茶を沸かし、入ってきた。
慧音「二人とも、茶を沸かしておいたぞ。」
プッチ「ああ、ありがとう。」
吉良「感謝するよ・・・」
-
慧音「そういえばまだ自己紹介していなかったな・・・私は「上白沢慧音」という。
慧音はお茶を二人の前に置きながら自己紹介をしていた。
吉良「私の名は「吉良吉影」、何処にでもいる普通のサラリーマンだ。」
慧音「(さらりーまん?、ああ、外で働いている人の事なのか・・・?)」
慧音「あ、そうだ他の外来人を探すなら紅魔館に言ったらいいんじゃないか?あそこならそこそこ広いし・・・」
吉良「そうだな・・・広いほど人が多い可能性は大きい・・・」
プッチ「じゃあ紅魔館都やら「には私が行こう。」
吉良「まて、私はどうしていかないんだ?」
プッチ「吉良は傷がひどいだろう・・・紅魔館までなら私のスタンドでもいけるだろう」
吉良「そうか・・・無事を祈っておこう・・・」
そのあと二人は、「紅魔館」をはじめとし、次に、「アリス邸」その次から「永遠亭」、「守矢神社」三途の
川を渡り「白玉桜」という感じで進めていっていた・・・
-
一方その頃・・・
???「はぁー今日も賽銭箱の中身は空か〜」
???「そんなに悲しむことじゃないでしょう・・・何なら私の家の物を持って帰ってもいいのよ?」
???「いや、遠慮しとくわ・・・」
???「で、今日は何で来たの?」
???「いやねぇ・・・?何かが最近結界を破って入ってきたのよ・・・」
???「?、いつもの事じゃないの?」
???「いやね?なにか結界をすり抜けて入ってきたといってもいいかしらねぇ・・・」
???「すり抜け?」
???「うーん、まあ結界に別条はなかったから良いんだけどね・・・」
???「ふーん」
そういうと片方は空間に出来た隙間の中に入っていった。
-
???「あ、ポケモン全クリしたから新しい奴持ってきてねー♪」
???「はいはい・・・今度はゼルダの伝説でも持ってきましょうかね・・・」
そういうと、隙間は閉じもう片方の少女はのんびりと、茶を飲むのであった・・・
???「外来人ねぇ・・・まあどうでもいっか、結界に害がないならね。」
そういうと、ズズズと、音をたて、少女はお茶を飲むのであった・・・
-
投稿お疲れ様です。
誤字脱字が激減してグッと読みやすくなりました!
まとめwikiについてですが、あれは誰かが転載しない限り載ることはありません。私の場合は自分で転載する際、ついでに誤字脱字の修正を行っています。
wiki左上の『編集』メニューから行えるので、試してみて下さい。
-
ちょこら〜たさん!おしえてもらって申し訳ないんですが、
編集メニューからは、どうしたらいいんですか?
無能でスイマせェん・・・
-
確かに、いきなりページ作成というのは難しいですね。私も最初は別の方にやっていただいていました。無茶言ってすみません(汗)
一度ページ作成した後なら、誤字脱字の編集を行うことは簡単なので、よろしければ私が作成致しますが、いかがでしょうか?
-
出来ればお願いします・・・また今度で良いんですが
もっと詳しく教えてくれたらとても嬉しいです・・・
-
あ、出来ればタイトル名は「東方荒木荘」でお願いしたいですねぇ・・・
-
第3話
「DISCマン、ホワイトスネイク」
プッチは道を歩いていた、慧音から教わった道を行きながら・・・
プッチ「やはり慧音の言っていたことは正しかったようだな・・・もう湖が見えてきたぞ・・・」
プッチは紅魔館少し前にある湖についてた。
プッチ「ここを渡れば紅魔館まであとすぐか・・・」
???「おい!そこのおまえー!」
プッチは振り返った、そこには水色の少女が空に浮いていたのである!プッチは最初には私の幻覚か・・・
??と思って気にとめずに、そのまま進んでいった・・・
???「おい!お前だと言っているだろ!無視すんなー!」
-
プッチはやはり幻覚なのではないと思い、後ろを振り向いた、そして後ろには、さっきと同じ、水色の服を着
ている少女の姿があった。
プッチ「すまないが私に言っているのかね?」
???「そうあんたよ!アンタ以外に誰かいるっての!?」
プッチ「確かに誰もいないな・・・・」
???「何勝手に納得してんのよォォォォォォ!!!」
水色の少女はかなり怒っていたようだ、無視されたのがかなり勘に触ったのだろうか。
プッチ「まあそう怒るんじゃない・・・素数でも数えて落ち着け・・・」
???「素数ってなに!?あんたあたしのことバカにしてんの!???」
プッチ「素数とは1と自分の数でしか割れない・・・孤独な数字だ・・・」
???「1と自分でも割れない・・・?算数なんて分かんないからいいや!」
???「あ!あんた!もしかしてこの湖渡りたい感じ?」
プッチ「そうなんだがこの湖を渡りたいんだが岸からまわってもいいんだがね・・・」
-
???「だったらあたしに勝てたらここを通っていいぞ!」
プッチは意味が分からなかった、私に勝てたらここを通っていい?ここを自分のだとでも思っているのだろうか・・・
この子供は・・・全く持って親の顔が見てみたい・・・
プッチ「暇つぶしなら他でやれ・・・私は急いでいるんだ・・・君の遊びに付き合っている暇は無いんだ・・・」
???「はあ!?あたしが暇そうにしてるとでも思ったの!??私はいっつも忙しいわよ!」
???「ああ~っ!!イライラするッ!もうあんたの事どうなっても知らないわよ!!」
???「凍符「パーフェクトフリーズ」ッ!!」
そういうと、チルノの周りには、色鮮やかな光の弾が大量に出てきた!
プッチ「何だこれは!!クッ!「ホワイトスネイク」!!!」
そういうとプッチの体からは吉良のとは違った大男が姿を表した!色は少し紫色の体に縞模様で
-
文字が書かれていて顔は黒い被り物を付けており、顔は見えない。
プッチ「くっ!!ホワイトスネイクは戦闘スタンドではないッ!このままではやられてしまう!!!」
プッチは、ドンドン出てくる光の弾を撃ち落としながら、弾をよけていた、すると、一斉に、弾は止まった!
プッチ「何だ・・・?攻撃はやめたのか?」
そんなことを思っていると、少女の方から違う光の弾が飛んできた!しかしプッチはそのの弾を綺麗によけると
胸からあるCDのようなDISCを取り出した!
プッチ「クッ・・・これを使おう!「シルバーチャリオッツ」!」
そういうと、プッチはそのDISCを頭にねじ込み、ホワイトスネイクを引っ込めた、その代わりに、中世時代の
騎士の様な姿のものが出てきた。
-
こちらも投下開始します
-
【第二部】〜Saint Babel Run〜
第四話 『片鱗 中編』
トンガリ帽子が変化した黒い一角、頭部から背中にかけて輝く金の鱗、そして体表全体を覆う黒と腹部の白のコントラストなどに、魔理沙の特徴は受け継がれてはいる、が。
しかし、それを『面影が残ってる』などと無神経に表現しようものなら、世の婦女子から冷然たる視線を突き刺されることは想像に難くないほど、
その姿はかつての可憐な魔法少女の美貌からは掛け離れて醜く、おぞましいものであった。
「ギャアアアーーース!」
魔理沙が、否、先程まで魔理沙であったモンスターが、咆哮した。鋭い牙がズラリと並んだ大口を目一杯開いて。
「…………え……?ま………魔理…沙…!?」
茫然と、誰に問うでもなくチルノの口から呟きがこぼれる。
「【スタンド】だ…ッ!この『トカゲ共』は【スタンド能力】だッ!
俺の【皇帝(エンペラー)】を目視で避けやがったッ!
すまねえなチルノ……!おめーの言ってたことは間違ってなかった…まんまと嵌められちまったぜ…
【スタンド使い】だぜ、この魔理沙っツー魔女っ子はよォーッ!!」
額に汗を浮かべながら、ホル・ホースが叫び、彼が理解した事実をチルノに告げた。
「ッ!?」
同時に、彼は【マンハッタン・トランスファー】から伝わる『気流の乱れ』を察知。
瞬時に正面に向き直ると、『トカゲ共』が一瞬止めていた行軍を再開させ、我先にと迫ってきていた。
「チッ………!」
これ以上包囲を狭められてはひとたまりもない。ホル・ホースは自身の脳内で渦巻く、魔理沙の変貌に対する諸々の困惑を瞬時に塗り潰し、暗殺者の眼差しで銃口を『トカゲ共』に向ける。
だが、
ガンッ
ゴッ
「ギャアァッ!?」
「…あ?」
真っしぐらに向かって来た『トカゲ共』は、『パーフェクトフリーズ』の障壁を歯牙にも掛けないと言わんばかりに、何の捻りも無く直進し、
宙に浮く超低温の結晶に激突しては、体温の急激な低下によるショックでコロコロと死んでいく。
そりゃそうなるだろとツッコミを入れたくなるほど、面白いくらいに自滅していくのだ。
「なんなのコイツら!?自分から弾幕に飛び込んでくるなんて!
どんだけバカなのよ!」
「なにがしてぇのか分かんねぇが、『チャンス』だ!一気に片付けるッ!」
ドゴォォーーンッ!
ガァンッ!!
腰のホルスターからリボルバーを抜き、ホル・ホースは2丁拳銃で乱射した。運良く『パーフェクトフリーズ』を通過した『トカゲ』は、先程と同じく機敏なサイドステップで【皇帝】の弾丸を避ける。だが、明らかに『寒さ』によって運動能力が低下しているのが見て取れた。
そこに追い打ちをかけるように、【皇帝】と拳銃の弾丸が雨霰と迫る。
「グギャッ?!」
「ギィイッ!?」
弾丸に撃ち抜かれた『トカゲ共』が、金切り声を上げて肉片を飛び散らす。しぶとく避け続けていた者も、【マンハッタン・トランスファー】と『パーフェクトフリーズ』に反射された拳銃弾を背中に喰らい、呆気なく散っていった。
【マンハッタン・トランスファー】で『パーフェクトフリーズ』の氷の角度、表面の湿り気やザラつき、湾曲を精密に測定し、反射させた跳弾の精度は、コンピュータ制御のそれを上回る。百発百中の必中率で『トカゲ共』を薙ぎ倒し、瞬く間に群れの数は激減していった。
「っ!?えっ?!」
チルノが『トカゲ共』に向けている目を見開いた。撃破された『トカゲ』たちの死体が、痙攣しながら萎れるように縮んでいき、死んだ鼠に姿を変えたのだ。
「なんだコイツらァァァーッ?!只の【スタンド】じゃあないッ!『物体憑依型』にしても、数が多すぎる…!どういう『能力』なんだこりゃあ…ッ?!」
「トカゲを倒したら鼠になった!?なんだってんのよさっきからもぉーっ!」
ホル・ホースが歯軋りし、チルノは癇癪を起こして叫ぶ。
-
「はっ!?」
再び『気流の変化』を察知し、ホル・ホースは振り向きざまに【皇帝】の銃口を向ける。
「ギャアアアァァーーーースッッ!!」
『大トカゲ』と化した魔理沙が、その巨体を振り乱し飛び掛かってきた!
「チルノォーー後ろだァァーーーッ!」
チルノに警告し、彼は【皇帝】で迎撃する。空中に身を躍らせる魔理沙目掛け、超高速の手捌きで七連発の『スタンド弾』を撃ち込んだ!
ヒュンッ
しかし、至近距離から放たれた七発の凶弾を、魔理沙は事も無げに躱し、
「な…ッ!?」
ブォンッ!
驚愕に目を見開くホル・ホースの鼻先に、彼女の長く強靭な尾が肉迫した。
バギィッ!
「ぶげあァッ!!」
フルスイングで放たれた一撃を叩き込まれ、ホル・ホースの身体は馬上から離れて宙を舞う。
「ホル・ホースっ!?」
自分の視界から消えたホル・ホースに向けてチルノが叫ぶが、すぐさま魔理沙は次の標的をチルノにロックオンし、彼女に襲いかかった。
「うわぁっ?!」
咄嗟に身を躱すが、魔理沙の鉤爪がチルノの頬を掠め、血が流れ出す。
「くっ……!このっ!!こっち来るなぁーーーっ!!」
ギリリと歯を噛み締め、『大トカゲ』を睨み付けると、両手から『パーフェクトフリーズ』を放射した。
「ッ!」
ヒュンッ
魔理沙は危険を覚えたのか、先程よりさらに俊敏な動きで後退し氷の弾幕から逃れると、
ブンッ!
背後から後頭部に迫っていた七発の『スタンド弾』を、頭の一振りで容易く回避した。
「お、おいおい………、すげえ『動体視力』だな………あんな奇襲攻撃なのによォ〜〜〜余裕こいてかわしやがったぜ…!」
「えっ!?」
声の聞こえた方を振り向き、チルノは驚嘆する。
「てめえの目的は…やはり次の【遺体】を探す事か?それとも単に…オレらを殺して奪うだけか?」
ホル・ホースが、先程魔理沙の尾の直撃を受け吹っ飛んだ筈のホル・ホースが、『車椅子』に腰掛けて佇んでいた。
「ホル・ホースっ!!」
『子分』の無事な姿を見て、チルノは安堵の声を上げる。
魔理沙に【皇帝】の弾丸を避けられた瞬間、ホル・ホースは持ち前の危機察知能力で折り畳み式の『車椅子』を盾のようにして構え、尾の一撃を凌いでいた。ぶっ飛ばされた直後、空中で『車椅子』をワンプッシュ展開し、見事強化炭素繊維製の車輪で着地したのだ。
-
「いくつか可能性を考えたがよォ……これで決まりだな。」
視線は魔理沙に向けたまま、ホル・ホースは六発撃ち尽くした拳銃の排莢・装填を左手のみで器用にこなす。
その最中も『トカゲ共』が飛び掛かって来るが、右手の【皇帝】で見向きもせずまさしく片手間といった感じに、容易く撃ち抜いては肉片をぶち撒けていく。
「この『トカゲ共』は、『恐竜』だ…そんでその正体は【スタンド能力】で変身させられた動物で、『スタンド本体』は魔理沙、ここまではセオリー通りっつートコか。
あともう二つ、分かったことは……」
拳銃の再装填を終え、【皇帝】の引き金を二度引く。弾丸は『車椅子』の車軸にセットされ、【回転】のパワーを車輪に伝達させた。
「『動いている物』にはとんでもなく鋭い反射神経で反応するが、『止まってる物』は見えてねえ。だから発射直後の『パーフェクトフリーズ』は警戒するが、『固定』されちまうと馬鹿みてえに突っ込んで自滅するっつーワケだ。
ーーーーーそんでーーー……分かったことの最後の一つ……コイツが一番重要なヤツなんだがよォ…」
ギャルンッ!
【回転】によって得た爆発的な推進力で『車椅子』を急発進させ、馬とチルノの間にドリフト走行で走り込むと、
「チルノ!掴まれッ!」
「あっ?うん!」
左肩にチルノがしがみつき、ホル・ホースは馬の頭を一撫でして宥める。馬はブルルッと鼻を鳴らし、その場で立ち尽くした。
「一気に走り抜けるぜ!振り落とされんなよッ!」
そう呼び掛けると、再びフルスロットルで急発進し、なんと魔理沙目掛けて真正面から突撃していった!
当然、『恐竜化』した魔理沙は迎え撃とうと咆哮し、牙を剥いて襲い来る。
「チルノッやっちまえェェェーーーッ!!」
「分かってるってっ!あたいにまっかせなさいっ!」
ホル・ホースの首に右手を回して縋り付くチルノが、ニッと勝気に笑い、左手に強力な冷気を凝集させる!
「『パーフェクトォォォフリィィィィィィズ』ッッ!!!」
強烈な低温を伴った氷の弾幕が、眼前の魔理沙目掛け放たれた!
「ッ!?」
あと一秒で牙が届くほどの至近距離から弾幕を発射された魔理沙は、慌てて身を引き攻撃を躱す。その真横を『車椅子』に乗った二人が全速力ですり抜けた。
「やったぁ!ざまーみろっトカゲ!あはははっ!」
後ろを振り返り、チルノは小さな拳を振り上げて快活に笑う。魔理沙と『恐竜共』はすぐさま追撃を開始し、二人の後を猛然と追い掛け始めた。静止している馬には見向きもせず、横をすり抜けていく。
「分かったことの最後はーーーーーー!『寒さ』に弱いーーーーだ!!
大昔に絶滅した恐竜は、有力な説によると、巨大隕石の衝突が撒き散らした『塵』のせいで太陽光が地上から遮断され、一気に低下した気温に『適応』できず死滅したっツー話だ!
だからチルノ、オメーの最強の力、『冷気を操る程度の能力』が頼りだぜ!」
「ふふんっ!『子分』を守るのが『親分』のギムよ!」
自慢げに鼻を鳴らし、胸を張るチルノ。
『パーフェクトフリーズ』は『車椅子』を基点として『固定』してあり、常に二人の周囲を『冷気の防壁』で保護、『恐竜共』を牽制している。
「これで馬は大丈夫だ!『恐竜共』は俺たちが引きつけてる!暫くすりゃ馬が勝手に俺の匂いを追って合流してくる筈だ!
俺らはこのままひとまず森を抜けて、開けた場所に出る!迎え撃つか無視して逃げるかはその後に考えるっつーコトにするぜ!」
「分かったっ!見てなさいアイツら、ケチョンケチョンにしてやる〜っ!」
『森のトンネル』を全力疾走で駆け抜け、【魔法の森】の外へ向かおうとした、その時だった。
「っ!
ああっ!?」
唐突に、チルノの口から驚きの声が洩れた。
「ホル・ホース!大変だ!見て!あれ!あっちっ!」
興奮し上ずった声音で叫び、森の彼方の何事かをしきりに指差す。
「ん?なんだァチルノーーーー、ッ!?」
チルノの示す先に視線を向け、直後ホル・ホースも息を呑む。
森の密集した樹木を突き破りそびえる、あまりに不自然な『山』。その頂上には見覚えのある形状が刻まれ、さらにその異様さを際立たせている。
「……コイツは……運がイイのか悪ィのか…!ヒヒッ…!このタイミングで【悪魔の手のひら】のお出ましかよ…!」
テンガロンハットの鍔の下、ホル・ホースの口角がニヤリとつり上がる。
今朝方新聞で見たその姿、【悪魔の手のひら】そのものだった。
-
「……よく見つけてくれたぜチルノ…今わかったッ!北斗七星ッ!形が一致するぜ。そして場所もだッ!『crūs(クルース)』の方は北極星!文字自体が星座を表す地図になっているんだッ!」
『ミニ恐竜』が五、六匹追い縋ってきているが、『パーフェクトフリーズ』に阻まれ手出しできず、付かず離れずの距離で併走してきた。
「北斗七星が地上に沈む位置!!それを示している!!星座を山と地上に合わせろ!!【遺体】のある場所はあの『丘』だ!
これから取りに行くぞッ!おまえさえその気なら!」
「あったりまえじゃない!今すぐゲットしに行くっ!魔理沙にも他の誰にも、絶対に渡すもんかっ!!」
闘志と期待を漲らせ、チルノが快諾の意を告げる。
「ヒヒッ、そう言ってくれると信じてたぜ…ッ!
しっかり掴まれよチルノッ!これからちょいとばかし運転が荒れっからなァッ!」
ギャンッとハンドルを切り、『丘』目指して森の中に突入していく。
並走していた『ミニ恐竜共』は慌てて道を譲り、『パーフェクトフリーズ』を回避した。
「ン?」
その時、ホル・ホースの視界の端に、妙な光景が映り込んだ。
いや、正確に言えば、先程から【マンハッタン・トランスファー】で神経を尖らせ後方を監視していた際、覚えた違和感の正体を、この方向転換の瞬間に再認識したのだ。
“魔理沙が、追撃の脚を止めていた”
『ミニ恐竜』ですら【回転】でブーストした『車椅子』に追いつけるのである、あの巨体を誇る魔理沙の脚力ならば、いとも簡単に二人を追い抜けた筈だ。にも関わらず、それをして来なかった。『異常が起こらないこと』が異常、それがホル・ホースの覚えた違和感の正体であった。
「(…なんだ……あれは…?)」
ホル・ホースが横目で捉えたもの。魔理沙が脚を止めた代わりに、鉤爪の付いた右手で構えている、八角形の物体。
チルノもそれに気付くや否や、焦燥した声色で叫んだ。
「ホル・ホース!危ないっ!避けてっ!すっごいのが来るーーーッッ!!」
「はッ!!?」
事故に遭った人間が見るという、走馬燈の情景ーーーホル・ホースは幾度となくそれを体感し、その度に生還してきたーーー彼はその刹那の意識の中、光の粒子が『八角形』に凝集していく様を見た。
ドオオォォォォーーーーーーッッッ!!
光の奔流が魔理沙の手から溢れ出し、閃光が【魔法の森】の陰影を駆逐した。
ホル・ホースの世界の全てを、黄泉の国から訪れる白い光が塗り潰した。
-
「うおおおおオオォォォォーーーーーーッッ!!?」
車軸に伝達させる【回転】をアクセル全開でふかし、『車椅子』は跳ね上がって宙を舞う。
空中に固定された『パーフェクトフリーズ』の氷を、車輪で踏みにじり足場にし、二段階の跳躍を決めた瞬間、
一瞬前には『車椅子』の車輪が轍を刻んでいた地面を、激烈な光線が通過した。
「にゃ、にゃんじゃコリャアァァーーーッ!??」
辛くも光の一撃を逃れ、ホル・ホースが舌をもつれさせながら絶叫する。
「『マスタースパーク』!魔理沙の得意スペル!!いつもはもっとデッカイんだ!あの『丘』がすっぽり入るくらいにっ!」
チルノの叫びを耳元に聞き、ホル・ホースは自分たちの置かれた状況の深刻さを理解した。
ガサガサガサッ
「ゲッ!?」
空中に踊る『車椅子』の上で、ホル・ホースは苦々しく呻きを洩らした。魔理沙から指示を受けていたであろう『ミニ恐竜共』が、樹上で二人を待ち構えていたのだ。
咄嗟の『マスタースパーク』の回避に専念していたため、『パーフェクトフリーズ』の防壁は地上に置き去りだ。今この瞬間ならば、『恐竜』は冷気に阻まれることなく二人を襲撃できる。
「ウシャアアアアーーーーッ!!」
「ギャアアアーーース!」
剃刀のような牙が並ぶ口をカッと開き吼え、『ミニ恐竜共』は二人に飛び掛かった。
「うおッ!!」
「わっ!?」
二人は咄嗟に腕で急所を庇い、『ミニ恐竜』は二人の腕に喰らい付く。
「イッタぁぁ!?このっ!バカトカゲ!あたいから離れなさいっ!!」
痛みに涙を滲ませて、しかし瞳には熱い怒りを燃やし、チルノは体表面から冷気を放った。忽ち『ミニ恐竜共』は凍りつき、鼠やらの小動物に姿を変えて彼女の腕から剥がれ落ちていく。
「クソッ!」
右腕に喰らい付いた『ミニ恐竜』三匹に、拳銃を突きつけ撃鉄を起こす。
「くたばりやがれクソケダモン共がァァーーーッ!」
ゼロ距離から放たれた怒涛の超速三連射を、しかし身軽過ぎる動きで悉く躱し、『ミニ恐竜共』はホル・ホースの腕から肩へ飛び乗った。鋭利な牙を彼の首に突き立て、頸動脈を喰いちぎろうと一斉に襲いかかる!
バスビシャバシィッ!
「ギャッ!?」
三発の銃弾がホル・ホースの頬を掠め、三匹それぞれの頭部をブチ抜いた。
【マンハッタン・トランスファー】による、一度回避された弾丸の反射。宙を舞うホル・ホース自身の複雑な動きをも織り込み軌道計算した、芸術的とも言える狙撃。僅かでも精度が狂えば自分の脳天に風穴が開く、生死を賭した大博打である。しかし、この程度の賭けに臆すような男では、彼の鉄の信条を守り通すことなどできないのだ。
「(ン…?)」
バンッ!
身を翻し、車輪側から見事に着地する。流石は八意印の『車椅子』、この程度の衝撃ではビクともしない。着地後、再び【皇帝】の弾丸を車軸にセットし、すぐさま急発進、先程の隙に距離を縮めていた『ミニ恐竜』とのチェイスを再開する。
「ーーーーチルノよぉ、オメーさっき言ったよな、“『マスタースパーク』は普段はもっとデカイ”って……」
「うん、いつものが腕の太さだとしたら、さっきのは小指くらいよ!まあ、あたいは何度もその本気の魔理沙と戦ってるけどね!」
チルノが背後を振り返り魔理沙の動向を窺いつつ答える。
「…そうか……、そいつはかな〜りヤバいぜ…!」
チルノの言葉を聞き、ホル・ホースは苦い表情を浮かべる。『恐竜状態』では魔力が上手く扱えないのか、ホル・ホースの左腕にある【遺体】を傷付けないよう手加減したのか。おそらく後者だろう。
となると、真正面からの戦闘は絶望的になる。さっきは上手く躱せたが、そう何度も避けられるものではない。【マンハッタン・トランスファー】でもチルノの『パーフェクトフリーズ』でも防ぎようの無い、厄介な攻撃だ。
「(くそッ!アイツ、『強い』…!相当な強敵だ……!正直勝てる気がしねえ……ッ!!)」
厄介と言えば、もう一つ。着地の間際に気付いた、二人に起こりつつある『異変』が、この上なく戦況を切迫させていた。
-
「ーーーーーーなあ……チルノ…今さっき気付いたんだがよ…」
額に冷や汗を浮かべ、ホル・ホースはその恐るべき事実をチルノに告げた。
「…魔理沙の目的が………他の動物を仲間にして…この俺の【左腕】を……奪う事…なら!おそらく魔理沙の足で傷つけられると『恐竜化』が感染する……それがたとえカスリ傷だろーと感染する…ッ!」
「え…っ?」
チルノは、自分の手に目を落とし、そして絶叫した。
「はっ!!うわああぁぁーーっ!あ…あたいも!」
彼女の柔らかく小さな手は、醜悪な鱗に覆われていた。
「傷をつけられた!!オメーも俺もだ!すでに感染に入っているッ!まもなく俺らは『恐竜化』するッ!」
「なっ…なによそれええぇぇ〜〜〜っ!?」
ホル・ホースも口の端が裂け、鋭い牙がそこから覗いている。着実に『恐竜化』が進行していた。
「この速さなら、もってあと三分……!俺らが3分以内にやる事は…あの丘の上の…【聖なる遺体】を手に入れる事だ!!
俺のキズの進行がなんか遅くなっている…左腕のウロコなんか消え失せてるぜ。」
見ると、確かに、チルノに比べてホル・ホースの『恐竜化』具合は軽症であった。
「『恐竜化』が進んでいるのはチルノ、オメーだけだ。きっと、俺はこの左腕の中に【遺体】を持っているからだ!【遺体】の『聖なる力』が感染をくい止めてんだよ!!
あの岩山の【次の遺体】を手に入れれればッ!オメーの方の『恐竜化』も無力化できるはずだ!!
それに、【遺体】を二人とも持ってりゃ、ヤツも無闇に『マスタースパーク』を撃ったりはできねぇだろうしなッ!」
「……分かった!急いで向かうわよっホル・ホース!」
『目的』を理解し、覚悟を決めた面持ちで、チルノはホル・ホースに檄を飛ばす。
「おう!だがよォチルノ、オメーにもさっきよりももっと頑張ってもらうぜッ!」
言うと、ホル・ホースは水筒を取り出した。背後に迫る『ミニ恐竜共』を確認し、後方に水筒を放る。弧を描いて飛ぶ水筒が、群れの最前列に到達した時、
メギャンッ!
ドゴオォォーーzーンンンッ!
【皇帝】を出現させ、水筒を撃ち抜いた!内部を満たす水に【回転】が伝播し、霧状に撒き散らす!
「喰らえッ『マイナスK』ーーーーッ!!」
『恐竜共』に向き直ったチルノが、両手から限界を超えた超絶対零度下の冷気を解き放つ!撒き散らされた水と【魔法の森】の湿気が、極低温の霧に変貌した!
「グギャッ!?」
突如視界を遮った霧の発生に、『ミニ恐竜共』は慌てて脚を止めバックステップで後退する。何匹かは霧の冷気に巻き込まれ、凍りついてくたばった。
「グルルル………ッ…?」
『森のトンネル』、やや離れた位置から戦況を俯瞰していた魔理沙は、喉を鳴らし首を傾げた。
立ち込める濃霧は煙幕となり、超越的な『恐竜』の視力を妨げる。
やがて、霧が晴れ、森の中が見渡せるようになった。
「?」
やはりと言うべきか、そこに二人の姿は無かった。だが、『ミニ恐竜共』の様子がおかしい。『攻撃』の命令は解除していないのだから、匂いや轍の痕を手掛かりに追跡を再開するはずなのだが、それをせずただただ右往左往している。完全に『目標(ターゲット)』をロストしているようだった。
「ッ!!」
二人が最後にいた場所を注視し、魔理沙はその異変に気付いた。車輪の轍と匂いが、二人がその場で蒸発したかのようにスッパリと途絶えているのだ。
だが、かつて一人の魔法使いモドキであった魔理沙は、すぐさま一つの『結論』に達した。二人はおそらく、空へと逃げたのだ。
しかし、勿論ホル・ホースや『車椅子』に飛行能力は無く、チルノも大人一人を抱えて飛べるほどの馬力は持ち合わせていない。ではどうやって、二人は車輪の痕跡を残さず消えたのであろうか。
魔理沙はグンと頭を上げ、爬虫類に似た瞳で、夜の空を睨み付けた。
-
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「よしッ!上手く連中を撒けたみてえだ!俺らを見失って頭抱えてやがる!
もう一踏ん張りだ、頼むぜチルノッ!」
「へへん、こんのくらい、お茶の子さいさいだ……ッ!ホル・ホースこそ、間違って落ちないように気を付けなさいよ!」
眼下に【魔法の森】を見下ろし、二人は軽口を叩き合う。
ホル・ホースとチルノは、『ET』の有名なワンシーンのように、紛れもなく空を飛んでいた。だが、先程の魔理沙の懸念通り、彼らが飛ぶことなど不可能な筈。
そんな疑問は、彼らの空中逃避行の様子を間近で見たなら、自ずと氷解するだろう。
ホル・ホースが駆る『車椅子』の車輪は、空に『固定』された『氷のレール』の上を踏み締めていたのだ。
「『パーフェクトフリーズ』で『空の道』を造って、最短距離で【遺体】を目指す作戦ッ!今ントコすこぶる順調だぜッ!
このまま【悪魔の手のひら】に着地してやるぞ!」
「オッケー!まかせて…っ!」
相当な集中力を必要とするのか、チルノの額には汗が浮かび、眉間に険しく皺を寄せている。だが、もう【悪魔の手のひら】は目前だった。
「よしッもういいチルノッ!こっからならひとっ飛びだ!」
ホル・ホースは叫び、車軸の【回転】を一気に加速させる。車輪は勢い良く『氷のレール』を蹴り、『車椅子』は目的地目掛けて射出された。
ズザザザザーーーーzーーッ
【悪魔の手のひら】周辺の砂地に見事着地、砂煙を上げてブレーキを掛ける。
「やった!あたいたちが『先』だっ!」
チルノがガッツポーズで歓声を上げる。
「いや、まだだ……!【遺体】をヤツより先に取るまで、油断は禁物だぜ…」
チルノにそう告げると、ホル・ホースは辺りを見渡した。【悪魔の手のひら】の名の通り、指のような巨大な岩の塔が周囲を囲み、異様な気配が満ちている。
「ッ!チルノ見ろッ!あれだ!」
テンガロンハットの鍔を上げて、ホル・ホースは丘の上を指差す。
砂を被った石像のような人型が、丘の頂上に鎮座していた。
-
「あたいにも見えたっ!あれは……砂?透明な何かが砂を被ってる!」
【スタンド】のようなソイツは、両手を握り締め、微動だにせず佇んでいる。
「(あれは………【眼】…?)」
石像の両手に一つずつ、【眼】のようなものが納まっているのを、ホル・ホースの目が捉えた。
「見つけたぜチルノッ!次の【遺体】は【両眼】だ!ヤツが手に持ってる!」
「よ…よかった……!ホル・ホース……取ってきて…できるだけ急いで………
もう…限界……っ!い…意識が…乗っ取られそう……!」
チルノは口が耳まで裂け、全身鱗に覆われて、目付きも虚ろになっている。殆ど『恐竜化』が完成しかかっていた。
「分かった、待ってろッ!今すぐ取ってきて治してやーーーーーーー」
ホル・ホースが丘を駆け登ろうとした、その瞬間だった。
ドオオオオオォォォーーーーーーーzーーーーッッッ!!!!
轟音と閃光が、彼の鼓膜と網膜を引き裂いた。
「ッ!!?な、なにィィーーーッ!?」
黒い影が、流星の如く光の尾を引きながら、二人の上空を飛び越えていった。
爆風にも似た大気のうねりが、ホル・ホースに襲い掛かる。
腕で砂塵から目を庇いながら、ホル・ホースは見た。
『恐竜化』した魔理沙が、器用にも曲芸師の如く箒の上に立って、空を飛んでいるのを。箒の尾にセットされた『ミニ八卦炉』から、『マスタースパーク』を後方へ放出しているのを。
『ブレイジングスター』、尾を箒に巻き付けバランスを取り、爆発的な推進力で飛翔して、二人の頭上を追い越したのだ。
ザンッーーーーー
魔理沙は石像の目の前に着地し、瞬時に両手から【両眼】をもぎ取った。
「なにィィィイイイイイイッ!!魔理沙に【眼球】を盗られたァァァッ!?」
【悪魔の手のひら】に、ホル・ホースの絶叫が木霊した。
-
「あ…………あああぁ…………も………もう……限界ぃぃ…っ!あ………頭が………ああぁぁぁぁ〜〜〜………っ!!」
チルノの『恐竜化』は、完成を迎えていた。意識は混濁し、視界もグニャグニャと歪む。自分が何と戦っていたか、自分が何者であったか、そんな自我の一切合切が、纏めて原始の野生に塗り潰されていく。
彼女が意識を手放しかけた、その時だった。
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーんーーーー………っ…?」
突然、息が楽になった。頭痛も嘘のように引き、肉体の自由が戻ってくる。
パチリと、微睡みから覚醒するように目を開け、顔を上げる。
「……よお、目ェ覚めたか?」
そこには、良く見知った顔があった。
「ーーーーーホル・ホース……?」
まだ霞のかかる頭で、チルノはぼんやりとその名を呼ぶ。
「…良かった、無事みてえだな……
…それじゃあよォチルノ、今から言うこと、よく聴いとけよ。」
ホル・ホースは安心からかニッと笑い、チルノに語りかける。だが、チルノは茫然としながらも、拭いきれない違和感を覚えていた。そう、何か違う。普段のホル・ホースの笑顔とは、何かが。
確か、彼はこんなに口の端が広がってなかった筈だ。歯もこんな風にトゲトゲしていなかったし、肌もこんなガサガサしていない、小麦色だったはず。チルノに向ける瞳も、蛇のようにギラついたものじゃあなく、もっと柔らかくて、暖かくてーーーーーー
「〜〜〜〜〜〜〜っっ!!?
ホル・ホースっっ?!」
ガバとチルノは飛び起き、驚愕の表情でホル・ホースを凝視する。
彼の身体は、『恐竜化』しかかっていた。
「ホル・ホースっ!なんでっ!?【遺体】があるから『変身』しないってーーーーーー、っ?!」
チルノは、理解した。彼の『左腕』に刻まれていたはずの、【遺体】の在処を示す『文字』。それが綺麗さっぱり消え失せていたのだ。
「ホル・ホース……なんで……なんでよ…!あたいは……っ!あたいは『最強』だから、大丈夫なのに……あたいが『親分』なんだから、『子分』を守らなくちゃダメなのに……!」
チルノの【左腕】には、気絶する前には無かった『文字』が刻まれていた。ホル・ホースが彼女に【遺体】を譲り渡したのだ。
「………チルノ、黙って俺の言うことを聴け。俺は今からこの丘を登って、魔理沙から【両眼】を奪ってくる。チルノ、オメーは後ろから援護射撃だ。
万が一、俺が駄目だったら……俺に構わず、この森を出ろ。オメーひとりじゃ、ヤツには勝てねえ……」
クルリ、『車椅子』を反転させ、ホル・ホースは魔理沙に向き直る。
魔理沙は丘の上で、石像と何やら会話していた。次の【遺体】の在処を教えているようだ。
「ちょ、ちょっと………!待ってホル・ホース!ダメだよ…!そんなの…ダメだぁ……!」
上ずったチルノの声を背中に聴き、しかし一度決めた覚悟は微動だにせず、彼は魔理沙を睨み付ける。
「その【両眼】は俺らが先に見つけたんだ…!横取りは許さねえ!行くぜ魔理沙ァッ!」
メギャンッ!
「っ!!」
チルノは、見た。虚空から顕れた『拳銃』が、ホル・ホースの右手に握られるのを。
「(これが…………ホル・ホースの【スタンド】…?!)」
陰陽を象る模様をあしらったその【スタンド】は、【幻想郷】の月の光を受け黄金色に輝いていた。
-
ギャルギャルギャルギャル…………
弾倉の中で、弾丸が【回転】する。ホル・ホースは銃口を真下に向け、引き金を引いた。
ドゴオォンッ!
想像していたよりも重厚な爆音を轟かせ、【皇帝(エンペラー)】は銃弾を吐き出した。スタンドの弾丸は砂の地面に着弾、その【回転】のエネルギーを地面に伝達させ、砂粒一つ一つを【回転】させる。
ギュンッ!!
ホル・ホースが動いた。
車輪と砂の両方を【回転】させ、猛スピードで丘を駆け登って行く。
「【皇帝(エンペラー)】ッ!!」
魔理沙に銃口を突き付け、引き金を引く。
発射炎(マズルフラッシュ)の煌めきと共に【スタンド】の弾丸が発射され、自在に軌道を曲げて飛翔した。
スタンド弾が死角から魔理沙に迫る。
魔理沙は気付いていない。
「(ーーーー…………いっーーーー、いっけええぇぇェェェーーーーーーーっっ!!!)」
固唾を呑んで見守るチルノが、声無き声援を叫ぶ!
ドッ!
「ギャッ!?」
【皇帝】の弾丸が、無防備な魔理沙の背中に命中した!
「やったッ!このまま【回転】させればーーーーー!!」
チルノの見つめる先、ホル・ホースが『恐竜化』による意識支配に必死で抵抗しながら、【皇帝】の弾丸を制御しようとしている。もう『トドメ』に入るところだと、その表情を見て理解できた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーだが、魔理沙が膝を折ることは、なかった。
「(ッ!?
な………なん、だ………、…あぁぁ…ァァ…………?)」
あと一息で魔理沙に【回転】を伝わらせ、その身体の自由を奪い取ることができるという刹那、ホル・ホースの意識が急速に拡散していった。景色は万華鏡の如く色とりどりに移ろい、地面はグニャリグニャリと頼りなくうねる。
「(ーーーーーー『恐竜……化』…か?……いや……“違う”!この…、…この『歌』………はッ!)」
耳を塞ごうとするが、それも叶わず。
暗転する五感に抗う術もなく、ホル・ホースの意識は闇の中へと崩れ落ちた。
「ーーーーーーーーーな………なに……っ?!この『歌』はっ!?
ホル・ホースっ?!起きてよっ!ホル・ホースっ!!」
魔理沙をあと一歩というところまで追い詰めておきながら、『車椅子』から落ち、倒れ込んだホル・ホース。チルノの呼び声にも、全く反応を返さない。
魔理沙の背中に着弾した【皇帝】の弾も消滅し、魔理沙はピンピンしてこちらを見下ろしている。
「はっ……!?」
美しく澄み渡り、しかし妖しい魔力を振り撒く『歌』。
その『歌声』が後ろから聴こえてきていることに気付き、チルノは背後を振り向いた。
ーーーーーーー高らかに謳いながら、『歌姫』は姿を現わした。
背中の翼を広げ、美しい音色を響かせながら。
それは彼女の知っている相手だった。
「…あんたは……確か…………!」
月を背に宙に浮かぶその『歌姫』を、チルノは怒りを込めて睨みつけた。
「ミスティア!ミスティア・ローレライ、だっ!!…確か!」
足下に『恐竜』の大群を従え、独壇場とばかりに高らかに唄いながら、『ミスティア・ローレライ』はチルノを見下ろし、口角をつり上げた。
-
投下終了です。
今回はスマホからパソコンに転送し、それをコピーして投下したのですが、また変なことになってますね。行間が無駄に開く開く。
見にくくなってしまってましたら申し訳ありません。
-
新しい作者さんが登場したっぽい?
ジョジョっぽくてよかったです。すんなり読ませる雰囲気とかって貴重な採用だと思いますよ
でも荒木荘ってなんだろ、ググればいいのかな
地を這う大群の恐竜ども、そしてその遥か頭上を舞う夜雀……ッ! グッド! 壮大です、絵になりそう、素敵!
「原作七部でナナメや枠のないコマ割が多いのはアメリカ大陸の壮大さを表している」とどっかで聞いたよーな気がします
やたら多い改行がなんか壮大さに一役買ってる気がしたけどそれはただの偶然だったぜ
-
>>貴重な採用だと
才能ですご主人様。サイノー。失礼致しました。投稿してからの誤字脱字ミスはこの通り非常にかっこ悪いのでよくよく確認するのをお勧めしますよ?
とにかくはじめまして! 最近あれですが私も細々書いてます、よろしくお願いします
二次小説を書くしか道のなくなった作品愛をどうか炸裂させちゃってください!
-
荒木荘とはッ!ジョジョのボス8人がッ!6畳間の部屋で過ごす物語をッ!
AAとSSであらわしたまあまあ人気だった物語なのであるッ!
なんとなくかんなの描きたかった、あと再開
-
プッチ「外にいた時・・・あの2次会の後にポル・・・ポルなんとかの奴から抜きとっていてよかったな・・・」
プッチはチャリオッツを使い、光の弾を斬り落としていた、ポルナレフのように、素早い剣さばきは
出来ていないが、力強く、光の弾を撃ち落としながら、少女の方に近づいて行っていた!
???「あれ!?弾幕が効かない!?」
少女は驚いた!あのハゲ野郎にこれでもかというほどの弾幕を打ち込んだはずなのに、あいつは何ともなく
こちらに近づいてきているではないか!少女の目の前にまで来ると、プッチはチャリオッツを引っ込め
ホワイトスネイクを出し少女の頭からチャリオッツの様なDISCを引っ張り出した。
???「あれ!?弾幕が出ない!?」
プッチ「君から能力を奪わせてもらったよ・・・」
???「かえしてよ!そうしなきゃあたいが戦えなくなるじゃんか!」
プッチ「相手に能力を与える者がどこにいる・・・」
-
プッチ「さて、簡単な勉強をしようか・・・」
プッチ「君は今からこの能力の入ったDISCを取り返そうとする・・・やり方はどれかな?」
①、天才的なチルノちゃんはナイスな解決方法を思いつく。
②、またこいつと戦って、DISCを取り戻す!
③、泣いて謝罪する、現実は非常である。
プッチ「さあどれだ?」
チルノ「③以外に決まってるじゃない!舐めないでほしいわね!」
その時、ベゴォ、と顔の肉がへこむような音がした。
チルノ「ッッッ〜〜〜〜」
チルノの顔はホワイトスネイクにより、殴られ、へこんでしまっていた!
-
プッチ「残念だが応えは③だ、現実はそう甘くないんだよ・・・・」
プッチ「さあ、早く泣いて謝罪しろよ・・・そうすればDISCは返してあげよう・・・」
チルノ「ううッ・・・ご・・・ごめんなさい・・・」
プッチ「え?なんだって?」
チルノ「ごめんなさい!あたいが悪かったから!能力返して!」
プッチ「そう・・・それでいいんだ・・・そうやって謝っていれば顔面をそんなに鼻血だらけにならなくて
済んだのだがな・・・」
そういうとプッチはチルノの頭にDISCを差し込んでこう言った。
プッチ「私にもう構うんじゃないぞ・・・」
チルノ「わかった・・・もうあんたには近寄らないよ・・・」
プッチ「それでいい」
そうすると、チルノはどっかへ消えていった・・・
-
プッチ「さて、とんだ道草を喰ってしまったな・・・早く紅魔館に行かなければ・・・」
そうすると、プッチは紅魔館の方へ向かったのであった・・・
-
続々書いてますねー。
書式は千差万別、心のどこかにそういうのもあるのか、と思ってもらえたらそれで構いません。
こちらも投稿します。
結局移動だけで終わってしまう。
-
「先に言っておく。ここより先は今までと同じところと思うな」
先を進む椛が後ろからドッピオがついてくることを確認しながら話しかける。
顔を上げ、その先を待つ表情を確認すると再び前を向き、振り返らずにそのまま続ける。
「基本的に群れることの無い、自分一人で生きるのが妖怪だが、天狗はそれとは別。社会性を保つ集団だ。ここより先は外とは違うコミュニティとなる。
そして人間など妖怪の餌食にすぎない。今回は姫海棠からの招待があったからこそ、私の監視の下の案内だからこそ入れるのだ。
みだりに入ることは許されない。また、興味で私から離れ下がったり逸れようと思うなよ。たちどころに喰われることになる。
私は貴公を案内することは任されたが、守ることは任されていない。『ドッピオは来なかった』と報告するだけでもいいのだからな」
口調から十分に感じ取れる、人間への軽蔑と、招き入れている事実に対する不快感。
「わかった」
今のドッピオが、その程度では止まらない、止められない。
短くも強く肯定の返事を返す。
求める物がその危険な山に存在しているのだから。
「……ふん」
その返事を一瞥し、そのまま飛行する。
覚悟を受け取った椛は妖怪の山へ彼を誘った。
妖怪の山に入るといっても、結局は飛行しながらなのでいつも地を歩くドッピオにはそれと変わるものをあまり感じない。
しかし、話に聞いた通りの、今までの幻想郷とは違う空気は嫌でも感じ取れる。
どこかのどかで、気が抜けていて。それでいて危険が目の前にあるという……矛盾したような、そんな世界。
だが山の中はそんな空気は感じられない。
木の陰、草の影、岩の影。そのどこからも感じられる、粘りつくような視線。潜めた息遣い。
興味や好奇心といったもの。不安や恐怖といったもの。殺意と侮蔑といったもの。
かつて人間と妖怪の間で何かあったからか。それとも妖怪の本質がこういうものであり、幻想郷に色濃く残っている唯一の地なのか。それは今ドッピオにはわからない。
確かなのは、ここに人間は存在しない奇異の者であり、良くも、悪くも思われているということ。
「…………」
最初に聞いたから覚悟はあったものの、実際に浴びる視線は堪えがたいものがある。
善意であれ悪意であれ、これほどの衆目を集めることはそうそうない。それこそ、組織の長でもない限り。
-
「怖いか?」
わざわざ木々の合間を縫い、山の地表、沢の流れる森の中を進む椛は意地の悪そうに、声をかける。
「幻想郷には各所に強大な勢力が存在している。その中で最も強い勢力がここ、妖怪の山だ。
他の者は主を筆頭に置いただけ、その下は低級な妖怪と人間が占めるばかり。ただ我儘に指示を出すだけの上、そぞろに言うことを聞いてればいいだけと思っている下。
いわば上の独断だけで動かしているようなものだ。
だがここは違う。多数の妖怪を収容できる土地、そこに存在する多数の妖怪たちを統制しうる天狗たち。もちろん天狗たちもただ胡坐をかいているだけではない。
徹底した上下の関係と、それを管理統制しうる統治体制。そして、それらを行うことを納得させる圧倒的力」
ゆっくりと振り返り、何かを期待するような眼でドッピオを見つめる。
椛が語っている間に周りの視線もそれに呼応する様に、同じ期待を秘めた視線へと変わる。
「少年よ。まだ年若い人間よ。貴公は踏み入れたことはあるか? 多数の害悪にまみれた沼に。自分を庇護する者の無い領域に。
ここでは貴公の発言を聞き入れる者もいない。貴公の存在を認める者もいない。帰りを待つ者がいれば、それに届ける術もない。
周りに誰も手を差し伸べる者はいない。喜んで剣を刺しだすものばかり。そんな空間に――」
「言いたいことはそれだけか?」
脅し怯える心を楽しもうとする椛の発言を、バッサリと切り捨てる。
そこには僅かな感情に揺れる少年の瞳は存在しなかった。
「暇つぶしなら他でやってくれ。時間の枷はなくなったけど僕は急ぎたいんだ。君の任務は案内だろう? 言われた事をできない事で二番目に困るのは君じゃないのか」
「……言うじゃないか、少年」
その言葉を聞き、椛の目つきが険しくなる。周囲の視線も害意を望むようなものから、与えるものに変化する。
「ここまでしても退きもしないのはよほどの意思か呆けているか……我々の力をちょいとでも見せればその顔も変わるか?」
「……」
武装を構え、明確に敵対の姿勢を取る。
それに対しても、ドッピオは特に身構えもしない。
これは、予知を見るまでもない過程だから。
「どうやら後者か……自分が本当に殺されないと未だに高を括っているんじゃあないだろうね? その考え、断ち切って」
「おい、もうよせよ」
下の沢から、ざんぶと何かが上がってくる。
上がってきたそれは、ゆったりと浮上すると椛の横に並んだ。
-
「確かに魔理沙とかとは違う、普通の人間だけど、こいつは怯えどころかひるみもしないじゃない。これ以上やっても変わんないよ、きっと」
「……ぬー」
「まあ私が出ちゃったからもう終わりなんだけどさ。これ以上やると椛本当に噛みついちゃうじゃん」
水の中から現れた、青い服に緑のリュックサックを背負った少女―河城にとり―は、相手を戒めるように話す。
「なーんだー」「結構持ったなー」「つまんね」「若いのに根性あるー」「はたて、良いの釣ってるじゃないの」
それと共に周りから感じていた視線が、複数聞こえる呟きと共に消えていく。
まだいくらか値踏みするようなものが残っているが、先の居心地悪い感覚はだいぶ薄れた。
「ねね、人間。よく脅しに屈してなかったね。なんで? 怖くなかった?」
「にとりぃ……そう言う聞き方は無いだろう。地味に傷つくぞそれ」
「え、えーと。まず、仕込みだよね完全に」
「仕込みは半分だが、事実に変わりはないぞ。さっき貴公に話した通り妖怪の山は他者が容易に足を踏み入れることはできない。妖怪ばかりの住処」
「そこ、そこだよ」
彼に興味を持ったのか、目を輝かせて話しかけるにとり。
ドッピオはその話に乗り、椛を指摘する。
「あのはたてってやつがどういう立ち位置かはわからないけど奴はここに僕を招いた。そして、招かれた先に案内役の君がいた。
ここの概要は詳しくは聞いてなかったけど、最初に君が教えてくれたから恐ろしいところだというのは理解した。
君は、与えられた任務に忠実なタイプ、規律正しい性格だろう?」
「そうだが……だから、何故そう思った? そんなに話はしていないだろうに」
「第一に。最初から、僕に対する敬称が変わらなかった。本当に取って喰おうと思っているのなら君たちより下の人間に対して敬称なんか使わないはずだ。
でも、最後に武器を突きつける時までそれが取れなかったからね。
第二に、奴は遣いの者を置くと言っていた。つまり、君より立場が上だということも推測できる。君が脅しで使った言葉から察するに、部下は上司に逆らえない、立派な組織だ。……そうだろう?」
椛もにとりも、少し驚いた顔をしていた。
確かにその通りなのだ。自分の雄弁が、相手を委縮させるどころか逆に情報を与えて有利にしてしまっている。
「確かに、そうだが……」
「最後に。本当に相手が怯え屈服するのを見たくて脅したいのならこんなに回りくどいことをせずに」
そこで一旦口を止めると顔を伏せ、少しの間を置いた後に伏せた顔を上げ。
「傷つけるか、拉致してしまえばいい。それを行わずに脅すには君には経験が少なすぎる」
驚きで目が丸くなる。そのようなことを考え口に出す様な人間には見えなかったから。
自分たちの数分の一しか生きていない人間に『経験が少ない』と言われ、それを納得できるかのような雰囲気。
「……よくも、言ったものだな貴公。さすがにその言葉は侮辱ととるぞ?」
「確かに僕が言うには、生きている経験で考えたら君には及ばないだろう。だけど事実だ。きっと、君は『兵士』であって『幹部』じゃない。そこまでの舞台まで連れて行く立場だけど、その舞台の上で何かする立場の人間ではないだろう?」
「ぬー……」
「人間じゃないよ、天狗だよ」
にとりがどうでもいいフォローを入れるが、椛の表情はよくならない。
彼女の中で、たかが人間にここまで澱まずに見抜かれたことによる思いがそのまま顔に表れている。
「ああ、うんそうだった。ごめん。……とりあえず、これが君たちの遊びなのか奴の指令なのかは知らないけれど、案内してもらえるなら早くしてもらえるかな? さっきも言ったけど僕急いでいるんだ」
「そうだな……悔しいが。命を遂行するには変わらない。先を急ごう」
「ねえねえ、私もついて行っていいかい? 途中まででもいいからさ。盟友の話、聞いてみたいんだ。一体外では何をやっていたんだい?」
「にとり、やめておけ。彼は客人なんだぞ、あんな扱いしたが」
「だからだろ? 別に今更いいじゃんか」
「いや、僕が困る。そんなに自分のことを人に話したい人間じゃない」
ドッピオに興味を持ったか、喰いかかるように話しかけるにとり。それに対して、二人であしらう。
-
過去、組織に忠誠を従い命令であれば奉仕活動でも暗躍でも自分にできることなら何でも行った男がいた。
普段は穏やかな物腰だが、知識や技術には光るものがありそれを生かす頭脳も持っている。
表の顔は午前の仕事を終え、優雅とまではいかずとも、満足のいく昼食をとり午後は余暇に当てる。そんな、どこにでもいる初老の男。
ひとたび事態に当たれば培ってきた経験と持ち前の感、自分から前に出ることは無くてもそれらによって得た信頼で収拾していく。
本人は笑って否定したが、組織の一員の中には『パッショーネのボスとして立っていてもおかしくはない』とも評した。
ヌンツィオ・ペリーコロ。
パッショーネの中でも高い地位にあり、実力者とその実績を見抜き同じ地位である幹部の昇進を決定づける権利も持つ。
自身にとって不利にしかならないスタンド能力についての知識も持ち、それでもこの地位に存在し続けられたことが彼の能力の高さの証明といえよう。
ボスの命に忠実に働き、ボスの命に殉じた男。
ボスからの指令を伝える伝令として、一度彼に会いに行ったことがある。
その時の彼はまさしく今の椛と似たような状況、組織の恐怖を伝えている状態だった。
若い男が3人。声だけは聞こえるが姿は見えず、そんな3つの小部屋に一人ずつ入れられ監禁、暴行されている状態。
3人がカメラで捉えられて観ることのできる一室で、彼と話したことがある。
「すまないね、こんなところで」
そう話しかけた彼は、カメラに映っている若者たちを嬲る元締めとは思えないほどだった。
直前に、一室ごとに回ってぼそぼそと耳打ちをしていた。
その言葉を聞くたびに、一人は怯え、一人は安堵し、一人は許しを請うように大きな声を上げていた。
「何を話していたか、気になるかね?」
本当のことを言えばそれほど興味はなかった。3人の若者たちが組織の顔に泥を塗るようなこと―例えば、知らずにシマを荒らしたか女に手を出したか―をしたのだろう。
けれども上に立つ者の言葉は興味ないの一言できることは許されない。
「一言、こう言ったんじゃよ。『2時間たったら解放してやる』とな」
ただあったことをそのまま話している。それがドッピオの感想だった。
けれど、あの状況でそれを聞くことがどんな状態になるのか。「あと2時間あるのか」「もう2時間でいいのか」そのどちらかから生まれる感情が身体を支配するだろう。
ただ痛めつけたり強い言葉だけで脅すだけではない。精神的にも肉体的にも追い込み徹底的に反抗心を奪い、「逆らえない、逆らってはいけない」という認識を確立させる。
「ドッピオ、君は優秀な若者だ。他人の手を介すこともできないような指令を伝える者として君ほど信頼されている者はいないだろう。これからも期待しているよ」
そう言ってドッピオの肩を叩いたペリーコロの手は、孫を思う祖父のように優しい手とも感じられた。その手は先まで闇に染められたものなのに。
「この滝を越えた先が邂逅場所だ。変わらず、着いてきてくれ」
椛が指したその先は下から見上げれば首をどこまで傾けても上が見えないような大瀑布。
ごうごうと大きな音を立てる滝壺の間近では彼女の声はほとんど聞こえない。
携えていた巨大な刀を物指しに使っているから意図は理解できるが。
「まさかこんな形で日本の滝を上ることになるなんてね……」
見慣れたものだろう彼女は気に留めることなく進んでいくが、自然の生み出した芸術を黙ってみていけるほど無感動な心ではない。
生み出す腹の中を揺さぶるような音と育みも削り取りもする勇ましい始原の源。それが今、観光地の柵などに仕切られることなく手に触れようと思えば触れられる距離にある。
もちろん触れれば自力で飛行できる身ではないので、真っ直ぐ滝壺に流されてしまうだろう。
それほどの勢いにもかかわらず、傍らで妖精が滝の中から出たり入ったりを繰り返している。
……辛くないのだろうか。
-
「見えてきたぞ、御山の頂点が」
「え、頂点なの?」
そんな人目の付きそうな所に――
そう言いかけた口が、開いたままになる。
未開の山を抜けたその先にあったものは、その場にふさわしいとも思える荘厳な建物。
その建物に向けた一つの石畳の道、その最奥に佇む鳥居。
「……ここは」
「山のお騒がせさん、守屋神社よ。この神社は本殿まで行けばいろいろうるさいのも多いけど、この辺りは空白地帯。天狗も神様も目に入らない」
その先の建物から一筋黒い点が見えたかと思うと、それは一つの影となってドッピオの前に形どる。
その姿を確認すると刀を背負い、椛は敬礼する。
「姫海棠、命により外来人ドッピオの護送終了した。これより通常任務に戻らせてもらう」
「はいはいどーも」
「……あれで護送だったの?」
疑問を投げかけるが、それに答えるべき者はさっさと下がってしまった。
「いやはや、ホントによく来たね。来ないか逃げ帰ってるかと思ったのに」
「てことは、やっぱりあれはお前の指図だったのか」
指摘すると、ドッピオの前に着地し、目を細めて笑みを浮かべる。
「やり方は自由に任せたけどね。激情だけの奴には絡む必要ないし。それどころか」
少し窺うように、ドッピオを覗き込むように見つめる。
どうにもはたてのこのような視線には慣れない。
「少ししか経ってないのに……なんか変わった感じがするね。寺では猫かぶりでもしてたの?」
「……何言ってるんだ? とにかく、話にしないかい?」
「んー、まあそうね。ほら、これが例の写真」
そういうと、はたては先に見せた3つの写真をドッピオに手渡した。
-
以上になります。
ここまできてタイトルにナンバリング入れるの忘れたことに気付きました。守矢編は3くらいまででしょうか。
ペリーコロさんはこんなだといいなと思います。ねつ造です。
終わりが近づいたのか、まだ続くのかというのは精神的にいろいろクルらしいです。寄り付きたくないですね。
椛は頭が固いといいな。
-
皆様、投稿お疲れ様です。この流れに乗れぬのは残念ですが。
サイバーさんの小説のほうでは、プッチが紅魔館へとレッツゴー。
シルバーチャリオッツのDISCを持ってきていましたが…抜け目のない男ですねぇ、プッチは。
紅魔館にDIOがいたというパターンは他の方の作品でもある話でしたが、サイバーさんの綴る物語では果たしているのでしょうかね?
ちょこら〜たさんの小説では…わお、恐竜化しながらも(弱体化しているけど)なお魔法を使ってきますか。
それ程までに魔法に関する知識が『本能にまで染み込んでいる』ということなんでしょうね。
そして迫る恐竜化へのタイムリミット…!参戦したミスティアの狙いは遺体強奪か、ホル・ホースの殺害か。
まるくさんの小説では、ドッピオが守矢神社に到着。
如何なる脅しにも動じない精神と相手の発言を逆手にとる強かさ。
普段は年相応の心の持ち主ですが、今はディアボロが『すぐ後ろ』にいるせいか、鋼の精神の持ち主になっていますね。
そして、3つの写真がドッピオに渡った後、如何なる行動を彼かディアボロがとるのか。
その選択が、『彼ら』をどう導くのでしょうか。
-
>ピュゼロさん
感想ありがとうございます。何気にピュゼロさんからコメント戴いたのは初めてですね。
七部からは月刊誌に移行して毎回のページ数の余裕ができたこともあり、見開きを使った大ゴマが多用されるようになりましたね。大統領との決戦は、荒木先生本当に楽しんで描いているんだろうなと感じながら読んでいました。
>まるくさん
投稿お疲れ様です。
流石ドッピオ、伊達にボスの側近&参謀やってない。vsリゾット戦でも高い洞察力を光らせていましたし、ジョジョキャラ特有の頭のキレ具合はしっかり持ち合わせているんでしょう。
椛は私もまさにこんなキャラだというイメージがあるので、非常に入り込みやすかったです。あと、「…ぬー……」←これがどうにも可愛くて和みましたw
次回、漸く写真の秘密が明かされる時が来るのか。楽しみにお待ちしております。
>サイバーさん
投稿お疲れ様です。
文章がかなり読みやすくなってきました。この調子で頑張ってみてください。
プッチは既に悪役らしい暴力性を取り戻しているようですね。紅魔館にはDIOが居座っているのか、期待しております。
>セレナードさん
感想ありがとうございます。
ジャイロは恐竜化した状態でも鉄球の『技術』を失っていなかったので、魔理沙も問題無く魔法が使えたんだと思います。
vsミスティア戦終了までは原作をなぞる形になりますが、できるだけ楽しんでもらえるよう工夫するつもりです。
-
4話大体かけたから貼るゾエー!今回は紅魔館編だッ!
ネタバレ「吸血鬼がいる」
-
4話「紅魔館へ行こう!」
プッチ「おお、あれが紅魔館か・・・」
プッチは見えてくる大きな館を見ながら色々なことを考えていた。
プッチ「(ああいう所にはDIOなんかが居てそうだな・・・)」
そんなこと考えているうちに、紅魔館にたどり着いた。
プッチ「さて・・・どうやって入るか・・・、普通に門から入るか・・・?そんなことしたら一発でばれて
しまう・・・、かといって塀を上がって行くこともできるが・・・そんなの完璧に不審者じゃないか・・・
仕方がない・・・門を開けて入っていくとするかな・・・」
そういうと、プッチは門の前に立った、まあどんな城?にも門番が居るものだ、門番はこの
紅魔館にもいた、が、全く持ってどういうことか?ぐっすり寝ていた。
プッチ「・・・」
門番「すーかーぴー・・・」
プッチ「・・・」
門番「・・・んがっ・・・」
プッチ「・・・」
門番「・・・zzz」
プッチ「おい・・・」
門番「・・・・・・」
-
ッチはこの門番は役に立たない番人だな・・・と思いながら門を開けようとしたが、その瞬間!その門番が
いきなり目を開けて蹴りを入れてきたのである!プッチは3〜4m程吹っ飛ばされそのまま地面にばったり倒
れこんでしまった!
プッチ「ふぐオゴォ!!」
門番「ん!なんですかあなた!」
プッチはヨロヨロと起き上がりここにいる訳を話した・・・
プッチ「私は・・・外から来た・・・外来人だ・・・」
門番「?」
プッチ「この辺りに外来人が来ていたら教えて欲しいんだが・・・」
門番「!」
プッチ「!・・・その顔は知っているようだな・・・?」
門番「外来人ならこの館の中で二人住んでいますよ?」
プッチはそのことを聞き、私はその外来人の仲間なんだがこっちに来るときに散り散りなってしまったといい、
この館に入れてもらうようにしてもらった。
-
門番「貴方があの黄色い人とあと一人の仲間さんなんですね!それならこの館にどう・・・ハッ!
(この人に私が寝てたことが知られたら私はまたあの咲夜さんの「殺人ドール」をまた喰らってしまう!・・・
もしこの人があの人たちの仲間じゃなくってここに盗みに来た人だったら・・・なおさら怒られる!)」
門番「やっぱり私を倒したら貴方を入れることにします!かかってきてください!」
プッチ「?!(なんでそうなってしまった!さっき入れるって言ったじゃないか!)」
美鈴「あ、私の名前は紅美鈴といいます!さあ!かかってきなさい!不審者!地の果てまで吹っ飛ばしてあげる!
プッチ「101,・・・103・・・ 107・・・ 109・・・ 113・・・ 127・・・素数を数えろ・・・素数は1と自分の数でしか割れな
い孤独な数字・・・私に勇気をくれる・・・」シュルシュル・・・
そういうと、プッチは頭からチャリオッツのDISCを抜出し、他のDISCを入れた!
美鈴「さあ!かかってきなさい!」
美鈴は、構え、プッチは、さっきのチャリオッツとは違うスタンドを出した!そのスタンドは、チャリオッツに似た
人形だが、サイズが小さく、130㎝程度の大きさだった!色は白と黄緑のまだら模様で、腰巻きの
様なものに「3」と書いている。
-
プッチ「行くぞ!「エコーズ」ACT3ッ!」
そういうと「エコーズ」は返事をし美鈴に近寄るのであった!
美鈴「ひえぇぇ〜!!2対1なんて卑怯ですよぉ〜!!」
プッチは問答無用に「エコーズ」と一緒に攻め続ける!
美鈴「ひえぇぇ〜!!この人結構強いッ!」
プッチと「エコーズ」は二人がかりで美鈴を攻め続け、プッチたちの方が押している!
プッチ「一気にカタをつけるッ!!「3 FREEZE」ッ!!」
プッチがそういうと、「エコーズ」は、ラッシュを繰り出し!美鈴はそれをまともに食らった!
美鈴「ふぇぇぇ!!!!右腕が〜っ!右腕が「重たい」ですぅ!」
そう、「エコーズ」ACT3の能力は「殴ったものを重くする程度の能力」である!
プッチ「さて・・・これで私の勝ちかな・・・?」
美鈴「ううう・・・分かりました・・・私の負けですぅ・・・」
そういうと、美鈴は門を開けると、プッチは礼を言い、紅魔館に入ろうとする・・・しかし・・・
-
」」 」」 」」 」」
__ | __ | __ | __ |
| | | | _| _| _|
___| ___| ___| ___|
我々はこの雰囲気を知っている!いや、このドス黒い雰囲気を知っている!!
普通の人なら胃がケイレンしてゲロ吐く寸前になるほどの雰囲気である!
しかし!プッチはこの雰囲気に全く持って動じていなかった!
そしてプッチは紅魔館の扉を開けると無限に道が続いて奥の方からメイドが
超高速でやってくるとかは無い、絶対ない。
その頃・・・
ロリ「誰かが来たみたいね・・・」
黄色い奴「そのようだな・・・・・・プッチだな・・・」
ロリ「誰かわかるの?」
黄色い(y「あいつとは一緒に住んでいたからな・・・大体雰囲気でわかる・・・」
ロリ「ふーん」
ロリ「あ、咲夜、その人をこの部屋まで案内してくれる?」
メイド「分かりました、お嬢様。」
黄色「フフフ・・・どうした・・・?動揺しているぞ?」コトッ
???「クッ・・・貴様がここまでチェスが上手いとは聞いてないぞ・・・?」コトッ
黄色「なんせ100年前チェスで生活費を稼いでいたからな・・・フン!チェックメイトだッ!」コトッ
???「うおァ!カスがァ・・・これで12連敗じゃあないか・・・」
黄色「さて・・・プッチを待つとするか・・・」
-
いったんここで終了ゥ!4話は長くなりそうだ
-
投稿お疲れ様です。
『ジョジョのボス達は六畳一間の一室で暮らすようです』では、プッチはスタンドDISCを所持したり使用したりする描写は無かった気がしますが、これはこの東方荒木荘のみでのオリジナル設定なのでしょうか。
-
基本的な荒木荘はボスたちの日常をえがいているのですが、
東方荒木荘は東方キャラとの闘い(日常?)をえがいているから、
プッチの能力を使った方が良いと思いましてね・・・
ただ、東方キャラの口調がおかしかったりすることがあって色々おかしいと思う
んですよ。まあだいたいどんなキャラかはわかってるんでほんとにキャラ崩壊は
しないと思いますがねェ・・・もしおかしかったら教えてください・・・
-
【エコーズ】を抜かれてる康一君は今仮死状態なんだろうかとか、何処で手に入れたんだろうかとか、そのあたりが少し気になったので…
子供の頃『刑事コロンボ』が好きだったせいか こまかいことが気になると夜もねむれねえ
-
露伴先生に「空の景色を見てどんな感想だったか教えてよ!」
とか言われて困ってそうww
-
ちまちまお返事ありがとうございます。
>ちょこらーたさん
やっぱり最後にメッセージボックスでも確認した方がいいですね。以前は全角ダッシュで使用されてたところも長音符になってますし。自分もよく変な改行がでしゃばること多い…
原作と同じ雰囲気かつ、幻想郷の違う空気。追手が明らかに強力な上に追撃のみすちーで難易度はさらに加速したこの先のミスチルはどうなるやら。
元凶はみすちー?それともさらに別の誰か?
近年のわんこ椛とは違うのだよ…あれはあれでもいいものですが、やはり下っ端というのは強調したくてですね!
いらんところでかわいらしい言動とか入れるの好きです。漫画では絵で表現できる萌えしぐさとか好きです。
組織の体制としては参謀はドッピオ一人だと思いますけど、ドッピオ自身は参謀の部下。と思っている。と解釈してます。
>セレナードさん
あのやや破天荒と化した現人神さんの地元。
ドッピオも少しずつ変わってきてます。ディアボロの存在には気づいてませんが確実に後ろの何かに力づけられているというか。
写真どうなるでしょう。はたてちゃんの運命やいかに。
>サイバーさん
東方キャラの口調がおかしいことを心配していますが、それを言い始めてしまえば荒木荘設定は十分キャラ崩れが起きている(それによってギャグが成立している)と思います。
だからそこまで気にしなくてもいいのではないでしょうか?
自分で当てはめてみて「あれ、これ可愛くないな、かっこよくないな」と思わなければ大体合ってますよ!
プッチの能力で言うなら、他人のスタンドで戦うよりむしろよくわからん内容のDISCを他人や自分に突き刺して戦わせる方がそれっぽいと思います。
視力を抜き取る、熱湯を水に変える、10m飛んだら破裂する…割とチートな感じはしますし。想像もしやすいと思います。
-
やっと一段落書けた・・・
-
プッチは館に入るとそのすぐにはあるメイドが居た。何処にでも良そうな、館とかに居そうなメイド。
メイド「あなたがプッチさんですか?」
プッチ「あ・・ああ、そうだ、私がプッチだ・・・(こいつ・・・私が来るのを知っていたのか・・・?しかもこの感覚・・・
「彼」しかいないとしか考えられない・・・」
メイド「それではこちらに・・・」
メイドはそういうと、プッチをある部屋まで案内した。
メイド「ごゆっくり・・・」
メイドはそういうと、部屋のドアを開けて、プッチを部屋の中に入れた。そこには見慣れた二人が居た。
一人は、額、膝にハートマークがあって、いっつもチャック全開の奴である。もう一人は、金髪の巻き毛、
白いマントのような服を着た男であった。
-
メイドはそういうと、部屋のドアを開けて、プッチを部屋の中に入れた。そこには見慣れた二人が居た。
一人は、額、膝にハートマークがあって、いっつもチャック全開の奴である。もう一人は、金髪の巻き毛、
白いマントのような服を着た男であった。
プッチ「ああ、やはりDIOだったか、このドス黒い感じはDIOしかいないと思っていたよ・・・やっぱり半裸か・・・
何で半裸になってるんだ?※あの時も半裸じゃなかったか・・・?しかも・・・ヴァレンタインもいるじゃないか・・・
」※6部のダヴィンチの話の時
DIO「服を脱いでいると何故か・・・ある解放感を感じるんだよ・・・」
大統領「それって露出狂って奴なんじゃあないのか?」
DIO「下半身は履いているから大丈夫だろう?」
プッチ「上半身でもアウトだ」
-
そんな事話しているうちに他の少女が話しかけてきた。
ロリ「はいはい、感動の再開は置いといて何の様なの?プッチ・・・だっけ?」
プッチ「そうだったな・・・用というのはこの二人を人里に連れて帰りたいんだ・・・他の仲間も要るんだが、
全員連れ戻したいんでね・・・人里にはもう一人要るんだ・・・」
DIO「一人というのは誰だ?」
プッチ「吉良だ、あいつと出会ったときは何故かかなり怪我していたな・・・・」
大統領「そうなのか・・・」
ロリ「そうだったのね?この「幻想郷」に貴方たちのメンバーが散り散りになってて、それを全員集めたいと・・・」
プッチ「そうなんだ、もしかしたらこの近くに要るかもしれないからね・・・」
プッチ「どうか、この二人を人里に連れて帰っていいか?」
ロリ「ホントに2人だけなの?」
プッチ「ホントだ、約束しよう」
-
ロリ「でも断る」
プッチ「!?」
ロリ「DIOは私とフラン以外の吸血鬼だから手放すわけにはいかないわ!」
ロリ「フランだってかなりDIOの事好いていたからね♪」
DIO「私って好かれていたのか・・・」
ロリ「まあもし諦めれないなら私たちと「隠れ鬼」をしないかしら?」
D、大、プ「「隠れ鬼」だと?」
ロリ「そうよ、ルールは簡単、今は12時半、1時半になるまで見つから無かったら貴方たちの勝ち、
逆に見つかって捕まったら貴方たちの負け。Ok?」
DIO「鬼ごっこなど・・・外民がやる遊びをやるわけ・・・」
プッチ「私たちは遊んでいるんじゃないんだ・・・」
ロリ「じゃあ肉弾戦で戦う?貴方たち程度が勝てる訳が無いけどね。」
プッチ「なんだと?」
-
DIO「やめておけプッチ、こいつの実力は本物だ・・・君が外で戦っていたような奴らと格が違う、私と
ヴァレンタイン二人がかりで戦っても相打ち・・・いやあっちの方が勝っていたな・・・」
プッチ「なんだと・・・」
大統領「あいつとの肉弾戦はやめた方が良い・・・私が戦った時にはD4Cの能力を使う前に挟むも
のを壊されてしまって・・・となりに逃げようとしても挟むものが全て潰されたんだよ・・・」
プッチ「どうやらまともに戦って勝てる相手じゃないわけだな・・・」
プッチ「分かった、受けよう、その「隠れ鬼」とやらを。鬼はそちらだな?」
ロリ「そうよ、鬼は二人、そっちは3人で逃げていいわよ?」
プッチ「逃げるのなら得意だ・・・」
レミリア「あ、自己紹介がまだだったわね、私の名前は「レミリア・スカーレット」!、6歳!趣味は紅茶
を飲むことよ!」
DIO「ちょっと待てコラ、何年齢詐欺してんだ」
プッチ「何か問題はあるのか?こいつは完璧に6歳にしか見えんのだが・・・」
DIO「こいつは吸血鬼だ、本当の年齢は595とか言ってたな」
プッチ「吸血鬼!?・・・だからDIOの事を好いていたのか・・・」
-
レミリア「もう一人の鬼は私の妹「フランドール・スカーレット」って言うわ、咲夜、フラン呼んどいて、
「久しぶりの遊び相手よ、思う存分遊んであげなさい」。」
咲夜「かしこまりました・・・お嬢様・・・」
レミリア「じゃあ今から5分後から始めね♪」
そういうとDIO、大統領、プッチはすぐに逃げ出した!プッチは左、DIOと大統領は右の方へ走って行った・・・
DIO「(フフッ・・・見せてやるよ・・・貧民街時代の鬼ごっこの技巧をなァ!・・・)」
大統領「流石DIO、実に悪く良い顔をしている・・・」
プッチ「さて・・・どこから来ても逃げれる場所を確保しなくてはな・・・」
-
投下開始します。
-
※今回からはショッキングかつ非道徳的な表現が多用されるようになります。一応ご注意下さい。
【第二部】〜Saint Babel Run〜
第五話 『片鱗 後編』
「あら、私のこと覚えてたの?思いのほかマシな記憶力してるじゃない♪」
鈴の転がるような透明な声で、ミスティアは歌うように答える。明らかに挑発の意を籠めて。
「あんたね…っ!ホル・ホースに『歌』を聴かせたり、魔理沙を『トカゲ』に変えたりしたのはっ!」
怒りを孕んだ視線で、チルノはミスティアを見上げる。
「フフン♪普通に状況判断できる程度の脳ミソも持ってるのね。
ええそうよ、その通り。私の『スタンド能力』は【スケアリー・モンスターズ】。
『ある御方』から授かったこの力で、貴方の持ってる【左腕】を回収するため、
まず魔理沙を『恐竜化』させて追跡、そして魔理沙が森の動物を感染させたのよ♪
貴方たちが次の【遺体】、この【眼球】を見つけてくれるとは思わなかったけどね。ラッキ〜 」
えらく上機嫌に、鼻歌交じりで自分の目的・所業を語る。
「こいつは………!!おまえが………!!『本体』だったのか……!!
この【能力】は魔理沙のじゃなくて………あんたの支配だったのか!!」
これで、ホル・ホースが抱いていた疑念にも納得がいった。
彼が魔理沙から『殺気』や『敵意』を感じられず、罠に嵌められてしまったのは、魔理沙が彼女本人でない者に操られて襲っていたからなのだ。
声を荒げるチルノを尻目に、ミスティアはゆったりと宙を舞い、【悪魔の手のひら】の頂上に降り立った。
主直々の来訪を受け、『恐竜化』した魔理沙は片膝を着いて傅き、ミスティアが彼女から【両眼】を受け取る。
「へえ………確かにスゴイ【遺体】ね。持つ手がおぞましさで震えるわ。とても二千年前の【遺体】とは思えないみずみずしさ…」
手に持つ【両眼部】を、ミスティアは間近で見つめたり、月に透かしてみたりしてしげしげと眺めている。
「…あんたの『目的』は?なんで【遺体】のこと知ってるんだ?」
【両眼部】を観察するミスティアに、チルノは疑問を投げ掛ける。
「…?何のため?
貴女たち、もしかして何も知らないで見つけようとしてたの?この【遺体】が『誰』なのか………
あっと!ちょっと余計なことを喋ったかもしれないわね…
けれど、まあ……どっちみち、貴女たちには死んでもらうことになるんだけれど 」
ミスティアは一瞬怪訝そうな表情で質問を返し、しかしすぐにまた勿体ぶった言葉遣いで語り始める。
「…そうね、私たちの目的は…ただ一つ、ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー『下剋上』、よ♪」
にっこりと微笑み、歌うような口ぶりで、そう告げた。
-
「……『下剋上』……?何言ってるの?今、『私たち』……って言った?仲間がいるのか?どこの誰に言われて【遺体】を集めてるんだ?」
チルノはミスティアを鋭く睨みつけ、矢継ぎ早に疑問を口にする。が、彼女の勝気な性分からか、すぐにハンッと鼻を鳴らし、小馬鹿にしたような態度で二の句を継いだ。
「ま、その『仲間』ってのも、『子分』にこのあたいとホル・ホースの『最強』コンビと戦いに向かわせるくらいなんだから、どうせ『弱っちい』意気地なしの『親分』なんだろうけどね。」
その挑発を聴き、ミスティアは眉をしかめた。
「ちょっと待ちなさいチルノ、今………なんて言った?
さっき私が言ったこと、聞いてなかったの?」
『親分』を貶された怒りから、憤怒の面持ちで喝破する!ーーーーーーーーーーーかと思いきや、
「『下剋上』とは!!
『弱い』とか『強い』とかそんな無意味な評価基準をひっくり返す革命的大偉業なのよ!
世界はアンタのようなヤツばかり……!
でも、私は違う……私は、その『下克上』の流れを真っ先に察知したわ!
だから、他のボンクラたちを出し抜くために、早め早めに準備してっ♪新しい時代、これから到来する【新世界】へと移住するのよ〜っ 」
謳うように恍惚の表情で、彼女は『下克上』の素晴らしさを力説し始めたのだった。
「かつて『恐竜』がこの地上で繁栄したのに突如滅んだのはなぜだか分かる?
それはこいつらが!『適応』という概念を知らない石頭だからよ!
『変化』に『適応』しない!だから滅んだの!
……ちなみに、こいつらの中で『適応できた』者が、今の鳥類の祖先ってわけ♪
……私は道義的にもつながる話をしてるのよ。『適応』しなければその報いは貴女達自身ひとりひとりが受ける!!その深い因果関係をこいつらの脳ミソでは理解できないのよ!」
月の光をステージライト、配下の『恐竜共』をオーディエンスに、ミスティアはミュージカルでも演じているかの如く、時に身振りを加え、時に身体をクルリと回し、忙しく【悪魔の手のひら】を動き回っては、酩酊したかのように自説を歌い上げるのだ。
「何のためにあなたは【遺体】を探してるの?動機は何?
あの『外来人』の歩けない脚を治したいからという理由?それとも『不老不死』とか『無敵のパワー』を手に入れたいから?
そんなちっぽけでレベルの低い話をしてるんじゃあないわ………この【遺体】を完成させ、『あの御方』が手にした時!
『下剋上』の奔流が、この【幻想郷】の歪んだ支配構造をごっそり洗い流す!
全てのパワーバランスがひっくり返って、変化に『適応』できる選ばれし者だけが生き残ることができる!
ーーーーーーーーああ、『あの御方』こそ、次の時代の覇者……♪私は次の時代を切り開く先駆者として、『あの御方』をお支えする〜っ それが、この私の使命♪」
グンッとターンし、ミスティアは陶酔の演目を終了した。再び、両者の目が合い、沈黙が訪れる。
にんまりとほくそ笑むミスティア、それを睨むチルノ。険しい顔付きで口を閉ざしていたチルノが、沈黙を破った。
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板