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【脱出】Story of unhappy happy girl 【ホラー】

1 ヨモギ茶 :2011/05/28(土) 21:59:05
「ねえ・・・。起きてよう・・・もう、朝だよ・・・?」

――少女の声が聞こえる。重いまぶたを開けると。目の前には知らない少女の顔があった

「おはよう・・・。・・・わたしのこと。おぼえてる?」

少女は無垢な笑顔で(だけどどこか・・・。・・・不気味な悪意を感じる)、
目の前で転がっていた人間や獣人などの人々に問いかけた。
もちろん、返事なんてかえってくるはずがない。誰もかれも、彼女を初めて目にするから

――此処は、ラドリオ王国のとある辺境。

ほぼ。鬱蒼とした森に囲まれた草ぼうぼうの土地。
あきらかに辺ぴといえるこの場所には、何週間か前から、
大きな洋館らしき建物がたっていた・・・。

本来ならばこんな場所に、洋館なんて立っているはずがない。
それゆえに、この奇妙な洋館が発見された当初より。
政府の調査班やおもしろ半分で入り込む輩。色々な人が此処を訪れたが、



――――その館に入った者は、それっきり、出てくることがなかった・・・・・




「・・・・わたしのこと。おぼえてないの?」

状況を整理しようと黙り込む人々を前に、少女は勝手に話を進める。

「・・・・かなしいな。わたしは、いまでもみんなのことを覚えているのに・・・。
・・・・まあ。いっか・・・・。・・・・もう、あなたたち。わかっているよね・・・?
ここがどこなのか・・・しってるよね・・・?」


迷い込んだ人々が今いる場所は。
―――その。行方不明者が出ているという、洋館のエントランスにあたる場所なのだ・・・

「・・・・わかるよね・・・・。・・・あなたたちは、もう、この館から出られないよ?」

人々の後ろには。人々が此処に入ってくる為につかったであろう大きな扉・・・・

「扉をやぶったり。こわしたりすればでれるんじゃないよ・・・。・・・そういうのだって。できないよ・・・?」

ガタガタと激しい音が聞こえ。人々が驚いて後ろをふりむく――
扉の前にいた人達が、扉をこじあけようと試みたのだ。

・・・・少女の表情が、本当に悪意を持ったものとかわる。

「・・・・ね?・・・・そんなに怖がらなくてもいいよ・・・・。
あなたたちの前に来た人達だって、もう、此処になれて楽しく過ごしているよ・・・?
あなたたちも・・・此処の暮らしをたのしんだらいい・・・。・・・・じゃあね・・・・。」

一方的に言葉を言い終えると。少女の姿は、まるで、土人形が崩れ去っていくように消えてしまった・・・


後に残されたのは。ラドリオ王国の主な住民であるヒューマ。
そして。ラドリオ王国にて、差別を受ける対象となっている獣人
(獣人以外の妖精などの存在も、もしかしたらまざっているかもしれない)
などの、迷い込みし人々だけであった・・・・

2 木野 :2011/05/29(日) 22:26:54
「ここここここは・・・いいいったい・・・!?」
ガタガタを震えながら巨大な木槌を抱える若い牧師風の格好の青年…ハウ ンは
ドアノブが空回りするエントランスの扉の前で立ち尽くしていた。
「こうなったらこれで・・・」
手に持っていた木槌を振り被り、一振り。
にぶい音だけが響き、傷一つはいらない扉に彼は愕然とするのだった・・・

3 Mark :2011/05/30(月) 20:04:10
「ハウ ン」
思い出せぬ自分の名前。

少年の顔に汗が滲む。
扉へ一振り。無傷。一振り。無傷。
木槌を振るたびに、滲んだ汗が滴り落ちる。
少年の着ている僧衣が、汗を吸い込み濡れてゆく。

「ねぇ、ハウ ンさん」
少年は突然の少女の声に身を震わせ振り向く。
背後に少女はいない。かわりに、エントランスの中心に、数人の人だかりができている事に気づいた。
見てはいけない。そう思うハウ ンの足は人だかりに向く。
近づくにつれ、人だかりの隙間から、絨毯を染める血と、その上で横たわる死体が見える。
少年の眉間が、歪んでゆく。

死体は、牧師風の僧衣を着た青年だった。
傍らにいた獣人の男が、まだ若い彼の姿を嘆く。
少年はその姿に見覚えがあった。自分の物とよく似た木槌を抱える死体。
少年は乾いた唇を無意識に動かす。
「ハウゲン」
死体の名だ。

4 木野 :2011/05/31(火) 01:48:06
獣人の男は不気味に思った。
さっきまで死んでいたと思っていた男が
今度はいつのまにか別の床に這いつくばって何かを書いているのだった。
ブツブツと何か呟きながら床に指を這わす彼の背中越しに
床を見ると見慣れない字で埋め尽くされていた
「ハウ  。ハウ  。ハウ  。」
青年は3文字目以降にそれぞれ違う文字を書いてはぐちゃぐちゃと
消していく。これは違う。これも違う。あぁ、思い出せない。
獣人はその不気味な光景に恐怖し、さらに良く見るとその文字は
血で書かれていることにさらに驚くこととなるのだった…

5 M2.サタンの本名はMark :2011/05/31(火) 19:46:27
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ」
第三者の悲鳴で獣人は我に返る。
振り向く――



「何よ、もうちょっといい反応ないのー?」
「ちょッ……やめてやめてやめて!苦しい!!苦しい!!!」
「やーいやーい童貞」
「童貞とかそれ以前の問題です!!胸で挟むなんて下品n」
「うりゃ」
「あぶふぉゥッ」
僧衣の少年が巨乳の黒髪に窒息させられていた。獣人はすぐに視線を反らす。
「―――――!!!」
苦しそうなうめき声の後、
「………ぶはッ」
少年の荒い息。
獣人は視線を二人に戻す。

「……あぁ、今更だけど私メモリー」
「唐突過ぎですッ」

6 Mr.サタンの本名はMark :2011/05/31(火) 19:53:48
【追加】(視線を反らす〜「―――――!!!」の間あたり)

床を覆っていた名前の血文字はない。
這いずり回っていた死体は前と同じ目の前にある。
姿勢は動かず、ただ命のないまま存在している。

7 木野 :2011/05/31(火) 22:09:20
「…まったく、死ぬかとおもいましたよ。」
「顔真っ赤…というか鼻から血が出てるわよ?うふふ。」
照れる僧衣の少年に、からかう薄着の女性。
獣人はそれをみてあきれるのだったが、何か違和感―――

「おい、開いたぞ!」
別の場所でドアの開く低い音
数名が二階の大きなドアの前で騒ぐ
「ここにいても仕方ないわね。私たちもいきましょう?」
そういい、強引に僧衣の少年を胸に挟み込むように引きずるメモリー
「さ、あなたもいきましょう?」
そういい彼女は俺にも手を差し伸べるのだった

8 Markkku :2011/06/01(水) 21:31:21


少年はこの場にいる者全員を見渡す。
扉の前では30人ほどの人間で賑わっていた。
視線を外し、エントランス中を見渡すと、それより多い人数が散らばる。
正確な数は不明だが――
「100人くらいね」
隣のメモリーが呟いた。

「……わかるんですか?」
「おおざっぱに。声の数でね。あとは喋ってない人を人数に入れて、それくらい」
「こんなにたくさんの人が……」
「あと、動いてる物の移動音を聞けばだいたいその位置がわかったり」
「あの子はなんのために僕たちを……」
「ちょっと、すごいくらい言ってよ〜」
メモリーはムスッとする。
しばらく少年とにらみ合っていたが、やがて元の表情に戻る。
「そういえば、……ディエゴ君、大丈夫かな?」
「あの獣人さんですか?」
「うん、だいぶヘトヘトに見えた。  ……ここに来る前運動でもしてたのかなぁ」



装飾の施されたドアの前には様々な服を着た男女が入り乱れているが、作業着姿の割合が多かった。
ディエゴはその中にまぎれ、作業着を着ている男たちの内のひとりと話していた。
「その服、マシネスカンパニーだろ」
「……まぁ、そうです。力仕事が多いのが幸いしまして」
作業員は照れくさそうに鼻をかく。ディエゴは何気なくドアを押してみるが、びくともしなかった。
「仲間も一緒だったのはいいのか悪かったのか……」
「ドアが開いたんだから、よかったじゃねぇか」
「そうでしょうか……」
「プラス思考で考えな。所で、あんたの名前は?」
そう言われ男は言葉に詰まり、視線を反らした。
周りに集まる者達もみな似た表情だ。戸惑っている。
「……それが」
「なんだ?」
「全然……思い出せないんです。仲間も、そうみたいで、……そいつの名前も、すっかり頭から抜け落ちてて」
「そいつは酷いな……」
「……ディエゴさんはまだ自分の名前がある。俺らはあだ名考えるのに必死ですけど、あなたは、ちゃんと自分の事大事にしてくださいね」
「勿論さ」
会話はそこで途切れ、二人は人だかりの隙間からドアの向こうを見る。
薄暗いエントランスとは違い、長い廊下は穏やかな灯りで満ちていた。
「全部の部屋がこんな感じだったらいいんですけどね……」
一直線に伸びる廊下の奥は広間となっており、大きなテーブルらしきものが見える。
「……もしそうだったら俺は願い下げだ」

9 ヨモギ茶 :2011/06/04(土) 20:43:23
――――此処は、この洋館のどこかの奥のどこか。
あちこちに。四葉のくろーばーなどを描いた古い張り紙が、インテリアとして壁や床にはりついている・・・・。

「うふふふ・・・・さあて、今度のお客さん達は。どんなふうにあがいて、そして死んじゃってくれるんだろうね・・」

洋館のどこかのその部屋で。そこにいる誰かは嘲笑った・・・・。

「それにしてもおもしろかったなあ・・・・。あの。ハウ ンさんっていう人の怯えようは・・・
無駄だって言ったのに、汗かいて木槌なんかふりまわしちゃってさ・・・それに、
死体をみちゃったときの。彼と周りにいた人の反応とかぁ・・・。・・・うふふふ。あはははは・・・」

誰かは笑い続けたが・・・・・。・・・・・・ふと、何かを思い返したように沈黙すると。
その表情は嘲笑から不満へと変化する・・・・・。

「・・・・・だけど。・・・・・なんだかおもしろくないな・・・・。・・・・なんだか。なんだかちがうんだ・・・
・・・・・・・そうだ。・・・・・ハウ ンさんって人だ。 それだ、きっと。」

「・・・・・ハウ ンさん。・・・・・この館で、『一番目に犠牲者になるはずだったのに・・・・。
・・・・・ううん、本当に『死んじゃったはずなのに・・・ハウ ンさんはまだ生きている・・・・』」

「『ハウ ンさんは死んじゃったはずだった。魂もまた館にとりこまれて、身体は此処の住民になるはずだった・・・
本当は。木槌で扉を壊そうとする事もできない。それか、死んだ自分をみた時点で、魂が消えちゃうはずなんだ。
それなのに魂はつなぎとめられて。まだ、自分をたもってうごいている・・・。
・・・・ほかのやつらも、きっとおんなじなんだろうなあ・・・・。』」

「・・・・・。・・・きっと、『呼びかけられたからだろう。』だれかが、その邪魔をしたからだろう。
身体はもうここの住民だけど。不完全だし、『生き返るような事をされたりしたら』・・・・・」

いいかけて、だれかは口を噤む、だらーんとしている首を横にふる。

「・・・・・だけど、そんなの関係ないや。・・・・・生き返ろうとする以前に、
死んじゃったっていう事をみとめなけりゃあ。ハウ ンとハウゲンはずっと切り離される。
他のひとたちだってそーいうことさ・・・・。そして、死んだって事をみとめなければ。
別人として、永遠にこの館をさまようことになるし・・・。
あの人達は。友達だった人と。殺すか殺されるかの闘いをする。
どっちにしろ、かわりゃしないさ。」

再び。それは笑いだす。周辺に、十字架。槍。それにつきさされる白い人影達が浮かび上がる

「さあ。迷い人達よ―――――このぼくに、おもしろおかしい暗黒舞踏をみせてくれたまえ」

心の贓をもちーふにしたような、血のように紅い鍵に心の贓を貫かれている。黒い兎竜はあざわらった。

10 木野 :2011/06/14(火) 23:23:48
「あら、あいたわね。」
メモリーが何気なくかけたドアノブは簡単に彼らを招き入れた
「いやな気配がするな。」
ディエゴは無意識に鼻をならす
「そうですか?綺麗で落ちついた部屋じゃないですか」
  ゲ はホッと胸をなでおろす。
部屋にあるのは1つの丸机とそれを囲むように並べられた小さな椅子
誰にいわれるまでもなく彼ら「2名」は椅子に座るのだった
------------------------------------------------------------

11 ヨモギ茶 :2011/06/21(火) 22:48:30
メモリー達「ニ名」はイスにすわった。
丸机には薔薇をイメージした装飾がなされており、そして、
その上にはアンティークなコップや皿などがおかれており、
脇には、可愛らしいデザインの呼び鈴らしきものがおかれていた
わー・・・と軽く感激していたメモリーが。最初にそれに気がついた

「まーあ。ねえねえこれみってよ、かっわいーい。」
「なんでしょうかね・・・呼び鈴でしょうか?」
「んーん・・・わかったー。たぶん、鳴らしたらメイドさんとかがきて、
このコップにお茶をいれてくれるのよ」
「・・・・・・おいおい。そんなオイシイ話があるかよ。
あんまさわんないほうがいいんじゃねーか?」

すっかり安心した様子のメモリーや ゲ  に対して、
ディエゴは獣としての感覚なのだろう・・・。彼らの言葉を否定した。

 ゲ  は、先ほどのハウゲンの死体の目撃者となってしまったゆえに
あ・・・・といいたそうにちんもくしたが。
メモリーのほうは

「ん〜・・・きてくれる子は、もしかしたらいいこかもしれないわよ?」

そんなこといって呼び鈴を

「ちり〜ん♪とねっ♪」

ならして  しまった

12 ヨモギ茶 :2011/06/22(水) 16:27:45

<ちり〜ん♪>

呼び鈴の形に違わない。可愛らしい音が部屋に響いた―――

それと共にぎいいいい・・・と。メモリー達からみて「目の前」にある扉が開く
それも突然ひらいたので、「ニ名」は一瞬びくっとしたが・・・。
メモリーと ゲ は笑顔になったり、ほっと胸をなでおろしたりした。

開いた扉の先にたっていたのは、装飾がほられたティーポットを抱きかかえている。
ゴスロリ風の衣装をまとった可愛らしい少女だったからだ。
ピンクがかった茶色い髪をしており。盲目なのだろうか?片方の瞳はとじられており、
もう片方の瞳は薔薇の刺繍がされた眼帯によって覆われている。

「あらまあっv可愛いお嬢ちゃんじゃないっ。あなたが、この館のメイドさんなのね?」
「まだ子供だっていうのに・・・。目もみえないのに、仕事は大変じゃないのですか?」

二人はすっかり安心した様子で( ゲ は彼女の仕事の様子を想像して心配している)、
少女に対して色々話しかけているのだが、ディエゴだけは恐怖の表情を浮かべ少女のもつティーポットを凝視している。

「っ・・おっ・・・おいおい・・・っまじかよおいっ・・・!!?」
「ん〜?・・・ちょっとお!なによその態度!こんな可愛いお嬢ちゃんが紅茶をもってきてくれたのに、
怖がっちゃうなんて失礼よ?」

明らかに恐怖と動揺の感情を露わにしているディエゴに、メモリーはむっとなり注意をした――――

              
              <ガ    チャ   ァンッ>

直後、部屋にひびきわたった甲高い音――――。 メモリー達がはっとみれば。
少女はティーポットをもってはおらず。足元に破片が広がっていた。

『ほらあ!あなたがそんなこと言っちゃうから。お譲ちゃん傷ついちゃったじゃないっ!』
そう、メモリーはいいたかった。―――――――だけど、・・・いえなくなってしまった。

ティーポットは粉々になった。地面にはそのティーポットの中に入っていた【紅茶】が水たまりを作っている。
部屋中にひろがった【紅茶の香り】――――。

【肌色の身体を持ったものの体液でつくった綺麗で真っ赤な紅茶の香り】が、メモリー達の鼻を点いた。

その匂いをかいだとたん。  ゲ   は胃の中のものを吐きだしそうになった。
【紅茶の香り】はまさに、あの時  ゲ  が目の当たりにした。

【ハウゲンの死体を紅く汚していた血液の匂いそのものだから】
  ゲ   は意識が消えて行きそうになった。  
しかし、ディエゴやメモリーの手により力いっぱいひっぱられあるいは押され、消えそうな意識はひきもどされた

意識をとりもどした   ゲ     がみたもの・・・・。



先ほどまで自分達がいたであろう場所の無残な姿と。

テーブルの上にアンティークのような食器をふまないようにきをつけてたち。

いつの間にか手にしている【蔓すらも血のように紅い薔薇が絡みついた透明な鋏】を自分達にむけた少女だった。

13 ヨモギ茶 :2011/07/03(日) 20:26:30
どうしてこんな事になったんだろう。

作業着の人達に半ばもまれるように歩きながら、おでこに♪マークがついた子供、ルオは考えていた。
気がついた時。他の迷い人たちのように、彼もまたこの館の中へ閉じ込められてしまったのだ。

さっきの僕達の目の前に現れた女の子。彼女はたぶん悪い子で、神官服の人がいきなり死んでて、
そして、周りにいる人達は皆名前を忘れてしまってる・・・状況をまとめるならこんな感じだ。
なにがなんだかわからないけれど、悪くて、とても怖い事がおこってる。それだけはしっかり理解できた。

・・・だけど、なんでだろう、あの女の子はいかにも悪いって気配を漂わせていたけれど。
ほんのすこしだけ、「悲しい」って気持ちを感じたんだ。

そもそも犯人があの子なら、どうしてこんな事をしたのかな・・・。

「・・・もしも、何か理由があるのなら。・・・どうにかしてあげられるのかな?」

なんでこんな事をしたのか理由をきいてあげて・・・。んで、此処から出してもらえるように、頼んでみるとか
・・・・でも、・・・・素直に出してくれるんだろうか。・・・そもそも、単純にぼくらが此処で苦しむのを、
楽しみたいっていう、それだけだったら・・・・?

「って・・・。あれっ」

ふと気がつけば・・・。 さっき、自分の周りにいた作業員さんたちがどこにもいない。
考え事をしている内に、どうやら自分だけがみんなと違う方向へ進んでしまっていたらしい

「うわあ、ど、どうしよう!?」

うっかり迷子になってしまった。ルオは冷や汗をたらしながら辺りをみまわす。

と――

<がっちゃあああああん!!!>
「わ―――――――!!?」

突然の音に驚いて思わずルオは飛び上がった。が、よく聞いてみればその音の中にはわずかにだが悲鳴がまざってた。

「え・・・だれか、襲われてるの!?」

音の聞こえる方向を探そうとした直後、突然ドアが開かれた。
驚きで目を見開くルオ。飛び出してきたのはディエゴとメモリーと  ゲ  の三人だった。

しかし、ルオが驚いたのはそれだけじゃない―――

ルオは最初、ばかでかくグロテスクなモンスターが三人を食おうとしているのだと思った。だけど違った。

身の丈に似合わない巨大な鋏をひっぱりながら歩き出てくるのは。
どうみたって小学生にしかおもえない。一人の女の子だったのだから――

14 Ronia :2011/07/03(日) 21:04:13
「あぁっ、そこのあなた危ないわよ!」

ディエゴ、  ゲ と共に飛び出したメモリーは目の前に居たルオに向かってそう叫んだ。
現状をよく把握できないまま、ルオはメモリー達と共にその場を逃げ出したのだった―――。



「…あの女の子は一体何なの!?」

ルオは逃げながらディエゴに問いかけた。が…

「知らねーよっ!ただ、そこの女が呼び鈴を鳴らしたらこんな事になったんだ!」
「失礼ね!まるで私が悪いみたいじゃないっ。」
「実際あなたが悪いんじゃ無いですかーっ!!」
「いやあんたも最初あいつと話してたじゃねーか!」

…走りながらギャーギャーと口喧嘩し出す『二名』を見ていたルオは、

「…あの、喧嘩はやめなよ…(汗)」

と呆れながら言うしかなかったのだった。


しかし、このまま逃げ続けても埒が明かない事は確かだ。
そのうち巨大な鋏をひっぱりながら追いかけて来る『眼帯の少女』に捕まってしまうだろう。

完全に巻き込まれてしまったルオは、走りながら考えた………。


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