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【きままに】鉢巻と鶏冠【つれづれ】

1 木野 :2010/12/15(水) 21:11:27
小さな港で汽笛が鳴る。
「勇者」として育てられたものが多く集まる街 シャユウ街。
ここで生まれる多くのものが勇者を目指すが、本当の勇者となれるものは
数少ない。
 街を襲う魔物を倒すために命を落とすもの
 勇者というプレッシャーに耐えきれぬもの
 魔王が現れない平和な時代に生まれたもの
そんな儚い夢を追う若者たちの中にその青年はいた。

イサム「ふぁ・・朝か。」
汽笛の音で目覚める。いや、目が覚めてしまうぐらいの響きである。
寝巻用の鉢巻きを外し、外出用の鉢巻きを締める。
鏡の横に手を伸ばし、何もないことに気づく。
イサム「そうか・・・修理に出していたんだっけ。」

 昨日、幼馴染の狩人である「ハヤハ」と共に魔物と戦うための特訓をしていた。
―――この村では、17歳になるまでは外に出て魔物と戦ってはいけないという
掟がある。もっとも、イサムは勝手に外に出て魔物に襲われたところをハヤハに
助けられたのだったが・・・―――
 その特訓の時にイサムは剣と盾を壊してしまったのだ。どのようにしてかは今ここでは
語らないでおこう。

 イサム「鍛冶屋のおっさんも起きたころかな・・?」
手ぶらで出かけるのが心もとないのか、イサムは立てかけてあった
ホウキとチリトリを装備した。鍛冶屋が開いてなかったら掃除でもしようか・・

 そんな何気ない一日の始まりが、
  とても大変な一日への始まりになるとはまだ彼は知らなかったのだった。

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2 木野 :2010/12/17(金) 23:44:16
鋭いくちばしが木製のチリトリに穴をあける。
ほうきで払うように相手を威嚇する。

鶏。

それは村で飼っていた養鶏たちだった。
街を見回っている自衛団の人間を倒し、檻のカギをあけた。
それがこのニワトリ・・・

「ハリソンだ。おとなしくその間抜けな剣をしまってもらおうか?」
ニワトリたちのリーダー格に見えるそのニワトリは
青い足に、羽下から銃撃を繰り出してきた。
「悪いが、このシャユウ街では悪党は見逃せないんでね。」
突然の発砲に驚いたが、弾の少ないショットガンのようで
ほとんどが当らずに、周りの地面に外れた弾が散らばっている。
距離さえ詰められなければ柄の長いこのホウキでも十分ということだ。

「ならばこの嘴でその口を黙らせるしかないようだな・・・ッ!?」
ハリソンは己の体長以上に飛び上がった。
その横で別のニワトリが倒れる。布でくるまれた弓矢が落ちる。
と、同時に周りのニワトリたちが驚いて逃げ始めた。
「チッ・・・家畜のくせになんて跳躍だ。」
街路樹の陰から草色の髪を立てた狩人が姿をあらわす。
「ハヤハ、うちのニワトリを傷つけないでくれよ・・」
「気絶程度ですまそうと思ったんだがな・・・どうやら狩る気でいかないといけない
みたいだな・・・」

ハヤハは背中の弓入れに手を伸ばす。そこからは
金属音を鳴らしながら鋭い弓矢が手に取られた。

「いいだろう・・・そこの腰ぬけの勇者さんでは物足りないとおもっていた所だ。」
ふわりと舞い降りたハリソンは羽を軽く広げた。
ガチャリと何かが切り替わる金属音。
「ところでイサムいいのか?シャユウ街の規律ってやつは。」
「ああ。相手は魔物じゃなくて動物だからな。・・・いくぞ!」

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3 木野 :2010/12/24(金) 09:59:13
「なんて家畜だ…」
ハヤハはしゃがみ込み脚を抱える。
ハリソンは羽の中の銃をしまった。そしてその鉄の塊となった羽をたたき付けたのだ。
「おまえさんには弾を使うのは勿体無いからな。」
ハリソンはいつの間にか鍛治屋の屋根に上っていた。

と、突然鍛治屋のドアが開き店主が顔を出した。
「お、丁度いい所に来たな。イサム!今から届けに行くところだったん…」
いや、最悪のタイミングたった。
屋根から飛び降りるように店主の頭に着地するハリソン。
音を立てて地面に落ちる…イサムの剣と盾。

「どうやら勇者さんには箒とチリトリがお似合いのようだな」
ハリソンは羽を振り下ろし、剣を叩き砕いた。

4 木野 :2010/12/25(土) 14:18:16
〜シャユウ街北・街役場〜
ここでは、ハリソンと鶏達の襲撃から避難してきた人達で溢れていた。
「イムホ街長、建物の封鎖完了しました」
衛兵は羽毛だらけになっていた。
「ありがとう、すまないが引き続き警備に当たってくれ」
イムホは手に布を巻き付けた。
「イムホさん…まさか、あの鶏の大群に挑むおつもりで…!?」
「今、港には食料の積み荷が全て置いていかれた。このまま『アイツ』を待っていたらこの子達がおなかをすかせるからな」
そういって部屋のはじで寝てしまっている子供達をみた。
そして、暖炉の中の壁を押した。音を立てて隠し通路が現れる。イムホはそこへと足を踏み入れる。
「行ってくる。ここはまかせたよ。」
少しの灰も舞あげずにイムホは暖炉の中へと姿を消した…

5 木野 :2010/12/27(月) 14:15:38
〜マシネスカンパニー・工場港〜
モクモクと煙があがるのが見える。港はヒューマ街の地下水路からシャユウ街まで繋がる航路の途中に位置する。
地区間の規制に伴い、港でも検問が行われていた…

「なんででござるか!拙者はシャユウ街に行きたいのでござる!」
黄土色の装束を着た忍者と思われる人物が騒いでいた。
「ですから、いましがたからシャユウ街行きの船は入船規制がかかったんですよ」
船の入口は固く閉ざされ、上のスピーカーから音声が流れる。と、そこに紫の布を深く纏った人物が現れる。
「……。」
その人物は入口のカメラに向けて宝石のようなものを掲げた
「…どうぞお通りください。」
ブザーが鳴り、入口のドアはスライドして開いた。紫の人物は船の中へと進んでいった…

「…なんですかそれは?」
誇らしげに何かを掲げる忍者。
「これでござるか?これはオニギリでござる。旨いでござるよ!」

ブザーが鳴った。
そして忍者の足元の床がパカリと開いたのだった。

6 木野 :2010/12/27(月) 17:32:47
「さぁ、さっさと小屋の鍵を閉じな。」
ハリソンに銃を突き付けられたイサムはいわれるままに鶏小屋に入り中から鍵を閉じた。
ハリソンは受け取ったヒモつきの鍵を近くにいた鶏の首にかけた。その鶏ははしりさっていった…
「さぁて、それじゃあ俺は港の荷物を調べに行ってくるからおとなしくしてるんだな」
そういいハリソンは走り去っていった…

「クソっ、あの青脚め…」
ハヤハが脇を抱えながら小屋の金網を叩く。他の捕まった人々はうなだれたままだった。
「イサム…鶏小屋にしては厳重過ぎるだろ…」
びくともしない小屋の隅に、イサムは座っていた。
「…この小屋は昔は獣人を閉じ込めておくものだったからな。」
強力な力を持つといわれる獣人。それを
封じ込める檻。イサム達には絶望。その手にはちり取りだけが握られていた…

7 木野 :2011/01/03(月) 13:40:24
〜シャユウ街・港〜
いつもはカモメが飛び交う港にはニワトリで溢れていた。
「船に乗っていたのはこれで全員のようだな…」
船長の顎にショットガンを押しやって、ハリソンは尋ねた。
縄で縛られた船長は震えながら頷く。
ハリソンはそのまま銃先で船長の口を塞いでいた布を外した
「で、あの箱達の中身は何だ?ショットガンでもビクともしない…相当大事なモンなんだろな」
「…知らないっ。私はただマシネスカンパニーから輸送を頼まれただけだ!」
ハリソンは首を傾げた。首と共に長いトサカも横に垂れる。
「マシネスカンパニー…。小さなプルタブから兵器まで造っているという会社のコンテナか…」

「そのコンテナ…大人しく渡してもらおう…!」
突然、コンテナの周りに煙幕があがった。慌て逃げ惑う鶏達。その中にあの紫の
人物が立っていたのだった…

8 木野 :2011/01/07(金) 16:57:24
「うおりゃああああああああああああ!」
イムホの蹴りがニワトリ小屋…もといニワトリ檻に命中し、高い金属音が鳴り響いた。
「な、なんて固さだ…。イムホ先生の蹴りを喰らってまだその形を保っているだなんてっ」
「できるなら静かにぶち破ってもらいたいな。脇腹に響く…」
「…ふな〜。足がジンジンするよ〜」
イムホは年甲斐も無くベソかきながらしゃがみ込んでしまった
「大丈夫ですか!?イムホ先生!!」
「…脇腹痛いし、このままニワトリの代わりに中に入っておくか?」

9 木野 :2011/01/12(水) 09:42:08
「…こうなったらあの時に使ったあの手段を使うしかないわね」
「どの時に使ったどの手段ですかイムホ先生!?」
脇腹が痛くて横になっているハヤハを放っておいて、イムホとイサムは鶏小屋からの脱出で盛り上がっていた。
「実はね…私も同じような所に閉じ込められてた時があってね。」
「ええっ!?前にもこんな襲撃があったんですか?」
その時ハヤハはムックリと体を起こした。
「…じいちゃんから聞いた事があるな。俺の住んでいるカリュー村にも同じ檻のような頑丈な小屋があった。その小屋をぶち破った奴らがいるってな」
イムホは照れ臭そうに頭をかいた。
「あっちゃ〜やっぱり噂になってたかぁ。実はうっかりカリュー村でみつかっちゃってね。その時にサーシャ…イサム、あんたのお母さんが助けてくれたんだよ」
「母さんが…」
母の名を聞いてイサムの表情が曇る。
「サーシャは私を助けに来てくれたけどやっぱり一人の力じゃあこの小屋は壊せなかったよ。でもね、二人で同時に同じ箇所を叩いたら壊れたってわけよ。」
「母さんとイムホさん…息のあったコンビだったっていってましたものね…」

と、突然イムホは拳同士を突き合わせ気合いをいれた。

10 木野 :2011/01/12(水) 09:43:42
「ほぅ…そのコンテナの中身がそんなに大事か。おまえさんは一体何者なんだい?」
ゆっくりと鳥足を進めて距離を詰めようとするハリソン。全身を紫の衣で包んでいた人物は顔の布を外す。長い黒髪が顔の横に垂れた。
「ラドリオ王国セイジャ直下諜報暗殺忍び部隊副隊長…シノだ。」
「ながったるい名前だな、シノさんよ?」
シノは大きな首斬り包丁を構えた。
「覚える必要はない、今からお前を『無』に返すからな。」

シノは身長程もある包丁を刀のように構えた。
「お料理でも始めるってのかい、シノちゃん?」
ハリソンは空に向かって羽根の中のショットガンを撃ち放った。その音で本能的に周りにいた鶏達は驚き逃げ出した。
「さ、これで一対一のお料理ショーの始まりだ」

11 木野 :2011/01/15(土) 14:37:08
ガキン
と、巨大な首斬り包丁が地面に突き刺さる。その刃先が自分の首に食い込まぬようにハリソンは羽先の銃身で受け止めていた。
「………」
「おぉこわいこわい。さながら処刑人のようなダンマリだな。…だけど料理はもっと楽しそうにお喋りするもんだぜ?」
ハリソンは包丁と地面の間を抜けた。シノの目の前に何本かの羽が舞った。

「ま、これでお喋りはオシマイだけどな」
シノの額に銃が突きつけられる。激しい銃声と金属音で舞っていた羽が風圧で海へと飛んでいった。

12 木野 :2011/01/15(土) 14:40:03
「さ、今度は私とサーシャの息子のあなたとでこの小屋を壊しちゃいましょう!」
イムホがにやりと微笑む。
「は、はいイムホ先生っ」
イサムも慌てて同じように構える。
「いくわよ…せぇのぉぉおおおっ」

金網が揺れる音と共にイサムの悲痛の叫びがあがったのだった。

13 木野 :2011/01/15(土) 21:57:12
イサムとハヤハは仲良く横に並んで横たわり、脇腹の痛みにもだえていた。

「イムホ先生…なんで拳を合わせるのに金網越しで脇腹を狙うんですか…」
「そしてなんで俺の所に吹き飛ばされてきてんだ…イツツ…」
イムホはそんな二人に対し金網の前で両手を合わせながら正座をして謝っていた。
「ゴメンってば〜。ついついがら空きの所狙っちゃって…」
「それにしても、俺だけの力じゃあイムホ先生には勝てないだなんて…どうすれば…」
急にハヤハは立ち上がった
「ったく、これ以上脇腹をやられたくはないからな…イサム。やるぞ。」
イサムはしっかりとうなづいた。

14 木野 :2011/01/21(金) 12:37:44
粉塵が舞う。視界が遮られる中、ハリソンはトサカを靡かせる。
「…まだくたばっちゃいねぇだろ?」
刹那。粉塵の中から鈍い光りがちらつく。次の瞬間ハリソンは腹底を突き上げられた。
「ぐわっ…!?」
くるりくるりと三回転半回り、ハリソンは着地した。
「そうか…その額のプレートで防いだってか?」

粉塵の中から紫の布が舞う。穴だらけとなった布の下から鋼色に光り、プレートの「無」の文字が傷ひとつ無く刻まれていた。
「ぐわわっ!?」
ハリソンは一瞬で首元を捕まれた。
「…お喋りは終わりだ…」
いつの間にか粉塵は消えていた。

15 木野 :2011/01/21(金) 12:38:46
「見事に小屋に穴が開いたわね♪」
「あやうく俺達にも穴が開くとこだったがな…イツツ……」
三人の拳は見事にバラバラの場所を攻撃してしまったが、逆にそれで力がかかり鋼鉄の小屋に穴が開いたのだった。結局、二人がかりでもイムホにはかなわず吹き飛ばされることとなったのだが…

「さ、はやいとこ鶏を捕まえましょう!」
イムホは颯爽と駆け出した。その後をイサムとハヤハは、互いを支え合い追うのであった

16 木野 :2011/01/21(金) 12:40:38
ギリリと絞められた首に力が加わる。足が地に届かない。このままでは…
「どうだい?空に向かって締め上げられる気分は。」
ハリソンはにやりと笑う。
羽の下からはジェット噴射の飛行機械が、そして三本の爪が伸びるアームはシノの首をしっかりと掴んで放さなかった。

「なんだあれは?!」
「鳥だ。鶏だ。ハリソンだ。」
「…ハヤハちゃんたら、相変わらず目がイイのね。私には首のタグまでは見えなかったわ…」
イサム達は三人は遥か上空に浮かぶハリソン達を見上げていた。

「…んっ。」
シノはなんとかハリソンの脚の付け根を握り首が絞まるのを抑えていた。
だが、付け根の羽毛のふさふさ感で気が緩みそうだった。
もう耐え切れない…そう思った時、一本の弓矢がシノの脚を掠った。
「…ッチ。脇腹が痛すぎて威力も命中率も全然駄目だ。」
ハヤハは脇腹をさすりながら愚痴った。
「…なんだ?閉じ込めておいた人間達がでてきやがったか。まぁ、このコンテナから見つけた装備で倒し……ぅいたたた!?」
さっきの弓矢の痛みで目が覚めたシノはハリソンの両足を力一杯左右に引っぱった。
「わわわわ!?痛い!やめろ!ローストチキンにするつもりかっ!!」
バランスを崩したハリソンとシノは最後のコンテナへと落下したのだった。

17 木野 :2011/01/26(水) 16:22:12
「大丈夫か!?」
イサムは倒れているシノに近寄った。近くのワラ束に落ちたようで気絶しているだけのようだった。
「シノ…?どうしてここに…。イサム、この子は私が運び出すわ。あのハリソンとかいう鶏をどうにかして!」
イムホはシノを軽々と担ぎ上げ、離れていった。
「マジかよ…怪我人二人であの鶏を止めろっていうのか?」
ハヤハはずっと脇腹に手を当てたままである。
「…それでもやるしかないだろ。このままじゃあシャユウ街どころかラドリオ中が鶏だらけだぞ」

その時、最後のコンテナが爆発した。

18 木野 :2011/01/26(水) 16:23:23
「あのサイズのコンテナのどこに入ってたんだよ…」
ハヤハは上を見上げている。
粉塵と共に舞あがったハリソンはドラゴンのような巨大なマシンにつつまれていた。
「…と、とにかく闘うしかないだろ!」
イサムは近くに落ちていた物干し竿を掴むと、そのままドラゴンマシンの頭を叩いた。
鈍い音が響いた。
続けてイサムが音を立てて倒れた。
「どうしたイサム!?」
ハヤハが駆け寄る。
イサムは苦痛に満ちた表情で呟いた。
「…脇腹が……痛い。」
それを聞いたハヤハまでも脇腹が痛くなってきた。
と、その時二人に大きな影がかかる。

ドラゴンマシンの腕が今振り下ろされんとばかりに掲げられていたのだった。

19 木野 :2011/01/30(日) 15:12:07
「…あたたた。ここはどこでござるか…?」
ドラゴンマシンの動きは止まり、ドラゴンの口の中からは黄土色の忍び服を着た人物が現れた。
「だ…誰だ?」
「拙者は…ニンッ!?」
突然ドラゴンの口がしまり、翼を大きくはばたかせた。
「…飛んでいきやがった。なんだったんだ?」
見上げる二人だったが、脇腹の痛みにその場に倒れ込むのだった。

20 木野 :2011/01/30(日) 15:13:23
「回収完了。いまから帰還する。」
飛び立ったマシンドラゴンの内部はコクピットになっており、チェックランプがせわしなく点灯していた。
「あぁ、邪魔が入ったが十分データは取れた。」

「ん…なんでござるか?」
彼はぶつけた頭をさすりながら起き上がる。あたりには人影どころか座席も見当たらなかった。
「異物が活動を開始したようだ。排除を開始する。」
「ぬ…?」
次の瞬間マシンドラゴンは宙返りをし、口から彼を吐き出した。
「ござぁあああああ!?」
真下は海。海面にたたき付けられてはひとたまりもない。
「…ったく五月蝿い忍者だな。」
突如、彼の背中から羽が広がる。吹き抜けるジェット噴射の勢いで空を滑空する。
「おぬしは…?」
「鶏共と反乱を起こした一羽のニワトリさ。ま、失敗しちまったがな。」

と、突然ハリソンのジェットが黒い煙をあげ、止まった。
「…さ、後は自分の力で飛んでくれよ。」
ガッシリと掴んでいたアームごと彼は空へと解き放たれた。
「せ、拙者には羽なんてゴザ…というかこの背中のが重くて、ゴザアアアアア!」

小さな街の小さい者達の反乱は
小さな激突音で幕を閉じたのだった。

21 木野 :2011/04/16(土) 22:33:11
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