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1科学教師=ぽぽ=オオツキ:2007/10/18(木) 20:45:02
オオツキ編

暗闇の中で男は目を覚ました。
意識が朦朧としている、何があったのだろう。
ふと、目の前に誰かが立っているのに気がついた。
「やぁ、オオツキ君。目が覚めたようだな。気分はどうかね?
  体の調子は?なにぶん総て元通りとはいかなくてねぇ。
 ま、その辺は我慢してくれたまえ。」
そうだ私の名はオオツキ、科学教師だったような気がする
「ひひっ。そういう貴様は誰だ?意識は完全では無いとはいえ
  私の天才的な頭脳に貴様という人間の記憶は存在しないぞ」
ほぉ。と目の前の男。若くは無い、初老といったところか。
 しかし力強い意思を感じさせる若々しさがある。
「ふむ。流石だな、朽ちかけた魂から再構成したとはいえ天才は天才。
  その根本が狂人のそれであっても中々に楽しませてくれる。」
「くくく。褒めてもらっているのか貶されているのか解らんね。
  だが質問に答えないのは酷く不愉快だ。
 何者かはしらんが死んであの方への生贄とするのも悪くない。」
オオツキから異様な気配が漂う。

続く

2科学教師=ぽぽ=オオツキ:2007/10/19(金) 17:39:44
オオツキ編
男は面白そうな表情を浮かべ、笑いながら話す
「いやいや、待ちたまえ。悪かった、いや本当に悪かったね。
  そうそう、自己紹介と状況の説明が必要だったね。
 ふふふ、少しばかり驚いてしまってね、つい言葉がでてしまった。
  私の名は『ぽぽ』。まぁこれは一族の名前なんだがね。
 現在の所、私がその一族の当主というわけだ。」
若干落ち着いたのか、元々なのかオオツキは卑屈な笑みをうかべている
「名前に聞き覚えはないな。そもそも日本人なのか?」
その問いかけに『ぽぽ』と名乗った男は答える
「それはどうでも良い事だよ、オオツキ君。もう少し話を続けさせてくれ。
  私の趣味は旅行でね。異界なんかを旅している。
 デンジャラスな旅というのは実に楽しいものだよ?保障しようじゃないか。
  まぁ そういう訳で近頃新しくできた異界を散歩していたのさ」
「異界?うむぅ 何か覚えがあるな。常識では考えられん話だが
  『有る』事は理解できる。」
「ふふふ、少しは覚えているのかな?君の言う『あの方』が作った異界だ。
  まぁこの世界の我々には最早無関係な世界だがね。
 其処で君を…。いや君の魂の残骸を見つけてね。最初は食べようかと…。
  ん?ああ、私は食事も大好きでね食道楽というやつさ。
 特に魂というのは美味だ、あれは実に美味!!
  いや、君が不味そうだったわけじゃないんだよ?
 面白い魂だったんで再構成して蘇らせてみたのさ
  実体とかは色々混ぜて作ったから元通りとはいかないがね」

続く

3es(岸辺=真中ビッチ=浪漫):2007/10/19(金) 17:43:05
…ちっくしょう、このメガテニストめ!(褒め言葉)

4科学教師=ぽぽ=オオツキ:2007/10/19(金) 22:56:24
オオツキ編
「ひひひ、つまり私はオオツキであって オオツキでないと言う事か?ふん、くだらん冗談だ。
  …と言いたい所なんだが、ウソではないようだな。
 記憶が混乱している人間を騙すウソとしては意味がわからなさすぎる。 
  そして異界や異常な能力には覚えがある、信じることにしよう。
 で?私はオオツキなのか?別の存在なのか?私に何をさせるつもりだ?
  そもそも此処は何処だ?あの方とは誰だ?元のオオツキはどうなった?
 くひひ、下らん事だが知りたい事は山ほどあるぞ。
  あのクソ生意気なガキ共は何処だ?」
混乱しているのか冷静なのかもわからないが
 オオツキの本性が狂気である事は間違いなさそうだ
「ふふふ。知的探求心は失われていないようだ。私が答えられる範囲で答えよう。
  まず君はオオツキで間違いないぞ、元とは違ってしまっているがね
 君の望みであった人を超えた存在、『魔人』の片割れとなったのだ
  わが『ぽぽ』一族の力が少しだけ入ったからね。まぁ能力はさほど変わらんよ
 此処は何処かだって?ここは私立希望崎学園の科学室だよ。
  私はこの学園のPTAの1人でね。ちょうど校長に科学教師と保険医を紹介して欲しいと頼まれていてねぇ。
 校長も私も少し頼みたい厄介事があってね、良い人材を探していたんだよ。
  ふふふ、あの方? 元のオオツキ?生意気な子供?さぁねぇ。 
 転生した君にそんな事は最早関係無いだろうし、私も詳しくは解らないんだよ」

もう少しだけ続く

5科学教師=ぽぽ=オオツキ:2007/10/20(土) 18:03:33
オオツキ編

数日後

科学室

「ひひひ。つまりはこういう訳だな?
  校長は魔人どもの勢力を殺ぎたい。あんたは魔人のデータが欲しい。
 くひひ、そこで生徒会のガキ共に力を貸すというわけか…
  教師とPTAの考えることじゃないな」

オオツキは完全に本調子を取り戻しているようだ
    「取り戻す」と言う表現は違うかもしれない
  彼は科学教師「超人オオツキ」という新たな存在なのだから

「ふふふ、オオツキ君。そう物事を斜めから見ないで欲しいな。 
   この学園には将来的に私の孫や一族の者が入学するのだ
 美しく平和な学び舎を用意するのはPTAの務めだよ」

「ふん、砂糖とかいう女に魔人のデータを採らせるのがPTAの仕事か?
  長谷部とやらがなにやら動いているのも貴様の差し金か?
 まぁ 私は自分のしたいようにするさ。せいぜい楽しませてもらう。
  口出しはしないんだったな?」

「ああ、存分に楽しんでくれたまえ。最大限の協力を約束するよ。
   しかし砂糖先生はあくまで彼女の意思でやっていることだ。邪魔はしないでやってくれ。
 だが長谷部先生が何かしているのか、その件は知らなかったな。
  ふーむ、校長が独自に動いたか それとも長谷部の独断か…
  まぁ いいだろうオオツキ先生、君は君の仕事をすれば良い
 邪魔する者は排除してくれたまえ」

「ひゃはは、言われなくてもそうする。最高のショーを見ていろ。ひひひ…」

科学室に超人オオツキの笑い声がひびく
     
おしまい

6es(岸辺=真中ビッチ=浪漫):2007/10/20(土) 18:26:16
これもまたクッソ面白いなぁ〜…ぽぽ一族の当主はシックスみたいだw
PTAとか校長とか、細かいところもニヤリとしますね〜。

イラストって自由に描いていいのかなぁw 新たな存在だしw

7科学教師=ぽぽ=オオツキ:2007/10/21(日) 13:06:08
ぽぽ一族名簿

能力は今の所
「ソウルイーター」と「異界への扉」

ぽぽ=チョーナン 長男 能力に覚醒していない 推理オタク(一回目のラジオTRPG)
ぽぽ=チョージョ 長女 洗剤を混ぜる事で魔界の塩素ガスを発生(「洗剤を混ぜる」ことで異界への扉を開いているのかも?)(第3次にて死亡)
ぽぽ=ジーナン  次男 「友達」の「死」をキーワードにして魂を食う(第3次前哨戦にて死亡)
ぽぽ=ジージョ  次女 「友達」の魂を操る(恋愛ダンゲにて吸血鬼化)

当主       祖父 「異界への扉」と「ソウルイーター」

イラストを描いてくれると喜びます w

8保健教諭 砂糖ゆかりん(シュガー):2007/10/24(水) 20:01:44
わざわざ新スレたてるほどでもないのでここを使わせて頂きますねー。


胸が高鳴る。
保健室の扉を開ける時はいつもそうだ。

「あら、山田君じゃない。今日はどうしたの?」
保健室に入るなり声をかけてくれたのは養護教諭砂糖先生。
ほっそりとした肢体に黒のタイトスカートとガーターベルト。セミロングの髪を銀のコンコルドでまとめ、深緑のタートルネックの上には白衣を羽織っている。
その保健室の先生として完璧すぎる外見から男子人気はもちろん、明るく朗らかな性格なので女子からの人気も高い。
高嶺の花という表現はこういう女性に使えばいいんだろうな、と思わせてくれる人だ。
胸が高鳴る。
何故なら俺はこの人、保健室の砂糖先生が好きだからだ。

先生は俺に笑いかけた後(気のせいかも知れないが)書類の束に目を落とした。
「最近山田君って保健室によく来るよね〜。今日はもしかしてサボり?」
眉間に少しだけ皴を作って先生が悪戯っぽく笑った。
「違いますよ!!ただ純粋に本当に頭が痛いだけですよ!!本当ですよ!?」
一生懸命に手を振って否定する。
何をそんなに必死になっているんだ。俺は。
そんな挙動不審な俺を気にせず先生はころころと笑っている。
どうやら「本当」を二回使っているところがツボらしい。
「うーん、そっか。山田君は頭が痛いのかー。じゃあ一応熱あるか計ってみようねー。」
そういうと先生はパイプ椅子から腰をあげた。
   その瞬間
「きゃあーーーーーーーーっ!!」
悲鳴をあげなげながら先生が俺に向かって倒れこんできた。
・・・普通の人からすると先生の行動があまりにも脈絡が無さすぎて訳がわからないだろう。
何も難しいことはない。
ただ先生がタイル張りの特に障害のない床でコケた。これだけだ。
ねーよwwwwとか言うな。
先生はこういう人なのだ。そして俺は先生のこんなところも含めて好きなのだ。

今現在、先生と俺は手足が絡んだまま床のうえに転がっている。
「いった〜い・・・」
首筋に先生の息がかかった。
「ああ〜!!ごめんね山田くん!!どこか怪我してない?」
起き上がった先生が俺に尋ねる。
だが、俺は自分の体の傷の有無なんて正直どうでもいい。
先生のめくれあがったスカートの下から覗くいちご柄の下着にのみ、ただひたすら関心がむかっていた。


そう、先生はいちご100%なTO LOVEメーカーとして校内で名を馳せているのである。

9科学教師=ぽぽ=オオツキ:2007/10/26(金) 13:40:26
オオツキ先生

性別 男 年齢30〜40代

○子坂高校科学担当及び風紀担当教諭(学校消失事件にて行方不明)のコピー体

性格は傲慢で強いヤツには従い弱いヤツには横柄という嫌われ者
天才一歩手前の狂人だったが
異界の知識を得て通常の常識では測れない物まで作れるようになった
ただし動作は非常に不安定である

現在は人体実験を気楽に行えてけっこうハッピー
身体能力は人間なみ(ただし自分を改造することにもためらいは無い)
そして狂人である事に変わりは無い
情けや容赦、感謝の心は全く期待できないぞ

10保健教諭 砂糖ゆかりん(シュガー):2007/10/30(火) 20:38:36
「先生、その…スカートが…」
目を伏せ、早口でパンツが丸見えであることを先生に告げる。
「えっ?……やだ!見ちゃダメ!!///」
先生は一瞬、ポカンとした顔をしたがすぐに状況が飲み込めたらしい。
耳まで真っ赤になりながら涙目でスカートを直し始めた(←お約束)

これなんだよ。
見た目は杉本彩な癖に先生はどうもうっかりやさんなのだ。
俺は先生のこういうところが好きなんだと思うハァハァ。
だって杉本彩が黒レースの紐パンじゃなくていちごパンツ穿いてるんだぜ!ゲヘヘヘ。

俺はふわふわトーンで彩られた妄想の世界から先生の上擦った声によって引き戻された。
「それでさ!山田君は頭が痛いんだよね!」
先ほど下着を見られたのが照れくさいのだろうか。
会話を続けることで場の空気を変えたいらしい。
「ああ、そういえば俺そんな用事で此処に来たんでしたね。」
「ああって何よもー!ちょっと待ってね。あったあった温度計♪」
先生の声が明るく弾んでいる。
だが、先生のそんな様子とは裏腹に俺の顔はみるみる凍りついていった。

何故なら、先生が手にしていたものは温度計ではなく鋭く光る出刃包丁だったからだ。

つづく

11シュガー:2007/11/08(木) 02:06:11
出刃包丁が日光を反射してきらりと光る。
「じゃあ、熱計るねー。えいっ!!」
言うが早いか砂糖先生はスッと立ち上がり俺の喉元めがけて飛び掛ってきた。
生命の危機を察知するという本能は平成のこの世でも脈脈と受け継がれているものらしい。
もしくは俺に闘牛士の才能が眠っていたのかも知れない。
ヒラリと砂糖先生をかわした。つーか何か知らんけどかわせた。

どんがらがしゃーん!すってんころりん☆

砂糖先生はまるでバナナの皮を踏んだ芸人のようにド派手に薬品棚に倒れこんでしまった。(まぁ、俺のせいなんだけどね!)
先生はパンチラしたまま薬品棚の近くでうずくまったまま動かない。
マズイ。そんなつもりじゃなかったのに。どうしよう。
不安に駆られて声をかけようとした俺はギョッと目を剥いた。




・・・砂糖先生が何故か全裸になっていたのだった。

馬鹿な・・・っ!!何なんだこの状況は???
なんらかの薬品のせいで都合よく服だけ溶けたのだろうか・・・?
ていうか本当に何なのこの展開?一体どういうフラグをたてるとこんなイベント発生するんだよ・・・。
何ていうかもう・・・もう・・・!!

「う〜〜〜ん・・・?」
砂糖先生の裸体がピクリと動いた。
どうやら意識を取り戻したらしい。ゆっくりと顔をあげた。
「好きだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「きゃあーーー!?」
山田は考えるのをやめた\(^o^)/

12シュガー:2007/11/08(木) 02:40:30
コピペが楽になるようにあげ。
すみません。

考えるのをやめたのは私ですね。
体調が悪い日は精神の低下もハンパない\(^o^)/


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