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『年寄りのGID・続編』

37【1】:2007/05/12(土) 16:03:13 ID:Yw5EO4ys
>>29-31 統合失調症では、許容範囲の狭さは、許容範囲の内側での、調節段階の、段階数の少なさになって表れます。
お湯と水の量を調節して、頃合いの湯加減を得るのが苦手で、老眼や近視でないにもかかわらず、縫い針に糸を通すことができず、引っ越しの時に、傷をつけずに、家具を運搬することができなかったりします。力を入れると、いきなり馬鹿力になってしまい、力を抜いたにもかかわらず、微妙な調節ができず、力を入れながら、微妙に調節するなどは、ほとんど不可能のように見えます。

器用さそのものは、具体的な訓練によって、その動作について、向上しますが、他の動作に対する汎用的な効果は、ほとんど期待できません。
調節段階のキメの粗さは、身体の動作と意識の、両方に表れます。
動作のほうは、目で見て、多くの人と比較することより、「不器用である」と、自分で判断できそうなものですが、意識のほうも、同様に粗雑になっていますので、他人と比較して、自覚することが困難です。

これは、許容範囲の内側の事ですので、本人は、自分の意志によって、行動や思考を、ある程度、制御できます。その制御の仕方が、粗雑であるということです。
許容範囲を超えると、勿論、制御不能になり、自我が、いかにも統合失調症らしい病的な状態になり、場合によっては、支離滅裂の様相を示します。
ごく軽い状態では、まだ病的と言えるほどの自我障害が表れず、健常の部類に入るにもかかわらず、すでに手先や動作の制御に不調をきたし、目で見て他人と比較できるにもかかわらず、本人はそれを自覚していないことが、よくあります。

許容範囲の内側であるにもかかわらず、身体の動作の調節が、粗くなり、不器用で粗雑な動作になるのは、統合失調症の機序では、許容範囲が狭くなることによって、起こります。

車のブレーキの遊びを少なくしますと、少し踏んだだけで、いきなり急ブレーキになってしまいます。自動車教習所で、これを試された人がいるかも知れません。
すぐに、遊びがなくなっていることに、気づきますが、その積もりで用心して、できるだけ微妙に踏んでも、やはり急ブレーキになってしまい、どうにもこうにも、微妙な調節ができなくなります。




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