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年寄りのGID

192名無しさん:2007/02/18(日) 20:04:03 ID:y3b/o6bM
昭和30年ぐらいまで、統合失調症(分裂病)の治療ために、ロボトミーや、男性患者の去勢術がおこなわれました。薬のなかった当時の、最先端医療でした。
現在のGIDに相当する症状もまた、当時は、統合失調症の症状の一つと思われていました。当然、MtFの去勢術がおこなわれましたが、現在でも、GIDの治療として、去勢術がおこなわれています。ホルモン療法もまた、事実上、去勢術に近い結果になります。病名は変わっても、治療法は同じではないか、という疑問を持たざるを得ません。

統合失調症のための去勢術は、おもに、男性患者の凶暴性に対する治療でしたが、この凶暴性は、自我障害によって起こるものです。自我障害を起こす代表的な病気は、統合失調症とヒステリーです。去勢によって治療しようとしたのは、性欲、とりわけ男性ホルモンの作用が、凶暴性の原因であるとされたからです。
じつは、統合失調症の攻撃性、凶暴性は、被害妄想に対する自衛手段ですので、本人の気持としては、自衛のための、個人的な、やむを得ない手段に過ぎませんが、ヒステリーでは、積極的、恣意的に、しばしば集団的、社会的な攻撃性、凶暴性になります。

統合失調症は、一生涯に罹患する蓋然性が0.8%です。おおよそ昭和30年以前には、一般の人でも、統合失調症の症状を、よく知っていました。薬がありませんでしたから、そのへんの町なかに、いくらでも患者がいて、自然な症状を観察することができました。
おもに破瓜型といわれる最も典型的な症状と、ヒステリーの症状とは、それぞれの約90%について、明瞭に識別できますが、残りの10%程度は、識別困難な症状になります。
基本的に、統合失調症では、本人の意志に反して、強制的に症状が出ますので、本人は非常に苦しみますが、ヒステリーでは、明らかに本人の都合のいいように、恣意的演技的に症状を出し、本人は非常に痛快な気分になっているにもかかわらず、意図的に症状を出したという自覚がありません。
症状そのものは、統合失調症よりも、ヒステリーのほうが、遙かに過激になることがあり、時として攻撃的かつ凶暴になります。

ヒステリーが病気であるか、ないかは、本人がそのことを苦にして、受診するか否かにかかっていますが、本人自身の気分が良くなるような症状ですので、受診する人は、本人自身の苦痛の自覚よりも、むしろ社会的な制裁を受けて、生活上、立ち往生してしまったことから、苦しまぎれに、やむを得ず受診する羽目になるのが通例です。
酒やギャンブルに我を忘れて、生活が立ち行かなくなったので、要領よく精神科を受診したり、恣意的な記憶喪失の結果、自分が何者かわからなくなったので、事務手続上、精神科を受診せざるを得なくなったようなものです。これらの事情は、性同一性障害の当事者が精神科を受診する事情と、非常によく似ています。
本人は、絶対に自分の意志による症状ではない、と言いますので、苦しいと言って精神科を受診した限り、医師は患者を治療せざるを得ず、自分の意志によるものでないと主張する症状が出ている限り、精神病の一種とせざるを得ません。
この結果、患者は精神障害者として、各種の法的あるいは経済的庇護を受けることができるようになります。社会が、このようなヒステリー系の精神障害者に、どの程度の援助をおこなうかは、流行や文化に大きく左右されます。けっして社会のほうに障害があるのでなく、当事者の精神に障害のあることは、間違いありません。




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