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磯の潮目…ペタペタ第2倉庫

183アイナメ:2015/11/21(土) 13:42:17 ID:zh5YO8t.
中国に屈せず チベット焼身抗議の実態を伝える建築家 情報統制の恐怖を語った…
産経新聞 11月21日 13時17分配信

 チベットに勝利を-。中国の圧政に抗議し、2009年以降、チベット人148人が焼身し、124人が死亡したという。数字でしか伝えられない焼身者について、可能な限りの情報を集めて一人一人の顔写真を載せ、焼身に至る過程をブログで伝え続けている日本人がいる。建築家の中原一博さん(63)。その背景と、中国の情報統制について聞いた。(村島有紀)

■自由を求める最後の手段

 透き通る青空に吸い込まれるように、天高く5色のタルチョ(祈祷旗)が舞った。中国の山中で、中原さんは「チベットに勝利を!」「チベットに自由を!」と叫ぶ。焼身者が最期に発する言葉を代弁しているのだ。今年7月公開のドキュメンタリー映画「ルンタ」(池谷薫監督)の1シーン。チベットの現状を伝える同映画で、中原さんは焼身者の人生をたどるナビゲーター役を務めた。焼身は「究極の非暴力による抵抗」で、厚い信仰に基づく行動と理解されている。

 中原さんはブログをまとめた『チベットの焼身抗議』(集広舎・2200円+税)を刊行した。本書ではさらに深く、チベット各地で進められる鉱山開発やダム建設による自然破壊、チベット仏教で聖山と崇(あが)められる山を守ろうとする地域住民の抗議の焼身なども紹介し、中国による収奪の構造を明らかにしようとした。

 「2008年の北京五輪は、中国がチベットの人権問題を解決する契機になると世界中が思った。チベット人も期待して、ものすごく盛り上がった。しかし、変らない。焼身は、彼らの最後の手段だったんだよ」

 悲しみと疲労が入り交じったような表情でそう語る中原さんは、広島県呉市出身。早稲田大理工学部建築学科の卒業を前に、インド北部のラダックを旅行中にチベット仏教建築に魅せられ、卒論のテーマにしたことで「チベット亡命政府」と知り合った。1985年、専属建築家として家族とともに亡命政府の拠点、インドのダラムサラに移住。亡命政府庁舎や学校などを設計し、97年にはNGO「ルンタプロジェクト」(www.lung-ta.org)を発足、インドに逃れた元政治犯の支援を開始した。この記事の冒頭に記した焼身者の数は、米政府系放送局ラジオ自由アジア(RFA)などが伝えたものだ。

 中原さんによると、ブログ執筆のきっかけは、2008年3月10日にチベットの古都・ラサで始まり、各地に広まった大規模な抗議行動だ。当時の日本の国内報道によると、中国の治安部隊がデモ隊を制圧し、チベット亡命政府は「130人以上の死亡を確認」などと海外メディアに発表した。しかし、中国国営放送は、暴徒が町に火をつけ、住民に暴力をふるう様子を放送。中国当局は「ラサの暴動での死者は、市民18人と警官1人」などとし、亡命政府の発表した死者については「裏付けがない」などと情報戦を繰り広げた。

 中原さんは「中国当局による情報統制は北朝鮮以上。ブログを書くことで日本の人々にも、チベットの実態を少しでも伝わればと思った」と執筆の動機を語る。
続く…




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