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1013JB:2016/05/27(金) 16:25:02 ID:H0649e/Y
>>1004
>>1005
>>1010のつづき

フクロウの鋭い視線に似合わない優しい言葉に、なぜか私は突然ココロのうちをさらけだしたくなったのだ。涙まで出てきた。
「さっきまで学校の補習授業受けてました。これから塾です。夜の9時まで」
「ホウホウ」
「あほらしな〜」
「お嬢さん、隣のコレは気にせずにどうぞ続きを。それは疲れるだろうね」
「いまでもいっぱいいっぱいなのに、2科目増やしたら?って親が・・・」
「いやや、ゆうたらエエんちゃうん?」
「ホウホウ。2科目とな?それは何ですかな?」
「国語と社会。全教科、塾で勉強することになる・・・」
「金持ちやな〜」
「ホウホウ。で、あなたは受けたくないの?」
「あんさん、成績わるいんか?補習て」
ウォンバットにむかってあきれたように何か言いたそうなフクロウよりも早く、私は言い返した。
「成績は良いです。勉強は好きなんです。補習授業というのは希望者だけが参加する特別授業です。実質全員参加なんです」
ふん、とウォンバットは鼻を鳴らした。


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