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虐待阻止へ壊した「密室」

1名無しさん:2023/01/28(土) 02:31:21
虐待阻止へ壊した「密室」


【上山粼雅泰】怒りと悲しみが抑え切れない事件だった。

  下関市の指定障害福祉サービス事業所「大藤園」の「生産活動室5」。今月上旬、初めて足を踏み入れた事件現場は、朝の日差しが届き、広々としているように感じた。天井角にはカメラがあった。

  事件後に就任した施設長の佐藤潔さん(57)が「壁を取り外し、複数の職員を配置するようにしました。カメラは職員の行動を牽制(けんせい)するねらいがあります」と話した。

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  6月に発覚した同園を舞台にした知的障害者への暴行事件。「生産活動室5」は、同園支援員が、知的障害のある利用者に暴言を浴びせながら胸ぐらをつかんで体を揺さぶり、額を平手打ちするなどの虐待行為に及んだ部屋だ。

  虐待を疑った園関係者が2013年11月〜14年2月、気づかれないようにビデオカメラで「活動室」の様子を撮影しており、事件が明るみに出た。県警もこの映像を入手し、立件につながった。

  佐藤さんは「職員と利用者との長い付き合いの中でのなれ合いがあった」と説明。利用者約55人は、5〜6人ごとの班に分かれ、1人の職員が支援にあたるが、これまでは班ごとに別々の部屋で「密室状態」だった。これを大部屋に改めた。カメラも廊下を含め計16台設置、職員室のモニターで見たり、録画で検証したりできるようにした。

  支援員の管理も強化。県などが実施する虐待防止などの研修を受講させ、内容を全職員に報告。リポート提出も義務づけ、実践できているかを確認する。佐藤さんは「数年後の研修会で『立ち直りました』と発表できるくらいになれるよう頑張りたい」と話す。

  こうした取り組みに、長男を園に通わせる保護者は「一生懸命頑張っているのは理解できるが、本当に再生できるかはまだ分からない。事件後は子どもが嫌がることを避け、作業量が減った。自分では何もできない子も多い。作業量は変えずに『支援』の意味を考えてほしい」と注文した。

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  事件には、もう一つ深刻な問題があった。同園を指導する立場にある下関市が事件を見逃していた点だ。

  市に同園での虐待情報が寄せられたのは昨年4月。ところが、園への立ち入り調査をしたものの「現認できない」と結論づけ、指導を終えていた。事件の発覚は1年以上後のことだ。

  市は初動態勢に問題があったことを認め、施設での虐待が疑われる場合には、市内3警察署の担当課、県障害者権利擁護センターの委員でもある弁護士や社会福祉士に意見を求めることにした。障害者への理解を進めるため、市民向け講演会やパンフレットで虐待防止と虐待を知った場合の通報を呼びかける。

  市障害者支援課の小山剛課長は「虐待事案にはより早く的確に対応できるようにしたい」と話す。現在、虐待対応に関する独自のマニュアルも作成中で、来年3月までに完成する予定だ。


http://www.asahi.com/area/yamaguchi/articles/MTW20151222360770002.html


出典 朝日新聞

https://www.asahi.com/?iref=pc_gnavi



知的障害者施設の虐待【山口県下関市】

https://welovenews.jp/archives/6681/



https://www.youtube.com/watch?v=CAI4qSKS3j0


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