経済ニュース記録用　その８

117：。・゜*ヽ(´ー｀)/。・゜*：2016/12/23(金) 04:38:51 ID:KHjH71pc: ７年度予算案
展望なき膨張　負担増が先行

毎日新聞2016年12月22日 21時32分(最終更新 12月23日 00時51分)

一般会計総額で過去最大の９７兆４５４７億円、閣議決定

政府は２２日、一般会計総額で９７兆４５４７億円の
２０１７年度予算案を閣議決定した。社会保障費の伸びを抑制するため
一定の所得のある高齢者に負担増を求めたが、
歳出の増加に歯止めがかからず、予算規模は過去最大に膨らんだ。
一方で、安倍晋三政権が目指す若者らを対象とした
子育て支援の拡充などは、財源不足で一部にとどまり、
人々の暮らしに及ぼす恩恵は限られそうだ。

医療や介護などの社会保障費は、
１６年度当初比４９９７億円増の３２兆４７３５億円と過去最大となり、
歳出の３分の１を占めた。高齢化などで伸び続ける
医療や介護費を抑えるため、
サービスの利用者に負担増を求める項目が並んだ。
例えば、７０歳以上の高齢者が、病院の外来で支払う
治療費などに毎月の限度額を設ける優遇策を廃止・縮小。
７５歳以上が対象の後期高齢者医療制度で、
保険料負担を大幅に軽減する特例を廃止し、
一部の高齢者の負担は増えることになる。
大企業のサラリーマンの介護保険料負担も増やした。

一方で、若者の不安解消や女性活躍社会の実現などのための
子育てや介護支援策として、保育士や介護職員の待遇改善や、
保育所の運営費補助などを盛り込んだ。
ただ、これらの政策は、１７年４月に予定していた消
費税増税で財源を確保する計画となっており、
増税が先送りされたことから、実現は一部にとどまった。

政策に充てるお金である一般歳出は、
防衛費などの増加もあって、５３０５億円増の
５８兆３５９１億円となった。
一般歳出の伸びを１６～１８年度の３年間で
年平均５３００億円に抑えるという政府の目標は、
２年連続で達成したものの、アベノミクスを推進するための
成長戦略などで、目玉政策に乏しい予算となった。

一方、歳入では、税収を１０８０億円増の５７兆７１２０億円と見込む。
また、税金以外の収入は６８７１億円増の５兆３７２９億円と、
６年ぶりの高水準を確保した。
歳入と歳出との差額である新規国債の発行額は、
３４兆３６９８億円と前年度当初（３４兆４３２０億円）並みに抑えた。
だが、歳入の４割近くを借金に頼る構造は変わっていない。
財政状況がさらに悪化すれば、
将来の成長に向けた投資など前向きな政策に充てる
お金が足りなくなる恐れがある。【小倉祥徳】
http://mainichi.jp/articles/20161223/k00/00m/020/080000c

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