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石田敏高日記を読むスレッド

1床屋政談@鎌やん:2002/11/11(月) 00:29 ID:yIrlF6GU
議員選挙板@2chの石田敏高スレッドがボロボロ
になって楽しくなくなったので、こちらでこっそりと継続。
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html

191。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/05/07(金) 23:43 ID:KtmGIqWU
そういえば産経は鳩山氏関係の記事をよく乗せるよね。ほかのマスコミは見向きもしないのに。
ところで菅さんが代表を辞任した場合は、代表選ってやるのかしら?小沢氏あたりが繰上げで就任?

192。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/05/08(土) 12:32 ID:nIqL6LX.
5月8日(土) 「茅ヶ崎に背を向けて」
 菅代表の年金未納問題で、前からスタッフの薄さが気になっていたことを思い出した。代表なのに
M政策担当秘書、国のかたち研究会のスタッフ少々、代表室など党スタッフ少々と一部の学者、民間の
方など・・・、イギリスのブレア首相なんかと比べると圧倒的に少ない。
 代表というだけでなく党としてスタッフの層が薄いんだろうけど。大体、イギリス労働党なんてメディア
対策室にTV局の編集室ぐらいTVモニターがあって、あらゆる新聞・雑誌・インターネットでの敵方(保守党)・
自分方(労働党)の報道を24時間体制で監視している。それに比べたら日本の政党なんてアマチュア以下。
 マニフェストなんかも党本部のSさんらの努力によって取り入れられてバカ当たりしたけど、本当は
二大政党のマニフェスト論争合戦があって初めて、マニフェスト選挙といえる。とにかく相手の政策を
マスメディアを通じて叩き合うのだ。その為に労働党が導入したのが反論マシン(rubuttal machine)。
要は金持ちの労働党支持者のコンピューター会社の社長か何かに寄付してもらってつくったコンピューターで、
過去の保守党の主張や発言などが全部入っていて、政策論争で何か突かれるたびに、そのコンピューターを
操作すると過去の保守党側の発言や文書がでてきて矛盾をつける、という優れもの(選挙の後半では
反論マシンがなくてもスタッフは反論を出せるようになっていたらしいが)。アメリカ大統領のTV討論なんか
でもそう。相手側の発言を、スタッフが瞬間的にコンピューターを駆使して反論を探し、候補者に伝える。
それぐらいシステマティックだ。
 菅代表だって「未納三兄弟」って言う前に自分の脇を固めていれば、こんな事態にならなかったのに・・・・・
(菅代表の場合、未納自体が問題というより、あれだけ非難していたのに自分もそうだったなんて
「なんでだろ〜なんでだろ〜」という側面が強いのではないか)。
 大体、日本の政界は「議員様主義(議員にあらねば人にあらず)」が強すぎて、スタッフを軽視しすぎている。
反論マシンまで入れなくて良いけど、何か言う前に脇を固めるスタッフぐらいそろえとかないと(その為には
良い人材が繋ぎとめられる、来るぐらい待遇を改善しないと・・・)。
 99年の代表選の時だったか、菅代表とサシで話する機会があって、「官僚機構と戦っていくには議員だけ
ではダメでスタッフや民間など外部の人とも協力してやっていく体制をつくることが大事ではないか」という
かねてからの質問をぶつけてみた。その時、代表は「いや、学者の人の力などを一部借りながらやって
いけば十分出来る」という答えだった。まあ、確かに厚生省でやってきた経験があるからそう言えたんだと
思うけど、僕は「あ、こりゃ世代が違うんだ」と強く感じた(つまり議員中心主義VSチーム・集団主義)。
そして「いずれか失敗する時が来なければいいが・・・」と思っていたのだ。
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193。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/05/10(月) 23:49 ID:eCZRUWf6
5月9日(日) 「菅直人的なるもの」
 菅代表辞任決定的か。大体、代表とはいえ、それを支える自分の派閥も少人数かつ新人が多い
なんていう弱点を抱えていたから、こうした結果は不可避ともいえる。それに対して、小沢さんというのは
(色んな雑誌や新聞に書いてあるから、書いてもいいだろうけど)当選したての新人連中と飲んだり、
実に細かいというか日本人的というか、心をつむのがうまい(イコール選挙もうまい)。大自民党の
全盛時代に幹事長を務めた人が新人と飲んだって面白くもなんともないんだろうけどね。いまさらながら
「政治は数」であり、危機の時に支える人間が少ないのは致命的だ。
 しかし、それが菅直人のよさでもあるわけで、選挙の時だって自分の系列かどうかにかかわらず
応援に行くし、代表選の時だって一度だって「自分に投票してくれ」といわずに政策論争をする。
反田中角栄で初出馬した時からの姿勢を貫いているといえば、そうともいえるのだ。
 それを選挙が終わって、マニフェスト・ブームや自由党との合併効果などに基本的には今の執行部の
戦略に多くを負って勝ってきたのに、選挙が終わるとポイ捨てというのも心情的にはどうかな、と思う所もある。
 はっきり対応もまずかったし、仲間を作れない菅直人の限界でもあるし、システム的に党首をサポート
できない民主党の限界でもあるから仕方ないんだけど、それでも「菅直人的なるもの」というのは捨てがたい
ものがあるのではないか。
 今の民主党の議会座席の最後部を見れば、羽田元首相に小沢代表代行、渡部恒三元副議長に
田中眞紀子、さらには奥田敬和代議士のご子息の奥田代議士などなど・・・旧竹下派7奉行がかなりそろう。
はっきり言って(旧)田中派である。旧田中派で首相へのメイン・コースに残った人が自民党に残って、
それ以外の人は党を出たと。
 田中派的なものが(日本)人の心をつかみやすいし、政治は数であることも分かるのだけど(というか
僕の旧ライバルのM浪はまさにそういう人だった)「菅直人的なるもの」=「民主党的なるもの」の一部、
だったのではないだろうか。あえて今言わせて貰うと。
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194。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/05/10(月) 23:50 ID:eCZRUWf6
 (追論)
 TVでちょこっと「次の代表に田中(康夫)さんを推す声もあるようですが」といっていたが、はっきり言って
絶対にない。党規約改定で議員じゃない人は代表になれなくなったし、やれたとしても民主党は北川正恭
までである。なぜなら民主党は今や保守政党だから(前回の選挙で替わった後のメンバーを見ても分かる)。
ここで思うのは、基本的に間違いなのは多くの議員が「保守中道よりの方が票がはいりやすい(=当選
しやすい)」ということを前提にしていることだ。
 保守中道寄りが支持を集めやすいならば、長野県で田中康夫が支持されている理由も小泉内閣の
高支持率も説明できない。国民は左右(リベラルか保守か)の対立で物を見ているのではなくて、
「過激かどうか」あるいは「本当にやってくれるのか」どうかで物を見ていると知るべきだ。
 *(前日のタイトルからつながっている所が微妙に渋い)
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195。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/05/10(月) 23:50 ID:eCZRUWf6
5月10日(月) 「ファルージャ」
 菅代表辞任。後継は誰になるのか、三党合意は?今や民主党ファルージャ状態。突然、後継者の
目処も立っていない間にフセインがいなくなった混沌の中。小沢CPA(暫定政権機構)が9月の政権移譲
まで統治するのか?それとも武装蜂起か?各地の部族は部族長を中心に固まり始めている。
 捕虜虐待だけはやめてくれ。
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196。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/05/12(水) 13:57 ID:WOsSI7sw
5月12日(水) 「笑ってる場合ですよ」
 代表選びはまだ行方が分からないようだが、無視して自分の仕事続行。手の届かない所でやっている
ことをあれこれ心配しても仕様がない。
 今日、内閣委員会理事会で自民党の議員立法の 「コンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する
法律案」 が協議され、一部修正のうえ、民主党も入って議長提案される見込みだ。この法律、理念法
みたいなもので、漠と「国は保護すべし・・・」とか「配慮すべし・・・」とか書いてあって、それ自体は結構な
内容で反対しにくいものなんだけど、疑うと怪しい所もあるんだよなぁ(「 青少年の健全な育成 に配慮し」
とか「自治体の責務」とか「外国における著作権の保護」とか)。こういうのをあまり審議せずに通して
いいのかいな。理念法に沿って具体的な法が作られてくると、もう後戻りできなくなるような気がするの
だが・・・・。
 これに限らず、衆院を通過してしまった特許法の改正や、輸入版が壊滅するであろう著作権法改定など、
国民が知らない間に法案が作成され、関係団体、政治家に根回しが終わっており、与野党の審議でも
委員会で審議する前に賛否を役員クラスで決めて、一般の人の目にみえる委員会審議のときは単なる
セレモニーになってるというのは如何なものだろうか。
 それを避ける為には、党や各議員がこれからでそうな法案とかホームページなりに公開して、ついでに
意見も貰うとか工夫しないといけないのでは。組織・団体に集約されてない意見を政治にどうやって反映
させるのかは永遠の課題だ。

 ところで、月曜日から10日間連続(土日を除く)の安全保障に関する連続基礎講座に通ってます。
http://www.tkfd.or.jp/events/dojo/index.shtml
虎ノ門にある東京財団が主催で、18:30〜20:00か20:30までで全10回で受講費10,000円。何しろ講師陣と
タイトルがすごい。一回目から「守るべき日本の領土」 元陸上自衛隊東北方面総監 長谷川重孝氏ですから。
 そのほかにもお馴染みの軍事アナリスト 小川和久氏 、軍事評論家 江畑謙介氏など。どちらかと
いえば保守よりの日本の安全保障論の水準というのが一望できる好企画ではないでしょうか。実は、
憲法論争になった時、やっぱりキーポイントは安全保障じゃないかと思って新しい本を書く準備をしています。
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html

197。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/05/14(金) 00:18 ID:zIpp2D0I
5月13日(木) 「民主一新?」
 新代表が決まらないまま宙ぶらりん状態。部会も行われているのだが、NC(ネクストキャビネット)大臣も
副大臣も辞任して今の役職全部が暫定状態なので、聞いている方もイマイチ気が入らない。
どうも小沢代表で執行部一新みたいだし、次の人事がどうなるかもわからないのにやってられるかという
気になるわな。
 小沢代表代行も代表就任の要請に対して色々条件を出しているが、某前幹部によると「いずれバーを
下げる」ということだから、代表引き受けは確定か。後は幹事長人事だけど、どうなるかね。これだけは
全く分からん。
 そういえば代表に関して「波になりきれなかった」某女性議員の名前がでていたが、この動きを誰が
したのかとマスコミが探っていたら、なんと・・・自分だったと・・・いう噂。自ら他の議員のところへ電話を
かけてたらしい。やっぱりそれぐらいしないとね。
 そういえば「どんとこい政局」、「総理を狙う男」、「気さくな54歳」、河村たかし先生は今何を・・・・?
 いまだに明日の両議院懇談会が決定しない。このまま来週にもちこし? そんな馬鹿な、来週18日(火)は
東京で党のパーティーがあるのに代表や執行部が決まってないなんて・・・。
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html

198。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/05/23(日) 09:06 ID:7ftoc0yo
5月18日(火) 「代表選&政治資金パーティー」
 昨日、マーケット関係者のH.S君に「小沢代表辞退」の知らせを貰った時には、代表選の受付がも
終わっているものだと勘違いして焦ったが、代表選の受付は今日だった(受付時間は8時から9時
だったのが、11時半まで延長された)。だって、もしも仮に小沢氏と河村たかし氏しか出馬してなくて、
小沢氏が辞退したら・・・・。あ、河村先生に失礼か。
 今日は夜に党の政治資金パーティーがあるんだよなぁ。近年珍しいことに秘書にも動員がかかっていた。
人手が足りないのか、お客さんが少ないのか、新代表を年金問題で激昂した民衆の手から守るためか?
 もちろん、私は紫のイブニングドレスで行くわ・・・・ティアラ付きで・・・・なんて嘘。いずみちゃんが出ます
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5月19日(水) 「メカゴジラVSメカガメラ」
 NHK・ニュース10で岡田代表を見たけど結構いいのでは。まじめだし何よりも(融通は利かないが)
公正だし。HPの秘書のコーナー http://www.katsuya.net/hisyo.html を見ても「僕は足が速いんだ」話や
「コンビニで自分で弁当を買う」話は泣ける。華は無いかもしれないけど、トニー・ブレア(英首相)だって
出てきた時は「カリスマ性が無い」とか「こんな若造に何ができる」とか言われてたんだし、ポジションが
人を造るところはあるだろう。
 ま、とにかくまじめな人で1・2回生の時は毎日宿舎から議員会館に直行するバス(7:30、8:30、9:30に出発)
に乗って、帰るバス(5:00、6:00)で直帰して本を読んでたらしい(最近の楽しみは移動中に
小型DVDプレイヤーでDVDを見ること)。岡田代表になると「代議士会にタイムカードが導入される」という
ジョークも飛び交い、不真面目派(?)議員は戦々恐々としているらしい(?)。
 年齢的にも自民党でいうと安部幹事長が総裁になったようなものだからフレッシュはフレッシュだ。
頭がいいから喋れるし。小沢さんもいいけど、ちょっと時代が逆行するというか小泉VS小沢では
ゴジラVSガメラのリメーク版というか、メカゴジラVSメカガメラを見ているような気がちょとしないですか?
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html

199。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/05/23(日) 09:06 ID:7ftoc0yo
5月20日(木) 「最近の発見」
 今週も東京財団の安全保障に関する連続基礎講座に通っている。今週は
月:「アメリカの世界戦略・軍事戦略」 元中央大学教授 坂本正弘氏
  「国際政治における核兵器」 神保謙氏
火:「中国の軍事的脅威」 立教大学教授 高原明生氏
水:「日米安全保障同盟」 国際政治・軍事アナリスト 小川和久氏
木:「軍事技術と戦争・安全保障の変化」 軍事評論家 江畑謙介氏
金:「北朝鮮をめぐる国際関係」 岡崎研究所研究員 阿久津博康氏  ジャーナリスト 恵谷 治氏
  元航空総隊司令官・元大韓民国防衛駐在官 大串康夫氏
 と濃いメニュー。
 それぞれ興味深くて、特に神保氏や高原氏のような若い学者の方の研究には驚かされた。江畑氏の
軍事オタッキーな解説も驚きがいっぱい。技術が戦術や外交を規定するところは大いにある。リベラルの
連中が論争に弱いのはスペックをあまり知らないからなんだな、と改めて思う。これからミリオタになります。
 毎日、飲みに行くよりも何するよりも楽しみでした。こんな年になってこんなに知的に興奮できる自分が
不思議。
 それと音楽のほうでも段々、ロックの名盤で聞いてないのが少なくなってきて、ジャズに手を出して、
それも少なくなってきて、クラシックに手をだしたら、これがまた素晴らしくて、行き着くとこまで行き着いたかと
思ってたら坂本龍一の「キューバ音楽のミュージシャンにとってジャズは易し過ぎる」という発言を読んで、
キューバ音楽の借りれるCDを探しまくったのだが全然ない。困ってたら、昔もらったCDで聞いてないのが
あるのを思い出した。
 発見したら、このCDが
 LOS VAN VAN
 だった。
 キューバ1のグループで、そういえばロンドンにいたときに見に行こうと誘われていて、何か予定があって
行けなかったんだった。
 聞いてみたら、もちろん・・・・・・・・
 それ以来、ラテンです。
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200。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/05/23(日) 09:06 ID:7ftoc0yo
5月21日(金) 「ダイナマイトが25万屯」
 今日の東京財団の安全保障講座は「北朝鮮をめぐる国際関係」についてで、当然明日の小泉訪朝の話に
なりました。気になったことがいくつかあったので書きます。
 まず、25万トンの米援助のについては、当初専門家の間では「40万トン渡す密約じゃないか」と噂されて
いたが、日テレの25万の報道に対して、政府が随行禁止を出したことでかえって本当だったということと
その量が分かったと。
 25万トンに関しては全部軍事備蓄に回るのではないかと予想されている。北朝鮮のほしいものは金・
エネルギー・食糧。うち金とエネルギーを贈ることはまず無理だが、食料なら人道支援という名目がつき
与えることができる。もちろんアメリカも人道支援で8万トンぐらいは用意しているが(前年前半4万トン、
後半6万トン)、日本の25万屯という数字はやっぱり多い。韓国の援助量(40万トン)には及ばないが
中国(20万トン)を上回っている。
 それでも、拉致被害者の家族が帰ってくるかは謎だそうで、一つには前回の小泉訪朝の時は、田中均
審議官がすべてお膳立てしたところへ首相が訪朝したわけだが、今回の場合、田中均も「え、訪朝するの?」
といったぐらい唐突だったという準備不足が不安材料。
 もう一つには、キム・ジョンウィルが小泉には2回だまされたと思っているということ(1回目:謝罪したら
経済援助をくれる→無かった。2回目:拉致被害者を帰したら経済援助くれる→無かった)。専門家が何人も
言ってるから確かなんだろうと思うんだけどキム・ジョンウィルというのは単純な男ではない。よく見ないと
何か落とし穴があるはずだ、ということだ。
 一体、明日どういうことが起こるのだろうか。迎えに来た小泉に対して「やっぱり将軍様の国に残る」という
パフォーマンスか、子供たちが乗る予定の専用機の出発を遅らせるのか。
 いずれにせよ、狙いは6カ国協議で唯一敵に回っている日−米関係に楔を打ち込むことではないだろうか、
ということです。
 選挙目当ての勇み足で、いろんなことを無茶苦茶にするような首相でないことを祈ります。
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html

201カマヤン:2004/05/23(日) 09:10 ID:7ftoc0yo
>>198
民主党パーティーは盛況でした。5000人来てたそうな。
彼女が、小沢一郎と握手して喜んでました。
枝野さんと彼女とカマヤンで3ショットの写真撮らせてもらいました。
斎藤淳さんの元秘書さんを見かけたけど、声かけそこなったのがちょっと後悔。

202。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/05/29(土) 00:08 ID:76L6swFc
5月22日(土) 「ピョンヤン」
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 小泉訪朝。5人帰国。前日書いていたようにコメ25万トンは予想範囲内だったけど、医薬品1000万ドル分の
援助はちょっと驚き。もっと驚いたのは、日朝宣言どおりならば経済封鎖などの対外政策発動せずとまで
明言した点。そこまで政策の選択の範囲を狭める必要があったのだろうか。キム・ジョンウィル予想してた
よりいい条件が出てきたので、会談1時間半で早々に妥結したのでは。
 日本が出している150項目の質問にも答えてない国に、そこまで譲歩する必要があるのかは疑問だ。
「一切妥協せず」という当初の方針がなし崩しになっていく所は、小泉政権の最初バーンとぶち上げて、
最後妥協で終わるといういつものパターンなので、ま、そんなものかという感じだけど、対外政策もそれって
いうのはどうなのか。
 もちろん小泉でなればここまで進まなかったという点は大いに認めているんですが・・・・・。家族会も
怒るんであれば小泉首相ではなく、代々拉致の問題をほったらかしておいた歴代首相と外務省ではない
のだろうか。

5月23日(日) 「戦争の犬達」
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 アメリカ軍のイラクにおける捕虜虐待について、先週の安全保障基礎講座の中で聴いた話(又聞き)。
 とある米軍軍人は「あんなの虐待じゃない。ちゃんと耳も指もついてるじゃないか」と言ったらしいです。
 ベースには米軍の人員削減が効いていて、予備役を投入したり民間で雇ったりしてしのいでいるが、
戦闘員の訓練が行き届いていないということが、今回の虐待事件の背景(だから技術兵などが、捕虜の
監督をしたりしている)。

203。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/05/29(土) 00:08 ID:76L6swFc
5月25日(火) 「国会前歌謡ショー」
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 年金なんとか会の国会前座り込み行動が朝からあって、結社の自由があるからいんだけど、とにかく
うるさい。議員会館前でスピーカーで喋ってるんだが、窓を開けたら大音量。締めても言葉まで入ってくる。
気にしないようにすればするほど気になる。会館で仕事している人だっているんだから、ちょっとは気を
つかって欲しい。
 大音量の演説はともかく、昼近くになるとなんと始まったのが歌。当然アカペラで最初はなんだか
分からない歌、次に「僕らはみんな生きている」(あれ、タイトルは「手のひらを太陽に」か?)「ふるさと」
など・・・。何故、「僕らはみんな生きている」(あれ、タイトルは「手のひらを太陽に」か?)やねん。
 午後2時過ぎには気分が悪くなってしまった。

5月26日(水) 「I guarantee」
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 ワシントンDCに行ってきた人の話だと、曾我ひとみさんの夫ジェンキンスさんの帰国に関して、もし
そういうことがあればアメリカは絶対に引渡しを要求する様子。何でも脱走だけでなく仲間のそそのかし
などいくつかの利敵行為があったそうで、訴追しないという雰囲気は皆無らしい。そうすると小泉首相の
「I guarantee(私が保証します)」と書いたというのは何が根拠だったんだろう?

5月28日(金) 「黄昏」
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 経済産業委員会。今日で審議はほぼすべて終わり。輸入レコード禁止になるかもの著作権法改正案も
今日文部科学委員会で審議されているはずだが・・。参議院選挙があるので、今国会は6月19日で
予定通り終了する(はず)。法案のほとんどは参議院に送られているので衆議院はすでに終了モード。

204。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/06/02(水) 13:21 ID:7xdKYmQg
5月29日(土) 「論理の力」
社会科学理論の論理性というか、リサーチの方法を書いた本をよんでいるのだけど、これが面白い。
面白いって言ったところでどうなるわけでもないのですが、とりあえず紹介。
 Designing Social Inquiry (King/Keohane/Verba)
 同書邦訳:社会科学のリサーチデザイン(刎草書房)
 この前から安全保障に関する国会論戦の勉強会に出ていて、最近、特に小泉時代になって過去の答弁が
全く変わっていたことに気づいた(恥ずかしながら)。自衛隊は軍隊ではない、といってたのが軍隊になったり。
 野党に近い側に身を置いていてこういうのもなんだが、野党が変質して、見逃していたという側面もあるの
ではないだろうか。
 辺見庸と坂本龍一の対談本(『反定義』朝日新聞社、2002年)でも、ベトナム戦争の時は反戦の言論を
取れる人がスウェーデンのパルメ首相とかバートランド・ラッセルとかサルトルといたけれども、今や
チョムスキーぐらいしかいない、という悲惨な状況(哲学の死?)を嘆いていた。
 やっぱり論理力というのは大切です。
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/200405.htm

6月1日(火) 「スーパー・セッション」
 しばらく見過ごしていたら、今日午後一時から文部科学委員会で「著作権法の一部を改正する法律案」の
参考人質疑が行われるようだ。参考人質疑がセットされるということは、次の委員会で採決されるという
ことか。輸入盤課徴金についてはどうなったんだ? 河野太郎がメルマガで報じていたように、随分ネゴして
いて、やっぱいざとなると50人の野党より1人の与党やのぅ、と思っていたのだが、米国からの輸入禁止条項
はなくなったのだろうか?(審議の様子はこちら衆議院TVhttp://www.shugiintv.go.jp/top.cfm
 最近JAZZを聞くようになって改めて思うけど、歌詞カードも付いてないJAZZやクラシックで国内盤3000円
超というのはボッタくりすぎと違うか。国際標準並みにしたらもっと売れると思うよ。
 昔LPが2500円だった時代に(1970年代)SONYの名盤シリーズ1500円というのがあって、お小遣いの少ない
小学生はそっちを買ったのだ。それが実に良くて生涯の出会いになったりするんだけどね。
 もう一つ、青少年問題に関する特別委員会は「児童買春、児童ポルノに係わる行為等の処罰ならびに
児童の保護等に関する法律の一部を改正する法律案起草の件」だった。こちらは山花郁夫議員が頑張って
おられたようだが。http://www5a.biglobe.ne.jp/~yamahana/
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html

205。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/06/03(木) 22:38 ID:U8/nluKU
6月2日(水) 「かっちゃん」
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 決算行政監視員会で、おそらく参議院選前の唯一の小泉首相との質疑(討論)。イラク、北朝鮮、年金で
論点を際立たせて、明日、明後日の年金法案、国民保護法案の採決で激突(与党単独採決)という流れ
だが、どうなるかな? 北朝鮮も外交技術的には失敗だけど、とりあえず5人が帰ってきているので世論的
には支持されてるし攻めにくい。話は予想通りかみ合わず。さて、どういう評価が下るのか。
 ところで、もうすでに良く知られてると思うが、岡田代表の趣味はカエルの置物集め。
 日本ケロケロ党、結党!

206。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/06/03(木) 22:38 ID:U8/nluKU
6月3日(木) 「決戦?」
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 いよいよ年金法案の参議院・委員会での採決、参院本会議での採決など、いわゆる”山場”を今日明日で
迎えることになるのだが、展開が読めない。ニュースでは「明日の深夜、未明までずれこむことも予想される」
などといっておった。ま、麗しいフライデー・ナイトの予定とかないからいいんだけど(おっとAさんの送別会が
あった)。
 川端国対委員長は「秘策は?」と問われて「秘策は言わないから秘策」と答えていたけど、厚生労働委員長
の解任動議とか不信任案とか、それぐらいしか手はないのではないだろうか?? 憲政史上前例のない方法
って何だ? 誰も思いつなかいような秘策があるのだろうか、UFOを呼んで光線で皆の足を動けなくするとか。
 12:30、通常の代議士会より10分早く一期生議員は呼び出されて、これは何事! と思って行ってみると、
「禁足(呼び出されて20分以内に戻れる場所にいること)」と書いた紙が貼ってあっただけだそうな・・・・・・。
一体どうなるのだろうか。
 ちなみに「禁足」の文字は田嶋先生の筆になるという話だが、田嶋先生って書道の達人だったのか。
←正しくは田島一成先生でした。
 15:15から参議院厚生労働委員会での採決阻止の為に一期生が集められている最中に、それを察知した
与党側によって質疑打ち切りの緊急動議・採決。与党側がせこいと写るのか、野党側が間抜けに写るのか、
果たしてどっちだろう。これが憲政史上例のない方法だったのだろうか?? わからない
***************************************************************
 参議院本会議で成立を阻止する憲政史上に例のない戦術、牛歩でもないし、馬歩でもないしいろいろ
考えていたのだが、あるところから情報があった(真偽の所は不明)。
 その秘策とは、どうやら

 ムーン・ウォークらしい。

 うまくムーン・ウォークが出来なかった場合は懲罰があるようで、一部の議員は必死で練習しているという
噂だ。その証拠写真がこれらしいのだが・・・・俄かには信じられない話だ。
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/live040522_211.jpg

 あ、参議院は押しボタン式に変わってたんだった。

207。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/06/04(金) 21:57 ID:iX8j4RAU
6月4日(金) 「ムーン・ウォークじゃなかったね」
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 外出していて部屋にもどると院内TVで信じられない光景が・・・・牛歩・・・・・。過去のVTRの再放送で
あってくれぇぇぇと心の中と世界の真ん中で叫んだが、やっぱり現在の映像だった。この2004年に
牛歩が見られるというのは幸運なのか何なのか。
 参議院では森裕子先生が3時間コースの演説。「私の実家は亀田のあられで有名な亀田製菓から
自転車に乗ってすぐの所にありまして・・・」という所では、思わず拍手。これって、映画の『スミス都へ
行く』のパターンですね。アメリカの憲法か法律では演説している限りは質問を遮られないという
ルールがあって、それを使ってボウーイスカウトの隊長だった実直な青年が、ぶっ倒れるまで演説して、
ダム汚職をしようとする悪議員に対して勝利を勝ち取るという話。今、大塚康平先生が行っているが、
大塚先生は5時間コースなのだそうである。仕事とはいえ大変です。(2時間で終わっちゃった・・・訂正。)
 実はこれが、前にも行われたことがあって、それは実は社民連時代の菅直人。92年のPKO協力法
だったかの時に延々と演説して演壇から引きずり降ろされた。そのVTRがどっかにあるはずだが、
持っている人がいたら求む! 見てみたい。
 源ちゃんがたまたま会館の部屋に来られたので、聞いたら、ありました。衆議院の演台ごと引き摺り
下ろされる姿が写ってます。http://www.n-kan.jp/20th-slide/1991-1.html
 身震いするような憲政史上例のない方法というのは最後にでるそうだが、その出現はやはり日を
超える辺りになりそう。国会内の売店、周辺のコンビにはすでに食料が品薄状態となっている。

208。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/06/05(土) 23:32 ID:RyT9y4/o
6月5日(土) 「妄想代理人」
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 昨夜21:30に経過説明の代議士会があり衆議院は一応解散だが、1・2期生は午前4:00まで
引き続き禁足。
 民主主義の為に眠ってはいかん。眠ってはいかん、と抵抗を試みてたのだが、ふと気を緩めた
隙に机の上で眠ってしまい。気が付いたら部屋に帰ってシャワーをあびて、朝飯を食ってしまって
いた。いかん、いかん。
 机の上で目を覚ますと、「11時に閉館いたします」のアナウンスが・・・・。警備さんや職員さんも
昨日から、この燦燦と太陽の輝く昼近くまでお疲れ様でした。民主主義に栄光あれ!
 後で聞いたのだが、秘策が成功しなかったら坊主にするとまで宣誓されていたその秘策とは
 何と

 欽ちゃん走り

 だったそうである。これにはさすがの私も全く気が付かなかった・・・・・。

209。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/06/12(土) 10:52 ID:Rk.7BtBc
6月10日(木) 「1.29」
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 突如、経済産業の部門会議が開催されて、何かと思ったら厚生労働部門がつくった「パート労働者の
均等待遇推進法案」(議員立法)の説明。経済産業部門はどちらかといえば企業よりなので、パート・
アルバイトの待遇が正社員に近くなることには不満がでていた。
 厚生労働部門の城島先生からはオランダ・モデルが根底にあるんだ、という説明。9時から5時まで
月から金(土)まで働くのが普通の生き方でなくて、夫が週4日働いて。奥さんが3日働いて、交互で
子供の面倒を見るとか、色々なライフスタイルがあっていいんじゃないか、というのがオランダモデルで、
僕も実際に見たわけではないが、あの北欧に近い土地柄とか人の性質を考えると、オランダという国に
あってるような気がする。
 日本の高度成長において、特に女性が低賃金で働いて、結婚して子供が出来たら辞めて、子育てが
一段落ついたら低賃金のパートに移っていったという搾取的な慣行が果たした役割は大きいと思うんだ
けど、そういったやり方はもう続かなんだと、そういうことなんだろうと思う。
 折りしも、厚生労働省から出生率が1.32から1.29へと最低を更新したという発表があった(年金法案が
通ってから発表するところがセコイ)。自分も独身・子無しなので説得力は全然ないが、少子化がすすむ
と年金にしても税金にしても公共事業にしてもすべての前提がくずれる。
 何とかしようとするんだけど、少子化の原因が特定できない。教育費が高いせいなのか、保育施設が
不足しているのか、住宅が狭いせいなのか、アダルトビデオが悪いのか、いい男(女)がいないから
なのか、何だか分からないけど、政策として「打てる手は打とう」というのが、パート均等法案の考え方
にも影響しているのではないだろうか。
 よく考えたら社会科学ってほんと無力だよね。少子化の原因すら特定できないんだものね。

210。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/06/12(土) 10:53 ID:Rk.7BtBc
6月11日(金) 「okinawa」
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 沖縄県・宜野湾市の伊波洋一市長が外交・安保部門会議に来られる。「ぎのわん」って入力すると
一発で変換できるんだね。普天間基地のある市です。
 その後、長島昭久議員より日米地位協定についてヒヤリング。石原のぶてるの秘書だった時代に
議員対抗(?)野球大会にでていて、「議員よりかっこよくてスマートな秘書がいるなぁ」と思われていた
という話を聞いて以来、長島議員をみるとユニフォーム姿を想像してしまう。
 安保問題といえば、小泉首相、サミットで国会や国民に報告する前に早々に新・国連決議に基づく
多国籍軍参加を明言しちゃったけど、いいのかいな。イラク特別措置法でイラクへ行った自衛隊を
そのまま多国籍軍に参加させるのは法的に無理があると思うが(政府見解は政令の変更で可)。
 いよいよ多国籍軍参加(!)だからねぇ。イラク特別措置法などの法的措置をしてるといっても、
今までの政府見解からいっても明らかに憲法違反だろう。小泉政権というのは、タブーになっていたこと、
慎重に法律を遵守していこうと先人達がしていたことをあっさり破ってしまうことが多くて、その意味でも
エポック・メイキングな(メチャクチャな)政権であるのは確かだ。
 16日に国会の会期が終わるし、15日に不信任案を出すしで、多国籍軍への参加の是非について
審議する場はほとんどなさそうだ。

211。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/06/20(日) 16:28 ID:xJ8prrYg
6月19日(土) 「赦されるもの」
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 ルソーの『市民契約論』の最終章に「市民的宗教」というのが唐突にあるらしくて、それを佐伯啓思が
『国家についての考察』で語っている。どうも読む限りではルソーは国民と国家の契約という概念で話を
進めてきたのが、それだけでは成り立たなくなって、「ナショナリズム=市民的宗教」という概念を持ち
だしたのではないかと推測した。つまり、国とかって、「契約」という冷たいものだけで成り立つのでは
なくて、共通の歌とか歴史的経験とか旗とかヒーローとか、非論理的ないわゆるナショナリズム(愛国心)
がないとないたたないのではないか、と。
 近代国家の持つ「ナショナリズム」の大部分が、近代国家を作ったエリート達の国民に対する「教育」を
通じた結果であると言ったのがゲルナー先生で、彼の傑作『民族とナショナリズム』という本はロンドン・
スクール・オブ・エコノミクス在学中は何度も読まされたものです。
 前置きが長くなったが、佐伯啓思の本のその部分から刺激を受けて、五十嵐教授が新しい国家と
市民の関係として単なる(冷たい)「契約」概念だけでなく、「市民的宗教」的なものを考えなければ
ならないのではないかという発案をして、弟子達は困っている。
 もう少し具体的に言うと、近代の市民社会理論は理性的で合理的な市民を想定しすぎている、酒を
飲んで酔っ払って、たまに犯罪も犯すような不完全な市民を単位として考えなおした方がいいのでは
ないか、という提案だと僕は受け取った。
 今日、用事があって海浜幕張まで京葉線でいってたんだけど、途中に東京ディズニー・ランド(親子連れ・
カップル)はあるわ、船橋オートレース(親父)はあるは千葉マリンスタジアム(日に焼けたマリナーズファン)
はあるわ、セガのイベントはあるわ(何故かお母さんのみと子供連れがわんさか)、ホンと色々な人が
乗っては降りていく電車だなぁ、色々な人が色々な「楽しみ」とか「思い」を持って生きてるんだなと改めて
感じてました。上のようなことを考えながら。
 (ま、人間は間違いを犯すものだと・・・だからタイトルが「マクガバンの囚人」になってたっていいじゃない
・・・(訂正済み))
 ルソーというか古典の個人的な翻訳http://www.geocities.jp/hgonzaemon/intro_rousseau_intro.html
掲載している方の面白いHP。これを読むと佐伯啓思の言っていることもちょっと違うと思うのだが。

212。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/06/25(金) 16:24 ID:qkFu9J4U
6月22日(火)「医療」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 銀行時代の同期で、KPMGヘルスケアジャパンhttp://www.kpmg.or.jp/hcj/で医療関係の
コンサルタントをやっている松田淳くんや医療現場の取材をしている記者さんらと会食。
病院って医師でないと経営できなかったり、農業と似たような規制があるんですね。
外資による病院の買収(転売)、医師の偏在、医局制度の問題、自由診療などなど
問題山積。しっかり勉強しないと。
 いや政治には何も期待されてないか・・・・。

6月23日(水)「FACT」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 マイケル・ムーアhttp://www.michaelmoore.com/の『おい、ブッシュ、世界を返せ!
(原題:Dude,where's my country?)』はやはり面白い。チョムスキーにも共通するのだけど
(というかムーアがパクった)事実を積み上げていって政府の言っている嘘をあばいていく
という手法は有効だ。
 言説とか思想とかに頼った思想家や知識人(みたいな人)は皆、「テロの脅威」の前に
沈黙し自滅した。国民をペテンにかけることについては杜撰なブッシュ−ブレア−小泉政権
に対する対抗思想が言語学者のチョムスキー(とその思想的弟子のムーア
http://www.michaelmoorejapan.com/)ぐらいしかいないとは・・・・・。しっかりせねば。
 誘拐されていた韓国人、イラクで殺害される。

213。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/06/25(金) 16:25 ID:qkFu9J4U
6月24日(木)「参院選」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 いよいよはじまった参議院選。世間で盛り上がってるのか盛り上がってないのか全然分から
ないんだけど(多分盛り上がってないんだろう)。
 本当こんなこといっちゃまずいんだろうけど、参議院選挙って政権交代があるわけでなし、
選挙区が広すぎて個人の戦略が云々というより、党vs党、もっといえば小泉内閣の信任・
不信任投票みたいなところがあるものね。
 新宿東口アルタ前。岡田代表の第一声は「みなさん、こんにちは」でした。

  新宿点景
 何故か喜納昌吉車が2台周りに居た。ボランティア・スタッフ募集と車体に書いてあった。
 新宿西口は公明党。すげー人、すげー、三色旗振ってる!
 上田哲先生は交差点で出陣式。ほとんど辻説法状態。
 党本部の前で連なって出発を待つ共産党車。ウグイスさん達のバイト代ってどなっている
のだろうか。

215カマヤン:2004/06/25(金) 16:36 ID:qkFu9J4U
>>212からの連想
GTの常連たちはチョムスキーとウォーラーステインを頭から否定しているけど、
どういう思想集団なんだろうなあ。厚生利権に食い込みたがっているのはなんとなく
判るんだが。
鳥山さんなんて、ウォーラーステインを読んだことすらないだろうに。恥を知らないのかしら。

鳥山さんと松代さんに共通する、「戦争・経済」相関についての異様な(あまり他に聞いたこと
のない、総体の不明な)言説って、ネタ元はなんなんだろ? ネタ元をなぜ非公開にしたまま
webで他の言説を叩いてるんだろ?

石田敏高さんから私への間接的応援メーセージだと理解してみるテスト。

216鳥山仁:2004/06/26(土) 04:15 ID:2aPS5QRE
カマヤンさん>
 何度言っても分からないみたいですね。思想(イデア)が優先するんじゃなくて、事実が優先するんです。だから、思想集団などは存在しません。そして、事実よりも思想を優先するのは頭がおかしい人達だけです。
 ウォーラースティンで反応が鈍かったのは、私が思い出すのに時間がかかったからです。今でも『与太話』以上の価値は認めていません。これは、脱マルクス系の社会主義学者の間でも、おおむねそうですので再確認したら良いのでは? チョムスキーに関しては、http://cruel.org/books/cataclysm/を参考にどうぞ。『After the Cataclysm』を読んだ後に、チョムスキーを擁護できるのは相当勇気のいる事だと思います(チョムスキーのファンサイトの住人はやってますが)。
 それと、戦争経済起因説の否定根拠についてですが、松代氏が以前掲示板に載せていた書籍を再掲載しますので、今度こそタイトルだけでも目を通しておいてください。

日本経済評論社 柴田善雅(著)
戦時日本の特別会計
本体価格 6,200円

日本経済評論社 黒瀬郁二
東洋拓殖会社 日本帝国主義とアジア太平洋
本体価格 3,800円

日本経済評論社 柴田善雅(著)
占領地通貨金融政策の展開
本体価格 8,500円
 申し訳ないが、禁を破って書き込みさせていただきました。
 しつこいようですが、最低でも『After the Cataclysm』の翻訳には目を通してください。話はその後にしましょう。石田氏が何を言おうが、チョムスキーがカンボジア虐殺でポルポト政権に有利なように情報操作をしたことは明白です。というか、この程度の情報も知らないカマヤンさんの常識を疑います。
 最後になりますが、私は別にブッシュを支持してませんよ。

217>>216:2004/06/26(土) 05:43 ID:8mhuxUwk
事実よりも思想を優先するのは頭がおかしい人達だけです。

こんな事言い切っちゃっていいのかな?
そう言うあなたの方が端から見れば「おかしい人」だと思いますが。

どうも自己正当化があなたの方が行きすぎている感があるのが否めませんね。

チョムスキーにしても「ポル・ポト」擁護はダメだけれど、
他の批判は的を射ている、ということもあるんじゃないでしょうか。

結局、鳥山さんにしても松代さんにしても自分の意見と違う人を否定しようとする姿勢がここの管理人さんよりも数倍目立つような気がします。

218217:2004/06/26(土) 05:48 ID:8mhuxUwk
それと鳥山さんの態度には、「折伏」というような姿勢が感じられて、
なんかいらだちます。

219。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/06/26(土) 17:51 ID:TKLblW7Q
>>215
ネタ元をひた隠しにしてるのはカマヤンの方にゃ
どうせ広瀬隆でしょ

220。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/06/27(日) 00:48 ID:JarPxkCo
>自分の意見と違う人を否定しようとする姿勢

217氏も解っていると思うけど、相手の意見を否定するのと人格を否定することは別だからね。

ていうか「議論」はそういうお約束の上に成り立っている喧嘩なわけだ。自分が間違っている
と思えば認めればいいし、納得がいかなければ反論すればいいだけでしょ?でなければ議論する
意味がない。だから

>「折伏」というような姿勢が感じられて、なんかいらだちます。

というのはちょっと感傷的な発想で、カマヤン氏の方がその辺はよく理解してるんじゃないかな。
よくいう「説得術」というのもあるけど、その手のワザを使うと論点がボケやすくなるからね。

どうせ突っ込むなら議論の内容にツッコミ入れるほうが閲覧者にとってもいいと思うよ。
俺は突っ込めるほど知識がなくて指をくわえているより手がないわけだが(w

221松代[TRACKBACK]:2004/06/27(日) 12:01 ID:bETmOHnc
>>217-218

既に>>220氏が丁寧に指摘していますが、217さんは「議論」と「私闘」を混同しているように見受けられます。
以下にカマヤンさんの発言を転載しますから、感情的(カマヤンさんによれば情緒的)に受け止めることなく、掲示板における「言論の自由」競争を冷静に受け止めてください。

http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/news/410/1041345270/r10

2;「言論の自由」競争自体を軽蔑する。
「ムラ社会」マナーでは「いいこと」は「対立しないこと」なので、異なる意見により
対立してしまうこと自体を罪悪だと考える。
異なる意見が互いに「正当性」を「競争」するのが「言論の自由」競争であり
人の知性はこれによって増大しより高度な次元へ上る。
が、ムラ社会視点では「対立」「論争」はそれ自体罪悪で非道徳的だと感じるので
「敵」は殲滅するべきだ、という発想にのみ囚われ、言説が高度化しない。
結果、人の知性の増大に寄与しない。
3;正誤判定・正当性の問題と、情緒の区別がつかない。
「ムラ社会」マナーでは、「自分に気遣いしてくれるかどうか」「自分をヨシヨシと肯定
してくれるかどうか」だけが全ての基準なので、言説が正しいか正しくないかではなく、
「自分に気遣いしてくれるかどうか」「自分をヨシヨシと肯定してくれるかどうか」だけ
で物事を測ろうとする。
「自分に気遣いしてくれるかどうか」「自分をヨシヨシと肯定してくれるかどうか」は
正しいか正しくないかとは全く関係ない。
政治的に誤ったことを継続すれば政治的に敗北するし、事実と異なることを異なっている
と自認できなくなれば、精神失調をきたす。

222マックロ:2004/06/28(月) 00:50 ID:SGUteygw
なるほどッ。
Y弁護士から「(自称)独自改正案」wwとやらを否定されたり、「運動から撤退したければすればいい、誰も困らないから」と言い放たれ、そのことにダラダラ泣きごとを並べ続けた誰かさんは、「精神失調をきたした」状態と言うわけだねッ。うまいことをいうなあ。
その際に「庇ってくれなかった」などとAMI八的氏にまで文句を言い出したあたり、まさに「自分に気遣いしてくれるかどうか」「自分をヨシヨシと肯定してくれるかどうか」に拘泥する人間の典型的な姿だったね。
うーん、なんッともはや、ビューウチホーウ!

223。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/06/28(月) 01:45 ID:5HJF4Qfs
>運動から撤退したければすればいい、誰も困らないから」と言い放たれ

あれは成りすましです。山口先生を侮辱するのですか。
http://jbbs.shitaraba.com/news/bbs/read.cgi?BBS=648&KEY=1054930982&START=80&END=81&NOFIRST=TRUE

224。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/06/28(月) 01:53 ID:uyHEgeWw
>>222
 ギャグネタなのか、「敵は殲滅すべき」と言う発想に囚われた意見なのか、単なる煽りなのかが分かりにくいですね。両方なのかな?

自分としては、カマヤンさんの仰った

>異なる意見が互いに「正当性」を「競争」するのが「言論の自由」競争であり
>人の知性はこれによって増大しより高度な次元へ上る。

と言う意見は正しいと思うので、>>222氏も煽りまがいの手法をとるのではなく「正当性」を「競争」すると良いのになぁ……と思います。

さておき>>215からずっとスレ違いぽいですが、これ以上続けたいなら別スレ立てたほうがいいんじゃないかなぁ……と、管理人でもないのに言ってみるテスト。

225松代:2004/06/29(火) 00:37 ID:/iFTKh3g
>>222さん
発言の主旨を理解していただけなかったようで、困惑しております。

また、我々の活動を全く理解しておられない事については、極めて残念かつ遺憾であると申させていただきます。
ただ、問題にしておられる「独自案」については規制反対派内での理論構築に役立った他、ロビイング活動においてカマヤンさんにも活用していただくなど、一定の効果があったと自負しております。私たちの活動に対して問題点を感じておられるのであれば、Зона板もしくはメールにて具体的に指摘していただければ嬉しく思います。

最後に、山本夜羽音氏の発言を引用しておきます。
>意見の違うものにレッテルを貼り、攻撃することは簡単だ。
>しかし、それだけでは、もっと多くの「どっちでもない」人々の賛同を得るのは難しいと考える。
はじめましてスレッド(過去ログ倉庫内)
http://jbbs.shitaraba.com/news/648/storage/1033640676.html

226。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/07/01(木) 12:51 ID:65ofwRuM
6月25日(金) 「岡山」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 昨日のNHKニュースの「注目の選挙区」でも取り上げられていたが、今回の参議院選の天王山は岡山。
2議席が1に減る中で、副代表で菅グループの重鎮江田五月と総理を狙う平沼赳夫らが担ぐ自民候補との
戦い。さてどうなるか。

6月26日(土) 「サタデー行動」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 湿気が高いなか気温が上がり、相当蒸し暑い。

6月27日(日) 「潮目」
 TVで党首討論やら何やら。その後岡田代表は銀座歩行者天国へ(代表ともなると大変だ)。今日、
各マスコミの第一回目の週末の世論調査が入っている。各選挙区でも意外な人が上位に来ていたり
するが、前回の参議院選の世論調査の外れぶりからすると(というか投票日に遠いので今の時点では
知名度調査的になる)この時点の結果は参考程度にしかならない。
 ムードは橋本内閣で自民党が大敗した98年になんとなく似ているという人が多い。さすがの小泉にも
飽きがきたのか、あまりにも傍若無人なやり方に呆れがきたのか。参議院選の結果は潮目で変わって
しまうから恐ろしい。

6月28日(月) 「語学勉強法」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 野口悠紀雄の『超英語法』に推薦文献として挙げられていたのがシュリーマンの『古代への情熱』。
10数ヶ国語をマスターしたシュリーマンの秘伝とは
 ・意味がわからなくとも音読する。そして暗記する。
 ・その言語を使って作文して、添削してもらい、それを暗記する
 ・シャドウイング(相手の言ってるのにあわせて自分も口に出す)
 ・文法も単語も文章暗記の中で覚える
 らしいです。本当かいな。でもシュリーマンは英語はおろか、仏語は6ヶ月、はてはラテン語、
古代ギリシャ語までマスターした。昔、寺子屋でやっていた素読(丸暗記)は実は効果的なのか。

227。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/07/01(木) 12:51 ID:65ofwRuM
6月30日(水) 「引き裂かれぬ仲」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 小泉首相の「51議席でも首相交代ない」とか「参議院選は政権選択の選挙じゃないから」という発言を見て、
お、予防線引き出したなと。多分、先週末の同じデータをみているんだろうけど、51議席の最低ラインは
確保して、下手したら60に届く勢いで強いんだけど、意外と民主も(特に比例で)強い。比例だけで言うと
自民を数議席上回る可能性が高くなってきた。一人区でもほとんどのところで優勢だが、ひょとしてひょっと
することもあるので予防線を引いたのだろう。
 今週までは幹部の応援も基本的に満遍なくだが、来週は激戦区に集中する。激戦区に住んでいる方は
いっぱいいろんな政治家が見れていいなぁ、ってそんなのん気な事いってる場合ではないか。
 本当はもうちょっと実名をあげて書きたいんだけど、最近またアクセス数が多くなっていろんな配慮を
してしまう(菅代表辞任の時は一日にトップ・ページで300件ぐらいあった。一体誰が見てるんだ)。というか、
自主規制している自分が嫌なんだけど(自主規制する理由もない)。ま、ボチボチやります。こんな人が
当選したら6年間も国民の税金でぬくぬくとやっていくのかと思うと、国民の義務として知らせるべきでは
ないかという義務感に引き裂かれそうになるのだが・・・・。

228。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/07/05(月) 04:00 ID:yfuuBPc.
7月1日(木) 「恐怖の大安売り」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 今日からバーゲンが始まったところが多いせいか街に人が多い。政治なんていう妙に隔絶された
ところにいると世間的な感覚とずれてくるような感じがして怖い。

7月2日(金) 「俺はブッシュ」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 気になる記事があった。
 現在、ホワイトハウス内部では、ブッシュ大統領の個人的「精神状態」が深刻な懸念材料となっている。
このところスタッフの間からも、「自分の決定すべてを『神の意思』と呼び、異論を唱えるとヒステリー状態
になる」「まったく意味不明のとりとめもない言葉を突然口走る」といった症状が頻発している現状がもれ
始めている。
 オニール前財務長官も回想録で大統領が会議でふさぎこみ、話が脱線しがちだったと記述しているが、
ジョージ・ワシントン大学の精神医学者であるJ・フランク博士はこのほど刊行した著作『カウチに横たわった
ブッシュ』で大統領の言動を分析し、「パラノイアと誇大妄想の傾向がある未回復のアルコール中毒者」と診断。
 また精神分析医のC・ウィリアムズ博士も共和党員ながらフランク博士の著作に同意し、「大統領は
典型的なパラノイア症状を示しており、執務から離れた方が良い」とまで発言。
 やっぱりというか、ほんまかいなというか・・・・。

229。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/07/05(月) 04:00 ID:yfuuBPc.
7月3日(土) 「欲望という名の電車」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 マーロン・ブランド死去。『欲望という名の電車』での演技はすごかったなぁと思い出していたら、この人の
若い時のブロードウェーの舞台での当たり役だったようだ。『欲望という名の電車』は共演のビビアン・リー
の怪演とともにかなり印象にのこる作品。
 最近また図書館で借りてちょこちょこ映画を見出しているんだけど、面白かったのが『荒野の7人』
『MASH』。図書館においてあるやつなので古いのが多い。けど、古い奴の方が面白いのが多い気がする。
時のふるいに残っているからともいえるが。

7月4日(日) 「小泉崩れ」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 この週末で各社、参議院選に関する世論調査を行っているはず。どんな結果がでてくるのか。どうも
これまでの調査は自民党アゲインストででているようで、急遽「曽我さん家族再会」とかセットしている
ようだが、効くかな? いよいよ「小泉崩れ」が始まるのか、意外とこじっかりするのか。世間の反応は
いま二つぐらい鈍い気がする。

230。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/07/05(月) 15:45 ID:zzpLCqgU
7月5日(月) 「世論調査」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 各社世論調査の結果がでてきてるけど、本当に「小泉崩れ」がおきそうなんだな・・・。公明党の
支持者の人は世論調査に協力的でないらしいから、これがそのまま結果になるとは思えないけれども。
 原因は年金問題で政府案が止血措置(赤字の水準をとりあえず抑える)にしかならないのがバレて
きたこと、「人生色々、会社も色々」みたいなワン・フレーズ・ポリティックスが滑り始めてきたこと
(サラリーマンは普通あれ聞いたら怒るだろう)、個人的には結構大きいと思っているのが、「イラク・
多国籍軍派遣問題」(外交は得点にはならないけど、大敗の原因になる。ユーロ問題で大敗した
イギリス保守党の例など)などが考えられるのではないかな。
 そもそも参議院選って衆議院選にくらべて、ツー・ティアー・エレクションと呼ばれ、衆院選より有権者
にとってのランク付けが低く、現政権に対する批判が出やすい選挙ではあるんだが。
 というか、80年代に鬼才ジョバンニ・サルトーリ教授が予言していたように自民党の一党優位多党制
は崩れる運命なのか(というか、今までが強すぎたか)。海外の文献で「自民党が今でも政権にいるの
はゲリマンダーのお陰」とはっきり書いている文献があって結構びっくりした覚えがある(日本語の文献
でそこまで言い切ってるのはみたことがない)。
 ゲリマンダーというのは、選挙区の範囲を政権党の有利なように恣意的に確定することで、アメリカで
ゲリーさんだったか誰だったかが、自党に有利なように選挙区の境界線をひいたのだが、それが
ギザギザぐちゃぐちゃで恐竜の形みたいに見えたことからこう呼ばれるようになった。
 日本でいうと、農村部の票が過大に評価されているのがポイント。今回の参院選も終わった後に
違憲訴訟が起こされて、恐らく国が負けるとおもうんだけど(一票の格差があまりに広がりすぎている)、
参院選、衆院選で議員一人当たりの有権者数が農村部と都会とで最大1:5、1:4ぐらい違う。これを
当然ながら一票の価値が同じようにすると都市部の議員が増えて、政権交代が起こってしまうと。
 元々、自民党というのは農村部の政党だから、日本が都市型社会になってくると弱ってくるのは自明
の理。もうすでに公明党なくしては過半数を制せないぐらいに弱ってきてるわけだし、思いかえせば
3年前の異常な小泉フィーバーというのも、「アンチ自民」のヒーローとしての小泉への期待だった。

231。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/07/11(日) 23:09 ID:9P5azRag
7月6日(火) 「LIVE in KYOTO」 何故か楽しそうな福岡先生と私
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 行って来ました、京都・立命館大学。渡辺周事務所の梅田政策担当秘書の母校でもあり、学生運動の
メッカとしても有名であったところ(梅田氏が活動家出身というわけではない)。
 授業のあった存心館は、2階の教室の番号が701〜3階が801〜4階が901〜となっている。学生運動の
ときに、場所の特定をしにくくさせる為にこんな教室番号を付けたという噂もあったらしい。民青系の本学
がどういう闘争をやっていたかについては、「二十歳の原点」という文庫に詳しいらしいです(当時の
キャンパスは衣笠とは違う)。
 などという予備知識はさておき、前日36度まで気温が上がったという京都。やたら暑くて湿気が多い。
盆地だから夏暑くて冬寒いんだけど、この湿気ぐあいが京都の夏を感じさせてたまらない。
 そんな暑さの中、広めの教室に受講生が続々と入ってくる。まずは学生が行った討論会の様子やら、
行った世論調査の報告やら。厳しい愛の鞭が学生に飛び、なかなかいい感じ。京都や奈良、大阪、東京
などでとった世論調査の結果とそれについての推測は面白かった。学生の人も若いのによく考えてる。
参院選投票日を週末に控えたこのタイミングで福岡教授の授業に出るというのはタイムリーか。
 そんなこんなで教授が30分ほど話した後に、元逢沢一郎衆議院議員の政策担当秘書で現・岡山政経塾
の事務局長をされておられる小山さんが、「私は頭のいい方の政策秘書じゃないですよ(試験組ではなくて
転換組みの意味)」と言いながら、話はじめたのだが、これが凄い迫力。各種団体や市などと地道な勉強会
をしたり、保守の地を這うような野太い政策形成(だと思う)の話をする。ここは一つのポイントで、試験で
政策担当秘書になったとかいっても、実地の経験と感覚がないので、頭で考える「政策」に流れがちなのだ
(これは頭の切れる民主党の若手議員にもいえることだが)。
 その後、僕が30分ほど喋って、後は質問コーナー。受講生の方の鋭い質問が飛びまくって、政治を考える
時に非常に面白いヒントになると思うので、余力があれば一部ここに載せたいです。
 その後、受講生の方と飲み。良く勉強してるし熱心だし頭もいいし、感心しました。
 終わってから、小山さんが福山哲郎事務所に行くということなのでついて行かせてもらう。福山さんは
今日は県北部を回っていて会えなかったのだが、替わりに巨大な福山人形と写真。
 某メーリングリストで名前だけ知っていた松下政経塾生の松下玲子さんがスタッフに入っていて、
名刺交換してびっくり。勝利のガッツポーズ。
 福山さんの泣きの演説を聞いてみたかった・・・

233。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/07/11(日) 23:12 ID:9P5azRag
7月7日(水) 「星に願いを」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 参議院選、予測どおり自民党が40代前半の議席で負けるのだろうか。なんだかそうでもないような気が
する。前の統一地方選でも最後に公明党が動いて何箇所かひっくり返したが、それと同じようなことが
起こるのではないだろうか。神崎代表がインタビューを受けてるところを偶然通りかかったんだけど、
なんだか余裕があるみたいだったんだよなぁ。勘だけど。
 本当にこれで小泉退陣なら、日本の為には大慶か。ある時期までは、実は支持してたんだけど、特に
イラク派遣のころから、「深い信念に基づいてやっているんではなくて、単にアメリカの言うことを反射的に
きいてるだけちゃうか」というのが目立つようになった。福田官房長官をはじめ、周りを固めていた人間が
一人去り、二人去りしていったことで、今までボロをださずに済んでいたのが表面化しただけかもしれんが。
権力ってはかないですね。まだ、投票が終わってみないとわからないけど。

234。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/07/11(日) 23:12 ID:9P5azRag
7月8日(木) 「難しい問題」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 先日の立命館での講義のときに、「政策というのはそんなに難しいんですか?」という質問をいただいて、
思わず遠い所を見るような目をして、「難しいですね。僕は日本とイギリスで二つも大学院でて、毎日の
ように勉強してるけどそれでもわからない。安全保障をどうすればいいのか、年金をどうすればいいのか、
(ジャンルが)幅広いこともあるし、それぞれに奥が深い」と、要領を得ない答えをしたので補足。
 誰かが書いてた意見で、なるほど、そうだなと思ったのが、「小学校から大学ぐらいまで、やってきた問題
にはすべて答えが一つある。しかも、全問正解しなくてもいい。難しい問題を見分けて、それを捨てて80%
正解すればたいていの試験に合格する。しかし、社会にでて直面する問題は、大抵はその解かなかった
20%の難しい方の問題である。受験エリートが社会に出て失敗するのはそのため」という文。
 まさしくその通りで、付け加えるなら試験問題の80%は過去問からでる(自分でも驚くけど、この法則は
結構当てはまる)。1+1=2、ブラジルの首都はブラジリアと覚えれば終わりである。しかし、現実の問題
というのは、国際貢献はするべきだと思うけど、憲法を無視して自衛隊をどんどん海外に出すのはどう
なんだろうか、とか、年金を沢山もらえて誰もが安心して暮らせればいいけど、その為には払い込みも
多くしないといけない、じゃあ、掛け金を増やせばいいのか消費税をあげればいいのか、とか大体答えが
無い(いや一つの正解が無いといったほうが正確だな)という状態にある。
 だから難しいんだし、挑戦する価値があるんだと思う。
 講義のときに福岡先生が、政策科学学部がはやりで沢山出来たけど、うまくいっていない。教えられない
からだ。という趣旨のことをおっしゃっていたが、確かに政策を作るなんて事は官僚の他にはほとんど誰も
やったことがないし、これまで法学部なんかで教えてきたことは「すでにある法律の解釈」であって「法律を
作ること」ではない。
 それでも、「政策」をなんとか「科学」にしようと、頑張っております。

7月9日(金) 「ラスト2日」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 いよいよ明日で長い参議院選挙も終わる。東京は14:00〜15:00数寄屋橋交差点で、小川・連舫両候補、
鳩山元代表、菅前代表、19:00〜20:00新宿西口で藤井幹事長、海江田都連会長、笹森連合会長、
円・小川・連舫候補による打ち上げ集会。
 岡田代表は熊本、宮崎、高知、香川。確か3年前は代表は新宿で終わりだったんだと思ったが、変わったね。

235。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/07/12(月) 14:06 ID:aNH2cdmQ
7月10日(土) 「昔の名前ででています」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 14:00〜15:00銀座数寄屋橋で民主党。16:00〜小泉首相、銀座三越前。19:00〜20:00新宿西口 民主党。
 さすがに立ち止まって聞いている人は多いんだけど、3年前と比べると3分の2から半分ぐらいの感じがする。
 午後、強烈な雨が降った。

7月11日(日) 「サマー・タイム・ブルース」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 参議院選、結果からいくと微妙ーーなバランスではないかな。自民49に民主50と、小泉自民党を
大負けさせなかったものの、第一党は民主党に持ってくると。
 それより気になるのが、九州・四国・中国・東北など、今まで民主党が弱いとされていた所での頑張り。
個別にどんな戦いだったのか詳細はまだ不明だけど、普通自民にいくでしょ、という土地で候補者も
それほど有名人でもないのにあれだけ迫るというのは、地方経済がよっぽど疲弊していることの表れ
なんではないか。役所しか職場が無いような町で、公共事業が減り、いままで諾々と従ってきた公共
事業関係者が動かなくなったのか、本当に経済どんづまりのどうしようもない怒りが浸透しているのか、
それとも戦争体験世代がイラク多国籍軍派遣に反発したか。いずれにせよ都市部以外であれだけ
伸びたのは驚きだ。
 かといって民主党支持が伸びたということではないはず。だって岡田代表なんて、なんだか真面目そう
というだけで、キャラクターが浸透する時間もなかったんだもんね。どんな政党なのか色がはっきりして
ないのに支持に結びつくわけもない。批判としての受け皿であってほとんど、「(ピンクレディーの)
ミーちゃん、ケイちゃんのうちどっちが好き?」の世界。
 いろいろな人が新たに国会に来られたのは良いけれど、また一から議論をやり直さないとならないのか
と思うと少し憂鬱。3年前を思い出した。
 江田五月議員のHPすごい。もう活動日誌が上がってる・・・・
 http://www.eda-jp.com/katudo/2004/7/11.html

236。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/07/16(金) 18:09 ID:WWkZNEvI
7月14日(水) 「Lost in Flood(洪水に流されて)」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 UFJ、東京三菱合併へ。なんだかUFJがお上(金融庁)に逆らった報復のようにも思えるし、元々
不良債権で立ち行かないという噂は出回っていたので当然とも思えるんだけど、いずれにせよ中で
働いている人達はまた大変だろう。
 銀行なんかは、最近利益が出てきたので退職金に回せるお金ができ、逆に早期退職などで首を
大量に切ってるらしい。一方、新しい分野で若い人をどんどん採用してるという結構エグイ状態。
30半ばとかで肩を叩かれたらどんな気持ちがするのだろうか。
 話は飛ぶが新潟の洪水。実家のある高石市もこの前集中豪雨で床上浸水したらしいが、気象異常
が起こってるとしか考えようがない。国連総会のスピーチでコフィ・アナン事務総長が「新しい脅威」の
一つとして「ソフトな脅威」を挙げている。ソフトな脅威とは環境破壊、伝染病、気候の変化、極端な
貧困の持続、社会内外の所得格差のことで、まさに気候の問題なんか真剣に取り組まないと相当マズイ。

7月15日(木) 「骨肉」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 橋本派が日歯連から闇で一億円献金をうけていたことが、明るみにでた。しかし、こんな事件になるまで
「領収書もない。知らなかった」っていうのもスゴイ。1億円はいって忘れてられるっていうんだから・・・。
それにしても橋本派は選挙で沢山落とすし災難続き。いざという時の喧嘩強さがなくなっているような
気がする。やっぱり政治はいざという時の凄みが必要な部分はある。民主党の若手とリベラル系は
そういう政局に弱い。
 とか考えていたら、「リベラルの会」(仮称)*入会のお誘い、という紙が来ていた。リベ系ってどう考えても
今の民主党じゃ人数が少ないので、こう表立って集団になるより、中間派っぽい顔していて勢力拡大を
目指した方がいいと思うんだが、どうなんだろうか。それとも、今お遍路さんにでいてるあの方の後継者
争いが始まったということなのか・・・・。http://www.sikoku88.net/kiso/index.html
 *「リベラルの会」(仮称)発起人(アイウエオ順):石毛えい子、稲見哲男、生方幸夫、大出彰、
小林千代美、近藤昭一、今野東、島田久、辻恵、中川治、楢崎欣弥、西村智奈美、平岡秀夫、
藤田一枝、本多平直、松野信夫、水島広子

237。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/07/16(金) 18:09 ID:WWkZNEvI
7月16日(金) 「命の重み」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 誕生日から明日で一ヵ月後だが、免許の切り替えを忘れてたのに気づき試験場へ。軽微な違反後
三ヶ月で点数が元に戻っているので、優良ドライバー講習の30分で済むと思っていたら、点数は復活
しても記録は残るんだそうで、2時間の違反者講習コースへ。
 事故で人を死なせて、交通刑務所に入ってる受刑者のビデオを見せられたのだが、これがキッつい。
刑罰で刑期を勤めても、民事上の責任(賠償)が残り、それでも遺族の方は「どんなことがあっても償えない」
というし、本人もどこまでいったら償いが終わるんだろうかという、もう思わず涙がでてくるような(単純やな)
話。ナビゲーターで楠田理恵子がでてくるのだけが笑わせるが。
 これを見て、本当に人の命を奪うことは重いことなんだとしみじみ思うが、何故か戦争になるとメチャ
クチャ軽い。先日から安全保障の本を書くためにNATO軍のコソボ爆撃の資料とか読んだんだけど、
もうメチャクチャ。
 ・・・。5月20日未明、NATO軍がベオグラード市内の住宅地などを大規模爆撃、病院がミサイルに直撃
され病棟の三分の一が崩壊、患者が死亡、近くの産婦人科病院も被害を受け闇の中で看護婦の悲鳴
が病院内に響く。「ここは病院だ。これが人間のすることか」と病院副院長。30日にはユーゴ全土で
セルビア正教の聖なる祭りが行われる中、中部バルバリンの橋がミサイルで破壊され、祭りの参加者や
助けようとした司祭たち市民が死亡、多数の子供が殺され、司祭らの首が吹き飛ぶ現場は地獄の様相。
中部ヤシケ村の祝祭でも空爆で市民が大量死、南ニシュ近郊の村でも市民死亡。セルビア全土が爆撃
される翌日にはユーゴ南東部の都市スルドゥリツァの老人ホームと結核療養所に5発のミサイルが命中、
高齢者と病人などが大量に死亡。・・・

238カマヤン:2004/07/17(土) 06:43 ID:b4BDQybU
>>215-225関連

『チョムスキーにまつわる流言飛語』
http://rootless.org/chomsky/falserumor.html

上記サイト、文章は読みにくいが、「チョムスキーはポル・ポトを擁護したよ」説は、
一部イデオロギッシュな集団によるプロパガンダっぽい。

アメリカからのスパイとして一部に超有名な、産経新聞・古森義久も
プロパガンダに一枚噛んでいるっぽい。
http://rootless.org/chomsky/komori.html

239。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/07/21(水) 15:52 ID:nMfTs1Sg
7月12日(月) 「用済みの男」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 もしかしたら、小泉ってもう用無しになったから、おっぱらわれようとしてるんでは?
 小泉内閣って特に経済とか行政の改革で進んだところはなくて、軍事的なものだけが妙に進展した。
以前から、「何故経済が悪いのに、「今」、有事法制なんかいな」という疑問はあったのだが、やっぱり
9・11テロの後の集団ショック状態が続いているうちに、大衆人気のある小泉純一郎を利用してどんどん
アブナイ法律を通してしまおうと。
 気がついたらテロ特別措置法(01)、有事法制(02)、イラク特別措置法(03)自衛隊多国籍軍に参加(04)
とすごい所まで一挙に進んで、あとはもう憲法改正ぐらいしかない。憲法改正はさすがに小泉内閣では
無理だから、用済みになった・・・・というシナリオはありえないかな。

7月17日(土) 「ロング・ホット・サマー」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 朝9時半から午後1時半まで原稿書き。2時から4時まで市民憲法調査会で打ち合わせ。こちらの
プロジェクトの出版の話もいよいよ具体化しつつあり、8月の最初の一週間に主要メンバーは合宿。
五十嵐教授に「アンタも来なさい」と言われるが、臨時国会が2週間になりそうで予定がバッティングする。
 臨時国会は当初、7月30日から5日間程度で見込まれていたのだが、民主党が年金法やイラク派遣の
問題を審議する為に1ヶ月要求したものだから間を取って2週間。お盆直前までの長く暑い夏になりそう。
本当は先生方も外遊の予定などがあり「オイオイ」と思っているのだが、建前上やらないと仕方がない。
 五十嵐先生によると、「どうせアンタところの先生は大質問とかするわけじゃないんだろ。こっちに
来なさい」とのこと。

240。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/07/23(金) 22:35 ID:AI3Y4xmw
7月13日(火) 「年金問題」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 年金問題の本当の問題って、一元化するかどうかではなく、90年代初めに政府が年金基金の一部を
株式に投資することを認めて、その後の市場暴落で、支給額がカットされ負担が増えてることじゃない
のか? これを指摘しているものをほとんど見かけないのだが・・・・。
 大体、老後の生活を、株式市場なんかに依存させるというのがマトモな考え方か?
 軍事研究とかエネルギー開発とか薬品開発とか、そういうのをちょっと調べてておもったのだが、
こういうパターンが多い。
 リスクは国民がとりましょう(つまり、開発費は税金もち)、成功したら私企業が儲けます。
 年金基金の一部株式投資も、それを扱った株屋さんは何のリスクも無しに手数料で大儲け、損した分
は全部国民に、という図式にされてるんじゃないのか。
 何か民営化、民営化、自己責任、自己責任というといいことのように誘導されているが、絶対にそれは
違う。情報もない、年金以外に自分の老後のリスクをヘッジ(減少)させるすべのない人を、さらに危険な
状態に追い込むだけだ。

7月14日(水) 「Lost in Flood(洪水に流されて)」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 UFJ、東京三菱合併へ。なんだかUFJがお上(金融庁)に逆らった報復のようにも思えるし、元々
不良債権で立ち行かないという噂は出回っていたので当然とも思えるんだけど、いずれにせよ中で
働いている人達はまた大変だろう。
 銀行なんかは、最近利益が出てきたので退職金に回せるお金ができ、逆に早期退職などで首を大量
に切ってるらしい。一方、新しい分野で若い人をどんどん採用してるという結構エグイ状態。30半ばとか
で肩を叩かれたらどんな気持ちがするのだろうか。
 話は飛ぶが新潟の洪水。実家のある高石市もこの前集中豪雨で床上浸水したらしいが、気象異常が
起こってるとしか考えようがない。国連総会のスピーチでコフィ・アナン事務総長が「新しい脅威」の一つ
として「ソフトな脅威」を挙げている。ソフトな脅威とは環境破壊、伝染病、気候の変化、極端な貧困の
持続、社会内外の所得格差のことで、まさに気候の問題なんか真剣に取り組まないと相当マズイ。

241。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/07/23(金) 22:36 ID:AI3Y4xmw
7月21日(水) 「そうかな」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 岡田代表が以前(政調会長代理だったとき)中心になってまとめた、東アジア非核化構想とか
北東アジアフォーラムを提唱した文書があって、これをみると岡田さんが、あらゆる分野を一応
抑えてるんことに感心する。
 前の代表選の時、若手が岡田さんを担ごうとしたら、「いやまだ自分は早い。順番からいくと次は
(自分は)幹事長」と言ったとか言わなかったとかで、それを聞いて「なんだか慎重と言うか段階主義
というか、勤め人みたいだなぁ。政治家というのは『おりゃぁ、こりゃぁ、やったろうかい』みたいな所が
あるのが普通じゃないのか」と思ってたのだが、徐々にキチンと色んな分野を学んで、トップに上って
いくというのもマトモな考え方ではある。
 小泉首相みたいにダークホースでいきなり首相になってしまうと、何度も指摘しているが(郵政とかの)
得意分野以外は穴だらけという(国民にとって)悲惨な状態になってしまう。
 安全保障に関して言うと、結構硬いんだね。今の憲法解釈では「集団的自衛権は違憲」とはっきりと
言ってる。ただ、誰かが「岡田さんは左」といっていたが、どちらかというと信条云々より、「条文の解釈
として不可能」というそういうノリなのではないかな、あの人の場合。
 ま、「政治家っていうのは、『今どうなってる、こうなってる』よりも『こうしたい、ああしたい』というのを
語るのが本筋じゃないのか」という意見もあるのだけど、後ろの思いが強すぎてルールを無視して
突っ走ってしまう某首相にくらべて、絶対変なことはしないという安心感はあるのではないか。
 テロ特だったか有事法制だったかの山場の時に、本部の会議室で夜10時ぐらいから会議をしていて、
話の流れとして議員さんというのは、「自民党はこうでてくる」とか状況論とか戦略論に傾きがちで、
皆が大体そういう方向の話で盛り上がっていた時に、岡田さんが、法解釈を中心にした非常にマトモな
意見を言った為に坐が真っ白になったことがある。
 皆が「○○って△△だよな〜」「だよね〜」「ね〜」と盛り上がっている時に「そうかな」と水をさしてしまう
昔の友人を思い出した。

7月22日(木) 「イフ・ノット・フォー・ユー」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 両院議員懇談会。両院議員総会のように出席が義務ではないが、参議院選で新しく当選した人の
紹介も兼ねての会合。衆議院議員もひさしぶりに多く上京してくる。この機会に会館でのスタッフを
決める面接などを行った議員さんもあり、そういった関係で来た人やらで賑わう。
 夜、選挙区選挙をスタッフで戦った人達と飲みに行く。選挙話は一歩引いて聞くと面白い。

242。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/07/24(土) 09:42 ID:QMU/Ykkg
>>236関連

集団的自衛権行使に反対の民主党若手、勉強会発足へ
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20040723ia25.htm
 集団的自衛権の行使反対を「旗印」に、民主党の若手議員が政策勉強会「リベラルの会」(仮称)を
発足させることが23日、明らかになった。8月2日に国会内で設立総会を開く。
 旧社会党出身の横路孝弘・前副代表に近い生方幸夫、大出彰両衆院議員や、近藤昭一、
平岡秀夫、西村智奈美各衆院議員らが発起人となり、衆院当選3回以下、参院当選2回以下の
議員に参加を呼び掛けている。
 設立趣意書では、〈1〉憲法9条の精神を世界に広め、生かす〈2〉自衛隊は専守防衛に徹する
〈3〉日本は集団的自衛権は行使せず、国連を中心とした集団安全保障の確立を目指す――などを
目的に掲げている。党内では、「憲法改正の議論に向けて、9条改正慎重派が動き出した」との
見方も出ている。 (2004/7/24/01:20 読売新聞)

243。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/07/28(水) 08:35 ID:Xvg3idIA
7月26日(月) 「プリュツェル・ロジック」
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 菅源太郎さんが上京していて、尋ねて来てくれたので少し話をする。その後、人数が増えて何故か、
今日参議院議員議員会長になったばかりの江田五月先生の部屋に訪問。久しぶりに江田先生にも
お会いする。
 参議院の議員会長と副代表を同時になれるのか、という話がでてるという。つまり、基本的に参議院
の独自性というものを尊重すれば、参議院の議員会長は、(党の)代表(岡田さん)が何かの拍子に
辞任するようなことがあれば、参院の代表として党の代表になりうべき位置づけではないか、それが
現代表をサポートする副代表ではおかしいのではないか、というロジックらしい。うーむ、そうなのか。
 その後、また増えた人数で少し飲む。防衛に詳しい方がいたので、最近読んだ『イラクがサマワに
行った本当の理由』(森哲志、情報センター出版局、2004.6)という本の話をする。この本によると、
サマワはフセインが協力的だったずいぶん以前に、日本の商社などが拠点としていたところで、
開発利権を取る為に自衛隊のサマワ派遣は規定路線だった。現地では自衛隊と日本の会社は
ワンセットで考えられている。現在の国際的な開発利権争いの様子(もちろんチェイニー副大統領が
統率していたハリバートンは大口受注先)。など一々腑に落ちることばかり。
 最近、リアルなお金の動きとか武器の動きとか見ないと物事に納得しなくなって。これは物事の
見方が深くなったのか、関西人化がすすんでいるのか。

244。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/02(月) 00:26 ID:XBPm4r9o
7月23日(金) 「Downsize This!」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/200407.htm
 マイケル・ムーアの『アホの壁 in USA』の原題って何だっけと思ってみたら、(確か)第一作目の
「Downsize This!」だった。第一作目で有名でもないし、面白くないかな、と思っていたら過激さでは一番、
主張の基本ラインも同じでちょっとびっくり。しかしこのシリーズ、第二作目のSutupid White Manが
『アホでマヌケなアメリカ白人』なのはいいとして、三作目もDude,where's my country? が
『おいブッシュ、世界を返せ!』と、全然原題と違うんだけど、商業的に成功しているんだろうか?
ま、いいが。
 とにかく、この一作目の原題の意味は、企業がリストラで何千人もの生活と家庭とコミュニティを破壊
していることを、ニューヨークタイムスとか、その手のお上品なマス・メディアはDownsize(規模縮小)とかRighysized(規模適正化)とか Redundancy elimination(余剰労働力削減)とか
Workforce imbalance correction(労働力不均衡是正)とかResource reallocation(資産再配置)とか
呼んでることを皮肉っている。
 確かに、70億の利益を上げている企業が利益を71億にする為に、新たにミシガン州フリントで新たに
工場閉鎖して3万人の失業者を生みだした、なんて現実が許されるのだろうか。
 以前は僕も、「この企業は、この不採算部門を分離して、収益率を上げれば株主価値も上がって
云々・・・」みたいなことを、ダイアモンド社からでてるような本読みながら考えてたものだが、それは
明らかな間違いだった。
 時々、メールを頂いている方々からもお話を聞かせていただいてるのだが、50台になっていきなり
リストラされたら、どうやっていけばいいのか、って本当に切実かつ重要な問題だ。そんな経済の論理
だけを優先させていいってもんじゃないだろう。
 参院選で自民党が地方で負けたというのは、こうした状況に地方が疲弊しきってしまったと言う所が
あるのではないか。それにしても、日本人の怒りが少ないのって、高度成長時代の「会社が繁栄すれば、
個人の生活も良くなる」っていう成功体験が強すぎて、幻想を抱き続けてるんじゃないのかな。
 日本の資料は手元に無いんだけど、アメリカでは実はGDPの上昇と人々の生活指標が60年代から
70年代半ばまで、ほぼ並行して上がっていたが、70年半ばを境にして、反対方向を取るようになった。
 今の日本の現状もそうで、いくら我慢して「景気が良くなったら」と思っていても、景気が良くなっても、
雇用も生まれないし、平均賃金も上昇しない。構造が全く違ってきたのだ。
 あまりに行き過ぎた経済一本やり、利益追求は社会や政治で、その行き過ぎを是正する必要があるはずだ。

245。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/02(月) 21:55 ID:0N6NB0QM
>>242 続報

“民主左派”が勉強会 集団自衛権反対の若手46人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040802-00000164-kyodo-pol
 民主党の若手、中堅の衆参両院議員46人が2日午後、憲法を改正し集団的自衛権行使を認める
ことに反対する勉強会「リベラルの会」を発足させ、代表世話人に生方幸夫衆院議員ら10人を選んだ。
 メンバーは“党内左派”に色分けされる旧社会党系グループや、菅直人前代表主宰の「国のかたち
研究会」所属議員が中心。「9条堅持」の護憲派も含まれているが、発足に当たって取りまとめた
「基本的考え方」では(1)憲法9条の精神を世界に広め、生かしていく(2)国連を中心とした集団的
安全保障の確立を目指す−−と、国連の下での積極的な国際貢献も打ち出した。
 衆院議員会館で開いた設立総会で、生方氏は「憲法9条を『一言一句変えるな』という主張ではないが、
9条の精神を生かした日本の平和外交は21世紀も続け、世界に広めていくのが政治家の役割だ」と
強調した。(共同通信)[8月2日19時10分更新

246。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/02(月) 22:36 ID:0N6NB0QM
7月29日(木) 「亜米利加」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/200407.htm
 岡田代表のアメリカでの発言が問題視されているようだけど、本人不思議だろう。
党の政策どおり話しているだけだと思うが・・・・。民主党安全保障基本政策の文章もある部分、
岡田代表が中心になってまとめたので、詳しいはずだ。
 アメリカ民主党はケリー指名。入場制限するほどの盛り上がりだったそう。

7月30日(金) 「退職」
 突然ですが、今の事務所を辞める事になりました。思えば昨年11月の衆院選が終わった
直後に立ち上がりのお手伝いということで入り、参院選までぐらいということでしたので。
樽井議員、事務所の皆さん、関係者の皆さんには大変お世話になりました。
樽井議員のますますのご発展、ご活躍をお祈りします。

7月31日(土) 「7月終わり」
 原稿書き、片付けなど。暑いです。

247。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/09(月) 15:31 ID:gZhyOnDY
8月3日(火) 「男達の熱い合宿」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 五十嵐研究室合宿。何故か伊豆長岡。三島から踊り子号に乗り換えて数駅。平日だからか少し寂れた
感じはするが・・・頑張れ細野豪士先生(選挙区のはず)!やっぱり射的場とかスマート・ボールとかもある。
 そんな遊んでる時間もなく、討論につぐ討論、勉強。順天堂大の柔道部や名古屋工大の何か分からない
運動部と一緒の宿に、PCやらダンボールに詰めた本やらを持ち込み、外出せずに一日中やっているの
だが、宿の人に危ない団体だと思われてるのではないだろうか。
 今日は憲法全体像、国際関係。
 夜は隣駅の韮山で花火大会があり、体育会系”オッス”のお兄様方とともに、男同士の熱い花火鑑賞会を
挟みながら、深夜まで。

8月4日(水) 「沼津」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
  合宿、安全保障と教育について討議。安全保障についてはミリオタ的に資料や本を読みまくった結果、
前の『市民の憲法』の時からちょっと変わっていて、そりゃまずいんじゃないか、という声もあり土日の皆が
きた時に討議してもらうことに。
 教育については、実は巷で言われているように、学校運営にNPO・NGOが係わったり地域が係わったり
するのが解決策ではなくて国がしっかり面倒みろ!というのが正解じゃないかと思ってきた。
 というのは、公立の学校の荒廃がひどくて、これはもちろん予算の削減によるわけで、今の政府はわざと
教育を破壊しようとしてるんじゃないだろうか、とさえ思う。
 公立学校が衰退して、金を出さないと良い教育が受けれないというのは、民主主義の根本にも係わる
大問題だ。昔は貧乏でも勉強ができて立身出世というパターンは少ないながらもあったように思う。
 所が今や、例えば東大生の親の平均年収1000万円超(平均だよ平均)とか、まあ学習塾へいってるのが
普通、とか例をあがなくてもわかるぐらい、経済的格差が教育の格差に繋がっている。こんな状況では、
経済的に恵まれない家庭に生まれれば、一生そのままで、これから良くなるという希望が生まれない。
これじゃ、若者が荒れてもしようがない。
 教育というのは、一人一人がものを考え、正しい判断ができるという民主主義の根本なんだから、国は
予算をもっとつけてしっかりやるべきだ。まあ、ある種の為政者達は国民が皆アホであってくれ、とおもって
いるのかもしれないが。
 伊豆長岡から沼津へ行き、渡辺周議員の事務所を訪問。仕事を辞めて微妙な時期に微妙な行動を
取るな、という気もするが・・・・。
 10月に沼津市長選があります。

248。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/09(月) 15:32 ID:gZhyOnDY
8月5日(木) 「成長するってこと」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 10時から在日米軍について、18時から田岡俊次氏を招いて安全保障の勉強会。ついでに朝8時からの
党の外交・安保部会にもでる。
 部会では総理の諮問機関である「防衛懇談会で議論されている論点について」と「防衛大綱の見直しに
ついて」。内閣府と防衛庁のあまりの公式見解、あまりのありきたりな説明に議員側が激昂、一次騒然と
なった。
 ベースには最近特に、新聞報道で「1000人から600人に」とか具体的な数字を含めて重大な内容が報道
(リーク)されているのに、議員や国会で説明されていないという苛立ちがある。
 議員という職自体がなめられてるのもあるし、向こう側の言い分としたら議員に先に言ったら情報の機密
を保てない、リークは非公式に新聞等に載せて世間の反応を見るため、中途半端な段階で野党に言ったら
攻撃材料に使われる、とこんな所だろうか。
 大体、民主党のタカ派は防衛庁ではバカ派と呼ばれて、結構評判が悪いらしい(田岡さんの本にその
エピソードがでている)。自民党の代議士によると、「確かに俺達も一回生のころはああだった。何かあると
『すぐ報復しろ!』とか怒鳴ってた。しかし、政権にいて情報に接してくるとそうした事はいえなくなってくる。
民主党は2回生になっても、3回生になってもそのままだ」なのだそうである。
 僕も最近の軍事のハード部分を勉強して、随分為になった。右も左もなく、よく現実を知っている人は大体
同じ結論になるようだ。軍人がハト派なんていうこともよくある。そういえば、イラク戦争前に米軍部のトップ
が「占領を含めたらものすごいコストがかかる(事実上戦争は不可能)」というごく当たり前なレポートを
出してクビになった。
 政権交代可能な野党というのはイデオロギーがタカ派に近くなることではなくて、現実性(リアリティ)を
持つことではないでしょうか。

8月6日(金) 「懇親会」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 今日で臨時国会終わり。議員さん達も国へ帰るし、しばらく閉める事務所もあるので挨拶回り。
 夜、(菅さんを中心とするグループである)「国のかたち研究会」の懇親会に出席させてたいだく。菅さんを
はさんで吉納昌吉議員、藤末健三議員。吉納さんに「僕、学生時代に吉納さんのバンドの機材運んで
東京−大阪往復したり、コンサート手伝ったりしてたんですよー(これ全部本当)」といったら、「あなた何年
(生まれ)?」と質問された。藤末先生とは、共通の知人の話題。

249。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/09(月) 15:33 ID:gZhyOnDY
8月7日(土) 「コスモポリタン・デモクラシー」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 アジア杯の決勝戦で中国と日本が対戦。いつも思うけど、サッカーの試合って、ナショナリズムが
思いっきり高揚するね。何か呼び覚ますものがあるのだろうか。一方、冬ソナ・ブームでロケ地の村に
行く日本人が年間8000人、韓国語や文化を学ぶことがブームとか聞くと、自分が思ってるよりはるかに
人々が易々と国境を越えるようになってるんだと驚く。
 コスモポリタンなつもりでいても、まだまだ僕なんか韓国・中国・日本とかなり高い壁があるように感じてる。
恐らく、自分が感じているよりも早い速度で文化のミックスは進んでいるのだろう。
 イギリスで一年前に自分も勉強して、向こうでも主流の話題になっていたのがグローバリゼーションで、
これは各国・各地の物や情報やお金などの交流が人類史上ないスケールと速度で行われているときに、
どういった変化が起こるかというものだ。
 国という概念はまだこの100年ぐらいはなくならいんだろうけど、かなり変容(トランスフォーメーション)して
きている。重要な決定事項が、国ではなく国際機関や協定で決まってしまう。国の専決事項と思われていた
権限が超国家レベルにうつってしまっている。例えば、国が自由に農産物の価格を決める範囲も狭まって
いるし、民間だけど国際商工会議所(ICC)で国際商取引のルールが決まって、それが普段の我々の生活
に影響する。
 そうした国の変容に応じて問題になるのが民主主義の変容で、誰の信任も受けてない国際エリート達が
重要な規則を決めている不自然な姿に対する反発がWTO会議に暴れ込む国際NGOの姿だったりする
わけで、最終的には国際機関に対応する国を超えた選挙を通じた選択肢が有権者に与えられなければ
ならない。これはEU議会選挙に対する議論の中で煮詰まりつつあり、非現実的な問題ではない。
 これらに対応する為に、民主主義の再先鋭化が必要だ、というのが僕の最近のテーマ(主張)です。
 全然関係ないけど、「冬のソナタ」と「世界の中心で愛を叫ぶ」って、純愛がテーマで高校生が舞台など、
似ていないですか?

250。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/09(月) 15:34 ID:gZhyOnDY
8月8日(日) 「美の基準」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 真鶴町の住民投票結果。総数5248 合併賛成2576 合併反対2604 無効68 28票差で反対が上回った。
 合併すると真鶴町が作った「美の条例」がチャラになる所だった。これはリゾート・マンション開発ブームの
時に、このままでは町の景観がメチャクチャになるということで、こういうのが美しい町でこれ以外は作らせ
ない、とアレグサンダーのパタンランゲージに影響を受けて作った絵入り・写真入りの条例。国の作った
建築基準法に対抗するもので、自治体が国に対決した例(色々議論がある)として先駆的なもの。一時、
自治体の視察といえば真鶴町だったものだが、この機会に改めて、「美の条例」の意義を見直して欲しい
ものです。

251。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/11(水) 23:15 ID:Dn7aQdZI
8月9日(月) 「相談」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 岡田−小沢会談は朝日新聞が詳しく報じていたとおり、安保問題は全く出ず、新潟県連から視察の要請
について党本部紙(要請書)を出してくれといったという件が取り上げられたらしい。党が官僚的になるのも
良くないけど、一職員の対応について語ることに重要な意味があるのかどうかよく分からない。
 在京、今後のことについて相談など。

8月10日(火) 「ノー・サプライズ」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 党の自治体議員フォーラムで石川県から七尾市市議会議員の伊藤正喜さんが上京。2000年の選挙の
時に色々アドバイスしていただいていらいの親交。セミナーでは枝野議員が「創憲」について講演される
そうで、枝野さんが憲法について話されるのは、めずらしいので聞いてみたかった。(仙谷政調会長の
間違いでした。すみません)
 伊藤さんは自分の現場(フィールド)を持ってるから論点が具体的。あと、どこの市長がユニークなことを
しているという情報交換など。
 そういえば、小泉首相が北方領土視察+ロシアン・サプライズ(プーチンとの密約有り)を計画中との噂
が・・・。

252。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/14(土) 00:28 ID:6NpjvIXs
8月13日(金) 「平和の真実」
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 『イラクがサマワに行った本当の理由』(森哲志、情報センター出版局、2004.6)という本と、
アフガニスタンで医療活動を続けている中村医師の『空爆と復興』(中村哲、ペシャワール会編著 
石風社、2004年5月)という本は衝撃的で、日本で思い込まされている事と、現地での事実がこれほど
ちがっているのかと驚く。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4795842426/qid=1092410829/249-6052641-6590759
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883441075/qid=1092410863/249-6052641-6590759
 両方の記述で共通するのは、今まで、日露戦争でロシアに勝った国でもあり現地での対日感情は
良かったのだが、アメリカにくっついて自衛隊を派遣したことで現地での日本への感情が大幅に悪化
しているという点だ。そして、日本へのテロの可能性も高まっていると警告している。
 イラクの佐藤隊長に向かって石が投げつけられたという話なんか、日本ではほとんど報道されない。
復興ビジネスの先遣隊としての姿が見破られている。
 大体、国際協調といいながら、全世界の国のほんの一部(しかもスペインが撤退し、スペイン語圏の
4国も引き上げた)しか派兵してない所に乗っかっていくなんて矛盾している。「アメリカの同盟国として
行動をともにしなければ」というなら、アメリカと緊密な関係にあるカナダが派兵していないのはどう説明
するのだ。極東アジアの安全をアメリカに守ってもらっているというのなら、日本のみならず韓国軍から
引き抜いて米兵を連れて行ったときに、政府は反対するべきではないんだろうか。
 イラクの自衛隊が守ってもらっているオランダ軍の敷地にミサイルが打ち込まれ、つい先日には
自衛隊の敷地内にも打ち込まれた。今日は、ラムズフェルドが視察した時に「すぐに移転しろ、こんな
住宅地に囲まれた所で飛行機でも墜落したら日米安保が吹っ飛ぶ」と言ったという普天間基地の近辺で
ヘリコプターが大学敷地内に墜落。最後のは事故だけど、段々まずい状況が近づいてきているのでは
ないかという嫌な感じがする。
 調べれば調べるほど、外交・安全保障に関しては小泉内閣のやってきたことは間違っているという
確信が強まる。広島、長崎と慰霊祭に出席して帰ってきた人の話を聞くと、小泉首相のスピーチに
かなりのブーイングが起きたそうだ。本人も分かっていたのか、段々声も小さくなり最後は聞き取れない
ほどだったと言う。人々は直感的に分かっているのではないか。

253。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/14(土) 00:28 ID:6NpjvIXs
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 にもかかわらず、このところ現地では、米軍に対してだけではなく、国連組織や国際赤十字、外国NGO
への襲撃事件が盛んにつたえられています。「アフガン人は恩知らずだ」と言って撤退した国際団体も
少なくありません。
 しかし、現地側が当惑するのは、そもそも「復興」が「破壊」とセットで行われ、それも外国人の満足が
優先するからです。結局、軍事的干渉は取り返しのつかぬ結果を生み出しました。人々が生きる為の
無私の支援なら、どうして武力が必要でしょうか。そのような活動は皆こぞって守ってくれます。私たちは
少なくとも地上で、一度も攻撃を受けたことがありません。以前には歓迎された日章旗ですが、
「日本政府とは無関係だ」と明言せざるを得ない事情に至りましたが、それでも日本人の誇りというもの
があります。
 平和とは消極的なものではありません。それは戦争以上に忍耐と努力、強さが要ります。「平和」は
私たちの祖先が血を流して得た結論のはずです。弱いものに拳を振り上げて絶叫するのは、人として
卑怯かつ下品な行為です。ひとつの国が軍隊(自衛隊)を動かすことがどんな重大事なのか、おそらく、
この愚かさと無関心は、近い将来、より大きなツケを払うことになるでしょう。「日本は既に米国の一州と
なった」と言われて是非もなく、尊敬されるどころか、攻撃の対象となるのは時間の問題でしょう。
ひしひしと迫る破局の予感の中で、アフガニスタンの現状を見て、「この償いをどうしてくれる」と言いたい
のが実感です。(『空爆と復興』、P99)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4883441075/qid=1092410863/249-6052641-6590759

254。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/21(土) 22:30 ID:DmeGlUP.
8月15日(日) 「韓流スター」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 韓国の俳優が大人気なそうで、TVでボヤーっと見ているとやっぱりカッコイイというかすがすがしい。
よく考えたら、これまで韓国の人が日本名にして日本のスターになっている例は山ほどあるわけで、
それを考えると韓国名でそのまま日本でスターになっただけで、余り不思議な現象でもない。
 もともと顔がかっこいいのと、何と言うか、「儒教倫理に支えられた男の顔」という点も日本の(特に
ミドルの)女性のハートをくすぐるのではないだろうか。そういえば、ロンドンで友達だったジン君を
はじめ、皆礼儀正しかった。今はそれほどでもなくなってきているといってたけど、年上の人の前では
煙草を吸わない、年上の人と飲む時は顔をそらして杯をあける、握手やお辞儀の仕方も相手によって
三種類以上あるなど、日本が高度成長・バブル以降失った「礼」とか「義」とかいうものが、まだ存在
しているのが顔に影響しているのではないだろうか。
 やっぱり失ってはいけないものもあるのでは。

255。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/21(土) 22:30 ID:DmeGlUP.
8月16日(月) 「野球ファンは斧を取れ」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 プロ野球の合併問題で色々揉めているようで、一リーグ制がいいか、2リーグ制がいいかはさておき、
大きな問題は日本のプロ野球はつまらない、ことじゃないのか。
 象徴的にはドーム球場をつくったことか。近鉄はそもそも藤井寺球場から移転したのが転落の始まり。
駅にも近くて、ボロくていい球場だったんだぞ藤井寺。ドーム球場のお陰で、雨の日も試合ができるように
なって、興行的にはプラスだろうが、風は吹かない、人工芝でイレギュラー・バウンドはしないと、
強いチームが勝ちやすいつまらない野球になったのではないかな。
 例えば、オリンピックでアメリカが金に物言わせてメチャメチャ強いチームを作ってしまったら面白くない
だろう。絶対弱小と思われたチームや個人が、その予想を裏切って勝つところに、人はドラマツルギーを
感じて盛り上がるのであって、柔道でも小さい選手や怪我をしている選手がでかい選手を投げ飛ばす
ところに、えもいわれぬ快感と共感があるでしょう。
 ドーム球場を見ていると、どうも箱物だけ立派で、客がどんどん少なくなっていく地方の公営施設を
思い出す。公共事業依存型で利益配分型の日本の典型! 野球の復活はドームを壊すことから
始めよう。ファンは署名なんてしてないで、ベルリンの壁の周りのドイツ人みたいに斧を握れ!
 それと、日本の球場は観客との仕切りが高い。アメリカへ行って思ったのだが、向こうの球場は塀を
乗り越えてグランドに入れるぐらい近い。金網もないし。内野に座ると打った打撃の音まで聞こえる。
日本の球場だと野球を楽しみにいってるんだか、管理されにいってるんだかわからない。会社で管理
されて、アフター5でも管理されるなんてつまらない(日本のコンサートもそうだ)。オンボロの広島市民球場
は野球通の間では見やすくて近いと評価が高かったりする。
 アメリカの野球は地域との密着という点で日本のJリーグに近い。試合前のセレモニーに地元のボーイ・
スカウト、ガール・スカウトを招待したり、抽選で来場した親子に始球式をさせるとか、地域と一体感がある。
飛んできたファール・ボールをキャッチしたらもらえるので、グラブをもった親子が手をつないで球場に
向かってる姿なんて、これぞアメリカ! という感じでとても素敵だ。日本で横浜だ巨人だといったって、
野球ファンにアピールするのが大部分で、地元のパブにチームの野球帽をかぶったおっさんがゾロゾロ
なんて一体感なないでしょ? やっぱりそれは、地元ローカルを大事にしてきた経営(運営)努力の結晶
だと思う。日本のプロ野球は今までスポーツの王者独占状態で、そういった地道な努力を忘れてたから
客離れが起こったんじゃないのだろうか。
 ところで、署名したファンは球場に足を運ぶように。

256。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/21(土) 22:31 ID:DmeGlUP.
8月17日(火) 「Watching the Wheels」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 最近、『DOUBLE FANTASY』を出した頃のジョン・レノンのことをよく考える。彼は40歳の誕生日に
自宅前で射殺されて生涯を閉じるわけだから、『DOUBLE FANTASY』を製作していた頃か、発表した頃が
ちょうど僕の今の歳になる。
 前作『心の壁、愛の橋』から5年間、沈黙を守って主夫をしていたが、その時の気持ちはどうだったん
だろう。『心の壁、愛の橋』も前作『マインド・ゲームス』も、それほど悪くなく個人的には好きなのだが、
常に「あのジョン・レノンが」と語られるレノンにすれば、満足できる水準ではなかったのかもしれない
(セールス的にも)。そのあたりの心境が収録曲 「Watching the Wheels」にでているように思う。

 人々は僕が「僕はうまくやってるよ」というと僕がおかしいという。そして僕を没落から救う為に警告を
与えてくれる。
 人々は僕が「僕はOKだよ」というと、奇妙な眼で僕を見る。「君がハッピーなわけないじゃないか。
だって君はゲームを降りちまったんだろ?」
 人々は僕のことを怠け者だと言う。夢を見て一生を無駄に過ごしていると。そして僕を導くアドバイスを
山のように与えてくれる。
 でも僕はここに座って車輪が回っているのを眺めている。僕はそれが回っているのを眺めるのが好き
なんだ。
 もう、僕はメリーゴーランドには乗らないよ。絶対に。

257。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/21(土) 22:31 ID:DmeGlUP.
http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 僕も1999年に政治の世界に入って早5年。一作目のアルバムを出した後、契約が切れて宙ぶらりん
みたいな状態が続いている。作曲家が発表の場をなくしたり、ダンサーが踊る場所がなくなったら辛い
ように、ポリティシャンがそれをできる場所がないというのも結構辛いものなのだ。
 大体、アーティストでも一作目は、突如デビューでこれまで溜め込んだ自分の素材をとにかくメチャクチャ
に散りばめて統一感のないアルバムを作る(佐野元春の『Back to the Street』や『レッド・ツエッペリンⅠ』)。
で、一作目と二作目の間にはツアーがあって、そこで観客とコミュニケートすることによって、より観客が
求めているものを知り、いいアルバムを作る(佐野元春の『Heart Beat』『レッド・ツエッペリンⅡ』)。
だがまだ、そこではそういうジャンルが好きな人の中でポピュラーになる。そこで、さらに色んな人の力を
借りながら、一般の人にも幅広くアピールするアルバムを作る(佐野元春の『Some Day』
『レッド・ツエッペリンⅣ』)と、こういうパターンなのではないだろうか。
 5年以上発表の場がないのも厳しい(今やエピック・ソニーと東芝EMIしかないようなもんだし)が、政治に
携われることの喜び、日々生を得ていることの喜びを、原点にもどって噛み締めながらやっていこうと
思います。平和の鐘の音から始まる一曲目「Starting Over」のように。
 僕らが出会ってから長い時が経った。誰も責めることはできない。
 時間は矢のように過ぎ去っていく。
 でも、ダーリン、君を見るとき
 再び恋に落ちたような気持ちになる。
 それは、まるで、まるでStarting Overのようなんだ。

258。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/21(土) 22:32 ID:DmeGlUP.
8月18日(水) 「だから」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 確かに最近、ぶったまげる本と出合うことも多いのだけど、このオランダ人の女性ジャーナリストが
書いた『だから、国連はなにもできない(We did nothing)』という本には驚いた。日本によくある日本人の
国連信仰を馬鹿にしたような本っぽいタイトルだが、中身は違う。
 実際に、国連軍が敵視されて街中を通過できず、近所へいくにもヘリに乗って移動するソマリア、
経済封鎖のお陰で逆に庶民が困り、上流階級が潤うハイチ、15万人もの難民がサッカー場三つ分ほどの
台地に三日三晩立ちっ放しでぎゅうぎゅう詰めに押し込まれ、政府軍の虐殺が始まっても見ている
しかない国連軍というルワンダと現地に行ってるから、書いてることが生生しいというか、絶句ものというか。
 ソマリアでは基地の中心部は先進国が陣取り(安全だから)、日光浴しながらバーで酒を飲んでいる。
その周りを段々貧しい国の兵隊が取り囲んでいく。国連軍での出兵は貴重な外貨稼ぎになるのだ。
そうして一番危険な街中の警備はパキスタン兵が行う。
 また、最近は話題に上るようになったが、軍の仕事を請け負う、ブラウン&ルートなどの商人の姿も
書かれている。
 最後の方にでてくる、15万のルワンダ難民に囲まれた国連軍の陣地の中で、政府軍の乱射で暴徒化し、
傷ついた人々を助けようとするところは、読んでいて気持ち悪くなるぐらい圧巻。
 結局、国連自体は加盟国の集合体なのだから、国連が何もできないのではなくて、加盟国が何もしよう
としないから、人を救うことができないのだという。

8月19日(木) 「共産党宣言」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 高輪台の駅のすぐそばに「共産党の八百屋さん」と呼ばれているところがあって(本当にそうなのかは
分からない)、異様に野菜類が安くて、いつも涙ながらに「安い!」といいながら買っている。今日は
とうもろこし2本で105円、ゴーヤ一本69円とか。そんなわけで今日はポテトサラダ作り。(メチャメチャ
小さい話題やな)

259。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/21(土) 22:32 ID:DmeGlUP.
8月20日(金) 「期限」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 今年の公募合格者の選挙区希望調査の締め切りが今日。

8月21日(土) 「政府乗っ取り」
 『華氏911』のマイケル・ムーアが来日して、小泉首相がこの映画を見ないと宣言していることについて
「それは見る前から決め付けている。考える前に自衛隊をイラクに出したようにね。見て判断すればいい」
といってたのは正論では。大統領選について、「向こうには金があるが、こちらには人がいる」という発言
をしていた。
 この言葉の意味を分かるにはチョムスキーの『秘密と嘘と民主主義』がわかりやすい。普段難しいん
だけど、ラジオで放送されたインタビューを再構成したものなので平易。つまり政府も政治家も企業に
乗っ取られているということだ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4880861669/qid=1093071702/250-3678639-7441034

260。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/24(火) 23:27 ID:DxGwWbMY
8月22日(日) 「マラソン」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 女子マラソンの30分10kmペースってかなり速い。僕が普段走るペースが30分/5〜6kmだから
(別にゆっくりではない)、ほとんど倍の速さ。しかも42km走るのだからすごいものである。
 さらに、ジムのマシンで「これがアテネ角度」とかいって角度を付けられると、辛いのなんのって。
2〜3度角度がつくだけで疲れかたが1.5倍くらい違う。15度とかつくと体がずり落ちそうになる。

8月23日(月) 「Chasing your Dream」 http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 秋田からメールで知り合いの某さん来る。メールでは2年くらいやりとりがあって、今日始めてお会いした。
僕は秋田に行ったことがない。
 夜、ブリティッシュ・カウンシルで英国留学経験者のKeepInTouchUKのパーティーがあり顔を出す。
留学前に知り合い、日記でも一度紹介したことのあるリバプールにサッカー・チーム運営の勉強をしに
大学院に行かれていた方とも再会する(しかし、イギリスには本当に色んな学科がある)。サッカー・
チーム運営の学科ってすごいな〜、そんなのがあるんだな〜と思っていたのだが、現在レアル・マドリード
の日本の代理店? プロモーター? のようなことをされているとのこと。先日の来日の準備の為に
2ヶ月マドリードに滞在し、一緒に専用機で日本に戻って来られたらしい。
 他にも、音楽関係の仕事をしていてイギリスに留学して著作権関係を学び、今はそうしたコンテンツ・
ビジネスに係わっている方など様々な人がいて、リスクをとって(留学して)も、自分の夢を実現しようと
している、している、清清しさ・美しさに打たれる。
 本来、どの道をいっても苦労は同じ、できたら自分の好きな道を行きたいのが人間の本音。
でも周りの環境やら何やらで思うとおりに行かないことが多いのも事実(その前にやりたいことが
絞りきれない人も多い)。
 仮に思うように行動したとしても、留学とかも注意しないと最低一年間キャリアが空くわけだし
失敗するケースだって多い。それを乗り越えて、自分のやりたいことに近づけている人というのは
顔が綺麗だ。中々、皆そういうわけにはいかないんだけど。

261。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/26(木) 03:17 ID:jdsovn5k
8月24日(火) 「Ocean」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 昨日、英国留学経験者の集まりにでていて不思議なことがあった。
 それは自己紹介して、「(国会議員の)政策担当秘書秘書」というと、明らかに相手が当惑していて、
一拍おいて、「で、何党の?」と聞いてこられる。「いや、(ごめんなさい政権党じゃなくて)民主党です」と
答えると
 「あぁ、よかった」
 という反応が返ってくるのだ。それも何人も。
 一体何なんだろう。こんな反応はいままで無かった。
 あそこで会った人たちは、都会のホワイトカラーで日本国民の平均ではないんだけど、それにしても
随分自民党の評価が落ちたのではないだろうか。参議院選での衰退と橋本派の1億円献金事件とかが
とどめになっているか?
 家に帰ってTVをつけたら「TVタックル」で今にも公明党が民主側に連立を組み替えるかのようなイスの
配置だったし、今朝の産経新聞に古賀誠先生などが「一度、政権の座から降りて、その後のシナリオまで
考えないといけないかもしれない」と発言してたなどの記事が載っていて、ますます???だ。そんなに
自民党は弱っているのだろうか。
 自分の感覚では政権交代は簡単に起こるものではないように思う。イギリス労働党みたいに相当仕掛け
をつくって努力するか、スペインみたいにテロで大事故がおきたりしないと、政権側は政府の資源も使えるし、
業界団体に締め付けも効くし、予算で裁量を働かすことだってできる。実績だってあるし、政権に居ることの
ありがたみだって知っているわけだから、イデオロギーがどうのこうのよりもとりあえずまとまれる。
 しかし、業界外の方の反応を聞いていると、底流で大きな変化が起きているのかも。

262。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/08/26(木) 03:18 ID:jdsovn5k
8月25日(水)「韓国の軍隊」http://member.nifty.ne.jp/toshitakaishida/diary.html
 2年ほど前、五十嵐教授の講義に来て、韓国の自治などについて話された韓国の尹載善先生の著作
(中公新書『韓国の軍隊――徴兵制は社会に何をもたらしているか』)が今日発売になった。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121017625/qid=1093407943/249-2940761-5428349
 尹先生は1954年生まれ。朴軍事政権下で苦学をして陸軍士官学校に進み、韓国軍の幹部となり、
軍人として朴政権の崩壊とその後の韓国の民主化を体験した人で、現在は春川市の翰林大学の教授
として地方自治法などを教えている。韓国の地方自治は日本から学ぶべきだという考え方から、2年前の春、
五十嵐先生を講演会に招聘したことが本書のきっかけ。
 これまでも、韓国の徴兵制や軍隊生活について、徴兵を体験した一兵士の体験談が語られることは
あったが、おそらく韓国軍の内部にいて、徴兵した兵士を指導したり、軍事政権下で治安維持の現場に
いた人が、韓国軍や徴兵制について語った本は初めてだということです。
 ソウルから北朝鮮国境まではわずか48キロ、番組にはまったくでてきませんが、「冬のソナタ」で有名に
なった春川市は、徴兵された兵士が韓国軍の最前線である38度ラインに送られる前の集結地で、
在韓米軍基地のある要衝の一つです。
 ちなみに、本書を書くにあたって尹先生が、軍に残る同僚に相談したところ、みなから「なぜそんな本を
日本人のために書かなければならないのか?」といわれたそうです。
 ぐぐってて気になったことが・・・
 韓国軍隊がモー娘。「恋愛レボリューション21」PV忠実再現。
http://ch.kitaguni.tv/u/1021/忘備禄/0000012524.html
 見たい・・・・・。

263。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/01(水) 21:17 ID:dRCb9f5w

石田敏高サイト 新URL http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/
石田敏高日記 新URL http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html

264。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/03(金) 00:25 ID:hrrcWn1s
突如、アドレスが変わって申し訳ありません。閉鎖期限(8・31)ぎりぎりまで移転の手続きを取って
なかった私が悪いのです・・・、許して。 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/200408.htm

8月26日(木) 「Unit by Unit」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/200408.htm
 総合研究開発機構(NIRA)(国の認可法人?かな)という所の公共政策研究セミナーに応募して、
昨夜が一回目の集まり。受講生も、色々な研究機関や会社の方が24名ほど集まっていて、なかなか
ハイレベルな勉強になりそう(政策担当秘書が僕以外に二人いた)。半年ぐらいかけて講義を聴いたり
ヒヤリングをしたりして、最終的に来年の春に報告書をまとめる。
 「しかし、3万円も払って勉強しにいくか」(噂に聞くところでは前2回はトライアルということで無料
だったらしい)という気も少ししたが、よく考えたらこれだけのプログラムをやろうとしたら割安ですね。
皆さんについていけるように頑張ります。
 そういえば、コンサルティング会社に居た時にI君というハーフと見まごうばかりのハンサムな奴が
いたのだが、彼はお金の話をすると「えー、それだけあったら○回ヘルスへ行けますよ!」とすぐ金額
を(ファッション)ヘルスの代金で換算していた。ちなみに、それより小さい単位はレンタル・ビデオ代
らしくて「えー、それだけあったら△回ビデオが借りれますよ!」とよく言っていた(全部本当)。
彼にとっては大きい金額の単位が1ヘルス、2ヘルス、小さい単位は1ビデオ、2ビデオだったのか。
 皆さんはお金を何で換算しますか?私の場合、昔は「むむ、これでレコードが○枚買える・・・・」、
イギリス時代は「むむ、これで△日分の食糧代になる・・・」でした。

8月27日(金) 「秘書会」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/200408.htm
 党の秘書会の懇親会があり、ご挨拶を兼ねて出る。知らない秘書さんが一杯いて、政党がでかく
なったんだなと驚く。皆に「これからどうされるんですか?」と聞かれて「いや、まだ全然決まってません」
とか答えてると自分がアホみたいに思えてくる。

265。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/03(金) 00:26 ID:hrrcWn1s
8月30日(月) 「転居」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/200408.htm
 ニフティのメンバーズホームページというのを使ってたんだけど、どうも三つぐらいあるニフティ関係の
サイトを統合するらしくて、強制的に引越しさせられることになりました。使い慣れたアドレスも変わります。
皆さんにはお手数をおかけいたしますが、もし「お気に入り」などに入れていただいている心温かい方が
いらっしゃいましたら、ブックマークの変更をお願いいたします。前アドレスでは明日までしかアクセス
できないそうです。涙・・・・

8月31日(火) 「山形」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/200408.htm
 今日の午後遅くから山形に行くことになりました。恐怖の合宿第二弾が(一応)目的なのだが、
こうなったら魂のお遍路さん、「みちのく一人旅」、みちのく修行である。
 正直に言って関西人は東北の地理が分からない。東京の隣が千葉だということまでは分かるのだが、
それから上は未知の世界。茨城とか群馬とかの位置関係まで分かる人がいたらそれはもう「通」である。
秋田・山形・宮城・青森の位置関係を並べよと言われたら、その場に座り込んで泣くしかないといった
感じである(逆もまた真で、関東・東北の人は近畿・中国・四国の地理関係が分からない人が多い)。
 というわけで地図を付けておきます。集合場所は「さくらんぼ東根駅」と書いてあって、冗談かと思ったら
本当にあった。

9月1日(水) 「なんだ山形、いいじゃないか」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 さくらんぼ東根駅というのは本当にあって、その辺りはりんごの木やさんくらんぼの木などが確かに多い。
市長がそれを町の売りにして村おこしをしたそうで有名なのだそうだ。本当にさくらんぼの木の間に
人家があるという感じのところもある。最近、さんくらんぼ泥棒がでたらしくて、町は警戒しているのだが
垣根なんかないし、盗ろうとおもったら誰でも盗めそう。りんごなんかボタボタ落ちてるし。いや、さくらんぼ
といっても高級なのは一箱5万円もするものもあり、泥棒にあったら結構な被害なのだそうだ。
 町には公営の温泉(250円)あり、空気はうきれいだし、景色はいいし、野菜はうまいし、果物はうまいし、
厳しい合宿を除けば言うことなしである。金沢に居た時もそう思ってたんだけど、都会よりもこういった
ところの生活のほうが断然豊かだ。
 ま、商店街とか思いっきりシャッター通りになっていて、仕事の面が問題なのだけど

266。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/07(火) 17:31 ID:tuG3eTGA
9月2日(木) 「紅花」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 朝も夜もこりこりと作業と討論。今朝は9時から河北町の町議会を傍聴するということで、ついていく。
カヌーでオリンピックにでて決勝9位まで残った竹屋美紀子選手が河北町の出身でかつ、地元の高校の
先生ということで大きな横断幕がかかっていた。
 人口2万人の町なのだが、役場は結構大きい。泉南市役所か阪南市役所ぐらいある(といっても泉州の
人以外分からないよね)。何故か役場の隣に動物園がある。
 実は河北町、昔は紅花の栽培で大いに栄えていたそうで、確かに今でも旅館とかあるし蔵のある大きな
家が異様に多い。紅花は染料として使われていて高価なものだったそうだ。そのせいで京都との交流が
盛んで、ここは京雛が有名であり、言葉も京言葉がかなり入っている。
 とくに名主をつとめた掘米四郎兵衛家というのが大きく、江戸末期には兵隊を持っていたり、まるで大名
である。子孫が有名な東大の歴史学者だそうです。現在はその屋敷は紅花資料館になっている。
 議会は町長の予算提案と提案理由説明。提案理由説明だけで結構時間をとるので、事前に資料渡して
おいて、いきなり質疑にはいる方法は無いものかと思う。しかし、議員歳費で1億円かかっているらしく、
財政が苦しくなると結構大変だ。自治体の議会は一体どうなるのだろう。
 昼は名物の餅とラーメン。そば街道の起点になっていることもあり、有名な蕎麦屋が多い。 
 研究の方は、五十嵐先生が明治憲法制定時の資料を丹念に調べていて、これまでの常識を覆すような
ものが色々でてきた。うまくいけば、すごい『新・市民の憲法』(案)ができるはずだが・・・。
 それにしても、明治憲法の起草者達(伊藤博文、井上毅など)は、めちゃくちゃ勉強している。ホッブス、
ルソーいうに及ばず海外の文献、日本の古典と読みまくりまさに博覧強記。天皇ご臨席での憲法会議
でも、内容は現在でも全く通用するレベルの高い議論を行っている。
 憲法制定というのは、命がけの大事業だったのがわかる。

267。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/07(火) 17:31 ID:tuG3eTGA
9月4日(土) 「水」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 安全保障の方も一山超えたので、この前から気になっていた「水」のことを調べ始める。21世紀の
資源問題で「水」っていうのはかなり重要になってくるのではないかという気が随分していて気になって
いたのです。実際ガソリンより高いしね。
 人間が最低限度の生活をするのに必要な水は一日50リットル、北米ではトイレ一回で、その約半分の
23リットルを使う。
 全人口の60%は安全な水にアクセスできない。
 第三次中東戦争は水をめぐって戦われた。
 サダム・フセインはクウェートから撤退する際にクウェートの淡水化プラントを破壊して去った。今回の
イラク攻撃では米軍が真っ先にイラクの水インフラを破壊した。それで自衛隊が水補給・・・・。
 自然災害で一番死傷者数が多いのは洪水
 などなど
 きっかけは最近の洪水や集中豪雨で、それらの理由の一つは山の保水力が落ちていることと、
世界的な異常気象だろう。どちらも短期的な利益計算からは取り組みにくい問題だけど、このまま
放置しておくと何度でも同じような災害が起こる。
 アフガニスタンで医療活動を続けているペシャワール会が何故、井戸を掘っているのか不思議だった
のだが、温暖化でヒンドゥークシ山脈の雪が消えて、水不足が起こり、死者が続出したと。食糧は無くても
水があれば生き延びられる。病気の治療よりも水の確保!ということで井戸を掘っているのということだった。
 自然への侮りは、人類の中の弱いところを直撃し、それがさらに他の地域を襲う。

9月5日(日) 「Heaven and Earth」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 午後7時5分頃と11時55分ごろ、震度4の地震。一回目は外に居て全く気づかなかったが、深夜の方は
寝ていてので思いっきり体感。普段は地震なんて珍しいので地震を100%体感する為にわざわざ寝転んだ
りするのだが、さすがに震度4というのは(徐々にではあるが)、電灯は思いっきり揺れるわ、家は壊れる
んじゃないかと思うぐらい揺れるわで、恐ろしいものである。阪神大震災を体験していないので、初めて
大型地震の恐怖を味わう。
 今日は夕方からにわか雨と雷の繰り返しで、雨がやんでもピカピカと雷が光っていた。阪神大震災の
ときも放電で山が光っていたらしいので、何か関係があるのかな。
 山形へいったら浅間山は噴火するし、大阪へ帰ってきたら地震・雷。うぅ・・・・・・。

268。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/13(月) 02:07 ID:cvY.QZHk
9月6日(月) 「バジョット、バーク」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 イギリス保守政治の代表バジョットの『イギリス憲政論』、フランス革命を批判したエドマンド・バークの
『フランス革命の省察』、伊藤博文『明治憲法・皇室典範義解』など、暇を見つけては読む。
 バジョットはイギリスの田舎の銀行家の一族だったのだが、いろいろあって初期の「エコノミスト」紙の
編集者兼経営者で論評家。政治家にも4回挑戦しているが4回とも失敗。『イギリス憲政論』はイギリスの
(象徴的)君主制と議会制の仕組みを非常に人間臭く正直に書いている。議院内閣制と大統領制の
比較など見事。皇室礼賛ではなくて、「何代も続いて明君が生まれるとは限らない」とか、醒めた現実感覚
で考えているのが面白い。今でも十分通用する議論だ。但し、ジャーナリストの文章で理論的ではない
らしく(というか主題の人間の行動が理論的でないからだが)、学問的評価がすごいというわけではない。
 バークも保守系論客がよく引用する思想家で、フランス革命を実際体験して、「これはイカン」と書いた
本書が革命の波及をおそれる保守階級に大うけしたと。もともとは、リベラルな野党の党首の側近だった
のだが、党首が失脚し、20歳年下の新党首の下で不遇を囲っていた時に書いたもので、その為、旧友や
仲間からは裏切り者扱いされたらしい。読んでみるとそれほど過激な書物という感じはしないが。

9月7日(火) 「風の中のマリー」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 朝、地震。夕方から暴風。記憶にあるうちで一番が激しい風。
 風はびゅーびゅーいうし、雨戸はガタガタいうし、物が壊れる音はするし、気味悪いです。
 明日、東京に戻る予定で、地震と台風のどちらがリスクが高いか考えて、飛行機にしたんだけど、
果たして大丈夫かな。

269。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/13(月) 02:08 ID:cvY.QZHk
9月8日(水) 「ハゲクイワシとシロシロナガスクジラ」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 いろいろトラブルに見舞われながらも、東京に戻り、早稲田大学マニフェスト研究所主催の第一回
ローカル・マニフェスト検証大会へ。http://www.waseda.jp/prj-manifesto/
 マニフェストなんて、ハゲクイワシの絶滅に関する研究学会ぐらいしか人が集まらないだろうと思って
いたら、なんと、大きな教室に人人人・・・。
 民主、自民の議員の方の顔もチラホラ。党関係、秘書の人も見覚えのある顔が沢山。自治体の
市長さんなんかも来られていたそうだ。
 しかし、ローカル・マニフェスト検証大会へ来ていうのもなんだけど、マニフェスト自体は手段である
はずなのに、目的化してるというか、人類の進化の過程を調査しているのに突然変異で真っ白に
なったシロナガスクジラを調査しているような気がしないでもない。
 内容はいろいろヒントに富んでいたので、明日時間があれば報告します。

9月9日(木) 「ハゲクイワシとシロシロナガスクジラ続き」 
http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 昨夜、ローカル・マニフェスト大会の後にNIRA(総合研究開発機構)のセミナー第一回目にでたのだが、
これが最近珍しいぐらいつまらない。
 まず、NIRAの理事長が挨拶をされて(多分経企庁のOBの方だと思うのだけど)、「石油ショック以降の
国際情勢から、先例主義の官僚制では状況に対応できなくなり、官が政策を独占している状況を改める
為にNGOや民間シンクタンクなどの多元的なアクターがうんちゃらかんちゃら・・」と、おっしゃっている
時はごもっともなんだけど、今やそのようなことは常識で、いまさら改めて話されることなのか。
 官僚制が戦後、天皇の官吏でなくなってからモラルが消滅しよけいに悪くなって、大蔵省ノーパン
しゃぶしゃぶ接待まで行き着いたと。一時期、官に替わって政治主導が特効薬みたいにもてはやされた
けど、二大政党制に近くなって現実感が増してくると、政党に大して差があるわけでもなく、政治家だって
よく見たら金儲けと地盤維持に走り回ってるだけで大した事をやりそうにない、民間シンクタンクだって
財閥系は地方自治体の開発案件を受注して、「先に開発ありき」で、開発にOKを出す為の報告書を
作成して日銭を稼いでいる有様だし、独立系のシンクタンクは方向転換するか、青息吐息の経営を
してるかだ。民間NGOは期待ばかりで金もなければ人材も無い、ノウハウもない。いつまでたっても
アマチュアの集まり。

270。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/13(月) 02:08 ID:cvY.QZHk
 こういった、すべて手詰まり、不毛の荒野でどうやってやっていくのか真剣に悩んでいるのが今の
政策関係者ではないだろうか。そこに、ウォルフレンがはやった80年代(懐かしい。ボーイ・ジョージ・・・)
みたいな話をされてもどうなのか。まあ、参加者のレベルが分からなかったので基礎的な話をされた
んだと好意的に解釈するけど・・・。
 その後に、早稲田大学大学院公共経営研究科の縣公一郎教授の講義があったのだが、これがまた
正直辛かった。http://organization.web.waseda.ac.jp/wospm/
 ここのホームページでは「人の悪口を書かない」というのがポリシーの一つだが、公にされているもの、
公人の行動などについての評価は書く。ましてNIRAセミナーは自分でお金を払ってるんだし、それが
良かったか悪かったかは書いてもいいだろうと思う。しかも、中傷目的ではなく学問的議論の為は
積極的にやっていいと思う。
 縣教授は政策に関する基礎モデル(循環モデル、ネットワーク理論、ゲーム理論、ゴミ箱モデルなど・・)
を説明されようとしていたんだけど、問題はそういったもので現代の大問題が一向に解決されないこと
にあると思う。
 ODAの評価でJICAの政策評価のモデルの話をされていたが、今の政策評価(と呼ばれてるもの)では、
外務省が決めた方針に従ってJICAがどのように効率的に政策を実行したかは分かるかもしれないが、
ODAが世界二位に落ちたことがいいのかどうかなど、政策そのものが正しいかどうかは分からない。
 つまり、高速道路建設が費用/便益の観点から効率的かどうか政策評価されても、高速道路建設を
するかどうかは検証されない。政策評価の仕組みも仕組み自体は一杯あって日本でも沢山実行されて
いる。しかし、誰が見たって無駄になる高速道路建設の一本も止められなかったではないか。
誰が考えたって破綻する年金のシステムを変えられてないではないか。
 独立行政法人などがやっているのは自治体でいう事務事業評価に近いものじゃないかな。
 マニフェストも同じ。

271。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/13(月) 02:09 ID:cvY.QZHk
 「警察官3000人増やします」「駅前保育所1000箇所増やします」。
 はい、年度末までに88%達成しました。僕よくやったでしょ
 それだけである。なんじゃそりゃ。
 その政策が正しいかどうかなどという観点は無い。数字だけパラパラと振りまいて「マニフェストです。
県民との公約です」なんていう風潮はどうにかした方がいい。
 昨日のマニフェスト大会で呼ばれた知事さんは恐らく全国でも先進的な知事ということで呼ばれたん
だろうけど、それどもバラつきが結構ある。「公共事業−あれもこれもから、あれかこれかへ」そんなの
誰でも書けるだろ。
 北川前知事がやってたのも、事務事業評価で政策評価とはいえないと思うんだが。まあ、問題意識は
政治家が当選するまでは「あれもしますこれもします有権者は神様です」と言っていたのが、当選すると
専制君主みたいに振舞うのがよくないという点で、それを選挙の間も有権者が王にとどまっておく為に
「マニフェスト」で縛るということなんだろうと思う。それを五十嵐グループはレファレンダムなどの
「直接民主制」でやろうとしているわけだけど、いずれにしても、「選挙前は王様、選挙後は奴隷」という
のは民主主義の大きな欠陥なのだ。

272。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/13(月) 02:10 ID:cvY.QZHk
9月11日(土) 「あれから3年」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 あれから3年か・・・・。
 あの日は前日が凄い雨ですぐに上がって見たことも無いような綺麗な夕日がでていた。当日は、
何故か表参道のカフェでやたらハイになる変なものがはいってるんじゃないかと思うぐらいの変なビール
を飲んでたんだった。一年後はアメリカで迎え、二年目はギリシャで迎えた。
 ものすごく色んなことがあったけど、まだ3年なんだね。あれ以降、世界は一変といっていいぐらい
変わった。イギリスでは反テロ法、アメリカでは愛国者法、日本では自衛隊法改正、自衛隊海外派遣・・・・。
一挙にジョージ・オーウェル化がすすんだ。
 確かに9.11は衝撃的で、なんの留保もなく被害にあわれた方に同情する。しかし、我々が知らなかった
だけで第三世界(うわっ、差別的な言い方)に対して9.11級のことを延々と西側はやり続けていたのだ。
米国は1998年にスーダンの薬品工場を爆撃しているし、ニカラグラへの攻撃なんて国際法廷で有罪判決
を受けて、さらに安保理に提訴され、勿論拒否権を使い、さらに国連総会でアメリカ、イスラエル、
エルサルバドル以外の圧倒的多数で非難決議を採択されてるぐらいなのだ。
 人数の問題ではないけど、9.11では民間人が約3000人亡くなったが、その後のアフガニスタン攻撃では
3000人〜5000人、イラク攻撃ではイラクボディカウントによれば約1万2000人の民間人が殺されている。
http://www.iraqbodycount.net/

273。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/14(火) 14:23 ID:JUzCP2no
9月12日(日) 「ソロス・オン・ソロス」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 ジョージ・ソロスの『ブッシュへの宣戦布告(原題:アメリカ単独覇権のバブル)』を読んだが、非常に
面白かった。彼は僕の行っていたLSE(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)の卒業生で、何と
哲学者のカール・ポパーに師事していたという。カール・ポパーといえば、可謬性(fallibility)要は
科学で正しいとされても、それは一時正しいだけで、将来それに反する証拠がでてこないともかぎらない、
という考えや、自分の考えや行動は状況に含まれているのだから、必ず状況に反映されて自分に
帰ってくるという再帰性(reflexivity)、開かれた社会(オープン・ソサイティ)などという考えで科学・哲学に
おいて偉大な功績を残したおっさんだ。そういえば、調査手法(リサーチ・メソッド)の授業で、
いきなりポパーを読まされて、さすがLSEだと驚いたことがある。
 そんな哲学を投資に(マジに)生かしているんだから、ソロスというのは訳が分からない。自らの財産で
オープン・ソサエティ財団を旧ソ連各国に作り民主化を援助していたりする。そんなソロスが、
共和党過激派(ネオコン)に乗っ取られたアメリカを憂慮して、ブッシュと戦っている本。
分析も冴えてるし、世界をどうしていくかという対応策も具体的だ。

274。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/16(木) 14:38 ID:fP3nj6FQ
9月13日(月) 「人事」http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 東京プリンスで臨時大会。ネクスト大臣や党の役職が替わったり、会社の人事異動とほぼ同じ。
ネクスト大臣や副大臣のポスト、委員会の委員長や理事のポストの電話がかかってくるか、
こないかで一喜一憂。人事の解説と予想が関心を引くのは何処の世界でも変わらない。

9月14日(火) 「山口二郎」http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 安保勉強会で北海道大学の山口二郎先生に来ていただく。以前、ポスト公共事業委員会や
市民版憲法調査会などでお会いしているので、2回目か3回目かな。週間金曜日とか生活経済政策とか
に書かれた最近のものを読むと、「民主党は第二保守政党」と決め付けるのではなく、とりあえず
政権交代させるために盛り立てていくべきだ、ということを盛んに書いている。
 「民主党は第二保守政党」というと、平和・民主主義者が支援しなくなり、自己実現的予言になって
しまうという。何処の国の政党だって一枚岩ではないのだから、ヨーロッパの社会民主主義政党の
ような中道左派を広げていくことが肝心だ、と。
 確かに、アメリカの自由競争モデルとヨーロッパの社会民主主義モデルがあって、日本は
ヨーロッパモデルの方に土壌として近いんじゃないかという感じは僕ももっている。特に、ブッシュに
なってから共和党が極右(ネオコン+宗教)に乗っ取られて、内政でも外交でも「むき出しの競争原理」
に振れ過ぎているので、距離が必要だ。

275。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/16(木) 14:38 ID:fP3nj6FQ
9月15日(水) 「Show the Black」http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 東京財団・虎ノ門道場でゴラン・スヴィラノヴィッチ、セルビア・モンテネグロ前外相の話を聞く。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/yugoslavia/data.html
この方、1963年生まれで、年齢は僕と二つしか違わない。36か37でミロシェビッチ政権崩壊後の
外相になって、最近まで勤めていた(2000〜2004)。現在、セルビア民主野党連合・セルビア市民同盟党首。
 セルビア・モンテネグロは去年改名されたが、以前はユーゴスラビア連邦で、名前が示すとおり
セルビア人(940万人)モンテネグロ人(65万人)からなる連邦国家というか共同体というか、
イマイチ不明な国家である。何せセルビアとモンテネグロそれぞれに首相がいて議会があって政府がある。
 その上に、ゴラン・スヴィラノヴィッチ氏のいたセルビア・モンテネグロの大統領がいて、閣僚が5人いて、
議会があって行政府があるという非常にややこしい体制だ。
 外相というとなかなか凄い役職に見えるが、実際は権限や予算の問題で実権がなく、苦労したという
話もチラっとしていた。そうだとしても、この若さで世界中から袋叩きにされた新・ユーゴスラビアを
背負ってきたというのはたいしたもんだね。役職や仕事が人を作るという面はあるからか、
プレゼンテーションも良かった。
 実は、紛争と国連の介入などを調べていたので、コソボ紛争で有名なセルビア・モンテネグロの旅行
しようと思っていた(いる)のもあって、講演を聞きに行ったのだけど、飛行機が取れずに断念するか
検討中。マケドニア方面などアルカイダ系のテロリストが現在もいる地域から入るのは結構危ない
らしいし、治安のよくなったクロアチアやスロベニア方面は実は人気のリゾート地だったりするので席が
取れないのかもしれない。
 夜、大川興業の本公演「Show the Black」。http://www.okw.co.jp/flash.html
90分間真っ暗闇の中で行われる芝居で一体どうなるのかと思ったが、非常ーーに面白い
(よく見たら再上演だった。なるほど)。東京は20日まで、神戸・名古屋方面もあるらしいので気になる
方は是非。

276。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/18(土) 22:44 ID:IxSokHOw
9月16日(木) 「リヴ・フォーエヴァー」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 憲法辞典プロジェクトの担当部分(安全保障)が、ようやく(一次)脱稿。早朝に前夜直した文章を
修正し、また夜に赤ペンをもって見直す。また朝になったらそれを直し・・・の繰り返し。見直すたびに
修正点が見つかって、「この作業一体終わるんだろうか・・・・」と半泣きになっていた。
 理屈は分からないけれど、人間の脳というのは潜在意識下で動いているらしく(忘れていた人の
名前を後で思い出す、など)、一度書いたものでもしばらく時間を置いて読むと色々発見する。
 明日で終わる映画「リヴ・フォーエヴァー」をレイト・ショーで観にいく。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD5223/
 90年代半ばの「クール・ブリタニア」としてブームになった頃を、オアシスやブラーやマッシブ・アタック
やデザイナーのオズワルド・ボーディングらのインタビューで振り返るというもの。
 一度、飛行機の中で見たことがあるんだけど、あまりにも強いイギリス訛りで内容が理解できずに
早々に眠ってしまった。今見直してみると意外なことに政治が沢山出てきたり、結構面白い。
 サッチャー時代11年間の封鎖的な重苦しい雰囲気が、メジャー政権になって徐々に薄れ、新しい
才能や文化が花開いていった。それにあわせて、労働党政権に替わり雰囲気の変化が決定的になる。
労働党=トニー・ブレアがロック/ポップカルチャーをうまく取り込もうとした所も描写されている。
 ただ、今から考えると、これらのブームはオアシスのギャラガー兄弟という才能に寄っていた部分が
大きかったように思う。オアシスの三枚目のアルバムがポシャったことによりこのブームは終息する。
何故あんな才能が出来てきたのか分からないけど確かにオアシスの一枚目二枚目(特に二枚目)は
素晴らしい。
 隣でイギリス人(かな?いや、絶対そうだ)が、全然「何でここで笑うの?」という所で爆笑しまくって
いた。やはりイギリス人にしかわからないユーモアがあるのだろう。

277。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/18(土) 22:45 ID:IxSokHOw
9月17日(金) 「新たな階級闘争(クラス・コンフリクト)」 
http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 山口二郎先生はマイケル・ムーアの「華氏911」をみて、「新たな階級闘争だ」と思ったらしい。
ムーアの故郷であるミシガン州フリントで自動車工場が封鎖されて、失業者が何万人とでる。
当然街は一気に不景気になり、そこに軍隊の隊員募集がくる。失業者の中でも特に貧しい黒人層が
応募し、イラクに行き、チェイニー副大統領が取締役をしていたハリバートンみたいな軍需産業を儲けさせる。
 1900年代初めに3対1だった貧しい国と豊かな国の所得格差は現在120対1になっている。
国VS国だけでなく、国の中でも貧富の差が拡大している。
 昨日の「リヴ・フォーエヴァー」でも中産階級出身のブラーに対抗して、労働者階級出身のオアシスが
「爪の間に泥が詰まってるか詰まってないかの差だ。バカ」みたいなことを言っていたが、そういった
階級というのは健在だし、新たな階級というのが生み出されている。
 経済原理だけだと「富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しく」になってしまうので、それを
ストップさせるのが政治とか正義なのだが、それがうまく働いてない。政党は企業献金に乗っ取られ、
政府は天下りや癒着で企業に乗っ取られ、企業に対する税金は国際標準化の名の下どんどん
引き下がられ、足りない分は消費者から取ろうと画策されている。

278。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/20(月) 04:28 ID:H0N3lEJo
9月18日(土) 「フォッグ・オブ・ウォー」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 プロ野球のストを見て、「スト」って久しぶりの言葉だなぁ、と思う。プロ野球選手は人気があるから
ストを打てるけど、今、一般の企業でそれをやったらすぐに誰かと取り替えられそうだ。それを考えると、
ここ数十年でいかに労働者の立場が弱くなったことか。
 NHKの不祥事に関する総務委員会の中継を院内TVでチラっとみた。あまりの答弁の木で鼻を
くくったような冷淡さに、「これは数十年前の官僚答弁のパロディなのか?」と思ったのだが、これも
NHKの内部体制とか組合とかがしっかりしていたら、あそこまでひどい答弁にならなかったんではないかな。
 ま、読売のナベツネもNHKの海老ジョンウィルも、今まで激しい競争にさらされてこなかったので
60年代的な「生な(洗練されていない)」従業員管理をやるから、事件が目立ってしまうだけなんだろう
けどね。
 60年代といえば、そう、マクナマラ(ちょっと無理やりか)。ハーバード大で統計管理学を教えていて、
第二次世界大戦で爆弾投下の効率化などの作戦を立て、戦後はそのチームごとフォードに移籍し、
社長にまでなる。その後ジョン・F・ケネディに見出され、国防長官として、ケネディ、ジョンソンに仕え、
キューバ危機、ベトナム戦争という冷戦期のアメリカの舵取りをする。
 その彼が、85歳になって過去を振り返るとという淡々とした映画が「フォッグ・オブ・ウォー」。
http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=320388
某候補者や元秘書の方など政界関係者が結構みてるので、楽しみにして観にいった。
 分析は冷静だが、衝撃の告白とかはでてこない。「85歳になっても守るものがあるんかいな」、という
気もするが、まぁそんなものなんだろう。彼の場合、政治家ではなくて超優秀な官僚なので、命令された
ことは100%完璧に仕上げる。その命令がいいか悪いかという価値判断はしない。だからベトナム戦争の
責任を問われて、「責任は(ジョンソン)大統領にある。ケネディだったら違っていただろう」という答えに
なるのだろう。
 昔は物事がむき出しで分かりやすかった。

279。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/21(火) 15:54 ID:CE9pUavc
9月19日(日) 「頭休め」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 安保の小さい方の原稿は終わったけど、まだ大小色々原稿が残っているので、また一から丹念に
資料読み。
 一つ終わって疲れているのか、集中力が落ちてる。というわけで映画を見る。「ゴーストバスターズ2」
(何で?)「サブウェイ」(リック・ベンソン監督、ピーター・セラの音楽が良い。傑作ではないけど、
いいんじゃないでしょうか)「カプリコン1」(よく出来てる)「無防備都市」(第二次世界大戦中のドイツ
占領下のローマを撮った半ドキュメンタリー。胸に迫る)

280。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/21(火) 15:54 ID:CE9pUavc
9月20日(月) 「労働」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 プロ野球のストでは、マスコミは当初かなり批判的だった。「ファンのことを考えない選手の身勝手。
子供達の夢をつぶすな」みたいな論調でやっつけられると踏んでいたのだろう。ところが、誰が
知恵者だったのか、選手側のファンへの対応がよかったこともあり、ファンと一般人が選手側についた。
一般の人も経営者側のうそ臭さに気づいたのだ。そして、マスコミはその態度を反転させた。
 もし、プロ野球でなかったら、もし選手側の対応がファンの共感を呼ぶものでなければ、このストは
あっさりと潰されていただろう。それほど今の日本ではストを打つことが難しくなっている。以前の
選挙区で何社か倒産した会社の組合に何度か行かせてもらったが、会社が潰れる(ている)のに、
ストも何もないという感じだ。
 特に産業のハイテク化に伴って、必要とされる労働力はInterchangeable(相互交換可能)な労働力に
なっている。「アンタが嫌なら中国へ行くよ、沿岸部の人が嫌がるなら、内陸部からいくらでも人は
くるんだよ」とまあ、そういうことである。最近回りで聞く、ホワイトカラー系も凄い状況だ。3ヶ月ごとに
契約更改がある(クビが繋がる)条件で働いているという話を聞いてびっくりしていたのだが、それを
上回る一週間毎というのが某外資系投資銀行(証券会社)であるという話を聞いた。週末に携帯電話に
人事部から電話がかかってきて、クビを切られたら月曜日に担当者が来て机の中をダンボールに
詰めて本人に送るのだそうだ。
 そういう労働は人間性を破壊する。
 長い年月をかけて積み上げてきた人間の基本的権利は、ここへ来て全く無視されるようになった。
ある意味では、9条よりも形骸化が激しいのが労働基本権じゃないか。現代的な危機ていうのは、
資本が巨大化・加速化し、人間がまるでロボットの部品の一つのように扱われることだ。
これは歴史への逆行であり、その勢いは経済のグローバル化に伴ってますます強大化している。

281。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/22(水) 15:44 ID:dypT6cVA
9月21日(火) 「日本の政治」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 Mさんに誘われて某国大使館政治部の方と飲む。当然、日本の政治の話や民主党の話を
期待されいてる部分もあるのだろう。一○会がフカヒレやスッチー合コンやを使って新人を
勧誘している話みたいな話は当然せずにマジな話に終始。
岡田体制は次の選挙までまとまるか? 岡田民主党の外交安全保障政策は? など。

282。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/25(土) 02:23 ID:hkcQ3AnM
9月22日(水) 「しるす」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 NIRAセミナーの方が前三重県知事の北川正恭氏で、多分NIRAセミナーの「売り」の一つの
講座の日だったが、法政大大学院で五十嵐教授が、この前から研究していた明治憲法関連の
話をされるので、そちらへ出席。
 確かに、今まで戦後の日本国憲法だけしか見てなかったのだが、日本国民が独力で作りあげた
明治憲法の制定史からは学ぶことが多い。日本国憲法も法的には明治憲法(大日本帝国憲法)の
改正という形で成立しているし。
 版籍奉還やら西南戦争やら学校制度の確立やら徴兵制やらいろんな事をやりながら、首相級
の伊藤博文http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/6515/zinbutsu/i.htmが一年半も日本を
空けてヨーロッパに憲法研究にいっていたりするのだから、明治の創世期のエネルギーがいかに
すさまじいかわかる。
 伊藤の部下というか一緒に作っていった主なメンバーが、今でいう内閣法制局長官の井上毅
(宮内庁図書頭)、伊藤巳代治http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/6515/zinbutsu/i.htm
金子堅太郎で、最後は神奈川県八景島に近い夏島という無人島を借り切って、大喧嘩したり、
芸者をあげてドンチャン騒ぎをしたりしながら明治憲法の原案を作る。
 特に井上毅http://www.tabiken.com/history/doc/B/B119L200.HTMというのが、天才というか
異常な努力家で、日の昇らぬうちから深夜まで片時も本を手放すことなし、欧米の思想書から
古事記にはじまる日本の書まで、読み体得しているという怪物だ。その彼が、大日本帝国憲法
草案(甲、乙)、教育勅語、軍人勅諭、皇室典範を作っていのだから、もっと井上毅は注目
されていいはず。
 彼が、明治日本の国の中心と考えた(にした)のは天皇で、そこで
 第一条 日本帝国は万世一系の天皇の治(しる)す所なり
 と書くわけだが、
 この治(しる)すとするのが彼の学識で、日本の政体は統治ではない、といっている。日本の
国体は天皇と国民が一体化していて、統治という西洋流の対立構造ではなくて、治(しる)す
という形で自然に収まっているのだということを、古事記やら何やらを出してきて例証している。

283。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/25(土) 02:24 ID:hkcQ3AnM
http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 結局、井上毅の治(しる)すは西洋流の対立構造でなければ近代憲法と言えないだろうという
意見に押されて、統治ということばに換えられる。
  戦前: 天皇(国王) VS 臣民  −−−− Govern 統治
 から
  戦後: 国民主権(国会?)  VS  国民 −−−− Govern 統治
 という形に替わったが、国民主権という訳の分からないものにとって替わられただけで、明治憲法
も昭和憲法も実は官僚機構が牛耳っていることに変わりは無い。
 憲法の教科書などには、必ず「統治機構」という形で国会や行政を説明しているが、本当の
国民主権ならば誰が誰を統治するのだ?
 今も昔も、一部の権力者達が「奴隷どもや市民どもには何も知らせてはならん。あの愚か者どもに
権利など余り与えてはならん。闘技場で見世物でも与えておけばよい」という構造は余り変わらない。
今も「生きた戸(livedoor)」と「オポチュニスト(楽天)」の闘技場(野球界)での争いに人民の注意が
行っているのを、権力者は喜んでいる。
 「新・市民の憲法」では、今まで統治されてきた市民と統治するものが一体になる。そういう意味で
井上毅の構想に近いところがある。

版籍奉還 http://db.gakken.co.jp/jiten/ha/506240.htm

284。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/25(土) 02:26 ID:hkcQ3AnM
9月23日(祝) 「あ」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 前日の授業の後、久しぶりに憲法辞典執筆メンバーと会ったこともあり、午前2時すぎまで飲む。
学部生の祐二くんが翌日9時半から○○△△省バイトがあるし、もう電車の無い時間になってるので、
ウチに泊まって、3時に寝て8時に起き、間に合わないといけないのでタクシーで霞ヶ関へ。
(霞ヶ関に着いて)
 「さすが休みの日の霞ヶ関って、誰も歩いてないな」
 「・・・・・・・・。今日、もしかして休みですか?」
 「えっ、・・・・・・・(絶句)・・・・」
 よく考えたら○○△△省が祝日にバイトを使って仕事をしているはずもなく、休日の朝9時半、
霞ヶ関の中心で叫ぶ言葉も無く呆然とする二人であった。

285。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/25(土) 20:30 ID:zm7zBTcQ
9月24日(金) 「スト破り」http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 プロ野球のスト。球団増加が認められて、何となく選手側が勝ったように見えるけど、中身を見ると
どうなのか。
 新聞によると、近鉄がそのまま新加盟の球団に身売りすればいいところを、近鉄・オリックスの
合併球団が先に二つの球団の選手のうち上位25名を取る。それから近オリ・ブレーウェーブと
新加盟球団とが10名ずつ取る。実際は、最初にNo1〜25を取られた時点でプロ球団としては
成立せんのではないか。
 年棒の高い中村とかは新球団に出されるという噂もあるようだが、つまり新規参入者は高い金を
出して選手を引き抜き移籍料を既存球団に払わなければ、実質的に新規参入できない。
 球団の数では選手側に譲歩したように見えるが、既得権益を持っている集団は「名を捨てて実を
取った」というところか。売り上げ140億とか104億とかの楽天とかライブドアが高い金額を出して
選手を引き抜いてこれるのかは疑問で、結局選手の年棒自体が大幅ダウンということになるの
ではないだろうか。これぞ、ソフィスティケイト(洗練された)スト破り(労務管理)だ。

286。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/09/29(水) 02:30 ID:zgaHW/hU
9月28日(月) 「改造」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 2〜3日前から、どこにこれだけ居たのかと思うほどの記者さん達。もちろん内閣改造の
取材である。小泉以外には分かってないんだから議員に取材してもしようがないような気も
するのだが・・・。
 顔ぶれをみて、誰も書いてないので僕の勘違いかもしれないが、「選挙を考えた裏の組閣」
のような気がした。まず小選挙区で落選している伊藤達也金融庁長官(東京22)や勝っている
人でも島村農林水産大臣(東京16)、中山文部科学大臣(宮崎1)など小選挙区で対戦相手の
復活を許したり、村田国家公安委員長(岡山5)のように意外と迫られた人がいて、意外と
選挙弱い人が多いのではないかな。
 参院枠では看護協会代表が法務大臣、自民党の支援団体としては第二位の日本遺族会代表
が厚生労働大臣とちゃんと団体への目配りも押さえている。
 こうして実力を蓄えておいて、2年後以降の選挙の時には見栄えのいい大臣に替えてGO!と。
 ともあれ、もともと小泉首相は各大臣に自分と異なる意見も個性も求めない大統領的運営
の人なので、一次二次の改造で人材を消耗した後はこういう地味めの人選になるのだろう。
 (某所での会話)
「しかし、今度の内閣地味だねぇ〜」
「いや、うち(民主党)も地味ですから」
「・・・・・」

287カマヤン:2004/09/29(水) 02:38 ID:zgaHW/hU
>意外と選挙弱い人が多いのではないかな。

落選している山崎拓が入閣したりしているし、そうなんだろうなあ。

http://www.asahi.com/politics/update/0927/004.html
第二次小泉改造内閣の顔ぶれ
 総務 麻生太郎  法務 南野知恵子  外務 町村信孝  財務 谷垣禎一  文部科学 中山成彬
 厚生労働 尾辻秀久(そーか、こいつ ← が日本遺族会代表なのか…)
 農水 島村宜伸  経済産業 中川昭一  国土交通 北側一雄  環境・沖縄北方 小池百合子
 官房 細田博之  国家公安委員長・防災・有事法制 村田吉隆  防衛 大野功統
 金融 伊藤達也  経済財政・郵政民営化 竹中平蔵  行政改革・規制改革 村上誠一郎
 科学技術・食品安全・IT 棚橋泰文

288カマヤン:2004/09/29(水) 04:41 ID:zgaHW/hU
>>286-287
頭のよい高校生の日記ブログ読んでいたら、靖国神社が話題で出ていて、
靖国を考えている間に高校生の脳味噌がパンクしていたけど、
靖国神社は機能としては、「遺族会」という票田の釣り餌で、古賀誠など
道路族議員たちの集票装置として存在する。
「遺族会」は「国家神道」という「新興宗教団」の下部団体で、
「遺族会」の票とバーターに、「首相の参拝」という「政教分離違反」
行為を「遺族会」が要求し、
首相がそれを行うと自動的に中国が反応し、反応した中国に対して
野中など橋本派が「謝罪」し中国へのODA予算をちと増やし、
中国へのODA予算の一部が橋本派に手数料として・賄賂として
キックバックし、
それが自民党運営資金になる、
というそこまでトータルでできあがっている、ちょっと東アジア世界規模
な自作自演資金&票還流装置の一部だ
と考えるのが妥当かと私は思う。
まあ高校あたりでそうレポート書いてもどういう成績がつくか知らないけど。
つーか大人でもそう理解している人はマニアだよね。本当のことを隠蔽
することでこの還流装置は廻っているわけで、還流装置のあっちこっちに
暴力団など暴力装置が組み込まれているから、死にたくない人はあまり語らず、
結果として事実隠蔽に加担する、というところまでセット。
思考するための基礎情報を故意に欠落させて流通することで、情報操作する
その典型ではあります。政治家関係は殺されやすいからな。

289。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/10/01(金) 03:09 ID:.KNuJiaw
9月28日(火) 「祝・メジャー」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 『市民の憲法』の第二段というか、新しい本の出版が前の早川書房以上にメジャーな出版社で
決まりそう(いつもメジャーがいいわけではないけれど)。来年は自民党結党50年で自民党憲法改正案
がでてきた一つの節目になる年。来年の5月に出版を間に合わせて大ヒット作にしたいそうで(そこが
また不安なんだけど)、原稿など忙しくなりそう。

9月29日(水) 「嵐の中で」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 夜間大学院で五十嵐教授の立法学講義。明治憲法の後半。台風襲来で出席者が少なかったのだが、
明治憲法制定史からの発見や土地所有権や宗教と美の話など、五十嵐憲法体系の全般に話が飛び、
すごくエキサイティングな授業だった。さらにパワーアップした『新・市民の憲法』が出来ることを確信。
 10月中には憲法調査会でEU視察に行かれた枝野幸男議員をお迎えして講義と討議していただく
こともほぼ決まり、楽しみです。

290。・゜*ヽ(´ー`)/。・゜*:2004/10/01(金) 03:10 ID:.KNuJiaw
9月30日(木) 「プライベート・アイズ」 http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 実は来月からある議員の事務所で政策担当秘書をすることが決まったのだが、名前を公開するか
どうか悩んでいる。悪い風潮だと思うのだけど、秘書をしながらこうしてホームページで日記を公開
していると、何だかんだとクレームをつけてくる人がいて、本人に言ってくれれば、「あ、そうですか、
すみません訂正しておきます」とかその辺りは柔軟なんだけど、議員に言ってくる人が時たま居る。
 そもそもベースには秘書に人格が無いという考えがあるんだろうけど、秘書とは、親分に言われれば
「はい、そうです。言うとおりにします」という存在だと世間では思われているのだろう。個人が個人の
資格で意見を公開しているのに、何故別の所に行くのか。表現の自由とか個人の人格とかいう考えは
ないのだろうか。しかも、そういう人に限って、「どう読んだらそんな悪意に読めるのだろうか」という
ような驚異の読み方をしてくる。
 根本的に、世間の皆さんに、秘書は議員の個人所有物ではない、と分かってもらいたい。
 昔みたいに(昔本当にいたかどうか分からないけど)、親分(議員)が子分(秘書)を一生面倒見て
やるというような時代ではなく、議員だっていつまで当選し続けるかなんて分からない、何で突然
失職するかもしれない、中田市長や松沢知事、上田知事のように突如、首長選に転出するかも
しれない。お互い不安定な関係の中、限られた時間の中で何処まで精一杯やれるかというだけである。
 私はプロだからプロの仕事をする。仕事の上のクレームは仕事の場で言ってもらいたいし、
プライベートなことは本人(私)に言ってもらいたいとと思うんだけど無理かな。

http://homepage2.nifty.com/ishidatoshitaka/diary.html
 3時半ごろ議員会館に戻ってきたらヘリと消防車とパトカーが凄い勢いで集まってきている。
当然、電話をして聞くと煙のようなものが上がっていると。当然カメラをもって現場に急行。
右翼系の人が車に火をつけて参議院の面会所の前から首相官邸の前まで走ったらしい。
車は黒こげ、辺りは煙の匂い。変な生物兵器だとマズイなと思ったが単なる火の車でまだよかった。
意外と周りは平静。
 委員会の所属の発表があり、それについての論評しきり。臨時国会は10月12日から12月3日までの
50数日間。短い会期になりそう。色々と新しいポジションで不安もありますが、頑張ります。


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