林地栽培 [編集]「菌を共生主となる植物の根に植える」「人的に発生場所の条件を改善維持する」という形での栽培(林地栽培)は、人工栽培が行えない狭義トリュフ (T. melanosporum, T. magnatum)、マツタケ(Tricholoma matsutake)などで行われることがある[12]。マツタケでの実際の処置としては、「雑木の間伐」「落ち葉掻き」「落ち枝拾い」などによって林床を貧栄養状態にすると共に適切に潅水することで、落葉分解菌、木材腐朽菌の少ない環境を作り出し、根生菌の成長を阻害しない環境を作り出そうという物である[13]。しかし、マツタケ生育地の多くは山間部であるため急峻な斜面に作業を阻まれることも多い。