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鳩山内閣誕生ッス!

1エノモト武揚人:2009/09/17(木) 08:10:20

これは小さな革命か?

9月16日は祈念すべき一日として、歴史に刻まれる。戦後いや明治いや、議会制民主主義国家として史上初めて、選挙による政権交代が成し得たのだから・・・
が課題は山積している。

マニュフェストなる毒物なぞに終始せず、100年余にわたった独占資本・官僚・御用労働組合、御用農協、マスコミ等の特権階級のシステムを徹底的に粉砕すべき・・・である。
それも一機に片付けた方が良い。

閣僚をみるに各派閥のスターをそろえただけで本気でひっくりかえすには力量不足、期待できるのは豪腕小沢チャンだけとおもうのは小生だけであろうか?
仲良しクラブの日本版ケレンスキー内閣に終わるのであれば振り子にまた、踊らされるだけだ。

104エノモト武揚人:2010/01/16(土) 19:31:17
 午前中、石川代議士逮捕に関してのテレビ取材等を議員会館で行う。

 13時から民主党2010年度定期大会に出席。

 新党大地は北海道の地域政党だが、福島社会民主党党首、亀井国民新党代表、田中新党日本代表に続き、挨拶の機会を得た。

 「検察の暴走、一部の“青年将校化”、検察のリークはあってはならない。取り調べの全面可視化の必要性、官僚政治打破を訴えて政権交代をし、民主党政権ができた。検察といえどもあくまで官僚組織の一つであるが、自分達の組織防衛を考えれば、検察は政権潰しに出る心配がある」等、私の想いを話させて戴く。

 ここは一丸となって、間違った権力の行使と断固闘って行く。鳩山首相も小沢幹事長も党大会では相当な気合い、気迫をもって決意を述べていたことは、大きな光明である。

 私も出来る限りの事をしていきたい。36歳の石川代議士の人生を終わらせてはならない。

 初めて民主党の大会に呼ばれたが、皆さん気持ちよく迎えてくれた。感謝の気持ちで一杯だ。

 17時から仲間であった前代議士のご子息の結婚披露式に出席し、乾杯の音頭を取らせて戴く。新郎の晴れ姿を見て、天国のお母さんが喜んでいることだろう。

105エノモト武揚人:2010/01/17(日) 20:17:17


 昨日、鳩山首相が「小沢幹事長を信じている。戦って下さい」と言った事が行政のトップとしての発言として、不適切ではないかとの報道がある。

 国民に選ばれた政治家が、しかも、政権交代という新しい歴史を作った同志が「信じている。戦って下さい」と言うのは当然ではないか。

 鳩山首相が、小沢さんと検察どちらを信用するかの判断であり、小沢さんを信用せずして、何のための政党政治、議院内閣制か。政府・与党は一体のものなのである。

 今回の件は、小沢幹事長潰(つぶ)し、しいては、鳩山政権潰(つぶ)しである。この事を鳩山首相はよくわかっている。だからこそ鳩山首相は明確に「戦って下さい」と言ったのである。

 鳩山首相の胆力、読みの深さが伺いしれる。

 「検察に配慮するような報道を見るとき、社会部の皆さんは検察の呪縛(じゅばく)にかかっている」と言った声が多数寄せられた。

 朝日新聞12版1面に「政権と検察 全面対決」「首相『戦って下さい』」という見出し記事の中で、「検察幹部は党大会での小沢氏の発言をテレビで見ながら『あがいているだけだ。取るに足らない』と切り捨てた。」というくだりがある。「検察も行政の一部であるにもかかわらず、ここまで思い上がっているとしたなら、人間として公平・公正な判断ができるのか。」と言った厳しい指摘が私の事務所に、何件もあった。

 私が言う、まさに青年将校化した1部検察官の暴走があったとするならば、とんでもない事である。

 何でも自分たちが正しい、正義だという価値観の前に、検察官といえども、人間だという姿勢、心構えがあって然るべきと思うのだが。

 明日から国会が始まる。国民の声、思いをしっかり受けて政治は国民の為にあることを実践して参りたい。

 帯広に行き、各種会合をこなす。

 石川代議士の地元であり、私にとってもゆかりの地域である。今回の石川代議士の件につき、私の見解を述べさせていただく。

 昨日の民主党大会での私の挨拶がTV、新聞等に出ているので、逆に励まされる。意を強くして私も頑張っていく。

106エノモト武揚人:2010/01/18(月) 23:32:55
 本日から通常国会。昨今の状況から、何かと緊張感が漂う。

 国会は国民生活を守るため、まずは予算を通すことが一番の責任である。予算審議が終わった後、十分聞きたいことを聞けば良い。

 野党は小沢幹事長の議員辞職や参考人招致などと言っているが、「国会に議員を辞めさせる権限はない。国民、選挙民のみ、この権利を有しているのである。何を勘違いしているのか」という指摘、声が多数届く。私もその通りだと考える。

 冷静に現下の経済情勢、日本の置かれている現状を踏まえた、国民生活第一の審議を心から期待したい。国会議員の資質が問われるところである。

 鳩山首相が16日、「どうぞ戦って下さい」と発言したことが、行政のトップとして検察の捜査への介入ではないかとして批判され、尾を引いているが、見方、受け止め方がそもそもスタートから違っているのではないか。

 小沢幹事長が「やましいことはしていない。断固戦う」と決意表明し、幹事長続投の決断をした以上、民主党代表として「頑張って下さい。信じています。戦って下さい」と言うのは当たり前の礼儀ではないか。また、歴史的な政権交代を一緒に成し遂げた同志として、当然の対応と思うのだが。

 鳩山首相とて、検察が小沢幹事長を狙っているということは、鳩山政権、鳩山内閣が狙われているということを十分わかっていることだろう。だからこそ、ここは一心同体、一蓮托生(いちれんたくしょう)だという心構えは正しいのである。

 国会で鳩山首相、小沢幹事長にお会いし、言葉を交わしたが、堂々としておられた。鳩山首相も小沢幹事長も正しい分析をなされていると受け止めた。

 鳩山首相の胆力(たんりょく)、小沢幹事長の人力(じんりょく)を信じてやまない。

107エノモト武揚人:2010/01/20(水) 20:01:43

 日本航空が会社更生法の適用を申請し、東京地裁は更生開始を決定した。

 負債額が2兆3千億で、事業会社としては過去最大だと興味本位の報道があるが、冷静になぜこうなったのかを検証する必要がある。親方日の丸の体質ではなかったか。組合がいくつもあり、甘えの構造もあったのではないか。

 国民目線でチェックし、国民の理解を得て再出発し、再生を図っていくしかない。一生懸命働いている社員の姿を絶えず目にしている者として、私なりの応援をして行きたいと思う。

 15時40分から官邸で鳩山首相とお会いする。

 北方領土、ロシア関係はじめ、昨今の石川代議士、小沢幹事長のことや党内の動き等、森羅万象(しんらばんしょう)、多岐(たき)に渡りお話をお聞きすることができた。

 鳩山首相は淡々と耳を傾けて下さった。お会いする度に迫力が増し、オーラが出てきたと感じる。特に小沢幹事長に対する「信頼」、「情」について、やはり二人で政権交代という歴史を作ってきたという思いがにじみ出ていた。こうした「心」がある限り、鳩山内閣は心配ない。

 鳩山首相と小沢幹事長を分断する様な動き、発言はもってのほかである。淡々と事態の推移を見守って行けば良いのである。鳩山首相の元気な姿に安心した。

 私も与党の一員として、一日も早く補正予算等を通し、国民生活を守ることに全力を尽くしていきたい。

 参議院本会議で自民党の尾辻秀久参院議員会長が、鳩山首相が小沢幹事長に「どうぞ戦って下さい」と言った発言について「検察への圧力だ」と質問したのに対し、鳩山首相は「私の発言は検察への圧力も影響もない」と答弁している。

 小沢幹事長が「何もやましいことはない。法に触れることはしていない」と言っている以上、鳩山首相がこの言葉を信ぜずしてどうなるのか。その上で小沢幹事長は戦うと言っているのだ。それに対して「どうぞ戦って下さい」と答えるのは、当たり前の流れではないか。

 与野党立場が変わった今、国民は重箱の隅をつつく様な話は期待していない。一日も早く予算を上げることが大事なのである。良識に基づき、良心を持って事に当たることを国民は期待している。

 私の民主党大会での挨拶、或いはテレビでのコメントにつき、沢山のFAXが来ている。良くチェックしてみると、その中に批判的なものはただ一通だけだった。多くの人が今回の事態を冷静に受け止めていると感じた。

 私はこの声を大事にしていきたい。

◎本日提出した質問主意書1件


No.6 政治資金規正法違反容疑による現職国会議員の逮捕に関する質問主意書

108エノモト武揚人:2010/01/21(木) 21:13:16

 昨日の読売新聞夕刊1面トップの「小沢氏4億円不記載了承」「石川容疑者が供述」との記事について、今日の衆議院予算委員会で民主党の伴野副幹事長が「誤報ではないのか」と質したのに対し、千葉景子法相はいとも簡単に「(法務省側が)誤報だと回答したことはないと承知している」と答えている。

 午前中、石川知裕代議士に接見した弁護士が、新聞を見せながら石川代議士に問うたところ、石川代議士は「そんなことは言っていない」と明確に否定したと私は聞いている。検察による情報リーク、検察に不都合な記事を書くマスコミに対する出入り禁止措置といった検察の行為に対し、千葉法相が今日の様な答弁をしているのでは、責任者としての基礎体力が問われるのではないか。

 取調べの可視化についても、参議院議員として二度も法案に賛成し、可決させておきながら、法相になったら勉強会を開くと言う。それならば可決させた法案はなんだったのか。これについては、政治家の見識が問われることになるだろう。

 自民党の小里泰弘代議士が今日の予算委員会で、石川代議士の元私設秘書の発言を引用して質問している。

 15日のムネオ日記にも書いたが、この金沢なる者を石川代議士に紹介した、石川代議士の元公設第二秘書からは、「金沢の話は8割方事実でない」と教えられている。時系列的にも金沢氏の話にはつじつまが合っていない部分が多い。しっかりした裏付けも取らず、テレビ中継される予算委員会でいい加減な質問すること自体、迷惑な話である。

 私はこの元公設第二秘書を通じ、金沢氏のことについてはしっかり調べているし、札幌の様々な関係者から聞き取りもしている。いずれにせよ、どちらが真実かはっきりすることだろう。

 せっかくの予算委員会である。国民生活を考えた議論にしてほしいものだ。

◎ 本日提出した質問主意書2件


No.7 取調べに対する供述内容が外部に漏洩した件に関する質問主意書


No.8 取調べの全面可視化に対する千葉景子法務大臣の見解に関する質問主意書

109エノモト武揚人:2010/01/22(金) 20:50:32

 人間味のある話まで否定する政治家に、国民の思い、声なき声が分かっている、届いているとは到底思えない。政治の貧困を憂いてやまない。

 13時10分から健康産業全国協議会で講演。

 15時羽田発で千歳に向かい、乗り継いで女満別へ。18時半から北見地区新党大地支部・鈴木宗男後援会の新年交礼会。

 政権交代し、野党から与党に変わると、この北見でも景色が変わってくる。世の中、正直で敏感なものである。

 羽田で小沢幹事長と顔を合わせる。いつもの調子で「オッ」と声をかけられる。小沢幹事長はニコニコしており、オーラを感じた。これならば何があっても心配ないと安心する。

 実は18時から札幌での民主党北海道の新春パーティーに私も招待されていたのだが、北見での私の会合が先に入っており、行けなかったのである。明日13時からの民主党北海道第19回定期大会には出席し、挨拶させて戴く予定である。



本日提出した質問主意書2件

No.9 いわゆる足利事件で容疑者とされた人物への取調べの様子を録音したテープの公表等に関する質問主意書


No.10 国会議員の活動に対する内閣官房長官の見解に関する質問主意書

110エノモト武揚人:2010/01/23(土) 21:18:59
 昨日、宇都宮地裁で、足利事件再審第5回公判で当時取り調べを担当した、宇都宮地検の森川大司元検事の証人尋問が行われた。各紙扱っているが、北海道新聞31面で、「元検事謝罪せず」「菅家さん『一生許さぬ』」「『反省してないんですか』元検事は沈黙」「立場逆転 声荒らげ追及 菅家さん」と大きな見出し記事がわかりやすいので紹介したい。

 追及する側とされる側の立場は逆転した。
 「無実の罪を着せたことを謝ってください」。22日、宇都宮地裁で開かれた足利事件の第5回再審公判。顔を紅潮させながら謝罪と反省を求める菅家利和さんに、18年前の取り調べで“自白”を引き出した森川大司元検事は「深刻に受け止める」と繰り返した。
 午後1時、大柄でスーツ姿の元検事が証言台のいすに座った。正面の裁判長を見据え、1㍍左側の弁護人席に座る菅家さんとは目を合わせない。証人尋問の冒頭、立ち上がった菅家さんは興奮した様子で「反省してないんですか」。沈黙する元検事。検察側から異議が唱えられると、菅家さんは「黙っていてくださいよ。関係ないでしょう」と声を荒らげた。
 続いて主任弁護人の佐藤博史弁護士が、菅家さんの無念を代弁するように「錯覚に陥れる違法な取り調べ」と厳しく糾弾。元検事は「否認は虚偽と思った」「細かいことは覚えていない」と、背もたれに体を預けて淡々と応じていたが、弁護士が大声を出すと「威嚇するのですか」と反論。菅家さんは腕を組み、元検事をにらみ付けた。
 検事側は弁護士による尋問の間、30回を超える異議を申し立て、法廷は荒れ模様に。
 閉廷直前、菅家さんから「お願いします」と再び謝罪を求められた森川元検事は、小さな声になり「先ほど申し上げた通り」とだけ述べた。
 午前中には、菅家さんが否認を翻し、虚偽の自白をした場面の録音テープが再生された。険しい表情で聞いていた菅家さんは悔しさを思い出したのか、弁護人席をけり上げた。菅家さんは閉廷後の記者会見で「取り調べで人間性がないと言われたが、森川さんの方がない」と怒りをあらわにした。
(1月23日北海道新聞31面)


 検事の人間性、人の道をわきまえない、そんな態度に怒りを覚える人は多いことだろう。

 何故、謝らないのか。菅家さんの気持ちが痛いほどわかる。こうした冤罪を無くす為にも、取り調べの全面可視化が必要である。私も経験した者として、密室での取り調べは異常な雰囲気、精神的にも圧迫感を持つ。被疑者は勿論、将来参考人、証人になる人も含めて、全面可視化をしないと、冤罪は無くならない。


 読者の皆さん、国民の皆さん、検察に狙われたら、明日は我が身だという認識を持って、全面可視化に向けての声を挙げて頂きたい。

 毎日新聞3面で、「『可視化法案』で検察けん制」「識者から批判」という記事がある。なんと的外れな指摘か。可視化法案は、小沢幹事長の事件で動き出した話ではない。すでに参議院では、2回も可決されているのだ。鹿児島志布志事件、富山事件等々、冤罪が現実にあり、最近では足利事件、布川事件があり、この流れの中で今、可視化法案が論じられているのだ。勝手な一方的な見方はしないで頂きたい。

 報道は事実のみ、正確を記して国民の知る権利に答えて頂きたいものである。

 小沢幹事長の聴取で、朝からこれも色めきだっているが、そもそもどうして任意の事情聴取が表ざたになるのだろうか。小沢さん側から流すことはないので、関係者というのは、もう一方の側、検察しかないのである。人にレッテルを貼りつける、世論誘導して悪いイメージを作るこのやり方は、8年前の私の時で止めて頂きたい。検察のシナリオ、ストーリに沿ってメディアにリークしていくやり方は、公正・公平ではない。私は経験者として、切実に読者の皆さんに訴えたい。事件は作られる。明日はあなたかも知れないということを。

 9時5分、釧路空港から丘珠へ。

 13時民主党北海道定期大会に出席。挨拶の機会を得る。

 16時15分丘珠から女満別空港に向かい、18時から網走管内遠軽町で、新党大地・鈴木宗男後援会の新年交礼会。盛会裡に行うことが出来た。

111エノモト武揚人:2010/01/25(月) 00:31:17

 東京地検特捜部から任意の事情聴取を受けた小沢民主党幹事長が昨夜記者会見した。私もニュースを見たが、小沢幹事長が土地代の原資(お金)についてしっかり説明した事で納得した人も多い事だろう。併せてゼネコンから不正なお金は一切受け取っていないとキッパリ否定した。幹事長職を全うするのは当然である。

 検察は公平・公正な捜査を行って欲しいとも言ったが、この事が一番訴えたかった事だろう。検察の間違ったリークで又、一方的な思い込みで捜査しているとするならば、言語道断である。

 私は八年前リークの被害に遭い、世論誘導されて逮捕された者として、今回の小沢バッシングは目に余るものである。テレビのコメンテーターが軽々しく「説明責任が無い」とか「幹事長続投すべきでない」と無責任な発言をしているがもう少し冷静な発言をして欲しい。

 小沢幹事長が「やましい事はしていない」「法に触れる事もない」「秘書を信じている」と言っている以上、この言葉を信ぜずして民主主義は成り立たない。批判の為の批判はあってはならない。私は小沢幹事長は十分説明責任を果たしたと思う。

 9時から網走管内雄武町。

 10時半同興部町。

 12時紋別市。

 15時同滝上町。

 18時半網走市で新党大地各支部鈴木宗男後援会の新年交礼会。

 どこも熱心な支持者が集まって下さり有難い限りである。私は人間関係を大事にしてきた。私と付き合ってきた人で私を知る人は離れない。そこにはお互い正直に生きてきた一つの証が有ったと思う。

 私がいい加減な政治家で何もして来なかったのなら復活は無かった事だろう。正直に信念を持って生きてきたから解ってくれた人が沢山いたのである。お天道様がちゃんと見ている。私は自信を持って鈴木宗男なりの生き方をしていく。

112エノモト武揚人:2010/01/25(月) 20:26:29

 注目されていた沖縄県名護市の市長選挙は、普天間基地を名護市辺野古に移設する現行案に反対し、民主党・国民新党党・社民党・共産党・沖縄社会大衆党・そうぞう(沖縄社会大衆党とそうぞうは沖縄の地域政党)が推薦していた稲嶺進候補が、自民党・公明党推薦の現職島袋吉和氏を破り、当選を果たした。沖縄の民意が表れている。

 ゲーツ国防長官やキャンベル国務次官補の押しつけ的、強圧的な発言に、沖縄県民はきちんと「ノー」と言ったのである。これで小沢幹事長が昨年末話した様に、あのきれいな青い海を埋め立てることはできなくなった。

 日米で合意した現行案がダメになるとどうなるのか。何も心配はいらない。沖縄県民のこれまでの貢献に感謝し、沖縄県民の理解を得られる知恵を出すだけである。

 基地があった方が良いか、ない方が良いのかと聞かれれば、私も「ない方が良い」と答える。しかし、すぐにそれを実現、実行できるかと言うと、そうはならない。この点を良く沖縄県民に話し、負担をお願いするというのではなく、沖縄の貢献に感謝し、更に基地の整理縮小、統合に向けての努力を日米政府としてきちんと示し、米軍訓練の本土への分散、あわせて沖縄での一部活用等、様々な角度から問題解決を検討していくしかない。結論を急ぐのではなく、限られた時間内で解決できるよう、司々(つかさつかさ)の人達は汗をかくべきである。

 私は沖縄県民の側に立って、厳粛な名護市長選挙の結果を尊重し、沖縄県民の声を守って行きたい。

 朝のテレビを観ていると、「小沢幹事長は説明責任を果たしていない」と言うコメンテーターが多いが、小沢幹事長は「法を犯していない」、「やましいことはしていない」と訴え、土地購入に要した資金の原資についても、具体的に裏付けのある話をされている。ここまで言って、更に何を説明しろと言うのか。無責任な発言は慎むべきである。

 興味本位で煽(あお)り、そそのかす様な報道はいけない。ここは冷静に見守る時ではないのか。

 私は小沢幹事長の説明で、十分納得した一人である。石川代議士が検察の誘導、“悪魔のささやき”に負けないことを祈るのみである。

 密室での検察官による執拗(しつよう)な取調べや追及、そして情報もなく、世間から遮断された生活が一週間、二週間と続くと、精神的なバランス感覚、平衡感覚を保つことができなくなる。勾留されている間、話し相手は検察官のみであり、時間が経つにつれ、検察官が優しく見えてくる。こうなってくる時が危ないのである。

 石川代議士には堂々と信念を持って、検察官と相対して戴きたい。冤罪をつくらせない為にも、検察官の誘導に乗らないことである。経験者として、ただひたすら権力と闘ってほしいと祈るのみだ。

 こうしたことを考えるにつけ、やはり取調べの全面可視化が絶対必要であると感じる。読者の皆さん、国民の皆さんには、是非ともこのことをわかってほしい。

 18時半から衆議院本会議が開かれ、補正予算が可決され、参議院に送られる。一日も早く成立させることが、国民生活を守ることである。

◎ 本日提出した質問主意書2件

No.11 東京地方検察庁特別捜査部による報道機関への取材拒否等に関する質問主意書

No.12 いわゆる足利事件で容疑者とされた人物の取調べを担当した元検察官による謝罪に関する質問主意書

113エノモト武揚人:2010/01/26(火) 21:58:35

 8年前の私の時も、検察官は将来参考人、証人として法廷に立つ人達から調書を取った。後で関係者に直接聞くと、検察官は「鈴木の復活はもうない」「あなたの会社は談合していますね。それをやると会社は潰れ、役所、団体、業界にも迷惑をかけますね。こちらの狙いは鈴木だけです。あなたは何を言っても罪になりません」と言ったそうだ。世の中、神様、仏様の人はいないのであるから、この発言で一般の人は検察の側についてしまう。

 調書主義の日本で、現実にこうした手法によって調書が作られていく。読者の皆さんも、どちらが公平、公正か、冷静に判断して戴きたい。

 元大阪高等検察庁公安部長の三井環氏は、検察内部には「風を吹かす」という言葉があり、情報をリークして世論を味方に付けることもあると話している。自分自身の現職時代の経験、対応から、リークをしていると発言している。何が真実か、公の場所で聞きたいものである。

 石川知裕代議士に面会した弁護士が、石川代議士の勾留延長に対し、「被疑者をしてもっぱら虚偽自白をさせようとしている。毎日長時間の取り調べで『小沢は虚偽の収支報告をすることを知っていただろう』、『水谷建設からお金を受けとっただろう』と激しく追及され続け、また『嘘をつくな』などと激しく罵倒され続け、肉体的にも精神的にも完全に疲弊させられており、筆舌に尽くしがたい苦痛を受けている」と、東京地方裁判所に準抗告申立をしている。

 このことからしても、取調べの全面可視化が必要である。検察のストーリー・シナリオが冤罪を作り出すのである。読者の皆さんも良くおわかり戴きたい。

 全面可視化は小沢問題で出てきた話ではない。参議院では既に過去2度、法案が可決されているのである。冤罪を防ぐために何年も議論してきたことを、検察牽制と受け止める一部マスコミは間違っている。

 14時40分の羽田発で釧路へ。18時から新党大地釧路支部・鈴木宗男釧路後援会の新年交礼会。大勢の同志が出席して下さる。

 サプライズというかハプニングというか、明日のスピードスケート国民体育大会の開始式に出席するため森喜朗元総理が来釧されており、飛び入りで私の会合に顔を出して下さる。なんと35分も政界の裏話や、現下の政治状況について、森元総理の認識を話してくれる。私の秘書時代の仕事ぶりを事細かに、さらに政治家・鈴木宗男の生き様を後援会の皆さんに親切に話してくださった。

 森元総理の人情、人間関係を大事にするお姿に、後援会の皆さんも大喜びで、有難い限りであった。心から感謝したい。

◎ 本日提出した質問主意書2件

No.13 検察庁における裏金問題について指摘した元大阪高等検察庁公安部長の発言に対する千葉景子法務大臣の見解に関する質問主意書

No.14 日本航空の再生に対する鳩山由紀夫内閣の取り組みに関する質問主意書

○ 本日受領した政府答弁書3件

No.1 鳩山由紀夫内閣における東京地方検察庁特別捜査部の取材対応のあり方等に関する質問主意書

No.2 検察庁による刑事事件の捜査に係る秘密保持の実態等に関する質問主意書

No.3 検察庁に対する法務大臣の指導監督に関する質問主意書

114エノモト武揚人:2010/01/29(金) 09:44:46
28日に民主党の「取り調べの全面可視化を実現する議院連盟」(会長川内博史氏)が設立された。
「ムネオ日記」28日付けに詳細があり、ぜひそちらをみていただきたい。
只気になる点を少々、2004,5年にある、「取調べの際の弁護人の立会」が2007,9年の参議院の可決内容にないことだ。
また、議決すればすぐ実施すべきと考えるが実施は3年後とある。
この2点。
後退しているのではないか?ここのところはしっかり議論して今国会に提出してもらいたいものだ。
冤罪を阻止する為にである。

115エノモト武揚人:2010/01/29(金) 17:33:09
民主党の「取り調べの全面可視化を実現する議院連盟」会長川内博史氏へのメール全文

北の大地から南の邦人へ

28日に「取調べの全面可視化を実現する議員連盟」ができ、川内先生がその会長に就任された由、慶賀に耐えません。

一部に「小沢問題」と絡めて政治的だなぞという意見もありますが、ことの実態を無視した暴言だと考えます。

ここ十数年の公訴権を負託された;つまり、国民から十手を預かった検察一般の捜査方法に目に余るものがあります。

いうまでもなく、足利事件、布川事件、志布市事件等は検察の強圧的、非人道的な取調べによる事件がそれです。
冤罪こそが恐ろしき犯罪です。

また、今物的証拠もなく、供述も取れない事案を「単純な状況証拠」だけで立件に持っていく傾向があり、それを裁判官も追認している実態もあります。将に司法の危機ではないでしょうか。

捜査は職人的な技術と考えます。それを磨かず見込み捜査、立件のスジ立てに基ずく供述書の作成は自ずと無理がかさなり、「被疑者」への強圧的取り調べになっていくのは必然でしょう。
さらに「全面可視化」と同時にかって法案に明記されていた「取調べにおける弁護士の立会い」(2003・7・24,2004・3・30)を
加えて今国会への提出するようお願い致します。

一日も早い実現を望みます。こうしている間にも人権が無視されて日々「冤罪」が生まれているからです。

最後に川内先生の歴史的案件への奮闘を願って筆をおきます。

ご自愛のほど

116エノモト武揚人:2010/01/30(土) 08:51:31
2010年1月29日(金) 鈴 木 宗 男

 昨日、「外務省の報償費に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書」を提出した。

 実はこの質問主意書は、昨年10月29日に提出していたのだが、今年1月5日までの答弁延期を了承し、更には4日に撤回していたものである。
 
 官僚政治打破、国民目線、生活者第一の政治の実現を訴えて、鳩山政権は誕生した。この原点を考える時、国民の税金を報償費として使っていることについて、情報の開示、透明性の確保を図ることが一番であると考え、昨日、質問主意書を再提出した。
 
 24日、沖縄県名護市長選挙の投開票が行われ、普天間基地を名護市辺野古に移設する現行案に反対していた稲嶺進候補が、現職の島袋吉和氏を破り、当選を果たした。ゲーツ国防長官やキャンベル国務次官補の押しつけ的、強圧的な発言に、沖縄県民はきちんと「ノー」と言った。まさに沖縄の民意が表れたのである。
 
 それなのに平野長官は、25日の記者会見において、稲嶺氏が当選したことにつき、「一つの民意としてはあるだろうが、検討していく上においては、あまりそのことも斟酌してやらなければいけないという理由はないと思っている。」と、民意を尊重しない考えを表明した。更に、「地元の合意がなければ現実的に難しいのでは」との質問に対し、「そこは十分検証したい。法律的にやれる場合もあるだろう。色んなケースがあると思う」と、地元が政府の要請の応じない場合、法律措置をとることをほのめかしている。
 
 平野長官の発言は、地元軽視も甚だしい。当然の様に沖縄は猛反発している。
 
 鳩山内閣として、普天間飛行場移設問題については、本年5月までに最終的な結論を出すことを米国側に約束している。その中で、内閣官房長官という、内閣にとって扇の要である重要な立場にある者が、なぜ地元の以降を斟酌しない、場合によっては法的措置を取る等と、混乱を生じさせることを言う必要があるのか。百害あって一利なしである。
 
 平野長官は、本気で鳩山総理、鳩山内閣を支えていない。このままでは、鳩山総理の足を引っ張ることになりかねない。
 
 こうなったら、私としても機密費の問題を徹底的に追及し、膿を出し切るしかない。そうすることが、真の意味で鳩山総理、鳩山内閣を支えることになると考える。
 
 平野長官におかれては、昨日私が出した質問主意書に対し、誠実な答弁をされるようお願いしたい。
 
 一時から衆議院本会議で、鳩山総理から施政方針、岡田外相から外交、菅財務・経済財政政策相から財政経済に関する演説がそれぞれあった。
 
 いよいよ22年度本予算の審議スタートである。代表質問、予算委員会での質疑に、各閣僚は緊張感をもって対応して戴きたい。
 
 18時から釧路管内厚岸町で新党大地・鈴木宗男後援会の新年交礼会。
 
 昨年の総選挙で新党大地を支援していない方々も出席してくれる。やはり政権交代の効果がここでも表れている。
 
 私はポスト、地位に就いている人よりも、声なき声をしっかり受け止めて、政治を必要とする人に励みや勇気を与えていきたい。

◎ 本日提出した質問主意書1件

No.19 政権交代時における内閣官房機密費の支出等に関する質問主意書

○ 本日受領した政府答弁書5件

No.4 検察庁における調査活動費の裏金流用疑惑に対する鳩山由紀夫内閣の見解に関する質問主意書
No.5 東京地方検察庁特別捜査部に関する質問主意書
No.6 政治資金規正法違反容疑による現職国会議員の逮捕に関する質問主意書
No.7 取調べに対する供述内容が外部に漏洩した件に関する質問主意書
No.8 取調べの全面可視化に対する千葉景子法務大臣の見解に関する質問主意書

117エノモト武揚人:2010/01/30(土) 20:33:12

2010年1月30日(土) 鈴 木 宗 男

昨日の鳩山首相の施政方針演説に対し、各紙次の様な見出し記事を載せている。

・ 情緒前面 鳩山色 説得力は足りず 「労働なき富」 首相ご熱心 「政治とカネ連想」 ○○無視 (読売新聞3面)

・ 「いのち」連呼24回 「労働なき富」引用 一斉にヤジ 理念たっぷり首相主導 役所の関与排除 見えない具体案 (朝日新聞3面)

・ あえて理念先行 勢い回復 兆し見えず ガンジー7つの大罪 「労働なき富」にヤジ (毎日新聞3面)

・ 政策への熱意 濃淡鮮明 政治とカネ 言及少なく 仕分け意欲 (日本経済新聞2面)

・ 「いのち守る政治、実行に移す」 鳩山流 かすむ政策 (産経新聞1面)

・ 苦境反映 懸案語らず 小沢問題素通り 虚偽献金は重ねて陳謝 (東京新聞3面)

・ 演出先行 政策は守り 理念を重視 批判は覚悟 企業・団体献金は後退 (北海道新聞3面)

 権力側にある者は、何を言っても批判される側にある。批判を覚悟しなくてはいけない。あとは言ったことをしっかり実行することである。できることからやっていくことだ。
 
 政治とカネが問題になっている今、昨年、小沢幹事長(当時は代表)が言った企業・団体献金の廃止を、鳩山首相の手で進めることである。併せて政党助成金の廃止も打ち出し、これもやめることだ。
 
 国会議員の定数削減、歳費・各種手当の削減、ボーナスの廃止など、国民にわかりやすいことを実行していくことが急務ではないか。そうすることで、鳩山首相のリーダーシップが国民の目に映るのである。
 
 来週から始まる本会議での代表質問、予算委員会の質疑は、まさに鳩山首相の腕の見せ所である。鳩山首相の明快な答弁を国民は待っている。鳩山首相を支え、安定政権にして、国民目線の政治をビシバシやって行きたい。

 11時から根室管内中標津町、14時から釧路管内浜中町散布地区、16時から同浜中町、18時半から根室市でそれぞれ新党大地支部・鈴木宗男後援会の新年交礼会。各地区とも熱心な、変わらざる支援者が駆けつけて下さる。

 場所的に北方領土問題に対する関心が高く、私は「北方領土問題は鳩山首相の手で解決できなければ、未来永劫解決はない」と話させて戴く。

 私は北方領土問題にかける鳩山首相の思い、考えを良く知っている。ここは鳩山首相のやる気を買うしかない。私も全力で持てる力を鳩山首相にかけていく。

118エノモト武揚人:2010/01/31(日) 20:31:23
29日に北方領土国後島沖で安全操業中の羅臼漁船がロシア国境警備隊から2隻銃撃を受けたとの情報が入ったので、私は羅臼漁業協同組合の田中組合長に電話したところ、越境もしていないのにヘリコプターから照明弾を発射され、停船命令を受けたが何もなく寄港したと聞いていたので、「銃撃」とはビックリした。何があったのか先ずは事実を把握しなければいけないが、いずれにせよ「銃撃」はいけない。丸腰の漁民を撃つのはあってはならない。

 2006年8月の第31吉進丸の事を想い起こした。人の命に係わる事である。

 海上保安庁、外務省はきちんと連携していると思うが情報開示、情報の透明性、説明が無い。銃撃があって丸1日も経ってから、在京ロシア大使館に外務省谷崎欧州局長が抗議したと新聞に出ているが、29日の夜は何をしていたのか。誰と連絡を取っていたのか。何も伝わってこない。政府は政治主導と言いながら、これでは地元民から反発を受ける。

 この安全操業は、私が提案して平成10年に実現した枠組みでもあり、国民目線に合っていない今回の対処の仕方をしっかり検証したい。

 横綱朝青龍が、場所中にマネージャーに酔って暴行をはたらいたとして、親方と横綱が場所後に理事長から注意を受けたが、何とその報告は嘘の報告であった事が明らかになった。一般の人に、怪我を負わせたのが真相である。マネージャーはさもさものように、自分のブログに、横綱との関係を載せていたが、これも嘘・でたらめになる。この点、文部科学省は厳しく調査すべきである。財団法人を取り消すぐらいの決意を持って、毅然とした態度で臨んで欲しい。

 特に高砂親方の姿勢はなっていない。親方をそのままやらせていいのか。重大な判断をすべきではないか。国技大相撲を守る上でも、相撲協会の明快な結論を期待したい。

 午前中、釧路市内。市内挨拶廻り。13時釧路市音別町。15時釧路管内白糠町で新党大地・鈴木宗男後援会支部の新年交礼会。

 昭和58年からの、変わらざる支援者、更には小選挙区になってからの熱烈な後援者、多くの人が集まって下さる。ただただ、感謝の気持ちで一杯だ。

 18時から十勝川温泉で、足寄高校同期生新年会に出席。いつも会っている友人も居れば、何年ぶり、いや何十年ぶりの友もおり、しばし44年前に時計の針が戻り、青春時代を懐古(かいこ)する。健康で元気で生きている事を実感し感謝。有難いとつくづく思う。

 亡き両親にご先祖様に、かけがえのない友人に後援者に手を合わせるものである。
今日は私の62歳の誕生日でもあった。

20時20分帯広発で上京。

(2010.01.31 ムネオ日記)

119エノモト武揚人:2010/02/02(火) 00:57:15
堀江氏は自分自身が検察の手によって不当に犯罪者に仕立て上げられたとの立場から、検察とメディアがタッグを組んで事件を作り上げていく(堀江氏)手法の怖さと危うさを繰り返し訴える。
 
また、現在問題にされている捜査の可視化や弁護士の立ち会いなどは必要だが、それだけでは不十分だと堀江氏は指摘し、自身の経験では、検察の力の源泉は任意捜査にあると言う。

堀江氏によると、ライブドア事件を立件するために、検察は周囲に広く捜査の手を広げ、堀江氏に不利な供述をした人は罪に問わなかったり、罪を軽減するなど、事実上の司法取引が行われている。
それが検察の最大の武器だと堀江氏は言う。

事件に巻き込まれる恐怖から、本人が言ってもいないことを聞いたとか、やってもいないことを見たと証言する人が出てくるからだ。
 
それにしても、なぜ小沢氏や堀江氏は検察のターゲットとなったのか。

堀江氏はその答えとして、自分と小沢氏の間のある共通点をあげる。

それは、両者とも自分たちを「嫌いな人間が一定数存在する」こと。

小沢氏も堀江氏も既存の秩序の破壊者であり、一定の数の人々の強烈な反発を買うタイプであることは確かかも知れない。

検察としては善人面した人よりもそういうタイプを立件した方が、はるかに一罰百戒効果があるというのだ。

今回の事件で検察が執拗に小沢氏を狙う理由について堀江氏は、はっきりと「民主党が進めようとしている司法制度改革を何としても阻止したいから」と言い切る。

それは堀江氏の経験では、民主党の司法制度改革が実現してしまうと、自身に対して行われたような捜査や立件は難しくなるからだ。

120エノモト武揚人:2010/02/02(火) 21:40:33
2010年2月2日(火)鈴 木 宗 男

 小沢一郎民主党幹事長が昨日の定例記者会見で、「私自身が刑事責任を問われることになれば、非常に責任は重いと思う」と述べたのに対し、メディアの書きぶりは「進退に言及」「刑事責任問われれば辞任」と、過激なものになっている。

 「法に触れることはしていない。やましいことはない。秘書を信じている」と、小沢幹事長は一切ぶれていない。この前提での話を、すぐ先走りする様な書き方は、一方的で間違った判断ではないか。

 読者がストレートに見出しを読めば、「小沢幹事長は辞めるのか」と受け止めてしまう。誤解を与えかねない表現は極力避けるべきでないか。

 昨日、直接小沢幹事長と様々な意見交換をしたが、「自分に与えられた職責はしっかり果たしていく」と、確固たる信念を持っておられた。極めて意気軒昂(いきけんこう)である。

 ここは淡々と静かに見守っていくことである。評論家よろしく、国会議員が予見を持って勝手な前提を付けて話すことではない。一部に見られる跳ね上がり的な発言は慎むべきである。

 8年前、私について「ムネオハウス」、「北方領土ディーゼル発電」、「アフリカODA」等で捕まるなどの間違った情報と検察のリークを基にした話で、私を散々批判した人達が、今回も同じ様なスタンスで小沢幹事長を見ているのならば、それは大間違いである。冷静な頭作りが必要だ。私の8年前のことを検証すべきである。

 本日の衆議院本会議で、公明党の井上義久幹事長が質問の中で「政治とカネ」に触れ、過去に鳩山首相が「秘書のやったことは政治家の責任だ」と繰り返し述べていたことを指摘したのに対し、鳩山首相は「過去の発言に対し弁明するつもりはない」と答え、更に自分の親からの資金提供については「私腹を肥やしたとか、不正に蓄財したことはない」と答えている。

 人間誰しも神様ではない。言い過ぎもあれば、その時の状況での物言いもある。野党であればその立場での発言、発信も必要だったことだろう。

 「首相になってからも、昨日言ったことと今日言ったことが一日で変わっている発言がたくさんある。それなのになぜ、『秘書のやったことは政治家の責任だ』という発言については、率直に『当時の立場と今は受け止め方が違う』と国民に説明しないのか」といったFAXが私の所に届く。なるほどと思いながら、やはり国民はよく見ているものであると感じる。

 こうした国民の声なき声にも耳を傾けることを、「友愛」を掲げる鳩山首相の基本的な姿勢にしてほしいものである。

 東京は昨夜からの雪で、一面銀世界である。何年かぶりに積もった雪を見ながら、自然の摂理の尊さを感じる。

 故郷の人はじめ北海道の人はどうしているかと思いながらの、今日一日であった。


本日提出した質問主意書2件



No.22 横綱の暴行騒動に係る日本相撲協会の対応に対する文部科学省の見解に関する質問主意書



No.23 外務省報償費の官邸への上納に係る外務大臣の認識に関する質問主意書


本日受領した政府答弁書4件


No.9 いわゆる足利事件で容疑者とされた人物への取調べの様子を録音したテープの公表等に関する質問主意書


No.10 国会議員の活動に対する内閣官房長官の見解に関する質問主意書












No.11 東京地方検察庁特別捜査部による報道機関への取材拒否等に関する質問主意書


No.12 いわゆる足利事件で容疑者とされた人物の取調べを担当した元検察官による謝罪に関する質問主意書

121エノモト武揚人:2010/02/04(木) 09:01:59
2010年2月3日(水)鈴 木 宗 男

 米国におけるトヨタ自動車のリコールが騒動になっている。

 しかしこれも、そもそもの経過を辿れば、アメリカでの現地法人において生産されたものではないのか。1980年代、アメリカとの貿易摩擦が問題になった時、それを少しでも和らげるべく、アメリカにおける雇用等、トヨタがアメリカに配慮して現地法人を使うことにしたという経緯がある。今回は、むしろこれが仇とでた話ではないのか。

 今回のリコール騒動は、アメリカの自動車会社が何かしら意図的にトヨタ叩きをしているものではないのかという声も聞こえてくる。

 また視点を変えれば、国内生産では問題ないがアメリカ産に不具合があるということは、逆に日本の技術が如何に高いかを物語っていることでもある。不具合に対して迅速な対応をすることは当然だが、ここはトヨタは自信を持って、事に当たって戴きたい。同時にアメリカには、普段から自分達が誇りとしている、真の民主主義の姿を見せてほしいものだ。

 石川知裕代議士や小沢一郎民主党幹事長の秘書の勾留期限を明日に控え、起訴されるか否かをめぐり、報道がにぎやかさを増している。しかしこれは、予見を挟んだり、勝手な思惑をもって報じることではない。静かに見守ることが、公正、公平であるべきメディアの役割ではないのか。

 決して先を競う様な話ではなく、冷静に、出された結果を報じることが一番大事なことである。真実を報道するという原点だけは忘れないで戴きたい。何かしら作られた報道を危惧するものである。

 石川代議士と面会した弁護士より、ご本人の様子等を知らせて戴いた。何よりも元気でおられることに安心する。堂々と信念を持って、検察の誘導、誤導に乗らず、真実を明らかにして戴きたいと、私自身国策捜査に遭った者として、心から願うものである。

◎ 本日提出した質問主意書2件

No.24 検察庁による事情聴取のあり方に関する質問主意書

No.25 いわゆる足利事件で容疑者とされた人物への取調べの様子を録音したテープの公表等に関する再質問主意書

122エノモト武揚人:2010/02/07(日) 17:15:53
うんざり、北海道新聞の社説

「被告に聞かせたかった」と先だって確定した「横浜事件無罪」判決について、論説している。

「横浜事件」というのは1942年から1945年にかけて起きた事件で編集者、記者ら60余人が「共産主義を宣伝した」として、治安維持法の罪に問われ、特高警察の拷問で4人が獄死している。5人の被告は、終戦直後の裁判であわただしく有罪判決を受けた。今回新たな再審開始裁判でこれまでの免訴判決から一歩踏み込んで、実質の無罪判決を勝ち取り、さらに「特高が思い込んで拷問による虚偽の自白強要など違法な捜査をし、それを検察が見過ごした。裁判所も稚拙、粗雑ともされる処理で慎重な審査をしようとしなかった。要するに特高警察による拷問を認定し、警察、検察と裁判所の故意・過失と責任を問うたもので画期的な判決となった。

それをとらえて論説は「裁判所が国家の犯罪と言うべき事実に目をつむってきたといわれてもやむを得まい。警察の見込み捜査や虚偽の自白強要、それを検察や裁判所が見抜けなかったのは戦時下に限らない。「足利事件」「布川事件」「富山氷見事件」など最近も相次いで表面化してる。・・・・・・・・・・・・・・

冤罪を生まないために推定無罪の大原則と正確な事実認定が何よりも求められている」とした。

御説もっともであり、だれも異論を差し伸べないだろう。がまた、誰もこのことを信じない。なぜなら誰しも過去の事はいかようにも語れるし、まして今般裁判所のお墨付きがでたばかりでけして勇気ある論説と思わないからだ。よく注意して読んで見ると「特高警察」が悪でそれに騙されたのがおしとよしの検察・裁判所であるかのようだ。事実は「特高警察」も「検察・裁判所」もグルでまた法曹一元化という名の元で弁護士もそれであった。戦後「特高警察」はなくなった。が「検察・裁判所」ともども戦前の犯罪を問われることなく、生き延び戦後も戦前と同じような「見込み捜査(すじたて)」「自白強要」をしているのが実態である。そして疑うことなく裁判所は検察に追認して流れ作業で判決文を書いているのである。起訴後の有罪率は99.999%。絶対である。そんな中で「足利事件」「布川事件」「富山氷見事件」等の冤罪事件がおきた。この事件を繰り返してはならないとするならばどうしてこうなったのか?精査し、その解決策とし如何なる処方をすべきか?一つの方法論を展開するのはジャーナリズムの使命であろう。そのことが当時貴社にあって警察の発表を疑うこともなく、捕まえた被疑者を極悪非道のものとして書き散らかした事へのしょく罪でもある。「推定無罪の大原則」というなら・・・貴社はそのような理念にもとづいて現在事件を扱っているか問いたい。(ムネオ事件、一連の小沢関連事件)そして今日「特高警察」が「特高検察」となり、メデイアに提灯を持たせて事件をつくっている事実(リークで騒ぎたてる)をどう考えるか?問いたい。

「冤罪」をつくらないためには「推定無罪の大原則」の理念のしたで、「強制的な任意取調べの禁止」、取り調べの「全面可視化」「弁護人の立会い」を今国会で通すべきだ。今、民主党内で小委員会を作りじっくり研究していることであるが専門家と称する法務官僚の手によって骨抜きにされないことを切望する。

123エノモト武揚人:2010/02/11(木) 23:59:46

夕刻、石川議員が離党。つい2日前である、「離党も辞職もしない」と言ったのは・・・

一つの選択枝であったことは確かであるだろう。

訳のわからない世論;民主主義(デマゴニー)にカードをきらされた。

本人にしてみれば「こんなことで何故?」という思いで一杯であろう。

じっと耐えて、後退戦を戦うのもよい、再起の道は無限にありき。

124エノモト武揚人:2010/02/15(月) 00:18:19
泣くな!愛子^^^

もう落ちないで・・・

125エノモト武揚人:2010/02/21(日) 12:57:45
一年前のものですがカンポの宿疑獄を解明する納得の動画です。

http://d.hatena.ne.jp/keizaigakuhakusi/20091221/1261352864

126エノモト武揚人:2010/03/13(土) 00:59:30
2010年3月12日(金)鈴 木 宗 男

 今日の東京新聞27面にも掲載されているが、「佐藤優の霞が関ウオッチング」はよく読まれていると聞かされる。金曜日のこのコラムを楽しみにしているマスコミ関係者も多いという。
 「密約問題報告書 官僚の『新しいウソ』暴け」という今日の記事を全文紹介したい。

 3月9日、岡田克也外務大臣は、密約問題に関する外務省の調査結果と有識者委員会の検証報告書を公表した。今回、調査の対象となった密約は以下の四つだ。
 1 1960年1月の安保条約改定時の、核持ち込みに関する密約
 2 同じく、朝鮮半島有事の際の戦闘作戦行動に関する密約
 3 1972年の沖縄返還時の、有事の際の核持ち込みに関する密約
 4 同じく、原状回復補償費の肩代わりに関する密約
 外務省は2だけを密約とし、有識者委員会は1、2、4を密約とする。このような状態になれば「何が密約なのか」という疑問がでてくる。外務官僚の狙いはまさにそこにある。争点が数十年前の昔の出来事に関する歴史認識の問題であるとすり替え、外務官僚が政権交代直前まで、国民に対して嘘をついていたことを隠蔽しようとしているのだ。しかし、いくら嘘をつこうとしても物証が残っている。
 一例をあげる。
 1の核持ち込み疑惑に関する鈴木宗男氏の質問に対し、昨2009年7月6日付で麻生太郎内閣総理大臣(当時)が、「日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約(昭和三十五年条約第六号。以下「日米安保条約」という。)の下での核兵器の持込みに関する事前協議制度についての日米間の合意は、日米安保条約第六条の実施に関する交換公文及びいわゆる藤山・マッカーサー口頭了解がすべてであり、秘密であると否とを問わずこの他に何らかの取決めがあるという事実はない。」(内閣衆質171第612号)と書面で答弁している。
 これは明らかに虚偽答弁だ。特に、日本への核の持ち込みに関しては、事前協議の対象とするという「藤山・マッカーサー口頭了解」が、架空のもので、それを1968年に外務官僚が文書にデッチあげたことが、今回の調査から浮かび上がった。
 9日付の有識者委員会の報告書で、「日本政府の説明は、嘘を含む不正直なもの。民主主義の原則から、本来あってはならない」と厳しい指摘がなされた。虚偽答弁を行ったのは現役の外務官僚だ。連中の「新しい嘘」を国民とマスメディアと政治家が三位一体になって徹底的に追及しないと、外務官僚は近未来にまた嘘をつく。


 佐藤さんの指摘をしっかり受け止めることが、国民の信頼と理解を得る道だと思う。
 19日金曜日9時からの参考人質疑を、この佐藤さんの心配をなくす様に、委員長としてしっかりした議事運営をして参りたい。

 15時半の羽田発で千歳に向かい、18時半から空知管内由仁町で新党大地・鈴木宗男後援会の新春交礼会。人口わずか6千人ちょっとの町だが、こうした地域でも会合を開けるところに、鈴木宗男の強さの秘訣がある。人生出会い、人との巡り合わせ、ご縁をしっかり大事にして、これからも頑張っていく。

 元横綱朝青龍が、引退後初めてモンゴルに帰国し、記者会見している。
 引退の引き金となった暴行問題については、「暴行を一切していない」と言い、また将来については「具体的に何も考えていない」と述べ、更には「引退は後悔していない」と、朝青龍流の会見だった。
 祖国に帰り、ホッとしたのか。朝青龍がここまで言うのなら、日本相撲協会としてもきちんと話を聞くべきではないのか。
 財団法人として様々な面で優遇措置がなされている。その組織は国民に対して情報の開示、透明性確保が求められる。
 相撲協会の対応によっては、財団法人という資格がふさわしいか否か、議論をする必要があるのではないか。

◎ 本日提出した質問主意書2件
竌75 各在外公館の邦人保護に対する体制に関する質問主意書
竌76 ビザなし交流船への入港税課税問題に関する質問主意書

◎ 本日受領した政府答弁書6件
竌58 検察庁による刑事事件の捜査に係る秘密保持の実態等についての法務大臣の説明等に関する再質問主意書
竌59 政権交代時における内閣官房機密費の支出に対する鳩山由紀夫内閣の見解等に関する質問主意書
竌60 平成二十二年四月以降に行われる行政刷新会議による事業仕分け作業と国会議員の特権等に関する質問主意書
竌61 東京地方検察庁による事情聴取のあり方について報じた週刊誌記事に対する同庁の抗議に関する第三回質問主意書
竌62 自衛官自殺問題に対する鳩山由紀夫内閣の取り組みに関する質問主意書
竌63 国会議員の歳費のあり方等に係る鳩山由紀夫内閣の見解等に関する質問主意書

127天下直人:2010/03/21(日) 20:09:21
2010年03月20日
 
外務省が目の前で音を立てて崩れつつある
 
 3月19日、衆院外務委員会で日米密約に関する参考人質疑が行われた。

 この歴史的な参考人質疑の重要性について、果たしてどれほどの国民が気づいていることだろうか。

 密約の存在に関して斉藤邦彦氏と東郷和彦氏という二人の元条約局長の証言が、まっぷたつに対立した。

 すなわち、斉藤氏は、後継内閣に引き継がれなかった事などを理由に「必ずしも密約とはいえない」とした有識者委員会の見解に「同意する」と述べたのに対し、東郷氏は、国民に公開された日米共同声明を超えた「密約」があったと断言した。

 そして東郷氏は、自ら整理した密約ファイル16件のうち、8件しか見つかっていない事を証言し、それらの文書を引き継いだ者として、谷内正太郎条約局長(後の外務事務次官)、藤崎一郎北米局長(現駐米大使)という実名をあげ、彼らによる文書廃棄の疑いをほのめかした。

 3月20日の朝日、毎日、東京新聞の社説はこぞってこの証言を取り上げ、文書破棄が事実なら国民と歴史への背信だと厳しく断じている。

 当初は犯人探しに消極的だった岡田外相もついに3月19日の参院外務・防衛委員会で「なぜ(紛失が)起こったのか誰が考えても不思議なので、よく調査しなければいけない」と調査を約束した。

 もし複数の外務官僚が証拠隠滅のために機密文書を破棄したことが明らかになれば、外務省という組織の権威は大きく失われる。

 折から、外務事務次官という外務省組織の最高職を経験しながら日米密約の存在を告白し、今回の密約調査のきっかけを作った村田良平氏が18日急逝した。

 最後の取材の時に残した言葉が、「政府が国民をずっとだましてきた。こんなばかばかしい話でコメントすることはない」というものだったという(3月20日日経)。

 それにしても、とつくづく思う。

 日米外交という外務省にとって最も重要な外交に関し、歴代の次官経験者ら幹部が、次々と本音を語り始めた。

 結束を貫いてきた外務省の幹部たちが、いまこうして対立した発言を繰り返し、お互いを批判しあっている。

 こんな事は私が外務省にいた頃には考えられなかった事だ。

 証人席に座る老いたるかつての上司や同僚の姿を見ながら、そしてメディアで報じられるかつての同僚たちを思い浮かべながら、私は一抹の寂しさを抱きながら思わざるを得ない。

 外務省という組織がいま私の目の前で音を立てて崩れ落ちつつある、と。

                                 完

128エノモト武揚人:2010/04/15(木) 19:57:01
2010年4月15日(木)
鈴 木 宗 男

 ワシントンで開かれていた核安保サミットを終え、鳩山首相が帰国した。日本のメディアは鳩山首相の存在感、また、オバマ大統領との信頼関係について悲観的な記事を多く書いているが、実際はどうだろうか。
 私は、逆の見方をしている。
 オバマ大統領は、イランへの追加制裁を提案し、鳩山首相はそれを支持している。これは、オバマ大統領に対する大きなバックアップである。オバマ大統領が中国に配慮して胡錦涛国家主席と長時間会談したのも、イラン対策を話し合うためである。
 こうしたことを考えると、鳩山首相は十分な役割を果たし、十分に存在感の重さを示したと考える。
 日米関係について、鳩山首相は安定した信頼関係を構築できていると私は見ている。この点、鳩山首相が一枚上手だと受け止める。何も心配することはない。
 メディアの皆さんには、よくよく賢明な判断をすることをお願いしたい。
 9時45分からロシアのナルイシュキン大統領府長官と会談する。
 日本・ロシア文化フェスティバルにナルイシュキン長官は4年連続で出席されている。「4年間で日本の総理は4人でした」と言われたので、「鳩山首相は続きますよ」と、私なりの見方を話す。十分わかって戴けたと思う。
 一昨日のメドベージェフ大統領と鳩山首相の会談で、6月のカナダでのG8サミット、9月のロシア・ヤロスラブリでの国際会議、11月の横浜市でのAPECと、3度の首脳会談がされることも、日ロ関係の発展、就中(なかんずく)北方領土問題の解決に向けて、大きな一歩であると思う。
 いよいよ鳩山首相の出番である。
 普天間も鳩山首相の腹案で進めれば良いことである。5月末までにきちっと結果を出せば良いことだ。予見や先入観でモノを言うべきではないと思うのだが。
 5月末まで静かに見守ってやることが一番である。


◎ 本日提出した質問主意書3件
・ 竌124 いわゆる砂川事件及び伊達判決に対する外務省の対応の変遷に関する再質問主意書
・ 竌125 検察官による違法な取調べの様子を記した著書に関する再質問主意書
・ 竌126 タイで日本人カメラマンが銃撃された件に関する質問主意書

129エノモト武揚人:2010/05/07(金) 19:57:55
2010年5月7日(金)
鈴 木 宗 男

 徳之島三町長さんと鳩山首相が午後会談された。報道から見る限り、三町長さんも地元の声を頭に入れ、更に島の将来等を考えながらの、苦渋の中での会談であったことは想像に難(かた)くない。

 何か事を起こす時は、様々な軋轢(あつれき)はついて回る。鳩山首相の丁寧で親切な姿勢は、時間が経つに連れ、生きてくることだろう。

 10日からモスクワに行くことになった。平成14年1月以来、8年ぶりの訪ロである。何とも言い様のない感がする。

 11日には10時(モスクワ時間)から、外交アカデミーで講演させてもらう。コサチョフ国家院国際問題委員長等、旧知の人達とお会いできることを楽しみにしたい。

 国策捜査に遭わなければ、北方領土問題も解決していたと考える時、この空白の8年間、政治の責任は重いとつくづく感じるものである。

 いずれにせよ、外交は積み重ねであり、人である。私は私なりの役割を果たしていきたい。


 ◎ 本日提出した質問主意書2件
 ・ 竌149 鳩山由紀夫政権における外務省在勤基本手当に係る改革に関する質問主意書
 ・ 竌150 鳩山由紀夫政権における外務省住居手当に係る改革に関する質問主意書

130エノモト武揚人:2010/05/07(金) 19:58:50
2010年5月7日(金)
鈴 木 宗 男

 徳之島三町長さんと鳩山首相が午後会談された。報道から見る限り、三町長さんも地元の声を頭に入れ、更に島の将来等を考えながらの、苦渋の中での会談であったことは想像に難(かた)くない。

 何か事を起こす時は、様々な軋轢(あつれき)はついて回る。鳩山首相の丁寧で親切な姿勢は、時間が経つに連れ、生きてくることだろう。

 10日からモスクワに行くことになった。平成14年1月以来、8年ぶりの訪ロである。何とも言い様のない感がする。

 11日には10時(モスクワ時間)から、外交アカデミーで講演させてもらう。コサチョフ国家院国際問題委員長等、旧知の人達とお会いできることを楽しみにしたい。

 国策捜査に遭わなければ、北方領土問題も解決していたと考える時、この空白の8年間、政治の責任は重いとつくづく感じるものである。

 いずれにせよ、外交は積み重ねであり、人である。私は私なりの役割を果たしていきたい。


 ◎ 本日提出した質問主意書2件
 ・ 竌149 鳩山由紀夫政権における外務省在勤基本手当に係る改革に関する質問主意書
 ・ 竌150 鳩山由紀夫政権における外務省住居手当に係る改革に関する質問主意書

131エノモト武揚人:2010/05/18(火) 11:37:46


 11日10時からの外交アカデミーで私が講演した内容を、読者の皆さんにお知らせしたい。

鈴木衆議院外務委員長による外交アカデミーにおける講演(1/5)

1 冒頭、パノフ学長から概要以下のとおり述べた。

 本日は、日本の著名な政治社会活動家である鈴木宗男衆議院外務委員長をお招きでき光栄。

 我々は20年以上に及ぶ知り合いであり、自分(パノフ学長)が駐日大使を務めた際にも恒常的にお会いし、二国間関係に関わる様々な重要な問題について協議した。現在も、鈴木委員長とはお付き合いさせていただいており、訪日した際に会談させて頂いている。鈴木委員長は、日露関係の分野で大変活発に活動されており、今回訪露されたのも偶然ではない。現在、両国関係は追加的な弾みを必要としており、過去10年間において停滞とも言える状況があるとの共通の印象がある。モスクワにおける鈴木委員長の国家院、外務省等での会談を通じ、二国間関係の新たな発展の道筋が見出されることを期待する。

2 これに続き、鈴木委員長より、概要以下のとおり講演を行った。
 今回、尊敬して止まないパノフ外交アカデミー学長からの招きで外交アカデミーで講演することとなった。本日、こうして皆様にお会いし、講演する機会を与えていただいた同学長にまずは感謝したい。
 あまり知られていないかもしれないが、最初に公式にメドヴェージェフ大統領にお会いした日本の政治家は他でもない自分(鈴木委員長)である。2001年3月25日、イルクーツクで行われた森・プーチン会談に同行した自分(鈴木委員長)は、当時大統領府第一副長官であった、メドヴェージェフ現大統領にお会いした。
 また、自分(鈴木委員長)は、2000年3月26日、プーチン現首相が大統領に選出されてから、4月4日に世界で最初にプーチン大統領とお会いした外国の政治家でもある。当時の小渕総理の総理特使としてプーチン大統領にお会いした。こうしためぐり合わせを光栄に思っております。

 5月9日、対独戦勝65周年記念日を迎え、自分(鈴木委員長)からもこの歴史的な日を心からお祝いしたい。ソ連が対独戦争に勝利する上で日本は大きな役割を果たした。当時、日本はナチス率いるドイツと軍事同盟を締結していたが、同時にソ連とも中立条約を締結していた。中立条約とは、仮に、ソ連がどこかの国と戦争を始めても、日本は中立を保つ、また、逆に日本が戦争を始めても、ソ連は中立を保つということをお互いに約束したものである。当時、ヒトラーは日本に対し、ドイツとの軍事同盟を優先し、ソ連を攻撃するように何度も要請した。しかし、日本はそれをはねのけた。仮に日本が別の選択をしていたのなら、歴史は変わっていたであろう。日本の選択は正しかった。なぜなら、ファシズムは全く間違っていたからである。ヒトラー率いるナチスの悪行は言語に絶する。まずはこの点を皆様にお伝えしたい。
 自分(鈴木委員長)は、5月7日付の「イズヴェスチヤ」紙に掲載された、5月9日の対独戦勝65周年記念日を前にしたメドヴェージェフ大統領のインタビュー記事を読んだ。同インタビューにおいて、メドヴェージェフ大統領は次のように述べた。記事の一部を引用したい。「当時のソ連国民に選択肢などなかった。命を落とすかもしれなかった。あるいは奴隷になるかもしれなかった。これは動かしようのない事実である。もう一つ、誰が始めた戦争かということである。この点はニュルンベルグ裁判の資料のみならず、多くの人の記憶に照らしても明らかである。大戦時の赤軍及びソ連国家が担っていた使命とその後起きたことを分けて考えることは、一般の人々の常識であり、歴史家の腕前というものである。」。また、スターリンに対しては、「自国民に対し多くの罪を犯し、彼の生涯に成功もあったが、国民への犯罪行為を許すわけにはいかない。」。

132エノモト武揚人:2010/05/18(火) 11:52:13
鈴木衆議院外務委員長による外交アカデミーにおける講演(2/6)


 このメドヴェージェフ大統領の言葉に全面的に賛成するものである。メドヴェージェフ大統領の考えは一貫している。例えば、2009年10月31日、メドヴェージェフ大統領は、スターリンの政治的弾圧について次のように述べている。「弾圧は、正当化されるものではない。人間の命より価値の尊いものはない。」。これは非常に重い意味を持つ言葉である。

 自分(鈴木委員長)は、これまで一貫して、日露関係を、地政学的、戦略的に発展させるべきとの立場をとってきた。北方領土問題に関しても、当時ソ連が中立条約を侵して日本を攻撃した点だけを取り上げ、ロシアを激しく非難する人達がいる。しかし、そのような歴史認識に対しては、日本はナチス・ドイツの同盟国ではなかったのか、ソ連は英国や米国との約束を守って日本を攻撃したのである、ソ連のみが責められる筋合いのものではないとのロシア側からの反論を招いてしまう。このような議論は歴史専門家に任せるべきであり、我々は大きな歴史の中で、ファシズムが打倒され、ドイツも日本も、自由と民主主義を基本とする国家となったことに目を向けることが重要であると考える。

 さらに重要なことは、メドヴェージェフ大統領が、昨年10月31日に述べた、「弾圧は正当化されるものではない。人間の命より価値の尊いものはない。」という言葉である。第二次世界大戦終結後、60万人を超える日本人将兵がシベリアに抑留され、そのうち6万人以上が強制収容所で亡くなった。この件につき、エリツィン元大統領は、1993年10月に訪日した際、スターリンによる弾圧の結果を認め、天皇陛下、総理大臣、抑留者代表、日本国民に謝罪した。

 過去の過ちを認めることができる国家は強い国家であり、更にその過ちにについて謝罪することができるのは、勇気ある指導者である。このエリツィン元大統領の勇気ある行動が、日本の政治エリートの対露認識を根本から変え、自分(鈴木委員長)も日本の対露政策転換に大きく関与した。

 1997年7月、当時の橋本総理は、ユーラシア戦略に関する演説を行った。当時、NATOは西側からロシアを封じ込める政策をとっていたが、これに対し日本は、21世紀のアジア太平洋の新秩序を形成するのは、日露米中の4大国であり、その中で最も2国間関係が持つ潜在力を発揮できていないのが日露である、日露を接近させることが、日本の国益、ロシアの国益を促進させ、地域の安定に貢献すると考えた。そのような中、パノフ学長が鍵を握る重要な役割を果たし、政治、経済、文化の関係を戦略的に発展させる中で段階的に北方領土問題の解決を図るとの認識が日露両国の政治エリートの間で共有されるようになった。

 自分(鈴木委員長)は、日本の愛国者であり、それゆえ日本の名誉と尊厳を大切にする。同時にロシアの名誉と尊厳も尊重する。それは、ロシアの愛国者の気持ちが分かるからである。ロシアの名誉と尊厳が守られることは極めて重要であり、ロシアの名誉と尊厳を毀損する形での北方領土問題の解決はあり得ないと考えてきたし、今でもそのように考えている。

133エノモト武揚人:2010/05/18(火) 12:12:56
鈴木衆議院外務委員長による外交アカデミーにおける講演(3/6)

 ここで皆様にこれまで明らかにしてこなかった話を一つしたい。なぜ、2002年に自分(鈴木委員長)が一端政治的に失脚したかということである。

 それは、それはチェチェン問題をめぐる日本の外務官僚の一部との対立が原因であった。1999年末、テロリスト達の破壊活動が北コーカサス地域及びモスクワで起こった。それに対するロシア政府の闘いに対し、日本の外務官僚の一部は、ロシアによる人権弾圧である、チェチェン民族への弾圧であるという圧力を米国及び英国とともにロシアにかけるべきであると考え、策動を行った。自分(鈴木委員長)はそれに断固反対した。その理由は、真実、事実に関する認識である。

 当時のプーチン首相は、このテロは中東、アフガニスタン、中央アジアと繋がる国際テロリズムであると訴えた。日本、米国、英国等が一緒になってロシアに人権干渉をしようといった人達は、国際テロリズムなど存在しない、ロシアは人権弾圧を正当化するために嘘をついていると主張した。当時の日本外務省のインテリジェンス能力には高いものがあり、この時期、キルギスで日本人鉱山技師がウズベク・イスラム運動のテロリスト達に拉致される事件も起きていた。この結果、日本の専門家も、キルギスのテロリストも、北コーカサスやアルカーイダと連携しており、国際テロリズムが存在すると結論づけた。自分(鈴木委員長)は、真実に基づき、ロシアの対テロ対策を日本は支持すべきだとの立場に立ち、当時の小渕総理も自分(鈴木委員長)の考えを採用した。

 2001年9月11日に米国で同時多発テロが起きたことは、自分(鈴木委員長)やロシアの判断が正しかったことを表しているのではないか。この時の事情は、パノフ学長がよくご存知であると考える。自分(鈴木委員長)が失脚した後、日本の政治エリートのロシアに対する関心が著しく低くなり、ロシアに対する冷笑的な姿勢が始まった。その結果、日露関係は戦後最低の水準に陥った。まさに空白の10年であった。

 しかし、2009年8月30日、日本で政権交代が起きた。これは、ロシア史で言うならば、1991年12月、ソ連邦が崩壊し、新生ロシアが誕生したことに匹敵するものである。そして、自分(鈴木委員長)も政権に戻り、衆議院外務委員長のポストに就いた。外交は政府の専管事項である。日露平和条約交渉をまとめ、北方領土問題を解決できる人物は、この世界に2人しかいない。それは鳩山総理とメドヴェージェフ大統領である。国家の最高政治責任者である2人が大枠を決め、それを受け、閉ざされた中で実務担当者が細かなことをすべて詰めることである。しかし、時として役人は情報を他にリークするものである。これをさせないよう、信頼できる人物が、鳩山総理とメドヴェージェフ大統領が決めたことをしっかり実行できる環境を作らなければならない。

 自分(鈴木委員長)は、モスクワに来る前の8日、鳩山総理と会談し、本日ここでお話しする内容について説明した。4月13日、核セキュリティー・サミットに出席した鳩山総理は、米国ワシントンにおいてメドヴェージェフ大統領と会談し、6月のカナダでのG8サミット、9月のヤロスラブリでの国際会議、11月の横浜市でのAPECの際にそれぞれ首脳会談を行うことで合意した。この3度の会談において、鳩山総理は、経済協力を加速させ、日露平和条約交渉、日露関係をダイナミックに進展させたいと考えている。鳩山総理は、ソ連時代から、自由と民主のロシアになってからも、一貫してロシアと関わってこられた人物である。ご存知のとおり、鳩山総理は、鳩山一郎元総理の孫に当たる。鳩山一郎元総理は、戦前のリベラルな政治家であったが、GHQにより、軍部に協力した軍国主義者と見なされ、公職を追放された。しかし、その後カムバックを果し、自身の政治生命をかけて、1956年に日ソ国交回復を成し遂げた。鳩山総理のDNAにはロシアにかける熱い思いが織り込められている。鳩山総理は、祖父ができなかったことをしようとしているのである。

134エノモト武揚人:2010/05/18(火) 12:23:32
鈴木衆議院外務委員長による外交アカデミーにおける講演(4/6)

 また、鳩山総理は、ロシアの著名な数学者であるアンドレイ・マルコフ博士のマルコフ連鎖を研究した人物である。微分や確率といった変化が理解できる、ロシアの知識が入った人物である。鳩山総理は、ロシアの名誉と尊厳を尊重する。外交には相手があり、双方の名誉と尊厳を尊重した上で、北方領土問題の解決を図り、日露関係を発展させ、日露の戦略的提携を発展させることに非常に強い意欲を持っている。

 鳩山総理は、総理就任後の2009年10月26日の最初の所信表明演説においても、また今年1月29日の施政方針演説においても、日露関係は、北方領土問題を解決し、平和条約を締結すべく精力的に取り組み、ロシアをアジア太平洋地域におけるパートナーとして協力を強化すると国民に訴えかけた。

 鳩山総理は、不規則発言や雑音のない静かな環境で北方領土問題の解決、日露平和条約締結に向けた交渉をしたいと考えている。その交渉の基礎となるのは、1956年の日ソ共同宣言、1993年の東京宣言、2001年のイルクーツク声明の3つである。日ソ共同宣言においては、平和条約締結後、歯舞、色丹の2島が日本に返還されることが約束された。東京宣言では、歯舞、色丹、国後、択捉の4島が日露間の係争地域であり、これらの帰属の問題が日露間に横たわる未解決の問題であることが確認された。日露双方が、歴史的・法的事実、両国の間で合意の上作成された諸文書、法と正義の原則の3つを基に交渉していくことが定められている。そして、イルクーツク声明は、2つの合意を明示的に確認し、交渉の突破口を開こうとするものである。

 鳩山総理は、この3つの堂々たる約束を基本にして、平和条約締結に向け、現実的に北方領土問題を解決しようと考えている。これら過去の約束、声明等を踏まえて交渉すれば、我々は双方の名誉と尊厳を大切にしながら、win-winの答えを出すことができる。自分(鈴木委員長)は、鳩山総理の時に北方領土問題の解決、平和条約の締結ができなければ、未来永劫解決はないと考える。鳩山総理は、自分の手で日露関係を発展させたいという強い決意を持っており、このことを是非とも理解いただきたい。

 メドヴェージェフ大統領は、ロシア経済の近代化を最重要視し、資源依存型経済からイノベーション型経済への移行を考えている。その中では、医療、エネルギー効率、核エネルギー、宇宙通信、ITの5つの分野を提起している。これらはすべて日本が協力できる分野である。医療については、テレビによる遠隔医療が可能であり、日本にはこの技術がある。エネルギー効率についても、省エネ技術を高め、発電所のロスをなくすためのノウハウを日本は持っている。核エネルギーについては、昨年5月、プーチン首相が来日された際、日露原子力協定に署名された。ロシアは、原子力発電所を40基作ることを計画しているが、日本企業にはその技術がある。宇宙通信については、現在、日本人宇宙飛行士の野口聡一さんが国際宇宙ステーションに滞在している。IT分野では、先端技術、インターネット、光ファイバーでの日本の技術がロシアでも生かされると考える。経済の近代化を推進するため、現在ロシアでは、ロシア版シリコンバレー創設が検討されてる。これについても、日本がすべてに協力できると考えている。これらがうまく相互作用すれば、単純に1+1=2ではなく、1+1=3にも4にもなると考える。ロシアは、人と天然資源が大きな財産である。日本も人と経済力が大きな財産である。人、基礎技術世界一のロシアと、応用技術世界一の日本とが協力すれば、世界に大きな貢献ができると考えている。経済協力と平和条約交渉を並行して進めていくことが何より肝要であると考える。

 また、ロシアは伝統文化を非常に大切にする国である。伝統文化の素晴らしさにおいては、我が日本もロシアに負けることはないと自負しているが、残念ながら、それを大切にする心が近年失われつつある。この点、日本はロシアを見習うべきであると思う。我々政治家がなすべきことは運動ではなく、我々に課せられた使命は、現実的な交渉をし、結果を出すことである。政権交代を機に、鳩山総理は、過去10年の不信の蓄積を取り払い、信頼関係を回復したいと強く考えている。自分(鈴木委員長)は、全面的に鳩山総理を支持し、協力していく。そして、日露関係の歴史に新たな一ページを切り拓きたいと考えている。

135エノモト武揚人:2010/05/18(火) 12:29:14
鈴木衆議院外務委員長による外交アカデミーにおける講演(5/6)

3 講演に引き続き、パノフ学長から、戦勝65周年に対する鈴木委員長の発言に謝意を述べた後、パノフ学長の司会の下、質疑応答が行われたところ、概要以下のとおり。

(1)(問)(外交アカデミー研究員)平和条約の欠如以外に日露間の経済協力発展の障害となっているものはあるか。

(鈴木委員長)経済協力と平和条約交渉の進展は並行して進められるべきであると考える。

(2)(問)(外交アカデミー研究員)第一に、「静かな外交」と述べられたが、何を意味しているのか。議会の委員会等いずれにしても公式な議論が必要であると考えるが「雑音のない交渉」はどのように行うことができると考えるか。第二に、平和条約は必要ない、日露間には係争の領土問題などないとの意見もあり、また平和条約問題が経済協力の足かせになっているとの意見もあるが、これを避けて通ることはできないのか。

(鈴木委員長)「静かな外交」とは、お互いの立場を尊重しながら、話し合いをしていくことである。2番目の質問については、メドヴェージェフ大統領も日露間において平和条約がないのは不自然であると述べている。ロシアの大統領も、日本の内閣総理大臣も、北方領土は未解決の係争地域であると確認をしているところ、最高首脳の発言に沿って話し合いを進めていくべきであると考える。

(パノフ学長)「静かな外交」について補足すれば、交渉をめぐり、議会の決議等によりプレスを通じて騒ぎを起こすことはできるが、それは何ももたらさないということである。最近の「静かな外交」に関し2つの例を挙げたい。第一の例は、先般のメドヴェージェフ大統領のオスロ訪問の際、ノルウェーとのバレンツ海の境界画定問題が予期せず解決したことである。同時に学者等が様々な立場からこの問題を議論していたが、最終的に決定を下すのは政治家であり、最終的な合意が得られるまで必ずしもプロセスが明らかになる必要はない。議会での批准の過程において、反対することも可能であるし、もちろん賛成することもできる。第二の例は、黒海艦隊の件である。これも誰も予期しない形で解決したが、合意が達成され、既に批准も行われた。このような解決がなければ、永久に騒ぎ、議論が継続されていたであろう。鈴木委員長もよくご存知のように、プレスや世論による小さな動きと言えども、このような解決が不可能になる可能性がある。

136エノモト武揚人:2010/05/18(火) 12:36:31
鈴木衆議院外務委員長による外交アカデミーにおける講演(6/6)

(3)(外交アカデミー職員)(質問ではないがとした上で、)自分は、領土問題を日露関係の喉に刺さったトゲにしてはいけないと考えており、分科、人文、経済、国際協力等の分野の協力を通じて、領土問題が自ずと解決するような雰囲気を作るべきであると考える。領土問題の解決が先で、その後に始めて経済協力が行われるとの立場はあまり有益ではない。また、パノフ学長の活動に対する高い評価に感謝。ロシア連邦における日本研究の第一人者の1人であるパノフ学長の、現在の日露関係のあるべき姿を示した唯一の文献を言える著書がG8サミット前に発表されることは意義が大きい。

(4)(問)(外交アカデミー職員(ブルガリア出身))ブルガリアは、グローバリゼーションの深化とともに変化する世界において、EUに加盟した。日本の新政権の対EU政策、特にブルガリアに対する外交方針如何。

(鈴木委員長)2週間前に日本とEUとの定期協議が東京で行われた。現在、EUは世界経済の30%を占めており、世界経済において最も大きな影響力を持つ組織である。このような現状を踏まえ、日本の総理とEUの委員長が相互に訪問しており、こうした良好な関係の構築を通じ、対話を進めているところである。

4 最後に鈴木委員長より、概要以下のとおり述べた。

 日本のメディアの方もおられるので最後に一言述べたい。日本のメディアでは、鳩山政権について様々な心配、懸念を抱いている向きもあるが、鳩山政権の足腰は強く、全く心配ないとの認識を持っている。4年間、衆議院選挙はしないというのが小沢幹事長の考えであり、小沢幹事長は、鳩山総理を全面的に支えていくと表明している。ここにおられる日本の記者さんも、安心して鳩山政権を見守っていただきたい。参議院選挙についても、間違いなく現状維持か、あるいはそれ以上の結果を見込めると思っている。普天間問題も何ら心配ない。自分(鈴木委員長)も相談を受けているし、自分の関係者も色々と協力している。日本が政権交代をした以上、米国側も日本の政権交代という重みを考えてもらえれば、ソフトランディングできると思っている。日米関係において、普天間問題は一つの事象であり、普天間のみが大きな、根幹を揺るがす問題ではないと考えている。普天間問題の解決が延びても天は落ちてこないことから、この件に関し自分(鈴木委員長)は楽観視している。鳩山総理は、優しく、言葉に気を使いすぎるのが、逆に裏目に出ている面があるが、時間が経てば、鳩山総理の人間性や思いが次第に理解されていくものと思う。モスクワからも総理を宜しくお願いする。

137エノモト武揚人:2010/05/24(月) 08:35:41
2010年5月23日(日)
鈴 木 宗 男

 米軍普天間基地移設問題に関し、昨日日米が大筋合意したと新聞に出ている。

一部訓練、県外へ グアム移転費、継続拠出(最終調整案)

○ 代替施設の移設先は米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)
○ 代替施設の具体的な工法や場所、滑走路の形状などは秋までに決定
○ 米海兵隊のグアム移転費の日本側負担(総額約60億㌦)は継続拠出
○ 普天間基地のヘリ部隊の一部訓練を県外に移転検討
○ 嘉手納基地周辺の騒音を低減
○ 2014年までの代替施設の完成目標は変更せず
(日本経済新聞1面)


 この中に「普天間基地のヘリ部隊の一部訓練を県外に移転検討」という項目があるが、国の安全、安心は、国民等しく考えなくてはならないことである。特に国会議員一人ひとりがその責任を果たさなくてはいけない。
 私は沖縄の負担軽減のために、精一杯汗をかいていく。北海道が日本と極東の平和と安全に貢献できるのなら、誇りと勇気を持って取り組んで行きたい。
 政治家に信念がなくなったら、辞めてもらうことである。これからが正念場である。
 9時から平成22年全国郵便局長会通常総会・全国郵便局長会生活協同組合通常総代会に出席し、挨拶の機会を得る。
 昨年は5月千葉県幕張メッセでの総会で、新党大地は挨拶の機会を戴き、認知された。言葉は力なりきと言うが、あの時の私の挨拶が郵便局長さん方の心をつかむことができた。
 今日も心を込めて、政権交代の大きな原動力を作って戴いた郵政研、同夫人会の皆さんに、万感の思いで御礼申し上げ、この夏の参議院選挙、長谷川憲正総務大臣政務官への応援のお願いをする。
 北海道からも大勢の局長さんが来られており、それぞれご挨拶させて戴いた。今年も熱気溢れる総会であった。
 18時半から八角部屋打ち上げ。19時から八角部屋所属の北勝岩の断髪式。
 スポーツはじめどの世界にも言えることだが、脚光を浴びるのは一握りの人達である。華やかさの裏に、静かにその道を去っていく人もいる。勝負の世界の常である。
 北勝岩のこれからの人生に幸あれと願ってやまない。

138エノモト武揚人:2010/05/30(日) 18:11:46
2010年5月30日(日)
鈴 木 宗 男

 朝からの報道番組は、どこも普天間飛行場移設問題である。

 「県外」と言っていたがそれを実現できなかった鳩山首相に全ての責任があるかの様な、一方的議論にウンザリする。

 過度な負担に喘(あえ)ぐ沖縄の思い、心を察する時、「県外」と言ってきた鳩山首相の判断は正しい。しかし、時間的に5月末までに間に合わなかったということである。

 2014年までの普天間飛行場移設は、何が何でもやらなくてはいけない。そのために「県外」と言ってきたのであり、これからも「県外」を模索し、希求していくのだ。今回の政府案で終わりではない。

 あわせて、色々の手続き等を考える時、県の許可、了解も必要であり、簡単に進んでいく様な生やさしい話ではないのだ。もっと本質を良く知った上で議論してもらいたいものだ。「県外」という言葉のみをとらえて批判するのは無責任である。

 読者の皆さんも、冷静に普天間移設問題を考えてほしい。

 16時14分、社民党が連立政権離脱を決定したとのニュース速報が入る。

 社民党の決断であるが、政権を離れてこれからどの様な形で影響力を持っていくのか、民主党との各県選挙区における選挙協力はどうなるのか。小沢幹事長の判断が大きなウェートを占めることになるだろう。

 選挙協力まで否定すると、社民党は地方区での戦いはできなくなる。懐の深い対応をしないと、まさに党の存亡に関わってくることだろう。

 明日から政局になってくるだろう。

 民主党参議院改選組の声がどう出てくるか。政権に対する批判が大きくなると、流れを変えざるを得ないのか。小沢幹事長の一挙手一投足に注目が集まることになる。

 いずれにせよ、民主党政権に変わりはないが、どんな方向に向かっていくのか、しっかりアンテナを立てて、情報戦に負けない様にしていきたい。

 11時半から長男の結婚式、12時半からごく身近な人に来て戴いての披露宴。アットホームで気楽な会で、皆さん喜んで下さった。

 ご縁、巡り合わせ、人生まさに出会いと、つくづく感謝してやまない。

139エノモト武揚人:2010/06/02(水) 21:07:43
2010年6月2日(水)
鈴 木 宗 男

 8時からの外務副大臣主催の外務省政策会議で、岡田外相から普天間問題等、最近の外交案件の説明を受けていたところ、8時半、本日の衆参両院の委員会質疑は行わないとの幹事長指示が入ったと連絡を受け、すぐさま10時から民主党の両院議員総会が開かれると聞かされる。

 「鳩山首相は辞任する」と一瞬脳裏をよぎった。しかし昨夜、更には一昨日の三者会談でも粘った鳩山首相である。ここは裂帛の気合で、両院議員総会でご自身の考え、決意を披歴ひれきするのかもと考えたが、やはり鳩山首相は、大所高所に立った大きな決断をなされた。

 昨年8月30日、国民の圧倒的支持を受け、選挙に勝利し、歴史的な政権交代を成し遂げ、9月に鳩山内閣がスタートした。鳩山内閣は極めて高い支持率を誇り、国民の大きな期待があった。

 8か月半での退陣を、あの当時誰が想像したであろうか。政治の世界、まさにわからないものである。

 しかし、「北海道から初の総理大臣」、「北海道からチェンジ」を訴え、それを実現することができ、鳩山首相就任後、月に1、2回、定期的に協議し、北方領土問題、普天間問題、政局等に私なりのメッセージを伝えてきた。

 私としては、鳩山首相の手で日露の平和条約交渉が進み、鳩山首相でしか北方領土問題は解決できないと信じていた。この点、残念である。

 また仕切り直しとなってしまったが、次期首相も鳩山首相の思いをしっかり受け止め、日露関係を考えて頂きたいものである。

 鳩山首相は政権交代を成し遂げ、間違いなく歴史の1ページを切り拓いた。このことは厳粛な事実である。

 今後はこれまでの経験を生かし、一段高い目線で、政治のあるべき姿を指導して頂きたいものである。

 政治は時に、権力闘争である。4日に次期民主党代表が決まるが、国民は固唾かたずを呑のんで見守ることだろう

◎ 本日提出した質問主意書2件
・竌182 かつて在モスクワ日本国大使館に存在していたとされる裏金組織「ルーブル委員会」に係る外務省の調査に関する質問主意書
・竌183 検察庁による定例記者会見の開放に関する第三回質問主意書

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