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大型モンスター討伐スレッド
1
:
「鍵を持つ者」
:2013/06/24(月) 01:19:55 ID:???
最大参加人数320人!
149
:
とある世界の冒険者
:2013/07/21(日) 02:35:20 ID:LaNX89V.
「……益々、只のゴロツキと見ない方が良さそうだな……。
あの狐面……目立たないが、多分一番強い。」
渋い表情をして、呻く様に言う男性。
警戒が終わると再び掛け出し……程なくして宿へと到着する。
150
:
とある世界の冒険者
:2013/07/21(日) 02:44:35 ID:.V5SBjbg
「自分の実力を過大評価しない奴は搦手で来る可能性があるからな……。
尚更単独行動が危うく思えてくるな。」
そんなことを言いながら宿に到着する。
王都の大通りの裏にある『ムーンライト』と書かれた看板が立てかけられているレンガ製の小さな宿屋。
古い雰囲気はあっても決して汚さを感じさせない古き良き宿屋といったところか。
「私も宿暮らしでな、君の宿屋に移り住んでもいいんだが……。
荷物を動かさないといけないから少々時間がかかる。おまけに目立つだろうし避けるべきなんだろうな。」
そう言いながら軽くマレンゴの胴体を撫でる。
何が目立つかと言われればもちろんマレンゴのことであろう。
151
:
とある世界の冒険者
:2013/07/21(日) 02:52:03 ID:LaNX89V.
「だが、これで確信した。
俺達の見立ては間違っていない……やはり、あの事件は……。」
意図は知れぬが、正解ですと言いに来てくれた様な物だ。
宿の看板を見上げながら、思索する様子で呟いた。
「それに、ここの方が風情のある宿で良いじゃないか。
何れにせよ、遠くなく蒸気街へと繰り出さなければいけないだろうしな。」
な、と同意を求める様に撫でられるマレンゴにも笑み掛ける。
152
:
とある世界の冒険者
:2013/07/21(日) 02:59:29 ID:.V5SBjbg
「まぁ、不鮮明なところが多い分、細かく調べていく必要があるだろうがな。」
そう言い、よいしょと声を漏らしながら馬を降りて
「……隣の芝生が青く見えただけなのかもしれないな。
まぁ、遠出の時は頼んだぞ、マレンゴ。」
オートバルケの言葉に反応したのかそれとも飼い主の言葉に反応したのか、はたまた双方か。
ともかく、返事をするように鼻を鳴らしたマレンゴであった。
153
:
とある世界の冒険者
:2013/07/21(日) 03:05:11 ID:LaNX89V.
「態々警告までくれたんだ、探って行けばいずれ当たるだろう。」
半歩ほどずれながらもそう言い
「確かに俺はバッカスの上だから、それもそれで風情はある……か。
……凄いな、君は。ここまで馬と寄り添う事が出来るなんて。」
息の合った様子に素直な感想を漏らし
「じゃあ、俺はここで馬車を待つよ。
便りがあったらまた連絡する。」
1人と1頭へと見える様に手を上げる。
154
:
とある世界の冒険者
:2013/07/21(日) 03:14:36 ID:.V5SBjbg
「だとすればある程度備える必要があるな。
……楽に勝てない、それどころかイレギュラーがあれば負けるかもしれない相手である以上は。」
正面から当たれば負けはしないがな、と付け加えながらも
「ふふ、わかるか?マレンゴとは通じ合っているからな。
ここまで親しみがなければ命をかけることはできないよ。」
嬉しそうな様子で愛馬の胴体を撫でている。
「ああわかった。こっちまで来てくれてもいいし手紙を寄越してくれてもいいぞ。
では、またな……!」
長話してもマレンゴが邪魔になるだろうと思い、宿屋に付いている馬小屋まで歩いて行くのであった……。
155
:
とある世界の冒険者
:2013/07/21(日) 03:20:00 ID:LaNX89V.
「ああ、負けてやる訳には行かないからな。」
手勢の数で言っても中々不利な状況だ。
わざわざ1vs1の状況を用意してくれる程、相手も手温くは無いだろう。
「人馬一体とはこの事だな、ああ。
便りにしてるよ、ロザリー。マレンゴ。」
今一度手を上げると見送り、馬車を取って無事帰路に就いた男性であった。
【フェードアウト】
156
:
とある世界の冒険者
:2013/08/18(日) 15:08:25 ID:SmlqhQ6Y
-森-
バキメリメリィッ!と静かな筈の森の奥で大木のへし折れる音がする。
次いで響く、ガスンガスンという何かがぶつかり合う重々しい音。
戦いの音が森の奥から響いて行く…
157
:
とある世界の冒険者
:2013/09/03(火) 21:24:05 ID:BowlixNI
-あらすじ-
巨大な斧槍を携え、赤いマントを纏い、一角の龍を模した兜を有す、
身長は2mを超える黒重装鎧。鎧の隙間からは白い骨が見え隠れしている。
それは唐突に現れ、唐突に消え去り…はしない。
何か知らんが此の世界にとどまり続けている。
竜牙兵といえば一般的に使い捨てボーンゴーレムのようなものなのであるが…
この疑問に答えてくれるものは既に周囲にはいない。
館の扉は閉ざされ、どうもこれ以上手助けしてくれる気配はない。
158
:
とある世界の冒険者
:2013/09/03(火) 21:46:12 ID:L6JSssB2
>>157
【その場に立ち尽くす黒髪金目の少女。空を仰いで大きく深呼吸する。
そして、重鎧へと向き直った】
「……ええと、こんにちは」
【まずは挨拶だ!】
159
:
とある世界の冒険者
:2013/09/03(火) 21:47:49 ID:BowlixNI
>>158
「…」
ガチャ、と音を立てて軽く手を挙げる。
喋らねえ…いや、喋れないのだろう。
だって骨だし。
160
:
とある世界の冒険者
:2013/09/03(火) 22:05:30 ID:L6JSssB2
>>159
【喋れなくても意志の疎通はできそうだ。
そのことにまずは安堵し、質問しようとしたところで動きが止まる】
「(……答えられるかな?)
ええと……君は一体何者なんだ?」
161
:
とある世界の冒険者
:2013/09/03(火) 22:12:57 ID:BowlixNI
>>160
「…」
ガリガリと地に石突で何かを書く…
何語か分からないがでたらめを書いているわけではなさそうだ。
でも何語か分からないので出鱈目を書いているのと何も変わらない。
162
:
とある世界の冒険者
:2013/09/03(火) 22:26:36 ID:L6JSssB2
>>161
「め、メモメモ……あ」【つい癖で学生カバンを探してしまう学生、もう学生じゃないのだど思い直す。
ポケットの中からメモとナイフ型のペンを取り出し、鎧が書いた文字(?)を写していく】
「(うーん、私には難しそうだ……となると、YesNoで答えられる質問…………)」
【顎に手を当て、考え込む】
「……君は、さっきの瘴気の竜と戦ったことがあるのか?」
163
:
とある世界の冒険者
:2013/09/03(火) 22:34:19 ID:BowlixNI
>>162
「…」
首を横に振る。
No、と言う事だろう。
つまりは初めてということだ。
164
:
とある世界の冒険者
:2013/09/03(火) 22:47:02 ID:L6JSssB2
>>163
「そうか。
じゃあ助太刀してくれたというワケだな。
ありがとう」
【ていねいに頭を下げてから、再び考え込む】
「だけど、君にもわからないとなるとあの瘴気の竜はまだ謎の存在か……。
そうだ、この辺で竜はみなかったか?
今、竜探しているんだ」
165
:
とある世界の冒険者
:2013/09/03(火) 22:47:52 ID:BowlixNI
>>164
「…」
答えはNo、まあ呼び出されたばかりだ、仕方のないことである。
166
:
とある世界の冒険者
:2013/09/03(火) 23:05:16 ID:L6JSssB2
>>165
【これで手掛かりなしが確定した。地道に探す以外なさそうである】
「……君は、行く宛てや目的はあるのか?」
【ふと、気になり尋ねてみた】
167
:
とある世界の冒険者
:2013/09/03(火) 23:06:43 ID:BowlixNI
>>166
頷く。
カリカリとまた何か書くが…通訳を呼ぶべきだと思う。
168
:
とある世界の冒険者
:2013/09/03(火) 23:25:14 ID:L6JSssB2
>>167
「(うーん、やっぱりしゃべれないと通じ合うのは難しいのかな……?
そもそも、何語なんだろう?)」
【謎の言葉をメモとりつつ、首を傾げた。
頼りになりそうな館の住人たちは、堅く扉を閉じている。
頼れそうにはないが、このままでも平行線になる】
【ちなみにその頃……】
「ぶぇっくしゅ!」
『Σ(゚Д゚;)』
「だいじょぶだいじょぶ、ガっちゃん。
きっと誰かがウワサしてるんだよ」
【王都の一角に、くしゃみするショタと心配そうな子竜型の石像がいたことは、また別のお話である】
169
:
とある世界の冒険者
:2013/09/03(火) 23:29:58 ID:BowlixNI
>>168
「…」
そして竜牙兵は佇む…
兎も角誰かに話をするなり何なりすべきであろう。
館の連中は薄情なので薄情じゃない知り合いとかに…そんなのがいればだが。
170
:
とある世界の冒険者
:2013/09/03(火) 23:43:55 ID:L6JSssB2
>>169
「うーん……」
【広い庭に立ち尽くす竜騎兵と黒髪金目。
このまま立ち尽くすままで今日はfo】
171
:
とある世界の冒険者
:2013/09/03(火) 23:47:43 ID:BowlixNI
次回に続く!
172
:
とある世界の冒険者
:2013/09/08(日) 21:45:53 ID:R7/3Q4a.
【続きだZ】
「(この言葉を知ってそうな人といえば……)」
【竜騎兵の文字を書き写したメモ帳におとしていた視線を、堅く閉ざされた館の扉へむける】
「……駄目もとだ、聞いてみよう」
【用が済んだと同時に閉じられた扉。
門前払いを覚悟しながら館へ一歩ふみだす。そして止まり、竜騎兵へ振り返った】
「そうだ、一緒に来るか?」
173
:
とある世界の冒険者
:2013/09/08(日) 21:49:08 ID:MqUcrYRs
>>172
「…」
ガチャリ、と重々しい音と共に頷く。
館の扉は固く閉ざされている……
174
:
とある世界の冒険者
:2013/09/08(日) 21:57:19 ID:R7/3Q4a.
>>173
【頷いた竜騎兵と連れ立って、屋敷の扉の前にたつ】
「あ、あの。
再びお邪魔して申し訳ありません。
もう一度開けてもらえませんか?
教えてほしいことがあるんです」
【堅く閉ざされた扉を数回ノックしながら、扉の中へ声をかける】
175
:
とある世界の冒険者
:2013/09/08(日) 21:58:15 ID:MqUcrYRs
>>174
反応はない。
宣言通りこれ以上の関わらない気でいるらしい。
176
:
とある世界の冒険者
:2013/09/08(日) 22:19:09 ID:R7/3Q4a.
>>175
「うーん、やっぱり……」
【思わず苦笑する。
旅をしてきた人生でも門前払いは多々経験している。
そして、その場合粘るだけ無駄になることが多いという経験も、ラーナイには悲しいかな豊富にあった】
「(でも、ここで引き下がったら元の木阿弥だ……仕方ない)」
【ふう、と深く静かに息を吐くと意を決して再び扉へと口を開く】
「……シャムス、出て来れないかな?」
177
:
とある世界の冒険者
:2013/09/08(日) 22:22:51 ID:MqUcrYRs
>>176
反応はない。
竜牙兵があまりにあっさりと敵を屠っているので
お忘れかもしれないが連中は結構な痛手を負っている。
つまりはそういうことだ。
長居するだけ相手にも負担を強いることとなる。
178
:
とある世界の冒険者
:2013/09/08(日) 22:36:37 ID:R7/3Q4a.
>>177
「……」
【ふう、と大きく息を吐く。
どうやら話を聞くのは無理そうだ。
溢れそうになる自己嫌悪と後悔を無理やり心の隅に押し込め、竜騎兵を見上げた】
「ええと……話ができないけど、一緒に来てくれないか?
またあの瘴気竜に遭わないとも限らないし」
【体ごと竜騎兵へ向き直ると、自然に扉を背にすることになる】
179
:
とある世界の冒険者
:2013/09/08(日) 22:39:21 ID:MqUcrYRs
>>178
「…」
頷く竜牙兵。
ほんと静かである。
というか周囲もなんだか静かである。
ただ嫌な感じはしない。
全体的に落ち着いているというべきか。
180
:
とある世界の冒険者
:2013/09/08(日) 22:47:57 ID:R7/3Q4a.
>>179
「ありがとう。
それじゃ早速行こう。
……ここにはあまり長居すべきじゃないようだ」
【頷く竜騎兵に礼をいい、促すように歩き出す】
「(どっちに行くべきかは解らないけど……まあなるようになるだろう)」
【得意技:行き先不明でとりあえず動く】
181
:
とある世界の冒険者
:2013/09/08(日) 22:53:31 ID:MqUcrYRs
>>180
はたしてどうなるやら、次回に続く
182
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 01:21:24 ID:rl/3TI9.
【ジグザール王国/王都郊外/街道】
「……ふぅ、今日の見回りも終了ですわね。
後は夜番に任せるとしましょう。」
長い金色の髪に、蒼色の瞳。
ドレスアーマーを纏い、腰に細剣を提げた女性。
肩鎧には王都遊撃騎士団の刻印が刻まれた女性が街道を歩いていた。
183
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 01:32:09 ID:8suDVDUQ
>>182
夜の街道にて
一人、道を歩く小さい人影
「結局今日は寝れなかったな...」
一般人と変わらない服装だが、こんな夜遅くに出歩くには、年齢的に若過ぎる
そして、軽く辺りを見渡す
「....ん?」
正面から、鎧に身を包んだ女性が歩いてくる
恐らくは、王都の騎士団とか、その辺りか
まぁ、正直自分には関係ない
...年齢的に引き留められる可能性は有るが
「しかも...異世界人だしな...」
184
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 01:36:31 ID:rl/3TI9.
>>183
「ん……、あら、そこの貴女。」
憂いた通り、と言うか何というか。
矢張り声を掛けられてしまう。
「こんな時間帯に武器も無しに出歩くのは感心しませんわよ。
子供はこの時間は勉学に励むか、確りと休息を取らないと、大きくなれませんわよ?」
とは言え軽い注意程度の物だ。
補導、とまではいくまい。
185
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 01:42:34 ID:8suDVDUQ
>>184
「...」
やっぱりか、と内心ため息を吐く
「休息を取ろうにも眠れず、勉学に励もうにもどうすりゃ良いのか分からない奴はどうすりゃ良いんだ?」
とか、言い訳も甚だしい事を言ってのける
「そっちは...なるほど、大人な上に武装までしてるって訳だ」
186
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 01:44:59 ID:rl/3TI9.
>>185
「前者は精神科医に相談を、後者は知識人に礼節を持って教えを乞う事をお勧めしますわ。」
にべもなく、バッサリとその言葉を切る。
現状に打つ手が無い、だのと嘆いて何もしないのは子供の我儘で戯言だ。
「王国遊撃騎士隊、八席。 セシリア=アークライトですわ。
貴方は? 名乗られれば名乗り返すのは礼儀ですわよ?」
187
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 01:48:47 ID:8suDVDUQ
>>186
「うわぁ、だりぃな」
「あと、僕そんな人脈無いし」
主に知識人の方で
精神科医もそうだが
「やっぱ騎士隊かよー...ま、名乗るつっても、大した者じゃ無いさ」
「シト、とだけね」
「そこら辺の子供さ」
188
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 01:52:05 ID:rl/3TI9.
>>187
「貴方に何があって今どんな状況か、私は測り知りませんけれど。」
くる、と踵を返し、爪先で地面をとん、と蹴って。
「貴方に人脈も無く、金銭も無く、現状を打破する手が何も無い、のであれば。
王国騎士団の屯所に駆け込めばその「手」を得る手は差し伸べられますわよ?
妙な格好付けをしたり、不幸に酔っている暇があるならば先ずは動きなさい? シト少年。」
言葉に容赦が無い。そして大体正論だ。
それだけを言って王都の方へと女性は歩いていく。
189
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 01:59:32 ID:8suDVDUQ
>>188
「...なるほど、そういう事」
このまま屯所に行けば、まぁこの世界で生きる事は簡単だろう
だけど・・・
(それじゃあ面白く無いよね)
「んじゃ、取り敢えずついて行くか...」
女の後を付ける
とは言っても隠密性は無いが
王都に向かうのだろう
まだこの世界に来て間もない
だが、中々面白い
ならば、ゲーム感覚で色々とやりたい事がある
190
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 02:00:48 ID:rl/3TI9.
>>189
そのまま女性は王都へと歩いて行った。
このまま女性を追って、何をするか、はシトの自由……である。
ゲーム感覚等でいれば、何れ痛い目を見るであろうが……。
191
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 02:04:06 ID:8suDVDUQ
>>190
何をするか...そんなの分からない
王都に着いて、女の騎士団がいれば
適当に暴れて、逃亡者でも良い
いっそ屯所でお世話になって、中から壊滅させるのも良いかもしれない
この世界は自分の世界ではない
192
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 21:49:05 ID:QNekp/8E
-あらすじ-
ディフの振るった一撃は蟲の鎌へとクリーンヒット!
しかし刀のくせに手に響いた感触は堅い棒で相手を打ち砕いたような感覚…これナマクラだ!!
とはいえ、相手の鎌を打ち砕いたのは紛れもない事実。
蟲は絶叫を上げのた打ち回る!
隻眼「うおっしゃあ!チャンスゥッ!!」
拳の魔石を輝かせ何かを召喚する隻眼。
193
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 21:58:07 ID:OXIYxcTY
>>192
「(やっぱり、これだけじゃナマクラ刀も同然か)」
のた打ち廻っている時に巻き込まれないように、後ろに下がった
自分が来る前から、これを使って戦っていたが 現状は見てのとおりである
「(ドムスさんが何か仕掛けたみたいだし、少し時間に余裕ができた)」
「(……試すには十分かな)」
直刀を握る手に、魔力を込める
そして直刀にエンチャントするように、対侵負用のあの魔術を発動した
194
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 22:05:16 ID:QNekp/8E
>>193
「溶刀『海腹川背』!!」
出はルアーとリールの付いた釣竿に見える刀剣。
それを思いっきり振るうとルアーが天井へとすっ飛んで行きくっ付く。
「いやっふぅぅぅぅうううう!!!」
そしてディフがよく使う、というか先ほど使ったフックショットのような働きをその溶刀はしている。
変な奇声と共に隻眼があれよあれよと天井まで釣りあげられていく…
そして、ベブボンッ!と奇妙な音と白煙をあげて直刀が魔法を拒否するかのように弾く。
緑色に光っているし、よくよく観察してみれば刀自体に何かありそうだ。
単純に魔力を這わせるというのは出来そうにない…
195
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 22:18:01 ID:OXIYxcTY
>>194
「は、反応があったけれども……間違いなく拒否られた!」
「これ自体で既に完成品? ゆっくりと観察したいところだけど……」
ドムスが上の方に跳んだ以上、さっき剣刀士に頼んだように自分が蟹をひきつけなければならないだろう
剣とは一体なんなのか剣の概念が揺らぐのを感じながら、蟲に目を向ける
百年モノのスコップの威力は垣間見た、この戦いだけは少なくともドムスを主力としておくべきだ
「ダメージを与える事はできなくても、こっちに気を引くくらいはできる これでも」
チョクトウを持ち替え、右手に白色の対侵負剣、の元となった障壁を作り出した
手を後ろに下げ、足に体重をかけ
「喰らえ!」
そして、フォームを描き障壁を投げた
狙うは蟲の頭部
196
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 22:24:45 ID:QNekp/8E
>>195
ガスン!とぶつかった障壁は、とりあえず蟲を怒らせる効果はあったらしい。
奇声を上げながら蟲が残った鎌を振り上げ迫ってくる。
隻眼「…っと、ゆ〜らゆら」
天井で片手と両足をばたつかせて隻眼が揺れている…
197
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 22:28:30 ID:OXIYxcTY
>>196
「(……ひょっとして遊びに行っただけとかないよね?)」
単に振り子の力を最大まで挙げているだけ、だと思いたい そうに違いない
景気づけにもう一発、障壁を蟲に向かって投げつけた
「(あの鎌の攻撃モーション、円を描く事ははっきりわかってるし終わった後の隙もでかい)」
「(突き立てる奴も攻撃前のモーションがでかい、大丈夫、かわせる……)」
198
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 22:39:18 ID:QNekp/8E
>>197
その頃、隻眼の心中…
隻眼
(…んー、思ったより上がるのに時間かかって落下地点見失ったなあ。
蟲もなんか大きく動いちゃったし…えーっと、どうしよう)
まだまだアマチュアの駆け出し剣士!
こういうアクシデントに弱いのであった!!
そんなんこんなで振り下ろされる鎌の一撃。
モーションでかいけどその分近いと風圧すごいよ。
199
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 22:48:12 ID:OXIYxcTY
>>198
「(多分、タイミングを窺っているはずだ……! 攻撃を叩き込む、絶好の機会を!)」
ドムスが遊んでいるのではないかと頭を掠めた物の、
それでも何かしら狙いがあるのだと思いドムスが迷っているなどと微塵も考えていない青年
「(きたっ!)」
横に避け続けたら恐らく壁際まで追いやられジリ貧、いつも避けられるとは限らない
そうしたわけで、あえて前の方に跳んだ青年、振り下ろした時の鎌の攻撃範囲が狭いのもあった
そして足の隙間から素早く抜けだそうとフックショットを蟲の後方の地面を発射、自分の体を引き寄せる力を受けながら
体を加速させた
200
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 22:52:30 ID:QNekp/8E
>>199
ギシャシャと鳴きながらドタドタと蟲が方向転換。
ディフ目がけ突き進みながら口から吐き出すは…強酸魔弾!
弾けて四散するぞ気をつけろ!!
隻眼「…」
ぷらんぷらん。
201
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 23:02:31 ID:OXIYxcTY
>>200
「もう一回、フックショット!」
再び蟲の後方、今度は蟲よりも高い位置に向けて発射した
方向転換が苦手らしい、ならその間の時間で
「ド、ドムスさん! 上に登ってるけど何か狙いが!?」
202
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 23:05:49 ID:QNekp/8E
>>201
隻眼「…え、えーっと…あー……」
冷汗ダラダラ、視線をそらしたっ!
そんなことをやっていると蟲が天井で揺れている隻眼に気がついた。
隻眼「あ、やべっ」
203
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 23:10:21 ID:OXIYxcTY
>>202
「………え、ええええええ!?」
目に見えて焦りだしたドムスに向け驚くやらあきれるやら
しかしドムスに突っ込みを入れる暇も無く現状は悪化、主に自分のせいで
「スコップで鎌の部位を叩き壊していたけれど、普通に戦っても勝てるんじゃないか?」
204
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 23:19:33 ID:QNekp/8E
>>203
隻眼
「こんだけでかいの斬ったら飛び散る強酸浴びてコッチが御釈迦にならないかなー…っと!?」
ビシャ!と吐き出された強酸が天井を溶かし穿つ。
隻眼は間一髪、溶刀と共に落下していく。
隻眼
「見切り発車してしまった…ちょえい!!」
とりあえず蟲から距離をとるらしく後方へとルアーを飛ばし直角にすっ飛んで行った。
205
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 23:24:14 ID:OXIYxcTY
>>204
「ああ、そりゃ間違いないよね!」
凄くごもっともな意見だった
自分はドムスから離れた位置、酸は届きそうにない
今のところは
「(……あの酸も浄化したりできやしないだろうか)」
「(この直刀、この戦いで使うように言われて渡されたもんだけど…… ここに何か解決法があったりは)」
空中にぶら下がったまま、直刀をまじまじと観察してみる
次の攻撃が来るまでの短い間、その間だけでも何か見つからないかと あまり期待せずに
206
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 23:28:58 ID:QNekp/8E
>>205
取扱説明書でも付いてればよかったのだが生憎そういったものは付随していない。
「ナマクラだが鎌を砕く硬度はあったので鈍器として使うのが得策ではないだろうか〜」
と、何処からともなくアドバイスが…地の文に干渉するのは隻眼であった。
隻眼「そしてボクは……えーっと、何か古いの古いの…」
蟲から離れた地に降りて悩む隻眼。
そんなに悩むほどモノがあるのだろうか…もしくは逆か。
蟲「ギシシ」
蟲は蟲であっちこっちに飛び回る二人をどうしたものかと。
207
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 23:33:30 ID:OXIYxcTY
>>206
「(……………)」
「(これで頭殴りに行こう、そうしよう)」
気絶するとは思えんが、切り刻んだら間違いなくお陀仏
この高度で、この距離ならば
「ていっ!」
壁からフックショットの先端を取り、自由落下へ
白剣でやったのと全く同じ事、問題はひきつけてくれる人がいないという事だが
208
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 23:40:13 ID:QNekp/8E
>>207
隻眼「よし、これに決めた!!」
ビカァッ!と隻眼の拳が光る。
偶然にもその光に蟲が意識を集中したために。
ゴイン!!
蟲「…ギ」
その頭に鈍器刀炸裂。
若干蟲の頭がへこんでいる。
そのままどう、と蟲が顔面から地に伏した。
209
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 23:42:47 ID:OXIYxcTY
>>208
「………あ、あれ?」
途中で妨害の一回でもあるもんとばかり思っていた
しかしなんという偶然だろうか、ドムスの行動でたすかtt
「! ま、まずい!」
死体の上にいたら侵食される、と慌てて蟲の上から降りる青年
210
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 23:55:22 ID:QNekp/8E
>>209
とくに何が吹き出るわけでもなく。
蟲は完全に沈黙している。
隻眼「浄刀『菖蒲』!この木刀でぼっこぼこにってあるっえ〜?」
遅れて切り札を取り出したが完全に肩透かしの隻眼がいた。
211
:
とある世界の冒険者
:2013/09/09(月) 23:59:25 ID:OXIYxcTY
>>210
「……えっと」
「………………とりあえず、お疲れ様?」
何とも言い難い、微妙な雰囲気
危惧していた汚染も無く倒すべき相手も既に沈黙、何となく気まずそうな顔をしながら言った青年
212
:
とある世界の冒険者
:2013/09/10(火) 00:01:24 ID:QhPeTloc
>>211
隻眼「ああうんお疲れ様…えーっと、こんなところで何やってるの?」
木刀をしまい込みつつ問うてくる。
はてさて色々と話をするべきだろう、次回に続く!!
213
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 14:35:59 ID:rLRfEIJg
>>212
戦闘が終わり、
新しく貰った直刀を一先ず腰のベルトにいれてとりあえずしまう場所を確保した
途中で予期せぬ出来事が起きたものの、とりあえず目標を達することができた
「………単刀直入に言うと、君を探しに来た」
「ドムスさん、ちょっと長くなるけど……」
そう切り出し、今まで自分がやってきたことを語る青年
ビートと会った事やそこから対侵食の技術を学んだこと、そしていろいろあって殺生石を抹消できる指輪を手に入れた事
「……っていうわけで、前よりも深く侵食に関わっちゃってるわけで」
「聞いた話だと殺生石に新しく侵負を封印する事は自殺行為らしい、だけど僕の見たことと全く違う」
「ドムスさん、その木剣は一体?」
214
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 14:43:49 ID:dhWTjj5g
>>213
隻眼「…その前に先ずその直刀返して!僕の!!」
開口一番飛びだしたのは開いた右手とお怒りの言葉。
隻眼
「僕の持ってる武器は僕が独自の情報網で手に入れたもんだよ。
あと言ってることがよくわからないな…
殺生石は侵負が休眠状態になっているだけなんだから、
それに負素を近づけたら目を覚ますにきまってるじゃん…」
215
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 14:48:31 ID:rLRfEIJg
>>214
「え、ええ!? 剣刀士風の人からこれを使えって言われたんだけど」
一体何が、と直刀をベルトから抜きドムスに手渡す
悪い影響がああまで着てるか
「だけど僕の体にとりついていた侵負? を殺生石の中にいれてたじゃないか?」
「あんまり覚えてなかったけどその時木剣で何かしらやってなかった?」
216
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 14:51:46 ID:dhWTjj5g
>>215
「それは貸すって意味!あげるなんて言ってない!!というか僕が許さない!!」
プンスカ、と音が聞こえてきそうである…
「あー、アレ。全然違う。あれは殺生石じゃないし…
あー、これ以上はヘイト駄々上がりになるけど、いーい?」
217
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 14:57:36 ID:rLRfEIJg
>>216
「(……剣刀士の方には反応しない?)」
ドムスの態度に首をかしげるが、話が逸れそうでここは一先ずスルー
「ヘイトの上昇恐れて情報の共有できてない環境って地味に危ういと思ってるよ」
「大丈夫、聞かせてほしい」
218
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 15:05:11 ID:dhWTjj5g
>>217
「ん、そんじゃ話す」
どっかとその場に座り込んだ。
「てか説明しなかったっけ?君の中の侵負を刺激して引きずり出したって。
浄刀『菖蒲』はあくまで補助的な役割でね。『悪食』自体は別の物で行ったの」
219
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 15:09:08 ID:rLRfEIJg
>>218
「…………言ってたような、言ってなかったような」
体感だともうずいぶん昔の事に思える
今まで色々な事があり、色々調査し…… はい、残念ながら記憶が今市
「悪食、って?」
220
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 15:11:02 ID:dhWTjj5g
>>219
「ん?負素を食べる事。
食べて吸収するっていうか、まあ負素も魔力だからねえ」
221
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 15:12:28 ID:rLRfEIJg
>>220
「負素を食べる、って 魔力と言えども汚染物質なんじゃ?」
「食べて吸収するのって危なくないか?」
222
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 15:17:52 ID:dhWTjj5g
>>221
「当然危ないね。まあ、危ないのはヒトが吸収しちゃう場合だけど」
223
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 15:22:01 ID:rLRfEIJg
>>222
「あの黒石だったら、大丈夫と」
「あれは一体何の石なの? 殺生石と思っていたら全く違うものらしいし」
「鉱石の一種だとしても私塾の人達は知らないみたいだし」
224
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 15:26:23 ID:dhWTjj5g
>>223
「んー…」
立ち上がりスタスタとディフから離れる。
「……鉱石じゃあない」
ビシリ、と音がした。
メリメリと左肩甲骨から黒い石のようなものが這い出、
それが植物のように伸び、先端に歪な刃を括り付けた細く長い腕となった。
「火血刀『三途』…と銘打った刀剣型侵負が正体だよ」
225
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 15:32:39 ID:rLRfEIJg
>>224
「 !? 」
表情を隠す事も出来ず、目を見開く青年
視線が刃の上を走る
「眠っている侵負じゃなくて、生きている侵負の欠片だった……?」
「ってそれよりも大丈夫なのか!? 体の中に侵負がいるようなもんじゃないか!」
226
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 15:37:19 ID:dhWTjj5g
>>225
「器体質の僕は普通のヒトと比べるとちょっと事情が違うし…
それに君は未だ侵負を分かってない。
侵負はね、何処にだっている。
勿論程度の違いは大いにあるけど君の中にだって元々いるんだよ。
…これ以上は今は止めておこう。
ヘイトの上がり方が急すぎた、多分何か来るだろうから」
227
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 15:43:03 ID:rLRfEIJg
>>226
「それでも量が違いすぎる……!」
「………うん、わかったよ」
これ以上突っかかろうにも、さっきの酸妖蟲よりも手強い奴を相手にするかもしれない
続けようとする口を無理やり閉め、気分を落ち着かせるべく息を吸う
「……ドムスさん、その何かが来る前に一つ聞きたいことがあるんだけど」
「これには心当たりない?」
そう言って、ベルが魔人の器だとか書かれている手配者をドムスに見せる
228
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 15:47:17 ID:dhWTjj5g
>>227
「ん?随分とプライベートが晒されてる手配書だねえ。
手配書自体に心当たりはないよ」
ゲガショ、と奇妙な音を立てて三途がしまわれる。
229
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 15:49:58 ID:rLRfEIJg
>>228
「わかってると思うけど、これ公式のものじゃなくて最近王都で流行ってる空から依頼書が現れるって奴だよ」
「多分、誰が発行しているとかも心当たりないだろうけど……」
「この中に、知っている人はいない? ベルさん以外で」
230
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 16:05:01 ID:dhWTjj5g
>>229
「んー…これ、ムゲンだよねえ?」
名前は違うが顔は同じである青年の項目を指す。
「後は知らないなあ」
231
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 16:13:07 ID:rLRfEIJg
>>230
「うん、やっぱりムゲンさん……だよね」
「最近どこかで会ったりしていない?」
何となく、これも侵負騒ぎに無関係ではないような気がするのだ
ベルもドムスも器体質、という体質らしい もしかしたら、と
「……それともう一つ、最近村全体がやけに警戒している村に立ち寄ったりはしてない?」
「ベルさんの見立てだと負の感情を高めて侵負の栄養源になっているらしい」
232
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 16:19:24 ID:dhWTjj5g
>>231
「いや、会ってない。まあ、その内会えるんじゃない?
村か。ああ、幾つか心当たりはあるね。
あまり刺激しない方がいいから立ち寄らないようにしている。
……そういや、変な村があったなあ、教会が建ってた」
233
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 16:23:28 ID:rLRfEIJg
>>232
「……教会が建っている、変な村?」
「警戒している村の事さしている……?だろうけど、どう変だったの?」
234
:
とある世界の冒険者
:2013/09/16(月) 16:25:49 ID:dhWTjj5g
>>233
「んー…異様だった。
雰囲気というか村全体が…まあ調べてみるべきかもね」
そんな感じで次回に続く
235
:
とある世界の冒険者
:2013/10/02(水) 22:03:43 ID:wE07MO3w
-森の奥-
ヒトの悪意が明らかな敵意となって満ち満ちている空間があった。
何かが蠢いているようで…
危険そうなのは心得のないものでも肌で感じるほどである。
236
:
こんにちは
:2013/10/02(水) 23:59:29 ID:zCF41uf.
こんにちは
http://bye.im/xH
http://bye.im/xK
http://bye.im/xM
http://bye.im/xN
237
:
とある世界の冒険者
:2013/10/03(木) 23:40:48 ID:2QTxoZsE
-暗い森の中ほど-
「まだ目的地にも着いてないって言うのに、ハズレくじ引かされたか」
左腕に黒いガントレットをした黒髪の剣士が巨大な蜂のような魔物の亡骸の前に立ち頭を掻く。
魔物の毒針にやられたらしき数人の冒険者たちが苦しそうに悶えているのを見下ろしてため息をつく。
238
:
とある世界の冒険者
:2013/10/03(木) 23:53:06 ID:2QTxoZsE
蜂の魔物の亡骸は崩れ去り黒い粒子になり消えた。
「またこの種の魔物か。最近よく見るが、新しい種なのか?
こんなヤツ、前は全く見なかったが」
黒い粒子を手で掬いじっくり見た後、皮袋に少量入れた。
239
:
とある世界の冒険者
:2013/10/03(木) 23:53:06 ID:/NwJFTl2
「収穫は上々、これなら向こうも満足だろうな………。」
左肩あたりをマントで覆い隠した軽鎧の青年がその近くを偶然通りすがる。
右手には何かが詰まった布袋。大方採取系の依頼でも来ないていたのだろう。
240
:
とある世界の冒険者
:2013/10/03(木) 23:53:52 ID:sYhGQssE
「………へへへ………。
……ちょいと近道してみたと思ったら、なにやら不穏な匂い……
………それは即ち、儲け話の匂いかも……。」
異国の衣服を雑多に着込んだ紫髪の女性が、近くをふらりと通りかかる。
背負った大きな荷物から察するに、行商人か何かだろう。
倒れた冒険者の一団と思いがけず遭遇すると、へらへらと笑みを浮かべて近寄ってきた。
「……おやおや……
旦那様がた、見たところお困りの様でやんすね……?」
241
:
とある世界の冒険者
:2013/10/03(木) 23:58:15 ID:2QTxoZsE
>>239
苦しそうに呻き、のたうち回る冒険者たちが見える。
その近くには黒い髪の剣士の姿が。
>>240
「魔物を退治する依頼を受けて、目的地に向かう途中だったんだが新種らしき魔物に刺されてな。
俺が応急の解毒はしたが効果があるのかわからんし、致死性があるのかどうかもわからん」
唯一無事だったのだろう剣士がそう言う。
242
:
とある世界の冒険者
:2013/10/04(金) 00:05:19 ID:f1FHk0Yk
「おやおや……新種ですか……?
……へへ、そいつぁ物騒でやんすな……。」
へらへらと怪しげな笑みを浮かべつつも、背負った荷物を降ろして中を漁り始める。
「新種となると、どういう毒なのか……あっしも専門じゃねぇんで、ちとわかりやせん。
……ですが、一応解毒剤なら一通り揃えてございやすぜ……?」
と、緑色の液体が入った小瓶をいくつか取り出す。
素人目だが、旅の常識として知っている程度の知識で毒の種類をある程度絞って、
効き目のありそうな解毒剤を見繕った様である。
……ただ、やはり新種の魔物の毒となると、効くかどうかは良く分からない。
243
:
とある世界の冒険者
:2013/10/04(金) 00:09:33 ID:OWWq4NNs
>>240
(……行商人か。つっても、今は特に欲しいものも……あるけど、下手に関わらないほうがいいな。ああ言うものは値が張るもんだし。)
武器の性能はもう少しいいものを使うべきなのだろうが、愛着がある。防具はまだまだ使える。
だが、本物を見せられれば買ってしまうかもしれないという感情から行商人からそっと視線をそらす。
>>241
「………ああ、こりゃ修羅場だ。
ヤバい奴にでも襲われたのか?」
のたうち回る冒険者を複雑そうな表情で見つつ、無事に見える黒い剣士にそう訪ねて
「………さすがに全員を病院に連れてくにゃキツい人数だな。
最悪、全滅だけは避けるってもの手だが………。」
病院に連れて行こうにも装備を整えた人間を運ぶのは一人が限度だ。
こうなった原因がイレギュターの手によるものだったとしたら、せめて情報は誰かが持ち帰るべきだろう。
故に、嫌われるとしてもそう提案はする。
244
:
とある世界の冒険者
:2013/10/04(金) 00:20:20 ID:ldiaK3cM
>>242
「オイ、払えるか」
呻く冒険者たちに聞くがそれどころではなさそうだ。
「まぁいい。助けは呼んであるからどうにかなるだろう」
そう断る。
>>243
「救助自体は呼んであるが、問題は依頼の標的が移動する前に倒さないとならんが、
人手が足らん。この魔物クラスのがもう一匹と考えると俺1人じゃ厳しいだろうしな」
ハァ、とため息を吐く剣士。
245
:
とある世界の冒険者
:2013/10/04(金) 00:24:54 ID:f1FHk0Yk
「おや…薬はご入用では無い、と……
………そいつぁ残念でございやす………。」
せっかくの儲け話が、とやや残念そうな表情を浮かべる。
「……んー……。
……旦那、そっちの仕事は…当然報酬は約束してくれやすよね……?」
と、もう一匹の討伐の話に食いついてきた。
246
:
とある世界の冒険者
:2013/10/04(金) 00:30:30 ID:OWWq4NNs
>>245
「………救助が来るとしてもしばらくはここで足止めだろうしな。
一旦引くのがベストだと思うが………」
まさかここに呻いている冒険者を置いていくなどとはしないだろうと踏んでそう言う。
依頼は大事だが、無理して怪我をしては元も子もない
247
:
とある世界の冒険者
:2013/10/04(金) 00:36:06 ID:ldiaK3cM
>>245
「ん?あぁ、成功すれば報酬は俺が依頼主に掛け合うが。
少なくともコイツらが全額もらえる筈もないしな」
>>246
「緊急の依頼で、そうもいかなくてな」
剣士が苦々しげにそう言うと同時に『ギオォォォォォォォォン!!!!!』というこの世のものとは思えないような、
獣とも竜とも違う咆哮が森中に轟き、遠くの方では落雷の音までする。
「こういうわけだ。あまり長いこと野放しには出来ん」
248
:
とある世界の冒険者
:2013/10/04(金) 00:40:35 ID:f1FHk0Yk
「……おやおや……おっかない……。
……これは放っておけはしやせんなぁ……。」
いつもは荒事にはなるべく首をつっこまないことにしている娘であるが、
一人でこの森を抜けたとしても例の魔物に襲われるかもしれない。
それよりは三人で討伐した方が、報酬もついてお得…と、判断。
「……では……決まりでございやすね。
………お手伝いしやしょう、魔物退治……。」
そういうと、再び荷物を背負って立ち上がる。
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