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第三汎用スレッド
1
:
「鍵を持つ者」
:2012/09/29(土) 00:27:21 ID:???
第三の眼なんて無かった
785
:
とある世界の冒険者
:2013/04/22(月) 00:40:56 ID:8IfRqwjk
>>783
>>784
「ふふふふ…」
吹き飛んだ建物、黒煙舞う空間で意味ありげに笑う男が一人。
古びた黒ローブを外套の様に羽織るオッサンである。
それは知る人ぞ知る自称大魔術師フォンベルその人だ。
不敵に笑うその周囲で何か長く巨大で禍々しいものが蠢いている。
フォンベル「はーっはっはっは!」
グロース「おお、トーちゃんが笑ってる」
JD「センセー!今回はどうなのさー?」
フォンベル「やっちったっ…てへぺろ」
駆けつける娘たち。
オッサンがキモい仕草をかますと同時に黒煙が晴れる。
蠢くモノによって。
?「ぎしゃああああああああああああああああああ!!!」
人の骨で構成された蛇の様な姿でその身に瘴気を纏う巨大な竜っぽい何かである。
786
:
とある世界の冒険者
:2013/04/22(月) 00:45:26 ID:/if2fimU
>>784
「……強いに越したことはないんじゃないか?
それだったらなんか強そうな素材で作ったほうが………。」
戦闘用じゃないと言われてもこの言いようである。話聞いているのか。
「強い鶏が笑えない?まさか。何を見てきたかはわからないけど、鶏だぜ?
すごい勢いで飛んでたりビーム撃ってきたら笑うしか無いだろ。」
そう言ってディフの言葉を笑い飛ばし。
……実際に目の当たりにした時が楽しみである。
>>785
「……やっちったって……」
呆れながらも禍々しい気配を感じてそちらの方を見て
そして、その人骨の邪龍を見ると
「………すまん、俺は足で纏いだな。」
そう言ってあまり接近していなかったことを良い事に後ろ向きに走って逃亡を図る!
787
:
とある世界の冒険者
:2013/04/22(月) 00:49:47 ID:JM1.m.IA
>>785-786
「…………」
「侵負と酸妖蟲と朽龍災でも混ぜたの? 随分とユニークな生物だね」
引きつった笑顔と共に、半歩後ろに下がる
対抗手段も何もない三つの侵食が合体、これは手におえない
「よし、ここは…… って渡り手が逃げたぞ」
788
:
とある世界の冒険者
:2013/04/22(月) 00:56:05 ID:8IfRqwjk
>>786
竜「ぎー……しゃ」
そうは問屋が卸さない。
長い長いその身をくねらせ弧を描く竜。
ぐるりと一行を取り囲むようにその身を動かした。
いかん、囲まれた。
>>787
フォンベル「はっはっは、察しが良い奴がいるな、その通りだ!」
グロース「マジかー、トーちゃんドジッ子が過ぎるってばさぁ」
JD「うっひゃおおおおおおおおおおおおお!スゴイ!ツヨソウ!!」
久々に予想が大当たりである。
ちっとも嬉しくなかろう!!
フォンベル「しかし回り込まれてしまったって感じだな、ふむ、大ピンチ」
789
:
とある世界の冒険者
:2013/04/22(月) 01:02:14 ID:/if2fimU
>>787
>>788
「っておい!せっかく足手まといが足引っ張る前に帰ろうってんのに……!」
ディフに文句を言っているうちに竜に囲まれて
「……俺は何もできねーぞ?まだ魔法も使えなければ腕の侵負消えてるし。」
と、言いながらも最低限の回避行動ができるように龍の頭あたりを注意深く見て
790
:
とある世界の冒険者
:2013/04/22(月) 01:10:15 ID:JM1.m.IA
>>788-789
「………事態が事態だけに一周回って冷静になれるねこれ」
「魔法使えても何もできなさそうだからその点では似たり寄ったりだよ!」
「って大魔術師さん! 侵食で実験してたって事はここまで行かずともある程度想定してるんじゃないか!?」
考えて見れば、侵負の姫を除くと侵食と戦うのはこれが初めての事である
普通に龍を相手にする感覚じゃまず死ぬだろう
791
:
とある世界の冒険者
:2013/04/22(月) 01:14:56 ID:8IfRqwjk
>>789
>>790
フォンベル
「くっくっく…対抗策調べるためにアッチ、コッチと手をつけてたら事故ってなあ…
正直対抗手段なんて何もねえんだよな、いやあ、笑うしかできねえ、はっはっは!!」
竜「ぎしゃ」
大魔術師が自棄っぱちになっている最中、
尻尾の先を大雑把な狙いを定めて叩き込んでくる竜。
デカい尾故に狙いが大雑把でも大きく避けなければ衝撃でも全員大怪我必至である。
これから如何なる、次回へ続く。
792
:
とある世界の冒険者
:2013/04/25(木) 22:00:46 ID:E//NLo/A
>>791
「………対抗手段は知ってても実行はできないぜ。物がない。
まぁ………とりあえず生き延びないと……!」
相手の動きが大雑把な攻撃であったために何もない空間にダイブして避けることはできた。
しかし、このままでは倒すも何もあったものではないだろう。
「反撃しねぇと!えーっと………なんかでろ!」
一応魔力を放出できる以上、戦わなければと思い腕を前に出してm法を使おうとする。
……無論、魔法のいろは!も知らない人間であるので何も起きないが。
「………ごめん。役に立たねぇわ。」
793
:
とある世界の冒険者
:2013/04/25(木) 22:09:13 ID:zcqF3pOY
>>791-792
「諦めるにしても戦うにしても約一名殴らないといけない気がしてきた!」
そしてビートに続き、自分も空いた空間へと飛び尻尾の衝撃波を回避
敵の体に阻まれている分動きにくい、これが普通の敵ならまだしも攻撃が聞かない侵食三兄弟の産物が相手だ
闘うにしても逃げ出すにしても抜け出したい
「……名前知らないから便宜上こう呼ぶけど、渡り手クン」
「事態が動かない様ならかなりメンドクサイ役頼んでいいか?」
794
:
とある世界の冒険者
:2013/04/25(木) 22:12:40 ID:iCQm44a6
>>792
>>793
フォンベル「ぐわー、やられたー!」
グロース「トーちゃん!?」
JD「えええええ!?」
皆が攻撃を回避するなか大魔術師が盛大に吹っ飛ばされた。
弧を描き高く打ち上げられている…弱ッ!!
竜「ぐるるる…」
相変わらず竜は此方を取り囲んだままだ。
795
:
とある世界の冒険者
:2013/04/25(木) 22:21:46 ID:E//NLo/A
>>793
>>794
「え、ちょ、大魔導師って言った奴誰だよ!」
高く高く打ち上げられていく大魔導師を見上げてそう叫び
そして龍に囲まれている状況は変わらず、どうすればいいのかわからずに悩んでいるとディフから声をかけられ
「面倒くさい役ってなんだ?囮か?
それとだ、渡り手じゃなくてビートって呼んでくれ。
そういうふうに呼ばれるのは好きじゃないんだ。」
と返事を返す。
796
:
とある世界の冒険者
:2013/04/25(木) 22:34:12 ID:zcqF3pOY
>>794-795
「魔術師は前に出る戦闘タイプじゃないから仕方ないよ! ……いや、それにしては呆気無さすぎるけど」
一応フォローを入れるが、その身体能力の低さはさすがに庇いきれない
身体能力なり使えないのだろうか、むしろ作戦があってやっているのか
「いや、それは僕の役割。 向こうの三人と少なくともこの囲われている状況から脱してほしいんだ」
腰にぶら下げた奇妙な道具をおろし、ビートの足元に投げつける青年
先っちょに碇がついた棒だろうか、中に鎖が入っているのが見える
「手元のボタンを押すと碇が発射、もう一回押したら巻き戻り 碇を建物に引っ掛けたら移動に使えるからこれを使って脱出してほしい」
「その間に僕は囮になって…… ……『ここは俺に任せて先に行け』的な展開じゃないから脱出したらそのまま逃げないでよ?OK?」
すがるような目つきでビートを見て、慌てて逃げ出さない様に頼む
ここで死ぬような醜態は晒すつもりはないのだ、というかそもそも死にたくないし汚染されるのも論外
「……と、いうわけで頼んだよビート君! サンダラ!」
手始めに竜の顔面に向け、電撃を発射する青年
797
:
とある世界の冒険者
:2013/04/25(木) 22:36:32 ID:iCQm44a6
>>795
>>796
こうして大魔術師は吹っ飛んで行った…
JD「ど、どーしよ」
グロース「…むぅ」
竜を見上げ悩む二人。
竜「ぎ」
顔面に電撃をくらい、イラッとしたらしい竜。
荒々しく尾の一撃をディフに振り下ろす。
798
:
とある世界の冒険者
:2013/04/25(木) 22:49:23 ID:E//NLo/A
>>796
「いやいやいや、待ってくれ、ここからその対抗手段を手に入れるには何時間もかかるぞ!
それに脱出したってどうにかなるわけじゃない!」
否定的な意見を言いながらもちゃっかりと変な小道具を手に取るあたり俗物である。
そして説明を聞いて早速"逃げようと"フックショットを外に向けて
「…………すまん、そのまま逃げても文句言うなよ。」
懇願しているような目のディフを見て申し訳なさそうにそう言いフックショットを外に向けて放ち、脱出しようとする。
「……とりあえず、外に出ねぇとな…」
799
:
とある世界の冒険者
:2013/04/25(木) 23:01:49 ID:zcqF3pOY
>>798
「どうにかならなくても何もしないよりかはマシだよ!」
「今のままだと間違いなく、全滅を待つだけじゃないか!」
否定的な意見に対しての反論、しかし自分の渡した道具を手に取り少し安心する
死ぬ気も糞も無いが今ここで自分がやられても対侵負側には大してダメージは無い、それだけが救いだ
「………いいや、死んだら化けて出てまともにトイレに行かせてやんないね」
そしてこの状況でも軽口を叩く青年、心に余裕があるわけじゃないが
吹っ飛んで星になったフォンベル以外の二人を連れて脱するビートを背中で送ろうと……
「……あ、あれちょっとまてあの二人はどうしたs
>>797
「突っ込む余裕さえも無いよこの畜生! プロテス!」
空中に障壁を展開、一瞬だけ竜の尾の一撃を止めその隙に攻撃避ける
相手が侵食なら掠る事さえも許されない、しかしビートに意識を逸らすわけにはいかない
なかなか楽しくハードなミッションだ
「おいトカゲもどき!攻撃が温すぎて寒気がするよ何やってんだ!」
800
:
とある世界の冒険者
:2013/04/25(木) 23:08:08 ID:iCQm44a6
>>798
>>799
竜「きゅいいいいい―
グロース「あ、何か口に溜めてる」
JD「どう考えても広範囲だね本当に」
黒い光が竜の開かれた口に集まっている。
魔力量からいっても強力な一撃であることは疑いようもない。
グロース「キミが挑発するからじゃね?」
JD「うーん…困ったな〜」
ディフに非難が殺到!
そしてビートはフリー!!
801
:
とある世界の冒険者
:2013/04/25(木) 23:15:59 ID:E//NLo/A
>>799
>>800
「………え、これひとりずつ使うもんじゃないの?」
……そこまで考えていなかったあたり、こいつに渡したのは失敗だったのかもしれない。
竜がブレスを貯めているのを見て急がないとなと察して
とりあえず使い方をわかっているディフにフックショットに投げ返し
「…………耐えてろよ!」
といって自身は塾から離れて魔女の家に向かおうと
逃げるのではない、逃げてはないと自身に言い聞かせて
802
:
とある世界の冒険者
:2013/04/25(木) 23:28:49 ID:zcqF3pOY
>>800-801
「よっと ……ごめん、言うの忘れてた」
空中で投げ返されたフックショットを掴み、今度はグロースに投げ渡す青年
人数を小分けにできた分これはこれでよかったかもしれない、竜が後少しですごいのを発射するであろうことを覗けば
「使い方は今言った通り! 体を掴めば二人同時に使う事も出来るからそれで脱出を!」
「僕はこの攻撃を何とか、してみせるから!」
グロースとJDに大声で伝えると、両手に魔力を溜める青年
そう言いながらも、頭の中では必死に考えていた
「(障壁魔法は防ぎきれそうにない、攻撃魔法だと相殺狙いすら無理)」
「(だけどここで防ぐんだ、せめてビート君が戻ってくるまで……!)」
「…………考えて見れば意外とあっさり答えが出たよ」
右手に防性魔力、左手に土属性魔力に切り替えた
無理に防ぐ必要はない、相手は図体がでかい竜、普通の魔法使いとは違うのだ
上手くいけば今回はそのおかげで何とかなりそうだが
「――――オラァ!」
口に溜めた攻撃が発射される直前まで待つと、地面に両手をつく青年
土下座しているわけじゃない、魔法を発動するために必要な物だ
攻撃が防げないのなら攻撃の方向自体を変えればいい、というわけで頭を明後日の方向に向けるよう仕向ける事にした
青年の魔法が発動すると地面から勢いよく巨大な岩の籠手が出現、竜が体を動かさなければ恐らく真っ直ぐ顎に当たるはずだろう
803
:
とある世界の冒険者
:2013/04/25(木) 23:32:15 ID:iCQm44a6
此処からが正念場である、次回に続く!!
804
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 21:14:20 ID:65cHDg3w
竜の一撃が天空を貫く!
どうやらディフの目論見は完ぺきに決まったらしい。
グロース「お、マジ凄いじゃん。効いてる効いてる…うん?効いてる?」
JD「んー…私思うけど、もしかするともしかするかね?」
竜が顎をブン殴られ仰け反るというディフの見事な場面を見届けながら女達。
グロース&JD「「よし、やるかぁ!!」」
顔を見合わせると構えをとった!
…その頃、駆け出し私塾の門前まで辿り着いたビートの前に見知ったヒトの姿。
ベル「…何か騒がしいわね?」
とある呪文が刻まれたポンチョを羽織る腰に短杖を携えた銀ウェーブボブの女性。
ご存じベル=バアル=ゼブルである。
805
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 21:22:27 ID:OTHOQlbU
>>804
「あ、ベルか!今朽龍災と侵負とあとなんかが混ざったなんかが塾にいるからヘタしたら死ぬぜ!
俺はちょっと剣を取りに行く!あれに対抗できるのあれしか知らんし!」
修行中なのになぜここにいるのかとも思ったが、今はそれ以上にやらなければならないことがある。
話もそこそこに、ベルの横を通り過ぎようと。
806
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 21:26:46 ID:1iY57B6M
>>804-805
「……いやちょっと待って、何がもしかするとって?」
目的が達成されると岩の籠手が上から崩れていき消滅
表情に少し疲れを感じさせながらも次の攻撃に備えようと両手に魔力を込める青年
聞いた限りでは、こちらから触れられないのではなく倒すことができないだけだと聞いた侵食
今回はただ衝撃を与えればいいだけ、そう考えての行動だった
「ちょ、倒す気満々なの!? あれ対抗策とかないんじゃあ……!!」
807
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 21:35:25 ID:65cHDg3w
>>805
ベル「待てい」
ビートの目の前に障壁を張る。
いきなり壁が出来たようなものであるからして早々回避は出来そうにない。
ベル「詳しく、あと剣はもう家に無いから」
>>806
グロース「てかマジ衝撃モロに受けてるじゃん、あの竜。それってマジおかしいと思わないわけ?」
JD「これが侵負だったら確実に耐えてたね、何度かやりあってるから分かる」
グロース「要するに目の前のアレはウチ等が考えてるほど厄介なのじゃあないってワケ」
JD「なら多分いけるっ!」
ガウンッ!と音が鳴る。
JDが自身の身体に魔力を纏った音であった。
808
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 21:39:24 ID:OTHOQlbU
>>807
「へぶっ!」
カトゥーンめいてそのままヒョロヒョロと揺れた後に地面に仰向けになって倒れる
「………あー、ギャルっぽい奴の親父さん、大魔導師とやらがやばいの作ってそれの処理にJD達が戦ってる。
……ヒロが移動したのか?」
地面に倒れ込んだまま、ベルにそう尋ねる。
無理やり止めたことに対しては、無駄足踏まずに済んだため心のなかで感謝をして。
809
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 21:44:25 ID:1iY57B6M
>>807-808
「侵食と真面目にやりやうのこれが初めてで…… って本当?」
本当も何も、向こうの方が経験値的に多いし嘘はないだろう
考えて見れば三つの侵食が混ざっている状態で、普通と同じ状態でいられるわけがない
対抗策が無いと自棄を起こしていた大魔導師には後で何かしらしよう
「………ビート君! コイツ『対抗策』無しでも倒せるらしいよ!」
「普通の手段でも十分対処可能だってさ!」
視界にまだビートがいる事と確認するとビートに伝える青年
なら両手に溜める魔力も、攻撃の物へと使えるだろう
810
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 21:47:01 ID:65cHDg3w
>>808
ベル
「移動…まあ、移動と言うか何と言うか……その用事で来たんだけど」
「ギャルっぽいってのは戦闘形態のグロースを言ってる訳?
フォンベルさんならホラ、堕ちてきた」
フォンベル「がふぬっ!」
ズダダン!と地面に全身打ちつけて自称大魔術師が現れる。
ベル「なーに遊んでんですか」
フォンベル「おう、ベル。ちょっと娘たちを驚かしてやろうと思ったんだが思いの外大事になったぜ」
ベル「みたいですね…いつも、を知らないヒトだって来るんですから自重して下さい」
フォンベル「はっはっは、自重したら大魔術師なんてやってられねえぜ?」
>>809
ガッスゥゥゥゥンッ!!
飛び上がったJDの拳が竜の打ちおろした尾とぶつかりあう。
双方が衝撃を受け元の位置まで押し戻される。
JD「よし、想定通り!」
グロース「うい、やっぱアレ…竜確定、マジ安心」
811
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 21:54:57 ID:OTHOQlbU
>>809
>>810
ディフの声が聞こえる。敵は剣がなくても対処ができると、戦えると。
だが、自身が前に出た所でなんになるだろうか、魔法も使えない自分では足手まといにしかならないだろう。
そう思うと、その声に答えて龍に突っ込むことなど、できるわけがなく、その声聞き流すことしかできなかった。
「んーと、避難みたいなものか。もしかして協会に――うおっと!!」
すべてを喋る前に大魔術師が空から落ちてきてつい大声を上げてしまい。
「………それで大魔術師になれるんだな……気楽なもんだ……。」
わりかし反省していない大魔術師を呆れたように見ている。
812
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 22:06:18 ID:1iY57B6M
>>810-811
とりあえずビートに伝えるべきは伝えた、戦闘の音で掻き消されたかもしれないがと思いながら
魔力を魔法へ、魔術へと変える青年
右手に冷気を発するほどの氷属性の魔力を、左手にオゾン臭をまき散らすほどの雷属性を
「複合、魔法!」
両手を合わせると魔力が混ざり合い、出現する氷でできた雷を纏いし槍
両手でつかむと竜を見据える青年
「JDさん!魔力の侵食は!?」
813
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 22:08:35 ID:65cHDg3w
>>811
フォンベル「常識に囚われて魔法が使えるか!」
ベル「それには同意しますけど」
がば、と勢いよく立ちあがる大魔術師。
フォンベル「おうよ、大魔術師が大魔術師たる片鱗をみせてやろうじゃあないか」
ベル「ほほう?どのように?」
フォンベル「此処に居るお前の恋人に魔法を伝授してやろう!」
ベル「ショウヘキパンチ」
フォンベル「ぎゃふぬ!?」
そして勢いよく障壁で殴られ倒れる大魔術師。
>>812
JD「なんか瘴気っぽい黒いの完全に見かけ倒しだった!」
即ち侵食されてないと言う事であった。
どうやら女二人の見立ては間違いなさそうである。
そう思えば目の前のコレは少しデカイ蛇程度の脅威と言えなくもない!
814
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 22:15:33 ID:OTHOQlbU
>>813
>>813
「マジでっ!魔法教えてくれるのか!」
大魔導師の発言に思わず目を広げて聞き返し
「よっしゃー!これで俺も使い物になるぜ!
ボッコボコにされるのはもうないんだな!無いんだよな!」
と、教えてもらえると確信した様子で小躍りしている。
ベルの恋人扱いされてるとか、またぶん殴られてるとか、そういうことは一切気にしていない様子。
815
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 22:24:08 ID:1iY57B6M
>>813-814
「何でだろう この竜の体の向こうから甘酸っぱい青春モノっぽい何か、もしくはほのぼのとした何かを感じる」
こっちまで大魔術師と魔女とビートの声が聞こえないが
こっち側の戦闘状態とは別のほのぼの状態を感じ取ったような気がする
「……ならば問答無用に叩きのめせる! そこでっかい体も単なるでっかい的だよ!」
右手に槍を持ちかえると両足に魔力を込め、飛び上がる青年
槍から放たれる電撃がより強大な物となり、竜に向けられる
「二人ともちょっと離れてて!」
竜に向け投げつけられる槍
直撃したら体に突き刺さりながら、氷の特性を持つ電撃を
雷の痺れるような攻撃と触れる物を凍らせる冷気を放ちながらダメージを与えるだろう
……竜の防御力にもよるが
816
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 22:29:42 ID:65cHDg3w
>>814
ベル「…で、どうやって伝授を?」
フォンベル
「ぐふぇ…あー、よく聞け青年。
今から俺様と同じ動きをするんだ、いいな?間違えるなよ?
ぜぇーーーーーったいに間違えるなよ?」
立ち上がりビートに詰め寄るとそんな事を。
>>815
竜「ぴびゃーーーーーーーーーーー!?」
雰囲気で気おされていた面々であったが蓋を開ければこの通り。
目の前の竜は簡単に大技を食らいダメージを受けている。
まあ火力はあるようだが防御は紙であったらしい。
JD「げきオコスティックファイナリアリティぷんぷんドリームキィイイイイイイックッ!!」
グロース「マジパネェw」
流行に流されて付けられた銘と共に
JDが魔力を纏った蹴りをディフが攻撃を放った直後に別の場へと撃ち込む。
360度何処に放っても敵に当たるんだから遠慮はいらないのだ。
817
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 22:32:33 ID:OTHOQlbU
>>816
「オッケー、任せておけ、あんまし細かい事とか難しいこと言われなかったら大体はできる!
んで、何やんだ?」
詰め寄られてつい数歩後ろに下がり
818
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 22:37:39 ID:1iY57B6M
>>816-817
「とんでもない技名が聞こえた気がした 何だただの耳鳴りか……」
JDの長い技名は効かなかった事にしよう
それよりも目の前の惨劇(主に竜が)に集中しないといけない
防御力が紙だとわかったのはいいが、このまま滅していいのだろうか
考え杉なのかもしれないがどうもこっちが有利になると怖い物を感じる
819
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 22:40:24 ID:65cHDg3w
>>817
フォンベル「先ずは右手を天に掲げ足を広げろ!」
ビートの横に立ち竜へと向きながら大魔術師。
>>818
JD「えたーなるふぉーすらいじんぐきーっくっ!」
竜「ぎゃぎゃー!!」
グロース「ん?どした、今はガンガン行こうぜ?みたいな感じじゃん」
JDがハイテンションに竜と戦う最中、グロースが問う。
820
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 22:43:49 ID:OTHOQlbU
>>819
「おうよ!任せな!」
そう言って言われたとおりに右腕を真上に向けて両肩よりやや足を広げる。
「次はっ!」
なんか、やけに張り切ってる。
821
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 22:46:32 ID:1iY57B6M
>>819-820
「い、いや…… 上手くいきすぎると むしろ怖い」
職業病の一種、そして今までの思い出したくもない経験からの被害妄想
今は相手に攻撃の手を与えぬままに戦い続けるのが正解なのだろうが
「………JDさん!侵食って完全に無効化されてる!?」
822
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 22:49:57 ID:65cHDg3w
>>820
フォンベル「次はコウでコウでコウ!」
バッバッバ、と軽快にポーズをとる。
一つ一つのポーズは関連性や動きの流れが全くない!
難しくはないが何かリアクションに困る動きだ!!
>>821
グロース「いや、それで何もしなかったら其れこそ相手に好機与えね?マジで」
楽観的なのか何なのか。
グロースはディフとは違う考えであった。
JD「でりゃああああああああああ!」
竜「ぐおおおおおおおおおおお!!」
如何やら戦いに集中して周りの声が聞こえていない。
白熱しているようだった。
823
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 22:54:57 ID:OTHOQlbU
>>822
「トゥ!トゥ!エアーッ!」
魔法にポーズをとる必用があるのかと困惑しながらもとりあえず指示された通りのポーズをとる。
「……何かの冗談か?」
最後のポーズを決めたあとにその疑問を口にして
824
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 23:00:51 ID:1iY57B6M
>>822-823
「それについては大丈夫っぽい、多分」
JDと竜との戦いを見ると今のところは大丈夫だ
ただグロースの言う事も一理あるどころか正論である
恐がって攻撃の手を休めるのは悪手だ、精々『みんなガンバレ』程度に行動した方がいいだろう
懐から銀色の液体っぽい何かを取り出すと、手のひらに乗せる
「『メタルサンバ!』」
銀色の液体っぽい何かが銀色の槌へと姿を変える
今になって武器を抜くのはせめてもの警戒心からだ
そのまま槌を竜の体へと振り下ろす
825
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 23:05:35 ID:65cHDg3w
>>823
フォンベル「最後に右拳を思いっきり竜目がけて突き出せ!」
疑問には答えず大きな声で指示を出す。
>>824
竜「ぐぎゃー!?」
ボコボコにされる竜。
こりゃいけるんじゃあなかろうか…
グロース「うはは、がんばれー」
826
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 23:12:30 ID:OTHOQlbU
>>825
「………だっしゃあああああ!!!」
若干の間がありながらも竜に向けて右ストレートを放つ感覚で突き出す!
……公表できるタイミングがなかったので今言うことになるのだが、ビートの属性魔法への素質は、皆無に等しい。
炎に変換するような魔法であるのなら、従来より威力は確実に下がるだろう。
827
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 23:14:05 ID:1iY57B6M
>>825
「――――――!」
手に持つ槌を振り下ろしながら、ふと頭を過った事がある
今はこうして有利だ、相手に攻撃する隙さえも与えていない
だが今も変わらず 竜に囲まれている状況なのだ、
多分恐怖心の原因はそこか
「グロースさん、JDさん! 攻撃続けるにしてもここから出た方が!」
「ちょっと大きめの攻撃を撃つからフックショットで……」
「………うん?何だか嫌な予感」
828
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 23:22:44 ID:65cHDg3w
>>826
>>827
ディフの勘は良く当たる。
ただし悪いヤツが。
ド― ッカン!!
ビートが振りぬいた拳の先から凄まじい量の魔力放射が起こる。
波動砲でも撃ちやがったかと思えるその巨大かつ強力な波動は竜を丸呑みする程度の能力。
JD「うわー?!」
グロース「なんとー!?」
ビートの目の前にいた奴ら全員が天高く打ち上げられた。
直接皮膚を焼くとか骨を砕くとかそういった被害はない。
が、有無を言わさぬその上空への放り投げは強力な魔法であることを如実に語る。
829
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 23:28:12 ID:OTHOQlbU
>>828
「は?え?………あ?」
自身の腕からぶっ放した魔法の威力に思わず唖然として
「………え?」
右腕を前につきだしたまま動きが止まっている。
830
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 23:29:43 ID:1iY57B6M
>>828-829
「 」
気が付いたら上に落ちていた
何を言っているのかわからないが、まさにそんな感じだったのだ
急に高いところに投げ出され、少し意識が遠のき
「……… 気絶している場合じゃない!!」
「グロ、グロースさん! さっき話したフックショット!アレ使ってー!!!」
自分達の体の下に空気の塊を作り、勢いを殺しながら叫ぶ青年
831
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 23:35:37 ID:65cHDg3w
>>829
フォンベル「フゥハハッー!どうだ此れが俺様の指導の賜物ってやつだ!!」
大魔術師、高らかに笑う。
>>830
JD「なわわわわ!?」
グロース「あっはっは!え?ふっくしょっと?何処?」
投げ出され笑っているのはグロースのみ。
竜なんぞボコボコにされて打ち上げられてノックダウン寸前だ。
そしてフックショットを見失っている。
ベル「…えーっと、フォンベルさん?」
フォンベル「任せろ、無論想定内だ」
ガン!といい音を立てて地に片足を打ち付ける大魔術師。
途端打ち上げられた面子の落下予測地点の大地がぬかるんでいく!
フォンベル「だがクリーニング代は自分持ちでな?」
832
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 23:41:11 ID:OTHOQlbU
>>831
「………すっげぇ。すげぇよ!」
ははは……と軽く笑い、その言葉を発したあとに
「すげぇ!!なんかダサくて時間かかりまくってわけわかんねぇポーズとるだけでこんなんできるのか!
ちょろいな魔法!!楽勝じゃん!!」
と、ハイテンションになりながら大声で喜びだして
……発言の節々に大魔導師を舐めてるような発言だあるが。
833
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 23:48:40 ID:1iY57B6M
>>831-832
「えちょ、そろそろ魔力が……!」
尽きる、と言いかけた所でぬかるみに落下
柔らかい場所に落ちたことで衝撃は無かった
問題はずぶぬれで魔力切れきれでひどい状態になったという事だが
「……どうも、大魔術師さん」
834
:
とある世界の冒険者
:2013/04/28(日) 23:59:11 ID:65cHDg3w
>>832
ベル「ああ、調子に乗った」
フォンベル「ま、乗せておこう、今は」
ベルはビートの一撃に感心することもなくため息をついた。
何か仕掛けがある事は少し考えれば容易に想像がつく。
でなけりゃあんな一撃を一個人であれ程容易に放てるわけがないのだ。
>>833
フォンベル「礼は要らないぜ、いかした兄ちゃん」
グロース「ぷはーっ!うはは!泥だらけになっちった、とーちゃん!」
フォンベル「おう、それでいいのだ。子供は朝から夕まで遊んで泥だらけになるのが仕事だ」
泥から這い出たのは短パンで緑髪の背の小さい野生児風褐色少女であった。
JD「ぐぉー!泥イムだゾー!!」
グロース「うきゃー!!」
ドロドロになったJDが特に驚きもせず幼児化したグロースと戯れる。
…あ、竜だけど自重で深く埋まったようです。合掌。
835
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 00:05:20 ID:.Im5yIKw
>>834
「って事はつまりだ!あんたはこれくらいの威力を持った魔法をいくつも知ってるってことだよなあ!
なんといっても天下の大魔導師様だもんな!そりゃああるよな!」
いや そのりくつはおかしい。
と言うより舞い上がっていてまともな判断ができていない様子である。
「えーと、フォンベルさんだったか?大魔導師さん!
ベルの恋人でもなんでもなるからさ、もっと魔法教えてくれないか!!」
……こんな発言をするぐらいに。
「」
836
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 00:11:32 ID:hNrAJuZA
>>835
「………出会った当初の好青年っぷりはどこに行ったんだ サラッと物凄く失礼な扱いしてないかな君」
ベルの恋人でもなんでも、である 恐らく隣にいる魔女がベルという女性なのだろう
気の強そうな人だし多分殺されるな、と悟る
骨があったら拾ってやろう
>>834
「急成長していたと思ったら、断続的な物だったんだね……」
「元は実験の失敗でああなったとかそんな事は忘れて気にせず純粋にありがとう、うん」
「………ええと大魔術師さん? ひょっとして覚えてない?」
ぬかるみから這い出ながらフォンベルに嫌味を突きつける
そして言い方的に忘れられたのかと、アホ毛を指さし問う青年
「ほら、昔軍曹…… 魔鎧の分解を持ちかけていた」
837
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 00:15:51 ID:tJKovAVI
>>835
ベル「…ちっ」
フォンベル「うぉ…やべぇ」
魔女の目が今までにないほど濁っている。
そして汚物を見るような眼でビートを見ていた。
ベル「ブツブツブツブツブツ……」
フォンベル「いかん、それはいかんよベルちゃん?ねえ聞いてるぅ?」
取り乱す大魔術師。
水面下で取り返しのつかないことが起きそうである。
>>836
フォンベル
「はっはっは、礼は良いんだぜ?照れるだろ?
ん…おお、そういやなんか見覚えが……ねえような?」
首を傾げる。
失礼であった。
フォンベル「何かそんな事があったような気もするがきっと気のせいだ」
ベル「ヒトの事をすぐ忘れるのよね。失礼で御免なさい、あとビートはコロす」
838
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 00:22:39 ID:.Im5yIKw
>>836
>>837
「いやいや、せっかく強くなったんだし、少しぐらい調子に乗ってもいいだろ?」
呆れたようなディフに対してそう笑顔で返して。
……腹が立つ様なタイプの笑顔であるが。
「……いやいや、大魔導師様よぉ。
俺だってやれば出来るんですよですからもうちっと教えてくれたっていいじゃないですか。」
と、フォンベルに向かって呼びかけるように。
ベルの異変には気づいていてもさほど気にしている様子はない。
なんにも考えないでいったのだろう。
839
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 00:28:30 ID:hNrAJuZA
>>838
「ビートくん、隣、隣 嬉しいのはすごく理解できるけどそれよりも先に死ぬ方が高いと僕は思うよ」
必死にビートに呼びかける青年
今先ほどこの女性は殺害予告をしていなかっただろうか
>>837
「(………バイタの話とかしたら思い出すかな?)」
「(やめよう、そこまで親しい仲だったわけじゃなし覚えてないんだったらそれでいいや)」
自分の失言やら失敗やらもあっただろうし、とフォンベルが覚えていない事はこの際都合よくとらえようと
しかし自分の物忘れについての突っ込みを貰った事を思い出し、ちょっと微妙な心境に
「ええと、ベルさん!ちょっと落ち着いて、ビート君はほらちょっと調子がおかしくなっているだけだと思うんだ、うん」
「それでもフォローしきれないとは思うけどここはひとつ」
840
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 00:31:58 ID:tJKovAVI
>>838
>>839
フォンベル「駄目だ…にげろおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
大魔術師嵐を呼ぶ怒りの沈黙猛ダッシュ。
意味が分からないがとても凄そうなその走りは
グロースとJDを抱えその場から一気に駆けだせる程のモノだ。
ベル
「ビート、アンタは少しも強くなってない。
アレは条件さえ揃えば障壁魔法しか使えない私にも使える。
言わば『万人の為の術式』…身をもって知れ、てかシネ」
左手を下に翳し、右手の人差し指をクイと上に挙げ引くような動作。
それだけで彼女の周囲の物が先ほどと同じ衝撃で打ち上げられる。
流石に地中深く沈んだ竜が掘り出されることはなかったが…
効果範囲内の泥の類は完全に打ち上げられた。
大地に残るはやや硬めの…土とか石とか砂利とか……
あ、ディフは完全にとばっちりだねコレ。
841
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 00:37:45 ID:.Im5yIKw
>>840
「はぁ?逃げろだって――――うわぁ!」
フォンベルの言葉を理解する前にベルの魔法によって大きく真上に跳ね上げられる。
無論、防御魔法など覚えていないビートは防御する手段など持っているわけがなく生かすも殺すも彼女次第だろう。
842
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 00:40:26 ID:hNrAJuZA
>>840-841
「え、ちょ魔力が無い今の状態でやったら あああああああ!!」
完全にとばっちり、ビートと一緒に吹き飛ばされる青年
今度は魔力切れで空気の塊を作る余裕さえも無い っていうかぶっちゃけ立っているのがやっとだ
「………ビート君、ちょっと聞きたいんだけど」
「遺言とかある?」
843
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 00:42:05 ID:tJKovAVI
>>841
>>842
ベル「帰る」
結果を見ずに踵を返し去っていく魔女。
大魔術師戦々恐々。
フォンベル「ってビビってる場合じゃねえな」
いやに長い滞空時間…と思われるが実際はどうなのか。
遺言くらいなら呟けそうである。
844
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 00:45:05 ID:.Im5yIKw
>>842
「………やっと魔法使えたってんのにこれかよ。
……結局何も変わらないじゃねーか……糞だな、世の中って。」
と、ディフにそう言って。
遺言にもかかわらず世の中を恨むような発言をしている。
だめだこりゃ
845
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 00:51:05 ID:hNrAJuZA
>>843-844
「って遺言がネガティブすぎるよビートくーん!?」
遺言にしてはもうちょっとマシな物が聞きたかった
これは間違うこと無き本心だ、そしてこれが死ぬ前に思う事という不条理さ……
閃いた
「ビ、ビート君!僕を離さないでよ!」
「それと終わったら、『首輪』を外してくれよ!」
そういうが早いか、ビートを掴み自分側に寄せる青年
アッー展開ではないので勘違いしないように、そして懐から首輪を取り出すと自分の首につける
次の瞬間、ボフン と間の抜けた音と共に白い中型犬と化した
犬の方が体が柔らかく、そして落ちた時の衝撃も少ない
あわよくばクッション代わりになろう、というようだ
ビートの側に寄りながら衝撃に耐えるように、キュッと歯を食いしばる犬
846
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 00:55:39 ID:tJKovAVI
>>844
>>845
フォンベル「ま、問題点は見えた。が、でか過ぎる。修正が必要だ」
グロース「何のお話?」
フォンベル「魔術のお話」
JD「ほへぇ?」
フォンベル「…ま、その内わかる…と思うけどなあ」
カカン、と踵を地に打ち付ける。
フォンベル「そろそろ起きろや、何の為にお前を造ったと思ってやがる?」
岩竜「グルオゥ!!」
ゴゴゴ、と大地が揺れ割れる。
岩を継ぎ接ぎして造形したような長い胴を持つ竜一匹が螺旋を描き天へと登るように現れた。
その過程で器用にその長い胴でディフとビートを受け止めて。
847
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 01:01:52 ID:.Im5yIKw
>>845
>>846
「……うおっ!いや、何やってんだおま………!」
いきなりディフが抱きついてくるかとおもいきや犬に変身しだして言葉を失い。
そして地面から竜が這い出てくるのを見て
「あ、あ、ああ………。」
……と、驚愕して指一本動かないまま受け止められて
「…………そうだ!首輪外すんだったな!!」
と、しばらく唖然としたままだったが、そのうち気を取り戻して犬になったディフの首輪を外そうとする。
848
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 01:05:24 ID:hNrAJuZA
>>846-847
「(………あ、あれ? 思ったほど衝撃が無い?)」
竜の胴で身を起こすと、辺りを見回す犬
そうこうしている間にビートに首輪を外され、元の姿に
「………何ならクッション代わりになろうとしてたんだけど…… その必要、なかったみたいだね……うん」
849
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 01:11:04 ID:tJKovAVI
>>847
>>848
岩竜「親父殿、コイツ等…食ッテイイ?」
フォンベル「いや駄目だから、何でそうなる?」
岩竜「モフモフ ト 捻クレハート ウマウマ」
フォンベル「その感覚は俺様にはねえ…」
グロース「…おとーと出来た!?」
フォンベル「え、あ、そういう解釈になるか?」
JD「凄い デカイ 弟!」
岩竜「オレ ネーチャン イルノカ?」
グロース「わたしがおねーちゃん!」
岩竜「ソッカ コンゴトモヨロシク」
岩竜はゆっくりと地に這う。
これで普通に降りれそうだ。
850
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 01:18:10 ID:.Im5yIKw
>>848
「……犬になってクッション代わりか?俺はともかく、お前は死ぬぞ?
地面にぶつかる衝撃が、俺の体重の分までかかるんだからな。一人で落ちれば確実に生き延びられるだろ。」
ディフにそう呆れた様子で言って
「何だひねくれハートって!
……よっと!」
岩でできてる竜にそう文句を言った後にゆっくりと降りる。
助けっれたのにあまり感謝している様子がない。
851
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 01:24:08 ID:hNrAJuZA
>>849-850
「二人共生き延びられる手段がこれぐらいしか思いつかなかったんだからしょうがないよ」
呆れられたようだが肩をすくめ、飄々とした様子で言う青年
確実に死ぬんならまずやらないが、二人とも生き残れる可能性があるのならやらないという選択肢はないのだ
「………この人をモフモフにするから一人だけで勘弁してくれないかな?」
そしてその口で、片手で首輪を回しながら岩竜に言う青年
滑り降りて、感謝するように岩竜を軽くたたいた
852
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 01:26:46 ID:tJKovAVI
>>850
岩竜「オマエ 禍々 ネガティブ ウマウマ」
負の方面に異様に関心があるらしい岩竜。
その出自からすれば当然であるが…
>>851
岩竜「親父殿 食ウナ 言ウ ダカラ 食ワナイ …残念」
基本食いたいらしい…要注意である。
853
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 01:33:48 ID:.Im5yIKw
>>851
「………自分だけでも生き残ろうとか考えないのか?」
なんで俺を助けること前提なのかと、ふと思った疑問をそのまま口にして。
>>852
「……もう俺の腕には侵負はないぞ。
別にうまくないさ。」
そう言ってとっとと物騒なことを言っている竜から離れようとする。
854
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 01:41:36 ID:hNrAJuZA
>>853
「ああ、偽善人だからね」
「それに魔法教える約束をした相手を死なせるのも目覚めが悪い」
しれっとした態度で答える青年
純粋な良心のからの行動、ではないらしい
>>852
「元侵食なのに従順なんだね……」
「負の感情がおいしそうなのはわかるけど何故モフモフも食べたがるのか」
「……それよりもよくコントロールできたね、大魔術師さん」
正直今よりちょっと前にやってほしかった、と思う
855
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 01:45:28 ID:tJKovAVI
>>853
岩竜「負 多イ 少ナイ 派手 地味 色々 デモ 皆 在ル」
呟く竜。
>>854
岩竜「モフモフ 食ウ 俺 モフモフ 成ル……気ガスル」
完全に思いこみである。
フォンベル
「コントロールも何も俺様、今日はコイツを作り出すこと為の事しかしてねえ。
あ、お前らが戦ったのもコイツを作り上げる上で必要で重要な過程だからな?」
しれっと。
856
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 01:51:00 ID:.Im5yIKw
>>854
「偽善だろうがなんだろうが、他人のために命を危険に晒せるのはすごいことだと思うぜ。
俺だったら、間違い無く見逃してるし。生きてなかったら気分が悪いって感じるもの出来ないしな。」
落ち込んだ様子でそう言っている。
(なんだかんだで、誰かに守ってもらえなきゃ生きていけないんだろうな………俺は…………。)
一人で勝手にネガティブになりながら。
>>855
「そりゃあ、誰だってあるだろうさ。
………皆、隠しているだけさ。そうなんだよ。」
岩龍に向かってそう言っている。
しかし、その言葉は自身に言い聞かせているようにも聞こえる。
857
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 02:07:09 ID:oCxWu0cU
>>855
「時間がたったら自然ともふもふになるよ、苔で、あとカビで」
「生み出すことしかしていない、重要な儀式。あれって事故じゃなかったのか」
「ところで大魔術師さん、今手元に非常に魔術的に興味深い一品があるのですが一度試してみませんか?首につけるだけの至極、簡単な物ですよ?」
意地の悪い笑みを浮かべながらフォンベルに問う青年
あれがわざとならあんまりだ、そのせいでできれば行きたくない空たかい場所に二回も
……これ二回ともビートのせいじゃないかビートに首輪をつけさせるべきか
>>856
「……単なる自己満足だよ、すごくなんかない」
「性癖が違うのはしょうがないよ、こういう事に快感を覚えてるだけの」
「ところでビート君この犬の首輪つけてみたらすごく似合うと思うんですがどうですか?」
「いえけっして根に持っているわけじゃないですよ?ただ似合うんじゃないかなと思っただけで」
858
:
とある世界の冒険者
:2013/04/29(月) 02:10:49 ID:tJKovAVI
>>856
岩竜「知ッテル ダカラ 俺 皆 食イタイ」
物騒である。
>>857
フォンベル
「ほう、じゃあ代わりに此の禍々しい持ってるだけで肉体的にも精神的にもヒトデナシになる
黒い黒曜石みたいな石でもくれてやろうか?」
大魔術師が取り出すのは負の瘴気を発する黒の小石。
そんな感じで今日は此処まで!!
859
:
とある世界の冒険者
:2013/05/01(水) 21:29:24 ID:5cJHu0Qo
>>858
「結果が全てだ。どんなに素晴らしい考えを持っていようがそれを行動に移せなきゃあなんも意味もない。
どんな考えだろうと、それを行動に移せるのがすごいんだよ、お前は」
すごくなんかないと言われても自分の考えを譲ることをしない。
(……本当に他人のと思って行動したとしたら、それはすごいことになるのか?
………もしそうだとしても、俺がやらかしてきたことへの免罪符にしてしまいそうだ……。)
「………犬の首輪をつけろって……」
変なことをいっているディフを呆れた様子でディフを見ている。
つける気は全く無いようだ!
>>858
「……おい、大魔術師さんよ、こいつこんなこと言ってるけど生かしておいて大丈夫なのか?」
物騒なことを言っている
860
:
とある世界の冒険者
:2013/05/01(水) 21:44:30 ID:tW7c2FTw
>>859
「いや、でも…… うーん、平行線のままになりそうな予感」
「褒められてるのなら素直に受け止めとくよ。 ちょっと納得いかないけど……」
このまま下手に謙遜を続けるのも変なため、ここは引き下がる事にしたようだ
自分の行動を褒められて嬉しくもあり、どことなくホッとする事もある反面
単なる自分の感情で行動している事を褒められるのは恥ずかしい部分もある
「ちょっとさっきの魔法に巻き込まれた事思い出したからその腹いせに言ってみただけだよ、そこまで本気じゃない」
「…………チッ」
今明らかに舌うちらしき音が聞こえたような
>>858
「ハハハいえいえ遠慮しときますよ、先ほどの竜の戦闘で十分お世話になりましたからそのほんのお礼ですほんの」
「………毒にしかならない冗談はここまでにしておき、その石今の言葉のままなら持っていて大丈夫なのか?」
フォンベルの取り出した石から感じる負の瘴気を発する石に顔をしかめる青年
何となく、前自分の体の中にはいった侵負を取り除く時に使った石に似ている、というかそのものに見える
861
:
とある世界の冒険者
:2013/05/01(水) 21:52:53 ID:0UAeCH4E
>>859
フォンベル「今後の教育しだいだろ、なんとかなると思うぞ」
グロース「グロースがおねえちゃんだからキョーイクするよ!」
>>860
フォンベル
「魔力とかである程度はコーティングしてるからなあ。
それでも長時間持ち続けるのは危険だぞ。
てな訳でこれは要らんから、ポーイ」
岩竜「バクリ…ムシャムシャ ウマウマ」
フォンベル「一家に一台、殺生石処理機ってな」
862
:
とある世界の冒険者
:2013/05/01(水) 22:03:33 ID:5cJHu0Qo
>>860
「ああ、謙遜は程々にしておくんだな。
そりゃあ、そうしたくなる気持ちはわかるがそういう行動をできない奴がそのうち妬むぜ?」
俺とかという言葉を必死に飲み込み、胸の中にしまっておく。
「……逃げりゃあ良かったんじゃねーの?
あの口ぶりだとベルが怒ってるのは知ってたんだろうし、逃げる時間はあったと思うが。」
舌打ちが聞こえたからか、ムッとした表情でぶっきらぼうにそう言う。
>>861
「……まぁ、教育が行き届くんならそれでいいよ。」
「あと、出来ればさっきのあの変なポーズとるだけで使えた魔法、
俺にもっと教えてくれないか?」
さっきまで命の危機だったのにさっそく大魔術師に教えを請おうと
863
:
とある世界の冒険者
:2013/05/01(水) 22:19:32 ID:tW7c2FTw
>>862
「二回目は逃げるチャンスあったんだけど一回目は無かったんだよ。 逃げる直前になって浴びたし」
「というかぶっちゃけ動機はどうでもいいんだ、他の人が嵌めた時どんな風になるのか単純に興味があるだけだ」
「何となくああいうノリでやったら流されて嵌めてくれないかと思ったんだけど案外流されにくかったし 一体僕の知識欲はどこで消費すればいいんだクッソ」
さっきの舌打ちは巻き込まれた事に対してじゃない、はめなかったこと自体に対してのようだった
この理由ならむしろビートが考えた理由の方がマシだったんじゃないかと思えるほどひどい
>>861
「大きさがどう見ても一家に一台向けじゃないよそれ」
「王都に普及した日には人口密度がやばい事になるよもう」
しかし輸出するとなった場合、目の前の人物がこのサイズで出すとは思えない
多分気が付いたら小型化やらしてるんだろうな、とは思うが
「……ああ、そうだ。 大魔導師さん」
「侵負の姫とか鬼滅衆とか、星渡とかそういう話は聞いている?」
864
:
とある世界の冒険者
:2013/05/01(水) 22:23:40 ID:0UAeCH4E
>>862
フォンベル「構わないがさっきみたいな威力は出せんぞ、アレは条件付きだからな」
>>863
フォンベル「…なんだそりゃ?星渡は聞いた事があるが」
865
:
とある世界の冒険者
:2013/05/01(水) 22:31:31 ID:5cJHu0Qo
>>863
「……俺だってあんなに威力が出るとは思わなかったんだよ。
生まれてはじめて使った魔法だぜ?それもれっきとした。
なんであそこまでの威力が出るって思えるさね。」
申し訳なさそうにしながらも弁明している、
「………他のやつにやってくれ。俺は嫌だ。」
それでも、犬にはなりたくないようだ!
>>864
「…………えーと、よろしくお願いします。」
心なしかテンションが下がった様子で頭を下げる。
866
:
とある世界の冒険者
:2013/05/01(水) 22:40:49 ID:tW7c2FTw
>>865
「……予測しろっていう方が無理な話だよなそりゃ。 逆の立場じゃなくとも使う事になってたら予測つかなかっただろうし」
「ここはビート君よりも大魔導師さんだけを恨むとしよう、うん」
考えて見ればあれは必然な事だったのだろう
逆に自分が吹っ飛ばしていたのかもしれないし、と納得した
「OK、別の機会にね」
>>864
「侵負の姫と鬼滅衆は王都の森周辺で遭遇して星渡は火水神社の巫女さんに聞いたんだけど……」
フォンベルにビートに対して話したのと同じような説明を始める青年
何度も自分の失敗を語るのは気が重いが、やってしまった事は責任とるべきなのだ
867
:
とある世界の冒険者
:2013/05/01(水) 22:45:09 ID:0UAeCH4E
>>865
フォンベル
「じゃあとりあえずコレ読め。んで頑張って動きを習得しろ」
「そうすりゃ身体も鍛えられて魔法も使えるようになる」
そういって手渡されるタウンページばりの分厚い本。
「ま、最初の方は動作が簡単だし他に必要な道具もねえからやってみろ」
内容は手間のかかる動作で魔弾が打てるようになったり障壁張れるようになったりするものだ。
正直隙が大きくてあんまし実用的ではないかもしれない…馬鹿正直に使えば。
>>866
フォンベル「滅鬼衆…火水神社……ふぅむ、なんだろな」
物思いにふける魔術師。
フォンベル「まだまだ色々調べにゃならんか、うーむ」
868
:
とある世界の冒険者
:2013/05/01(水) 22:54:52 ID:5cJHu0Qo
>>866
「…………んで、ベルを怒らせた一言なんだが……本当にまずいこと言ってたか?
正直、舞い上がってて何言ってたのか覚えてないんだ。」
ベルが激怒した時、ディフは察していたのでなんで起こったのかをディフに訪ねてみて。
>>866
「うげぇ…………分厚ッ!」
嫌そうな顔をしながらも本を受け取ってペラペラとページを捲り
「……思ったよりめんどくさそうだなこの魔法…。」
とりあえず、最初辺りの魔法は具体的にどんな動作か確認しようと
869
:
とある世界の冒険者
:2013/05/01(水) 23:02:37 ID:tW7c2FTw
>>867
「それとこれは不確定の情報…… の前に、大魔導師さん」
「ある一つの魔法が広く知れ渡るほど、その魔法の効果は弱まっていく」
「たとえば巨大な火柱をたてる魔法が認知されるようになるとただの火球に、一瞬で重傷を治す魔法も切傷がやっとの魔法に」
「認知を繰り返すたびに魔法は弱まっていく ……とある魔法の基本の一つだよね」
相手が魔法のプロだからこそ、基本中の基本を確かめる青年
一連の噂の原因を探るならと、この話を聞いた時思い浮かんだ顔があった
自分の知っている中に魔術を専門にしている人は意外と少なかったのだ
>>868
「『ベルの恋人でもなんでもなるからさ!』 って大声で、腹立つ笑顔で言ってたよ君」
「初対面でどういう人だかわからないけど……… 女性なら怒るはずだよ、この一言」
何となくあの時のビートを思わせる口調で話す青年
「……えーっと、これ普通に手の先に魔力溜めてそっから発射して、っていう感じじゃだめなの?」
870
:
とある世界の冒険者
:2013/05/01(水) 23:15:09 ID:0UAeCH4E
>>868
要約すると最初の魔法は
1、ステップを踏む
2、もう一度ステップを踏む
3、くるっとまわって一回転
4、両手を重ねて前に突き出す
5、低確率で何か出る
との事であった。
>>869
「あ?確かにその通りだが…それがどうしたよ」
871
:
とある世界の冒険者
:2013/05/01(水) 23:23:48 ID:5cJHu0Qo
>>869
「………………………。」
自分が何を言っていたのか、ディフから聞かされると突如白目をむき
「ヤバイ……恩を仇で返しちまったよ………最低だ……なんでいつもこうなんだよ…。」
とガクリと項垂れる。
>>870
(……低確率って時点でダメだな。
というより、一番簡単なのでこれかよ!?これ以上に難しいのとか実践じゃ使いようがないだろ!?)
とまぁ、予想以上の酷さに驚くしかなかったが、これだけでやめるのももったいないと思い、適当にページを捲り出す。
とりあえず、動作は抜きにして確実になんか出せるものがどれほどの動作になるのかが気になるのだ。
872
:
とある世界の冒険者
:2013/05/01(水) 23:38:20 ID:tW7c2FTw
>>870
「……今現在、王都付近では妙な噂話が横行している」
「鎧をつけた獣、森の中の武者、唄う半魔族の姫、謎の竜の卵。神社へ続く階段が急に現れるという話に、魔女が住む家があるという噂」
「一見森で起きているくらいにしか共通点が無いように思えるけど、全部いやに正確に伝わっていたり、そのくせ肝心なところが抜けたりしている。」
「何よりも、数が多い」
「火水神社の巫女さんが言ってたんだけど、この森の噂の群。侵食と無関係と決めつけるには胡散臭いんだって ……僕もそう思う」
「僕は森の噂を調べているうちに…… 多分、調べた事が原因で侵食と因果が生まれた」
「大魔導師さん。 さっきの話とは逆に認知されればされるほど、魔術的に有利に働く事もあるんじゃないか?」
「聞けば侵食は、情報量が多いほどより悪く干渉するらしい。 ならこういった森のうわさが流れたのも侵食を活性化させるためじゃないか?」
>>871
「……とりあえず謝るしかないよ、 『また』調子に乗っているとか言ってたから多分そこら辺はわかってくれるよ」
「ベルさんを傷つけるために言ったんじゃなくて、なんていうかえーっと……………」
「…………あーうん、僕も手伝うからとりあえず謝ろうか、ね?」
言葉を途中で切り無理やり繋げた
顔色を見ればわかる。 傷つけるために言ったんじゃなくてもっと怒らせるような理由で言ったと思ってる顔だ
873
:
とある世界の冒険者
:2013/05/01(水) 23:46:12 ID:0UAeCH4E
>>871
結論、確実に出すには道具が要る。
そしてやっぱり自力の魔力を思うままに操れないと話にならない。
すなわち現状で出せる魔術など皆無であった。
>>872
「まあ、あり得る話ではあるが…
で、それが分ったところでどうするって話だな?」
とまあこんな感じで今日はおしまい。
874
:
とある世界の冒険者
:2013/05/03(金) 23:07:52 ID:Y6tCrFBY
<王都近くの草原>
「……ああ、甘い…………良い、香り…………。」
【毛先だけが黒い金髪の少女が琥珀色の球体に埋まりながら恍惚とした様子で。
その球体は少々、軟らか過ぎるが弾力ととろみを持ち合わせており、少女を包み込んでいる。
少女は少女で腰の周りに空き瓶を括り付けているなど、少々、異様である。】
875
:
とある世界の冒険者
:2013/05/03(金) 23:32:06 ID:Y6tCrFBY
「そろそろ、時間ですかねー。
それにしても、あのおじいさんも強引ですよね。」
【蜂蜜で出来た球体から身を起こす。
蜂蜜は少女の体に張り付き、名残惜しそうに黄金色の糸を引く。
その様はまるで、脱皮をする昆虫のようだ。】
「……というよりも形振り構っていられない、って感じでしょうねー、ふふふ。」
876
:
とある世界の冒険者
:2013/05/03(金) 23:35:14 ID:UF3hLv7A
mob昆布「ハーレン死ね」
「ハーレン死ね。」
『うるせぇぶっ殺すぞアホ共』
【そんな草原を歩くのは鎧に身を固め、槌を背負った男と、槍と大盾を背負ったコンビと】
【長い金髪、背には大剣、一見軽薄そうな印象を感じさせる軽装の長身の男だった】
877
:
とある世界の冒険者
:2013/05/03(金) 23:43:09 ID:Y6tCrFBY
>>826
「……こんばんはー、お兄さんたち?」
【そんな3人の姿を見ると、腕を後ろに組んでにこりとしながら挨拶する。
首を僅かに傾げるようにして傾けているその様は実に少女らしい。
背後にある大きな蜂蜜の球体やら、自身の体に纏わりついている蜂蜜のことは気にしていない。
もちろん、このように巨大な蜂蜜があるため、周囲は甘い香りに包まれている。】
878
:
とある世界の冒険者
:2013/05/03(金) 23:49:42 ID:UF3hLv7A
>>877
mob槍「…………ナン=ゾ=アレー!? あ、でもちょっとエロイ」
【その蜂蜜やら巨大球体におどろ木ももの木さんしょの木なリアクションをするのは槍の人】
【はちみつの球体を指さして困惑の表情】
『お、可愛子ちゃん。 どうしたよ、迷子か?』
【状況を飲み込まずにヘラヘラとアイサツをするのは金髪の男、いたって余裕だ】
「お前等状況飲み込めよ。 ……魔物かね。」
【ツッコミ入れつつ背中の大槌に手を掛けるのは槌の人】
【三者三様もここまで来ると立派である】
879
:
とある世界の冒険者
:2013/05/03(金) 23:54:53 ID:Y6tCrFBY
>>878
「ん?……あぁ、いいでしょ?コレは蜂蜜で出来ているの。」
【そういうと、くるっと踵を返して蜂蜜の球体のところまで戻る。
蜂蜜は球体のまま、自立しており、溶けるわけでも固まるわけでもない。
そうして、球体のところまで戻るといきなりその中に手を突っ込んだ。】
「ふふ……甘くてとろとろの蜂蜜ですよー?
――――――ほら、ぐーるぐるぐる……。」
【そして、その突っ込んだ手をかき回すように動かしている。
どろりとした蜂蜜が粘着質な音ともに、手に、腕に纏わりついていっている。】
880
:
とある世界の冒険者
:2013/05/03(金) 23:56:34 ID:UF3hLv7A
>>879
mob槍「……擬似ローションプレイッ!?」
『やっべぇ、今度エルラさんかパルちゃんと……いや、ああいうのなら逆にサーシャの方が……』
【ゴクリ、と生唾を飲み込むアホが二人】
【槍の人に至っては鼻息が荒い】
「なぁ、頼むからさ、まともにやって来んないかなお前等。」
【槌の人はぶぉん、と大槌を振って強風を巻き起こす】
【真面目だ】
881
:
とある世界の冒険者
:2013/05/04(土) 00:02:36 ID:iZBHsfDM
>>880
「っ、と……そんな大きいモノを振り回すなんて危ないですねー。
雄雄しいのは結構ですけど、元気が良すぎるのも考え物だと思いますよ、お兄さん?」
【強風に少し煽られて、身を強張らせるが、蜂蜜に突っ込んだ手はそのままに。
そして、暫くかき回していたが、不意にそこからずるりと腕を引き抜いた。】
「――――ねぇ、お兄さんたちは甘いものは好き?」
【再び、首を傾げ、ニコニコとした顔のまま問いかける。
引き抜いた際に顔に飛び散った蜂蜜を舌でぺろりと舐めとった。
腕からはぬらぬらと月に照らされて光る蜂蜜が腕を伝って、地面へと流れ落ちていく。】
882
:
とある世界の冒険者
:2013/05/04(土) 00:04:39 ID:HmtRaTiQ
>>881
mob槍「大好きです!!」
『大好きでs……いや浮気は拙いッ!?』
【ぴーん、と手を挙げて大声で応えるやりの人と】
【一瞬上げかけたが正気に戻った金髪、アホばっかか】
「お前等そろそろ真面目にやれぶっ殺すぞマジで。」
【唯一まともな大槌の人は振り回した大槌を地面に叩き付けて】
【再度裂帛の闘気と共に衝撃の強風を放ち、蜜が流れた地面を叩き壊す】
883
:
とある世界の冒険者
:2013/05/04(土) 00:12:00 ID:iZBHsfDM
>>882
「……んふふ、2人はお利口さんみたいですが……そっちの人は違うみたいですねー。
折角、イイコトをシてあげようと思ったのに。」
【不満げに自身の口元に軽く指を当てながら、声を上げる。
言動と見た目がまったく釣り合っていない。】
「それなら、全員、甘いものをだぁいすきにしてあげますよ。」
【そういうと自身の衣服を弄り懐から何かを取り出した。
それは杖の様に見えるが先端が球体になっており、その球体には凹凸が刻まれている。
どうやら、蜂蜜をかき混ぜたり、取ったりするときに使うマドラーのようである。】
884
:
とある世界の冒険者
:2013/05/04(土) 00:14:32 ID:HmtRaTiQ
>>883
mob槍「ハーレン!俺あの娘でDT捨テル!イクシオンサーガ!」
『落ち着け!確かに可愛いが……やべぇ可愛いって言ったら浮気かなヴォルケン!?』
【アホ二人はわちゃわちゃと少女の様子を見ながら騒ぎ立てる】
【武器を構える様子も無いあたり軽快値ゼロである】
「お前等このバケモノぶっ殺したら本当にぶっ殺すからな。」
【冷ややかな目線で仲間(アホ)を一瞥した後】
【自身の大槌で叩き割った地面の一部を片手で掴んで、娘の方に躊躇なく、投げた】
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