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第三汎用スレッド

1「鍵を持つ者」:2012/09/29(土) 00:27:21 ID:???
第三の眼なんて無かった

58とある世界の冒険者:2012/10/08(月) 22:35:55 ID:XppZX/8c
>>57
「わふ……でもぉ……」
大金をもった子供とは思えない反応
大体は無駄使いするが、落ち込むという反応は一体……?

「わふ! ずっと一緒わふ!」
いつ知り合ったに対してずっと一緒。普通に考えれば兄と行っている時点で兄弟とも思える
それでも、ずっと一緒と言うだろうか?

59とある世界の冒険者:2012/10/08(月) 22:41:53 ID:RP/BEmzA
>>58
「お金持ちではないが故によくわかりませんけど……、
なにが引っ掛かるので……?」
と不思議そうに尋ねつつも、

「ずっと一緒……?
生まれた時からそばにいた……、ということですか……?」
と、やはり不思議に思ったのか尋ねる
引っ掛かる要素がまた増えたのである

60とある世界の冒険者:2012/10/08(月) 22:50:26 ID:XppZX/8c
「お金沢山って怖いわふ?」
なぜか少しだけ恐怖心があるように見える
「そんな感じわふ!」
元気よくそう答えた。

61とある世界の冒険者:2012/10/08(月) 22:55:24 ID:RP/BEmzA
>>60
「なぜ……、そう思うので?」
自分の考えを述べるより先に、そう尋ねつつ、

「なるほどです……」
とりあえず、とりあえずのところそれで納得しつつ、

「それで……、どれぐらい歳が離れていそうなので……?」
と、ためしに尋ねてみる

62とある世界の冒険者:2012/10/08(月) 23:02:37 ID:XppZX/8c
>>61
「わからないけど、何か怖いわふ! だから、余ったらアル兄に返してるわふ!」
何かの恐怖症なのか。手元には置きたくないのだろう

「わふ……わからないわふ! 多分、十くらいわふ!」
見た目でもでるたは九つ位に見える。大よそ19〜20暗いと考えるべきか
さっきからっぽを振っている。どうやら、セリオンとの会話は楽しようだ

63とある世界の冒険者:2012/10/08(月) 23:12:16 ID:RP/BEmzA
>>62
「その口ぶりだと、トラウマ……、というわけでもなさそうですね……
なるほどです……」
(まさか、そういう風に仕組まれた……?
いえ……、それは……)
そんなことを考えつつも、そう返しつつ

「……なるほど、ありがとうございます……」
兄弟にしては、年が離れすぎているようになんとなく感じたらしい少女
なんとなくではあるが
もう少し、真実を見極めるためというのも含めて尋ねたいこともあったが……

「……私のような者と話して……、楽しいですか……?」
はっきり言って、少女の言動のほとんどが質問である
楽しませるようなことなど、言ったつもりもなかった
しかしでるたが楽しそうなのを見て、自虐を込めて尋ねるのである

64とある世界の冒険者:2012/10/08(月) 23:15:25 ID:XppZX/8c
「トラーウマー?」
初めて聞くようで首をかしげている


「人と話すときは楽しいわふ!」
会話自体を楽しんでいるようだ。それが質問に対する回答であっても
彼にとっては楽しいことと分類しているようだ
「セリオンは何でお菓子くれるわふ?」
質問を返された

65とある世界の冒険者:2012/10/08(月) 23:22:11 ID:RP/BEmzA
>>64
「過去の嫌な体験や経験により、忘れ去りたくなるような出来事の事です……」
かなり簡単に返しつつお、続けて

「なるほどです……、人生楽しめるタイプですね……」
と感心したように言いつつも、続けて

「対価を得るため……、でしょうか……?」
冗談か本音かはともかく、そう言う少女

66とある世界の冒険者:2012/10/08(月) 23:33:08 ID:XppZX/8c
「わふ、そうなのかわふ! 勉強になったわふ!」
こくこくと頷く

「対価わふ? 何の対価わふ?」
首をかしげている。セリオンがいうたいかとはなんであろうか?

67とある世界の冒険者:2012/10/08(月) 23:40:00 ID:RP/BEmzA
>>66
「私が今必要とする情報、物、お金……
そう言ったものです」
と言いつつも、続けて

「……というのは半分冗談で……
本音は……、少しでも元気を出していただければ、と……」
と、温かみある口調で言う。振り返れば、 悲しみに暮れていたでるたに、
彼女は氷菓子をあげたわけで
ただし冗談なのは半分であるが

68とある世界の冒険者:2012/10/08(月) 23:47:18 ID:XppZX/8c
「わふ! ありがとうわふ!」
満面の笑みで返す
「セリオン、やさしいわふ!」
尻尾を振りながらそう答える。言葉通り受け取り、裏を見ないようだ。

69とある世界の冒険者:2012/10/08(月) 23:50:21 ID:RP/BEmzA
「優しい……、ですか
ありがとうございます……」
笑みを浮かべつつも、そう返しつつ

「そういえば……、最近は一人で暮らしているので……?」
ふと思い出したように尋ねる

70とある世界の冒険者:2012/10/08(月) 23:59:04 ID:XppZX/8c
「そうわふ……」
一気に暗くなっていく表情
「友達も最近は見ないしさみしいわふ……」
しょぼくれて、少し泣きそうになっている


//切り上げるタイミングは任せるよ

71とある世界の冒険者:2012/10/09(火) 00:03:52 ID:wxetRLms
>>70
「……友達……、エルフっぽい子ですか……?」
前に会ったのを思い出しながら

「ではアル兄と言う人は……、
言わばあなたや妹さんの親代わりでも……」
と、解釈して尋ねる

//任されたのです、ではもう少しだけ

72とある世界の冒険者:2012/10/09(火) 00:07:18 ID:lnO15UZg
「アイルンも友達だけど、会ってないのは違う友達わふ……」
しょんぼりとしながらそう答える
違う友達もいるようだ
「わふわふ、そうとも言うわふ! でもアル兄はアル兄わふ!」
親代わりらしいが違うらしい。でるたの中では何か線引きされているようだ

73とある世界の冒険者:2012/10/09(火) 00:13:07 ID:wxetRLms
>>72
「……違う友達ですか……
その方は忙しいので……?」
と尋ねつつも、

「謎の線引きですね……
基準でもあるので……?」
と不思議に思い尋ねてみる

74とある世界の冒険者:2012/10/09(火) 00:21:27 ID:lnO15UZg
「わからないわふ……」
わからない。それだけ言うと、しょんぼりとしだした

「特にないわふ!」
綺麗に言い切った。
「ただただ、そういう感じわふ!」
感じでの線引きだったようだ

75とある世界の冒険者:2012/10/09(火) 00:26:31 ID:wxetRLms
>>74
「……深く踏み込むのはやめておきましょう……」
なにを思ったか、そう呟きつつ

「感覚によるものでしたか……」
少し見当違いだったな、なんて思いつつ

「では私はこれで……
いつの日かどこかで……」
と言い残して、去って行った

//区切りがいいのでこのあたりで
お疲れ様でした!

76とある世界の冒険者:2012/10/09(火) 00:28:57 ID:lnO15UZg
「バイバイわふー!!」
元気よく手を振る
//お疲れ様です!

77とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 21:44:33 ID:S0j5iSt6
王都>>2977より

うっとりと結界で守られた睡蓮に見とれる猫娘…
その最中、誰にも気取られない程の小声で、何かを呟いた様な。

「……さて…そろそろ次に行きましょうか。」
しばらくすると、踵を返して次の展示物の元へ赴こうと…

その時、突如爆竹が爆ぜる様な轟音が派手に鳴り響く。
と、同時に、濃い煙幕が周囲に勢い良く立ち込め、辺りの視界は完全に遮られる。
客達はたちまちのうちにパニックを起こし、甲高い悲鳴を上げてうろたえるばかり。

78とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 21:49:02 ID:/kDUCnqo

「…………?」

ぴくり、と。
耳が揺れる。 何故か――生まれ付き、耳だけは良いのだ。
別に何かあった、という訳でもなく、単純に、生まれ付きとして。

だから、何を言ったのかを聞こうとして――

「っ、わぅっ!? ……っ、と……!」

びくーん、と轟音に背筋を伸ばすが、周囲の慌ただしさに何事かあったのだ、
という事だけは理解して――一緒に来ている猫娘の手をつかもうとする

79とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 21:57:15 ID:5hp5gVL.
「ごほんごほん……うわ、煙幕か……
背景なんだけどな……」
この青年のポケットには、なぜか青い拳銃が入っていないのである
赤い拳銃を取り出して、念じれば、風の力を感じる、葉っぱの団扇に姿を変える

「んじゃ必殺、霧払い!」
自分の近く煙を風で払おうと試みつつ、
守られた展示物の元へ向かおうとする

80とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 22:02:38 ID:S0j5iSt6
混乱した人ごみに紛れてしまったのだろうか、
濃霧の中伸ばした少年の手は娘の手を掴むことは無く、虚しく空を切る。

しばらくすると轟音が静まり、霧が徐々に晴れていく。
そこには、あっさりと破られた結界、そして睡蓮を手にする人影…。

「あーっはっはっはっはっは!!!
 御機嫌麗しゅう、皆様!
 怪盗シルヴァヴィーネ、ただいま参上!ですわ!!!」
高笑いを上げながら名乗りを上げるのは、
銀の耳、尻尾に、露出の大目なボンテージスーツ、
銀色の小剣を腰に提げた、黒い仮面の女怪盗。

「…秘宝『クリスタル・ロータス』…
 …この私が、華麗に貰い受けましたわ!!」
そう良いながら手にした睡蓮を宙に投げると、
睡蓮は煙に巻いたかの様にぱっと消えてしまう。

一瞬ポカーンとする群集、そして護衛…
護衛たちは、すぐに我に返り自分の使命を思い出すと、
女怪盗を捕らえようと各々の得物を手に駆け寄っていく。

81とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 22:05:58 ID:/kDUCnqo

「っ、ティティスっ!?」

虚しく空を切った手に、ハッとして周囲を見るもその姿は無く、
探すように周囲を見渡して。

「――、怪、盗……?
あ、そっか、美術館だから……!」

以前少女やら、今の働いている場所の雇い主から、幾度か聞いた事のあるその話。
雇い主は些細事と言って動く気は無かったようだが、と、ふとそれを思い出す。

「って、それより、ティティス……!
あ、でも、何か大変そうだし……!?」

が、今は見知らぬ宝石より見知った友人、ということで。
周囲を気にしつつも周りを探すのだが……。

82とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 22:14:23 ID:5hp5gVL.
「目立つ怪盗だなー……、ん、そういやあれどっかで……」
のんきに眺めつつ
焦ってはいなさそうであるが、
こちらは怪盗を追いかける気でいるのか、団扇を仰いで、
加速をつけながら怪盗のほうへ向かおうとする

同時に、消す技を前に見たことがあったのを思い出す
後、拳銃を一丁しか持っていない

83とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 22:18:51 ID:S0j5iSt6
警棒やらさすまたやらを振りかざし、怪盗へと突進する護衛達。

「貴方がた、秘宝を手にするには野蛮すぎですわね…。」
ため息をつく怪盗目掛けて護衛達は獰猛に襲い掛かる。
振り下ろされた得物は怪盗に直撃。
そのまま護衛達に囲まれて袋叩きに……
されたかの様に見えたが、怪盗の姿は煙のように掻き消えてしまった。

肝心の怪盗の姿は、というと護衛達の頭上。
華麗に身体を翻して降下すると、護衛の脳天目掛けて蹴りを落とし入れる。
そのまま周囲の護衛も、的確に急所を突いて気絶させていくのであった。

「ご機嫌よう、皆様。
 しばらくの間眠っていて下さるかしら…?」
護衛達に気取ったセリフの残すと、どよめく群集を掻き分けて脱出に移ろうと。

「……おや。
 貴方も私と踊りたいのかしら、お兄さん?」
視界の端に、走り寄ってくるカイサの姿を捉えると、
立ち止まって銀の小剣をスラリと抜き放つ。

84とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 22:23:09 ID:/kDUCnqo
>>82-83
「っ、――ああ、もうっ……ごめんティティス、後でちゃんと探すから……!」

蹴倒されていく護衛達を横目に見て、探索を中断。
踏み出した右脚を軸に方向を怪盗の方へと転換。

「――っ、ふぅっ……!」

しゃらり、と腰に提げた銀色の短剣を抜き放って、
左脚で一歩踏み出す、――踏み出したその脚は、白く、有機的な、
"人でない物"に変わって。

85とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 22:31:19 ID:5hp5gVL.
>>83
「お久しぶり、もしくは初めまして、怪盗殿
ダンスならよろこんでお受けいたしましょう」
と、軽く会釈しつつも一見は飄々と返しつつ
そしてどこからか、赤い拳銃がカイサの元に飛んでくる

「……ま、剣を取り出してる以上、舞踏会じゃなく武道会になるんだろうけどな」
会釈した後に拳銃を手に取り、赤い刀身の刀に念じて姿を変えさせる

86とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 22:39:17 ID:S0j5iSt6
「……ふふふ……。
 …どうも『初めまして』。
 私、怪盗シルヴァヴィーネと申しますわ。」
剣を垂直に立ててカイサと向き合う。
決闘前の儀礼の一形式である。

「でも、私急いで帰らないとなりませんの。
 ……待たせている人がいらっしゃいますし……。
ダンスのお相手はまた今度お願いしますわ。」
と、ちらりと視線を脇に向ける。
視線の先には、何か異形へと姿を変える者が……。

87とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 22:41:52 ID:/kDUCnqo
>>85-86
「――止、ま、れぇっ!!」

完全に白の異形と化した両足で、踏み切る。
――両足の踵に当たる部分から、強烈な空圧を放射。

空気が破裂するけたたましい音と、怪盗を静止する少年の声。

直線の機動で恐るべき速度で"放り出された"その姿が怪盗を掴まんとする。
……最も掴んだ所で、ブレーキが効くかは怪しいが。

88とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 22:50:32 ID:5hp5gVL.
>>86
「わかりました、ではダンスはまたいつの日か」
と本気かどうかはともかく、気取った口調でそう言いつつも、
異形が突っ込んできたのをみて、
とりあえずこちらはポケットから青い拳銃を取り出すだけにする

89とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 22:55:52 ID:S0j5iSt6
「……せっかちさんですわね。
 もう少しおとなしく待ってて欲しかったですわ。」
白兎の異形へと姿を変えた少年が飛び掛ってくるのを見るや、
くすりと微笑み、小声で呟く。

超高速で半垂れた少年の手が、女怪盗を掴む…
が、どこかその手応えは不確かで頼りない。

90とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 22:59:36 ID:/kDUCnqo
「(周りの人とか、ティティスとか危ないし――このままっ!)」

ごっ、と掴んだ手をそのままに両の脚から空気を吹き出して、再発射。
捕まえたまま周囲から引き離そうと、壁の方に突っ込んでいくが――

91とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 23:02:21 ID:5hp5gVL.
「ああなると、することないな
二人まとめて焼くならともかく」
とりあえずその様を眺めつつ、
赤い刀身の剣を念じることで、赤い拳銃に戻しておく

92とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 23:13:00 ID:S0j5iSt6
加速する少年の手に掴んだ怪盗の姿は、
霧の様に霞んで消えていく……
魔力で形作られた囮を掴まされた様だ。

「速さは中々……
 ですが、動きが直線的過ぎですわ、坊や…!」
少年が怪盗を掴んだ地点よりやや横方向に、その姿が。

「……お遊戯はここまでですわ!
 御機嫌よう、お兄さん、兎さん!!」
高々と小剣を掲げると、呪文の詠唱を始める。
強力な魔力が渦巻き、怪盗の周囲の空間が歪み始める。

≪…邪なる風を引きつれ、来たれ魔神ジニエ・プレティウム…!≫
≪その颶風、吹き荒らして混沌を齎せ!≫
高々と呪文を紡ぐと、小剣を振り下ろす。
すると、渦巻く魔力が凄まじい風雨を呼び起こす。
客は吹き飛ばされてなぎ倒され、展示されたお宝は宙を舞い、展示場内は阿鼻叫喚と化す。

93とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 23:15:11 ID:/kDUCnqo
「に、せものっ!?」

その勢いのまま、壁に思い切り体を叩き付けて。

「――っ、たぁ……っ、う」

そのままくたり、と打ち付けられた体を横に倒す。

94とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 23:22:55 ID:5hp5gVL.
>>92
「こりゃ、乱射してもよかったかな?」
掴んだものが偽物だったのを見て思うが、

「すごい風だな、俺の作り出す偽物とは大違い……
うわっ!」
そんなことを呟きつつも、風に吹き飛ばされないように立つので精一杯の青年
しかし健闘むなしく吹き飛ばされる。が直前に二丁の拳銃からそれぞれ魔弾を放つ
魔力を使用したのか、怪盗に向けて魔弾が一丁につき5発放たれる

95とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 23:28:15 ID:S0j5iSt6
吹き荒れる嵐に紛れて怪盗の高笑いが響く。
青年が放った魔弾は命中しただろうか……。
激しく打ち付ける風雨のせいで、それすらも定かではない。

そして、やがて嵐が晴れる……。
会場の中は、倒れた人や、散乱した宝などで散々な状況である。
怪盗の姿はというと、さっぱりと消えて居なくなっているのであった。

96とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 23:29:52 ID:/kDUCnqo
「っ、たぁ……。」

痛む体を抑えて、ふらり、ふらりと起き上がって。

「――っ……怪盗、って……
これじゃ、やってる事魔物と変わんないじゃないか……!

……っ、ティティスっ! ティティスーっ!?」

その惨状に小さく怒りの声を漏らした後に、
一緒に来ていた筈の娘を探して、声を上げ走り回る。

97とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 23:35:49 ID:5hp5gVL.
>>95
「あー、ひどい目にあった
置物に捕まらんと、攻撃すらできないな」
頭をさすりつつも、あたりを見回して

「ん、ティティス?
聞いたことあったようななかったような」
と呟きつつも、こちらは散らかった宝石を眺める
今なら取っても怪盗のせいにできるんじゃないか、なんて思いながら

98とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 23:36:48 ID:S0j5iSt6
散々な状況に不平を漏らしながらちらほらと立ち上がる人々…
あるものは目の前に散らばるお宝に目がくらみ、我が手にしようと群がり始める。

そんな群集を取り押さえようと護衛達は躍起になり、
怪盗の追跡までは手が回らない様子。

そんな中、群集に紛れて倒れていた黒毛の猫娘の姿が…
「……うぅん……なんだか、大変なことになりましたわね……?」
騒ぎの中、うめき声を上げながら身体を起こすのであった。

99とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 23:38:21 ID:QwvF.doQ
「ぁ、……ティティスっ!」

身体を起こした娘に気付き、たっ、と直ぐ近くに走り寄って

「大丈夫かっ!? 怪我とかしたりとか、
どっかぶつけたりとか……!」

100とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 23:45:26 ID:5hp5gVL.
>>98
「要は最初同様背景なんだぞ、と
同じことを考える奴がいるなら、そっと手を引くか」
結局宝石を取ることはやめておき、群がられる前にそっと、人のいないほうへ進む
そしてその通り道で

「ん、いつぞやの純粋無垢な少年と、ポットを消した料理上手な娘か」
視界に入り、視線をその二人に向けながら言う
特に心配しているわけでもなさそうで

101とある世界の冒険者:2012/10/10(水) 23:47:43 ID:S0j5iSt6
>>99
「…あ、レビッツ君……?
 …ちょっと足を捻っちゃったけど、大丈夫ですよ。
 レビッツ君も怪我は無い…?」
と、言いつつ、よろめきながら立ち上がる。

>>100
「おや、いつぞやのお兄さん?
 お兄さんも迷惑な事件に巻き込まれてしまったのですね、ふふふ。」

102とある世界の冒険者:2012/10/11(木) 00:00:28 ID:O/.awT1k
>>100-101
「足、って……大丈夫なのか? 立てなかったりとか……」

わたわた、と慌てた様子で。
手を引っ張り、たつのを手伝おうと。

103とある世界の冒険者:2012/10/11(木) 00:07:32 ID:2tkAgTKA
>>101 >.>102
「ああ、あの手品を見たあのお兄さん」
手品といっているのは、恐らくポットかなにかを消した際の動きである
そう言い返しつつも、レビッツが手を貸すのを見ながら
しかし手を貸す気はないらしく、続けて

「確かに迷惑な話といや話だな
ま、噂の怪盗殿を見れたのはラッキーだったかな」
そんな噂をどこで聞いたのかはともかく、そうあの事件を思い返しつつ言う

104とある世界の冒険者:2012/10/11(木) 00:12:15 ID:JRW1vaS2
>>102
「…ふふふ…ありがとう、レビッツ君……。
 …………あっ……!」
少年の手をとり立ち上がろうとするも、
よろめいて転びそうに。

>>103
「あら、貴方もあの怪盗を見るのは初めて?
 …噂どおり、怪盗というには些か派手なお方でしたわね。」
ふふふっと微笑みながら言う。

105とある世界の冒険者:2012/10/11(木) 00:13:47 ID:O/.awT1k
>>103
「ラッキーもあるもんかっ!
こんな、いっぱい人怪我させてっ!」

それがご不満のようで、ご立腹の様子でそう言う。
が、手を貸した娘がよろめいたのを見て

>>104
「っ、とっ……やっぱ痛いのか?
無理しない方が……。」

ぽふ、と受け止めて心配げに顔を覗き込む。

106とある世界の冒険者:2012/10/11(木) 00:22:38 ID:2tkAgTKA
>>104
「あー、怪盗シルヴァヴィーネの名乗りとか技とか派手だったよなー
同じ派手な怪盗でも、予告状を送りつけて、、
盗んだらどこかに飛んでいく、そんなイメージだったんだけどなー」
奇妙なイメージを語りつつ、思い出しながら返しつつも

>>105
「あー、確かにせめて予告状だしてりゃ、
もうちょっと被害食い止められたんだろうな」
少年の言葉も一理あるというかのように

107とある世界の冒険者:2012/10/11(木) 00:26:47 ID:JRW1vaS2
>>105
「ふふ…大丈夫ですわ、少しふらついただけ。
 ……そんなに痛みませんし、たいしたことありませんわ。」

「それにしても、せっかくの美術館が台無しですわね。
 ……レビッツ君、ここ、そろそろ出ません……?」
辺りを見渡すと、パニックに陥る一般客やら、散らばる宝やら、
慌てふためく警備やらで、とてもではないがゆっくりと楽しめる状況ではない。

>>106
「…ほんと、いつもは予告状を出すはずなんですけどね。
 ……今日は気まぐれ、だったのでしょうかね?」
怪盗の考えることなど分からない、といった顔つきで首を傾げて見せるのであった。

108とある世界の冒険者:2012/10/11(木) 00:28:17 ID:O/.awT1k
>>106
「もうっ、なんだよ、もうっ!
なんでジャキさんはあんなの放っといてるんだよー……。」

ぶつぶつ、と不満ありげに。
おそらくは世話になっているであろう男に対して愚痴を漏らして。

>>107
「そっか、なら良いけど……

あ、うん、そうだなっ。
どっか別の場所行こうぜ!」

109とある世界の冒険者:2012/10/11(木) 00:40:45 ID:2tkAgTKA
>>107
「へぇ、噂の怪盗は予告状を出すのか
しかし、迷惑な気まぐれだな」
ため息をつきつつ、

>>108
「何でも屋はお金をもらわないと、動かないからじゃないか?」
少し思案して言う

「んじゃ、デートを邪魔するのもあれだし、
それに合わせてそろそろお暇するよ
少年、頑張れ!」
勝手にデートだと思い込んだ青年は、そう言い残してどこかへ去って行ったとか

//では私はこのあたりで
お疲れ様でした!

110とある世界の冒険者:2012/10/11(木) 00:46:44 ID:JRW1vaS2
「ふふふ、デートですって、レビッツ君。」
青年の言葉に、くすくす笑って少年をからかう猫娘なのであった。

「…さて、それでは次はどこに行こうかしら…?」
少年の手を取ると、美術館の外へと歩き出すのであった。


(……ふふふ…今日もお仕事完了…・・・!)
猫娘のポケットの中……
魔法で拡張された一種の亜空間の中に、水晶の睡蓮は妖しく輝きを放つのであった…。

//では一旦この辺りで…!

111とある世界の冒険者:2012/10/11(木) 00:47:37 ID:O/.awT1k
「でっ……!?」
ぼふん、と顔を真っ赤にして。

「あっ、え、わっ、ちょ、ティティスーっ!?」

引っ張られるまま、同じく後にした……。

//あいあいまむ乙ー!

112とある世界の冒険者:2012/10/20(土) 23:15:32 ID:.vbWkxTA
-港への道中-

『……おい、良いのか?』

砂利を規則正しく踏み、小刻みに揺れる馬車。
ほどなく港に近付こうと言う所で、運転手が不意に声を投げる。
今まで一言も発しなかったが、声からして女性の様だ。

「何が。」
『この先は王国兵の検閲があっても十分おかしくない地帯だぞ。』

尤もだ。
そしてメルフェとエコーズ、共に身分が割れた場合は事態がややこしい事になるのも請け合いである。

113とある世界の冒険者:2012/10/20(土) 23:18:01 ID:HN4ZxxX6

「……別に。」

御者の問に、僅かな間を置いて考え事をしていた青年が、
ぶっきら棒に答えを投げ返す。

「兵が何か言ったら、俺が顔を出しゃいいぜ。
 最悪な事に一般兵より階級は上だし、ね」

114とある世界の冒険者:2012/10/20(土) 23:26:46 ID:.vbWkxTA
『クク……良かったな碧雷。
見つかった所で搬送される犯罪者の体で通る様だぞ。』

その返答を受け、声の主が愉快そうに返す。
口ぶりからしてメルフェの知り合いの様だ。
なるべくリスクを抑えたルートを選択したのも彼女なのだろう。

「お黙り、石屋。
それを言ったら貴女もでしょう? ……いいから、さっさと馬車進めて。時間が美味しいわ。」
『フッ……相変わらず沸点の低い事だ。』

暫しの遣り取りを終えると、馬車は港まで5分程の距離まで近づいた。

115とある世界の冒険者:2012/10/20(土) 23:30:00 ID:HN4ZxxX6
「冗談でもそんな上が喜ぶような事はしてやる気にならんぜ。」

そうだとしても何処ぞに逃してやる、と言わんばかりに
感情は全てにおいて優先される。

「……海、ソルビニア……――リィフちゃん……」

116とある世界の冒険者:2012/10/20(土) 23:34:58 ID:.vbWkxTA
『大した騎士だ。
……着いたぞ。船は渡鳥が手配している。急げよ。』
「ええ。」

想い人を描くエコーズをよそに、馬車は停車する。
検閲に関しては杞憂に終えられた様だ。
見れば一面に広がる海。巨大な貨物船や客船には眼もくれず、メルフェは馬車を降りると歩き出した。

117とある世界の冒険者:2012/10/20(土) 23:37:09 ID:HN4ZxxX6
「……皆が皆、 
 御伽話の騎士を好きな訳じゃねぇぜ。」

吐き捨てるように言って、続いて降り

「で、小舟か泥船か――どっちだぜ?」

118とある世界の冒険者:2012/10/20(土) 23:46:24 ID:.vbWkxTA
「伝説級の泥船よ。」
冗談を返しつつ、停泊してあった小さな船に歩み寄る。

「四暗、この子。一緒に運んで頂戴。」
『――彼女曰く、是。虚ろな巨を凌ぐは綺の如き小。』

その主……恐らく渡鳥と呼ばれていた黒マントが船へと手で拱く。

119とある世界の冒険者:2012/10/20(土) 23:48:41 ID:HN4ZxxX6
「そりゃ結構な事だぜ。」
肩を竦めて返し、船に乗り込み。

「他人から見ても虚ろでも、
 俺にとっちゃそれだけが……あれだけが、ほんとうの事だぜ」

120とある世界の冒険者:2012/10/20(土) 23:59:51 ID:.vbWkxTA
『……何の事か分からないけど、頑張って。』
澄んだ声で小さく言う雰囲気は、先程の物とは少し違う。
二人が乗り込んだのを確認すると、停め綱を切って船を出航させた。

「あとは数日船に揺られるだけ……と言った所ね。」
潮風を鬱陶しそうに払いながら、メルフェが呟く。

121とある世界の冒険者:2012/10/21(日) 00:01:21 ID:0m74CpqA
「……ふん。」
ふい、と視線を海に落とす。
別に、何が見える訳でもない、ただ、波間が揺れているのが見えるだけだ。

「長旅、だぜね
 こういう時速いアシを持ってる連中が羨ましいぜ。」

122とある世界の冒険者:2012/10/21(日) 00:13:51 ID:bIX/eNBk
『…………?』
意図が分からず、首を傾げる黒ローブ。
他の二人に比べて特段個性的だが、特段毒っ気が少ない。

「体調は整えておかないと話にならないわよ。
……私は先に寝ておくわ。船酔いになるから。」
と、素っ気なく言い放つと船室へ戻って行く。
勝手にも見えるが、体力を温存しておかなければならないのは彼女も同じだ。
寧ろ、手法を明かしていないが彼女の犠牲なくしてリィフへの邂逅は無いとも考えられなくない。

123とある世界の冒険者:2012/10/21(日) 00:15:58 ID:0m74CpqA
「…………悪いけど俺も寝るぜ、
 目的地までよろしく。」

四暗の毒気の無さに調子を狂わされ、
傍に置いたギターケースを枕にするように瞼を閉じる。

「(――……リィフちゃん……)」

出てから、考えるのは、――その少女の事ばかりだ。

124とある世界の冒険者:2012/10/21(日) 00:19:25 ID:bIX/eNBk
『…………。』
甲板にて、独り。

『…………ひま。』
少しさみしそうな後ろ姿であった。


メルフェは謝ると言っていた。
だとしたら自分は何を話すべきなのか。
もとい、何処まで話すべきなのか。考えれば考える程、思考の泥沼に嵌まっていく感覚がエコーズを襲う。

125とある世界の冒険者:2012/10/21(日) 00:22:06 ID:0m74CpqA

尚、この時その後姿の少女の伴侶は短時間の別行動だった、とか。

「(――……会って――……
  ……何、を話す? ……「好きだった」? ……違う、
  確かに、伝えたいけど、一瞬しか会えない、リィフちゃんに、言うことじゃない。)」

この問を、何度も、何度も、何度も繰り返す。

「(謝る――守れなくて、ごめん?
  違う、俺が、俺が伝えてーのは…・・)」

そうして、また振り出しに戻り、頭を抱える

126とある世界の冒険者:2012/10/21(日) 00:31:39 ID:bIX/eNBk
「……私は狡い事をしようとしている……。
…………のでしょうね。」

青年の思いは浪間に揺れ、海の色は静かに藍を増していく。
まるでその、思いの深さの分だけ。

――ソルビニア到着まで、あと4日

【フェードアウト】

127とある世界の冒険者:2012/10/21(日) 00:33:12 ID:0m74CpqA
「……リィフ、ちゃん。」

記憶の中の彼女の姿を、描くように。
そう小さく呟いて、瞑目し――また、思考の汚泥へと。


【FO】

128とある世界の冒険者:2012/10/27(土) 22:30:14 ID:ZplIqQ3U
−王都付近の森−
木が立ち並ぶ森の中にいかにも怪しげな
入り口のようなぽっかりと空いた穴がある・・・
人間一人がギリギリ入れそうな大きさで穴の中は真っ暗である。

129とある世界の冒険者:2012/10/28(日) 22:46:16 ID:J9k4jrOw
<王都近くの草原>

「……嗚呼、この悦楽。
蹄を探し回っていたときとは比べ物にならん。」

【恍惚とした様子で天を仰ぎながら、呟いているのは緑の鎧を着た騎士姿。
腰には鞘に収められた剣が下げられており、騎士であることは一目瞭然である。

しかし、奇妙なことに肝心の頭部はむき出しの状態である。
顔は青白く、その髪は瞳と同じく金色であるが、まるで色が抜けているかのように薄い。

さらに、この騎士姿が佇む周辺はやけに煙たく、そして焦げ臭い。】

130とある世界の冒険者:2012/10/28(日) 23:19:07 ID:dqH.Qf5g
【王都/とある雑貨店】

「……こんばんわ。」


王都のとある雑貨店にやって来る、中学生か、高校生ぐらいの少年。
なぜこの時間に雑貨店か、と言うと単純に、恋人がここに住んでいるから、である。

131とある世界の冒険者:2012/10/28(日) 23:24:42 ID:CGv3/NwI
「あら、いらっしゃい」

それを出迎えるのは、店主の魔女、ウクハである。
彼女は古めかしくも伝統的な魔女の衣装(即ち、ローブに三角帽子)といういでたちだ。
ここで売られている骨董品も、店主の衣装一つでたちまち魔法のアイテムに見えるというわけである。
実態は、ただのガラクタということもしばしばではあるものの。

「買い物……じゃないわよね。いいわね、若いって」

彼女は小さくため息をついた。

132とある世界の冒険者:2012/10/28(日) 23:26:29 ID:dqH.Qf5g
「まぁ、ここで買う物もあんまり無いですし。」

此方の少年、以前は誰彼構わず毒を吐いていたが大分鳴りを潜めた。
……いや、潜めていないかもしれない、割とトゲトゲしている。

「……愛奈さんは、二階に?」

が、恋人の前では全くの別。
上に居るのかだけが気にかかる様子。

133とある世界の冒険者:2012/10/28(日) 23:32:51 ID:CGv3/NwI
>>132
「……子供にはわからないだけよ。全く」

これでも税金を払ってもなお黒字を達成しているのである。
骨董品店の中では、そこそこ成功していると言えるだろう。
着実に利益をあげているのだから。

「呼んだ方がいいかしら。あんたら、部屋なんて何もないところにいたらえっちするしかないんだから」

トゲにはトゲで返してやるのが魔女流である。

134とある世界の冒険者:2012/10/28(日) 23:36:03 ID:dqH.Qf5g
>>133
「魔法学に進もうと思ってる身から言うと……どれも実用性がんまり無いですよね。」

実用性では無く、浪漫とかこう、雰囲気を追い求める人も居るのだ。
骨董品とはそういう物なのである。 まぁ、解らないのだが。

「エッチ以外にもしますよ、色々。」

……色々、とはなんだろう。
何か妙なニュアンスがある気もするし、無い気もする。

135とある世界の冒険者:2012/10/28(日) 23:40:19 ID:CGv3/NwI
>>134
「美術品でもあるのよ。ただの頑丈なナイフよりも、折れやすくて使いにくいけど、精巧な彫刻してある方が価値があんの」

「それが歴史上重要な物だったりすれば考古学上の価値もあるわ」

そこに目が向けられないから子供なんだ、と彼女は肩を竦める。
それに、実用性を突き詰めていけば、画家である愛奈なんて存在意義を否定されるだろうとも。

「ともかく、あの子なら上で絵書いてると思うわよ」

「締切が近いとかで。挿絵画家ってのも大変なのね」

大して興味もなさそうに、あくびをした。
かってに上がっていけ、ということだろう。

136とある世界の冒険者:2012/10/28(日) 23:43:03 ID:dqH.Qf5g
>>135
「……美術品、の価値は良く解らないもので。」

それでも、愛奈の絵は「好き」だが。
理解はしてないが、こう……何か、解るものがあるのだ。

「締切……なら、余り邪魔しない方が良いかな。
 多分、直ぐにお暇すると思いますけど、お邪魔します。」

一応、礼節として頭を下げてお邪魔する旨を伝えた後、二階へ。

137とある世界の冒険者:2012/10/28(日) 23:51:08 ID:CGv3/NwI
>>136
愛奈は、部屋で用紙と格闘している様子だった。
煮詰まっているようですらあり、彼女は唸っている。(正確には、息が喉を鳴らす音だ)
それから、小さくあくびをした。

(今日はもうやめとこうかな……)

今だ、部屋に入ってきた恋人には気がつかないでいる。
彼女の使い魔である絵の兵士達は気づいているようだが、何もしないでやるのも主のためだ。

138とある世界の冒険者:2012/10/28(日) 23:53:26 ID:dqH.Qf5g
>>137
「…………。」

少し、悪戯でも考え付いたか。
足音と気配を小さくして年上の恋人に後ろから近付く。

突然後ろから抱きすくめたら、どんな顔をするだろうか、とか
そんな程度の悪戯なのだが。

139とある世界の冒険者:2012/10/28(日) 23:57:08 ID:CGv3/NwI
>>138
(もう遅いし……)

寸前にまで近づかれても気がつかない。
それもまた仕方なし――彼女は学生であり、画家である。
もう、クエストを受けて戦う必要はなくなっているため、戦いという機能を忘れている。
そうでなくとも、彼女は召喚に頼っているために脆弱なのだ。

そんなわけで、後ろから抱きしめるのは難なく成功しそうだが……。

140とある世界の冒険者:2012/10/28(日) 23:59:47 ID:dqH.Qf5g
>>139
「……。」

直ぐ抱きしめられる位置まで着いて、それでも気付かぬ様子に
ああ、かなり集中しているんだな、と思って。

「……お邪魔、かな?」

手を出す事はせずに小さく、そう問を賭ける。

141とある世界の冒険者:2012/10/29(月) 00:07:54 ID:gEb4u/O.
>>140
「――ッ!?」

彼女はひどく驚いた様子で振り向いた。
明らかに同様の色が見て取れる。

『勝手に女の子の部屋に入るなんて、デリカシーがないよ?』

と、素早く、自分のスケッチブックに書いて見せる。
ノックぐらいしろ、という抗議の目線を、頬を軽くふくらませながら向けている……。

142とある世界の冒険者:2012/10/29(月) 00:08:58 ID:GrbUWSZg
>>141
「……ごめんね、ちょっと驚かせてみたくて。」

頬をふくらませるその姿に自然と表情を綻ばせて。
慌てる姿も可愛いな、等と思っている事だろう。

143とある世界の冒険者:2012/10/29(月) 00:16:27 ID:gEb4u/O.
>>142
『私は怒ってるんですよ?』

何で笑ってるんですか、とでも言いたげな様子である。
こういう状況だ。言葉を弄するよりも――行動で示したほうが良いこともあるだろう。
ご機嫌斜めの女の子を相手するときには、尚更だ。

144とある世界の冒険者:2012/10/29(月) 00:20:52 ID:GrbUWSZg
>>143
「はは、ごめんね。
 ……ただ、集中してる愛奈さんが、後ろから見てて凄く可愛かったから。」

むくれ顔の侭の恋人の手を取って、頬にキスをして、そう言う。

「あんまり二人っきりの時に見せてくれない顔だったから、珍しくて。
 ……そんなに嫌だった、かな。」

145とある世界の冒険者:2012/10/29(月) 00:26:17 ID:gEb4u/O.
>>144

手を取られたのでは、筆談はできない。
彼女はただ、首を横に振った。――嫌じゃない、ということか。
――それから、彼女は逆に抱きしめにかかった。
あくまでも歳上は自分。ならば、イニシアチブを取るのも自分。
――そういうことを、主張したいらしい。

146とある世界の冒険者:2012/10/29(月) 00:28:01 ID:GrbUWSZg
>>145
「……可愛いなぁ、愛奈さん。」

自分からも抱きしめ返して、分かっているだろうにそんな事を言う。
別に譲ってもいいのだがこうやって主張している姿がまた、可愛く思えるのだ。


ちなみに読唇術、を学んだから、実は口の動きだけでも何となく解りはするのである。

147とある世界の冒険者:2012/10/29(月) 00:34:41 ID:gEb4u/O.
>>146
ぎゅう、と彼女はより強く抱いた。
赤くなった自分の顔をごまかすためか――。
彼女の白い髪が、風で小さく揺れる。
彼女の力は弱く、振り払うのも――このままベッドに押し倒してやることも容易だ。
――どうする?

148とある世界の冒険者:2012/10/29(月) 00:38:22 ID:GrbUWSZg
>>147
抱きしめに頬を綻ばせ、恋人の身体を軽く引っ張ってあげて、すぐ近くのベッドに倒す。
そうして、自分より少し背の高い彼女に覆いかぶさるようにして。

「……良い?」

分かっているのに、意地悪く、そう問いかけた。

149とある世界の冒険者:2012/10/29(月) 00:41:19 ID:gEb4u/O.
>>148
――返答は、目を閉じることで返す。
絵の中の兵士達は、心中でため息を漏らすだろう。
”またか”と。彼と彼女の情事は、彼女の使い魔の兵士には筒抜けである。
あるが――もうどうしようもないので、放置しているのだ。

150とある世界の冒険者:2012/10/29(月) 00:45:07 ID:GrbUWSZg
>>149
「(……結局言われた通りになった気もするけど)」

この状況と、先程下で言われた言葉を思い出して重ねて、含み笑いをして。

「……今日は、優しくしてあげるね?」

そのまま彼女に唇を重ねた……

【FO】

151とある世界の冒険者:2012/10/30(火) 21:44:47 ID:69qSthIM
-王都近くな廃棄された石切り場-

特撮で使われそうな廃棄された石切り場に、
大型シャベルを背負い魔石の嵌った胸甲を纏う左目に眼帯の短髪娘一人。

「てろりろ、てろりろ、てろりろ、てれりろ…」

何事かを呟き何かをしている。

「ごまだ―

チュドーン!!
石切り場で爆発が起こった。

152とある世界の冒険者:2012/10/30(火) 21:59:26 ID:NJ9qBzK2
「えっ、爆発!?なんかあったのか!」

上着がタンクトップのみと寒そうな格好をした青年が、走ってくる。
どうやら事故があったと勘違いしているようだ。

153とある世界の冒険者:2012/10/30(火) 22:01:36 ID:69qSthIM
>>152
「げっほげっほ!」

黒煙舞う石切り場で煤だらけの眼帯娘。
傷らしい傷はない。

「あー、吃驚したぁ、何で爆発したかなあ」

154とある世界の冒険者:2012/10/30(火) 22:08:59 ID:NJ9qBzK2
>>153
「あ、あんた大丈夫か!どっか痛いところはないか!?」

眼帯をした女の子を見つけるなり、側まで走り、やけに大きい声で安否を心配する。
こういうのは後から響くときもあるのだ。大丈夫そうでも放置はできない。

155とある世界の冒険者:2012/10/30(火) 22:11:38 ID:69qSthIM
>>154
「ん?あ、いやいや、大丈夫です、割と」

何だか賑やかな人が来たなーとか思っている。

「あ、問題は僕よりアッチかも知れない」

指差す先で何かが赤い光を放っている。
後、物凄く禍々しい気を。

156とある世界の冒険者:2012/10/30(火) 22:17:28 ID:NJ9qBzK2
>>155
「ああ、なんかあったと思ったが、大丈夫だったならいいんだ。」

ホッとしてるかのように息を吐く。

指差す先を見るとなんかヤバ気な雰囲気を持つ何かがいるではないか!
さすがに予想外であり、「えっ?」っと声を漏らすことしかできない。

157とある世界の冒険者:2012/10/30(火) 22:19:49 ID:69qSthIM
>>156
ぐぉんぐぉん…
変な音を響かせて赤い光と禍々しさを放つソレ。

赤い紋様が刻まれた怪物の腕の様な…何だろう。
とりあえず手の部分が動いて其処らを這いずっている。


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