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第三汎用スレッド
1
:
「鍵を持つ者」
:2012/09/29(土) 00:27:21 ID:???
第三の眼なんて無かった
213
:
とある世界の冒険者
:2012/11/02(金) 23:32:12 ID:/UBRBnYI
>>212
『そうだな、――そうであれば良い。』
伽藍堂の鎧武者は、遠目に二人の姿を見て。
『では、な。 ――然らば。』
音もなく――黒い鎧は消えた。
自身の主と、それを愛する男の幸せを、願って。
214
:
とある世界の冒険者
:2012/11/02(金) 23:35:59 ID:ctDi7G9Q
>>213
『……不器用な奴だったな。まさに刃のような、そんな男だった』
消えたその場所を目視しながら、手向けのように煙を吐いて呟いた
少なくとも、彼の願いはかなうだろう確信しながら、師もまた闇に消えた
215
:
とある世界の冒険者
:2012/11/04(日) 22:45:44 ID:N.XN1B62
――王都内、エレナ宅
さて、エレナという一人の少女が剣を棄て、作家業に専念しはじめてかれこれ数年は経つ。
それまで剣と己の魔術のみで生計を立てていた昔と違い、今は、中学生から高校生の女の子にヒットする詩人として名を響かせていた。
詩人としてのランクでいうならば、下の上とか、中の下とかであるが――ともあれ、プロの世界の荒波をしっかりとわたっているようだった。
「――はたち、は。少女?」
彼女は部屋の中、虚空を見つめて何やら地の文に大して文句をつけている。
もっとも、彼女の奇行や妄言の類は、恋人であるディフには慣れきったものかもしれない。
216
:
とある世界の冒険者
:2012/11/04(日) 22:58:05 ID:GACGnIVY
>>215
「…………エレナ、何に対して言ったのか僕は知らないけど…… あんまりケチ付けちゃいけないような物じゃないと思うよそれ」
もはやエレナの行動に関しては特におかしいと感じる事は無くなった、もとい慣れた
エレナと付き合い始め、魔剣を受け継いで早数年
こちらは立場的な変化はない、精々身分の変化といえば高校最終学年になったぐらいだろうか
しかし口調や性格、そして身長(幸運にも、今やエレナより少し高くなった)に関しては、数年のうちに少しずつ変化していった
「確かに違和感があるけど……… 『女性』と呼ぶにしても少し若い印象があるんだ」
「『青年』の女性バージョンが一番相応しいんだろうけど一般的じゃない、いや少なくとも僕は知らない」
217
:
とある世界の冒険者
:2012/11/04(日) 23:07:20 ID:N.XN1B62
>>216
「そう――?」
く、と彼女は小さく伸びをして、それからあくびをひとつした。
剣を手放してからというものの、今まで失ったものを取り戻すとでも言うように、彼女は女性的なプロポーションを獲得した。
端的にいえば”太った”のであるが――それまでが”痩せすぎ”だったので、現状で丁度いいぐらいである。
「……人は、変化する」
彼女は席を立ち、ゆっくりとディフに向き直る。
今の”少女”や”女性”どちらが良いのかといった話題なぞなかったかのように。
「人が変化すれば、その関係も変わらずにはいられない」
「――それでも、私は不変を望んでいる。胸中の暖かな気持ちは、変わって欲しくない」
「ディフは、どう?」
彼女は細い指先を、ディフの頬に這わせた。
目はディフの目を見ているのか、いつも通り虚空を見つめているのか――いくら付き合いが長くても、わからない。
彼女は何でも見ているようで何も見えていなく、何も見えていないようで何もかも見えている節がある。
「私は、ディフの傷を埋めるのに十分?」
彼女の言葉の端には、不安が見て取れた。
218
:
とある世界の冒険者
:2012/11/04(日) 23:29:42 ID:GACGnIVY
>>217
「………変わっていく物もあるけど、変わらない物もあるよ」
「ありふれた言い回しだろうけど、的を射ていると思う。 ……僕も同じだよ」
「十分すぎるほど、だよ。 むしろ僕の方が不十分じゃないかと思ってしまうぐらい」
今もなお残る火事の傷跡。 表面上は普通に振舞っているが、今もなお引きずり続けている心の傷
それでも平凡に、普通の恋人が恋人にのみ見せる笑みでエレナを見つめ返した
219
:
とある世界の冒険者
:2012/11/04(日) 23:40:27 ID:N.XN1B62
>>218
「私は――ディフから、本当に沢山のものを受け取っている」
「私に不足がないか、いつも不安」
這わせた手を引っ込める。
「私のほうが、お姉さんなのに」
「――ディフは、もうこんなに頼もしい」
もう自分がディフを慌てさせることはできない。
主導権を握っていたようで、今は完全に彼の手元にある。
――ただ、それもいいか、と彼女は思っていた。
「……そつぎょう、したから?」
何かの憑き物が取れたように、彼女はいつもの声のトーンでもって、首をかしげながらそんなことを言う。
……そつぎょう、が何を意味するのかは、聞かないほうがいいかもしれない。
220
:
とある世界の冒険者
:2012/11/04(日) 23:46:33 ID:GACGnIVY
>>219
「…………エレナ、もうすっかり慣れたと思ってたけど」
「会話の高低差が凄まじすぎるよ……」
慌てさせる事はできずとも、それはそれで十分に効果を発揮していた
何だったんだろうか、今までのシリアスな雰囲気は
221
:
とある世界の冒険者
:2012/11/04(日) 23:55:13 ID:N.XN1B62
>>220
「……そう?」
彼女はあくまでも素である。
良くも悪くも、創作的な能力を強く持った人間というのはどこか壊れているのが相場だが――。
いくらなんでも派手に壊れすぎはしないだろうか。
「私は、ディフがいれば幸せ、だから」
「だから、代金に――私を、受け取ってくれればいいな、って」
虚空を捉えていた目が、今明確にディフの目を見つめる。
彼女は、そのまま吸い寄せられるようにディフにくちづけをした――。
//んではこんな感じでー。おつきあい感謝です!
222
:
とある世界の冒険者
:2012/11/05(月) 00:03:52 ID:HSxI0okY
>>221
返事をする間も無く、エレナに奪われる自信の唇
ディフの知る所ではないが矢張り主導権はエレナにあるのではないだろうか
……まぁいいか、と静かにエレナの目を見つめ返し 目を閉じるのであった
//日付を挟んでお疲れ様でしたー!
223
:
とある世界の冒険者
:2012/11/10(土) 23:27:57 ID:hh7IQ.JE
<王都のどっかスターキャッツカフェ内>
【明かりはぶら下がるランタンのみ。木製の薄暗くレトロな雰囲気を醸し出す店内。】
【カウンターに立つは黒布を巻いた二足歩行で尾にリボンをつけた小さな渋めの黒ネコ。
店内の隅にはネコ耳をつけた2m弱の大男の人形があるが気にしてはいけない。
そしてカウンターの目立つ箇所に"酒場のマスター"とサインされたカードが飾られている。】
224
:
とある世界の冒険者
:2012/11/10(土) 23:30:34 ID:UlX0EMEc
左片眼鏡を付け燕尾服を纏った一房の赤髪が混じった黒髪の青年、来店。
「…結局今日も見つからずじまいだった」
225
:
とある世界の冒険者
:2012/11/10(土) 23:34:23 ID:v8PKJmXA
「どうしたものでしょうか
注文するならこの店おすすめで」
考え事をしつつも来店するのは、黒い髪の中性的な容姿の青年
背後には霊的な気配を感じることができる
ただし霊感のようなものが強くなければ、形を捉えることはできない
捉えたならば、そこにいるのは騎士の女性
226
:
とある世界の冒険者
:2012/11/10(土) 23:42:16 ID:hh7IQ.JE
>>224
「あーかいにゃんことみどりのー……誰だ、汝?」
【丸椅子の上に背を向けた状態で立っていたネコが振り返る。
その姿は二足歩行ながらも紛れもなくネコである。】
「てか、らっしゃいにゃ。」
【ピシ、と向けたその手のひらは紛れもなくネコのものであり
指に値する部分には冗談みたいに丸いぷにぷにとした肉球が付いている。】
>>225
「にゃんつーか、王都でこんな事いうのもにゃんだけど。
…………意味不明、にゃっ!」
【一人で会話らしきことをしている青年にルベリエに向けていた肉球を
そのまま、向けた。】
227
:
とある世界の冒険者
:2012/11/10(土) 23:45:12 ID:UlX0EMEc
>>226
「…ネコが応対をしている…成程、ネコカフェではあるな」
暫く店長を見つめたまま突っ立っていた青年。
その目は何か鋭い、地の顔なんだけどね。
「まあいい、珈琲が欲しいのだが」
228
:
とある世界の冒険者
:2012/11/10(土) 23:48:26 ID:v8PKJmXA
>>226
「店長的にこの店おすすめの品を注文したいな、と」
と、意味不明と言われてもネコに頼んでみる青年
>>227
「カフェですし話し相手の一人や二人を捕まえてみたいもの……
とこんばんはです」
そう呟きつつも、
適当に椅子に座りながらも近くにいた青年に気づいてか声をかける
229
:
とある世界の冒険者
:2012/11/10(土) 23:52:16 ID:UlX0EMEc
>>228
「ああ、こんばん……つかれているようだな、お大事に」
片眼鏡の奥の瞳が一瞬怪しく光る。
が、対応はどちらかと言うと冷たかった。
230
:
とある世界の冒険者
:2012/11/10(土) 23:55:38 ID:hh7IQ.JE
>>227
「オーライ!
飲み物以外のメニューは後で持っていくにゃよ。」
【そういうと店長ことチャオウスの影が蝋燭の炎の様に揺れる。
そうかと思うと、その影がむくりと起き上がった。
そして、何事も無かったかのように影が店の奥へと消えていく。】
「ま、スターキャッツカフェって書いてあるしにゃー。
これでネコが一匹も出てこなかったら、それこそ名前負けにゃよ、完敗。」
【ネコと触れ合うだけで店員などは普通の人間という形式もある。
とはいえ、ここは文字通りの意味でネコカフェなのである。】
>>228
「オススメ、ってか折角、わざわざここに来るにゃら
CATカテゴリーの中から食して欲しいものにゃね、吾輩的にネコカフェ的に。」
【そういいながら、ネコを象ったメニューをヴァッシュへと差し出す。
CATカテゴリーはその名前の通り、ネコに因んだメニューが並ぶ。
本来、メニューはこれのみの筈なのだが、それでは流石にニッチ過ぎるということで
普通の喫茶店にあるようなメニューを入れているのである。】
NORMAL
チキンドリア
ハンバーグ
ナスとキノコのミートパスタ
ロールキャベツ
サラダ(ネオベイ風&ゴマだれ)
カレー(甘・中・激・獄)
プリン・ア・ラモード
CAT
ネコ缶
ネコ缶バーグ
ホネポテト
カツオ出汁のクリームパスタ
マタタビティー
ニボシクッキー
マタタビジュース
マタタビ酒
CHALLENGE(挑戦メニュー)
ブラックハーブティー(無料) ※完食者が出ました。
20年物マタタビドリンク ※完食者が出ました。
※メニュー変更の可能性あり。
231
:
とある世界の冒険者
:2012/11/10(土) 23:59:14 ID:v8PKJmXA
>>229
「言われてみれば、肩が凝っている気がします」
のんびりとした様子で答える青年
疲れている、と解釈したのかもしれないし、
憑りつかれるのほうで解釈したのかもしれない
どちらなのかは本人のみぞ知る
>>230
「なるほどです、では」
メニューを見せてもらい、少し思案して
「骨ポテトというのが気になりますね、なんとも」
と言う
232
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 00:02:17 ID:3Rrh69/s
>>230
「猫が店番は許容しよう…だが何だあの影は」
流石に問いただしたくなる青年。
「ネコではないだろう、如何見ても」
>>231
「そうだろうな、重そうなのが寄り掛かっている」
会話が成り立っているのかいないのか。
233
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 00:09:47 ID:Ks8LMc9A
>>231
「にゃー、まぁ、名前の通りにゃね、それも。」
【ホネポテトの説明をするはずなのだがろくな説明じゃない。
それほど、説明することはないのは事実である。】
「だって、ホネ(の様に固い)ポテトだしにゃー。」
【結局、店長の説明ではホネの形を模したポテトなのかはたまた
ホネの様に硬いポテトなのか、あるいは別の何かなのか……は分からない。】
>>232
「にゃー、汝に許容されずとも吾輩はここにアリ!」
【ビシリと片腕をまっすぐ上に挙げて、宣誓する様なポーズで。
そんな事を本体がやっていると、奥から影が現れる。】
「吾輩は吾輩にゃけどね。それ以下でも以上でもなし。
強いて言うならば、吾輩だしにゃ。吾輩と〝吾輩〟は大差は無ぇ。」
【何と影も喋ることが出来るらしい。喋りながら淹れて来たコーヒーを差し出す。
コーヒーのほかに先ほどの宣言どおりのメニュー(
>>230
)とネコ耳が添えられている。
メニューは分かるとしてもネコ耳は何なのだろうか。
カチューシャ的な形状であるため、いわゆるコスプレなどに使うものなのだが。】
234
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 00:15:34 ID:628nH0KM
>>232
「……なるほど、道理で重いわけです
というわけで、少し離れていただけませんか」
寄りかかっていると言われて、どこか納得した様子で言う青年
それを聞いてかはわからないが、霊的ななにかは、
ヴァッシュからそれなりに距離を取る、続けて
「ご指摘のおかげか、肩凝りがいくらかマシになりました
残念ながら、作業の疲れによる肩こりは残ってますけどね」
と、苦笑しつつ言う
気付いていたのか気づいていなかったのかはともかく
>>233
「なるほど、では実際に見てみたほうが早そうですし、これお一つ」
と言い注文しつつも、続けて
「あとマタタビジュースも追加で、普段見かけませんし」
と言い、注文
235
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 00:18:59 ID:3Rrh69/s
>>233
「しかも喋るのか…インパクト大の店だな」
何かに疲れたように溜息一つ。
「珈琲は美味そうだ、メニューもまあ分かる…で?」
ネコ耳ぶらぶらさせて射る様な眼で店長を見る。
地の顔ではなく若干睨んでる。
>>234
「それは良かった。作業?何かの帰りか?」
236
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 00:26:12 ID:Ks8LMc9A
>>234
「百聞は一見に如かず!
その選択は実にグッドにゃよ!」
【ぐっ、とその肉球を立ててサムズアップの様なポーズを。
実はCATカテゴリーの食べ物はあまり注文されないため、この注文は素直に嬉しいものだ。
やはり、ネコ缶など食べるのに抵抗があるものも存在するからであろう。】
「にゃにゃにゃ、了解にゃ。
ちなみにマタタビジュースはマタタビ関連の飲み物の中で一番、マタタビ度が低いにゃが
それでも十分にマタタビを感じて貰えると思うにゃよ!」
【地味にマタタビと名の付く飲み物は4つもある。
流石にジュースなのだから、一番低いのだろう。】
>>235
「にゃっにゃっ、吾輩の様なタイプの獣人はそんなにいないからにゃ。
獣人を知らないものから見れば、ネコそのものが立って喋ってる様なモンにゃし。」
【一応、ネコにしか見えないこいつも厳密にカテゴライズすれば獣人に当たる。
とはいえ、人間の成分より明らかにネコの成分が多すぎるのだが。】
「えー、そんな目で見られてもにゃー。
タダ単にネコカフェという以上は客もそれを味わって欲しいという方針の下、渡してるだけにゃよ。
別に強制する気はにゃいけどね。つけて欲しいのは変わりにゃいけど。
ま、最近は付けてくれる客は減ってきた感じにゃね。きゃら☆ぶれいく!」
【そんな視線を受けて口を尖らせ、頭の後ろで手を組んで不服そうにしている。】
237
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 00:32:05 ID:628nH0KM
>>235
「まあそんなところです
人形作りも、なかなかに集中力の居る作業です」
と言いつつも、続けて
「そちらのほうこそ、なにかの帰りなので?」
なぜかそう尋ねてみる
>>236
「まあ最悪マタタビを感じられなくても気にしませんよー」
なんてのんびり言いつつも、続けて
「では僕は、ホネポテトを頼んで本当にホネが出てきたらどうするか、
少し考えますか……」
と言い、思案し始めるのである
238
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 00:38:44 ID:3Rrh69/s
@すまぬー 眠気が…落ちるんよ
239
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 00:41:18 ID:Ks8LMc9A
>>237
「まぁ、ビンビンに感じまくったら大変なことになる場合もあるけどにゃ。」
【マタタビとは一種の滋養強壮効果があるため、強いものを摂取すればリスクは上がる。
そうでなくとも人によっては、マタタビに過敏に反応してしまい、お酒を飲んだときと
同様の状態が顕れる事があるのだ。】
「にゃっにゃっ、そんなことはないから要らぬ心配にゃね。
チャレンジ以外は一応、食べれるものを出してるつもりにゃしね。」
【あくまで店でありカフェである。
ホネなんて食べられないものを平気で出せば、間違いなくつぶれてしまう。】
>>238
//了解。お疲れ様でした!
240
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 00:45:57 ID:628nH0KM
>>239
「ならなおさら、軽いほうがよさそうです」
と言いつつも、続けて
「少しだけ安心しました」
ふう、と息をつきつつ
本気でそう思っていた節があるのかもしれない
241
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 00:53:45 ID:Ks8LMc9A
「汝がベロンベロンになっちまうにゃら、そっちのほうが吾輩も助かる。」
【言えば、ベロンベロンになってしまう客を介抱したことだってあるのである。
だが、ネコが人間を介抱するというのは並大抵の苦労ではない。】
「にゃにゃ、まぁ、完成をお楽しみに――――って、出来たみたいにゃね。」
【そうこうしているうちに肝心のホネポテトが完成したようだ。
またしても、影が調理し運んでいる。
グラスに入れられた少し黄色がかかったフライドポテトを固めたようなものと
黄金色の液体が入ったグラスである。
例によってネコ耳も添えられている。】
//ホネポテトはじゃがりこをイメージして貰えればいいです。
242
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 00:59:40 ID:628nH0KM
「僕も意識を持って行かれるのは困るのです
酔った勢いで、ついうっかり店に霊を取りつかせてしまうかもしれませんし」
なにやら物騒なことを言いつつも、続けて
「ポルダーガイストか、はたまた生き霊か……」
影を見て、そんなことを呟きつつも、それを受け取り、
ポテトを一つかじってみる、ネコ耳は受け取り、とりあえずどこかに置いておく
「お菓子のようですねー」
噛み終えて最初に放った一言であった
//了解ですー
243
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 01:04:31 ID:Ks8LMc9A
「いや、吾輩はそんなんじゃにゃいし!」
【と、自身を幽霊扱いするヴァッシュに首をぶんぶんと横に振って否定を示す。
とはいえ、影のチャオウスはもちろん真っ黒であるため、首を振っても分かりにくい。】
「にゃー、吾輩としてはこう……ちょっとした軽食のつもりだったんにゃけどね。
あれにゃ、たいていが今の汝みたいにお菓子っていうから悲しひ……。」
【よよよ、とどこで覚えてきたのか腕を目元あたりに寄せて、泣くジェスチャー。】
244
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 01:10:38 ID:628nH0KM
>>243
「霊ではないと?」
先の言動否定された気がしてか、そう返しつつも
「泣いている……、わけではないですね
僕はなにも悪くない、と」
ネコを一瞬じっと見つめて、そう判断して、
「軽食もお菓子も、それほど変わらない気がしないでもないですけどねー」
と、さりげなくマタタビジュースを飲みつつ言う
245
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 01:15:48 ID:Ks8LMc9A
「いや、どう見たって霊じゃにゃいし。
ってか、生霊だったら明らかにそれを発している対象が真横にいるんですが!」
【それはチャオウス(本体)のことであろう。
仮に生霊だとすれば、それは強い思念を放つ存在から現れている。
そして、生霊とは大抵は本人が気づくことがないのが常である。
このネコがそんな霊体を構成出来る強い思念を持っているとは思えないし
まして、本体自体は影の存在を認知している。】
「ま、まぁ、良いにゃよ、うん。」
246
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 01:20:48 ID:628nH0KM
>>245
「確かに、それもそうです
別にいつ死んでしまっても心残りなさそうですし」
今になって納得した様子、続けて
「そういえば、ネコ耳いただいてましたね」
今になって思い出した様子の青年
ネコ耳のほうを見て
247
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 01:26:00 ID:Ks8LMc9A
「にゃにゃ、アレにゃ、顔に似合わず毒舌にゃね、汝。」
【さらりととんでもないことを聞き逃すことは無かった。
ある意味で、ヴァッシュの言葉は当たりでもあるのだが。】
「うむ。シャイボーイ&ガールが急増した所為で
現在のところ特に役に立っていないけどにゃー。」
248
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 01:29:26 ID:628nH0KM
>>247
「おや、ばっちり聞こえていたみたいです
で、実際のところはどうなので?」
苦笑しつつ、無論わざとであろうが
しかし気にせず尋ねていくのであった
「まあネコ耳ですし……、これにつけてみますか」
というと、持っていたらしい鞄を漁りだす
249
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 02:15:44 ID:628nH0KM
//時間的に寝落ちと判断します
皆様お疲れ様でした!
250
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 23:23:01 ID:Ks8LMc9A
<王都近くの森>
「…………。」
【夜の森の中、茂みをがさがさと音を立て、滑るように移動する影が一つ。
姿は茂みの所為でよくは見えないものの、森での生活に慣れた動きをそれは見せる。
その影の背丈は小さい。また、慣れた動きとはいえその動きは素人かそれ以下である。
つまりは、何とか森で生きていけるレベルに過ぎない。】
251
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 23:40:20 ID:Ks8LMc9A
「……とりあえず、大丈夫そうか。」
【茂みから目だけを出すようにして辺りを窺う者が一人。
うっかり、ポツリと漏らした独り言の声からして、まだまだ若い少年だ。
もちろん、夜の森を行動しているのだから周囲の警戒を怠らないのは当たり前だ。】
252
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 23:55:25 ID:Ks8LMc9A
FO
253
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 23:57:31 ID:qmuJRzgQ
「………」
どこからともなく歩いてきたのは、白銀髪の少女
少女が現れてから、少女の周辺が冷たく感じられるようになる
冷え込んできたこの季節にも関わらず、である
254
:
とある世界の冒険者
:2012/11/11(日) 23:58:31 ID:qmuJRzgQ
//入れ違いのようですのでfo
255
:
AKB
:2012/11/12(月) 07:12:26 ID:.8MCj0NQ
元AKB48前田○子の禁断のチュウプリが流出!!
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256
:
とある世界の冒険者
:2012/11/12(月) 22:37:14 ID:FHH4b2RY
森と草原の境界線
草原の岩場から美しい歌声が聞こえている
反対に森には誰kがいるような気配がする
分かれ道、どちらを選ぶか
257
:
とある世界の冒険者
:2012/11/12(月) 22:55:06 ID:Y7LGHSbQ
>>256
「顔写真だけで捜すのは難しい。
やはり捜し人の習性や、よく行く場所を知る必要がある。
どこまで僕が首を突っ込んで良いか分からないが…仕方あるまい」
派手な半袖の着物を着た少年が街道を歩く。
捜索は難航しているようで、暗い表情を浮かべていた。
「…やはり、ここか」
草原方面からの歌声。
少年は歌声の方へ脚を進めた。
258
:
とある世界の冒険者
:2012/11/12(月) 23:07:48 ID:FHH4b2RY
草原では岩に腰を落ち着かせて座っているエルフの少女
歌は極東付近の独特の流れがある
髪の毛は、本来なら金髪なのに今は黒くなっている
白銀の目がヘクトを見つけ見つめる
「こんばんわ」
ニッコリと微笑みながらヘクトに挨拶
259
:
とある世界の冒険者
:2012/11/12(月) 23:16:09 ID:Y7LGHSbQ
>>258
「こんばんは…どーも、ヘクトです…」
少女に会う。此方もニコニコと笑みを浮かべて挨拶する。
(雰囲気は同じだが、髪の色が変わっている…)
しかし少年の頭の中では笑ってなどいない。
「本来は、続きを聴きたい所だが…
更なる情報の開示を求む、という訳でココに来た。
流石に都が相手だ、都の獣人達を一人一人当たる訳にもいくまい。
好きな場所とか、普段何やっているか…そんな些細な事でも構わない」
捜索が難航している。それを打開する為のヒントを求めた。
…少女の髪の件に付いては今は触れない様子だ。
260
:
とある世界の冒険者
:2012/11/12(月) 23:26:31 ID:FHH4b2RY
「ふふふ」
ニッコリと妖艶に笑う
「そうね。好きな場所……面会がないから分からないですね。普段……何をやっているのでしょうかね?」
首を傾げてヘクトを見つめる
分からない。彼女がうそを付いている様子も仕草もない。ただ、本当に分からないと言っている
しかし、疑問なのは彼女は果たしてヘクトの知っているアイルンなのだろうか?
「そもそも、また聞きでして正確には彼女の事はわからないの」
そう言うと、そのまま夜空の月を見つめる
「ただ、彼女に似た彼。彼はお兄さんでしたね。その方に聞けばすこしはわかるかも?」
どこか他人行儀。まるで別人。しかし雰囲気や見た目はアイルンそのもの
一体何だろうか……?
261
:
とある世界の冒険者
:2012/11/12(月) 23:34:18 ID:Y7LGHSbQ
>>260
「…ん…人違い、だったのか…?」
銀色の瞳、長い耳…黒い髪以外は依頼人とそっくりなハズだ。
「…よく知らない…か…」
よく目を凝らして少女の様子を伺う。髪以外に何かがおかしい。
「…じゃぁ聞こう。僕が依頼した尋ね人の名前は?」
デルタ。それ以外の返答ならば…人違いなのだろう。
262
:
とある世界の冒険者
:2012/11/12(月) 23:35:49 ID:Y7LGHSbQ
//7行目習性 ×僕が ○僕に
263
:
とある世界の冒険者
:2012/11/12(月) 23:45:03 ID:FHH4b2RY
「でるた。いえ、正確にはでるたの妹さんをさがしてと言ったかしら」
クスクスと笑っている
確かに、紙にはでるたと書いているし女の子とも書いている。そしてちゃんと妹と書いている
※前の時は書くのを忘れてましたすいません……
「しかし、それ以上は知らない本人達はね」
眺めている夜空から、ヘクトに視線を変えた
意味深な何かを含めて
264
:
とある世界の冒険者
:2012/11/12(月) 23:53:50 ID:Y7LGHSbQ
>>263
「普段ならこの鋭い目で見つけられるのだがね…
どうやら土地に慣れてないのが響いているらしい。
それに、都とは程遠い場所で活動している可能性もある」
目と目が合う…少年のその目は鋭いとは程遠い。
慣れない都を拠点とするヘクトの捜索範囲は、大体都に限られる。
今は他のエリアをカバー出来ていない状況だ。
「…もう一度見てみるか」
ポケットから綺麗に畳まれた捜索願の紙を取り出し、広げ始めた…
265
:
とある世界の冒険者
:2012/11/13(火) 00:00:17 ID:s7UCFVDk
どこまでも優しい目をしており、吸い込まれそうになる
「そうね。その可能性が高い」
ヘクトの予想は彼女も一緒なのだろう
「しかし、なんで彼女はそうまでして都にこないのかしらね」
くすくすと笑っている
其処にはちゃんとでるたと書いており、その下に(妹)とかいてある
ここで奇妙なのは何故かでるたの横に書いてある下の名前が黒く塗りつぶされている事
まるで意図的にその名前を隠しているかのように
266
:
とある世界の冒険者
:2012/11/13(火) 00:09:19 ID:MFEbn3xg
>>265
「なるほど、都には居ない訳だ…」
少年の目は、まるで人形のように生気が篭ってなかった。
奥底には、強い警戒心があった。
「名前が黒く塗り潰されている。
つまり訳ありなのは分かる。…訳ありの尋ね人、興味あるね…」
ふと、不敵に笑う。難度が高いほどやり甲斐があるようだ。
267
:
とある世界の冒険者
:2012/11/13(火) 00:13:24 ID:s7UCFVDk
「えぇ、訳ありよ」
そういうと、再び月を見ている
「それに土足で踏み込むか、あるいは見守るかはあなた次第」
くすくすと笑っている
「貴方にとって謎が何を意味するのか、見てみたいな」
すこし媚びるようにそう言うとすっと立ち上がる
268
:
とある世界の冒険者
:2012/11/13(火) 00:20:46 ID:MFEbn3xg
>>267
「…訳ありの依頼人に、訳ありの捜し人。
訳有りには関わるなと、師にはこっ酷く言われたが…
今は投げ出す訳には行かないだろう、僕の面子的にね…」
捜索願の紙を綺麗に折りたたみ、懐に収める。
少年は視線を夜空に移す…
「謎…解いたら次の知恵の輪を捜すだけさ。
僕は…ただ流れに従うだけ、流されるだけの存在さ」
夜空を見ている少年の姿は、まるで人形のように虚ろだった。
269
:
とある世界の冒険者
:2012/11/13(火) 00:24:01 ID:s7UCFVDk
「そう、好きなように」
クスリと笑うと踵を返して、そのまま王都の方に歩いていく
「この知恵の輪は誰が得をするのかしらね」
そう言うとゆっくりと歩きだしす
270
:
とある世界の冒険者
:2012/11/13(火) 00:32:13 ID:MFEbn3xg
>>269
「一度引き受けた依頼だからな」
虚ろな目で少女を見送る。
「解いたという…結果が欲しいだけなんだろうな、僕は。
仲間と合流し、情報網を強化するとしようか…」
右手を強く握り締めた。
…状況が好転しない。監視の数を増やす手を打つつもりだ。
271
:
とある世界の冒険者
:2012/11/13(火) 00:34:07 ID:s7UCFVDk
おつかれさまでした
FOです
272
:
とある世界の冒険者
:2012/11/13(火) 22:44:17 ID:W0btgnKA
都市伝説、どこにでも流れる、嘘か本当かわからない噂
しかし、すべてが嘘とは限らない
ここはある都市伝説の流れる森の奥
この先に進むと、霧が出始める
さらに進めば、霧は濃くなっていく
そして霧に包まれて、まわりがなにも見えなくなったかと思うと、霧が晴れ、そして
あたり一面が銀世界になっているという、そんな噂
この都市伝説は、実を言えば本当の話であり、
今宵も王都から少し離れた場所に位置する森の奥の霧の深い場所から、この場所に行くことができるだろう
この噂には実は続きがあり、入ったときに最も望んだものが、この場所に現れるという
しかし、この続きはあくまでも噂。真実は、その目で確かめるといいだろう
273
:
とある世界の冒険者
:2012/11/13(火) 23:03:46 ID:W0btgnKA
もう一つ、こんな噂もある
森の奥に進めば進むほど、不思議な出来事が起こるとはよく言われる話
そして、この森もまたこんな話がある
この森は、奥に進めば進むほど、月明かりも星の光も届かなくなる、そんな話が存在する
暗闇と静寂さが支配するこの場所は、訪れた人になにを思わせるのだろうか
そして、なにが待ち受けるのだろうか
274
:
とある世界の冒険者
:2012/11/13(火) 23:07:29 ID:W0btgnKA
fo
275
:
とある世界の冒険者
:2012/11/14(水) 22:42:00 ID:K9EpYT7k
<王都近くの森>
「……っ……っ……!」
【少し前に森の中を風が吹き抜けるかのように駆けていた影があった。
それも、何かを追うためではなく何かから逃げるためのものである。
現在、その森を駆け抜けていた影は茂みの中へと滑り込む様に消え
その中で息を潜めている。とはいえ、息は整っていないため、潜めているとはいえないのだが。】
276
:
とある世界の冒険者
:2012/11/14(水) 22:49:38 ID:oHbUFQHY
「んん?」
2m程の背丈を持つ両手足のガッシリとした筋肉質の鉞担いだオッサン一名。
森をウロウロ。
周囲をキョロキョロ。
277
:
とある世界の冒険者
:2012/11/14(水) 22:52:39 ID:ZuumnQRQ
>>275
「大変そうだねぇ…
情報漏らしちゃって味方だったモノにも追われてる?」
変声期を迎えていない、ボーイソプラノの声。
呼吸音を元に声を掛けられたのだろう。
「…もしかして僕も追っ手に見える、とか?」
派手な半袖の着物を来た少年が、付近の開けた道に立っていた。
随分と余裕そうな表情を浮かべていた。
278
:
とある世界の冒険者
:2012/11/14(水) 23:02:13 ID:K9EpYT7k
>>276
「……っ……はぁ…………はぁっ。」
【森を駆け抜けたが故に本来ならば、深呼吸でもしたいほどに
呼吸は整っておらず、心臓もばくばくと早鐘を打っている。
しかし、状況が状況である。茂みの中で声を、息を殺し身を潜める。
もちろん、理由は色々あるのだがとりあえず自分が回復するまではこうしているつもりらしい。】
>>277
「……ッ……!」
【ガオナァには気づいており、見つかるまいとまだ何も回復していない体を
引きずるようにして移動させた矢先にヘクトに見つかってしまう。
その少年はヘクトよりは年上であろうが、年不相応に幼い印象を受ける。
体に身に付けている服やリュックはボロボロであり、体も森の中を駆けていた所為か土や葉に塗れている。
特徴的なのは左腕を覆う赤い装具である。用途が何かは分からないが。】
279
:
とある世界の冒険者
:2012/11/14(水) 23:05:42 ID:oHbUFQHY
>>277
>>278
「気のせぃ…じゃあねぇなぁ?」
どったどったと周囲を歩きまわる。
280
:
とある世界の冒険者
:2012/11/14(水) 23:08:42 ID:ZuumnQRQ
>>278
「そんな手負いじゃ、いつかしら足が付くぞ?
…それとも、傷を癒す場所を探しているのかもしれないが」
山吹色の羽衣を翻し両手を挙げ、降参のポーズをとる。
「…大丈夫。僕はただの通りすがりの観光客だ」
余裕そうな表情で、怪我人の様子や容態を眺めた。
>>279
(随分と大きな気配だ。…巨体だが人間か)
少年と大男との距離は余り近くはない。今の所はノーマークだ。
281
:
とある世界の冒険者
:2012/11/14(水) 23:14:37 ID:K9EpYT7k
>>279
【茂みにいるビィバードの姿は見えないだろうが
それと対峙しているヘクトの姿は見えるかもしれない。】
>>280
「……ぅ………る、っさい……!」
【少しばかり息が整ってきたのか搾り出すようにして声を出す。
手を乱暴に払う様に動かしながら言うその言葉は明らかな拒絶の意思である。
もちろん、警戒……というよりも端から信用をするつもりはないらしい。
泥まみれの状態で、足腰も立たない状況でなお逃げようと体を引きずる。】
282
:
とある世界の冒険者
:2012/11/14(水) 23:16:07 ID:oHbUFQHY
>>280
>>281
「お、何か居やがるな、おーい何ぃしてんだ?」
どった、どった。
気配を隠すとか、歩き方をもう少しスマートにするとか、
そういう事を一切せずおっさんが駆け寄っていく。
283
:
とある世界の冒険者
:2012/11/14(水) 23:21:31 ID:ZuumnQRQ
>>281
「誤解を招かない為にも、武装解除は必要か」
愛用の鞘に納まった短刀二本を地面に放る。
続けて袖や懐から、紫の札が付いた棒手裏剣が幾つも出てくる。
13本ほど地面に落ちた。しかし万が一に備え…煙球2つだけ残す。
「これでも駄目だろうな。世の中には魔法やニンポがある。
こうも警戒されると、手当てのしようがないな…」
小柄な少年は手負いの者に、一歩ずつ近づく。
落した武器との距離がゆっくり離れていく。
>>282
「…ほう。…この場合はこんばんは…だな」
ニコニコと余裕そうな笑みを浮かべていた。逆にコワイ。
内心何も考えてないが。
284
:
とある世界の冒険者
:2012/11/14(水) 23:28:26 ID:K9EpYT7k
>>282
>>283
「……近……づく、な――――ぐぅッ?!」
【武装を目の前で解除されてもなおのこと、拒絶を示す。
ヘクトの予想通り魔法の類を警戒しているのだろうか。
もしかすれば、そんなことは関係なく他人を拒絶しているのかもしれない。
ガオナァが近づいてくるのも察して力を振り絞り、立ち上がり2人の居ない方向に駆け出そうとする。
しかし、満身創痍というべきか数歩も足を動かすことなく、その場に崩れ落ちた。】
「……ぐ、ぅぅ……ッぅあ……!」
【だが、その苦しみ方は尋常ではない。
見れば、左腕にはめられた装具から白い霧の様なものが噴出し始めている。
その白い霧は魔法に心得のあるものなら、すぐに分かるだろうが
霧散化した魔力である。それも、かなり濃度が高いものである。】
285
:
とある世界の冒険者
:2012/11/14(水) 23:33:19 ID:oHbUFQHY
>>283
「おう、こんばんはだぜ」
何も考えてないのは巨漢も一緒であった。
>>284
「何だ?何がどーなってやがる?
飯食ったら治るってもんじゃあないか?」
無知の樵、少し眉をひそめる。
286
:
とある世界の冒険者
:2012/11/14(水) 23:37:05 ID:ZuumnQRQ
>>284
「僕が追手だったら、アレの一本や二本を投げて…ぱぱっと捕獲に移るさ」
少年の余裕そうな表情が一変し、無表情と呼べる顔になる。
「ほーら、言わんこっちゃ無い…大方無理が祟って…
って…本当に大丈夫なのか!今になって限界を迎えたとしか見えないが」
(…訳ありな苦しみ方、あの魔道具…そして…魔力…)
手負いの者の容態が急変する。その様子を見た少年は歩みを止めた。
>>285
「…なんだか大事になってないか、アレ」
巨漢の方に眼をやる。目の前で起きている事を眼にして呟く。
287
:
とある世界の冒険者
:2012/11/14(水) 23:46:01 ID:oHbUFQHY
>>286
「あれだ、ニーちゃん。魔法ってやつは術者が気絶したら止まったりするだろ、確か」
全部が全部そうではないだろうし、
目の前の事象が他者の呪いの場合とか色々あるのだが。
「一旦気絶させてそれから医者に担ぎこむのが一番じゃねえか?」
288
:
とある世界の冒険者
:2012/11/14(水) 23:47:00 ID:K9EpYT7k
>>285
>>286
「…………ぅ、ぁ゛……そ、それ以上……ッ!」
【まるで溺れているかのように手で地面を掻き、這いずってでも逃げようとしている。
実際、既に追われているわけでもなし、ヘクトもガオナァも深入りはしていないのだが。
この状況に自身のトラブルもあってか周りが見えなくなっているのかもしれない。】
「く……ンン゛……来るんじゃねえぇェッ……!!」
【這いずっていた状態から体を捻り、手を思い切り払う。
それはまさに今すぐにでも消えろ、という意思表示である。
左腕の装具から噴出する白い霧の勢いが尚更強くなる。
それは、まるで蒸気機関のようである。魔力の霧は殊更に濃さを増す。
そればかりか一部は霧ではなく水滴となって地面に落ちている。
もちろん、極端なまでに魔力が凝縮してある水滴である。異常である。】
289
:
とある世界の冒険者
:2012/11/14(水) 23:55:29 ID:ZuumnQRQ
>>287
「いいや、生きている限り…魔道具は命を魔力を吸い続けるだろう
本人の意図も関係なく機能するならばね、取り外す必要もある訳だ」
元凶である装具に眼を移す。
「だが、気絶させる案は賛成だ。
下手に裂傷を与えれば更に容態が悪化しかねん」
しかし手元には煙球二つだけ…
今使えるのは篭手と具足によるカラテのみ。
>>288
「ぐぐぐっ、こんな状況下でなお抵抗するか…」
(…霧。風の陣で凌ぐとするか)
右手を真横に突き出し、球体状の風の結界を張ろうとする。
碧の膜が少年を覆った途端、事態が急変する。
「ぐあああっ…なんだこれは!!」
結界が周囲の魔力により暴走したのだ。
中にいる少年が無数の風の刃を受ける。
両目を瞑り、両腕を交差させ自分の術を耐える。
290
:
とある世界の冒険者
:2012/11/15(木) 00:02:09 ID:3po39yzQ
>>288
>>289
「うぉなんかやべぇ!?」
右往左往するオッサン、がハタと動きを止める。
「あー…やれっかなあ?」
首を回してストレッチ。
己の右拳を見やりグルングルンと振り回して…
「南無三ッ!ミョルニルパーーーーーーーンチッ!!」
バッコン!と空気が殴られ爆ぜる音がして衝撃波が生まれる。
とりあえずビィバードとヘクトを周りの暴走魔力ごと吹っ飛ばしてみようと試みる。
かなり荒い解決策だがオッサンに出来る事は少なかった。
291
:
とある世界の冒険者
:2012/11/15(木) 00:14:40 ID:M.1PEcI.
>>289
>>290
「…………ッ゛……ぐぁっ!?」
【ガオナァの衝撃波に吹き飛ばされ、近くの木の幹に背中を打ち付ける。
そして、ドサリとその場に倒れる。
だが、まだ意識は残っているのか装具から魔力を多量に含む水滴を垂れさせ
苦痛に喘ぎながらもなお立ち上がろうとしている。】
「こ、の……野郎……ども…………!」
【今にも崩れ落ちそうな状態でなんとか立ち上がる。
本当に周りの状況が見えていないらしい。二人を見据えるその目はまるで獣である。
とはいえ、この少年の状態からして戦えないのは明らかだ。
というよりも、こんな少年に先頭の心得などあるとは思えない。
しかし、先ほどから見て分かるとおり、感情によって魔力の揺らめきが激しい。
下手をすれば、本人が無意識のうちに多量の魔力を周辺に放ってしまうかもしれない。】
292
:
とある世界の冒険者
:2012/11/15(木) 00:20:40 ID:GUfaiURc
>>290
>>291
「このままでは自滅してしまうな…見誤った僕が基本的にわる…」
裂傷が次々と術者に刻まれる。頬、具足に保護されていない手足…
少年の着ている着物もズタズタに損傷したが、羽衣は損傷しなかった。
魔力は感じれても、その濃度に気付けなかった。
「…制御可能域まで収まったな。
コレは新技に使えそうだな。良いヒントを貰ったぞ。」
規模が大きくなる前に術が解ける。
魔力供給が無いため、結界は解けてしまった。
「さて、パパッと気絶させるのに丁度良いワザを披露しよう」
小柄な少年は再び笑みを浮かべ、両手で印を結ぶ。
身体全体を低くし、右掌を下に向けた。
少年の右手から無数の放電現象が引き起こる。
「雷遁…紫電」
自滅の範囲を考えて、手負いの者へと弾丸のように駆け出した。
放電する右掌を押し付けようと突撃する。
293
:
とある世界の冒険者
:2012/11/15(木) 00:23:10 ID:3po39yzQ
>>291
>>292
「うぉ…ニーちゃん任せるぜ!ビリビリさせてやんなっ!!」
おっさんは少し離れた!
294
:
とある世界の冒険者
:2012/11/15(木) 00:32:50 ID:M.1PEcI.
>>292
>>293
「っ゛……どいつも、こい、つも……!」
【魔力が放出され続けるのは装具だけでこの少年からは何も無い。
かといって、突撃してくるヘクトに対し何かするのかと思いきや、それをする様子もない。
つまりは完全に無防備である。やはり、この少年は戦い方を知らない。ド素人である。】
「このッ……来るん、じゃ――――――!」
【ヨタヨタと覚束ない足取りで後退しながら、逃げようとする。
だが、逃げることは出来ずあと少しでその放電が自信を襲おうとした瞬間
一際、強く霧が放出されたかと思うと少年の姿が消えた。どうやら転移らしい。
しかし、少年の様子からしてそのような魔法を発動しようとした形跡は無かった。
つまり、高まりすぎた魔力が妙な作用を起こしたのだろう。】
295
:
とある世界の冒険者
:2012/11/15(木) 00:38:33 ID:GUfaiURc
>>293
「カッコイイ所、見せちゃうよ?」
右手に紫電を纏い、疾走する少年。
その表情は自信に溢れていた。
>>294
「あばばばばばば…あれ?
今頃二人で寝転がってるんじゃないのか?」
命中の瞬間、手負いの少年が姿を消してしまった。
当たると見ていたので前屈みに倒れ、右手のビリビリは消えてしまった。
「…なるほど。大した奴じゃないか」
傷だらけの身を起し、周囲を見渡し始めた。
逃がしてしまったようだ。
296
:
とある世界の冒険者
:2012/11/15(木) 00:39:43 ID:3po39yzQ
>>294
>>295
「なんかよーわからん出来事だったなあ…帰るか」
中身が限界なので帰ることに
297
:
とある世界の冒険者
:2012/11/15(木) 00:45:21 ID:GUfaiURc
>>296
「そうだな…折角良い見せ場が出来たと思ったんだが…」
ぼろぼろになった身で、自身の裂傷の具合を眺め…
小柄な少年は王都への帰路に向かっていった
298
:
とある世界の冒険者
:2012/11/15(木) 00:47:22 ID:M.1PEcI.
>>295
>>296
【少年がどこに消えたのかは分からない。
おそらく、転移を使ってしまった少年自身もどこに転移したかは分かっていないだろう。
装具が魔力を放出していただけで、少年は明らかに魔力を使えていない。
転移なども偶然の産物と考えていいだろう。
少年が消えた場所には少年の装具から放出された魔力の霧だけが残されていたとか、FO】
//こちらも落ちるので、この辺りで!
//お二人ともお疲れ様でしたー!
299
:
とある世界の冒険者
:2012/11/16(金) 21:38:08 ID:mdLY2.36
<王都のどっかスターキャッツカフェ内>
【明かりはぶら下がるランタンのみ。木製の薄暗くレトロな雰囲気を醸し出す店内。】
【カウンターに立つは黒布を巻いた二足歩行で尾にリボンをつけた小さな渋めの黒ネコ。
店内の隅にはネコ耳をつけた2m弱の大男の人形があるが気にしてはいけない。
そしてカウンターの目立つ箇所に"酒場のマスター"とサインされたカードが飾られている。】
300
:
とある世界の冒険者
:2012/11/16(金) 21:51:29 ID:.sGWplGk
「ここ、確か来たことなかったよね……?」
長い青い髪の厚着の少女が、ふらりと来店
301
:
とある世界の冒険者
:2012/11/16(金) 21:51:41 ID:mdLY2.36
FO
302
:
とある世界の冒険者
:2012/11/16(金) 22:01:18 ID:mdLY2.36
「…………いやいや、気づかなかったワケジャニャイヨ!」
【ぐるんと勢いよくフレアのほうへと振り返りながら言う。
決して気づいていなかったわけではない。ないのだ!】
//すいません、見落としてました……。
303
:
とある世界の冒険者
:2012/11/16(金) 22:06:37 ID:.sGWplGk
>>302
「私は忍者……、なんちゃって」
なんて冗談を言いつつも、とりあえず適当に椅子に座ることに
//気にしないでくださいなー
304
:
とある世界の冒険者
:2012/11/16(金) 22:13:24 ID:mdLY2.36
「ほら、やってないつもりなのにやってることってあるじゃん?!
あんにゃ感じ、あんにゃ感じ……!」
【ビシッと焦ったようにその肉球をフレアへとむけながら。
実際、営業時間がアレなため、客が来ても気づかないことも無いわけではない。】
305
:
とある世界の冒険者
:2012/11/16(金) 22:16:52 ID:.sGWplGk
>>304
「あ、あるある
店に時間を忘れて留まって、気づけば店が閉店しているとかあるよね」
笑みを浮かべつつも、そう返しつつ、続けて
「ところで、ここってどんな料理があるの?」
と興味本位で尋ねてみる
306
:
とある世界の冒険者
:2012/11/16(金) 22:22:30 ID:mdLY2.36
「にゃー、そんなお店に吾輩はにゃりたい……!」
【夢でも思い浮かべているかのようにカフェの天井をぼーっと見上げて。
このネコはバッカスを目標としていたりする。無論、遠すぎる目標だが。】
「そうにゃね、こんなのがあるにゃよ。」
【言いながら差し出してきたのはネコの形をしたメニューとネコ耳だ。
ネコ耳は正しくつけるタイプだ。】
NORMAL
チキンドリア
ハンバーグ
ナスとキノコのミートパスタ
ロールキャベツ
サラダ(ネオベイ風&ゴマだれ)
カレー(甘・中・激・獄)
プリン・ア・ラモード
CAT
ネコ缶
ネコ缶バーグ
ホネポテト
カツオ出汁のクリームパスタ
マタタビティー
ニボシクッキー
マタタビジュース
マタタビ酒
CHALLENGE(挑戦メニュー)
ブラックハーブティー(無料) ※完食者が出ました。
20年物マタタビドリンク ※完食者が出ました。
※メニュー変更の可能性あり。
307
:
とある世界の冒険者
:2012/11/16(金) 22:29:41 ID:.sGWplGk
>>306
「そんなお店……、じゃまだないんだねー」
なんて言いつつも、続けて
「どれどれ……?」
ネコ耳はとりあえず横に置いておき、メニューにさっと目を通してみる
308
:
とある世界の冒険者
:2012/11/16(金) 22:39:34 ID:mdLY2.36
「にゃにゃ、流石に色んな意味で無理にゃね。
でも、見果てぬ夢を追いかけるのも良い物よ……!」
【フッとニヒルに笑い、背を向ける。気分はダークヒーロー。】
「(……ハッ、彼奴も巷に蔓延るシャイボーイ……もといシャイガールの一人!)」
【ごく自然にスループラス放置されたネコ耳を見て驚愕する。
最近はネコ耳を付けてくれる客が少なくなっているのが、このカフェの課題である。】
309
:
とある世界の冒険者
:2012/11/16(金) 22:47:00 ID:.sGWplGk
>>308
「悪役風!?」
ダークヒーローと悪者を同じように考えつつも、続けて
「ん? 私なにかしたっけ?」
ネコ耳をスルー放置したことすらも忘れ去っている感がある少女
驚愕しているネコ店長を見て少し困惑した表情で
310
:
とある世界の冒険者
:2012/11/16(金) 22:51:05 ID:mdLY2.36
「にゃっにゃっにゃ、黒いしな。」
【黒=悪役とはなんと安直なことであろうか。
が、無意味に渋かったり声が低かったりするこのネコに悪役は似合っているかもしれない。
ルックスは悪役にしてはファンシーさが勝りすぎているが。】
「……んや、別に。ほら、ご注文をどうぞ……?」
【と、手を差し伸べるようにしてメニューの方を指す。】
311
:
とある世界の冒険者
:2012/11/16(金) 22:54:47 ID:.sGWplGk
>>310
「見た目で油断させて闇討ちとかできそうだし、確かに」
歪んでいる気がしないでもない解釈をしつつも、
「あ、そういえば
プリン・ア・ラモードとロールキャベツでもいただこうかな」
と言い注文してみることに
312
:
とある世界の冒険者
:2012/11/16(金) 23:02:48 ID:mdLY2.36
「……にゃんと卑劣にゃっ!
んー、まぁ、あー、吾輩の能力的に出来ないこともにゃいか……にゃにゃにゃ。」
【片手を口元に当てて含み笑いをする。もちろん(悪)ノリである。
だが、実際、出来るかできないかで言えば、出来てしまうのがこのネコの能力である。】
「そういえば、ってか何よりも優先して欲しいところにゃのだがね。」
【カフェに来ておいて注文を忘れるというのも滑稽な話である。
そして、注文を受けると店長ことチャオウスの影が蠢き始める。
すると、影がムクリと起き上がり店の奥へと行ってしまった。
これが不意打ち、闇討ちが出来るかもしれない〝理由〟であろう。】
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