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第三汎用スレッド

1「鍵を持つ者」:2012/09/29(土) 00:27:21 ID:???
第三の眼なんて無かった

1191とある世界の冒険者:2013/07/07(日) 02:08:03 ID:9ORuiy5s
>>1190
「……やわらかい?」
【返ってきた答えに顔を見合わせて首を傾げるラーナイとリスタ】

「まあ、ここで立ち往生する訳にはいかないんだし……とりゃ」
【先に飛び降りたのはリスタだった。
続いて、ラーナイも下へと降りる】

//そろそろ寝るのでつぎでFoしまっす

1192とある世界の冒険者:2013/07/07(日) 02:13:02 ID:vWRnmYko
>>1191

こうして三人は、不意な縦穴の中に飛び込んで行ったのであった。
果たして、ここは一体図書館の何処なのか?
何故その様な場所がこの図書館に存在するのか?
バンキッシュの言うやわらかいとは……!

全ては次に明かされる。
そして彼ら彼女らには、大きな出会いが訪れようとしていた……。

【フェードアウト】

//したらばこんな感じで!乙ありっす!

1193とある世界の冒険者:2013/07/07(日) 23:17:29 ID:bneCawE6
<王都の路地裏>

【目玉に寄生され、人間としての意志は既になくなっていたはずのビィバード。
しかし、そのビィバードはいつの間にか支配から解き放たれ、路地裏に逃げ込んでいた。

そんなところをクェスとアルスに発見されたのである。
だが、ビィバードは原因不明の苦痛に苛まれ、動けなくなっていた。

そんな彼の首には黒いアザが既に除去が不可能と思われるレベルで浮かんでいた。】

1194とある世界の冒険者:2013/07/07(日) 23:20:31 ID:vWRnmYko
>>1193
「一体、これは……。
ねえ、詳しく教えて欲しいんだけど……何処まで覚えているの?」

ビィバードへ向けて言う剣士。
翠髪を小さく揺らし、首を傾ける。
あくまで軽い質問で、気を張らせまいとする様な優しい聞き方だ。

1195とある世界の冒険者:2013/07/07(日) 23:22:08 ID:qy9IrL5E
>>1193-1194
「思い出せないなら、無理に思い出そうとしなくてもいい。
 ただ……君がそうなっていた、って事は覚えていて欲しいんだ。」

一先ず今は、と言葉を切って路地裏の出口の方を見る。
そろそろ医療班の者が来る筈だ。

1196とある世界の冒険者:2013/07/07(日) 23:30:19 ID:bneCawE6

「……って言われても……確か……。」

【聞き方が良かったのか、既に落ち着いたからなのか断片的ながら口を開き始めた。
だが、記憶が混濁しているのは事実のようで、中々、思い出せないらしい。】

「……蜂蜜好きの女に連れられて……えぇっと、小さな屋敷みたいなところに………。」

【情報がポツリポツリと表に現れ始める。
全く以て、原因不明と思われていたものがベールを脱ぎ始めた。】

1197とある世界の冒険者:2013/07/07(日) 23:33:01 ID:vWRnmYko
>>1196
「小さな……屋敷……?
(蜂蜜好きの女……確か、誰かがそんな事を……。)」

少しだけ視線を横に逸らし、思案する顔を見せる。

「うん、それで……?」
努めて優しく促し、頭は別の事を考えていた。
"アレ"は無差別に取りついたのではなく、誰かからけしかけられた……?
そんな事を頭の中に巡らせる。

1198とある世界の冒険者:2013/07/07(日) 23:35:59 ID:qy9IrL5E
<チョットストラグルー!ドコデスノー!?
<セシリアサン、オチツイテー

>>1196-1197
「蜂蜜……。」

頭の中である資料写真と、聞き及んだ話が思い浮かぶ。
王都の周囲で人を襲う蜂蜜の怪物の話、何れ処断はくださねば、と思っていた相手だ。

「……続けてくれるかい?」

1199とある世界の冒険者:2013/07/07(日) 23:51:49 ID:bneCawE6

「連れられて、そこで強くしてやる、って言われた。
…………まるで、お話に出てきそうな怪物みたいな………えっと……。」

【一つずつ、自分の中の記憶を手繰り寄せていく。
どうやら、強くしてやるとの誘いに乗ってしまったようだ。

彼は劣等感が非常に強く、彼にとってそれは甘い響きだったのだろう。
逆に言えば、そこに漬け込もうと考えるほどの余裕が相手にあったということだ。

つまり、ビィバードは前々から目を付けられていたらしい。
おそらく、その片鱗が窺えるエピソードもあるのだろうが、当の本人の記憶には霞がかかっている。】

1200とある世界の冒険者:2013/07/07(日) 23:54:51 ID:vWRnmYko
>>1198>>1199
「……救護班が着いた……?」

「強くしてやる……か。」
その手の誘いは自分も受けた事がある。
しかしそれは、やはり良い話ではなかった。

「……今もまだ、力が欲しいの?
キミは。」
辛い記憶を労わる様な声色で、静かに問う。

1201とある世界の冒険者:2013/07/07(日) 23:57:21 ID:qy9IrL5E

>>1200
『――居ましたわねっ、ストラグルっ!全くっ、事情も説明しないで――』
「セシリア、悪いけどアリーナと一緒にこの子、見てもらえるかな」
『んんっ……もうっ!!』
《せ、セシリアさん、落ち着いてください、ね?》

やって来たのは金色の髪を靡かせる娘二人。
一人は形相鎧に、一人はシスターを思わせるローブを纏っている。

>>1199
「……"化物"。」
怪物、と言う言葉に小さくはんのうし呟く。
心当たりはいくらでもある、別件である事を願うが。

「……ストレガスさんと同じ様に聞くけれど、
 君は、まだ強くなりたいのかい?」

片膝を付き、少年に目を合わせる。
まっすぐに、何処までもまっすぐに。

1202とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 00:02:48 ID:Kp8ifsXU
>>1200-1
「…………!」

【現れた女性にびくりと反応する。
思わず、逃げようとする動作さえとって見せた。もはや反射だ。】

「……あ、あー……その……。」

【信頼はしていないが、とりあえず目の前の人物が今のところは危害を加えないと
分かっているため、その動作を押さえ込んだ。】

「……そ、そりゃ、そうだ。どうせなら、強くなりたい……!
だから、〝あんな爺さん〟と〝まん丸の化け物〟に―――――――。

――――あ…………?」

【少しばかり興奮してしまったが、それが記憶を吐き出す切欠になったようだ。
自分でも忘れていた言葉を自分が発し、それに困惑している。】

1203とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 00:05:20 ID:OYhWil5M
>>1202
《大丈夫ですよ、怖くありませんから》
にこ、とそんなビィバードに視線を向けてしゃがみ込むのは法衣の娘だ。
流れるような金色の髪、柔らかい微笑みに銀色の瞳。
何処か、人を安心させるような雰囲気を持っている。


「よし解った、それなら、俺が君を――」
鍛える、と言い掛けた所で、ビィバードがナニカを思い出した言葉に反応し、言葉を止める。

「……! 落ち着いて、ゆっくり、深呼吸するんだ。」
そしてまずは、困惑を抑えようと。

1204とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 00:08:45 ID:VkbR3fPM
>>1201
「お願い、まだ体も万全とは言えないの。
助けてあげて。」

神妙な表情で、傍らに居るクェスが願い入る。
しかし、ストレガス……。
ストレガスと言えば、商人の大御所では無かっただろうか。
良家の者であれば、立食などでその姿を眼にした機会もあるかも知れない。

>>1202
「………
(……そうか、この子……ここまで……。)」
不意に逃げようとする様子……
気にかかる事はあったが、強さへの渇望……。
今の状況から鑑みて、余程虐げられて来たのか。

「……大丈夫、大丈夫だから。」
それを思うと、強く肩を抱かずにはいられなかった。

1205とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 00:10:35 ID:OYhWil5M
>>1204
《はい、任せてください》
『……! 貴女、ストレガスのご令嬢……?』

それを察するのはこの中の騎士関係で唯一帰属所属の娘だ。
一方、アルスはビィバードと話……法衣の娘はキョトン、とした後容態を見るようにしているが。

1206とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 00:17:42 ID:Kp8ifsXU

「……あ、あ……そうだ――――あの、骸骨みたいな爺さんが……。
俺を強く――――強く、してやるって……〝これ〟を改造してやるって。」

【記憶がぐるぐると再生し始めたのか、かけられる声にも反応を示さない。

そういいながら、自身の左腕の赤い装具に右手をやった。
口ぶりとしてはその〝爺さん〟が主に行動を起こしていたような言い方である。】

「そうしたら、そうしたら…………丸い化け物の手が宙に浮かんで――――――ッ??!」

【話している最中にクェスによって肩を抱かれる。
あまりに突然なことに体が強張ったかと思うと後ろに、跳ね飛ぶようにしてクェスから離れる。】

1207とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 00:23:45 ID:OYhWil5M
>>1206
「……やっぱり、あの老人か。」
『提出された資料にありましたわね、魔力異常を起こす、だとか』

考え込む様子で、一息吐く騎士二人。
対策は練ってあり、捜査も進めていたが……これは、貴重な情報だ。

「!」
《大丈夫です、落ち着いて下さい、怖くありませんよー》

逃げ跳んだビィバードに、困った様な顔で法衣の娘が声を掛ける。
無理矢理に手を取る事はしない。

1208とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 00:26:24 ID:VkbR3fPM
>>1205
「よろし……あっ、え?
ああぁ……えーっと……そう、かなぁー……?」

珍しく、歯切れ悪くとぼける様子を見せるクェス。
しかしその癖のある翠髪に、白を好む装い……昔から何ら変わっていない。

>>1206
「……っ!
大丈夫……私は何もしないわ……。」
(骸骨……翁……?
……それが、黒幕……!)

「貴方を傷付けたりなんか、絶対にしない……
この剣に誓って、約束する。」
一度離された事に驚くも、真っ直ぐに意思を湛えた瞳でビィバードへと再び近付く。

1209とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 00:29:20 ID:OYhWil5M
>>1208
『商家のご令嬢がこんな所で何を……まぁ、私生活にまで苦言を呈すつもりはありませんけれど』

ジト目でクェスを見詰めた後、飛び退いたビィバードに瞳を向ける。
アルスや、法衣の少女と違い騎士、と言った感じの騎士だ、彼女は。

1210とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 00:35:38 ID:Kp8ifsXU

「…………っ、っ……。」

【腰が抜けたかのような尻餅をついた姿勢でじりじりと下がっていく。
無論、ちゃんとこの場にいる全員に何度も視線を向けながら。

こうして彼の全体像を見れば、首に付いた黒いアザが良く目立つ。】

「……そ、そんな〝会ったばかり〟の人間の言葉なんか信じられるかよ!」

【剣に誓う。……それは騎士にとっては実に強力な言葉である。
だが、もちろん、ビィバードは騎士ではないため、その言葉が如何に強いものであるかは分かっていない。】

「――――え?いや、会ったばかり……?いや、確か……お前は――――。」

【寄生されたときのことは覚えていない。それは今までの反応からは明らかだ。
だが、しかし、クェスとの対峙において、一度だけ支配から外れたときがあった。

そのときの事を思い出し始めたのかもしれない。】

1211とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 00:48:31 ID:VkbR3fPM
>>1209
「い、いえいえそんな……。
あ! つかぬ事をお伺いするけど、貴女どちらの……?」

ぎくりとするクェス。
家の方針と自身が折り合わず、逃げ出したなどとは到底言えない事だ。

>>1210
「……。」
首をゆっくりと二度横に振って、足を止める。

「私は、貴方に絶対嘘を吐かない。
そして私は、貴方が人を傷付ける様な事はしたくない……そう思ってるって信じてる。」
そして眼を瞑ったまま、再びゆっくりと歩き出し

「だから、私を信じて。」
陽の様な笑みを湛えたまま、静かに片手だけをビィバードへ伸ばした。
その姿は、あの時と全く同じだ。

1212とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 00:51:24 ID:OYhWil5M
>>120
《……んー》
と、ふわふわの髪の娘はビィバードを見た後。

《じゃあ、……そちらの、貴方を知っている方を信じてあげてくれませんか?》
クェスを指し、微笑む。
自分が信用出来ないのならば、少しでも知っている娘を。

>>1211
『アークライトの家の者ですわ。
 ……と、言うかそれは、自供ですわよ?』

アークライト。
代々騎士を輩する、貴族の家柄だ。

1213とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 01:04:29 ID:Kp8ifsXU

「……あ、お、お、お前は……!」

【支配から一時的に目覚めたあの時、あのまどろみの様な不安定な世界の中で
あの時もクェスはこうして、自身に手を差し伸べてくれた。

それはビィバードの中で完全に今の状況と重なったようだ。】

「――――――そ、そうだ!……〝エゴノーズ〟……!
エゴノーズだ……あの爺さんはそう呼ばれていた……あの化け物からも。」

【クェスの差し伸べられた手を取ろうとしたその時、記憶が再生される。
ビィバードは確かにエゴノーズと述べた。

〝エゴノーズ〟……それはとある魔法使いの一族の家の名である。
とはいえ、それほど名は知れておらず、名家でもない。

だが、その息は細々と続いていたらしく、現在は5代目が継いでいるはずである。
しかし、ここで奇妙なことが起きている。

その5代目であり現当主であるはずのブラウ=エゴノーズは既に死んでいるのである。
彼は女性ばかりを狙い、通り魔を繰り返していた。その事件は〝女狩り〟と呼ばれていた。】

1214とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 01:11:47 ID:VkbR3fPM
>>1212
「……うぐ。」
しっかりしていそうだが、意外と天然なのかも知れない

「そ、そう……。
じゃあその、ええと……。」

「……御免なさい。観念するわ……。
訳あって……家出してる最中なの。ご当主にも声が掛かっているかも知れないから……
少し、黙っておいてもらえると……助かる。」

>>1213
「……ッ!!」

一瞬、沸騰しそうな程に脳が煮らぐ感覚。
確かに自身も、それと対峙した。
赦せぬ悪に遭ったと、心から怒った覚えがある。

「……ブラウ=エゴノーズ……!
これも侵の力の一旦だと言うの……!?
……ッ、何処まで……!!」

1215とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 01:12:59 ID:OYhWil5M
「……セシリア。」
『老人……で有れば、先代先々代かもしれませんわね、当代は罪を犯して死んでいますし。
こういう時には融通の利く遊撃隊で良かった、思います、証言者が居る以上査察も自由ですもの』

クェスを信用した様子のビィバードの言葉を軽くメモ取りして、
金髪の女騎士の方が路地裏を出て行く、恐らくは、資料漁りと捜査のために。

「(……あの子には、ストレガスさんが居れば大丈夫かな?)」

彼が力を望めば、鍛える腹積りではあるが。
任せた方がいいだろう、少なくとも、此の場は。

>>1214
『……仕方ありませんわね。
 出奔も程々にしないと、何処ぞの様に縁切りをされますわよ?』

かつかつ、と路地裏を出ながら娘はそう返した。

1216とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 01:21:16 ID:Kp8ifsXU
「…………っ?」

【クェスの様子を見て、動揺の色が浮かぶ。
それがクェスを焚き付けてしまう材料とは夢にも思っていない。】

「そ、それで、あいつはあの〝変な丸い化け物〟の力を借りて、俺のコレを弄ったんだ。
…………そ、そうだ……も、もしかして……!!」

【ハッとしたような表情になり、自身の装具を弄り始めた。
そう。実は装具を改造されたのと、目玉の寄生は別のタイミングだ。

なぜなら、改造された装具の力に溺れかけていた時期があったのを目撃され、自身も
それを思い出したからである。

//<お、おい……

1217とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 01:28:01 ID:VkbR3fPM
>>1215
「…………それなら、良いんだけどな……。」

低く沈んだ声で、返す言葉があった。

>>1216
「狙われていたのね……きっと。
多分、最初から貴方の様に力を欲する人を……。」
首を横に振り、怒りをこらえた様な面持ちで。

「……貴方は……下手をすれば。」
言うべきか言わざるべきかは悩んだが……信じろと言った以上隠す事も無い。

「死んでいたかもしれない。その化け物に取り殺されて。
手を切るなら、今しかないわ。」
それは自分が確かに眼にした物だ。

1218とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 01:36:38 ID:Kp8ifsXU

「……ま、まぁ、あんなところに行く気はねぇよ……。」

【と、装具を弄りながら答える。
無論、手を切るつもりのようである。

すると、不意に装具の中の魔力が急激に高まっていく。】

「っ?!…………や、やっぱり!」

【その反応に驚きをあらわにし、すぐに作動する装具を停止させた。】

1219とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 01:38:45 ID:OYhWil5M
>>1216-1217
「アリーナ、あの子と、聞いた話の纏めをを頼む。」
《あら、アルスさんはどちらへ?》

「セシリアの視察の手伝いに、あの子は、ストレガスさんが居れば大丈夫そうですから。」

軽装騎士はビィバードとクェスの方を一瞥して、離脱。
知らない騎士の言葉より、知っている少女の言葉である。

《あら……》
治療版は会話街である。

1220とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 01:43:12 ID:VkbR3fPM
>>1218
「……そう、なら良かった……。」

「……成程。
その装具を使ってあの目玉に餌を……。
ちょっと待ってて、外せそうな当てを訪ねて来るわ!」
言うが早いか、勢い良く立ち上がってその場に剣を置く。

>>1219
「少しだけ外すから、その間に治療をお願い!」

そしてアリーナへそう言い残すと、彼方へと駆け去るクェスであった。

1221とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 01:48:22 ID:Kp8ifsXU
>>1219-1220
「……いや、そのこの装具は――――。」

【何か言おうとしたが、既にクェスは去ってしまった後であり言いそびれてしまう。
あとは治療を待つのみとなったのだが、本人としてはそこまで治療をすべきところは無い。

強いて言うなら、先ほど起こった謎の頭痛くらいだが。】

//クェスさんお疲れ様でしたー!

1222とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 01:53:03 ID:OYhWil5M
>>1220-1221
《えぇっと……とりあえず、教会の方に行きますか?
 ここが良いなら、多分、その頭痛と……擦り傷と、所々打ち身もあるみたいですから、ここでぱっ、と治しちゃいますよ?》

走り去るクェスにふりふり、と手を振って。
何処か此の場にそぐわない様子の娘が小首を傾げてそう問うてくる。

《あっ、教会だと暖かいベッドとパンがありますよっ?》

1223とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 01:58:44 ID:Kp8ifsXU
>>1222
「……別に治療なんて良いんだけどな……いつものことだし。
……だから、あまり構わなくて良い。」

【クェスやアルスが去り、記憶が戻るという状況も収まったためか興奮も収まる。
すると、その申し出に首を振って、答えた。

教会に行くことならまだしも、治療さえも断ろうとしている。】

1224とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 02:00:37 ID:OYhWil5M
>>1223
《じゃあ、勝手に治しちゃいますね?》

にこ、と娘が微笑み、一瞬強く光が瞬く。
白い光が路地裏を覆って――流石に黒い染みまでは無理だろうが――

ビィバードの負った幾つかの傷は治って、
恐らくは頭痛も、弱まるだろう。

《――はい、終わりましたっ。
 多分また後でアルスさんやあの方が来ると思いますから……仲良くしないとダメですよ?》

1225とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 02:04:56 ID:Kp8ifsXU
>>1224
「…………む。」

【計らずも光に包まれると、傷が癒え、痛みが消え、全身がラクになっていく感覚。
それを感じながらも、表情は少し不機嫌そうである。

何が少年をココまで他者を拒絶するのかは分からないが、基本的には他者から遠ざかりたいらしい。】

「…………。」

【光が止むとそれとなく、今まで傷があったところやら、痛むところに視線をやる。】

1226とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 02:07:46 ID:OYhWil5M
>>1225
《嫌ってくれて、良いですよ? 私が勝手にやった事ですから》
にこにこ、と。
困った様な、けれど目の前の少年が治り嬉しそうな、そんな表情。

《けど、あの二人は嫌っちゃダメですよ? ちゃんと”あなた”を見てくれているんでしょうから。
 それは、忘れないでくださいね。 ……また、ここで》

ふりふり、と手を振り。
娘はビィバードの横を通り路地裏を出て行こうとする。

……最も、こっそりと、護衛に付くだろうけれど。

1227とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 02:16:11 ID:Kp8ifsXU
>>1226
「…………別に。」

【嫌いだ、とはっきり言えない所からまだ、幼さを感じる。
別に少年は望んでこうなったわけではないからであろう。

まだ、心の奥底には抜け出したいという思いが残っている。
皮肉にもソレは、憑かれかけていたときに一番に吐露していることであった。】

「…………。」

【むすっとしたままアリーナに手すら振り返さずにそれを見送る。だが。】

「……その、ありがとう。」

【アリーナが路地裏から出るか出ないかのあたりでぼそり、とお礼の言葉を呟いた。
もちろん、アリーナには聞こえていないはずである。

そうして、一人になった路地裏。
だが、彼は律儀にもクェスが置いていった剣のそばに座り込んでいたとか、FO】

//では、このあたりで!2日間に渡ってお二人ともお付き合いありがとうございました!

1228とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 02:17:53 ID:OYhWil5M
>>1227
《♪》

その姿が曲がり角に消えるか、消えぬかの所で、娘が微笑んだ。
そうして彼女は二人が戻るまで、こっそりと少年を見守るのであった。

1229とある世界の冒険者:2013/07/08(月) 09:41:08 ID:2roFcQqg
http://uvu.cc/9a0I
http://uvu.cc/9a0J
http://uvu.cc/9a0K
http://uvu.cc/9a0M
http://uvu.cc/9a0N

1230とある世界の冒険者:2013/07/11(木) 21:55:24 ID:EqDACglE
「………修行して、強くなってあのザマか……。」
無事に病院から退院し、とりあえずクエストが失敗だったと報告するために一旦帰還しようと歩みを進める。

(……一からやり直しかねぇ。まさか失敗するなんてな)

1231とある世界の冒険者:2013/07/11(木) 22:02:11 ID:LbykFJaQ
>>1230
そんなわけで森の中にある掘っ建て小屋である。
そこには白い髪と髭を蓄えたドワーフをそのまま大きくしたようなガタイの眼光鋭い爺さんが居た。

オパ「ん…やっと帰ってきたか。なーにをやってたんじゃい?」

1232とある世界の冒険者:2013/07/11(木) 22:09:51 ID:EqDACglE
.>1231
「………でかい侵負に蹴っ飛ばされて死ぬかと思った……。
…、原因は魔術使おうとしたらなんか爆発して目と耳がやられたことだな。」
重い足取りで、爺さんに近づいていく。
せっかく技を教えてもらっておいて、あの結果なのだから当然といえば当然なのだが

「んで、病院に連れてかれてクエストに失敗してきた………。」
そう言って、深いため息をつく

1233とある世界の冒険者:2013/07/11(木) 22:23:23 ID:LbykFJaQ
>>1232
オパ
「そーか…どうせ焦って雑に手順踏んだんじゃあないのか?
 イメージを確りと描かん事には暴発なんぞ幾らでも起きるぞ」

1234とある世界の冒険者:2013/07/11(木) 22:28:37 ID:EqDACglE
>>1233
「…………。」
図星だった様子で言葉をつまらせている様子。

「えーと……あの村からの報告とかはなんか聞いてないか?
侵負の尻尾を切り落としたはいいけど浄化する前に病院に連れて枯れてるから酷いことになってるかも知れん。」
露骨に話題を変えようとしている始末。
まぁ、反省はしているようであるが。

1235とある世界の冒険者:2013/07/11(木) 22:37:02 ID:LbykFJaQ
>>1234
オパ
「いやどうもおかしな話なんだが…
 なんでもネオベイの武人が弓矢で侵負を討ち取ったらしい」

んー、と唸る爺。

オパ
「はてさて…どうやったらそんなことが可能なのやら」

1236とある世界の冒険者:2013/07/11(木) 22:42:28 ID:EqDACglE
>>1235
「そういうのにあんまり詳しくないから適当なこと言うけどさぁ………。」
そういうの、とは無論侵負のことである。
そこそこは知っていても、すべての対抗手段を知ってるわけでもなければ、多くの知識を持っているわけでもない。

「渡り手の剣とか侵負用の武器とかあったんだし、
その弓もマジックアイテムかなんかだったんじゃねーの?」
と、軽い気持ちで爺さんにそう言い

1237とある世界の冒険者:2013/07/11(木) 22:46:29 ID:LbykFJaQ
>>1236
オパ
「だとしたら探ってみるべきかもしれん。
 対侵武器の量産がなれば一時しのぎにはなる」

1238とある世界の冒険者:2013/07/11(木) 22:52:43 ID:EqDACglE
>>1237
「一時しのぎって………もうちょっとなんとかなるとは思うんだけどなぁ……。」
……侵負以外と戦ったのは一度切り、脅威と感じているのは侵負だけのようだ。

「とりあえず、クエストあった村にもう一度行ってみるわ。
なんかわかるかもしれんし。」

1239とある世界の冒険者:2013/07/11(木) 22:56:55 ID:LbykFJaQ
>>1238
と言う訳でビートは村へと向かうのだった…次回に続く!!

1240とある世界の冒険者:2013/07/20(土) 22:07:48 ID:B47/G/6w
(……あのむらの様子じゃあ話を聞くのは無理そうだけど……しばらくしたら大丈夫だろ。
侵負ぶっ倒した本人には会えなくてもどんなふうに倒したかを聞けばいいだろ。)
「………塾あたりで適当に何日か過ごして、落ち着いた所でもう一度話聞きに行くかね。」
ふぅ、とめんどくさそうに一度息を吐いて、一旦塾に向かっていく。

1241とある世界の冒険者:2013/07/20(土) 22:19:50 ID:SWojDGF6
>>1240
塾である。
何か地面の所々に大穴が開いている…

1242とある世界の冒険者:2013/07/20(土) 22:25:06 ID:B47/G/6w
>>1241
「………さすがに襲撃でもないだろうし、JDたちがやらかしてるわけでもないだろうしなぁ………。
無断で居座るのもあれだし、誰かにゃ挨拶したいんだが……。」
大穴がなんで開いているんだろうかと疑問に思いつつもとりあえず誰かいないか探していく。

1243とある世界の冒険者:2013/07/20(土) 22:30:31 ID:SWojDGF6
>>1242
JD「Zzz」

私塾広場でJDが大の字で昼寝をしていた…のんきである。

1244とある世界の冒険者:2013/07/20(土) 22:33:31 ID:B47/G/6w
>>1243
「あー、JD?おい、寝てんのか?」
放置してもいいのだが、他に知っれる連中がここにいるとは限らないのでとりあえず肩を揺さぶって起こそうとする

1245とある世界の冒険者:2013/07/20(土) 22:39:55 ID:SWojDGF6
>>1244
「ほげ?」

大口開けて垂らしていた涎をふきつつJD起床。

「あ、べーと君…だっけ?」

1246とある世界の冒険者:2013/07/20(土) 22:45:52 ID:B47/G/6w
>>1245
「………ビートだ、ビート。そんな所で寝ると風邪引くぜ。」
女の子の仕草とは到底思えねぇ、という言葉を寸前で飲み込み

「とりあえず少しの間だけこっちにいようって思ったから予め言っておこうと思ってな。」

1247とある世界の冒険者:2013/07/20(土) 22:53:50 ID:SWojDGF6
>>1246
「へー…でも今先生殆ど居ないよ」

くあー、と大欠伸を交えてJD。
言われてみればどこの建物も休講と銘打たれている…

1248とある世界の冒険者:2013/07/20(土) 23:02:34 ID:B47/G/6w
>>1247
「いや、とりあえず時間つぶしにいようかって思ってな。
王都に戻っても良かったんだが、会いたくない連中がいるし、お前に聞きたい事もあったしな。」
暇つぶしついでに竜のことについてきこうかとも思っていたり。
まぁ、その前に

「……とりあえず、この穴はなんだ?」
聞かなきゃならないことはあるのだが。

1249とある世界の冒険者:2013/07/20(土) 23:07:04 ID:SWojDGF6
>>1248
「あ、これ?グロースの弟君がね、やったよ」

大きく伸びをして立ち上がるJD。
ゴゴゴゴ、と地響きと共に大地が揺れる!!

1250とある世界の冒険者:2013/07/20(土) 23:23:23 ID:B47/G/6w
「弟……?うおっ!」
弟がいたのかとおもうまえに大地が揺れだし、転倒しないようにしゃがみ込む。
……情けないかもしれないが、あくまで魔力が少し変わっているだけの人間なのだ。頭からコケて首が逝ったら死ぬ。

「な、なんだよこれ!」

1251とある世界の冒険者:2013/07/20(土) 23:33:02 ID:SWojDGF6
>>1250
「あ、弟君が出てくるね」

ズガン!
少し離れた地面が隆起し爆ぜる。
ズガガガガ、と大きな音を立てて天高く何かが這い出てきた!

『ぐおおーん!』

岩を継ぎ接ぎして造形したような長い胴を持つ巨大ワームが現れた!!

1252とある世界の冒険者:2013/07/20(土) 23:39:21 ID:B47/G/6w
「……あー、見たことあるかも、まだ暴れてんのかコイツ……。」
天才魔法使いとやらが創りだしたゲテモノ生物を見上げて
確実に戦うことになるだろうし襲来してくるのに備えて億劫そうに半身になって構える。

(と言うより、こいつ管理してないのか?あの魔法使いは。)

1253とある世界の冒険者:2013/07/20(土) 23:44:47 ID:SWojDGF6
>>1252
「弟君は暇なんだねえ」
『JDも暇そうだ』

別に暴れているわけではなく…ヒトでいう散歩をしているらしかった。
彼が通った後は無残なことになっているわけだが。

1254とある世界の冒険者:2013/07/21(日) 00:00:55 ID:.V5SBjbg
「………割とノンキだな、お前ら。
と言うより喋れたんだ。」


「ああっと……聞きたいのはそう言うことじゃなくてだな……。
その……竜の魔力………だったか?とにかくそれについて聞きたいんだよ。」

1255とある世界の冒険者:2013/07/21(日) 00:10:30 ID:ItG9qyGw
>>1254
「竜の魔力?」
『んー?』

そんなところで次回に続く

1256とある世界の冒険者:2013/07/26(金) 21:42:17 ID:cBym7IIw
「あー、その、なんだ………?
なんか俺の魔力に竜のなんかが混じってるから侵負に効くとか言われてな。」
「とりあえずなんにも考えずに鍛えたはいいけど、よくよく考えたら餅は餅屋と言うし馴染みがありそうなお前からも教えてもらったほうがいいって思ったんだ。」
「竜と接したのはお前の一族んとこしか無いから原因はそれしか考えられなくてなー」
と言いながら手の甲に魔力を纏わせる。
ピンポイントであれば十分な魔力をまとわせることはできるようになっている模様。

「というわけでお前にお前んとこの竜とか力の使い方とか教えてくれると嬉しい。」
「……と言うよりお前って魔力どういうところに使ってんだ?妖精に力を借りてるとか言ってた覚えあるけど具体的な攻撃方法がぶん殴ってるのしか見たことねぇぞ。
まさか回復魔法にしか使わないってわけでもないし、うでに魔力纏わせて殴ること」

1257とある世界の冒険者:2013/07/26(金) 21:53:00 ID:FsF7Z7Jc
>>1256
「んー…そんなこと言われてもなー
 こうできたらいいなー、みたいな感じでやると出来るわけだしなー」

テレビの電源を付けてチャンネルを変えることは容易にできる事である。
しかしこの機械的な理屈を説明しろと言われると説明できる者が一気に減る。
JDにとって魔法とはそういうものなのである。
しかし感覚でやっている為、彼女の口からこういった説明すら出てくることはないのであった!

1258とある世界の冒険者:2013/07/26(金) 22:12:32 ID:cBym7IIw
>>1257
「………んー、そんな簡単に使えるのか?」
感覚的に使うものであってもそれをうまく使えるとは限らない。
特にビートにはそれを覚える才能はあっても行使する才能はあまりなかった。
魔力があれば誰でも使える動作魔法でなければ更に魔法を行使するのに苦戦していたであろう。

「となると使い方をレクチャーしてもらうのは無理か。お前の兄貴にでも聞こうかね……。
んじゃあ、この力使えるようになって危険なこととか、そんなんはあるか?」
「使い過ぎたら危険とか、なんか体の組織が変化するとか。
……どうも、俺には過ぎたる力にしか思えなくて、なにか裏があるんじゃないかと思っちゃうんだよな。流石にないにしても裏取りはしたい。」

1259とある世界の冒険者:2013/07/26(金) 22:16:00 ID:FsF7Z7Jc
>>1258
「んー…?あー、何か聞いたことあるよ。
 頑張ってチカラを日々高めれば昇華し龍と成るとかなんとか」

1260とある世界の冒険者:2013/07/26(金) 22:29:06 ID:cBym7IIw
>>1259
「………出来れば人間のままでいたいな。
……チカラを高めるってのは功夫を高めるとかそういう意味なのか、魔力を溜め続けるって意味なのか分からないが。」
ははは、と苦笑いしながらそう言って
まぁ、華人連邦やネオベイの体術は師匠は知っていても教えてくれなかったし、功夫なんて話し程度にしか知らないのだが。

「それじゃあアレだ。これが手に入ったからといって劇的に強くなるとかそんなんはないんだな?」
……結局、力に関することしか聞いていない。

1261とある世界の冒険者:2013/07/26(金) 22:31:45 ID:FsF7Z7Jc
>>1260
「とーぜんじゃん!
 1に努力、2に努力、3・4も当然、5に努力!」

ケタケタとJDが笑う。

「最強への道は1%のひらめきと99%の努力なんだ!」

1262とある世界の冒険者:2013/07/26(金) 22:47:12 ID:cBym7IIw
>>1261
「まぁ、そりゃあ努力ってかそれを使いこなすための練習は必要だよな。
そもそもそんな美味しい話があれば侵負騒ぎなんてあっという間に収まっただろうし。」
(そんなことはわかってるよ。楽に勝てることなんてないってのは。
…………でもこの力がなきゃ侵負とやりあうことすらできないんだから、どこかしらには環境やら才能やらが入ってくるよなぁ……。)
(努力以外が1%じゃ絶対に足りない。少なくても侵負騒ぎには40%は努力以外の別のが混じるだろ。あのバケモンたちと戦うには)
ひねくれた考えをうちに秘めているが、それを口にだすことはしない。
それを口にして、何かが進展するとは思えないからだ。

そういうことを考えるくらいには成長はしている。根本的には解決していないが。

1263とある世界の冒険者:2013/07/26(金) 22:52:02 ID:FsF7Z7Jc
>>1262
「みんな頑張ってるみたいだしなー、私もなんかすっかなー」

天を見上げJD。

『何する?』
「そだなー…スクワット千回とかから始めっかなー」
『俺は何しよ?』
「んだなー……とりあえず穴埋めるのはどうだろー」
『そだなー』

1264とある世界の冒険者:2013/07/26(金) 23:04:02 ID:cBym7IIw
>>1263
「スクワットが1000回……さすがに付き合いきれないわ。」
(……俺じゃあ体壊れるな。途中で疲れてフォームが崩れた挙句、膝がぶっ壊れるのが見えるわ。)
JDが人間離れしてるなぁと思いつつその場から離れようとランニングの準備をしだす。
この場にいればスクワットに巻き込まれて冒険者生命を不意にしかねない。

「それじゃあ軽くウォームアップしてからこっちはこっちで自主的に運動してようかね。
数日くらい時間つぶしがしたかったからちょうどいいや。」
と言って一旦その場から離れて塾の近くを走り始める。

(そんで、動作魔法を格闘の一連の動きに混ぜれるように体動かす訓練をだな。
そうやって過ごして、数日たったらまたあの村に戻って事情を聞くか。)
(さすがにもうみんな村から出てるだろ。冬じゃないからやること多いだろうし。)

1265とある世界の冒険者:2013/07/26(金) 23:05:13 ID:FsF7Z7Jc
>>1264
果たしてどうなる事やら…次回に続く!

1266とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 21:29:08 ID:GS4rT7Ds
適当に塾で数日過ごし、むらに向かっていく青年。
……これでさすがに外に出ていなければ偉い人が住んでそうな家にでも聞きに行こうという考えである。

「………まぁ忘れてる可能性はないだろ。
なんか変な格好した奴が倒したってのがわかってんなら誰かが目撃してるはずだし。」

1267とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 21:33:14 ID:jHC8.xss
>>1266
ビートが村へと歩み続けると途中には森がある。
視界は悪く、魔物も出るため注意が必要だ。
まあ、最近のビートの周りには魔物の代わりに侵負が湧いて出るのだが…

「げしゃあ」

ほら、茂みからお馴染みのが出てきた。

1268とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 21:40:41 ID:GS4rT7Ds
「………マジか。」
(ま、こんな生い茂った森じゃあ四方八方動けないし、カウンター戦法が一番かね?)
茂みからあまり見たくない顔が見えると一度距離をとって構えて、相手が襲い掛かってくるのに備える。
……今の状態で動作術式を行ったらその途中で襲われそうなのであくまで、様子見だけだ。

1269とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 21:48:36 ID:jHC8.xss
>>1268
「ぐぎゃ――
 ガベベベベベベベベ!?」

ビートを確認するや否や襲いかからんとする侵負。
その横っ面にすさまじい速度で何かが突っ込み木々をもなぎ倒して侵負が遠ざかっていく。
…なんだろうか、飛び出し張り付いたまま侵負と共に右から左へ通過したものは。
現在、目の前には赤と黒を綯い交ぜにしたヘドロの様なものがある。
それは右から左へ延々と続いており、先では侵負を取り込んでいる状態だ。

1270とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 21:57:35 ID:GS4rT7Ds
「さぁ来い―――あぇ!?
おま、なにそれ、なんだそれ!?」
いざ迎撃せんと腰を深く落とした瞬間、迎え撃とうとしていた相手がなんかに轢かれるようにして連れさらわれていったのを唖然とした様子で見ていたが……

「………なんかよくわかんないけど、こんな変なもの撒き散らしているんじゃ放っておけないよな……はぁ。」
ヘドロめいた物質を一瞥した後、突っ込んだ何かの正体が何者だったかを確認するため、点々と続くヘドロを追いかけていく。

1271とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 22:01:18 ID:jHC8.xss
>>1270
ところがヘドロだと思ったそれが一つの存在として動いた。
メリメリメリ、と音を立てて何かが握りつぶされる音がする。
…取り込まれている侵負だ。

「ギ―

ぶちん、と音を立てて侵負が奇怪なソレに握りつぶされる。
巨大かつ長大であったので気づくのが遅れたがソレは何だか歪な腕に似ている。
即ち、侵負とは逆の方向に腕の持ち主がいるわけで…

1272とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 22:11:29 ID:GS4rT7Ds
「………気色悪ィな……」
侵負が握りつぶされる瞬間に立ち会ってしまい、音だけであろうとも不愉快な気分になり

「……こんな変な生き物はさすがにいないだろうが………。行ってみる価値はありそうだ。
おおよそ、変な魔法とか、そんなんだろ。」
……蠢いているヘドロっぽいものが生き物だと認めたくない様子で適当なことを言って気を紛らわして。
ヘドロっぽい何かが腕の形状をしていることに気づくと、根本を確認しようと走りだし

1273とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 22:16:19 ID:jHC8.xss
>>1272
ウゾゾゾゾ!とビートを追うようにして腕が巻き戻されるようにして動く。
そのままビートを追い抜いて…

「…んー、いまいち」

薄汚れ所々擦り切れた革の服を着、
眼の下には濃いクマ、半端に長い耳を持つ短髪の少女の足元へと。
ソレはボコボコと粘ついた気泡の弾ける音と共に少女の足元から現れては引っこんでいる…

1274とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 22:27:33 ID:GS4rT7Ds
(うわぁ……キメェ………気泡出てると尚更感じ悪くなるなアレ。
……操ってる奴は侵負倒してたけど、味方確定ってわけじゃなさそうだ……。)
見えた先にはなにやら先ほどのヘドロっぽいモノを足元にとどまらせている少女がいたのはいい。
少女は悪くないにしてもヘドロの印象が最悪に近いものだったのでいい印象に見えなかった。
まぁ、なんというか……見た目的にも良い奴とは思えなかったのもあるが。

「あー……どうも、侵負握りつぶしたのはそのヘドロだよな?
聞いていいのかわからんけど………ソレ……なんだ?」
と言ってもそのヘドロ自体には興味があるのでそう少女に近づいて訪ねてみる。

1275とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 22:35:22 ID:jHC8.xss
>>1274
「え?ああ、これ?ワタシ」

何でもないもののように答える。
ごく普通に。
そこには邪悪さとかそういったものはない…無いんだが

1276とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 22:39:34 ID:GS4rT7Ds
「いや………ワタシ、じゃなくてだな……なんかあるだろ?
生まれつき使えるとか、一族に伝わる魔法とかなんかされて使えるようになったとか。」
困惑している様子で、もう少し言及してみる。
本人自体が邪悪に見えなくても使ってるものがモロに邪悪なので警戒しながら。
何食わぬ顔でソレを扱っているのを見れば尚更警戒せざるを得ない

1277とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 22:41:37 ID:jHC8.xss
>>1276
「ん?…ああ、ええっと……騙されてこうなった」

騙されたらしい。
何にだよ、とか色々突っ込みどころは多い。

1278とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 22:49:09 ID:GS4rT7Ds
「……騙されたんならもうちょい悲しんだらどうだよ………。」
目の隈が元々あるのかどうなのかはわからないが、どうにも悲観的に見えなかった。
こちらも騙された経験があるので少しだけ、親しみを感じて。

「それと、誰に騙されたんだ?いや、組織の可能性のが高いと思うけど。
なんか凄そうな魔法だし、騙されても即開放ってわけじゃないだろ?」
自分の経験からそう訪ねてみる。
……と言っても自分の経験だと騙されたと気づくまでには時間がかかったのだが、こんな変なのじゃ騙されたと思うのもおかしくないだろう。

1279とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 22:58:45 ID:jHC8.xss
>>1278
「うっさいわね、そんな時期はとうに過ぎたのよ」

べぇ、と舌を出す。

「さあ?上手い事言った挙句に雲隠れしてどこに行ったのやら…
 何処の誰かなんて分からないわね」

肩をすくめる少女。

1280とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 23:12:26 ID:GS4rT7Ds
「悲観するだけじゃなくて使いこなすか、もう使いこなしている時期に入ってると。タフだな。
………まぁ、なんか見るからにヤバそうな力だけど。」
舌を出す、なんてあまりにも古めかしい怒り方に思わず頬を緩めて
……もしかしたら、悪いやつではないかもしれない。

「……だから、騙された、か。身体的特徴とかもわからないのか?
………mぁ、騙した張本人がどっか行くなんて変わってるな」
「まるで、そういうのを使えるようにした事自体が目的みたいじゃないか。」
(ゲシェンクだったか………あそことは違うっぽいな。
あそこだったらコイツを手駒にしてるだろうし。)

1281とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 23:24:54 ID:jHC8.xss
>>1280
「知ったこっちゃないわ。
 こっちはこんな体質になったおかげでお腹すいて仕方がないの」

はぁ、とため息。

「ん?そういやアンタ、ちょっと美味しそうな匂いしてるわね。
 …齧らせなさいよ」

淡々となんか言ったぞ。

1282とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 23:30:34 ID:GS4rT7Ds
「お腹がすいたねぇ………ちょい待ち……。
悪いが持ち合わせが少ないんでな、王都あたりで適当に買ってくれば………。」
ゴソゴソとポケットを漁り、ろくな食い物がないことを確認すると申し訳なさそうにそう言い。

「………は、齧る?かじるってなんだよ?」
急にそんなことを言われても聞きなおす他なく。なにせヘドロはともかく操っている本人はマトモだと思えたのだから。
まぁヘドロ自体には注意を向けてはいるのでヘドロを差し向けられたら反応はできるだろう。間に合うかは別として

1283とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 23:34:01 ID:jHC8.xss
>>1282
「ん?いやこう、魔力をね、ガジガジッと」

そういって足元の怪腕がビュオン、と唸りをあげて近場の木を掴む。
凄まじい握力に幹が半分ほど持って行かれた。

「あんまし木々とかじゃあお腹膨れないのよね」

1284とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 23:42:11 ID:GS4rT7Ds
「……待て待て待て、そのヘドロみたいなので掴まれたら魔力とかの前に死んじまうわ。
と言うよりしん………バケモノを握りつぶしたのも魔力補給の為か!?」

「……それなら俺が美味そうとかそういう理由にもわかるが………。
…………あんまり、オススメしないぞ?それにかじられたら痛そうだし。」
自分の魔力だと侵負の力が混じってるっぽい腕にダメージが入るんじゃ、と思っているようだ。
それ以上に魔力を誰かに奪われるという恐怖があるのだが。

1285とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 23:44:22 ID:jHC8.xss
>>1284
「ちっ、根性ないわね。何処かに首を縦に振るイケメンいないかしら」

心底本気で言っているのがなんとも恐ろしい。

「そうよ、最近湧いて出てるアレが一番手っ取り早く食べれるから重宝してるわ。
 あんまり美味しくないのが欠点ね」

1286とある世界の冒険者:2013/08/12(月) 23:50:49 ID:GS4rT7Ds
「………それなら間違いなく遠慮するわ。
握りつぶされたいだなんて思えんぞ。どんな奴でも」
首を縦に振る自殺志願者だけでも珍しいだろうに、イケメンまで前提にあるのかと、呆れ気味にそう言うしかなかった。

「んで、アレを食ってるのは別に構わないんだが、食ってる途中で体に変化とか起こったか?
………いや、あんなの食ってたら体に変化とか起きそうだろ。あんな化け物。」
……侵負に関わっている人間としてはあれから魔力を搾取していたら変なことになるのではないかと思わざるをえないわけであって

1287とある世界の冒険者:2013/08/13(火) 00:10:41 ID:dFk4QVIM
>>1286
「んー?別に。これといって変化ないわよ。うん」

少女は軽い感じで答える。
なんだかなー…といった具合で今日はここまで。
いったい何が起こるやら。

1288とある世界の冒険者:2013/08/23(金) 21:37:29 ID:tN.C0bto
「………体の中で変化起きたりしてないだろうな」
軽い感じで言われても根拠がなければ疑わざるをえない。

「つーよりお前、そうやって魔力食って生きてくのも限度あるんじゃないのか?
そうやって侵負を狩り続けてたら向こうもわかるだろ。」

1289とある世界の冒険者:2013/08/23(金) 21:43:42 ID:O720Nd6g
>>1288
「アンタの言っていることがよくわからないんだけど…?
 限度も何もこの生き方しか無理っぽいし、向こうも分かるって何を?」

1290とある世界の冒険者:2013/08/23(金) 22:06:26 ID:tN.C0bto

「えーと……つまりだな………。
あのヒトモドキだけじゃなくてもうちょっと強いのとか来るかもしれないし、結果として怪我を負うかも……」
ヘイトが集まるやらなんやらあの神父が行っていたのを思い出して
……情報を知れば、と言っていたが雑魚を相当していても上がるかもしれないと考えての発言だったが、口下手のビートには上手くヘイトを上げないように伝えることはできなかった。

「……なんでもねぇ、けど、その体を治そうと思わないのか?
限りなく不可能に近くても、本当にその体のままでいいのか?」
………うまく喋れてないと考えたビートはとりあえずもう一つの疑問を彼女に投げかける。


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