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【場】『湖畔』 その4

81座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/12/12(土) 23:47:11
>>80
「……オレはおまえほど真面目じゃあないが、
 『天才』しかいない町なぞ、住めたモンじゃないことはわかる。
 『才能』って奴は……『モラル』と相性が悪い。
 『俄か』ともなれば、なおさらだ……」

反社会的な人生を送ってきた座木ですら、
『ティアーズ』の危険性をに認識し、危惧している。

           カチャ バギン!

座木がトランクを拾い上げ、鍵を開ける。
高級なクッションに埋まるようにして、
ちっぽけな小瓶が入っているのがわかった。
香水の瓶らしく、スプレー式のようだ。

さして興味があるでもなく、座木はトランクを閉じた。

「こいつらの始末は……オレがやっておく。
 『ジャンケン』でもさせるか……
 勝ち残ったい奴に『メッセンジャー』をやらせる」

「『アイエル』への宣戦布告を……な」

82河津 心平『キャメル・ヘッド』:2015/12/13(日) 00:15:17
>>81
「ええ、全く同感です」

住めたもんじゃない――座木の言葉に、短く賛同する。
それに、今回の彼らの動きは、『ティアーズ』を
『拡散』しようとするものだ。放っておけば、じきに問題はこの街だけでは済まなくなる。

「そうですね・・・お任せします。
ぼくには、そういった経験がほとんどありませんし」

始末を申し出た座木。既に、『やり方』は考え済みなのだろう。
物騒なことは言ったが、荒事に関して本来自分は『門外漢』。
『餅は餅屋』という諺もある。 ここは、一任するのが賢明だろう。

「ふむ。では、ぼくは街に戻りましょう。
明日の『授業』の準備をしなくてはなりませんし」
「と、そうだ・・・『連絡手段』は、必要でしょうか」

83座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/12/13(日) 00:22:54
>>82
「ああ……教師だったか。
 クックク……その手並みなら、
 不良の類も問題なく……片づけられるな」

「フン……連絡か」

しばし考えた後、座木は河津と連絡先を交換した。

「おまえの学校で『ティアーズ』が見つかったら、教えろ。
 オレは連中と正面から構える気はない……
 組織の末端から、少しずつ削っていくだけだ……
 『手足』が完全になくなるまで、な」

湖の水平線に視線を投じる座木。
風は肌寒く、殺風景ではあるが、
転がった男たちを除けば、雄大な景色ではある。

84河津 心平『キャメル・ヘッド』:2015/12/13(日) 01:29:37
>>83
「ふふ・・・なかなかどうして、彼らも手ごわいものですよ」
「お任せください。
急激な『成績』の変化――あるいは突然の生徒の『変貌』。
けして『サイン』を見逃さないよう、気をつけなければ」

連絡先を交換して、湖に背を向ける。
湖面から漂う、清浄な空気を一息吸い込んで、
街の方へと歩き出す。

「ええ、『手足』を削り取れば、
必ずその『牙』は、『頭』に届くはずです。
ぼくも、まずは地道に『足元』から探ることにします」
「・・・それでは、失礼します」

85座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/12/13(日) 01:38:33
>>84
「ああ……帰るんだな。
 ……おまえの場所に」

湖を後にする河津の背中を、
男は目を細めて見つめ──そして『作業』に取り掛かった。

86葉鳥 穂風『ヴァンパイア・エヴリウェア』:2015/12/13(日) 04:49:28

――湖畔公園。

      シャァァーーッ

赤いロードバイクで穂風は風を切る。
近頃、あまり乗れていなかった。

学校に心奪われ過ぎて、他のことをしていなかった。

           ・・・・だから。

     ガコ

「ぁっ……!」

       ガシャン ドサ

           「うぐぅ……」

ちょっとした石に引っ掛かり、転ぶ。

            ≪お嬢様……≫

「……大丈夫。
 これくらい……平気だよ。」

もっとも、少し体を打っただけで、重い怪我はないが。
運転が少し下手になったな、と穂風は思った。

「いたた……っ」

     グイ

       (……また、練習しなきゃ。
        学校、お休みの日、とかに……!)

立ち上がりながら、そう思う。
学校。今の穂風にはほとんどのことが明るい未来に思えた。

87葉鳥 穂風『ヴァンパイア・エヴリウェア』:2015/12/13(日) 21:41:45
>>87(撤退)

   シャァァーーー

            キキッ

「……ふぅ。」

(こんなもの……かな。
 とりあえず、今日はもう、帰ろう……)

          ・・・・しばらく走ったのちに、家に帰った。

88ジェイク『一般人』:2016/01/01(金) 23:41:55
一年が終わり、新たな一年を迎える。
循環。一が零となりまた一が始まる。
時計の針がぐるりと一周したように暦を一からはじめる季節。

それは平穏であり恵まれた幸運な人間の理論だと考える男がいた。
男には月日の概念が薄い。
日が昇れば朝であり沈めば夜。
今日は生きる日か死ぬ日かという中で生きている。

それが、ジェイコブ・ケイディ・ワイアットである。

「……朝か。」

湖畔の近くで目覚めた。
自分の尻に敷かれていた麻袋を手に持ち、歩き出す。
目的地など無い。あたりを散歩する。

89ジェイク『一般人』:2016/01/04(月) 01:39:57
>>88

一年の始まりだからと言って何かあるはずが無い。
そう、これは365分の1。全ては自然のままに。
全ては何一つ変わることなく回り続ける。

「ここの水は飲んではいけない。」

ぶつぶつと唱え、どこかへと消えていく。
これも全て自然の中の1つだ。

90青田『トライブ・コールド・クエスト』:2016/07/17(日) 23:35:47
男が一人、湖畔で湖を見ながら立っている。

澱んだ瞳に幽鬼染みた雰囲気で、
そのまま入水自殺してもおかしく無さそうにも見えるし、
そうした事はしない人物であるようにも見える。

91青田『トライブ・コールド・クエスト』:2016/07/18(月) 00:48:44
>>90
男はふらりと立ち去った。


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