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【場】メインストリート その4

793葉鳥 穂風『ヴァンパイア・エヴリウェア』:2015/10/15(木) 14:36:36
>>792

「あっ、す、すみません……
 つい、その、興奮してしまいまして……」

        「すみません。」

    ぱっ

手を放して、恐縮そうにもごもご謝る穂風。
だが、それもすぐに。

「……は……はい。
 週に一度くらいは……
 ブリスさんのところに行きます。」

はっきりと宣言する。
事実、それくらいは行くのだろう。

      「けど、阿武名荘は、大事なので……」

ぼろいけれど……あの城は、記念碑でもある。 

      ・・・・そして。


「恩返しは……絶対に。
 何が出来るかは、その、まだ、分からないです。」

      「けど。」

           「……絶対に。
            くれた分は、返しますから。」


穂風は、そう言った。
賭ける血統はないけど、嘘をつく気もなかった。

髪に隠れた目も、真っ直ぐブリジットに向いていた。

「何だか、夢みたい……」

                 そう、呟いた。

794ブリジット『チープ・セックス』:2015/10/15(木) 22:13:22
>>793

「くれた分だけじゃあ駄目よ。
 それ以上よ!」

           スッ

穂風さんの目に掛った
アシンメトリーの前髪を流します。

「せっかく可愛い女の子に生まれたんだから、
 人並みにオシャレもしなさい。お化粧も覚えなさい。
 そして立派な大人になって利子を付けて恩を返しなさい。
 フフ」

「話はそれだけッ!
 おしまい!」

      「あ」

「そういえばお名前聞いていなかったわね。
 すっごい大事な事聞き忘れてたわ。ブリス反省」

795葉鳥 穂風『ヴァンパイア・エヴリウェア』:2015/10/15(木) 22:46:43
>>794

           スッ

「あっ……」

髪の下には隠れていた目。
普通の少女の、赤い目。

「あ…………は、はいっ。
 沢山……お洒落も、します。
 可愛い服も欲しいし、リボンも。それに……」

部屋のカーテンを裂いて作った黒衣。
そのあまりで作ったリボン。

「……ブリスさん、私、きっと。
 きっとすてきな大人になりますから。
 たくさん、その、色をつけて……もっとたくさん、返します。」

      「きっと……いえっ。
       そう、絶対に……です。」

象徴としての、自立。
それを捨てる時が来たのかもしれない。

       ・・・・今。

「あ、名前……す、すみません。
 私も、その。言い忘れていました。」

      ペコ

慌てて頭を下げる。
すぐに顔を上げて、そして。

「穂風(ほふり)……
 葉鳥 穂風(はとり ほふり)、です。」

      「その」

           「よろしく……お願いしますっ!」

      ペコーッ

ずっと大きく頭を下げた。
これが、今が、穂風にとって、多くの事の始まりだった。

796ブリジット『チープ・セックス』:2015/10/15(木) 22:59:30
>>795
「そう、ホフリね。
 ブリスの名前は、『ブリジット』。
 ママでもブリちゃんでもお姉ちゃんでも好きに呼ぶといいわ」

            「って」

「店先で随分と話し込んじゃったわね。
 ちょっと待ってなさいな」  サラサラ

メモ帳に自分の家の住所と携帯番号を書いて、
ページを千切って穂風さんに渡します。

「まだバイト中だったわね。
 終わったら連絡頂戴な。一緒にケータイ買いに行きましょ」

797葉鳥 穂風『ヴァンパイア・エヴリウェア』:2015/10/15(木) 23:18:53
>>796

「あ……ブリジット、さん。ですね。
 あの、じゃあ、その…………」

       「あっ」


       ス

差し出されたメモ用紙を受け取る。
ポケットに、大切にしまう。

「は、はいっ。すぐ、連絡します。
 ケータイ電話、すごく嬉しいですっ。」

        「それで、あの……」

少しだけ俯いて。

「あの……本当に。
 本当に、ありがとうございます。」

      「……ブリス、さん。」

いきなり呼び方を変えるのは……
なんだか、恥ずかしかった。

それに、姉とも、母とも、違うと思ったから。

「またのご来店を……!!」

       「すぐっ、すぐ、連絡しますからっ!」

店先に出て、ブリジットを見送る。
あと何時間か後が、たまらなく、楽しみだと穂風は思った。

            ・・・・時雨の果てに、虹を見る。
                あの日言われた言葉は、少し現実になった。

798百井千夜子『マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン』:2015/10/18(日) 00:31:17
「ハロウィーンすなあ。
 衣装を繕わねばならねェー」

        フラ フラァ

褐色の肌の眼鏡女子。片手にはノート。
もう片手に生地を抱え、メインストリートを歩いている。

「今年の流行から行くと……フュリ○サ?
 でも被るからいっそワ○ヴスという手もあるす」

799荒咬『ザップ』:2015/10/18(日) 02:20:56
【場】砂浜
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1420040517/587-588
『異なる時空』より、何かが現れようとしている……
(移動してきました、出現場所を指定してください)

800百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/10/18(日) 02:24:49
>>799
「いや、ウェス・ク○イヴン翁に愛を込めてフレディという手」

            ブオンッ

                           「も″ッ」

現れたのは目の前! そのまま突っ込むッ!

                  ドグシャア!

             ドベーン

当たり負けたのでそのまま仰向けにひっくり返るぞ!
さながら死んだカエルだな!

801荒咬『ザップ』:2015/10/18(日) 02:29:43
>>800

盛大にぶつかった! スッ転ぶ百井!

「あっ大丈夫ですか…… ゲェーあなたはっ! この間会ったばかりの!」

百井の顔を見て荒咬の脳裏に思い出されるのはケツをバーベキューされた上に遭難しかけた苦い記憶だ!
(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1418487929/298-)

「い、生きてるかな……? 事故だよな〜コレ」

荒咬は自らのケツを両手でカバーして防御しつつ死んだカエルめいた百井の顔を覗き込む。

802百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/10/18(日) 02:46:56
>>801(荒咬)  ダミニ
「………………畜生ッ!
 なんで急に出てきたん? 尻が痛いす」

鼻を撫でつつ、ゆっくりと立ち上がる。
眼鏡があることを確認。それから相手の顔を見る。

「おんやあ? どちらさん……か。
 見た覚えあるぅ? ない? いや、やっぱりあるぅ〜」

「ワリぃすな。知り合いだったら」

鞄を拾い上げて、ノートも拾い上げる。
百井はよく覚えていないようだ。

803荒咬『ザップ』:2015/10/18(日) 02:54:11
>>802

「君が生きていてくれてよかったよ」

起き上がった百井を見て、ほっとした。

「ついこの前言ったと思うけど、僕は『荒咬』……
 ってああ、そうか…… この時間軸だと『まだ』会ってないのか」

荒咬は一人で勝手に関心している。

「いいさ。慣れてるからね」

「けど、これは偶然だとは思えない。
 また、似たようなことが起こるかもしれない。
 すると、説明しておいた方がいいかな……」

荒咬は何かを考えている。

「『なぜ急に出てきた』って?
 実は僕は超能力者で、『異なるチャンネル』に……
 異世界に移動できるのさ」

百井が信じるかはわからないが、自分について説明する。

804百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/10/18(日) 03:11:29
>>803(荒咬)
「ほうほうほう。一度会ってるすな」

「で、出てきた理由は――」

首を傾げながら話を聞いていた。
だが、キナ臭い話になってきて、更に首を傾げる。

「…………おぉーう、すげえー。
 マジす? 『テレポーター』なんす? 『虎よ、虎よ』?」

「『超能力者』なのかァ。スッゲェなァ。
 『守護霊』なら居るすが、『超能力者』は見た時ねェ〜」

片手を顔の横に挙げて、挨拶するようにパクパクと指を動かす。
すると――瞬く間に、その手に一挺の拳銃が現れた。

 メ ギャアン
                  どじゃぁ〜ん
                 「  Ta Da  !」

           「『守護霊』す。喋らねえけどォ」

ニヤリと笑う少女。ツイ、と眼鏡のブリッジを押し上げる。

805荒咬『ザップ』:2015/10/18(日) 03:18:45
>>804

「君もか」

いきなり出現した拳銃を見て、こちらもニヤリと笑う。

「僕のは『ザップ』だ。姿はこんなの」

こちらも、『ザップ』を発現する。
人型のヴィジョンだ。

「僕は自分を超能力者だと思っているが
 『生身』の方を『実体』だと解釈し、こっちを『守護霊』と呼ぶ人もいるな」

「証明ってわけでもないけどせっかくだし見てみる? 『テレポート』」
「残念ながら君は『異なるチャンネル』には連れて行けないし、消えるところしか見せられないけど」

スタンドの目の『ダイヤル』に手をかける。

806百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/10/18(日) 03:40:53
>>805(荒咬)
「WOW! そりゃいいすな。
     エスピリトゥ      エスパー
 ンで、『守護霊』憑きと『超能力者』は同じっちゅーことか」

拳銃をくるくると回し、腰のあたりに差し込んだ。
そのままグリップに手を置いて、荒咬を見上げている。

「『テレポート』かー。すぐ戻ってこれるなら観てーかも?
 あと、能力見せてくれるなら、『ヴァレンタインの能力』も見せるす。
 見せてくれるっていうなら、それが筋でしょ? オモロいしィ」 

「あ、でも先に聞きたいことあるンだケドぉ〜。
 ハロウィンって最近こっちでもやんでしょう?
 ガッツリしたコスプレってダメすかねェー?」

ノートを開き、キラキラした目で質問してきた。
ノートにはいろいろとイラストが描きつけてある。簡単なスケッチだ。

807荒咬『ザップ』:2015/10/18(日) 03:54:51
>>806

「いや、戻ってはこれないな…… というかもう二度と会えないかも」
「『異なるチャンネル』は、どんな『時間』『世界』に行くか僕にすら制御できないんだ」

肩をすくめる。

「だから見てみたいね。君のその『守護霊』の力」

荒咬は百井の『ヴァレンタイン』を興味深そうに見ている。

百井の出したノートには、様々なイラストが描かれていた。

「ガッツリとしたコスプレ? 『アリ』だと思うよ。今まで見てきた人だとショットガン持った人とか、巫女さんとかいたし」
「僕も病院の中に傘を差して雪まみれで歩いてるとき、股間に角をつけた黒人の人に出会ったことがあるけど、何も言われなかったよ」

どこかズレた意見を返す荒咬。

808百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/10/18(日) 04:03:07
>>807(荒咬)
 serious
「マジで? そんなら気負わないでいいかなァー。
 ちょっとレベル落とすとか考えねェーほうがいいかも」

「荒咬サンは仮装とかやらないす? 面白ェすよ」

言いつつ、拳銃を取り出し、弾倉のカバーをスライド。
装填孔を露出させると、ポケットに手をやった。
取り出されるのは駄菓子……いわゆるチロルチョコだ。

 ビリビリ

  シュコ! シュコココ!

チョコの包んだ紙を剥ぐと、弾倉に触れさせている。
次々にチョコが弾倉に抉られて、吸い込まれていく。

「……んーと、何がいいかな。割と『何でも出来る』んで。
 あ、『マッチョ』と『美女』のどっちが好きすか?」

        コ キン

カバーをスライドして戻すと、撃鉄を起こした。

809百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/10/18(日) 04:03:30
>>807(荒咬)
 serious
「マジで? そんなら気負わないでいいかなァー。
 ちょっとレベル落とすとか考えねェーほうがいいかも」

「荒咬サンは仮装とかやらないす? 面白ェすよ」

言いつつ、拳銃を取り出し、弾倉のカバーをスライド。
装填孔を露出させると、ポケットに手をやった。
取り出されるのは駄菓子……いわゆるチロルチョコだ。

 ビリビリ

  シュコ! シュコココ!

チョコの包んだ紙を剥ぐと、弾倉に触れさせている。
次々にチョコが弾倉に抉られて、吸い込まれていく。

「……んーと、何がいいかな。割と『何でも出来る』んで。
 あ、『マッチョ』と『美女』のどっちが好きすか?」

        コ キン

カバーをスライドして戻すと、撃鉄を起こした。

810荒咬『ザップ』:2015/10/18(日) 18:45:12
>>809

「仮装か…… あまりやらないな」
「例えば墓場ではゾンビ姿が正装でも、その状態でスーパーという『チャンネル』に出ちゃえば黄金オブザデッドだろ。
 僕はいつでも『異邦人』だからね」

「……いや、それ面白いかもしれない。『アリ』だな」

荒咬は何かを考えているようだ

「『マッ…… いや『美女』」

一瞬どもって、そう答えた。

811百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/10/18(日) 23:14:47
>>810(荒咬)
  G o t c h a
「承知しましたァン」

               ジャキッ

銃口を迷うことなく荒咬に突き付けようとして――
引き金に指を掛けたところで、銃先を上に。
Ammo
「 弾 は撃たれても大丈夫なヤツす。
 論より証拠。こっち観ててね」

          ガァン ブジュッ

自らの右腕に向けて、撃つ!
着弾した箇所が茶色く弾けた。そう見えた次の瞬間。

      パンッ   ミキミキ

腕一本が、『筋肉』で弾けんばかりになった。
確認してもらってから、荒咬に銃を向けんとする。

「ホラ大丈夫! というワケで今度こそ」

812荒咬『ザップ』:2015/10/18(日) 23:17:28
>>811

「撃った!?」

自分を撃った百井に驚いたが、その結果は『マッチョ』だった。

「『美女』って……まさか」

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

「よし! いつでも来い!」

仁王立ちで弾丸を受ける!

813百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/10/18(日) 23:26:04
>>812(荒咬)          チチン プイプイ
「OK、それじゃいっちょう、Bibbidi-bobbidi-boo!」

       ガァン!

額に突き付けられた赤銅の拳銃!
その銃口から銃弾がぶっ放される!

          バシイ ン ビチャッ

額に着弾! 弾は軽い衝撃と共に潰れた。
百井はポーチからコンパクトとウェットティッシュを取り出す。

「プリンセス、まずは額を拭いてから覗くことをおススメす」

       ドドドド    ドドドド

814荒咬『ザップ』:2015/10/18(日) 23:29:09
>>813

ビシャ! ビシャ!

「…………終わったのか?」

顔を拭いたあと、ドキドキ半分、恐れ半分で『コンパクト』を覗き、自分の顔を見てみる。

815百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/10/18(日) 23:39:35
>>814(荒咬)

  ドドドドド  ドドド


顔をしっかりと拭き、それからコンパクトを覗き込んだ。
映っているのは『荒咬の顔』! だが、いつもと描画が違うッ!
線が細く繊細な……女性化した風貌に変化しているッ!

「弾一発なら顔一つが限界でェー。
 全身なら更に撃つ必要があるんす」

「あ、メイクしてみる?」

             スチャ

ポーチからメイクセットを取り出すぞ。

816荒咬『ザップ』:2015/10/18(日) 23:44:35
>>815

「おおおお! スゲぇ!」

荒咬子はとても嬉しそうだ。

「まだ肉体は男って感じだな…… せっかくだからもっと撃ってくれ!」

百井に頼む

「どう? 美女になったかな?」

メイクセットを借り、口紅を塗ろうとするが……
やり方を知らないのでめちゃくちゃだ。

817百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/10/18(日) 23:50:29
>>816(荒咬)
「ノリがいいすな! 任せてー!」

シュコン
      ガァン ガァン ガァン
       ガァン ガアンッ

五連発! 両腕! 両脚! 胴体を女体化!
ボンキュッボーンだ! 腕のムダ毛も消える!

「おーッとォ、口紅は筆使ったほうがやりやすいぜ。
 ちょいお待ちなんし。すぐやったげんで」

    ドシュッ ドシュドシュ
                ババァ――ッ

リップ! ほお紅! アイシャドウやラインもキメキメだ!
ちょっとケバいぐらいのほうが顔立ちに合うと考えた!

      ――シュバゥッ

「ふふ、完了す。我ながらいい出来ぃ」

          バァーz_ン

818荒咬『ザップ』:2015/10/18(日) 23:52:31
>>817

「ヤダ! これがアタシ!?」

     ドン!

『美女』になった!
鏡で自分の顔を見る荒咬子は満足げだ。

「完璧だワ! アリガト〜! ねえ、コレってどのくらいの続くの〜?」

クネクネしながら妙な声色を作って聞く。

819百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/10/18(日) 23:58:35
>>818(荒咬)
「えーとォ、タイマーで計ったら『14分』ぐらいだったす。
 『水道のおねーさん』もそういってたんで間違いない」

見目形が変わるとノリが変わるのはよく解る。
そう、メイクとは古来は人格のスイッチとして(以下略)。

     チャ

そして、スマホを取り出した。

「連絡先教えてほしいー。あとで写メったのを送るんでー」

解除された後も、思い出す材料になるかもしれない。
とりあえず一枚撮影しておこう。自分の顔を寄せて自撮りだ。

820荒咬『ザップ』:2015/10/19(月) 00:05:02
>>819

「ステキだワ!」

スマホを取り出し、連絡先を交換する。

「ハイ、ニッコリ笑って〜」

そのまま自分の顔を百井ごとパシャパシャと撮影する。
この顔がだいぶ気にいったようだ。

「……そうだ! 『14分』しか持たないなら、『別のチャンネル』のみんなにも自慢しにいこっかな!」

何か思いついたようだ。

821百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/10/19(月) 00:08:53
>>820(荒咬)
いかにもイマドキの女学生らしく撮影しまくった!
ついでに荒咬単独でも撮影はしっかりしておく。

「おー、ハロウィーンを先取りすな。
 あ、これ商売になるかもしれねェー」

「他のチャンネルの人? なら、是非宣伝してきてほしいす。
 ほかの人にも教えて、やりたい人がいればやったげるす」

ようやく瞬間移動が見れるのか、と期待に目を輝かせる。

「じゃあ、いってらっしゃーい」

822荒咬『ザップ』:2015/10/19(月) 00:12:25
>>821

「モチロンよ! アナタというアーティストがいること、異世界のチャンネルのみんなにも宣伝しちゃうワ」

「じゃあ、いってきま〜す!」

妙な声を出しながら、『ダイヤルを回す』。

※詳細を読んで荒咬が『どこに移動するか』をレスの秒数下一桁で決め、URLを指定してください。

『ザップ』能力詳細
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/564

823百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/10/19(月) 00:15:39
>>822(荒咬)
「よろしくす! じゃあ、またねー」

移動する荒咬を見送る――移動先は。

【場】『H“E”Il 2 YOU』 その2【ミ】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1432892057/

824荒咬『ザップ』:2015/10/19(月) 00:19:13
>>823

                  『 Z A P 』 !

空間に一瞬『ノイズ』が走ると、まるで幻のように荒咬子は消えていた。

→【場】『H“E”Il 2 YOU』 その2【ミ】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1432892057/258

825百井千夜子『バレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン』:2015/10/19(月) 01:28:25
>>824(荒咬)

                  『 Z A P 』 !

「WOW! ホントだったァー」

驚愕! 消えたことに目を丸くし、居たはずの空間に触れたりする。
勿論手応えはない。『赤銅の拳銃』を後ろ腰に差し込んだ。

       スチャ

「スタンドいうのはどエライなァ。なんでもあるのと違う?」

「でも今日は手応えあったなァ。
 ハロウィーンでなんかイベントやりてェー」

      シュバ  シュババッ

「んー、やっぱりオトコもOKなら……」

近場のベンチにでも腰掛け、ノートを開いてデッサンを始めるのだった。

826鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/10/29(木) 21:02:16
【代々薙精肉店…】
メインストリートの端っこあたりで経営している肉屋さんである。
立地も良く、販売ルートの優秀さもあってかなり繁盛している店である…

そんな店で、一人の女声が客寄せを行っている。
「…えー、今日はハロウィンキャンペーンとしてー…
 肉類前品10パーセント割引で販売しておりまぁ〜す…」
黒いとんがり帽子と、黒いローブのようなものを纏った
…まぁ要するに魔女のコスプレをした状態で人々に販売を呼びかけていた。

「えー…あと、おまけにかぼちゃも付けますのでぜひ買ってねぇ〜。
 ウチの野菜はハズレはないよー。」
何故か一緒に野菜も売っているようであった。

827立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/10/30(金) 22:59:16
>>826
「肉屋ですらハロウィンか……大変だよな商売っていうのは」


赤いランドセルを背負った少女が立ち止まって、精肉店に目を向けた。
買い物袋も手に持っている。
学校帰りについでに買い物だろうか。


「ん、あの人はこの間の……そういえば名刺もらったな。
 しかし肉屋なのにカボチャなのか」


近寄って、他にどんなものが売っているのか見てみようとする。
何かいつもとは違う珍品が売っているかもしれない。

828鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/10/30(金) 23:16:50
>>827
「えーっと、今日は中々手に入らない新鮮な霜降り肉も有るよぉー。
 10パーオフでもちょっと高いかもねー。」
立花が精肉店の品揃えを見てみれば…
いかにも美味しそうな霜降りロース肉が置かれている。
豪華に葉っぱの乗った、ぶら下がったカゴの上である。

「…あ、そういえば最近野菜コロッケも売り出し始めたから
 それもよろしくぅ〜。」

…傍らには、いかにも揚げたてのコロッケが置かれている。
肉屋さんらしいラインナップだが…どうやら野菜がたっぷりはいったコロッケのようだ。

段々と人が集まってきている。
客寄せに忙しいのか、まだ鶫は立花の様子に気づいていないようだ。

829立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/10/30(金) 23:25:55
>>828
「高いかもねーって普通言うか? まあ個人経営だしな……」


コロッケ。中々いいチョイスである。
別にハロウィンは関係なくいつでも売ってそうな感じではあるが。


「結構繁盛してるな」

(野菜たっぷりのコロッケか。いいかもしれない。
 しかしお母さんはあれで、肉が好きだからな……俺もだが……
 機嫌取りにもっと肉って感じのものも必要か)


ソーセージとか……もっとこう、肉って感じのものはないだろうか。

830鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/10/30(金) 23:33:13
>>829
「…あ、どうもまいどあり〜。
 今後ともご贔屓にー。」
ぶっきらぼうな話し方だが、
頭をペコペコ下げながら鶫はお客を見送っていく。

「…ん、そこのお嬢ちゃーん。
 何かお困りかなぁ〜?
 ウチがぜひとも相談に乗ろうかな?」
どうやら立花に気づいたらしく、
結構馴れ馴れしく声をかけてきた。

ちなみに、近くにはメンチカツやタレにつけてあるお肉などが置いてあるようだ。

831立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/10/30(金) 23:44:48
>>830
「あ、この間はどうも……」


この間の湖畔……恥ずかしい出会いであったが、まあ忘れておくのが大人の対応だ。
こっちが恥ずかしいのだからちょっと間違ってる気もするが。
店の宣伝をされたことでもあるし。


「えーとですね。
 私、まだ火を勝手に使うと怒られるんですけど、
 調理しないでいいので何かいいのがないかなーと」


とりあえず尋ねられたので希望を伝えてみる。

832鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/10/30(金) 23:52:29
>>831
「ん?おぉー、
 あの時のお嬢ちゃんじゃないのー。
 わかった。まかせな。」
そう言って軽く微笑みかける。
店にいるからなのか、あの時に比べるとしゃべり方は丁寧だ。

「火を使うと怒られるねぇー。
 だとしたら生肉はよくないから…」
そう言ってあたりを見回す。
そして一つ目をつける。

「じゃー、こういうのはどう?
 揚げたてのメンチカツとか、
 焼きたてのこのソーセージとか。」
そう言ってそれらがおいてあるコーナーを指差してみる。

「あれなら買ったその場で食えるくらいだし、
 冷めても電子レンジで温め直せばいいぜ。
 まぁー、他にもなにか希望があれば紹介するけど?」
割と親身な様子である。

833立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/10/31(土) 00:01:42
>>832
「うーん、そうですね……」


温め直すとやはり衣が劣化するのはやむをえないだろう。
しかしそれでもあのコロッケは中々魅力的だ。


「じゃあコロッケ2個とソーセージ2個でお願いします。
 ああ、そういえばカボチャもつくんでしたっけ」


カボチャが丸ごと来られても困る(腕力的に考えて)し、値段的にもそれは難しそうだが、
ハロウィンといえばカボチャをくりぬいて作るジャックオーランタンだ。
どんなカボチャが来るのだろうか。
立花はカボチャの品種には詳しくないので予想もできないが。

834鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/10/31(土) 00:12:07
>>833
「オッケー。
 コロッケ二個と、ソーセージが二個っと…」
そう言ってそれぞれ別の袋にコロッケとソーセージを詰め込んで、

「はい、どーぞ」
立花に手渡した。

「あー、そうそう。
 おまけでかぼちゃもついてくるんだよー。
 …いくつほしい?
 ウチは別にまるごとでもカットしたやつでもいいけどねー。」
そう言って、じっとちかくにおいてある、丸ごとのかぼちゃを見せる。

「結構このシーズンだと丸ごとのかぼちゃも人気でね〜。
 ほら、ジャック・オ・ランタンを作りたい人向けってねー。」

835立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/10/31(土) 00:27:18
>>834
「あっ普通のカボチャなんですね……」


なんかこう、ミニな感じのカボチャとか来ると思ったのだった。
どういう品種か知らないが。


「う、うーん、丸ごとはちょっと重すぎて困りますね。
 家族2人だと持て余しますし……
 でも結構あの人、こういうイベント好きなんだよなあ……」


どうやら悩んでいるようだ。

836鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/10/31(土) 00:32:34
>>835
「なるほどー。
 まぁ確かにかぼちゃ丸ごとだと困るよねー。
 あれくらいのサイズは流石に…家族一緒でも食いきれないシロモノだから…
 まぁ、そういう人向けのやつも有るよ。」
そう言って普通のかぼちゃ…
の後ろからミニサイズのかぼちゃを取り出してみせた。

「ちょうど手提げランプみたいに使えるくらいの小さいサイズの
 かぼちゃもこういう時のために用意しておいたんだよ。
 これならちょうどいいサイズなんじゃないかな?どう?」
見れば小ぶりで可愛らしいかぼちゃだ。
かさばるサイズではなさそうである。

837立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/10/31(土) 00:51:38
>>836
「ああ、そういうのもあるんですね。
 じゃあそれでお願いします」


ミニなカボチャを見て、ほっと息を吐く立花。
お金を払って品物を受け取るのだ。


「それにしてもお肉屋さんなのにハロウィンイベントなんて……ええと、大変ですね(?)」


流行に乗っからないと取り残されてしまうのは客商売の悲哀か。
いや、普通に繁盛しているようだし商魂逞しいだけかもしれない。
ところで鶫のローブの中は店員の服装だったりするんだろうか……

838鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/10/31(土) 00:56:31
>>837
「おーし、まいどあり〜。
 まぁー、ちょっとお安くしてあるからねー。」
そう言って軽くお金を受け取った。
割りと楽しそうに商売しているようだ。

「大変?…んー、まぁ、ウチのおカーチャンはねー。
 結構こういう時勢を見逃さないからねー。
 こうすりゃあお客さん呼び込めるって言うからまぁ、しょうがないな。」
そう言って軽く照れ笑いを浮かべる。
大変そうではあるが…

「現にこうやって客足も多いってわけだ。
 手が回るかどうか心配なくらいにはねぇ。」
と言いつつも心配そうな顔ではなかった。
こうやって立花と話している間にもテキパキと仕事をこなしていっている。

「こいつはいわゆる嬉しい悲鳴ってやつだぁね。
 ウチにとっちゃありがたいことさ。」
時々ローブのしたの方からズボンが見え隠れして見える。

…どうやら立花の予想通り中身は店員さんの格好なのだろう。

839立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/10/31(土) 01:03:34
>>838
まあ別にローブを被っただけの簡易仮装だからといって何かあるわけではないが……
というか、本格的なコスプレだったらそっちのほうがそぐわないかもしれない。


「そうですね。イベントは楽しんだもの勝ちですか」


まあ、だからといって立花が仮装してお菓子をねだるということもない。
甘いものは実際好きだが、それはちょっと恥ずかしい。
立花としては楽しんでいる人を見ているだけでも、それは楽しいものだった。
彼女は母にミニカボチャを見せることを想像して頬を緩める。


「それじゃ、ありがとうございました」


繁盛しているようなのに、長々と邪魔をしてはいけないだろう。
買い物が終われば立ち去るのみ、だ。
小さくお辞儀して別れの挨拶をする。

840鶫『ザ・ナンバー・オブ・ザ・ビースト』:2015/10/31(土) 01:23:19
>>839
「そうそう。
 一緒に踊るのが一番楽しいんだよこういうのはね。」
そう言って軽く頭を叩いてみせた。
彼女もハロウィンを楽しむ年でもなくなっていたが
それで他の子が楽しんでいるのは見てて嬉しいものなのだ。
だからこそ、こういう仕事はやっていて楽しくなるのだ。

「…ああ、またね。
 今後とも、代々薙精肉店をごひーきにー。」
そう言って頭を下げて立花を見送っていった。


「あ、はいはい、すいませんー。
 ちょっと待たせちゃいましたねー。」
別れの挨拶の、余韻も引かぬうちに鶫はまた忙しくなった。
まさしくスタンドの手も借りたくなるような状況であるが、
それはそれで鶫も楽しそうであった。

841立花『リンネ・ラジオ』『XTC』:2015/10/31(土) 01:36:36
>>840
「ではまた」


少し店員と話して、商品を買った。なんでもない買い物だった。
今の出来事はただそれだけ。おまけでカボチャがついてきた程度だ。
ハロウィンという非日常も、日常の一風景だ。
だから「また」なのだ。実際、また買い物に来る機会は多かろう。


「あとは……牛乳も買っていくか……」


立花は軽い足取りで去っていった。

842明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』:2015/11/01(日) 01:31:32
ソワソワソワソワ

すごくソワソワしながら歩いている。
背負ったリュックの中にはおかしがいっぱいだ。夢は広がる。

843須磨『ズーマ』:2015/11/01(日) 01:44:24
>>842

      ポンポン


 「菓子くれよ!」


麦わら帽子と目の下にマジックで描いたキズ、
後はパーカーにジーンズというコスプレをバカにした格好。
ハロウィンの挨拶さえ忘れ、それでもドヤ顔で片手を差し出している。

844明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』:2015/11/01(日) 01:52:11
>>843
「いいとも」

飴玉をひとつ放ってやる。

「ところで君、君のともだちはどこでハロウィンを楽しんでいるんだい?」

クソウザったいクソガキにも丁寧な対応をする、まさに大人の鑑。

845須磨『ズーマ』:2015/11/01(日) 01:55:42
>>844
「もっとくれよ!」

     「“あげたい”って言え!」

飴玉を速攻で口に放り込んだ。


         ゴロゴロ
                   ゴロロロ


  「えー、そもそも流行ってないじゃん。
   やってるのって『シブヤ』とかあっちでしょ?」

  「ボクのママも準備手伝ってくれないし、
   タカベーとヨッチンは黒部ダム行っちゃったし、
   お兄ちゃんは良く解らないキモいアニメしか知らないから、
   ボクはこーやって孤独なハロウィンを送ってるんだ……」

アンニュイな溜息を流し、露骨に同情を誘ってきた。

846明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』:2015/11/01(日) 02:06:08
>>845
「渋谷? あんなごみ溜めに何があるっていうんだ? 交尾の鑑賞会でも開こうってのか?」

さらに飴を与える。

「僕も今ちょっと孤独を感じているところだ、孤独とは海原にではなく、街中にこそある」

ガキを粗末に扱うと、その噂が広まり、いつの間にか行動しづらくなることがある。
僕が求める美とは月と下痢糞(※)くらいの差があるが、我慢して付き合ってやろう、有益な情報が得られるかもしれないしな。

※比べる事すらためらわれるさまを表した諺。

847須磨『ズーマ』:2015/11/01(日) 02:13:28
>>846
「ポテチないの、ポテチ?
 ノンフライじゃなくて、ちゃんと油使ってるヤツ」


        「そのリュックに食料が入ってるんだろ!?
         ――――えっ、宝石? オヤジ! クソお世話になりました!」


         ゴロゴロ
                  ボリボリボリ

飴玉を奥歯で砕いていく。
同じエサでは飽きが生じたとアクションでアピールしている。


「なんだなんだ、お兄さんも寂しいのか。
 そーだよねー、お菓子背負って歩いてるくらいだし、
 ボクみたいなイケメンをハンティングして一時の清涼剤とする、
 そーいう刹那的な生き方を望んでするわけないもんねぇー」


     「あーあ、ボクも“マヤちゃん”のとこ行こうかなー。
      多分、ヒマしてるだろーし、たまには一緒に遊ぶかぁー」

ランドセルをゆさゆさ揺らしながら、明寺の周りをウロチョロしている。

848明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』:2015/11/01(日) 02:23:56
>>847
「そら」

ポテトチップスを与える、ガキが健康を損おうが知ったことではないしな、それに今…こいつ…聞き間違いでなければ…?

「ハロウィンを楽しもうとしたらこのザマだ、
このお菓子も使い切らなけりゃあならない、ともだちがいるなら案内してくれないか」

下心などみじんも感じさせない見事な台詞。人生経験がものを言うのだ。

849須磨『ズーマ』:2015/11/01(日) 02:33:03
>>848
「やったぜ!!
 サンキュー、お兄さん!」


      バリリッ!    バリボリっ!


油と塩の塊とも知らず、ポテチを口に放り込む。
人生経験の乏しさが災いし、確実に寿命を縮めていく。


   「うるせえ、行こう! 仲間だろうがッ!」


          ど    ん   !


船長らしい度量の広さをアピールし、明寺を先導していく。
行き先は近所の『小学校』だ。だが、土曜日ならば誰もいないだろう。

850須磨『ズーマ』:2015/11/01(日) 03:09:59
>>849





               ど        ん        !

851明寺悟『タウンズ・ヴァン・ザント』:2015/11/01(日) 03:13:07
>>849
「おい君…この道はまさか、『学校』へ向かっているんじゃあないだろうね?」

『学校』なんと素晴らしい響きだろうか、未熟な天使たちが住まう天国のような場所…だが、決して立ち入れはしない聖域だ。
憧れればこそ、遠くにある、またはその逆か…『遥か遠き理想郷』とはこのことだ、理由は各自考える事。

「……すまないが、急用を思い出した、失礼する」

後ろ髪を引かれつつ、その場を去った。

852マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/11/02(月) 00:58:05

「ヘイヘイッ!
 わかんないネッ!
 Anymore 君の事ッ!
 イミシンな言葉で確信に迫らないネ!」

                  ギュルルルッ
 
ハロウィンは終わったけど絶賛仮装中だ。
駅前でスタンドごとマイクを持って熱唱してB'zの稲葉浩志のコスプレだ。
ちなみに後ろに立つモット君は
無言でギター演奏して『松本』こと『TAK』のコスプレだ。

853マフィー『モット・ザ・フープル』:2015/11/02(月) 22:33:09


854稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/11/07(土) 23:03:24

稗田恋姫の朝は、たまに早い。

「…………」

        ウィーーン

  トコ
         トコ

欠伸を噛み殺す。

ファーストフード店から出てきた。店内はうるさかった。
とはいえ、これでも客は少ない時間帯――

(客の民度、低すぎぃ……
 店内で食ってたら絶対絡まれてたわ……ガクブルだな……)

             ウィーーン

恋姫は帽子に眼鏡、マスクで変装済み。

           (……我ながら無茶しやがってだが……
            けど、えひ……戦利品はばっちり…………)

玩具つきの商品を買って来たのだ。
隣町まで行くことも考えたが、流石にコスト対効果が疑問だ。

              ・・・・さて、ここからどうしよう。

855稗田 恋姫『ブルー・サンシャイン』:2015/11/11(水) 07:22:30
>>854
特に何事もなく、ゲーセンに寄って帰った。

856小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』:2015/11/22(日) 00:49:34
メインストリートの喫茶店。
黒い髪の女性が一人、本を読んでいる。

(これでいいかしら。)

机にはメモとペン。
それと注文したであろうコーヒーが置かれていた。
二人用の席だが対面して座っているものは居ない。
相席をするものは居ない。

「あ。」

ペンを見ずに取ろうすると、取り損なって机から転がって落ちていった。

(運がないわ。)

ペンの方へと目をやった。

857人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/22(日) 16:59:16
>>856
コロコロコロコロ......

ペンは、隣の机に転がっていき、

コツン

そこに座っていた女の足に当たって、止まる。

「……………………ぐぅ」
「むにゃ……」

女は、机に伏せて眠っていた。机の上には、頼んだまま放置されていると思しき
『オレンジティー』と、ぐにょーんと横に伸びた『羊』の『枕』。
それと、枕元に何やら『スケッチブック』が置かれている。
時折、店員が困ったようにちらちらと彼女の方を窺っているが、
目を覚ます気配は一向にない。

『…………メヘェ〜〜〜〜』

女に押し潰されている『机』が、鳴いた。
なんだか、間の抜けた声だ。

858小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』:2015/11/22(日) 18:01:09
>>857

「……」

(いつからここは熟睡できる快適空間になったのかしら。)

客達は喫茶店での時を思い思いのスタイルで過ごしている。
しかし、眠るという目的で使用している人間は見たことがない。

(あの枕……もしかして。)

普通の枕ではないだろう。
鳴く枕で熟睡できるとは思えない。
この珍妙な枕はただの枕ではないはずだ。

(これは起こしたほうがいいわよね。)

店側からしても眠る客は迷惑になりかねないだろう。
小鍛治は立ち上がり、ペンを拾うと

「ねぇ、あなた。起きて。」

寝ている人物の肩を軽く叩く。

859人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/22(日) 18:12:08
>>858
トン トン

女の肩を軽く叩き、目を覚まさせようとする。

「………………うぅ」
「わかってますよぉ、課長……明日までにはぁ」

パチ

「あら?」

なにやらうわ言を口にしながら、女がゆっくり顔を上げる。
目をぱちくりさせると、店内をきょろきょろ見回し、

「あら、あらあらあら?」

不思議そうな顔をしている。

「あのぉ…………たいへん恐縮ですけど」
「ここ、どこだったかしらぁ」

ひどく『のんびり』した調子で、
小鍛冶に問いかける。

机の上では、重量から解放された『枕』が、
まるまるとした形状を取り戻し、ふよんふよんと揺れている。

860小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』:2015/11/22(日) 18:27:05
>>859

「ここは喫茶店よ。」

にこりと笑いかけながら言う。
不機嫌そうな様子は一切ない。

「あなた、ここで何をしていたの?」

「そしてこれは何かしら?」

優しく寝起きの女に問う。
なぜ寝ていたのだろうか。そして、この枕は何なのか。
聞いておかなければならない。

「寝るのなら、家に帰ってはいかがかしら。」

861人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/22(日) 18:40:30
>>860
「きっさてん…………」

そう言われて、あらためて店内に目をやり、

「そうね、そうだったわぁ」

何かに納得したかのように頷いた。

「教えてくれて、ありがとうねぇ」
「ええと、たまのお休みに『リフレッシュ』しようと思って、
『買い物』ついでにここに入ったのよぉ」
「そうしたら、眠くなっちゃって。ここ、とっても落ち着くから」

そう言いながら、また目がトロンとしてきている。
喋りながら、また寝そうだ。

「ふわぁ〜あ……これ、って、この子のこと?
かわいいでしょ、うふふ。なまえは『クラウド・ボーイ』」

ピントのずれた答えを、小鍛冶へと返した。

862小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』:2015/11/22(日) 22:41:02
>>861

「そうよ、ここは喫茶店。」

「ホテルではないの。」

そう、喫茶店はホテルではない。
食事は出来ても睡眠は出来ない。
そういう場所だ。

「えぇ、ここは落ち着くわ。私も気に入っているもの。」

「買い物って言うのはそのスケッチブックかしら?」

(随分とマイペースな方ね。)

小鍛治も自分のペースで歩いていくような人間ではある。
人のことは言えない立場かもしれない。

「そう、『クラウド・ボーイ』」

そう呟いて小鍛治は拾ったペンを自分の机の上へと置いた。
そしてメモを手に取ると、足元へと投げた。

「私のは『ショットガン・レボルーション』。そういう名前よ。」

             メギャァ

小鍛治の手の中に一丁の銃が浮かぶ。
鞘の付いた銃、これが小鍛治明の心であり、精神。

    ドズン

小鍛治はメモ帳に銃口を向けると躊躇なく発砲した。
一般人には聞こえない銃声が店内に響く。
逆転するは破壊力、エアガン並みの威力の弾丸が銃弾並みの速さでメモ帳にぶつかる。

   ジャコ

排莢。そして

「私は小鍛治明。よろしくね。」

(目は覚めたかしら?)

挨拶だ。

863人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/22(日) 23:21:43
>>862
「あらぁ……そうねぇ、ホテルだったらよかったのにね」
「うふふ」

『冗談』と受けとめたのか、柔らかく笑ってみせた。
栗色のロングヘアーが、ふわふわと揺れる。

「それがねぇ……お気に入りの『雑貨屋さん』に
行ったんだけど」
「『アロマキャンドル』が売れ切れてたのよぉ……
あれがないと、わたしぐっすり眠れないのに」

『買い物』の話をされると、ひどくがっかりした顔で
そう答えた。多分、なくても十分熟睡できるだろう。

「え、と、『ショットガン』……『レろ』、『レボリューション』?」

噛んだ。
そして『発射』の様子を見る。

「へぇえ……『銃』よね? そういう『かたち』のは初めて見たわぁ」
「カッコいいわねぇ」

右手の親指と人差し指を伸ばし、残り三本を折る。
『銃』だ。ばーん、とか言っている。

「あ、わたし、人吉佐和子」
「よろしくねぇ、小鍛冶さん」

864小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』:2015/11/22(日) 23:36:09
>>863

「そうねぇ。」

「うふふ。」

黒い艶やかな髪を揺らす。

「あら、アロマキャンドル?」

「それは大変ね。」

(あなたはなくても大丈夫だと思うけど。)

まぁ本人がそうしたいならそうするべきかもしれない。
小鍛治にとっても馴染みのない代物ではない。

「『レボルーション』よ。舌足らずな子供のように。」

「あなたのは羊の枕、かしら?」

人吉の枕を指差す。

「ええ。よろしくね、人吉さん。」

865人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/22(日) 23:48:39
>>864
「そうなのよぉ…………はぁあ〜、いい香りだったのになぁ」

本当に深刻な問題のように、ガックリ肩を落とした。
人にはわからないこだわりがあるようだ。

「レボ『るー』ションね、わかったわぁ」

もう噛まないわよぉ、と力強く頷いた。
どうも舌が短いらしい。さっきから滑舌が少し怪しい。

「そうなのぉ……枕が『羊さん』なんて、
きっととっても『珍しい』わよねぇ」

のんびりと言う。

「とってもふかふかして、いい肌触りなのよぉ…………
触ってるだけで、眠くなっちゃ…………」

『クラウド・ボーイ』をふにふにしながら……
言葉が、途切れた。

「……………………」
「ぐぅ」

866小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』:2015/11/23(月) 00:00:39
>>865

「そう。なんていう名前かしら。」

「私も見つけたら使ってみたいわ。」

いい睡眠はいい美容を生む。
アロマキャンドルによる癒しはいい美しさを生むのなら小鍛治の興味は十分に引けるだろう。

「そう、ルーションよ。」

綺麗な発音だった。
舌や歯並びに以上はなさそうだ。

「本当に枕なのね。」

「私のはとても眠れるのには使えなさそうよ。」

(永遠の、と付けば十分に使えるけど。)

物騒なことを考えていると、人吉が居眠りを始めてしまった。
小鍛治はそれを見て、ふぅとため息を付いた。

「起きて、人吉さん。」

 ドズン
              ジャコ

先ほどと同じように発砲と排莢。
相手の目を覚まさそうとする。

867人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/23(月) 00:17:19
>>866
ドズン
「ひゃっ」

耳元の『発砲音』に跳ね起きた。
反射的に立ち上がり、あたりをキョロキョロ見回す。

「あっ…………もしかして、寝てたかしらぁ」
「ごめんなさいねぇ」

寝ぼけ眼で、小鍛冶にそう言って謝る。

「この子とってもふわふわだからぁ……」
「うーん、名残惜しいけど、一回しまっちゃうわねぇ」

『クラウド・ボーイ』を解除する。
『実体化』しているから、周りからは『手品』か何かのように
見えるだろう。

「ばいばーい……夜まで、またねぇ」
「あっ」
「それで……なんの話だったかしら?」

868小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』:2015/11/23(月) 00:25:35
>>867

「……そうするといいわ。」

(話が進まないもの。)

枕を消えるのを見届けると、もう一度話を切り出す。

「あなたのお気に入りのアロマキャンドルの名前。」

「教えてくださらないかしら。」

人吉の目を見つめて言う。
まっすぐな瞳である。
灰の色をした瞳が見つめている。

「私も興味があるわ。」

869人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/23(月) 00:48:58
>>868
「あぁ……そうそう、なんて言ったかしらぁ」
「『輸入物』なんだけどぉ」

うーん、と記憶を辿るように考える。
ものの名前を覚えるのは、あまり得意ではないようだ。

「えーっと、そう、『Flourished Rose』っていったわねぇ、
ふんわり『バラ』の香りがして、とっても落ち着くのよぉ」

香りを想像したのか、目を細めて……
立ったまま眠りそうになって、慌てて机に寄りかかる。

「お店にあったら、教えてねぇ……ほんと、オススメだから」

870小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』:2015/11/23(月) 01:02:22
>>869

「輸入物……難しそうね。」

「取り扱うお店が少なかったらの話だけど。」

どこにでもおいてあるモノ、という訳ではないとは思う。
もしもそうだったなら手に入らない訳がないのだから。

「『Flourished Rose』」

「分かったわ。聞いておきましょう。」

メモ帳を拾い、ペンで名前をメモしておく。
忘れないようにだ。
忘れてしまっては元も子もない。

「……そういえば、もし見つけてもお互いの連絡先を知らないと教えられないわね。」

「交換していただけないかしら?」

871人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/23(月) 01:12:06
>>870
「そうねぇ、わたしもその『雑貨屋』でしか見たことないわねぇ」

相当『珍しい』代物らしい。

「『探す』なら、その『雑貨屋』さんが『繁華街』の『裏路地』にあるわぁ。
でも取り扱ってなければ、そうねぇ……」
「『露天』で探してみるのも良いかしらぁ。
そうね、そうしましょ」

勝手に話を進めているが、とにかく手がかりはないようだ。
探すなら、ヒマなときに『繁華街』をあたれ、ということだろうか。

「あら、そうね。『交換』しましょ……うふふ」

『ピンクのマリモ』のキーホルダーのついたスマートフォンを取り出す。

「アドレス交換なんて、なんだか学生みたいねぇ」

872小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』:2015/11/23(月) 01:17:56
>>871

「『雑貨屋さん』『裏路地』『露天』……」

「そうとう珍しいモノみたいね。」

これは探すのに骨が折れそうだ。
運よく見つけられればいいが、そればかりは個人の技量でどうすることもできない。

「あら、可愛いストラップね。」

そう言った小鍛治が取り出したのはガラケーだ。
ストラップもつけておらず銀の携帯がただあるだけだった。

「うふふ。私は学生よ。」

「じゃあ、交換しましょう。」

873人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/23(月) 01:32:49
>>872
「めずらしい、かしらぁ」

いまいち分かってない風に首をかしげた。

「そういえば『雑貨屋さん』に、どこのものか聞いても……
『答えてくれなかった』わねぇ。
ないしょにしたかったのかしら」

「あっ、学生さんだったの?
やだ、わたしよりずーっとシッカリしてるじゃない」

ちょっと驚いた様子だった。
連絡先を『交換』する……

【キャンドルを『探す』つもりになったら、点呼スレにご一報ください。
火急速やかに対応いたします】

874小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』:2015/11/23(月) 01:53:05
>>873

「珍しいわよ。」

「普通のお店で置いてないんじゃないのかしら?」

(怪しいお薬じゃないわよね?)

あまり考えたくはないが、なくはない気もしてきた。
怪しい薬だったらだったで通報する必要が出てきそうだ。

「えぇ、学生よ。」

「ありがとう。よく言われるわ。」

柔らかく笑い、連絡先を交換した。

「人吉さん、たまには他のアロマキャンドルを使ってみるのはいかがかしら。」

「一つのお気に入りを使い続けるのもいいけれど、たまには他のも試してみるといいわ。」

875人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/23(月) 02:09:50
>>874
>「普通のお店で置いてないんじゃないのかしら?」
「そういえば、そうねぇ。どうしてかしら?」

不思議そうな顔をした。どこか、抜けている。

「うふふ、アドバイスありがとねぇ」
「今日は違うの、試してみるわぁ……」
「それじゃ、お休みなさい――じゃなくて、
そろそろ行かなくちゃ……『またね』ぇ」

そう言って、ふらふらと『会計』を済ますと、
店員の怪訝そうな視線を受けながら、店を出て行った。
帰りの道中で、数回立ったまま眠りかけたのは、また別のお話。

876小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』:2015/11/23(月) 02:21:39
>>875

「それは私にも分からないわ。」

小鍛治明は全知全能の神ではない。
せいぜい寝ている女性を起こすことができるぐらいの力しか持たない。

「えぇ、また今度ね。」

その背中を見送る。
そしてまた自分の席に着く。

全ては最初と同じように。
全てはあの時と同じように。
ただそれだけ。

877人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/24(火) 23:20:30
「さがしものはなんですかぁ〜、
みつけにくいものですかぁ〜♪」

若干調子っ外れの歌を口ずさみながら、
冬の影が差してきた町の中を歩いている。

右手には、パンパンになったスーパーのレジ袋。
どうも重たいらしく、さっきから右へフラフラ、左へフラフラと
歩みがいささか危なっかしい。

878ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/11/25(水) 23:31:40
>>877

    ドン


「っと――」

肩がぶつかった。
少しよそ見していたか。

「すみません。
 不注意でした。」

声をかける。
まさに、こちらの不注意だ。

「お怪我は?」

(随分、重そうな荷物。)

とはいえ、そう強い衝突でもないが。

879人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/26(木) 00:14:43
>>878
ドン

「あらぁ」

肩がぶつかって、大きくよろける。
もともと、重い荷物を持っていたせいか、
手に持った袋は大きく揺られて、

ポロ
「あら、あら、あらぁ」

その端からいくつか、商品が投げ出された。

「わっ、あ、大丈夫です〜…………
あの、そちらこそ、お怪我ないですかぁ」

ぱたぱたと落ちた品物を拾いながら、返事をする。
慌てているようだが、動作も台詞も『のんびり』だ。

880ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/11/26(木) 00:20:10
>>879

       ポロ

落ちた商品。

      「アッ」

「いえ、私(わたくし)は大丈夫です。」

   ス

しゃがむ。
拾うのを手伝う。

(それにしても。)

緩やかな人だ。
そう思った。

……口には出さない。

「どうぞ。」

拾ったものを、差し出す。
それから。

「お買い物帰り、ですか。」

何となく、話題を振る。
黙ると気まずいか? というのもある。

881人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/26(木) 00:38:54
>>880
「わ、わ、ありがとうございます〜」

緩慢な動作で落ちた品物を拾っているところに、
救いの舟を出された。
『ゼンチ』から拾ったものを渡され、感謝しながら受け取る。
栗色のロングヘアが、ふわふわ揺れる。
どうも、全体的に緊張感のない雰囲気だ。

「はい〜、なんだかいろいろと切らしてしまってぇ……
一度にいっぱい買ったんですけど、そしたら重くって」

答える。わりと無計画な買い物だったらしい。
こぼれた品物も、統一感のない品々だった。

882ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/11/26(木) 00:50:53
>>881

ゼンチの髪は黒い。
顔立ちは中性的だが、女性だ。

涼しい雰囲気。
真面目、とも言える。

「どうかお気になさらず。
 ぶつかったのは私です故。」

微笑み。

     ス

姿勢を戻す。
それから。

「なるほど。」

「冬はいろいろ、入用ですしね。
 私はこれから買い物ですが……」
     
世間話、というものだ。

今日は寒い。
ゼンチはマフラーなど巻いている。

「今夜は鍋にするそうで。
 今から心躍ります。私事ですが。」

       フフ

笑みを深める。
寒い日には鍋がよい。

883人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/26(木) 01:15:08
>>882
>「冬はいろいろ、入用ですしね。
> 私はこれから買い物ですが……」

「そうなんですよぉ……『カイロ』とか、『お餅』とか……」

こちらも足を止めて、世間話に興じる。
特に急ぐ用事もないし、至極自然ななりゆきだ。

「『お鍋』! 良いですよねぇ…………
あったかくって……食べるとからだの芯からポカポカして……」

『想像』したらしく、うっとりした表情で呟く。

「それにしても……寒いわよねぇ……『目が冴え』ちゃうわぁ。
『寝る』どころじゃないもの」

トロンとした目で、そう言った。
人吉も勿論防寒着は着ているが、さほど重装備という訳でもない。
立ち話は、少しばかり冷えそうだ。

884ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/11/26(木) 01:25:04
>>883

「カイロ。」

    ハッ

思い出した。

「切らしていました。
 ついでに買わなくては。」

頼まれてはいない。
が、買おう。なにせ寒い。

「ええ、寒いですね。
 夜は特に、冷えて。」

      ビュオ
          オオ

「――っ。」

風が冷たい。
立ち話には辛い。

「いやはや、寒い寒い……」

「……」

    キョロ

辺りを見渡す。
お使いは、そう急がない。

「これも、何かの縁。
 少しお話しませんか?
 温かい物でも飲みつつ。」

縁とは大切なもの。

視線は近くの、喫茶店に向ける。
腹に温かい飲み物でも入れていこう。

885人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/26(木) 11:40:57
>>884
「喫茶店!
行きましょ、行きましょ。お気に入りなんです〜」

きらーん、と目を輝かせて、喫茶店にウキウキした様子で入っていく。


「〜♪
あっ、店員さ〜ん、『オレンジティー』一つお願いします〜」
「…………あなたは、どれにしますかぁ?」

店の奥手の、落ち着いた雰囲気の席を確保して、
オーダーを確認しにきた店員に注文を伝える。

……人吉を見た店員が、若干『微妙』な表情を浮かべたのに、
ゼンチは気付くかもしれない。

886ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/11/26(木) 13:58:11
>>885

「お気に入り!」

「それはそれは。楽しみです。」

     ニコ

喜色を浮かべる。
そして、店へ。

   ドサ

人吉の向かいに座って。

「そうですね、私は――」

(?)

店員の表情。
感じるが、すぐには言わず。

「レモンティーを。」

(気のせい?)

店員が去ってから――

「このお店は……
 よく、来るので?」

聞いてみる。

887人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/26(木) 15:03:16
>>886
>「このお店は……
> よく、来るので?」

「はい〜♪
とっても落ち着いてて、雰囲気も良いですからぁ」

頼んだお茶を待っている。
暖房の効いた店内は程よく暖かく、
流れるアンビエントなBGMも相まって、
とても居心地の良いムードを作り出している。

「うふふ……こうやってのんびり座ってると…………
さっきまでの……寒さが、ウソみたいよねぇ…………」

リラックスした様子で話す。
……だんだん、目がトロンとしてきたように見える。
話す言葉も、ちょっとずつ間が空き始めている。

「…………ふわぁあ……ちょっと疲れちゃったかしらぁ」

なんか凄い眠そう。

888ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/11/26(木) 16:04:20
>>887

「なるほど。」

「良い店です。
 確かに落ち着きますね。
 私もお気に入りにします。」

音楽が良い。
客層も騒がしくない。

(それにしても――)

落ち着きすぎでは?
寝そうにすら、見える。

「お疲れですか。」

「暖かいお店ですものね。
 私も、少しばかり眠く。」

      ファ

口を押さえ、小さく欠伸する。
そうこうしていると――

   コト

「あ、どうも。」

注文のお茶が来た。
両者の前に、置かれる。

889人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/26(木) 20:23:20
>>888
「あらぁ……アナタも、眠いのかしら?
やっぱりここは…………よく眠れそうねぇ…………」

うつらうつら、眠りに落ちるギリギリのラインを
さまよいながら、お茶を待っている。

コト

「あっ……来たわねぇ」

そこに置かれるお茶、その物音に、
目を覚ましたように身を起こした。

「うふふ……わたし、こういう香りの付いたお茶って好き。
元々の茶葉の香りと混ざって、とっても複雑な香りになるから」

ズズ

オレンジティーを、香りを楽しむように少し飲んで呟く。

890ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/11/26(木) 21:26:10
>>889

「はは、確かに。
 よく眠れそうで……」

(まさか……
 本当に寝るのでは。
 それも、常習なのでは。)

それはどうだろう。
法律とかではないが……

(良くない、気が。
 しかし、憶測……)

     ズズ

「香り――」

「確かに、そんな感じも。
 すみません、お茶には明るくなく。」

口に少しずつ含む。
いい香りだ、ということと。

「しかし、美味しい――
 ということは、分かります。」

味の良悪は、分かる。
笑んで、頷く。

891人吉 佐和子『クラウド・ボーイ』:2015/11/26(木) 22:26:09
>>890
「うん、うん。
美味しいわよねぇ」

ズズズ

穏やかに微笑んで、もう一口。
静かに、時間が流れていく……

「はふぅ…………暖まるわぁ」

だんだん、目元のトロンとした感じが
増してきたように感じられる。
茶葉に含まれる『カフェイン』の作用で、
多少なりとも『眠気』は軽減されているはずだが――

ポス

唐突に、机の上に『枕』が現れる。
枕――いや、『羊』だ。『羊の枕』だ。
いや、それよりこいつは――『スタンド』だ。

892ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』:2015/11/26(木) 22:34:58
>>891

「ええ、本当に。
 寒い日は暖かい物が効きますね。」

などと言っていると。
目の前でまどろむ、その姿。

「……あの。」

あからさまに眠そうな様子。
先ほどより、さらに。

「杞憂なら、すみませんが。
 ここで眠るのは、流石に――」

   ポス

「エッ。」

(枕……!?)

どういうことだ。
枕、持参で? 寝るのか?

「枕。いや。」

……いや、これは。

「羊の、スタンド……!
 これは一体、どういう――」

    「あ……失礼。
     私も、『そう』です。」

見えている事は申告する。
隠せる状況でもあるまい。

どういう目的だろう。
まさか……やはり、寝るのか?


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