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【ミ】 【護り屋】『ゲートブリッジ』

538『矛と盾』:2016/01/06(水) 23:30:38
>>535(高遠)
『ナツメグ』:
「あぁ・・・・そういうこった。
 オレは『殺す』、おまえらは『護る』。
 アテにはしねぇが、お互い仕事をこなせば面倒が減る」

「──ババァがいねえんじゃ、期待は薄いがな」

 「・・・・おやおや。うちの新人の実力は、
  『大阪』で嫌ってほど教えたはずだけど、もう忘れたかい?
  物忘れが進んでるなら、菓子より小魚でも食べたらどうだい」

「ばばぁ・・・・!」

メイド服のまま腕組みする浜岡に、『ナツメグ』が毒づく。

「それより、『セージ』の方があたしは心配だね。
 あんたの指示なしで『仕事』が出来るのかい?
 たいてい、『してやられて』た気がするがねぇ〜」

人を食った物言いに、『セージ』の視線が刃物の鋭さを帯びた。

「・・・・・・・・・・・・・・・・」
                    「・・・・・・・・・・・・・・」

仲がいいとも悪いとも思える両団長の会話の中、
無言の『セージ』の様子を、やはり新妻は意識しているようだ。


>>535>>537(井上、ピエール)

「・・・・そういうこった。
 とりあえず、オレらの邪魔だけはすんな。
 『仕事』の邪魔になるなら、容赦なく『排除』する。
 敵でも味方でも、無関係でもそれは変わりねえ・・・・
 『殺し』はシンプルかつスマートに・・・・だ」

体格に見合わぬ信条を残し、ナツメグは浜岡らと向き合う。

──ピエールは残された井上の手を握りしめる。
この男が、自身のスタンドの虐待を受けているのは明らかだ。
だが果たして、彼を苦境から救う手はあるのか?
ましてや、それが仕事上とはいえ──『仲間』だとすれば。


>ALL
エルガマル:
「オレからは以上だ。
 【殺し屋】【護り屋】には遠からず連絡がいく。
 いつでも動けるよう、準備しといてくれ。
 それじゃあ解散──『無駄』のないようにな」

                                『シャコッ』

髭男の手元から、『薬莢』が飛び出したその瞬間──
エルガマルと『タイトロープ』の一群は、部屋から消え去った。

出現した時も、おそらくそうであろうと思われる、
鮮やかな手並みだった。

「・・・・それでは、我々も解散だ。
 今日はごくろうさま」

ハイランドが手を打ち、改めて解散を告げる。
ぞろぞろと局長室を出ていく【護り屋】たちは、
互いの胸に秘めたものを言葉に出来ぬまま、次々に退社していく。

高遠が、携帯に着信したメールに気付いたのは、
その少し後のことだった。

539高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/01/06(水) 23:39:31
>>538
……実際の所、それは大分気になった。
手綱の取れる騎手のいないじゃじゃ馬のようなものだ。

まぁ戦力を分断せざるを得ない状況だ、
残った面子でどうにか『する』しか無い。



帰路。
ベレーごしに頭をポリポリかきながら
ミッションブリーフィングのことを考えていたところで

「……っと」

メールが来ていた事に気づく。誰のだろう。ちゃんと見るよ

540井上正『ハッピー・オルガン』:2016/01/08(金) 10:33:49
>>538
「へ、へへ…あんた…いい人だな』」

解散した後も、ピエールについていく。

「頼むよ…不安なんだ、いつあいつが出てくるかわからないし…」

541『矛と盾』:2016/01/08(金) 18:24:35
>>539(高遠)

──メールの送信者は『新妻』だった。


────────────────────────────────


本日はお疲れ様でした。

先刻、お気づきになられたようなので、
私の知るところをお伝えします。

浜岡さんと【殺し屋】の関係についてです。

私が入社して間もない頃、
【護り屋】と【殺し屋】の馴れ合いじみた関係を
浜岡さんに問い正したことがあります。

ご存知の通り、私は曖昧な状態を嫌う性分です。
今日の社長の説明で疑問が氷解しましたが、
不満を隠さない私に対して、
浜岡さんはご自身の秘密を一つ、教えてくれました。

浜岡さんは、かつてはフリーの『殺し屋』だったそうです。
出産を機に引退したとのことですが、
その際のお子さんが、今の『タイトロープ』に在籍しています。
『夏恵』という名前で、おそらくは『セージ』のことでしょう。
『タイトロープ』に他の女性はいませんし、
浜岡さんは何気につけ、彼女を気にかけていましたから。

また、『ナツメグ』についても、
『殺し屋』だった時代からの関わりだと思われます。
数年前から『行方不明』になった彼の母親の話題が、
二人の間で定期的にやりとりされています。
おそらくは、共通の関係者なのでしょう。

なぜ、実の娘と争う組織に所属し、戦い続けたのか。
二人の間の亀裂はなぜ生まれ、実際はどう思っているのか。
プライベートな内容ですし、
浜岡さんに確かめる機会を、私は持ち得ませんでしたが、
ともに戦うであろう高遠さんには、
知っておいてもらいたく、不躾なメールを致しました。

私が知ることは、これが全てです。
また、憶測や想像も含まれるので、事実と異なるかもしれません。
心して、戦いに臨んでくださいますよう。

それでは。

                                新妻 小百合


────────────────────────────────

542高遠 嶺『クレモンティーヌ』:2016/01/08(金) 19:51:41
>>541
送信者は新妻。これはいい。
確かにザックリ決めるタイプだった、だから問いただした。これもいい

続いて書かれていたことに電話を取り落としかける。

……これは、あれか
ナツメグの母親と姉妹であった可能性すら出てきたぞ浜岡さん。
そして、来るべき決戦の時に、セージが勢い余って大ごとを起こす可能性の方はほぼ最大だ。

考える。返信する

────────────────────────────────

お疲れ様でした。

『スヴァルト』という敵を相手取ることになるであろう今の状況で
あの二人の『今』は難儀な爆弾であることはよくわかりました。

……ぶつかりあうことを回避させるか、あるいは黙らせるかのどちらか、
他何かしら手を打たないと、全員血の池に沈む事になりそうです。

────────────────────────────────

時間はまだ有る。だがたっぷりとは言えない。
最優先課題としてスヴァルトはなんとかせなばならないだろうが、
……衝突を回避するべく動くか、正面からしばきたおすか
あるいは別の手段を取るか、どれか決めておかねばならない。


最近、眉間のシワが増えた気がする。


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