[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
【ファンキル】SSスレPart3
268
:
荒ぶる異族
:2020/09/01(火) 21:33:51
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
何度も当主様を求め、求められて。
朝日がカーテンの隙間から射し込むまで、私達は休むことなく愛し合った。
危険日に当主様に愛され数日後、徐々に身体に怠さを覚えるようになってきて。
教育上宜しくないことだけは伏せながら、娘に当主様との思い出を教えてあげた。
「私が当主様にプロポーズされた半月後くらいに、妊娠が判明したの。あの時の当主様は、泣いてる私を宥めるのにとてもあたふたしていたわ」
「お母さん、悲しかったの?」
「ううん、その逆。嬉し過ぎて涙が溢れちゃったの」
「そっかぁ…」
頬を緩める娘に頭を撫でてやると、気持ちよさげに目を閉じた。
「ん…、眠たくなっちゃった…」
「寝る子は育つ、という言葉があるわ。良い子だからもう寝ましょ?」
「うん…、おやすみ……」
少しすると、可愛らしい寝息が聞こえてきた。
どうやらもう眠ったみたいだ。
「当主様、もう大丈夫よ」
「ん…、分かった」
当主様は娘を起こさないように、ソッと枕元にクリスマスプレゼントを置いた。
「もう…。待ちくたびれたわ、サンタさん♡」
「お待たせ、リサ」
当主様が加わり、親子三人、川の字で仲良く布団に入った。
「当主様、ありがとね」
「急にどうしたの?」
「昔の話をしてあげてたら、今ここにある幸せを実感したの」
こうして当主様に愛されて、好きな人との子供ができたのも。
「私が「お母さん」になれたのも、当主様のお陰。だから感謝してあげる!私に感謝されるなんて凄いことなんだからね」
「僕もリサに出会えたことに感謝してるよ。これからもずっと傍に居る」
「うん♡」
当主様がくれたもの。
時の残酷さに打ちひしがれそうになっていた頃の私は、もうどこにもいない。
「当主様、大好き…♡」
キル姫としてではなく、彼に愛される女性として、お嫁さんとして。
私は今、幸せだ。
fin
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板