滑稽な者ほど、自分が滑稽であることに気づかない。
それはまるで、鏡に映った鼻毛に「お前が邪魔だ」と文句を言うようなもの。
Nemo sibi videtur esse stultus.
だが、愚かさは自己申告制ではない。
嘲笑を投げる者は、往々にして自分の足元に落ちている。
その言葉の軽さは、羽毛ではなく、むしろ空気。
Aquila non capit muscas.
こちらは鷲なので、そちらの飛び回る音には興味がない。
神に許されることが牛に許されぬのは当然だが、
最近は牛の方が神を名乗るらしい。
Si bovem Iovem putas, nihil mirum si fulmen te feriat.