したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

大吉の遊び場

1名無しさん:2018/08/08(水) 23:04:38
なんか大吉君が適当に設定とか書きなぐって遊ぶところです
レッツリハビリテーション

2名無しさん:2018/08/08(水) 23:05:18
『蛮族領バブルジョア』

ブルライト地方にある蛮族領の1つ、子爵級ドレイクのチモナミダ・モネーヤッツによって統治されている経済特区。
バブルジョアは表向きは人族も受け入れる経済の都として、ブルライトにおいてビジネスマンが最も住みやすい土地の1つになっている。
蛮族は基本的に単純な力を尊ぶが、チモナミダの父カネモコネは商売の力に着目し人間とも手を組んで勢力を広げる事に成功した稀有な存在だった。
より強大な敵を排除するために、あるいは少数派を排斥するために、カネモコネは胃の痛くなるような外交劇を様々な相手と繰り広げ、胃潰瘍で夭折した。
幸い、息子は父親の外交・経営の手腕を十二分に受け継いでいたのでカネモコネは安心してこの世を去ったのだが――残念ながら、チモナミダは正しく『蛮族』であった。

バブルジョアは人類に友好的な蛮族領である。しかし、それはあくまで蛮族領としての話である。
カネモコネが領地の発展を第一に考えていたのに対し、チモナミダは自身の欲求を満たす事を第一に考える。
彼の目的は「剥製作り」。より強い生物を剥製にして家に飾る事。あくまでその目的のために、領地を運営し力を蓄える。
今はその趣味と公共の利益はつり合い、特に目立った被害はないが。もし彼の欲求が膨らみ過ぎた時……どのような災厄となるかは、まだわからない。


『悪代官』チモナミダ・モネーヤッツ

「あぁ、美しい。こうして最も雄々しく生きたままの姿を剥製として残してやる事こそ、彼らにとっても最も幸福な終わりだと思うのだよ」

バブルジョアは建前ではより高位の蛮族の領地であり、それをモネーヤッツ家が実効支配している形になっている。
つまり代官として領地を経営しているのだが、上述の通りチモナミダは自身の「剥製作り」と言う欲求を満たす事が目的になっている。

優れた剥製であれば高い金で買い取り、また剥製となる獲物を狩るために懸賞金をかけたり有能なハンターを雇ったりする。
彼はその剥製を「トロフィー」と呼び、優れたトロフィーを用意すればバブルジョアで満ち足りた生活を送れるというのは裏世界では有名になりつつある話だ。
そして「トロフィー」として尊ばれる対象は幻獣、蛮族、そしてリカントが多い。特に優れたリカントのトロフィーにチモナミダは非常に目が無い。

もし名声の高いリカント冒険者に目をつけたなら、チモナミダは金に糸目をつけずにその者を「トロフィー」にしようとするだろう。
もっとも何が優れたトロフィーであるかはチモナミダの主観によって決められるので、彼に目をつけられるという事は誰にとっても最大の不幸になりうる。

なお、ドレイクバイカウントであるので血統相応の実力はあるのだが彼は自身が傷つくのを好まない。
もし彼がゲームとしての狩猟を楽しむ事があれば、それは自分が絶対安全であるという万全の体制を整えてからになる。
もっとも才能はあるし趣味のために仕事に勤しむ彼はその無聊を剥製を眺める事とハンティングの様子を遠見の映像で見る事で慰めるのが主になっている。

3名無しさん:2018/08/08(水) 23:05:58
『悪徳商人』ウェンディゴ屋ブンザエモン

「巷の噂に曰く、人の生き血をすすり食らうウェンディゴ屋……結構じゃありませんか。餓えて死ぬよりは上等ですよ」

人族でありながらモネーヤッツ家御用達の商人になった利益の鬼。銭のためなら親すら殺すと噂される銭ゲバである。
まともな人族領では違法として罰せられるような非道な商売も行い、バブルジョアでは奴隷や薬物の売買も独占している。

チモナミダに依頼されてハンターを雇ったり剥製を買うなどの雑事も一手に引き受けている。
それはひとえにチモナミダの金払いがよく儲かるからであり、儲かるのであればチモナミダの趣味嗜好がどうであれ関係ない。
同じ人族に分類されるリカントを剥製にして売りつけ、蛮族を金や食物で雇って人族を殺させる事も眉1つ動かさずにやってのける。

なお、奴隷階級から成りあがった元冒険者であり高レベルのコンジャラー・レンジャー・ファイターのタンク役。『金城鉄壁のブンザエモン』と言えばいまだに震える蛮族がいるぐらいだ。
現在は安全マージンを多めにとって現場には滅多に出ないが今も日課のトレーニングは欠かさず積んでおり、有望な剥製候補がいるのなら自分の目とボディで確かめようとするだろう。


『ヤクザ親分』ニーズヘッグのゴンゾウ

「へっへっへ、俺(おいら)ぁ不死身のニーズヘッグ、神々の最終戦争(ラグナロク)からだって生き延びてみせるぜ」

バブルジョアのならず者を取りまとめ、バブルジョアで行われる『違法行為』をチモナミダの黙認・指令の下で統括している総元締め。
短気で手下にはすぐ暴力を振るい、恰好はいつも薄汚れていて、大食らいで女にだらしないと言う絵にかいたようなゴロツキのレッサーヴァンパイア。絶世の美青年。

基本的に権力者であるチモナミダに媚びを売って生き延びる事しか考えておらず、彼のお眼鏡にかなう剥製を常に探している。
そのために一山いくらのゴロツキどもを適当に送り込んで失敗する事も多いが、バブルジョアの掃きだめに溜まるならず者など人族・蛮族問わずいくらでもいるので気にもしていない。
時間がかかるクオリティの高い剥製探しはブンザエモンに任せ、とにかく数をこなして点数を積み上げようというのがゴンゾウの基本的な仕事スタイルだ。

ブンザエモンが雇ったり売り込みにきた有能なハンターの手足として三下ゴロツキを適宜配置する手並みはチモナミダやブンザエモンも認めるところであり
純粋な暴力によってならず者を取りまとめる手腕に関しては必要不可欠な人材としてバブルジョアの――チモナミダの趣味に大きく貢献している。
粗暴で愚かだが、そういう人間にしか従わせることのできないろくでなしと言うのは、現実に多数存在するのだ。

生き汚さに関しては天下一品であり、自ら現場に出る事も多いが危うくなったらなりふり構わず即座に逃走する事で生き延びている。
そのくせ執念深いので、彼に一度目をつけられたら何かにつけて粘着的に攻撃を受ける事になるだろう。典型的な中ボス気質。

4名無しさん:2018/08/08(水) 23:06:48
『用心棒』モミジ

「坊には命を助けられて温かい飯まで喰わせてもらった恩がある。それを返すには、オレがなるしかないだろ。最高のトロフィーってやつに」

かつて近隣の村を荒らし、人族に狩られて死にかけていたところを幼少時のチモナミダに助けられ拾われた猟犬のライカンスロープの女性。
カネモコネも難色を示したが、当時の息子が唯一言いだしたワガママだったために仕方なく人族と交渉し保護する形でモミジを家に招き入れた。
と言っても、チモナミダに特別な意図があったわけではなかった。なんとなく目の前で死にかけてるモミジが「可哀想だな」と思って、自分にできるワガママの範囲で助けただけだ。
後はモミジが何をしようが気にする事もなく、カネモコネが逝去するまで特に交流があるわけでもなくチモナミダはひたすら父の跡を継ぐための勉学に励んでいた。

きっかけは、チモナミダが初めて見る「剥製」と言うものに心を奪われ、この美しいものをもっと集めたいと思った頃であった。
特にする事もなかったためにひたすら自分を磨き、13レベルグラップラーの高みに至ったモミジはまずそれを手伝おうと思った。
モミジは目と鼻がよく、獲物を追跡する能力に長けていたので優秀な「トロフィー」を作ってチモナミダを喜ばせていた。

だが子供のような笑顔でトロフィーを見つめるチモナミダを見て、モミジは段々と歪んだ願いを抱くようになっている。
あの笑顔を自分に向けて欲しい、そのために最高の剥製になりたいと。チモナミダが感じる一番美しいものに自分がなりたいと。

今はまだ途上。まだ自分は「完成」ではない。来る蜜月の時に備えて、モミジは今日も剥製作りを手伝いながら自分を磨き続ける。


『狩人組合長』ジビエスキー

「ウメェもんが喰えて、儲かる。狩人をやる理由なんて他にあるのか? いや、もっと旨い話があるなら俺にも一口噛ませて欲しいもんだが」

希少幻獣や人族などをハントする密猟者集団の首領を務めるディアボロの男。今、最も稼げる拠点としてバブルジョアに本拠を置いている。
もっとも首領とは言え我の強いハンター達に対する命令権などは特になく、稼げそうな場所を紹介し、不利益を招く存在を排除する程度である。
その構成員には同じディアボロが多く、具体的に言うと倒されて巨大化する怪人を送り込む系のポジション。同じディアボロでなくても、蛮族を巨大化させる術を秘伝として保有しているとか。

チモナミダとはあくまでビジネスパートナーとして組んでいるだけであり、ぶっちゃけ獲物を喰おうとしないチモナミダを下に見ている。
獲物をハントしてその味を真っ先に見れるのは狩人の特権であり、彼自身その美味を追及するために高レベルでコック技能を有するようになった。
美味を味わうために金を稼ぎ、獲物を捕るという目的では冒険者に通じる事も多く、『組合』に支援されている冒険者もそれなりにいる。

なお、自給自足が主である狩人にしては前述の通り美食にうつつを抜かしており、特に肉の味を引き立てる香辛料には異常な執着を見せる。
その情熱はチモナミダが「嗜好に身を持ち崩し過ぎじゃない?」と苦言を呈するレベルであるが、ジビエスキーは自覚しつつもやめられず香辛料を買い集めている。
そのため年中金欠であり、儲かりそうな話題にすぐ食いつく。チモナミダへのハンターの仲介以外に最近では遺跡探索ビジネスにも意欲を見せている。



注釈
バブルジョアは基本的にチモナミダによる独裁都市であり、彼に目をつけられれば組織的な陰謀に巻き込まれる事になるだろう。
シンプルに兵隊(ジビエスキーの配下のハンターにゴンゾウの戦闘員のセットがメイン)を差し向けられたり、外交で所在地の上層部に圧力をかけられる事もある。
その目的はチモナミダのお眼鏡にかなったリカントのPCやNPCを剥製にする事であり、そのために最初は穏当だが徐々に過激な手段で付け狙われる事になる。

だが逆にチモナミダの依頼で「トロフィー」の獲物として幻獣や蛮族を狩ったり、バブルジョアの外交問題に関わる事もあるだろう。
基本的にバブルジョアは悪徳の都ではあるが、決して人族と即時敵対な場所ではない。立ち位置によって容易に敵味方が入り乱れる陰謀劇の舞台としてバブルジョアは相応しくもある。

シンプルに対立してもいいし、逆に後援者にしてもいい。自由にシナリオに組み込めるのがバブルジョアを導入する強みと言える。

5名無しさん:2018/08/08(水) 23:07:43
『秘密結社フォークロア―』

ブルライト地方の都市伝説の1つである。ライカンスロープの一族が勢力拡大のために人を誘惑し力を与えて獣人に堕落させようとするという、最も有名なその伝承はまぎれもない事実である。
「分かたれし咆哮(フォークロア―)」は元々は細々と暮らす小さなライカンスロープの里の1つであった。しかし、1つの超技術と4匹の怪物が生まれてから状況が一変した。

「人族をライカンスロープに変える刺青の簡略化を可能とする道具」。小神が与えた祭器と言われる、農具や食器のフォークに似たその金属片を得てしまった事こそが全ての始まりだった。
簡易にライカンスロープの力を刻み込む「爪」と呼ばれるその道具を実験的に用いて生まれた新たな四匹のライカンスロープは、一族を皆殺しにして姿を消した。
獣に変えられた恨みからではない。ただ、自分達の方が上手く使えると。獣人達の誤算は、新たな同胞に選んだ四人が人のまま「怪物」であったという1つに尽きた。

彼らは研究を重ね、「爪」を使って「シール」を作れるようになった。張るだけで不思議な力を身に着けられるシールだ。ブルライト地方では便利なマジックアイテムとして広まりつつある。
そして9枚の「ちょっとした力が身につく便利なアイテム」に1枚の「ライカンスロープとしての力と邪心を植え付ける魔具」を紛れ込ませてひっそりと彼らは侵略を開始している。
フォークロアーは「4本の牙」と呼ばれる幹部が対等の関係で組織を運営しているが、個々の作戦指針は大きく違うために一貫性のある動きをしていない。


『便利玩具』ビーストシール

肌の露出した部位に張ると、タトゥーに対応した動物の力が使えるようになるシール。その効果は同じシールでも張られた対象の素養によって効果が変わる。
「鳥」のタトゥーでは嘴が武器になったり、翼が生えたり。「蛇」のタトゥーでは身体が伸びたり、毒を得たりと独自の能力を得る安定しないが便利に使えるアイテムと言うのが一般の認識だ。

組織の資金源と言うほど人気ではないが、「安いなりにそこそこ使える道具」と言うのが組織の目的の目くらましになっている。
本命である真のビーストシールは、「何度も力を使う事で次第に身も心も組織に忠誠を誓うライカンスロープへと変貌させられる」と言う効果がある。
ある時は素養のある人間に、ある時は立場の高い人間に、こっそりと使わせる事で組織に取り込んでひっそりと人間社会を侵食するのが組織のやり方である。

祭器の力により儀式の簡略化が可能になっているとはいえ、フェイクのものはともかく真のビーストシールは大量に作れるものではない。
あくまでここぞという場面で仲間を増やし、増やした仲間を利用して新たな組織の力を蓄える。人知れず静かな侵略がフォークロア―の目的だ。
組織は自らが作ったライカンスロープを、既存のライカンスロープを見下す形で「ライカノイド」と呼称している。

「ライカノイド」は基本的にはライカンスロープとして獣人の姿になるが、能力は多岐にわたる。
巨大な動物や幻獣の姿になる事もあれば、アンデッドのようにおぞましい姿に変わる事もある。それらはあくまで使用者の資質によって左右される。
あるいは、そのような獣すらも超えて穢れた姿こそ、ライカノイドの終着点であるとフォークロア―は考えているのかもしれない。

PC達は偶然その侵略を知って組織を追ってもいいし、すでに問題視している冒険者ギルドからの依頼で組織の野望を食い止めようとしてもよい。
また、ライカンスロープになった人族はもう元には戻らないが、ライカノイドになった人間は撃破するか特殊な祭器を得て使う事で元に戻せるとしてもよい。

6名無しさん:2018/08/08(水) 23:09:19
『陰謀を喜ぶ狼』ジョイファイア

「ヒャハハハ、これでお前は力を手に入れられたんだぜぇ? どうした? もっと喜べよ」

四本の牙の1人。ウルフライカノイド。作戦指針は「強き者をライカノイドに変える」である。
目的のシンプルさに反して彼は非常に慎重に対象を厳選し、目標をライカノイドに目覚めさせるために熟慮と策謀を巡らせる。
巧みに対象を追い詰めて「力があれば」と思わせ、あくまで自主的にその身を捧げさせる。そうでなくては真に強いライカノイドは生まれないというのが彼の主張である。

ジョイファイア本人の気質は一見して強き者を求め、一対一の戦いを望む獣のようであるが彼の本質はおぞましい程に偏執的で陰湿だ。
とにかく人を追い詰めるための作戦を考えるのが上手く、弱みを暴き立て時にはまず与える事で他人の弱みを作り出す真正のサイコパスである。
傍から見れば強者を罠に嵌めて選択の余地を奪い獣に落す鬼畜の所業だが、本人は苦労して力を与えているつもりで善人ぶっているので始末におえない。

人質を取る、政敵を煽る、冤罪をかける。強者を貶めようとする陰謀を練り上げ絡めとるのが彼の所業ならば、それを打ち砕くのが冒険者の務めだ。
時には巻き込まれ、時には先んじてジョイファイアの陰謀を打ち砕き、時にはジョイファイアによって生み出された強きライカノイドと戦う事にもなるだろう。



『圧制に怒る鷲』アンガーウィンド

「弱者はいつも強者の餌食にされる! その理不尽に対する思いはただ1つ! 怒りだ! もはや怒りしかない!!」

四本の牙の1人。オウギワシライカノイド。作戦指針は「より多くの人間を誘惑し、ライカノイドの数を増やす」である。
ライカノイドのビーストシールはそう数は作れない。それでも「力を得たい」と望む弱者を多く扇動し、ライカノイド候補生として組織の準構成員にしている。
もちろん候補生は取り換えのきく存在であり、使い捨てる事に躊躇は無い。むしろ使い捨てた上で、その責任を敵対者に押し付けて怒りに狂うのがアンガーウィンドの異常性である。
やっている事は実質、ビーストシールと言う餌をちらつかせて弱者を食い物にしているのだが本人はあくまでそれを弱者救済のためのたった1つの冴えたやり方だと考えている。

家族、組織、村。そういった単位で弱者を扇動し、ビーストロアーの準構成員を増やしていく。そして特に適正の高い者をライカノイドに変える。
時にはフェイクシールを有効的に使える者を徹底的に洗脳して戦闘員や工作員として使う。要するに、非常にありきたりなテロリストの勢力拡大の手口だ。
だが常に生存の危機に瀕している弱い人族や強い言葉に簡単に屈する弱い蛮族に対してはてき面に効く。各地の潜在的なフォークロア―の数は、決してバカにはできない。

広く浅い侵略を可能にしているのが、オウギワシのライカノイドであるアンガーウィンドの機動力である。
通常、飛行生物のライカンスロープは存在しない。しかし現にアンガーウィンドには高速で飛行する翼が備わっている。
彼はそこに可能性を見出している。ライカノイドにはまだまだ「先」があるのだと。それを調べるために検体がより多く必要であると。

何のことはない。誰よりも弱者を食い物にしようとする畜生の名がアンガーウィンドだ。
弱者を扇動する邪悪な陰謀を打ち砕き、正しき怒りをぶつける事こそが冒険者の役割になるだろう。

7名無しさん:2018/08/08(水) 23:10:26
『無知を嘆く鰐』ソローウォーター

「涙が止まらないわ……どうして分かろうとしないの……人族も蛮族ももはや古い種族……滅ばなければいけないというのに……」

四本の牙の1人。ガビアルライカノイド。作戦指針は「研究者や有識者をライカノイドに変える」である。
ソローはアンガーとは別の意味でライカノイドの可能性を模索している。そのために必要なのは知識であり知能であると考え試行している。
賢者をライカノイドに変え、彼らと研究し、実験し、ライカノイドの未来を模索する。かつてライカンスロープに拉致されて死を覚悟した彼女は前向きに命がけで研鑽している。

そう、研鑽だ。彼女は自己の再改造を試み、新たな力を得ようとしている。水中を自在に泳ぎ回るガビアルとしての力など通過点に過ぎない。彼女はドラゴンになりたいのだ。
幻獣の力をもって変化するライカノイドの研究。魔法の力を自在に使いこなすライカノイドの研究。それらはすべて自己が究極の存在になるためのものだ。
決して自分が支配者になろうというのではない。ただ、彼女は知ってしまったのだ。村娘である自分がライカノイドになった時に感じた、強く生まれ変わるという至上の快楽を。
それをもう一度味わうために彼女は努力する。今の自分は滅ばなければならない。そして新しく生まれ変わらねばならない。それだけが彼女の生きる目的なのだ。

同時に「それ」だけが全ての彼女は「それ」を知らない者達を哀れんでいる。「それ」を知らなければ生きている意味なんてないのに。
だから彼女は自分の目的と組織の邪魔にならない限りは「それ」を伝えるべくライカノイドへの変化を祝福として価値ある人族に与えようとする。
彼女の思いは3本の牙達は当然、集められた賢者達にも伝わっているわけではない。それどころか、ライカノイドになった賢者達には彼女をただの実験動物にしか見ていない者も複数いる。
実際、再改造の実験として戦闘する回数は他の3本の牙に比べて段違いに多い。瀕死の重傷を負い、ガビアルの能力による生命力の高さでなんとか逃げ延びたという事も1度や2度ではない。

それでも彼女は至上の悦楽を知るために、必死の努力を繰り返す。いつか冒険者によってトドメを刺されるその日まで。

8名無しさん:2018/08/08(水) 23:11:07
『苦難を楽しむ獅子』ハッピーアース

「うむ、うむ。中々作戦が上手くいかないね。だが、それが楽しい。良い人生の秘訣は苦しい時こそ楽しむものさ」

四本の牙の1人。ライオンライカノイド。作戦指針は「社会的身分の高い者をライカノイドに変える」である。
それは組織の根を影響力の高い階層に張るという効果的ではあってもある意味で最もライカノイドの本分から遠い作戦指針を取っている。
彼は組織拡大と自分の地位の拡大を同一視している。ライカノイドへと変えた貴族の養子に入る事で爵位を得た彼は順調に組織拡大のための手を打っている。

身分の高い子女を火遊びに誘い、耄碌した老貴族に不老不死の力と嘯き、適正の高いものを見つけては社会的に追い詰めて配下に加えてライカノイドに変える。
無論、どれもそう簡単には成功しない難事だが、逆を言えば1度でも成功されてしまえば人族にとって多大な不利益となる。絶対に勢力を拡大させてはいけない脅威だ。

彼が仕掛けを企めば、どこかに必ずほころびは出る。それをかぎつけて対処するのが冒険者の仕事になるだろう。
また慎重なハッピーアースはあまり性急にライカノイドに変える事はしない。じっくり、それこそ数週間から数か月、ときには数年をかけて対象を篭絡する。
そういった「なりかけ」のライカノイドを倒してシールの悪影響を取り除くというのも、組織と戦うには必要な事の1つなのだ。

ハッピーアースは貴族としての地位を固めている。それこそ排除には相当な困難があるだろう。
証拠を集め、配下を排除し、その上で「身体能力最強のライカノイド」である暴力の化身と相対する。
おそらくその時こそ、フォークロア―四本の牙を折る最大の激戦となるだろう。



『大首領』フォークロア―

「爪」に宿った意思。「四本の牙」を操る上位存在。初めにこの道具をライカンスロープに与えた小神の分体。あるいは魔神。
まことしやかにささやかれるその正体は、謎に包まれている。ただ「四本の牙」が口々にささやくのみ。「全てはフォークロア―のために」と。



注釈
ある意味で正統派な敵対組織。とにかく悪性。人族社会の侵略を目指し多様な陰謀を巡らせる悪の組織。
しかし彼らと和解して善性組織として付き合ってもいいし、後援者になってもらってもいい。TRPGは自由だ。

ただし邪悪よりの組織としての性格上、フォークロア―はPCが積極的に期待する関係の方が望ましい。
リカントPCにとっては問答無用に敵対するだろうし、何かを奪われていたり誰かを守るためなどの因縁をつけやすい。
ジョイとアンガーはシンプルに悪党の悪だくみを打ち砕き、ソローは怪物として遺跡に配置できるし、ハッピーは貴族の依頼者とコネを作るのに向いている。

シンプルに「邪悪で巨大な敵を打ち倒す」と言うキャンペーンに組み込みやすいのがフォークロア―のコンセプトだ。

9名無しさん:2018/08/08(水) 23:12:05
『ダストボックス』

ダストボックスはドン・ダイアモンを中心とした魔神の組織である。その目的は「奈落」を広げる事にある。
そのためにドン・ダイアモンが生み出した「カレイドジュエル」と呼ばれる魔器を使ってシャロウアビスを作り、徐々に世界を侵食しようとする。

カレイドジュエルは誰かの心に反応してそれを核としてシャロウアビスを形成する。あるいは人、あるいは物、あるいは場所。
それらを元にした心象風景を奈落へと変え、そのイメージを吸収してカレイドジュエルは核を守る番人となって奈落を保持しようとする。
もちろん、カレイドジュエルを使って作られたシャロウアビスについてもオーロラの導きがある。あくまで核が人間の心であるだけで、通常の奈落と細かい違いは無いのだ。

ただしその性質上、ダストボックスが作る奈落は町中に突然発生しうる。放置すれば多くの被害が出てしまうだろう。
幸いにしてダストボックスの作る人為的なシャロウアビスは発生したてではそれほど強度の高い奈落にはなりえない。
極端な事を言えば、中で番人である怪物が暴れているだけの公園程度の取るに足らないシャロウアビスが生まれる事も多い。

そういった小さな奈落はブロンズ級アビスと呼称され、週に一度ほどの頻度で作成される。
基本的にダストボックスは魔神らしい雑さで「数うちゃ当たる」と適当にカレイドジュエルを使う。
そして、稀に大きな力を持ったシャロウアビスが作られる。ブロンズ級を超えるものは、シルバー、ゴールド、プラチナと区分けされる。
ブルライト地方には未攻略のゴールド級がいくつかあり、それらはダストボックスの拠点にもなっている。

プラチナ級はいまだに一例も観測されていないが、もしそれが複数作られるようなことがあれば広がった奈落から一気に魔神が噴き出すだろう。
上位魔神ドン・ダイアモンの目的はブルライト地方を奈落に沈める事であり、それは紛れもなく魔神による人間界の侵略と言う凶事なのである。
たとえ普段は「毎週末になると変なプチダンジョンを作って子供達を泣かせる程度の変な連中」に見えたとしても。



『光輝魔神』ドン・ダイアモン

「光を……もっと光を……人の心に満ち溢れる光を我に捧げよ……」

アルフレイム大陸征服を企む暗黒の魔神。奈落の奥底より現れ、ウォールガーディアン達の活躍によって打ち倒されて一時的に休眠している。
魔神達の世界にはない「輝き」を求め、奈落を広げる事で人間世界の輝きを吸収し、さらなる力を得ようとしている。

ドン・ダイアモンには前述の通りシャロウアビスを作りだす能力がある。ダイアモン自身の戦力はあくまで上位魔神に過ぎないが、その能力は唯一無二と言っていい。
ゆえに大陸全土において多額の懸賞金がかけられ、完全討伐することができればその名声は伝説の戦士として末永く語り継がれる事になるだろう。

10名無しさん:2018/08/08(水) 23:12:55
宇宙的恐怖』ク・リスタル・リスタル

「人よ、旧き魔神の話をしよう。人にとっては恐るべきもの、聞くだけで怖気走り震えだすもの。永遠に終わらない狂気の話をするとしよう」

人間の恐怖を喰って力にする上位魔神。普段はドン・ダイアモンのお世話役を自称し、休眠中のドンに奈落から吸収した「輝き」を届けている。
自身がドン・ダイアモンの傍を離れる事は滅多にないが、もし彼が出撃して奈落を作り出すのならそれは人間の恐怖にまつわるものになるだろう。
また眷属である魔神を使って遠隔的に奈落を作り出す事もある。大幹部ゆえに前線に出る事はないが、魔神らしからぬ勤勉さで配下を采配している。

また特殊な行動としては、「怪談」や「都市伝説」のようなものを作って語り、その架空の物語に対する人の感情を核として奈落に変える事ができる。
恐怖にこそ人間の輝きを求め、人間を研究しようとする執着心こそが彼の本質である。そして、人類世界にとっての最大の恐怖こそがドン・ダイアモンだと彼は考えている。

イカのようなタコのような軟体動物の形状をした魔神であり、その眷属には水棲生物の魔神が多い。
大陸各地の水中には彼の自ら手掛けたシャロウアビスがいくつも沈んでいると言われている。


『絶対的王者』キング・オブ・シディアン

「王者には王者に相応しい奈落ってもんがある。下僕ども! 俺好みの奈落ができたらさっさと教えろよ!」

岩でできた動物のような魔神種族シディアンの王。上位魔神であり、シディアン達を奈落の番人として派遣する。
元々はドン・ダイアモン同様に奈落から飛び出した魔神の1体であったが、守護者達に阻まれドン同様に休眠状態となっている。
彼にしてみればダストボックスの侵略は極めて迂遠であり、自身が万全であればすぐに飛び出して前線で指揮を執るのにと歯噛みしている。
そしてそのイライラを前線で奈落を作り出す配下魔神達にぶつけ、恐れられているパワハラ系中間管理職。
ク・リスタル・リスタルとは非常に仲が悪い。もっとも敵視しているのは彼だけで、ク・リスタル・リスタルの方は一切興味がない。

また、彼の特性として非常にリカントを敵視している事があげられる。理由はシディアンにリカントが似てるからだという。
時には組織としての採算を度外視し、リカント種への嫌がらせのために派兵する事もあり、度が過ぎるとク・リスタル・リスタルが流石に怒る。
そして全力でぶつかれば彼が唯一上位存在として認めるドン・ダイアモンの不興を買うのでギリギリの部分では引き下がる姑息な面がある。

ちなみにシディアン種としての彼には「コクヨウ」と言う固有名があり、自身がいつか必ず殺すと定めた対象にはこれを教えてから殺そうとする。
つまり「コクヨウ」と言う名を知らされた者は彼から付け狙われる事を意味する。なお、ク・リスタル・リスタルはこの名前を伝えられていない。

11名無しさん:2018/08/08(水) 23:13:50
『嘲弄する道化』ルビーク・キューブ

「さぁ、ゲームスタートだ! 実に心が躍るな!!」
「俺は取り返しのつかない事をしたんだ……ごめんなさい……! ごめんなさい……! ごめんなさい……!!」

シャロウアビス内部の構造をほんの少し変更できる程度の能力がある中位魔神。その性質は享楽的で、人の心を弄ぶ事を楽しんでいる。
元は魔界でそれなりに楽しくやっていたところを、3000年前の人間の都合で奈落より引っ張り出された事に憤り、人間を玩具にするのを自身の当然の権利と考えている。
シャロウアビスを作る時もゲーム性を優先し、攻略にやってくる冒険者とフェアなゲームを楽しもうと助言をしたり妨害をしたりどっちつかずの行動を取る。
そのため失敗も多く、上司から怒られたり配下であるさらに下位の魔神から侮られたりと中間管理職的な苦労も負っている。

ただし本人の望みはあくまでゲームを楽しむ事であり、魔神らしからぬ無邪気さがある。本人には人間への憎悪は存在しない。
よって改心の余地があり、人族と和解する事は可能である。もっとも、それを受け入れる余裕が人族にあるかどうかは別問題だが。

遊戯に関して含蓄が深く、様々な新しいゲームを考案しては一人で試している。魔神は他人と遊んだりはしないから。
たまに子供達に混ざっては自分の考えたゲームを披露して一緒に楽しむ姿が見られるという。



『戦乱の紋様』サファイア・エムブレム

「我は尋常なる戦いを望む。弱者は去れ、強者よ来たれ。そのために矮小なる人よ、奈落の礎となれ!」

シャロウアビスに強力な怪物を駒として配置できる能力を持つ中位魔神。また(強制的でも)同意させた対象を駒に変えて持ち運べる。
駒は封印した怪物の強さによって「ポーン」から「クイーン」まで存在し、普段は「キング」の駒にカレイドジュエルをいれて運搬している。
彼がシャロウアビスを作るのは自身の駒と強者を戦わせたいからであり、奈落を広げるという目的がおろそかになっては上司にいつも怒られている。
ゆくゆくはキング・オブ・シディアンをも駒にして最強のチームを作り、最大の奈落の中で人類最高の冒険者達と熱いバトルを繰り広げたい。それが彼の夢である。

体育会系で熱血気質の悪い面も多く前面に出ており、シャロウアビスを作っては元になった人間の思いを小ばかにするような言動をする。
あくまで一番凄いのは自身の夢であり、それ以外を見下している。しかしもしその価値観を変えることができれば魔神ながら人族と協調できるかもしれない。
強者が弱者を蹂躙するような一方的なパワーゲームを嫌い、もし蛮族が人族を侵略するような光景を目にすれば、勢いで加勢してくる事もある。

ルビークとはゲーム性の違いからよく衝突する。ルビークの目指すゲームはエンタメ性の高いゲームマスターとプレイヤーが駆け引きを楽しむようなもの。
対してサファイアの目指すゲームは自分自身もプレイヤーと認識してプレイヤー同士のより戦略的な暴力と知略のぶつかり合うものであるため、決して交わらない。
エメラルドールに「どう違うんですか?」とツッコまれていかに自分達のゲームが素晴らしいかを滔々と語るのが3人によく見られる風景である。

12名無しさん:2018/08/08(水) 23:14:35
『無垢なる傀儡』エメラルドール

「命令ですので失礼します。本日も定時で上がりたいので、できれば抵抗などはしないでいただけると大変助かります」

人間の想いに干渉し、シャロウアビスのテクスチャを変容させる能力を持つ中位魔神。この世に生まれたばかりという稀有な魔神。
他人を操る能力を持ちながら、自身も生みの親であるドン・ダイアモンに命令されるままに動く人形。外見はある程度採用するGMの任意だが、球体関節である事が望ましい。
生き物の強い想いに惹かれる性質があり、引き寄せられるままにより強大なシャロウアビスを作り出す結果に繋がっている。
ドン・ダイアモンに言われるままその強い想いをもとにシャロウアビスを作るが、特に命令が無ければその想いの流れをじっと観察し始めたりする。

感情の動きが無く、他人に何を言われようとも意に介さず命令であれば粛々と受け入れようとする。
しかし労働条件をしっかりと定めており、それに反する事はテコでもやらない。残業させたいならまず書面で命じろ。
感情は無いと言いつつ話を聞いていると労働と言うものを嫌悪し、休日は人間の想いを眺めて過ごしたいという強い意志が透けて見える。
ルビークやサファイアのようにゲーム性などと言うものを奈落と攻略者に求めないが、なんとなく労働基準に反しない限りで攻略者の手出すけをする節がある。

また人形の魔神ではあるが食欲が無いわけではなく、仕事上りはよく酒場でエールを飲みながら干したイカの足をかじっている。


注釈
シャロウアビスを作りだして冒険者がそれを攻略するためのギミック組織。言うなればシャロウアビスが大量につくられる理由付け。
そのため3人の敵幹部には和解条件が緩めに用意されており、キャンペーンの任意のタイミングで冒険者側につく事ができる。
保有する能力もそれぞれ味方になればシャロウアビスを有利に攻略できるためのギミックであり、序盤から味方にする事もできる。

反面、上位幹部は基本的にシンプルな敵役としてデザインされており、特にドン・ダイアモンなどは「退けるべき敵」以上のテクスチャが存在しない。
シャロウアビスをプリキュアやペルソナっぽくスタイリッシュに遊ぶための組織であり、魔神と言う存在であるため単純にあっさり倒して終わる事もできる。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板