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「松田聖子という奇跡を追って」 vol.22

616名無しの聖子ファン:2020/02/01(土) 12:29:13 ID:RD70IRTM0
● 本日、02月01日は、「Rock'n Rouge」 の発売記念日です。

● 「Rock'n Rouge」 松田聖子

作詞:松本隆 作曲:呉田軽穂(松任谷由実) 編曲:松任谷正隆 (1984年発表)

デビュー五年目を迎えた84年第一弾シングルは、
松田聖子本人が出演した『カネボウ・BIO口紅』のCMソング。
もし「春をテーマに曲を作りなさい」と言う課題があったなら、
この曲には、どの音楽教師も満点以上の評価点を付けてくれるであろう。

同一メロディの繰り返しに多様な和音をぶつけ、
色彩豊かな音色と表現を聞かせるAメロは、
アントニオ・カルロス・ジョビンなどが用いたプロの手法。

作曲した松任谷由実が松田聖子のラジオに出演した際、
松田聖子でヨーロピアン・ディスコをやってみたかったと述べているが、
転調を挟んだサビ部分から上昇して、上昇して、
頂点から更に昇華して行く「Dm7-G7-Cmaj7-Am7」というコード進行に、
むしろロック的な躍動とグルーヴを感じ、胸が高鳴る。

ゴージャスなブラスアレンジとタイトなリズム、
そこに松田聖子の華やかなボーカルが重なると、
一瞬で、花びら降り注ぐ、極上のポップスに仕上がってしまうから畏れ入る。
コーラスにさらっとハイ・ファイ・セットの山本潤子が参加しているのも贅沢だ。

横断歩道 白いストライプの上…

前作「瞳はダイアモンド」では、後ろを振り向くことなく、
道の向こう側、黒い雨雲を見上げ、小さく佇んでいた彼女がいた。
しかし、今作では、白と黒のラインが交互に並ぶ、白い線(YES)の上に立ち、
彼女は真っ直ぐに彼を見つめ、自身の鼓動に耳を傾けている。

色彩と情景を綴っただけのフレーズでありながら、
全ての想いと答を上手に詰め込んでしまうのが、松本隆・天才の手腕。
もし誰かを想い浮かべたとき、この曲が脳裏で響いていたなら、
多分、誰もがその気持ちに名前を付けることが出来るであろう。

尚、本曲のリリース時、
第二次ピークを迎えていた松田聖子の人気はとどまることを知らず、
シングル曲として大ヒットを飛ばしたのはもちろん、
プロジェクトのメインであった口紅も空前の大ヒット商品となった。
季節化粧品としての売上記録は未だ破られてはいない。


● 「ボン・ボヤージュ 」 松田聖子

作詞:松本隆 作曲:呉田軽穂(松任谷由実) 編曲:松任谷正隆 (1984年発表)

シングル「Rock'n Rouge」のB面(カップリング)曲。
こちらも例に漏れず人気が高い裏楽曲のひとつで、
恋人未満の彼と内緒の二人旅、山間を越え、その場所へと向かって汽車は進む。
車窓から眺める眩しい春景色と、緊張と不安と期待に揺れる女心。
心象風景と心理描写が螺旋のように重なり、一瞬の永遠が閉じ込められている。

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